JP6352680B2 - ガス絶縁開閉装置用容器、ガス絶縁開閉装置及びガス絶縁開閉装置用容器の製造方法 - Google Patents
ガス絶縁開閉装置用容器、ガス絶縁開閉装置及びガス絶縁開閉装置用容器の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6352680B2 JP6352680B2 JP2014110960A JP2014110960A JP6352680B2 JP 6352680 B2 JP6352680 B2 JP 6352680B2 JP 2014110960 A JP2014110960 A JP 2014110960A JP 2014110960 A JP2014110960 A JP 2014110960A JP 6352680 B2 JP6352680 B2 JP 6352680B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container body
- container
- end portion
- scattering
- outside
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
Description
(ガス絶縁開閉装置の構成)
まず、本実施形態のガス絶縁開閉装置の概略構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施形態のガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図であり、容器本体に、その破片の飛散を防止する飛散防止用部材が装着される前の状態を示している。
本実施形態のガス絶縁開閉装置用容器30は、鋳造により製作された容器本体31に加えて、容器本体31の破片が外側に飛散することを防止する飛散防止用部材50が設けられている。以下に、ガス絶縁開閉装置用容器30と、その飛散防止用部材50の詳細な構成について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、本実施形態のガス絶縁開閉装置用容器の縦断面図であり、飛散防止用部材が容器本体に装着された態様を示す図である。図3は、本実施形態のガス絶縁開閉装置用容器を構成する飛散防止用部材の部分断面図であり、飛散防止用部材に含まれる各層を説明する図である。
次に、本実施形態のガス絶縁開閉装置用容器30の製造方法について、図2〜図5を用いて説明する。図4は、本実施形態のガス絶縁開閉装置用容器を構成する飛散防止用部材の部分断面図であり、飛散防止用部材の端部の接合を説明する図である。図5は、本実施形態のガス絶縁開閉装置用容器のうち飛散防止用部材の端部周辺の外観図である。
まず、容器本体31を鋳造により製作する。容器本体31には、鋳造により、収容空間33が内側に形成される。砂型等の鋳型に金属を流し込み、冷却することにより、鋳物として容器本体31を得ることができる。なお、具体的な、鋳造手法については、従来の技術であるため、説明を省略する。
次に、図4に示すように、容器本体31の外側に、シート状の飛散防止用部材50を巻き付けて、その巻き付けの方向(以下、単に「巻き付け方向」と記して図に矢印Cで示す)の両側にある端部、すなわち第1端部61と、第2端部62とを重ね合わせる。
そして、飛散防止用部材50の第1端部61と第2端部62とを結合する。本実施形態においては、第1端部61と第2端部62とを熱硬化性樹脂により接着する。熱硬化性樹脂には、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂等を用いることができる。
第2実施形態のガス絶縁開閉装置用容器の構成について、図2、図3、図6及び図7を用いて説明する。図6は、本実施形態のガス絶縁開閉装置用容器を構成する飛散防止用部材の部分断面図であり、飛散防止用部材の端部の接合を説明する図である。図7は、本実施形態のガス絶縁開閉装置用容器のうち飛散防止用部材の端部周辺の外観図である。
上述した各実施形態において、飛散防止用部材50,52は、化学繊維層55に加えて、その内側に弾性層53を、外側に保護層57を有しているものとしたが、本発明に係る飛散防止用部材は、この態様に限定されるものではない。化学繊維を含んで構成された化学繊維層を、少なくとも一つ有していれば良い。例えば、弾性層53、化学繊維層55及び保護層57は、それぞれ、複数の層で構成されているものとしても良い。
10 固定主接触子(電気接点、主接触子、固定接触子)
12 排気冷却筒
14 主回路導体
15 固定アーク接触子(電気接点、アーク接触子、固定接触子)
17 径方向延伸導体
20 可動主接触子(電気接点、主接触子、可動接触子)
21 支持部材
22 絶縁ノズル部材
22a 先端部
23 ノズル通路
24 主回路導体
25 可動アーク接触子(電気接点、アーク接触子、可動接触子)
27 操作ロッド
27a 中空部
27c 中実部
28 パッファ機構
28a ピストン部材
28c シリンダ部材
29 パッファ室
30,30C ガス絶縁開閉装置用容器
31 容器本体
33 収容空間
50,50B,50C,50D,50E,52 飛散防止用部材
53 弾性層
55 化学繊維層
57 保護層
61,61C 第1端部
62,62C 第2端部
63,64 突出部
70 リベット(結合鋲)
71 頭部
73 胴部
81,82,83,84 フランジ
88 支持脚
Claims (10)
- 鋳造により製作されて、電気回路を構成する電気接点を収容可能な収容空間が内側に形成されている容器本体と、
当該容器本体の外側に設けられており、化学繊維を含む化学繊維層を有し、当該容器本体の破片が外側に飛散することを防止可能な飛散防止用部材と、
を備え、
当該飛散防止用部材は、
前記容器本体の外側に巻き付けられて、巻き付け方向の端部である第1端部と第2端部とを重ね合わせて結合することにより、前記容器本体に装着されており、
第1端部と第2端部には、前記容器本体の外側に巻き付けられた状態において、巻き付け方向に突出する突出部が、巻き付け方向に直交する方向である幅方向に、それぞれ複数配列されており、
第1端部及び第2端部のうち、一方の突出部が、他方の突出部の間に差し込まれた状態で、第1端部と第2端部が重ね合されている
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置用容器。 - 前記飛散防止用部材は、熱硬化性樹脂を加熱して硬化させることにより、第1端部と第
2端部が接着されている
ことを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置用容器。 - 鋳造により製作されて、電気回路を構成する電気接点を収容可能な収容空間が内側に形成されている容器本体と、
当該容器本体の外側に設けられており、化学繊維を含む化学繊維層を有し、当該容器本体の破片が外側に飛散することを防止可能な飛散防止用部材と、
を備え、
当該飛散防止用部材は、
前記容器本体の外側に巻き付けられて、巻き付け方向の端部である第1端部と第2端部とを重ね合わせて結合することにより、前記容器本体に装着されており、
第1端部及び第2端部を貫通して設けられており、第1端部と第2端部とを結合させる結合鋲を、
さらに備えることを特徴とするガス絶縁開閉装置用容器。 - 前記結合鋲は、
第1端部又は第2端部と、前記容器本体との間に配置されている頭部と、
第1端部及び第2端部を貫通して外側に延びている胴部と、
を有し、
当該胴部のうち第1端部又は第2端部から外側に突出している部分を塑性変形させることにより、第1端部と第2端部とを結合させる
ことを特徴とする請求項3に記載のガス絶縁開閉装置用容器。 - 鋳造により製作されて、電気回路を構成する電気接点を収容可能な収容空間が内側に形成されている容器本体と、
当該容器本体の外側に設けられており、化学繊維を含む化学繊維層を有し、当該容器本体の破片が外側に飛散することを防止可能な飛散防止用部材と、
を備え、
当該飛散防止用部材は、
前記容器本体の外側に巻き付けられて、巻き付け方向の端部である第1端部と第2端部とを重ね合わせて結合することにより、前記容器本体に装着されており、
前記飛散防止用部材は、
前記化学繊維層より内側に設けられており、エラストマーで構成されている弾性層を、さらに有する
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置用容器。 - 前記飛散防止用部材は、
前記化学繊維層より外側に設けられており、合成樹脂で構成されており、前記化学繊維を保護する保護層を、さらに有する
ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のガス絶縁開閉装置用容器。 - 電力系統の電気回路を構成する電気接点と、
電気接点を収容しており、且つ不活性ガスが充填されており、電気回路の開閉が行われる収容空間が、内側に形成されている容器本体と、
当該容器本体の外側に巻き付けられて設けられており、化学繊維を含む化学繊維層を有し、当該容器本体の破片が外側に飛散することを防止可能な飛散防止用部材と、
を備え、
当該飛散防止用部材は、
前記容器本体の外側に巻き付けられて、巻き付け方向の端部である第1端部と第2端部とを重ね合わせて結合することにより、前記容器本体に装着されており、
第1端部と第2端部には、前記容器本体の外側に巻き付けられた状態において、巻き付け方向に突出する突出部が、巻き付け方向に直交する方向である幅方向に、それぞれ複数配列されており、
第1端部及び第2端部のうち、一方の突出部が、他方の突出部の間に差し込まれた状態で、第1端部と第2端部が重ね合されている
ることを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 電力系統の電気回路を構成する電気接点と、
電気接点を収容しており、且つ不活性ガスが充填されており、電気回路の開閉が行われる収容空間が、内側に形成されている容器本体と、
当該容器本体の外側に巻き付けられて設けられており、化学繊維を含む化学繊維層を有し、当該容器本体の破片が外側に飛散することを防止可能な飛散防止用部材と、
を備え、
当該飛散防止用部材は、
前記容器本体の外側に巻き付けられて、巻き付け方向の端部である第1端部と第2端部とを重ね合わせて結合することにより、前記容器本体に装着されており、
第1端部及び第2端部を貫通して設けられており、第1端部と第2端部とを結合させる結合鋲を、
さらに備えることを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 電気回路を構成する電気接点を収容可能な収容空間が内側に形成された容器本体を、鋳造により製作する工程と、
化学繊維を含む化学繊維層を有し、当該容器本体の破片が外側に飛散することを防止可能な飛散防止用部材を、前記容器本体に巻き付けて当該飛散防止用部材の第1端部と第2端部とを重ね合わせる工程と、
熱硬化性樹脂を加熱して硬化させることにより、第1端部と第2端部とを結合させる工程と、
を含み、
前記飛散防止用部材の第1端部と第2端部には、前記容器本体の外側に巻き付けられた状態において、巻き付け方向に突出する突出部が、巻き付け方向に直交する方向である幅方向に、それぞれ複数配列されており、
前記重ね合わせる工程においては、前記飛散防止用部材の第1端部及び第2端部のうち、一方の突出部が、他方の突出部の間に差し込まれた状態で、第1端部と第2端部を重ね合せ、
前記結合させる工程においては、前記飛散防止用部材のうち第1端部の突出部及び第2端部の突出部を含む領域に熱硬化性樹脂を塗布し、当該熱硬化性樹脂を前記飛散防止用部材の外側から加熱して当該熱硬化性樹脂が硬化することにより第1端部と第2端部とを接着する
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置用容器の製造方法。 - 電気回路を構成する電気接点を収容可能な収容空間が内側に形成された容器本体を、鋳造により製作する工程と、
化学繊維を含む化学繊維層を有し、当該容器本体の破片が外側に飛散することを防止可能な飛散防止用部材を、結合鋲のうち頭部が当該飛散防止用部材と前記容器本体との間に配置され、胴部が第1端部及び第2端部を貫通するよう当該容器本体に巻き付けて当該飛散防止用部材の第1端部と第2端部とを重ね合わせる工程と、
前記胴部のうち前記飛散防止用部材より外側に突出している部分を塑性変形させることにより、第1端部と第2端部とを結合させる工程と、
を含むことを特徴とするガス絶縁開閉装置用容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014110960A JP6352680B2 (ja) | 2014-05-29 | 2014-05-29 | ガス絶縁開閉装置用容器、ガス絶縁開閉装置及びガス絶縁開閉装置用容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014110960A JP6352680B2 (ja) | 2014-05-29 | 2014-05-29 | ガス絶縁開閉装置用容器、ガス絶縁開閉装置及びガス絶縁開閉装置用容器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015226409A JP2015226409A (ja) | 2015-12-14 |
JP6352680B2 true JP6352680B2 (ja) | 2018-07-04 |
Family
ID=54842845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014110960A Active JP6352680B2 (ja) | 2014-05-29 | 2014-05-29 | ガス絶縁開閉装置用容器、ガス絶縁開閉装置及びガス絶縁開閉装置用容器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6352680B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06331032A (ja) * | 1993-05-19 | 1994-11-29 | Japan Steel Works Ltd:The | 圧力容器 |
JP3873529B2 (ja) * | 1999-06-24 | 2007-01-24 | 株式会社日立製作所 | ガス絶縁開閉装置 |
JP2008054399A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Toshiba Corp | ガス絶縁開閉装置及びその製造方法 |
JP2011142782A (ja) * | 2010-01-08 | 2011-07-21 | Toshiba Corp | ガス絶縁開閉装置およびその製造方法 |
JP2011255581A (ja) * | 2010-06-09 | 2011-12-22 | Toyota Motor Corp | タンクの製造方法 |
JP5864146B2 (ja) * | 2011-06-29 | 2016-02-17 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 高圧ガスタンク、及び高圧ガスタンクの製造方法 |
-
2014
- 2014-05-29 JP JP2014110960A patent/JP6352680B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015226409A (ja) | 2015-12-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6667370B2 (ja) | ガス遮断器 | |
JP6352680B2 (ja) | ガス絶縁開閉装置用容器、ガス絶縁開閉装置及びガス絶縁開閉装置用容器の製造方法 | |
KR101919125B1 (ko) | 고압 배전기의 가스절연 개폐장치 | |
KR101291789B1 (ko) | 가스절연개폐장치 | |
WO2012049730A1 (ja) | ガス遮断器 | |
KR101697580B1 (ko) | 진공 인터럽터 | |
JP2007035518A (ja) | ガス遮断器 | |
JP6130633B2 (ja) | 樹脂モールド真空バルブ | |
JP6830363B2 (ja) | ガス遮断器 | |
JP6914801B2 (ja) | ガス遮断器 | |
JP6564331B2 (ja) | ガス遮断器 | |
JP6719358B2 (ja) | ガス絶縁開閉装置用容器及びガス絶縁開閉装置 | |
EP3767763B1 (en) | Gas-insulated switching device | |
US6583375B2 (en) | Drive rod for a high-voltage circuit-breaker | |
CN108010807B (zh) | 衬套组件和有衬套组件的断路器和保护隔离器本体的方法 | |
KR20120034981A (ko) | 가스배출안내부를 적용한 가스절연차단기 | |
JP6901425B2 (ja) | ガス遮断器 | |
JP7077187B2 (ja) | 真空バルブ | |
KR200482657Y1 (ko) | 진공 인터럽터 | |
KR101011682B1 (ko) | 가스차단기 | |
JP6580853B2 (ja) | 圧力容器及び圧力容器の製造方法 | |
KR200457544Y1 (ko) | 가스절연 차단기 | |
KR200489518Y1 (ko) | 진공 인터럽터 | |
JP2021026840A (ja) | パッファ形ガス遮断器 | |
KR20140117927A (ko) | 가스절연차단기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171107 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171201 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20171201 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20171201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180508 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180607 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6352680 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |