JP6349154B2 - 電磁誘導加熱ヘッド及び加工装置 - Google Patents
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Description
(1)複数の電磁誘導加熱ヘッドを固定ベースに脱着可能に固定することで、加工の目的に対応してヘッドの交換が可能となる。
(2)回転可能かつ軸方向に往復駆動可能な主軸の先端に、前記電磁誘導加熱ヘッド及び他の工具を取り付けた主軸ヘッドを設けることで、凹部形成又は曲面加工に加え、穴開け加工などの他の加工を1つの加工装置で行うことが可能となる。
(3)電磁誘導加熱ヘッドによる加熱により軟化した加工材料を、プレス機によってプレス加工することで、大量生産にも対応可能となる。
(1)耐熱性樹脂により形成された略円形のヘッド本体12の内側に、誘導コイル30を設けて電磁誘導加熱ヘッド10を形成することとした。このため、前記誘導コイル30に電流を流した状態で、発泡体42の表面に金属層44A,44Bが設けられた断熱パネル40に前記ヘッド本体12を接触させると、前記金属層が電磁誘導により発熱する。そして、発熱した金属層によって発泡体44が溶融して厚みが薄くなるとともに、発熱した金属層自体も凹んだ発泡体に沿うよう変形するので、ボルト等の固定具を取り付けるための厚みの薄い加工部を、他の部材を用いることなく、容易に形成することができる。
(3)凹部46を形成した後に穴48を形成する場合には、穴48を形成する前であれば、凹部46を別の位置に形成し直して使用することもできる。すなわち、凹部46は、断熱パネル40を貫通するものではないので、位置変更にも対応可能である。
(4)本実施例では、ヘッド本体12に取手20を設けたハンディタイプとしたので、断熱パネル40の任意の位置に凹部46を形成することができる。また、ヘッド本体12の押し付け加減により、断熱パネル40の厚さ等に応じて凹部46の深さの調整も容易である。
(1)前記実施例で示した形状,寸法は一例であり、必要に応じて適宜変更してよい。材質についても同様に、前記実施例1では、金属層44A,44Bとしてアルミ箔を用いることとしたが、他の公知の各種の金属を用いてもよい。また、ヘッド本体としても、ワークの素材に応じて適宜変更可能であるが、加圧しながら加工する場合には、加圧する圧力に耐え得る強度を有するものを使用することができる。
(2)前記実施例1では、ヘッド本体12に平面部14とテーパー部16を設けることとしたが、これも一例であり、テーパー部16は必要に応じて設けるようにしてもよいし、テーパーの傾斜具合も適宜変更可能であり、図1(D)に示すヘッド本体12Eのように、曲面部17を設けるようにしてもよい。また、ヘッド本体12内での誘導コイル30の配置についても、図1(C)に示すようにテーパー部16の内面に沿って設けるほか、図1(D)に示すヘッド本体12Fのように、平面部14に相当する部分に厚みを設け、誘導コイル30が同一平面上で渦巻きを形成するようにしてもよい。更に、用途に応じて、図1(E)に示すヘッド本体12Fのように、テーパー部を有しない構成としてもよい。
(4)前記実施例1で示した電源との接続形態も一例であり、同様の効果を奏するように適宜設計変更してよい。また、電磁誘導加熱ヘッド自体が電源を備えた構成としてもよい。
(5)前記断熱パネル40は、建築材料として利用されるほか、他の公知の各種の用途に使用するものであってもよい。また、前記断熱パネル40は、断熱以外の目的(例えば、防湿や遮音など)のために使用することを妨げるものではない。
(7)実施例3で示した電磁誘導加熱ヘッド200のヘッド本体204の曲面206や、受型220の曲面222の形状も一例であり、必要に応じて適宜設計変更可能である。
(1)複数の電磁誘導加熱ヘッドを固定ヘッドに脱着可能に固定することで、加工の目的に対応してヘッドの交換が可能となる。
(2)回転可能かつ軸方向に往復駆動可能な主軸の先端に、前記電磁誘導加熱ヘッド及び他の工具を取り付けた主軸ヘッドを設けることで、凹部形成又は曲面加工に加え、穴開け加工などの他の加工を1つの加工装置で行うことが可能となる。
(3)電磁誘導加熱ヘッドによる加熱より軟化した加工材料を、プレス機によってプレス加工することで、大量生産にも対応可能となる。
12,12A〜12H:ヘッド本体
14:平面部
16:テーパー部
17:曲面部
18:底面
20:取手
30:誘導コイル
30A,30B:端部
32A.32B:リード線
34:コード
40:断熱パネル
42:発泡体
44A,44B:金属層
46:凹部
46A:平面部
46B:テーパー部
47A,47B:凹部
48,48A,48B:穴
50:固定具
52:頭部
54:軸部
60:固定側部材
70:支持部
72:スリット
74:空間
76:ファン
78:排気口
80:パイプ
100,100A:加工装置
102:主軸
104:主軸ヘッド
106:軸
108,110,110A,110B:ドリル
150:加工装置
152:主軸
154:固定ベース
156:軸
200:電磁誘導加熱ヘッド
202:軸
204:ヘッド本体
206:曲面
208:誘導コイル
210:金属層
220:受型
222:曲面
224:誘導コイル
226:金属層
230:加工対象
232:基板
234A,234B:表面板
250:電磁誘導加熱ヘッド
252:軸
254:ヘッド本体
256:誘導コイル
258:金属層
260:加工対象
270:プレス機
272:上型
274:軸
276:曲面
280:下型
282:曲面
300,300A,300B:電磁誘導加熱ヘッド
302:ヘッド本体
304:誘導コイル
306:取手
308:金属層
310:加工対象
312:凹部
314:軟化部分
316:プレス機
318:彫刻
320:畳
322:芯材(木材)
324:裏打ち
326:畳表
328:接着剤
330:加工対象
350:加工対象
352:軟化部分
360:金棒
362:突起
Claims (11)
- 回転可能かつ軸方向に往復可能な主軸と、
該主軸の一端に設けられており、加工対象を加熱して所望の加工を施すための電磁誘導加熱ヘッドと、
該電磁誘導加熱ヘッド以外の工具とが、それぞれ1つ以上取り付けられた主軸ヘッドと、
を備えており、
前記主軸ヘッドが、耐熱性樹脂により形成されており、
前記電磁誘導加熱ヘッドが、
前記加工対象に接触させるヘッド本体と、
前記加工対象に接触させる部分に相当する範囲内で、前記ヘッド本体の内側に設けられた誘導コイルと、
を備えたことを特徴とする加工装置。 - 前記ヘッド本体は、前記加工対象に接触させる部分にテーパーないし曲面形状を有することを特徴とする請求項1記載の加工装置。
- 前記加工対象が、金属板又は金属層を表面に有する積層板であるときに、
該ヘッド本体との接触により、前記加工対象に凹部若しくは穴を形成し、又は前記加工対象を軟化し若しくは曲げ加工することを特徴とする請求項1又は2記載の加工装置。 - 前記加工対象が、樹脂製の発泡体の表面に金属層が設けられた断熱パネルであるときに、
前記ヘッド本体の前記金属層に接触させる部分の平面形状が略円形であって、
該ヘッド本体と前記金属層の接触により、前記断熱パネルに、固定具取付用の凹部を形成することを特徴とする請求項3記載の加工装置。 - 前記断熱パネルの金属層が、アルミ箔であることを特徴とする請求項4記載の加工装置。
- 前記加工対象が金属を含まないときに、
該ヘッド本体の表面側に、前記加工対象に接触させる範囲で金属層を設け、
前記ヘッド本体との接触により、前記加工対象に凹部若しくは穴を形成し、前記加工対象を軟化し若しくは曲げ加工し、又は前記加工対象を接着剤により他の部材に接着することを特徴とする請求項1又は2記載の加工装置。 - 前記ヘッド本体が、前記加工対象と接触させる部分と前記誘導コイルとの間に、冷却手段を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の加工装置。
- 前記ヘッド本体に操作用の取手を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の加工装置。
- 前記電磁誘導加熱ヘッドを、少なくとも1つ以上、固定ベースに着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の加工装置。
- 前記電磁誘導加熱ヘッドによる加熱により軟化した加工材料にプレス加工を行うプレス機を備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の加工装置。
- 請求項1〜10のいずれか一項に記載の加工装置で使用する電磁誘導加熱ヘッドであって、
前記加工対象に接触させるヘッド本体と、
前記加工対象に接触させる部分に相当する範囲内で、前記ヘッド本体の内側に設けられた誘導コイルと、
を備えたことを特徴とする電磁誘導加熱ヘッド。
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JP2014113567A JP6349154B2 (ja) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | 電磁誘導加熱ヘッド及び加工装置 |
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JP2014113567A JP6349154B2 (ja) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | 電磁誘導加熱ヘッド及び加工装置 |
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