JP2006317708A - 空中浮遊映像投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安価なフレネルレンズ又は凹面鏡を使用した光学系において、投影映像の干渉縞や色収差の発生を軽減し、投影映像の視野角の増大を図ると共にゴーストイメージを消却した完全な正立映像ができる空中浮遊映像投影装置を提供する。
【解決手段】 ケーシングを上部室R1と下部室R2に区分し、下部室R2にディスプレイ画像又は実物等の投影対象8、18を配置し、上部室R1と下部室R2の境界に第1フレネルレンズ10を設け、上部室R1内の中央部に斜め45°にビームスプリッタ11を設け、上部室R1の正面開口2とはビームスプリッタ11に対して反対側の背面に表面反射鏡13を、前記を表面開口2の内側に第2フレネルレンズ12をその外側に円偏光フィルム14及び反射防止フィルム15をそれぞれ設ける。このようにすれば、浮遊立体映像の遠近感が増すと共にゴーストイメージのない正立映像が得られる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スクリーンを用いることなくディスプレイ画像又は実物等の投影対象の映像を空間に投射して裸眼で空中に浮遊して見える立体映像を投影する投影装置に関する。
一般に空中浮遊映像投影装置は、スクリーン無しに空中に浮遊して見える映像を作り出し、その映像は観察者の視覚に立体感を与える。しかしながら従来装置ではディスプレイ画面等の平面画像の投影については著しく立体感に欠ける。充分に立体感を与えるためには得られる投影映像の周辺部に充分な動的視差を与えることが必要であり、このためには投影対象の面積に対して約3倍以上の面積をもつ口径のレンズや反射鏡を使用した投影光学系が必要となる。
例えば、図19に示す米国特許第5552934号の空中浮遊映像投影装置MXは、投影光学系に視野角を拡大する単体の凹面鏡を用いたものであり、ケーシング100内の片側に凹面反射鏡101を有し、その中央部に45°の角度でビームスプリッタ102が設けられケーシング100の下側から入射する画像光束103がビームスプリッタ102でスプリットされて凹面鏡で反射してビームスプリッタ102を通過して点P1に収束するようになっている。
また、図20に示す米国特許第5944403号の空中浮遊映像投影装置MYは投影光学系にフレネルレンズと反射光とを組合わせて視野角を拡大したものであり、ケーシング100の左右に凹面反射鏡101とフレネルレンズ104を対向せしめ、その中央に45°の角度でビームスプリッタ102が配置されている。
米国特許第5552934号 米国特許第5944403号
これらの従来の空中浮遊映像投影装置においては、口径の増大に伴い製作コストが飛躍的に増大するレンズに変えて凹面反射鏡を用いているが、凹面反射鏡においては非球面化が必要なので、その加工にコストがかかるばかりでなく、装置外部からの外光の浸入を防止する手段を講じていないのでフレネルレンズの使用により投影映像に干渉縞やゴーストイメージが発生する。
本件発明は、フレネル光学系の特有な問題として生じる投影映像への干渉縞(モアレ縞)の発生が、同材質、同ピッチ幅(刻み幅)の複数個のフレネルレンズ又はフレネル凹面鏡を一定の条件を満たす間隔で設置し、入射光線の屈折と外光による乱反射を防止した投影光学系を使用することにより著しく軽減できると共に、投影映像の遠近感が増進されることと投影映像の視野角が拡大され、且つ投影に必要な物理的光学距離も大幅に短縮されることの発見に起因する。
更に、本発明は発明者の各種の実験を通じて、フレネル光学系を通過する画像光束を平行光に近接して保つこと、及び外光の影響を遮断することにより干渉縞の解消又はその大幅の改善ができることの発見及び間隔が常に双方の焦点距離の和の半分に保たれた2枚のレンズを使用することにより、レンズに特有の色収差の発生をも大幅に軽減できることの発見にも起因する。
そこで、本発明の第1の空中浮遊映像投影装置は、ケーシング内に設けたディスプレイ画像及び実物等の投影対象と、この投影対象から発せられた画像光束を収斂する少なくとも1枚のフレネルレンズと、このフレネルレンズを通過した画像光束がケーシング外に出る正面開口部均衡に配せられた円偏光フィルム及び反射防止フィルムとから構成した。
前記フレネルレンズは2枚からなり、前記2枚のフレネルレンズは、ケーシング内の上部室と下部室の境界に水平に配置した第1フレネルレンズと、ケーシングの正面開口部に垂直に配した第2フレネルレンズとからなり、前記第1、第2フレネルレンズの画像光束路上に傾斜して配置されたビームスプリッタと、前記ビームスプリッタに対して前記第2フレネルレンズと反対側の背面のケーシング内に垂直に設けられた反射鏡とを備えるようにしてもよい。この場合に、前記第1フレネルレンズの中心点と、この点を通る光線がビームスプリッタと交わる交点の距離及び前記交点を通って前記第2フレネルレンズに入射する点との距離は、それぞれ前記第1.第2フレネルレンズの焦点距離の和の半分であることが好ましい。
更にまた、前記ケーシングは上部室と下部室に区分され、前記下部室には、実物を支持する回転テーブル上に固定された実物が配置され、この実物は下部室に配置された高強度光源から発せられた光が照射され、実物からの反射光が画像光束として前記第1フレネルレンズに入射するようにしてもよい。
更にまた、前記上部室の天板には、実物の背景表示をするためのディスプレイが取り付けられ、このディスプレイ画面と前記第2フレネルレンズとの前記ビームスプリッタを介する光学距離が前記第2フレネルレンズの焦点距離に等しくして平行光がケーシング外にでるようにしてもよい。
更にまた、前記ケーシング内の背面側にディスプレイを設け、前記ケーシングの前面の前面開口内側に水平方向に所定間隔を配して2枚のフレネルレンズが設けられ、前記前面開口外側に円偏光フィルム及び反射防止フィルムが設けられているようにしてもよい。
更に、また、前記ケーシングは上部室と下部室に区分され、前記下部室に投影対象が配置され、前記上部室と下部室の境界にフレネルレンズが配設され、前記上部室内には、前記フレネルレンズの画像光束をケーシングの前面開口部に反射させて向けるための反射鏡が設けられ、前記前面開口部の内側には微小間隔を配した2枚のフレネルレンズからなる複合フレネルレンズが設けられ、前記前面開口部の外側には円偏光フィルム及び防止フィルムが設けられているようにしてもよい。
更にまた、前記ケーシングは上部室と下部室に区分され、前記下部室に投影対象が配置され、前記上部室には、斜めにビームスプリッタが設けられ、このビームスプリッタに対して前記ケーシングの前面開口の反対側の背面にフレネル反射鏡が、前記前面開口近傍には、フレネルレンズ、円偏光フィルム及び反射防止フィルムがそれぞれ設けられているようにしてもよい。
更にまた、前記ケーシングは上部室と下部室に区分され、前記下部室に投影対象が配置され、前記上部室と下部室との境界にフレネルレンズが取り付けられ、前記上部室内には斜めにビームスプリッタが配せられ、このビームスプリッタに対して前記ケーシングの前面開口の反対側の背面にフレネル反射鏡が、前記前面開口近傍には、円偏光フィルム及び反射防止フィルムが取り付けられているようにしてもよい。
更にまた、前記ケーシングは上部室と下部室に区分され、前記下部室に投影対象が設置され、前記上部室内に斜めにビームスプリッタが配置され、このビームスプリッタに対して前記ケーシングの正面開口の反対側の背面に表面反射鏡とこれと微小な間隔を有するフレネルレンズとの組合わせ体が配置され、前記正面開口には円偏光フィルムと反射防止フィルムが設けられているようにしてもよい。この場合、前記組合わせ体のフレネルレンズの前面に電圧を印加すると光の透過度が変化する調光ガラスを設置してもよい。
更にまた、前記ケーシングは上部室と下部室に区分され、前記上部室と下部室の境界にフレネルレンズを設けるとともに上部室内には斜めにビームスプリッタが設けられ、上部室の前面と背面に前面開口部と背面開口部にフレネルレンズと、円偏光フィルムと反射防止フィルムとの組合わせたものがそれぞれ設けられ、前記上部室の天板に表面反射鏡が取り付けられていてもよい。
本発明の第2の空中浮遊映像投影装置は、ケーシングと、このケーシングの上部室と下部室の境界に設けられ上部室の天板に取り付けられた投影機からの投影画像を写し出す半透明スクリーンと、前記ケーシングの下部室内に斜めに設けられたビームスプリッタと前記下部室の底部に配置された曲率を変化できる凹面伸縮境と、前記下部室の正面開口部に取り付けられた円偏光フィルムとから構成される。この場合、前記凹面伸縮境は、円筒形の容器と、この容器のフランジに対応する円形枠と、その周囲がフランジと円形枠とで挟持され容器の開口部に閉塞するアルミニウムの皮膜をコーティングしたポリエステルフィルムと前記容器に取り付けられ容器内の空気量を調整する空気弁とから構成されてもよい。
安価なフレンネルレンズ又は伸縮鏡を使用したコンパクトな投影光学系を用いて、投影映像の干渉縞や色収差の発生を軽減すると共に投影映像の視野角の増大を図り、且つ外光の装置内への進入による影響を全く受けないために、ゴーストイメージの発生がない完全な立体映像の投影ができる。
図1は、本発明に係る空中浮遊映像投影装置M1を示し、この空中浮遊映像投影装置M1は角筒状のケーシング1を有し、このケーシング1は上部室R1と下部室R2に区分され、下部室R2の底部には、ディスプレイ8が設置され、このディスプレイ8から視野角αで画像光束9が投射される。前記ケーシング1内の上部室R1と下部室R2との境界にはフレネルレンズ10が水平に設置され、このフレネルレンズ10の上方にはビームスプリッタ11が45°傾斜して設けられ、このビームスプリッタ11の左側のケーシング1の側面上には、表面反射鏡13が垂直に設けられている。前記ビームスプリッタ11の右側のケーシング1の側壁には開口部2が設けられ、この開口部2の内側にはフレネルレンズ12が設置され、前記開口部2の外側には円偏光フィルム14が設けられ、更にその円偏光フィルム14の右側には、これと並列に反射防止フィルム15が設けられている。
前記フレネルレンズ10の中心点Cと、この中心点Cを通る光線がビームスプリッタ11と交わる交点bとの距離bc、及び前記交点bと前記フレネルレンズ12の中心点aとの距離abの和がそれぞれ両フレネルレンズ10、12の焦点距離の和の二分の一又は四分の一になるように各部材が位置決めされている。
水平に設置されたフレネルレンズ10の面から、その焦点距離だけ離れて設置されたディスプレイ8から出た画像光束9は、フレネルレンズ10により平行光線に変換され、一部の透過光を除きビームスプリッタ11で反射し、方向を変えて光路に垂直に設置された反射鏡に向かう。平行光束は、表面反射鏡13で反射し、再びビームスプリッタ11を透過した画像光束9は装置の開口部に光路に垂直に設置されたフレネルレンズ12に入射して収斂を受け、装置の開口部から円偏光フィルム14及び反射防止フィルム15を透過して装置外部の空間位置P3に視野角βで結像する。このように、2つのフレネルレンズ10、12を設ければ投影対象の遠近感が増進されて画像の飛出効果が誇張される。
フレネルレンズ10の焦点距離がフレネルレンズ12のそれよりも長ければ、投影対象の視野角αはより大きな視野角βをもつ投影像に変換される。
図2においては、円偏光フィルム14と反射防止フィルム15の機能を示すものであり、反射防止フィルム15は開口部2を通して入射した外光の一部がフレネルレンズ12で反射してレンズ12のゴーストイメージ16を発生することを阻止し、また円偏光フィルム14は反射防止フィルム15をも通過して装置内部に進入した外光を右、又は左周りの単一偏光として透過させ、進入した外光が装置の投影光学系であるフレネルレンズ10の表面で反射し、反転して左、又は右回りの偏光として再び装置外部に出てフレネルレンズ10のゴーストイメージ17を発生するのを防ぐ機能を果たす。
図3、4は図1のディスプレイ8の代わりに、投影対象が実物18である場合の空中浮遊映像投影装置M2を示し、この空中浮遊映像投影装置M2においては、ケーシング1が上部室R1、下部室R2に隔壁24とこれに支持されたフレネルレンズ10により区分され、上部室R1の構造は図1の上部構造と同一であり、下部室R2の底部には、電動回転テーブル32が設けられ、この電動回転テーブル32上には、実物18が固定され、この実物18はその斜め上方に設けられたハロゲンランプ等の高輝度光源20から発せられた光が左右上下方向に可変調整機構を有するミラー21によって反射されたスポット光22によって照明される。また、下部室R2の表面側壁には開閉蓋33が設けられこの開閉蓋33を用いて各種作業が行なわれる。実物18で反射した画像光束23は上部室R1に向かい、隔壁24の開口部を通過しフレネルレンズ10によって収斂され、水平面に45°の角度で設置されたビームスプリッタ11によって反射し、方向を変えて上部室R1の後部に光路と垂直に設置されている反射鏡13に向かう。
この反射鏡13で反射した画像光束23は、再びビームスプリッタ11を通過して上部室R1の開口部2の直前に光路と垂直に設置されたフレネルレンズ12によって更に収斂され、開口部を経て円偏光フィルム14及び反射フィルム15を通過した後に、装置外部の空間の一点P7に結像して実物18の正立の実像19を形成する。
図3、4の実施態様では、焦点距離60cmのフレネルレンズ10及び12を60cmの光学距離を保つように設置して、フレネルレンズ12の前面から大略60cm離れた装置外部の空間点P7に実物18とほぼ等倍の、視野角65°に亘る正立の完全な立体映像19が得られる(この場合のフレネルレンズ10と実物18との間隔は大略60cm前後である。)。
なお、フレネルレンズ10と実物18の間隔を遠ざけると、フレネルレンズ12面からの実像19の位置P7はフレネルレンズ12面に近づき、実像19は縮小するが視野角は増大する。
図5は、実物18の背景表示ができる空中浮遊映像投影装置M3を示し、この立体画像装置の上部室R1の天板部には背景表示用のディスプレイ34が取付けられている。前記ディスプレイ34はディスプレイ画面とフレネルレンズ12面との光学距離ab,及びbc(aはディスプレイ画面の光軸上の位置点、bは点aからの光線がビームスプリッタ11に入射する点、点cは点bを通った光線がフレネルレンズ12に入射する点である。)の和がフレネルレンズ12の焦点距離に等しくなるようにして水平に設置され、ディスプレイ画面から出た画像光束35は背景光として常にフレネルレンズ12による収斂を受けない平行光として装置外部に出て行く。
図6、図7、図8、図9は、図3の上部室R1に用いた投影光学系の変形例を示したものである。
図6は、フレネルレンズ10で収斂された画像光束23が45°の角度で傾斜している表面反射鏡36で反射されて方向を変えて、微小な間隔を保って前記前記正面開口部2の内側に設置されたフレネルレンズ37及び38の複合フレネルレンズによって収斂されて、装置外部の点P7に結像する投影光学系を示したものである。
図7は、図3のフレネルレンズ10を使用しない代わりに表面反射鏡13をフレネル凹面鏡39に置き換えたものであり、ビームスプリッタ11で反射した画像光束23はフレネル凹面鏡39で反射して収斂され、ビームスプリッタ11を通過した後に再びフレネルレンズ12で収斂されて装置外部の点P7に結像する投影光学系を示したものである。
図8は、図7の変形で、フレネルレンズ12を使用しない代わりにフレネルレンズ10を用いた投影光学系を示したものである。
図9は、単体のフレネルレンズと表面反射鏡を対にして凹面鏡と同等の機能を持たせた投影光学系を示したものであり、ビームスプリッタ11で反射した画像光束23は表面反射鏡27の前面に微小の適当な間隔で設置されたフレネルレンズ40(鏡とレンズの組合せ体)を通過して収斂を受け、表面反射鏡27で反射された後に再びフレネルレンズ40を通過して収斂され、ビームスプリッタ11を通過した後に装置外部の点P7に結像する。
図9のフレネルレンズ40の干渉縞の発生はフレネルレンズ40と表面反射鏡27の間隔を適当に調整することで軽減できる。
図10はフレネルレンズ40の前面に電圧を印加すると光の透過度が変化する調光ガラス41を付加して、空中浮遊映像の有無の切り替えが出来る投影光学系を持つ装置例を示したものである。すなわち、装置の下部室R2の底部の固定用湾曲壁44の中央部分に設置されたディスプレイ43から出た画像光束23はビームスプリッタ11で反射されてフレネルレンズ40の前面に設置された調光ガラス41に向かう。
図11は、調光ガラス41面に電圧を印加して光が透過できる状態を示したものであり、画像光束23は調光ガラス面41を通過してフレネルレンズ40及び表面反射鏡27によって反復して収斂を受けた後に、再び調光ガラス面41を通過して図9と同様に装置の外部の点P7に結像する。
図12は調光ガラス面に電圧が印加されない不透明な状態を示したものであり、画像光束23は調光ガラス面41で反射されて平行光42として、ビームスプリッタ26を通過して装置の外部に出て行く。このように調光ガラス面41への電圧の印加を制御することでディスプレイの画像を2Dから3D表示へと自由に切り替えられるから、現行の視差方式による3D表示への長時間の観察に起因する眼精疲労が理由で普及が遅れている、ゲームや視聴覚機器等の分野での3D表示に特に有効である。
図13は図3の上部室R1の正面開口部2と対象の背面位置に新たな背面開口部69を設けて同時に対象の2個の投影を可能にした装置の例である。すなわち、画像光束23はフレネルレンズ10によって収斂された後に、図3のビームスプリッタ11とは反対方向に45°傾斜して設けられたビームスプリッタ46を介して反射光束49と透過光束
50に分離される。
反射光束49はフレネルレンズ12によって再度、収斂を加えられた後に開口部2を通して装置外部の空間点P8に結像する。
一方の透過光束50は上部容器R1の天板に設置された表面反射鏡47での反射によって進路を変え、再度ビームスプリッタ46で反射された後にフレネルレンズ48によって再び収斂を加えられ、次いで、開口部69を通過して装置外部の空間点P9に結像する。装置の正面開口部2及び背面開口部69の外部には反射防止フィルム15及び円偏光フィルム14がそれぞれ設けられ、これらは、各開口部からの外部光線の入射を防止し、又は入射した外部光がフレネルレンズ10、フレネルレンズ48及びフレネルレンズ12の表面で反射して起こすゴーストイメージの発生を防止して投影像の視認性を高める機能を果たす。
次に、凹面反射鏡を利用した他の実施例について説明する。凹面反射鏡が従来の投影光学系での画像光束の収斂手段として利用される大きな理由に、レンズ系では不可避である色収差の発生がないことがある。凹面反射鏡を用いた投影光学系を使用する従来の装置では、その光学特性から必然的にビームスプリッタの使用が要求されるが、一方ではこの使用が装置内での光学系の占める容積比率を高める要因となって装置自体のコンパクト化を阻害する。
しかしながら、ビームスプリッタを使用する従来装置の最大の弱点は、画像光束のビームスプリッタでの反射及びビームスプリッタを通過することによる画像光束の強度の減衰である。このため、ビームスプリッタを使用する従来装置の投影像の輝度は、元の画像光束の持つ輝度の約25%程度にまで減衰した先鋭度に欠けたものになる。
本発明の投影光学系では必ずしも上記の原因となるビームスプリッタの使用を必要としないので、元の画像光束の輝度に近い極めて先鋭な投影象が得られる特徴がある。
この一例を図14に示す。図14において、ビームスプリッタを必要としない空中浮遊映像投影装置M4、ケーシング71の正面に開口部70を有し、背面にディスプレイが設けられ、ケーシング71の正面開口部70を挟んで内部には適当な距離を保って2枚のフレネルレンズ52及びフレネルレンズ53が、また外部には円偏光フィルム30と反射防止フィルム31が設置されている。また、ディスプレイ51とフレネルレンズ53の間隔は、ほぼフレネル53の焦点距離に等しくなるようにして設置されている。
前記ディスプレイ51から出た画像光束23はフレネルレンズ53とフレネルレンズ52で収斂を重ねた後に正面開口部70を通して投影され、容器外部の空間点P10に結像する。
また、図14の装置ではフレネルレンズ53に口径比(F/N)の小さいもの又はマイクロアレイレンズを使用すれば、装置の奥行きを大幅に短縮することができる。
図14の装置では40cm×30cmの画面サイズでフレネルレンズ53に焦点距離25cm、フレネルレンズ52に焦点距離30cmを使用して正面開口部70から大略35cm離れた空間に正立の実像が形成される。
なお、ディスプレイ51の画面にマイクロアレイレンズのフィルムを装着して簡単に画像光束を空間に結像させる投影方式がある。
しかし、この投影方式では装置から充分な空間距離を持つ映像を結像させることが困難であると共に、本発明の投影光学系の特質である投影映像全般が球面状に分布して結像する性質を用いて観察者の両眼に映像の立体化に必要な充分な動的視差を与えることが出来ないので、得られる映像は図14の装置の投影像とは異なり、平坦で著しく立体感の欠けたものになる。
なお、本発明の背景は投影光学系に市販の安価なフレネルレンズを使用して装置全般のコストを軽減することにあるが、投影映像の大型化への要求に従って投影光学系も大型化せざるを得なく、フレネル光学部品を利用した大型投影装置にも限界が生じる。
図15乃至図18に、この限界を簡単に打破することができる伸縮鏡を利用した投影装置の例を示す。
図15〜図17に示す伸縮鏡Tにおいて、鍔の付いた円筒形の容器55のフランジと円形の枠56の間に容器の開口部を閉塞し、アルミニウムの皮膜をコーティングした適当な厚みのポリエステルフィルム54が挟持され、これらがボルト58とナット59で固定される。前記容器55には、空気弁57が設けられ、空気弁57から適量の空気60を抜くとフィルム54の面が凹面状になる。容器55の空気60の排出量を調整することによって、任意の曲率半径を持つ凹面鏡としての伸縮鏡が簡単に得られる。
また、伸縮鏡の曲率を一定に保つ必要があれば、フィルム54の裏面に適当な樹脂(例えばアクリル系樹脂)を塗布することで固定することもできる。このような伸縮鏡は容器55や枠56のサイズを変えるだけで、いかなる口径サイズのものでも極めて簡単に、且つ経済的に作成することができる。
図18に伸縮鏡を用いた、施設や展示会又は各種のシュミレータ用の超大型の空中浮遊映像投影装置M5の一例を示す。
装置M5は上部室R1と下部室R2に開口部を設けた隔壁73によって分けられている。上部室R1の天板には投影機61が設置されており、隔壁73の開口部の前面に設置された半透明スクリーン62上に投影対象64の映像を投影する。下部室R2には円偏光フィルム67を装着した正面開口部72が設けてあり、また正面開口部72の下部室R2内には水平面に対して大略45°の傾斜を保つようにしてビームスプリッタ65が設置されている。
また、下部室R2の底部には凹面伸縮鏡Tがフィルム面54を上向きにして、且つスクリーン62との距離をほぼ伸縮鏡のフィルム面54の曲率半径に等しくなるようにして設置されている。
上部室R1の天板に設置された投影機61により半透明スクリーン62上に投影された
対象64の画像光束63は下部室R2に向かい、ビームスプリッタ65を通過して伸縮鏡のフィルム面で反射して収斂され、再びビームスプリッタ65で反射した後に正面開口部72を経て、円偏光フィルム67を通過して装置外部の空間の一点P11に投影対象の正立実像66を結像する。点P11の位置は伸縮鏡野フィルム面54の曲率を変えることで簡単に調整できる。
特に、口径が1mを越える大型の投影光学系に凹面伸縮鏡Tを用いれば、従来のガラスやプラステック、又は金属製の光学部品を使用した同規模の投影光学系に比べて、そのコストを格段に軽減することができる。
また、伸縮鏡は図7、図8の投影光学系でのフレネル凹面鏡にも使用できることは無論だが、反射光学系の代表例である反射望遠鏡の主鏡にも共通して使用することができる。
装置の高価格が問題で普及が遅れている国内の立体表示市場に、フレネルレンズ、又は伸縮鏡を使用した廉価な装置を提供して国内の立体表示市場の普及に貢献できると共に本発明での空中浮遊映像は広告、宣伝、及び娯楽分野に新しい表示手段を提供することができる。
フレネルレンズを使用した投影光学系の原理図である。 円偏光フィルムと反射防止フィルムの機能の説明図である。 投影対象の実物投影装置の構成図である。 図3の装置の斜視図である。 背景表示用にディスプレイを用いた実物投影装置の構成図である。 3枚のフレネルレンズを用いた投影光学系の構成図である。 フレネル凹面鏡とフレネルレンズを用いた投影光学系の構成図である。 図7の投影光学系の変形例である。 単体のフレネルレンズを使用した投影光学系の構成図である。 調光ガラスを用いた投影装置の構成図である。 調光ガラスが透明時の画像光束の進路を示す説明図である。 調光ガラスが不透明時の画像光束の進路を示す説明図である。 複数投影が可能な投影光学系を示す説明図である。 ビームスプリッタを使用しない投影装置の説明図である。 伸縮鏡の組立図である。 伸縮鏡の断面図である。 伸縮鏡の斜視図である。 伸縮鏡を用いた大型装置の構成図である。 従来の投影光学系の構成図である。 従来の投影光学系の構成図である。
符号の説明
1…ケーシング
2…(ケーシングの)開口部
8…ディスプレイ
9…画像光束
10…フレネルレンズ
11…ビームスプリッタ
12…フレネルレンズ
13…表面反射鏡
14…円偏光フィルム
15…反射防止フィルム
16…フレネルレンズ(10)のゴーストイメージ
17…フレネルレンズ(12)のゴーストイメージ
18…投影対象(実物)
19…投影映像(正立の実像)
20…高輝度光源
21…可変反射鏡
22…スポット光
23…画像光束
24…隔壁
27…表面反射鏡
30…円偏光フィルム
31…反射防止フィルム
32…電動回転テーブル
33…作業用開閉蓋
34…背景表示用ディスプレイ
35…ディスプレイ(34)の平行画像光束
36…ビームスプリッタ
37…フレネルレンズ
38…フレネルレンズ
39…フレネル反射鏡
40…フレネルレンズ
41…調光ガラス
43…画像表示用ディスプレイ
46…ビームスプリッタ
47…表面反射鏡
48…フレネルレンズ
51…画像表示用ディスプレイ
52…フレネルレンズ
53…フレネルレンズ
54…伸縮鏡(T)のフィルム面
55…伸縮鏡(T)の円筒容器部
56…伸縮鏡(T)の円形フランジ部
57…伸縮鏡(T)の空気排出弁
58…伸縮鏡(T)の固定用ボルト
59…伸縮鏡(T)の固定用ナット
61…投影機
62…半透明スクリーン
63…画像光束
64…投影対象
65…ビームスプリッタ
66…正立実像(投影映像)
67…円偏光フィルム
69…(ケーシングの)背面開口部
72…装置(M5)の開口部
73…装置(M5)の隔壁
P1、P3、P7、P8、P10、P11…投影映像の結像点を示す

Claims (14)

  1. ケーシング内に設けたディスプレイ画像及び実物等の投影対象と、この投影対象から発せられた画像光束を収斂する少なくとも1枚のフレネルレンズと、このフレネルレンズを通過した画像光束がケーシング外に出る正面開口部の近傍に配せられた円偏光フィルム及び反射防止フィルムとからなることを特徴とする空中浮遊映像投影装置。
  2. 前記フレネルレンズは2枚からなり、前記2枚のフレネルレンズは、ケーシング内の上部室と下部室の境界に水平に配置した第1フレネルレンズと、ケーシングの正面開口部に垂直に配した第2フレネルレンズとからなり、前記第1、第2フレネルレンズの画像光束路上に傾斜して配置されたビームスプリッタと、前記ビームスプリッタに対して前記第2フレネルレンズと反対側の背面のケーシング内に垂直に設けられた表面反射鏡とを備えたことを特徴とする請求項1記載の空中浮遊映像投影装置。
  3. 前記第1フレネルレンズの中心点と、この点を通る光線がビームスプリッタと交わる交点の距離及び前記交点を通って前記第2フレネルレンズに入射する点との距離は、それぞれ前記第1.第2フレネルレンズの焦点距離の和の二分の一又は四分の一であることを特徴とする請求項2記載の空中浮遊映像投影装置。
  4. 前記ケーシングは上部室と下部室に区分され、前記下部室には、実物を支持する回転テーブルが配置され、この実物には下部室に配置された高強度光源から発せられた光が照射され、実物からの反射光が画像光束として前記第1フレネルレンズに入射することを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の空中浮遊映像投影装置。
  5. 前記上部室の天板には、実物の背景表示をするためのディスプレイが取り付けられ、このディスプレイ画面と前記第2フレネルレンズとの前記ビームスプリッタを介する光学距離を前記第2フレネルレンズの焦点距離に等しくして平行光がケーシング外にでることを
    特徴とする請求項4記載の空中浮遊映像投影装置。
  6. 前記ケーシング内の背面側にディスプレイを設け、前記ケーシングの前面の前面開口内側に水平方向に所定間隔を配して2枚のフレネルレンズが設けられ、前記前面開口外側に円偏光フィルム及び反射防止フィルムが設けられていることを特徴とする請求項1記載の空中浮遊映像投影装置。
  7. 前記ケーシングは上部室と下部室に区分され、前記下部室に投影対象が配置され、前記上部室と下部室の境界にフレネルレンズが配設され、前記上部室内には、前記フレネルレンズの画像光束をケーシングの前面開口部に反射させて向けるための反射鏡が設けられ、前記前面開口部の内側には微小間隔を配した2枚のフレネルレンズからなる複合フレネルレンズが設けられ、前記前面開口部の外側には円偏光フィルム及び反射防止フィルムが設けられていることを特徴とする請求項1記載の空中浮遊映像投影装置。
  8. 前記ケーシングは上部室と下部室に区分され、前記下部室に投影対象が配置され、前記上部室には、斜めにビームスプリッタが設けられ、このビームスプリッタに対して前記ケーシングの前面開口の反対側の背面にフレネル反射鏡が、前記前面開口近傍には、フレネルレンズ、円偏光フィルム及び反射防止フィルムがそれぞれ並設されていることを特徴とする請求項1記載の空中浮遊映像投影装置。
  9. 前記ケーシングは上部室と下部室に区分され、前記下部室に投影対象が配置され、前記上部室と下部室との境界にフレネルレンズが取り付けられ、前記上部室内には斜めにビームスプリッタが配せられ、このビームスプリッタに対して前記ケーシングの前面開口の反対側の背面にフレネル反射鏡が、前記前面開口近傍には、円偏光フィルム及び反射防止フィルムが取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の空中浮遊映像投影装置。
  10. 前記ケーシングは上部室と下部室に区分され、前記下部室に投影対象が設置され、前記上部室内に斜めにビームスプリッタが配置され、このビームスプリッタに対して前記ケーシングの正面開口の反対側の背面に表面反射鏡とこれと微小な間隔を有するフレネルレンズとの組合わせ体が配置され、前記正面開口には円偏光フィルムと反射防止フィルムが設けられていることを特徴とする請求項1記載の空中浮遊映像投影装置。
  11. 前記組合わせ体のフレネルレンズの前面に電圧を印加すると光の透過度が変化する調光ガラスを設置したことを特徴とする請求項10記載の空中浮遊映像投影装置。
  12. 前記ケーシングは上部室と下部室に区分され、前記上部室と下部室の境界にフレネルレンズを設けるとともに上部室内には斜めにビームスプリッタが設けられ上部室の前面と背面に形成された前面開口部と背面開口部には、フレネルレンズと円偏光フィルムと反射防止フィルムとの組合わせたものがそれぞれ設けられ、前記上部室の天板に表面反射鏡が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の空中浮遊映像投影装置。
  13. ケーシングと、このケーシングの上部室と下部室の境界に設けられ上部室の天板に取り付けられた投影機からの投影画像を写し出す半透明スクリーンと、前記ケーシングの下部室内に斜めに設けられたビームスプリッタと、前記下部室の底部に配置された曲率を変化できる凹面伸縮境と、前記下部室の正面開口部に取り付けられた円偏光フィルムとからなることを特徴とする空中浮遊映像投影装置。
  14. 前記凹面伸縮境は、円筒形の容器と、この容器のフランジに対応する円形枠と、その周囲がフランジと円形枠とで挟持され容器の開口部に閉塞するアルミニウムの皮膜をコーティングしたポリエスティルフィルムと、前記容器に取り付けられ容器内の空気量を調整する空気弁とからなることを特徴とする請求項13記載の空中浮遊映像投影装置。
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