JP6352225B2 - 空間像表示装置 - Google Patents

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本発明は、空間像を表示する空間像表示装置に関する。
スマートフォンやタブレット端末などの表示装置の表示面から出射された光を、表示面に対して傾斜して設けられたハーフミラーや透明板などの光学素子により反射することで、表示面に表示された表示像の虚像を空間に投影する空間像表示装置がある(例えば、非特許文献1参照)。このような空間像表示装置の中には、複数の光学素子により形成された複数の虚像を観察者から見て前後に重畳して表示することで立体感のある空間像を観察者に視認させる多面投影型の空間像表示装置がある。
また、特許文献1には、装置の両側から観察者に空間像を視認させる多面投影型の空間像表示装置が開示されている。
特開2006−135378号公報
「Palm Top Theater」、[online]、[平成27年6月8日検索]、インターネット<URL:http://www.palmtoptheater.com/ja/device.html>
図14は、特許文献1に開示されているような、装置の両側から観察者に空間像を視認させる多面投影型の空間像表示装置10の構成例を示す側面図である。図14に示す空間像表示装置10は、表示装置11の表示面の異なる表示領域に個別に表示された表示像それぞれの虚像を、表示面に対して略水平方向であって、空間像表示装置10の両側から観察する観察者1,2それぞれから見て前後に重畳して表示することで、観察者1,2それぞれに立体感のある空間像を視認させるものである。
図14に示す空間像表示装置10においては、表示装置11が、空間像表示装置10の筐体10aの一面(図14においては筐体10aの上面)に、表示面が筐体10a側を向くようにして(図14においては表示面を下向きにして)、設置される。筐体10aの表示装置11の設置面のうち、表示装置11の表示面に対応する領域には、表示面から出射された光が筐体10a内に入射するように、開口が設けられる。当該開口は、例えば、透明の部材で塞いだり、覆ったりしてもよい。なお、以下では、筐体10aの観察者1側の面から筐体10aの観察者2側の面に向かう方向(観察者1の観察方向)をX方向とする。この場合、観察者2の観察方向は−X方向となる。また、以下では、表示装置11の表示面の向く方向をY方向とする。
図14に示す空間像表示装置10は、光学素子12,13と、反射部材14,15とを備える。
光学素子12,13は、表示装置11の表示面に沿って、表示装置11の表示面から見て−X方向に略45°傾斜して設けられ、観察者1,2の観察方向に沿って順次配列されている。図14においては、観察者1から見て、手前側に光学素子13が設けられ、奥側に光学素子12が設けられている。光学素子12,13はそれぞれ、表示面の異なる表示領域に対応して設けられている。
光学素子12は、対応する表示領域から出射された光(出射光)の一部の光を透過するとともに、他の少なくとも一部の光を観察者1に向かう方向に反射する。また、光学素子12は、透過した光が後述する反射部材14により反射された光を観察者2に向かう方向に反射する。また、光学素子12は、他の光学素子(光学素子13)により観察者2に向かう方向に反射された光を透過する。
光学素子13は、対応する表示領域からの出射光の一部の光を透過するとともに、他の少なくとも一部の光を観察者1に向かう方向に反射する。また、光学素子13は、透過した光が後述する反射部材15により反射された光を観察者2に向かう方向に反射する。また、光学素子13は、他の光学素子(光学素子12)により観察者1に向かう方向に反射された光を透過する。光学素子12,13の具体例としては、ハーフミラー、透明板などがある。
反射部材14,15はそれぞれ、光学素子12,13に対応して設けられている。反射部材14は、表示装置11の表示面に対して略平行に設けられ、光学素子12を光学素子12に対応する表示領域と挟むように設けられている。つまり、光学素子12に対応する表示領域と、光学素子12と、反射部材14とが略直線上に設けられている。また、反射部材15は、表示装置11の表示面に対して略平行に設けられ、光学素子13を光学素子13に対応する表示領域と挟むように設けられている。つまり、光学素子13に対応する表示領域と、光学素子13と、反射部材15とが略直線上に設けられている。したがって、光学素子12に対応する表示領域から出射され、光学素子12を透過した光は、反射部材14に入射する。また、光学素子13に対応する表示領域から出射され、光学素子13を透過した光は、反射部材15に入射する。
反射部材14は、光学素子12を透過し、反射部材14に入射した光を光学素子12に向かって反射する。反射部材15は、光学素子13を透過し、反射部材15に入射した光を光学素子13に向かって反射する。反射部材14,15の具体例としては、入射光を全反射するフルミラーなどがある。
次に、空間像表示装置10による空間像の表示について図15を参照して説明する。まず、観察者1に対する空間像の表示について図15(a)を参照して説明する。なお、以下では、光学素子12,13のY方向の厚みをDとする。
図15(a)に示すように、光学素子12は、対応する表示領域からの出射光の一部の光を観察者1に向かう方向に反射する。この反射により、光学素子12に対応する表示領域に表示された表示像A1の虚像B1が、観察者1から見ると、光学素子12の奥側の端部12aの位置に形成される。
光学素子13は、対応する表示領域からの出射光の一部の光を観察者1に向かう方向に反射する。この反射により、光学素子13に対応する表示領域に表示された表示像A2の虚像B2が、観察者1から見ると、光学素子13の奥側の端部13aの位置に形成される。
上述したように、光学素子12,13は、観察者1,2の観察方向に沿って順次配列されている。また、光学素子13は、光学素子12により観察者1に向かう方向に反射された光を透過する。そのため、虚像B1と虚像B2とが観察者1から見て前後に重畳して表示され、観察者1は、立体感のある空間像を視認することができる。
次に、観察者2に対する空間像の表示について、図15(b)を参照して説明する。
図15(b)に示すように、光学素子12は、対応する表示領域からの出射光のうち、観察者1に向かう方向に反射した光以外の他の一部の光を透過し、反射部材14に入射する。これにより、光学素子12に対応する表示領域に表示された表示像A1の虚像B1’が、反射部材14からY方向にDだけ離れた位置に形成される。さらに、光学素子12は、透過した光が反射部材14により反射された光を観察者2に向かう方向に反射する。この反射により、虚像B1’の虚像B1が、観察者2から見て、光学素子12の奥側の端部12bから奥側(−X方向)にDだけ離れた位置に形成される。
光学素子13は、対応する表示領域からの出射光のうち、観察者1に向かう方向に反射した光以外の他の一部の光を透過し、反射部材15に入射する。これにより、光学素子13に対応する表示領域に表示された表示像A2の虚像B2’が、反射部材15からY方向にDだけ離れた位置に形成される。さらに、光学素子13は、透過した光が反射部材15により反射された光を観察者2に向かう方向に反射する。この反射により、虚像B2’の虚像B2が、観察者2から見て、光学素子13の奥側の端部13bから奥側(−X方向)にDだけ離れた位置に形成される。
上述したように、光学素子12,13は、観察者1,2の観察方向に沿って順次配列されている。また、光学素子12は、光学素子13により観察者2に向かう方向に反射された光を透過する。そのため、虚像B1と虚像B2とが観察者2から見て前後に重畳して表示され、観察者2は、立体感のある空間像を視認することができる。このように、空間像表示装置10により、空間像表示装置10の両側から観察する観察者1,2にそれぞれ、空間像を視認させることができる。
しかしながら、空間像表示装置10においては、図15(a)に示すように、観察者1から見ると、観察者2側からの外光3の影響により、視認される虚像が不鮮明となる。また、同様に、図15(b)に示すように、観察者2から見ると、観察者1側からの外光4の影響により、視認される虚像が不鮮明となる。このように、空間像表示装置10においては、観察者1,2が視認する虚像が不鮮明となるという問題がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決し、装置の異なる2面から虚像を視認させる場合に、より鮮明に虚像を観察者に視認させることができる空間像表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る空間像表示装置は、表示装置の表示面からの出射光を第1の方向と前記第1の方向とは異なる第2の方向とに反射して、前記表示面に表示された表示像の空間像を形成する光学素子を備え、前記光学素子により形成された空間像を、前記第1の方向および前記第2の方向それぞれから観察者に視認させる空間像表示装置であって、前記第1の方向から観察する観察者から見て前記光学素子よりも手前に設けられた第1の偏光板、および、前記第2の方向から観察する観察者から見て前記光学素子よりも手前に設けられ、前記第1の偏光板とは偏光状態の異なる光を透過する第2の偏光板を備える。
本発明に係る空間像表示装置によれば、装置の異なる2面から虚像を視認させる場合に、より鮮明な虚像を観察者に視認させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る空間像表示装置の構成例を示す図である。 図1に示す空間像表示装置における空間像の表示例を示す図である。 図1に示す空間像表示装置における空間像の他の表示例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る空間像表示装置の構成例を示す図である。 図4に示す空間像表示装置における空間像の表示例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る空間像表示装置の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る空間像表示装置の他の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る空間像表示装置の別の構成例を示す図である。 図8に示す空間像表示装置における虚像の形成について説明するための図である。 本発明に係る反射部材の他の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る空間像表示装置のさらに別の構成例を示す図である。 本発明に係る空間像表示装置の他の構成例を示す図である。 本発明に係る空間像表示装置の別の構成例を示す図である。 関連する空間像表示装置の構成例を示す図である。 図14に示す空間像表示装置の課題を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る空間像表示装置100の構成例を示す側面図である。図1に示す空間像表示装置100は、表示装置110の表示面の異なる表示領域に個別に表示された表示像それぞれの虚像を、表示面に対して略水平方向であって、空間像表示装置100の両側から観察する観察者1,2から見て前後に重畳して表示することで、観察者1,2に立体感のある空間像を視認させるものである。
図1に示す空間像表示装置100においては、表示装置110が、空間像表示装置100の筐体100aの一面(図1においては筐体100aの上面)に、表示面が筐体100a側を向くようにして(図1においては表示面を下向きにして)、設置される。筐体100aの表示装置110の設置面のうち、表示面に対応する領域には、表示面から出射された光が筐体100a内に入射するように、開口が設けられている。当該開口は、透明の部材で塞いだり、覆ったりしてもよい。なお、以下では、筐体100aの観察者1側の面から筐体100aの観察者2側の面に向かう方向(観察者1の観察方向)をX方向とする。この場合、観察者2の観察方向は、観察者1の観察方向とは反対の方向(−X方向)となる。また、以下では、表示装置110の表示面の向く方向をY方向とする。
表示装置110は、例えば、スマートフォン、タブレット端末などであるが、これらに限られるものではなく、より大きなサイズの表示面を有する表示装置であってもよい。また、表示装置110は、空間像表示装置100と一体的に設けられていてもよい。また、図1においては便宜上、表示装置110と筐体100aの上面とが所定の間隔を隔てて設けられているように示されているが、実際には、表示装置110と筐体100aの上面とは略密接している。
図1に示す空間像表示装置100は、光学素子120,130と、反射部材140,150と、偏光板160,170(第1の偏光板、第2の偏光板)とを備える。
光学素子120,130は、表示装置110の表示面に沿って、表示装置110の表示面から見て−X方向に略45°傾斜して設けられ、観察者1,2の観察方向に沿って順次配列されている。図1においては、観察者1から見て、手前側に光学素子130が設けられ、奥側に光学素子120が設けられている。光学素子120,130はそれぞれ、表示面の異なる表示領域に対応して設けられている。
光学素子120は、対応する表示領域からの出射光の一部の光を透過するとともに、他の少なくとも一部の光を観察者1に向かう方向(−X方向)に反射する。また、光学素子120は、透過した光が後述する反射部材140により反射された光を観察者2に向かう方向(X方向)に反射する。また、光学素子120は、他の光学素子(光学素子130)により観察者2に向かう方向に反射された光を透過する。
光学素子130は、対応する表示領域からの出射光の一部の光を透過するとともに、他の少なくとも一部の光を観察者1に向かう方向(−X方向)に反射する。また、光学素子130は、透過した光が後述する反射部材150により反射された光を観察者2に向かう方向(X方向)に反射する。また、光学素子130は、他の光学素子(光学素子120)により観察者1に向かう方向に反射された光を透過する。光学素子120,130の具体例としては、ハーフミラー、透明板などがある。
反射部材140,150はそれぞれ、光学素子120,130に対応して設けられている。反射部材140は、表示装置110の表示面に対して略平行に設けられ、光学素子120を光学素子120に対応する表示領域と挟むように設けられている。つまり、光学素子120に対応する表示領域と、光学素子120と、反射部材140とが略直線上に設けられている。また、反射部材150は、表示装置110の表示面に対して略平行に設けられ、光学素子130を光学素子130に対応する表示領域と挟むように設けられている。つまり、光学素子130に対応する表示領域と、光学素子130と、反射部材150とが略直線上に設けられている。したがって、光学素子120に対応する表示領域から出射され、光学素子120を透過した光は、反射部材140に入射する。また、光学素子130に対応する表示領域から出射され、光学素子130を透過した光は、反射部材150に入射する。
反射部材140は、光学素子120を透過し、反射部材140に入射した光を光学素子120に向かって反射する。反射部材150は、光学素子130を透過し、反射部材150に入射した光を光学素子130に向かって反射する。反射部材140,150の具体例としては、入射光を全反射するフルミラーなどがある。
偏光板160,170は、観察者1,2の観察方向から見て、複数の光学素子120,130を挟むように設けられている。すなわち、観察者1から見ると、最も手前側に偏光板160が設けられ、偏光板160の奥に光学素子130および光学素子120が設けられ、光学素子120の奥に偏光板170が設けられている。偏光板160は、特定の偏光状態の光を透過する。また、偏光板170は、偏光板160とは偏光状態の異なる光(例えば、位相が90°ずれた光)を透過する。
なお、偏光板160および偏光板170の透過光は、偏光状態が異なっていれば(例えば、位相が90°ずれていれば)よく、円偏光であるか、直線偏光であるかなどは問わない。また、偏光板160,170は、表示装置110の表示面(例えば、液晶ディスプレイ)と干渉を起こさないものとする。
次に、空間像表示装置100による空間像の表示について図2を参照して説明する。まず、観察者1に対する空間像の表示について図2(a)を参照して説明する。なお、以下では、光学素子120,130のY方向の厚みをDとする。
図2(a)に示すように、光学素子120は、対応する表示領域からの出射光の一部の光を観察者1に向かう方向に反射する。この反射により、光学素子120に対応する表示領域に表示された表示像A1の虚像B1が、観察者1から見て、光学素子120の奥側の端部120aの位置に形成される。
光学素子130は、対応する表示領域からの出射光の一部の光を観察者1に向かう方向に反射する。この反射により、光学素子130に対応する表示領域に表示された表示像A2の虚像B2が、観察者1から見て、光学素子130の奥側の端部130aの位置に形成される。
上述したように、光学素子120,130は、観察者1,2の観察方向に沿って順次配列されている。また、光学素子130は、光学素子120により観察者1に向かう方向に反射された光を透過する。そのため、虚像B1と虚像B2とが観察者1から見て前後に重畳して表示され、観察者1は、立体感のある空間像を視認することができる。
次に、観察者2に対する空間像の表示について図2(b)を参照して説明する。
図2(b)に示すように、光学素子120は、対応する表示領域からの出射光のうち、観察者1に向かう方向に反射した光以外の他の一部の光を透過し、反射部材140に入射する。これにより、表示像A1の虚像B1’が、反射部材140からY方向にDだけ離れた位置に形成される。さらに、光学素子120は、透過した光が反射部材140により反射された光を観察者2に向かう方向に反射する。この反射により、虚像B1’の虚像B1が、観察者2から見て、光学素子120の奥側の端部120bから奥側(−X方向)にDだけ離れた位置に形成される。
光学素子130は、対応する表示領域からの出射光のうち、観察者1に向かう方向に反射した光以外の他の一部の光を透過し、反射部材150に入射する。これにより、表示像A2の虚像B2’が、反射部材150からY方向にDだけ離れた位置に形成される。さらに、光学素子130は、透過した光が反射部材150により反射された光を観察者2に向かう方向に反射する。この反射により、虚像B2’の虚像B2が、観察者2から見て、光学素子130の奥側の端部130bから奥側(−X方向)にDだけ離れた位置に形成される。
上述したように、光学素子120,130は、観察者1,2の観察方向に沿って順次配列されている。また、光学素子120は、光学素子130により観察者2に向かう方向に反射された光を透過する。そのため、虚像B1と虚像B2とが観察者2から見て前後に重畳して表示され、観察者2は、立体感のある空間像を視認することができる。
本実施形態に係る空間像表示装置100においては、光学素子120,130を観察者1,2の観察方向に沿って挟むように偏光板160,170が設けられている。偏光板160と偏光板170とは、偏光状態の異なる光を透過する(例えば、透過する光の位相が90°ずれている)。したがって、一方の観察者側から入射し、他方の観察者側に向かう外光は、偏光板170および偏光板160を介することで遮断される。そのため、観察者1,2は、外光の影響を抑えた、より鮮明な虚像を視認することができる。
このように本実施形態によれば、空間像表示装置100は、表示装置110の表示面のそれぞれ異なる表示領域に対応して設けられ、対応する表示領域からの出射光をX方向と−X方向(第1の方向と第1の方向とは反対の第2の方向)とに反射することで、対応する表示領域に表示された表示像の虚像を形成する複数の光学素子(光学素子120,130)を備え、複数の光学素子それぞれにより形成された虚像を重畳した空間像を、X方向および−X方向それぞれから観察者1,2に視認させる。そして、複数の光学素子それぞれに対応して、対応する光学素子をその光学素子に対応する表示領域と挟むように反射部材140,150が設けられる。複数の光学素子はそれぞれ、対応する表示領域からの出射光の一部の光を対応する反射部材に透過し、他の一部の光および透過した光が対応する反射部材により反射された光のうち、一方の光をX方向に反射し、他方の光を−X方向に反射する。また、空間像表示装置100は、観察者1,2から見て複数の光学素子を挟むように設けられ、偏光状態の異なる光を透過する偏光板160,170を備える。
そのため、一方の観察者側から筐体100aに入射し、他方の観察者側に向かう外光は、偏光板160および偏光板170を介することで遮断される。したがって、空間像表示装置100の両側から虚像を観察する場合にも、外光の影響を抑えた、より鮮明な虚像を観察者1,2に視認させることができる。
なお、本実施形態においては、空間像表示装置100は、観察者1,2の観察方向に沿って配列され、同じ方向に傾斜する2つの光学素子(光学素子120,130)を備える例を用いて説明したがこれに限られるものではない。空間像表示装置100は、観察者1,2に観察方向に沿って配列され、同じ方向に傾斜する光学素子を3以上備え、各光学素子により形成された虚像を重畳して観察者1,2に視認させてもよい。また、本実施形態においては、光学素子120,130が表示装置110の表示面から見て−X方向に傾斜する例を用いて説明したが、これに限られるものではなく、光学素子120,130は、表示面から見てX方向に傾斜してもよい。
(第2の実施形態)
一般に、複数の虚像を重畳して空間像を視認させる場合、虚像間の距離を小さくすることで、より立体感のある空間像を視認させることができる。図1に示す空間像表示装置100においては、虚像B1と虚像B2との間の距離は、虚像B1,B2の高さ以下にはできないという制約があり、より立体感のある空間像を視認させることが難しい。以下では、上述した制約が生じる理由について、図3を参照して説明する。なお、図3においては、図1に示す空間像表示装置100において、観察者1に空間像を視認させる場合を例として説明する。この場合、観察者1に対する空間像の表示においては、反射部材140,150は直接関係しないため、図3においては、反射部材140,150については記載を省略する。また、図3においては、偏光板160,170についても記載を省略する。
虚像B1と虚像B2との間の距離を小さくするためには、図3に示すように、光学素子120と光学素子130との間の距離を小さくすることが考えられる。光学素子120と光学素子130との間の距離を小さくすることで、虚像B1と虚像B2との間の距離を小さくすることができる。しかしながら、光学素子120と光学素子130との間の距離を虚像B1の高さH以下に小さくすると、図3に示すように、表示像A1の表示領域の一部と光学素子130とが重なり、光学素子130により表示像A1の一部分の虚像B1’が形成されてしまう。その結果、空間像を適切に表示することができなくなる。したがって、第1の実施形態に係る空間像表示装置100においては、虚像B1と虚像B2との間の距離は、虚像B1,B2の高さH以下にはできず、より立体感のある空間像の表示が難しい。なお、図3においては、観察者1に空間像を視認させる場合を例として説明したが、観察者2に対して空間像を視認させる場合も同様である。
そこで、本実施形態においては、虚像間の距離をより小さくし、より立体感のある空間像を観察者1,2に視認させるための構成について説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る空間像表示装置100Aの構成例を示す側面図である。なお、図4において、図1と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図4に示す空間像表示装置100Aは、図1に示す空間像表示装置100と比較して、光学素子130を光学素子131に変更した点が異なる。
光学素子131は、表示装置110の表示面から見てX方向に略45°傾斜して設けられている。したがって、図1に示す空間像表示装置100は、同じ方向に傾斜する光学素子120と光学素子130とを備えるのに対し、本実施形態に係る空間像表示装置100Aは、X方向(−X方向)から見て手前側に設けられ、表示装置110の表示面から見てX方向(−X方向)に傾斜する第1の光学素子としての光学素子131(光学素子120)と、X方向(−X方向)から見て第1の光学素子よりも奥側に設けられ、表示面から見て−X方向(X方向)に傾斜する第2の光学素子としての光学素子120(光学素子131)とを備える。
光学素子131は、光学素子130と同様に、光学素子120により観察者1に向かう方向に反射された光を透過する。また、光学素子131は、光学素子130と同様に、対応する表示領域からの出射光の一部の光を透過し、他の一部の光を反射する。さらに、光学素子131は、透過した光が反射部材150により反射された光を反射する。ここで、光学素子131は、光学素子130とは反対側に傾斜して設けられている。そのため、光学素子131は、光学素子130と比較して、光を反射する方向が異なっている。具体的には、光学素子131は、対応する表示領域からの出射光の一部の光を観察者2に向かう方向に反射するとともに、観察者2に向かう方向に反射した光以外の他の一部の光を透過し、その透過した光が反射部材150により反射された光を観察者1に向かって反射する。
次に、空間像表示装置100Aによる空間像の表示について図5を参照して説明する。まず、観察者1に対する空間像の表示について図5(a)を参照して説明する。
図5(a)に示すように、光学素子120は、対応する表示領域からの出射光の一部の光を観察者1に向かう方向に反射する。この反射により、光学素子120に対応する表示領域に表示された表示像A1の虚像B1が、観察者1から見ると、光学素子120の奥側の端部120aの位置に形成される。
光学素子131は、対応する表示領域からの出射光の一部の光を透過し、反射部材150に入射する。これにより、光学素子131に対応する表示領域に表示された表示像A2の虚像B2’が、反射部材150からY方向にDだけ離れた位置に形成される。さらに、光学素子131は、透過した光が反射部材150により反射された光を観察者1に向かう方向に反射する。この反射により、虚像B2’の虚像B2が、観察者1から見て、光学素子131の奥側の端部131bから奥側(X方向)にDだけ離れた位置に形成される。
なお、本実施形態においては、虚像B1は表示領域からの出射光が光学素子120により1回反射されて形成されるため、表示像A1は、実際の表示対象像を左右に反転させたものとなる。また、虚像B2は表示領域からの出射光が反射部材150と光学素子131とで2回反射されて形成されるため、表示像A2は、実際の表示対象像を上下に反転させたものとなる。
光学素子120,131は、観察者1,2の観察方向に沿って順次配列されている。また、光学素子131は、光学素子120により観察者1に向かう方向に反射された光を透過する。そのため、虚像B1と虚像B2とが観察者1から見て前後に重畳して表示され、観察者1は、立体感のある空間像を視認することができる。
ここで、本実施形態に係る空間像表示装置100Aにおいては、観察者1から見て、虚像B1は、光学素子120の奥側の端部120aの位置に形成される。したがって、虚像B1が形成される位置は、第1の実施形態に係る空間像表示装置100と同じである。一方、虚像B2が形成される位置は、第1の実施形態に係る空間像表示装置100と比べて、Dだけ奥側(X方向)にシフトしている。したがって、本実施形態に係る空間像表示装置100Aにおいては、光学素子120と光学素子131との間の距離を調整(小さく)することで、第1の実施形態に係る空間像表示装置100と比べて、観察者1から見て、虚像B1と虚像B2との距離を小さくすることができる。そのため、より立体感のある空間像を視認させることができる。
次に、観察者2に対する空間像の表示について図5(b)を参照して説明する。
図5(b)に示すように、光学素子120は、対応する表示領域からの出射光のうち、観察者1に向かう方向に反射した光以外の他の一部の光を透過し、反射部材140に入射する。これにより、表示像A1の虚像B1’が、反射部材140からY方向にDだけ離れた位置に形成される。さらに、光学素子120は、透過した光が反射部材140により反射された光を観察者2に向かう方向に反射する。この反射により、虚像B1’の虚像B1が、観察者2から見て、光学素子120の奥側の端部120bから奥側(−X方向)にDだけ離れた位置に形成される。
光学素子131は、対応する表示領域からの出射光のうち、反射部材150に向けて透過した光以外の他の一部の光を観察者2に向かって反射する。この反射により、表示像A2の虚像B2が、観察者2から見ると、光学素子131の奥側の端部131aの位置に形成される。
上述したように、光学素子120,131は、観察者1,2の観察方向に順次配列されている。また、光学素子120は、光学素子131により観察者2に向かう方向に反射された光を透過する。そのため、虚像B1と虚像B2とが観察者1から見て前後に重畳して表示され、観察者2は、立体感のある空間像を視認することができる。
ここで、本実施形態に係る空間像表示装置100Aにおいては、観察者2から見て、虚像B2は、光学素子131の奥側の端部131aの位置に形成される。したがって、虚像B2が形成される位置は、第1の実施形態に係る空間像表示装置100と同じである。一方、虚像B1が形成される位置は、第1の実施形態に係る空間像表示装置100と比べて、Dだけ奥側(−X方向)にシフトしている。したがって、本実施形態に係る空間像表示装置100Aにおいては、光学素子120と光学素子131との間の距離を調整(小さく)することで、第1の実施形態に係る空間像表示装置100と比べて、観察者2から見て、虚像B1と虚像B2との距離を小さくすることができる。そのため、より立体感のある空間像を視認させることができる。
なお、図5から明らかなように、光学素子120と光学素子131との間の距離を小さくしても(光学素子120の端部120bと光学素子131の端部131bとを接触させても)、一方の光学素子と他方の光学素子に対応する表示領域とが重なることがないので、虚像B1と虚像B2とが干渉を起こすことがない。
このように、本実施形態によれば、空間像表示装置100Aは、X方向(−X方向)から見て手前側に設けられ、表示面から見てX方向(−X方向)に傾斜する第1の光学素子としての光学素子131(光学素子120)と、X方向(−X方向)から見て第1の光学素子よりも奥側に設けられ、表示面から見て−X方向(X方向)に傾斜する第2の光学素子としての光学素子120(光学素子131)とを備える。
そのため、異なる方向に傾斜した光学素子により形成される虚像間の距離を小さくし、より立体感のある空間像を観察者1,2に視認させることができる。
なお、本実施形態においては、光学素子120および光学素子131がそれぞれ、1つずつ設けられている場合を例として説明したが、これに限られるものではなく、空間像表示装置100Aは、光学素子120および光学素子131の少なくとも一方を複数備えていてもよい。図6は、複数の光学素子131を備える空間像表示装置100Aの構成例を示す側面図である。なお、図6において、図4と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図6に示す空間像表示装置100Aは、光学素子120と、複数の光学素子131(光学素子131−1,131−2)と、複数の反射部材150(反射部材150−1,150−2)とを備える。
光学素子131−1,131−2は、観察者1,2の観察方向に沿って、順次配列されている。図6においては、観察者1から見て、手前側に光学素子131−2が設けられ、奥側に光学素子131−1が設けられている。
反射部材150−1は、光学素子131−1に対応し、筐体100aの上面(表示装置110の表示面)からDだけ離れた位置に設けられている。また、反射部材150−2は、光学素子131−2に対応し、光学素子130−2のX方向奥側の端部131bからY方向にEだけ離れた位置に設けられている。
光学素子131−1,131−2はそれぞれ、対応する表示領域からの出射光の一部の光を観察者2に向かう方向に反射するとともに、観察者2に向かう方向に反射した光以外の他の一部の光を透過する。また、光学素子131−1,131−2はそれぞれ、その透過した光が対応する反射部材150−1,150−2により反射された光を観察者1に向かう方向に反射する。また、光学素子131−1は、光学素子120により観察者1に向かう方向に反射された光を透過し、光学素子131−2により観察者2に向かう方向に反射された光を透過する。また、光学素子131−2は、光学素子120および光学素子131−1により観察者1に向かう方向に反射された光を透過する。
図6に示すように、反射部材150−2の方が反射部材150−1よりも、対応する光学素子からY方向に離れて設けられている。そのため、光学素子131−1と光学素子131−2とを比較すると、光学素子131−2が対応する表示領域からの入射光を観察者1に向かって反射するまでの光路長の方が、光学素子131−1が対応する表示領域からの入射光を観察者1に向かって反射するまでの光路長よりも長い。このように、図6に示す空間像表示装置100Aにおいては、観察者1から見て手前側の光学素子131ほど、対応する表示領域からの入射光を透過した後、透過した光の反射部材150による反射光を反射するまでの光路長が長くなるように、各光学素子131に対応する反射部材150が設けられている。
次に、図6に示す空間像表示装置100Aによる空間像の表示について説明する。まず、観察者1に対する空間像の表示について説明する。
光学素子120は、対応する表示領域からの出射光の一部の光を観察者1に向かう方向に反射する。この反射により、光学素子120に対応する表示領域に表示された表示像の虚像が、観察者1から見て、光学素子120奥側の端部120aの位置に形成される。
光学素子131−1は、対応する表示領域からの出射光の一部の光を透過し、反射部材150−1に入射する。これにより、光学素子131−1に対応する表示領域に表示された表示像の虚像が、反射部材150−1からY方向にDだけ離れた位置に形成される。さらに、光学素子131−1は、透過した光が反射部材150−1により反射された光を観察者1に向かう方向に反射する。この反射により、反射部材150−1により形成された虚像の虚像が、観察者1から見て、光学素子131−1の奥側の端部131bから奥側(X方向)にDだけ離れた位置に形成される。
光学素子131−2は、対応する表示領域からの出射光の一部の光を透過し、反射部材150−2に入射する。これにより、光学素子131−2に対応する表示領域に表示された表示像の虚像が、反射部材150−2からY方向にD+Eだけ離れた位置に形成される。さらに、光学素子131−2は、透過した光が反射部材150−2により反射された光を観察者1に向かう方向に反射する。この反射により、反射部材150−2により形成された虚像の虚像が、観察者1から見て、光学素子131−2の奥側の端部131bから奥側(X方向)にD+Eだけ離れた位置に形成される。
光学素子131−1は、光学素子120により観察者1に向かう方向に反射された光を透過する。また、光学素子131−2は、光学素子120および光学素子131−1により観察者1に向かう方向に反射された光を透過する。そのため、光学素子120、131−1,131−2それぞれに対応する表示領域に表示された表示像の虚像が、観察者1から見ると前後に重畳して表示される。
ここで、図6に示す空間像表示装置100Aにおいては、観察者1から見て手前側の光学素子131ほど、対応する表示領域からの入射光を観察者1に向かう方向に反射するまでの光路長が長くなるように、各光学素子131に対応する反射部材150が設けられている。そのため、観察者1から見て手前側の光学素子131による虚像ほど、奥側(X方向)に大きくシフトして形成されるので、任意の枚数の虚像を重畳しつつ、各虚像間の距離が小さい、より立体感のある空間像を観察者1に視認させることができる。
次に、図6に示す空間像表示装置100Aによる観察者2に対する空間像の表示について説明する。
光学素子120は、対応する表示領域からの出射光の一部の光(観察者1に向かう方向に反射した光以外の光)を透過し、反射部材140に入射する。これにより、光学素子120に対応する表示領域に表示された表示像の虚像が、反射部材140からY方向にDだけ離れた位置に形成される。さらに、光学素子120は、透過した光が反射部材140により反射された光を観察者2に向かう方向に反射する。この反射により、反射部材140により形成された虚像の虚像が、観察者2から見て、光学素子120の奥側の端部120bから奥側(−X方向)にDだけ離れた位置に形成される。
光学素子131−1は、対応する表示領域からの出射光の一部の光(反射部材150−1に向かって透過した光以外の光)を観察者2に向かう方向に反射する。この反射により、光学素子131−1に対応する表示領域に表示された表示像の虚像が、観察者2から見て、光学素子131−1の奥側の端部131aの位置に形成される。
光学素子131−2は、対応する表示領域からの出射光の一部の光(反射部材150−2に向かって透過した光以外の光)を観察者2に向かう方向に反射する。この反射により、光学素子131−2に対応する表示領域に表示された表示像の虚像が、観察者2から見て、光学素子132−1の奥側の端部131aの位置に形成される。
光学素子131−1は、光学素子131−2により観察者2に向かう方向に反射された光を透過する。また、光学素子120は、光学素子131−1および光学素子131−2より観察者2に向かう方向に反射された光を透過する。そのため、光学素子120、131−1,131−2それぞれに対応する表示領域に表示された表示像の虚像が、観察者1から見ると前後に重畳して表示される。
ここで、光学素子120による虚像は、観察者2から見て、奥側(−X方向)にシフトして形成される。そのため、例えば、各光学素子を同じ方向に傾斜させた場合と比べて、光学素子120による虚像と光学素子131−1による虚像との間の距離、また、光学素子120による虚像と光学素子131−2による虚像との間の距離を小さくすることができる。そのため、任意の枚数の虚像を重畳しつつ、各虚像間の距離が小さい、より立体感のある空間像を観察者2に視認させることができる。
なお、図6においては、光学素子120は1つである例を用いて説明したが、光学素子120も複数設けられてもよい。この場合、各光学素子120に対応する反射部材140は、観察者2から見て手前側の光学素子120ほど、対応する表示領域からの入射光を観察者2に向かう方向に反射するまでの光路長が長くなるように設けられていることが好ましい。こうすることで、各光学素子120により形成される虚像間の距離が小さい、より立体感の空間像を観察者2に視認させることができる。
また、図6に示す空間像表示装置100Aにおいては、観察者1から見て手前側の光学素子131に対応する反射部材150ほど、対応する光学素子131からのY方向の距離が大きくなるよう設けられている。この場合、Y方向の空間像表示装置100Aのサイズが増大する。そこで、Y方向の装置サイズの増大を抑制した空間像表示装置100Aの構成例を図7に示す。
図7に示す空間像表示装置100Aは、図6に示す空間像表示装置100Aと比較して、反射部材150−2を反射部材151に変更した点が異なる。反射部材151は、ミラー152,153を備える。
ミラー152は、光学素子131−2と略平行になるように設けられている。観察者1から見て、光学素子131−1の奥側の端部131bとミラー152の手前側の端部152aとのY方向の位置は略同じである。
ミラー153は、ミラー152よりも観察者1から見て奥側に、表示装置110の表示面に対して略垂直に設けられている。
ミラー152は、光学素子131−2を透過した光をミラー153に向けて反射する。ミラー153は、ミラー152の反射光をミラー152に向けて反射する。ミラー152は、ミラー153の反射光を光学素子131−2に反射する。したがって、反射部材151は、反射部材150と同様に、光学素子131を透過した光を光学素子131に向かって反射する。
ミラー152のY方向の厚みをE1とし、ミラー152のX方向奥側の端部152bとミラー153との間の距離をE2とすると、光学素子131−2に対応する表示領域に表示された表示像の虚像が、観察者1から見ると、光学素子131−2の奥側の端部131bからD+E1+E2だけ奥側の位置に形成される。したがって、E1,E2の値を調整することで、図6に示す空間像表示装置100Aと同様に、光学素子131−2による虚像を、観察者1から見て、光学素子131−2の奥側の端部131bから奥側にD+Eだけシフトした位置に形成することができる。
ここで、図7に示す空間像表示装置100Aにおいては、光学素子131−2を透過した光を反射部材151において複数回反射して光学素子131−2に出射することで、光学素子131−2が対応する表示領域からの入射光を観察者1に向かって反射するまでの光路長として一定の長さを確保している。そのため、光学素子131と反射部材151との間にY方向に大きな間隔を設けなくても、光学素子131−2が対応する表示領域からの入射光を観察者1に向かって反射するまでの光路長として一定の長さを確保できるので、Y方向の装置サイズの増大を抑制することができる。
なお、反射部材151の構成は図7に示す構成に限られるものではない。表示領域から出射され、対応する光学素子131を透過した光を複数回反射させた後、光学素子131に出射することができれば、反射部材151は、任意の構成とすることができる。また、第1の実施形態における反射部材140、150として反射部材151を用いてもよいし、第2の実施形態における反射部材140として反射部材151を用いてもよい。
また、本実施形態においては、光学素子131は、表示面に対して略45°傾いており、反射部材150は、表示面に対して略平行に設けられている例を用いて説明したが、これに限られるものではない。
例えば、図8に示す空間像表示装置100Bのように、光学素子131と反射部材150とが成す角度が略45°であり、かつ、光学素子131と表示面とが成す角度が0より大きく90°未満であれば、光学素子131が観察者1から見て前後に傾いていても、観察者1から見てX方向に傾きの無い虚像を形成することができる。以下では、その理由について図9を参照して説明する。
図9は、図8に示す空間像表示装置100Bにおける光学素子131および光学素子131に対応する構成を拡大した図である。図9において、光学素子131と反射部材150との接点を点Bとする。また、表示装置110の表示面から下ろした垂線L1と筐体100aの下面との交点を点Eとする。また、垂線L1と反射部材150との交点を点Dとする。表示装置110の表示面から下ろした垂線は、表示装置110の表示面から出射された光に相当する。表示装置110の表示面から出射された光が点Dにおいて反射された光に相当する直線L2と筐体100aの下面との交点を点Aとする。また、直線L2と光学素子131との交点を点Cとする。また、点Dを通り、反射部材150と直交する垂線L3と筐体100aの下面との交点を点Fとする。また、∠ACB=∠aとし、∠CBE=∠bとし、∠DAF=∠cとし、∠BDE=∠dとし、∠DBE=xとする。
この場合、∠EDF=∠90°−∠EFDである。ここで、三角形DFBにおいて、∠EFD=90°−xであるので、∠EDF=xとなる。入射角と反射角とは等しいので、∠EDF=∠FDA=xである。
また、∠DBC=45°であるので、
∠b=45°−x ・・・式(1)
となる。また、三角形DEBにおいて、∠DEB=90°より、
∠d=90°−x ・・・式(2)
である。
また、三角形ABCにおいて、外角∠cは内角の和に等しいので、
∠c=∠a+∠b・・・式(3)
である。また、三角形DABにおいて内角の和が180°であるので、
∠c=180°−(2x+d)−x=180−3x−d
=180°―3x−(90°―x)=90°−2x ・・・式(4)
である。
式(3)=式(4)より、∠a=90°−2x−∠b=45°−x=∠bとなり、∠a=∠b=45°−xとなる。
したがって、点Dにおいて反射された光は、光学素子131と成す角度が45°−xで点Cに入射する。反射角と出射角度とは等しいので、光学素子130により反射された光と、光学素子131とが成す角度は45°−x=∠a=∠bとなる。したがって、点Cで反射された光は、一点鎖線で示す筐体100aの下面と平行な方向に出射されるので、傾きの無い虚像を形成することができる。
なお、光学素子131および反射部材150の両方を傾ける代わりに、図10に示すような、傾斜をつけた微小ミラー154を配列させたミラー板を反射部材150として用い、反射部材150と表示装置110の表示面とは平行なまま、光学素子131だけを45°から前後に傾けるようにしてもよい。図10に示す反射部材150においては、垂直方向からの入射光が、微小ミラー154により所定角度だけ傾いて反射される。したがって、微小ミラー154の斜面の傾きを調整することで、傾きの無い虚像を形成することができる。図10に示す反射部材150を用いる場合、反射部材150(微小ミラー154)による反射光と光学素子131とが成す角度は45°以上である必要がある。
また、図11に示すように、反射部材150は表示装置110の表示面と平行なまま、光学素子131だけを45°から前後に傾けるようにしてもよい。光学素子131だけを45°から傾けると、光学素子131と表示面とが成す角度が45°からずれた分だけ、光学素子131により形成される虚像B1も、観察者1から見て前後に傾く。この場合、表示面と成す角度が45°である場合からずれた角度に応じて、表示装置110で表示する表示像に対して、虚像B1の傾きを補償するような補正(例えば、台形補正)を行うことで、傾きの無い虚像B1を形成することができる。この場合も、光学素子131と表示面とが成す角度が0より大きく90°未満である必要がある。
光学素子131や反射部材150を傾けることにより、装置サイズの増大の抑制を図ることができる。
なお、これまでは、光学素子131や反射部材150がX方向において前後に傾斜する例を説明したが、これに限られるものではなく、光学素子130、光学素子120あるいは反射部材140がX方向において前後に傾斜してもよい。
また、上述した実施形態においては、空間像表示装置(空間像表示装置100、100A、100B)は、複数の光学素子(光学素子120および光学素子130(光学素子131)を備える例を用いて説明したが、これに限られるものではなく、光学素子は1つだけ備えていてもよい。図12は、1つの光学素子を備える空間像表示装置100Cの構成を図である。
図12に示す空間像表示装置100Cは、図1に示す空間像表示装置100と比較して、光学素子130および反射部材150を削除した点が異なる。図12に示す空間像表示装置100Cにおいても、表示領域の出射光の一部の光は光学素子120により観察者1に向かって反射されることで、観察者1は空間像を視認することができる。また、表示領域の出射光の他の一部の光は光学素子120を透過し、反射部材140により反射される。そして、その反射光が光学素子120により観察者2に向かって反射されることで、観察者1は空間像を視認することができる。
このように、1つの光学素子120および光学素子120に対応する反射部材140を備える空間像表示装置100Cによっても、空間像表示装置100Cの両側から観察者1,2に空間像を視認させることができる。なお、図12においては、空間像表示装置100Cは、空間像を形成するための光学素子として、光学素子120を備える例を用いて説明したが、これに限られるものではなく、空間像を形成するための光学素子として、光学素子130や光学素子131を備えていてもよい。
また、上述した実施形態においては、空間像表示装置(空間像表示装置100、100A、100B)は、装置の両側から観察者1,2にそれぞれ空間像を視認させる例を用いて説明したが、これに限られるものではなく、装置の隣り合う2面から観察者1,2にそれぞれ空間像を視認させるようにしてもよい。図13は、隣り合う2面から観察者1,2にそれぞれ空間像を視認させる空間像表示装置100Dの構成を図であり、図13(a)は空間像表示装置100Dの斜視図であり、図13(b)は空間像表示装置100Dの上面図である。
空間像表示装置100Dにおいては、図13(a)に示すように、表示装置110が空間像表示装置100Dの下面に、表示面が上方向を向くようにして設けられている。そして、空間像表示装置100Dは、表示面からの出射光を、観察者1に向かう方向と、観察者1に向かう方向とは90°異なる観察者2に向かう方向とに反射する光学素子132を備える。なお、光学素子132は、例えば、三角錐状の反射板などで構成される。
光学素子132により、表示面からの出射光が、空間像表示装置100Dのある一面から観察する観察者1に向かう方向と、空間像表示装置100Dの、観察者1が観察する面と隣接する面から観察する観察者2に向かう方向とに反射されることで、表示面の表示上像の空間像を、観察者1,2にそれぞれ視認させることができる。
そして、空間像表示装置100Dにおいては、図13(b)に示すように、観察者1が観察する面に偏光板160が設けられ、観察者2が監査する面に偏光板170が設けられている。すなわち、観察者1から見ると光学素子132の手前に偏光板160が設けられ、観察者2から見ると光学素子132の手前に偏光板170が設けられている。上述したように、偏光板160と偏光板170とは透過する光の偏光状態が異なる。
そのため、観察者2が観察する面側から入射し、光学素子132により観察者1に向かう方向に反射された外光は、光板160および偏光板170を介することで遮断される。同様に、観察者1が観察する面側から入射し、光学素子132により観察者2に向かう方向に反射された外光は、光板160および偏光板170を介することで遮断される。そのため、図13に示す空間像表示装置100Dによれば、隣り合う2面から観察者1,2にそれぞれ空間像を視認させる場合にも、より鮮明に空間像を視認させることができる。
本発明を図面および実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形または修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形または修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
100,100A,110B,100C,100D 空間像表示装置
110 表示装置
120,130,131,131−1,131−2,132 光学素子
140,150,150−1,150−2,151 反射部材
152,153 ミラー
154 微小ミラー
160,170 偏光板

Claims (7)

  1. 表示装置の表示面からの出射光を第1の方向と前記第1の方向とは異なる第2の方向とに反射して、前記表示面に表示された表示像の空間像を形成する光学素子を備え、前記光学素子により形成された空間像を、前記第1の方向および前記第2の方向それぞれから観察者に視認させる空間像表示装置であって、
    前記第1の方向から観察する観察者から見て前記光学素子よりも手前に設けられた第1の偏光板、および、前記第2の方向から観察する観察者から見て前記光学素子よりも手前に設けられ、前記第1の偏光板とは偏光状態の異なる光を透過する第2の偏光板を備え、
    前記光学素子に対応して、前記光学素子を前記表示面と挟むように設けられた反射部材をさらに備え、
    前記第2の方向は、前記第1の方向とは反対の方向であり、
    前記光学素子は、前記表示面からの出射光の一部の光を透過し、前記表示面からの出射光の他の一部の光および前記透過した光が前記反射部材により反射された光のうち、一方の光を前記第1の方向に反射し、他方の光を前記第2の方向に反射し、
    前記光学素子が複数設けられ、
    前記複数の光学素子はそれぞれ、前記表示面のそれぞれ異なる表示領域に対応して設けられており、
    前記複数の光学素子それぞれに対応して前記反射部材が設けられ、
    前記複数の光学素子は、前記第1の方向から見て手前側に設けられ、前記表示面から見て前記第1の方向に傾斜する第1の光学素子と、前記第1の方向から見て前記第1の光学素子よりも奥側に設けられ、前記表示面から見て前記第2の方向に傾斜する第2の光学素子とからなり、
    前記第1の光学素子および前記第2の光学素子の少なくとも一方が複数設けられ、
    前記第1の光学素子が複数設けられている場合、前記複数の第1の光学素子それぞれに対応する反射部材は、前記第1の方向から見て手前側の第1の光学素子ほど、前記対応する表示領域からの入射光を透過した後、該透過した光の前記反射部材による反射光を反射するまでの光路長が長くなるように設けられ、
    前記第2の光学素子が複数設けられている場合、前記複数の第2の光学素子それぞれに対応する反射部材は、前記第1の方向から見て奥側の第2の光学素子ほど、前記対応する表示領域からの入射光を透過した後、該透過した光の前記反射部材による反射光を反射するまでの光路長が長くなるように設けられていることを特徴とする空間像表示装置。
  2. 表示装置の表示面からの出射光を第1の方向と前記第1の方向とは異なる第2の方向とに反射して、前記表示面に表示された表示像の空間像を形成する光学素子を備え、前記光学素子により形成された空間像を、前記第1の方向および前記第2の方向それぞれから観察者に視認させる空間像表示装置であって、
    前記第1の方向から観察する観察者から見て前記光学素子よりも手前に設けられた第1の偏光板、および、前記第2の方向から観察する観察者から見て前記光学素子よりも手前に設けられ、前記第1の偏光板とは偏光状態の異なる光を透過する第2の偏光板を備え、
    前記光学素子に対応して、前記光学素子を前記表示面と挟むように設けられた反射部材をさらに備え、
    前記第2の方向は、前記第1の方向とは反対の方向であり、
    前記光学素子は、前記表示面からの出射光の一部の光を透過し、前記表示面からの出射光の他の一部の光および前記透過した光が前記反射部材により反射された光のうち、一方の光を前記第1の方向に反射し、他方の光を前記第2の方向に反射し、
    前記反射部材と該反射部材に対応する光学素子とが成す角度は略45°であり、前記光学素子と前記表示面とが成す角度は、0°より大きく90°未満であることを特徴とする空間像表示装置。
  3. 表示装置の表示面からの出射光を第1の方向と前記第1の方向とは異なる第2の方向とに反射して、前記表示面に表示された表示像の空間像を形成する光学素子を備え、前記光学素子により形成された空間像を、前記第1の方向および前記第2の方向それぞれから観察者に視認させる空間像表示装置であって、
    前記第1の方向から観察する観察者から見て前記光学素子よりも手前に設けられた第1の偏光板、および、前記第2の方向から観察する観察者から見て前記光学素子よりも手前に設けられ、前記第1の偏光板とは偏光状態の異なる光を透過する第2の偏光板を備え、
    前記光学素子に対応して、前記光学素子を前記表示面と挟むように設けられた反射部材をさらに備え、
    前記第2の方向は、前記第1の方向とは反対の方向であり、
    前記光学素子は、前記表示面からの出射光の一部の光を透過し、前記表示面からの出射光の他の一部の光および前記透過した光が前記反射部材により反射された光のうち、一方の光を前記第1の方向に反射し、他方の光を前記第2の方向に反射し、
    前記反射部材は前記表示面に対して略平行に設けられ、前記反射部材と該反射部材に対応する光学素子とが成す角度は45°から所定角度だけずれ、前記光学素子と前記表示面とが成す角度は、0°より大きく90°未満であり、
    前記所定角度に応じて前記表示面の表示像の補正が行われることを特徴とする空間像表示装置。
  4. 請求項2または3に記載の空間像表示装置において、
    前記光学素子が複数設けられ、
    前記複数の光学素子はそれぞれ、前記表示面のそれぞれ異なる表示領域に対応して設けられており、
    前記複数の光学素子それぞれに対応して前記反射部材が設けられていることを特徴とする空間像表示装置。
  5. 請求項記載の空間像表示装置において、
    前記複数の光学素子は、前記第1の方向から見て手前側に設けられ、前記表示面から見て前記第1の方向に傾斜する第1の光学素子と、前記第1の方向から見て前記第1の光学素子よりも奥側に設けられ、前記表示面から見て前記第2の方向に傾斜する第2の光学素子とからなることを特徴とする空間像表示装置。
  6. 請求項記載の空間像表示装置において、
    前記第1の光学素子および前記第2の光学素子の少なくとも一方が複数設けられ、
    前記第1の光学素子が複数設けられている場合、前記複数の第1の光学素子それぞれに対応する反射部材は、前記第1の方向から見て手前側の第1の光学素子ほど、前記対応する表示領域からの入射光を透過した後、該透過した光の前記反射部材による反射光を反射するまでの光路長が長くなるように設けられ、
    前記第2の光学素子が複数設けられている場合、前記複数の第2の光学素子それぞれに対応する反射部材は、前記第1の方向から見て奥側の第2の光学素子ほど、前記対応する表示領域からの入射光を透過した後、該透過した光の前記反射部材による反射光を反射するまでの光路長が長くなるように設けられていることを特徴とする空間像表示装置。
  7. 請求項に記載の空間像表示装置において、
    前記反射部材は、前記対応する光学素子を透過した光を複数回反射して、前記対応する光学素子に出射することを特徴とする空間像表示装置。
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