JP6348522B2 - 埋葬情報処理装置、埋葬情報処理方法及び埋葬情報処理のためのコンピュータプログラム - Google Patents

埋葬情報処理装置、埋葬情報処理方法及び埋葬情報処理のためのコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、埋葬情報処理装置、埋葬情報処理方法及び埋葬情報提供のためのコンピュータプログラムに関し、特に樹木を使った埋葬に関する情報を処理する装置/方法/プログラムに関する。
古来より、墓には遺骨などを埋葬、納めることが広く行われてきている。しかし、近年、年月が経過するにしたがって墓を管理、守る者がいなくなり、無縁墓地となるケースも増えてきている。
特開2008−178830号公報 特開2002−073798号公報 特開2002−106208号公報 特開2006−068235号公報 特開2000−129960号公報 特開2003−113679号公報 特開2014−110038号公報 特開2005−054461号公報 特開2003−113679号公報 特開平08−305764号公報
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、遺族、子孫などに負担をかけず、亡くなったら自然に返る・帰るようにしつつも、弔う者がいれば、長く弔うこともできるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明は、 植えられている複数の樹木につき、植えられている場所を示す埋葬場所情報と、 これらの樹木のいずれかに対応して遺骨が埋葬された人または動物若しくはこれらの遺族、親族、飼い主または連絡先に関する連絡先情報と、 遺骨が埋葬された人または動物の没年月日、逝去年月日、命日、忌日、葬儀日または埋葬日に関する年月日情報を対応させて記憶する埋葬情報記憶手段に対して、 上記樹木を保管または育成する期間に関する期間情報を発生させ、 現在の年月日の現在情報を発生させ、 上記発生される期間情報と、上記発生される現在情報と、上記埋葬情報記憶手段から読み出した年月日情報とに基づき、当該現在情報が当該年月日情報から当該期間情報に応じた期間に達したかまたは経過したかを判断させ、 この判断結果に基づいて、上記埋葬情報記憶手段から対応する上記連絡先情報を読み出して出力させるようにした。
これにより、墓を設けなくてもすみ、墓を管理したり、守ったりする負担もなくなる。遺骨は分解して自然に返すことができる。遺骨や墓の代わりに、樹木によって、亡くなった人を悼み弔うことができる。樹木なので、長く弔うこともできる。
樹木12…が植えられている墓地11を示す。 所定期間経過後の樹木12…の移転場所14…を示す。 埋葬情報処理装置など全体回路を示す。 プログラム/データ記憶部7内の埋葬情報メモリ21(埋葬情報記憶手段)を示す。 プログラム/データ記憶部7内の移転情報メモリ22(移転情報記憶手段)を示す。 埋葬情報処理(全体処理)のフローチャートを示す。 ステップ12の移転情報処理のフローチャートを示す。 ステップ13の画像配信処理/状況情報処理のフローチャートを示す。
1…コントローラ(現在情報発生手段)
2…アドレス/データバスライン
3…入力部 4…出力部
5…インターフェース部 6…情報記憶部
7…プログラム/データ記憶部(画像記憶手段、埋葬情報記憶手段、移転情報記憶手段)
11…墓地 12…樹木 13…墓地区画
14…移転場所 15…カメラ(撮影手段、画像記憶手段)
21…埋葬情報メモリ(埋葬情報記憶手段、移転情報記憶手段)
22…移転情報メモリ(移転情報記憶手段)
B…埋葬情報 BP…埋葬場所情報
BA…連絡先情報 BD…年月日情報
BT…期間情報 PT…現在情報
MB…移転前情報 MP…移転場所情報
MA…移転後情報 MV…画像情報
CD…カメラ識別情報
(1)原理
図1及び図2は、埋葬情報処理装置/システム、埋葬情報処理方法を実現するための装置/システム、埋葬情報処理のためのコンピュータプログラムを実行する装置/システムにおいて、実行される埋葬情報処理の原理を示す。
図1の墓地11には、比較的小さい苗木の複数の樹木12…が植えられている。この樹木12…の数は、例えば4×7=28本、8×7=56本、12×7=84本などであり、各樹木12…の間隔は当間隔であり、各樹木12…の周囲のエリアを墓地区画13…という。この墓地区画13…には、配列順に番号などが割り振られ、各墓地区画13…内にはこれの番号を示す標識、そのたの連絡先を表示・暗示する標識などが設置されてもよい。
この墓地区画13…内の樹木12…の個々の周囲、近傍の一箇所または複数個所には、人またはペット等の動物の遺骨が埋葬される。埋葬された遺骨は、長年の間に分解されて土にかえり、その成分であるリン酸カルシウム、カルシウム、リン酸、窒素化合物などが、樹木12…に吸収されて、樹木12…は成長する。
遺骨が埋葬された人または動物の一回忌、三回忌、その他の命日、誕生日、結婚記念日、その他の記念日に達して、所定期間経過後、当該樹木12…は、山、丘陵、公園、農地、農牧地、森林、丘陵地、島、空き地、庭、緑地帯、山道、農道、林道、歩道、道路、湖、池、川のほとりなど、所定の移転場所14…に移転され植え替えられる。
樹木12…が移転場所4…に植え替えられた墓地区画3…の土は、掘り起こされて壺、容器、箱などに移し替えられ寺社仏閣教会などに保管され、永代供養、その他の供養がなされる。移転場所14…は墓地11の近くでもよいし遠くてもよいし、墓地11のある寺社仏閣教会の浦山でもよい。
図2の上記移転場所14…の樹木12…または移転場所14…の近景または遠景は、カメラ15…で撮影され、撮影された画像情報は、遺族、親族または連絡先に配信され、遺族、親族または連絡先の人は、お参りすることができる。このようなカメラ15…は、大きな木、電柱、家屋の軒先等に設置され、インターネット回線に接続される。
このカメラ15…は、CCD機能等により、撮影した画像を記憶する機能も有している。この画像記憶手段とカメラ15…とは一体でもよいし、離れていて無線・有線で接続されていてもよい。この撮影された画像情報MVは、動画、静止画いずれでもよいし、配信時のリアルタイムの画像でもよいし、過去の記憶画像でもよい。
また、この画像情報MVは、インターネット上で配信されるストリートビューという地図の任意の地点に対応した箇所の画像でもよい。このようなカメラ15…は固定式のほか、自動運転をする無人の移動車両、空中を移動/静止する空中浮遊飛翔体などに設置された移動式/静止式でもよい。このような連絡先への連絡、配信は、ライン、フェイスブック、ツイッター、チャットなどの種々のインターネット上のサービスを利用して行うこともできる。
(2)全体回路
図3は、埋葬情報処理装置の中の全体回路を示し、埋葬情報処理のデータ処理装置、埋葬情報処理方法を実現するための装置、埋葬情報処理のためのコンピュータプログラムを実行する装置、埋葬情報処理装置、サーバー、パソコン、スマートフォン、携帯情報端末、インターネット機器、カーナビゲーションまたはマイクロコンピュータの全体回路を示す。
この全体回路は、コントローラ1(中央処理演算装置であるCPU、ROM、RAM、時計回路など)を中心に、アドレス信号及びデータ信号が双方向に伝達されるアドレス/データバスライン2を介して入力部3、出力部4、インターフェース部5、情報記憶部6、プログラム/データ記憶部7等と電気的に接続されて構成されている。
入力部3は、キーボ−ド、マウス、タッチパネル、デジタイザなどの文字入力装置または画像入力装置などからなっている。文字入力装置または画像入力装置からは、埋葬情報、埋葬場所情報、連絡先情報、年月日情報、期間情報、現在情報、移転前情報、移転場所情報、移転後情報、画像情報などが入力され、文章数値データ、日付日時データなども入力され、さらに、その他の各種データを処理するためのコマンド、設定・指示データ、その他の情報が入力されてもよい。
出力部4は、ディスプレイ、プリンタなどから構成されており、上記埋葬情報、埋葬場所情報、連絡先情報、年月日情報、期間情報、現在情報、移転前情報、移転場所情報、移転後情報、画像情報、文章数値データ、日付日時データなどの各種データ、種々の情報の入力画面、制御画面、出力画面などが表示画面に表示/印刷されるなどの出力処理が行われる。
インターフェース部5は、LAN、インターネット、外部機器接続用のなどの送受信回路などからなり、外部入力装置と外部出力装置とからなる外部装置が接続される。このインターフェース部5を通じて、他のパソコンなどからも、上記埋葬情報、埋葬場所情報、連絡先情報、年月日情報、期間情報、現在情報、移転前情報、移転場所情報、移転後情報、画像情報、文章数値データ、日付日時データなどの各種データなどのほか、その他のデータ、コマンド、設定・指示データ、その他の情報、プログラムが送受される。
プログラム/データ記憶部7(内部記憶媒体/手段)はフラッシュメモリ、EEPROM、EPROM、CD−ROMなどROM等の不揮発性メモリと、RAM、キャッシュメモリ、ハードディスク、磁気カード、磁気ディスク、CD−RAM、DVD(デジタルビデオディスク)等が用いられた一時記憶メモリという大別して二種類の記憶装置(記憶手段)から構成されている。
そして、プログラム/データ記憶部7のROMには、埋葬情報処理装置(全体回路)で実行されるプログラムや各種処理に使用される汎用データが記憶される。このプログラムは後述するフローチャートに対応している。また、プログラム/データ記憶部7の一時記憶メモリには、プログラム処理中のデータの一時的な蓄積等、つまりワーキングメモリ若しくはキャッシュメモリとして用いられ、フラグ、モードなども記憶される。
また、情報記憶部6(外部記憶補助媒体/手段、補助記憶媒体)は、磁気ディスク、光ディスク、フレキシブルディスク(プロッピィーディスク)、磁気ドラム、磁気テープ、メモリカード、CD−RAM、CD−ROM、DVDなどの大量情報記憶/保存メディアとそれらのメディアへの情報書き込み/読み出し装置等(ドライブ装置、インターフェイス回路)から構成されている。
なお、場合によって、埋葬情報処理装置は、情報記憶部6のROM内に予め記憶されたプログラムによって単一の処理が行われる専用装置とされ、情報記憶部6に保存されたプログラムが、適宜、プログラム/データ記憶部7のRAM内に呼び込まれて起動される汎用のコンピュータ装置とされる。この場合は、情報記憶部6には、コントローラ1によって実行される基本ソフト(オペレーティングソフト)、システムソフト、応用プログラムを含む各プログラムが保存されている。
そして、埋葬情報処理装置の電源立ち上げ時、または新たなプログラムの起動時等において、情報記憶部6から読み出されて取り込まれ、プログラム/データ記憶部7のRAM等に一時的に保存されると共に、コントローラ1によって実行される。つまり、埋葬情報処理装置によって実行されるプログラムが、情報記憶部6に保存されており、適宜読み出されて取り込まれてコントローラ1によって実行される。
この場合、新たなプログラムへの変更は、情報記憶部6内に保存されているプログラム自体が置き換えられるか、若しくはプログラムの保存されているCD−ROM、磁気ディスク、フレキシブル磁気ディスク等が交換される(インストール/転送される)ことで行われる。
また、プログラム/データ記憶部7のEPROMに保存されたプログラムを専用に実行するコンピュータ装置の場合には、同じように、CD−ROM、磁気ディスク、フレキシブル磁気ディスク等が交換される(インストール/転送される)ことに呼応してEPROM等の書き換えが行われるか、またはROM自体の交換によって達成される。
なお、このプログラムの新規置き換えは、場合によって、上記インターフェース部5を通じて、インターネット回線、電話回線、公衆回線またはLAN回線を介して接続されている他のコンピュータなどの外部装置から送られてくる。つまり、コンピュータ装置(全体回路)で実行されるプログラムが、情報記憶部6に対して直接的に交換されたり、インターネットなどの通信網を介して国内外の外部装置から送られてきたもので交換されたりする。
したがって、場合によって、埋葬情報処理装置(全体回路)において実行されるプログラムが、起動の度毎に、国内外の外部装置から送られてくる。つまり、埋葬情報処理装置の情報記憶部6に応用プログラムが保存されておらず、国内外の外部装置から送られてくるプログラムを実行する端末装置の役目のみが、本発明の埋葬情報処理装置(全体回路)に与えられる。さらには、国内外の外部装置からプログラムとそのプログラムによって処理されるデータが共に送られてきて、そのプログラムによってデータ処理がなされた後、その結果が国内外の外部装置に送り返される。
また、コンピュータ装置で実行されるプログラムは、場合によって、OSなどの基本プログラムを基に、応用プログラムが実行されるような、一般的なコンピュータシステムによるプログラムであり、OSを含む統一化された一つのプログラムのみが実行される専用のコンピュータシステムである。よって、それらの統一化されたプログラムが国内外の外部装置から与えられるし、応用プログラムまたは基本プログラムまたはプログラムの一部のみが国内外の外部装置から送られてきて実行される。
なお、場合によって、本コンピュータ装置に予め別のオペレーティングシステム、システムプログラム(OS)、その他のプログラムが記憶され、上記プログラムはこれらのOS、その他のプログラムとともに実行される。このプログラムは本装置(コンピュータ本体)にインストールされ実行されるときに、別のプログラムとともにまたは単独で請求項(特許請求の範囲)または末尾の他の発明の効果の各請求項に記載された処理・機能を実行させる。
また、場合によって、このプログラムの一部または全部が本装置以外の1つ以上の国内外の単数又は複数の別装置に記憶されて実行され、本装置と別装置との間には通信手段を介して、これから処理するデータ/既に処理されたデータ/プログラムが送受され、本装置及び別装置全体として、本発明が実行される。これらの通信手段はインターネット通信システムなどである。
(3)プログラム/データ記憶部7内の記憶データ
上記コントローラ1またはプログラム/データ記憶部7には、埋葬情報B、埋葬場所情報BP、連絡先情報BA、年月日情報BD、期間情報BT、パスワード情報PW、現在情報PT、移転前情報MB、移転場所情報MP、移転後情報MA、画像情報MV、カメラ識別情報CDなどが入力または記憶され、文章数値データ、日付日時データなども入力または記憶され、さらに、その他の各種データを処理するためのコマンド、フラグ、アクセスアドレスカウント値、設定・指示データ、その他の情報が記憶される。
図4は上記プログラム/データ記憶部7内の埋葬情報メモリ21(埋葬情報記憶手段、移転情報記憶手段)を示す。この埋葬情報メモリ21には、埋葬情報B、つまり埋葬場所情報BP、連絡先情報BA、年月日情報BD、期間情報BT、移転場所情報MP、パスワード情報PWとが対応されて記憶されている。
このような各情報は、管理者、その他操作者、連絡先等によって、管理者による墓地11の造成時、連絡先による墓地区画13…の契約時または樹木12…の購入時などに、埋葬情報メモリ21に書き込まれる。
上記埋葬場所情報BPは、上記樹木12…それぞれが植えられている場所・配列順を示し、上記図1の28区画の例であれば、左上の墓地区画13…を「1」とし、左に向かって順次「2」「3」…と続き、右端の「7」から2列目の左端の「8」へと続き、4列目の右端の「28」までとなる。これらの埋葬場所情報BPは、埋葬情報メモリ21(埋葬情報記憶手段)の記憶番地でそっくり代用される。しかし、記憶番地と別に記憶してもよい。
上記連絡先情報BAは、これらの樹木12…ごとに対応して、遺骨が埋葬された人または動物若しくはこれらの遺族、親族、飼い主または連絡先を示す。例えば、飼い主または遺族の住所、氏名、電話番号、FAX番号、携帯電話番号、メールアドレス、携帯電話アドレス、勤務先、本籍、宗派、戒名、国籍などである。
この場合、遺族以外に、場合によって、亡くなった人または動物の健在時の連絡先、親、子、孫、祖父母、兄弟、親戚、親族、姻族、友人、上司、先輩、後輩、後見人、代理人、成年後見人などの連絡先に置き換えられてもよいし、または含まれてもよい。
上記年月日情報BDは、遺骨が埋葬された人または動物の没年月日を示す。年月日情報BDは、逝去年月日、命日、忌日、葬儀日または埋葬日でもよいし、場合によって曜日、時刻なども含めてもよい。
上記期間情報BTは、上記樹木12…を保管または育成する期間に関する情報、つまり埋葬から移転場所14…に移転するまでの期間を示し、例えば一回忌に相当する「1年」、三回忌に相当する「2年」、その他「1年6か月」、「2年」、「2年6か月」、「49日」、「100日」、「6年」(7回忌)、「12年」(13回忌)、「16年」(17回忌)、「22年」(23回忌)、「26年」(27回忌)、「32年」(33回忌)、「49年」、「○年○月」、「○年○日」、「○月○日」または、法事、法要までの期間、その他故人または亡くなった動物の数年後の誕生日、数年後の結婚記念日などである。
上記現在情報PTは、上記コントローラ1内の時計回路でカウント・メモリされており、この時計回路から発生され、現在の年月日を表す。
上記移転場所情報MPは、上記樹木12…の移転先の移転場所を示し、住所または経度及び緯度などで表される。
上記パスワード情報PWは、上記樹木12…ごと、つまり墓地区画13…ごと、すなわち埋葬場所情報BPごとに、割り振られるパスワードであり、このパスワードが入力されると、上記移転場所情報MP、画像情報MVが、連絡先情報BAに応じた連絡先に送られたり、この連絡先からのアクセスが許可されたりする。
上記移転前情報MBは、上記移転するときの移転する樹木12…の埋葬場所情報BPであり、場合によって上記移転場所情報MPも含まれる。
上記移転後情報MAは、上記移転された後の移転された樹木12…の上記移転場所情報MPと、当該樹木12…に対応する上記連絡先情報BAとからなる。
上記画像情報MVは、上記カメラ15…で撮影された、樹木12…の移転先の画像であり、カメラ15…自身にも記憶される。上記カメラ識別情報CDは、上記複数のカメラ15…のいずれかを識別して示す。
なお、埋葬情報メモリ21には、場合によって、期間情報BT、移転場所情報MPまたはパスワード情報PW、(若しくは年月日情報BD、連絡先情報BA、埋葬場所情報BP)は記憶されなくてもよい。この場合、後述するフローチャートに応じたプログラムの中に期間情報BT、移転場所情報MP、パスワード情報PWが記憶される。また、埋葬場所情報BPを埋葬情報メモリ21のアドレスとせず、アドレスとは別に埋葬場所情報BPを埋葬情報メモリ21に記憶してもよい。
図5は上記プログラム/データ記憶部7内の移転情報メモリ22(移転情報記憶手段)を示す。この移転情報メモリ22には、上記移転場所情報MPと、この移転場所情報MPに移転された樹木12…に対応する連絡先情報BA、埋葬場所情報BP、年月日情報BD、期間情報BT、パスワード情報PW、カメラ識別情報CDとが対応されて記憶される。
なお、この移転情報メモリ22には、場合によって、埋葬場所情報BP、年月日情報BD、期間情報BT、パスワード情報PWまたはカメラ識別情報CD、(若しくは連絡先情報BA、移転場所情報MP)は記憶されなくてもよい。
このような移転情報メモリ22は、上記移転場所14…が複数になれば、これに応じて、増設されるか、または記憶エリアが拡張される。また埋葬情報メモリ21は、上記墓地11が複数になれば、これに応じて、増設されるか、または記憶エリアが拡張される。さらに埋葬情報メモリ21は、上記墓地区画13…が増えれば、これに応じて、増設されるか、または記憶エリアが拡張される。
(4)埋葬情報処理(全体処理)
図6は、上記コントローラ1によって実行される埋葬情報処理(全体処理)のフローチャートを示す。
図6の処理は電源投入または当該プログラム実行の所定処理によって開始され、まず、イニシャライズ処理が実行され(ステップ01)、上記情報記憶部6、プログラム/データ記憶部7のエラーチェック、その他の初期化が行われる。
上記埋葬情報メモリ21の読み出しアドレスが「1」とされ(ステップ02)、埋葬情報メモリ21の墓地区画13の「1」に対応した先頭番地から、上記年月日情報BD及び期間情報BTを読み出し(ステップ03)、この年月日情報BDに期間情報BTを加算し(ステップ04)、この加算結果が上記現在情報PTに一致したか/達したかまたは越えたか/経過したかを判断する(ステップ05)。
一致または経過していれば、この番地の連絡先情報BAを読み出して出力し(ステップ06)、また当該番地の「1」を移転すべき樹木12のある墓地区画13を示す埋葬場所情報BPとして出力し(ステップ07)、さらにこの番地の移転場所情報MPを読み出してプログラム/データ記憶部7に一時記憶し出力し(ステップ08)、またさらに対応する樹木12…を移転すべきメッセージなどの情報を出力する(ステップ09)。
この出力は、出力部4のディスプレイに表示されたり、出力部4のプリンタで印刷されたり、音声で出力されたり、連絡先情報BAのメールアドレスに送信されたり、管理者などのメールアドレスに送信されたりする。
この場合、上記印刷された連絡先情報BAの住所に移転の案内状を管理者が郵送したり、FAXを送ったり、管理者が電話で連絡したり、メール発信したりしてもよい。この場合、移転場所情報MPに応じた画像情報、移転予定日時、年月日情報BD(命日)、期間情報BT、移転場所情報MP、埋葬場所情報BPなども送られてもよい(ステップ07、08)。
以上の処理は、埋葬情報メモリ21の各アドレスにつき繰り返され、最終アドレスまで繰り返される(ステップ10、11)。次いで、移転情報処理が実行され(ステップ12)、さらに画像配信処理/状況情報処理が実行される(ステップ13)。
このような処理に基づいて、移転すべき樹木12…が、移転場所情報MPに応じた番所に植え替えられる。この植え替えは、掘削機を使って機械的に行われたり、手作業で行われたりする。また、場合によって、移転された樹木12が写る位置に、カメラ15の設置も行われ、このようなカメラ15…は優先または無線のインターネット回線に接続される。樹木12…が移転された後の墓地区画3…の土は、掘り起こされて壺、容器、箱などに移し替えられ寺社仏閣教会などに保管され、永代供養、その他の供養がなされる。
(5)移転情報処理(ステップ12)
図7は、上記ステップ12の移転情報処理のフローチャートを示す。この処理では、まず、管理者などによって移転情報処理のコマンドが入力、その他の指示がなされれば(ステップ21)、上記ステップ06で読み出された連絡先情報BAと、上記ステップ08で読み出された移転場所情報MPと、上記ステップ07で読み出された埋葬場所情報BPとが、移転情報メモリ22(移転情報記憶手段)の空きエリアの先頭に書き込まれていく(ステップ22)。
この書き込みでは、上記ステップ03で読み出した年月日情報BD、期間情報BT、パスワード情報PWも合わせて書き込まれるが、この年月日情報BD、期間情報BT、パスワード情報PWの書き込みは省略されてもよいし、上記埋葬場所情報BPの書き込みも省略されてもよいし、下記カメラ識別情報CD、連絡先情報BAの書き込みも省略されてもよい。
次いで、この移転場所情報MPに対応したカメラ識別情報CDも同じエリアに書き込む(ステップ23)。この場合、1つの移転場所14に設置されたカメラ15…につき、移転場所情報MPとカメラ識別情報CDとを対応させるテーブル(図示せず)に基づき、移転場所情報MPからカメラ識別情報CDが読み出されて移転情報メモリ22に書き込まれる。この書き込まれるカメラ識別情報CDは1つの移転場所情報MPにつき複数のこともある。
次いで、このような連絡先情報BAの書き込みが完了すれば(ステップ24)、対応する埋葬場所情報BPに応じた埋葬情報メモリ21のアドレス/番地の埋葬場所情報BP、連絡先情報BA、年月日情報BD、期間情報BT、移転場所情報MP、パスワード情報PWがクリア/消去される(ステップ25)。
これにより、埋葬場所情報BPの墓地区画13の樹木12が移転され、空いていることが、埋葬情報処理装置の上で容易に判別できる。したがって、この墓地区画13には、新たな樹木の12の植樹と新たな遺骨の埋葬が可能となり行われる。そして、このアドレス/番地には、新たな埋葬場所情報BP、連絡先情報BA、年月日情報BD、期間情報BT、移転場所情報MP、パスワード情報PWが書き込まれる。
なお、上記ステップ24の埋葬情報メモリ21の該当アドレスの記憶内容の上記クリア/消去は、実際に記憶内容をクリア/消去せずにフラグのセット/リセットによっても実行でき、このようなフラグが埋葬情報メモリ21に記憶されてもよい。
この場合、上記ステップ24でフラグのみがリセット/クリアされ、上記新たな埋葬場所情報BP、連絡先情報BA、年月日情報BD、期間情報BT、移転場所情報MP、パスワード情報PWが書き込まれるときに、当該フラグがセットされる。
(6)画像配信処理/状況情報処理(ステップ13)
図8は上記ステップ13の画像配信処理/状況情報処理のフローチャートを示す。連絡先などからインターネット回線などを通じてアクセスがあれば(ステップ31)、パスワードの入力を求めるメッセージをアクセス先に対して出力する(ステップ32)。
これに対して、アクセス先から入力されたパスワードが、上記移転情報メモリ22に記憶されたパスワード情報PWのいずれかに一致すれば(ステップ33)、このアクセス先が記憶された連絡先情報BAに該当すると判断し、アクセス先に対して移転先の画像を閲覧するかを問うメッセージを連絡先に出力する(ステップ34)。
これに対して、画像閲覧の回答が連絡先からあれば(ステップ35)、上記ステップ23の移転情報メモリ22のパスワード情報PWに対応する移転場所情報MPのカメラ15…に対応するカメラ識別情報CDを読み出して(ステップ36)、このカメラ識別情報CDに対応するカメラ15…の画像情報MVを取り込んでプログラム/データ記憶部7に蓄積し(ステップ37)、これをアクセス先に送って配信する(ステップ38)。
これにより、連絡先の人は、移転場所14または/及び移転された樹木12を、自宅、その他移転場所14から離れた場所にいても、パソコン画面、スマートフォン画面、アイパッド(登録商標)画面、携帯型薄型端末画面、テレビ画面などで見て閲覧することができ、弔い・お参りすることができる。このパソコン画面などは、場合によって、仏壇、霊前、仏前、神棚、祭壇等に安置される。この配信される画像情報MVは動画でも静止画でもよい。
なお、上記ステップ36、37、38では、以下のように処理してもよい。すなわち、上記連絡先からのインターネット回線上のアクセスラインに対して、上記カメラ15…への同じくインターネット回線上のアクセスラインをつないでもよい。これにより、連絡先の人は、カメラ15…からの画像情報MVを直接見ることができる。
また、上記パスワード情報PWに対応した移転情報メモリ22の移転場所情報MPが緯度と経度であれば、インターネット上のサイトであって、緯度と経度によって地球上の地点を指示できる地図情報を提供するサイトにアクセスし、当該緯度と経度を入力し、この地点のストリートビューを連絡先にインターネット上でつないでもよい。
上記ステップ35で画像閲覧の回答が連絡先からなければ(ステップ35)、アクセス先に対して移転先または移転前の情報を提供するかを問うメッセージを連絡先に出力する(ステップ44)。
これに対して、移転先または移転前の情報の提供の回答が連絡先からあれば(ステップ45)、上記ステップ23の移転情報メモリ22のパスワード情報PWに対応する移転場所情報MPを読み出して(ステップ46)、アクセス先/連絡先に送って配信する(ステップ47)。
これにより、連絡先情報BAに対応した連絡先に対して移転場所情報MPが出力され、連絡先の人は、樹木12…の移転場所14等、移転後の状況を知ることができる。この場合、移転場所情報MPの送付は、郵送したり、FAXを送ったり、管理者が電話で連絡したり、メール発信したりしてもよい。
上記ステップ33でアクセス先から入力されたパスワードが、上記移転情報メモリ22に記憶されたパスワード情報PWのいずれかに一致しなければ(ステップ33)、この入力パスワードが上記埋葬情報メモリ21に記憶されたパスワード情報PWのいずれかに一致するかどうかがチェックされる(ステップ53)。
一致していれば(ステップ53)、上記埋葬情報メモリ21のパスワード情報PWに対応する埋葬場所情報BP、年月日情報BD、期間情報BTを読み出して(ステップ54)、アクセス先に送って配信する(ステップ55)。これにより、連絡先情報BAに対応した連絡先に対して移転前の埋葬場所情報BP、年月日情報BD、期間情報BTが出力され、連絡先の人は、移転前の墓地11内の樹木12…及び墓地区画13…の位置、移転までの期間、移転予定年月日、没年月日、命日等、移転前の状況を知ることができる。
(7)他の実施の形態
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々変更可能である。例えば、本埋葬情報処理装置、埋葬情報処理方法、埋葬情報処理のためのコンピュータプログラムは、複数の場所、複数の国、国内外に分散して設けられた装置、プログラムによって、実行されてもよく、この場合各分散システムはインターネット回線、その他の通信回線を通じて接続され情報・データが送受される。
これに応じて、上記埋葬情報メモリ21、移転情報メモリ22、情報記憶部6、プログラム/データ記憶部7は、複数に分割、分離されて、これらの記憶手段に記憶された情報・データは、複数個所に分散記憶されてもよいし、上記フローチャートに応じたプログラム内に記憶されてもよい。
上記移転情報メモリ22は、移転場所14…ごとに複数設けられてもよい。これにより、移転場所情報MP自体は省略できる。代わりに、複数の移転情報メモリ22…を識別する、エリアアドレスまたは上位アドレスを、移転場所情報MPとして発生できる。
上記埋葬情報メモリ21は、複数の墓地11…ごとに複数設けられてもよい。また、埋葬情報メモリ21は、期間情報BTごとに複数設けられてもよい。これにより、期間情報BT自体は省略できる。代わりに、複数の埋葬情報メモリ21…を識別する、エリアアドレスまたは上位アドレスを、期間情報BTとして発生できる。
1つの連絡先だけで、多くの墓地区画13…、移転場所14…を有しているときには、この1つの連絡先だけにつき、埋葬情報メモリ21、移転情報メモリ22を設けてもよい。これにより、連絡先情報BAを省略して、これらのメモリを識別する、エリアアドレスまたは上位アドレスを、連絡先情報BAとして発生できる。
年月日情報BDが短い範囲または同日で共通する場合には、この1つの年月日情報BDだけにつき、埋葬情報メモリ21、移転情報メモリ22を設けてもよい。これにより、年月日情報BDを省略して、これらのメモリを識別する、エリアアドレスまたは上位アドレスを、年月日情報BDとして発生できる。
上記年月日情報BDを埋葬情報メモリ21または移転情報メモリ22に記憶する代わりに、年月日情報BDに対して期間情報BTが加算された加算情報が記憶されてもよい。これでも、年月日情報BDと期間情報BTとが一体化・合体されて、各情報が内在・包含された情報形態として、書き込まれ、入力され、記憶され、読み出され、発生され、出力されるといえる。
これにより、上記ステップ04の加算処理は省略できる。この場合、見かけ上、期間情報BTが省略されているといえるが、このような記憶形態でも均等の範囲内である。なお、この場合でも、期間情報BTを重ねて記憶してもよい。
上記図7のステップ12の移転情報処理は、全体処理の中で実行されるのではなく、インタラプト処理により、管理者などによって移転情報処理のコマンドが入力された時に実行されてもよい。同じく上記図8のステップ13の画像配信処理・状況情報処理は、全体処理の中で実行されるのではなく、インタラプト処理により、連絡先などからインターネット回線などを通じてアクセスされた時に実行されてもよい。
上記遺骨は、火葬によるものであるが、場合によって、土葬、水葬、風葬、川葬、海葬、湖葬、空葬、宇宙葬によるものでもよいし、遺骨は粉状になった遺灰でもよいし、遺骨は人のほか、ペット等の動物のものでもよく、上述の埋葬及び樹木12…の移転は、この場合法律に認められた範囲内で法律に従って実行される。上記樹木12…の移転場所14…は、遺族、親族または連絡先の自宅内の植木鉢、自宅の敷地内の庭、所有の土地、ビル・建物の屋上など、どこでもよい。
上記樹木12…は、小さい苗木のほか、巨木でもよいし、木、針葉樹、広葉樹、果樹、低木、高木、中木、多年草の植物、苔、サボテン、竹、芝生、葦、水草、海草、藻類、水耕栽培植物でもよいし、1つの墓地区画13…に単数でも複数でもよいし、墓地11ごとまたは墓地区画13…ごと、移転場所14…ごとに異なる樹木でもよいし同じ樹木でもよい。
上記墓地区画13…、移転場所14…は、樹木12…の間隔に応じて広くなったり狭くなったりするし、樹木12…の間隔が大きければ非常に広くなるし、墓地区画13…、移転場所14…は平面的ではなく、縦、横、高さを有する立体的な大きさを有してもよいし、海中、海面、海底、水中、水面、水底、空中、日本国内、外国、宇宙でもよいし、大きな施設内で人工的な照明などで樹木12…が育成される区画でもよい。
上記墓地11一つあたりの墓地区画13…の数、移転場所14…の樹木12…の数は任意であり、いくつでもよいし、複数でもよいし、1つでもよい。1つの墓地11の墓地区画13…の面積、各移転場所14…の面積は同じであるが異なっていてもよいし、形状は方形のほか、六角形、三角形等の多角形、円形、楕円、直方体、立方体等の立体でもよい。各樹木12…の間隔も、等間隔ではなく、不等間隔でもよい。
墓地11、移転場所14…の形状は、方形のほか、六角形、三角形等の多角形、円形、楕円、直方体、立方体等の立体でもよいし、墓地区画13…の配置は複数列・複数行の行列状のほか、一列状、環状、同心円状、放射線状、ランダム状いずれでもよい。
上記墓地11の墓地区画13…または樹木12…に対しても、これらを写すカメラを設置して連絡先に配信してもよい。この場合、上述した図6〜図8の処理が、移転場所14…及び移転場所情報MPが、墓地区画13…及び埋葬場所情報BPに置き換えられて同様の処理が実行される。
さらに、このような墓地区画13…または樹木12…での納骨式、散骨式、植樹式、その他の慰霊についても、上記設置したカメラによって同様にリアルタイムでまたは記録した画像情報MVの配信を行うことができる。この場合の配信先も、上記連絡先情報BAに応じた連絡先であるが、この場合のみ連絡先を多数に増やして、多数の連絡先に画像情報MVを配信できる。
またさらに、上記墓地区画13…または樹木12…の代わりに、葬式会場、葬儀会場、火葬場などについても、これらを写すカメラを設置して同様に連絡先に配信することもできる。この場合の多数の配信先にもリアルタイムでまたは記録した画像情報MVを配信できる。これにより、外国、遠隔地にいて出席できない人、高齢者や体が不自由な人、出席に都合がつかない人などにも画像情報MVを配信して簡易式で葬儀などに参加してもらうこともできる。
1つの移転場所14…にカメラ15…が複数あるときには、連絡先の人の操作によって、または一定時間ごとに、これらのカメラ15…が切り換えられる。この複数のカメラ15…は山全体/森林全体/遠景と樹木12/近景とを切り換えてもよい。
上記樹木12…が植え替えられて収納された墓地区画13…の土が入った壺、容器、箱などの保管場所の情報も、埋葬情報メモリ21または移転情報メモリ22に記憶され、読み出されて、対応する連絡先情報BAの連絡先に送られてもよい。
上記ステップ01〜13、21〜25、31〜38、35→44〜47、33→53〜55のそれぞれの処理の順番は入れ変えてもよいし、一部または全部が省略されてもよいし、各ステップが均等の他の処理に置き換えられてもよいし、同等の機能を発揮する変化テーブル、ハードまたは回路で一部または全部が置き換え可能であり、均等の範囲で一部人為的に実行されてもよいし、分割分離されてその数が増えても減ってもよいし、これらそれぞれの一部または全部が省略されてもよいし、それぞれの処理は単数でも複数でも3つ以上でもよいし、これらの2つまたは3つ以上が合体または一体化されて兼用されてもよい。
上記コントローラ1、アドレス/データバスライン2、入力部3、出力部4、インターフェース部5、情報記憶部6、プログラム/データ記憶部7、墓地11、樹木12…、墓地区画13…、移転場所14…、カメラ15…、埋葬情報メモリ21、移転情報メモリ22、本埋葬情報処理装置、埋葬情報B、埋葬場所情報BP、連絡先情報BA、年月日情報BD、期間情報BT、現在情報PT、移転前情報MB、移転場所情報MP、移転後情報MA、画像情報MV、カメラ識別情報CDは、単数でも複数でも3つ以上でもよいし、これらそれぞれの一部または全体は省略されてもよいし、分割分離されてその数が増えても減ってもよいし、その形状・配置形態・情報形態は任意に変更可能であり、均等の他の物に置き換えられてもよいし、これらの2つまたは3つ以上が合体または一体化されて兼用されてもよい。
(8)他の発明の効果
[1]コンピュータに対して、 植えられている複数の樹木につき、植えられている場所を示す埋葬場所情報と、 これらの樹木のいずれかに対応して遺骨が埋葬された人または動物若しくはこれらの遺族、親族、飼い主または連絡先に関する連絡先情報と、 遺骨が埋葬された人または動物の没年月日、逝去年月日、命日、忌日、葬儀日または埋葬日に関する年月日情報を対応させて記憶する埋葬情報記憶手段に対して、 上記樹木を保管または育成する期間に関する期間情報を発生させ、 現在の年月日の現在情報を発生させ、 上記発生される期間情報と、上記発生される現在情報と、上記埋葬情報記憶手段から読み出した年月日情報とに基づき、当該現在情報が当該年月日情報から当該期間情報に応じた期間に達したかまたは経過したかを判断させ、 この判断結果に基づいて、上記埋葬情報記憶手段から対応する上記連絡先情報を読み出して出力させることを特徴とする埋葬情報処理方法。
[2]植えられている複数の樹木につき、植えられている場所を示す埋葬場所情報と、 これらの樹木のいずれかに対応して遺骨が埋葬された人または動物若しくはこれらの遺族、親族、飼い主または連絡先に関する連絡先情報と、 遺骨が埋葬された人または動物の没年月日、逝去年月日、命日、忌日、葬儀日または埋葬日に関する年月日情報を対応させて記憶する埋葬情報記憶手段に対して、 上記樹木を保管または育成する期間に関する期間情報を発生させる処理と、 現在の年月日の現在情報を発生させる処理と、 上記発生される期間情報と、上記発生される現在情報と、上記埋葬情報記憶手段から読み出した年月日情報とに基づき、当該現在情報が当該年月日情報から当該期間情報に応じた期間に達したかまたは経過したかを判断させる処理と、 この判断結果に基づいて、上記埋葬情報記憶手段から対応する上記連絡先情報を読み出して出力させる処理とを、コンピュータに実行させる埋葬情報処理のためのコンピュータプログラム。
[3]植えられている複数の樹木につき、植えられている場所を示す埋葬場所情報と、 これらの樹木のいずれかに対応して遺骨が埋葬された人または動物若しくはこれらの遺族、親族、飼い主または連絡先に関する連絡先情報と、 遺骨が埋葬された人または動物の没年月日、逝去年月日、命日、忌日、葬儀日または埋葬日に関する年月日情報を対応させて記憶する埋葬情報記憶手段と、 上記樹木を保管または育成する期間に関する期間情報を発生する期間発生手段(ステップ03)と、 現在の年月日の現在情報を発生する現在情報発生手段(ステップ03)と、 上記期間発生手段から発生される期間情報と、上記現在情報発生手段から発生される現在情報と、上記埋葬情報記憶手段から読み出した年月日情報とに基づき、当該現在情報が当該年月日情報から当該期間情報に応じた期間に達したかまたは経過したかを判断する期間判断手段(ステップ04、05)と、 この期間判断手段の判断結果に基づいて、上記埋葬情報記憶手段から対応する上記連絡先情報を読み出して出力する連絡先出力手段(ステップ06)とを備えたことを特徴とする埋葬情報処理装置。
[4]上記期間判断手段の判断結果に基づいて、上記埋葬情報記憶手段から対応する上記埋葬場所情報を出力し(ステップ07)、当該対応する樹木を移転すべき情報を出力する(ステップ09)移転前情報出力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3記載の埋葬情報処理装置。 これにより期間情報が経過したときに、樹木を移転すべきことを容易に知ることができる。
[5]上記樹木につき、移転された当該樹木の移転場所を示す移転場所情報を記憶する移転情報記憶手段(埋葬情報メモリ21、移転情報メモリ22、プログラム/データ記憶部7)と、 この移転情報記憶手段から読み出した移転場所情報を、上記埋葬情報記憶手段に記憶された対応する連絡先情報に対応した連絡先に対して出力する移転後情報出力手段(ステップ07、08、46、47)とをさらに備えたことを特徴とする請求項4記載の埋葬情報処理装置。 これにより、連絡先の人が樹木の移転先を容易に知ることができる。
[6]上記移転情報記憶手段は、上記移転場所情報と上記連絡先情報とを対応させて記憶する(ステップ22)ことを特徴とする請求項5記載の埋葬情報処理装置。 これにより、連絡先の人が移転後いつでも樹木の移転先を知ることができる。
[7]上記移転情報記憶手段に上記移転場所情報と上記連絡先情報とが記憶されるとき、当該上記連絡先情報の当該記憶を判断する記憶判断手段(ステップ24)と、 この記憶判断手段の判断結果に基づいて、上記埋葬情報記憶手段の当該連絡先情報及び年月日情報を消去する(ステップ25)ことを特徴とする請求項6記載の埋葬情報処理装置。 これにより、樹木を移転したあとの埋葬場所に新たな樹木を植えて新たな埋葬をして墓地の不足を解消できる。
[8]上記移転された樹木の近景または遠景を撮影する撮影手段と、 この撮影手段で撮影された画像情報を記憶する画像記憶手段と、 上記連絡先情報に対応した連絡先からのアクセスか否かを判断するアクセス判断手段(ステップ33)とをさらに備え、 このアクセス判断手段の判断結果に基づいて、上記画像記憶手段へのアクセスを許可するアクセス許可手段(ステップ36〜38)とを備えたことを特徴とする請求項7記載の埋葬情報処理装置。 これにより、墓は無くても連絡先の人は無くなった人とのつながりまたはお参りを長く継続できる。
遺族などに負担をかけず、亡くなった人を長く弔う。墓地11の墓地区画13…に樹木12…が植えられ、ここに遺骨が埋葬される。期間情報BTが経過すると(ステップ03〜05)、樹木12…を移転することが連絡先情報BAに伝えられる(ステップ06〜09)。
樹木12…が移転されると、移転場所情報MPと連絡先情報BAとが対応されて移転情報メモリ22に記憶され(ステップ22)、埋葬情報メモリ21の元の連絡先情報BAと年月日情報BDが消去される(ステップ25)。
連絡先から正しいパスワードPWでアクセスがあると(ステップ31〜33)、カメラ15…の画像情報MVが連絡先に配信されたり(ステップ36〜38)、樹木12…の移転後の移転場所情報MPが送られたり(ステップ46〜47)、樹木12…の移転前の埋葬場所情報BPが送られたりする(ステップ54、55)。

Claims (8)

  1. コンピュータに対して、
    植えられている複数の樹木につき、植えられている場所を示す埋葬場所情報と、 これらの樹木のいずれかに対応して遺骨が埋葬された人または動物若しくはこれらの遺族、親族、飼い主または連絡先に関する連絡先情報と、 遺骨が埋葬された人または動物の没年月日、逝去年月日、命日、忌日、葬儀日または埋葬日に関する年月日情報を対応させて記憶する埋葬情報記憶手段に対して、
    上記樹木を保管または育成する期間に関する期間情報を発生させ、
    現在の年月日の現在情報を発生させ、
    上記発生される期間情報と、上記発生される現在情報と、上記埋葬情報記憶手段から読み出した年月日情報とに基づき、当該現在情報が当該年月日情報から当該期間情報に応じた期間に達したかまたは経過したかを判断させ、
    この判断結果に基づいて、上記埋葬情報記憶手段から対応する上記連絡先情報を読み出して出力させることを特徴とする埋葬情報処理方法。
  2. 植えられている複数の樹木につき、植えられている場所を示す埋葬場所情報と、 これらの樹木のいずれかに対応して遺骨が埋葬された人または動物若しくはこれらの遺族、親族、飼い主または連絡先に関する連絡先情報と、 遺骨が埋葬された人または動物の没年月日、逝去年月日、命日、忌日、葬儀日または埋葬日に関する年月日情報を対応させて記憶する埋葬情報記憶手段に対して、
    上記樹木を保管または育成する期間に関する期間情報を発生させる処理と、
    現在の年月日の現在情報を発生させる処理と、
    上記発生される期間情報と、上記発生される現在情報と、上記埋葬情報記憶手段から読み出した年月日情報とに基づき、当該現在情報が当該年月日情報から当該期間情報に応じた期間に達したかまたは経過したかを判断させる処理と、
    この判断結果に基づいて、上記埋葬情報記憶手段から対応する上記連絡先情報を読み出して出力させる処理とを、コンピュータに実行させる埋葬情報処理のためのコンピュータプログラム。
  3. 植えられている複数の樹木につき、植えられている場所を示す埋葬場所情報と、 これらの樹木のいずれかに対応して遺骨が埋葬された人または動物若しくはこれらの遺族、親族、飼い主または連絡先に関する連絡先情報と、 遺骨が埋葬された人または動物の没年月日、逝去年月日、命日、忌日、葬儀日または埋葬日に関する年月日情報を対応させて記憶する埋葬情報記憶手段と、
    上記樹木を保管または育成する期間に関する期間情報を発生する期間発生手段と、
    現在の年月日の現在情報を発生する現在情報発生手段と、
    上記期間発生手段から発生される期間情報と、上記現在情報発生手段から発生される現在情報と、上記埋葬情報記憶手段から読み出した年月日情報とに基づき、当該現在情報が当該年月日情報から当該期間情報に応じた期間に達したかまたは経過したかを判断する期間判断手段と、
    この期間判断手段の判断結果に基づいて、上記埋葬情報記憶手段から対応する上記連絡先情報を読み出して出力する連絡先出力手段とを備えたことを特徴とする埋葬情報処理装置。
  4. 上記期間判断手段の判断結果に基づいて、上記埋葬情報記憶手段から対応する上記埋葬場所情報を出力し、当該対応する樹木を移転すべき情報を出力する移転前情報出力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3記載の埋葬情報処理装置。
  5. 上記樹木につき、移転された当該樹木の移転場所を示す移転場所情報を記憶する移転情報記憶手段と、 この移転情報記憶手段から読み出した移転場所情報を、上記埋葬情報記憶手段に記憶された対応する連絡先情報に対応した連絡先に対して出力する移転後情報出力手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項4記載の埋葬情報処理装置。
  6. 上記移転情報記憶手段は、上記移転場所情報と上記連絡先情報とを対応させて記憶することを特徴とする請求項5記載の埋葬情報処理装置。
  7. 上記移転情報記憶手段に上記移転場所情報と上記連絡先情報とが記憶されるとき、当該上記連絡先情報の当該記憶を判断する記憶判断手段と、 この記憶判断手段の判断結果に基づいて、上記埋葬情報記憶手段の当該連絡先情報及び年月日情報を消去することを特徴とする請求項6記載の埋葬情報処理装置。
  8. 上記移転された樹木の近景または遠景を撮影する撮影手段と、 この撮影手段で撮影された画像情報を記憶する画像記憶手段と、 上記連絡先情報に対応した連絡先からのアクセスか否かを判断するアクセス判断手段とをさらに備え、 このアクセス判断手段の判断結果に基づいて、上記画像記憶手段へのアクセスを許可するアクセス許可手段とを備えたことを特徴とする請求項7記載の埋葬情報処理装置。
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