JP6351054B2 - 方位情報取得方法 - Google Patents

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この発明は、GPS衛星より送信される信号により方位情報を取得する方法に関する。
従来、GPS(Global Positioning System)衛星より送信されてくる信号により、緯度、経度、高度、GPS時刻等の測位情報は容易に得られたが、方位情報は得られなかった。
そこで、本発明者は、一対の平面パッチアンテナを用いて、方位情報を取得する方法を提案した(特開2001−356161号)。
この方位情報取得方法に依ると、一対の平面パッチアンテナを互いに平行且つ背向で垂直に配置し、各平面パッチアンテナは、向いている方向の上空4分の1の天球にアンテナの感度が及び上空覆域を形成させ、それぞれのアンテナに接続されている受信機部より受信した全てのGPS衛星の信号強度値を取り出し、この取り出した信号強度の比較に基づいて、それぞれの信号を送信したGPS衛星がどちらのアンテナの上
空覆域に存在していたかの判定を行い、この衛星の存在領域判定結果を円環的に整列させ、上記円環的判定結果列が含む情報に基づいて計測方向の方位を限定ま
たは特定した。
上記の方位情報取得方法を市販のGPS受信機で実施させるため、本発明者は、更に、データ送信部、データ受信部及びデータ処理部を設けたGPS受信機を提案した(特開2002−168938号)。
その結果、一対の平面パッチアンテナは、互に平行且つ背向で垂直に配置すると共に、一対のGPS受信機をデータ送信部とデータ受信部が互いに対面するよ
うに配置させると、一方のGPS受信機で受信したGPS衛星のデータを他方のGPS受信機へ送信することができ、二つのデータをデータ処理部で処理して、
方位情報を容易に取得することが可能となった。
GPS衛星の信号による方位情報は、磁場に影響されるコンパスによる方位情報に較べて信頼性が高い。
しかし、上記提案の方位情報取得方法は、二枚の平面アンテナを平行に設置すると共に、一方のGPS受信機のデータを他方のGPS受信機へ伝達することが必要なため、少なくとも二枚のアンテナと、二台のGPS受信機間にデータ伝達手段を設ける必要がある。
そこで、本発明者は、1枚の平面アンテナと一台のGPS受信機のみを用いて、方位情報を極めて簡便に取得する方法を更に提案した(特開2002−372576号)。
特開2001−356161号公報 特開2002−168938号公報 特開2002−372576号公報
しかし、上記提案の方位情報取得方法は、流用する受信機の種類や個体差によっては、身体体躯端などからの回折波の影響を受けることが稀にあった。当該回
折波の影響を受けることが稀にあった問題を廉価かつ効率的に解決し、国際社会での大規模自然災害の緊急援助隊活動などを、使用文脈に適した方策で、より円
滑に支援できるようにすること、を解決しようとする課題とする。
回折波の影響を安定的に排除するには、信号受信強度閾値をマージンを見込んでやや高めに設定する方策がひとつの方策として廉価かつ有効かつである。同時
に、この方策は簡便で、改修が少なくて済む利点があり、既存のGPS受信機の廉価かつ高性能性をそのまま継承しやすいとの優れた長所があった。このため、
第一に講じる策としては、まことに適切なものであった。
上記方策は、従来のGPSアンテナと身体体躯遮蔽だけで達成され、物理的な付加物や物理的な改修をほとんど必要としないという利点を持つのであるが、本
来、受信判定とされえた可能性があったはずの、アンテナ覆域に存在したGPS衛星からの送出信号の一部も、受信強度閾値以下として、排除されることによっ
て実現されることもありうるという立場を前提としていた。そして、そのような際には、方位限定幅が広くなるとの課題があった。
そこで、一般に流通している、磁性電波吸収材料によるマイクロ波吸収素材を、回折波発生方向に配備することが解決の第一案としてまず考えられる。しか
し、この方策は、次の問題に直面してしまう。すなわち、磁性材料の磁気損失によって電波を吸収する磁性電波吸収材料によるマイクロ波吸収素材は、鉄、ニッ
ケル、フェライトを使用して電波を吸収できるが、重くなる欠点を有する。そのため、歩行を主とした移動を継続的に長時間実施する主体に、現在一般的に流通
している、マイクロ波吸収素材を、そうした目的の為にさらに新たな付加的として、重くかさばるものであることを厭わずに仮に追加し得ることに現場の隊員に
お願いを受け入れていただかねばならない。
仮にそれを受け入れていただいたとしても、歩行時の運搬容積と重量とをともに増加させることは、上り坂および下り坂の荒天候下も含めた徒歩移動を主とす
る山岳地域や、瓦礫上の移動で注意力の集中を要する大規模自然災害被災地域等では、相当程度の疲労の速やかな蓄積を意味することになり、任務遂行に多大な
支障を生じてしまう問題に直面する。
言い換えれば、現時点での磁性電波吸収材料マイクロ波吸収素材の多くは人工建造物等への固定据置型が主流であり、一般に、重量がおおきくかさばることは
問題として認識されるに至っていない。前記の歩行を主として移動する者の装具としては、重量、容積で制約の多い、磁性電波吸収材料マイクロ波吸収素材は旨
く適合しなかった。
そこで、第二の策として、導電性電波吸収材料によるマイクロ波吸収素材を、回折波発生方向に配備することが次に考えられた。すなわち、導電性電波吸収材料による
マイクロ波吸収素材は、材料内部の抵抗によって電波によって発生する電流を吸収するものであり、導電性繊維の織物によって電波吸収体が有る程度実現する場合もある。しかし、この方策も、次の問題に直面してしまう。
つまり、導電性素材が単に電磁波吸収の機能を果たせばよいが、そうではなく、人体寸法程度の距離間隔しかなく存在している、GPSアンテナと何らかの予期せぬ電磁的結合(通称Coupling)を生じてしまう可能性がある。
この場合、方位限定という、行動決定に資する装置としては、多大な支障を生じてしまうとの問題が生じた。
そこで第三の解として、誘電性電波吸収材料によるマイクロ波吸収素材を、回折波発生方向に配備することが考えられた。この解はこれまで、本発明のような使用に適用検討されてこなかったものであり、本発明で初めて提案し、その有効性が示されるものである。
単独行あるいは、それに類似した形態で、歩行など低速移動を主とする者が、登山活動や救援活動(山岳救助隊や、国際緊急援助隊等)を行う活動では、時間
的な制約、携行物総容積・重量の制約がまず存在し、加えて、(遭難救援の際には)比較的見通しの良くない悪天候下の歩行等というリスクのある移動も予想さ
れ、(大規模災害救援の際には)、移動の社会基盤やライフラインが寸断された環境、において、自らの安全を確保しつつ、逐一の行動決定も迅速に行うことが
必要となる。こうした際にも、本来不要な運搬物の増加による重量・容積増を招くことなく、回折波の減衰を実施でき、救命業務などを的確に行うための目的地
への迅速な接近を可能とするとともに、避難における方向の的確な確認を可能とする手法を提案するものである。
一般的な半球ビームを有する廉価な普及品としてのL1 C/A GPS受信ユニットを流用しつつ、かつ、全体としても廉価で形成容易な構成で、人体体躯
を遮蔽に利用し、多数回の著者の予備実験から結果の一層の安定化に寄与することが判明している図1あるいは図5に示す構成をとる構造を提案する。身体背面
腰部に垂直にL1 C/A GPS受信ユニットを配備するが、体躯両側からL1波C/A GPS受信機への回折波減衰を主な目的として、次の構造を提案する。
その際に、山岳の壁面や、ビルディングの壁面、大型船舶の構造物や航空機の機体を外部から見た際に壁面とみなした場合の遮蔽物としての活用ができればよい。そうでない場合、次のような方法をとることよって、一層簡便・確実に方位情報取得を行うことができる。
半球のアンテナパターンを有する
一つのGPS平面アンテナを、
ビーム中心を水平に配置して、
天頂を通る1つの大半円を境として、
前記GPS平面アンテナは向いている方向の上空四分の一天球にアンテナの感度が及ぶ上空覆域を形成し、
前記GPS平面アンテナに接続したGPS受信機に、上空半天球のGPS衛星から送信される信号の捕捉を試みさせ、
前記GPS受信機で受信した信号を処理して前記上空覆域に存在するGPS衛星を判定し、
測位計算の過程で得られる各GPS衛星の方位角を利用して、
前記上空覆域内に存在すると判定された各GPS衛星が、前記上空覆域の開始方位角から見て、時計回りの順序となるように整列させ、
整列させた順序における最後に相当するGPS衛星の方位角を開始方位角とし、最初に相当するGPS衛星の方位角の逆方向を終端方位角として、
時計回りに規定される方位角範囲に、前記大半円の片側が向いている方向の方位を限定する方位情報取得装置を、
身体体躯の前面側又は後面側に装着し、上記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに、水を含有するものを、該方位情報取得装置よりも前方又は後方又は側方に突出するように装着し、前記上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号強度を減衰させる、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
前記方位情報取得方法であって;水を含有するもの、は、飲料用または調理用の水またはアルコール類、あるいは緊急医療用の生理食塩水または消毒用アルコール類あるいは医療用薬液、あるいは燃料用のアルコール類を収納した容器体であることを特徴とする方位
情報取得方法。
前記方位情報取得方法であって;水を含有するもの、の形状は、円筒形または矩形筒、の、側面ないしその一部であって;その中心軸と、身体体躯の鉛直軸
と、身体体躯の左右軸と、は、直交し;前記中心軸と、身体体躯の鉛直軸と、の交点の近傍に、GPS受信機が配備され;前記中心軸と、前記GPS受信機のア
ンテナ主ビームの方向は、ほぼ一致していること;を特徴とする方位情報取得方法。
上記方位情報取得方法であって;
水を含有するもの、の形状が、円筒形であって;飲
料水小分け密閉ビニル梱包パッケージ分離切取線付連続体が紙円筒等に巻きつけられるなどして造形される場合には、;当初隣接する分離切取線のいずれの2線
の間隔も、当該紙円筒等などの中心軸に垂直な平面内の方向角にして約137.5度あるいはその自然数倍、または、約222.5度(これは137.5度の
180度に対する差分)あるいはその自然数倍、の相互離角を自ずから形成するべく、隣接する分離切取線の間隔は、紙円筒半径および飲料水小分け密閉ビニル
梱包パッケージ分離切取線付連続体の厚みと先頭からの切取線の順序番号により算出される間隔値に基づき設計されており、;各分離切取線が当
該中心軸から見て全て異方向に分散し何重に巻きつけても重ならない全体構造が自ずから形成されることで、
上記上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号強度を漏れなく減衰させること、を特徴とする飲料水小分割密閉梱包ビニルパッケージ分離切取線付連続体を用いることを特徴とする方位情報取得方法。
半球のアンテナパターンを有する
一つのGPS平面アンテナを、
ビーム中心を水平に配置して、
天頂を通る1つの大半円を境として、
前記GPS平面アンテナは向いている方向の上空四分の一天球にアンテナの感度が及ぶ上空覆域を形成し、
前記GPS平面アンテナに接続したGPS受信機に、上空半天球のGPS衛星から送信される信号の捕捉を試みさせ、
前記GPS受信機で受信した信号を処理して前記上空覆域に存在するGPS衛星を判定し、
測位計算の過程で得られる各GPS衛星の方位角を利用して、
前記上空覆域内に存在すると判定された各GPS衛星が、前記上空覆域の開始方位角から見て、時計回りの順序となるように整列させ、
整列させた順序における最後に相当するGPS衛星の方位角を開始方位角とし、最初に相当するGPS衛星の方位角の逆方向を終端方位角として、
時計回りに規定される方位角範囲に、前記大半円の片側が向いている方向の方位を限定する方位情報取得装置を、
身体体躯の前面側又は後面側に装着し、上記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに、GPS衛星送信信号の周波数の電磁波に対する電力半減
深度が5cm以下の物質、を含有するものを、該方位情報取得装置よりも前方又は後方又は側方に突出するように装着し、前記上空覆域以外に存在していた
GPS衛星に由来する信号強度を減衰させることを特徴とする方位情報取得方法。
半球のアンテナパターンを有する
一つのGPS平面アンテナを、
ビーム中心を水平に配置して、
天頂を通る1つの大半円を境として、
前記GPS平面アンテナは向いている方向の上空四分の一天球にアンテナの感度が及ぶ上空覆域を形成し、
前記GPS平面アンテナに接続したGPS受信機に、上空半天球のGPS衛星から送信される信号の捕捉を試みさせ、
前記GPS受信機で受信した信号を処理して前記上空覆域に存在するGPS衛星を判定し

測位計算の過程で得られる各GPS衛星の方位角を利用して、
前記上空覆域内に存在すると判定された各GPS衛星が、前記上空覆域の開始方位角から見て、時計回りの順序となるように整列させ、
整列させた順序における最後に相当するGPS衛星の方位角を開始方位角とし、最初に相当するGPS衛星の方位角の逆方向を終端方位角として、
時計回りに規定される方位角範囲に、前記大半円の片側が向いている方向の方位を限定する方位情報取得装置を、
身体体躯の前面側又は後面側に装着し、上記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに、GPS衛星送信信号の周波数の電磁波に対して電力半減
深度が20cm以下の物質、を含有するものを、該方位情報取得装置よりも前方又は後方又は側方に突出するように装着し、前記上空覆域以外に存在していた
GPS衛星に由来する信号強度を減衰させることを特徴とする方位情報取得方法。
上記方位情報取得方法であって;水を含有するもの、は、飲料用または調理用の水またはアルコール類、あるいは緊急医療用の生理食塩水または消毒用アルコー
ル類あるいは医療用薬液、あるいは燃料用のアルコール類を収納した容器体であること、ないしは水またはアルコール類を含む食物として摂取されるものである
こと、あるいは味噌及び味噌をもちいたものであること、あるいはソーセージまたはサラミまたはハムまたは燻製製品などの塩分を付与した保存食品であるこ
と、あるいは栄養補給用液体ないしジェル状摂取物であること、あるいは動物又は植物の一部であること、あるいは食肉又は穀類又は豆類又は根菜類であるこ
と、筋肉または皮膚など高含水性組織であること、あるいは調味料であること、あるいは保温材・保冷材であること、あるいは高吸水性高分子であること、ある
いはジェル状または液状の化粧品または家庭用品(洗剤・液体石鹸)などの日用品であること、あるいはバッテリーないし充電池に充填された電解質を含む液体
ないしジェル状の高分子などの工業製品であること、あるいはクロロプレンゴム又はポリクロロプレンゴム又はクロロプレンゴム(CRゴム)同等かそれ以上の
1.5GHz帯などのGPS電磁波吸収特性を有する素材であること、あるいはいわゆるウエットスーツの素材を用いたものあるいはウエットスーツそのもので
あること、あるいは極地や寒冷地や高地で用いられる不凍液であること、あるいはエチレングリコール又はジエチレングリコールであること、あるいは、大規模
自然災害、大規模人工災害時に緊急時に野外で入手可能なものなどとしての水分を含んだ土壌または水分を含んだ砂または海水または湖水または河川水または雨
水またはときとして生命体や家畜から排泄されたものを活用することに有効性を認めざるを得ない過酷な環境ではそうしたものであること、または医療用の薬液
または消毒液または輸液または生理食塩水であることを特徴とする方位情報取得方法。
半球のアンテナパターンを有する
一つのGPS平面アンテナを、
ビーム中心を水平に配置して、
天頂を通る1つの大半円を境として、
前記GPS平面アンテナは向いている方向の上空四分の一天球にアンテナの感度が及ぶ上空覆域を形成し、
前記GPS平面アンテナに接続したGPS受信機に、上空半天球のGPS衛星から送信される信号の捕捉を試みさせ、
前記GPS受信機で受信した信号を処理して前記上空覆域に存在するGPS衛星を判定し、
測位計算の過程で得られる各GPS衛星の方位角を利用して、
前記上空覆域内に存在すると判定された各GPS衛星が、前記上空覆域の開始方位角から見て、時計回りの順序となるように整列させ、
整列させた順序における最後に相当するGPS衛星の方位角を開始方位角とし、最初に相当するGPS衛星の方位角の逆方向を終端方位角として、
時計回りに規定される方位角範囲に、前記大半円の片側が向いている方向の方位を限定す
る方位情報取得装置を、
身体体躯の前面側又は後面側に装着し、上記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに、GPS衛星送信信号の周波数の電磁波に対して「GPS衛星送信信号の周波数の電磁波に対する比誘電率(εr)の平方根と誘電正接(tanδ)(δは誘電損失
角)が」10等の一定数値以上の領域に属するもの)、を含有するものを、該方位情報取
得装置よりも前方又は後方又は側方に突出するように装着し、前記上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号強度を減衰させることを特徴とする方
位情報取得方法。前記方位情報取得方法であって;水を含有するもの、は、飲料用または調理用の水またはアルコール類、あるいは緊急医療用の生理食塩水また
は消毒用アルコール類あるいは医療用薬液、あるいは燃料用のアルコール類を収納した容器体であることを特徴とする方位情報取得方法。
前記方位情報取得方法であって;水を含有するもの、の形状は、円筒形または矩形筒の側面ないしその一部であって;その中心軸と、身体体躯の鉛直軸と、身体
体躯の左右軸と、は、直交し;前記中心軸と、身体体躯の鉛直軸と、の交点の近傍に、GPS受信機が配備され;前記中心軸と、前記GPS受信機のアンテナ主
ビームの方向は、ほぼ一致しており;リュックサックの内部構造として組込み、取り外しができる構造となっていること;を特徴とする方位情報取得方法。
飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージにおいて、それ自体がb(cm)の厚みを有しており、それを用いて円筒形状の水構造を簡易に形成するために、巻
きつけ開始時の半径をa(cm)を前提して外向きに巻きつけてゆくことを想定した場合、g≒0.382(=1−黄金比(0.618))とすれば、πを円周 率として
2πg(a−0.5bg)+2πbggn (ただしn=1,2,3・・・)
の長さで「小分けされた水の梱包のn番目の切れ目とn−1番目の切れ目の間隔の長さ」が保たれるべく設計されたことを特徴とする飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージ。
前記方位情報取得方法であって;請求項5記載の飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージを、巻きつけ開始時の半径をa(cm)として外向きに巻きつけて
ゆくことで、水の存在しない切れ目の部分の発生を効率的に避けることができつつ円筒形状を確実かつ簡易に形成できること;を特徴とする方位情報取得方法。
飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージにおいて、それ自体がb(cm)の厚みを有しており、それを用いて円筒形状の水構造を簡易に形成するために、巻
きつけ開始時の半径をa(cm)を前提して外向きに巻きつけてゆくことを想定した場合、g≒0.382(=1−黄金比(0.618))とすれば、πを円周 率として
(ただし、θ=2・π・g・n (rad) (ただしn=0,1,2,3・・・))
(ただし、[ ]は定積分の記号)
又は
2πg(a−0.5bg)+2πbggn
(ただし、θ=2・π・g・n (rad) (ただしn=1,2,3・・・))
の長さで「小分けされた水の梱包間の、開始点から、n番目の切れ目まで、の、長さ」が保たれるべく設計されたこと
を特徴とする
飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージを、
巻きつけ開始時の半径をa(cm)として外向きに巻きつけてゆくことで、水の在しない
切れ目の部分の発生を効率的に避けることができつつ円筒形状を確実かつ簡易に形成できること;
を特徴とする方位情報取得方法。
(1)半球のアンテナパターンを有する
一つのGPS平面アンテナを、
ビーム中心を水平に配置して、
天頂を通る1つの大半円を境として、
前記GPS平面アンテナは向いている方向の上空四分の一天球にアンテナの感度が及ぶ上空覆域を形成し、
前記GPS平面アンテナに接続したGPS受信機に、上空半天球のGPS衛星から送信される信号の捕捉を試みさせ、
前記GPS受信機で受信した信号を処理して前記上空覆域に存在するGPS衛星を判定し、
測位計算の過程で得られる各GPS衛星の方位角を利用して、
前記上空覆域内に存在すると判定された各GPS衛星が、前記上空覆域の開始方位角から見て、時計回りの順序となるように整列させ、
整列させた順序における最後に相当するGPS衛星の方位角を開始方位角とし、最初に相当するGPS衛星の方位角の逆方向を終端方位角として、
時計回りに規定される方位角範囲に、前記大半円の片側が向いている方向の方位を限定する方位情報取得装置を、
(2)身体体躯の前面側又は後面側に装着し、
(3)前記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに、
(4)水を含有するものを、
(5)当該方位情報取得装置よりも突出するように装着し、
(6)それにより、
(7)前記上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号強度を減衰させる、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(5)については、次の(5’)すなわち;
「当該方位情報取得装置よりも、体躯に対する当該方位情報取得装置側に突出するように、又は、体躯に対する当該方位情報取得装置側と反対の側に突出するように、又は体躯の延長方向となるように、装着し、」
と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(5)については、次の(5’)すなわち;
「当該方位情報取得装置よりも、体躯に対する当該方位情報取得装置側に突出するように、又は、体躯に対する当該方位情報取得装置側と反対の側に突出するように、又は体躯の延長方向となるように、(コンパクトにに格納されていた飲用水の経口摂取チューブを兼用するリザーバーの複数のコンパートメントが、使用時には両腕あるいは片腕を広げることによって(次々、引き出され、)水の平面を腕と体躯の間に形成するように)展開し、(非使用持には両腕あるいは片腕をもとの体側に沿わせる位置に戻すことによってリザーバーのコンパートメントは、もともとの収納位置におけるコンパクトな形状に戻ることで活動性を妨げずに、水の行動中経口摂取を確保できつつ、)」
と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(5)については、次の(5’)すなわち;
「当該方位情報取得装置よりも、体躯に対する当該方位情報取得装置側に突出するように、又は、体躯に対する当該方位情報取得装置側と反対の側に突出するように、又は体躯の延長方向となるように、空間的形状を構成し、」
と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(4)については、次の(4’)すなわち;
「(現場での携行品であるスポーツドリンク・アイソトニックドリンク(人体の細胞液の浸透圧とほぼ等しい浸透圧を有する濃度の電解質を含んだ飲料)・ハイポトニックドリンク(人体の細胞液の浸透圧より低い浸透圧を有する濃度の電解質を含んだ飲料)・ハイパートニックドリンク(人体の細胞液の浸透圧より高い浸透圧を有する濃度の電解質を含んだ飲料)・生理食塩水・海水・バッテリー電解液・電池等の兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的として、)
電解質溶液又は極性溶媒(polar solvent)を含有するものを、

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(4)については、次の(4’)すなわち;
「(緊急援助隊医療チームなどのミッションに重要な、現場での携行品である、あるいは、天幕幕営時調理暖房燃料用、雪上車等移動体燃料用、栄養源としての摂取用、嗜好品としての摂取用、調理用・品調味料用などとしての重要な携行品である)
エチルアルコール、(医療用品、消毒用品としての)メチルアルコール、(一般的な洗浄や燃料用などとしての)アルコール類を含有するものを、

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(4)については、次の(4’)すなわち;
「(緊急援助隊医療チームなどのミッションに重要な、傷口の洗浄、点滴輸液の実施の基礎として用いる、極度の疲労時の経口摂取に用いる、等、現場での携行品として必須のである、)
生理食塩水、あるいは、それを用いて一定の成分を付与した輸液を含有するものを、

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6’)すなわち;

その際において、
(現場における制限されがちな携行品の高度な兼用性・現場物品のみでの事象即応可能性を高めることを主に目的として、)
水を含有するものを収納する又は湛える容器又はリザーバーは、
変形・分割・再結合できるものである
(特徴を有することで前記上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号の諸特性及び当該GPSアンテナとGPS受信機と周囲環境の特性に応じて、現地にて使用者に多様なる形状にての活用を積極的に可能とならしめることができる、)
ことにより、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6’)すなわち;

その際において、
水を含有する物を湛えることができるリザーバーは、複数のコンパートメントに分かれており、当該コンパートメントは相互に組み合わせ自在性を有する、ことで使用者の希望に最も近い任意形状をとれる
ことにより、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6’)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的に)
水を含有する物を湛えることができるリザーバーは、複数のコンパートメントに分けられており、水又は相互に濃度の異なる電解質溶液又は組成の異なる物質又は空気の各層を任意数だけ設けることができる、
(ことにより屈折率の異なる物質に入射する際電磁波は一部反射する性質等をも活用する)
ことにより、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・現場利便性・使用者の健康への配慮又は人命救助などのミッションの完遂の可能性の向上又は災害救援等のミッションのより高次元な水準での完遂又はクロスカントリースキーやトライアスロン競技におけるより高度な成果の達成を主目的に)
水を含有するものを湛えることができるリザーバーは、
(栄養補給、脱水症状の軽減などを含む体調管理等を主な目的とした)
使用者に対しての、リザーバー内容物の、
経口摂取
又は
(皮下・血管内・腹腔内などへ)
輸液
を可能とする手段(としてのチューブ等)を有する、
ことにより、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・現場利便性・使用者の健康への配慮又は人命救助などのミッションの完遂の可能性の向上又は災害救援等のミッションのより高次元な水準での完遂又はクロスカントリースキーやトライアスロン競技におけるより高度な成果の達成を主目的に)
水を含有するものを湛えることができるリザーバーは、
開口部が、周囲方向から中心にむけてすぼまるように又は中心から周囲方向に広がるように、
構成されていること
により、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・現場利便性・使用者の健康への配慮又は人命救助などのミッションの完遂の可能性の向上又は災害救援等のミッションのより高次元な水準での完遂又はクロスカントリースキーやトライアスロン競技におけるより高度な成果の達成を主目的に)
水(等)を含有する物を湛えることができるリザーバーは、
(例えば)多面体(polyhedron, manysided object, manifold object )の展開図の全部又は一部に相当する、
複数の多角形又は幾何学図形をそれぞれ底面とする複数の
(まず一義的なイメージとしては比較的低い背丈で、すなわち実際には往々にして板状とも表現すると解しやすい、数学的な意味での)

(数学的な意味での「柱」としては「円柱又は角柱など、幾何学図形を底面に有する柱」である)
として
(非使用時には着衣に張り付けられるかのごときさほどは嵩張らない形状にて)
構成され、
(展開図から多面体を組み立てるがごとき手順をもって、ベルクロファスナー又は嵌め合わせ具又はスライド装置等の補助を時に得て、
使用持には、そもそもの3次元的空間図形としての)
多面体の諸表面の
(明らかな開口部と表現するより、ほかの面よりも水の層をごく薄くすることで、電磁波にとっての実質上の開口部として機能させることを企図する際は)全部、
又は
(水を充填しない面、すなわち電磁波にとっての明らかな開口部を有させる形状の構築を企図するときは)一部、
を形成することで、多面体の表面の、全部または一部に、水等の層状構造を形成する
ことにより、(一層効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的に)
水を含有する物を湛えることができるリザーバーは、
(例えば)正12面体の展開図又はその一部に相当する複数の正五角形をそれぞれ底面とする複数の(背の高くない、換言すれば厚さとしては薄い)五角柱として、
(より一般的には)n面体の展開図又はその一部に相当する複数の幾何学図形をそれぞれ底面とする複数の(背の高くない、換言すれば厚さとしては薄い)数学的意味での(幾何学的図形を底面とする)柱として、
(非使用時には着衣に張り付けられるかのごとき嵩張らない形状で)構成され、
(使用持には、展開図を組み立てるがごとき手順をもって、ベルクロファスナー又は嵌め合わせ具等の補助を得て)
(例えば)正12面体構造又はその一部を形成することで、(一層効果的に、)
(より一般的には)n面体構造又はその一部を形成することで、(一層効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的に)
水を含有する物を湛えることができるリザーバーは、
(歩行や駆け足などの通常活動時には、コンパクトな)中心角の比較的小さい扇型柱の多層コンパートメント
構造(経口吸水摂取装置であるチューブを兼備する)を取り、あるいは、容易に戻ることができ、(身体に装備しやすくトレイル・ランニングにも適合するものである一方、)
(災害救援などで現地に急行する際には、本来ミッションの的確な業務遂行のため、道迷いの恐れのある岐路などでは道迷いを防止するために、方位情報取得をより確実に実施するために、被災者の救命率を高め、後遺症の発生確率を低めるため、に被災後の救出までの時間を短縮するために、そうした非常時や緊急活用時には、深刻な不利益を被災者にもたらす道迷いなどによる時間的ロスをどうしても避けるため、)
前記の多層のコンパートメントを持つ個々の扇型構造を個別にスライドし、より大きな中心角を有するひとつの大きな扇型に展開することにより、
中心角のより広い扇型の水の層状構造を展開・創出することで、(手や腕で層状構造の形状を維持しつづけることもなく、手や腕を解放できつつ、地図や確認事項をチェックするなど、補佐を要せずに、また熱中症ないし低体温症を予防する脇の下の冷却ないし保温効果も与えることを可能にしつつ、経口摂取チューブも兼備も容易で、一トレイル・ランなどにも適した小型のコンパクトな形状を保持させることもできるため、実際、片口に円筒形の経口給水水筒をつけてのトレイル・ランニングに参加する選手は少なくないことからわかるように、そういした形状から、一層効果的に)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
この際の、扇型多層構造は、両肩に輪状の短いシュリンゲ(登山用の短い紐)で吊るしておいてもよい。あるいは、両肩に輪状の中規模のシュリンゲをたすき掛けにして、同様に吊るしておいてもよい。
なお、本稿における、ほかの項目においても、このことは簡単に実現でき便利であり、実用的であるため、当然、適用できることを指摘しておきたい。
特に、体躯の中心でも吊るす支点を要する際には、たすき掛けの交点を用いればよい。登山などで、ものが簡単に得られない環境場合、こういった紐状のものをうまく活用して困難に見えることを簡単に解決できることは登山界では、ロープワークテクニックとして欧州などで航海術などとともに多く開発されたものが、知られており、成書にその記述は豊富に見られるため、本稿ではそれについて多くは述べる必要はないと思われるため省略する。なお本稿もそうした現場で既に存在しているものに知恵を付与して難局を乗り越える精神を大切にした技術であるともいえると考えらえれる。ロープワークについて詳細は例えば、(ひもとロープの結び方事典、鳥海 良二著。図解 実用ロープワーク 前島 一義著。アウトドアですぐ役立つロープワーク敷島 悦朗著。Outdoor ロープワーク・ハンドブック羽根田 治著)
(例えば)正12面体の展開図又はその一部に相当する複数の正五角形をそれぞれ底面とする複数の(背の高くない、換言すれば厚さとしては薄い)五角柱として、
(より一般的には)n面体の展開図又はその一部に相当する複数の幾何学図形をそれぞれ底面とする複数の(背の高くない、換言すれば厚さとしては薄い)数学的意味での(幾何学的図形を底面とする)柱として、
(非使用時には着衣に張り付けられるかのごとき嵩張らない形状で)構成され、
(使用持には、展開図を組み立てるがごとき手順をもって、ベルクロファスナー又は嵌め合わせ具等の補助を得て)
(例えば)正12面体構造又はその一部を形成することで、(一層効果的に、)
(より一般的には)n面体構造又はその一部を形成することで、(一層効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・現場利便性・使用者の健康への配慮又は人命救助などのミッションの完遂の可能性の向上又は災害救援等のミッションのより高次元な水準での完遂又はトライアスロン「的」な遠泳や海中での業務におけるより高度な成果の達成を主目的に)
水を含有するものを湛えることができるリザーバーは、
(自給式潜水用呼吸装置(アクアラング)ダイビングにおけるいわゆる)ジャケット型浮力制御装置(BCDジャケット, jacket−style Buoyancy Control Devicenの略) の機能とも兼用することができる
ことにより、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的に)
水等(高吸水性高分子ポリマーと水からなる、保冷材又は保温材を含む)を含有する物を湛えることができるリザーバーは、
脇の下、又は、首の左右、又は、鼠径部等の大きな動脈が存在する人体の箇所に触れるように存在させることにより、
人体の血流の冷却を行うことができることで、(炎天下の野外オリエンテーリングや災害救援活動やトライアスロンやトレイルレース等での発症の傾向が世界的に高く世界的にその予防が注目されている)
熱中症を予防する効果を兼ね備える、
又は、
人体の血流の加温を行うことができて、(中高年層の登山ツアーにおける荒天時などで頻発しツアー全体の遭難に直結する傾向の極めて高い、また
時にはクロスカントリースキーなどでも生じる危険が世界的に指摘されている)
低体温症を予防する効果を兼ね備える、
ことで、(一層効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6)すなわち;

その際において、
((現場での兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的に)水を含有する物を湛えることができるリザーバーは、海水(等現地で調達可能な液体を任意に)を入れて用いることができるため現場での材料調達可能性を容易にしつつ、救命胴衣に着脱可能なものであることで利便性を高められている
ことにより、(現地において、一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。

前記方位情報取得方法であって;
信号が通過する水の層の厚みないし含水度を制御することにより、
上空の衛星との配置に特別な位置関係に配向させた結果、
GPSアンテナにおける当該GPS衛星からの信号の受信強度は、
異なる位相を有する、あるいは、ほぼ、逆の位相を有する、複数の回折波の
重ね合わせにより推察されるとおり、特徴的に、著しく低下したこと等が認められた場合に、
そのような信号を送り出すことがことが可能なGPS衛星の位置は、
天空上の位置における幾何学的な限定がなされうることに基づき、
その信号を発した衛星の上空における、身体固定座標における
位置の限定または特定を行う
特徴とする方位情報取得方法。

前記方位情報取得方法であって;
水を保持する柔軟であることを特徴とする構造の容器に対して
部分的に圧力をかけることによって
その部分または領域のの水の厚さあるいは含水率を変化または減少させることにより
その部分または領域における透過減衰率を変化または減少させることにより
その位置における透過信号を生ぜしめまたは回折波を生ぜしめることにより
観察される受信強度の変化または低下に基づいて、
信号を発した衛星の上空における、身体固定座標における
位置の限定または特定を行う
特徴とする方位情報取得方法。

前記方位情報取得方法であって;
水を保持する柔軟である構造の容器に対して
部分的に圧力をかける物は柔軟性を有する
プラスチックなどの樹脂によって構成されているものであることを特徴とする、
特徴とする方位情報取得方法。


前記方位情報取得方法であって;
水を保持する柔軟構造の容器は、ジップつきのビニル袋であることを特徴とする方位情報取得方法。
上記を提案するものである。
前記方位情報取得方法であって;
水を保持する容器は、
2つ以上の開閉可能な栓を具備する2つ以上の液体で連結可能な密閉空間を有し、
パスカルの原理に基づいて、双方の室内の気圧の変化を
双方における液体の水位の差により
提示することができる、機能を、望まない電磁波の弱化の機能のほかに、兼備することを特徴とする方位情報取得方法。
上記を提案するものである。
前記方位情報取得方法であって;
水を保持する構造の容器は、
2つ以上の開閉可能な栓を具備する2つ以上の液体で連結可能な密閉空間を有し、
パスカルの原理に基づいて、双方の室内の気圧の変化を
双方における液体の水位の差により
読み取るまたは読み取られることができる、機能を、望まない電磁波の弱化の機能のほかに、兼備する、ことを特徴とする方位情報取得方法。
それを提案するものである。
前記方位情報取得方法であって;
水を保持する構造の容器は、
身体あるいは背負うものの形状に沿って通常は貼り付けるように保持され、
方位情報取得の際など、必要な際には、一部が着脱されて、身体の別の箇所に
着けられることにより、また、相互に着脱できることにより、身体と共同して当該電磁波に対する吸収性の高い
素材の一定規模の幾何学的形状を、構成でき、
GPSアンテナに対して、望まない位置にある、GPS衛星からの電波の
影響を弱化することができるようにすることができる、ことができる、ことで、
水の運搬途中における、水の存在を、行動中の飲用等の本来の趣旨のほかに、
実現できる、そうした、機能を兼備する、ことを
特徴とする方位情報取得方法。
上記を提案するものである。

前記方位情報取得方法であって;
水を保持する構造の容器は、
身体あるいは背負うものの形状に沿って通常は貼り付けるように保持され、
方位情報取得の際など、必要な際には、一部が着脱されて、身体の別の箇所に
着けられることにより、また、相互に着脱できることにより、身体と共同して当該電磁波に対する吸収性の高い
素材の一定規模の幾何学的形状を、構成する際には、
相互に、ベルクロテープ、またはファスナー、またはホック、またはガムテープ、または、
磁石または、長岡正夫氏発明の磁力結合構造であることを、
特徴とする方位情報取得方法。
上記を提案するものである。

前記方位情報取得方法であって;
水を保持する構造の容器は、内部に液体を保持できるバケツ様の部分を有するとともに
その側面の内部にも、一個または複数の栓を具備した、密閉可能な空間を具備しており、
その側面内部に、水を保持することができ、
その水の存在を利用しつつ、受信を望まない位置関係に所在するGPS衛星から発せられる信号の影響を
閾値以下に弱めることで、方位情報取得方法の確度または精度を高めるまたは取得までの時間を減少させることができる、機能をも、バケツ機能等の他に、兼備する、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記を提案するものである。

前記方位情報取得方法であって;
水を保持する構造の容器は、内部に液体を保持できるバケツ様の部分を有するとともに
その側面の内部にも、一個または複数の栓を具備した、密閉可能な空間を具備しており、
その側面内部に、水を保持することができ、
その水の存在を利用しつつ、受信を望まない位置関係に所在するGPS衛星から発せられる信号の影響を
閾値以下に弱めることで、方位情報取得方法の確度または精度を高めるまたは取得までの時間を減少させることができる、機能をも、バケツ機能等の他に、兼備する、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記を提案するものである。

本発明装置の中空円筒形状水配置における一実施形態の概略構成図である。 本発明装置の中空円筒形状水配置に用いる蛇腹構造を有する柔軟容器の構成の一実施形態の概略構成図である。 本発明装置の中空円筒形状水配置に用いることができ食器も兼用できる容器の構成の一実施形態の概略構成図である。 本発明装置の中空円筒形状水配置に用いることができるわが国の船舶救命装備規則等に定められた清水パッケージの事実上国際標準とも言える一つの外形及び寸法の情報である。 本発明装置の平行2矩形板状水配置における一実施形態の概略構成図である。 本発明装置において用いられる水あるいはアルコール等の物質におけるあるマイクロ波(2450MHz)の電力半減深度の小ささを示すグラフである。 本発明装置において用いられる水あるいはアルコール等の物質におけるあるマイクロ波(915MHz)の電力半減深度の小ささを示すグラフである。 本発明装置において用いられる水におけるマイクロ波のある領域(50MHzから3000MHz)の単位距離当たりの減衰率を示すグラフである。 フィボナッチ数列の隣接2項比が一定値に収束する事実を示す概念図である。 リュックサックに円筒形状にくりぬいた場所に収納可能とした提案方式の概念図である。 リュックサックに角注形状にくりぬいた場所に収納可能とした提案方式の概念図である。 落水時用救命胴衣または防弾・防刃・防寒ヴェスト等に本発明装置の板状水配置構造を蝶番で具現化し、本発明方法を実施する際に身体体躯にたいして垂直に配備されるようにする際の概念図である。 落水時用救命胴衣または防弾・防刃・防寒ヴェスト等に本発明装置の板状水配置構造を蝶番で具現化し本発明方法を実施していない際に水を含むものの突起が、より少なくなるようにする際の概念図である。 落水時用救命胴衣または防弾・防刃・防寒ヴェスト等に本発明装置の板状水配置構造を蝶番とスライダーで具現化し本発明方法を実施していない際に水を含むものの突起が、より少なくなるようにする際の概念図である。 落水時用救命胴衣または防弾・防刃・防寒ヴェスト等に本発明装置の板状水配置構造を蝶番とスライダーで具現化し本発明方法を実施しようとする際に水を含むものの突起が、身体体躯の両体側から左右に広がるようにする際の概念図である。 落水時用救命胴衣または防弾・防刃・防寒ヴェスト等に本発明装置の板状水配置構造を蝶番とスライダーで具現化し本発明方法を実施しようとする際に水を含むものの突起が、身体体躯にたいして垂直に配備されるようにする際の概念図である。 車椅子において本提案方式の具現化を説明する概念図である。 体躯のみを遮蔽物として活用して一文字型に配列しその背面に提案方式GPS受信機を配置することが、受信不要な減衰した回折波の影響を受けることがあることを説明するための概念図である。 携帯している水を含むもの(他者の体躯でも構わない)を有効に活用し、体躯も含めてコの字型に配列しその底に提案方式GPS受信機を配置することが、体躯のみの場合と比べて、受信不要な回折波の減衰に効果を有すること説明する概念図である。 本発明に係る方位情報取得方法の方位情報取得原理を示す概念図である。 本発明に係る方位情報取得方法を具現化し得る方位情報取得装置の実施形態を示す概念図である。 方位情報取得装置により方位限定を行う際の上空衛星配置とアンテナの関係を示す概略配置図である。 音声認識センサを組み込んだシステムの例のブロック図である。 振動識別センサを組み込んだシステムの例のブロック図である。 図22とは、正反対の方向にアンテナを配置させた場合の方位情報取得装置により方位限定を行う際の上空衛星配置とアンテナの関係を示す概略配置図である。 東京(東経139度、北緯35度)における方位限定幅期待値の実施時刻依存性および配向回数依存性のシミュレーション結果のグラフである。 東京における1恒星日内方位限定幅期待値と、配向回数との関係についてのシミュレーション結果およびその指数関数近似曲線のグラフである。 人体体躯を遮蔽に利用するとともに、水を用いて回折波減衰を図った構成の説明用の写真である。 仰角条件適合GPS衛星配置(見晴らしの良い場所、6電車線路横断陸橋上、合計5回の回転実験)の天空図である。 実機プロトタイプ実験における方位限定の結果出力の4範疇の生起確率と受信信号強度閾値の関係(見晴らしの良い場所、6電車線路横断陸橋上、合計5回の回転実験)のグラフである。 実機プロトタイプ実験における正答時の方位限定幅の平均値と受信信号強度閾値の関係(見晴らしの良い場所、6電車線路横断陸橋上、合計5回の回転実験)のグラフである。 実機プロトタイプ実験における正答時の捕捉衛星数の分布を示す各box−and−whisker plotと、その受信判定信号強度閾値への依存性(見晴らしの良い場所、6電車線路横断陸橋上、合計5回の回転実験)のグラフである。 有答時(正答時h)方位限定幅のヒストグラム(見晴らしの良い場所、6電車線路横断陸橋上、合計5回の回転実験)のグラフである。 実機プロトタイプ実験地点で体躯腹部に磁気センサを配置し回転実験を実施した際の磁気センサ観測値の時間変動例(見晴らしの良い場所、6電車線路横断陸橋上、回転実験時併計測)のグラフである。 仰角条件適合GPS衛星配置図(山に囲まれた場所、高尾山琵琶滝近傍、合計5回の回転実験)の天空図である。 実機プロトタイプ実験における方位限定の結果出力の4範疇の生起確率と受信信号強度閾値の関係(周囲を山に囲まれた場所、高尾山琵琶滝近傍、合計5回の回転実験)のグラフである。 実機プロトタイプ実験における正答時の方位限定幅の平均値と受信信号強度閾値の関係(周囲を山に囲まれた場所、高尾山琵琶滝近傍、合計5回の回転実験)のグラフである。 実機プロトタイプ実験地点で、体躯腹部に磁気センサを配置し回転実験を実施した際の磁気センサ観測値の時間変動例(周囲を山に囲まれた場所、高尾山琵琶滝近傍、回転実験時併計測)のグラフである。 仰角条件適合GPS衛星配置図(ビル等に囲まれた場所、東京都23区内小学校、合計5回の回転実験)の天空図である。 実機プロトタイプ実験における方位限定の結果出力の4範疇の生起確率と受信信号強度閾値の関係(ビル等に囲まれた場所、東京都23区内小学校複合校舎近傍、合計5回の回転実験)のグラフである。 実機プロトタイプ実験における正答時の方位限定幅の平均値と受信信号強度閾値の関係(ビル等に囲まれた場所、東京都23区内小学校複合校舎近傍、合計5回の回転実験))のグラフである。 液晶画面及び音声実時間プロトタイプの外観写真である。 実機プロトタイプ実験地点で、体躯腹部に磁気センサを配置し回転実験を実施した際の磁気センサ観測値の時間変動例(ビル等に囲まれた場所、東京23区内小学校複合校舎近傍、回転実験時併計測)のグラフである。 本発明装置の角錐台側面活用筒形状にて水等を配置する容器構成の一実施形態の概略構成図である。 本発明装置の半球台側面活用筒形状にて水等を配置する容器構成の一実施形態の概略構成図である。 本発明装置の中空円筒形状水配置に用いる容器の一体型構成の一実施形態の概略構成図である。 本発明装置の中空円筒形状水配置に用いる容器の2分の一分割構成の一実施形態の概略構成図である。 本発明装置の中空円筒形状水配置に用いる容器の4分の一構成の一実施形態の概略構成図である。 本発明装置の中空円筒形状水配置に用いる容器の4分の一構成であり、左右(および上下)に嵌合部を有する一実施形態、あるいは、中心角90度の概略構成図である。 本発明装置の中空角柱形状水配置に用いる容器を、上下方向の凹凸嵌合を嵌合しつつ2階層に積み重ねて高さを増し、回折波の影響をGPS受信機がより受けにくくする際に用いる構成の概念図である。 本発明装置の中空角柱形状水配置に用いる容器を、半球台側面活用筒形状にて水等を配置する容器構成の開口部を狭めるのみならず開口部以外の壁にはやはり同様の厚みの水を配備し、回折波の影響をGPS受信機がより受けにくくする際に用いる構成の概念図である。 本発明装置の中空円筒形状水配置を形成する際に用いる容器として、閉鎖自在機構を両端に有する透明ホースをぐるぐる蛇がとぐろをまくように配備して実質上実現するとともに、そのホースは水の純粋な運搬容器となるとともに、緊急時にはロープとして適切に活用できる利点を登山では生むことによる利点を示す際の構成の概念図である。 本発明装置においてスイスホルン先端形状にて水等を配置する容器構成の一実施形態の概略構成図である。 本発明装置において直管形状の先に管楽器先端形状にて水等を配置する容器構成の一実施形態の概略構成図である。 本発明装置において放物線回転体を水平面で2か所で切断した台の形状にて水等を配置する容器構成の一実施形態の概略構成図である。 本発明装置において、円筒又は円筒に近い形状であるが外部に向けて開いていく形状に水を配備することで、または、2枚の平板に近いが左右側に向けて次第に広がっていく形状に水を配備することで、GPS受信機が回折波の影響を受けにくくすることを実現する概念図である。 本発明装置において、円筒又は円筒に近い形状であるが内部に向けて丸まっていく形状に水を配備することで、または、2枚の平板に近いが中心に向けて次第に丸まっていく形状に水を配備することで、GPS受信機が回折波の影響を受けにくくすることを実現する概念図である。 いわゆるポップ・アップ・カップとして知られる、不使用時には、手で軽く押しつぶすことにより、平面的な円の層として、嵩張らずに収納可能な柔軟なシリコン素材のカップの非使用時形状を説明する概念図である。 いわゆるポップ・アップ・カップとして知られる、使用時には、手で軽く引き出すことにより、シリコン素材の連続的な階段状の側壁を有するカップとして形成されるものの、カップの使用時形状を説明する概念図であると同時に、それを本提案方法に応用する場合に、そのカップ内部に水を入れるのではなくて、その側壁内に水を入れる空間を有する新たな特長を備えた新たなポップ・アップ・カップの有用性を提案し、それ自体が当然カップとして使えるとともに、非常事には本発明装置の半球台壁面への配備などに類似した水配備を形成可能であることの有用性を説明する概念図である。 水を注入口から含むことができ、隣接寸法同士のモジュールは相互に凸凹嵌合部を有しており(例えば、次に小さいサイズのリングセグメントは、自らのリングの高さの1/4の高さまでは自らにすんなり嵌りこめるように路肩のように段差が内側に彫り込まれていれば簡単に実現可能でこの場合、嵌合部分も水の厚みは一定になる)、凸部には素直に水がいきわたりつつ充填されることできる、同心円層状の多数のリングセグメントを嵌合して構成される形状に、水を配備することができる本提案の一実施例。 球体にほど近いサッカーボール型の構造を作る図形構造を基礎に、六角形または5角形の部分には水を充填可能なようにジップ付きのあるいは、スクリュー・キャップ付き柔軟プラスチック(ビニル)水筒として形成すると全体として水筒にもなり、適宜の箇所で折り返してザックなどに収納可能であることを示す概念図。(灰色はのりしろの部分に相当する。その部分はマジックテープ(登録商標)(ベルクロテープ)などで接合も分離も容易にしておくとよい。非使用時で水が入っていないときはザックにぺっちゃんこにしてしまうことも容易である。) 球体にほど近いサッカーボール型の構造を作る図形構造を基礎に、六角形または5角形の部分には水を充填可能なようにジップ付きのあるいは、スクリュー・キャップ付き柔軟プラスチック(ビニル)水筒として形成するのであるが、その際に、赤道に当たる部分で水の充填が止まるように圧着又はジップ部分としておき、ほかの部分[北半球部分で北極域だけを除く部分には、水を充填すると行きわたるようにしておくと、とっさの際には全体として半球台の形状の本提案の配置をすぐにとることができ、非使用時には、適宜の箇所で折り返してザックなどに平べったい水筒として数層に折り畳んで収納できる実用水筒が形成でき、かつ、非使用時で水が入っていないときはザックにぺっちゃんこにしてしまうことも容易であることを示す概念図。 前の図を3次元的に実際に構築した際に、水を充填した層が灰色で図示された3次元的な完成図。屋外で水を充填してベルクロテープで接合し組み立てるだけで半球台に近い水構造が完成し、本提案のGPS受信機への回折波影響の弱化に活用できる、かつ、ベルクロテープをはがせば単純にひらべったくて折りたためる水筒としても活用でき、水をいれないときにはぺっちゃんこにたためるビニル水筒にもなることを示す概念図。 電磁波に対して水が有する誘電損失の大きさの電磁波周波数への依存性および、電解質を含む水の場合導電性の大きさの周波数特性を表すグラフである。 生体の高含水率媒質中における電磁波の浸透深度(電力密度が1/eになる深度。eは自然対数の底)の、周波数特性を表すグラフである。 水分子が双極子モーメントを有することを示す水の分子構造モデルを表す概念図である。 マイクロ波で配向分極が誘起され、赤外線でイオン分極が誘起され、紫外線で電子分極が誘起されることを示す分極と吸収の周波数特性を表す概念的なグラフである。 電力半減深度の小さいクロロプレンゴムなどで構成し、その中央に水等(比熱が大きく、適度な圧力分散効果を有し、電力半減深度の小さい液体かジェル状のもの)を保持することができる空隙を有するテントマット又はシェラフマットの概念図である。 電力半減深度の小さいクロロプレンゴムなどで構成し、その中央に水等(比熱が大きく、適度な圧力分散効果を有し、電力半減深度の小さい液体かジェル状のもの)を保持することができる空隙を有するテントマット又はシェラフマットを、丸めたものを本発明装置の一実施形態として体躯の左右に配備して回折波弱化に用いる場合の概略構成図である。 電力半減深度の小さいクロロプレンゴムなどで構成し、その中央に水等(比熱が大きく、適度な圧力分散効果を有し、電力半減深度の小さい液体かジェル状のもの)を保持することができる空隙を有するテントマット又はシェラフマットを、丸めたものを本発明装置の一実施形態として体躯の左右および体躯の上部に配備して回折波弱化に用いる場合の概略構成図である。 量子論に基づいて、水分子における酸素原子は、2s軌道に2つの電子、2p軌道に4つの電子と、外殻電子を計6つ有することになっているところであるが、p軌道を使う結合に基づく共有結合間離角は、2つの水素原子の正電荷間が反発してしまうため、直交していたp軌道間のそもそもの角度よりも、約14度も押し広げられ、拡張され、104度にまで至っており、水分子は永久双極子モーメントであることを、最新の量子力学の理論に基礎づけて実際に説明し得ることを例証する際にも頻繁に引用される概念図である。 水(1.5℃)および塩化ナトリウム(NaCl)水溶液(0.1から0.5molal(質量モル濃度))における比誘電率及び誘電損失の周波数特性の実測値が示されたものである。 チタン酸バリウムおよびチタン酸バリウムとチタン酸ストロンチウムの比誘電率及び誘電損失の周波数特性の実測値が示されたものである。 非使用時にはコンパクトに折り畳まれて背中に収納されている、短い高さを持つ(薄い板状の)扇型柱状の水筒コンパートトメントがベルクロファスナーで接続された腕を体側から水平方向を経て頭上へと円弧を描くように動かすことにより、水筒コンパートメントの間に相互に設置されたスライダーに沿いスライドし、結果的に体側の両側に扇が展開するように広げることを容易にでき、また、必要に応じて、体躯の前半分の方向に両腕を敢えて向けることにより、体躯及び広げられた扇型構造が、上空からみてコの字を描くようにすること(コの開口部はこの場合体躯前方になる)により、体躯前部にビーム中心を水平に設置されているGPS平面アンテナが天頂を通る1つの大半円を境として形成することを企図した上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号強度を効果的に減衰させることができるため、GPS受信機が前記上空覆域識に存在していたGPS衛星を識別することをより容易にできることとなり、災害救援活動などに携行が必須の水や医療用輸液等の運搬を伴う活動時に、それらの運搬物の潜在的機能を発揮させる有効活用を図れると同時に、結果的に被災者等救助の救命率の上昇や後遺症発生率の低下に重要となる、被災者への迅速な接近を支援する、方位情報取得を平易かつ簡便な使用文脈に適した方法により一層正確になり得ることを示す図である。 本発明装置の ジャケットの胸腹部分の内部構造が、水の層をなしうる、高密閉性の、いわば薄い水筒となりうることを示し、胸襟あるいは前身頃(まえみごろ)を開くようにすることで、上空からみて、身体と水の層を含むものである前身頃(まえみごろ)がコの字を構成する(コの開口部はこの場合体躯前方であり、GPS受信機は体躯前部に垂直配備されているとする)ようにすることで、本来的に意図する上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号強度を効率的に減衰させ、提案する方位情報取得方法の使用文脈に適したあり方でのより確実な遂行を支援することができるとともに、かつ、陸上行動中は経口水分補給システムを効果的に兼備することができ、海中においてはそれがジャケット型浮力制御装置の機能をも効率的に兼ね備えることができることを示した実施の例である。 本提案の実施例の一つを示す図であり、水を含むリザーバ(携帯水筒)は、通常時は、図77のように、コンパクトな扇型柱の多層コンパートメント構造(経口吸水摂取装置であるチューブを兼備する)を取り得て身体に装備しやすくトレイル・ランニングにも適合するものである一方、道迷いの恐れのある岐路などでは道迷いを防止するために、方位情報取得をより確実に実施するために、非常時や緊急活用時には、個々のコンパートメントを持つ個々の扇型構造を展開することにより、中心角のより広い扇型の水の層状構造を、展開可能であり、その際に、本提案の基本的部分である、GPS受信機による方位情報取得における水の潜在的機能性を権限することが可能であることを、示す図である。 本提案の実施例の一つを示す図であり、図76に示されるような幅広い中心角の扇型形状の水の層の体躯左右への垂直設置構造を腕を、ほかの業務に活用しつつ(腕を専有せずに、腕をわずらわすことなく)、とれる一方、この水を含むリザーバ(携帯水筒)は、歩行や駆け足などの活動時には、コンパクトな扇型柱の多層コンパートメント構造(経口吸水摂取装置であるチューブを兼備する)に容易に戻ることができ、その際の形状を示す図である。 本提案の実施例の一つの原理を示す概念図であり、天空におけるGPS衛星Aと、体躯に背負われている円筒型水筒との、幾何学的関係を示す図であって、GPS衛星Aから発せられた電波が、一部の水の層を薄くする等の特別に工夫を凝らした円筒型水筒において、その特別に工夫を凝らした部分を天空との間である特別な位置関係に配向させた結果、GPS受信機におけるそのGPS衛星からの信号の受信強度は著しく低下したこと等が認められた場合に、そのような送信波を送り出すことがことが可能なGPS衛星の位置は、天空上の位置における幾何学的な限定がなされうることを示し、その際、その信号を発した衛星の位置特定のため、明細書本文にて重要な変数として示したφ(φはスライドの結果によるBの確定により導出される)及びθ(θは回転の結果により確定される)についても、天空のGPS衛星と、使用者または円筒型水筒と、相互の幾何学的関係性における、相互配置の位置関係について、鳥瞰的な概念図としての全体像をまず示すことによる視覚的理解の増進を企図した図である。 本提案の実施例の一つの原理を示す概念図であり、図78において描いた状況と同等の状況を、使用者に近い、異なる視座から使用者の近くにある円筒型水筒を中心に把握し直し、天空におけるGPS衛星Aと、体躯に背負われている円筒型水筒との、幾何学的関係を示す図78においては紙面の関係で描ききれなかった円筒型水筒の近くの諸変数等を示すとともに、同時に、天空におけるGPS衛星Aとの幾何学的位置関係についても、示した全体像の図であって、GPS衛星Aから発せられた電波が、一部の水の層を薄くする等の特別に工夫を凝らした円筒型水筒において、その特別に工夫を凝らした部分を天空との間である特別な位置関係に配向させた結果、GPS受信機におけるそのGPS衛星からの信号の受信強度は著しく低下したこと等が認められた場合に、そのような送信波を送り出すことがことが可能なGPS衛星の位置は、天空上の位置における幾何学的な限定がなされうることを示し、その際、その信号を発した衛星の位置特定のため、明細書本文にて重要な変数として示したφ(φはスライド的操作の結果によるBの確定により導出される)及びθ(θは回転的操作における結果により確定される)についても、天空のGPS衛星と、使用者または円筒型水筒と、相互の幾何学的関係性における、相互配置の位置関係について、鳥瞰的な概念図としての全体像トの関係において円筒水筒の付近の部位の、電波伝搬の様相を模式的に示すことをまずは企図した図である。 本提案の実施例の一つの原理を示す概念図であり、図78において描いた状況と同等の状況を、使用者に近い、異なる視座から使用者の近くにある円筒型水筒を中心に把握し直し、また、使用者も同時に自明ではあるが念のために描き、ただしそのために、図が過度に複雑化することを避け理解の視認性の容易さを確保するため、仮にθ=0で、φは自由に自在な値をとりうる局面を例示した図でもあって、さらに、円筒型水筒にあってはその中心軸を含む平面での断面図を示し、その断面における辺縁回折波及び、水の層を薄くした部分を透過した後回折する波が、円筒型水筒の底面中心部に在するL1 C/A GPS受信機に到達する際に、相互に逆位相を生みだす伝搬距離差の場合は、いかなる幾何学的条件が満たさせる場合であるかを、導出するためのBの長さを変動させられることにより自在に変える本提案による操作が、a,b,r,Aは固定的な値であるため、φの角度で電波を送り込んでくる位置関係にあるまたは結果的にそのようになる衛星信号の、2経路の回折波のほぼ逆位相差によるGPSアンテナへの到着に由来する相殺による受信強度の特徴的な低下を検出することで、有効にそのGPS衛星の存在を把握でき、方位情報取得方法を支援することができることについての、視覚的理解の促進を企図した例示についての概念図である。 本提案の実施例の一つの原理を示す概念図であり、図78において描いた状況と同等の状況を、使用者に近い、異なる視座から使用者の近くにある円筒型水筒を中心に把握し直した図79において、円筒型水筒に特に注目した図であり、円周全体に沿って、水の層が薄い領域を形成していることを表す図であり、長さBの値をスライド的に変えて、いずれかのGPS衛星からの信号が、逆位相の2回折波の振幅が重なることにる相殺により特徴的な受信強度の低下を見せる長さBを同定することができること、そしてそれがGPS衛星の位置としての重要な変数であるφの導出につながっていることを示す概念図である。 本提案の実施例の一つの原理を示す概念図であり、図78において描いた状況と同等の状況を、使用者に近い異なる視座から使用者の近くにある円筒型水筒を中心に把握し直した図79において、円筒型水筒に特に注目した図であり、円周の一部に、水の層が薄い領域を形成していることを表す図であり、主に、既に、Bの値の同定が完了している場合に、円筒型水筒の中心軸周りにこの、水の層が薄い領域を、回転させることによって、GPS衛星からの信号が、特徴的な受信強度の低下を見せる時の、水の層が薄い領域を形成している領域と、天空との、幾何学的配向きを主にθとして同定することができることを示す概念図である。 本提案の実施例の一つにて、円筒型水筒の、円周の一部に、水の層が薄い領域を形成するために、圧力を加えて挟み込むことを実現するために用いることのできる挟み込み器の概念図であり、軽量、廉価、小型、弾力性に富み入手性の高い樹脂などによって、最近では普及の著しい3Dプリンターなどによっても容易に自作できるという利点も有するものの例示のための図であり、この円弧的形状の柱の外観に想定れている中心角としては45度から90度程度であるが、例えば中心角が120度や、180度程度のものさらに、360度のものも容易に作成できることを視覚的に理解を促進する目的のための図であり、またこのようなものであれば、180度のものを2個用いて、360度を実現し、その後、ひとつの180度分の中心角相当分を外すなど、あるいは、90度を4つ使っても同様のことができるなどを簡単に示すための外観図である。 図81において円筒形で実現された水を含む構造物について、それを仮想的に多角柱(例えば正8角柱等)で形成することで近似できることを想起しつつ、そのようにして四角柱で形成した場合に、野外活動の重量・容量の軽減を図る要請から、より簡素化を図りたい場合に4側面うち二面を除去した場合の概念図であり、比較により容易に理解できる点は適宜省略している図である一方、その状況においても、同様の効果が得られる辺縁回折波及び、透過後回折波が相互にGPSアンテナの位置において伝搬距離の差により逆位相であれば相互に相殺が生じることを概念的に例示することを企図した図である。 図81において円筒形で実現された水を含む構造物について、その外形を近似的に仮想的に多角柱(例えば正8角柱等)で形成することで近似できることを想起しつつ、そのようにして四角柱で形成した場合に、野外活動の重量・容量の軽減を図る要請から、より簡素化を図りたい場合に4側面うち二面を除去した場合の概念図であり、比較により容易に理解できる点は適宜省略している図である一方、その状況においても、同様の効果が得られる辺縁回折波及び、透過後回折波が相互にGPSアンテナの位置において伝搬距離の差により逆位相であれば相互に相殺が生じることを概念的に例示することを企図した図であるところ、使用者の背中との位置関係を概念的に例示することを企図した模式図である。 図81において円筒形で実現された水を含む構造物について、その限定された方向例えば、体躯側面方向近傍に在する衛星からの信号の回折信号のみの対処を図れば足りる等のことは現実的にはありうるものであると通常想起されるところ、そうした場合には、φは小さい値のみを考慮すればよく、また、θも限定的な値のみを考えればよいため、使用者にとっての両体側方向近傍から衛星からの信号の回折信号の相殺のみをほぼ考えればよいとき、それだけに限定すれば、既述の図における各種パラメータがほぼ一意に決まることからそれを最も簡単な外形のブロック状として実装すれば、遠方での辺縁回折波と、近方での辺縁回折波が、GPSアンテナの箇所で丁度相殺する頻度が高まるように設計することは容易であることにかんがみてその概観を示すことを企図した概念図であり、これを二つ組み合わせるとほぼ矩形となりうることから持ち運びなども容易であり、水の容器としても利便性が一層高いことを視覚的理解を増進するための外観図である。 図81において、円筒形の底面に水平に水の層の薄い領域を形成したところである一方、円筒形の中心軸に平行にそのような領域を形成しても同様の効果が得られることにかんがみて、そのような効果を得られる別途の構造を例示するための概念図であって、その水の層の薄い部分については、簡便な表記を図るため、その部分が存在しないようにも表現されている図であり、このような構造をとっても値Bすなわち底面から距離Bだけ水が充填されていて透過しないなならば、前記の構造と同様の効果が期待できることを示すことの視覚的理解を増進することを企図し、θはやはり0と簡略化しているところであるが、A=20cm、B=6cmなどとすると、φ=0の衛星からの信号はGPS受信機において相殺されることを容易に想起できることを示すためことを企図した外観図であって、外枠の立方体は寸法の目安に描かれている図である。 図87において、θが簡略化され0とされていたところ、その値が仮に0でない場合いかなる状況になるかを視覚的理解を増進することを企図した図であって、図87の寸法であると、図中θ=60度の辺縁で生じる回折波も、図中θ=0度の辺縁での生じる回折波と、ほぼGPS L1波の半波長分に相当する伝搬距離の差が生じるため、その回折波の相殺効果も生気することを容易に想起させることを企図した図である。 左右に平面の水の層を形成する水筒を装具として背負うなら、その両者を、下部においても、上部においても、水路で連結できるように栓を、それぞれの上下に、構成しておくことで、下部の連結チューブをつけた場合にその連結チューブから分岐させた経口保水チューブを用いて経口保水が簡便にできるのみならず、登山行動前に、水を注入しておいた場合、片方の室には大気も若干含めて栓を閉じておけば、登山中、登山後、下山時に、もう一方の線を緩めるだけで、パスカルの原理により、登山前に閉じ込めた大気圧との現在の大気圧の差の分だけ水位に意味のある差が生じるため、両方の水筒を透明としかつ登山行動前に密閉した片側の室の気圧との現在の栓を緩めた側の現在の気圧差を読み取れるように目盛りをつけてあれば、重たい水を単に担ぎあげるだけでなく、有効に気圧変化、すなわち高度変化または、気候の急変を知るなどの有効活用が可能となることを視覚的に理解を増進することを企図した頭である。 左右に水の層を形成することで回折波の、背中に垂直に設置したGPSへの侵入を阻止するため、通常は実質、水の膜、に相当する、水の層、といえるものであるビニル水筒などを背中にベルクロテープなどで張り付けていると便利であることおよび、寒冷地では凍ることを防ぎいつでも飲用可な溶融状態を維持しやすいという利点もあり、また酷暑では体温の冷却効果が期待でき便利であることに加え、方位情報取得時に必要であれば、腰に手をあてて、ひじを後方に、あるいは任意の方向に張り出すことで、腕と体躯の間の間隙に、ベルクロテープなどでその水の膜を適宜に張り付けることが容易にでき、それによって、GPSによる方位情報取得がより確実に実施できることを視覚的に理解を促進することを企図した概念図である。 図90と同様に左右に水の層を形成することで回折波の、背中に垂直に設置したGPSへの侵入を阻止するため、通常は水の膜であるビニル水筒などを、あくまでもたとえばであるが、たとえば、かなり立方体に近いザックならば、その背中のザックの側面にベルクロテープなどで張り付けていると便利であることおよび、、方位情報取得時に必要であれば、それを蝶つがい的な機能を有する布製やベルクロテープなどの任意の接続部分を中心に、展開して、振袖の着物の振袖部分のように、腕にベルクロテープのように張り付けるなどして、腕を任意の方向に張り出すことで、腕と体躯の間の間隙に、ベルクロテープなどでその水の膜を適宜に形成することは容易にでき、それによって、GPSによる方位情報取得がより確実に実施できることを視覚的に理解促進することを企図した概念図であって、相互に接する辺で適切な角度を形成できる点で、ベルクロテープなどで結合すれば、人体のいろいろな微細な動きにも円滑に対応できて、扱いやすい三角形形状となりうる水の膜の配置箇所の例を、A,B,C,Dで例示したものである。 図90と同様に左右に水の層を形成することで回折波の、背中に垂直に設置したGPSへの侵入を阻止するため、通常は水の膜であるビニル水筒などを、あくまでもたとえばであるが、たとえば、かなり立方体に近いザックならば、その背中のザックの側面にベルクロテープなどで張り付けていると便利であることおよび、、方位情報取得時に必要であれば、それを蝶つがい的な機能を有する布製やベルクロテープなどの任意の接続部分を軸に、展開して、振袖の着物の振袖部分のように、腕にベルクロテープのように張り付けるなどして、腕を任意の方向に張り出すことで、腕と体躯の間の間隙に、ベルクロテープなどでその水の膜を適宜に形成することは容易にでき、場合によっては、コンパクトに折りたたまれて存在していた、水の膜を展開することで、腕および体側および腿および脛にまで、たとえば三角形の領域に分割してカバーさせつつ、ベルクロテープなどによって、身体と結合させ、水の層相互にも結合させることで、たとえばA ,B、C,Dなど部分空の回折波を容易に遮蔽でき、GPSによる方位情報取得がより確実に実施できることを視覚的に理解促進することを企図した概念図であって、それを体側正面から見た外観図であって、水の膜の配置例を網掛けで示したものである。。 図90と同様に左右に水の層を形成することで回折波の、背中に垂直に設置したGPSへの侵入を阻止するため、通常は水の膜であるビニル水筒などを、あくまでもたとえばであるが、たとえば、かなり立方体に近いザックならば、その背中のザックの側面にベルクロテープなどで張り付けていると便利であることおよび、、方位情報取得時に必要であれば、それを蝶つがい的な機能を有する布製やベルクロテープなどの任意の接続部分を軸に、展開して、振袖の着物の振袖部分のように、腕にベルクロテープのように張り付けるなどして、腕を任意の方向に張り出すことで、腕と体躯の間の間隙に、ベルクロテープなどでその水の膜を適宜に形成することは容易にでき、場合によっては、コンパクトに折りたたまれて存在していた、水の膜を展開することで、腕および体側および腿および脛にまで、たとえば三角形の領域に分割してカバーさせつつ、ベルクロテープなどによって、身体と結合させ、水の層相互にも結合させることで、たとえばA ,B、C,Dなど部分空の回折波を容易に遮蔽でき、かつ、腰を引き気味にすることで、この場合、へそのあたりにGPSを設置すれば、かなり深い、広い口径を有する円錐の遮蔽物の底にGPSを配置できることを例示しつつ、膝を交差させることで股関節の遮蔽も確実にすることが体形にかかわらず可能なことも概念的に容易であることを示し、それによって水の総量を減ずることができ、これによる方位情報取得がより確実に容易に実施できることを視覚的に理解促進することを企図した概念図である。 図90と同様に左右に水の層を形成することで回折波の、背中に垂直に設置したGPSへの侵入を阻止するため、通常は水の膜であるビニル水筒などを、あくまでもたとえばであるが、たとえば、かなり立方体に近いザックならば、その背中のザックの側面にベルクロテープなどで張り付けていると便利であることおよび、、方位情報取得時に必要であれば、それを蝶つがい的な機能を有する布製やベルクロテープなどの任意の接続部分を軸に、展開して、振袖の着物の振袖部分のように、腕にベルクロテープのように張り付けるなどして、腕を任意の方向に張り出すことで、腕と体躯の間の間隙に、ベルクロテープなどでその水の膜を適宜に形成することは容易にでき、場合によっては、コンパクトに折りたたまれて存在していた、水の膜を展開することで、腕および体側および腿および脛にまで、たとえば三角形の領域に分割してカバーさせつつ、ベルクロテープなどによって、身体と結合させ、水の層相互にも結合させることで、たとえばA ,B、C,Dなど部分空の回折波を容易に遮蔽でき、かつ、腰を引き気味にすることで、この場合、へそのあたりにGPSを設置すれば、かなり深い、広い口径を有する円錐の遮蔽物の底にGPSを配置できることを例示し、膝を交差させることで股関節の遮蔽も確実にすることが体形にかかわらず可能なことも概念的に容易であることを示し、それによって水の総量を減ずることができ、これによる方位情報取得がより確実に容易に実施できることを視覚的に理解促進することを企図した概念図であって、それを体側方向から見た外観図であって、水の膜の配置例を網掛けで示したものである。 たとえばシリコンなどで形成されてる容器で、いくつかのコンパートメントの組み合わせでなるものの場合、水の層を水の板で形成する場合に、その一部を直線的な領域について、水の層を薄くするためには、その一部領域を、はがす、ようにすることにより容易にその目的を達することができ、また、その際に両端をベルクロテープなどで結合すれば、簡単に円筒でもそういった機能が実現可能であることを視覚的に理解を増進することを企図した図であり、その一部をはがす前の最初の状態を例示する図である。 たとえばシリコンなどで形成されてる容器で、いくつかのコンパートメントの組み合わせでなるものの場合、水の層を水の板で形成する場合に、その一部を直線的な領域について、水の層を薄くするためには、その一部領域を、はがす、ようにすることにより容易にその目的を達することができ、また、その際に両端をベルクロテープなどで結合すれば、簡単に円筒でもそういった機能が実現可能であることを視覚的に理解を増進することを企図した図であり、その一部をはがした前の最初の状態を例示する図である。 たとえば長岡正夫氏による方向を問わない磁力接続構造体で、磁石が相互に回転してSNの向きを揃えることができる機構により、多角形の水の層のコンパートメントを相互に結合できるようにコンパートメント容器にそうした結合機構を組み込んでおけば利便性が向上するすることも、ベルクロテープなどとならんで本提案の利便性を維持するのに有用であり、そうした機構との適合性にのの視覚的な理解を増進することを企図した写真である。 たとえば本提案は救命艇の装具としての方位情報取得機能つきのGPS受信機とともに、たとえばポリカーボネイト製などの透明、軽量なバケツの側面に、水の層を密閉できる、いわば二重構造の密閉空間を有する、そしてそこには栓を複数有する構造を持つ、本提案を容易に実現可能なバケツ兼用器とともに、装具すると利便性がたかいことについて視覚的理解を増進することを企図した図であり、かつ、そうした場合には、幸いにも救命艇がいずこかの島に漂着した場合には安全な水が特に得にくい場合でも、ばけつとしてもつかえることはきわめて便利であるいっぽう、現地で安全でない海水を安全な水に少しでも蒸留できる装置をかねるとより便利であるため、そうした場合にも活用できるようにその機能を具備すると利便性が高まることへの視覚的理解の増進のため、ふたをつけた状態での太陽光で側面が加熱された場合側面の上側の栓を解放された部分から蒸気があがり、それが上のふたの窪み部分に供給され、凝縮しそれが中心に滴下して蒸留水を得られる構造が考えられるが、その際ふたの上には冷えた海水で冷却を促進するくぼみをそなえてもよいいっぽう、それなくしても炎天下では適切な機能が期待できる装置と兼ねることができ、そのような構造の視覚的理解を促進することを企図した図であり、ふたと一緒に把握された図である。 たとえば本提案は救命艇の装具としての方位情報取得機能つきのGPS受信機とともに、たとえばポリカーボネイト製などの透明、軽量なバケツの側面に、水の層を密閉できる、いわば二重構造の密閉空間を有する、そしてそこには栓を複数有する構造を持つ、本提案を容易に実現可能なバケツ兼用器とともに、装具すると利便性がたかいことについて視覚的理解を増進することを企図した図であり、かつ、そうした場合には、幸いにも救命艇がいずこかの島に漂着した場合には安全な水が特に得にくい場合でも、ばけつとしてもつかえることはきわめて便利であるいっぽう、現地で安全でない海水を安全な水に少しでも蒸留できる装置をかねるとより便利であるため、そうした場合にも活用できるようにその機能を具備すると利便性が高まることへの視覚的理解の増進のため、ふたをつけた状態での太陽光で側面が加熱された場合側面の上側の栓を解放された部分から蒸気があがり、それが上のふたの窪み部分に供給され、凝縮しそれが中心に滴下して蒸留水を得られる構造が考えられるが、その際ふたの上には冷えた海水で冷却を促進するくぼみをそなえてもよいいっぽう、それなくしても炎天下では適切な機能が期待できる装置と兼ねることができ、そのような構造の視覚的理解を促進することを企図した図であり、ふたをとりはずした状態で把握された図である。 たとえば本提案はチームなどでのExpedition海外遠征登山の装具としての方位情報取得機能つきのGPS受信機とともに、たとえばポリカーボネイト製などの透明、軽量なバケツの側面に、水の層を密閉できる、いわば二重構造の密閉空間を有する、そしてそこには栓を複数有する構造を持つ、本提案を容易に実現可能なバケツ兼用器とともに、装具すると利便性がたかいことについて視覚的理解を増進することを企図した図であり、かつ、そうした場合には、安全な水が特に得にくい海外では、ばけつとしてもつかえることはきわめて便利であるいっぽう、現地で安全でない水を安全な水に濾過などする装置をかねるとより便利であるため、そうした場合にも知識を得られるように、とうめいばけつの側面に、必要な現地調達濾過剤の名称(Gravel, Sand, Fabric, Charcoal, 等)を各国語とアイコンでそのいれるべき水準の概略位置とともに図示しておくなどすると利便性がたかまる上、その際にりようかのうな直径4mm程度とそれへのscrew cap等を底面に具備すると利便性が高まることへの視覚的理解の増進のための図である。
上記した解決すべき課題を、少し異なる表現で述べると次のようなことになる。
本発明者が従来提案してきた、L1 C/A GPS(or GNSS)受信機を用いて、位置と時刻のみならず方位情報をも取得可能な受信機により、方位情報を得る場合を考える。
この際、反射波の受信を防ぐことは(見晴らしの良い場所に向けて使用することで)比較的容易であって、同時に、直進波の受信を防ぐことも(身体体躯を活
用して)比較的容易であった。しかし、この場合、流用する受信機の種類や個体差によっては、身体体躯末端などからの回折波の影響を受けることが稀ながら
あった。
マイクロ波吸収素材配備で解決されるとはいえ、現在、一般的に、重くかさばる傾向が大きい当該素材を同時携行しつつ、歩行を主とした身体的移動を継続的
に長時間実施することは、歩行時の重量と容積の増加に伴う身体的負荷を増すことになり、これは、のぼり坂、下り坂の多い場所(山岳地域等)や、瓦礫上(被
災地域等)を主に徒歩で移動する等歩行負荷の大きい場合には、急速に疲労が蓄積する等任務の遂行に重大な問題を生じる。
使用文脈に適した適切な方策で、当該問題を廉価かつ合理的に解決し、国際社会での大規模自然災害の緊急援助隊活動などを、より円滑に支援することを課題とする。
解決する手段としては次のようである。
緊急援助隊活動時を含む野外活動時に携帯する可能性が高い、あるいは、救命艇設備規則で設備が義務付けられている飲料水用パッケージに微細な改良を加え
たものの使用の可能性も含め、水そのものと、身体体躯と、発明者が提案してきた方位情報取得も可能な能力を兼備するGPS受信機の三者を組み合わせること
で、L1 C/A GPS (orGNSS)受信機への回折波影響を排除し、より簡便・確実な方位情報取得の実現を可能とする
図1等を用いて、課題を解決する実際の手段を以下に、順を追って示す。
発明者が既に提案してきた上記の、L1 C/A GPS受信機を、身体胴部腰背面に、アンテナ主ビームの法線方向を、体躯中心軸と垂直かつ体躯左右平面に垂直に、体躯か
ら遠ざかる方向に沿わせて、配置する。
水を、一定形状の中空の円筒形状になるように梱包したものを準備する。梱包の際にマイクロ波に影響しない例えばプラスチック等の容器を用いても良い。そ
の円筒形状の中心軸を、前記の法線方向と、一致するように配備する。この際の円筒の半径は約5cmから20cm程度の範囲内であれば良い。最終的な厚み
は、数cm程度であれば良い。流用するGPS受信機が持つ、回折波への影響の受けやすさに依存する。
プラスチック等の容器は、使用者の口元へと、チューブで連結されていて、使用者の水分補給に役立つように設計されていても良い。いわゆる、ハイドレー
ション・システムと呼ばれ、サイクリング・アスリート・infantrymanm(歩兵隊員)またはfoot soldier(歩兵)などの行動中の水分
摂取に活用されている用法を兼ね備えることができる。
噛むことで初めて弁が開く簡便・安全な構造で少量ずつ水が簡単に給水できる。口を離すと自然と再び弁は閉じられる。水だけでなく栄養ドリンクなどを内容
物としても構成できるため長時間のロードレースなどではそのように利用されている。長時間にわたり休憩を取ることなく行動継続することが大切な場合に、そ
れを可能とする。
人命救助もその範疇に入ることが認識される日が近いことはもちろんである。その際には、できるだけ時間を浪費せずに、現在位置と、被災者の位置情報を、
衛星電話などで得て、GPS受信機の利用としても測位のみならず方位が得られる装置への回折波減衰効果も併用し、方位限定幅を狭く、案手的に得て、進路の
的確な選択を行って災害発生時から被災者救助までの時間をできるだけ短縮することで生存率の向上や、後遺症の重症化を予防するために、水分や栄養分を補給
しつつ行動し続けるための機器としてきわめて適格性があり、有用なシステムを構成できる。
こうした近未来的な野外での人命救助をはじめとし、一般のアウトドア活動支援システムとも相性が良く、兼用性が高く廉価に合理的にかつ総合的に軽量に構成可能な点も、本GPS受信機の野外での身体体躯と水との協調活用の使用法の提案の長所である。
水等の内容物を注入した状態ではじめて、一定厚みの円筒形類似構造をとりうるような、いわば水非注入時は薄い形状状態の軽量の水筒等を、チョッキ(ヴェ
スト・ベスト)に組み込んでおく、あるいは、取り付け可能としておき、水非注入時あるいは「水注入済だが非活用時」は、ヴェストの背部に、比較的平面型に
かさばらない(low profile)形状を維持していて、活用時には、図1類似の形状として円錐台か円柱かそれらに似た形状を形成しても良い。
水等を注入した状態ではじめて、一定厚みの円筒形類似構造をとりうるような、いわば水非注入時は薄い形状状態の軽量の水筒等、で、水非注入時あるいは
「水注入済だが非活用時」は、比較的平面型にかさばらない(low profile)形状を維持すると述べたものは、柔軟なプラスチック製のばねを保持し
た、中空のビニル製等の円筒形状の水筒と考えれば良い。
あるいはこうした形状を簡単に形成するには、別法としては次の素材が用いる方法が適している。アウトドアでもテーブルウエア(食器)として便利に、用い
られる、と定評のある、「フォルダブル(folderble、 折り畳み)可能シリコン樹脂製調理用容器(ボウル)(直径20cm程度)」もが近年廉価に
存在する。
シリコン樹脂製のテーブルウェア(食器)の一種である。シリコン樹脂の物理化学特性のひとつである柔軟性・軽量性のため、過酷な環境の野外活動使用時に
も割れたり壊れたりすることもなく、軽量で、可塑性・変形性に富む。約27×21.5×11cm(使用時)には半球状に近い円(あるいは角)錐台形状を取 りうる。通常のテーブルウエアとしてボウル状(半球形)として用いることができる。手の少しの力で平易に折り畳まれる。
すると、約27×21.5×4cm(収納時)とぺったんこ(扁平)な円(より正確に述べれば同心円状。波打っている、同心円状。)に近い状態になる。
こうした物理化学的な新素材を活用し、水等を注入していない状態、あるいは水を入れても活用時には、では、ぺったんこな円に近い状態で、水等注入済で活用時のみ、ボウル形状の周囲に、水の層を持つような一種の水筒を形成しても良い。
図1類似の形状を形成しても良い、とはそのような意味である。特徴としては 衛生的で柔らかく、耐熱性に優れたシリコン樹脂容器は、コンパクトに折りた
ためば省スペースに収納できる。持ちやすく滑りにくいシリコン樹脂は、電子レンジにも好適に適合するから野外での料理の下ごしらえに便利で、マイクロ波の
影響を受けにくい。被災地などの野外における医療用の作業にも適す。図1は、中空円柱状の筒であり、内部の液体等収納部は単一の空間となっているが、必要
に応じて、なお、(複数に分割された空間としての)コンパートメントを形成しても良い。例えば、上部、下部、左部、右部、と細かい各室に分けたコンパート
メントを形成しても良い。限られた水しか得られない場合には、左右だけに優先して水を補給することなど、回折波減衰にもっとも効率的な部分への割当を行う
などの工夫が可能となる。ハイドレーションシステムと併用する際の回折波弱化の利点が、前記コンパートメント化により生じることを述べる。減衰効果が減じ
ても実際上はあまり影響の大きくない部分、例えば、下部そして上部から、使用者がハイドレーションシステムでの利用する部分として先に水を吸引して消費し
ても、よい。この使用方法は、左右回折波の減衰効果には、影響しないとの利点が生じる。下部そして上部の水を消費してから、やおら、左右の部分にハイド
レーションシステムのチューブを付け替えれば、うっかり左右の部分の水を無自覚に消費していたということがなくなり、よりよいのである。非常に実際的には
下部から吸引用のチューブを併設しても用い、そこが空になったら、上部を吸引用としても用いるとよいと述べた。さらにその後に、左右のコンパートメントを
使うと良いと述べた。その際も、左右だけに構成部分が存在する場合については、両方の水分包含可能空間を下部で細い中空チューブで連結しても良い。そうす
ると、ハイドレーションシステムを併設した場合でも、左右の片側だけの水位が下がってしまい、回折波の減衰化が左右で均等で、無くなる状態を無自覚に形成
されてしまう事態を、容易に避けることができる利点が生まれる。なお、さらに詳細に特定すれば、この場合、均等角度にするなら、360度/4部分=90度
となり、円柱に各90度の中心角を持つ扇形の柱状部分4つのコンパートメントに分けられることになる。もちろん均等にコンパートメントを分けるばかりでな
く、必要に応じて、中心角120度の左右のコンパートメントおよび30度ずつの上限のコンパートメントなどとしても良いのである。費用との相談になるが、
このような容量や形状の変化が有る程度自在に可能となるような可塑性を有すプラスチック、シリコン、高分子ポリマーなどの近年の新素材を用いてもよいこと
はもちろんである。また、簡易かつ簡便な登山時利用や、廉価性や実際性などを重視するならば、軽量で廉価な、使い捨てともいえる、
LDPE((low−density polyethylene)低密度ポリエチレン)・EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA
ethylene acetic acid vinyl copolymer)。柔軟で高透
明性な材料。超高圧法重合プロセスにより、酢酸ビニルなどの極性を有するコモノマーと、エチレンとの共。重合体を製造することで作成。)を素材とする、
ジャバラ式ウオータータンクとしても良いのである。この場合、円柱の(あるいは後述する角柱の場合も角柱の)柱の高さ方向に平行な、中心軸、方向に、厚み
が増減するべく、側面にジャバラ構造を設ければ良い。これによって非使用時は、柱の高さ方向に圧縮するとジャバラ構造が押しつぶされ、嵩張らない構造に変
化する。こうして収納性もよくなる。この状態で密閉すれば(呑口のスクリューキャップを閉めれば)、内圧が陰圧になるためその圧縮されたジャバラ構造はそ
のまま維持され嵩張らない利点を享受できるのである。これを図2に示す。蛇腹構造の図2には液体の注ぎ口、排出口が示されている。液体の注ぎ口、排出口に
はスクリューキャップを取り付けることができる。また、ハイドレーションシステムとしても用いるための、使用者が行動中に水分補給を行動停止したりせずに
水分補給を同時に経
口で行える経口吸引用チューブを取り付けることができる。身体に装着した際に構造を維持する程度の強度を容器自体に持たせても良いし、被服側にそのような
目的で、身体体躯に沿う形で非使用時には折り畳まれ邪魔にならない支柱構造を具備し、使用時には適切な強度を持って適宜突出させうる衣類を用いても良い。
プラスチック製または樹脂性のバネは近年廉価に流通しおり、それを用いて使用時の形状の安定的な維持を図ることが廉価かつ簡便に可能である。プラスチック
製または樹脂性なので電磁波の回折波影響の減少へといった効果を図れる利点もある上、受信状況にそれ以外の積極的な影響を与えることがすくないというすぐ
れた利点を享受できる。あるいは、上からかぶるタイプのスポーツ用ゼッケン又は救命胴衣のような形状で両脇で紐あるいはベルクロテープで前後に固定できる
付加的な衣類状のものに上記の水筒を設置可能としても良いのである。
すなわち、中空部を有すプラスチック等製の円柱形状の水筒(直径外経30cm程度、直径内径25cm程度)に水などを充填したものを体躯両脇部に背中面
の法線に中心軸を平行に設置する。その中央付近にL1 C/A GPS受信機を垂直に体躯に沿わせて設置する。あるいは、約30cm×約20cm×約 2.0cm程度のプラスチック製の水筒に水等を充填したものを体躯両脇部に背中面にほぼ垂直に設置する。その中央付近にL1
C/A
GPS受信機を垂直に体躯に沿わせて設置する。
プラスチックばねで補強してもよい。ぺったんこにしたときはベルクロテープなどでばねの力を抑えればよいのである。
円筒形のものは、側面にプラスチックバネが配備されていて、非使用時には、バネを抑えている構造すなわち、ベルクロテープのようなものでバネの力で自立
しないように、止めておくか、カチっと相互に嵌め合わせらえるプラスチック嵌め合わせ具のついた紐で留めておくかの機構を用いてかさばらないように薄い平
円板となるようにできる。
使用持にはその留めてあるベルクロテープないし2本の紐の先端に固定された2つの雄雌の嵌め合わせのプラスチックロック部分をワンタッチ操作にて、はずす
だけで、平べったい円板形から、ばねの力で、ぴょんと、跳ね上がるように、円筒形の構造が生成され、バネの力で、そのまま自立するようにしても便利であ
る。非使用時、さっと畳んで、カチっとロックするとことができる。コンパクトで持ち運びにも便利である。それは非使用持にはコンパクトに薄型形状に折りた
ためるか軽く押しつぶして固定具で留めると嵩張らない薄型の円板の形状になる。直径としては例えば15cm程度のものから40cm程度のものまでといった
具合に、自らが流用している廉価な各種寸法のGPS受信機に、もっともよく適した形状のものを使用できるようにすればよいのである。
この際、プラスチック・バネで、しっかり自立するようにできるが、野外キャンプなどの場合、取り外して、持ち運びに便利な、もの収納する実体として使用す
ることもできるので便利である。また、こうした構造について、ポップアップする方向が体躯に垂直になるように、着衣に組み込んでおく、と言った着衣の一部
にしてしまう設計とすればよい。次に、又は着衣に着脱可能としておくと、野外で一つバッグが必要時には使えることにある。このバケツは、水などを格納する
ことができる特別な蛇腹型空隙を有することも水筒としての利用を常に可能とする選択肢を使用者に与えてくれ、かつ中空部に食材などを入れておけば、夏場な
どは、腐りやすいもの食材などには非熱の大きい水が取り囲んでいるため、保冷効果ひいては防腐的効果も期待できて便利である。なんとならば、保冷剤として
流通しているものの成分は、高給水性高分子ポリマーおよび水であり、実際にはその質量のほとんどは水が占めている状態であり、水の特別に高い比熱の属性
は、社会において、認められている。
その円筒形の側面には蛇腹式の柔軟水筒を側面に有する形状の円筒を実際は配備することで、本提案は実現可能となり、使用者の利便性も相当に高まると期待で
きる。この際、ばねには、別に示すようなマイクロ波にその回折波減衰というすぐれた効果以外には特段の影響を与えにくい、プラスチックバネを用いることも
でき、そうすることにより、水とビニルの透明性にプラスチックバネの透明性がマッチして、中が透けて見えることから、涼
しげな感じや、または、中のGPS装置の位置が適切であることなどを確認したり、ずれていないかをチェックしたり、することができる利点も生じるため便利
である。もちろんとりはずせば実際に野外でのポップアップバッグとして活用できるわけであるから、その兼用性も使用者は確保できることになり、野外での
GPSの使用持に、方位情報取得機能の付与を的確に支援しうるのみでなく、水の兼用性をうまく活用できることに、さらに加えて、このような機能まで兼用で
きるため、野外の活動においては真に有用性があるものと考えるのが妥当である。
外壁の中に、水などを格納することができる特別な蛇腹型空隙を有することも水筒としての利用を常に可能とする選択肢を使用者に与えてくれ、かつ中空部に食
材などを入れておけば、夏場などは、腐りやすいもの食材などには非熱の大きい水が取り囲んでいるため、保冷効果ひいては防腐的効果も期待できて便利であ
る。なんとならば、保冷剤として流通しているものの成分は、高給水性高分子ポリマーおよび水であり、実際にはその質量のほとんどは水が占めている状態であ
り、水の特別に高い比熱の属性は、社会において、認められているのである。
同様に四角柱形状としたい場合は、バネではなく、内蔵の四角形のプラスチック枠組みを四角柱内部で左右の側面に立てその側面のビニル又は布の張力によりそ
の構造を支える支柱として機能させ、ひいては、四角柱形状を支えられる事実を利用してポップアップさせることもかんがえられる。収納時には、前記の内臓の
四角形の枠組み構造を、バッグの内部で左右の側面に立てた状態からはずすと、全体が、例えば4cm程度の、薄平べったい四角板状態に戻る。使用時には全体
は、例えば、17.0cm高x24.5cm幅、17.0cm奥行などのバッグに、手を加え2,3秒で変貌できるものである。衣類から又は衣類へ着脱可能に
すれば、野外でのキャンプなどや現場での持ち運びに便利であることが極めて高く予想される。布製又は丈夫なビニル製とすれば、使用時には布の張力の働き・
作用で中空四角柱の安定した構造を維持できる。具体的には、四角筒のその対面する2つの側面に、実際は、側面にぴったり合う程度の寸法の四角形の枠組みが
自律的に張力ではめ込まれている状態を構成すればよいだけなのである。
こうした構造の本質部分について、すなわちポップアップしてくるある種の円筒又は中空角柱の構造について、ポップアップする方向が体躯に垂直になるよう
に、着衣に縫いつけておく又は着衣に組み込んでおく又は着衣に着脱可能としておく、と言った着衣の一部とする設計としつつ、その円筒又は中空角柱の側面に
は蛇腹式の柔軟水筒を側面に有する形状の円筒又は中空角柱を実際に配備することで、本提案は優れて実現性が高まり、使用者の利便性・活用性も相当に高まる
ことが期待され得る。
こうした際、円筒壁に用いるばね又角柱壁に起立・収納可変構造として用いる四角形枠組み構造、別に示すようなマイクロ波にその回折波減衰というすぐれた効
果以外には特段の影響を与えにくい、プラスチックバネ、あるいは、プラスチック枠組み構造を用いることもでき、そうすることにより、水とビニルの透明性に
プラスチック又は樹脂の透明性がマッチして、中が透けて見えることから、涼しげな感じや、または、中のGPS装置の位置が適切であることなどを確認した
り、ずれていないかをチェックしたり、することができる利点も生じるため便利である。もちろんとりはずせば実際に野外でのポップアップバッグとして活用で
きるわけであるから、その兼用性も使用者は確保できることになり、野外でのGPSの使用持に、方位情報取得機能の付与を的確に支援しうるのみでなく、水の
兼用性をうまく活用できることに、さらに加えて、このような機能まで兼用できるため、野外の活動においては真に有用性があるものと考えるのが妥当である。
既述の円筒形のポップアップバッグなら、その壁面には、バネが組み込んであるのが普通であることを述べた。先にプラスチックバネを外形に組み込み構造の補
強をしても良いことも述べた。この構造を衣服の背面に縫い込むようにして配備しておけばよい。水を含む容器の内側に沿うように配置されていてもよく、外側
に配置されていてもよい。水を含む空間部分にあっても構わないけれども、なんらかの内部構造として納める必要があるならば、バネ用の空隙空間を持たせても
良い。ここでプラスチックバネについて少し論じておく。金属バネを使わないのは電波伝搬に影響を与えないためである。
この際、ばねには、別に示すようなマイクロ波にその回折波減衰というすぐれた効果以外には特段の影響を与えにくい、プラスチックバネを用いることもでき、
そうすることにより、水とビニルの透明性にプラスチックバネの透明性がマッチして、中が透けて見えることから、涼しげな感じや、または、中のGPS装置の
位置が適切であることなどを確認したり、ずれていないかをチェックしたり、することができる利点も生じるため便利である。これを着衣に縫いつけておくかの
ような着衣の設計にすることと、その円筒形の側面には蛇腹式の柔軟水筒を側面に有する形状の円筒を実際は配備することで、本提案は実現可能となり、使用者
の利便性も相当に高まると期待できる。もちろんとりはずせば実際に野外でのポップアップバッグとして活用できるわけであるから、その兼用性も使用者は確保
できることになり、野外でのGPSの使用持に、方位情報取得機能の付与を的確に支援しうるのみでなく、水の兼用性をうまく活用できることに、さらに加え
て、このような機能まで兼用できるため、野外の活動においては真に有用性があるものと考えるのが妥当である。
プラスチックバネは耐薬品性に優れ、強酸・強塩基下での使用が可能である。腐食・非磁・廃棄時の分別など金属ばねでは対応が難しい条件でも使用できる。
さらにプラスチックバネと他の機能部品を一体成形することによって、部品のコストを下げ組み立て工数を減らすこともできる。
たとえば、ポリカーボネイト製ばねは、ばねの特徴耐候性に優れているため、野外使用用途などにも様々な実績をもっている。毒性がないため、食品容器、医
療器 具に最適であり絶縁材料としても優れた電気的性質をもつ。透明性に優れ、光学的な用途にも広く使用される。実用温度は−40℃〜+120℃と広い範 囲にわたる。成形時の寸法精度、後寸法変化も小さく、精密成形部品の成形に適した素材である。自己消火性であり、火災の心配のある分野に多用される。ディ
スポーザブル医療器具・内視鏡等に使用可能で、廃棄時にプラスチック筐体から分別する必要がない。
ポリアセタールばねの特徴高い弾性率と優れた弾性回復性、それに耐クリープ性・耐疲労性が加わり、スナップフィット用の樹脂として一番多く使われてい
る。電気特性も良く、磁性も無い為、MRI装置で使用されている。ポリアセタールは染色加工ができる。外観部品として着色する事で様々な用途に使い分けが
出来る。有機溶剤に対して強く、また吸水による寸法変化は少なく、実用上ほとんど問題はない。
プラスチックばねの特徴としては次をあげられる。(1)高温および過酷な環境下における卓越した強度、剛性および寸法安定性を持つ。(2)ハステロイ・
インコネルと比較し低コストで量産性が高い。(3)鉄鋼、アルミニウムやチタニウムと比べ軽量である。(4)潤滑剤を用いることなく、低摩擦係数および高
耐摩耗性を発揮し、取り付け部材に対する攻撃性が低い。(5)優れた耐薬品性を持ち、酸、塩基およびオイルなどの一般的な溶媒に不溶である。(6)低アウ
トガス、低発塵で高純度なためコンタミ発生を低減し、電気絶縁性をも持つ。
さらには、次のような時代を先取りした提案をも行う。前記まででは、底面は抜けていたものを主に想定していたが、ここでは、底面を有する、野外用の一定の頑健性と廉価製と兼用性を備えた,容器性を備えたものを提案する。すなわち、プラスチック製や、ポリ
カーボネイト性、あるいはベークライト性といった、コップや、器において、野外で用いる有る程度のサイズのあるものは、提案型GPS受信機との相性が良く
なるように、二重構造にすることを提案する。すなわち、通常は、であるが、いざというときには、外側の部分にマイクロ波吸収性素材の液体等(水など)を充
填することにより、身体体躯と組み合わせて提案型GPS受信機と利用することにより、回折波弱化に用いることができるように瞬時に変貌し、遭難予防などに
活用できるサバイバルグッズとなるのである。そのために外壁側の空間の注ぎ口は通常はスクリューキャップで閉じられている構造とする。空
気がそこに存在しているだけでも、寒冷野外では暖かい飲料の保温性、に富む野外性廉価軽量な容器として活躍するであろう。逆に、酷暑野外では冷たい飲料の
保冷性、に富む野外性廉価軽量な容器として活躍するであろう。なお側面に構成された空間と同様な空間を底面にも用意しても良い。この場合保温性、保冷性の
向上に資する。側面に構成された空間と同様な空間を底面にも用意しない構成もそれはそれでその側面空間にマイクロ波吸収素材を充填して体躯に装着した際の
不要な重量を排すると積極的な意味を有する。これはどちらでも良い。こうした途上国でも製造可能な低価格ショップで販売可能なプラスチック製品として廉価
に構成できるため、急速な付加価値容器として世界中に普及可能な特性を持ち、なのかつ、提案型GPS受信機とともに次世代の方位情報取得支援の野外グッズ
として活用が期待できる。
図3にこの概念図を示す。側面を湾曲させ上面をより広くして、通常のカップに類似させた形状としても良いことはもちろんである。底面は構造をもち、コー
ヒーや飲料を中空構造部分にいれて野外用の食器として活用することができる。これをさらに発展させると次のようになる。近年シリコン式のポップアップ式
カップが急速に普及している。これは相応に野外活動に便利であると目される。これと、野外活動に有用な提案型GPS受信機と組み合わせることを可能とする
ように次の提案を行う。つまり、シリコン式のポップアップ式カップは通常、1重であるが、これを、2重構造のものとすることを提案する。前記と同様に活用
可能であるため、同様に説明が可能であるがここでは繰り返しとなるので省略する。図3をさらに発展させると、次のようにもなる。外壁側の注入口から、保冷
剤又は保温剤を入れておくこと用途も可能となる。保冷剤又は保温剤の素材は高吸水性高分子(Superabsorbent polymer、略
称:SAP)及び融点降下剤及び防腐剤及び水であることが多い。高吸水性高分子にはポリアクリル酸ナトリウムが用いられることが少なくない。ポリアクリル
酸ナトリウム(sodium polyacrylate)とは、高吸水性高分子の一種であり、主要な単位構造は[−CH2−CH(CO2Na)−]n。高
い吸水性は、網目構造の中に多数の水分子を取り込み、ゲル構造を作ることによる。水分吸収率の高さを利用して紙おむつ、保冷剤、生理用品、ローションなど
に使用されている。食品分野でも増粘剤として食品添加物グレードのものが使用される。また、図4に示される寸法の救命水と組み合わせているなら、切り取り
線部分の、電磁波侵入が生じないように、ベルクロテープ(通称でいうところのマジックテープ(登録商標))を、救命水に貼り付けておき、相互に、救命水
の、切り取り線部分と水部分が、重なるように配置することで、解消を図ることが簡単にでき、本発明に応用できる。これは、救命水として小分け袋を用いるこ
とも一向に妨げないために優れた方法であり、救命水が普及している日本および世界の先進国、途上国において、船舶関係者や被災者にとっても有効な方法であ
ると考えられる。また、救命水として定着している小分け袋を、提案型GPS受信機受信機への人体との併用で回折波弱化に応用するために、簡便・廉価・手軽
な方法であり、従来の救命水への併用が容易な手法でもある(救命水の製造工程に変化を与えずにすむ)でもあるため、また、救難艇や救急時にも各種に活用可
能なベルクロテープを与えるのみですむため、有効な方法であると思われる。当面の事実上世界標準としても受け入れられやすい活用可能な手法となろう。また
ベルクロテープが無いときには両面テープでも簡単に実現可能である点も現実的である。一定の構造を持たせるためには、軽量な円筒形のタッパーウエアを用い
ることができる。また、衣類から垂直な構造の棒状構造を数本突出させることにより、そこに、簾のように引っ掛けることで実現することも可能である。
水を、一定形状の円筒形状になるように梱包したものを準備する際には、救命艇設備規則に準拠して、救命艇に設備されていることの多い、一般的形状の清水
のビニル袋入りパッケージを流用することもできる。事実上標準となっている形状がある。例えば、水袋部分のみに相当する内形は横12.1cmx縦
5.9cmx厚さ最大約1cm程度の、小分けされたビニルパッケージに清水として飲料水がパッケージ化されているものが、救命艇設備の事実上標準(de
fact standard)となっている。わが国で市販さ
れている当該形状のものはおおむね透明なパッケージであり、青字で、国土交通省認定の刻印があるものが一般に流通し、現実に、活用されている。図4は日本救命器具会社の製品で我が国の救命艇設備規則に沿っており広く普及しているものの一例である。
外形(水を含まない縁部分を含む)と寸法は次のようである。横13.8cmx縦7.4cmx厚さ最大(水部分が最大)1.0cm程度。なお、水を含まない縁は、左横1.0cm、右横0.7cm、
上縦0.75cm、下縦0.75cmでありほぼ国際的に事実上標準となっており、英語等で記載された同等のポリエチレ
polyethylene((CH2CH2)−n エチレンの重合体.透明ないし半透明の固体で,酸,アルカリ,溶剤に耐える。電気絶縁性,耐水性,防湿
性,耐寒性がよい.低密度ポリエチレン(略称LDPE,比重0.91〜0.93)はエチレンを高圧下でラジカル重合させたもので主にフィルム,シート,電
線被覆などに用いる。)又はポリアミドpolyamide(主鎖中にアミド結合‐CO−NH‐をもつ重合体。従来からよく使われるものにナイロン
6,66,610,7,11,
12などがあり,適度な吸湿性と染色しやすさのため合成繊維として利用されるのをはじめ,機械的強度や耐摩耗性にもすぐれることから,フィルム,歯車,ベ
ルトなどにも用いられる)製の透明あるいは青透明な比較的丈夫で軽量なビニルに個別に梱包され、切り取り線で連結されており、相当な意志的な力を加えれば
連結している切り取り線から離れるが、容易にはずれるわけでない、といった安全な形式が世界的に普及しており、普通に見かけるものである。
海外でも同等の寸法で同様の現地語表記のものを見かけることがしばしばある。これは定員一人当たり3リットルの飲料水を備え付けることが救命艇設備と義
務付けられていることによる。また破損時に一度にすべてを開封して消費しまわないようになどの観点から小分けされているとされるがその理由については明文
化されていない。
前記の清水の連結されたビニルパッケージは、ある意味で水の板状の構造をなしている。これを半径5cmから20cm程度の底面の円を想定しながら、円形
に巻きつけてゆくことで、緊急時に、救命艇設備を得たものは、自ずと、提案GPS装置を、自らの身体体躯と、巻きつけて形成した円筒形状(本来は水袋)の
水とで、回折波を手元の機材のみで効果的かつ効率的に排除しつつ、方位を得ることができるのである。
船舶救命設備規則には「(救命艇の艤装品)第十四条 救命艇には、次の表に定める艤装品を備え付けなければならない。定員一人当たり三リットルの飲料水:。水密容器に入
れた清水。」と記述されている。
前例のような円柱を基本とする中空筒ではなく多角形柱を基本とする中空筒であってももちろん良い。多角柱、例えば、八角形柱の中空筒であってもちろん良いのである。六角形柱を基本とする中空ずつであっても良い。四角柱を基本とする中空筒でももちろん良い。
四角柱を基本とする中空筒で、さらに、簡便のため、図5のように左右だけに構成部分が存在する場合でももちろん良い。
これについては、両方の水分包含可能空間を下部で細い中空チューブで連結しても良い。そうすると、ハイドレーションシステムを併設した場合でも、左右の
片側だけの水位が下がってしまい、回折波の減衰化が左右で均等で、無くなる状態を無自覚に形成されてしまう事態を、容易に避けることができる利点が生まれ
る。
左右の板状の部分は、蛇腹構造を持たせて、内容物が充填されていない空の際には、嵩張らないように空気を追い出して圧縮し、スクリューキャップで口を密閉することにより
、薄い構造になる。これにより、嵩張らない構造を維持することができ、野外活動に好適に適合する。
以下では、誘電性の電波吸収材料として活用する素材、について検討する。特に野外での自然環境や大規模災害環境で、単身あるいは少人数で被災者救出活動
や、捜索活動、救助活動、に従事する先遣隊、あるいは、過酷な環境で自主的に避難を継続的に実施し続ける者を対象とする。
水による、電磁波の吸収特性をSchwanらによって実測された水(25度)のε‘(比誘電率)と、ε“(比誘電損)数値を用いてα(振幅減衰定数,Amplitude
attenuation coefficient)を、
α=√((1/2)・ω^2・μ・ε0・[√{(εr‘)^2+(εr“)^2}−(εr’)])
α:減衰定数 (媒質の)
β;位相定数 (媒質の)
ω:電磁波の各周波数
εr‘:比誘電率 (媒質の)
εr“:比誘電損 (媒質の)
ε0:真空の誘電率
として、
または
α=√((1/2)・ω・μ・[√{(σ)^2+(ω・ε)^2}−ω・ε]) (Np/m)
ε0:真空誘電率
μ0:真空透磁率
ε‘:比誘電率 (媒質の)
ε”:比誘電損 (媒質の)
σ:電導率
f:周波数
c:光速(=約3x10^8(m))
として、
求め、1 (00MHzから3GHzまでの減衰率を計算すると図8のようになる。水(2
5度)による電磁波の減衰は、1.5GHzで、約100dB/mである。(2.45GHzの約1/3であることがわかる。)1.5GHzの電力半減深度、換言すれば、3dB
減衰する深度)は、ほぼ3cm程度であることがこの文献値からも推定できる。生体組織
の60%から70%は水分で構成されており、可視領域より長波長側の電磁波の透過・吸
収は水分によって支配的であることが多い。筋肉などでは電力半減深度は水の場合の1/3から1/4である
(マイクロ波加熱技術集成 普及版 代表編集幹事 越島哲夫、NTS, 第II編工業用マイクロ波応用技術、第5章医療分野、P438)
他のデータともつきあわせると前記にかかる単位長当たり減衰率と電力半減深度大体つぎのようにいえる。
単位長さ当たり減衰率
電力半減深度D
300GHz 6.0x10^2dB/m
3GHz: 3.9x10^2
dB/m
2.45GHz: 3.2x10^2
dB/m
約1cm
1.5GHz: 9.8x10^1dB/m 約3cm
915MHz; 3.5x10^1dB/m 約9cm
430MHz: 8.0x10^1dB/m 約36cm
1.5GHzにおける、筋肉における、電力が(1/e:eは自然対数の低)になる深
度は、約2.5cm程度である。
誘電損(dielectric loss)は、電熱の一種で、交流電界を誘電体に加えたときに、その交流電界より位相が遅れて分極が起こるために発生する熱エネルギーである。
人間が自らの人体遮蔽も活用して使用という文脈においては、導電性電波吸収材料や、磁性電波吸収材料を用いる方式は、アンテナとそれらの材料が、距離が近いため、結合してしまう、という欠点があった。誘電性の電波吸収材料は、そのような問題から、遠く、好適に適合する。
また本論で示すように、そうした際の素材には、携行持参の必然性があるものを用いることができた場合には多大な効果を奏するのである。
それは、例えば、飲料水、飲料用液体(エチルアルコールなど)、食材、食品、医療用輸液(血液パック、生食パック、消毒用メチルアルコール)、現地調達可
能な素材(砂<水分17%>等)、保冷材・保温材(高吸水性高分子、水、防腐剤、融点降下剤等)、海水中等の保温性衣類(ネオプレンなどのクロロプレン系
ゴム等)である。
これらは、従来ほとんどというかまったくこの種の目的に注目されてこなかった素材である。しいて言えば、交番電界中の誘電体の誘電損による加熱、すなわち、誘電加熱の分野で、より限定的には、いわば、マイクロ波加熱,マイクロ波食品加熱の分野で若干の知見
があったのみであった。本論ではそれらを発見的に活用してゆくまったく新しい提案を行う。
以上、形態について主に見てきた。
以下では、誘電性の電波吸収材料として何を用いるか、について主に検討する。
これは、誘電損失、を利用する方式である。
人間が自らの人体遮蔽も活用して使用という文脈においては、導電性電波吸収材料や、磁性電波吸収材料を用いる方式は、アンテナとそれらの材料が、距離が近いため、結合してしまう、という欠点があった。
誘電性の電波吸収材料は、そのような問題から、遠く、好適に適合する。
また本論で示すように、そうした際の素材には、携行持参の必然性があるものを用いることができた場合には多大な効果を奏するのである。
近年の、原発事故における、一種の、市民の自主的な救命活動を促進する救命ボートのような役割の技術提案の重要性に鑑みて、提案をなしていることも本研究の特徴とも呼ぶことのできるひとつの重要な視座と言える。
この根拠は次のようである。水は後述するように、L1波帯1.5GHzの電力半減深度が数cm程度である物理化学的特性を有する。その上、登山や救助活動において救助者のあるいは被救助者の安全のために飲料水の携帯・運搬は当然行われているはずである事実がある.
主として歩行により移動を行う者が携行する、方位情報取得可能な筆者提案のGPS受信機と、従来この分野で飲料等以外のこうした用途にまったく注視されてこなかったこの素材としての水とを、組み合わせて用いることの利点について次に述べる。
マイクロ波は誘電体中を浸透しながら吸収され熱に変わって減衰していく。この際、減衰特性として、特に、誘電体表面でのマイクロ波電力密度が1/2に半減するまでに直進した深さ、すなわち電力半減深度D[m]は、
D=3.32・10^(7)/f/{√(εr・tanδ)}
で表わされる。ここで、周波数f[Hz]、比誘電率εr、誘電損tanδ(誘電体損失角δ)である。(出典:森本雅之他 マイクロ波加熱装置 三菱重工技報31(6) pp.396−399 1994)。
上式から図6と図7が得られる。水はマイクロ波の電力半減深度が小さく、優れた吸収素材である。本稿の目的にこうした物理化学的特性を備えた素材そしては、これまでまったく着目され活用されてきていない。
同様の属性を顕著に示す素材として医療の洗浄用消毒用などの多目的にも散られるメチルアルコールを含むアルコール類等が存在する。
これも同様にこれまで生化学用途にのみ活用され、本稿における目的に適うこうした用途に考えられてこなかった。電力半減深度が小さいもの、例えば、水、は均質に暖めることが難しい、均質加熱に、うまく適合しない素材という考え方の位置づけのみであった。
例えば「一般的にマイクロ波電力による均一加熱度合の限界は(2〜2.5)・D程度であり、これ以上厚い物質ではマイクロ波エネルギーが中心部へ到達す
る前に減衰してしまうため表層と中心部の温度差が大きくなってしまう。この結果、物質の表層と中心部の温度差が大きくなり、均一加熱が困難となる」「マイ
クロ波を用い冷凍食品を解凍しようとする場合に、非常に厄介な問題となる。即ち、冷凍食品の一部分が先に溶けて水になると、損失係数が大きくなりマイクロ
波は、この水の部分に集中的に吸収され、その部分だけが高温になってしまう、いわゆる『ランナウエイ加熱』発生する。本現象を避けるためにマイクロ波を間
欠的に照射して被処理物内部の熱伝導による熱移動を利用するなどの工夫を加えることで、ほぼ均一に解凍可能となる。」といったような記述が見られた。
つまり、衛星通信工学とは遠く異なる異分野において、問題点としてのみ、扱われていた。
そうした問題点として扱われていた属性を、衛星通信分野、衛星測位分野という、未来的な社会基盤の可能性も大きい宇宙技術の文脈において、逆に有効に活用せんとすることが本稿の提案なのである。
衛星通信分野、衛星測位分野ではほとんど考慮されることはないままであったため、本稿における技術文献の出典も、このような傾向を反映するものとなっている。
ところが、ひとたび、大規模自然災害救援に具体的に役立つことを真摯に考えはじめるに際して、実際に役立つ技術を考案し社会還元を念願する立場から、広範かつ深い探索に根ざした探索的継続的努力から、このような視座が発掘された。
水は、人体はもとより、遭難救助犬・被災者位置探索犬などを含めた意味で生物の生命維持に欠かすことのできない基本的な化学物質であるため、世界の多く
の国と地域でその入手地点等の情報は共有され、入手可能性が他の化学物質に比べて高い。救命活動従事者は必ず携行する。同時に相応の廉価性を備え、必要性
がなくなった際の廃棄も容易で、環境への負荷とコストもほとんどかかることがなく、腐敗性もそれほど迅速でないとの優れ
た利点がある。
必携される水の有する前記の諸利点に加えて、マイクロ波帯の電力半減深度という、他の化学物質に類を見ない卓越性を回折波の減衰に有効に活用することが
できれば、携行物の、重量、容積の特段の増加をもたらすことを避けることができ、かつ、安定的な、方位情報取得の精度向上(具体的には、方位限定幅の狭く
すること)という、一見、相反する価値を、同時に達成することができる。
救援する側、救援される側を問わない上、人体はもとより、遭難救助犬・被災者位置探索犬などとも述べたが、それ以外にも、警察犬、愛玩動物、家畜、家禽類、植物などの生命維持に欠かすことができない基本的な化学物質であることはもちろんである。
燃料電池が社会で広範な用いられる日が近いが、その際には、排出されるクリーンな化学物質として水のみが最終生成されるという点も、電力を生成した後の
生成物が、循環的に本提案に活用できるという観点で、きわめて未来の社会的な枠組みと本提案が好適に適合すること、すなわち、相性が良いことを示してい
る。
一方、本稿で、水、という表現した際には、水を含有する物質一般をも含めて意味することとする。水を含むことにより、マイクロ波帯電磁波に対する小さい電力半減深度を示す物質は多い。
代表例としては、穀類、根菜類、肉類などの食品や、飲料品の物質がまず含まれるものとする。Ration planningという概念があり軍や山行な どで主に諸外国でもわが国でも用いられる、山行、長時間・長期間の歩行をともなう救援活動での歩行により運搬する重量物としての食糧をどのように消費する かというほどの意味である。
こうした概念が重視され存在することがそもそも、重量物であるration(食糧)の一回分の割り当て量をどのようにするかなどがこうした行動に重要で あることを示している。本提案は、それらを単なる歩行のさいの体力消費を増大させる重量物の運搬と捉えることから、回折波減衰へ貢献させる視座に変換する こともできることを示しており、長期の野外の救援行動や自然調査・探査行動の悪天候時などの危険回避に活用できる可能性を示しており、そうした活動に好適 に適合する。
主に医療用として、細胞外液欠乏時やナトリウム欠乏時の輸液用電解質溶液のベースや麻酔液・注射剤の希釈、皮膚・創傷面の洗浄などにも非常時には効果的 に流用可能であることは言うを俟たない。冷凍庫・食器洗い乾燥機の使用に適合する。耐熱温度190℃耐冷温度−20℃であり乾燥地域ないし極地での過酷な 使用にも適すため、寒冷地、猛暑、などでも壊れないすぐれた特性を有す。
本稿で、水、という表現した際には、メチルアルコールあるいはエチルアルコール等、水と親和性が高い低級アルコール(炭素骨格が小さい規模ものアルコー ル類を有機化学において低級アルコールと称する。それ以上の意味は無い。)およびそれらを含有する物質一般をも含めて意味することとする。理由を次に示 す。
これらは、水と同様、マイクロ波帯電磁波に対してきわめて小さい電力半減深度を示す。メチルアルコールまたはエチルアルコールなどは大規模災害時等の緊 急医療に必須の傷口の消毒および切開等の外科手術等を可能にする兼用しうる重要な医療用品のひとつである。極地や寒冷地での燃料(低体温症患者への暖房 用、被災者への食品調理用、救助者間の連絡用の小型移動体(無人機航空機等)駆動燃料用等多目的用途)として生命維持に貢献も兼ねることができる。エチル アルコールは緊急時には食品が無い際の生命維持用のカロリーに飲料品として摂取することで転用も可能である。
エチルアルコールは長期保存(耐腐敗)性を水や食品に安全に与えうるとの熱帯付近の野外活動ではきわめて意味のある稀有な機能も有する。南極などの極地の踏査において、持参した場合、密閉された雪上車などの専用移動体から凍結しがちな水も、これらのアル
コール類との混合水溶液と化すことで、融点はマイナス70度程度に下がり、凍結を免れるという稀有な機能も併せ持つ。
アウトドア活動で救命に活躍する保温材、保冷材でも良い。人の生活に重要な意味を持つこれらの物質が、携帯された際に発揮することが期待されるこうした 稀有な多機能性に加え、マイクロ波帯電磁波に対する小さい電力半減深度を示すことは意味が深い。そこでこれらの物質も人命救助などの観点から含めるものと するのである。
医療分野にいては、ITU等でも、遠隔医療における技術とともに、被災地・被災者への迅速な接近法の重要性が議論されている。必ずしも医者が接近せずとも、衛星通信などで画像などとともに適切な指示をだせる。そのために、医療協力者者(co medical)の迅速な接近が求められる。
ICT技術のため、真の専門家は中央にいて良い。その判断を実施する医療協力者の現地被災者・患者への迅速な接近が求められるのである。
そのために、本提案は有効に活用され得る。ひとつにはGPSで世界のどこでも、位置を把握できることにおいて。ひとつには、提案方式において方位情報迄えられることによる。co−medicalは生理食塩水など一定の輸液を保持している。それを自らの移動中にも、GPSと組み合わせて迅速・的確な接近法に用いることを本提案は可能にする。
輸液技術の発達は、第2次大戦後の40年間の外科学の進歩とともにしてきたとも言える。逆に、第2次大戦後の40年間の外科学の進歩、には目をみはるものがあるが,これは無菌法,抗生物質の発見,麻酔法の発達,輸血・輸液療法の確立に負うところが大きい。同様に衛星測位技術の急速な普及によって初めて本提案が、注目されるところなのである。1901年の K. ラントシュタイナーの ABO 式血液型の発見,14年のヒュースティン Albert Hustin らによる抗凝固剤クエン酸ナトリウムの発見,40年の K. ラント
シュタイナーらによる Rh 式血液型の発見などは輸血の実施を促進させ,大きな成果をもたらした。輸液療法も,体液に関する病態が明らかにされるにともない,異常な病態に適合した内容のものが補給可能となった。しかも,かつてはどんなに努力しても1日600kcal以上の補給は無理であったが,60年代に経中心静脈的高カロリー輸液療法(中心静脈栄養)が開発され,1日2000〜3000kcalが補給可能となり,外科治療に一大福音をもたらすようになった。なお、術語の和英の対照をねんのため示しておくと、次のようである。electrolyte 電解質・電解液 、electrolyte solution 電解(質溶)液、loss tangent 損失正接・誘電損・誘電損失角度、dielectric constant 誘電率。発展しつつある分野とも看做すことができるため、一部複数の訳語・概念が割りつけられていることがわかる。これらは理化学辞典第五版、百科辞典マイペディア、世界大百科辞典第二版、ジーニアス英和和英大辞典等によった。
医療用薬液として輸液としてアルコール類は運搬されることがある。また燃料としても登山や極地踏査で運搬される。極地などでは、水は氷ってしまう。氷になってしまうと、電力半減深度が大きく変化してしまい、極めて大きい値になってしまうのが水の特徴である。そこで、凝固を避けるために、エチルアルコールや(注意して)メチルアルコールと混合することによる有効方策をとることができる。それらのアルコール類はマイナス70度程度の凝固点を持ち、水と任意の割合で溶解するためである。またエチルアルコールは人間の栄養として摂取も可能であり、近年は、移動体の燃料としても活用されるのは承知のとおりである。そうした素材を本提案でも有効に活用できることは希望が持てるものである。表1や図6や図7からアルコール類の本提案への好適と言える適合性が見て取れるのである。これはアルコールが極性分子であることから、大きな誘電損失係数と、小さな電力半減深度を有することによる。
2.450MHzのマイクロ波に対しては次のように言える。
例えば、水の場合、約1cmの深さでマイクロ波電力が半減してしまうので、対象物の含水率により対象物の厚みを決定する必要があることがわかる。
メチルアルコールはさらにそれよりも短い0.5cm(5mm)程度でマイクロ波電力が半減してしまう。
エチルアルコールでも、約3cmの深さでマイクロ波電力が半減してしまう。
粘土(水分20%)では、1.8cm程度、砂(水分17%)では0.28cm程度でマイクロ波電力が半減してしまう。
これらの素材は当然流用可能である。
Hippelおよび越島によると、マイクロ波(2.450MHzのみ)に関して表1のとおりまとめることができる。表1はHippelおよび越島による値を発明者の視座でまとめた。
(出典:Arthur R. Von Hippel and Alexander S. Labounsky、"Dielectric Materials and Ap
plications"、 Artech House; illustrated e
dition、 ISBN 978−1580531238、 pp.300−370、
December 1995)
(出典:
越島哲夫編著、"マイクロ波加熱技術集成"、ISBN 4−86043−07
0−0、 NTS press、 November 2004)
水以外の液体でも妥当性があるものが存在する。それは、例えば、飲料水、飲料用液体(エチルアルコールなど)、食材、食品、医療用輸液(血液パック、生
食パック、消毒用メチルアルコール)、現地調達可能な素材(砂<水分17%>等)、保冷材・保温材(高吸水性高分子、水、防腐剤、融点降下剤等)、であ
る。さらに別途、海水中等の保温性衣類(ネオプレンなどのクロロプレン系ゴム等)も妥当性を有する。これらは、従来この種の目的にほとんど注目されてこな
かった。しいて言えば、マイクロ波食品加熱等の分野で若干の知見があったのみであった。本論ではそれらを発見的に活用してゆくまったく新しい提案を行う。
水、メチルアルコール、エチルアルコ−ル、クロロプレンなどはマイクロ波帯の電磁波における、損失係数εr・tanδが大きく、必然的に、電力半減深度
Dが小さい値を取る。そこで、人体を用いた提案型GPS受信機利用時の、体側からの回折波弱化に有効性がある。人体を用いた高杯GPS受信機の使用文脈
(原発災害時避難、野外救援活動、遭難類似状況活動支援、自然探査、研究踏査、大規模自然災害時救急救命活動従事、大規模人工災害救急救命活動時等)にも
好適に適合する。自他にかかわらず生命維持に水(非加工食材又は加工食品に含まれる水分を含む)、や医療用輸液(生食、薬品、消毒用アルコール)や、飲料
用等の液体(エチルアルコールやスポーツドリンクや調味料(醤油)など)を所持していることが想定されるからである。
従来は、こうした、水、メチルアルコール、エチルアルコ−ル、クロロプレンなどマイクロ波帯の電磁波における、損失係数εr・tanδが大きいもの、必
然的に、電力半減深度Dが小さいものは、マイクロ波加熱され易いものとなってしまい、マイクロ波加熱装置の、例えば、構造材としては利用不可能となる、と
いったマイナスの文脈で、もっぱら多く考えられてきた事実は、本提案ではことに注目されねばならない。本提案では、こうした分野特異的な固定的な見方から
一旦自由になり、そうした一見不利益にのみ見える現象を逆に有効活用して新たな産業上の積極的な活用価値を見出し、人命救助をはじめとする人類の共通の公
共的福祉等の発展に資する技術提案を行おうとするものである。近年の、原発事故における、一種の、市民の自主的な救命活動を促進する救命ボートのような役
割の技術提案の重要性に鑑みて、提案をなしていることも本研究の特徴とも呼ぶことのできるひとつの重要な視座と言える。
以下では救命水を用いる場合についてのフィボナッチ数列を導入する筆者の考案について述べる。円筒形状にするには少し工夫が要る。板状にして使うにはそうした工夫はなしに済ませられるが。
水を、一定形状の円筒形状になるように梱包したものを準備する際には、救命艇設備規則に準拠して、救命艇に設備されていることの多い、一般的形状の清水
のビニル袋入りパッケージを流用することもできる。事実上標準となっている形状がある。例えば、横5cmx縦3cmx厚さ1cm程度の、小分けされたビニ
ルパッケージに清水として飲料水がパッケージ化されているものが、救命艇設備の事実上標準(de fact standard)となっている。わが国で市
販されている当該形状のものはおおむね透明なパッケージであり、青字で、国土交通省認定の刻印があるものが一般に流通し、現実に、活用されている。
海外でも同等の寸法で同様の現地語表記のものを見かけることがしばしばある。これは定員一人当たり3リットルの飲料水を備え付けることが救命艇設備と義
務付けられていることによる。また破損時に一度にすべてを開封して消費しまわないようになどの観点から小分けされているとされるがその理由については明文
化されていない。
前記の清水の連結されたビニルパッケージは、ある意味で水の板状の構造をなしている。これを半径5cmから20cm程度の底面の円を想定しながら、円形
に巻きつけてゆくことで、緊急時に、救命艇設備を得たものは、自ずと、提案GPS装置を、自らの身体体躯と、巻きつけて形成した円筒形状(本来は水袋)の
水とで、回折波を手元の機材のみで効果的かつ効率的に排除しつつ、方位を得ることができるのである。
船舶救命設備規則には「(救命艇の艤装品)第十四条 救命艇には、次の表に定める艤装品を備え付けなければならない。定員一人当たり三リットルの飲料水:。水密容器に入
れた清水。」と記述されている。
飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージの、切れ目で分離される、ひとつ分の小袋の寸法(長さ)、を、本稿で筆者が提案する次のようなフィボナッチ数列の応用提案に基づいて、重なりにくく工夫されたビニルパッケージを用いても良い。
なおフィボナッチ数列は、イタリアのレオナルド・フィボナッチ(1170年−1250年ごろ)によって見出された数列である。フィボナッチ数列は、1、
1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233・・・と続く。フィボナッチ数列の作成方法は、最初に1、1のみ準備しその後は前2項
を足すことで、次の項を作るという単純なものである。フィボナッチ数列の連続2項の比を取ると、その極限値は、(1/2)(√(5)−1)に収束する。 フィボナッチ数列の連続2項の比がこの値に収束してゆくことを図9は示す。
この(1/2)・√(5)・1}=(0.618)は植物などの自然界によく出現する
数として知られる。Golden ratio(黄金比、ときにφと表記されることも多い。)と呼ばれる。
フィボナッチ数列(Fibonacci sequence)における隣接二項比の極限
値もこの値に収束する。自然界では、黄金比は葉序等に深く関係があること等がよく知られている。
植物の葉が茎の周りに一定の角度を保って突出してくる姿を真上からみた際の様相を、葉序という。1周を1とすると、1/2の回転率の葉序で、出てくる
と、2つ目までは重ならず良いが3つ目の葉は1つ目の葉と重なる。1/3の回転率の葉序では、3つ目までは重ならず良いが4つ目の葉は2つめの葉と重な
る。2/5の回転率の葉序では、5つ目までは重ならず良いが6つ目で1つ目の葉と重なる。3/8回転率の葉序では、8つ目までは重ならず良いが9つ目で1
つ目の葉と重なる。
これらは、フィボナッチ数列の隣接2項の比であることが知られている。自然界の植物の葉は日光を効率よく受けるために回転しながら次の葉をつけてゆくが、フィボナッチ数列の隣接2項の比で形成されて、効率よく日照を受ける葉同士の重なりあいを避けているのである。
もっとも効率の良い回転率を追求すると、フィボナッチ数列の隣接2項の極限値(これは最も美しいと感じる比率すなわち黄金比でもある)であることがわかっている。それは、(√(5)−1)/2=0.618034である。これについて次に述べる。
葉の付くところ、が、真上から見て、重なると、日光を受ける効率が低下する問題がある。そのアナロジーで、飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージ
の、切れ目付近には水が存在しない。ビニルの密閉加工された部分ののりしろのような部分がある。それが巻きつけていくと案外重なってしまい、そこを外側か
ら見ると水の壁が存在しないことがある。このようになってしまうと、水で回折波減衰をほどこす、ということが困難になる。そこで、葉序のアナロジーで飲料
水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージ、深く考えずに巻きつけても、うまく、切れ目が重ならないことで、水で回折波減衰をほどこしたときにほぼ確実に成功
する方法を提供したいと考えている。
なお、船舶救命設備規則(昭和四十年五月十九日運輸省令第三十六号 最終改正:平成二一年一二月二二日国土交通省令第六九号)に、次の条項がある。(救
命艇の艤装品)第十四条 救命艇には、次の表に定める艤装品を備え付けなければならない。定員一人当たり三リットルの飲料水:。水密容器に入れた清 水。」。飲料水小分け密閉梱包連続ビニル
パッケージは、これに基づいて事実上標準として用いられている。ただ現状では、その寸法には特段の合理的な根拠はなく事実上標準となっている。
もっとも効率の良い回転率は、黄金比(Golden ratio)をGとするとG=(√(5)−1)/2=0.618034・・・。すなわち、G=0.618である。
すると、もっとも効率のよい回転角度は、360.0度×黄金比(0.618034・・・)=222.49・・・度である。
これは、180度を超えるので、360.0−222.49度=137.51・・・度の回転数でも同じことになる。
これを与える回転率は、g=1−G=0.38197・・・である。
これをradianを単位として表現すると、v=2πg(rad)となる。
言い換えると、
約137.5度(=360(1/2)・√(5)・1}−180度)あるいはその自然数倍、
または、
約222.5度(=360(1/2)・√(5)・1}度)あるいはその自然数倍、
の相互離角を自ずから形成するべく、
隣接する分離切取線の間隔は、紙円筒半径および飲料水小分け密閉ビニル梱包パッケージ分離切取線付連続体の厚みと先頭からの切取線の順序番号により算出
される間隔値に基づき設計されており、各分離切取線が当該中心軸から見て全て異方向に分散し何重に巻きつけても重ならない全体構造が自ずから形成されるこ
とで、
上記上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号強度を漏れなく減衰させることができる。
こうして水が存在せず、薄くなっているビニル部分が一方向に偏在して、そのような水の存在の薄い部分から、回折波が減衰せずに侵入してくる可能性を太い
に減じることができる。このときに、最初の直径を目安となるための長さを持つ、ビニルの切れ端を同梱あるいは付属させておいても良いし、廉価な紙円筒を同
梱しておいて活用しても良いのである。
以下では考え方の道筋をより明確にするため、アルキメデスの渦巻き(ときに、アルキメデスの螺旋とも。アルキメデスは紀元前600年頃の人物で、螺旋についての数学をも築
いた。アルキメデスの提案した螺旋揚水機は現在も灌漑用ポンプとし使われている。なお、アルキメデスは螺旋の発明者ではない。螺旋がいつ発見されたのかは
分からない。)を前提する(6種類知られる渦巻きでもっともシンプルな渦巻きである)。それはr=a+bθで表現される。
rは 渦巻きの半径である(ただしa、b、θは夫々次のように定義されるとする)。aは、巻きつけ開始時の半径。bは、渦巻き半径が、回転角1radianあたり、増加する長さ。
別表現をするならば 「水小分け袋の厚み/(2π)」。
別表現をするならば、「一周巻きつける毎に増える半径の長さ/(2π)」。θは、累積回転角度(radian)。
例えば、丁度1周巻きつけた場合はθ=2π(radian)。
例えば、丁度2周巻きつけた場合はθ=4π(radian)。
例えば、丁度2.5周巻きつけた場合はθ=5π(radian)。1周(θ=2π(radian))巻きつける毎に、この渦巻半径はb/(2π)ずつ増加することになる
巻きつけ開始時のθ_0は常に0.
1番目に切れ目が入るべき場所を、θ_1
2番目に切れ目が入るべき場所を、θ_2
3番目に切れ目が入るべき場所を、θ_3
n番目に切れ目が入るべき場所を、θ_n
などと表現できる。すると
r_0=a+b・θ_0 =a (∵θ_0=2π・0g)
r_1=a+b・θ_1 =a+b・1g (∵θ_1=2π・1g)r_2=a+b・θ_2 =a+b・2g (∵θ_2=2π・2g)
r_3=a+b・θ_3 =a+b・3g (∵θ_3=2π・3g)

r_n=a+b・θ_n =a+b・n・g (∵θ_n=2π・ng)
である。
まず、厳密値で計算したい際は次のようにするのが良い。近似値で計算しい場合は後述するが、まず厳密値で計算する。簡便性と現実性の特徴を意識して、現実の状況に好適に適合する計算方式を選択するのが良い。
まず厳密値の求める式を、次に示す。
アルキメデスの渦巻の式
r=aθ+b (a>0)・・・(101)
の渦巻の長さを求めむとするならば、通常の一般曲線と同様に、曲線の各微小部分に分割して、積分によって求められる。
本発明は、複数の切取線部分を有する柔軟な板状のものを最初の直径2aを有して(それ以外のことは現場で特に深く意識することを要さずとも)幾重に層状 に巻き始めむとして、「切取線部分が(層間において偶然にも)重なることが確率的に最小になる(切取線間の)回転角
(137.51[deg]=2πg[rad])の繰り返しが、本来的に設計
されているので、無自覚に巻いていっても、そのように現場でも実現される、そのような寸法構造を設計段階から実現しておくことができる。
便宜上「0番目切取線の回転角をθ(n=0)=2πgn=2πg 0 = 0[rad]とすれば、n番目切取線の回転角は θ(n=n)=2πgn[rad] であり、(n+1)番目切取線の回転角はθ(n=n+1)=2πg(n+1)[rad]」と簡単な表現形式であらわす ことができるので便利である。
n番目切取線と(n+1)番目切取線の間の距離(渦巻きをしごくかのごときに直線に直したようすを想定した際の)を、いま、
L(n)
とすると、上述の準備は全てことごとく生かされて、:
として精密解が得られる。精密な解が得られるという大きな利点の割には、比較的単純で簡単な2次式の平方根と簡単な対数を有する程度の式により、その成果
が得られることがわかった。なお対数の中には絶対値記号が入っている。この程度の簡単な式であれば、設計時にこの数式を使用するのは簡単であり、この式は
今後、GNSS時代の到来を背景に、提案方式のGPS受信機と組み合わせて回折波減衰を図る際に有効に機能する可能な、連続小分け飲料水密閉梱包容器(包
装)の隣接切取線間間隔長さを、単純に、最初の巻き付け半径a、小分け飲料水の厚みb/2π、切取線の並び順番nだけ(のこるは円周率π、黄金比に基づい
て規定した定数gであるから既知数)から短時間で算出可能なものであり、設計時に、遭難などの際に役立つ副次機能をそのパッケージの「寸法」自体に巧みに
内在化させることができるため、GNSSが社会基盤として持ちいられその受信機が常用され、携帯される時代にあっては、多大な効果を奏する高い有用性を示
すものとなる。[
]は不定積分の結果を示しており、]右下の値が開始値、]右肩の値が終了値を示す。
なお、上の論理を導いたのは本発明者自身である。一方その途中のプロセスの一部においてのみ、ある種の不定積分を解くとの技術的な面のためのみについては、ある形式の不定積分の1解法として、次の文献の記述の一部のみは参考にした。しかしながら、本提案
の基本的な問題の提案と、解決のためのアイデア提案と、その数理的問題設定と、方針および解決はすべて筆者の創造性によるものであることも改めて指摘したい。なお、・"岩
波数学公式I、−微分積分・平面曲線−、森口繁一・宇田川金久・一松信著、岩波書店、2010年、 第3章二次無理函数の不定積分 第26節「『2次式の一般式』の平方根」を含む不定積分 p.121" を参照した。
前記の式は、次を示す。
n番目に来るべき切れ目と、n+1番目に来るべき切れ目、の間、の長さL(n)は、飲
料水小分け梱包包装の製造時や設計時には既に決定されているはずの、定数だけで決定できことに注目されたい。なんとなれば、巻きつけ開始時半径a、飲料水
小分け梱包包装の平均厚み(b/(2π))と定数π、定数g(=1−G=1−黄金比)、整数n=0、1、2、3、・という、全て既知数のみで表現可能であ
る。
これは、飲料水小分け梱包包装の製造時や設計時に、そのn番目の切取り線間の長さL(n)を、巻きつけ開始時半径a、飲料水小分け梱包包装の平均厚み(b/(2π))さえほぼ確定すれば、決定できることを示している。
次は近似による解放である。
アルキメデスの渦巻き(ときに、アルキメデスの螺旋とも)を前提する(6種類知られ
る渦巻きでもっともシンプルな渦巻きである)。それはr=a+bθで表現される。rは
渦巻きの半径である(ただしa、b、θは夫々次のように定義されるとする)。aは、巻きつけ開始時の半径。bは、渦巻き半径が、回転角1radianあたり、増加する長さ。
別表現をするならば 「水小分け袋の厚み/(2π)」。
別表現をするならば、「一周巻きつける毎に増える半径の長さ/(2π)」。θ は、累積回転角度(radian)。
例えば、丁度1 周巻きつけた場合はθ=2π(radian)。
例えば、丁度2 周巻きつけた場合はθ=4π(radian)。
例えば、丁度2.5周巻きつけた場合はθ=5π(radian)。1周(θ=2π(
radian))巻きつける毎に、この渦巻半径はb/(2π)ずつ増加することになる
開始時のθ_0は常に0.
1番目に切れ目が入るべき場所を、θ_1
2番目に切れ目が入るべき場所を、θ_2
3番目に切れ目が入るべき場所を、θ_3
n番目に切れ目が入るべき場所を、θ_n
などと表現できる。すると
r_0=a+b・θ_0 =a (∵θ_0=2π・0g)
r_1=a+b・θ_1 =a+b・1g (∵θ_1=2π・1g)
r_2=a+b・θ_2 =a+b・2g (∵θ_2=2π・2g)
r_3=a+b・θ_3 =a+b・3g (∵θ_3=2π・3g)

r_n=a+b・θ_n =a+b・n・g (∵θ_n=2π・ng)
である。
ここに、n=1、2、3・・・だとすると、その時点での、半径はひとつ前の半径と、今の半径との、2者の平均r_(n,n−1)=(1/2)・[r_(n)+r(n−1)]=(1/2)[(a+bng)+(a+b(n−1)g)]=1/2(2a+2bng・
bg)=(a+bng)・(1/2)bgで近似される。
よってその1円周は近似的に次で得られる、
2π・r_(n,n−1)=2π[(a+bng)・(1/2)bg]=2π[(a−0.
5bg)+bgn] (n=1,2,3,・・・)
その中の一部分として、比率としてのgに相当する円弧長は次で近似的に得られる
2π・r_(n,n−1)・g=2πg[(a−0.5bg)+bgn]
=2πg(a−0.5bg)+2πbggn
これは重要な意味を示している、すなわち、
一周巻きつけるたびに半径はbだけ増加する飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージを用い、
巻きつけ開始時の半径をaとして外向きに巻きつける場合、
切れ目の位置の相互間隔を、切れ目の出現順番、n(n=1,2,3,・・・)に対応させて、
2πg(a−0.5bg)+2πbggn (ただしn=1,2,3,・・・)
に設計すると、巻きつけても重なりが最小化されることを示す。
巻きつけ開始時の半径をa(cm)とし、
b(cm)の厚みを有する飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージを用い、巻きつけ開始時の半径をaを前提して外向きに巻きつけてゆき水の円筒を形成
する場合、2πg(a−0.5bg)+2πbggn (ただしn=1,2,3,・・・)の長さで小分けされた水の梱包の切れ目がくるように、飲料水小分け
密閉梱包連続ビニルパッケージを設計すると、巻きつけても重なりが最小化されて、回折波の減衰に効率的であって、良い。
その際には、巻きつけ開始時の半径aを何cmに前提して飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージを製造したかを、具体的に明記するとともに、そのパッケージの切れ端のビニルで、その長さを直径2aとして、わかるように、垂れ下がるように作りこんでおくとなお良い。
例えば、半径a=7.5cmで想定して作成された、飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージには切れはじとして、2a=15cmの目盛り印刷済のビニ
ルのみ部分がこれが巻きつけ開始時の直径(diameter)であると明記しておけば緊急時にも被遭難者にもわかりやすい。円の図形の直径を円や正方形を
用いて視覚的補助として非言語的な絵画も利用して直観的理解を助けるよう母語を異にする各国出身旅客や各国出身船員・航海士などにも緊急時にもただちに理
解可能なよう印刷しておけばさらによい。
加えて、飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージの厚みb=0.7cmである設計の場合には、飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージの切れ目は、
n=1,2,3等に応じて、何cm目に該当するように作成するかというと次のように作るべきであることが上述に発明者がはじめて展開した式から自ずと明ら
かになろう。
n=1のとき、2πg(a−0.5bg)+2πbggn
=2π0.381966(7.5 ・0.5・0.7・0.381966) +2π0.7・0.381966・0.381966・n
=17.6788772 +0.6416930・n
≒17.68 +0.64n つまり最初(n=1)では、18.96cm長さで、構成する。
その後は、0.64cmずつ長さを伸ばして最初から製造しておくことで、厚みb=0.7cmの飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージを、使用者が提
案方式の静止時方位取得可能機能を具備するGPS受信機の回折波減衰に身体体躯と同時併用して精度向上(方位限定幅のいっそうの狭化)を図ろうとした際に
も、a=7.5cm半径(2a=15cm直径)にて巻きつけを開始ししさえすれば、深く考えずとも、うまく、切れ目が重ならない、最大効率において、自然
と、巻きつけられてゆき、回折波の進入をゆるすような特段の切れ目が重なることがきわめて生じにくい円筒形状の水構造が瞬時に簡便に形成できてしまうので
ある。
従来は飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージは特段の合理的な理由付けということもなく、そのそれぞれの長さが歴史的な経緯で落ち着いた形状に単になっていたと思われる。
今後は、そうではなく、人命救助の重要性にかんがみて、ひとつひとつのものが、いざ危機となった際には、複数の機能を併せ持つことができ、それらが、複
合的に、相互の機能を高めあうような思想のもとに、このような方針にて、救命水パッケージと通称される、飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージの切れ
目の長さを決めてゆくと、GPS(
あるいはGNSS)が重要な社会基盤となる時代に、好適に適合する。これは遭難者に自
発的な判断根拠を与える方位情報を供与することのみならず、遭難者救助に向かう者もこのような装具を標準的に活用することが可能となり、訓練などがしやすくなる。
実際に、巻きつけ続け 7周目に入って、n=21の切れ目が巻きつけられた時でも、まだ切れ目が明白に重なる事実は認められないことからもわかるように、多大な効果を奏する。
なお、フィボナッチ数列(Fibonacci sequence)は、次のようにも定義されることがある。ほぼ同じことであるが念のため記しておく。初期値を特定しない書式である。
つまり、初期値a(0),a(1)から漸化式a(n+2)=a(n)+a(n+1)で定まる数列.いいかえれば
特に、a(0)=1、a(1)=1の場合にはビネの公式
があり、また
とも書ける.
上記で[ ]はガウスの記号である
この様に記載したからといって基本的な考え方とその性質に上述の議論との本質的な違いはなく同じ議論が成り立つ。
上記ごとく円筒状の水を、その中心軸が前記アンテナ法線と一致しかつ体躯鉛直軸にほぼ垂直で体躯左右面に垂直となるよう配置する際には、マジックテープ(登録商標)、ハーネス、粘着テープを用いて固着すればよい。
以下では登山や警備・安全保障・人命救助・災害救援・国際緊急援助隊などに従事する
者に本提案を適用する際の形状について論じることとする。
図10のようにリュックサックの下部等に、当該構造を、挿入可能な形状にくりぬいた形に事前に形成しておくことも有効である。その際には、ウレタンなどの
軽量だが形状を確保できる素材を有効に活用することが可能である。その際には、先に述べた、巻きつけて円筒形状を形成する飲料水パッケージを、うまく巻き
つけながら格納できるような、布で形成された円筒状の隙間を事前に形成しておいても良い。その底面であるリュックサックの背中に当たる底面の円の中心に
は、マジックテープ(登録商標)を塗布しておき、発明者が提案しているGPS受信機の底面に塗布してあるマジックテープ(登録商標)と、の相互作用で、着
脱が容易に可能にしておくのも良い。ウレタンのかわりに、クロロプレンなど、1.5GHz帯に吸収特性の高い素材を用いてもよい。
本発明の目的用途に使用しない場合には、ここには、取り出すことの多い軽量の物品などを入れておくことができるポケットとして活用できる。円筒の形状の
部分には地図などの長い紙を折り目をつけることなく収納することができ、空間が無駄にならない。また、いわゆるテントマットと呼ばれるテントで床に敷くウ
レタン素材などもこの円筒部に収納しても良い。この円筒部と底面の円につながる部分は、非使用時には、チャック付の布蓋を、かぶせて、ほこりなどが入らな
いようにしておけるようにしても体裁が良くなるので当然良い。
図11を用いて、実際の使用手法の例を以下に示す。
発明者が既に提案してきた上記の、L1 C/A GPS受信機を、身体胴部腰背面に、アンテナ主ビームの法線方向を、体躯中心軸と垂直かつ体躯左右平面に垂直に、体躯から遠ざかる方向に沿わせて、配置する。
水を、一定厚みの長方形板構造になるように梱包したものを準備する。マイクロ波に影響しない例えばプラスチック等の容器で、水を、一定厚みの長方形板構
造になるように梱包したものを準備しても良い。その形状の主平面を、両体側において体躯左右面と垂直かつ、大地に垂直になるように配備する。この際の矩形
面の厚みは、数cm程度であれば良い。流用するGPS受信機が持つ、回折波への影響の受けやすさに依存する。
あるいは、水を注入した状態ではじめて、一定厚みの長方形板構造になるような、いわば水非注入時はぺったんこで薄い形状状態の軽量の水筒等を、ヴェスト
に組み込んでおく、あるいは、取り付け可能としておき、水非注入時あるいは「水注入済だが非活用時」は、ヴェストの背部に、左右から折りたたまれ、嵩張ら
ない(low profile)形状を維持していて、活用時には、ちょうつがいで開く扉のように、左右に90度ずつ程度開いて、図5の形状を形成しても良
い。
プラスチック等の容器は、使用者の口元へと、チューブで連結されていて、使用者の水分補給に役立つように設計されていても良い。いわゆる、ハイドレー
ション・システムと呼ばれ、歩兵・サイクリング・アスリートなどの行動中の水分摂取に活用されている用法を兼ね備えることができる。噛むことで水が給水さ
れる。水だけでなく栄養ドリンクなどでも構成でき、長時間にわたり休憩を取ることなく行動継続することが大切な場合に、それを可能とする。もちろん、
GPS受信機の利用としても測位のみならず方位が得られるため有用である。こうした近未来的なアウトドア活動支援システムとも相性が良く、兼用性が高く構
成可能な点も、本GPS受信機の野外での身体体躯と水との協調活用の使用法の提案の優れた美点のひとつである。
救命水についてここで少し異なった観点から再び論じる。前記した救命艇設備規則に示された飲料水を具現化した、事実上標準の連結されたビニルパッケージは、ある意味で水
の板状の構造をなしている。これを、プラスチック製のやや平べったい直方体の枠組みの中に何重かに重ねて収めることで、先に述べた、厚みのある矩形面を形成しても良い。その際には、肩からそれを登山用スリングなどでぶら下げても良い。
水を、一定形状のうす平べったい矩形状になるように梱包したものを準備する際には、救命艇設備規則に準拠して、救命艇に設備されていることの多い、一般
的形状の清水のビニル袋入りパッケージを流用することもできる。事実上標準となっている形状がある。例えば、横約12cm×縦約6cm×厚さ1cm程度 の、小ビニルパッケージに清水として飲料水がパッケージ化されているものが、救命艇設備の事実上標準(de fact standard)となっている。
わが国で市販されている当該形状のものはおおむね透明なパッケージであり、青字で、国土交通省認定の刻印がある。海外でも同等の寸法で同様の現地語表記の
ものを見かけることがしばしばある。これは定員一人当たり3リットルの飲料水を備え付けることが救命艇に義務付けられていることによる。また一度にすべて
を開封して消費しまわないように、小分けされている。
前記の清水の連結されたビニルパッケージは、ある意味で水の板状の構造をなしている。これを厚さ数cm、矩形の縦が20cm程度、横が10cm程度を、
想定しながら、ヴェストの脇に構成した、庇から、垂下させることで、緊急時に、救命艇設備から得た素材で、自ずと、提案GPS装置を、自らの身体体躯と、
平板形状(本来は水袋)の水とで、回折波を手元の機材のみで効果的かつ効率的に排除しつつ、方位を得ることができるのである。このために、ヴェストは、そ
のような垂下させる支柱を、体躯上下左右面に垂直に突出するように、蝶番を用いて、形成しておいても良い。そこにつるせばよいのである。そのために、飲料
水パッケージに、つるすための穴を用意しておいても良い。ヴェストにはそのための蝶番付支柱を用意しておいても良い。
リュックサックにかかる応用についてここで論じる。
図11のようにリュックサックの下部等に、当該構造を、挿入可能な形状にくりぬいた形に事前に形成しておくことも有効である。その際には、ウレタンなどの
軽量だが形状を確保できる素材を有効に活用することが可能である。その際には、先に述べた、薄型矩形形状を形成する飲料水パッケージを、うまく格納できる
ような、布で形成された隙間を事前に形成しておいても良い。その底面中央であるリュックサックの背中に当たる面のほぼ中心には、マジックテープ(登録商
標)を配置しておき、発明者が提案しているGPS受信機の底面に塗布してあるマジックテープ(登録商標)と、の相互作用で、着脱が容易に可能にしておくの
も良い。
ここでは警官・海上保安業務従事者・安全保障業務従事者等の職業人などへの着用物としてのヴェストへの本提案の応用について論じる。図12または図13の
ように、救命胴衣あるいはヴェストに、利便性を上昇させる構成をとることが、でき、そのようにしてもよい良い。図13は閉じたときに隙間がないが、あえて
隙間を持たせて、閉じたとしても、GPS受信機のアンテナが顔を外に覗かせるように構成してももちろん良い。図14(d)(e)のように構成してもよいの
はもちろんである。この場合、水平に棒状のものがあるが、これらの素材として、樹脂製棒、樹脂製スペーサー、樹脂製回転ネジなど、を用いれば、電磁波の吸
収が期待できる利点があることに加え、その利点があることに加え、それ以外には、方位限定になんらかの電磁的影響、いやしくもネガティブな影響を与える懸
念がまったくないため好適に適合する。
図12または図13は、こうしたジャケット・ヴェスト・救命胴衣形式を用いるものとその形式として、次の諸相の説明に用いられる。
まず、クロロプレンゴム(CRゴム)ウエットスーツあるいは救命胴衣に、あるいは、職業的な専用衣服チョッキに付与的に水構造保持機能を付与してある容器機構を実際に使
用する際に観音開きに用いる際の構造展開を説明することができる。使用者例は次を含む:海上保安関係者、トッキュー隊員、海上自衛隊員、軍関係者(歩兵・特殊部隊員・落下傘降下員)、海上保安ボランティア、海軍関係者、アクアラング愛好家、警察官である。
次に、クロロプレンゴム(CRゴム)ウエットスーツを脱衣してはだけた部分を回折波弱化に活用する際の観音開き形状に構造配置することを説明することが
できる。使用者例は次を含む:海上保安関係者、トッキュー隊員、海上自衛隊員、軍関係者(歩兵・特殊部隊員・落下傘降下員)、海上保安ボランティア、ダイ
ビング・アクアラング愛好家、警察官である。
あるいは、専用衣類であるヴェストに体躯に沿う形で当初組み込まれている、保冷剤、または、蓄温剤を、回折波弱化に兼用活用する際にちょうつがいを使っ
て観音開きに用いる際の形状を説明することもできる。使用者例は次を含む:炎天下や寒冷地で野外で警備を行うため保冷剤や蓄音剤を使うことが有効な者で
あってかつ緊急事には方位を取得する一定の必然性があるもの、警察官、自衛隊員、軍関係者(歩兵・特殊部隊員・落下傘降下員)、海上保安関係者である。
またはクロロプレン(CRゴム)のヴェストの胸部前身ごろを不使用時に後方に展開して回折波弱化に活用することを説明することができる。使用者例は次を含む:トライアスロンランナー・選手・トレーニング者、クロスカントリー選手、海上保安に従事する者である。
なお、図14の構成を取る際には平板状物体を脇に挟み込んで使用しても良い。その際に多少柔軟性を持つ樹脂であれば、体躯側面への密着性も良くなるので好適に適合する。
次に車椅子への応用について論じる。図17は、車椅子に本提案を応用した実施例の概念図である。図中では網目で図示した部分に、これまでも電磁波吸収体
として論じてきた水分を含むもの配置場所に相当する。これが水筒[薬液の供給機能等を含む]などである場合は、当然、それは経口給水(水飲み)チューブと
連結されて、使用者に提供されていてもよいのはもちろんである。医療用の薬理作用のある輸液(例えば点滴のための透明ビニール製医療用パウチパッケージな
ど)でも同然よい。水筒は、図では枡形を横置きしたように背中に取り付けてあり、その底にGPS受信機がくるように配置している。もちろんこの図に限らな
いが、そのような枡形の図は、より開口部が狭くなるように、作られていてもよいことを特に記しておく。つまり、枡形の口が必要以上に広いと思われる場合に
は、そこに、より小さい開口部のみを持つ、中央に中空の開口部を持つ平板の水筒で、その広い開口部をふたをするかのごとくすると、より狭い開口部のみが残
ることになりマイクロ波回折波の減衰効果を強化するためには、たいへん便利である。わずかに水の分量が増加するが、車椅子の場合であれば、車輪がそれを保
持することになるので、ほとんど使用者に負荷がかからない特徴があるため好適に適合する。
次に電動車椅子への応用について論じる。近年、使用者への負担減・利便性向上から、普及が進んでいる電動車椅子を活用する場合、そのモータ駆動・動力部
も水を含む水筒で別途できるだけ取り囲んでもよい。背面にすでに枡形などで回折波減衰の処理をほどこされている、GPS受信機であるが、モータ駆動時に自
然発射されるノイズ性の電磁波あるいは誘導性の不要な電磁波が、万一にも、影響をあたえることがないよう、前記のような工夫で、二重に、(モータという潜 在的発信源近傍において万一の効果を事前に)減衰させる工夫を行ってももちろんよい。(それは図示されていないが、往々にして座席の下電動駆動部は存在す
ることが多いので、それを取り囲む水筒もそこに別途配置すれば容易である。また、長時間の屋外移動時に、水分が豊富にあるため、補給もしやすくなり便利で
ある。
電動車いすの増加を背景に、電動車いすのへのバッテリー搭載の常態化が背景にある。通常のバッテリーであると、硫酸銅液が積載されており、その液体を利用可能である。ま
た最近であるとリチウムイオンポリマー電池が搭載されており、その際も高分子成分と水分を含むのでそれを活用可能である。
最近では、車椅子も多様化し、毎日の日常使いにおけるQOL(Quality of
Life生活の質)の向上を想定し、車輪スポークなどまで、全て、金属を排し、木製などの質感のよい素材にて構成された、車椅子は、たいへん人気が高
い。こうした木製の車椅子は、特に、風合いがよく、毎日、車椅子に乗ること自体すら楽しくなるなどの心理的な影響の面でも、使用者にはたいへん好評である という。こうした大人気の木製部材車椅子は、GPS受信機への影響も僅少と予想され、来るべき福祉社会の使用に本装置とともにやはり好適に適合するもので あることを明記しておきたい。
またセグウエイなど一人乗りの移動体などにも好適に適合することは言うまでもない。こうした一人乗り、の移動体は、近年爆発的に流行の兆しがあり重要な応用分野である。なんとなれば、それ自体は遮蔽として用いることができる面積がないため、人間の体躯と水などを活用する本法との相性が良いから。またこのような個人のempowermentという現象が現代の特徴であり、歴史上でまれに見る個人の科学技術の駆使能力を有している時代であると言える。その個人が、衛星通信につながる携帯電話を所持し、測位衛星の信号を受信して現在位置がわかるとした場合に、その方位においては、相変わらず地磁気レベルという、誤差要因(自差、偏差、局所磁気)が大きく、基本的に局所時期は排除することが不可能であるという、信頼度の低い、方策しか持たないのは問題である。そこで、信頼度の高い本提案方法それも、遮蔽物が認められない場所であれば、できるだけ、確実に実施する方法として本方法は貴重な方策となる。その実現性は、高橋(2011)山の多い場所、ビルの多い場所、空が開けた場所により、それぞれ5回の計15回、一回毎に600試行であるから、9000試行にも上る実際の現地実験によって示された。(以下、高橋正人,静止時方位を取得可能なL1帯C/AコードGPS受信機の提案と評価 −小型・軽量・廉価な新手法の提案−, 社団法人電子情報通信学会論文誌A基礎・境界領域(ISSN: 1881−0195 ), Vol.J94−A,No.2,pp.95−111,February. 2011 より引用)
以上各種の具体的な応用形体を論じてきた。共通するのは次のことである。まず、提案型のGPS受信機で、方位を得るために、自分自身の背中(体躯)を用 いることで携帯物の増加を防ぎ、かつ、身近に存在する電磁波吸収剤を活用する。これによって方位取得を実現するので、携行物の無意味な増加を招来すること がなく、煩雑さをまぬかれる。
特に、山岳遮蔽やビル遮蔽や大船舶や大航空機体や巨大壁面がない時でも本方法は可能である優れた特徴がある。加えて、低廉GPS受信機を流用していてそれに微細な信号強度識別力がなくても目的の達成が可能となるとの代えがたいすぐれた特徴を有する。
そのときに手元にあるはずの身近なものとして各種多様なものがあることをここまででも詳細に論じてきた。次に示す。
まず水である。その本質は永久双極子の誘電分極の誘電損(√εr)・(tanδ)の大きさが電力半減深度Dの小ささに貢献する。時に、水などが溶解した
電解質がもたらす導電率σの大きさも、電力半減深度Dの小ささに貢献する。このジャンルには多くのものが該当することも論じた。水(飲料用・調理用・衛生
用(歯磨洗浄等)・茶・ヨーグルト・穀類・根菜類・植物・動物・食材風呂水・トイレ用水・保冷剤・保温剤・マヨネーズ・ソース・醤油・牛乳・ジュース・な
どが相当可能である。
次に水などに溶けている塩分である。その本質は永久双極子の誘電分極の誘電損へ貢献する電解室の導電率σである。食塩水などが相当し、味付け食品・保存 性味噌・食塩水・筋肉皮膚組織・栄養ジェル食品(商品名であるがウィダーインゼリー等)・保存性ソーセージ(魚肉・豚肉等)・保存性サラミ・保存性ハム・
保存性ベーコン・スポーツ飲料(商品名であるがポカリスエット・ゲータレード等)。
それらに加えて、アルコール類(その本質は永久双極子の誘電分極の誘電損)があり、医療用消毒・生理食塩水・輸液・薬剤液がこの分野に相当する。
さらに、高吸水性高分子(SAP:Super Absorbent Polymer)(その本質はやはり永久双極子の誘電分極の誘電損+電解室の導電
率)がある。この分野ではポリアクリル酸ナトリウム系があげられる。吸水性樹脂の中で、吸水性能が特に高く、また圧力を加えた
状態でも保水力を維持する樹脂を高吸水性高樹脂という。おむつ
、生理用品、保冷剤、保温剤、芳香剤、消臭剤、化粧品、シーリング剤等がある。状態としては、当初は、粉末状であり、水と接すると吸水しゲル状化する。これも使用可能である。
上記だけにとどまらず、次のものも利用可能であるという幅広い利点を有するのが本提案方法の特徴である。すなわち、機械潤滑系・電源機能系・不凍液系液
体・エチレングリコール(不凍液)、バッテリー液(電解質+水)、リチウムイオンポリマー電池(高分子ゲル)なども活用可能である。これらの吸収性の本質
も永久双極子の誘電分極の誘電損+電
解室の導電率であると考えることができる。
図18は、マイクロ波吸収材として人体体躯を一文字型に配備してその中央にGPS受信機を配置する構成が、受信を一義的には意図しない方向からのマイク
ロ波回折波の減衰にある程度効果的であるが、ときにGPS受信機はその回折波の影響をうけることが可能性としてはあることを示す概念図である。仮に身体体
躯を上から見下ろした場合の模式図としては横一文字のほぼ一定厚みの水袋とほぼみなしても差し支えないことがある。こうして、身体体躯だけを遮蔽素材ある
いは吸収素材として用いる場合をこの当該図の模式図で考える。当該図においては、体躯正面方向は、紙面下方向を向くとみなす。体躯背中方向は、紙面上方に
向くとみなし、GPS受信機はその体躯背中に付けられている。体躯正面方向から到来するマイクロ波は、受信を一義的には意図しない方向からのマイクロ波で
あり、体躯の左右両端点で生じるマイクロ波回折波は、体躯背中の中央に配置されたGPS受信機がときに受けることもありうることが示されている。
図19は、人体体躯に加え使用文脈で使用可能な身近なマイクロ波吸収素材を人体体躯のそばに配備し総合して全体としてコ文字形状等に配備してその中央にGPS受信機を配置
する構成が、受信を一義的には意図しない方向からのマイクロ波回折波の減衰に相当程度効果的である、ことを示す概念図である。仮に身体体躯を上から見下ろ した場合の模式図としては横一文字のほぼ一定厚みの水袋とほぼみなしても差し支えないことがある。こうして、身体体躯も遮蔽素材あるいは吸収素材として用 いる場合をこの当該図の模式図で考える。当該図においては、前図と同様に体躯正面方向は、紙面下方向を向くとみなす。体躯背中方向は、紙面上方に向くとみ なし、GPS受信機はその体躯背中に付けられている。特に図18と比較して、回折波効果がGPS受信機により影響しにくいことを理解するために視覚的補助 に活用されることを意図して作成したものである。山岳救助隊員や国際緊急援助隊等、自身の生命維持や、遭難者あるいは被災者の救命のために一定量の飲料 (数リットル)水を常に常備形態して運搬している者にあっては、歩行しながら重量のある水を保持・携行・運搬をせっかくしているならば、方位を取得する際 に、図19のように保持している水を体躯(体躯は70%が水分であるから、これも水と考える)とあわせてコの字型を構成するように背面に構成させる。体躯 正面方向から到来するマイクロ波は、受信を一義的には意図しない方向からのマイクロ波であり、コの字の左右両端点で生じるマイクロ波回折波は、体躯背中の 中央に配置されたGPS受信機に前図の場合よりも影響を与えにくいことが示されている。こうして、隊員が携行している水は、筆者が提案してきた静止時方位 取得可能GPS装置への回折波の影響を低めるための回折波減衰に用いることができ、人命救助という任務の遂行に、携行している水と体躯とGPS受信機は互 いに融合的に機能を融和的に発揮し合って、好適に当該人命救助任務の遂行にたいして円融的に支援を行えるのである。
本稿で論じているものを端的に述べるなら次のようなものを含んでいる。
半球のアンテナパターンを有する
一つのGPS平面アンテナを、
ビーム中心を水平に配置して、
天頂を通る1つの大半円を境として、
前記GPS平面アンテナは向いている方向の上空四分の一天球にアンテナの感度が及ぶ上空覆域を形成し、
前記GPS平面アンテナに接続したGPS受信機に、上空半天球のGPS衛星から送信される信号の捕捉を試みさせ、
前記GPS受信機で受信した信号を処理して前記上空覆域に存在するGPS衛星を判定し、
測位計算の過程で得られる各GPS衛星の方位角を利用して、
前記上空覆域内に存在すると判定された各GPS衛星が、前記上空覆域の開始方位角から見て、時計回りの順序となるように整列させ、
整列させた順序における最後に相当するGPS衛星の方位角を開始方位角とし、最初に相当するGPS衛星の方位角の逆方向を終端方位角として、
時計回りに規定される方位角範囲に、前記大半円の片側が向いている方向の方位を限定する方位情報取得装置を、
身体体躯の前面側又は後面側に装着し、上記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに、水を含有するものを、該方位情報取得装置よりも前方又は後方又は側方又は斜め前方又は斜め後方に突出するように装着し、前記上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号強度を減衰させる、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
前記方位情報取得方法であって;水を含有するもの、は、飲料用または調理用の水またはアルコール類、あるいは緊急医療用の生理食塩水または消毒用アルコール類あるいは医療用薬液、あるいは燃料用のアルコール類を収納した容器体であることを特徴とする方位
情報取得方法。
前記方位情報取得方法であって;水を含有するもの、の形状は、円筒形または矩形筒、の、側面ないしその一部であって;その中心軸と、身体体躯の鉛直軸 と、身体体躯の左右軸と、は、直交し;前記中心軸と、身体体躯の鉛直軸と、の交点の近傍に、GPS受信機が配備され;前記中心軸と、前記GPS受信機のア ンテナ主ビームの方向は、ほぼ一致していること;を特徴とする方位情報取得方法。
上記方位情報取得方法であって; 水を含有するもの、の形状が、円筒形であって;飲
料水小分け密閉ビニル梱包パッケージ分離切取線付連続体が紙円筒等に巻きつけられるなどして造形される場合には、;当初隣接する分離切取線のいずれの2線 の間隔も、当該紙円筒等などの中心軸に垂直な平面内の方向角にして約137.5度あるいはその自然数倍、または、約222.5度(これは137.5度の 180度に対する差分)あるいはその自然数倍、の相互離角を自ずから形成するべく、隣接する分離切取線の間隔は、紙円筒半径および飲料水小分け密閉ビニル 梱包パッケージ分離切取線付連続体の厚みと先頭からの切取線の順序番号により算出される間隔値に基づき設計されており、;各分離切取線が当
該中心軸から見て全て異方向に分散し何重に巻きつけても重ならない全体構造が自ずから形成されることで、
上記上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号強度を漏れなく減衰させること、を特徴とする飲料水小分割密閉梱包ビニルパッケージ分離切取線付連続体を用いることを特徴とする方位情報取得方法。
半球のアンテナパターンを有する
一つのGPS平面アンテナを、
ビーム中心を水平に配置して、
天頂を通る1つの大半円を境として、
前記GPS平面アンテナは向いている方向の上空四分の一天球にアンテナの感度が及ぶ上空覆域を形成し、
前記GPS平面アンテナに接続したGPS受信機に、上空半天球のGPS衛星から送信される信号の捕捉を試みさせ、
前記GPS受信機で受信した信号を処理して前記上空覆域に存在するGPS衛星を判定し、
測位計算の過程で得られる各GPS衛星の方位角を利用して、
前記上空覆域内に存在すると判定された各GPS衛星が、前記上空覆域の開始方位角から見て、時計回りの順序となるように整列させ、
整列させた順序における最後に相当するGPS衛星の方位角を開始方位角とし、最初に相当するGPS衛星の方位角の逆方向を終端方位角として、
時計回りに規定される方位角範囲に、前記大半円の片側が向いている方向の方位を限定する方位情報取得装置を、
身体体躯の前面側又は後面側に装着し、上記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに、GPS衛星送信信号の周波数の電磁波に対する電力半減 深度が5cm以下の物質、を含有するものを、該方位情報取得装置よりも前方又は後方又は側方に突出するように装着し、前記上空覆域以外に存在していた GPS衛星に由来する信号強度を減衰させることを特徴とする方位情報取得方法。
半球のアンテナパターンを有する
一つのGPS平面アンテナを、
ビーム中心を水平に配置して、
天頂を通る1つの大半円を境として、
前記GPS平面アンテナは向いている方向の上空四分の一天球にアンテナの感度が及ぶ上空覆域を形成し、
前記GPS平面アンテナに接続したGPS受信機に、上空半天球のGPS衛星から送信される信号の捕捉を試みさせ、
前記GPS受信機で受信した信号を処理して前記上空覆域に存在するGPS衛星を判定し

測位計算の過程で得られる各GPS衛星の方位角を利用して、
前記上空覆域内に存在すると判定された各GPS衛星が、前記上空覆域の開始方位角から見て、時計回りの順序となるように整列させ、
整列させた順序における最後に相当するGPS衛星の方位角を開始方位角とし、最初に相当するGPS衛星の方位角の逆方向を終端方位角として、
時計回りに規定される方位角範囲に、前記大半円の片側が向いている方向の方位を限定する方位情報取得装置を、
身体体躯の前面側又は後面側に装着し、上記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに、GPS衛星送信信号の周波数の電磁波に対して電力半減 深度が20cm以下の物質、を含有するものを、該方位情報取得装置よりも前方又は後方又は側方に突出するように装着し、前記上空覆域以外に存在していた GPS衛星に由来する信号強度を減衰させることを特徴とする方位情報取得方法。
上記方位情報取得方法であって;水を含有するもの、は、飲料用または調理用の水またはアルコール類、あるいは緊急医療用の生理食塩水または消毒用アルコー ル類あるいは医療用薬液、あるいは燃料用のアルコール類を収納した容器体であること、ないしは水またはアルコール類を含む食物として摂取されるものである こと、あるいは味噌及び味噌をもちいたものであること、あるいはソーセージまたはサラミまたはハムまたは燻製製品などの塩分を付与した保存食品であるこ と、あるいは栄養補給用液体ないしジェル状摂取物であること、あるいは動物又は植物の一部であること、あるいは食肉又は穀類又は豆類又は根菜類であるこ と、筋肉または皮膚など高含水性組織であること、あるいは調味料であること、あるいは保温材・保冷材であること、あるいは高吸水性高分子であること、ある いはジェル状または液状の化粧品または家庭用品(洗剤・液体石鹸)などの日用品であること、あるいはバッテリーないし充電池に充填された電解質を含む液体 ないしジェル状の高分子などの工業製品であること、あるいはクロロプレンゴム又はポリクロロプレンゴム又はクロロプレンゴム(CRゴム)同等かそれ以上の 1.5GHz帯などのGPS電磁波吸収特性を有する素材であること、あるいはいわゆるウエットスーツの素材を用いたものあるいはウエットスーツそのもので あること、あるいは極地や寒冷地や高地で用いられる不凍液であること、あるいはエチレングリコール又はジエチレングリコールであること、あるいは、大規模 自然災害、大規模人工災害時に緊急時に野外で入手可能なものなどとしての水分を含んだ土壌または水分を含んだ砂または海水または湖水または河川水または雨 水またはときとして生命体や家畜から排泄されたものを活用することに有効性を認めざるを得ない過酷な環境ではそうしたものであること、または医療用の薬液 または消毒液または輸液または生理食塩水であることを特徴とする方位情報取得方法。
半球のアンテナパターンを有する
一つのGPS平面アンテナを、
ビーム中心を水平に配置して、
天頂を通る1つの大半円を境として、
前記GPS平面アンテナは向いている方向の上空四分の一天球にアンテナの感度が及ぶ上空覆域を形成し、
前記GPS平面アンテナに接続したGPS受信機に、上空半天球のGPS衛星から送信される信号の捕捉を試みさせ、
前記GPS受信機で受信した信号を処理して前記上空覆域に存在するGPS衛星を判定し、
測位計算の過程で得られる各GPS衛星の方位角を利用して、
前記上空覆域内に存在すると判定された各GPS衛星が、前記上空覆域の開始方位角から見て、時計回りの順序となるように整列させ、
整列させた順序における最後に相当するGPS衛星の方位角を開始方位角とし、最初に相当するGPS衛星の方位角の逆方向を終端方位角として、
時計回りに規定される方位角範囲に、前記大半円の片側が向いている方向の方位を限定す
る方位情報取得装置を、
身体体躯の前面側又は後面側に装着し、上記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに、GPS衛星送信信号の周波数の電磁波に対して「GPS衛星送信信号の周波数の電磁波に対する比誘電率(εr)の平方根と誘電正接(tanδ)(δは誘電損失
角)が」10等の一定数値以上の領域に属するもの)、を含有するものを、該方位情報取
得装置よりも前方又は後方又は側方に突出するように装着し、前記上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号強度を減衰させることを特徴とする方 位情報取得方法。前記方位情報取得方法であって;水を含有するもの、は、飲料用または調理用の水またはアルコール類、あるいは緊急医療用の生理食塩水また は消毒用アルコール類あるいは医療用薬液、あるいは燃料用のアルコール類を収納した容器体であることを特徴とする方位情報取得方法。
前記方位情報取得方法であって;水を含有するもの、の形状は、円筒形または矩形筒の側面ないしその一部であって;その中心軸と、身体体躯の鉛直軸と、身体 体躯の左右軸と、は、直交し;前記中心軸と、身体体躯の鉛直軸と、の交点の近傍に、GPS受信機が配備され;前記中心軸と、前記GPS受信機のアンテナ主 ビームの方向は、ほぼ一致しており;リュックサックの内部構造として組込み、取り外しができる構造となっていること;を特徴とする方位情報取得方法。
飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージにおいて、それ自体がb(cm)の厚みを有しており、それを用いて円筒形状の水構造を簡易に形成するために、巻 きつけ開始時の半径をa(cm)を前提して外向きに巻きつけてゆくことを想定した場合、g≒0.382(=1−黄金比(0.618))とすれば、πを円周 率として
2πg(a−0.5bg)+2πbggn (ただしn=1,2,3・・・)
の長さで「小分けされた水の梱包のn番目の切れ目とn−1番目の切れ目の間隔の長さ」が保たれるべく設計されたことを特徴とする飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージ。
前記方位情報取得方法であって;請求項5記載の飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージを、巻きつけ開始時の半径をa(cm)として外向きに巻きつけて ゆくことで、水の存在しない切れ目の部分の発生を効率的に避けることができつつ円筒形状を確実かつ簡易に形成できること;を特徴とする方位情報取得方法。
飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージにおいて、それ自体がb(cm)の厚みを有しており、それを用いて円筒形状の水構造を簡易に形成するために、巻 きつけ開始時の半径をa(cm)を前提して外向きに巻きつけてゆくことを想定した場合、g≒0.382(=1−黄金比(0.618))とすれば、πを円周 率として
[ (aθ+b)/2√{θ^2 + 2bθ/a + 1 + (b/a)^2} + (a/2)log|2θ+(2b/a)+2√{θ^2 + 2bθ/a + 1 + (b/a)^2}| ] from (2πgn) to (2πg(n+1))
(ただし、θ=2・π・g・n (rad) (ただしn=0,1,2,3・・・))
(ただし、[ ]from a to zはaからzまでの定積分の記号とする)
又は
2πg(a−0.5bg)+2πbggn
(ただし、θ=2・π・g・n (rad) (ただしn=1,2,3・・・))
の長さで「小分けされた水の梱包間の、開始点から、n番目の切れ目まで、の、長さ」が保たれるべく設計されたこと
を特徴とする
飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージを、
巻きつけ開始時の半径をa(cm)として外向きに巻きつけてゆくことで、水の在しない
切れ目の部分の発生を効率的に避けることができつつ円筒形状を確実かつ簡易に形成できること;
を特徴とする方位情報取得方法。
(1)半球のアンテナパターンを有する
一つのGPS平面アンテナを、
ビーム中心を水平に配置して、
天頂を通る1つの大半円を境として、
前記GPS平面アンテナは向いている方向の上空四分の一天球にアンテナの感度が及ぶ上空覆域を形成し、
前記GPS平面アンテナに接続したGPS受信機に、上空半天球のGPS衛星から送信される信号の捕捉を試みさせ、
前記GPS受信機で受信した信号を処理して前記上空覆域に存在するGPS衛星を判定し、
測位計算の過程で得られる各GPS衛星の方位角を利用して、
前記上空覆域内に存在すると判定された各GPS衛星が、前記上空覆域の開始方位角から見て、時計回りの順序となるように整列させ、
整列させた順序における最後に相当するGPS衛星の方位角を開始方位角とし、最初に相当するGPS衛星の方位角の逆方向を終端方位角として、
時計回りに規定される方位角範囲に、前記大半円の片側が向いている方向の方位を限定する方位情報取得装置を、
(2)身体体躯の前面側又は後面側に装着し、
(3)前記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに、
(4)水を含有するものを、
(5)当該方位情報取得装置よりも突出するように装着し、
(6)それにより、
(7)前記上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号強度を減衰させる、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(5)については、次の(5’)すなわち;
「当該方位情報取得装置よりも、体躯に対する当該方位情報取得装置側に突出するように、又は、体躯に対する当該方位情報取得装置側と反対の側に突出するように、又は体躯の延長方向となるように、装着し、」
と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(5)については、次の(5’)すなわち;
「当該方位情報取得装置よりも、体躯に対する当該方位情報取得装置側に突出するように、又は、体躯に対する当該方位情報取得装置側と反対の側に突出するように、又は体躯の延長方向となるように、(コンパクトにに格納されていた飲用水の経口摂取チューブを兼用するリザーバーの複数のコンパートメントが、使用時には両腕あるいは片腕を広げることによって(次々、引き出され、)水の平面を腕と体躯の間に形成するように)展開し、(非使用持には両腕あるいは片腕をもとの体側に沿わせる位置に戻すことによってリザーバーのコンパートメントは、もともとの収納位置におけるコンパクトな形状に戻ることで活動性を妨げずに、水の行動中経口摂取を確保できつつ、)」
と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(5)については、次の(5’)すなわち;
「当該方位情報取得装置よりも、体躯に対する当該方位情報取得装置側に突出するように、又は、体躯に対する当該方位情報取得装置側と反対の側に突出するように、又は体躯の延長方向となるように、空間的形状を構成し、」
と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(4)については、次の(4’)すなわち;
「(現場での携行品であるスポーツドリンク・アイソトニックドリンク(人体の細胞液の浸透圧とほぼ等しい浸透圧を有する濃度の電解質を含んだ飲料)・ハイポトニックドリンク(人体の細胞液の浸透圧より低い浸透圧を有する濃度の電解質を含んだ飲料)・ハイパートニックドリンク(人体の細胞液の浸透圧より高い浸透圧を有する濃度の電解質を含んだ飲料)・生理食塩水・海水・バッテリー電解液・電池等の兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的として、)
電解質溶液又は極性溶媒(polar solvent)を含有するものを、

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(4)については、次の(4’)すなわち;
「(緊急援助隊医療チームなどのミッションに重要な、現場での携行品である、あるいは、天幕幕営時調理暖房燃料用、雪上車等移動体燃料用、栄養源としての摂取用、嗜好品としての摂取用、調理用・品調味料用などとしての重要な携行品である)
エチルアルコール、(医療用品、消毒用品としての)メチルアルコール、(一般的な洗浄や燃料用などとしての)アルコール類を含有するものを、

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(4)については、次の(4’)すなわち;
「(緊急援助隊医療チームなどのミッションに重要な、傷口の洗浄、点滴輸液の実施の基礎として用いる、極度の疲労時の経口摂取に用いる、等、現場での携行品として必須のである、)
生理食塩水、あるいは、それを用いて一定の成分を付与した輸液を含有するものを、

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6’)すなわち;

その際において、
(現場における制限されがちな携行品の高度な兼用性・現場物品のみでの事象即応可能性を高めることを主に目的として、)
水を含有するものを収納する又は湛える容器又はリザーバーは、
変形・分割・再結合できるものである
(特徴を有することで前記上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号の諸特性及び当該GPSアンテナとGPS受信機と周囲環境の特性に応じて、現地にて使用者に多様なる形状にての活用を積極的に可能とならしめることができる、)
ことにより、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6’)すなわち;

その際において、
水を含有する物を湛えることができるリザーバーは、複数のコンパートメントに分かれており、当該コンパートメントは相互に組み合わせ自在性を有する、ことで使用者の希望に最も近い任意形状をとれる
ことにより、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6’)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的に)
水を含有する物を湛えることができるリザーバーは、複数のコンパートメントに分けられており、水又は相互に濃度の異なる電解質溶液又は組成の異なる物質又は空気の各層を任意数だけ設けることができる、
(ことにより屈折率の異なる物質に入射する際電磁波は一部反射する性質等をも活用する)
ことにより、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・現場利便性・使用者の健康への配慮又は人命救助などのミッションの完遂の可能性の向上又は災害救援等のミッションのより高次元な水準での完遂又はクロスカントリースキーやトライアスロン競技におけるより高度な成果の達成を主目的に)
水を含有するものを湛えることができるリザーバーは、
(栄養補給、脱水症状の軽減などを含む体調管理等を主な目的とした)
使用者に対しての、リザーバー内容物の、
経口摂取
又は
(皮下・血管内・腹腔内などへ)
輸液
を可能とする手段(としてのチューブ等)を有する、
ことにより、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・現場利便性・使用者の健康への配慮又は人命救助などのミッションの完遂の可能性の向上又は災害救援等のミッションのより高次元な水準での完遂又はクロスカントリースキーやトライアスロン競技におけるより高度な成果の達成を主目的に)
水を含有するものを湛えることができるリザーバーは、
開口部が、周囲方向から中心にむけてすぼまるように又は中心から周囲方向に広がるように、
構成されていること
により、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・現場利便性・使用者の健康への配慮又は人命救助などのミッションの完遂の可能性の向上又は災害救援等のミッションのより高次元な水準での完遂又はクロスカントリースキーやトライアスロン競技におけるより高度な成果の達成を主目的に)
水(等)を含有する物を湛えることができるリザーバーは、
(例えば)多面体(polyhedron, manysided object, manifold object )の展開図の全部又は一部に相当する、
複数の多角形又は幾何学図形をそれぞれ底面とする複数の
(まず一義的なイメージとしては比較的低い背丈で、すなわち実際には往々にして板状とも表現すると解しやすい、数学的な意味での)

(数学的な意味での「柱」としては「円柱又は角柱など、幾何学図形を底面に有する柱」である)
として
(非使用時には着衣に張り付けられるかのごときさほどは嵩張らない形状にて)
構成され、
(展開図から多面体を組み立てるがごとき手順をもって、ベルクロファスナー又は嵌め合わせ具又はスライド装置等の補助を時に得て、
使用持には、そもそもの3次元的空間図形としての)
多面体の諸表面の
(明らかな開口部と表現するより、ほかの面よりも水の層をごく薄くすることで、電磁波にとっての実質上の開口部として機能させることを企図する際は)全部、
又は
(水を充填しない面、すなわち電磁波にとっての明らかな開口部を有させる形状の構築を企図するときは)一部、
を形成することで、多面体の表面の、全部または一部に、水等の層状構造を形成する
ことにより、(一層効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的に)
水を含有する物を湛えることができるリザーバーは、
(例えば)正12面体の展開図又はその一部に相当する複数の正五角形をそれぞれ底面とする複数の(背の高くない、換言すれば厚さとしては薄い)五角柱として、
(より一般的には)n面体の展開図又はその一部に相当する複数の幾何学図形をそれぞれ底面とする複数の(背の高くない、換言すれば厚さとしては薄い)数学的意味での(幾何学的図形を底面とする)柱として、
(非使用時には着衣に張り付けられるかのごとき嵩張らない形状で)構成され、
(使用持には、展開図を組み立てるがごとき手順をもって、ベルクロファスナー又は嵌め合わせ具等の補助を得て)
(例えば)正12面体構造又はその一部を形成することで、(一層効果的に、)
(より一般的には)n面体構造又はその一部を形成することで、(一層効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・現場利便性・使用者の健康への配慮又は人命救助などのミッションの完遂の可能性の向上又は災害救援等のミッションのより高次元な水準での完遂又はトライアスロン「的」な遠泳や海中での業務におけるより高度な成果の達成を主目的に)
水を含有するものを湛えることができるリザーバーは、
(自給式潜水用呼吸装置(アクアラング)ダイビングにおけるいわゆる)ジャケット型浮力制御装置(BCDジャケット, jacket−style Buoyancy Control Devicenの略) の機能とも兼用することができる
ことにより、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的に)
水を含有する物を湛えることができるリザーバーは、
(歩行や駆け足などの通常活動時には、コンパクトな)中心角の比較的小さい扇型柱の多層コンパートメント
構造(経口吸水摂取装置であるチューブを兼備する)を取り、あるいは、容易に戻ることができ、(身体に装備しやすくトレイル・ランニングにも適合するものである一方、)
(災害救援などで現地に急行する際には、本来ミッションの的確な業務遂行のため、道迷いの恐れのある岐路などでは道迷いを防止するために、方位情報取得をより確実に実施するために、被災者の救命率を高め、後遺症の発生確率を低めるため、に被災後の救出までの時間を短縮するために、そうした非常時や緊急活用時には、深刻な不利益を被災者にもたらす道迷いなどによる時間的ロスをどうしても避けるため、)
前記の多層のコンパートメントを持つ個々の扇型構造を個別にスライドし、より大きな中心角を有するひとつの大きな扇型に展開することにより、
中心角のより広い扇型の水の層状構造を展開・創出することで、(手や腕で層状構造の形状を維持しつづけることもなく、手や腕を解放できつつ、地図や確認事項をチェックするなど、補佐を要せずに、また熱中症ないし低体温症を予防する脇の下の冷却ないし保温効果も与えることを可能にしつつ、経口摂取チューブも兼備も容易で、トレイル・ランなどにも適した小型のコンパクトな形状を保持させることもできるため、実際、片口に円筒形の経口給水水筒をつけてのトレイル・ランニングに参加する選手は少なくないことからわかるように、そういした形状から、一層効果的に)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
この際の、扇型多層構造は、両肩に輪状の短いシュリンゲ(登山用の短い紐)で吊るしておいてもよい。あるいは、両肩に輪状の中規模のシュリンゲをたすき掛けにして、同様に吊るしておいてもよい。
なお、本稿における、ほかの項目においても、このことは簡単に実現でき便利であり、実用的であるため、当然、適用できることを指摘しておきたい。
特に、体躯の中心でも吊るす支点を要する際には、たすき掛けの交点を用いればよい。登山などで、ものが簡単に得られない環境場合、こういった紐状のものをうまく活用して困難に見えることを簡単に解決できることは登山界では、ロープワークテクニックとして欧州などで航海術などとともに多く開発されたものが、知られており、成書にその記述は豊富に見られるため、本稿ではそれについて多くは述べる必要はないと思われるため省略する。なお本稿もそうした現場で既に存在しているものに知恵を付与して難局を乗り越える精神を大切にした技術であるともいえると考えらえれる。ロープワークについて詳細は例えば、(ひもとロープの結び方事典、鳥海 良二著。図解 実用ロープワーク、前島、一義著。アウトドアですぐ役立つロープワーク敷島 悦朗著。Outdoor ロープワーク・ハンドブック羽根田 治著)
(例えば)正12面体の展開図又はその一部に相当する複数の正五角形をそれぞれ底面とする複数の(背の高くない、換言すれば厚さとしては薄い)五角柱として、
(より一般的には)n面体の展開図又はその一部に相当する複数の幾何学図形をそれぞれ底面とする複数の(背の高くない、換言すれば厚さとしては薄い)数学的意味での(幾何学的図形を底面とする)柱として、
(非使用時には着衣に張り付けられるかのごとき嵩張らない形状で)構成され、
(使用持には、展開図を組み立てるがごとき手順をもって、ベルクロファスナー又は嵌め合わせ具等の補助を得て)
(例えば)正12面体構造又はその一部を形成することで、(一層効果的に、)
(より一般的には)n面体構造又はその一部を形成することで、(一層効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的に)
水等(高吸水性高分子ポリマーと水からなる、保冷材又は保温材を含む)を含有する物を湛えることができるリザーバーは、
脇の下、又は、首の左右、又は、鼠径部等の大きな動脈が存在する人体の箇所に触れるように存在させることにより、
人体の血流の冷却を行うことができることで、(炎天下の野外オリエンテーリングや災害救援活動やトライアスロンやトレイルレース等での発症の傾向が世界的に高く世界的にその予防が注目されている)
熱中症を予防する効果を兼ね備える、
又は、
人体の血流の加温を行うことができて、(中高年層の登山ツアーにおける荒天時などで頻発しツアー全体の遭難に直結する傾向の極めて高い、また
時にはクロスカントリースキーなどでも生じる危険が世界的に指摘されている)
低体温症を予防する効果を兼ね備える、
ことで、(一層効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6)すなわち;

その際において、
((現場での兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的に)水を含有する物を湛えることができるリザーバーは、海水(等現地で調達可能な液体を任意に)を入れて用いることができるため現場での材料調達可能性を容易にしつつ、救命胴衣に着脱可能なものであることで利便性を高められている
ことにより、(現地において、一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
次に災害救援現場で実際性を有する研究の学際性について少し言及する。災害救援現場では、医療の領域や野外スポーツ科学の領域における各種技術の導入が 現実の救命行動に資するために日常的に実施されている。そのような観点から、以下の素材も本提案に好適に適合することを指摘しておきたい。
まず医学系・医療系の観点からもちいられるべきもの述べる。生理食塩水は、人間の体液とほぼ等張となる濃度を有する、塩化ナトリウム水溶液、すなわち、 食塩水のことである。日本薬局方・処方せん医薬品では塩化ナトリウムを0.9wt%含有する食塩水が「生理食塩液」と定義されている。2005年4月1日 の薬事法改正に伴い生理食塩水は処方薬扱いとなった。主に医療用として、細胞外液欠乏時やナトリウム欠乏時の輸液用電解質溶液のベースや麻酔液・注射剤の 希釈、皮膚・創傷面の洗浄などに使用される。鼻洗浄や手術の生理食塩水バッグ法などでも利用される。より生身の生体組織を傷つけないためには、さらに成分 を調整したリンゲル液が用いられることもある。輸液の範疇には、これ
ら以外にも多様な種類があり、その中に、5%ブドウ糖液、1から4号液、高カロリー液といわれるものなど多様なものが目的別に存在する。高カロリー液とは おおむね一日に必要な程度のカロリーを投与できる製剤。維持液に加えて高濃度のブドウ糖やアミノ酸を含む。浸透圧が高いため中心静脈ルートから投与され る。これらは点滴可能な透明・柔軟・軽量なパウチに梱包されていることが多い。その意味で、既述の、似た扱いが可能である。被災地現場に救命のため徒歩で 向かう医療従事者が保持する確率も高い。
また近年では、経口補水塩(Oral Rehydration Salt)も注目されている。これは主に下痢、嘔吐、発熱等による脱水症状の治療に用い られる。食塩とブドウ糖を混合したもので、これを水に溶かして飲用する事で小腸において水分の吸収が行われる。水に溶かした状態のものを経口補水液 (Oral Rehydration Solution)という。略語のORSはSalt、Solutionのいずれの意味でも使われる。下痢、嘔吐、発 熱といった症状は、これが長期間に及んだりあるいは頻度が高くなった場合には脱水症状を引き起こし、小児や老人では死に至る事もある。
これに対して、病院では主に点滴による水分補給が行われるが、手技の簡便さから経口補水塩による治療が普及しつつある。特に発展途上国などでは感染症な どに起因する脱水症状発症の危険性が高く、また十分な医療設備がないことから点滴治療が困難な場合がある。このため、WHOやUNICEFは経口補水塩の 配布を行い、発症初期での補水治療に関する啓発活動を進めている。先進国においても、特に乳幼児に対して点滴を長時間行うことは困難であり、経口補水塩に よる水分補給が望ましいとされる。経口補水液のパウチ梱包も有効に活用できる。
小腸でナトリウムイオンとブドウ糖が吸収される際、これに伴って水も吸収されることから、経口で水を補給するためには、糖と食塩を同時に与える方が水単 独で与えるよりも効率的である。古くから病人食とされている重湯はデンプン(ブドウ糖の重合体)を多く含むコメを煮て、少量の食塩を加えた食品で水分補給 という点で理にかなった食品であったといえる。研究の結果、ブドウ糖濃度が2〜2.5%程度でブドウ糖とナトリウムのモル比が1:1の場合に、水の吸収効 率は最も高まる。また浸透圧は、血液の浸透圧(270mOsm/L)よりもやや低い200−250mOSm/Lが良い。
熱中症などの緊急時における簡便なORSの作り方として、水1リットルに対して砂糖大さじ4と1/2、塩小さじ1/2で作ることが出来る。このような物 をLGSといい発展途上国ではコップ一杯の沸騰したお湯にひとつまみの塩と一握りの砂糖を入れるということで普及している地域もある。これらも活用可能で ある。近年は、Base of Pyramid (BOP)を対象とした経済活動や科学技術をもちいた支援活動の重要性がとみにいわれており、その意味で も、全世界的な社会基盤であるGPS受信機の廉価品で方位機能を付与でき、その差に、間の生活に基本的な要素である水や飲料品・食料品を同時に携行してい ることで、身体体躯とのみで、その機能の精度の向上に寄与できる手法である本提案は、意義が深いと考えられる。
こうした簡便なLGSに重炭酸を加えることで、水の吸収効率はさらに高まるため、その前駆物質としてクエン酸を加えると良い。これは市販のスポーツドリンクの内容物に似ているが、ORSの方がナトリウム量が多い組成となっている。実際、乳幼児の脱水時にスポーツドリンクを与えると低ナトリウム血症から水 中毒を引き起こすことが知られている。現在日本では、厚生労働省認可の個別評価型病者用食品としてORS用の飲料OS−1が発売されており、調剤薬局や病 院の売店等で販売されている。これらも活用可能である。
また、スポーツドリンクも好適に適合する。これは、運動による発汗等によって体から
失われてしまった水分やミネラル分を効率良く補給することを目的とした機能性飲料である。脱水症状の回復や、炎天下のスポーツにおける熱中症防止にも効果 があるとされる。体液にほぼ等しい浸透圧を持つ。アイソトニック飲料、スポーツ飲料と呼ばれることがある。日常生活の熱中症対策としてスポーツドリンクを 勧められることもある。これらも好適に活用可能である。
水の誘電率は周波数(ωはマイクロ波の各周波数)だけに、依存するのではなく、水が有極性分子のために温度にも依存する。Thraneは、海水の塩分と温 度依存性を理論・実験的にもとめ、40度以下での水の誘電率を、次の、数7、の冒頭示される、水の誘電率についての、デバイの関係式、においての、諸係数を、数7の2行目以降のように与えることにより得られることを示した。
ここで、sは塩分の重量パーセント、tは温度(℃)である。塩分の重量パーセントと、温度、および周波数で、水の誘電率は決定され、塩分が増加すると水によるマイクロ波の吸収は増加する傾向にあるすなわち、電力半減深度は小さくなることがよくわかる。
(普及版 マイクロ波技術集成 編集責任者 越島 P667)
上記により、水のみのときよりも、電解質が溶解している導電性を有する水、が回折波の弱化に、たいへんに好適に適合することが見て取れる。これは、純粋 としての清水のみならず、飲料水はもとより、スポーツドリンク、お茶、清涼飲料水、果実飲料、しょうゆや食塩などですでに味つけされた菜やほうれん草の煮
浸し、じゃがいもの煮物などの食品、ハム、ベーコン、ソーセージ、アイスバー、としてすでに明確な軽量のプラスチック形状などをもって市場に流通している
食品類はもとより、河川、湖、プールの水も、飲料に適さない海水、生活用水などの汚水や、自然のなかのたまり水、水を含んだ土壌や砂などまで含めて、か
えって有効に活用できる可能性が広がることを意味している。こうした活用ができる点が、本手法の優れた利点であることを改めて指摘しておきたい。
特に、海水、食塩水が、電力半減深度が、通常の純水よりも、小さいという事実は、人の体躯を生理食塩水に近似できること、で体躯を活用できることを意味
し、また、船舶関係者や漁礁関係者などにおいては海洋の海水を存分に用いることができ、かならずしも、清水さえも温存しておくことが必須ではなく、いざと
いうときには、清水を消費しきったあとでも、海水などでよりよい形で本提案を活用でき希望を持てることを示している。さらに、人類が海水から誕生して陸に
あがってきた性質を振り返れば、海水に類似した体液を有している人体体躯であることは容易に想像がつく。それを用いることは当然有効であ
るし、摂取する飲み物も食品も海水と類似の味付けや形状のものが多いことも、本提案を、自らの身体および日用品(食品、飲料、自然界に豊富にある海水な
ど)活用場面によって性能向上が図れる。これは本提案の優れた利点の一つであろう。海水ならいくらでもあるのである。清水でなくても本提案は大丈夫なので
ある。海水、食塩水の有効性を示した。魚類にとどまらず、すべての動植物が海洋から陸へあがってくる長い歴史をたどったことを考えると、本提案への食品利
用の有効性もご理解いただけたことと思う。その意味で本提案の本質は、たしかに水というすぐれて人の生活に直結したものに基礎を置くという人の生存と生活
と文明に根ざした意味のある提案であると同時に、さらには、海洋という生命の基本的な根源にふんだんにある海水というものでも使える、いや、それどころ
か、電解質を含んだ水のほうがかえって回折波の弱化にはすぐれて有効であるという点にも、隠された意義が存在し、支えられているのである。
ここでHippelの著作に目を転じて具体的な水と食塩水のデータの裏付けを示しておくことにしよう。
図72には、Hiippelの得たデータが示されている。Waterすなわち水およびAq
ueous Sodium Chloride NaCl水溶液(食塩水)の検査結果が示されている。非常に広範な周波数範囲を検査値であるため、あいにく、1.5GHzのデータが無いので、300MHzと3GHzの中間値を用いることとすると次のようになる。
水は、f=1.5GHzで電力半減深度D=数cm程度が期待できることがこのHippelのデータから計算される。そして25度の0.5molal(質量 モル濃度)の電解質NaCl濃度を有する水溶液(食塩水)では、さらにそれよりも約21%以上も短い、電力半減深度が期待できることがあきらかになった。
この比較は、1.5℃の水という25℃の水よりは一層すぐれて短い電力半減深度を持つものと、25度の0.5molalの電解質NaCl濃度を有する水溶
液を比較しているので、25度の純粋と、25度の0.5molalの電解質NaCl濃度を有する水溶液を比較すると電解質の能力がより明らかにすることが
できる。
まず、
II. Liquid.,A. Inorganicの表において、Water,con
ductivity 1.5℃を選び出し、
ε0=9x10^(‐12)
√(ε‘/ε0)=√((86.5+80.5)/2)=√(167/2)=√83.5≒9.1
(tanδ)・(10^4)=((320+3100)/2)・(10^4)=1710・(10^4)
tanδ・√(ε‘/ε0)=15691・(10^−4)≒15
これを既述の電力半減深度の式に代入していけばわずか数センチの電力半減深度であることがわかる。
結果、水は、f=1.5GHzで電力半減深度D=数cmが期待できることがこのHippelのデータから計算される。
次に、
III. Liquid.,A. Inorganic
Aqueous sodium chloride 25度
0.5 molal(質量モル濃度)solution
√(ε’/ε0)=√((69+67)/2)=√68≒8.3
tanδ=(39000+6250)/2)・(10^4)=22625・(10^4)tanδ・√(ε’/ε0)=187788・(10^4)
tanδ・√(ε’/ε0)=187788・(10^−4)≒19
これを既述の電力半減深度の式に代入していけば先に述べた1.5℃水よりも(こちらは25℃であり、NaClの0.5molal濃度溶液である)さらに21%も短いわずか数センチの電力半減深度が得られるのである。ゲータレードやポカリスエットなどのスポ
ーツドリンクは粉末で携行すればかさらばらないし、軽量である。十分な方位限定の効果を得るためにはこうした電解質の粉末の力も有効に活用することに道が
開かれることを証明した。また自然の海水などの活用性が高いことも証明でき、また医療チーム(例えば正式に国際緊急援助隊法が存在する我が国の国際緊急援
助隊等には医療チームも規定されている。探索救助チームも当然規定されている。)が人命救助のために急行する際には生理食塩水を消毒や医療的措置のために
携行するであろうからその透明パウチビニルも本提案にそのまま積極的に活用が図れる可能性を示唆しているなど、本提案方法が、災害救援の際の人命救助に貢
献できることを示した。
なお、上記で言及したデバイ[Debye,Peter Joseph Wilhelm、1884.3.24−1966.11.2.]はオランダ生れのアメ
リカの物理学者,化学者であり.ミュンヘンで学び,ゲッティンゲン,チューリヒ,ライプチヒの各大学教授,ベルリンのカイザー・ウィルヘルム物理学研究所
主任教授を経て,1940年に渡米し,以後コーネル大学教授となった.初期の電磁波の回折理論などの仕事のほか,固体の比熱(デバイの比熱式)
(1912),X線回折(デバイ‐シェラー法)(1916),X線散乱の理論,強電解質溶液の理論(1923),極性分子の研究などで著名であ
る.1936年ノーベル化学賞を受けた.
また、Hippelの著作には多くの物質のデータが記載されており、本提案とは逆に低損失を追及したリストであるので、当然のごとく、ほとんどが本提案に
そぐわない物質のデータが多い。その中で、特に水や食塩水と累次の優れた特徴を備える素材として、以下があることを指摘しておく。例えば、図73は、チタ
ン合金関係から抜き出したデータである。チタン酸バリウム[barium titanate] [barium titanage]、または、バリウム
barium79%、ストロンチウムstrontium21%のチタン酸バリウム・ストロンチウムがある。いずれもチタン合金titanate
alloyである。これらの素材を本提案に用いてもよいのはもちろんである。チタン酸バリウムは常温の比誘電率が2900と大きく,コンデンサーとして用
いられる.また圧電係数も大きいので圧電素子となる.不純物を添加してサーミスターとしても利用される.強誘電性物質の1。圧電気効果を示し、コンデン サー*、レコード‐プレーヤーのピック‐アップ、白色顔料などに用いられるという特殊性を有している。
チタン酸ストロンチウム[strontium titanate]は、酸化ストロンチウムSrOと酸化チタンTiOからなる複酸化物.化合物名は,酸化チタンストロンチウム(strontium titanium
oxide).4種が知られているが,ふ
つうには1:1のSrTiOをこのようによぶ.無色の立方晶系結晶.ペロフスカイト構造.融点は約1900℃.酸,アルカリに対し極めて安定.高温処理に
より徐々に酸素を失って黒色となり,導電性を増し,4K以下の低温では超伝導体となるものもある.4K以下で強誘電体であるという説もある.誘電材料,
サーミスターなどの原料として用いるほかにポリスチレン50%,カーボン50%の混成組成物や、ポリ-2,5-ジクロロスチレン21.3%および (Mn,Fe)304(78.7%)など良い電力半減深度を有するものとしてあげることができる。ポリスチレン[polystyrene]
は・(CH(C6H5)CH2)n−の組成を持つ。スチロール樹脂ともいう.スチレンの重合体.ふつうは無色透明で非晶性の熱可塑性樹脂で,比重
d=1.05〜1.07,ガラス転移温度82℃.ラジカル塊状重合,懸濁重合などによって合成される.軟化点が低く,電気的性質にすぐれ,熱流動性,熱安
定性もよく,美麗に着色できるなどすぐれた熱可塑性樹脂である.射出成形品が日常用品などとして広く使われている.発泡ポリスチレンとしても広い用途をも
つため、容器などに適する可能性がある。
先に言及した人間あるいは生命活動への普遍的基礎的活用性や必須性、や、人命救助における携帯の必然性有用性などに鑑みればわざわざ特別にそれを準備し運
搬することになろうことを考慮した場合、水あるいは、電解質を含む水(食塩水など)の、あるいはそれらを含んだ食品や、湖水海水などの、実際的な高水準の
活用性と入手性はすぐれた特徴としてより意識されることを指摘したい。
これらの飲料は、効率良く水分を補給させ、なおかつ体に負担を掛けないように考慮されているほか、スポーツの際に失われがちなカリウムイオンやナトリウ
ムイオンといった電解質やマグネシウム・カルシウムといったミネラル分を含んでいる。また生理食塩水に近い浸透圧で胃腸に負担を掛けないよう配慮され、運
動時に筋肉中に蓄積される乳酸の分解を助け回復を促すとされるクエン酸や、いわゆる疲労回復の際に最も効率の良いエネルギー源であるブドウ糖やショ糖を含
んでいる。
図74は、非使用時にはコンパクトに折り畳まれて、体側から背面にかけて、又は、体側から胸腹面にかけて、平べったくlow profileに収納されている、(薄い板状の)扇型柱(短い高さを持つ柱)状の水筒の機能を有すコンパートメントが、それとベルクロファスナーで接続されているなどした腕を、体側から水平方向を経て頭上へと円弧を描くように動かすことにより、水筒コンパートメントの間に相互に設置されたスライダーに沿いスライドし、結果的に体側の両側に扇が展開するかのごとく水の層の存在を広げることを実施できる形態の一例を示している。この場合、GPS受信機は体躯の前面あるいは後ろ面に配備されていてもよい。例えば、GPS受信機が体躯の前面に配備されている場合、必要に応じて、体躯の前半分の方向に両腕を、意図的に、いわゆる、前へならえ、をするかの如く、向けることにより、上空からみると、広げられた扇型構造が、体躯の存在と合わせるた場合、あたかも、コの字を描くように配置されること(コの開口部はこの場合体躯前方になる)により、体躯前部にビーム中心を水平に設置されているGPS平面アンテナが天頂を通る1つの大半円を境として形成することを企図した上空覆域 以外 に存在していたGPS衛星に由来する信号強度を効果的に減衰させることができるため、GPS受信機が前記上空覆域識に存在していたGPS衛星を識別することがより容易にできることとなる。被災地の災害救援活動などに携行が必須の水や医療用輸液等の運搬を伴う活動時に、それらの運搬物の潜在的機能性を的確に発揮させつつ運搬中にも合理的な有効活用を図れると同時に、結果的に被災者等救助の救命率の上昇や後遺症発生率の低下に重要となる、被災者への迅速な接近を有効に支援し得る目的においての、方位情報取得を一層正確にし、かつ、不要重量物の運搬の要を生じせしめて特段の負担を招くことなく、簡便に実施し得る、構成の一例を、使用文脈の分析に基づいて提案したものである。炎天下の作業時には、使用持にはもとより、非使用時にも、大動脈が通る脇の下に水や生理食塩水といった比熱の大きいものを格納する水筒コンパートメントを配置しているため、熱中症またはそれをもたらす体温の予期せぬ上昇を冷却効果により予防することができる。これにより、大規模自然災害などの際の救急救命活動に炎天下従事する者を効果的に支援することも同時に実現できる。このような構造にはたすき掛けの構造で脇の下(たすき掛けのたすきが背面における交差する点でも良いことはもちろんである)に支点を設けてももちろん良く、扇型形状の積極的利用とともに、そうした我が国の伝統的な文化的観点の工夫を取り入れることとも相性が良いことも優れた利点の一つである。近年、国際緊急援助隊においては、国際緊急援助は日本の文化である、として国際貢献していることは国際的にによく知られているところであり、そうした文化的・伝統的なな観点も含めて、工夫を活用しており、携行物の兼用的機能の潜在力の最大の顕現を重視し、せっかくあるものを有効活用すべきであるし、そうせずにいることは、もったいない、といった伝統的な視座を衛星測位という第五の社会基盤とも目される科学技術にとりいれて、大切にして世界に貢献していことを、世界的にアピールできる面でも、我が国の緊急援助の特徴を体現してくれるという意味でも、米国のナイ教授の提唱する、国のソフトパワーの面でも優れた多面的な効果を長期的には奏することが期待される。なお図で示すよりも、より、長い水の層を形成して、例えば、太ももないし、膝のあたりまで来るように形成してもよいのである。一方、手のあげる角度も水平を超えて上方に挙げて頭上までああげることで、完全な円の水の層を形成してもよいことはもちろんである。図74の構成は腕の方向を「前へならえ」のようにするときには、ある意味で指向性を狭くすることが可能であり、ひとつの教育機器としての楽しく電磁波を学べる未来型科学教育機具としても活用できる。全世界の地表面で活用可能なGPS(またはGNSS)の電磁波を用いて、廉価なGPS受信機に軽微な改修を加えるだけで実現でき、また、それ以外に必要なものは、水だけであり、それも清水があれば清水で良いが、海水や湖水、河川水などの容易に費用がかからず入手可能なものであっても、実現できそれはむしろ教育的に興味深い結果をもたらす(海水は清水に比べて、電解質によるイオン伝導率σの影響のため、より短い電力半減深度を有すことは既に述べた)ことなどを、自らの体験から学び取ることができる。こうした体験的な学習は、イノベーションの源泉としてきわめて大切であることは指摘されて久しい。
図75は、ジャケットの胸腹部分の内部構造が、水の層をなしうる、高密閉性の、いわば薄い水筒となりうることを示した本提案の実施の例である。ここで提案するジャケットは、自給式潜水用呼吸装置(アクアラング)ダイビングにおけるいわゆるジャケット型浮力制御装置(BCDジャケット、jacket-style Buoyancy Control Deviceの略) の機能とも兼用することができ、利便性が高い。すなわち海中ではこの、本提案では水を充填する、密閉性の高い層としての空隙に、深海から浮上する際の浮力を得るために酸素ボンベか、口元に送り込むため空気を、口元のスイッチ一つで吹き込み又は送り込むことができるように構成可能である。陸上に上がった際には、例えば、ジャケットの体躯前面の内部に形成された密閉性の高い空隙に、清水を詰めれば水筒を兼用しつつ、行動を行い、方位を通常より精度を高く確認したい際には、ジャケットの体躯前面の内部に形成された密閉性の高い空隙に清水が充填された部分を、左右に、観音開きのように、少しずつ両手で開くように制御することで、例えば、上空からみて、既述である、体躯と水の層がコの字の形になる状態、で静止し、意図する上空覆域以外に存在していた衛星に由来する信号強度を減衰させる、という、使用文脈に適した効果的な形で、アウトドアでの携行物を最小化し、兼用的機能性を最大限に権限し、実現できる。もちろん、体躯に水平になるまで開いてもよいのである。当然ながら、その中間で止めて使用することが好都合であるならばそのようにしても当然よい。また体躯に水平な状況を超えて背面へ斜め方向に開いて用いてもよい。前へならえのような格好で前方にて(上空から見てコの字の開口部が前を向くように)コの時を形成してもよいし、又は時には(GPSが背後に設置されているなら)後方に(上空からみてコの時の開口部が向くように)形成してもよいし、又は前身ごろを側方に開いた状態でよいし、又は、それらの中間的な状態としての、コの字が開いたような形での、斜め前方又は斜め後方に、形成させても当然、よいのである。また左右のうちのいずれかが十分な遮蔽が形成されていることが明らかであるなどの場合であって、自ら形成するまえみごろの突出の工夫が片側だけで足りることが明らかな場合にはそれでも良いのである。もっとも適した形を選ぶことができる。中身であるが、清水が入手しにくい場合は、海水など手じかなものを用いても、電解質溶液のため、むしろ電力半減深度がより小さくてすむ効果を有することができることは既に述べた。デバイの関係式などからもそれを確認することができる。なお、こうしたアクアラングで用いるBCDジャケットは通常のアクアラングでの使用後にも、中に入り込むことが避けがたい多少の海水を洗い流すため、中に少量の水道水等を入れて洗浄することはよくアクアラングの専門家の間では通常実施されており、これも本提案の実現可能性の高さを支持するものである。さらに、BCDジャケットでは空気をボンベから送り込んだ際に内圧が高くなり過ぎた際には、あえてそれを放出する弁を、安全を維持するために、設けても当然良い。加えて、海中で生じる浮力のバランスをよくするため、背中方向に水筒では用いたない、特別なコンパートメントを設けておき、定圧以上の空気の一充填が行われた時にのみ、その弁が開き、背中方向に、空気が充填される構造を設けてもよいのである。ここで説明した例の際に、GPS受信機は体躯前面にあるものと考えて説明した。本提案は、本提案を具現化する場合に、潜在的兼用性を最大限に高めることができる。BCDジャケットのみならず、深い海で自給式潜水用呼吸装置(アクアラング)ダイビングを行うものが用いることがある、Bladdarと呼ばれる首から肩および体側に向けて配置する浮力形成具も同様に、本提案は、本提案を具現化により、兼備可能な装具であることを指摘しておきたい。つまり水を入れた際には背中方向には水は自然には充填されていかないが、ボンベで酸素または空気を充填して一定の圧力がかかった際には背中方面の空隙にも弁の作用により空気が充填されるとてしてもよいのである。これにより海中での姿勢安定性は増す。またボンベで圧力がかかり過ぎた際には、危険防止のためにその圧を逃がす別途の弁を肩口に設けてもよいことはもちろんである。なお、こうしたBCDジャケットは、宇宙空間すなわち微小重力、通称、無重力空間での船外活動のシミュレーション訓練のために、米国航空宇宙局や航空宇宙研究開発機構での宇宙飛行士の水中トレーニングにおけるサポート員などによって使用されており、宇宙技術と案外接近した特質を持つ。品質的にも安定しているので、それらをベースに軽量の装具とすることができるため、低コスト・短期間での実現性は極めて高いことを指摘しておきたい。
図76、図77について説明する。図76 本提案の実施例の一つを示す図であり、水を含むリザーバ(携帯水筒)は、通常時は、図77のように、コンパクトな扇型柱の多層コンパートメント構造(経口吸水摂取装置であるチューブを兼備する)を取り得て身体に装備しやすくトレイル・ランニングにも適合するものである一方、道迷いの恐れのある岐路などでは道迷いを防止するために、方位情報取得をより確実に実施するために、非常時や緊急活用時には、個々のコンパートメントを持つ個々の扇型構造を展開することにより、中心角のより広い扇型の水の層状構造を、展開可能であり、その際に、本提案の基本的部分である、GPS受信機による方位情報取得における水の潜在的機能性を権限することが可能であることを、示す図である。図74は腕を専有したが、図76、図77は、腕を解放しつつ実施することができるため、実施者は注意力を人命救助やそのための現地への迅速な接近にしするための的確な方位情報の取得とその判断や本部との連絡に費やすことができる点で、図74とは目的が少し異なっている。
図76、図77について説明する。図76 本提案の実施例の一つを示す図であり、水を含むリザーバ(携帯水筒)は、通常時は、図77のように、コンパクトな扇型柱の多層コンパートメント構造(経口吸水摂取装置であるチューブを兼備する)を取り得て身体に装備しやすくトレイル・ランニングにも適合するものである一方、道迷いの恐れのある岐路などでは道迷いを防止するために、方位情報取得をより確実に実施するために、非常時や緊急活用時には、個々のコンパートメントを持つ個々の扇型構造を展開することにより、中心角のより広い扇型の水の層状構造を、展開可能であり、その際に、本提案の基本的部分である、GPS受信機による方位情報取得における水の潜在的機能性を権限することが可能であることを、示す図である。図74は腕を専有したが、図76、図77は、腕を解放しつつ実施することができるため、実施者は注意力を人命救助やそのための現地への迅速な接近にしするための的確な方位情報の取得とその判断や本部との連絡に費やすことができる点で、図74とは目的が少し異なっている。
図77 本提案の実施例の一つを示す図であり、図76に示されるような幅広い中心角の扇型形状の水の層の体躯左右への垂直設置構造を腕を、ほかの業務に活用しつつ(腕を専有せずに、腕をわずらわすことなく)、とれる一方、この水を含むリザーバ(携帯水筒)は、歩行や駆け足などの活動時には、コンパクトな扇型柱の多層コンパートメント構造(経口吸水摂取装置であるチューブを兼備する)に容易に戻ることができ、その際の形状を示す図である。
以下、提案手法の前提となる方位情報取得可能GPS受信機の原理を説明する。
半球ビームアンテナの垂直設置により、図20のように上空半天球を二分割する覆域を形成し、受信信号強度から覆域にその存在が検出された1つあるいは複数
のGPS衛星の方位角情報に基づいて、図21の第2番目のブロックに示される方位限定演算(GPS受信ユニットの測位演算部のプロセッサとメモリの空き領
域を活用し実現が可能な規模)部においてアンテナ主ビーム法線方向の方位を直ちに限定するものである[1、2、3]。図22は、方位限定演算を直観的に示
した天空図で、天頂から受信ユニット等を見下ろしたものとして描いている。同心円は10度毎仰角を、白小円は受信判定されなかったGPS衛星を、黒小円は
受信判定されたGPS衛星を示している。本手法は、廉価で小型軽量なL1 C/A GPS受信ユニットをほぼそのまま流用できるという優れた特性がある。
さらに詳述すれば次のようになる。
以降の説明では、角度の単位は度(deg)を用い、北を0度として時計回り方向に東が90度、南が180度、西が270度の方位角表示を用いる。また仰角は水平面を0度として、天頂を90度とする仰角表示を用いる。
先ず、図20に基づいて、本発明による方位限定の取得原理を説明する。図1の中央部に平面アンテナ1が設置されている。平面アンテナ1は、大地に対して
垂直に設置する。この時、仮に大地に立脚して上からアンテナ1を見下ろして、平面アンテナ1のビームが向く方向が左側となる配置にした時、この見下ろして
いる観察者にとって、体躯の正面となる方向を、以下では計測方向5と呼ぶことにする。
上記平面アンテナ1としては、GPS衛星システムで用いられている右旋円偏波に対して半球のビームパターンを備えるものを用いる。半球ビームを持つアン
テナパターンのことを稀に文献によっては無指向性と、表現しているものがあるが、無指向性とは正確には等方性(isotropic)の意である。よって当
然ながら以下では半球のビームパターンを形容する用途に無指向性との語を用いない。上記平面アンテナ1は大地に垂直に
立てられているので、半球のビームのうち、半分は大地を向いており、使われていない。そして残りの半分は、上空への感度を持っている。
このように平面アンテナ1を大地に垂直に立てると、平面アンテナ1の実質上の覆域は、図1に示されるように、ある大円の一部である半円を境界に上空を二
つに割った状態の片側と一致する。この大半円は、平面アンテナ1による上空覆域6とそれ以外の上空との境界となる大半円7である。言い換えると、平面アン
テナ1は、図1中のGPS衛星Aが存在している上空4分の1天球を覆域とし、図20中のGPS衛星Bが存在している上空4分の1天球を覆域としない。
GPS衛星から発信されている測位用の電波(L1波)は、1.5GHz付近のマイクロ波の周波数帯を使用するため光と同様に直進性が優れている。GPS
用の平面アンテナ1の上空覆域6内にあるGPS衛星Aからの信号には同期できるが、平面アンテナ1の上空覆域6内にないGPS衛星Bからの信号には同期で
きない。したがって、この同期の成立の有無を元に、GPS衛星A、GPS衛星Bの存在領域を判定することがで
きる。GPS衛星の存在領域判定と、該GPS衛星の方位角情報とを合併して、計測方向5を方位限定することができる。
尚、方位情報取得に用いる平面パッチアンテナの大きな特徴として、小型軽量であり、製造が容易で、安価に作成できることが挙げられる。平面パッチアンテ
ナの作成時に実際には、設計時に無限大地板を仮定して理論的に計算された右旋円偏波ビーム幅である半球よりも、若干広い立体角の右旋円偏波ビーム幅を構成
する平面アンテナが完成してしまうことがある。これは理論計算上無限地板を想定して設計する結果と、現実の様相が異なることから生じる。これについては、
下記の文献に明示されている。
(社)電子情報通信学会発行、「小型・平面アンテナ」羽石操・平澤一広・鈴木康夫共著、初版平成8年8月10日発行、P100
Global Positioning System: Theory and Applications Volume I Edited byBradford W. Parkinson and James J. Spilker Jr. Publ
ished by the AmericanInstitute of Aeronautics and Astronautics、 Inc. 1996、P342−P
343、 P722
このようなビーム形状のずれを基板サイズやパッチサイズなどをわずかに変更しながら、修正を施していき所望のアンテナパターンを得ることはアンテナパターンシェーピングとして知られる。
また、設計時計算と異なり、製作結果が半球よりも大きめのビームを持つ場合、不要な感度部分を除去するために、裏側に電波遮蔽素材から成る遮蔽物質を配置することでも簡単に半球ビームアンテナが構成できる。
次に、図21に基づいて、本発明に係る方位情報取得方法を具現化した方位情報取得装置の一実施形態を説明する。図21において、平面アンテナ1には、GPS受信機2が接続されている。
図21におけるGPS受信機2の持つべき機能・仕様は広く普及しているL1波利用の小型の携帯型測位装置が含むGPS受信機と同等でよい。すなわち民生
用GPS測位装置の小型軽量化に際して培われた小型性・量産性を受け継ぎ流用する。民生用GPS測位装置の小型軽量化では、平面パッチアンテナに応分のサ
イズのGPS受信機がすでに多く存在している。あるいは容易に製造できる。また、平面パッチアンテナとGPS受信機が筐体に一体型となっており、両者を併
せても、手のひらにすっぽり収まる程度の小型のものもすでに安価に存在しており、製造技術として問題はない。これら既存の、小型化技術の蓄積を流用するこ
とができるので、本発明に使用するGPS受信機などは経済的にかつ小型に構成できる。
GPS受信機2は次のデータ列を、例えば毎秒以下の周期で出力するもの、即ち、標準的な仕様のものを用いる。出力に含まれるデータは次のようである。ま
ず現在時刻、そして、測位データとして、緯度、経度、高度、測位計算時刻、測位計算モード(3衛星を用いた2次元測位か4衛星を用いた3次元測位かを示
す)、そして、チャネル1に割り当てられた衛星番号、チャネル1に割り当てられた衛星の衛星仰角、チャネル1に割り当てられた衛星の衛星方位角、チャネル
1に割り当てられた衛星からの信号との同期についてのチャネル状態、チャネル2に割り当てられた衛星番号、チャネル2に割り当てられた衛星の衛星仰角、
チャネル2に割り当てられた衛星の衛星方位角、チャネル2に割り当てられ
た衛星からの信号との同期についてのチャネル状態、・・・、チャネルnに割り当てられた衛星番号、チャネルnに割り当てられた衛星の衛星仰角、チャネルn
に割り当てられた衛星の衛星方位角、チャネルnに割り当てられた衛星からの信号との同期についてのチャネル状態である。チャネル数nは通常12が用いられ
ている。これは12衛星の信号に並列同期できるもので、現在の標準的な仕様であるといえる。本発明は、これら普及型の廉価な携帯用L1波GPS受信機と平
面アンテナをほぼそのまま流用できる。
平面アンテナ1を通してGPS受信機2は衛星信号に対する同期・復号を試みそして測位を試みる。GPS受信機2には、通常の携帯型衛星測位装置のGPS
受信機同様、あたかも上空半天球を覆域としているアンテナに接続されている時と全く同じ様に、上空に存在することが期待されている全GPS衛星の信号探索
を行わせるのである。
尚、GPS衛星から送信される電波には、全GPS衛星の軌道情報(アルマナックデータ)も含まれており、これは全ての衛星から送信されている。そのた
め、現在位置からみて仰角0度以上の上空に存在はするが、地物や地形の遮蔽により信号が遮断されている場合か、あるいは、アンテナの覆域に存在しておら
ず、信号と同期できない状態のGPS衛星についての仰角および方位角は、アンテナを経由して同期した他のGPS衛星から受信されたところのデータから簡易
な計算によって算定および出力可能となっている。事実そのような情報を出力する機器は存在する。
また、全GPS衛星はまったく同じ周波数で信号を送信するが、疑似雑音符号による拡散スペクトル(Spread Spectrum)通信方式という技術
を用いているために、同じ周波数を用いていても混信するおそれがない。疑似雑音符号とよばれる、0と1が一見不規則に交代するディジタル符号の配列を、そ
れぞれのGPS衛星に違う配列のものを割り当てることで、各衛星からの信号を識別し、分離受信が可能となっており、即ち、現在位置から見て仰角0度以上に
存在しているGPS衛星すべてに関してそれらの上空における仰角、方位角のみならず、それらの衛星からの信号に対する同期の成立・非成立すなわち受信状態
を分離検出することは原理的に容易となっている。
GPS受信機に信号探索を行わせる過程で、各衛星のデータである、GPS衛星の衛星番号、衛星仰角、衛星方位角、チャネル状態をGPS受信機から周期的
に出力させる。また、測位結果データである、緯度、経度、高度、測位計算時刻、測位計算モード、および現在時刻も周期的に出力させる。なお、データの出力
を行う周期は特に限定されるものではなく、現在では毎秒程度のGPS受信機が普及しているが、さらに短い周期で出力するものを用いることが可能ならば、そ
うしても良い。
GPS受信機2から得る各データをデータ処理部3に入力する。データ処理部3では、これらのデータを以下のように処理する。
衛星データの内、チャネル状態が同期、かつ、衛星仰角が85度以下の衛星データだけを抽出する。
最低一つでも衛星が抽出されると方位限定ができる。
方位限定のために、該抽出された衛星を次のような規則で順序づける。
該抽出された衛星が一つだったなら、その衛星を初項とし、かつ終項とする。
該抽出された衛星が2つ以上あるなら、次のようにする。時計回りに、衛星方位角に関して、円順列を作り、ある衛星(Aとする)の方位角と、時計回りに次の衛星(Bとする
)の方位角の、開きが、180度以上なら、該ある衛星(A)を終項、該次の衛星(B)を初項とする。それ以外(AとB以外)の衛星は、初項の衛星(B)から時計回りに見たときの衛星方位角の順序に従う。
以下のように計測方向を限定できる。
即ち、計測方向は、終項衛星の方位角を開始方位角として、初項衛星の方位角の反対方向を終端方位角として、時計回りに規定される、方位角範囲に限定できる。
データ処理部3は、この結果を結果出力部4に通知する。
以下では、結果出力部4の働きを示す。
結果出力部4は、計測方向が方位限定された場合には、それを観察者に出力する。例外的に抽出された衛星が0個であった場合には、観察者により天空の開けている場所での使用を促す。
結果出力部4は、観察者に音声でこれを通知する。音声で出力することは、視覚障害者にも適切に行動支援に利用可能だからであるが、液晶画面などで表示しても良い。
この際出力する情報としては、次のものを含むことができる。計測方向の方位情報(方位限定結果)、現在時刻、緯度、経度、高度、最終測位時刻、例外処理の場合の観察者への勧告、である。
ところで、方位限定における計測方向5の方位角の出力形式は、回転方向を定めてある場合、開始方位角(以降αとする)と終端方位角(以降βとする)の (α、β)の組を与えることで観察者に伝えることができるが、それに限らず、同時に次のような出力形式も可能である。即ち、概略方位角(以降θとする) と、片側誤差(以降δとする)として(θ、δ)の形式で示すこともできる。θ、δは次のように与えられる。
ただし、xMODyはxをyで割ったときの剰余を表す。
回転方向を定めた場合の(α、β)形式、および(θ、δ)形式で示される、2つの出力形式は、他方の形式に直ちに変換可能で、どちらの形式で観察者に与 えても、その数値的意味に特段の変わりはない。そこで、観察者の目的や便宜に鑑みて観察者選択制として、観察者の利便性が高めても良い。あるいは両方を出
力しても良い。
また、結果出力に常時ある角度を加算して出力すれば、観察者の利便性が高まる場合にはそのようにすればよい。例えば、背中に平面アンテナ1を装着した場
合には、計測方向は体側左方向へ向くので、結果に90度を加算した値を常時示すことにすれば、常に観察者にとって体の正面の方位角の限定結果が得られるた
め有用性、利便性が高くなる。以下では例を用いて説明する。
図22は、上述した実施形態に係る方位情報取得装置で方位限定を行う際の上空衛星配置と平面パッチアンテナ1との関係の一例を示している。図22におけ
る同心円状の図面は、観察者地点の天頂方向を中心とする上空半天球を、天頂のさらに上から見下ろしたことを想定した図である。実線外周円は仰角0度を示
し、各実線同心円は10度ごとの仰角を示す。方位角は、上を北(0度)として、時計回りに東(90度)、南(180度)、西(270度)が補助的に書き込
まれている。小さな散在する丸印は、仰角、方位角で示されるGPS衛星の位置を表す。この図では12個の衛星が描かれている。黒塗りの小丸印、白抜きの小
丸印がある。
黒塗りの小丸印は、平面アンテナ1の覆域に存在すると後に判定され、かつ、衛星仰角85度以下であった、諸GPS衛星である。白抜き小丸印は、それ以外の諸GPS衛星である。
観察者にとっては、自らが立っている位置の上空における各衛星の配置状況は分からない。方位に関してなんら情報をもっていない観察者によって、平面アン
テナ1が、大地に鉛直に、図22中の中心に示されるように無作為に設置されたのである。このとき計測方向5は先に示したように点線で示されるように規定さ
れる。計測方向5と180度反対側に反計測方向が示されている。
機器を作動させると、GPS受信機2から、データ処理部3には、表2のようなデータが送り込まれる。ここで衛星21が同期していないのは、地物遮蔽によるなどが推定される。このような地物遮蔽は時折普通に生じるもので、正常な状態である。存在して構わない。
衛星データの内、チャネル状態が同期、かつ、衛星仰角が85度以下の衛星データだけを抽出する。各衛星番号2、7、15、22、9、20のものが抽出された。
方位限定のために、該抽出された衛星を次のような規則で順序づける。
抽出された衛星が2つ以上あるので、次のようにする。時計回りに、衛星方位角に関して、円順列を作り、ある衛星(Aとする)の方位角と、時計回りに次の
衛星(Bとする)の方位角の、開きが、180度以上なら、該ある衛星(A)を終項、該次の衛星(B)を初項とする。それ以外(AとB以外)の衛星は、初項
の衛星(B)から時計回りに見たと
きの衛星方位角の順序に従う。
すると、今、終項として、衛星20、初項として衛星2が選ばれる。
以下のように計測方向を限定できる。
即ち、計測方向は、終項衛星(衛星番号20)の方位角(262度)を開始方位角として、初項衛星(衛星番号2)の方位角(110度)の反対方向(290度)を終端方位角として、時計回りに規定される、方位角範囲に限定できる。
データ処理部3は、この結果を結果出力部4に通知するのである。
結果出力部4では、方位角(262度)を開始方位角として、方位角(290度)を終端方位角として、時計回りに規定される、方位角範囲であることを観察者に伝える。
この際出力する情報としては、次のものを含むことができる。計測方向の該方位限定の結果はもちろんのこと、現在時刻、緯度、経度、高度、最終測位時刻である。
方位限定における計測方向5の方位角の出力形式は、次のように概略方位角(θ)と、片側誤差(δ)として(θ、δ)の形式で示すこともできる。この時、θ、δは次のように与えられる。
即ち、276度の概略方位角、14度の片側誤差である。
次に本発明の具現化が安価に小型に構成しうることについて述べる。
近年のGPS受信機の物理的実体は信号処理用マイクロプロセッサおよびそれに伴う電子基盤であり、小型である。実際、現在の携帯型GPS受信装置は、掌
に容易に収まるサイズであるものが安価に存在している。このことからも要素部品の相当の小ささが分かる。本発明に係る方位情報取得方法を具現化した方位情
報取得装置としては、これらの携帯型GPS受信装置で用いられている部品を、活用して構成することができるので、方位情報取得装置も体積を抑えて小さく構
成できるという利点がある。例えば、GPS受信機2およびデータ処理部3および結果出力部4は平面パッチアンテナ1の背面に収納する。結果出力部4からは
スピーカー等で音声を出力することが可能である。
この発明による方位情報取得は、上述の如く一個のGPS平面アンテナで行えるので、身体体躯に容易に装着し、移動しながら方位情報を得ることが可能である。
図21の構成から明らかなように、測位に必要な機器は具備しており、本実施形態に係
る方位情報取得装置で測位情報の取得も実現できる。中緯度地域では上空半天球に常時ほぼ8−12個のGPS衛星が存在する。よって天頂を通る大半円で分割
した片側にも通常4個から6個の衛星が期待できる。原理上最低3個の衛星で2次元測位が可能であり、最低4個の衛星で三次元測位が可能であるから、上空半
天球の半分で十分測位ができることを示している。測位された結果は、GPS受信機2からデータ処理部3へ送られる測位結果をそのまま結果出力部4から出力
させれば良い。
上述したように、天空が開けていれば、垂直配置でも測位に必要な衛星数は十分確保できることが多いので、常時垂直配置でも測位に問題はない。しかし水平
にして測位機能のみとすることの利点としては、利用可能な衛星数が増えることと、それによって選択できる衛星群の選択肢が増えるため、
DOP(Dilution of Precision:精度劣化指標)値が良くなる衛星セットを選択できる可能性が高い。つまり若干の測位精度の向上が期
待できる。
さらに、観察者がじっとして姿勢を変えないで、GPS受信機と身体体躯および身体に付属させている回折波減衰のための水装着部を一体化したまま、GPS
受信機と身体体躯と水装着部の向きを一体として反転させと、あたかも二枚の平面アンテナ1およびGPS受信機2が存在するかのような方位情報取得も、実現
できる。
即ち、結果出力部4は、以下のデータをメモリに残しておくようにする。第一に、方位限定の結果である。第二に、方位限定を成した時刻(これはGPS受信
機2の内蔵時計の時刻を使えばよい)である。第三に、(この目的のために付属的に付与しておくものとする)レートジャイロの、出力である。これらをマイク
ロプロセッサ上のメモリに記憶しておく。
そして、ある垂直配置の状態で方位情報が得られたとき、その方位情報を出力するのみならず、メモリに以下の条件を満たす方位情報があるか調べる。
即ち、現在の垂直配置において行った方位情報取得時刻から見て、規定時間以内(例えば6秒以内等と決めれば良い)に取得され、かつ、レートジャイロの結
果の記録から急速に体躯の向きごと180度反転をなした、とみなせる(回転角速度の積分に基づいた)体躯の急速な回転角推定値の記録とともに終結してい
る、方位限定の結果、が存在するかを調べる。
もし該当する記録があれば、観察者が、姿勢を変えずに平面アンテナ1の向きを反転させる目的で、体躯ごとさっと反転して、上空の両側の情報を使おうとし
ていると判断する。そして、上記他方の垂直配置で得られて記憶されている方位限定結果と、今の垂直配置で得られた方位限定結果と、の積集合を算出し、その
積集合をも出力する。
この操作では、片側の四分の一天球だけの結果だけからでなく、その反対側の四分の一天球の結果をも援用して、より正確な方位情報の値を算出が実現できる。
実際、図22においては、上記他方の垂直配置の結果を利用しなかった場合の計測方向は既述のように28度幅で求まっている。ところが、これに比べて、該
他方の垂直位置をも併用して両方から得た方位情報の結果は、(28度幅だったものが)23度幅に向上する。5度幅の方位限定の向上がこの場合は得られるこ
とになる。さらに大きな向上が得られる場合も数多くある。
このとき、結果出力部4は、「もし、観察者が先の垂直配置の方位情報取得時から現在まで姿勢を変えていなければ、先の垂直配置と現在の垂直配置との、方位情報取得の結果
の積集合は・・・である」等と出力すれば、現在の垂直配置のみによる結果と、平行して出力しても、観察者に識別し易く、利便性が高い。
以下に、両方の垂直配置による方位情報取得の手順を具体例を挙げて示す。原理は、表2と図22を用いて先に示した手続きを踏まえて、その手続きと同様の手続きを、反対側の四分の一天球にも実施し、そして、両方の垂直配置で得た方位限定の積集合を、出力するものである。
図25はこのときの、図22とは反対側に垂直配置をされた状態の平面パッチアンテナ1と天空のGPS衛星の関係を示している。観察者地点の天頂方向を中
心とする上空半天球を、天頂のさらに上から見下ろしたことを想定した図である。実線外周円は仰角0度を示し、各実線同心円は10度ごとの仰角を示す。方位
角は、上を北(0度)として、時計回りに東(90度)、南(180度)、西(270度)が補助的に書き込まれている。黒塗りの小丸印は、平面アンテナ1の
覆域に存在すると判定され、かつ、衛星仰角85度以下の、GPS衛星である。白抜き小丸印は、それ以外の諸GPS衛星である。図22において、覆域外で
あった衛星がここでは覆域内に成る。なお、図23および図24はこうした体躯の向きを反転などして、その結果を合成した出力を欲する場合の利用時に有効に
活用できる構成の例を示した。音声により、「180度反転」と伝えると、音声認識装置が、それを判断して、その認識の前たとえば30秒間と、その音声認識
の後のたとえば15秒ほどの反転に要する時間を除いて、その後のたとえば30秒ほどの時間の結果を、取得し、反転前後の、方位限定結果を合成するのであ
る。
あるいは、振動センサを搭載しておき、0.7秒程度の間隔で2回叩く(0.7秒程度の間隔で2回タップする)、と、それが180度回転、と同じ効果のス
イッチが入り、同様の効果をもたらすこととしてもよい。これらの構造に必要な回路を図23、および、図24に示した。また、ここには示していないが、それ
らの認識センサのかわりに、ほかのセンサを用いてもよい。たとえばコリオリの力を検出することを基本原理とする振動型の回転センサなども効果的に使えるで
あろう。
表3はこのときの、GPS受信機2から、データ処理部3には、送り込まれるデータを示している。
衛星データの内、チャネル状態が同期、かつ、衛星仰角が85度以下の衛星データだけを抽出する。各衛星番号14、18、11、6が抽出される。(衛星3
は同期しているが、仰角の値が85度以上のため除外される。高仰角衛星は数値的な方位角に比して実際上の離角が極端に小さくなるため使用に適さないからで
ある。)
方位限定のために、上記抽出された衛星を次のような規則で順序づける。
上記抽出された衛星が2つ以上ある場合の規則に従う。即ち、時計回りに、衛星方位角に関して、円順列を作り、ある衛星(Aとする)の方位角と、時計回り
に次の衛星(Bとする)の方位角の、開きが、180度以上なら、上記ある衛星(A)を終項、上記次の衛星(B)を初項とする。それ以外(AとB以外)の衛
星は、初項の衛星(B)から時計回りに見たときの衛星方位角の順序に従う。
すると、初項として衛星11、終項として衛星18が選ばれる。
手順に従って、直ちに以下のように計測方向を限定できる。
図20に示される計測方向5の元来の定義と、これまで述べてきた方位限定の手順に従えば、元来の意味での計測方向は自動的に、終項衛星(衛星18)の方
位角(64度)を開始方位角、初項衛星(衛星11)の方位角(285度)の反対方向(285+180=105度)を終端方位角、時計回り、で定まる方位角
範囲に、自ずと、限定されるはずである。
しかし、データ処理部が、既述のメモリ上に規定時間(例えば6秒)以内に、反対向きのアンテナ配置で算出した方位限定結果があることを見出した場合は、
先の方位限定の計測方向(図22における5)と同じ方向のままで、現在の方位限定の計測方向(図25における5)も考えていく必要がある。使用者がより精
度の高い方位限定の値を求めようとして、アンテナ配置から鉛直軸周りに180度回転させた向きに変更してデータを得る場合がこれに相当する。この場合デー
タ処理部は、先に自動的に限定されると述べた方位角範囲に、180度を足したものを、現在の方位限定の計測方向と考え、(64+180=)244度を開始
方位角、(105+180=)285度を終端方位角、時計回り、で定まる方位角範囲を、図25における方位限定の結果と置く。
ここでは、表2と図22の結果は、図23のアンテナ配置に基づいて得られたもので、表2と図25の結果は図23のアンテナ配置状態から鉛直軸周りに
180度回転させた向きに変更して得ることとなったデータと仮定し、両者の方位限定が実施された時間差は規定時間以内であったとする。すると、結果の精度
は次のようにまとめることができる。ここで記法としては、計測方向5の方位角をXとおき、A<X<Bなる記法で、開始方位角A、終端方位角B、時計回り、
で規定される方位角範囲にXが限定されることを表現する。
図23のアンテナ配置による第一の方位限定の結果は、表2と図22で示されているように262<X<290で、28度の幅で求まった。一方、その直後の
図23のアンテナ配置状態から鉛直軸周りに180度回転させた向きに変更して得ることとなったデータによる方位限定の結果は、表3と図25で示されている
ように、244<X<285で、41度の幅で定まっている。
これら片側のみで得られた二つの方位限定の結果の積集合を取ると、262<X<285で、23度の幅で定まることが可能となる。最後の方位限定の結果
は、いずれの垂直位置単体での結果(28度あるいは41度の幅)よりも狭い値を示している。即ち積集合を取ることで、どちらの片側の結果よりも優れた結果
を生み出すことができた。つまり方位限定の幅を最も抑制できた。
このように、片方の四分の一天球を対象にするよりも、双方から得られるデータを同時に活用することで、より良い方位情報を得ることができる。本発明によ
れば、それを、一層簡単な構造の機器で実現できる。即ち、GPS受信機や、平面アンテナを2個必要とすることなくそれぞれ1個を用いることで単純な構成で
実現できる。
上肢としての手等を使わず、身体を背中方向と腹方向を、鉛直体中心軸周りに180度、反転させるような動作をするだけでも、上記のことは可能であること
を示す。つまり、回転加速度がほとんど観測されない6秒後に、180度反転(あるいは、90度回転等)と目される、急速な変化が、付与した廉価かつ小型の
回転角速度センサ(レートジャイロ)の時間積分により、観測された場合に、使用者による、意図的な反対側1/4天球の方
面へと、アンテナ覆域が切り替えられたと判定するのである。
このための小型軽量・廉価な活用可能品は多数流通しており特段の困難はない。一例を挙げれば、 ジャイロ(加速度)センサと呼ばれる、電子ジャイロ司21(HS−EG3)(検出角速度90度/秒)(出力感度:25mV/度/秒)外寸:13x11x19m
m.重量5g、出力電圧:DC0.3−4.7V、出力電流:max 1mA、消費電流
7mA以下機器としては、動作温度−40 to+80℃がある。
こうした小型センサ(レートジャイロ)のひとつを用いると、(GPS受信機には当然内部クロックを保持しているので「秒数」の計測は容易に可能なので)
しばらく(例えば6秒ほど)じっと静止していて、突然180度の方向反転を行い、再びしばらく(例えば6秒ほど)じっと静止していた、という状況を検出す
ることができる。その際には、まずある方向に計測方向を向けて実施し、その後に、直ちに、反転した方向に計測方向を向けて実施したことを機器に通知するこ
とができる。このようにして方位限定を行わせると、両者の積集合としての、方位限定結果を簡単に得ることができる。もちろん常に180度でなくても、右方
向に90度など事前に決めておけば、それでも良い。あるいは、回転角度の(レートジャイロ)センサが廉価かつ高性能なものが使えるならば、その角度も自動
検出することができることはもちろんである。
この方法を用いると、上肢が荷物の運搬のために使用されていたりする場合にも好適に用い得る。
なお、それならばそれらの小型回転角速度検出センサ(レートジャイロ)として初期状態から刻々と累積し現在方位を得ればよいのではないだろうかとの、見
解は、間違いであるので、このことを明記しておく。このあたりの事情は周知のこととも思われるが、念のため、記しておく。つまり回転センサ(レートジャイ
ロ)が技術を累積的に用いる方法が本稿の目的には、実際的でないことを以下に記す。
すなわち、レートジャイロは、角速度を積分して回転角度を得る方法であるため、累積誤差の問題があり、周期的に初期化が必須となる欠点があった。言い換え
ると、何か他の方位情報取得方法を、周期的に必要とする、との欠点がある。つまりレートジャイロはそれだけに頼って人間の多種多様な角速度の大小(じりじ
りと回転して結果的に逆方向に向いた場合に対応できない)および長短(追従角速度以上の回転速度で回転したときは対応できない)の結果を累積していくこと
は積分誤差が単調増加するので実際にそれらの人の動きにたいして総合的に対応することは原理的にほとんど不可能といえる。ただし、上記のように一定時間の
静止時と一定時間の静止時の間に明瞭な回転意思を持って単発で行われる180度や90度程度といった、あたかも機械が成すような回転のみに限って、レート
ジャイロにその回転の検出だけ依拠しようと企図する際には、廉価・小型なレートジャイロでもそれなりに有効に働けるため廉価・小型なレートジャイロでも上
記のような支援的文脈での使い方はそれなりに有用である。このことはここで明らかにしておいた。
なお、レートジャイロに言及したところであるが、以降、従来手法との比較をも含めて本提案の新規性と進歩性を示すことになろう。
(以下、高橋正人,"静止時方位を取得可能なL1帯C/AコードGPS受信機の提案と評価
−小型・軽量・廉価な新手法の提案−", 社団法人電子情報通信学会論文誌A基礎・境界領域(ISSN: 1881-0195 ), Vol.J94-A,No.2,pp.95-111,February. 2011 より引用)
静止時方位を取得可能なL1帯C/AコードGPS受信機の提案と評価ッ小型・軽量・廉価な新手法の提案 高橋 正人・ ・・・・・ a)
Proposal and Performance Evaluation for Novel GPS Receiver unit with
Azimuth Limitation Ability − Lightweight, compact and economical method
for pedestrians −Masato TAKAHASHI・ ・ a)
あらまし 従来の携帯型L1帯C/AコードGPSは単体で静止時には方位を取得できなかった.本稿では,廉価なL1帯C/AコードGPS受信ユニット単体で方位情報の取得能力を兼備可能な簡易手法を提案する.シミュレータを構築し評価を実施した.試作機を
構築し,性能評価を実施した。従来と異なり小型軽量で廉価な1台の受信ユニットで測位と方位取得の両機能を兼備できる.地理空間情報活用基本法や宇宙基本
法が成立した現在,幅広い分野での今後の有効活用が期待できる。国際的には,複数のGNSSの社会基盤の活性化が見られる現在,国際的な活用も幅広く期待
される.複数のGNSSの共用受信機の流用で将来の性能向上が図れる特長も備え持つ.本提案の基本部分は国際特許として日米英独仏豪の各国にて特許査定に
通り登録されている.有望な萌芽的研究である。
キーワード GPS, GNSS, 測位,方位,低速移動体
・・・・東京大学 大学院 工学系研究科 先端学際工学専攻,東京都
Graduate School of Engineering, The University of Tokyo, 7−3−1 Hongo, Bunkyo−ku,
Tokyo, 113−0022 Japan (2010年9月30日まで)
・ 独立行政法人 情報通信研究機構,東京都
National Institute of Information and Communications Technology, 4−2−1 Nukui−kita, Koganei Tokyo, 184−8795 Japan
a) E−mail:mtakahashi@nict.go.jp
1.まえがき
従来のL1帯C/A(Coarse and Acquisition)コードGPS(Global Positioning System)受信ユニット
は単体で静止時には方位を取得できない.本稿では,廉価なL1帯C/AコードGPS受信ユニット単体で方位情報の取得能力を兼備可能とする簡易手法を提案
する.シミュレータを構築し評価を実施する.加えて,試作機を構築し,性能評価を実施する.
従来と異なりL1帯C/AコードGPS受信ユニット単体を用いて,測位と方位取得の双方の機能を兼備させることが,低コストに実現できる.これまでの量産
型L1帯C/AコードGPS受信ユニット単体の開発で培われてきた小型・軽量・高性能といった機能特性および,低コストかつ簡便にできる特性をもほぼその
まま継承できる.このため,歩行を主とする者の使用に好適に適合する.
わが国における地理空間情報活用基本法や宇宙基本法の成立により,自治体や政府によって地理空間情報の整備が今後進行するということ,および,無線通信に
係る社会基盤の一層の活用性の向上が期待されることを時代背景として,今後,幅広い有効活用が期待される.廉価で小型軽量なL1帯C/AコードGPS受信
ユニットを常時携帯する時代に好適に適合する.
また世界の複数の国と地域における,複数のGNSS(Global Navigation Positioning System)の社会基盤の構築およ
び利活用の動きの活性化を背景に,マルチGNSS共用受信ユニットが市場投入され,その性能向上が急速に図られることも期待される.こうしたマルチ
GNSS共用受信ユニットをも,本提案方法は,流用でき,その際には廉価に一層の性能向上を図ることが可能となる本手法は,国際的に長期的な幅広い活用展
開も期待される.
GNSSの全地表面可用性を継承できる本手法は,全地表面のどこでも簡便に活用できるという面で,歩行等の低速移動を主とする者に,地磁気活用等の従来技
術を超える,国際的なデファクト標準技術となる可能性も高い.本提案の基本部分は国際特許として日米英独仏豪等の各国の特許庁の審査を経て登録されており
電子情報通信分野における萌芽的研究としても有望なものと考えることができる.
そこで、以降はしばらく、従来の手法を概観する。歩行など低速移動を主とする者を前提とした.方位情報取得方法を一義的対象として考えたい。
まず、従来の手法を概観する。
GPSとの兼用性を満たす方法での従来方法は、まず、GPSコンパスと通称される搬送波位相差を検出する方法と、移動による測位の差分を検出する活用方法があった。
前者の、搬送波位相差検出法、は主に、宇宙機等で使用されるものである。GPSとの兼
用性を持つと言える反面、通常の携帯型L1帯C/AコードGPS受信ユニットの能力を超える、搬送波位相の検出能力を持つため高価になる欠点があり、歩行
者には向かない。複数のGPSアンテナを要するため、使用の簡便性に問題もあり。重量や容積の面でも、歩行者に適さない。原理は、複数のGPS受信ユニッ
トを一定の幾何学的位置関係を保持させつつ水平面内に配置し、複数のGPS衛星信号について得られた各受信ユニット間の搬送波位相差をもとに、最尤法を用
い、GPS受信ユニット群が向けられている方位を推定する。
後者の測位差分活用方法は、単体の測位機器で、移動を行い、その移動方向と、測位差分とを対応づけることにより方位を推定する。廉価な方法である。ある
程度の規模を持つ船舶等では、船尾と船首で複数台のGPS受信ユニットを用いれば同等のことが可能である。歩行者等では、それだけの長さの基線を体躯上に
は当然保持できないので、移動せざるを得ないという欠点があった。ここに労作の発生という問題がある上、移動に危険(転倒、中高速移動体との衝突、滑落、
座礁)が伴ったり、移動のコストが高い(例えば稜線上は移動が上り坂・下り坂に限定される等移動コストが高い状況であり、あるいは、慢性身体的障害、急性
の身体的障害や、暴風状況等の移動コストが高い状況の)環境であったり、移動により遭難や負傷等のリスクが高まる(稜線付近や沿岸付近等での霧等の短視程
の)環境には実施が極めて困難か危険となる(ユーザビリティ上の矛盾と感じられる)欠点があった。
次に、GPSと兼用性がない方法について述べる。携帯型GPS受信ユニットを常用する時代に適す、携帯型GPS受信ユニットに兼用性を付与する技術の新
規提案という本提案の趣旨からは、従来技術の対象とならないけれども、強いて参考までにあげれば、磁気コンパスとレートジャイロが考えられる。
磁気コンパスでは、誤差の範囲がわからないため他の方位情報取得方法に頼る検証が必要である欠点があった。通常は視覚的照合に転化され、歩行中の煩雑さ
と労作が増す欠点があった。地磁気として得た方向から真北を推定するには、偏差、自差、局所磁気外乱誤差を減ずる要があるが、陸上での歩行を主とする者
は、そのいずれも、特に、第3番目の誤差については現場で解決する実用的手法を有しない欠点があった。
レートジャイロは、角速度を積分して回転角度を得る方法であるため、累積誤差の問題があり、周期的に初期化が必須となる欠点があった。言い換えると、何か他の方位情報取得方法を、周期的に必要とする、との欠点がある。
上記を一覧表としてまとめると、表4のように表現することができる。
単独行あるいは、それに類似した形態で、歩行など低速移動を主とする者が、登山活動や救援活動(山岳救助隊や、国際緊急援助隊等)を行う活動では、時間
的な制約、携行物総容積・重量の制約がまず存在するであろうし、加えて、(遭難救援の際には)比較的見通しの良くない悪天候下の歩行等というリスクのある
移動も予想され、(大規模災害救援の際には)、移動の社会基盤やライフラインが寸断された環境、において、自らの安全を確保しつつ、行動決定も行っていく
ことが必要となる。そうした際の、有効な手法を提案したいと考えており.そのため、廉価である、軽量である、など、一面を切り取ってその面を特別に強調す
る際に有効そうに見えるということを重視するよりは、実際に前述の使用文脈において多面的かつ総合的な利便性が高い方法、すなわち、使用者が実際に持参し
たくなり、そして次回も持参することを選ぶ手法・装置を、提案したいと考えたのである。そしれその観点ではいずれの従来手法も、来るべきGNSS社会基盤
時代には、また、主に歩くことによる移動主とした者で、被災者などへの被災後できるだけ短時間での迅速な接近を図って救命率をあげるには、問題があったこ
とを表4は示しており、本提案手法はそうした問題のいずれにもわずらわされることがないことを表4は示している。
従来技術を概観し、本発明の優位性を示した。再び、主要な論理の展開としに戻すが、本発明によれば、両側の四分の一天球の衛星データから得られるに等し
い高い水準の結果を、片側に相当する機材だけを用いて簡単な構造で実現できる。そのために開発コストがあまりかからず現実的である。また簡単な操作で実現
でき、実際的である。さらに片側だけに相応する機材であるため、軽量で、可搬性に極めて優れる。民生用に普及している安価なL1波衛星測位機器に極めて微
小な改造を加えるだけで構成できるため現実性が高い。
以上、本発明を図面に基づいて説明したが、本発明は上記した実施形態だけではなく、
特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限りどのようにでも実施することができる。
さて、提案手法の活用性と適格性について、以降では、軌道計算によるシミュレーション評価を行った。また、試作機における、評価も行った。こうしたシ
ミュレーションのみならず実機評価がなされたことは実用性への適格性が高いことを示している。加えて、評価結果を先取りして述べれば、そこにも現実性への
高い適格性が示されている。これらシミュレーションと試作機による評価手法と結果について順を追って述べる。
シミュレーション評価の趣旨は、観測地点の上空の5度から85度の仰角内のGPS衛星を利用可能とした場合、提案のL1 C/A GPS受信ユニットで、どの程度の方位限定幅が期待できるかを調べることを目的としている.無作為の方位に配向させた際の期待値を得る。
さらに、得られた方位限定幅に基づいて、一層方位限定を絞り込みたいと利用者が考えた場合、また別の方向に提案装置を配向させることでそれを実現できる
特性を本提案は持っている.そのような場合も勘案して、1回の配向だけでなく、複数回の配向の方位限定を重ねてゆく場合に、その方位限定幅が配向回数に応
じてどのように絞り込まれていくかといった本装置に特有の興味深い性質をも調べることを目的としている。
軌道計算による方位限定シミュレータの構築について述べる。性能評価の目的で構築したシミュレータである。処理系として、Borland bcc
v5.5を用い開発した。ウィンドウズ(登録商標)におけるグラフ描画には、GrWinグラフィックスライブラリを用いた.衛星軌道アルゴリズムについて
はIS−GPS−200 revision D (GPS Joint Program Office2004)のアルゴリズムと数値を用いた.衛星軌道
プログラムのデバッグおよび衛星配置の正しさについては、Trimble社の衛星飛来予測ソフトウエアと衛星の仰角・方位角が一致することを確認した。与
えられた時刻の衛星配置に関して方位限定のアルゴリズムを組み込んで実施することができる機能を付与した。これは高橋[12]の文献によった。
シミュレータへの入力としては、以下の選択が可能となっている.第一に、GPSのどの衛星を受信に選ぶか(いずれかの衛星を事前に排除するか)の選択が
可能である.本稿では、通常に想定されるとおり、GPSの全衛星を対象としている。この際、観測日時に適した、Almanacデータが必要になるが、
GPS衛星のalmanac dataについては、U.S. navigation centerから観測想定日時に適したalmanac dataを取
得した.
第二に、観測地点(例:東京)の指定が可能である。緯度・経度・高度で指定できる。
第三に、観測開始時刻(例:2009年11月1日00時00分)、観測終了時刻(例:2009年11月1日23時56分つまり開始日時から約1恒星日後)および、方位限定幅期待値算出時間間隔(例:1秒毎)の指定が可能である。
第四に、配向回数、言い換えると、方位限定幅を狭めてゆく目的で、ある方向にアンテナ面法線を向けて方位限定を行うこと、を合計何回実施するか、について、1回から何回(例:8回)まで選ぶかを指定できる。本稿ではn回の配向回数では、正n角形の配向を取るものとした。
第五に、出力グラフを指定できる、その一つ目は指定観測地での指定時刻での衛星配置の天空図である。その2つ目は方位限定幅期待値を縦軸に、時刻を横軸
に取る観測時間間隔毎(例:1秒毎)の方位限定幅期待値の変動グラフである。その3つ目は、観測地点の指定観測期間(例:1恒星日)の方位限定幅期待値を
縦軸に、配向回数(例:1から8)
を横軸に、前者の後者への依存性を示すグラフである。
軌道計算による方位限定シミュレーションの条件について述べる。
本稿において、観測年月日は、2009年11月01日00時00分から23時56分4秒の約1恒星日間とした。ある衛星配置において、観測点において、
真北から衛星方位角の表示桁より小さい角度ずつの配向を0度から360度にかけて順次実施した場合のそれぞれの方位限定幅を算出したとき、それらの平均値
を、"その観測地点におけるその瞬
間の方位限定幅期待値"とした。
図26のグラフは、"その観測地点におけるその瞬間の方位限定幅期待値"の毎秒変動を、配向回数毎(色別に分けた各折れ線にて表示)にグラフに表示した
ものである.配向回数毎に色を変えて各折れ線を表示してあり、配向回数1から8は、灰、赤、緑、黄、青、紫、水色、濃紺、の各色にて示されている.観測地
は、東京(東経139度00分、北緯35度00分)として示している。
“その観測地点におけるその瞬間の方位限定幅期待値”を、23時間56分4秒の約1恒星日間すなわち86164秒のそれぞれの衛星配置について、求め、それら86164の平均値を算出したものを、"その観測地点における1恒星日間の方位限定幅期待値"とした。
図27は、“その観測地点における1恒星日間の方位限定幅期待値”を、縦軸にとり、それと関係付けられている配向回数を、横軸にとり、両者の関係をグラフ
に示したものである.図27は東京における1恒星日間の方位限定幅期待値が、配向回数によって、どのように減少してゆくことが期待されるかを表している。
横軸は配向回数でその最大値は8である。縦軸は東京における1恒星日間の方位限定幅期待値である。指数関数の近似曲線と近似式も描かれている。
なお、方位限定に使用可能な衛星仰角の条件として5度から85度の範囲に限定しているがこれは次の理由による。5度未満の低仰角衛星は遮蔽による使用可
能性が低いという現実に近づけるために排除したものであり、85度以上の高仰角衛星はその視覚的離角に比べて方位角の差が大きいため、方位限定に用いると
方位限定の結果が汚染される可能性が懸念されるため高橋(2004)のとおり方位限定の演算には使用しないこととしている[12]。
軌道計算による方位限定シミュレーションの結果と考察について述べる。既述の方策に沿って構築した性能評価用のシミュレータを用いて、既述のようなシミュレーション条件に基づいて実施したシミュレーション結果と考察を、まとめてここに示す。
中緯度地域である東京を観測地とする、1恒星日の期間のいずれかの瞬間において、L1波帯C/A GPS受信ユニットの半球ビームアンテナのアンテナビーム法線を水平設置した際の、5度から85度までのGPS衛星を方限定演算の対象とする場合、"アンテ
ナ覆域での捕捉衛星数期待値"は約9.8機であり、"東京における1恒星日間の方位限定幅期待値"は約57.8度であることがわかった。これは、図26における灰色の折れ線
の場合、および、図27の横軸が1の場合に相当する。
本提案方式は、得られた方位限定結果をさらに絞り込みたい希望が使用者にある場合、配向方向を変化させて異なる方角に向けることで、さらに方位限定を絞
り込むことができる特徴を持つ。この、低配向回数によりさらに方位限定幅を減少させることができることも考えるならば、この程度の期待値の方位限定幅が、
第1回目の配向で、得られることは十分な性能と考えられた。
図27に見られるように、1恒星日の方位限定幅期待値への、配向回数の効果を検討した結果、ほぼ、配向回数の累乗(k乗)で、方位限定幅期待値が縮小されてゆくことが判明した。
方位限定幅期待値の指数関数近似式における配向回数の指数は、−0.92であった。この結果は、「本提案方式で最初に得られた方位限定幅で資料者が満足
すればそれで良いし、さらに詳細な値が得たい際には、配向回数を複数回にすることにより、配向回数のほぼその逆数に近い値を乗じた値まで、方位限定幅期待
値を減じることができる」ことを示唆しているもので興味深い。
さて、次に、実機プロトタイプ評価を、提案手法について、示す。ここでは、実機プロトタイプを構築し、それを体躯背腰部に装着して方位限定の実験を行っ
た結果を示す。実機プロトタイプはL1 C/A GPS受信ユニットであるSONY IPS5000を用い、毎秒出力をマイクロSDカードに記録し、方位
限定演算処理した.この実機プロトタイプ実験は、最適閾値を探索する目的で実施した。
一般的な半球ビームを有する廉価な普及品としてのL1 C/A GPS受信ユニットを流用しつつ、かつ、全体としても廉価で形成容易な構成で、人体体躯
を遮蔽に利用する際、多数回の著者の予備実験から結果の一層の安定化に寄与することが判明している図5に示す構成をとった.その際の写真が図28である。
身体背面腰部に垂直にL1 C/A
GPS受信ユニットを配備するが、体躯両側からL1波C/A GPS受信機への回折波減衰を主な目的として、体躯には30cm x 20cm x
2.0cmのプラスチック水筒に水を充填したものを体躯両脇部に背中に垂直に設置した。水はL1波帯1.5GHzの電力半減深度が数cmである特性を有す
る。その上、登山や救助活動において救助者のあるいは被救助者の安全のために飲料水の携帯・運搬は当然行われているはずである事実に着目した。大規模自然
災害発生直後の現場緊急救援経験に富む国際緊急援助隊事務局長・隊長・中堅隊員複数への長期間の聞き取り調査・設計検討を経て筆者が提案した.著者自身北
アルプス等における天幕使用長期縦走、冬期登山、climbing、海外登山の経験を有し、その経験を活用した.国際緊急援助隊や山岳救助隊等の過酷な環
境での対人支援活動にも適する。
実機プロトタイプでの実験条件をここに示す。東京近郊の上空に障害物の無い見晴らしの良い場所において、5回の実験を行った.実験日時
は、(1)2010年6月29日21:50:00 JSTから10分間、(2)2010年8月28日22:55:00 JSTから10分間
JST、(3)2010年8月29日20:17:49 JSTから10分間JST(4)2010年8月29日20:28:59 JSTから10分間
(5)2010年8月29日20:
39:37 JSTから10分間であった。上空の仰角
5度から85度に存在した衛星数は、(1)9機 (2)9機 (3)9機 (4)10機 (5)9機であった.上空の仰角5度から85度に存在した衛星配
置を図29に示す。JSTは日本標準時、図中UTはUniversal Timeを示す。両者は9時間の時差があっても実態は同一の時刻をさしていること
は国際化した現在良く知られている。
体躯背腰面腰部に、L1 C/A GPS平面アンテナの主ビーム法線が水平になるように配置して行った.JR東日本中央本線など6線路を跨ぐ比較的長い
陸橋上で、高度のため、また周辺に引込み線作業区域等未使用公共用地を有す等の理由もあり、都心の公共設備としては珍しく上空見晴らしに富む特徴がある。
天頂から見て時計回りに、体躯中心鉛直軸周りに、10秒毎に6度の体躯回転を実施した。すなわち一周に600秒(600秒=360度/6度/10秒)を要した。その際数
十回の事前練習を実施するとともに、事前に準備した約1m四方の紙(6度毎の放射線を記してあるもの)を敷きその上で放射状線をガイドに体躯回転を実施し
ている。電波時計に音声読上げをさせる支援機器を構築し併用させた。本実験ではこの体躯回転の精度はさほどの必須要件とはならないことは事前の準備実験で
確認した。10秒毎6度との遅い体躯回転は高精度な角度を実現することを志向したものでなく、1つの方角に向いている際
に多数の評価データを取得したいとの動機に基づくものであった。回転については、磁気センサデータ記録をとり、各場所での実験についてそれぞれ計測例を示した。
生データを、各秒について記録した.SONY IPSフォーマットでの毎秒108バイトの出力データが記録された。各秒のそれぞれ瞬間のデータについて、既述の方位限定アルゴリズム[12]を適用した。
この時、既述のアルゴリズムにおいて、受信信号強度から覆域判定を成すための方位限定受信判定用信号強度閾値を、設定する必要がある。これについては、
SONY IPSフォーマットにおいて信号強度出力はAからZの値をそれぞれとりうる。そこで、AからZまでそれぞれを方位限定受信判定用信号強度閾値と
して前提した場合の方位限定演算処理を、全て実施し、それぞれ個別に、方位限定結果を、算出した。これら異なる方位限定受信判定用信号強度閾値に基づいた
結果を比較することで、最適な方位限定受信判定用信号強度閾値を探索することを目的とした。
それぞれの秒の瞬間の出力レコードについて、ある方位限定受信判定用信号強度閾値を前提として方位限定アルゴリズムを適用しても、方位限定結果が必ず数
値で取得可能な場合ばかりと限らない.例えば、衛星信号捕捉と判定された結果がひとつも無かったなどの理由で方位限定結果が得られない場合も、方位限定受
信判定用信号強度閾値によっては、ありうる。
それぞれの秒の瞬間の出力レコードについて、ある閾値を前提として方位限定演算を適用した場合、方位限定結果が得られた場合を、「有答」、衛星信号捕捉
と判定された結果がひとつも無かったなどの理由で方位限定結果が得られなかった場合を、「無答」、として範疇化することにした.
「有答」の範疇となったデータについては、次の処理に移行する.有答時の出力、すなわち、体躯正面の方位限定結果が、体躯正面の方位、を包含していた場
合、この有答時の方位限定結果は、「正答」、であった、と範疇化することにした.前記でなかった場合は、「誤答」、であった、と範疇化することにした。
「無答」の場合については、次の処理に移行する。無答には二種類が存在する。一方は、既述の方位限定受信判定用信号強度閾値以上の信号強度を示す衛星信
号がひとつも得られなかった場合。これを、「無答(無捕捉)」、と範疇化することにした。他方は、既述の閾値以上の信号強度を示す衛星信号が、3つ(3衛
星)以上得られたものの、方位限定計算の際に、矛盾が生じた(半球ビームという前提と矛盾した)ため、方位限定が途中でエラーを返す場合である。これを、
「無答(有捕捉)」、と範疇化することにした。
GPS受信ユニットから各秒出力されるデータは、既述の、閾値を仮定すると、既述の、正答、誤答、無答(無捕捉)、無答(有捕捉)の4範疇に、分類可能となる。
正答、誤答、無答(無捕捉)、無答(有捕捉)の各4範疇の事象数を累積した数を、「全試行数」と呼ぶ.全試行数は今回の実機プロトタイプ実験1回では常
に600である。前2範疇のみの事象数を累積した数を、「有答数」、と呼ぶこととした.後2範疇のみの事象数を累積した数を、「無答数」、と呼ぶこととし
た。有答数/全試行数を、「有答率
」、と、呼ぶこととした。
全試行数を分母に、各4範疇の事象数を分子に取ったものを、「正答率」、「誤答率」、「無答(無捕捉)率」、「無答(有捕捉)率」、と、呼ぶこととした。
正答数/有答数を、「有答時正答率」、と、特に、呼ぶこととした。誤答数/有答数を
、「有答時誤答率」、と特に、呼ぶこととした。
無答(無捕捉)数/無答数を、「無答時無答(無捕捉)率」と、特に、呼ぶこととした
。無答(有捕捉)数/無答数を、「無答時無答(有捕捉)率」と、特に、呼ぶこととした
実機プロトタイプでの目標値と設計選択指針をここに示す。上述するように示した概念により、目標が明確になる。目標は、次のような特徴を満たす閾値が存在するか、存在するとすれば、どの程度の閾値であるか、探索することである。
まず、第一の目標は、「有答時正答率」をできるだけ高めることである。つまり何も答えないことはあっても良いが、答えた以上は高確率で正しいという機器
であってほしいという目標である。これは陸上で歩行を主とする者にとっての磁気コンパスを超えるユーザビリティを保持する携帯性に優れた廉価性を持った新
たなツールを希求する思いからきている。磁気コンパスは、何かの出力を返す(言わば有答率100%である)特性を持つけれども、方位限定の形式で出力し得
ないため正答・誤答の範疇化ができない。真値とのずれの大きさを、陸上の「現場」においては確認ができないことがある。陸上「現場」で歩行を主とする者が
その出力のみに基づいて行動決定や意思決定を成さねばならぬ際の有用性が低いと感じられることがある事実と関係する。
第二の目標は、有答率がある程度低くないことである。第一の目標はもちろん大切で、無答率にも誤りを避ける前向きな意味があることはもちろんであるが、あまりにも有答率が低いとユーザビリティが低くなると考えられることに関係する。
第一の目標と第二の目標を同時に満たす閾値が存在するかを探索することにする。
参考までに、実験者は、第一の目標値としては、95%程度以上の有答時正答率を、実験実施前にひとつのハードルとして想定していた.同様に、第二の目標値としては、有答率が70%程度以上を、実験実施前にひとつのハードルとして想定していた。
第一、第二の数値目標をほぼ超えるものであれば、まずは、陸上で歩行を主とする者にとっての、その出力のみに基づいて行動決定や意思決定を成したい場合
に、磁気コンパスの有用性が低かった場面での、少なくとも補完的技術提案となりうると感じられた。これには、廉価で小型軽量な測位機器としてのGPS受信
ユニットを常用携帯する時代が接近していることが背景にある。GPS受信ユニットを常時持ち歩く時代背景にあっては、小型GPS受信ユニットが位置と時刻 だけでなく、設計の軽微な改修のみで方位に関しても確
度の高い情報を静止したまま取得可能な能力を兼備させられれば一層ユーザビリティが高いと考えて、こうした設計選択をとりたいと考えることが予想された。
上記の2つの目標ハードルをクリアできるのであれば、中長期的には国際的な標準としての仕様としての検討も視野に入ってくると考えられ提案することにし
た。
実機プロトタイプでの体躯装着時の実験結果を以下に示す。前述の目標1、目標2を満たす閾値が存在するか、中でも、最適閾値が存在するかについて検証す
ることを目的としてデータ解析を行った.図30は、前節の条件での実機プロトタイプ実験の、5回x各600秒間の全3000レコードについて、方位限定を
試みた結果に応じて分類された各範疇の生起確率の比が、前提とされた方位限定受信判定用信号強度閾値にどのように依存するかを示している。前提とされた方
位限定受信判定用信号強度閾値を横軸に、各範疇の生起確率の比を縦軸にとって、図30のグラフは描かれている。
横軸である受信信号強度閾値については、その最小値はA、最大値はZである。較正の結果、Zは約−117dBmの信号強度であり、Aを0、Zを25と表現したとき、信号強度は次の次式
Signal Power=8.460Ln(Signal level)−144.5(dBm)
でほぼ近似されることがわかっている。
縦軸である事象の生起確率の比の最小値は0%、最大値は100%である。各色は各範疇の事象に対応している。正答率を青色で、誤答率を濃紫色で、無答(無
捕捉)率を薄青色で、無答(有捕捉)率を薄紫色で示している。ある閾値におけるこれら4範疇の確率を合計すると100%となっている。
図31には、方位限定受信判定用信号強度閾値と、正答時の方位限定幅の平均値との関係が示されている。図31では、図30において積み上げられて表示さ
れていた方位限定の結果出力の4範疇の生起確率について、積み上げずに描画したプロットも重畳し生起確率が0として消失する閾値も比較的明瞭に読見とれる
ようにした。
実機プロトタイプでの実験結果の考察を以下に示す。この図30から、先にあげておいた、目標1および目標2を満たす方位限定受信判定用信号強度閾値を探索する。
目標1つまり95%程度以上の有答時正答率は陸上「現場」の者がその出力のみに基づいて行動決定や意思決定を成さねばならぬ際の有用性に影響する。できる
限り100%の値を志向することが望まれるが、N以上の方位限定受信判定用信号強度閾値では、100%は実現されている(図30)。それらの方位限定受信
判定用信号強度閾値を選択した際の、正答時の方位限定幅の平均値は図31に示される。受信判定信号強度閾値をKすなわち−125.0dBm程度からRすな
わち−120.5dBm程度と前提した場合、正答時の捕捉衛星数を調べると、図32の各box−and−whisker plotのようであった.半透明
青色大箱は第3四分点と第1四分点範囲。青色四角小印は中央値を、上側のひげは最大値を示す。下側のひげは最小値を示すがここでは第1四分点に含まれて見
えない。捕捉衛星数の分布は、これらの閾値間でさほどの大きな変化は見られない。
目標1および目標2を同時に満たす受信判定信号強度閾値は複数ある.中で最も高い受信判定信号強度閾値はRである。そこでRを選択した。実験に基づく図
30、図31の知見からしても、万一の場合にも、誤答の影響をより受けにくい方向のマージンを含めた設計選択を採用したいためである。
方位限定受信判定用信号強度閾値(Rすなわち−120.5dBm程度)において目標1
および目標2を満たす様相は次のとおり。
有答時正答率は100.0%で第一目標を良好にクリアできている。
有答率そのものも71.0%で第二目標も良好にクリアできている。
この際、正答率71.0%、誤答率0.0%、無答(無捕捉)率29.0%、無答(有捕捉)率0.0%の各範疇の生起確率であった。有答率は71.0%、無等率は29.0%で
ある。有答時正答率は100.0%で、有答時誤答率は0.0%である。無答時無答(無捕捉)率は100.0%で、無答時無答(有捕捉)率は0.0%である。
この閾値(Rすなわち−120.5dBm程度)を設定した際の、標本数3000であるデータを改めて分析すると次のようである:標本数2130の有答時
の、衛星捕捉数について、その平均値は1.33、その分散は0.25、その標準偏差は0.50、標準誤差は0.01であった。
標本数2130の有答時の、方位限定幅について、その平均値は170.6度、その分散は4.27、その標準偏差は16.9、
標準誤差は0.37であったことが判明した。
上記以外の基本統計量も分布形の把握のために意味があると思われるため、表4に念のため示した。さらに、この閾値を設定した際の方位限定幅の度数分布図(histogram)を図33に示しておいた。
なお、本提案方式は、方位に関してある種の区間推定とも言える作業を(点推定を経ずに)実施するものである。その結果得られる方位の区間を、方位限定結
果と呼んでいる。そこで「方位限定幅の平均値」は、「方位について点推定を複数回行い、その結果として得られた複数の点推定の標本値の平均値についての標
準誤差、すなわち、"標本の平均値
についての標準誤差"」とは異なる。誤解はないと思うが念のため明記しておく。
4節に既述のシミュレーションと比較して、捕捉衛星数は、多くはなく、方位限定幅の平均値も広い。これは、実機プロトタイプ実験では、有答時正答率を高
め確実さを向上させたいため、方位限定受信判定用信号強度閾値を高めた設計選択等を採用し、受信と判定される衛星数が実質的に減じているためである。
流通性の良い廉価なL1 C/A GPS受信機を技術的ベースに、携帯が一般に推奨される飲料水と本人の身体だけの活用を図ることで、方位情報取得の新機
能を実現できることを示した上、3000回の試行で一度の誤答もない100.0%の正答率を達成できる事実を示せたことは一定の評価を得て良いものと思わ
れた。現時点では簡便で廉価な装置構成でGPS測位機能を温存したまま実現可能であることを示すことに意義があり、方位限定幅の広い狭いは深刻な問題でな
いとまずは考えられる。現場でほぼ必ず存在する自分自身の身体・L1 C/A GPS受信機・携帯する飲料水という、廉価、かつ/あるいは、日用品・日用
装具に近いものであるため、緊急援助隊員が携行している可能性が高い
ものだけを組み合わせ、方位取得という新機能を顕現させ得、それも閾値の高さで誤答を遠ざけるマージンも保持しつつ提示できたことは一定の意味があると思われた。
さて次に、積極的に推奨される使用方法として示す意図ではないものの、周囲を山やビルディングに囲まれた環境では、果たしていかなる結果になるかについても検討したので報告する。
なおその前に、今回の合計5回の回転実験の実施場所での磁気センサ計測結果を、本提案手法との手法と対比を主目的としてできるだけ短く説明する。
磁気センサとの対比についてここに示す。
本提案手法の回転実験を行った見晴らしの良い当該陸橋上で、磁気センサを体躯腹部に装備しつつ、回転実験を実施した際の磁気センサ計測データ例を図34
に示す。当該陸橋の下の空間には架電線形式直流方式の1500V架電線が存在する。同時観測の方位磁針の挙動に照らし、電車の接近時の加速・減速等の事象
に関連し1500V直流架電線に大きな電流が流れることでBiot−Savart lawに沿い誘導された磁界の影響が反映されていると考えられる。電車
の加速等に関係して架電線に生じる大電流に由来する外乱磁気的が、重畳されている様子が記録されているのが明瞭である。実験者は電車の接近通過と独立に
10秒毎6度の回転を淡々と行っているので、横軸の時間軸とともに、ほぼ直線状に方位センサの値が増加し600秒で360度の回転を成していることが記録
されている。両者が重畳されているのが明瞭な面白い結果となった。磁気データ採取には0.0〜359.9度の分解能があるHonewell社製2軸
compass HMC6325センサを選び、Atmel社AVR Microcontroller Atmega 328Pで制御するため自作C言語
programを開発し制御した。事前calibrationを施した上で20Hzのsampling rate modeでデータ採取した。
地磁気計測には3種の誤差、すなわち(1)偏差(declination) (2)自差(deviation) (3)局所磁気(local
magnetism) があると、一般に区別し説明されるが、今回見られた社会基盤としての電車の架電線由来の磁界は(3)に含まれるとして分類できよ
う。
都市部の見晴しの良い場所では、このような大電流が流れることによる影響を受ける場所が本例のほかにも存在すると考えられる。例えば、ビルの展望台に付
属するエレベータを駆動する際の電流が通過する電線の付近が相当する。また近年は安全保障上の理由から場所特定情報は積極的には公開されていないものの
(高圧を含む)送電線地中化が世界で進展しおり、磁気センサ活用時にそうした事情も考慮する必要が今後増加する可能性があると思われる。国際緊急援助隊等
がわが国に限定されない活動範囲を持ち、活動場所の自由は現地当局から制限を受けることがある事実も考えると、活動場の磁場の特殊性が仮にあっても影響さ
れない方位情報取得技術として磁気コンパスを補完する役割として本発明を位置づけられる可能性がある。
(2)の自差に関しても電流由来の磁場について類似の事が言え、Powered SuitsあるいはPowered Exoskeletonと総称され
る技術分野の進展も本提案技術の有用性と関係がある.これらは人間の筋力運動を機械的に支援する目的で.着用形態で使用される機械装置で、軍事、安全保
障、災害救援はもちろん、医療、介護分野においても近年社会的意義が急速に認められはじめた。中東地域の一部等、道路網が脆弱な地帯や車両の通行が困難な
地域では歩兵の徒歩に頼っているが.重装備を身につけた長距離行軍により兵士が腰痛などの形成外科的負傷を負う問題がありその解消等にも期待されている一
方、介護者の負担軽減にも応用される。重量物を持ち上げ続ける等の電磁
気力を発現するに要する大電流の誘導磁場の影響下で、方位情報取得を企図する際の技術として本提案を位置づけられる可能性がある。
本発明方式では、可視でない箇所にある磁性体や電流に由来する磁気的外乱推定を毎回実施せずとも、"対象方向が見晴らしであるかどうか"という視覚情報だけに依拠して結果の信頼度を陸上の「現場」で判断できることがある事実も、本提案方式の長所と関係がある。
山に囲まれた場所での実験の結果を以下に示す。
次に、周囲を山に囲まれた地点で行われた合計5回の回転実験結果を示す。自然の遮蔽環境ではどうなるかという疑問へのひとつの答えを模索する意味で実験を実施した。
場所は高尾山の琵琶滝から東に80mほどの峡谷的地点で北緯35度37分44.71秒、東経139度15分41.49秒、標高約260mである。
日時は(1)2010年7月24日18:00:00JSTから10分間と(2)2010年7月24日18:30:00JSTから10分間(3)2010
年9月4日16:22:20JSTから10分間(4)2010年9月4日16:35:04JSTから10分間(5)2010年9月4日
16:46:10JSTから10分間であった.衛星数は、(1)9機 (2)11機 (3)11機 (4)11機 (5)11機であり、上空の仰角5度か
ら85度に存在した衛星配置は図35に示される.北東、東、南、西の各方向は山等による高い仰角の遮蔽環境と成り、その間を深くえぐるように流れる川が短
い距離でS字に急激に進路を変えているため急峻に立ち上がる地形に囲まれる地形.S字の
ほぼ中心点近傍の陸上で回転実験を実施した。各斜面に鬱蒼とした広葉樹の木々など植物が重なり、上空に可視部はわずかと感じられる。国土地理院地形図の等
高線からは、北東45度、南45度、東60度、西60度程度の地形的な仰角遮蔽が読み取れる。そうした地形的遮蔽に加えて、葉が鬱蒼と繁る広葉樹林のた
め、全方位へ仰角60度程度まで遮蔽されたような印象がある。
山に囲まれたこの環境で合計5回の回転実験を行った結果を図36、図37に示す。
山に囲まれたこの環境で実験を行ったデータに、5.4節すなわち見晴らしの良い場所での合計5回の回転実験のデータに基づく探索の結果選ばれたのと同じ閾値(Rすなわち−120.5dBm程度)を用いると次の結果が明らかとなった:
第一の目標値(有答時正答率95%程度との目標)を良好にクリアしている(有答時正答率100.0%>目標1)。
第二の目標値(有答率70%程度との目標)はクリアしていない(有答率14.6%<目標2)。この第二目標値との関係は、見晴らしの良い場所での結果と異なっている。
この際、正答率14.6%、誤答率0.0%、無答(無捕捉)率85.4%、無答(有捕捉)率0.0%の各範疇の生起確率であった.有答率は14.6%、無等率は85.4%
である。有答時正答率は100.0%で、有答時誤答率は0.0%である。無答時無答(無捕捉)率は100.0%で、無答時無答(有捕捉)率は0.0%である。
第一目標を良好な達成できたことは次のように考えられる。見晴の良い場所と同様、誤答率0%という結果が得られていることが重要であると感じられる。樹
林を有する土壌系の斜面である、すなわち樹林を有しない露岩系の斜面でないため、土壌および幾層にも重なる広葉樹林等のfoliageの影響で吸収効果が
反射効果に卓越し本提案手法における誤答率の増大に繋がりにくくなる効果のある可能性が示唆された。高尾山は、暖温帯系の照葉樹林帯と冷温帯系の落葉広葉
樹林・中間温帯林の境界に位置するため植生が豊かで
ある.こうした環境での衛星反射波の影響は緩和されやすい可能性もある。
高尾山は、明治の森高尾国定公園に指定されており.長さ1.697kmの東海自然歩道の起点でもある。2007年から連続して.Michelin
Green Guide Japan(Michelin Travel Guide Japan)で.最高ランクの三つ星の観光spotとして選出されて
いる。こうした自然豊かな世界的に人気のある環境の谷あいにおいて、本提案手法の見晴らしの良い場所で選択された閾値を特段の変更なく用いた場合に活用可
能性がわずかでも示唆されることは驚きで興味深く感じられる。
一方で、第二目標については次のように考える.周囲を山で囲まれているための遮蔽効果により、見晴らしのよい場所に比べて有答率が大きく減じた、と考えられた。
この閾値(Rすなわち−120.5dBm程度)を設定した際の、標本数3000であるデータを改めて分析すると、標本数437の有答時の衛星捕捉数の平均
値は1で分散および標準偏差は0.0、標準誤差は0.0、有答時の方位限定幅は、平均値180.0度で分散および標準偏差は0.0、標準誤差は0.0で
あった。
わずか1衛星しか受信していないとしても、目標1が達成されていることの本提案手法にとっての意義は小さくない。すなわち、本提案手法をこの環境下で既
述の閾値で用いた場合、装置が方位限定の答を返してきた時(有答時)には、その結果は信頼できる可能性が高い(誤答率の消失は閾値Mで既にみられており閾
値Rまでのマージンも大きい)とすれば、単純に向きを変えて再度方位限定を試み、方位限定の答えが得られるまで、何回か実施することで得られた複数の方位
限定結果の重ね合わせが可能となる。このため、仮に高々1衛星しか衛星捕捉ができない環境であっても、その1衛星と体躯の配向をうまくつかって方位の絞り
こみができる、という本提案の特長が活かせる可能性を示唆している。目標1を良好に達成している限り、ある地点から特段移動せずに、方位に関する情報を絞
り込んでゆけることは、磁気コンパスには見られない、本提案方式の特長であり、面白さがある。
周囲を山等に囲まれた場所での回転実験時に同時採取した磁気センサの値を図38に示す。この地域の通常の偏差として約7.1度の西偏は認められたもの
の、特段の局所磁気的な外乱等は観測されていない。今回実験地点は直下に首都圏中央道路自動車道が通過する予定で本地点直下に前記自動車道が付随送電線な
ども含み開通する時点での、磁気センサによる再度の計測を行えばその比較には多大な興味が持たれる。
次に、ビル等に囲まれた場所での実験の結果を示す。
次にビル等の人工建造物で囲まれた場所での同様の回転実験を、日時を変え5回実施した結果を示す.
周囲を通行する人による瞬断遮蔽の影響を受けない、敷地内複合校舎建造物高さ属性がほぼ均一である等の理由から、東京都中野区立元桃ケ丘小学校の校舎で囲まれた校庭の1地点において日時を異にする5回の回転実験を実施した。
北側・東側・西側に存する各連結された敷地内複合校舎建造物に囲まれた校庭の1点.
回転実験実施日時は(1)2010年7月18日20時03分00秒JSTから10分間(2)2010年7月31日18時45分00秒JSTから10分間
(3)2010年8月29日19時36分41秒JSTから10分間(4)2010年8月29日19時47分21秒JSTから10分間(5)2010年8月
29日19時58分12秒JSTから10分間であった。上空の仰角5度から85度に存在した衛星数は(1)11機 (2)
11機 (3)9機 (4)8機 (5)8機で、上空の仰角5度から85度に存在した衛星配置は図39のようであった。
敷地内複合校舎建造物の存在様式を模式的に表現すると次のようになる、約45m四方のほぼ正方形の校庭を、いわば正方形に近いコの字を左に90度回転さ
せたような形として上を北と見立てたとして、均等な高さに近い4階建て相当の鉄筋コンクリート建造物の校舎がその形に校庭を囲んでいることになる.特段の
校舎が存在しない南辺には2〜3階建近代家屋の並びが存在する。実験者はコの字の最も奥の中央地点(いわばコの字の縦棒の中心部)から1.2mだけいわば
コの字の開口部側(真南側)に存在し合計5回の回転実験を実施する.実施者(の腰部の垂直装備アンテナ)からの人工建造物遮蔽の最大仰角は次のとおり:北
側最大83.5度程度、東側最大31.8度程度、西側最大30.0度程度の各鉄筋コンクリート系の人工建造物遮蔽、南側だけは最大8.8度程度の人工建造
物遮蔽である。
こうした環境における合計5回の回転実験結果を図40および図41に示す。
ビル等に囲まれたこの環境で合計5回の回転実験を行ったデータに、5.4節の見晴らしの良い場所での実験で探索の結果選ばれたのと同じ閾値(Rすなわち−120.5dB
m程度)を用いると次の結果が明らかとなった:
目標1(有答時正答率95%程度との目標)、は、クリアした.しかしながら、鉄筋コンクリート製のビル等に囲まれた当該場所での全3000回の試行の有答
時正答率は99.1%に留まり、100%を達成はしなかった.有答時正答率は、既述の見晴らしのよい場所での実験では100%であったし、既述の山に囲ま
れた場所での実験でも100%であったことと比較して、印象的である。
目標2(有答率70%程度)はクリアしていない。第2の目標のクリアの有無は、既述の見晴らしの良い地点での実験結果と異なった結果となった。ちなみに当該場所での全3000回の試行の有答率は46.1%である。
この際、正答率45.7%、誤答率0.4%、無答(無捕捉)率53.9%、無答(有捕捉)率0.0%の各範疇の生起確率であった。有答率は46.1%、 無等率は53.9%である.有答時正答率は99.1%で、有答時誤答率は0.9%である。無答時無答(無捕捉)率は100.0%で、無答時無答(有捕捉)
率は0.0%である。
この閾値(Rすなわち−120.5dBm程度)が設定された際の、標本数3000であるデータを改めて分析すると、標本数1384の有答時の衛星捕捉数
について調べると、そのうち、正答は1371回、誤答は13回含まれている。誤答は、既述の見晴らしの良い場所、既述の山で囲まれた場所、のどちらの実験
でも、検出されなかったものである。ビル等に囲まれた場所での実験で初めて検出されたことが、印象的である。
有答時における、捕捉衛星数については、その平均値は1.14機、分散は0.12、標準偏差は0.35、標準誤差は0.01であり、有答時における方位限定幅については、その平均値は175.1度、その分散は245.5、標準偏差は15.7、
標準誤差は
0.43である。
有答時の3000のうち13の誤答を一旦除いた上で、残る1371の正答のみについて改めて分析すると、以下のようであった。
上記の閾値(Rすなわち−120.5dBm程度)が設定された際、有答数1384の内数としての、正答数1371については、正答時の衛星補足数の、平
均値は1.15機、分散は0.13、その標準偏差は0.36、標準誤差は0.01で、正答時の方位限定幅の、平均値は174.5度、分散は269.5、標
準偏差は16.4、標準誤差は0.43であった。
なお、誤答をもたらした衛星信号だけを抽出すると次のことがわかった。3000標本のうちの13標本であるが、これらの誤答は次の点が共通する。北を0
度として0度から24度までの時計回りの範囲で、アンテナビームが向けられているとき、アンテナビーム中心方向から時計回りに方位角にして125度から
140度程度、かつ、仰角10度から25度程度に存していた衛星の信号が既述の閾値を越えた受信信号強度で受信されていた。最低3秒間から最高5秒程度
が、受信判定を受け続けた持続時間であった。
ビル等に囲まれた場所でのGPSの測位は、反射波受信が時に観測される。本提案手法でも、有答時に0.9%の確率でそうしたことがあることが示された。
ただ今回の誤答は、使用者が北側の校舎に1.2mの至近距離でほぼ正対しているか、方位角にして6度あるいは、24度の角度で存在している時に各数秒だけ
起きているので、使用者も、これはあきらかに直接波でなく反射波では、と意識しないことがかえって難しいぐらいのものであったことを付記しておく。加え
て、0.9%という1%を割り込んでいることにも注目したい。反射波の影響が今回この程度で済んでいるのはなぜか、を考えると、5.4節で見晴らしの良い
場所で閾値探索を行った際に、誤答ができるだけ増えないようにできるだけマージンをとったことが功を奏している可能性があることを明記したい。
見晴らしの良い場所や、高尾山中での河川がS字に急湾曲して周囲を山に囲まれている
場所では、3000回の試行でも検出されなかった誤答が、ビル等に囲まれた場所で3000回のうち有答時の0.9%だけ観測された事が注目される。ある種
の許容範囲と言うこともできる可能性もあるし、この程度の反射波検出頻度で済んでいるのはなぜかという問題設定もできると推察されるので、そちらの問題設
定でこの問題を今後も探求してゆきたい。
本提案方式は、明らかに反射波の強い影響が予想される場面での使用を、一義的には推奨するものではもちろんない。ビル等に囲まれた場所で方位情報取得の
試行をせざるをえない得ないこと際には、「本装置にとって推奨される使用環境でない」ことを、使用者に注意喚起することが安全性の面から好ましい場合もあ
る。
ただ、都市部でも、反射波の影響を心配しないですむ地区での利用方法があると思われる。Sydney、Amsterdam、Helsinki、Washington D.C等、海に面した国際的大都市は多く、それらではBay areaの開発も活発に進
められており市民や観光客の憩いの場となっている。東京も例外でない.浜離宮庭園・佃地区・お台場等、水辺の有名な史跡・伝統文化地区・観光地も少なくな
い。こうした地区での水辺での散策時での活用、水上バスにおける活用、加えて、都市部の高層建築物高層階などに所在する展望スペースでの活用など、反射波
の懸念の無い箇所での生活の質を豊かにする可能性のある活用空間は決して少なくないことを明記し.これらの場所では快適に懸念なく活用可能である可能性が
高いことを記しておきたい。現在そうした活用についても研究とデータ収集を開始したところである.また平行して実時間音声等提示プロトタイプを構築してい
る.その一例が図42に示されている。
本回転時実験時に、同時採取した磁気センサの値の時間変動を図43に示す.この地域の偏差としての約7.0度の西偏は認められたものの、それ以外の特段の大きな局所磁気的外乱等は観測されなかった。
将来的には車椅子への応用で高齢者や障害者の円滑移動支援向上を含む.水などの重量負荷が車輪により軽減されること等が好適に適合する。
総合的な観点からまとめると以下のようである。
従来来のL1帯C/AコードGPSは単体で静止時には方位を取得できない。本稿では、廉価なL1帯C/AコードGPS受信ユニット単体で方位情報の取得
能力を兼備可能とする簡易手法を提案した。シミュレータを構築し評価を実施した。加えて、試作機を構築し、性能評価を実施した。従来法と異なり単体の受信
ユニットを用いて、測位と方位取得の双方の機能を簡易、低コストに兼備させることができる本手法は、L1帯GPS受信機の小型性・軽量性・廉価性を継承で
き、歩行等を主とする者の使用に好適に適合する。地理空間情報活用基本法や宇宙基本法の近年の成立による自治体や政府による地理空間情報の整備が進行する
ことおよび通信社会基盤の一層の活用性の向上も視野に、今後の幅広い有効活用が期待されている。また、世界の少なからぬ国と地域における複数GNSS社会
基盤の設計・構築・運用の動きに伴い、今後、マルチGNSS共用受信機の市場投入に伴ったマルチGNSS共用受信機の小型高性能廉価化が期待され、それら
の成果を流用して活用できる本手法は、国際的にも長期的な幅広い活用展開が期待される。GNSSの全地表面可用性も継承できる本手法は、高緯度も含めた全
地表面可用性の点で、偏差・自差・局所磁気外乱に由来するそれぞれの誤差を免れなかった地磁気特有の誤差の不明性という問題から、歩行等を主とする者を、
解放できるため、国際的なデファクト標準技術となる可能性もある。現在、国際緊急援助隊等より本提案の試作機の使用に関心を寄せられており、環太平洋火山
帯地域に位置する先進国であるわが国として、当該地域での大規模自然災害発生時の被災者救命目的の接近法を支援する基本装備等に極めて適すツールとして仕
上げることを関係各部署と連携し目指しつつある。本提案の基本部分は国際特許として日米英独仏豪等に査定を経て登録されており電子情報通信分野における有
望な萌芽的研究と目すことができる。今後、幅広く活用されることが期待される。
以下では本発明の好適な応用使途、ないし本発明により得られるべき種々の恩恵に改めて今一度触れておく。例えばまず、山岳では遭難環境を脱出する際に役
立つ。遭難者・負傷者である場合、生存の方向や活路を見出すための手がかりを探索することができる。自分が谷あいに滑落しているとして、重症をおっている
として最後の体力を使ってどちらの稜線方向に向かえば、遭難者として発見されやすいかを知ることはとても大切である。その選択の当否は生死を分ける。
また、絶対方位を身体との関係で知ることができるので、通常のGPSのように移動を要せず、身体中心座標系における方位を確認できる利点がある。通常の
GPSのように移動を要して方位を始めて知る方法は、平地と異なり、山岳部では、きわめて大量のエネルギーを消費し、より危険であるといえる。
本発明には、潜在的に次のような社会的な波及効果も認められることも無視できない。つまり、逆転的な使用法として、野外でたとえば被災者が瓦礫の下に
なってしまった位置への短時間でのロスのない接近を図る試みなどを将来型の人命救助、国際協力を志向した新しい自然の中における社会訓練をかねた自然の中
での緊張の緩和へつながる多義的な意味あいを持った訓練・教育への応用などもできる。ホイジンガ(Johan Huizinga、オランダの歴史家)やカ
イヨワ(Roger Caillois、フランスの哲学者)の指摘を待つまでもなく、人類にとって業務に対して遊びの意義が極めて大きいことは現代では周
知の事実である。社会基盤としての測位衛星工学、電子工学、電磁波工学、物理化学、分子生物学、医用工学、防災学などの知識と技能と経験を動員して、空間
性・実体性・自己参加性を同時に発揮して野外で行うことのできるこの体験学習型のこうした訓練・教育には、無視できない社会的な教育性と本来あるべき知の
活用の高次な方向性の潜在が認められる。
さらに、例えば視覚障害者と健常者が共に参加する野原での目的地到着の訓練あるいはリラックスした競技としての位置づけに近い楽しい遊戯体験ともいえる
ことを支援することに直結するものであることを指摘しておきたい。健常者と共に本装置で技術的習熟を楽しめる性質から、身体機能回復や自信回復に繋がる医
学的効果を持つリハビリテーション
としても、このオリエンテーリング的な新たな遊戯は一定の役割を果たす可能性がある。このような遊戯によって培われた技能で、自然災害時に、被災者として
の視覚障害者が、自力で避難所まで到達する自信を持て、あるいは実際にそのようなことが可能となれば、視覚障害者の方のQOL(生活の質)を向上可能であ
る事にも留意する。またそうしたことが科学技術創造立国政策、知的財産立国、共生社会実現政策、宇宙基本法、地理空間情報活用推進基本法の思想的な理念と
基礎となっており、その点を実現する思想を具現化した新規で有用な分野横断的な重要な科学技術として位置づけることができ、多大な効果を期待できる。
これは、視覚障害者の自律歩行は、方位情報取得が重大なネックになっていることは意外と知られていないことを背景に持っていることを指摘しておきたい。
現在位置把握はできても、体躯なり顔面なりの方位取得は困難である。なぜなら、視覚情報による方位推定が不可能な上、視覚フィードバックが重要な役割をも
つ「歩行」実施に付随するリスク(躓き、転倒、衝突、転落、交通事故に巻き込まれる危険等)が健常者よりも圧倒的に高いからである。このため、健常者であ
れば容易な試行移動による測位差分での方位取得も、困難を極めていた。逆に言えば、簡易で廉価かつ適切な方位情報取得方法がなかったため、やむなく、多忙
な健常者に随伴歩行を依頼するという、最初の数回は良いにしても、度重なると時に相互に心理的負担が大きくなり、ひいては段々と相互の関係の疎遠に繋がる
場合もあるというような、視覚障害者にはなんらかの改善が期待される現実が存在していた。
このような現状に鑑みるに、そもそも障害者がレクリエーションあるいは競技会への練習の中で、健常者と共に方位情報取得の技能の習熟に努めることには特
別な意義がある。シンプルな科学技術を応用した本発明を通じた健常者とのコミュニケーションと、前向きな目標の提供、将来的には広大な芝生のような場所に
おける本発明を用いた自律歩行練習の実用性と、それにより正確に目的地に到達することに成功した場合の達成感を取得する経験等、これまでとは次元の異な
る、多義的な有用性を提供する面で多大な効果を奏する。視覚障害者の方位情報取得の潜在的需要の大きさに鑑みる時、方位情報取得方法の価値が、健常者が当
初予想する水準を超えて、そこに潜在していることは容易に理解できようし、健常者の側においても、こうした新しいオリエンテーリング的な遊戯的な試みを通
じ、視覚障害者の方々の方位情報取得に対するニーズが如何に強いか、その理解をより深めることにもなる。
また実用性の高い使用例として、次の例にも言及しておかねばならない。ヨット、ディンギーなどの小型帆走船は一般に高度な計測機器を搭載していない。寧
ろ、それらの人工物を搭載しない環境でなんとか操縦して自然のもたらす諸困難を克服することに面白みを感じる愛好者の数は多い。しかし、方位の情報取得は
この場合も重要である。例えば岩礁が構成する自然の良好な停泊場所に接近したものの、夜間かつ荒天ないし曇天、雨天であり、天文航法が不可能な状況は多
い。地文航法も不可能で、灯台も無い等の場合、方向の見極めが難しい場合は多々ある。この場合、航路選択の失敗は、座礁という第一の遭難に即座に直結し、
自力航行の不能や、船体の浸水、波浪横転と沈没等、特に夜間であれば人命に関わる重篤な第二の遭難にも繋がっていく。方位磁針は船の自差や局所岩礁磁場の
撹乱によって誤差が0度から360度まであり得ることから、概略値としてすら用いることの妥当性に疑義が生じるという固有の性質があるため、外乱磁気の影
響を免れる試行移動のコストが前記の意味で極大化しているこのような場面での信頼性が薄い。従来はこのような場合、仕方なく航行を停止する。沖で碇を下ろ
して停泊し、太陽光下の目視による方位確認を期待しつつ夜明けを待つことが現実的であった。
このような場合にも本発明は好適に適合する。適切に方位を検出できる。ひとたび方位が得られた場合、その情報に基づく詳細な局所的な観察から方位を裏付ける情報が連鎖的
に得られていくことは多いため、本方法は最も低く見積もってもその貴重な第一歩を十分適切なコストと労力で使用者に与えるという面でも多大な効果を有す
る。本発明は、これまでは沖合いで停泊して時間を浪費するしかなかった環境でも、座礁を防ぎつつ接岸への航路を選択するための有効な方位情報取得の手段を
与えることができる。
最後に基本的な効果にもう一度立ち戻るが、本発明によれば、回折波の影響を排除することが容易にでき、使用者に意思決定に役立つデータを有効に与えることができる。
不用意な動きが遭難(雪山での方位間違いによる雪庇の踏み抜き、浅瀬での方位間違いによる岩礁座礁、稜線での方位間違いによる稜線滑落等)に直結してお
り、最終的な行動決定は大変な困難から免れなかった。こういった局面においても、本発明によると地域大局的な情報を簡単かつ迅速かつ広域的に取得でき、総
合的な行動決定を有効に支援することができる。氷点下でも水にエチルアルコール等を少量混ぜることで融点を下げることができ氷結を避けることが簡便にでき
る。
従来の携帯型L1帯C/AコードGPSは単体で静止時には方位を取得できなかった。そこで、廉価なL1帯C/AコードGPS受信ユニット単体で方位情報の取得能力を兼備可能な簡易手法を提案した.シミュレータを構築し評価を実施した。
試作機を構築し、性能評価を実施した。従来と異なり小型軽量で廉価な1台の受信ユニットで測位と方位取得の両機能を兼備できる。地理空間情報活用基本法
や宇宙基本法が成立した現在、幅広い分野での今後の有効活用が期待できる。国際的には、複数のGNSSの社会基盤の活性化が見られる現在、国際的な活用も
幅広く期待される。複数のGNSSの共用受信機の流用で将来の性能向上が図れる特長も備え持つ。
従来と異なりL1帯C/AコードGPS受信ユニット単体を用いて、測位と方位取得の双方の機能を兼備させることが、低コストに実現できる。これまでの量
産型L1帯C/AコードGPS受信ユニット単体の開発で培われてきた小型・軽量・高性能といった機能特性および、低コストかつ簡便にできる特性をもほぼそ
のまま継承できる。このため、歩行を主とする者の使用に好適に適合する。
わが国における地理空間情報活用基本法や宇宙基本法の成立により、自治体や政府によって地理空間情報の整備が今後進行するということ、および、無線通信
に係る社会基盤の一層の活用性の向上が期待されることを時代背景として、今後、幅広い有効活用が期待される。廉価で小型軽量なL1帯C/AコードGPS受
信ユニットを常時携帯する時代に好適に適合する。
また世界の複数の国と地域における、複数のGNSS (Global Navigation Positioning System)の社会基盤の構築
および利活用の動きの活性化を背景に、マルチGNSS共用受信ユニットが市場投入され、その性能向上が急速に図られることも期待される。こうしたマルチ
GNSS共用受信ユニットをも、本提案方法は、流用でき、その際には廉価に一層の性能向上を図ることが可能となる本手法は、国際的に長期的な幅広い活用展
開も期待される。
GNSSの全地表面可用性を継承できる本手法は、全地表面のどこでも簡便に活用できるという面で、歩行等の低速移動を主とする者に、地磁気活用等の従来技術を超える、国際的なデファクト標準技術となる可能性も高い。
本発明者が従来提案してきた、GPS受信機を用いて、位置と時刻のみならず方位情報をも取得可能な受信機により、方位情報を得る場合を考えてきたる。なお、本稿では、GPSと述べた際、あるいは、(便宜上、民生用という意図で、特に、L1 C/A GPSと述べた際もだが)、最も長い活用の歴史を有し、全世界において無償
で解放・活用され、一般的な語に接近している人類社会に親和性の高い全地球測位システムとして、わかりやすい表現として用いており、近年計画・設計・打ち
上げ・運用が世界の多くの国と地域で急速に増加している全地球衛星測位システムあるいは全地球衛星航行システム(GNSS: Global
Navigation Satellite System)の任意の一つにも該当するものとし、加えて、マルチGNSSシステム共用受信機等を活用する実
施形態も当然含んで良いのである。民生用の代表例としてL1帯として述べた事例も、近年の周波数の多数活用に伴ってL5帯、時にはL2帯、さらにS帯はじ め実際の世界のGNSSにおいて活用されるに到る、至っている、周波数帯をも含んで良いことは言うまでもない
文 献
[1] 高橋正人,“静止方位限定可能なGPSの新規提案と個性的な関心を重視する教育支援システムへの応用検討”,日本バーチャルリアリティ学会論文誌[教育・訓練特集号]TVRSJ, Vol.11, No.4,pp.505−514,Decemb
er2006.
[2] 高橋正人,“方位情報を取得可能な携帯型GPS受信機の提案・設計とそれを活用した学習支援システムの検討”,教育システム情報学会論文誌(新しいデバイスによる教育支援特集),Vol.24 No.4, pp.1021−1030,Decem
ber 2007.
[3] 高橋正人,“Proposal of Pedestrian−Oriented Wearable GPS with the New Scalable Capability of Instantaneous Azimuth Limitation”,ヒューマンインタフェース学会論 文誌,Vol. 10 No.1, Page113−122,2008.
[4] 高橋正人,“発明・発見の瞬間-数学教育への示唆−”,東京学芸大学数学教育研究,vol.20,pp.1−18,2009.
[5] 高橋正人,“現実の発明と発見と数学教育の役割”,東京学芸大学数学教育研究,vol.20,pp.52−81,2009.
[6] Misra,P.,et.aL,Global Positioning System, Second Ed.,Ganga Press,2006.
[7] 柴崎亮介,地理空間情報活用推進基本法入門,日本加除出版,2007.
[8] Takahashi,M, “Analysis of Satellite Visibility for a Vehicle Running in a Rural Area Using a Novel and
Efficient Scheme to Collect GPS Signal”,J.of e−Health Technology and Application,Vol.5 No.3,
pp.296−299,2008.
[9] Takahashi,M.,“Telemedicine and Resent Science and Technology Policies −Case Studies of Japan and the United Nations−”,Journal of e−Health Technology and Application, Vol.5 No.3,pp.300−303,2008.
[10] Takahashi,M.,“Navigation and Communication Aid for Paramedics to Reach Casualties for Telemedicine in Disaster Response”, Journal of e−Health Technology and Application,Vol.6 No.2, pp.105−108,2009 f
[11] Takahashi,M., ≡ Method for acquiring azimuth using a single GPS planar antenna≡, The Patent Office of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland, The United Kingdom
Patent Registered, GB2379112B, October 2003
[12] Takahashi, M.,“Method for acquiring azimuth information”,United States Patent Office,United States Registered Patent.US6774843B,August2004.
(平成22年5月7日受付)
謝 辞
総務省大臣官房久保田誠之官房総括審議官には,本研究初期フェーズにおける基礎的技術部分の知的財産創出よりの長期間にわたる研究支援をいただくととも
に,情報通信分野の国際競争力強化と国際山岳救助等の人命救助の実際との関連等について電気通信技術の観点から真に貴重な助言を多くいただき本研究の推進
と深化に多大なご支援をいただきました.ここに改めて心よりの感謝を申し上げます.
高橋 正人
1988東京大学・教養学部・基礎科学第一卒(教養学士).1990同大・大学院・理学系研究科修了(理学修士)独立行政法人情報通信研究機構主任研究員.衛星測位,衛星通信,災害救援医用工学分野の研究に従事.1988年東京大学教養学部基礎科学第一学科卒業,1990年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了,1995年国家公務員採用I 種試験合格,1996年郵政省通信総合研究所(現独立行政法人情報通信研究機構)入所,現在に至る.主任研究員.1999年第3回国連宇宙空間平和利用会
議SpaceGeneration Forum日本代表.国際チーム勧告「衛星観測・衛星通信技術の国際協調活用による減災」が国連Vienna宣言に公式採録される.2000年より1年間オーストラリア連邦政府科学技術研究機構電気通信部門客員研究員併任,2003年より2年間内閣府科学技
術政策統括官付参事官補佐併任.2003年第1回産学官連携功労者内閣総理大臣賞制度創設等を主導.2004年特許庁特許出願技術動向調査機関選定委員.
同年第1回重要情報基盤保護日米専門家会合日本代表団.総務省認定第一級陸上無線技術士免許,同第一級海上無線通信士免許,同航空無線通信士免許.国土交
通省認定通訳案内士(英語)免許文部科学省認定実用英語技能検定1級取得者,同工業英検1級取得者.外務省後援国際連合公用語英検A級取得者.Technical English Proficiency Test 1級取得者経済産業省認定第一種情報処理技術者.衛星通信,衛星測位,災
害救急救命医工学等に関する研究に従事.米国電気電子学会IEEE等の会員.2000年度オーストラリア連邦科学アカデミー科学技術賞受賞。
高橋正人,"静止時方位を取得可能なL1帯C/AコードGPS受信機の提案と評価
−小型・軽量・廉価な新手法の提案−", 社団法人電子情報通信学会論文誌A基礎・境界領域(ISSN: 1881-0195 ), Vol.J94-A,No.2,pp.95-111,February. 2011
図44はGPS受信機への回折波の影響を抑えるため水の板をGPS受信機の周りに配備する際にとる構造の一例である。
四角錐台の形状をとっている例だが、六角錐台等の形状でも良い。一般にはn角錐台の形状でも良い。こうした錐台の側面に水等を用いた形状は回折波が侵入し
づらいという特徴を有する構造を簡単、廉価に、構築でき、必要に応じて水が乏しい地域では、あるいは安全な水が乏しい被災地などでは、飲料水などとして活
用でき、自身が当然に携帯している水を利活用するため、総合的な利便性が高い。
図45はその上記の性格をさらにうまく活用したもので、回折波がより侵入しづらい構造である。なぜならば、球の表面で多数回(無限に近い)の回折を行わ
ない限り開口部に到達できない。到達した段階では回折波の相当な弱化が生じているはずである。さらにその開口部からは急角度の回折を必要とするためさらに
弱化するため受信機に回折波が与える影響の排除が強く図れるのである。
図49は、図46の円筒構造を図47の二等分を経て、図48のように4等分したことを想定した(中心角90度扇形柱構造とでも呼ぶべき)構造で言わば瓦
型モジュールともいえる。同様の嵌合構造を左右又は上下左右に有する、扇形柱でない、モジュールを用意しても当然良い。例えば、中空四角柱の各側面を切り
だしたかのような四角柱構造(言ってみれば平型モジュール)、中空四角柱の底面の対応各辺中点連結線で切りだしたかのような三角柱類似構造(言わば角型モ
ジュール)、半球台を4等分した(中心角90度の構造で)言わば半球台4分の一モジュール、放物線回転体台を4等分した(中心角90度の構造で)言わば放
物線回転台4分の一モジュール、などがあってよいことはもちろんである。別種のモジュールも少なくとも左右嵌合部はいずれの異種モジュール間でも結合で
き、自在に、使用している廉価なGPS受信機の受信特性に適した回折波減衰のために必要な構造を作ることが廉価に(水などの身近なもので)簡単に、GPS
時代の普及型GPSを少し工夫するだけで方位情報を取得可能とでき利便性を享受可能とできる。
図50は、図49の説明で言及した、平板型又は角型モジュールで凸凹嵌合を左右上下方向に嵌合させて中空矩形1階建て型を造形できるし、それをさらに上
下に嵌合させ2階建型を構成できることを示したものである。当然、3階建型も、自由に構成可能である。瓦型と、平型を組み合わせても可能である。
また、半球の上部を水平線で切った台の形状(半球台とでも呼ぶべき形状)を中心軸を通る切断面で均等に4分割したモジュールも可能で、そのモジュールを組み合わせると、半球台を構成可能である。
また球でなくて、二次関数(放物線)にすれば、開く形、閉じる形とも作ることができる。
またそれらの各種ブロックを組み合わせることもできる。
曲面が閉じてゆく方向の形状でなくて、ラッパ又はスイスホルンのように開く方向に配置する形状も利用化の性が高い。
例えば、図53のような形状だと回折波が開口部から入ってこれたとしても、回折を多数点で(無限回に近く)繰り返さないと受信機に到達することができに
くい構造が作りやすい。例えば、図54のような形状でも回折波が開口部から入ってこれたとしても、回折を多数点で(無限回に近く)繰り返さないと受信機に
到達することができにくい構造が作りやすい。
例えば、図55のような形状は放物線回転体を回転軸に水平に切ったものである。放物線回転体台とも呼ぶべき構造であり開口部から回折波が侵入しにくい構造として用いることができるものと考えられる。
総じて、図56のような形状だと回折波が開口部から入ってこれたとしても、回折を多数点で(無限回に近く)繰り返さないと受信機に到達しにくい構造に近いものを作りやすい。
3次元構造としては、アルプスホルン又はスイスホルン開口部形状に近い構造である。
図57のような形状だと回折波が開口部から入ってきにくい、回折を多数点で(無限回に近く)繰り返さないと受信機に開口部に入り込みにくい構造が作りやすい。
3次元構造としては、西洋の復活祭で用いる開口部をつけたかぼちゃ又は、半球にしさらに開口部をつけたスイカ、トランペットのミュート(消音)装置に似た構造と言える。
図58、図59、図60について述べる。
1. これは、先のポップアップ式シリコンカップにおいて、それぞれシリコンで連結されている(水を充填する内部も繋がっている)リングを便宜上、ばらして、説明した模式図とのみ見ても良い。
2. これは、先のポップアップ式シリコンカップにおいて、それぞれシリコンで連結されている(水を充填する内部は繋がっていない)リングを便宜上、連結しているシリコン
ははずして、説明した模式図とのみ見ても良い。この際は、いっぱいいっぱいに伸ばしてしまうと水がない大小5つの同心円(曲線)部分が立体構造の中に生じ てしまう。そこで、スライドの際、それぞれのリングがやや重なりを残すようにして伸びるように構造化を工夫するのも当然良い。(それが面倒な場合はそれら
の円の部分に水のわっかが来るように別途水の輪をかぶせる手当てを施してもよい。
3. これは、それぞれ別の大小5つの分離した水の輪と考えてもよい。それぞれに、スクリューキャップがついていても良い。それらを、少しずつずらして重ねつつ、コップ型の外壁に相当する水の立体形状を作れるのである。
4. 段を組み込んでおいてもいい。その段の部分にスポッとはまるようにするのである。その段の存在のため、期待されるほぼすべてのあらゆる点あるいは曲
線で、水がある程度の厚さを保つことが容易に可能となる点で多大な効果を奏する。後に述べるより細い勘合部分を有するものに比べれば、(a)内部の水垢等
の掃除がまだ、しやすいといえる利点がうまれる。(b)細い勘合部の突起部分がザックの中であたって壊れも少なくなる利点が生まれる。
5. 直前の記述の目的(期待されるほぼすべてのあらゆる点あるいは曲線で、水がある程度の厚さを保つことが容易に可能となる点で多大な効果を奏する。)
を達する点で、狭い勘合でも、当然よい。細い凸部と、それを受け入れる凹部をそれぞれ円周状に風有するのである。それらの凸部にも水が入るようにするので
る。ただこの場合、掃除がし難い。利点は、前期の段による組み合わせに比べれば、構造が細い勘合の機械的な結合により安定感が増すことになることであろ
う。
図60はばらけているが、全体がポップアップコップのように連結していてもよいのである。
いずれにしても、その底部にGPSを配置するのである。そのGPSを身体背部などに置くのである。
水分などの永久双極子モーメントを有する分子構造を有するもの、及びそこにおいて塩分などが存在しているため一定以上の導電性σを有するとなおよいのでそうしたもの、すなわち、
GPS衛星送信電磁波の周波数であるL1帯1.5GHz等に、一定値以上(具体的には例えば10^1程度以上)の 誘電損失=(√比誘電率)・誘電損失 角の誘電正接=(√(εr))・tanδを有するが故に、一定値以下(具体的には例えば10^1cm程度以下)の 電力半減深度という属性を有するにい
たった、もの、をうまく、電磁亜波吸収に活用すること、を特徴する。
そのようなものには、食品では、ミソ、電子レンジにかけると周辺部がチリチリ焦げてしまうというような特徴がある。これは電力半減深度が小さいが為である。それらは本提案に適しているといえる。同様のものに、サラミ、ハム、ベーコンなどがある。
一方、そこまでの電力半減深度でなくとも、水を含むということだけで、相当に有用性の高いいことである。特にそれが所持において食用に適すなどの有用で
ある際、あるいは、形状そのものが適す場合に、特別に容易する必要がなく、市販品を流用あるいは、市販品の製造業者も少し当方の提案装置への併用活用を意
識してサイズを再考するだけで、活用性がぐんと高まるため、開発コストが少なく、真にアイデアそのもので価値が生まれるものであり、そのシナジー効果は倍
増する。例えば、バームクーヘンはそのまま背中に円筒状につけることができるサイズのものは既に流通して人気を博している。保存性の高いものも流通してい
ることは注目される。羊羹等も、その保存性の高さに注目され防災用非常食として新たに開発された製品が市場投入され人気がでてきている(震災後新聞記事
2011年、5月朝日オンライン版)これも背中に平べったい板として方から吊り下げればよいのである。同様に山で人気があるのは、実際に登山するものは重
量のある装備での登
山がもっとも疲労をもたらし、遭難に直結することを知っているので、軽量でカロリーの高い、カステラなどを好む。これも背中にそのまま配置するだけですむ直方体を有するので使いやすい。
液体では、ペットボトルでも平型(通勤通学鞄に収納しやすい様にというのが当初の市場投入時のコンセプトであったようだが、)が市場投入されて久しく、
既に、一定のシェアを保持している。今後も、より薄い平型のペットボトルがかいはつされ有用と目されるであろう。それらは方から吊り下げるだけで、そのま
ま使える可能性がある。またペットボトルを方から吊り下げられる装具も提案してもよいし、そのような突起を有するペットボトルを標準化することで、災害時
にも救援体制が整うであろう。市民ボランティアが大震災などの直後に自らの水や食料や寝袋など登山家のような装備で被災地に入ることでたいへん役立ってい
たことは神戸大震災でも東日本大震災でもそれに後続して起きた津波被害でも、原発事故救援でも、真の広く知られて、久しいところである。そうした際には、
特殊な器具も役立つのではあろうが、日常使っているものが、たいへん役立つ場合には、真に役立つことが注目された。そうした意味で日常使っているものが、
日常飲んでいるもの、日常食しているものが、災害時、災害救援時には、どのような役立ち方をするにい変貌する潜在力を備えているかを知りつつ暮らしていく
のがこれからのわが国の知的水準の高い市民の役割ともいえる。これは、1980年代から今を見れば、そのような知的水準の全国民的なジャンプは、必要と正
しい方針さえ示されれば、比較的速やかにわが国において実現することは歴史が証明していると見える。
ガムテープは野外活動に必須といえるアイテムである。テント登山などでは便利此上ない。新聞紙を丸めてガムテでとめればつっかえ棒になる。ガムテは修理
に使える。ザックの。ちょっとしたテント内での物品の固定に使える。水の浸入の修復にも使える。ビニル水袋の破けにも使える。がーゼと組み合わせると傷口
の応急手当てにもなる。骨折などの固定具にもなる。応急の。木に結びつければ、後続者へのなんらかの非常事態などの合図にもなる。マジックペンなどで書き
付け樹木に、目立つように、ぶら下げれば、れば、あきらかに、人為的なものであるから、ポストイットのように、後続者への、遭難者の発見の連絡事項にもな
る。強風荒天時に天幕が破損することはまれではない。その場合の夜間の修復は漆黒の闇であり、あたりは水浸しであり、困難を極めるがガムテがあれば、かな
り楽に修復の端緒がつかめる。などいろいろな役に立つ。そうしたガムテそのものは、通常、中空円柱構造をしている。これをそのまま、使用することも考えら
れる。すなわち、ガムテの粘着剤部分には、(電力損失角・√誘電率がおおきく、すなわち電力半減深度が小さいクロルプレンなどを(天然ゴムのかわりに)あ えて使うのである。そのようにすることで、いざというときに、組み合わせて水がないときにも、これらの手持ちの物品のなかから、電力半減深度が小さいもの
を身体とうまく組み合わせて目的の回折は弱化を達成し、提案GPSで方位を適切かつ迅速かつ廉価に実現し、遭難類似状況を脱する行動のための意思決定を速
やかに決定することが可能となるという多大な効果を奏する。円筒形をしている点もある程度半径があればそのまままたは水の円筒などと組み合わせて本提案に
活用可能である。
この意味では持ち物について、できる限り、ほぼ同じ属性であるならば、電力半減深度が小さいもので、(いずれにせよ持参するものなら素材にこだわれば危険
時には役に立つ助っ人となるので多大な効果を奏して、例えば、ガムテの基材と粘着剤(クロルプレン)、テントマットの素材(クロルプレン)、に拘るのは意
味あがる。また、ガムテ製品の円周のサイズ(そのまま中空円筒として用いられる又は水の中空円筒と組み合わせられる又は貼り付けるだけ回折波弱化等
1.5GHzの電磁波電力吸収に意味がある等)、飲料水等の市販ペットボトルの形状(単数又は複数のそれを、それぞれ両肩から脇の下にぶら下げたり、かけ
たりして、回折波弱化にも兼用しやすかったり、中空円筒形状に再構成が容易に可能な設計だったり)、自然災害時に傷病者援助や手術のために持参するアル
コール薬剤の透明パウチ袋の構造もそうした非常時には方位限定行動の精度を上げることに資する
形状にしておく、又は、形状に容易に再構成し得るアフォーダンスを備えている構造に規格化しておくことは、意味がある。)
図61および図62および図63について述べる。図61および図62はサッカーボール型球形近似構造による水板の組み合わせによる、半球型の台形状構造
の実現例。真上から見たところ。横から見ると、数cmの厚みがある。水板である。通常は折りたたんでコンパクトに、ザックに収納できる。
使用時にも水を入れた状態でも平型の水筒として、適宜に畳んで薄伸ばしておけばかさばらない。その際はすべてを折らなくても良い。適宜の平べったい形状で
大きすぎない形状に、数箇所で折りたたんでザックにA4サイズ程度にまで平面を小さくして、忍ばせておけばよい。その際は、全体としては立体というよりは
平面であるから嵩張らない。
全体を2,3回折りたたんで全体の横縦寸法を1/2又は1/3程度に減少させたというところの形状にすることはカンタンである。
さて、実際遭難などの局面に陥った山岳登山などでは、そのザックに入れておいたこの水筒を取り出して、半球構造に近い半球台といった構造を作る。それを人
体体躯の例えば背面に、提案型GPS受信機との組み合わせて配置することで、回折波の減衰に有効に役立てることができる。
糊しろに相当する部分には、またそれに対応する部分には、マジックテープ(登録商標)(ベルクロテープ)でカンタンに着脱可能にしておくとよい。
また、各コンパートメント(各室)はそれぞればらばらに注入口(スクリューキャップ)をつけておいてもよい。ジップロック(商品名)のような丈夫なビニル袋にチャックがついている構造としても水漏れしないものは既に構成は容易であり、そのように構成されていてもよい。
または、注ぎの便宜を図るならば、半球台とでも呼ぶ側面を構成することがわかっている部分のコンパートメント(各室)はすべて、内部で、つながっているよ
うにしてもよい。そうすると、多忙な場合には、水を勢いよく入れるとそのままで次々に充填できる。それ以外の部分にも水を入れられるようにしておいても当
然良いし、それらの部分は個別のコンパートメントにしておいてもよい。
灰色の部分に水がつながって充填されるコンパートメントとしておけば、簡単に半球台形状の水の層を現場で構成可能で、回折波の弱化に活用できる。水はのちに飲むこともできる。
図52は、ホースであるが、電力半減深度の小さく丈夫なクロロプレンゴムなどで、水を入れるホース形状の装置とすることで、水の運搬容器とすることもで
き、かつ、いざというときは提案GPSにおける回折波弱化に貢献させる円筒構造をそのままそくざに形成することに用いることもでき、また、懸垂下降などを
要請されるさいには荷物などの補助ロープなどに用いることもできてたいへんな利便性の向上が期待できる。
図78は、本提案の実施例の一つの原理を示す概念図であり、天空におけるGPS衛星Aと、体躯に背負われている円筒型水筒との、幾何学的関係を示す図であって、GPS衛星Aから発せられた電波が、一部の水の層を薄くする等の特別に工夫を凝らした円筒型水筒において、その特別に工夫を凝らした部分を天空との間である特別な位置関係に配向させた結果、GPS受信機におけるそのGPS衛星からの信号の受信強度は著しく低下したこと等が認められた場合に、そのような送信波を送り出すことがことが可能なGPS衛星の位置は、天空上の位置における幾何学的な限定がなされうることを示し、その際、その信号を発した衛星の位置特定のため、明細書本文にて重要な変数として示したφ(φはスライドの結果によるBの確定により導出される)及びθ(θは回転の結果により確定される)についても、天空のGPS衛星と、使用者または円筒型水筒と、相互の幾何学的関係性における、相互配置の位置関係について、鳥瞰的な概念図としての全体像をまず示すことによる視覚的理解の増進を企図した図である。
図79は、本提案の実施例の一つの原理を示す概念図であり、図78において描いた状況と同等の状況を、使用者に近い、異なる視座から使用者の近くにある円筒型水筒を中心に把握し直し、天空におけるGPS衛星Aと、体躯に背負われている円筒型水筒との、幾何学的関係を示す図78においては紙面の関係で描ききれなかった円筒型水筒の近くの諸変数等を示すとともに、同時に、天空におけるGPS衛星Aとの幾何学的位置関係についても、示した全体像の図であって、GPS衛星Aから発せられた電波が、一部の水の層を薄くする等の特別に工夫を凝らした円筒型水筒において、その特別に工夫を凝らした部分を天空との間である特別な位置関係に配向させた結果、GPS受信機におけるそのGPS衛星からの信号の受信強度は著しく低下したこと等が認められた場合に、そのような送信波を送り出すことがことが可能なGPS衛星の位置は、天空上の位置における幾何学的な限定がなされうることを示し、その際、その信号を発した衛星の位置特定のため、明細書本文にて重要な変数として示したφ(φはスライド的操作の結果によるBの確定により導出される)及びθ(θは回転的操作における結果により確定される)についても、天空のGPS衛星と、使用者または円筒型水筒と、相互の幾何学的関係性における、相互配置の位置関係について、鳥瞰的な概念図としての全体像トの関係において円筒水筒の付近の部位の、電波伝搬の様相を模式的に示すことをまずは企図した図である。
図80は、本提案の実施例の一つの原理を示す概念図であり、図78において描いた状況と同等の状況を、使用者に近い、異なる視座から使用者の近くにある円筒型水筒を中心に把握し直し、また、使用者も同時に自明ではあるが念のために描き、ただしそのために、図が過度に複雑化することを避け理解の視認性の容易さを確保するため、仮にθ=0で、φは自由に自在な値をとりうる局面を例示した図でもあって、さらに、円筒型水筒にあってはその中心軸を含む平面での断面図を示し、その断面における辺縁回折波及び、水の層を薄くした部分を透過した後回折する波が、円筒型水筒の底面中心部に在するL1 C/A GPS受信機に到達する際に、相互に逆位相を生みだす伝搬距離差の場合は、いかなる幾何学的条件が満たさせる場合であるかを、導出するためのBの長さを変動させられることにより自在に変える本提案による操作が、a,b,r,Aは固定的な値であるため、φの角度で電波を送り込んでくる位置関係にあるまたは結果的にそのようになる衛星信号の、2経路の回折波のほぼ逆位相差によるGPSアンテナへの到着に由来する相殺による受信強度の特徴的な低下を検出することで、有効にそのGPS衛星の存在を把握でき、方位情報取得方法を支援することができることについての、視覚的理解の促進を企図した例示についての概念図である。
図81は、本提案の実施例の一つの原理を示す概念図であり、図78において描いた状況と同等の状況を、使用者に近い、異なる視座から使用者の近くにある円筒型水筒を中心に把握し直した図79において、円筒型水筒に特に注目した図であり、円周全体に沿って、水の層が薄い領域を形成していることを表す図であり、長さBの値をスライド的に変えて、いずれかのGPS衛星からの信号が、逆位相の2回折波の振幅が重なることにる相殺により特徴的な受信強度の低下を見せる長さBを同定することができること、そしてそれがGPS衛星の位置としての重要な変数であるφの導出につながっていることを示す概念図である。
図82は、本提案の実施例の一つの原理を示す概念図であり、図78において描いた状況と同等の状況を、使用者に近い異なる視座から使用者の近くにある円筒型水筒を中心に把握し直した図79において、円筒型水筒に特に注目した図であり、円周の一部に、水の層が薄い領域を形成していることを表す図であり、主に、既に、Bの値の同定が完了している場合に、円筒型水筒の中心軸周りにこの、水の層が薄い領域を、回転させることによって、GPS衛星からの信号が、特徴的な受信強度の低下を見せる時の、水の層が薄い領域を形成している領域と、天空との、幾何学的配向きを主にθとして同定することができることを示す概念図である。
図83は、本提案の実施例の一つにて、円筒型水筒の、円周の一部に、水の層が薄い領域を形成するために、圧力を加えて挟み込むことを実現するために用いることのできる挟み込み器の概念図であり、軽量、廉価、小型、弾力性に富み入手性の高い樹脂などによって、最近では普及の著しい3Dプリンターなどによっても容易に自作できるという利点も有するものの例示のための図であり、この円弧的形状の柱の外観に想定れている中心角としては45度から90度程度であるが、例えば中心角が120度や、180度程度のものさらに、360度のものも容易に作成できることを視覚的に理解を促進する目的のための図であり、またこのようなものであれば、180度のものを2個用いて、360度を実現し、その後、ひとつの180度分の中心角相当分を外すなど、あるいは、90度を4つ使っても同様のことができるなどを簡単に示すための外観図である。
図84は、図81において円筒形で実現された水を含む構造物について、それを仮想的に多角柱(例えば正8角柱等)で形成することで近似できることを想起しつつ、そのようにして四角柱で形成した場合に、野外活動の重量・容量の軽減を図る要請から、より簡素化を図りたい場合に4側面うち二面を除去した場合の概念図であり、比較により容易に理解できる点は適宜省略している図である一方、その状況においても、同様の効果が得られる辺縁回折波及び、透過後回折波が相互にGPSアンテナの位置において伝搬距離の差により逆位相であれば相互に相殺が生じることを概念的に例示することを企図した図である。
図85は、図81において円筒形で実現された水を含む構造物について、その外形を近似的に仮想的に多角柱(例えば正8角柱等)で形成することで近似できることを想起しつつ、そのようにして四角柱で形成した場合に、野外活動の重量・容量の軽減を図る要請から、より簡素化を図りたい場合に4側面うち二面を除去した場合の概念図であり、比較により容易に理解できる点は適宜省略している図である一方、その状況においても、同様の効果が得られる辺縁回折波及び、透過後回折波が相互にGPSアンテナの位置において伝搬距離の差により逆位相であれば相互に相殺が生じることを概念的に例示することを企図した図であるところ、使用者の背中との位置関係を概念的に例示することを企図した模式図である。
図86は、図81において円筒形で実現された水を含む構造物について、その限定された方向例えば、体躯側面方向近傍に在する衛星からの信号の回折信号のみの対処を図れば足りる等のことは現実的にはありうるものであると通常想起されるところ、そうした場合には、φは小さい値のみを考慮すればよく、また、θも限定的な値のみを考えればよいため、使用者にとっての両体側方向近傍から衛星からの信号の回折信号の相殺のみをほぼ考えればよいとき、それだけに限定すれば、既述の図における各種パラメータがほぼ一意に決まることからそれを最も簡単な外形のブロック状として実装すれば、遠方での辺縁回折波と、近方での辺縁回折波が、GPSアンテナの箇所で丁度相殺する頻度が高まるように設計することは容易であることにかんがみてその概観を示すことを企図した概念図であり、これを二つ組み合わせるとほぼ矩形となりうることから持ち運びなども容易であり、水の容器としても利便性が一層高いことを視覚的理解を増進するための外観図である。
図87は、図81において、円筒形の底面に水平に水の層の薄い領域を形成したところである一方、円筒形の中心軸に平行にそのような領域を形成しても同様の効果が得られることにかんがみて、そのような効果を得られる別途の構造を例示するための概念図であって、その水の層の薄い部分については、簡便な表記を図るため、その部分が存在しないようにも表現されている図であり、このような構造をとっても値Bすなわち底面から距離Bだけ水が充填されていて透過しないなならば、前記の構造と同様の効果が期待できることを示すことの視覚的理解を増進することを企図し、θはやはり0と簡略化しているところであるが、A=20cm、B=6cmなどとすると、
φ=0の衛星からの信号はGPS受信機において相殺されることを容易に想起できることを示すためことを企図した外観図であって、外枠の立方体は寸法の目安に描かれている図である。
図88は、図87において、θが簡略化され0とされていたところ、その値が仮に0でない場合いかなる状況になるかを視覚的理解を増進することを企図した図であって、図87の寸法であると、図中θ=60度の辺縁で生じる回折波も、図中θ=0度の辺縁での生じる回折波と、ほぼGPS L1波の半波長分に相当する伝搬距離の差が生じるため、その回折波の相殺効果も生気することを容易に想起させることを企図した図である。
図89は、左右に平面の水の層を形成する水筒を装具として背負うなら、その両者を、下部においても、上部においても、水路で連結できるように栓を、それぞれの上下に、構成しておくことで、下部の連結チューブをつけた場合にその連結チューブから分岐させた経口保水チューブを用いて経口保水が簡便にできるのみならず、登山行動前に、水を注入しておいた場合、片方の室には大気も若干含めて栓を閉じておけば、登山中、登山後、下山時に、もう一方の線を緩めるだけで、パスカルの原理により、登山前に閉じ込めた大気圧との現在の大気圧の差の分だけ水位に意味のある差が生じるため、両方の水筒を透明としかつ登山行動前に密閉した片側の室の気圧との現在の栓を緩めた側の現在の気圧差を読み取れるように目盛りをつけてあれば、重たい水を単に担ぎあげるだけでなく、有効に気圧変化、すなわち高度変化または、気候の急変を知るなどの有効活用が可能となることを視覚的に理解を増進することを企図した頭である。
図90は、左右に水の層を形成することで回折波の、背中に垂直に設置したGPSへの侵入を阻止するため、通常は実質、水の膜、に相当する、水の層、といえるものであるビニル水筒などを背中にベルクロテープなどで張り付けていると便利であることおよび、寒冷地では凍ることを防ぎいつでも飲用可な溶融状態を維持しやすいという利点もあり、また酷暑では体温の冷却効果が期待でき便利であることに加え、方位情報取得時に必要であれば、腰に手をあてて、ひじを後方に、あるいは任意の方向に張り出すことで、腕と体躯の間の間隙に、ベルクロテープなどでその水の膜を適宜に張り付けることが容易にでき、それによって、GPSによる方位情報取得がより確実に実施できることを視覚的に理解を促進することを企図した概念図である。
図91は、図90と同様に左右に水の層を形成することで回折波の、背中に垂直に設置したGPSへの侵入を阻止するため、通常は水の膜であるビニル水筒などを、あくまでもたとえばであるが、たとえば、かなり立方体に近いザックならば、その背中のザックの側面にベルクロテープなどで張り付けていると便利であることおよび、、方位情報取得時に必要であれば、それを蝶つがい的な機能を有する布製やベルクロテープなどの任意の接続部分を中心に、展開して、振袖の着物の振袖部分のように、腕にベルクロテープのように張り付けるなどして、腕を任意の方向に張り出すことで、腕と体躯の間の間隙に、ベルクロテープなどでその水の膜を適宜に形成することは容易にでき、それによって、GPSによる方位情報取得がより確実に実施できることを視覚的に理解促進することを企図した概念図であって、相互に接する辺で適切な角度を形成できる点で、ベルクロテープなどで結合すれば、人体のいろいろな微細な動きにも円滑に対応できて、扱いやすい三角形形状となりうる水の膜の配置箇所の例を、A,B,C,Dで例示したものである。
図92は、図90と同様に左右に水の層を形成することで回折波の、背中に垂直に設置したGPSへの侵入を阻止するため、通常は水の膜であるビニル水筒などを、あくまでもたとえばであるが、たとえば、かなり立方体に近いザックならば、その背中のザックの側面にベルクロテープなどで張り付けていると便利であることおよび、、方位情報取得時に必要であれば、それを蝶つがい的な機能を有する布製やベルクロテープなどの任意の接続部分を軸に、展開して、振袖の着物の振袖部分のように、腕にベルクロテープのように張り付けるなどして、腕を任意の方向に張り出すことで、腕と体躯の間の間隙に、ベルクロテープなどでその水の膜を適宜に形成することは容易にでき、場合によっては、コンパクトに折りたたまれて存在していた、水の膜を展開することで、腕および体側および腿および脛にまで、たとえば三角形の領域に分割してカバーさせつつ、ベルクロテープなどによって、身体と結合させ、水の層相互にも結合させることで、たとえばA ,B、C,Dなど部分空の回折波を容易に遮蔽でき、GPSによる方位情報取得がより確実に実施できることを視覚的に理解促進することを企図した概念図であって、それを体側正面から見た外観図であって、水の膜の配置例を網掛けで示したものである。
図93は、図90と同様に左右に水の層を形成することで回折波の、背中に垂直に設置したGPSへの侵入を阻止するため、通常は水の膜であるビニル水筒などを、あくまでもたとえばであるが、たとえば、かなり立方体に近いザックならば、その背中のザックの側面にベルクロテープなどで張り付けていると便利であることおよび、、方位情報取得時に必要であれば、それを蝶つがい的な機能を有する布製やベルクロテープなどの任意の接続部分を軸に、展開して、振袖の着物の振袖部分のように、腕にベルクロテープのように張り付けるなどして、腕を任意の方向に張り出すことで、腕と体躯の間の間隙に、ベルクロテープなどでその水の膜を適宜に形成することは容易にでき、場合によっては、コンパクトに折りたたまれて存在していた、水の膜を展開することで、腕および体側および腿および脛にまで、たとえば三角形の領域に分割してカバーさせつつ、ベルクロテープなどによって、身体と結合させ、水の層相互にも結合させることで、たとえばA ,B、C,Dなど部分空の回折波を容易に遮蔽でき、かつ、腰を引き気味にすることで、この場合、へそのあたりにGPSを設置すれば、かなり深い、広い口径を有する円錐の遮蔽物の底にGPSを配置できることを例示しつつ、膝を交差させることで股関節の遮蔽も確実にすることが体形にかかわらず可能なことも概念的に容易であることを示し、それによって水の総量を減ずることができ、これによる方位情報取得がより確実に容易に実施できることを視覚的に理解促進することを企図した概念図である。
図94は、図90と同様に左右に水の層を形成することで回折波の、背中に垂直に設置したGPSへの侵入を阻止するため、通常は水の膜であるビニル水筒などを、あくまでもたとえばであるが、たとえば、かなり立方体に近いザックならば、その背中のザックの側面にベルクロテープなどで張り付けていると便利であることおよび、、方位情報取得時に必要であれば、それを蝶つがい的な機能を有する布製やベルクロテープなどの任意の接続部分を軸に、展開して、振袖の着物の振袖部分のように、腕にベルクロテープのように張り付けるなどして、腕を任意の方向に張り出すことで、腕と体躯の間の間隙に、ベルクロテープなどでその水の膜を適宜に形成することは容易にでき、場合によっては、コンパクトに折りたたまれて存在していた、水の膜を展開することで、腕および体側および腿および脛にまで、たとえば三角形の領域に分割してカバーさせつつ、ベルクロテープなどによって、身体と結合させ、水の層相互にも結合させることで、たとえばA ,B、C,Dなど部分空の回折波を容易に遮蔽でき、かつ、腰を引き気味にすることで、この場合、へそのあたりにGPSを設置すれば、かなり深い、広い口径を有する円錐の遮蔽物の底にGPSを配置できることを例示し、膝を交差させることで股関節の遮蔽も確実にすることが体形にかかわらず可能なことも概念的に容易であることを示し、それによって水の総量を減ずることができ、これによる方位情報取得がより確実に容易に実施できることを視覚的に理解促進することを企図した概念図であって、それを体側方向から見た外観図であって、水の膜の配置例を網掛けで示したものである。
図95は、たとえばシリコンなどで形成されてる容器で、いくつかのコンパートメントの組み合わせでなるものの場合、水の層を水の板で形成する場合に、その一部を直線的な領域について、水の層を薄くするためには、その一部領域を、はがす、ようにすることにより容易にその目的を達することができ、また、その際に両端をベルクロテープなどで結合すれば、簡単に円筒でもそういった機能が実現可能であることを視覚的に理解を増進することを企図した図であり、その一部をはがす前の最初の状態を例示する図である。
図96は、たとえばシリコンなどで形成されてる容器で、いくつかのコンパートメントの組み合わせでなるものの場合、水の層を水の板で形成する場合に、その一部を直線的な領域について、水の層を薄くするためには、その一部領域を、はがす、ようにすることにより容易にその目的を達することができ、また、その際に両端をベルクロテープなどで結合すれば、簡単に円筒でもそういった機能が実現可能であることを視覚的に理解を増進することを企図した図であり、その一部をはがした前の最初の状態を例示する図である。
図97は、たとえば長岡正夫氏による方向を問わない磁力接続構造体で、磁石が相互に回転してSNの向きを揃えることができる機構により、多角形の水の層のコンパートメントを相互に結合できるようにコンパートメント容器にそうした結合機構を組み込んでおけば利便性が向上するすることも、ベルクロテープなどとならんで本提案の利便性を維持するのに有用であり、そうした機構との適合性にのの視覚的な理解を増進することを企図した写真である。
図98は、たとえば本提案は救命艇の装具としての方位情報取得機能つきのGPS受信機とともに、たとえばポリカーボネイト製などの透明、軽量なバケツの側面に、水の層を密閉できる、いわば二重構造の密閉空間を有する、そしてそこには栓を複数有する構造を持つ、本提案を容易に実現可能なバケツ兼用器とともに、装具すると利便性がたかいことについて視覚的理解を増進することを企図した図であり、かつ、そうした場合には、幸いにも救命艇がいずこかの島に漂着した場合には安全な水が特に得にくい場合でも、ばけつとしてもつかえることはきわめて便利であるいっぽう、現地で安全でない海水を安全な水に少しでも蒸留できる装置をかねるとより便利であるため、そうした場合にも活用できるようにその機能を具備すると利便性が高まることへの視覚的理解の増進のため、ふたをつけた状態での太陽光で側面が加熱された場合側面の上側の栓を解放された部分から蒸気があがり、それが上のふたの窪み部分に供給され、凝縮しそれが中心に滴下して蒸留水を得られる構造が考えられるが、その際ふたの上には冷えた海水で冷却を促進するくぼみをそなえてもよいいっぽう、それなくしても炎天下では適切な機能が期待できる装置と兼ねることができ、そのような構造の視覚的理解を促進することを企図した図であり、ふたと一緒に把握された図である。
図99は、たとえば本提案は救命艇の装具としての方位情報取得機能つきのGPS受信機とともに、たとえばポリカーボネイト製などの透明、軽量なバケツの側面に、水の層を密閉できる、いわば二重構造の密閉空間を有する、そしてそこには栓を複数有する構造を持つ、本提案を容易に実現可能なバケツ兼用器とともに、装具すると利便性がたかいことについて視覚的理解を増進することを企図した図であり、かつ、そうした場合には、幸いにも救命艇がいずこかの島に漂着した場合には安全な水が特に得にくい場合でも、ばけつとしてもつかえることはきわめて便利であるいっぽう、現地で安全でない海水を安全な水に少しでも蒸留できる装置をかねるとより便利であるため、そうした場合にも活用できるようにその機能を具備すると利便性が高まることへの視覚的理解の増進のため、ふたをつけた状態での太陽光で側面が加熱された場合側面の上側の栓を解放された部分から蒸気があがり、それが上のふたの窪み部分に供給され、凝縮しそれが中心に滴下して蒸留水を得られる構造が考えられるが、その際ふたの上には冷えた海水で冷却を促進するくぼみをそなえてもよいいっぽう、それなくしても炎天下では適切な機能が期待できる装置と兼ねることができ、そのような構造の視覚的理解を促進することを企図した図であり、ふたをとりはずした状態で把握された図である。

図100は、たとえば本提案はチームなどでのExpedition海外遠征登山の装具としての方位情報取得機能つきのGPS受信機とともに、たとえばポリカーボネイト製などの透明、軽量なバケツの側面に、水の層を密閉できる、いわば二重構造の密閉空間を有する、そしてそこには栓を複数有する構造を持つ、本提案を容易に実現可能なバケツ兼用器とともに、装具すると利便性がたかいことについて視覚的理解を増進することを企図した図であり、かつ、そうした場合には、安全な水が特に得にくい海外では、ばけつとしてもつかえることはきわめて便利であるいっぽう、現地で安全でない水を安全な水に濾過などする装置をかねるとより便利であるため、そうした場合にも知識を得られるように、とうめいばけつの側面に、必要な現地調達濾過剤の名称(Gravel, Sand, Fablic, Charcoal, 等)を各国語とアイコンでそのいれるべき水準の概略位置とともに図示しておくなどすると利便性がたかまる上、その際にりようかのうな直径4mm程度とそれへのscrew cap等を底面に具備すると利便性が高まることへの視覚的理解の増進のための図である。






以上、本発明の望ましい実施形態を図面に即して説明したが、本発明は上記した実施形態に限ることなく、本願要旨構成に従う限り、任意の改変が自由である。
回折波に悩まされることなく、実現できている場合(A)には、そのまま享受していればよい、そうでなく、万一、体躯の大きさや、流用している廉価なGPS受信機の弁別特性などの影響により、回折波に影響を受けることが稀にあるような際(B)には、軽量・小型・コンハ゜クトで、全く自然な携行物である水や野外での天幕用容器等と兼用な本提案方法による支援を行い、どちらにしても、方位情報取得方法の利便性を、Aの場合は簡便に、Bの場合は自然科学に関する興味と関心と深めつつ興味を持って主体的な研究の体験を重ねつつ、享受することができる。その意味で本提案(B)も(A)と同様、実際に役立つ、実務的な意味を持つとともに研究ツールとしての意味も潜在させている教育機器としても多大な効果を奏する。
円錐座標表示と天空(球)座標(仰角・方位角)の変換となる。これは岩波書店、数学公式III特殊関数などの成書に詳しい。
まず、(1)円周スリット位置(値B)の変域変化で、受信強度の極小値(または最小値)が、見つかるかを検討する。観察されたなら、衛星は、小円上のいずこかに存在する。この場合次に進む。
次に、(2)(値B固定のまま)円周スリットの3/4程を塞ぎ、円弧スリットに形成し直し、(先の円周スリット上での)円弧スリットの位置(値θ)の変域変化で、受信強度の極小値(または最小値)が、有意味に、見つかるかを検討する。観察されたなら次に進む。
観察されたなら (3)その円弧スリットの中心、が、衛星方向、であるとみなす。体躯で若干回折してきていてもそれは僅かと考え無視する。
キッチンペーパのようなものの利点は芯があり、かつ、エンボス構造を有するハ゜ルフ゜素材であるため、水をどっぷり吸収しても、まだ構造を十分な強度で維持できる特徴が特に強い。この構造はハ゜ルフ゜製品一般、例えば、トイレットペーパー、ノート、ボックス型・テイッシュ等にもかなり強く認められるため、そのような性質と入手容易性を活かして(例えば登山前のコンビニ等で入手して)、いざ遭難の危機になったらば、ジップロックなどに代表されるジップつき、チャックつきのビニール袋などに水とともに放り込んで、一定の構造強度を有した、対象電磁波の吸収性をもつ構造素材として、すぐに使うことができるのである。
そして、危機が去ったときに、好転天幕場などで時間のあるとき、驚くべきことに、干せば(外観は若干しわがよったりするが)また機能性を回復し、ほとんどなにもなかったように使うことが山岳登山レベルのもののない状況では特段の問題がなくできる。特にキッチンペーパはその性質が顕著である。乾きやすいし、水つけた場合にはまったく性質はかわらない。
みじかい区間だけのスリットにとりかえる。

図80は、例えばシリコン素材の円筒形の柔軟水筒が体躯背面につけられているとして、その円筒形の柔軟水筒を水平面で断面にした断面図と考え天頂方向から見たものと想定した図である。

その柔軟なシリコン素材の水筒は一部の厚さを圧力を与えて変えられるようになっているものとする。例えば、別別の水を含むコンハ゜ートメントを結合させる方式からなり、それぞれコンハ゜ートメントをそれぞれに抜いたりさしたりすることで、ある部分を通過する電磁波が通過する水の層の厚みを変えられる方式とする。組立式、または、組み込み式で、当該一部のコンハ゜ートメントを抜きとる、または剥ぎとる、ことができる。ただ何層かの水層コンハ゜ートメントの層があるため、ひとつの層を抜きとったり、ぎ取ったり、しただけでは、全く水層がなくなる、とは限らない、ものとする。このように構成する背中からある一定距離の円周部(または左右側だけの半円周部)だけ、例えば数ミリから数cm程度あるいは十から数十cmの長さを含む領域、について、水の厚さを薄くすることが容易に実現できる。

そのぎとりの様相の模式図を図95および図96が示している。ただしこれは、平面において、そうしたぎとりを成したと仮定しての図として示されている。このようにはぎ取った状態で円筒形に丸めてその端をヘ゛ルクロテーフ゜なり両面テーフ゜なりチャックなり磁石なりで結合しても良い。

このようにすると生じることについて、図80を例に説明すると次のようになる。

円筒形の端(周辺)から回折しつつGPS受信機まで到達し閾値以上になった波と、前記の波と衛星から発せられ前記の波と平行にやってきた波として前記ぎとった部分の領域から侵入して減衰しつつ透過後に回折しGPS受信機まで到達した波と、は、相互に、逆位相であるため、あるいは、ほぼ逆位相であるため、相互の振幅は、ほぼ相殺され、総じて、受信強度を、閾値未満と制御することができることが期待できるのである。

GPS衛星については、米国が運用しているため、時に、必要以上の電力を送信している事があり、また、想定された電力より低い場合もある。これは一種の衛星オンホ゛ート゛系の不具合の結果とも考えられている。衛星の起動上の宇宙空間において当然適宜の修理もままならなぬため致し方ないと言えるが、想定以上の電力で送信される際の回折波を受信いるか、直接波として強い信号をしているかを受信側にて弁別するのは困難な場合がある。

そこで、受信した衛星信号が回折波であるかどうかのを弁別を使用者側が主体的に行える簡易な方法があれば利便性が高い。それには次のような手法を提案する。先に述べたようなある領域の部分の水層をぎとる。水の層を一部ぎとるということは、当然、遮蔽構成物、電磁波吸収構成物が減るわけであるから、通常は、受信電波は強くなることはあれ、弱くなることはあり得ない。少なくともこうしたぎとりによって、直接波として得られるはずの衛星信号の受信強度が減じるということは、通常、考えられない。直接波は、透過後回折波に比べて、圧倒的な信号強度(振幅)を有していることが当然期待されるためである。

一方、減衰を経た辺縁での回折波であっても、受信機において仮に閾値ぎりぎりの強度にて受信判定をされてしまっている信号が仮にあるとして、前記のぎとりの結果、信号強度の低下が見られた場合、そもそも最初の信号は、遮蔽されるべき場所に存在していた衛星からの信号の辺縁回折波をひろっていたため、ぎとり領域発生後の透過後の回折波との、干渉の結果、振幅の相殺を生じせしめた、と推定するのは、相応の合理性を有する。
流用しているGPS受信機の感度の特性や、体躯や円筒の寸法または衛星信号の想定外の送信電力の状態、の連関において、回折現象がある一定頻度で起じる状況であるとすれば、その全体状況の存在自体を、むしろ積極的に認め、その状況を利活用してゆくのが良い、という発想でる。

そこで、例えば、図8、図8、のような構成で背中から最も距離の近い位置にあるコンパートメント(水を含む)を剥いで、観測し各衛星信号の受信強度を調べた後、その剥いだコンハ゜ートメントを元に戻し、背中からみて次に距離の近いコンハ゜ートメントすなわち別の段のコンハ゜ートメントを、剥いで、観測し各衛星信号の受信強度を調べた後、その剥いだコンハ゜ートメントを元に戻し、さらに、と以下同様に、調べてゆけば、いずれかの段のコンハ゜ートメントを剥いで観測を行った際、ある衛星信号強度は、閾値未満に突如変化していた、と、いう観測事実に遭遇するなら、それは次のことに由来すると考えてよく、その衛星の在する方向を限定できる。こうして回折の影響も効果的に方位情報取得にも貢献してもらうことができる。回折現象が起きる全体状況がある場合、そのこと自体を、むしろ逆に利活用して積極的な意義を見出して行くことを図るのである。

回折の方位情報取得への貢献としては、結論を先取りすれば、4種類ある。少なくともその信号を発した衛星の存在方向は直接波としてGPSアンテナの中心を直撃できない位置、すなわち水による吸収・遮蔽が企図されていた天空上の領域に在する、と理解したうえで、使用者が実務家であるかどうか等の基準によって、次のような、それぞれに、極めて有意義な貢献を成せるのである;
1. まず最も簡単には、その衛星の存在領域を、身体固定座標にて限定的に知ることができる。限定的にであれ、身体固定座標で知ることができるということは、真に重要な意味がある。つまり、円筒と体躯で幾何学的に遮蔽されている立体角のいずこかに存在するということがわかるため、しかも、その衛星信号を受信できたということとは、その衛星のPRN番号に対応するGOLD符号を並走させて受信機が解読できたことを意味しているのであるから、その衛星の衛星軌道要素の放送も既知で受信できているはずであり、それらの情報(すなわちその衛星の衛星番号とその衛星の衛星軌道要素)と、直近測位成タイミンク゛を基準に受信機が示す現在時刻(人間にとっては十分正確である)からその衛星の方位角・仰角はGPSが出力している(人間にとっては十分正確である)ため、それらの身体固定座標とそうでない数値上の情報の照合から、おおよその体躯正面方向の数値上の情報も、まず少なくとも、限定的には、わかるのである。これだけでも、真に方位情報を求めている際には方位情報取得の大きな力になることは言うまでもない。しかも、さらに次の貢献もなすことができる。
2. 次に、この衛星を簡単に排除することが、できる。つまり、方位情報取得方法の枠組みの中で相応の衛星数が既に存在し、当該衛星が今後つかわれなくても別に構わないうえ、逆にこの衛星を受信判定してしまっていることで、論理矛盾が生じている場合、この衛星番号の信号に基づく情報を排除すればよいのである。このような論理矛盾が稀に生じた場合にも、それが複数の衛星によってもたらされていることは極めてまれである。このような衛星の特定ができてしまえば、単純に排除することで、それ以降はそれ以外の衛星に集中することができるので、その日の作業への集中力の維持がかく乱されないという現場にとってはありがたい利点が生まれる。これを実際どの衛星がその矛盾を生じせしめているかを知るのはなかなか困難であるため、これは貴重な方法となるのである。このようなことが生じる原因そのものに現場で特には関心が無くとにかく排除できてしまえばよいという場合、前記の排除すべき上空領域にあるのに理由はともかく誤って受信してしまう現象が生じがちな日時においてその衛星の特定と排除を相応の確信とともに実施できる方法が用意されていることは其の者の本来職務である別の実務の上多大な効果を奏する。なお、こうしたことが生じる理由としては、衛星の異常により通常より大きな信号出力が与えられて信号が発射されているなどのことが考えられる。GPS衛星のように、多数の衛星が上空にあり、最新型の衛星も老朽化した衛星も混在してシステムを形成している場合は、そうした現象が稀に生じ得る可能性も否定できず、その場合の実際的な対応に本提案は多大な効果を奏すると言える。
3. 次に、さらにこうした衛星の位置に関心があるものにとっては、天空における、この衛星の存在領域を幾何学的に追及していくための廉価・軽量・コンハ゜クトしかも簡便で入手性の高い素材だけで行える状況を提供できる。つまり先にはその衛星の位置には関心がない者へ本提案が成しうる貢献のみをあげたが、今度は知的な探究の興味・関心を有する者に対しては、楽しみながら、状況を理解し天空に存在位置の可能性がある天空上での円弧(小円)を天空に仮想的に(脳内で)描くとう、衛星の位置をさらに絞り込んでいく作業を、楽しく実現できるのである。これは、後述する原理に基づく簡単な計算により、そのクリッフ゜が薄くした水の領域の中心位置から、GPSアンテナ中心がある体躯に平行な平面までの、距離Bの読み取り値等を元に、ほぼ、ある小円、の上にまず衛星は存在する事実が(後述するように)わかる。これは、アンテナ中心点を頂点とし、体躯正面方向に回転対象軸を有する、ある円錐の側面が、天球と交わってできる小円である。スリットの間隔や障害物の大きさが波長に比べて小さいときには,回折現象は著しくなる。しかし、その状況を逆に用いて、回折波が影響をあたえている事実をむしろ見つめることで、衛星の方位を割り出すことができる。回折があってもそれを克服する知恵を引き出せるという点で、野外活動における行動の自由度と安全性を高める上でも、従来にない教育的側面に光をあてた啓発を行なえる点においても、多大な効果を奏する。
4. 次には、3.以上に、さらに、ここで、衛星の位置をさらに絞り込んでいくことができる。3.までは、ぐるりと円周を一周するような様式で、水の薄い箇所を作りだし、その位置を、円筒の底面に平行に移動させて、衛星信号強度で減衰が起きるものがないかその様子の変化を見たのであった。そうした衛星が検出された(あった)場合は、その平行移動の場所の情報からある小円上にあることがほぼわかったのであった。さらにその小円上のどこにあるかを知るためにはつぎのようにすればよい。
まず、一周ぐるりととりまく式で、水の薄い場所を創り出すことから、一周のうちの一部だけを対象にする様式で、水の薄い場所を創り出すことにする。これにはくりっぷの形状をより小さい中心角に相当するものを使うことで、例えば容易に達成できる。
(ア) まずは、体躯正面方向軸からφの角度を持つ直線を、体躯正面方向軸周りに回転させたとして、その円錐側面が、天球と交わる円、すなわち、天文用語としての、小円、の上にまず衛星は存在することがわかったという3.の経験のさらに上をいく体験をすることができる。
して別途記載の水の厚さを薄くするための挟み込むクリッフ゜をやや中心角の小さいものに取り替えるなどしてもよいのだが、それをもちいて、円筒との辺縁からの距離は、3.の際と、一定に保持したまま、今度は、背中からの距離を変化させるスライト゛ではなく、むしろ、それと直交する方向の移動、すなわち、アンテナ中心を通る体躯正面方向の直線を軸に、軸まわりにゆっくりと回転させていく、すなわち、いわば、タ゛イヤルをゆっくりと回すかのような操作をなしながら、当該衛星の信号強度の変化の有無を観察する。この際、当該衛星の信号強度が最小になるダイヤルあるいはクリッフ゜の位置、を得る。そして、GPS受信機のアンテナ中心からそのクリッフ゜のもたらす水の薄い領域の中心への直線と、GPS受信機のアンテナ中心を通過する体躯正面方向軸と、が、張る平面を想定し、その平面と先に述べた天空上の小円の交点を得る。複数ある場合は、いずれかになるが、どれであるかを特定するのは通常簡単である。このようにして、当該衛星の概略の位置が得られるのである。これは回折信号の強度もやはりできるだけ直進的に進むもののそれが一番大きいという事実に由来する。回折の波どうしの最大の相殺もそうしたものの近傍で起こる、という考えによる。
回折が、このように野外活動での方位の行動決定に積極的な様式にて役立つという経験は、科学への興味関心を高めることに多大な効果を奏する。こうした貴重な野外体験学習機会を可能としてしまう、廉価・軽量・コンハ゜クトなGPS受信機およびあとは水等の普通に手に入る材料でありさらには親しみを持てるビニルやポリプロピレン,ポリエチレン素材等汎用素材で提供しうることは教育上多大な効果を奏する。同時にこれらは野外に持参する相応の必然性を有する事物ばかりであり、状況に応じた科学的検討、工学的設計という観点から物の連関にかかる潜在力に関する洞察力を鍛え科学にたいする興味関心を啓発するのに多大な効果を奏する。
全地球測位システムとして全地表面での可用性を有する次世代の社会基盤であり、上空に常に10衛星前後の存在をいとも簡単に前提でき、かつ、それらの使用は解放されており、かつそれらの受信機は我が国において携帯電話にも入る程度の小型軽量高性能化なものが廉価に供給され容易に入手でき、かつそれへの軽微な改修と、水や水筒それも廉価なフ゜ラスチックの成形で形成できる若干の工作で可能なレヘ゛ルであり、かつ食品や塩水や海水や保冷剤、保温剤などでも可能な方法であれば、それは極めて有意義な活用方法として考えることができるのである。なんとならば、この方法さえできれば世界のどの地表面でも同じことができるし、高価な支払をしてまで得ねばならない特殊なものの追加物の取得も不要であるという重要な特性を有するためである。
次に図80を用いてその構成、原理、動作を述べる。
次に図80を用いてその構成を述べる。
円筒形側面に厚さほぼ一定(例えば、5mmとか1cmとか)に水が充填されている水筒を考える。
図8の構成を述べる。
図8は、先にのべた洗濯ばさみや髪留めがそうであるように、
ある程度の挟む強度を有し、前記円筒形側面に水が充填されている水筒に、適切な圧力をその一部に与え、例えば洗濯ばさみが対象物を変形させ摩擦力でその状態を維持し、取り外せばもとの物体はものと形状に一定の時間で緩和しつつ戻るものと同じような意味で、その水層の厚さを薄い方向に、変化させられるものとする。
図8では、全円周ではなく、円周の一部に対応する円弧に圧力をかけられるような形状のものを示している。しかしこの長さは任意のものが容易に製造可能である。近年はフ゜ラスチックの形状は廉価に製造できる。特に3Dフ゜リンターが普及し人気を博し、教育機関などでは数十万円程度の価格のものを次々と導入しており、樹脂素材で自作することも極めて容易となっている。


次に図80を用いてその構成、原理、動作のうち原理を述べる。
今、図80では、視覚的理解を優先するため、まず理想的な状態として、遮蔽地物なく、仰角0度(これは後にθで置き換えて一般化を行うが、図が複雑になるので、まずはθ=0度とおいた図を示すことにする)の位置にある衛星を想定する。当該衛星の方位角は、天頂からみて体躯左側面方向から体躯小正面方向にφ度だけ時計回りに回転した方向に存在するとする。仰角は今は利便性のため0度とする。その衛星からの信号が到来した状況を考えてまず図80は描かれている。
図80は、前記の操作で図8形状のクリップで、中心角が180度程度のもので体躯左側の円筒水筒部分をはさみこんでいるとする。
図80は、前記の操作で図8形状のクリップで、中心角が180度程度のもので体躯左側の円筒水筒部分をはさみこんでいるうえ、使用者が操作を行い、背中からの距離(とは言うが正確にはGPSアンテナ面から、そのクリッフ゜で薄くした部分の中心への背中に垂直な法線に沿って計測した距離)がBであったものとすることになる。
すると図80において、「円筒の外辺縁で回折してGPSアンテナに到達する波」と、「円筒の水の厚さが薄くされた部分(厚さ零であっても構わない)を通過し、回折を経て、GPSアンテナに到達する波」との伝搬距離の差分は、図80の、

a - b + C
であることがわかる。
先に述べた「水の層を薄くする目的で挟み込むクリッフ゜」を背中に一番近いほうから、徐々に、背中から一番遠い方向に、ゆっくりとスライト゛させるようにする。
その過程で対象衛星信号の受信強度が極小になり最低になった場所があれば、そこにおいて、前記両者の回折波が逆位相になっていることが強く推定される。なんとならば、水の層が、薄くなっているのであるから、いずれかの衛星からの信号強度は強くなることはあっても、信号強度が弱くなるということは、前記以外の合理的理由は到底考えられないためである。ちなみにクリッフ゜に用いている素材はフ゜ラスチック樹脂などでL1帯信号には透明であるからなんらの影響も与えない。
こうしてその特殊な信号強度をもたらした衛星番号を知ると、次に活用できる。すなわち、その衛星番号はその日のそれ以降のあるいはその日を含むその数日の野外活動において方位取得方法において使わないとすることで、作業の効率化を図ることができる。ここまでが既述の1.である。(これは衛星の状態を探究するというよりは地理踏査などの実務家においてはそのような使用法が利便性を高めることがありうるというほどの意味である。ちなみに、通常の廉価なGPS受信機は特定の衛星番号を指定することでその衛星の活用を排除するフラク゛を立てることができるためそのようにすればその衛星を計算対象にしない意図を簡単に実現し、即座に対応できる。また本提案方法の方位情報取得方法でもそのようなことすなわちその衛星を計算対象にしないことを意図するフラク゛を立てることができるため、そのようにすれば、その衛星を計算対象にしない意図を簡単に実現し、即座に対応できることを指摘しておきたい。)
次には、その衛星の方位角の数値上の表現(身体固定座標でないという意味での情報)は、GPS受信機により迅速に出力されうることは、既述のとおりである。これを照合すれば、自らが、今、偶然、向いている体躯正面方向は、背中の円筒側面の水筒のサイス゛とGPS受信機の位置関係できまる、回折でしか影響を与えられないはずの衛星は、自分の体躯正面からみて、どこからどこの範囲に存在しうるかという事についての、幾何学的配置は直ぐに定まるから、その情報に基づいて、自らの体躯の正面方向を限定的に知ることが、遅滞なく、できてしまう。ここまでが既述の2.に相当する貢献である。
次に、先ほどのクリップをとめたホ゜シ゛ションについて、Bの長さを、水筒に印刷されていても良い目盛り等から読み取ることになる。先に述べた両回折波の伝搬距離の差分すなわち
a - b + C
は、すなわち、この状態において、半波長の奇数倍となっているはず(回折波の相殺が生じているため)であるから、r (円筒半径), A (GPSアンテナにとっての円筒高さ。より具体的には、GSアンテナ中心を含む“円筒底面と平行な平面”と、円筒の背中から遠い方の底面と、の距離), B(GPSアンテナ中心を含む“円筒底面と平行な平面”と、円筒の背中から遠い底面との距離), λ(対象とするGPSないしGNSS信号の波長)を既知数として、ヒ゜タコ゛ラスの定理より(1),(2)を得て,逆位相を生じたはずの両波の伝搬距離差から(3)を得て,伝搬距離と衛星方向φに関する式(4)を得て、

a^2 + r^2 = A^2 …(1)

b^2 + r^2 = B^2 …(2)

(a + c)b =(2n+1) ・λ/2 (n=0,1,2,…) …(3)

c=(A-B)・sinφ …(4)
これらの式をφについて解くことで、
φを求めることが直ちにできる。ここまでが既述の3.である。これはφというハ゜ラメータと体躯の向きで特定される上空半天空上の小円の周上に衛星が存在することを意味することは既に述べた。

さてここで考えてきた図においては、既に述べたとおり、θ=0という前提をおいていた。すなわち、衛星からの平行波を、受信している水の厚さを薄くしている領域の中心は、「使用者の背中から見て、体躯正面方向を軸に、使用者左側の水平方向を基点として、時計回りに(90度でも45度でなく、)0度の方向に置いた、もの」であるとして、まずはそれに限定して(わかりやすさのため)、図を描きそれに従って考えてきた。その際のクリッフ゜は中心角180度程のものを想定している。
そして、その際、Bの大小を変化させ、その結果、最小値で極小値が得られたときの様相を検討してきた。

さて、つぎには、こうした制約を、解除して、考える。つまり、θ=0としたクリップの向き、をかえて、当該衛星の信号強度の変動を観察してみる。すなわち、水の厚さを薄くする、向き、をかえて、関心の衛星の受信強度の変化をさらに観察してみる。つまりθの値をかえて、関心の衛星の受信強度の変化をさらにさらに観察してみるのである。ここでθとは、水の厚さを薄くしている領域の中心を、「使用者の背中から見て、体躯正面方向を軸に、使用者左側の水平方向を基点として、時計回りに図った角度」である。
具体的には、このクリッフ゜を円筒と一体化したまま体躯正面方向を軸に回してみる、あるいは、円筒はまわさずにクリッフ゜だけ体躯正面方向を軸に回してみる、とどうなるか。
78のこれはθを変化させることになる。既述のとおり、このように回したときに最も信号強度が低くなる点があれば、そのときの、クリッフ゜の圧力で水が薄くなっている領域の中心、と、GPSアンテナの中心を結ぶ線と、体躯正面軸と、が張る、平面、と、既述の小円との、交点(のうち可視の部分、または合理的にあり得べき部分)が、衛星の具体的な方向であると強く推定される。
このように、天空上のあの方向、というように、(数値でなく)身体固定座標で得られるという結果が貴重である。数値で得られた情報はこのように使えるとは限らないのである。なぜならば、GPS受信機が数値として単に出力してくれる衛星の方位角、仰角の数値は、身体固定座標でないがためにどちらの向きなのかは基準が不明な状況では一切不明のまま、なのである。本手法のような、身体固定座標で得られる方向と、照合させることにより、方位情報取得は、劇的に意味をもって行動決定支援に進めることができるため貴重である。
ここまでが、既述の4.である。

ここまでくると、単にヒ゛ル陰でもラシ゛オが受信できたというような旧来からある回折の使い古した手垢のついたありがたみを感じにくい表現を超えて、現代における、先進的な社会基盤を利活用する行動決定支援の斬新な様式提案においても、やはり回折は役立つ側面がある、という稀有な得難い経験を、経済的に無理のない枠組みで、また楽しみの野外活動として枠組み中で、経験できる方法をはじめて有効に提供できることになったという多大な効果を奏する。こうした貴重な経験を積むことは、その後の生涯の勉強への取り組みや研究活動、ひいてはイノヘ゛ーション創出への取り組みに対しても興味を持っておこなっていけるそして成果を上げていけるために必要な楽しい体験をとおしての主体的関心の醸成に多大な効果を奏するのである。
なお、図では、中心角約90度程に相当するようなクリッフ゜を描いている。が明細書では、中心角180度程度に想定したクリッフ゜を用いているところがあるの念のため注意されたい。
その伝搬行程差分、つまり、図79のa-b+Cが、半波長の奇数倍なのである。これがわかれば、その衛星の存在位置は、図78からわかるとおり、体躯正面方向から、φだけの角度の直線を考え、その直線を、体躯正面方向の軸を中心にぐるりと回転させた、ときに直線が天空に掃いて形成する、円錐形側面、上のいずれかの場所から来たものであることがわかるのである。(円周として剥いだのでなく半円周として剥いだのならその円錐側面のうち剥いだ側だけと強く推定されるのでそのように半円周として剥ぐ方法も次に活用できる)。
こうした理解は、ほとんどの衛星の回折波除去が通常できていても、稀に衛星の信号が回折除去できないように思われる場合に、極めて有効に機能する。仮に、山頂において、山稜において、どちらの方向に下降してゆくか等のために、霧で見晴らしがない等の理由、か、雪目で視界が使えない、夜間である等の理由で同定ができない、か、海外エクスペディションの場合で視同定が困難であり、かつ、磁石もあてにならない火山帯であるため、か、極地帯であり磁石の適切な活用が極めて困難である(この場合には水よりも圧倒的に融点の低い液体、例えばエチルアルコール、メチルアルコール等も、適切な選択肢として用いることができるしこの場合も飲料、医療用、燃料用などに兼用できることがある)、偏差の影響が大きい地帯であり磁石の適切な活用が極めて困難である、自差の影響が大きい事情があり磁石の活用が困難である、ジャイロを用いられる電力や重量物を装具するための移動体の恩恵をうける移動環境にない、などの踏査・調査・徒歩、などの場合にも多大な効果を奏する。

なお、この方法は、回折波に有効であり、φが負の値であっても、それが回折波であれば、そのまま役立つので、φの値が正負にかかわらず、小さな値のときには、逆に、それで方位の特定に準ずる行為ができることもある(特に通常の方位限定と組み合わせればなおさら平易に可能である)こともあわせて指摘しておきたい。(また、半円周だけ剥いた場合もφの値が正負にかかわらず、小さな値のときには、平易に方位の特定に準ずる行為が可能となる)。

なお、透過を経験しない辺縁回折波より、透過回折波のほうが、透過分だけ減衰が大きいように感じられるが、それは、大きな回折角による大きな減衰を経験する辺縁回折波と、小さな回折角による小さな減衰を経験する透過回折波により、補償されることになる。



まず全部を水でふさいである状態を観測する。信号源α,β,γの各信号が観測できたとする。
ある一列だけを穴をあけるようにし(つまり水板または水棒を除去して)あとの列を、ほかの列を、水いたでふさがれたまま維持しつつ、観測、すると、α、β、の各信号が観測されたとする。
すなわち、ある場所の窓列を開けたことで、信号源γの信号は、急に消えたわけである。
これを、大きく回り込んできた回折波(回折の際に、直接波よりは弱まっているはずである)が、一部透過窓から侵入してきた透過波の回折波(透過と回折の際に、直接波よりは弱まっているはずである)の、位相のずれによる、相互相殺「的」効果によって、柱の口端点からの回折波と、相殺されたものと、見ることができる。
こうして、その水板または水棒を除けた列、の窓から侵入し、回折し、GPSアンテナまで到達した電波の伝搬距離と、大きな筒または壁の端からよいこらしょと回折して到達した電波の伝搬距離との差は、λ/2の奇数倍になっているはずである。

a^2 + r^2 = A^2 …(1)

b^2 + r^2 = B^2 …(2)

(2n+1) ・λ/2 = (a + c)b (n=0,1,2,…) …(3)

c=(A-B)・sinφ …(4)
奇数倍とはいえ通常は1である(n=0)。GPSや、グロナス等でシステムを決めれば、λは一定で約19cmある。
こうした原理から、上の諸式が成立し、そこから、φを、推定できる。
つまり窓を開けることによって、回折の学習もでき、見えない電波の学習、研究を進められる。
すなわち、観測者または実施者にとって(設計者ではなく)A,B, rは既知である。よって、a,bも直ちに算定により確定するため既知と考えてよいことがわかる。GPS L1 C/Aはλ=19cmであり、このλと, A,B,rという人体用の寸法からn=0とまずしてよいことが明らかとなる。すると、A,B, a,b,λ,nが既知である状況で、(3)(4)からcを消去すると、変数φのみが変数として残ることが明らかとなる。よって、φが確定できるのである。すなわち、そのような信号捕捉が消滅した場合、すなわち、相殺したような窓列が明らかになったことで、その衛星の体躯正面に対する方向性φが明らかとなるのである。これは、回折波の一般には困った性質を逆手にとった活用法で、興味がもたれよう。

これを繰り返すことによって、謎解きのように、それぞれの衛星の存在方向を推定していくこともできる。
これはある意味で知的な野外に限定された遊びであって、なおかつ、新たなジャンルへの挑戦を含んだものである。
Bの値は窓の中心部迄の距離で良い。基本的に、完全に逆位相になればそれに越したことはないが、そのあたりで互いにほぼ相殺した結果、閾値未満になれば、観測しないことになりますため、概略値で良いのである。


なお、剥ぐ、という方法を述べたが、これは、円周に沿ってはさみつけるようなたとえばフ゜ラスチック製(フ゜ラスチックはL1帯に吸収を示さず、いわば透明である)のU字形で(ある種の髪留具や、通常の洗濯ばさみや、布団干し時に布団が強風に飛ばないようにする布団ばさみがそうであるように、対象傷つける程度でなく適切な圧力にて押し込み、抑え込み、自身もそこにとどまり、結果、流体や弾性体や弾性体類似物の、意図した任意の部分の形状の特に、厚さ、を、意図通りに薄く形成する、しかし、はずした場合は、対象の厚さはまたもとにもどる、というほどの意味で)挟みこむ力のあるやや弾力のある鋳型やのようなもの、(図8)で、円周の全周またはある部分(たとえば円弧、例えばある一点の近傍)を適切な圧力で挟みつけるように作用することで、その部分の水等の液体を押し出し、薄くする、ということで(そしてそのような圧力を与える部分を移動させられるという方法によって)、どうようの効果を生み出すこともできる。その場合は、ゆっくりとじわじわスライト゛させることで減衰が生じるところを探すことができるため、宇宙の衛星からの電波にたいして受け身であるだけでなく、ある種の動的な働きかけの行為の結果を体験でき、それも電磁波の根本性質である部分の教育機器としても、有効に活用でき、多大な効果を奏する。

図8から図8は、つぎのことを示すためのものである;
すなわち、「直径R(半径rとしてR=2r)の円筒の井戸の底の中心にGPSをおくとき、半径rが波長λの2倍程度以上の井戸でないと、回折波を完全には排除しがたい可能性がある」

図8において、辺縁回折波はどのように位相差はGPSに作用するかを考える。
結論を先に述べると、辺縁0度点回折波を相殺してくれる、辺縁θ度点回折波で、最小のθは;
R=λ/2=9.5cmのとき θ=180度(これは回折というか反射というか)
R=λ=19cmのとき、θ=90度
R=2λ=38cmのとき、θ=60度
である。これは口径直径Rがλ未満であると、なかなか、中心部で相殺が起きないことを示す。深さは関係がないのである(深さによらず円筒の中心との距離は全辺縁点て同じであるから)。
これは次のことを示唆する。すなわち、
λの直径(19cm)よりずっと小さい円筒では、

1.円筒の直径は、波長(位相変化にようする距離)と比べて、十分小さい。よって、円筒全辺縁での位相は類似している。よって、円筒全辺縁での回折波の位相は類似している。よって、円筒全辺縁での回折波は相互に強め合う。よって円筒全辺縁における回折波の相互の打ち消しあいは、生じない。口径による弱化は期待できない。全円周上で同位相点は計1点あり、逆位相点は計0点ある。

2.円筒の直径は、波長(位相変化にようする距離)と比べて、十分小さい。よって、円筒が深い場合、円筒底中心に到達した回折波は、回折角度が、大きい。よって、回折角度が大きいほど、回折角度減衰は、大きい。深さを増やすと相対的に、弱化は期待できる。


λの直径(19cm)の円筒では、

1.円筒の直径は、波長(位相変化にようする距離)と比べて、同程度。よって、円筒全辺縁での位相はわずかに多様化している。よって、円筒全辺縁での回折波の位相はわずかに多様化している(θ=±90度でθ=0度の逆位相 ∵r(1-cosθ)=n・1λwith n=1 and r=1λ….0=cosθ….θ=±90度)。よって、円筒全辺縁での回折波はわずかに相互に打ち消しあう。よって円筒全辺縁における回折波の相互の打ち消しあいは、わずか。全円周上で同位相点は180度毎に(計2点)あり、逆位相点は180度毎に(計2点)ある。

2.円筒の直径は、波長(位相変化にようする距離)と比べて、十分同程度。よって、円筒が深い場合、円筒底中心に到達した回折波は、回折角度が、大きい。よって、回折角度が大きいほど、回折角度減衰は、そこそこ大きい。深さを増やすと相対的に、弱化はそこそこ期待できる。

2λの直径(38cm)の円筒では、(これが■9時50分片岡式■で両腕で円を描いた時)

1.円筒の直径は、波長(位相変化にようする距離)と比べて、同程度。よって、円筒全辺縁での位相はそれなりに多様化している。よって、円筒全辺縁での回折波の位相はそれなりに多様化している(θ=±60度でθ=0度の逆位相 ∵r(1-cosθ)=n・λ/2 with n=1 and r=1λ….1/2, -1/2 =cosθ….θ=±60度)。よって、円筒全辺縁での回折波はそれなりに相互に打ち消しあう。よって円筒全辺縁における回折波の相互の打ち消しあいは、それなりに生じる。全円周上で同位相点は120度毎に(計3点)あり、逆位相点は120度毎に(計3点)ある。

2.円筒の直径は、波長(位相変化にようする距離)と比べて、同程度。よって、円筒が深い場合でも、円筒底中心に到達した回折波は、回折角度が、さほど大きくない。よって、回折角度がさほど大きくないので、回折角度減衰は、さほど大きくない。深さをふやしても相対的に、その弱化はさほど期待できない。

4λの直径(76cm)の円筒では、

1. 円筒の直径は、波長(位相変化にようする距離)と比べて、大きい。よって、円筒全辺縁での位相はまずまず多様化しうる。よって、円筒全辺縁での回折波の位相はまずまず多様化している(θ=±29.0度、±51.3度でθ=0度の逆位相 ∵r(1-cosθ)= n・λ/2 with n=1,3 and
r=4λ…7/8, 5/8=consθ….θ=±29.0度、±51.3度)。よって、円筒全辺縁での回折波はそれなりに相互に打ち消しあう。よって円筒全辺縁における回折波の相互の打ち消しあいは、まずまず生じる。全円周上で同位相点は* 度毎に(計*点)あり、逆位相点は*度毎に(計*点)ある。

2.円筒の直径は、波長(位相変化にようする距離)と比べて、同程度。よって、円筒が深い場合でも、円筒底中心に到達した回折波は、回折角度が、小さい。よって、回折角度が小さいので、回折角度減衰は、さほど大きくない。深さを増やしても相対的に、その弱化は期待できない。





深さを稼ぐことによって、回折波でGPSに到達したいものは、大回折角度を経験させる、それによって、大回折角度減衰を、させる、しかない。


その大回折角度を得るためには、深くする必要がある。
しかしそうすると、直接波を受信できる立体角も減少する。その限度は、

図8は、縦方向に薄い部分を形成した場合である。このようなことも、シリコンなどの柔軟素材と、先ほどの洗たくばさみ状のものの別形状(縦方向に薄い部分を作るハサミこみをつかったばあい)を用いれば、可能である。
図は、円筒の厚みは省略してある。切れ込みとしてかいてある部分も、簡略にえがいてある。
外側の立方体は、参考までである。

先ほどの図式でのφをφ=0に限定した場合以下のようになる。

A: 円筒水筒の(底からの)高さ。その点からGPSまでの距離をa.
B:円筒水筒の「切れ込みのある部分」について(底からの)高さ (すると当然A>B)。その内側点からGPSまでの距離をb.
(このように設定すると、円筒に設けれられた「切れ込みのある部分」の最低点の、円筒底面からの距離、は、A-Bとなる。)
r: 円筒水筒の内半径
λ:GPS衛星信号の波長

A2+ r2 = a2 ・・・(1)
B2+ r2 = b2 ・・・ (2)
a-b =(2n+1)* λ/2 (ただしn=0,1,2,3…の整数)・・・・・・(3)

仮に r=10cm A=20cm n=0とした場合:
(1)に前記の仮定を代入して a=√(400-100)=17.321cm
(3)に前記を代入して b=a-(c/f)/2
=17.32cm-(3x1010)[cm]/(1575.42*106)/2 =17.32cm-9.52cm =7.80cm
(2)に前記を代入して B=√{-r2 + b2} =√{-100 + 7.80^2} =√{-100+60.48} =6.2865cm ≒6.3cm
よって、「切れ込みの深さ(A-B)」は
A-B= 20cm-6.2865cm ≒13.7cm との、切れ込みになる。

高さ20cmのうち、切れ込みは約13.7cmが適切である。
あるいは、
その点を中心にした薄い部分を作ることによって、θ=0からの辺縁回折波と、透過回折波とは、GPSの受信点で位相差がほぼ逆になるため、振幅の相殺がほぼ生じ、
回折波の混入を避けることができる。

つまり、働きかけによって受信判定が消失する衛星信号があった場合、それは、φ=0の方向に存在する可能性を推定できるのである。


すなわち、その伝搬行程差分、つまり、図のa-b+Cが、半波長の奇数倍なのである。これがわかれば、その衛星の存在位置は、図78からわかるとおり、体躯正面方向から、φだけの角度の直線を考え、その直線を、体躯正面方向の軸を中心にぐるりと回転させた、ときに直線が天空に掃いて形成する、円錐形側面、上のいずれかの場所から来たものであることがわかるのである。(円周として剥いだのでなく半円周として剥いだのならその円錐側面のうち剥いだ側だけと強く推定されるのでそのように半円周として剥ぐ方法も次に活用できる)。




厚い層の端点から回折してきた信号をまだ検出するようなら、その回折信号の伝搬距離と、ちょうど半波長の奇数倍に相当するだけの伝搬距離の差を、GPS受信機(アンテナ)の位置において、持つような、透過信号を取り込めるような薄い層を形成しておいてもよい.そうすることで、GPS受信機(アンテナ)の位置においてちょうど、位相差が半波長だけずれた信号同士が相殺することになる.後者の方が伝搬距離も短くてすむ(その分強度は強い)し、回折角も小さくてすむ(その分強度は強い)ため、相殺後の残差としての後者の影響が大きくなりすぎないように、後者は一定の透過減衰も負荷として起こるようにしているわけである.
A,B,r,a,bの値は先ほどの検討と同様であれば、a,bの距離差が波長の1/2の奇数倍(基本的に1倍)となり互いに相殺し合う.この際には、Bの上部の薄くなった部分の距離自体は既述の理由より不要な方向から信号が閾値以下に収まれば良いのであることから過度に厳密な数値設定を図る要なく適度な透過が生じる程度、適宜に設定されていてよい(もしこの部分の薄くなった部分がなくても不要な回折信号の検出が生じないのであればそもそも設定しなくてもよい.).

この薄い部分の層をどのように作るか、であるが、若干柔軟性を持つ透明プラスチック素材で、例えば柔軟性に富む薄いPET(ポリ塩化テレフタレート)素材(「いろはす」というPETボトルがそれに近い)などで作り、硬質プラスチックの透明な輪の枠で強制的にその部分だけ圧力をかけて抑え込むようにすると、そのような、そこだけ薄い層を形成することができる。プラスチックはL1帯に対してほとんど吸収を示さず透明である。もちろんそこから押し出された水が上下に逃げられるようにしておく。その枠を、徐々に上あるいは下にずらしていくと、希望のところにそこだけ水層が薄い1、2cm程度の部分ができる。それをずらしつつ反応を見ればよいのである。あたかもカチューシャのような塩梅である。

なお、上記図のBの長さは底面のアンテナの高さからその水層の厚さの中心部までを図れば良い。何度も述べたことであるが、受信強度が閾値未満になれば良いだけであるので、多少の差異は重要ではないのである。

もちろん同等の効果がある方法であれば、ほかの任意の方法にて実施すればよい。

この部分に、バンドを通して身体に固定するように設置することもできる.マイクロ波はプラスチックや衣類などは透明なものとして透過してしまう.

なお、真空に対する0℃一気圧の気体としての空気の屈折率(reflective index) n≒1.000292 空気に対する20℃の液体としての水の屈折率はn≒1.33であ。若干の屈折がある。が、ここでの主題には殆ど影響を与えるものでない。空気から水に入るときには、入射角に対して屈折角が多少ちいさくなるが、水から空気に出るときは逆となるとなるため最初の入射角に戻るとも言える。それがスリットを出るときに回折するので、結局回折だけを扱った。厳密にぎゃくいそうが成立することを目指すのでなく、回折波相互が、GPS受信機の閾値未満になればよいだけであるため、概略値でよいのである。

以上では、円筒形を基本に考えたが、これを多角筒形(多角柱)を基本構造としてもよい.また四角柱を基本構造としてもよく、左右だけにその配備を残したと前提して、左右に平行に水の板があるという様相でもよく、その際は、そのある部分に薄い部分があればそれでよいのである.
相殺は、もともと微弱な回折波を拾ってしまう可能性にともなう諸困難を排除するためのしかけであり、閾値以下になれば良いので、完全に信号強度零を狙うものではなく、ある程度の相殺の減衰が起こればそれでよいのである.その意味でこうした簡素かつ廉価かつ簡易な、水(塩水)の容器の工夫で多大な効果を奏することを示しておく.

この形状は、2個組み合わせると、ほぼ矩形になる。運搬もしやすい。必要時に、片方ずつに分離して左右の背中に振り分けて配置すればよい。遠い方の端点で回折した距離と、短い方の端点で回折した距離と、伝搬距離の差が、逆位相になる距離を保持するように、背中に配備すれば、回折波が混入しようとしても、隣接する部分を通過した相互の回折波が相殺しあって、相殺、あるいは相殺に近い効果をもたらされ、GPS受信機の閾値より低くなることが期待されるため、多大な効果を奏する。
図85は、図84が人体とどういう位置関係にあるかを念のため示す図である。

相殺は、もともと微弱な回折波を拾ってしまう可能性にともなう諸困難を排除するためのしかけであり、閾値以下になれば良いので、完全に信号強度零を狙うものではなく、ある程度の相殺の減衰が起こればそれでよいのである.その意味でこうした簡素かつ廉価かつ簡易な、水(塩水)の容器の工夫で多大な効果を奏することを示しておく.

この形状は、2個組み合わせると、ほぼ矩形になる。運搬もしやすい。必要時に、片方ずつに分離して左右の背中に振り分けて配置すればよい。遠い方の端点で回折した距離と、短い方の端点で回折した距離と、伝搬距離の差が、逆位相になる距離を保持するように、背中に配備すれば、回折波が混入しようとしても、隣接する部分を通過した相互の回折波が相殺しあって、相殺、あるいは相殺に近い効果をもたらされ、GPS受信機の閾値より低くなることが期待されるため、多大な効果を奏する。

回折波が(これまでの議論でいうところのθ=0)体側方向のみの回折波に限定して、排除したいことが明らかな場合に適した構成が図8である。θ=0近傍の衛星信号の回折波をターケ゛ットに打ち消す場合は、このように、へこみ、あるいは、くぼみの、切り込みの長さは14cm程度になる。図での横の長さが20cm、縦の長さが30cm程度を想定している。すぐ隣の回折波をすぐ隣が打ち消す。このような水筒を二つ向き合わせて組み合わせると矩形になる。持ち運びに利便性が高まる。またこのような形状は、テント内で、机の台にするのに丁度良い。テント内はよく雨や結露で濡れるが、このようなぎざぎざを足側にしておいて板などを適宜渡せば、上に置いたものが濡れないしこれ自身も必要以上の重量が発生せず扱いやすい。なお、栓をつけて良い。相互の連結部も設けて良い。気圧計測可能なように目盛をつけてもよい。これらのことは別途記した。
は天頂から見下ろした図を示している。使用者の背中にはGPS受信機と、円筒形状の水が形成されている。

円筒。
それを排除するために閾値を適切に設定できるのであるが、なんらかの事情により(どうしてもGPSの分解能が劣ったものを使わざるを得ず、回折波の減衰した波の信号強度を、直接波の十分な強度の波と、そもそも、GPS受信機の機能として弁別できない等の特殊な背景による場合もありうる。)
その場合、寸法的に、回折波の影響を受けることがある。
先に述べたような特に廉価なGPSを流用する場合。
その場合は、逆に、それでも次のようにすれば解消される。
原理を活用しているため、教育用途にも、活用可能である。
電磁波で、衛星由来で、この程度の電磁波の波長のものは案外多くなく、子供の興味、関心を引き付けるため、野外教育に向く。また述べたように、本提案はそのそも市民レヘ゛ルのホ゛ランティア的な救援活動支援にも適す廉価性、軽量性、コンハ゜クト性、を有し、また、入手可能なもので構成可能であり、しかも、原理がわかりやすく、身近なものの組み合わせで意な真機能が実現する面白み楽しめる特徴があるため、教育機器にも適す。

図80は、例えばシリコン素材の円筒形の柔軟水筒が体躯背面につけられているとして、その断面図を天頂方向から見たものと想定した図である。

そのシリコン素材の水筒は一部が厚さが変えられるようになっているとする。それは例えば、別別のコンハ゜ートメント方式からなり、それぞれに抜いたりさしたりすることで、水層の厚さがかわる方式とする。組立式、または、組み込み式で、当該一部のコンハ゜ートメントを抜きとることができる。ただ何層かの水層コンハ゜ートメントの層があるため、ひとつ抜いただけでは全く水層がなくなる、ということは限らないものとする。このようにすると背中からある一定距離の円周部(または左右だけの半周部分)の部分だけ例えば数ミリから数cm程度の領域の水の厚さを薄くすることが容易に実現できる。

そのはぎとり様相を図95および図96が示している。

すると何が生じるかというと、例えば図79を例に説明する。円筒形の端から回折しつつGPS受信機まで到達してしまい閾値以上になった波が、そのはぎとったところから侵入し減衰しながらも透過しつつ、回折しつつGPS受信機まで到達した波と、逆位相のため、あるいはほぼ逆位相のため、相殺され、総合しては閾値未満と制御することができる。

GPS衛星は、次のことが知られている。時に必要以上の電力を送信してくることがある。これは一種の不具合の発生とも考えられる。ところが、必要以上の電力で送信してくるたために回折波で受信してしまうのか、それとも、直接波だからそれだけ強い信号であるのかは、弁別するのは困難な場合もある。

そこで、そのような弁別を行う方法があれば便利である。それには次のようにする。今のべたようなある部分をはぎとる。はぎとるということは、当然、遮蔽構成物が減るわけであるから、通常は、受信電波は強くなることはあれ、弱くなることはあり得ない。はずだである。直接波は全く影響を受けないはずである。仮に微弱な影響が万一にあっても、目に見えて弱くなることは考えられない。あまりにも、直接波は、僅かな透過後回折波に比べて、圧倒的に強いはずであるからである。

ところが、回折波であって、十分な強度を偶然持ってしまっている信号のようなものであれば、僅かな透過後回折波との干渉を起こすことはそれなりに生起確率を有すると考えられる。

そこで、例えば、図9596、のような構成で下からひとつ剥いで、調べ、また戻して、別の段を剥いで、と調べてゆけば、どこかの段を剥いだときに、ある衛星信号強度が閾値未満に突然なったとすればそれは次のことに由来すると強く推定されるのである。

すなわち、その伝搬行程差分、つまり、図79のa-b+Cが、半波長の奇数倍なのである。これがわかれば、その衛星の存在位置は、図78からわかるとおり、体躯正面方向から、φだけの角度の直線を考え、その直線を、体躯正面方向の軸を中心にぐるりと回転させた、ときに直線が天空に掃いて形成する、円錐形側面、上のいずれかの場所から来たものであることがわかるのである。(円周として剥いだのでなく半円周として剥いだのならその円錐側面のうち剥いだ側だけと強く推定されるのでそのように半円周として剥ぐ方法も次に活用できる)。

こうした理解は、ほとんどの衛星の回折波除去が通常できていても、稀に衛星の信号が回折除去できないように思われる場合に、極めて有効に機能する。仮に、山頂において、山稜において、どちらの方向に下降してゆくか等のために、霧で見晴らしがない等の理由、か、雪目で視界が使えない、夜間である等の理由で同定ができない、か、海外エクスペディションの場合で視同定が困難であり、かつ、磁石もあてにならない火山帯であるため、か、極地帯であり磁石の適切な活用が極めて困難である(この場合には水よりも圧倒的に融点の低い液体、例えばエチルアルコール、メチルアルコール等も、適切な選択肢として用いることができるしこの場合も飲料、医療用、燃料用などに兼用できることがある)、偏差の影響が大きい地帯であり磁石の適切な活用が極めて困難である、自差の影響が大きい事情があり磁石の活用が困難である、ジャイロを用いられる電力や重量物を装具するための移動体の恩恵をうける移動環境にない、などの踏査・調査・徒歩、などの場合にも多大な効果を奏する。

なお、この方法は、回折波に有効であり、φが負の値であっても、それが回折波であれば、そのまま役立つので、φの値が正負にかかわらず、小さな値のときには、逆に、それで方位の特定に準ずる行為ができることもある(特に通常の方位限定と組み合わせればなおさら平易に可能である)こともあわせて指摘しておきたい。(また、半円周だけ剥いた場合もφの値が正負にかかわらず、小さな値のときには、平易に方位の特定に準ずる行為が可能となる)。

なお、透過を経験しない辺縁回折波より、透過回折波のほうが、透過分だけ減衰が大きいように感じられるが、それは、大きな回折角による大きな減衰を経験する辺縁回折波と、小さな回折角による小さな減衰を経験する透過回折波により、補償されることになる。



まず全部を水でふさいである状態を観測する。信号源α,β,γの各信号が観測できたとする。
ある一列だけを穴をあけるようにし(つまり水板または水棒を除去して)あとの列を、ほかの列を、水いたでふさがれたまま維持しつつ、観測、すると、α、β、の各信号が観測されたとする。
すなわち、ある場所の窓列を開けたことで、信号源γの信号は、急に消えたわけである。
これを、大きく回り込んできた回折波(回折の際に、直接波よりは弱まっているはずである)が、一部透過窓から侵入してきた透過波の回折波(透過と回折の際に、直接波よりは弱まっているはずである)の、位相のずれによる、相互相殺「的」効果によって、柱の口端点からの回折波と、相殺されたものと、見ることができる。
こうして、その水板または水棒を除けた列、の窓から侵入し、回折し、GPSアンテナまで到達した電波の伝搬距離と、大きな筒または壁の端からよいこらしょと回折して到達した電波の伝搬距離との差は、λ/2の奇数倍になっているはずである。

a^2 + r^2 = A^2 …(1)

b^2 + r^2 = B^2 …(2)

(2n+1) ・λ/2 = (a + c)b (n=0,1,2,…) …(3)

c=(A-B)・sinφ …(4)
奇数倍とはいえ通常は1である(n=0)。GPSや、グロナス等でシステムを決めれば、λは一定で約19cmある。
こうした原理から、上の諸式が成立し、そこから、φを、推定できる。
つまり窓を開けることによって、回折の学習もでき、見えない電波の学習、研究を進められる。
すなわち、観測者または実施者にとって(設計者ではなく)A,B, rは既知である。よって、a,bも直ちに算定により確定するため既知と考えてよいことがわかる。GPS L1 C/Aはλ=19cmであり、このλと, A,B,rという人体用の寸法からn=0とまずしてよいことが明らかとなる。すると、A,B, a,b,λ,nが既知である状況で、(3)(4)からcを消去すると、変数φのみが変数として残ることが明らかとなる。よって、φが確定できるのである。すなわち、そのような信号捕捉が消滅した場合、すなわち、相殺したような窓列が明らかになったことで、その衛星の体躯正面に対する方向性φが明らかとなるのである。これは、回折波の一般には困った性質を逆手にとった活用法で、興味がもたれよう。

これを繰り返すことによって、謎解きのように、それぞれの衛星の存在方向を推定していくこともできる。
これはある意味で知的な野外に限定された遊びであって、なおかつ、新たなジャンルへの挑戦を含んだものである。
Bの値は窓の中心部迄の距離で良い。基本的に、完全に逆位相になればそれに越したことはないが、そのあたりで互いにほぼ相殺した結果、閾値未満になれば、観測しないことになりますため、概略値で良いのである。


なお、剥ぐ、という方法を述べたが、これは、円周に沿ってはさみつけるようなたとえばフ゜ラスチック製(フ゜ラスチックはL1帯に吸収を示さず、いわば透明である)のU字形で(ある種の髪留具や、通常の洗濯ばさみや、布団干し時に布団が強風に飛ばないようにする布団ばさみがそうであるように、対象傷つける程度でなく適切な圧力にて押し込み、抑え込み、自身もそこにとどまり、結果、流体や弾性体や弾性体類似物の、意図した任意の部分の形状の特に、厚さ、を、意図通りに薄く形成する、しかし、はずした場合は、対象の厚さはまたもとにもどる、というほどの意味で)挟みこむ力のあるやや弾力のある鋳型やのようなもの、(図8)で、円周の全周またはある部分(たとえば円弧、例えばある一点の近傍)を適切な圧力で挟みつけるように作用することで、その部分の水等の液体を押し出し、薄くする、ということで(そしてそのような圧力を与える部分を移動させられるという方法によって)、どうようの効果を生み出すこともできる。その場合は、ゆっくりとじわじわスライト゛させることで減衰が生じるところを探すことができるため、宇宙の衛星からの電波にたいして受け身であるだけでなく、ある種の動的な働きかけの行為の結果を体験でき、それも電磁波の根本性質である部分の教育機器としても、有効に活用でき、多大な効果を奏する。


図8から図8は、つぎのことを示すためのものである;
すなわち、「直径R(半径rとしてR=2r)の円筒の井戸の底の中心にGPSをおくとき、半径rが波長λの2倍程度以上の井戸でないと、回折波を完全には排除しがたい可能性がある」

図8において、辺縁回折波はどのように位相差はGPSに作用するかを考える。
結論を先に述べると、辺縁0度点回折波を相殺してくれる、辺縁θ度点回折波で、最小のθは;
R=λ/2=9.5cmのとき θ=180度(これは回折というか反射というか)
R=λ=19cmのとき、θ=90度
R=2λ=38cmのとき、θ=60度
である。これは口径直径Rがλ未満であると、なかなか、中心部で相殺が起きないことを示す。深さは関係がないのである(深さによらず円筒の中心との距離は全辺縁点て同じであるから)。
これは次のことを示唆する。すなわち、
λの直径(19cm)よりずっと小さい円筒では、

1.円筒の直径は、波長(位相変化にようする距離)と比べて、十分小さい。よって、円筒全辺縁での位相は類似している。よって、円筒全辺縁での回折波の位相は類似している。よって、円筒全辺縁での回折波は相互に強め合う。よって円筒全辺縁における回折波の相互の打ち消しあいは、生じない。口径による弱化は期待できない。全円周上で同位相点は計1点あり、逆位相点は計0点ある。

2.円筒の直径は、波長(位相変化にようする距離)と比べて、十分小さい。よって、円筒が深い場合、円筒底中心に到達した回折波は、回折角度が、大きい。よって、回折角度が大きいほど、回折角度減衰は、大きい。深さを増やすと相対的に、弱化は期待できる。


λの直径(19cm)の円筒では、

1.円筒の直径は、波長(位相変化にようする距離)と比べて、同程度。よって、円筒全辺縁での位相はわずかに多様化している。よって、円筒全辺縁での回折波の位相はわずかに多様化している(θ=±90度でθ=0度の逆位相 ∵r(1-cosθ)=n・1λwith n=1 and r=1λ….0=cosθ….θ=±90度)。よって、円筒全辺縁での回折波はわずかに相互に打ち消しあう。よって円筒全辺縁における回折波の相互の打ち消しあいは、わずか。全円周上で同位相点は180度毎に(計2点)あり、逆位相点は180度毎に(計2点)ある。

2.円筒の直径は、波長(位相変化にようする距離)と比べて、十分同程度。よって、円筒が深い場合、円筒底中心に到達した回折波は、回折角度が、大きい。よって、回折角度が大きいほど、回折角度減衰は、そこそこ大きい。深さを増やすと相対的に、弱化はそこそこ期待できる。


2λの直径(38cm)の円筒では、(これが9時50分片岡式で両腕で円を描いた時)

1.円筒の直径は、波長(位相変化にようする距離)と比べて、同程度。よって、円筒全辺縁での位相はそれなりに多様化している。よって、円筒全辺縁での回折波の位相はそれなりに多様化している(θ=±60度でθ=0度の逆位相 ∵r(1-cosθ)=n・λ/2 with n=1 and r=1λ….1/2, -1/2 =cosθ….θ=±60度)。よって、円筒全辺縁での回折波はそれなりに相互に打ち消しあう。よって円筒全辺縁における回折波の相互の打ち消しあいは、それなりに生じる。全円周上で同位相点は120度毎に(計3点)あり、逆位相点は120度毎に(計3点)ある。

2.円筒の直径は、波長(位相変化にようする距離)と比べて、同程度。よって、円筒が深い場合でも、円筒底中心に到達した回折波は、回折角度が、さほど大きくない。よって、回折角度がさほど大きくないので、回折角度減衰は、さほど大きくない。深さをふやしても相対的に、その弱化はさほど期待できない。

4λの直径(76cm)の円筒では、

2. 円筒の直径は、波長(位相変化にようする距離)と比べて、大きい。よって、円筒全辺縁での位相はまずまず多様化しうる。よって、円筒全辺縁での回折波の位相はまずまず多様化している(θ=±29.0度、±51.3度でθ=0度の逆位相 ∵r(1-cosθ)= n・λ/2 with n=1,3 and
r=4λ…7/8, 5/8=consθ….θ=±29.0度、±51.3度)。よって、円筒全辺縁での回折波はそれなりに相互に打ち消しあう。よって円筒全辺縁における回折波の相互の打ち消しあいは、まずまず生じる。全円周上で同位相点は* 度毎に(計*点)あり、逆位相点は*度毎に(計*点)ある。

2.円筒の直径は、波長(位相変化にようする距離)と比べて、同程度。よって、円筒が深い場合でも、円筒底中心に到達した回折波は、回折角度が、小さい。よって、回折角度が小さいので、回折角度減衰は、さほど大きくない。深さを増やしても相対的に、その弱化は期待できない。






深さを稼ぐことによって、回折波でGPSに到達したいものは、大回折角度を経験させる、それによって、大回折角度減衰を、させる、しかない。


その大回折角度を得るためには、深くする必要がある。
しかしそうすると、直接波を受信できる立体角も減少する。その限度は、

図8は、縦方向に薄い部分を形成した場合である。このようなことも、シリコンなどの柔軟素材と、先ほどの洗たくばさみ状のものの別形状(縦方向に薄い部分を作るハサミこみをつかったばあい)を用いれば、可能である。
図は、円筒の厚みは省略してある。切れ込みとしてかいてある部分も、簡略にえがいてある。
外側の立方体は、参考までである。

先ほどの図式でのφをφ=0に限定した場合以下のようになる。

A: 円筒水筒の(底からの)高さ。その点からGPSまでの距離をa.
B:円筒水筒の「切れ込みのある部分」について(底からの)高さ (すると当然A>B)。その内側点からGPSまでの距離をb.
(このように設定すると、円筒に設けれられた「切れ込みのある部分」の最低点の、円筒底面からの距離、は、A-Bとなる。)
r: 円筒水筒の内半径
λ:GPS衛星信号の波長

A2+ r2 = a2 ・・・(1)
B2+ r2 = b2 ・・・ (2)
a-b =(2n+1)* λ/2 (ただしn=0,1,2,3…の整数)・・・・・・(3)

仮に r=10cm A=20cm n=0とした場合:
(1)に前記の仮定を代入して a=√(400-100)=17.321cm
(3)に前記を代入して b=a-(c/f)/2
=17.32cm-(3x1010)[cm]/(1575.42*106)/2 =17.32cm-9.52cm =7.80cm
(2)に前記を代入して B=√{-r2 + b2} =√{-100 + 7.80^2} =√{-100+60.48} =6.2865cm ≒6.3cm
よって、「切れ込みの深さ(A-B)」は
A-B= 20cm-6.2865cm ≒13.7cm との、切れ込みになる。

高さ20cmのうち、切れ込みは約13.7cmが適切である。
あるいは、
その点を中心にした薄い部分を作ることによって、θ=0からの辺縁回折波と、透過回折波とは、GPSの受信点で位相差がほぼ逆になるため、振幅の相殺がほぼ生じ、
回折波の混入を避けることができる。

つまり、働きかけによって受信判定が消失する衛星信号があった場合、それは、φ=0の方向に存在する可能性を推定できるのである。


すなわち、その伝搬行程差分、つまり、図のa-b+Cが、半波長の奇数倍なのである。これがわかれば、その衛星の存在位置は、からわかるとおり、体躯正面方向から、φだけの角度の直線を考え、その直線を、体躯正面方向の軸を中心にぐるりと回転させた、ときに直線が天空に掃いて形成する、円錐形側面、上のいずれかの場所から来たものであることがわかるのである。(円周として剥いだのでなく半円周として剥いだのならその円錐側面のうち剥いだ側だけと強く推定されるのでそのように半円周として剥ぐ方法も次に活用できる)。


半球のアンテナパターンを有する
一つのGPS平面アンテナを、
ビーム中心を水平に配置して、
天頂を通る1つの大半円を境として、
前記GPS平面アンテナは向いている方向の上空四分の一天球にアンテナの感度が及ぶ上空覆域を形成し、
前記GPS平面アンテナに接続したGPS受信機に、上空半天球のGPS衛星から送信される信号の捕捉を試みさせ、
前記GPS受信機で受信した信号を処理して前記上空覆域に存在するGPS衛星を判定し、
測位計算の過程で得られる各GPS衛星の方位角を利用して、
前記上空覆域内に存在すると判定された各GPS衛星が、前記上空覆域の開始方位角から見て、時計回りの順序となるように整列させ、
整列させた順序における最後に相当するGPS衛星の方位角を開始方位角とし、最初に相当するGPS衛星の方位角の逆方向を終端方位角として、
時計回りに規定される方位角範囲に、前記大半円の片側が向いている方向の方位を限定する方位情報取得装置を、
身体体躯の前面側又は後面側に装着し、上記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに、水を含有するものを、該方位情報取得装置よりも前方又は後方又は側方に突出するように装着し、前記上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号強度を減衰させる、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
前記方位情報取得方法であって;水を含有するもの、は、飲料用または調理用の水またはアルコール類、あるいは緊急医療用の生理食塩水または消毒用アルコール類あるいは医療用薬液、あるいは燃料用のアルコール類を収納した容器体であることを特徴とする方位
情報取得方法。
前記方位情報取得方法であって;水を含有するもの、の形状は、円筒形または矩形筒、の、側面ないしその一部であって;その中心軸と、身体体躯の鉛直軸
と、身体体躯の左右軸と、は、直交し;前記中心軸と、身体体躯の鉛直軸と、の交点の近傍に、GPS受信機が配備され;前記中心軸と、前記GPS受信機のア
ンテナ主ビームの方向は、ほぼ一致していること;を特徴とする方位情報取得方法。
上記方位情報取得方法であって;
水を含有するもの、の形状が、円筒形であって;飲
料水小分け密閉ビニル梱包パッケージ分離切取線付連続体が紙円筒等に巻きつけられるなどして造形される場合には、;当初隣接する分離切取線のいずれの2線
の間隔も、当該紙円筒等などの中心軸に垂直な平面内の方向角にして約137.5度あるいはその自然数倍、または、約222.5度(これは137.5度の
180度に対する差分)あるいはその自然数倍、の相互離角を自ずから形成するべく、隣接する分離切取線の間隔は、紙円筒半径および飲料水小分け密閉ビニル
梱包パッケージ分離切取線付連続体の厚みと先頭からの切取線の順序番号により算出される間隔値に基づき設計されており、;各分離切取線が当
該中心軸から見て全て異方向に分散し何重に巻きつけても重ならない全体構造が自ずから形成されることで、
上記上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号強度を漏れなく減衰させること、を特徴とする飲料水小分割密閉梱包ビニルパッケージ分離切取線付連続体を用いることを特徴とする方位情報取得方法。
半球のアンテナパターンを有する
一つのGPS平面アンテナを、
ビーム中心を水平に配置して、
天頂を通る1つの大半円を境として、
前記GPS平面アンテナは向いている方向の上空四分の一天球にアンテナの感度が及ぶ上空覆域を形成し、
前記GPS平面アンテナに接続したGPS受信機に、上空半天球のGPS衛星から送信される信号の捕捉を試みさせ、
前記GPS受信機で受信した信号を処理して前記上空覆域に存在するGPS衛星を判定し、
測位計算の過程で得られる各GPS衛星の方位角を利用して、
前記上空覆域内に存在すると判定された各GPS衛星が、前記上空覆域の開始方位角から見て、時計回りの順序となるように整列させ、
整列させた順序における最後に相当するGPS衛星の方位角を開始方位角とし、最初に相当するGPS衛星の方位角の逆方向を終端方位角として、
時計回りに規定される方位角範囲に、前記大半円の片側が向いている方向の方位を限定する方位情報取得装置を、
身体体躯の前面側又は後面側に装着し、上記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに、GPS衛星送信信号の周波数の電磁波に対する電力半減
深度が5cm以下の物質、を含有するものを、該方位情報取得装置よりも前方又は後方又は側方に突出するように装着し、前記上空覆域以外に存在していた
GPS衛星に由来する信号強度を減衰させることを特徴とする方位情報取得方法。
半球のアンテナパターンを有する
一つのGPS平面アンテナを、
ビーム中心を水平に配置して、
天頂を通る1つの大半円を境として、
前記GPS平面アンテナは向いている方向の上空四分の一天球にアンテナの感度が及ぶ上空覆域を形成し、
前記GPS平面アンテナに接続したGPS受信機に、上空半天球のGPS衛星から送信される信号の捕捉を試みさせ、
前記GPS受信機で受信した信号を処理して前記上空覆域に存在するGPS衛星を判定し

測位計算の過程で得られる各GPS衛星の方位角を利用して、
前記上空覆域内に存在すると判定された各GPS衛星が、前記上空覆域の開始方位角から見て、時計回りの順序となるように整列させ、
整列させた順序における最後に相当するGPS衛星の方位角を開始方位角とし、最初に相当するGPS衛星の方位角の逆方向を終端方位角として、
時計回りに規定される方位角範囲に、前記大半円の片側が向いている方向の方位を限定する方位情報取得装置を、
身体体躯の前面側又は後面側に装着し、上記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに、GPS衛星送信信号の周波数の電磁波に対して電力半減
深度が20cm以下の物質、を含有するものを、該方位情報取得装置よりも前方又は後方又は側方に突出するように装着し、前記上空覆域以外に存在していた
GPS衛星に由来する信号強度を減衰させることを特徴とする方位情報取得方法。
上記方位情報取得方法であって;水を含有するもの、は、飲料用または調理用の水またはアルコール類、あるいは緊急医療用の生理食塩水または消毒用アルコー
ル類あるいは医療用薬液、あるいは燃料用のアルコール類を収納した容器体であること、ないしは水またはアルコール類を含む食物として摂取されるものである
こと、あるいは味噌及び味噌をもちいたものであること、あるいはソーセージまたはサラミまたはハムまたは燻製製品などの塩分を付与した保存食品であるこ
と、あるいは栄養補給用液体ないしジェル状摂取物であること、あるいは動物又は植物の一部であること、あるいは食肉又は穀類又は豆類又は根菜類であるこ
と、筋肉または皮膚など高含水性組織であること、あるいは調味料であること、あるいは保温材・保冷材であること、あるいは高吸水性高分子であること、ある
いはジェル状または液状の化粧品または家庭用品(洗剤・液体石鹸)などの日用品であること、あるいはバッテリーないし充電池に充填された電解質を含む液体
ないしジェル状の高分子などの工業製品であること、あるいはクロロプレンゴム又はポリクロロプレンゴム又はクロロプレンゴム(CRゴム)同等かそれ以上の
1.5GHz帯などのGPS電磁波吸収特性を有する素材であること、あるいはいわゆるウエットスーツの素材を用いたものあるいはウエットスーツそのもので
あること、あるいは極地や寒冷地や高地で用いられる不凍液であること、あるいはエチレングリコール又はジエチレングリコールであること、あるいは、大規模
自然災害、大規模人工災害時に緊急時に野外で入手可能なものなどとしての水分を含んだ土壌または水分を含んだ砂または海水または湖水または河川水または雨
水またはときとして生命体や家畜から排泄されたものを活用することに有効性を認めざるを得ない過酷な環境ではそうしたものであること、または医療用の薬液
または消毒液または輸液または生理食塩水であることを特徴とする方位情報取得方法。
半球のアンテナパターンを有する
一つのGPS平面アンテナを、
ビーム中心を水平に配置して、
天頂を通る1つの大半円を境として、
前記GPS平面アンテナは向いている方向の上空四分の一天球にアンテナの感度が及ぶ上空覆域を形成し、
前記GPS平面アンテナに接続したGPS受信機に、上空半天球のGPS衛星から送信される信号の捕捉を試みさせ、
前記GPS受信機で受信した信号を処理して前記上空覆域に存在するGPS衛星を判定し、
測位計算の過程で得られる各GPS衛星の方位角を利用して、
前記上空覆域内に存在すると判定された各GPS衛星が、前記上空覆域の開始方位角から見て、時計回りの順序となるように整列させ、
整列させた順序における最後に相当するGPS衛星の方位角を開始方位角とし、最初に相当するGPS衛星の方位角の逆方向を終端方位角として、
時計回りに規定される方位角範囲に、前記大半円の片側が向いている方向の方位を限定す
る方位情報取得装置を、
身体体躯の前面側又は後面側に装着し、上記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに、GPS衛星送信信号の周波数の電磁波に対して「GPS衛星送信信号の周波数の電磁波に対する比誘電率(εr)の平方根と誘電正接(tanδ)(δは誘電損失
角)が」10等の一定数値以上の領域に属するもの)、を含有するものを、該方位情報取
得装置よりも前方又は後方又は側方に突出するように装着し、前記上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号強度を減衰させることを特徴とする方
位情報取得方法。前記方位情報取得方法であって;水を含有するもの、は、飲料用または調理用の水またはアルコール類、あるいは緊急医療用の生理食塩水また
は消毒用アルコール類あるいは医療用薬液、あるいは燃料用のアルコール類を収納した容器体であることを特徴とする方位情報取得方法。
前記方位情報取得方法であって;水を含有するもの、の形状は、円筒形または矩形筒の側面ないしその一部であって;その中心軸と、身体体躯の鉛直軸と、身体
体躯の左右軸と、は、直交し;前記中心軸と、身体体躯の鉛直軸と、の交点の近傍に、GPS受信機が配備され;前記中心軸と、前記GPS受信機のアンテナ主
ビームの方向は、ほぼ一致しており;リュックサックの内部構造として組込み、取り外しができる構造となっていること;を特徴とする方位情報取得方法。
飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージにおいて、それ自体がb(cm)の厚みを有しており、それを用いて円筒形状の水構造を簡易に形成するために、巻
きつけ開始時の半径をa(cm)を前提して外向きに巻きつけてゆくことを想定した場合、g≒0.382(=1−黄金比(0.618))とすれば、πを円周 率として
2πg(a−0.5bg)+2πbggn (ただしn=1,2,3・・・)
の長さで「小分けされた水の梱包のn番目の切れ目とn−1番目の切れ目の間隔の長さ」が保たれるべく設計されたことを特徴とする飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージ。
前記方位情報取得方法であって;請求項5記載の飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージを、巻きつけ開始時の半径をa(cm)として外向きに巻きつけて
ゆくことで、水の存在しない切れ目の部分の発生を効率的に避けることができつつ円筒形状を確実かつ簡易に形成できること;を特徴とする方位情報取得方法。
飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージにおいて、それ自体がb(cm)の厚みを有しており、それを用いて円筒形状の水構造を簡易に形成するために、巻
きつけ開始時の半径をa(cm)を前提して外向きに巻きつけてゆくことを想定した場合、g≒0.382(=1−黄金比(0.618))とすれば、πを円周 率として
(ただし、θ=2・π・g・n (rad) (ただしn=0,1,2,3・・・))
(ただし、[ ]は定積分の記号)
又は
2πg(a−0.5bg)+2πbggn
(ただし、θ=2・π・g・n (rad) (ただしn=1,2,3・・・))
の長さで「小分けされた水の梱包間の、開始点から、n番目の切れ目まで、の、長さ」が保たれるべく設計されたこと
を特徴とする
飲料水小分け密閉梱包連続ビニルパッケージを、
巻きつけ開始時の半径をa(cm)として外向きに巻きつけてゆくことで、水の在しない
切れ目の部分の発生を効率的に避けることができつつ円筒形状を確実かつ簡易に形成できること;
を特徴とする方位情報取得方法。
(1)半球のアンテナパターンを有する
一つのGPS平面アンテナを、
ビーム中心を水平に配置して、
天頂を通る1つの大半円を境として、
前記GPS平面アンテナは向いている方向の上空四分の一天球にアンテナの感度が及ぶ上空覆域を形成し、
前記GPS平面アンテナに接続したGPS受信機に、上空半天球のGPS衛星から送信される信号の捕捉を試みさせ、
前記GPS受信機で受信した信号を処理して前記上空覆域に存在するGPS衛星を判定し、
測位計算の過程で得られる各GPS衛星の方位角を利用して、
前記上空覆域内に存在すると判定された各GPS衛星が、前記上空覆域の開始方位角から見て、時計回りの順序となるように整列させ、
整列させた順序における最後に相当するGPS衛星の方位角を開始方位角とし、最初に相当するGPS衛星の方位角の逆方向を終端方位角として、
時計回りに規定される方位角範囲に、前記大半円の片側が向いている方向の方位を限定する方位情報取得装置を、
(2)身体体躯の前面側又は後面側に装着し、
(3)前記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに、
(4)水を含有するものを、
(5)当該方位情報取得装置よりも突出するように装着し、
(6)それにより、
(7)前記上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号強度を減衰させる、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(5)については、次の(5’)すなわち;
「当該方位情報取得装置よりも、体躯に対する当該方位情報取得装置側に突出するように、又は、体躯に対する当該方位情報取得装置側と反対の側に突出するように、又は体躯の延長方向となるように、装着し、」
と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(5)については、次の(5’)すなわち;
「当該方位情報取得装置よりも、体躯に対する当該方位情報取得装置側に突出するように、又は、体躯に対する当該方位情報取得装置側と反対の側に突出するように、又は体躯の延長方向となるように、(コンパクトにに格納されていた飲用水の経口摂取チューブを兼用するリザーバーの複数のコンパートメントが、使用時には両腕あるいは片腕を広げることによって(次々、引き出され、)水の平面を腕と体躯の間に形成するように)展開し、(非使用持には両腕あるいは片腕をもとの体側に沿わせる位置に戻すことによってリザーバーのコンパートメントは、もともとの収納位置におけるコンパクトな形状に戻ることで活動性を妨げずに、水の行動中経口摂取を確保できつつ、)」
と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(5)については、次の(5’)すなわち;
「当該方位情報取得装置よりも、体躯に対する当該方位情報取得装置側に突出するように、又は、体躯に対する当該方位情報取得装置側と反対の側に突出するように、又は体躯の延長方向となるように、空間的形状を構成し、」
と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(4)については、次の(4’)すなわち;
「(現場での携行品であるスポーツドリンク・アイソトニックドリンク(人体の細胞液の浸透圧とほぼ等しい浸透圧を有する濃度の電解質を含んだ飲料)・ハイポトニックドリンク(人体の細胞液の浸透圧より低い浸透圧を有する濃度の電解質を含んだ飲料)・ハイパートニックドリンク(人体の細胞液の浸透圧より高い浸透圧を有する濃度の電解質を含んだ飲料)・生理食塩水・海水・バッテリー電解液・電池等の兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的として、)
電解質溶液又は極性溶媒(polar solvent)を含有するものを、

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(4)については、次の(4’)すなわち;
「(緊急援助隊医療チームなどのミッションに重要な、現場での携行品である、あるいは、天幕幕営時調理暖房燃料用、雪上車等移動体燃料用、栄養源としての摂取用、嗜好品としての摂取用、調理用・品調味料用などとしての重要な携行品である)
エチルアルコール、(医療用品、消毒用品としての)メチルアルコール、(一般的な洗浄や燃料用などとしての)アルコール類を含有するものを、

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(4)については、次の(4’)すなわち;
「(緊急援助隊医療チームなどのミッションに重要な、傷口の洗浄、点滴輸液の実施の基礎として用いる、極度の疲労時の経口摂取に用いる、等、現場での携行品として必須のである、)
生理食塩水、あるいは、それを用いて一定の成分を付与した輸液を含有するものを、

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6’)すなわち;

その際において、
(現場における制限されがちな携行品の高度な兼用性・現場物品のみでの事象即応可能性を高めることを主に目的として、)
水を含有するものを収納する又は湛える容器又はリザーバーは、
変形・分割・再結合できるものである
(特徴を有することで前記上空覆域以外に存在していたGPS衛星に由来する信号の諸特性及び当該GPSアンテナとGPS受信機と周囲環境の特性に応じて、現地にて使用者に多様なる形状にての活用を積極的に可能とならしめることができる、)
ことにより、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6’)すなわち;

その際において、
水を含有する物を湛えることができるリザーバーは、複数のコンパートメントに分かれており、当該コンパートメントは相互に組み合わせ自在性を有する、ことで使用者の希望に最も近い任意形状をとれる
ことにより、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6’)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的に)
水を含有する物を湛えることができるリザーバーは、複数のコンパートメントに分けられており、水又は相互に濃度の異なる電解質溶液又は組成の異なる物質又は空気の各層を任意数だけ設けることができる、
(ことにより屈折率の異なる物質に入射する際電磁波は一部反射する性質等をも活用する)
ことにより、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・現場利便性・使用者の健康への配慮又は人命救助などのミッションの完遂の可能性の向上又は災害救援等のミッションのより高次元な水準での完遂又はクロスカントリースキーやトライアスロン競技におけるより高度な成果の達成を主目的に)
水を含有するものを湛えることができるリザーバーは、
(栄養補給、脱水症状の軽減などを含む体調管理等を主な目的とした)
使用者に対しての、リザーバー内容物の、
経口摂取
又は
(皮下・血管内・腹腔内などへ)
輸液
を可能とする手段(としてのチューブ等)を有する、
ことにより、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・現場利便性・使用者の健康への配慮又は人命救助などのミッションの完遂の可能性の向上又は災害救援等のミッションのより高次元な水準での完遂又はクロスカントリースキーやトライアスロン競技におけるより高度な成果の達成を主目的に)
水を含有するものを湛えることができるリザーバーは、
開口部が、周囲方向から中心にむけてすぼまるように又は中心から周囲方向に広がるように、
構成されていること
により、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・現場利便性・使用者の健康への配慮又は人命救助などのミッションの完遂の可能性の向上又は災害救援等のミッションのより高次元な水準での完遂又はクロスカントリースキーやトライアスロン競技におけるより高度な成果の達成を主目的に)
水(等)を含有する物を湛えることができるリザーバーは、
(例えば)多面体(polyhedron, manysided object, manifold object )の展開図の全部又は一部に相当する、
複数の多角形又は幾何学図形をそれぞれ底面とする複数の
(まず一義的なイメージとしては比較的低い背丈で、すなわち実際には往々にして板状とも表現すると解しやすい、数学的な意味での)

(数学的な意味での「柱」としては「円柱又は角柱など、幾何学図形を底面に有する柱」である)
として
(非使用時には着衣に張り付けられるかのごときさほどは嵩張らない形状にて)
構成され、
(展開図から多面体を組み立てるがごとき手順をもって、ベルクロファスナー又は嵌め合わせ具又はスライド装置等の補助を時に得て、
使用持には、そもそもの3次元的空間図形としての)
多面体の諸表面の
(明らかな開口部と表現するより、ほかの面よりも水の層をごく薄くすることで、電磁波にとっての実質上の開口部として機能させることを企図する際は)全部、
又は
(水を充填しない面、すなわち電磁波にとっての明らかな開口部を有させる形状の構築を企図するときは)一部、
を形成することで、多面体の表面の、全部または一部に、水等の層状構造を形成する
ことにより、(一層効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的に)
水を含有する物を湛えることができるリザーバーは、
(例えば)正12面体の展開図又はその一部に相当する複数の正五角形をそれぞれ底面とする複数の(背の高くない、換言すれば厚さとしては薄い)五角柱として、
(より一般的には)n面体の展開図又はその一部に相当する複数の幾何学図形をそれぞれ底面とする複数の(背の高くない、換言すれば厚さとしては薄い)数学的意味での(幾何学的図形を底面とする)柱として、
(非使用時には着衣に張り付けられるかのごとき嵩張らない形状で)構成され、
(使用持には、展開図を組み立てるがごとき手順をもって、ベルクロファスナー又は嵌め合わせ具等の補助を得て)
(例えば)正12面体構造又はその一部を形成することで、(一層効果的に、)
(より一般的には)n面体構造又はその一部を形成することで、(一層効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的に)
水を含有する物を湛えることができるリザーバーは、
(歩行や駆け足などの通常活動時には、コンパクトな)中心角の比較的小さい扇型柱の多層コンパートメント
構造(経口吸水摂取装置であるチューブを兼備する)を取り、あるいは、容易に戻ることができ、(身体に装備しやすくトレイル・ランニングにも適合するものである一方、)
(災害救援などで現地に急行する際には、本来ミッションの的確な業務遂行のため、道迷いの恐れのある岐路などでは道迷いを防止するために、方位情報取得をより確実に実施するために、被災者の救命率を高め、後遺症の発生確率を低めるため、に被災後の救出までの時間を短縮するために、そうした非常時や緊急活用時には、深刻な不利益を被災者にもたらす道迷いなどによる時間的ロスをどうしても避けるため、)
前記の多層のコンパートメントを持つ個々の扇型構造を個別にスライドし、より大きな中心角を有するひとつの大きな扇型に展開することにより、
中心角のより広い扇型の水の層状構造を展開・創出することで、(手や腕で層状構造の形状を維持しつづけることもなく、手や腕を解放できつつ、地図や確認事項をチェックするなど、補佐を要せずに、また熱中症ないし低体温症を予防する脇の下の冷却ないし保温効果も与えることを可能にしつつ、経口摂取チューブも兼備も容易で、一トレイル・ランなどにも適した小型のコンパクトな形状を保持させることもできるため、実際、片口に円筒形の経口給水水筒をつけてのトレイル・ランニングに参加する選手は少なくないことからわかるように、そういした形状から、一層効果的に)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
この際の、扇型多層構造は、両肩に輪状の短いシュリンゲ(登山用の短い紐)で吊るしておいてもよい。あるいは、両肩に輪状の中規模のシュリンゲをたすき掛けにして、同様に吊るしておいてもよい。
なお、本稿における、ほかの項目においても、このことは簡単に実現でき便利であり、実用的であるため、当然、適用できることを指摘しておきたい。
特に、体躯の中心でも吊るす支点を要する際には、たすき掛けの交点を用いればよい。登山などで、ものが簡単に得られない環境場合、こういった紐状のものをうまく活用して困難に見えることを簡単に解決できることは登山界では、ロープワークテクニックとして欧州などで航海術などとともに多く開発されたものが、知られており、成書にその記述は豊富に見られるため、本稿ではそれについて多くは述べる必要はないと思われるため省略する。なお本稿もそうした現場で既に存在しているものに知恵を付与して難局を乗り越える精神を大切にした技術であるともいえると考えらえれる。ロープワークについて詳細は例えば、(ひもとロープの結び方事典、鳥海 良二著。図解 実用ロープワーク 前島 一義著。アウトドアですぐ役立つロープワーク敷島 悦朗著。Outdoor ロープワーク・ハンドブック羽根田 治著)
(例えば)正12面体の展開図又はその一部に相当する複数の正五角形をそれぞれ底面とする複数の(背の高くない、換言すれば厚さとしては薄い)五角柱として、
(より一般的には)n面体の展開図又はその一部に相当する複数の幾何学図形をそれぞれ底面とする複数の(背の高くない、換言すれば厚さとしては薄い)数学的意味での(幾何学的図形を底面とする)柱として、
(非使用時には着衣に張り付けられるかのごとき嵩張らない形状で)構成され、
(使用持には、展開図を組み立てるがごとき手順をもって、ベルクロファスナー又は嵌め合わせ具等の補助を得て)
(例えば)正12面体構造又はその一部を形成することで、(一層効果的に、)
(より一般的には)n面体構造又はその一部を形成することで、(一層効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・現場利便性・使用者の健康への配慮又は人命救助などのミッションの完遂の可能性の向上又は災害救援等のミッションのより高次元な水準での完遂又はトライアスロン「的」な遠泳や海中での業務におけるより高度な成果の達成を主目的に)
水を含有するものを湛えることができるリザーバーは、
(自給式潜水用呼吸装置(アクアラング)ダイビングにおけるいわゆる)ジャケット型浮力制御装置(BCDジャケット, jacket−style Buoyancy Control Devicenの略) の機能とも兼用することができる
ことにより、(一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6‘)すなわち;

その際において、
(現場での兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的に)
水等(高吸水性高分子ポリマーと水からなる、保冷材又は保温材を含む)を含有する物を湛えることができるリザーバーは、
脇の下、又は、首の左右、又は、鼠径部等の大きな動脈が存在する人体の箇所に触れるように存在させることにより、
人体の血流の冷却を行うことができることで、(炎天下の野外オリエンテーリングや災害救援活動やトライアスロンやトレイルレース等での発症の傾向が世界的に高く世界的にその予防が注目されている)
熱中症を予防する効果を兼ね備える、
又は、
人体の血流の加温を行うことができて、(中高年層の登山ツアーにおける荒天時などで頻発しツアー全体の遭難に直結する傾向の極めて高い、また
時にはクロスカントリースキーなどでも生じる危険が世界的に指摘されている)
低体温症を予防する効果を兼ね備える、
ことで、(一層効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記のいずれかの方位情報取得方法において、
(6)については、次の(6)すなわち;

その際において、
((現場での兼用性・場利便性を積極的に向上させることを主目的に)水を含有する物を湛えることができるリザーバーは、海水(等現地で調達可能な液体を任意に)を入れて用いることができるため現場での材料調達可能性を容易にしつつ、救命胴衣に着脱可能なものであることで利便性を高められている
ことにより、(現地において、一層、効果的に、)

と表現されうるものである、
ことを特徴とする方位情報取得方法。

前記方位情報取得方法であって;
信号が通過する水の層の厚みないし含水度を制御することにより、
上空の衛星との配置に特別な位置関係に配向させた結果、
GPSアンテナにおける当該GPS衛星からの信号の受信強度は、
異なる位相を有する、あるいは、ほぼ、逆の位相を有する、複数の回折波の
重ね合わせにより推察されるとおり、特徴的に、著しく低下したこと等が認められた場合に、
そのような信号を送り出すことがことが可能なGPS衛星の位置は、
天空上の位置における幾何学的な限定がなされうることに基づき、
その信号を発した衛星の上空における、身体固定座標における
位置の限定または特定を行う
特徴とする方位情報取得方法。

前記方位情報取得方法であって;
水を保持する柔軟であることを特徴とする構造の容器に対して
部分的に圧力をかけることによって
その部分または領域のの水の厚さあるいは含水率を変化または減少させることにより
その部分または領域における透過減衰率を変化または減少させることにより
その位置における透過信号を生ぜしめまたは回折波を生ぜしめることにより
観察される受信強度の変化または低下に基づいて、
信号を発した衛星の上空における、身体固定座標における
位置の限定または特定を行う
特徴とする方位情報取得方法。

前記方位情報取得方法であって;
水を保持する柔軟である構造の容器に対して
部分的に圧力をかける物は柔軟性を有する
プラスチックなどの樹脂によって構成されているものであることを特徴とする、
特徴とする方位情報取得方法。


前記方位情報取得方法であって;
水を保持する柔軟構造の容器は、ジップつきのビニル袋であることを特徴とする方位情報取得方法。
上記を提案するものである。
前記方位情報取得方法であって;
水を保持する容器は、
2つ以上の開閉可能な栓を具備する2つ以上の液体で連結可能な密閉空間を有し、
パスカルの原理に基づいて、双方の室内の気圧の変化を
双方における液体の水位の差により
提示することができる、機能を、望まない電磁波の弱化の機能のほかに、兼備することを特徴とする方位情報取得方法。
上記を提案するものである。
前記方位情報取得方法であって;
水を保持する構造の容器は、
2つ以上の開閉可能な栓を具備する2つ以上の液体で連結可能な密閉空間を有し、
パスカルの原理に基づいて、双方の室内の気圧の変化を
双方における液体の水位の差により
読み取るまたは読み取られることができる、機能を、望まない電磁波の弱化の機能のほかに、兼備する、ことを特徴とする方位情報取得方法。
それを提案するものである。
前記方位情報取得方法であって;
水を保持する構造の容器は、
身体あるいは背負うものの形状に沿って通常は貼り付けるように保持され、
方位情報取得の際など、必要な際には、一部が着脱されて、身体の別の箇所に
着けられることにより、また、相互に着脱できることにより、身体と共同して当該電磁波に対する吸収性の高い
素材の一定規模の幾何学的形状を、構成でき、
GPSアンテナに対して、望まない位置にある、GPS衛星からの電波の
影響を弱化することができるようにすることができる、ことができる、ことで、
水の運搬途中における、水の存在を、行動中の飲用等の本来の趣旨のほかに、
実現できる、そうした、機能を兼備する、ことを
特徴とする方位情報取得方法。
上記を提案するものである。

前記方位情報取得方法であって;
水を保持する構造の容器は、
身体あるいは背負うものの形状に沿って通常は貼り付けるように保持され、
方位情報取得の際など、必要な際には、一部が着脱されて、身体の別の箇所に
着けられることにより、また、相互に着脱できることにより、身体と共同して当該電磁波に対する吸収性の高い
素材の一定規模の幾何学的形状を、構成する際には、
相互に、ベルクロテープ、またはファスナー、またはホック、またはガムテープ、または、
磁石または、長岡正夫氏発明の磁力結合構造であることを、
特徴とする方位情報取得方法。
上記を提案するものである。

前記方位情報取得方法であって;
水を保持する構造の容器は、内部に液体を保持できるバケツ様の部分を有するとともに
その側面の内部にも、一個または複数の栓を具備した、密閉可能な空間を具備しており、
その側面内部に、水を保持することができ、
その水の存在を利用しつつ、受信を望まない位置関係に所在するGPS衛星から発せられる信号の影響を
閾値以下に弱めることで、方位情報取得方法の確度または精度を高めるまたは取得までの時間を減少させることができる、機能をも、バケツ機能等の他に、兼備する、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記を提案するものである。

前記方位情報取得方法であって;
水を保持する構造の容器は、内部に液体を保持できるバケツ様の部分を有するとともに
その側面の内部にも、一個または複数の栓を具備した、密閉可能な空間を具備しており、
その側面内部に、水を保持することができ、
その水の存在を利用しつつ、受信を望まない位置関係に所在するGPS衛星から発せられる信号の影響を
閾値以下に弱めることで、方位情報取得方法の確度または精度を高めるまたは取得までの時間を減少させることができる、機能をも、バケツ機能等の他に、兼備する、
ことを特徴とする方位情報取得方法。
上記を提案するものである。
厚い層の端点から回折してきた信号をまだ検出するようなら、その回折信号の伝搬距離と、ちょうど半波長の奇数倍に相当するだけの伝搬距離の差を、GPS受信機(アンテナ)の位置において、持つような、透過信号を取り込めるような薄い層を形成しておいてもよい.そうすることで、GPS受信機(アンテナ)の位置においてちょうど、位相差が半波長だけずれた信号同士が相殺することになる.後者の方が伝搬距離も短くてすむ(その分強度は強い)し、回折角も小さくてすむ(その分強度は強い)ため、相殺後の残差としての後者の影響が大きくなりすぎないように、後者は一定の透過減衰も負荷として起こるようにしているわけである.
A,B,r,a,bの値は先ほどの検討と同様であれば、a,bの距離差が波長の1/2の奇数倍(基本的に1倍)となり互いに相殺し合う.この際には、Bの上部の薄くなった部分の距離自体は既述の理由より不要な方向から信号が閾値以下に収まれば良いのであることから過度に厳密な数値設定を図る要なく適度な透過が生じる程度、適宜に設定されていてよい(もしこの部分の薄くなった部分がなくても不要な回折信号の検出が生じないのであればそもそも設定しなくてもよい.).

この薄い部分の層をどのように作るか、であるが、若干柔軟性を持つ透明プラスチック素材で、例えば柔軟性に富む薄いPET(ポリ塩化テレフタレート)素材(「いろはす」というPETボトルがそれに近い)などで作り、硬質プラスチックの透明な輪の枠で強制的にその部分だけ圧力をかけて抑え込むようにすると、そのような、そこだけ薄い層を形成することができる。プラスチックはL1帯に対してほとんど吸収を示さず透明である。もちろんそこから押し出された水が上下に逃げられるようにしておく。その枠を、徐々に上あるいは下にずらしていくと、希望のところにそこだけ水層が薄い1、2cm程度の部分ができる。それをずらしつつ反応を見ればよいのである。あたかもカチューシャのような塩梅である。

なお、上記図のBの長さは底面のアンテナの高さからその水層の厚さの中心部までを図れば良い。何度も述べたことであるが、受信強度が閾値未満になれば良いだけであるので、多少の差異は重要ではないのである。

もちろん同等の効果がある方法であれば、ほかの任意の方法にて実施すればよい。

この部分に、バンドを通して身体に固定するように設置することもできる.マイクロ波はプラスチックや衣類などは透明なものとして透過してしまう.

なお、真空に対する0℃一気圧の気体としての空気の屈折率(reflective index) n≒1.000292 空気に対する20℃の液体としての水の屈折率はn≒1.33であ。若干の屈折がある。が、ここでの主題には殆ど影響を与えるものでない。空気から水に入るときには、入射角に対して屈折角が多少ちいさくなるが、水から空気に出るときは逆となるとなるため最初の入射角に戻るとも言える。それがスリットを出るときに回折するので、結局回折だけを扱った。厳密にぎゃくいそうが成立することを目指すのでなく、回折波相互が、GPS受信機の閾値未満になればよいだけであるため、概略値でよいのである。

以上では、円筒形を基本に考えたが、これを多角筒形(多角柱)を基本構造としてもよい.また四角柱を基本構造としてもよく、左右だけにその配備を残したと前提して、左右に平行に水の板があるという様相でもよく、その際は、そのある部分に薄い部分があればそれでよいのである.
相殺は、もともと微弱な回折波を拾ってしまう可能性にともなう諸困難を排除するためのしかけであり、閾値以下になれば良いので、完全に信号強度零を狙うものではなく、ある程度の相殺の減衰が起こればそれでよいのである.その意味でこうした簡素かつ廉価かつ簡易な、水(塩水)の容器の工夫で多大な効果を奏することを示しておく.

この形状は、2個組み合わせると、ほぼ矩形になる。運搬もしやすい。必要時に、片方ずつに分離して左右の背中に振り分けて配置すればよい。遠い方の端点で回折した距離と、短い方の端点で回折した距離と、伝搬距離の差が、逆位相になる距離を保持するように、背中に配備すれば、回折波が混入しようとしても、隣接する部分を通過した相互の回折波が相殺しあって、相殺、あるいは相殺に近い効果をもたらされ、GPS受信機の閾値より低くなることが期待されるため、多大な効果を奏する。
図8は、図8が人体とどういう位置関係にあるかを念のため示す図である。

相殺は、もともと微弱な回折波を拾ってしまう可能性にともなう諸困難を排除するためのしかけであり、閾値以下になれば良いので、完全に信号強度零を狙うものではなく、ある程度の相殺の減衰が起こればそれでよいのである.その意味でこうした簡素かつ廉価かつ簡易な、水(塩水)の容器の工夫で多大な効果を奏することを示しておく.

この形状は、2個組み合わせると、ほぼ矩形になる。運搬もしやすい。必要時に、片方ずつに分離して左右の背中に振り分けて配置すればよい。遠い方の端点で回折した距離と、短い方の端点で回折した距離と、伝搬距離の差が、逆位相になる距離を保持するように、背中に配備すれば、回折波が混入しようとしても、隣接する部分を通過した相互の回折波が相殺しあって、相殺、あるいは相殺に近い効果をもたらされ、GPS受信機の閾値より低くなることが期待されるため、多大な効果を奏する。

回折波が(これまでの議論でいうところのθ=0)体側方向のみの回折波に限定して、排除したいことが明らかな場合に適した構成が図8である。θ=0近傍の衛星信号の回折波をターケ゛ットに打ち消す場合は、このように、へこみ、あるいは、くぼみの、切り込みの長さは14cm程度になる。図での横の長さが20cm、縦の長さが30cm程度を想定している。すぐ隣の回折波をすぐ隣が打ち消す。このような水筒を二つ向き合わせて組み合わせると矩形になる。持ち運びに利便性が高まる。またこのような形状は、テント内で、机の台にするのに丁度良い。テント内はよく雨や結露で濡れるが、このようなぎざぎざを足側にしておいて板などを適宜渡せば、上に置いたものが濡れないしこれ自身も必要以上の重量が発生せず扱いやすい。なお、栓をつけて良い。相互の連結部も設けて良い。気圧計測可能なように目盛をつけてもよい。これらのことは別途記した。
















1.側面に厚みと栓を書き添える。2.底面にも厚みと栓を書き添えても良い。3.底面に栓を書き添える。4.蓋(台形で上が二回くぼんでいるのが良いみたい。)を書き添えて、蒸留水が得られるように設計する。脇の水、が熱せられて、真ん中に、滴り落ちるのが良いというカン。
は、
本提案にかかる装置を、濾過装置を兼用機能を持たせて具備した場合、濾過装置として用いる場合の、概念図である。
濾過装置を現地で形成するには、砂利、砂、布(オプション。可能であれば望ましい)、炭、布(オプション。可能であれば望ましい)、砂利、排水口(4ミリメートル程度)を図のように配置する。そのための記載を刻印しておく、あるいは絵で示しておく(図)、それも高さ(深さ)を現場で理解できるように水準を描いておくと最初は自身で行い一旦その作業を見て頂き、教え、何度目からかは現地の人におまかせさせて頂く際にも便利である。アイコンの利用も有用となる。排水口はスクリューキャップや、押し込みキャップを設置されていてもよい。
側面には、具体的には詳細には描かれていないがもの、本提案にて何度も繰り返し述べているように、側面(必要に応じ底面にまで連続的な空間が拡張されていてもよい)には数ミリから数センチメートルの厚みを有する別の密閉され得る空間を有する。その空間にはスクリューキャッフ゜や押し込みキャッフ゜を設置されている。そこに水または塩分を含む水等を(現場で)いれる。するとそれはL1 GPS信号の良い吸収体となる。その底部内側にGPSをヘ゛ルクロテーフ゜や磁石やカ゛ムテーフ゜などで配置する。
そして体躯正面方向に対してあるいはその反対方向にたいして当該容器の中心軸が平行になり、その底部が体躯に接するように身体に配備すればよいのである。このようにして提案してきているGPS受信機で、方位情報取得する場合に、簡単により確実に回折波の影響を現場での工夫により弱化できる。
本体は軽量なフ゜ラスチックであるため運搬時には中の重い水等を出してしまえば軽量に運べる。またハ゛ケツとして有用であるためキャンフ゜などでは有用性を持つ。また野外活動ではハ゛ケツは文明の利器である容器として様々に活用する。例えば遭難時にも飲み水となりうる貴重な雨水を貯めるにも大活躍する。これが手元に無い場合には具体的に全くの好機をのがすことになる。文明生活圏とは違うのでこうした容器の有無が大きな結果の差異に繋がる。安全でない水のみがある場合にも、このような容器がるだけであとは現地で手に入るものだけで濾過ができる。このようにリスクの多い国内のそして海外での野外活動において多大な効果を奏する。

細い直径のウオーターアウトレット(P5の)を基部底面に設けるバケツ型のGPS支援機器(砂・炭・濾過も緊急時にはできる)。


急場凌ぎの水の消毒
旅行者下痢症はおそらく旅行者が罹る最も一般的で重要な健康上の課題である。この症候群は発展途上地域を旅行する人の20-70%に見られ罹患者の行動にかなりの支障をきたし、およそ40%の人は旅程を変える結果となる。旅行者下痢症の危険因子としては、飲料水よりは汚染された食物の方がより重要であるが、安全な飲料水が手に入るかどうか、またそれをどのように入手するかという知識は世界中の登山者が(高所での)脱水症状を緩和し行動の支えとなりそして危険因子(例えば凍傷、高所生涯)を最小にするために絶対に必要なことである。ほとんどの場合登山者は自分自身で水の安全性に注意を払わなければならない。というのは、安全な水資源の確保に重点を置いている生活共同体というのはあまり多くないからである。この国際山岳連合医療部会の公認基準は、登山者に対し、特に山中や高所であるという状況に鑑み、いくつかの手法の利点と欠点をまとめ、環境をできるだけ痛めないように配慮しながら、安全な水を用意する方法を助言しようとするものである。
(中略)
水の正式消毒法
山の中で、ぜった韋大丈夫という消毒法はない。使用法それぞれの長所・短所についての知識は必須である。適切な水源保護が行われているごくわずかな地域(例えばヨーロッパや大量の湧水から直接採取した水)がある一方で、世界の大部分の地域では若干の消毒の手続きを要する。登山計画上、消毒した水を数日蓄える必要がある場合は、その保存法は消毒方法に準じる(下記参照)。

・煮沸
・原則:高所では水の沸騰温度は100°にならないが沸騰させればA型肝炎ウィルス以外の消化管性病原体は死滅するので、それは安全水と言える。(高所でのA型肝炎感染は稀である。けれども、旅行者は、A型肝炎に対する予防接種を受けておくべきである。)(追記とし放射性物質は煮沸によっては取り除けない。近年の我が国ではこの問題が浮上してきている可能性がある)。
・手順:沸騰して泡がたってきても、なおしばらく(もう1分ぐらい)待つこと。
・利点:方法簡単、失敗は(ほとんど)ない。
・欠点:1Lの水を沸騰させるのに、薪1kgの燃料と時間を消費する。燃料は山へ運び上げるか、山から採取せねばならず、それは森林破壊につながる。よって、水がいくらでも利用できる状況下であっても、ほかの手段を選択した方が良い。
・補足:手順の安全性を最適にするため、すべての旅行者はA型肝炎の予防接種を受けておくべきである。
・化学的消毒
・原則:化学薬品は細菌を殺す。市販されている殺菌剤の中で、旅行者にとって最も重要な薬品は、次亜塩素酸ナトリウムまたは次亜塩素酸カルシウムである。純ヨウ素またはヨウ素を含有する物質は、副作用のおそれがあるので使ってはならない。
・手順:水には、十分量の殺菌剤を加えるべきである。殺菌剤を中で均等にするため、よく振ること。説明書の指示に従って、適当な殺菌の時間をかけること。注意深く水を温める(25-30℃ぐらい)と、消毒に必要な時間が短くなる(10℃ごとの上昇で時間が半分)。
・利点:水と殺菌剤さえあれば、いつでもどこでも実施できる。薪は要らないから、森林破壊に寄与しない。
・欠点:時間がかかり、いささか頼りない。いくつか失敗する可能性がある。例えば
・純塩素(またはヨウ素)は、ジラルディア、シクロスポア、クリプトスポリジウム、ならびにいくつかの寄生虫の卵と幼虫には
十分な殺菌剤ではない。
・冷水を消毒する場合には、殺菌時間を増やさねばならない。例えば+2−5℃の水なら4倍の時間をかける。そうする代わりに殺菌剤の濃度を増やすという方法もあるがこれは水の味を損なう。
・有機体物質(例えば小さな湖の水藻)を含んでいる水に使うならば、殺菌剤の使用量は増やさねばならない(2倍とかに)。一般にんじられていることとは反対に、純銀イオンは十分に水を消毒しないが、最高6か月間水をきれいな状態に保つ。注意:あまり高い濃度になるとアルミニウム容器に点状腐食が起きる。
・補足:化学的消毒(特に冷たい状態あるいは有機体物質に対処するのに高濃度で用いるならば)によってそこなわれた味覚は、消毒完了後に、1リットルにつきビタミンC粉末一つまみを加えることによって中和することができる。

・濾過
・原則:病原体はそれよりサイズが小さい細孔のフィルターとか、細菌の表面とフィルター材料との間の疎水性とか静電的な相互作用を利用するなど、いくつかの項かを組み合わせることによって、取り除かれる。小さな粒子(例えばウィルス)は凝集形成により部分的に取り除かれる。
・手順:水はどんな材料であれ、0.2μmないしそれ以下のサイズの細孔を通り抜ける。
・利点:訓練を受けた人なら比較的簡単な手順であるが、器材は注意して取り扱わなくてはならない。陶製材は壊れることがある。!)大量の水(より多数の集団のために)でも、それ相応のサイズのフィルターを使うことで、簡単に処理できる。
・欠点:陶製フィルターは、製品設計に依存する利点と欠点を持ったハイテク製品である。したかって、使われているフィルタタイプについての詳細な知識は、どんなユーザにも「必須」である。フィルター単一の消毒法ではウィルスは完全に取り除けないので、安全な水は造れない。だから化学的消毒法と併用して、互いに欠点をカバーし合うようにすることである。目詰まりはしょっちゅう起きる。でも、それを濾過しようと圧力を加えてはならない!それはフィルターから病原体を押し出し、汚染された水が出てくることになる。そうしないで、陶器の表面をきれいにするのである!。これはこの仕組みが良くわかっている人だけが実行すること。濾過装置がフィルターシステムの「安全な側」がきれいだと確信できたあとで、濾過されて出てきた最初のカップ1杯の水は捨てる、ということを忘れてはならない。
・補足:簡単なコーヒーフィルターは、いくつかの寄生虫の卵と幼虫を除くことができる。したがって、微生物を不活性化するのではないコーヒーフィルターと、バクテリアやウィルスを不活性化する塩素の組み合わせは、山で安全な水を造りだすとても実用的な方法である。濾過される水がよりきれいであるほど、陶製フィルター表面を掃除する回数が減って、より長く使うことができる。澄んだ水が利用できないならば、水をろ過する前に大部分のごみを安定(沈殿)させるためにバケツを「そっとしておく」ことは役に立つ。炭を含まないフィルターシステムは、溶けた物質を除去しない。
(炭を入れた装置でさえ効果は疑わしく、利用できるデータはない)。山に登る途中に得られる水は、工業{山中の古い鉱山)や、農業(農薬)によって汚染されているかもしれないと考えて、避けるのが賢明である。


プルームとしての放射性物質降下物(fallout)を雨水や自然降下による懸念される場合にも活用できる。セシウムを吸着する性質のある鉱物ゼオライトの層を付与すればよい。

森村毅・元近畿大工学部教授らは、セシウムを吸着する性質のある鉱物ゼオライトを混ぜたしっくいを開発した。このしっくいでセシウムの水溶液を濾過(ろか)したところ、セシウムの99%以上を除去できた。しっくい1グラムで0.03グラムのセシウムを吸着できる。(朝日新聞デジタル 2012年5月24日0時32分)

ゼオライトは、図のようにケイ素(Si)とアルミニウム(Al)が酸素(O)を介して結合した構造をしています。骨格構造中では、アルミニウム(+3 価)とケイ素(+4価)が酸素(-2価)を互いに共有するため、ケイ素の周りは電気的に中性となり、アルミニウムの周りは-1価となります。この負電荷を補償するために、骨格中に陽イオン(例えばNa+)が必要となります。この陽イオンは、他の金属イオン(H+, K+, Ca2+・・・など)と容易に交換できます。この陽イオンの種類によって、ゼオライトに機能性をもたせることができるようになります。
また、ゼオライトの骨格は、Si-O-Al-O-Siの構造が三次元的に組合わさることによって形成されます。図は代表的なゼオライトであるA型ゼオライトの骨格構造(線の交わったところがSiあるいはAl)ですが、あたかもビルディングの骨組みのように骨格ができます。この三次元的な組合せによってさまざまな形態の骨格ができ、数百種類のゼオライトの仲間が世の中には存在します。また、骨格中には分子レベルの穴(細孔)が開き、水や有機分子などいろいろな分子を骨格中に取り込む(吸着)ことができます。
ゼオライト結晶は、骨格構造に由来した形となります。A型ゼオライトでは、骨格構造と同じように立方体の結晶となります。またモルデナイトでは、六角柱状の骨格構造をしており、その形を反映した結晶が生成します。
ゼオライトは、陽イオン交換能・触媒能・吸着能などの性質を有することが知られており、私たちの身近でも良く使われています。

<陽イオン交換能を利用した例>
・硬水の軟水化
湖沼や海の汚染の原因として問題となったリン化合物の代わりに洗濯洗剤に加えられたのがゼオライトです。洗濯洗剤の成分表に記載されているアルミノケイ酸塩というのがゼオライトです。洗濯槽の中では、汗などに含まれるCa2+のために硬水に近い状態になり洗剤の性能を低下させます。Na+を含むゼオライトを洗剤に加えることで、Na+とCa2+のイオン交換が起こり、軟水となって洗剤の能力低下を防ぎます。

<触媒能を利用した例>
・メタノールからガソリンを合成
Mobilの開発したZSM-5というゼオライトは、メタノールを原料としてガソリン成分を合成することができます。ニュージーランドでは、メタンガスは豊富に産出しますが、油はとれないために、このゼオライトを用いてガソリンの合成を行っています。

<吸着能を利用した例>
・室内の湿度コントロール
ゼオライトの仲間には、吸湿性に優れた(水を良く吸着する)ものがあります。ゼオライトは周囲の環境によって水を吸ったり吐いたりします。このゼオライトを壁紙などに混ぜることにより湿度を一定に保つことができます。

ゼオライトについてさらに詳しく知りたいという方は、以下の本を参考にしてください。
ゼオライト関連の出版物
・ゼオライト−基礎と応用: 原 伸宜, 高橋 浩 編, 講談社サイエンティフィク
・ゼオライトの科学と応用: 富永博夫 編, 講談社サイエンティフィク
・コロイド科学 I 14章: 日本化学会編, 東京化学同人

イオン交換能
沸石は二酸化ケイ素からなる骨格を基本とし、一部のケイ素がアルミニウムに置き換わることによって結晶格子全体が負に帯電している。そのため、微細孔内にナトリウムなどのカチオンを含み、電荷のバランスを取っている。粉末状にした沸石を別の種類のカチオンを含んだ水溶液中に入れると、細孔内と水溶液中でイオン交換・吸着が起こる。この交換反応は可逆的であり、時間がたつと飽和して平衡状態となる。カリウムやセシウムもカチオンなので、沸石によってイオン交換・吸着される。


図9011は、ロック・クライミンク゛用、あるいは、パラシュート用、あるいは、高所救助隊員用、のハーネスである。滑落等の際に、身体が墜落などしないよう、安全が、このハーネスにカラヒ゛ナなどを経由して結合したローフ゜によって確保されるための装具である。岩壁登坂(沢登を含む)や、危険な稜線行をともうなう場合にはこうした用具を装着する。こうした装具の体躯のベルト部分に、本稿で提案している水の板の、結合部を設けてもよいのである。その結合部は、ベルクロテープ、長岡正夫氏の磁石結合構造(長岡正夫 特許登録 :3822062)、粘着テーフ゜(ガムテープ・寺岡テープ)、ファスナー(金属製・フ゜ラスチック製)、ジッパー(金属製・フ゜ラスチック製)、ホック、フック、ごく短いシュリンゲに対するごく小さなカラヒ゛ナででの引っかけ、等を用いることができるし、縫いつけてもよいし、熱圧着型の粘着テーフを用いてもよいし、これらに類似の任意の方法を取ることができる。

図9012は、ハーネスが肩と腰と腿につけられている状態の図である。たとえば、側面からみたときに、今左に限定すれば、1.肩、肘、腰 で限定される三角形類似領域。2.肘、腰、手首で限定される三角形類似領域。3手首、腰、膝でほぼ特定される三角形類似領域。にわけて考えると考えやすい。(必ずしもこれに限定するものではないが参考の一例として考えているのである)。
そうした場合に、ヘ゛ルクロテーフ゜を次のように配備する、すなわち、一定距離を持つ線状に配備として、前腕(一定距離を持つ線状に配備)、上腕、体躯側面やや背中側位置(一定距離を持つ線的に配備)、太腿側面(一定距離を持つ線状に配備)、肩口やや背中側位置(やや短い線状に配備)、肘(やや短い線状に配備)、腰(やや短い線状に配備)するのである。
体躯側面やや背中側位置(一定距離を持つ線的に配備)、はその中間(たとえば臍部水平位置あたりで)で分割して、その中間点で、臍部相当の体側でやや背中側位置に(やや短い線状に配備)を設けてもよい。これは体型に個人差に応じて適宜に設定すればよい。
一方柔軟性のある水の層状構造をなすもの(参考までに、ここでは、糖分と飽和濃度に近い食塩とアスコルヒ゛ン酸等の補助栄養素を溶解した水溶液を加熱し、寒天粉末を投入し、完全に溶解させ、それをジップロックのようなプラスチックバックに空気を抜いて入れ、水平面で一定時間おいて冷却・固化させた平面的な寒天素材(参考までに厚さ1cm程度)を考え、それらに必要なサイス゛を形成するため、それらの必要箇所に、両面テーフ゜またはヘ゛ルクロテーフ゜で結合した板状構造を考える。その板状構造を、先の図でしめした箇所に、対応するヘ゛ルクロ―テフ゜を配備し、着脱可能とする。

素材も梱包体も、柔軟で、たわみが大きく扱いやすい。これは人体と連携を図って遮蔽を行う際に重要な利点となりうる。

これをあくまでも例えばであるが、腰を落として、膝を合わせ、太ももに隙間ができないようにし、手のひらを対応する膝がしらにおき、腰を後方に引き(テ゛ット゛ホ゛ールをよけるような動作の最終形態に近い)、体躯は前傾させ、肘を両側に張り出すようにすると、臍部か臍下丹田あたりを頂点とする円錐、または、円錐台、または、角錘、または、角錘台にほど近い、(両肘を左右に張り出したことに注目してそれをあえて強調していうと、重ねた両膝両掌を1頂点とみなし、左右の肘を2つの頂点とみなし、左右の肩口を2つの頂点とみなせば、ほぼ20−30cmの各辺を有する5角錐、または、5角錐台にほどちかい)に、凹みの空間を身体とわずかな(人体に摂取するため等の複数の役割を兼ねる)水構造で、効率的に形成することができる。錘と考えた場合はその頂点あるは、錘台と考えた場合は上面、いずれも現実には体躯の臍部近傍に、GPS受信機を配備する。この際、その主ヒ゛ームがほぼ水平になるようにすることは同じである。

これによって、ほとんど不要な機材をわざわざ持たずとも、すべて必要なものだけで、あるいは役立つものだけで、それらの兼用機能をうまく組み合わせるだけで、方位情報が取得可能になるうえ、身体もうまく活用しているため効率的である。しかも、危険が深まったときには、それに用いた素材は食品としてエネルギー源として摂取することもできる。しかも、上空の社会基盤による衛星を有効に活用することができる。しかも、海外において疑われた場合にも万一の場合には食べて見せればよいし、土産として差し上げれば友好関係も築くことができ怪しまれる特別な機材は全くない。しかもGPSは標準的な機能を全て具備しているためこれも怪しまれることもない。

またこのような腰をかがめたりする姿勢でしばし休憩をとることは人間にとって極めて自然なホ゜ース゛である。このような膝にてをあてたホ゜ース゛で疲れたからだに休憩を取りつつ、意識もゆったりとしたおちつきを取り戻し正しいルートファインディングに必要な冷静さを回復するにふさわしい。またその場合に、深く屈曲した体躯と水幕で回折波が弱化されるため、方位が絞り込めるが、そのまま、にじり回転することは容易である。にじり回転することで、例えばまったく逆の方向の衛星情報を得たり、90度右方向の衛星情報を得たりすることもでき、それらを積算すれば、より正確な情報が得られるという多大な効果をそうする。本方法は、水や食料がまだあることを想起させ、混乱しがちな局面でもあせりを防止する。(従来の方法では方位を出すためによけい歩かされるということになってしまい、体もつかれ、時間も消費し、食品や水分補給も不適切に消費されてしまい、それがまた焦りを助長しという結果となり、本来悪化していなかった局面が機器の特性により、よけい悪化することに貢献してしまうという困った問題があった。たとえばコンハ゜スでさえそれが確かでない場合は時間をかけてそこでじっとして、計測しなおしてもあまり効果がないので、歩いて視認できる場所まで出ねばならない、あるいは、霧が晴れるまで待つなどのあてにならぬことをせねばならず、同様の局面をあっかさせることになった。本提案では時間をかけてじっとしていて計測に時間をついやすだけ正確な値が得られるので、そのようなことはない。)


図9は正八面体であるが、ひとつのモデル化として、かりに、Aが頭部、Cが左肘、Bが右肘、Fが両てのひらと両膝、Eが右腰、Dが左腰とみなすと、細部が捨象され、各部の関係と連関の様相と概要が把握しやすくなるものと考えられる。ここで、肘をはりだしていること、あえて腰をひいていること、膝をとじていることに注目したい。また、膝まづいていても特に問題ない。これは山岳において、休息を得る場合でのあるていど自然なポーズとも言える。そのような状況で行える。





フリークライミングは、ヨーロッパで登山が発生したころから行われてきたが、はっきりと「フリークライミング」を目的として行われるようになったのは 1950年代のヨセミテであるとされている。アレン・ステック、ジョン・サラテ、ロイヤル・ロビンス、イヴォン・シュイナード、トム・フロストなどが、ボルトをなるべく排除したクリーンなスタイルでクライミングを行い、麻のロープを腰に巻くような古い装備で、既に5.10代のルートや、長大かつ冒険的なルートが拓かれていた。その後、フリークライミングの「グレードを押し上げる」という意味での中心はフランスに移った。良質な石灰岩の岩場に恵まれ、ヨセミテの「ルートはあくまで下から開拓する」というグラウンド・アップの原則を排除して、岩場上部から懸垂下降してのボルト打設を行うフレンチ・スタイルは、グレードを押し上げる点においてはヨセミテの方式よりも遙かに効率的であった。そうした中で、さらにスポーツとしての発展を目指すべく、ジャン・クロード・ドロワイエは残置ピトンなどの人工物をホールド(手懸かり)やスタンス(足場)として使用することをやめるよう提唱し、次第に広く受け入れられるようになり、フリークライミングとは「自然の造形のみをホールドやスタンスにして登る」ということが一般化された。フランスでは岩を削ってルートを開拓するチッピングもさかんに行われていたが、次第にこうした傾向も下火になり、(まだ一部では行われている)あるがままを登り、可能な限りクリーンなスタイルを目指すという原則が認知されてきた。









1.水を入れられる構成・構造を描く 2.背負っている図を描く。
図は、クッションを示している。クライミンク゛ではホ゛ルタ゛リンク゛という練習がある。これは岸壁によじ登り横方向に動くことで高度な動き(いわゆるムーブと呼ばれる)の練習を行うものであって、垂直に登ることよりも練習効果が高く上達の近道といわれている。この際に、力尽きた際に地面に向かって足から飛び降りることが良く行われる。これがうまくできなかった場合にハ゛ランスを崩して倒れた場合などもありうるし、手が滑って落ちる場合もある。その場合に、エアバッグとよばれる1mx2mx9cmあるいはそれ以上の軽量のマット(例えばBEALヘ゛ア―ル社等のものが広く流通しており入手可能)を用意すことは近年珍しくなくなっている。クライミンク゛の高度化にともなってお高度のなムーブを練習するためである。これは、岩場に持参するときには二つおり、あるいは三つおりにして畳んで背負って歩くことになる。この状態を図にしめす。この状態でこの中にカーボンがんしんをさせると、有効なGPS方位情報取得のための支援器具ともなることができる。これをまず提案する。次いで、それと独立にあるいはそれと兼ねて、中央部近傍に一定の強度を有するビニル袋
を用意しておく。そこに必要があれば、水あるいは塩水などを注入でき密閉できるようにしておくとなおよい。すると、現地で(クライミンク゛ウオールは海岸(小田原、湯河原)や川沿い(ふたごやま周辺エリア)にも多い)海水や河の水を注ぎ入れることで有効なL1 CAコート゛電磁波の遮蔽が簡単にできあがる。いずれにしても運搬して持参するものであるからその運搬は苦にならないし、しかも、現地でマット以外の活用ができ、それは、必要な事前の登攀ルート同定や登攀場所決定あるいはテント設営場所決定や、近隣で生じた場合の探索救助などの、ための方位決めに有効に機能でき、多大な効果を奏する。
Size : 100cm×132cm×9cm
・Weight : 5.2kg
・Color : Black













羊羹について
# ^ 糖度が約70度と高いため、腐りにくく、かつて賞味期限を2年と表示した時期もあった。ただ、期間が長いと防腐剤を使っていると誤解を受けやすいことを危惧して、業界にはあえて期間を短く表示する傾向もある。『ようかん変身新商品』ashahi.com(2011年10月06日配信) より引用

羊羹(ようかん)は、一般には小豆を主体とした餡を型(羊かん舟)に流し込み寒天で固めた和菓子である。 寒天の添加量が多くしっかりとした固さの煉羊羹と、寒天が少なく柔らかい水羊羹の二種類があり、単に「羊羹」と称した場合は煉羊羹を指すことが多い。煉羊羹は糖度が高いので一年以上の長期保存が可能なものが多い[1]。寒天で固めるのではなく、小麦粉や葛粉を加えて蒸し固める製法もあり、これは蒸し羊羹と呼ばれる。

現在では、この他にも食品が練り込まれた羊羹が存在し、土産品やお茶請けとして広く親しまれている。比較的高級な羊羹が切り分けて食べる棹物であるのに対し、安価な駄菓子として一口サイズで小分け包装された製品も開発された。特殊な包装としては、ゴム風船の中に詰めた玉羊羹が昭和時代に誕生している。



羊羹の材料

* 小豆 - 餡にするほか、食感を楽しむために粒のまま混ぜることもある。
* 白いんげん - 白餡にして羊羹に使うと、白色の羊羹となる。食紅で一部を着色した紅白羊羹は、縁起物として正月などの特別な行事の菓子として用いる場合がある。
* 栗 - 甘露煮の栗を混ぜたり散らしたりする。
* サツマイモ - 芋羊羹
* 柿 - 柿で作ったジャムをそのまま寒天で固める方法と、白餡に混ぜて固める方法がある。
* イチジク
* ハッカ - 香料として。
* 塩 - 塩羊羹
* 蕗を使用する羊羹もある。

なお、羊羹には、ここで挙げられている以外の食品が練り込まれる場合もある。

あくまでも参考例として示すものであるけれども、登山などで、水分と糖分および塩分および必要な栄養素が容易に摂取でき、長期保存も可能な羊羹で本発明を具現化しても適している。糖度7割ということは、エネルキ゛ー供給に効率が良いし、2年以上も持つということも役立つ。自分だけでなく救助する相手にも適切な摂取物となろう。また高齢者などにも好まれる可能性が高いし日常的に接している食品・菓子であるだけに危機的状況でも落ち着いて行動するような精神的にも安定する効果が日本人等の場合大きく期待できる。また手作りも案外容易であることも普及に拍車をかけるであろう。




2.左右にある透明な薄型の板は、上にもscrew capの口がある。下にもscrewcapの口がある。とする。
3.左右を連結する、左右連絡部はチューブで構成してもよい。そのチューブの両端はスクリューキャップの口になっている。中心部にもスクリューキャップの口がある。
4.左右連絡部チューブと左右を繋ぐのは、メスーメスのscrew cap式道具で連結できる。
5. 左右連絡部チューブの中央にも、screw
capの口がある。その連結部の中央が、が少し位置的に低くなっている。
6 直前に記した「その連結部の中央が、が少し位置的に低くなっている」箇所に配備されているscrewcapの口と、経口補水tubeのこちらの端はscrewcapの口となっていて、メスーメスのscrew cap式道具で、左右連絡部チューブの中央にも、連結可能となっている。(左右の水筒にも直結でも連結可能となっている)。
7.左右連絡部チューブと左右を繋ぐのは、メスーメスのscrew cap式道具で連結でき、そのようにしたばあい、左右の双方のサイドにおける水位は、screw cap1、screw cap2を、双方ともゆるめておくか、開放して、大気圧を取り込める状態ならば、同じ高さ水位を示す。(パスカルの原理)。
8. たとえばscrewcap1だけを登山の前に閉鎖しておく。Screwcap2を緩めておく。左右を連結しておく。この状態で登山を開始すると、経口補水もできつつ、登山中に高度があがると、(あるいは低気圧・高気圧が接近すると)、左右の液体がそれぞれの気体から受ける気圧が変動するためその差をなくすために水位の左右差が生まれる。その水位差を読み取れる目盛がつけられている。その差に相当する重量が、大気圧の差である。このようにして高度の検証が簡単にできるためGPSの高度情報の誤差を補完することができる。高度けいを持参する必要はない。ちなみにGPSの高度誤差は、水平誤差よりも大きいことは良く周知された事実であるため、この装置は意味がある。どうせ水を背負っていくならば役に立つ形で運搬したいという希望をかなえることができる。
9.両方を分離して液体が混じらないようにして経口補水チューブをそれぞれに用意して口元で選別することもできる。これは糖度の高い栄養水や果実系のジュースと純水を選別して分けて口にしたいときや、熱中症や脱水症状を防ぐための経口補水塩を摂取するためのチューブと、純水の摂取を要する場合のチューブと、を分けることで効率的な機能的な登山ができる。近年は、トレイルミックスと称して、糖度と塩分の双方ともに高い傾向食品を行動しながら摂取したり、そうしたジェル型食品または、そのたいぷの液体を摂取することで高度な行動力を維持し続けながら登山などのアクテビヴィティを完遂することがよく尊ばれている。そういた需要にもこたえることができる。

ストレッチは身体的運動能力を高めけがを予防する。クライミンク゛の前にはストレッチをすることが強く推奨されている。初心者が、ストレッチをせずにクライミンク゛をしようとすると、ストレッチをする時間がないなら、クライミンク゛をする時間が無いということだという箴言がある。それほど怪我を戒める箴言とみなされている。図1600はマリナース゛で活躍するイチロー選手のストレッチシーンであるが、一隆の選手はストレッチを必ず行う。それは精神的集中と身体的エネルキ゛ーの集中的な発動を円滑に行いやすくする。本提案は、身体および水膜を用いて遮蔽構造を作ることがあるため、その際に、ストレッチのような効果を生むことにも指摘しておく。むやみに動きまわることは危険を増すことは既に述べた。同時に、落ち着いて、腰を落として現在の方位などを確認し、立ち止まり、状況を見定めつつ身体のある種の形を要請する。その時にストレッチを思い出しつつその形態をとれる利点がある。そのようなことが落ち着きと、判断力の回復を想起させるである。そうした点も、本提案の特徴、時間をかけるほどに情報が集まる(まったく位置の移動を要さずに、たんに方向をにじり回転させるだけで別の新たな情報が集まるため)ため、その後の、落ち着いた行動を誘発できる。
そもそも無駄なく、あまりものを考えすぎることなく(磁石の場合電流や地質や偏角や自差や目に見えぬいろいろなものを想定し想像力をたくましくして考えねばならないし、方位も誤差と分離できない。地物同定による方位取得の事前場合知識がない海外ではどうしようもなく、知識を同時に取得するには時間も消費し知的資源も消費して不安が増大する、本方法は世界のどこにいても同じでありとにかく反射波が入ってこない以上ほとんど間違った答えになる可能性はないため見晴らしが少なくとも一方に良い場所であれば特に気にすることはほとんどない)、情報収集ができるのが、この方法の利点なのである。


The following is just a memo.
次には低コスト性について述べる。廉価性のことである。軽量性とコンハ゜クト性についても述べる。これらは市民レヘ゛ルでの活動支援にきわめて重要である。
まずGPS受信機、これは非常に低コストで高性能なものが普及している。特に日本はそうである。それが携帯電にも入っている。コストは一万円を切って数千円で受信機が流通している。軽量性・コンハ゜スクトさは言うまでもない。携帯電話に入っていることからあきらである。
次に、高分子SAPは、ホ゜リアクリルルさんナトリウムなどの冷媒、温暖剤は極めて廉価、軽量、こんぱくとである。廉価性はグラム数円の単位で流通しており、保冷剤の流通価格はほとんどがその高分子でなく、その包装や装着のための洋装代金であるため保冷剤二個ハ゜ックでそれを首に巻きつける巻き付け布が一つのハ゜ックは保冷剤1個と布た1つのハ゜ックと同等の子女価格で流通していることからもわかる(つまりほとんどホ゜リアクリル酸ナトリウムは無料に近いのである)。軽量性・コンハ゜スクトさは言うまでもない。アウトト゛ア用では粉末にすして携帯すれば現場でヒ゛ニル袋にて水(必ずしも飲料水でなくても良い)を入れれば自重の1000倍の水を給水することからも明らかである。
次に装着のためのヒ゛ニル袋、PP(ホ゜リエチレン)袋・容器、PE(ポリエステル)袋・容器・繊維等の廉価性も言うまでもない。これらは100円均一ショッフ゜の定番商品であることからも明らかである。熱可塑性に優れ、熱で自己溶着させることができ、ホットメルトボンドでも容易に接合する[この際はホットメルトガンという廉価・小型・軽量の装置が普及している。その際の接合物質もきわめて廉価である]。これらの化学的接着材も高性能なものが次々と廉価に登場している。またほかの素材でも構わないのはもちろんである。

さらに、要素部位の結合には、ベルクロテープ、両面テープ、ぬのてーぷ、ガムテープ、セロハンテープ、寺岡テープ、接着剤、天然コ゛ム製の自己粘着力を利用したはがせるテーフ゜(はがせる包帯などとして広く廉価に流通しておりどこの薬局でも容易に入手できる)、長岡正夫式磁石(どちらの向きにても、強力なネオジム磁石の磁力、で一瞬で、結合するため利便性が高い。容器の中で、磁石が自己回転し、S極、N極の向きを気にしなくも結合する良いため、どちらの向きでも結合できる着脱の容易さが行動中の集中力を妨げない点で活用性がてきせつな場合もある)。これらの軽量性・コンハ゜クト性も言うまででもない。



先に低コスト性についてすなわち廉価性について述べた。同時に、先に軽量性とコンハ゜クト性についても述べた。これらは市民レヘ゛ルでの活動支援にきわめて重要である。
次に、市民レヘ゛ルの活動が重要性を増していることについてのべる。震災復興支援に政府は、省庁横断的に次の施策を打ち出している。訪問支援による復興である。
これは、現地までの乗継の公共交通機関などによる経済効果も見込める、実際に直接対面することによる理解の促進とその国民的拡散も見込めるし、また共感的理解による情報伝達の深みも生まれるし、実際に顔を合わせて話をすることによる精神的な支えとなることも重要であるし、きめ細やかな要望が伝わるということなど、さまざまな実際的な効果が現実にあるために行われているものである。
しかるにこうした活動のタ゛イナミス゛ムは真に望ましいことであるが、警察でも消防でも訓練を受けた歩兵でもない一般市民がなんらの手助けもなく現地に行くのであるから、やはりなんらかの支援機器がいかなるささやかなものでも廉価・小型・軽量で使えるものがあるのは支援となるのである。これは身近な市販薬量販店などで誰でもが(特に許可などを要せず)廉価手に入る軽量・コンハ゜クトな素材のみで構成でき事前に練習などできるものが望ましい。この要件に非常に良い本方法は適合する。こうした技術の支えがあってこそ、復興支援のための訪問支援などの意味ある施策も一層促進されることになり多大な効果を奏する。

また、国際緊急援助隊等の活動ですら、実際は、現実には別に職業を有している、医者、消防官、警察官、などが休暇を取って市民として参加するものが多い。これもある意味では市民参加レヘ゛ルの活動であり、それを支援するには、廉価・小型・軽量なもので、あって身近なものを組み合わせて使えるものが求められているのである。
国際社会に目を転じても、NPOとしての活動も熟してきており、正当な議論がきちんと行われるような局面になってきおり、そうした際に本提案は市民レヘ゛ルの活動支援に役立つ。
また国際社会で紛争地帯に派遣される商社マンやヒ゛シ゛ネスマンや外交、安全保障業務に携わる職員や家族においても、勃発した地域紛争などによって生じた危険度の高まりによって、政府が邦人脱出に手配した特別脱出便の急な連絡にしたがって、現地の国際空港まで現地滞在先からできるだけ徒歩にて最小限の荷物だけを所持して安全に、ときに、政府から指示された、あるいは、現地情報にで得られた危険地帯を避けつつ、迂回路を通って、到達せねばならない際などに、廉価・軽量・コンハ゜クトでとくに問題にならないもので行動せねばならないときに適合する。このようなことを考えねばならないときもあり、そうした際にはあわてることなく冷静かつ現実的に対処せねばならない。そうした場合の支援を少しでも廉価かつ軽量・コンハ゜クトな方法として多大な効果を奏する。
また極地探検、踏査、調査、なども往時よりも、グリーンツーリズム、などの影響で市民が参加することが激増している。そのような磁石が活用できない場面での例にも本提案は、決して廉価性、軽量性、コンハ゜クト性という重要な道をはずさずに、市民レベルの活用に、極めて好適に適合する稀有な支援手法として多大な効果を奏するのである。

先に、極地探検などの活用の有用性についても述べた。
次に、身体に張り付けるかのように液体を保存できることの利点について述べる。
つまり、体温で氷結しないように、ハイドレーションシステムを、身体の体温で保温することは生命の安全に最重要課題となるのである。なぜならば、氷結はすなわち飲み水の補給の不可能を意味するため、極めて負荷の大きい行動の不可能が必然的帰結となるのからある。そのために氷を溶かしたしりすることは燃料の消費につながるし、時間の浪費による日没の到来という予定外の危険を将来する可能性もある。こうしたことのため、寒冷地では、その予定が厳しければ厳しいほど、ハイト゛レーションシステムの内容物の氷結は体温で温めてでも避けたいことになってくる。この目的のためには体にそうように格納できる本提案手法は極めて適切な手法となってくるのである。予備のコンハ゜ートメントはまさに衣服の下において、ヘ゛ルクロテーフ゜等すでに述べた方法ででつけておいてもよいし、身体にそのまま、いわゆる、包帯どうしくっつく・よく伸びる、いわゆる自着性伸縮包帯(例えば3M社 Nexcare, ポリエステル基材、粘着剤は天然コ゛ム系)で簡易にとめておくほうほうをとっても利便性が高まる。自着性なので包帯どめが不要であり、包帯どうしがくっつくのでずれ難くほどけにくく、皮膚や毛髪にはくっつかないようになっており、良く伸びるのでどの部位にもフィットし、使い捨ても可能な廉価特性を有している。この場合、ハイト゛レーションシステムのの最初の内容物が尽きたときの交換の際にも、交換が手早くおこなえるうえ、氷結しているものを燃料を使って溶かすという手間を省けるため、過酷な環境での一時も無駄にせず先へ進むべき場合に、水分または栄養分または行動に必要なミネラルやビタミンの経口摂取を適切に迅速に継続でき、ひいては行動も円滑に効率的に継続できる、というきわmてすぐれた利点がある。
このあたりの事情については、以下の成書にも詳しい。(登山医学カ゛イト゛フ゛ック)
災害時における食と福祉については、次が参考になる。災害時における保存食になる寒天や羊羹など日持ちのする食品が本装置の遮蔽に適すことは既に述べた。食品の製造方法と日もちについては以下を参照されたい。
(災害時における食と福祉、新潟大学地域連携、編、A5,226P、被災者の生活をささえる食を中心に取り組む、3990円株式会社光琳出版)

災害時における食と福祉については、次が参考になる。災害時における保存食になる寒レトルト食品など日持ちのする食品が本装置の遮蔽に適すことは既に述べた。食品の製造方法と日もちについては以下を参照されたい。包装材としては、プラスチック・ビニル包装をであるものを含み、それら包装材はL1電磁波に対して吸収性がなく透明であり影響を与えない。
レトルト食品、3058円、工程管理、加熱殺菌、」製造、株式会社光琳出版

災害時における食と福祉については、次が参考になる。災害時における保存食になる寒レトルト食品など日持ちのする食品が本装置の遮蔽に適すことは既に述べた。食品の製造方法と日もちについては以下を参照されたい。包装材としては、プラスチック・ビニル包装をであるものを含み、それら包装材はL1電磁波に対して吸収性がなく透明であり影響を与えない。
レトルト食品、3058円、工程管理、加熱殺菌、」製造、株式会社光琳出版

次に回折について述べる。
回折とは、波が障害物や穴を通過する際、障害物の後ろ側まで回りこむ現象の事を言います
回折現象は、障害物や穴の大きさが、波の波長と同程度以下になると大きく効いてくると言われます。逆に、波長よりもかなり大きな穴や障害物に対しては、回折現象はあまり起こらず、直進する成分が強くなります。



次に回折について述べる。
世界大百科事典 第2版の解説では次のようになっている。
回折 diffraction

スリットに平面波を進入させたとき,
スリットの幅が波長と同程度になると,
波はスリットを中心とした円形に広がり,
スリットの背後にまわり込んでいく。また,
波が障害物にあたったときも,
障害物の大きさが波長に比べて小さいと,
障害物の幾何学的な
影の部分にも波がまわり込んでいく。
このように,
スリットの背後や
障害物の幾何学的な影の部分に
波がまわり込む
現象を波の回折という。

回折現象が著しいかどうかは,
波長と
スリットの間隔や
障害物の大きさ
の関係
によって決まり,

スリットの間隔や
障害物の大きさが
波長に比べて
大きい
ときには
回折現象はあまり顕著でなく,
直進現象が著しく見られ,

逆に,スリットの間隔や
障害物の大きさが
波長に比べて
小さい
ときには,
回折現象は著しくなり,
同時に直進現象は目だたなくなる。・・・




次に回折について述べる。
世界大百科事典 第2版の解説では次のようになっている。
回折 かいせつ diffraction

スリットに平面波を進入させたとき,スリットの幅が波長と同程度になると,波はスリットを中心とした円形に広がり,スリットの背後にまわり込んでいく。

また,波が障害物にあたったときも,障害物の大きさが波長に比べて小さいと,障害物の幾何学的な影の部分にも波がまわり込んでいく。

(本稿でまず提案している程の円筒[としての障害物]と、GPS波では、これに相当すると考えられる。)

このように,スリットの背後や障害物の幾何学的な影の部分に波がまわり込む現象を波の回折という。

回折現象が著しいかどうかは,波長とスリットの間隔や障害物の大きさの関係によって決まり,
スリットの間隔や障害物の大きさが波長に比べて大きいときには回折現象はあまり顕著でなく,
直進現象が著しく見られ

(本稿でまず提案している程の円筒(のスリットの間隔や障害物としての大きさ)とGPS波はこれに相当すると考えらる),

逆に,スリットの間隔や障害物の大きさが波長に比べて小さいときには,回折現象は著しくなり,同時に直進現象は目だたなくなる。

(本稿でまず提案している程の円筒(のスリットの間隔や障害物としての大きさ)とGPS波はこちらには、まずは相当していないと考えられる(明細書にはこうは書かないが)),

したがって,波長の長い水の波や音では回折現象が容易に観察でき,例えば音は波長が数十cmから数mまでの空気中を伝搬する波で,したがって,ついたてぐらいでは影に隠れて見えない発音体の音も,回折によって聞くことができる。これに対して光の場合には,その波長が日常出会う物体の大きさに比較して著しく小さいため,回折現象の発見は遅れ,その結果,光の粒子説が長い間,信じられていたということができる。

回折によって光が影の部分にまわり込むところに写真乾板をおくと,写真乾板には回折光の強さの変化に応じた明暗の縞ができ,これを回折像と呼ぶ。
光の回折には,
フレネル回折と
フラウンホーファー回折が
ある。

平行光(したがって光源は無限遠にある)でスリットや障害物を照明して,
有限の距離で回折現象をとらえるものが
前者であり,

無限の距離でそれをとらえるものが
後者である。

フレネル回折が
無限に遠ざかるに従って
フラウンホーファー回折に
近づくので,
両者の間に本質的な差異はない
が,場合によってはかなり違った回折像を示す。

回折現象の研究は,17世紀の F. M. グリマルディに始まり,T. ヤング,A. J. フレネルら多くの人々によって研究されてきた。回折現象を説明する理論には,大きく分けて
ホイヘンス=フレネルの理論と
ヤングの理論がある。

前者は
ホイヘンスの原理
に基づくものであり,
回折現象が生ずるスリットや障害物の通過領域に
二次的な球面波を出す二次波源を考え,
二次波源からの球面波の干渉として回折現象を説明しようとするものである。

後者は
周辺回折波の原理
とも呼ばれ,
回折現象を生じさせるスリットや障害物の
周辺
から
回折波が発生し,
この周辺回折波と
周辺以外の部分を一様に通過する平面波と
の干渉によって
回折現象を説明するものである。

理論的には,
ホイヘンス=フレネルの回折理論は回折面における
面積分に帰するため,その評価が容易であり
今日まで多くの人々によって発展させられてきた。

一方,ヤングの
周辺回折波の理論は,回折を起こす周辺の
線積分に帰するため,
周辺の形状が複雑になるとその評価が困難となるが,
物理的背景が理解しやすいことから近年急速な発展が見られるようになってきた。

回折現象は,すべての波動に対して生ずるもので,
X 線,電子線,中性子線などの回折は,結晶構造の解析などに用いられている。
⇒X線回折‖中性子回折‖電子線回折 朝倉 利光







これは簡単に述べれば、ある地点からある日時(または日時期間)にある量の希薄ガス様動態を示す物質が放出されたとの条件(または前提)し、ある気象条件の予測の元に、それらがどのように空間的に拡散するかを迅速に予測する、システム、そしてそれを通達するシステムということになろう。希薄ガス様動態を示す物質とのべたものは、現実には、放射性粒子を含む気体ということになろう。
このとき、計算用セルの大きさを指定することができる。
出力画像は地図上に等値線で示されることができる。実効線量(effective
dose)である。
山岳領域を業務(科学調査・踏査・設備点検)であるいは自発的に旅しているもの(もちろん)世界を旅しているものを含む。そのような場面も同じで)は、自身の危険回避を図ることになる。衛星電話や携帯電話を所持していることが最近ではふえているためまた原子力発電所は世界にふえているためこうした場面も増加するであろう。
そのばあい、上記のような画面が衛星電話等で情報として得られその画面に描き出されれつつ数値情報も得られるということは現代においてめずらしいことではない。そこで、GPSを所持していれば自身の位置も同地図上にポイントできる。そして静止時方位もわかれば、無駄なく((無駄なく、こうりつてきの意味は試行歩行・試行移動で無駄に体力を消耗せず、無駄に時間を消費せず、その消費によって失われなかった時間をつぎの高度な行動決定のために情報収集のために活用でき、無駄な移動に要した水やエネルギー源である食糧を節約でき、無駄な移動に要した時間のために方位がわかったときにはつぎの気象条件にかわっていて、かえっていみのないけっかになったということをさけることができ、などの有効に役立つ。図にあるように、線量計算の概念図としては、各セルの放射性粒子からの寄与を考慮し、線量を計算する。

はじめになぜ筆者がこの・・・;立場を明らかにしておかねばならないが、それは、現代において・・・科学に従事するものとして、・・・せねばならない。特に特定のものを指弾するという意図ではなく、とにかく、そのようなことが生じることは明らかとなったし、しかし、それにたいして出来る寄与をなすというだけのスタンスである。その意味でなんらの政策的なまたは政治的な意図を有しているものではないことをのべておきたい。
とにかく、

原子力による発電は、「…という有効性を持つ反面、一度事故が発生した場合には広範囲に影響を及ぼす危険性を秘めている」と、論文の冒頭に述べられているとおりの現代であるから、その際に自身を少しでも守ることのできる需要が生じており、そのような需要にこたえようとするものである。

特に次のような記事における政府の見解の正しさについてその正当性にコメント(その判断が正しいとか誤りとかを述べる)意図ははくないし、今後もそれを企図していないことを明らかにしておきたい。
放射能拡散予測の非公表「適当」 文科省が事故対応検証

文科省によるSPEEDIの拡散予測。2011年3月15日のデータ(文科省提供)

文部科学省は27日、東京電力福島第1原発事故後の同省の対応の検証結果を公表した。住民避難に役立てるはずの緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム「SPEEDI」の拡散予測を当初、公表しなかったことについては「仮定に基づく計算で現実をシミュレーションしたとは言い難いとの認識は適当だった」と正当化した。

同省は記者会見で「文科省はSPEEDIの結果を公表する立場ではない」とも説明した。

政府の事故調査委員会は、23日公表の最終報告で「拡散予測の公表で住民が適切に避難のタイミングを選択できた可能性がある」と指摘した。


2012/07/27 18:50 共同通信
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発明者の意図は、上記の判断の当否にはない。むしろ、将来、正しく、公表がなされるだけの成熟した時代が来た場合を想定し、その際に、海外での言語の直接対話により情報収集が難しい海外個人旅行者(しかし携帯衛星電話よるなどしてData情報は得やすい人)なり、山岳旅行者等が、正しく行動決定と行動開始ができるような、方位情報取得方法の提案を狙っているのである。

それができれば、
「拡散予測の公表で住民が適切に避難のタイミングを選択できた可能性」も高まるし、「適切に避難の方向性、経路を選択できた可能性」も高まると思えるのである。
こうしたことは、集団の防災や避難のみをことさら重視する向きには、ひとりひとりがひとりひとりの意思決定により自主的な行動決定することには違和感があるやもしれぬが、それ自体がある程度古い考え方にとらわれているとも言える。現代の小中学校では「自分で考えて行動する」という点の教育の遅れが認識されている。「津波テンデンコ」も判断の遅れ、が致命的な結果になることを占めている教訓となっていると思われる。これは新たな文化をもたらすものである。ただ欧米においては当然のことである。
また本来のひとりひとりを大切にする思想なくしては防災意識も責任のがれの権威保身に終始する空疎でむなしいものとなろう。それがどのようなけっかをもたらしているかにつては本稿の趣旨でないため、割愛する。

町中で暮らしている場合にはもちろん自治体や国による避難の指示を待つというあり方を否定するものではない。リスク評価ではなく、リスク管理は、個々人の意思決定を尊重すべきであろうと思われるからである。ただ、次のような場合にはどうであろうかを考える。

たとえば、趣味でも業務でも、山岳域を旅している場合である。テントを背負って食糧を予定日数所持しての自炊山岳旅行は現代ではさほど珍しくない。予定日数+α分の食住(時に衣=防寒)をすべて詰めて移動しているのである。その際に生じる原子力発電所事故と無縁な地域はもはや我が国には存在しない。携帯ラジオなどを所持しているであろうから、その際の情報は比較的に入手できるであろう。さらに衛星電話も所持しているだろう時代はすぐ目の前である(衛星電話の値下げが最近もまた発表された)。そうした際に、登山中であれば、いわゆるもっとも人気の高い、縦走を行っている場合であれば、現在その際も、稜線に居ることも多く、旅慣れた人であれば、稜線のどちらの方向に降りて下山しても無事に帰宅できるだけの計画変更を瞬時に構想することはできる。ただ、その際に、方位の誤りは致命的な問題を引き起こす。

また、欧州を旅しているバックパックを持ってということも珍しくない。国際化の現代そのようなことは必要とさえ目される。ところが、欧州においても、原子力事故の被害と無縁ではいられない。1986年チェルノブイリの原発事故の放射性物質の大気中放出の影響はイギリス、フランス、ノルウエー、等まで及んでいることは地図上に描かれた影響で明らとなっている。。これらも、当時のソ連政府の対応の遅れもあり、広範囲および甚大な被害がでた。現代では、フランスのNPOの活動に見られるように、自主的に正確な情報を共有する収集・伝達するシステムが確立しつつある。これを得ることは誰でもできる。そして今求められているのはその情報を得て、行動決定をするための手段を拡充することであると考えられる。

本提案はそれに対するひとつの回答を与えるものと考えられる。すぐれた廉価性、汎用品流用可能性、簡易性、小型軽量性、などがあげられる。ほかの、道具(衛星電話などの普及、格安化)も拍車をかける。

基本的に、波長の整数倍の遮蔽物があると、遮蔽は安定する。
たとえば、ウオーターフロント(東京、シドニー、NY,アムステルダム、ロンドン等多い)の高層ビル(オフィスビル、ショッピングセンター、宿泊施設、住居専用ビル)街での海に面したビルを背にした場合のビル陰、例えば、航行中の巨大客船の船側デッキで海を眺めている状況、等をイメージすると一義的には成立する。またそれに類似の状況でも良い。

また訪問先の高層ビルのオフィスの中の窓からの眺望(防衛庁市ヶ谷A棟10階)でも良いし、カフェ窓(たとえば幕張ニューオータニ34階ベイコートカフェ)からの眺望でも同じであるし、おおがた旅客航空機の窓、乗員定数10数名以上の救助用・物資郵送総用(例えばしこルスキー)リの窓に装置を押し当てた状況でも同じである。また小型客船での水上ボートでも行ける場合がある。
筆者は登山とクライミングを趣味とするが、特にその領域では好適に適合する。クライミングは巨大な垂壁を相手にする。ところが、その位置を特定することが あンガイ 困難であることがある。顔つきは似ているが、違うルートであったりする。名前がかいてあるわけでない。そこで、位置は類似であって、誤差のあるGPSの測地では正しいかどうか面倒である。手がかかる。そのときに、向いている方位で割り出すと案外簡単に同定できる。この際、岩肌が近いので、地質的にじきこんパスが信用力が下がっている。そこでGPSでというおことになるのである。このようにいうとわかってもらえることが多い。またクライミングの精神として、なにもかも機械にたよるのをよしとしない。自然と人間のある程度の一体感の中で、最低限の安全確保これだけはという安全確保のために、万一の場合にも生命を守るだけの機械を絶対な安全のために使うのである。そういう意味で、あまりに精密な方位ジャイロなどを持っていくというのもなにか興ざめである。そこで、しかしコンパスでは心もとない。GPSはせっかく持っていくのに、それだけでは、もったいない。そういう状況での発明なのである。

山でも事情は似ている。トラバースとの言葉がある。横切るというほどの意味の用語である。どういう意味かというと、山頂と山頂を結ぶ稜線を歩くのが基本であるが、常にそれができるとは限らない。強風すぎて、暴風雨で、細い稜線は滑落の危険がある場合もある。ナイフエッジに近い稜線もあり滑落すれば命はない。そういう場合恐怖におののく。そこで、少し山腹を巻くように別ルートを開発する。そのような道も相応の危険があるがそのほうがまだましということである。それを行くときに、トラバースという言葉が良くでてくる。この場合、先ほどの垂壁と類似の状況が出てきていることに留意されたい。その場合に、休憩時に、GPSを使えば、方位が正しい面を向いている確認できる。不思議に思うやもしれぬが、案外、コル(広々とした面)で霧に巻かれていて、そこでの歩き出しをまちがえたりすると、違う稜線をとって知らずに数時間以上歩き続けており(それでも特に絶大な矛盾というものに遭遇することがないためにこれが大きな遭難につながることがある)、それを、あるトラバースのとき方位の矛盾を検出できると何かがおかしいと早期に道迷いに気づくのである。それはそのためにたいへんな危機と知能を有するというのではなこまるのであり、簡単に、ああやっぱりあっている、とその測定に信頼がおけて、簡単に清む方法でなければだめなのである。コンパスはカンイであるが信頼がおけないので結局は使わなくなる傾向が強い。視覚情報がつかえない霧の中なので仮にコンパスwが矛盾を示唆しても、磁気の狂いであろう程度にして澄ませてしまい、あまり基本的な重要な箴言として見られることがない。その意味で、山岳ではそれを補完するものがもとめられていた。(これは世界でも有数の火山国(よって温泉でも有名)である我が国の山岳地域[磁気を帯びた溶岩帯が珍しくないーたとえば北アルプスの焼岳、八ヶ岳の赤岳など枚挙にいとまがない]]において、それも、雪深くない夏場の話、であり、北欧の深い雪上の平原などではまた別やもしれぬ)。
であるため、本提案は火山学の研究フィールドなどにおいても有用であると思われる。吉良ウエア火山やピナツボ火山、アイスランドなどあるいはその近隣である。カン大変要火山帯fire of ringと呼ばれる地域でもその活用が向いている。また南極にも火山があるため南極にも向いている。キリマンジャロも火山であったと思う。アコンカグアもそうであったと思う。マッキンリーの総であったと思う。当然富士山は火山である。我が国は世界の火山の10%があつまっており、そのことをめあてに旅行者が訪れることも知っている人は少ない。


下記の関連で描くと良いのかな.
医学、看護学、保健、
放射線

時間圧力を伴う危険回避行動(おもに徒歩)
1. 津波、(津波てんでんこ、という言葉が象徴するように、平時には有効かもしれない「横並び」ではない、個々人の判断による迅速な行動決断と即座の行動実施が生死を分けることが知られている.そうした場合には土地カンがある場合にはそれに沿えばよいが、出張などで訪問しただけの地域等の場合、各種情報として支援機器として有効と思われる)
2. 雪崩(日中の気温異常上昇での雪崩注意報などの予測に基づく場合.,または、忍び寄る日没との戦いで急ぎつぼ足や山スキー装備で、安全地帯へ(現在の位置は雪崩多発地帯でないにしても急いで時間圧力の中雪崩多発地帯を横切りあるいは横切らずに)徒歩する場合)、
3. 放射性物質(微粒子)迅速拡散予測に伴う(避難する、または、しない場合の)行動の決定(この場合空間線量の地理的特性は刻々変動するので洞窟に隠れるなどの方策もある)
4. 冷却喪失により原子力発電所の水蒸気爆発の可能性があるとの通報があった場合.この場合は基本的には1日以上あとである場合がありうるため、風向き予測なども計算にいれつつ、遠方にという方向性と、風下にならぬ地形方向に、などの自己のリスク評価とリスク管理に基づく予測力に賭けていく行動になろうけれども、土地カンがある場合には、だいたいあたるであろう.
5. 火山の噴火、水蒸気爆発、火砕流の予測に基づくその方向を避けての避難.
6. 洪水などの対処.
7. 海外等で暴動発生地域情報がある場合、そのエリアに踏み込まず、そのエリアを避けての避難、あるいは、脱出機が手配された連絡が大使館よりあった場合の指定空港への徒歩等による、なれない地理状況での、危険指定エリアに踏み込まないように確認しながらの、到達支援
8. 我が国ではあまり例がないと思われるが、海外紛争多発地域などで、踏み込んではいけないとされる(紛争に巻き込まれる)危険エリアがある場合、この方向に進んでいけばそのエリアに入ってしまうということを静止時方位から警告する能力.
9. 漂流におけるこぎつけるべき場所が見えた場合に、体力を費やしてまでこぎつけるべきか、あるいは、泳ぎつけるべきか、そのような決断をする際に方位は重要であるが、移動によるGPS測位差分をとっていたのでは、ちゅうりょうにそって遅れてしまう、などの場合、(また移動では視覚的に最初の場所からのさぶんがとれないのでやりにくい)、そのため静止時ほういがじゅうよう.
10. トレイル競技、アタカマクロッシング、ゴビマーチ、トレイルラン、などでも水は重要である.

9の場合には、救命ボートと自分以外遮蔽物がないので、しかし海水ふんだんにあるので、GPS装備とそに、海水をいれて、遮蔽物をつくれる、ひかくてきおおきなバケツを装具してもよいと思われる.それを、もって、■「蒸留」■できるようにしてもよい、日光と、そのバケツで、である.

登山における装具としては、得に海外登山,expeditionでの装具としては、集団での安全水の確保のための、■濾過■バケツを兼ねても良いと思われる.

9時36分のポーズ、あるいは、イチローがデッドボールをよけるときのぽーず、両足の腿をぴたりつけて隙間をなくし、腰をぐっと引いて、上体はややかぶせるようにして、かつ両手はそれぞれの膝にあてて、ヒジは外に突き出すようにして.、腕から上体/腰//腿に(塩)水膜(食品など含む)を張るようにする.
こうしつつ、両方の水膜を連結して、パスカル法則の基準点からの気圧変化計測を実施してもよいし(兼用機能)、
Smartubueで携口補水をしてもよい、し、
単に、水筒として用いてもよいし、
脇の下を冷やす、熱中症予防措置としてもよいし(この場合ホントに保冷剤を入れてもよい)、
逆に、保温剤として用いて、もよいし(このばあいホントに保温剤を入れてもよいし)、.
蛇腹を用いてもよいし、
透明ビニルをもちいてもよいしm、傘の骨ような形に補強樹脂を入れてもよいし、
つづれ織りの蛇腹式としてもよいし
扇型展開方式としてもよいし
ベルクロテープでつけてもよいし
磁力接続構造体

長岡正夫磁石でつけてもよいし、
ペースト状食品とか鮭の切り身をつかってもよし、
煮豆とか豆とか穀類をいれてもよいし

すると、股間かへそしたのあたりにGPSを置けば、、ちょうどλ=19cmで、2λ=38cm程度の開口部の、筒に近い(円錐か)ものができる.

膝をひろげたければ、股間にも参加矩形の水板をつければよい.この場合はしたの写真.イチローの守備体型.2つの腕に三角、股間に三角で良い.

左右開脚のこの態勢(ストレッチを兼ねているー遭難前には気分転換や気持ちの切り替えやリラックスがかえって重要であるため効果的である)で行うなら手のひらを膝にあてずにあえて、前腕あたりを膝に添える程度の距離が良い.

長岡正夫磁石を使うなら:股間の左右腿裏側に一筋ずつ.左右体側に一筋ずつ、左右腿上面に一筋つつ.

ただ使用する水を減らすには、膝を閉じればよい..ただそのとき、腕をまっすぐにすると、開口部が狭くなる.すると、うまくいかないやもしれないので、ひじを外に突き出し、開口部が円になるようにしたほうが良い結果を生む場合が多いような気がする.その工夫をするには少し水の量が増えよう.、

足を閉じたときに腿の間に隙間のできる人の場合はそこにも水をあらかじめおいておけば手間がない.あるいは、江頭のような姿勢をとれればそうすればよい.その際は両掌は前に出た膝に重ねることになる.

水膜と述べているのは、寒天幕でも良い.それ以外の類似のものでもよい..

それらをコンパートメントにし、結合する構造としもよい.その際はベルクロテープ、長岡正夫氏による考案の磁力接続構造体磁石で接合してもよい.
身体を最も有効に利用するためには、図のように中腰になり、腰を引き、膝に手を当て、腿を閉じ、上体を若干反らすようにする、姿勢であると、体躯、上腕、前腕、頭部、腿部、脛部などの遮蔽を有効に活用できる.その際、

上腕、前腕、体躯、腿で囲まれる領域に、水膜を張るように、すると、なお良い.

これは直径38cmないしそれを超える(すなわち2λないしそれを超える)程度の直径を有する円筒、又は、円錐又は、円錐代、または、角筒、または角錐、または、角錐台が、構成されることに等しい.

この際、身体と水膜構造の接合には、長岡正夫氏による考案の磁力接続構造体磁石(細長い円筒型金属の円筒の中心軸方向に対して対称位に、N、S極を形成、その円筒磁石を、さらにプラスチック等の容器に挿入し、円滑に回転可能な要に若干の遊び空間挿入し、その構成物を、結合させたい素材の結合面に埋め込んで、相互の辺を、あてがうだけで、特に方向を気にせず、磁石が相互に引き合う方向に自主的に回転するため、向きをむなおす手間を省き、集中力うをさまたげることなきく容易に結合できるようにしたもの(特許mmmm郷すぉ参照))

薄型の水板構造からなる多角形の水筒であって、スクリューキャップまたは、押しこみ(はめ込み)蓋を持ち、その多角形の各辺には、長岡正夫氏による考案の磁力接続構造体磁石を装備するもの.

それを用いて、図の隙間を充填してもよい.




その際、上腕、前腕、腿部、体側部等、結合の接する辺に相当する箇所には、同様に、長岡正夫氏による考案の磁力接続構造体磁石を装備していてもよい.その際には、衣類に縫い付けてもよいし、また、ベルクロテープ、熱圧着テープ、両面テープ、ガムテープ、寺岡テープ、粘着テープ、を用いて、装着しておいてもよい.その際には、腕、腿、胴には、それらの体をぐるりととりまくようにベルクロテープを巻いて、そこに長岡正夫氏による考案の磁力接続構造体磁石を装着してもよい.その場合は取り外しがより容易になる.


たとえば縫い付けてあると前提すれば、またはベルクロテープでつけてあるとすれば、そそこに長岡正夫氏による考案の磁力接続構造体磁石で装着している水板は、体の形状に沿って、体に張り付けるようにしておけば、動きの邪魔にならない.いざあつかうとうきに組み立てればよいのである..

なお、展開図のように細かくすれば体により適切にそうことができる.
長岡正夫氏による考案の磁力接続構造体磁石は十分な結合強度を持つ.
展開図は、三次元の多角形を自在につくってその展開図を作っておけばよい.
ひとつひとつは、五角形、正方形、三角形、六角形などの各、水板を、構成要素として用意しておけばよい.実際には自ぶんの体系にあわせて適切な形状を構成すればよいのである.

少し外側に膨らんだ形状にしてもよい.その場合は腕を横方向にはりだすようにしても余裕が生まれる.

少しも膨らみw持たせない平面に近い構成でも良い.

みずこっく
http://www.sky-i.jp/youki-jikkenkigu/poritanku/SAN2167.phtml SKY-iポリタンク販売商品一覧

ポリタンクの販売から、様々な情報提供まで行なっております
ポリタンク販売のSKY-ihttps://item.tech-jam.com/items/products_img/KN3340438.jpg
本”のような形の試薬瓶です。円筒型のボトルに比べて省スペースになり、きっちり整理できます。


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ブックボトルコック付(呼称:10L(中栓付)、コックネジ山サイズ(mm):20A)
WEB2123
\3,250
\3,413(税込)
本製品の図面をPDF形式で提供しております。 こちらをクリックしてご覧下さい。

外寸法(mm) 241×171×386H
口内径(mm) 43φ
呼称 10L(中栓付)
コックネジ山サイズ 20A
C/S(参考) 3
材質(本体) PP(透明)
材質(キャップ) HDPE(白)
中栓(LDPE) ○
コック ○
オートクレーブ ×
ブックボトル(1L) B-1 中栓・活栓(活栓 stop cock, 二方活栓2way cock, 三路活栓3way cock四路活栓four way cock)なし / KN3340439

秤量皿六角型(バランストレー六角型) (呼称 : 45mm) / SAN9576

バット・トレー販売製品一覧

SAN2275 No.15 ポリスチレン 194.0mm×104.0mm×28.0Hmm 189.0mm×99.0mm×23.0Hmm 304円

ビルバッグ(呼称:360cc) / SAN4627 (通称ぺちゃんこ水筒)
http://www.sky-i.jp/youki-jikkenkigu/tyakkubukuro-sanpuringubukuro/SAN4627.phtml

バロンボックス こんてなーのみ10L
マイティバック
下左からPP透明、 2LWEB2303、1L2208E

、500ml 2300E 0.5 48×167×115

サンプラ ブックボトル 1L 透明 2208E (291-7025)
¥488 new from 4 sellers
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166g (L):
1.0
寸法(幅W×奥行D×高さH)(mm): 48×230×166


。円筒型のボトルに比べて省スペースになり、きっちり整理できます。

ブックボトル(呼称:2L透明PP(中栓なし))
WEB2303
\605
\635(税込)

500ml
2300E 0.5 48×167×115 37175336 2300E
0.5 48×167×115 なし 85 291-7017
¥308
¥293
2208E 1.0
48×230×166 なし 166 291-7025 ¥495
¥470
サンプラテック社、ブックボトル




いかに薄い形の構造のまま維持するか
円(角)錐台を基本とするバケツ形状において、その外壁が実は弐重構造になっており、そこに別途液体(あるいはジェルなどの半液体、あるいは半固体)を出し入れできるもの。
1. そこに入れる
(ア) 具体的には既製品はない。ていあんする。自作している。自作のさいには、ホットボンド(ホットガン)、ホットグルー、などを用いることができる。熱による溶着も可能。化学接着剤もかのう。近年はPP、PEなども接着できる化学接着ざいがとうじょうしたため実現できる。また3Dプリンタの普及により自作もかのうとなった。
(イ) これを弐重構造バケツとして、特許請求項としてていあんする。
(ウ) 弐重構造バケツは、シリコン型のたためるシリコンバケツでも提案し特許請求項とする。
(エ) 物理的な樹脂バネをもとにポップアップするポップアップバケツ(これは内側は本旨工具用が多い水でもかまわない)弐重構造もていあんする。
(オ) さらに、弐重構造ばけつは、個別の室をもてれば、そして個別の栓をもてれば、ぱすかるの原理をもちいて、気圧計もつくれる。
(カ) ハイフドレーションシステムもつくれる、
(キ) 濾過装置の外形もつくれる、
(ク) えんてんかの漂流救命艇や漂着した島などの過酷なあるいは資材の少ない限られた環境で太陽光によって限られたしざいで少しでも海水蒸留を行える簡易装置の枠組み、を、兼用したものを提案する。(SOALAS条約のせいしん)これまで、太陽熱を使用した蒸留装置は数多く提案されているが、いずれも構造が複雑で製造コストが高くなってしまい、また可搬性のあるものもなかった。パラボラもようしないものをていあんする。「熱を奪う(凝集させる)ための冷却水は海水をりようする」「熱を与える(蒸発させる)ための熱源は太陽光を利用する」「蒸発したものが、冷却されるように、上か脇に海水をのせる部分を作る」「蒸発したものが水滴落下してもとの海水に戻ってしまわぬように中仕切りを設け、かりに落下しても中仕切りに留まるようにする。中仕切りに留まったものは、中仕切りの中に貯まるか、弐重構造にたまる。」アクリルカーボネイトの透明。ふたつき。フタにじょうちゃくする。それがわきに流れ込む。 waterconeは冷却機能がない。あ、かければよいのか。おれのはどうしようかな。かければよいか。


頑健・軽量なプラスチックの曲面的な構造物で耐える方法
1. ポリプロピレンなどで形づくる。単位あたりの大きさをあまりおおきくしない。
2. それを1層ならべる。
3. その層を2層にする。
(ア) いろはす(コカコーラ社)のような薄いPET(ポリエチレンテレフタレート)で形成。実例はない。それをコートや振袖や、に縫いつけるかベルクロかガムテでつける。

頑健・軽量なプラスチックの平面的な構造物で耐える方法
4. ポリプロピレンなどで形づくる方法
(ア) ブックボトル(サンプラテック社)0.5ml, 1L,2L等の零がある。構造的には問題がないので容易である。0.5Lの寸法は、0.5L 48×167×115 mmである。

柔軟・軽量なプラスチックのビニル袋とほそめの円筒形の繊維で構造を与える方法
1. 任意の透明ビニル袋に充填しそれを細長い円筒形に編み込まれているネットに入れる。
2. それを1単位として1層並べる。
3. その層を2層にして隙間をふさぐ。
透明ビニルのチューブ構造を与える方法
1.任意の透明ビニル袋に充填しそれを細長い円筒形に編み込まれているネットに入れる
2・それを1単位として1層並べる。
3.その層を2層にして隙間をふさぐ。
(例)駄菓子のチューブ販売に1.の実例がある
透明ビニル袋の小分け包装を¥の反復で構造を与える方法
1.任意の透明ビニル袋に充填しそれを矩形に小分け包装する。。
2・それを1単位として1層並べる。
3.その層を2層にして隙間をふさぐ。
(例)国土交通省認定の救命知設備の清水の零がある。国際標準になっている。
液体自体の粘性を高めてそれ自体に構造を付与する(半液体・半固体・ゲル状)方法
1.SAP Super Absorbent Polymerの粉末を加えて水溶液とする
2. 任意の透明ビニル袋に充填しそれを矩形に小分け包装する。水よりも大きな小分け区画でも経常を維持できる。
3・それを1単位として1層並べる。
4・必要があればその層を2層にして隙間をふさぐ。
(ア) 水和による配向誘電に寄与するクラスタサイズの増大で説明されることがある。
液体自体の粘性を高めてそれ自体に構造を付与する(半液体・半固体・ゲル状)方法
1.寒天あるいはオゴの粉末を加えて寒天とする。そのさいひつようならば電解質を加えると電磁波吸収性をたかめられるため加える。必要元素(塩分)、栄養補給(とうしつ)やくりこうか(アスコルビン酸)などがm記載あれるものがあれば加える。よりよい。
2.任意の透明ビニル袋に充填しそれを矩形に小分け包装する。水よりも大きな小分け区画でも経常を維持できる。ジプロクなどでは容易に形状維持ができる。
2・それを1単位として1層並べる。
3.必要があればその層を2層にして隙間をふさぐ。
(令)これは二個おg理などである。食品としても使える。寒天の入手性は我が国では高いので自在性がある。電解質(塩分)を増やせば経口補塩水的なものができる。当分をもいれればトレイルミックスの変わりになる。形状が安定しているため扱いやすい。アスコルビン酸を投入すれば放射線への耐性の効果も期待できる(文献参照:防衛医大2008等)。塩分、アスコルビン酸、等分など電解質は電離して導電率を高めるためそれによる電磁波吸収の効果の向上も期待できる。水和による配向誘電に寄与するクラスタサイズの増大で説明されることがある。
被災現場や山小屋等さんがくそうなん、、ひょうりゅうちゅうのよhっとやきゅうめいてい小型船舶など、海外での自然災害、暴動のそうぐう、などのあばあい、ありあわせのものでつくることもできる。
1. さらんらっぷの芯、ペーパータオルの心、といれろーるしの芯など紙の構造物をかつようして、ビニルクロに水を入れ、かたむすびなどして密閉性をかくほたものを、それらの芯にいれ、がむてーぷなどで(テラオカてーぷだとなおよいが)でてこないようにとめる。
2. それを1たんいとして1層ならべる。
3. ひつようがあればその層を2層にして隙間をふさぐ
4. ひつようがあれば圧力をくわえて円を楕円に少しつぶしてもよい。
おりたたんだしんぶんしをごみぶくろにいれてそこに水をそそぐ。それだけでもじゃっかんのこうぞうてききょうどがでる。しんぶんは吸水性であるため薄いそうをけいせいするのに都合がよい。これはほうわ食塩水などの場合に特にこうつごうである。きょうどがふそくしている場合はゴミブクロのそとにもしんぶんしをおりたたんだものをきょうどほじのためにがむてでおさせつけてもよい。ギュウニュウパックをきりひらいたものでもよい。そとは。ダンボールでもよい、なかみのだんぽーづでもよい。なかみは、クッキンブペーパーなどでもよい。それをそとからつぶす。ようにする。それからトイレペーパそのものでもよい。
1. じょうきの構造を形成する。、
2. それを1たんいとしてひつような面積だけ1層ならべる。
3. ひつようがあればその層を2層にして隙間をふさぐ
連結したジップロックを用意する。そのジップをぜんぶひらいて、清水(またはかんてんと所望の媒質を溶解させた水溶液またはなんらかの溶液き)につけていたったnぜんぶに水を入れる。すべての区画のZIPをていねいに閉じる。
1. それを一層とする。
2. その層を2層にして隙間をふさぐ。
(零)このような実例はみはないが、やまでは便利である。しょくひん、飲料どちらの保存庫としてもつかえ、しかも、保温、保冷ざいとしてもつかえ、しかも シート状であることで、構造もいじしやすい(えんとうより)し、場所もくわないし、GPSの支援に用いることがよういにできるし、そもそも、すでにひらべったい水いたになてちるし、しかも、2そうまとめることで隙間をふさげればなおいっそうこうかがたかい。これはあんがいかんたんそうで、そうではない、ぜつだいなこうかをそうするはつめいである。とくに災害救援、やさいが、やま、海では。んまぜなら、じざいに渥美をかえられる、GPSの制度に応じて、。じざいに面積を増減できる。両面てーぷつきベルクロや、やまもとじしゃくや、てらおかてーぷや、ガムテ等と一緒に、かつやくする。テントやしんたいのちょくしゃ日照の防止に温度上昇のていかにもつかえる(ややふたをあけてストローでもさしておけば蒸発する気化熱となる)、しんぶんしをまるめてガムテでとめてほそい柱を作りそれを二つもって間をこのしーとでおけば、水のそうでの、しゃへいかべができる。しんたいにもへいめんてきにせっしてつかれない。荷物もむだなすぺーすができない。みずをすえてたおきしょうひしたときにはけいりょうである。ぺったんこである。しかも、きりわけてもつかえるんでもなる。とうめいであるあるからみわけなすいなかみきちょうひんであも。くsりsでも、ぱすっぽーとでも、おかねでも、ちずでも、たおうrでも、sいたがいでも、からびなギアスリンゲでも。かんでんちでも、ぶんぐでも、ツールでもはさみでもテ^プデモ、おかずでも、食品dえも。、jけいたいでんわでもである。

応急海水淡水化装置
http://www.j-tokkyo.com/2008/11/27/10895.html

簡易海水淡水化器
http://www.j-tokkyo.com/2007/08/30/3216.html

販売価格
(税込金額) 8,478円

標準価格:
8,925円


セキュリティ対策
安全のSSL暗号化通信

購入時のよくある質問
納期 2〜3日
主な特長
使わないときには小さくたたんで保管でき、廃棄する際にも小さくすることで、廃棄物量全体の減容が可能です。

チャック、ジッパー(プラスチック、金属)、ファスナー(プラスチック、金属)、ベルクロテ0プ、両面テープ、ガムテープ、テラオカテープ、長岡正夫氏による考案の磁力接続構造体磁石、などで対応する。

強度のある程度あるホ゜リフ゜ロヒ゜レンなどで、水のふくろなどを用いることが普及しており、チャック袋、というじっぷろっくのようなシ゛ッハ゜ーがあるもの、ビルパック、ブックボトル、角型ボトル、ハ゛ロンホ゛ックス(コンテナ、まいてぃバック、スタンディングバック等とよばれるスクリューキャッフ゜をもつものなどがある普及している。

ビルバッグは1,800cc, 600cc, 360ccなどがある。たとえば、サンプラテック社製などが普及しており、マイティパックなら150円から200円ていど、でりゅうつうしている。ブックボトルは1L未満なら4から,500円でりゅうつうしている。

ビルハ゜ック。一度に使いきらないものも、キャップをして保管できるビルパック。注出入口がついていますから、液体洗剤、シャンプー、リンスなどの詰め替えパックとしてもご利用になれます。
1.
使用前は折りたためますので、
スペースをとらず、流通コストの大幅ダウンを図れます。

2. 品質保全性にすぐれていますので、
さまざまな素材に対応できます。
紙、アルミなど多層化、スタンディングバッグ、外箱とのセットなどフレキシブルにご利用ください。また、軽く丈夫で、使用前は折りたたまれていますので流通コストの大幅ダウンを図れ、廃棄処理にも有効です。

ビルバックは使わないときには小さくたたんで保管でき、廃棄する際にも小さくすることで、廃棄物量全体の減容が可能となっている。くり返し使用することも可能です。サンプリング時や緊急時にも使用することができる。ぺちゃんこ水筒とよばれるものとほぼ同じである。
詰替用を更に進化させた!!

ビルパックは口栓付きのパウチです。袋上部中央に配したタイプと、コーナー部斜めに取り付けたタイプをご用意しています。ハードボトルに比べプラスチックの量を減らした環境を考慮したパウチでキャップ付なので少量づつ使い、そのまま保存できます。
内容物をストレスなく出すことができます。キャンプ用品、スポーツドリンク、非常用飲料などの再開封袋にてきごうします。大成ラミック

まいてぃばっぐは、ヒ゛ルハ゛ック゛と似た密封性に優れたパックであり、内面にポリエチレン、外面にビニールを使用した二層フィルム構造で密封性に優れている。1800ml, 850ml, 600ml, 360mlなどがある。記事
耐圧性に優れ、液体・粘性試料のパック容器として利用できます。内面/PE外面/PA(ポリアミド)ポリエチレン製密封栓付

ブックボトル(1L)は、取手、目盛付の角型容器で、薄型なので収納性抜群です。500mL 48×115×168、500mL 48×115×168あがある。取手、目盛付の角型容器で、薄型なので収納性抜群です。B-5、B-10は取手と目盛が2個所についており、縦横両用で使用できます。B-0、B-1、B-2はオートクレーブ滅菌が可能です。本体/PP 蓋・中栓/PE(B-0、B-1、B-2はオールPP製 中栓なし)



なお、以下に本稿で用いている数学的・生物学的・化学的及び物理学的な術語等については、改めて説明の要は特にはないと思われるものの、念のため、簡単な説明を記しておくことにした。主に次の諸文献によっているものである;理化学辞典第五版、世界大百科辞典第二版、百科辞典マイペディア2006、広辞苑第五版、現代用語の基礎知識2001-2006等。
極性溶媒 [polar solvent]は、高い誘電率をもつ極性分子からなる溶媒である.電解質に対する溶解力が大きく,また無極性溶媒には溶けない多くの物質を溶かす.これは溶質‐極性溶媒間に強い双極子‐双極子間の力や水素結合などの分子間力がはたらくためである.またイオンに対する溶媒和エネルギーが大きく,イオン反応では極性溶媒中でその反応速度が高くなる.水,エタノールは代表的な水素結合性の極性溶媒である.またプロトン性の水素をもたない双極性非プロトン性溶媒(dipolar aprotic solvent),たとえばN,N‐ジメチルホルムアミド,N,N‐ジメチルアセトアミド,ジメチルスルホキシド,N‐メチルピロリドン,ヘキサメチルホスホルアミドなどは,高分子化合物の溶媒や特徴的な反応溶媒などとして広く用いられている.
溶液 solution は均一な液相をつくっている混合物のことである。均一混合物には液相のほかに,気相,固相の場合がある。固相の場合は固溶体といい,液相の溶液とあわせて溶体という。溶体と同じ意味で溶液を用いることもある。溶液成分のうちの一つが他を溶かしていると考えられるとき,溶かしている成分を溶媒,溶けている成分を溶質という。溶媒,溶質がともに液体で,たとえば水とエチルアルコールのように任意の割合で混合する溶液の場合には便宜上,量の多いほうを溶媒とする。均一な液体混合物の肉眼でわかる特徴は,透明な混合物を長時間静置するか遠心分離機にかけるかしても分離が生じないこと,また透明のように見えてもその混合物を逆さまにした場合に液体の流れがみえないことである。たとえ透明でも,不均一であると各部分の密度,屈折率が異なるから逆さまにすると流れが生じ肉眼でみても流れる様子が認められる。
溶液のには電解質溶液と非電解質溶液がある。極性溶媒に電解質が溶解し,陽イオンと陰イオンとに解離している溶液を電解質溶液またはイオン性溶液といい,電解質を含まない溶液を非電解質溶液または分子性溶液という。前者ではイオン‐イオン間,イオン‐溶媒間の力がおもに寄与するのに対し,後者ではふつう分子間力が支配するので,両者は異なった立場から取り扱われる。溶液中にイオンが含まれているかどうかは,溶液の電気伝導度(導電率)を測ることによって知ることができる。すなわちイオンが存在している溶液の電気伝導度はイオンを含まない溶液のそれより大きい。電解質が溶液中で解離する度合(解離度)は,電解質がイオン結合からなる場合は大きい(強電解質または〈真の電解質 true electrolyte〉)。しかしイオン結合性ではない物質でも,溶媒との相互作用により,部分的にイオンとなりうる可能性を有する場合がある(弱電解質または〈潜在的な電解質potential electrolyte〉)。
溶液の熱力学的性質は特長的ある。非電解質溶液ではその成分の組合せによって異なった性質を示すが,ふつう次のような相互作用の立場から論じられる。
(1)理想溶液 ideal solution は、混合した場合に,熱変化や体積の変化がない仮想的な溶液である。すべての溶液はその濃度が十分に希薄な場合に理想溶液に近い性質を示す。しかし溶質と溶媒の分子の大きさが等しい場合や化学的によく似ている場合(たとえば同位体混合物とか,クロロベンゼンとブロモベンゼンとの混合物など)は,単に濃度が希薄な場合だけでなく,すべての濃度範囲においてこの溶液は理想溶液に近い性質を示す。このような溶液を完全溶液 perfect solution という。
(2)無熱溶液 athermal solution は、いくつかの成分が混合によって溶液となるさいに,熱の出入りがなく(混合熱が0,すなわち ぼH=0),そのうえ混合のエントロピー変化が理想溶液における値と異なる(ぼS≠−R坩nilnxi)溶液をいう。理想溶液の場合と異なり,成分の分子の相互作用が非常に似ているにもかかわらず,大きさが異なる場合に無熱溶液となる。たとえば臭化エチレンと臭化プロピレン溶液などがその例である。
(3)正則溶液 regular solution は、いくつかの成分を混合して溶液をつくるさいに,熱の出入りがあり(混合熱が0ではない。ぼH≠0),しかも混合のエントロピー変化が理想溶液の場合と同じ(ぼS=−R坩nilnxi)である溶液をヒルデブランド J. H.Hildebrand は正則溶液と定義した(1929)。実在溶液を扱うさいに,化学的な相互作用,会合などの分子間相互作用がない溶液については,この定義による条件を近似的に満たす場合が多く,ベンゼンと四塩化炭素とからなる溶液はその例である。
(4)高分子溶液 polymer solution は、溶質が高分子化合物である溶液。溶媒が水である場合は水溶性高分子溶液 water‐soluble polymer solution という。低分子化合物の溶液の性質とは異なる傾向の物理的性質(熱力学的性質としては蒸気圧降下,浸透圧,凝固点降下など,輸送現象などに関する性質としては粘性,拡散,沈降など,光学的性質としては流動複屈折,光散乱など)がみられる。
(6)界面活性剤溶液 surfactant solution は、ある種の物質(たとえばアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)を液体に溶かすと,その溶液の表面張力が著しく減少する。このような物質を界面活性剤という。また界面活性剤は溶液中である濃度(臨界ミセル濃度)以上になるとミセル(多数の分子が分子間力で会合して生じた親液コロイド粒子)を形成するという特徴がある。水に不溶性の液体や固体が界面活性剤のミセル溶液中に溶け安定な溶液を生ずる現象を可溶化 solubilization または溶解化といい,このような溶液を可溶化溶液solubilized solution という。
溶液の性質は平衡状態における性質と非平衡状態における性質に大別される。(1)平衡状態における性質 換言すれば熱力学的性質である。溶液の性質を調べるさいには温度,圧力などの必要な条件を一定に保ち,変化がもはや生じない状態,すなわち平衡に達した状態において行う。具体的には,蒸気圧降下,沸点上昇,凝固点降下,浸透圧などである。これらの現象は溶液では一般にみられるが,とくに希薄溶液においてのそれらの変化量は,溶媒が決まっていれば,溶質の種類によるのではなく,どれだけの量(モル数)の溶質が単位量の溶媒に溶けているかで決まることが実験的にも確かめられており,さらに熱力学的にも証明される。したがって,このような物質の種類によらない不揮発性物質の希薄溶液の性質を束一的性質colligative property という。これらの束一的性質を利用して分子量を求めることが可能である。濃度が希薄であると限る理由は,これらの束一的性質が〈ラウールの法則〉(蒸気圧降下に関する法則)やその法則に関連する沸点上昇,凝固点降下についての式から得られる計算値と実測値が一致するのは濃度が希薄な場合のみであるということである。濃度が高くなれば実測値を理論的に説明することは困難になる。気体,液体,蒸気圧の高い固体などの気体あるいは気体になりやすい物質の溶液を扱うさいには,溶質の蒸気圧(分圧)を考慮しなければならない。溶媒に気体が溶解して溶液を生ずる場合の,その気体の分圧と溶解度との関係は〈ヘンリーの法則〉として知られている。天然物からある成分を抽出したり,化学分析や合成のさいに用いられる物質の分離や精製の操作の一つの溶媒抽出 solventextraction は,2溶媒間におけるある物質の存在量に関するネルンストの分配律の応用である。(2)非平衡状態における性質 拡散,粘性,電気伝導などに関する性質である。溶液中の溶質や溶媒の拡散,溶液の粘性や電気伝導に関する性質についても実験的,理論的に研究がなされている。
輸液 ( fluid transfusion‖infusing solution)とは、液体を消化管以外の経路から大量に体内に注入すること,またはそれに用いる液体をいうが,後者は輸液剤ともいう。注入経路は主として静脈内であるが,皮下に注入することもある。静脈内への輸液は点滴または点滴注射 intravenous dripinfusion という。点滴はかつてはガラス製の点滴瓶にゴム管を連結したものを用いたが,最近では使い捨て可能なプラスチック製の輸液セットに輸液瓶をつないだ装置が用いられる。輸液にあたっては,体の状態に合わせて,注入速度を調節しなければならない。
輸液の目的には,(1)喪失した水や塩分(電解質)の補給,(2)経口摂取が不可能または過少である場合の不足分の栄養補給,(3)出血に対して血管内の容積を確保するための代用血液の補給,の三つがある。
たとえば水分についていえば,ヒトは体内から不要になった代謝産物を尿に溶解して排出するほか,また呼気中の水蒸気や知らずに発散している汗(これらを不感蒸散と呼ぶ)によって,絶えず水分を失っている。このため,体重50kgの成人の場合,1日約2000ccの水分が最低必要となる。そこで,激しい嘔吐や下痢によって多量の水分を失ったときには,体液を補うために水分や電解質の輸液が必要となる。この場合は同時に,経口摂取ができないことによる低栄養を補うための栄養輸液も行われる。また,消化器系の手術後などのように,経口摂取が数日阻害されるような場合にも,まず必要な水分,電解質を補う必要がある。さらに,消化器疾患などで腸からの栄養吸収が望めないときや,治療のために腸からの吸収を止めたいときなどには,必要とする全カロリーを補うために,中心静脈栄養が行われる。なお,輸液のうちで注入する液体が血液である場合は輸血と呼ぶ。
輸液剤としては,生命の維持に必要な水,塩分,栄養源となる糖,タンパク質,脂肪のほか,代用血漿,各種の治療に用いられる薬剤などがあるが,いずれも,浸透圧やpHが体液とほぼ同程度に調整されたうえ,完全滅菌されて,血球や組織に障害を与えないよう配慮されている。輸液剤は,水分電解質のみの補給を目的とした電解質輸液剤と,術前・術後の栄養管理を目的とした栄養輸液剤とに大別される。電解質輸液剤としては,生理食塩水やリンゲル液が使いやすさから現在でも多く使用されているが,小児あるいは術後の電解質の変動などの研究がすすみ,いろいろな病態に適した生理的塩類溶液が要求され,表に示すような種々の輸液剤が市販されている。電解質輸液剤は大きく分けると,(1)血液と等張で,急性細胞外液喪失およびショックなどに用いられる外科的ナトリウム補充液といわれるもの(生理食塩水,リンゲル液やロック液など),(2)おおむね1号の名で呼ばれ,1/2〜1/3等張液で,カリウムイオンを含まない点滴開始液として用いられるもの,(3)細胞内修復液で,2号の名で呼ばれ,1/2等張液で,カリウム,ナトリウム,塩素などのイオンを比較的多く含み,マグネシウム,リン酸イオンなどの入った内科的ナトリウム補充液といわれるもの,(4)維持液で,3号と呼ばれ,名前のとおり術後安定した時期にナトリウムイオンの補充および維持を目的とした1/3〜1/4等張液,(5)術後回復液で,4号と呼ばれ,水補充維持を目的とし,ナトリウムイオンや塩素イオンが少なく,カリウムイオンも含まないか,あるいは少量入っているもの,などに大別される。糖類としては,表に示したブドウ糖(グルコース)のほかに,ソルビトール,フルクトース,キシリトール,マルトースなどを配合した輸液剤もある。栄養輸液剤としては,1968年に開発された高濃度ブドウ糖を主熱源とする高カロリー輸液剤があり,中心静脈栄養に用いられる。低カロリー輸液剤は,高カロリー輸液剤ほど高熱量投与ではないが,5〜10%ブドウ糖にアミノ酸や脂肪乳剤などを配合したもので点滴に用いられている。
電解質 ( electrolyte )について説明する。物質を水に溶かすとき,その溶液が電気を通す性質(電気伝導性,導電性)を示す場合がある。これは,その物質が水の中で電荷をもった粒子(陽イオンと陰イオン)に解離することによる。このように溶媒に溶かしたときに,イオンに解離し導電性を示す物質を電解質という。イオンに解離する度合(解離度)は物質や溶媒によってさまざまである。普通は溶媒として水を用いることが多いので,水に溶かしたときに解離する度合の高い物質を強電解質 strongelectrolyte といい,解離の度合の低い物質を弱電解質 weak electrolyte という。しかし,この分類は必ずしも正確とはいえず,むしろ解離の度合は物質の結合の性質に依存することから,つぎのような分類もなされる。液体または融解状態(高温下)で物質の導電性を調べてみると,導電性を示す物質(電解質)と示さない物質(非電解質 nonelectrolyte)とに分かれる。融解状態で導電性を示す物質(融解電解質)は陽イオンと陰イオンによるイオン結合からなり,いわば〈真の電解質 true electrolyte〉であり,いわゆる強電解質に相当する。たとえば塩化ナトリウムや塩化カリウムなどである。液体あるいは融解状態で導電性のない物質でも,それを溶媒に溶かすと,溶媒によっては導電性の生ずる場合がある。たとえば酢酸そのものは非イオン結合性であり,導電性はほとんどない。また酢酸を水に溶かしても弱解離する(約1%)にすぎない。しかし酢酸を液体アンモニアに溶かすと酢酸は強解離するようになる。これは,化学反応によりアンモニアが酢酸を分解し,アンモニウムイオン NH4+と酢酸イオン CH3COO−とが生じたことによる。酢酸のような物質はいわば〈潜在性の電解質 potentialelectrolyte〉であり,いわゆる弱電解質に相当する。
電解質には,塩化ナトリウム NaCl のように1価の陽イオンと1価の陰イオンからなる1‐1型,塩化カルシウム CaCl2のように2価の陽イオンと1価の陰イオンからなる2‐1型,硫酸マグネシウムMgSO4のように2価の陽イオンと2価の陰イオンからなる2‐2型などの電荷型がある。電解質溶液についてはめっきや電池などの実用面から,また生理食塩水で知られているように医学的・生理学的な面から,さらに基礎的な面から物理化学的に研究がなされている。電解質溶液の理論としては,たとえば希薄溶液に関するデバイ=ヒュッケルの理論が知られている。
展開図(development)について説明する。空間にある立体に適当な切れめを入れて,それを1平面上に広げることをその立体を平面上に展開するといい,このとき平面に現れる図をその立体の展開図という。
多面体 とは、有限個の平面多角形で囲まれた立体のことである。各多角形を多面体の面,二つの面に共通な多角形の辺を多面体の辺または稜,多角形の各頂点を多面体の頂点という。面の数が n のものを n 面体という。全体が各面をふくむ平面の片側に位置しているとき,この多面体を凸多面体といい,その面,辺,頂点の数の間にオイラーの定理が成り立つ。換言すれば、多面体とは四つ以上の平面多角形で囲まれた立体のことでもある。平面の数によって四面体・五面体などという言い方ができる。なお、四つの平面で構成される多面体である四面体の面はいずれも三角形である。
多面体 (polyhedron)をより数学的に説明すると、次のようにも言える。空間内に有限個の多角形があって,各多角形の辺は必ずただ一つの他の多角形の辺となっているとき,これらの多角形の作る図形を多面体という。多面体を構成する各多角形を多面体の面といい,これらの多角形の頂点,辺をそれぞれ多面体の頂点,辺(または稜)という。面の個数がn(≧4)である多面体を n 面体という。多面体によって分けられる空間の二つの部分のうち,有限の広がりをもつほうを多面体の内部という。多面体とその内部とを合わせた図形もまた多面体と呼ばれ,この場合,初めの多面体は多面体の表面と呼ばれる。多面体のどの面をとっても,この面を含む平面と多面体との交わりがこの面だけとなっているならば,この多面体を凸多面体という。多面体の表面を連続的に変形して凸多面体にすることができるならば,この多面体は単純であるという。四面体,直方体は凸多面体で,凹多面体を底とする角錐は凸多面体でないが単純多面体である。図3のような穴のあいた多面体は単純でない。多面体の頂点,辺,面の個数を a0,a1,a2とするとき,単純多面体ではいつも a0−a1+a2=2となり,一般に凸多面体に穴が p 個あいているような形の多面体では a0−a1+a2=2(1−p)となる。これをオイラーの多面体定理という。上記のものより多面体をもっと広く解釈する位相幾何学という分野もある。
角錐 (pyramid)について説明する。空間内に一つの多角形とこの多角形の平面上にない1点が与えられたとき,多角形の各辺と定点により一つの三角形が定まる。これらの三角形とはじめの多角形とで囲まれた立体を角錐といい,これらの三角形を側面,はじめの多角形を底面という。さらに,定点を頂点,頂点と底面の距離を高さ,側面の交線を側辺または側稜という。底面がn 角形である角錐を n 角錐という。三角錐は四面体とも呼ばれる。底面が正 n 角形で側辺の長さがすべて等しい角錐を正 n 角錐と呼ぶ。正 n 角錐では頂点から底面の各辺に下ろした垂線の長さはすべて等しい。この長さを正 n 角錐の斜高という。角錐を底面に平行な平面で切るとき,切口は底面に相似な多角形となるが,これらの両多角形にはさまれた角錐の部分を角錐台という。
山においてはロープは重要な役割を果たす。きわめて重要である。その材質には、強度の高いもの、低いもの、高価なもの、廉価なもの、軽量なもの、重量は
あるが・・・というもの、・・・目的に応じて、それぞれ、当然に、多様である。通常の数時間以内で終了が期待される岸壁登坂もあれば、縦走の合間に巨大絶
壁を上りきらねばならない場合もあれば(例えば大キレットが有名)、比較的易しいが滑落したが・・・という箇所もあれば、沢や幾多の滝をつめて上ってゆく
沢登もあれば、数日以上をかけて上る自然巨大岸壁登壁もある。そこでは水や食料の運搬は必須である。ロープも必須である。ロープは一種の消耗品という見方
もある。こうした際に、複数ロープを有することは決して珍しくなく、むしろ通常である。難度の高い場所、低い場所、など、目的に応じて使い分ける。こうし
た際に、次のような構造を提案する。すなわち、クロロプレンなど、水に相応する程度の電力半減深度を有する素材を用いて、ロープ状の形状を構成する。これ
を山岳地域に予備的なロープとして持参する。こうすることで、思いがけない遭難類似場面で、自分の体躯
だけでなく、水も失っていても、そのクロロプレン製のロープで、中空円筒を形成することで、回折波弱化期待できるのである。
図64のグラフは1.5GHzにおける水の誘電損失が数十程度であることを示している。またイオン導電度σが大きいほど、水の誘電損失にその影響が加算され、電力半減深度がより小さくなるのであるが、1.5GHzではその影響がまだ有効であることも示している。
図65のグラフは医学分野において筋肉・皮膚などは高含水媒質との術語呼ばれることがある(医学分野における脂肪・骨などは低含水媒質との術語で、前記
と対比されて、呼ばれることがある)が、その1.5GHzの浸透深度(この場合、電力密度が、1/e=1/2.718=37%になる深さ)は、約
2−3cmと短いものであることを示している。
図66は、水分子が永久双極子であることを表す図である。水分子における、正電荷の中心と、負電荷の中心は一致しない。すなわち、分子は永久双極子モー
メントを有する。これに電界が加わると、ランダムな配向をとっていた多数の水分子は、電界の影響を受けて、回転により、変位を行う。これを誘電分極と呼
ぶ。
その変位には一定の時間を要する。緩和時間と呼ぶ。この緩和時間[relaxation time]よりも早い変位を行うことを交番電界に強制されても、水分子はその外界の影響に追随できず、損失を生じる。
図71は、量子論に基づいて水分子における酸素原子は6つの外殻電子(2s軌道に2電子、2p軌道に4電子)軌道を有していることが、p軌道の結合に由
来する共有結合間離角は、2水素原子間の2正電荷の反発のために、本来直交するべきp軌道の角度よりも、14度拡張されて104度に至っていることを表し
ており、水分子の永久双極子モーメントの状態を説明する概念図である。
量子論に基づけば、水分子における酸素原子は、2s軌道に2電子、2p軌道に4電子と、6つの外殻電子を有している。
2つのp軌道は未だ半分しか電子が充填されていない(図71の上段図)。
よって、酸素原子は、2つのp結合を用いて、2つの水素原子とを結合し、1つの共有結合水分子になろうとするであろう。
さて、そうであるなら、p結合は、互いに直交しているものである(図71の上段図)から、結合価角90度が、まず、期待される(図71の下段左側図)ところである。
しかるに、実際の水分子における結合角の実測値は約104°(図71の下段右側図)である。
これは、2つの水素原子は部分的に正に帯電しておりお互いに反発しあうという基礎に基づいて説明される可能性がある。
同様に窒素原子は、3つp結合を有している。仮にそれらの結合間角度が同一であるとした場合、ammonia分子を、正四面体の分子 pyramidal moleculeとして、構成できる可能性もあった。
しかるに、実際は、ammonia分子は、ずっと平べったく、全ての結合角は108度まで拡大されているのである。
ここでも水素原子の電子反発力がこの事実を解釈するために、持ち出される可能性があるのであって、ammoniaの有する強い双極子モーメント(1.46 debyes)は、その極性を証明しているのである。
なお共有結合[covalent bond]とは、等極結合(homopolar bond),電子対結合(electron−pair bond)とも
いわれるもので、電子対が2つの原子に共有されて形成する化学結合をいう.結合に関与する電子対を結合電子対(bonding electron
pair),または共有電子対(shared electron pair)といい,:で表わして,単結合C−HをC:H,2
重結合C=CをC::Cのように表わすことができる.結合に電子対が関与するという考えはルイス‐ラングミュアの原子価理論でも提唱されていた.かれらの
理論では1本の共有結合に関与する2個の電子は2つの原子に共有され,その結果,各原子は希ガス型の安定な電子構造をとるようになる.たとえば水素分子で
は水素原子は2個の電子を共有してヘリウム型の電子構造をとっている.このような立場から水素原子が1本の共有結合に関与すること,すなわち共有原子価が
1であることは説明できるが,しかし電子対の形成によって安定な結合が形成される機構は量子力学にもとづくハイトラー‐ロンドンの理論によってはじめて説
明された.この理論でも,またのちの分子軌道法でも,2つの電子のスピンが逆平行であるときエネルギーが低く,安定な状態になることが示される.また共有
結合の方向性,たとえば炭素の4本の単結合が互いに正4面体角をなしている事実(結合角)も量子力学の立場から説明される.なお,異なる原子の間の共有結
合は多少ともイオン結合の性格を帯びる.
(L.Pauling,The Nature of the Chemical Bond, Cornell University Press, Ithaca, N.Y.,)なお、著者のL.Paulingはノーベル賞を2回受賞した優れた化学者でもある。
図67は分極には、主にマイクロ波領域で誘起される配向分極のほかに、赤外線領域で誘起されるイオン分極、紫外線領域で誘起される電子分極などがあることを説明する図である。
図68について述べる。テントマットは夜間天幕幕営における睡眠時に、冷却が厳しい大地と身体の間の断熱を行うと同時に、砂利などの凹凸の影響を緩和し
て休むための必須のアイテムとされている。通常廉価な高分子化合物である。天幕幕営を伴う縦走などの山登りでは、テントマットを円筒形状に丸めて、リユッ
クサックの上部あるいは下部に円筒状の軸を大地に水平にくくりつけ、あるいは、リュックサックの側面に円筒状の軸を大地に鉛直にくくりつけて歩行を継続す
る姿は珍しくない。嵩張るものであるが、軽量であることが多い。
図69および図70について述べる。
最近では、登山者用のみならず、震災ボランティア、海外自由旅行者FITにも用いられている。震災ボランティアも自身の身の回りや衣食住(水。テント。寝
袋。マット。食料。地図など)は自分で準備することを求められる点で登山家と似ている。海外自由旅行者も近年、FIT(Free Indepent
Traveler)として一定のシェアを持つ重要な存在化している事実もあるが、FITにもこうした寝袋やマットを携行してリュックとともに歩く姿はよく
見かけるようになってきていることが注目されている。長期間なれない母国外で経費を節約して(低価格な宿泊施設や時には夜行列車や駅舎で睡眠)も衣食住な
ど最低限(水。テント。寝袋。マット。食料。地図)の装備は自ら準備することが求められる点で登山家と似ているのである。マット部分を、電力半減深度が小
さいクロルプレン製にして同時に、内部に、電力半減深度が小さい水などを収容できるようにしても本来の目的を達成できるうえ、提案GPS受信機の機能発現
のシナジー効果に有効であることはもちろんである。
山岳救助隊員や国際緊急援助隊員は歩行による被災者や遭難者への迅速な接近が主となる。救助隊員自身も荒天候等過酷な環境でのサバイバルが求められる。この際、装具の総合的な軽量化、小容積化、兼用化が、任務遂行に有効かつ重要である。
そこで小型のL1 C/A携帯型衛星測位装置を用いた方位情報取得を提案してきた。
しかし、山岳・ビルなどの遮蔽を活用できる際はよいが、身体遮蔽だけを用いる際には
、回折波の影響を受けることがあった。しかしマイクロ波吸収素材は人口建造物への固着や据置型が現在の主眼とされ、一般に、重く、かさばる。そこで重量、容積で制約の多い歩行を主とする者の携行具にはそれらマイクロ波吸収素材は全く旨く適合しない。
これまで水等の問題点として扱われていた電力半減深度がきわめて小さいという特性を、緊急援助隊等の人命救助に関係する分野必須の化学物質であるという
事実にかんがみて、さらに、それらの業務は被災直後の交通網寸断状況では、かつ、被災直後の被災現場到着までの時間短縮が救命率の向上や後遺症の重症化抑
制に決定的な要素になることにかんがみた上で、衛星通信分野、衛星測位分野という、未来的な社会基盤の可能性も大きい宇宙技術の文脈において、逆にそうし
た物理化学特性を、従来提案してきた新規かつ有用性に富む、静止時方位取得機能兼備L1 C/A GPS受信機という優れた科学技術を媒介に、また謝意基
盤化が急速に進行しているマルチGNSSの時代において、有効に活用せんとすることが本稿の提案なのである。衛星通信分野、衛星測位分野ではほとんど考慮
されることはないままであった。ひとたび、大規模自然災害救援に具体的に真に役立つことのみを真摯に考える際に、広範かつ深い探索に根ざした探索的継続的
努力から、このような視座が実際に役立つ技術を志向し見出された。
神戸大震災では、救出された被災者の生存率は、被災後何時間目に救出されたかに依存していることがわかった。発生後24時間以内の救助では75%、48時間以内の救助で
は25%、72時間以内の救助では、15%であった。(2011年1月17日22時放送
NHK総合防災力クライシス--そのとき被災者を誰が救うか--)。時間の経過とともに
生存率が低下してゆくことが判明しているなか、被災者への迅速かつ円滑な接近もが重要であることが示唆されている。また情報を収集する際にも、位置、時
刻、だけでなく、倒壊家屋の下になっている被災者の情報に関しても、方位に関する情報も同時に必要であることが考えられ、本提案の有効性が示唆されてい
る。本提案は、公助に資すると同時に、共助にも役立つ要素が大きい。これは、水などの一般的なものを有効に活用する点と、GPS受信機としても市民レベル
のL1 C/Aレベルの受信機を流用できる有意義な美点を備えるためである。当然ながら、高額な装置を用いるものと比較すれば、圧倒的に、自助についても
明らかに好適に適合する。
大規模自然災害時の、救援・救命作業局面では飲料水の救命時授与はもとより救助隊員自身の生存のためにも飲料水の一定量携行は必須である。本発明はまず
この点に着目し、当該素材が有する物理化学的特性としてのマイクロ波回折波減衰特性に優れた属性を、前記発明とあわせて有効活用することにより発揮される
有効性につき、まず具現化諸提案を行った。加えてそうした提案にとどまらず、現在世界中で海上安全(SOLAS)条約に基づく(わが国では国内法にも準拠
する)救命艇装備の飲料水小分け梱包容器の小分け時寸法が特段の必然性ないように見えるまま事実上標準(デ・ファクト・スタンダード、de fact
standard)になっている点にも注目する。
その構造に数理解析に基づく微細な改編を伴う設計指針を具備させることのみにより静止時方位取得可能GPS受信機という発明者自身の発明と組み合わせた
回折波除去機能を担わせた場合の有効性・簡便性を一挙に高めることが可能となり、不要回折波影響排除がいっそう簡便・確実にできるため、救援救命救助作業
の本務の円滑な遂行を従来よりも的確に支援することができることを見出したので、その具現化諸設計をも提案した。本技術提案により人命救助などの目的で、
国際社会の大規模災害にわが国が救援活動を行う際に、より迅速かつ的確な支援が可能となる面、およびその発展および関連と目される各種局面および各種業務
において多大な効果を奏する。
山岳救助隊員や国際緊急援助隊員は歩行による被災者や遭難者への迅速な接近が主となる。救助隊員自身も荒天候等過酷な環境でのサバイバルが求められる。この際、装具の総
合的な軽量化と兼用化が、救助あるいはサバイバルの遂行に有効かつ重要である。
現場に向かう隊員の必須装具のみの組み合わせで、携帯型衛星測位装置を、方位情報取得を、一層、確実に実施可能とすることを目的とした.
さらに詳細に特定すれば、特に、身体および生存に必要な最低限の物資のみを有する場面でも、上記の、携帯型測位・方位取得装置の実使用な可能とする。これ
は、救命艇などで、漂流中に相当するし、砂漠などでも相当する。平原でも相当する。極地などの使用にも好適に適合する。登山などにも好適に適合する。
上記のように、山岳救助隊員や国際緊急援助隊員は歩行による被災者や遭難者への迅速な接近救助に資すると同時に、被災者や遭難者がサバイバルするための
行動決定に資する判断情報入手にも資する。南米・アフリカなどいわゆるBase of Pyramid(BOP)対象支援技術にも適格性の高さを有する。
この際、農業効率化、難民の安全地移動支援、国連軍の移動支援、医療従事者等の患者への接近支援、逆に遠方の医療施設への患者自身の移動時にも好適に適合
する。低緯度、中緯度地域での有効性に加えて、極地でも磁場(偏差・自差・局所磁気のいずれも)の影響を受けず環境保全や自然踏査の支援技術の適格性も高
く、多大な効果を奏する。
本提案は本稿などの記述に矛盾しない限りいかようにでも構成できる。
1 平面アンテナ
2 GPS受信機
3 データ処理部
4 結果出力部
5 計測方向
6 平面アンテナによる上空覆域
7 平面アンテナによる上空覆域とそれ以外の上空領域の境界をなす大半円


Claims (9)

  1. 測位衛星システムを用いる屋外での方位情報取得方法において、
    測位衛星の送信信号を受信し、前記受信した信号に基づいて人体体躯に対する所定の方位を取得する方位情報取得装置を、前記人体体躯の前面または後面に装着し、上空のうち片側半天球に存していた測位衛星の送信信号は
    前記人体体躯を用いて遮蔽されると共に、
    前記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに水を含有するものを配置し、
    前記人体体躯のみの遮蔽で生じていた回折波の影響を低減させる
    ことを特徴とする方位情報取得方法。
  2. 前記水を含有するものは、人体体躯側面に配置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方位情報取得方法。
  3. 前記水を含有するものは、使用者が屋外での行動中に内容物としての水を摂取することが出来る容器に格納されることにより構成される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の方位情報取得方法。
  4. 前記水を含有するものは、使用者が屋外での行動中に内容物としての水を摂取することが出来る形状の容器または袋に格納されることにより構成される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の方位情報取得方法。
  5. 前記容器または袋は複数の小分けされた容器または袋の連続体から構成される、
    ことを特徴とする請求項4に記載の方位情報取得方法。
  6. 前記複数の小分けされた容器が前記方位情報取得装置の少なくとも左右又は左右のいずれかに配置される際には、前記複数の小分けされた容器がある点を中心軸に扇形に拡がった形で配置される、
    ことを特徴とする請求項5に記載の方位情報取得方法。
  7. 前記複数の小分けされた袋の連続体は、前記水を含有するものの連続した袋状の複数のパッケージであって、それを用いて、筒状の構造として形成される
    ことを特徴とする請求項5に記載の方位情報取得方法。
  8. 前記筒状の構造は、半径rを持つ構造として形成される、
    ことを特徴とする請求項7に記載の方位情報取得方法。
  9. 前記小分けされた袋の連続体のn番目の切れ目とn-1番目の間の袋の切れ目となり得る部分の間隔の長さは、筒状に構成した場合に水を含まない部分が互いに重ならないよう、2πg(a-(bg/2))+2πb(g^2) n 〔但しgは数値1から黄金比(0.618)を減じた数、aは筒状に構成した場合の巻きつけ開始時の半径、bは小分けされた袋自体の厚み、πは円周率、nは自然〕とされている
    ことを特徴とする請求項8に記載の方位情報取得方法。
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