JP6349922B2 - 樹脂モールドコイル及びその製造方法並びにモールド変圧器 - Google Patents
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Description
(1)高電圧・大容量となる電力機器は寸法が大きくなり、樹脂を注型させる体積も大きくなる。樹脂注型体積が大きくなれば、内部に残存するガスや水分の量が多くなり、モールド時にそれらが一箇所に凝集して空隙欠陥として残存し易くなる。
(2)大きな電位差を持つ導体間や高圧導体と接地面との間では、物理的な距離を離した状態でモールドを行う必要がある。この絶縁距離を確保するためには高圧部位を絶縁材で物理的に保持する必要があり、この絶縁材が樹脂の含浸を妨げる。
(3)導通面積を確保する目的で導体の断面形状を円形とするため、隣接する導体と絶縁材との間には、螺旋状に連続し連続方向に直交する断面が略三角形状である空隙部が生じる。導体は絶縁材に対して締め付けて巻き回されているため、この空隙部は殆ど密閉された状態となる上、この空隙部は樹脂注型体積に対して非常に小さい領域であるため、未含浸部として残存し易い。
このように、固体絶縁機器の絶縁信頼性確保には部分放電を発生させないことが重要であり、そのためには空隙欠陥が生じないように樹脂モールドを行うことが機器製造の要点となる。特に、モールド変圧器の場合には、変圧器の高圧導体が樹脂内に埋め込まれる構造であるため、この導体の周囲への樹脂の含浸を充分に行うことが重要となる。
その後、内金型を外金型の内側に装着し、外金型に形成された樹脂注入口から外金型内に液状(未硬化)の熱硬化性樹脂を注入する。このとき、外金型内に注入された熱硬化性樹脂は、芯部102と導体103に囲まれて形成される空隙部及び導体103と層間絶縁材104に囲まれて形成される空隙部にそれぞれ流入して、導体103の周囲に配される。そして、熱硬化性樹脂を熱硬化させて、導体103の周囲を硬化樹脂105によりモールドする。
しかしながら、導体のターン数は100前後である場合もあるため、粘性の高い熱硬化性樹脂を軸方向に含浸させることにより軸方向中央部の前記空隙部に空隙欠陥が生じないように含浸させることは、容易ではなかった。また、導線を巻き付ける際の締め付け力等によって突条が変形して、熱硬化性樹脂の含浸性が低下するおそれがあった。
そこで、本発明は、上記のような従来技術が有する問題点を解決し、モールド材中の空隙欠陥の残存が少なく、長期信頼性に優れた樹脂モールドコイル及びその製造方法並びにモールド変圧器を提供することを課題とする。
この樹脂モールドコイルの製造方法においては、前記帯状シート材が絶縁性及び耐熱性を有することが好ましい。
この樹脂モールドコイルにおいては、前記帯状シート材が絶縁性及び耐熱性を有することが好ましい。
さらに、本発明の他の態様に係るモールド変圧器は、前記樹脂モールドコイルと、前記芯部に挿通された鉄心と、を備えることを特徴とする。
この導体3は、断面円形であり、エナメル等の絶縁物の被膜3aで表面が被覆されている。導体3の巻き方については、図9に示す従来の一般的な巻き方と同様である。また、モールド材5は、エポキシ樹脂等の液状の熱硬化性樹脂を熱硬化した硬化樹脂である。
さらに、層間絶縁材4は、筒状に形成した絶縁シートで構成されていて、コイル12の各層間を絶縁している。そして、軸方向に隣接する導体3と層間絶縁材4との間には、導体3に沿って螺旋状に連続し連続方向に直交する断面が略三角形状である空隙部10が、導体3と層間絶縁材4とに囲まれて形成されるが、層間絶縁材4は、該空隙部10に液状の熱硬化性樹脂を注入するための貫通孔(図示せず)を複数有している。
各層間に層間絶縁材4を介装しつつ導体3を芯部2の外周に複数層をなすように巻き付けてコイル12を形成すると、軸方向に隣接する導体3と層間絶縁材4との間に空隙部10が形成されるとともに、軸方向に隣接する導体3と芯部2との間に空隙部9が形成される。いずれの空隙部9,10も、導体3に沿って螺旋状に連続し、連続方向に直交する断面は略三角形状である。
よって、コイル12の上側の外周面に落下した熱硬化性樹脂11は、図3において破線矢印で示すように、最外側の層間絶縁材4の貫通孔を通ってコイル12の内部に浸入し、さらに、内部各層の層間絶縁材4の貫通孔を順次通ってコイル12の径方向内側へ径方向に含浸していき、各層の空隙部10に流入する。そして、径方向最内側に至った熱硬化性樹脂11は、空隙部9に流入することとなる。
さらに、熱硬化性樹脂11は、図3において実線矢印で示すように、コイル12の軸方向端部の開口部からコイル12の内部に浸入し、コイル12の軸方向中央側へ軸方向に含浸していき、各層の空隙部9,10に流入する。
このように、貫通孔を介した径方向の含浸により、導体3の周囲に液状の熱硬化性樹脂11が配され、多くの空隙部9,10において熱硬化性樹脂11が殆ど隙間なく充填された状態となる。
この樹脂モールドコイル1は、モールド変圧器、計器用変圧器、計器用変流器などの、樹脂にモールドされた高圧となる導体を備える電気機器に対して好適に用いることができる。特に、一次コイル側の電圧が3.3kV以上の高電圧機器に好適である。例えば、一次コイル及び二次コイルを本実施形態の樹脂モールドコイル1で構成し、それぞれのコイル12の芯部2に鉄心を挿通すれば、長期信頼性に優れたモールド変圧器を得ることができる。
なお、層間絶縁材4を構成する絶縁シートは、以下のようにして製造してもよい。すなわち、液状の熱硬化性樹脂11を透過しない樹脂シートに、金型を用いる方法等により、表裏両面を貫通する貫通孔を複数形成する加工を施す。このような方法であれば、特殊な絶縁材を用いることなく、安価に層間絶縁材4を製造することができる。
また、絶縁性を有する繊維状材料を編むことにより形成された網状物を、絶縁シートとして用いてもよい。例えば、ナイロンやポリプロピレン等で構成された繊維状材料を格子状に編んだ網状物を用いてもよい。網状物の網目が「表裏両面を貫通する貫通孔」に相当するので、層間絶縁材4を構成する絶縁シートとして好適に使用することができる。網状物を用いれば、開口率は高いものの樹脂モールドコイル1の機械強度が低下することはない。
さらに、液状の熱硬化性樹脂11には、充填材を添加してもよい。例えば、球状又は粉末状のシリカ等の補強材を添加すれば、モールド材5の強度を向上させることができる。充填材を添加した場合には、貫通孔の直径は、充填材が通過可能なサイズとする必要がある。
このような第1層の形成により、コイル12の第1層の軸方向端部(図6では左端部)の導体3が、帯状シート材14で押さえられ固定される。なお、図6の(a)、(b)、(c)及び図7の(a)が、本発明の構成要件である「巻き付け工程の第一ステップ」に相当する。
次に、第1層の外層側に配された層間絶縁材4の端部(前記帯状シート材固定部とは軸方向反対側の端部)の外層側に、導体3を例えば1巻き(2〜3巻きでもよい)巻き付けて、固定用巻き付け部16を形成する(図7の(c)を参照)。
そして、帯状シート材14の他端部側を折り返して、帯状シート材14で固定用巻き付け部16を外層側から覆いつつ、帯状シート材14を、その長手方向が芯部2の軸方向と平行をなすように、第1層の外層側に配された層間絶縁材4の外層側に配する(図7の(d)を参照)。なお、図7の(c)、(d)が、本発明の構成要件である「巻き付け工程の第三ステップ」に相当する。
このような第2層の形成によって、コイル12の第1層の軸方向右端部の導体3、及び、第2層の軸方向右端部の導体3(固定用巻き付け部16)が、帯状シート材14で押さえられるとともに、第2層の導体3の巻き付け力によって締め付けられるため、第1層及び第2層の軸方向右端部の導体3がいずれも固定される。なお、図7の(e)が、本発明の構成要件である「巻き付け工程の第四ステップ」に相当する。
そして、帯状シート材14の他端部側を折り返して、帯状シート材14で固定用巻き付け部16を外層側から覆いつつ、帯状シート材14を、その長手方向が芯部2の軸方向と平行をなすように、第2層の外層側に配された層間絶縁材4の外層側に配する。
このような第3層の形成によって、コイル12の第2層の軸方向左端部の導体3、及び、第3層の軸方向左端部の導体3(固定用巻き付け部16)が、帯状シート材14で押さえられ固定される。
帯状シート材14は、液状の熱硬化性樹脂11が透過可能であれば、その種類は特に限定されるものではないが、ポリプロピレン、脂肪族ポリアミド等の樹脂製の網状材を用いることができる。
また、帯状シート材14は、絶縁性及び耐熱性を有していることが好ましい。耐熱性が優れていれば、液状の熱硬化性樹脂11を注型した際の温度上昇による熱変形が生じにくいので、コイル12の層間での導体3の接触や帯状シート材14の破断が生じにくくなり、安定して絶縁性を確保することができる。
さらに、導体の種類は特に限定されるものではないが、直径が0.7〜4mmのものであれば、本発明を適用可能である。
また、帯状シート14は、図5の(b)にように、コイル12の周方向の4隅に配置してもよいし、それ以上の数の帯状シート14をコイル12に配置してもよい。ただし、帯状シート14は、コイル12の周方向に等間隔をあけて配置した方がより好ましい。
2 芯部
3 導体
3a 被膜
4 層間絶縁材
5 モールド材
9 空隙部
10 空隙部
11 熱硬化性樹脂
12 コイル
14 帯状シート材
16 固定用巻き付け部
31 モールド変圧器
32 鉄心
Claims (5)
- 絶縁物で被覆された1本の導体を筒状の芯部の外周に複数層をなすように巻き付けてなるコイルと、前記コイルの各層間にそれぞれ介装された筒状の層間絶縁材と、前記導体の周囲を覆うモールド材と、を備える樹脂モールドコイルの製造方法であって、
各層間に前記層間絶縁材を介装しつつ前記導体を前記芯部の外周に複数層をなすように巻き付けて前記コイルを形成する巻き付け工程と、前記芯部の外周に巻き付けられた前記導体の周囲に液状の熱硬化性樹脂を配し熱硬化させてモールド材を形成し、前記コイルをモールドするモールド工程と、を備え、
前記巻き付け工程は、
前記熱硬化性樹脂が透過可能な帯状シート材の一端部を、その長手方向が前記芯部の軸方向と平行をなすように前記芯部の外周に配し、当該帯状シート材の外層側から前記導体を前記芯部に螺旋状に1巻以上巻きつけて帯状シート材固定部を形成し、前記帯状シート材の他端側を折り返して前記帯状シート材固定部を前記帯状シート材で内層側及び外層側から挟みつつ、折り返した前記帯状シート材をその長手方向が前記芯部の軸方向と平行をなすように前記芯部の外周に配し、折り返した前記帯状シート材の外層側から前記帯状シート材固定部と並ぶように前記導体を前記芯部に螺旋状に巻き付けて、前記芯部の外周に前記コイルの第1層目の層を形成する第一ステップと、
前記第1層目の層の外層側に前記層間絶縁材を配する第二ステップと、
前記第1層目の層の前記導体巻終り端側であって前記層間絶縁材の外層側に前記導体を1巻き以上巻き付けて固定用巻き付け部を形成した後、前記帯状シート材を再度折り返して前記固定用巻き付け部を外層側から前記帯状シート材で覆いつつ、前記帯状シート材をその長手方向が前記芯部の軸方向と平行をなすように、前記層間絶縁材の外層側に配する第三ステップと、
前記層間絶縁材の外層側に配した前記帯状シート材の外層側に、前記固定用巻き付け部と並ぶように前記導体を螺旋状に巻き付けて前記コイルの新たな層を形成する第四ステップと、
前記第二ステップ、前記第三ステップ、及び前記第四ステップをこの順で所定回数繰り返す第五ステップと、
を有することを特徴とする樹脂モールドコイルの製造方法。 - 前記帯状シート材が絶縁性及び耐熱性を有することを特徴とする請求項1に記載の樹脂モールドコイルの製造方法。
- 絶縁物で被覆された1本の導体を筒状の芯部の外周に複数層をなすように巻き付けてなるコイルと、前記コイルの各層間にそれぞれ介装された筒状の層間絶縁材と、前記導体の周囲を覆うモールド材と、前記導体を固定する帯状シート材と、を備え、前記モールド材は、前記導体の周囲に配された液状の熱硬化性樹脂を熱硬化した硬化樹脂からなり、前記帯状シート材は前記熱硬化性樹脂を透過する樹脂モールドコイルであって、
前記導体は、前記芯部の軸方向端部に前記コイルの各層の巻終り及び巻始めが交互に出現するように螺旋状に複数層巻かれ、
前記コイルの各層には、前記帯状シート材が、その長手方向と前記コイルの軸方向とを平行とし、前記導体の巻始め側は前記導体の外層側、前記導体の巻終り側は前記導体の内層側、前記外層側と前記内層側の境界は前記導体間に配置され、
前記コイルの軸方向端部では、前記コイルの連続する層間の前記帯状シート材が、内周側に位置する巻終り側と外周側に位置する巻始め側とで連結していることを特徴とする樹脂モールドコイル。 - 前記帯状シート材が絶縁性及び耐熱性を有することを特徴とする請求項3に記載の樹脂モールドコイル。
- 請求項3又は請求項4に記載の樹脂モールドコイルと、前記芯部に挿通された鉄心と、を備えることを特徴とするモールド変圧器。
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