JP6350246B2 - 追跡システム及び追跡プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、犯罪による事件の追跡を可能とする追跡システム及び追跡プログラムに関する。
従来のこの種の技術としては、例えば特許文献1に記載された犯罪防止セキュリティシステムがある。
特許文献1の犯罪防止セキュリティシステムでは、犯罪の被害者の所持する移動通信端末が、位置情報、映像情報、及び音声情報を取得してサーバーに送信する。サーバーでは、受信した位置情報等を時間情報と共に記憶する。記憶した位置情報等は、移動通信端末の近郊の位置範囲から抽出されたコンピューター端末や他の移動通信端末に通知される。
従って、特許文献1の犯罪防止セキュリティシステムでは、サーバーに記憶された位置情報等を状況証拠として使用して、事件の発生を特定することができる。また、位置情報等が通知されたコンピューター端末等の所有者は、近辺での犯罪の発生を認識し、被害者を救出する等の何らかの対処ができる。この場合、コンピューター端末等の位置や所有者を特定できるため、その特定による情報を用いた事件の追跡が可能となる。
しかし、従来の犯罪防止セキュリティシステムでは、移動通信端末の近郊のコンピューター端末等の抽出を事前に登録されたコンピューター端末等の中から行うため、登録されたコンピューター端末等が被害者の所持する移動通信端末の近辺(周辺)に存在しない場合に情報が得られないという問題がある。
特開2003−188800号公報
本発明が解決しようとする問題点は、事前に登録されたコンピューター端末等の特定の機器からのみ情報を得ていた点である。
本発明は、相互に通信可能な携帯端末及び処理装置を備え、前記携帯端末は、犯罪の発生情報の入力を受け付ける犯罪発生情報受付部と、前記受け付けた犯罪の発生を前記処理装置に通報する通報部と、特定距離内で有効な無線通信により周辺機器に対して保有する機器保有情報の前記処理装置への送信要求を行う送信要求部とを備え、前記処理装置は、前記周辺機器から送信された機器保有情報を取得する機器保有情報取得部と、前記取得した機器保有情報を前記通報に関連付けて記憶する記憶処理部と、前記携帯端末からの通報に応じて犯罪識別情報を作成する犯罪識別情報作成部と、前記作成された犯罪識別情報を前記携帯端末に送信する犯罪識別情報送信部とを備え、前記送信要求部は、前記携帯端末による前記犯罪識別情報の受信に応じ、前記送信要求部が前記周辺機器に対して前記受信した犯罪識別情報を含めた前記送信要求を行い、前記周辺機器に前記犯罪識別情報と共に前記機器保有情報の送信を行わせることを追跡システムの最も主な特徴とする。
本発明によれば、犯罪が発生した現場の周辺に位置する不特定の周辺機器から情報を取得して、犯罪による事件の追跡が可能となる。
本発明の一実施例に係る追跡システムの全体構成を示す概念図である。 図1の追跡システムのブロック図である。 図1の追跡システムによる追跡処理を示すフローチャートである。 図3の追跡処理のシーケンス図である。
犯罪が発生した周辺の不特定の機器から情報を得ることを可能にするという目的を、携帯端末から特定距離内で有効な無線通信により、周辺機器に対して保有する機器保有情報の送信要求を行うことにより実現した。
[追跡システムの構成]
図1は、本発明の一実施例に係る追跡システムの全体構成を示す概念図である。
追跡システム1は、図1のように、インターネットや公衆網等の広域ネットワーク(以下、単に「ネットワーク」と称する)3によって、相互に通信可能な携帯端末5、処理装置7、及び記憶装置9を備えている。追跡システム1では、携帯端末5からの犯罪の通報が行われた場合に、携帯端末5の周辺に位置する不特定の周辺機器11a及び11bが保有する情報を、処理装置7で収集して記憶装置9に記憶する。
なお、「不特定の周辺機器」とは、後述する近距離通信が可能な特定範囲内の全ての周辺機器であり、主に携帯端末5の通信相手として事前に特定されていないものである。ただし、「不特定の周辺機器」には、追跡システム1への登録等を通じ、携帯端末5の通信相手として事前に特定されているものを含めてもよい。
携帯端末5は、いわゆるスマートフォン等の多機能携帯電話機であり、犯罪の被害者や被害者周辺の通報者が所持する。携帯端末5には、個体識別番号等の携帯端末5自体又はその所有者を特定可能な端末識別情報(以下、「端末ID」と称する)が割り当てられている。また、携帯端末5は、ネットワーク3や後述する近距離通信による情報の送受信が可能となっている。なお、携帯端末5は、携帯型の情報処理端末であればよく、例えばノート型パソコンやタブレット端末等とすることも可能である。
処理装置7は、情報処理装置としてのサーバーであり、管理会社等に設置されている。処理装置7は、ネットワーク3による情報の送受信が可能となっている。
記憶装置9は、ネットワーク3によって処理装置7に接続されたハード・ディスク等の不揮発性記憶装置であり、管理会社等に設置されてネットワーク3による情報の送受信が可能となっている。記憶装置9は、後述する機器保有情報等を含むデータベースが構築される。なお、記憶装置9は、処理装置7に内蔵することも可能である。
周辺機器11aは、携帯端末5と同様の多機能携帯電話機である。周辺機器11aは、携帯端末5の周辺に位置する第三者が所持する。周辺機器11bは、動画を撮像するカメラである。周辺機器11bは、例えば監視カメラのように街頭や建物等に設置され、本実施例において携帯端末5の周辺に位置している。
これら周辺機器11a及び11bには、個体識別番号等の周辺機器11a及び11b自体又はその所有者を特定可能な機器識別情報(以下、「機器ID」と称する)が割り当てられている。また、周辺機器11a及び11bは、ネットワーク3や後述する近距離通信による情報の送受信が可能となっている。
なお、図1では、周辺機器11a及び11bのみを例示しているが、実際は、携帯端末5の周辺に位置する不特定な数及び種類の周辺機器が存在することになる。
[携帯端末及び処理装置]
図2は、図1の追跡システム1のブロック図である。
携帯端末5は、図1及び図2のように、ネットワークインターフェイス13、近距離通信インターフェイス15、操作表示部17、マイク19、制御部21、及び記憶部23等を備える。
ネットワークインターフェイス13は、処理装置7、記憶装置9、並びに周辺機器11a及び11b等に対し、ネットワーク3を通じた通信を可能とする。
近距離通信インターフェイス15は、Bluetooth(登録商標)に代表される近距離無線やWi−Fi(登録商標)に代表される無線LAN等を通じ、携帯端末5の位置から特定距離内の機器に対して無線通信を可能とする。以下、近距離通信インターフェイス15を通じた無線通信は、「近距離通信」と称する。
操作表示部17は、タッチパネル式の画面を有し、携帯端末5に対する操作入力や操作状態を表示する。なお、操作表示部17は、操作状態を表示する画面等の表示部と操作入力のためのキーパッド等の操作部とを別々に備えてもよい。
マイク19は、携帯端末5による通話時や犯罪の発生時等に音声を取得する。
制御部21は、携帯端末5の各部を制御するCPU(Central Processing Unit)等であり、携帯端末5のコンピューターとしての演算処理装置である。
記憶部23は、制御部21での処理に必要なデータを記憶するROM(Read Only Memory)、作業領域としてのRAM(Random Access Memory)、補助記憶装置としてのHDD(Hard Disk Drive)等を含む記憶装置である。本実施例では、記憶部23に追跡プログラムを構成する端末側追跡アプリケーションを記憶する。
端末側追跡アプリケーションは、制御部21で実行されることにより、制御部21を犯罪発生情報受付部25、位置情報取得部27、通報部29、送信要求部31として機能させる。
犯罪発生情報受付部25は、犯罪発生情報受付機能を実現し、犯罪の発生情報の入力を受け付ける。例えば、犯罪発生情報受付部25は、操作表示部17上での操作、マイク19からの音声、又はウェアラブル端末33等からの画像によって、犯罪の発生情報の入力を受け付けることが可能である。
操作表示部17上での操作による入力としては、犯罪発生情報受付部25が、操作表示部17上に入力ボタンを表示し、所持者に入力ボタンを選択させる。音声による入力としては、音声認識技術を利用して、犯罪発生情報受付部25がマイク19から取得した音声から犯罪性の高いキーワード、例えば「たすけて」等を検出する。ウェアラブル端末33等からの画像による入力としては、撮像機能を有するウェアラブル端末33から入力される画像を犯罪発生情報受付部25が処理することで、犯罪性の高い動作を検出する。
位置情報取得部27は、位置情報取得機能を実現し、犯罪発生情報受付部25での犯罪の発生情報の入力に応じ、携帯端末(自端末)5の位置情報(以下、「端末位置情報」と称する)を取得する。端末位置情報の取得は、GPS等の測位技術を利用することで実現できる。
通報部29は、通報機能を実現し、犯罪発生情報受付部25で受け付けた犯罪の発生をネットワーク3を通じて処理装置7に通報する。この通報には、端末位置情報や端末IDが端末保有情報として含まれる。なお、端末保有情報には、犯罪発生時の携帯端末5のカメラ機能による映像やマイク19を通じて取得された音声等を含めることも可能である。
送信要求部31は、送信要求機能を実現し、近距離通信により特定距離内の周辺機器11a及び11bから保有する機器保有情報の処理装置7への送信要求を行う。本実施例の送信要求部31では、犯罪の発生の通報に基づいて処理装置7から送信された犯罪識別情報(以下「犯罪ID」と称する)を受信し、周辺機器11a及び11bに犯罪IDを含めた送信要求を行う。
送信要求は、周辺機器11a及び11bに犯罪IDを通知して、機器保有情報の処理装置7への特定時間内の継続的な送信を要求するものである。
機器保有情報は、周辺機器11aの場合、自機の位置情報と機器IDとを含み、周辺機器11bの場合、自機で撮像した映像と機器IDとを含む。なお、周辺機器11aの位置情報は、周辺機器11aにおいて、GPS等を利用することで取得できる。また、周辺機器11aは、カメラ機能による映像やマイクを通じて取得された音声等を、機器保有情報に含めることも可能である。
従って、機器保有情報は、周辺機器11aの位置情報若しくは周辺機器11a及び11bの機能に応じて取得された映像又は音声と、周辺機器11a及び11b又はその所有者を識別する機器IDを含む構成となっている。
処理装置7は、ネットワークインターフェイス35、制御部37、記憶部39等を備える。
ネットワークインターフェイス35は、携帯端末5、記憶装置9、並びに周辺機器11a及び11b等に対し、ネットワーク3を通じて情報の送受信を可能とする。
制御部37は、処理装置7の各部を制御するCPU等であり、処理装置7のコンピューターとしての演算処理装置である。
記憶部39は、ROM、RAM、HDD等を含む記憶装置である。本実施例の記憶部39は、端末側追跡アプリケーションと共に追跡プログラムを構成する装置側追跡アプリケーションを記憶している。
装置側追跡アプリケーションは、制御部37で実行されることにより、制御部37を端末位置情報取得部43、犯罪識別情報作成部45、犯罪識別情報送信部47、機器保有情報取得部49、時刻管理部50、記憶処理部51として機能させる。
端末位置情報取得部43は、端末位置情報取得機能を実現し、通報元の携帯端末5の位置情報を取得する。本実施例では、通報に含まれる端末保有情報の受信により端末位置情報を取得する。
ただし、端末位置情報取得部43は、例えば公衆網の基地局情報から携帯端末5のエリア情報を端末位置情報として取得してもよい。この場合は、携帯端末5の位置情報取得部27を省略することが可能である。また、端末位置情報は、処理装置7で取得しない構成とすることも可能である。端末位置情報は、犯罪の発生場所や目撃場所を特定する意義を有するが、機器保有情報に含まれる周辺機器11aの位置情報によって間接的に犯罪の発生場所や目撃場所を特定できるためである。
犯罪識別情報作成部45は、犯罪識別情報作成機能を実現し、携帯端末5からの通報に応じて犯罪IDを作成する。犯罪IDは、通報された個々の犯罪を識別するための文字列等の情報である。
犯罪識別情報送信部47は、犯罪識別情報送信機能を実現し、犯罪識別情報作成部45で作成された犯罪IDを携帯端末5に送信する。
機器保有情報取得部49は、ネットワーク3によって周辺機器11a及び11bから送信された機器保有情報を受信により取得する。本実施例での機器保有情報の取得は、特定時間の間に継続的に行われる。
すなわち、周辺機器11a及び11bは、特定時間の間に機器保有情報を継続的に処理装置7に対して送信するので、機器保有情報取得部49は、継続的に送信された機器保有情報を受信により継続的に取得することになる。
時刻管理部50は、時刻管理機能を実現し、携帯端末5からの通報があった通報時刻及び機器保有情報を取得した情報取得時刻等を管理する。具体的には、通報及び機器保有情報を受信した時点の時刻を、処理装置7内の時刻に基づいて取得する。ただし、通報時刻は、携帯端末5から送信させ、情報取得時刻は、周辺機器11a及び11bから送信させ、時刻管理部50は、それら時刻を受信して取得してもよい。
記憶処理部51は、記憶処理機能を実現し、取得した機器保有情報を通報に関連付けて記憶する処理を行う。すなわち、処理装置7は、犯罪識別情報作成部45によって作成された犯罪IDに関連付けて、取得した機器保有情報及びその情報取得時刻を記憶装置9に送信して記憶させる。また、処理装置7は、携帯端末5からの通報に含まれる端末保有情報及び通報時刻を、記憶装置9に送信して犯罪IDに関連付けて記憶させる。これにより、記憶装置9では、データベースが構築される。
[追跡処理]
図3は、図1の追跡システムによる追跡処理を示すフローチャート、図4は、図3の追跡処理のシーケンス図である。
追跡処理は、携帯端末5で端末側追跡アプリケーションを起動することで開始される。
ステップS1では、「犯罪が発生したか?」の処理が実行される。すなわち、携帯端末5の犯罪発生情報受付部25が、操作表示部17上での操作、犯罪性の高い音声の検出、又は犯罪性の高い動作の検出等の有無によって、犯罪の発生情報の入力を受け付けたか否かを判断する。
図4の「1」のように犯罪の発生情報が入力された場合は、ステップS2へ移行し(YES)、犯罪の発生情報が入力されない限り、ステップS1の処理を繰り返す(NO)。
ステップS2では、「犯罪の発生の通報」が実行される。すなわち、携帯端末5の通報部29は、ステップS1での犯罪の発生情報の入力に応じ、図4の「1.1」のように犯罪の発生を処理装置7にネットワーク3を通じて端末保有情報を含めた通報を行う。こうしてステップS2が完了し、ステップS3へ移行する。
ステップS3では、「犯罪IDの作成」が実行される。すなわち、処理装置7の犯罪識別情報作成部45は、携帯端末5からの通報によって端末保有情報を取得し、対応する犯罪IDを作成する。作成された犯罪IDは、図4の「1.1.1」のように、犯罪識別情報送信部47によって処理装置7から携帯端末5へとネットワーク3を通じて送信される。
このとき、犯罪IDは、通報時刻及び端末保有情報と共に、処理装置7の記憶処理部51が記憶装置9に記憶させる。ただし、犯罪ID、通報時刻、及び端末保有情報は、処理装置7の記憶部39内に一時的に記憶しておくことも可能である。
こうしてステップS3が完了し、ステップS4へ移行する。
ステップS4では、「機器保有情報の送信要求」が実行される。すなわち、携帯端末5の送信要求部31は、処理装置7からの犯罪IDを受信に応じ、特定距離内の不特定の周辺機器11a及び11bに対して近距離通信を行う。
そして、近距離通信が確保された周辺機器11a及び11bに対し、送信要求部31は、図4の「1.2」のように犯罪IDを通知して、機器保有情報の処理装置7への送信要求を行う。
こうしてステップS4が完了し、ステップS5へ移行する。
ステップS5では、「機器保有情報の取得」が実行される。すなわち、周辺機器11a及び11bは、送信要求に基づいて、図4の「1.2.1」のようにネットワーク3により処理装置7に機器保有情報を継続的に送信する。なお、本実施例では、周辺機器11a及び11bが継続的に機器保有情報を送信するが、送信要求があるたびに機器保有情報を送信してもよい。この場合は、携帯端末5の送信要求部31が特定時間内で継続的に送信要求を行う。
機器保有情報を送信する際は、周辺機器11aの場合、送信要求に応じて自機の位置情報を取得し、取得した位置情報と機器IDとを周辺機器11aが保有している機器保有情報として犯罪IDと共に処理装置7に送信する。
周辺機器11bの場合は、送信要求に応じて、撮像している映像と機器IDとを保有している機器保有情報として犯罪IDと共に処理装置7に送信する。
そして、処理装置7では、機器保有情報取得部49が周辺機器11a及び11bから継続的に受信する犯罪ID及び機器保有情報を取得する。
こうしてステップS5が完了し、ステップS6へ移行する。
ステップS6では、「機器保有情報の記憶」が実行される。すなわち、処理装置7の記憶処理部51は、ステップS5で取得した犯罪ID及び機器保有情報を、図4の「1.2.1」のように情報取得時刻と共に記憶装置9に逐次送信する。記憶装置9では、図4の「1.2.1.1」のように、受信した機器保有情報及び情報取得時刻を同一の犯罪IDに関連付けて記憶を実行する。
なお、記憶処理部51は、特定時間が経過するまでは処理装置7の記憶部39内に同一犯罪IDに関する全ての情報、つまり通報時刻、端末保有情報、機器保有情報、情報取得時刻等を一時的に記憶し、特定時間の経過後に記憶部39内の同一犯罪IDに関する全ての情報をまとめて記憶装置9に送信して記憶させてもよい。
このように、本実施例の追跡処理では、不特定の周辺機器11a及び11bから機器保有情報が送信される限り継続的に機器保有情報を記憶する。
これにより、本実施例では、犯罪発生現場の周辺に位置する周辺機器(携帯端末)11a又はその所有者を特定すると共に、足取りを追跡することができる。
従って、周辺機器11aを犯人が所有している場合は、犯人を特定し、その足取りを追跡することができる。周辺機器11aを目撃者が所有している場合は、目撃者を特定して目撃証言等を得やすく、しかも足取りを追跡することで目撃証言等を得るべき目撃者を複数の目撃者の中から特定しやすくなる。
また、周辺機器11bからは、継続的な映像から犯罪の状況を示す映像を取得し、或は犯人や目撃者の足取りを示す映像を取得することができる。
[実施例の効果]
本実施例の追跡システム1は、相互に通信可能な携帯端末5及び処理装置7を備える。携帯端末5は、犯罪の被害者や目撃者に所持され、犯罪の発生情報の入力を受け付ける犯罪発生情報受付部25と、受け付けた犯罪の発生を処理装置7に通報する通報部29と、特定距離内で有効な無線通信により周辺機器11a及び11bに対して保有する機器保有情報の処理装置7への送信要求を行う送信要求部31とを備える。処理装置7は、周辺機器11a及び11bから送信された機器保有情報を取得する機器保有情報取得部49と、取得した機器保有情報を通報に関連付けて記憶する記憶処理部51とを備える。
従って、本実施例の追跡システム1は、携帯端末5から無線通信が可能な特定距離内の不特定の周辺機器11a及び11bに機器保有情報を送信させ、送信された機器保有情報を処理装置7で取得して記憶することができる。
このように、本実施例では、犯罪が発生した現場の周辺に位置する不特定の周辺機器11a及び11bから機器保有情報を収集して犯罪による事件の追跡が可能となり、事件の解決時間や捜査人員の削減をも可能とする。
近年では、携帯電話機や監視カメラの普及により、犯罪の被害者や目撃者が所持する携帯端末5の周辺に周辺機器11a及び11bが多数存在するため、本実施例の追跡システム1は、極めて有用である。
本実施例の機器保有情報は、周辺機器11aの位置情報若しくは周辺機器11a及び11bの機能に応じて取得された映像又は音声と、周辺機器11a及び11b又はその所有者を識別する機器IDを含む構成となっている。
従って、本実施例では、収集した機器保有情報により、犯罪発生現場の周辺にいた犯人の特定、事件後の足跡、目撃証言の取得等の事件の追跡を容易且つ確実に行うことができる。
さらに、本実施例では、処理装置7の機器保有情報取得部49が特定時間の間に機器保有情報を継続的に取得するので、犯罪発生後の周辺機器11aを所持する人の動きや周辺機器11bの撮像範囲内の人の動きが鮮明に捉えられるので、犯人や目撃者の足取りを確実に追跡することができる。
本実施例の処理装置7は、携帯端末5からの通報に応じて犯罪IDを作成する犯罪識別情報作成部45と、作成された犯罪IDを携帯端末5に送信する犯罪識別情報送信部47とを備える。携帯端末5は、犯罪IDの受信に応じ、送信要求部31が周辺機器11a及び11bに対して受信した犯罪IDを含めた送信要求を行い、周辺機器11a及び11bに犯罪IDと共に機器保有情報の送信を行わせる。
従って、本実施例では、不特定の周辺機器11a及び11bから機器保有情報を取得する場合でも、機器保有情報を容易且つ確実に通報に関連付けて記憶し、事件の確実な追跡を可能とする。
処理装置7は、通報元の携帯端末5の位置情報を取得する端末位置情報取得部43を備え、記憶処理部51が携帯端末5の位置情報を通報に関連付けて記憶する。
従って、本実施例では、携帯端末5の位置情報から犯罪の発生現場や目撃現場を特定することができる。
処理装置7は、携帯端末5からの通報があった時刻を取得する時刻管理部50を備え、記憶処理部51が通報時刻を機器保有情報と共に記憶する。
従って、本実施例では、犯罪の発生時刻を特定することができる。
5 携帯端末
7 処理装置
11a,11b 周辺機器
25 犯罪発生情報受付部
29 通報部
31 送信要求部
43 端末位置情報取得部
45 犯罪識別情報作成部
47 犯罪識別情報送信部
49 機器情報取得部
50 時刻管理部
51 記憶処理部

Claims (6)

  1. 相互に通信可能な携帯端末及び処理装置を備え、
    前記携帯端末は、
    犯罪の発生情報の入力を受け付ける犯罪発生情報受付部と、
    前記受け付けた犯罪の発生を前記処理装置に通報する通報部と、
    特定距離内で有効な無線通信により周辺機器に対して保有する機器保有情報の前記処理装置への送信要求を行う送信要求部とを備え、
    前記処理装置は、
    前記周辺機器から送信された機器保有情報を取得する機器保有情報取得部と、
    前記取得した機器保有情報を前記通報に関連付けて記憶する記憶処理部と、
    前記携帯端末からの通報に応じて犯罪識別情報を作成する犯罪識別情報作成部と、
    前記作成された犯罪識別情報を前記携帯端末に送信する犯罪識別情報送信部とを備え、
    前記送信要求部は、前記携帯端末による前記犯罪識別情報の受信に応じ、前記送信要求部が前記周辺機器に対して前記受信した犯罪識別情報を含めた前記送信要求を行い、前記周辺機器に前記犯罪識別情報と共に前記機器保有情報の送信を行わせる、
    ことを特徴とする追跡システム。
  2. 請求項記載の追跡システムであって、
    前記処理装置は、前記通報元の携帯端末の位置情報を取得する端末位置情報取得部を備え、
    前記記憶処理部は、前記携帯端末の位置情報を前記通報に関連付けて記憶する、
    ことを特徴とする追跡システム。
  3. 請求項1又は2に記載の追跡システムであって、
    前記機器保有情報は、前記周辺機器の位置情報若しくは前記周辺機器の機能に応じて取得された映像又は音声と、前記周辺機器又はその所有者を識別する機器識別情報を含む、
    ことを特徴とする追跡システム。
  4. 請求項1〜の何れか一項に記載の追跡システムであって、
    前記処理装置は、前記機器保有情報取得部が特定時間の間に前記機器保有情報を継続的に取得する、
    ことを特徴とする追跡システム。
  5. 請求項1〜の何れか一項に記載の追跡システムであって、
    前記処理装置は、前記携帯端末からの通報があった時刻を取得する通報時刻取得部を備え、
    前記記憶処理部は、前記通報時刻を前記機器保有情報と共に記憶する、
    ことを特徴とする追跡システム。
  6. 相互に通信可能な携帯端末及び処理装置を備えた追跡システムの追跡プログラムであって、
    前記携帯端末のコンピューターに、
    犯罪の発生情報の入力を受け付ける犯罪発生情報受付機能と、
    前記受け付けた犯罪の発生を前記処理装置に通報する通報機能と、
    特定距離内で有効な無線通信により周辺機器に対して保有する機器保有情報の前記処理装置への送信要求を行う送信要求機能とを実現させ、
    前記処理装置のコンピューターに、
    前記周辺機器から送信された機器保有情報を取得する機器保有情報取得機能と、
    前記取得した機器保有情報を前記通報に関連付けて記憶する記憶処理機能と、
    前記携帯端末からの通報に応じて犯罪識別情報を作成する犯罪識別情報作成機能と、
    前記作成された犯罪識別情報を前記携帯端末に送信する犯罪識別情報送信機能とを実現させ、
    前記送信要求機能は、前記携帯端末による前記犯罪識別情報の受信に応じ、前記送信要求機能が前記周辺機器に対して前記受信した犯罪識別情報を含めた前記送信要求を行い、前記周辺機器に前記犯罪識別情報と共に前記機器保有情報の送信を行わせる、
    ことを特徴とする追跡プログラム。
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