JP2008133667A - 遺骨埋葬方法及び埋葬前墓地構造 - Google Patents

遺骨埋葬方法及び埋葬前墓地構造 Download PDF

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Abstract

【課題】埋葬時に土を掘ることなく、容易に植物の下深く埋葬することができ、また近隣住民に嫌悪感を与えることを防止する。
【解決手段】(a)土が収納される収容部と、該収納部の底面部に下方へ連なり、骨壺収容空間を確保する空間確保部とを有する埋葬用鉢10を、その上端にある開口部を上にして土中に埋めるとともに、該収容部内の土に植物21を植えておき、(b)遺骨を埋葬する際に、該埋葬用鉢10を引き上げ、(c)該引き上げの前に該空間確保部が占めていた空間41に、骨壷10を収容し、(d)該引き上げの前に該収容部が占めていた空間40を該収容部内の土で埋めるとともに該植物21を植える。
【選択図】図4

Description

本発明は、遺骨埋葬方法及び埋葬前墓地構造に関する。
我が国では、人口の高齢化が一層進んで、現在年間約100万人の人が亡くなり、ピーク時には約140〜160万人に達すると予測されている。都市近隣地では既に墓地の適用地が欠乏しており、墓地価格高騰の原因となるとともに、墓地開発による森林伐採、環境破壊の問題も生じ、その技術的解決が期待されている。
また、墓地開発予定地の近隣住民から、墓地の開発で景観が損なわれるとともに嫌悪感を抱くとの理由で墓地開発反対の声が随所であがり、墓地開発が困難な状況に陥っている。
そこで、下記特許文献1には、上記問題点を解決するために墓石を樹木に変えて、その樹木付近に遺骨を埋葬する方法が提案されている。
特開2004113679
しかしながら、上記特許文献1の発明は、埋葬時に土を掘ったり、樹木の根を切ったりする必要があるので、多くの手間を要する。なお、埋葬前に土を掘っておくこともできるが、埋葬までの間、墓地の景観を損ねて近隣住民に嫌悪感を抱かせる。また、埋葬地に樹木等の植物が植えられていて、その植物の下に埋葬したい場合、植物を取り出すために土を奥深くまで掘らなければならず、多くの手間を要する。
本発明の目的は、このような問題点に艦み、埋葬時に土を掘ることなく、容易に植物の下深く埋葬することができ、また近隣住民に嫌悪感を与えることを防止することができる遺骨埋葬方法及び埋葬前墓地構造を提供することにある。
本発明の第1態様における遺骨埋葬方法では、
(a)土が収納される収容部と、該収納部の底面部に下方へ連なり、骨壺収容空間を確保する空間確保部と、
を有する埋葬用鉢を、その上端にある開口部を上にして土中に埋めるとともに、該収容部内の土に植物又は人工植物を植えておき、
(b)遺骨を埋葬する際に、該埋葬用鉢を引き上げ、
(c)該引き上げの前に該空間確保部が占めていた空間に、骨壷を収容し、
(d)該引き上げの前に該収容部が占めていた空間を土で埋めるとともに植物を植える、
工程を有する。ここに「土中に埋める」とは埋葬用鉢の全部又は一部を土中に埋める意味であり、上端部が露出していてもよい。
本発明の第2態様における遺骨埋葬方法では、第1態様において、
該収容部は、第1の側面周囲部と、該第1の側面周囲部の一端面を閉じる第1の底面部と、該側面周囲部に形成された引上用係合部と、を有し、該第1の側面周囲部又は該第1の底面部に水捌け用孔が形成され、
該空間確保部は、該第1の側面周囲部に下方へ連なる第2の側面周囲部と、該第2の側面周囲部の一端面を閉じる第2の底面部とを有し、
該ステップ(b)において、該引上用係合部に、引上装置のロープ下端に取り付けられた係合部を係合させて、該引上装置で該ロープを引き上げることにより該埋葬用鉢を引き上げる。
本発明の第3態様における遺骨埋葬方法では、第1又は第2態様において、
該工程(d)では、該工程(a)の収容部内の土と植物又は人工植物とを用いる。
本発明の第4態様における遺骨埋葬方法では、第1乃至第3のいずれか1つの態様において、
該工程(c)では、該空間確保部が占めていた空間に水溶紙製の骨壷を収納する。
本発明の第5態様における遺骨埋葬方法では、第1乃至第4のいずれか1つの態様において、
該収容部と該空間確保部とが一体形成されている。
本発明の第6態様における埋葬前墓地構造では、
側面周囲部及び底面部を有して土が収容され、上端に開口部を有し、上端部に引上用係合部が形成され、該側面周囲部又は該底面部に水捌け用孔が形成された収容部と、
該底面部に下方へ連なり、骨壺収容空間を確保する空間確保部と、
を有する埋葬用鉢が、該開口部を上にして土中に埋められているとともに、該収容部内の土に植物又は人工植物が植えられている。
上記第1態様の方法によれば、土中に埋められた埋葬用鉢の空間確保部が占める空間に骨壷を収納するので、埋葬時に土を掘ることなく、容易に植物又は人工植物の下深く埋葬することができるという効果を奏する。また、埋葬前に土中に埋められた埋葬用鉢の収納部には植物が植えられ、埋葬後にも、墓石などは存在せず、土中に植物が植えられるので、近隣住民に嫌悪感を与えることを防止することができるという効果を奏する。
上記第2態様の方法によれば、引上用係合部を備えた埋葬用鉢を土中に埋めて、埋葬する際、該引上用係合部に、ロープ下端に取り付けられた係合部を係合させて該埋葬用鉢を引き上げるので、容易に該埋葬用鉢を引き上げ、即座に埋葬することができるという効果を奏する。また、第1の側面周囲部又は該第1の底面部に水捌け用孔を備えた埋葬用鉢を土中に埋めるので、埋葬用鉢に植えられた植物の根が水分過多により腐ることを防止することができるという効果を奏する。
上記第3態様の方法によれば、埋葬用鉢の収容部が占めていた空間に、収容部内の土と植物又は人工植物を埋めるので、植物を新たに購入することなく、即座に元の景観に戻すことができ、近隣住民に嫌悪感を与えることを防止することができるという効果を奏する。また、空間確保部により骨壷用の空間を作ることで、土を補充又は除去することなく、埋葬前における、土中に埋められた埋葬用鉢に植えられている植物21の位置の地表高さと、埋葬後における、植物又は人工植物の位置の地表高さとをほぼ同一にすることができるという効果を奏する。
上記第4態様の方法によれば、遺骨の入った水溶紙製の骨壷を埋葬するので、埋葬して一定の時間を経過した後にその骨壷は分解し、遺骨も溶けて、土中に浸透し、これにより、その埋葬地を自然に戻すことができ、その近隣住民の嫌悪感を与えることをさらに防止することができる。
本発明の他の目的、構成及び効果は以下の説明から明らかになる。
図1(A)は、本発明に係わる埋葬用鉢10を示す外観斜視図である。図1(B)は、この埋葬用鉢10の内部形状を示す部分縦断面斜視図である。図1(C)は、図1(A)において、IC−IC線に沿った横断面図である。
埋葬用鉢10は、プラスチックで形成され、第1の側面周囲部11、第1の底部12、引上用係合部13及び水捌け用孔14を有し、中に土が収容される収納部15と、第2の側面周囲部16及び第2の底部17としての蓋を有し、土中に埋められた時に骨壷の収納空間を確保する空間確保部18とから構成されている。
収納部15と空間確保部18(蓋を除く)とは一体成形されており、以下にそれらを構成する各部の詳細な説明を述べる。
第1の側面周囲部11は、その内側が中空であり、第1の底部12周縁に連なり、第1の底部12上方に突出し、上方に向かって僅かに大径とされたテーパー状に形成されている。
第1の底部12は、第1の側面周囲部11下面の開口部と第2の側面周囲部13上面の開口部との間を塞ぐために設けられており、その円周に沿って等間隔に水捌け用孔16が設けられている。
引上用係合部13は、第1の側面周囲部11の上端に連なり、外側に水平に突出して、環状に形成されており、埋葬用鉢10を土中から引き上げる時に用いられる。
第2の側面周囲部16は、その内側が中空であり、第1の底部12下面に連なり、底部12下方に突出し、円筒状に形成されている。また、この内側には、図1(C)に示すように、補強のための横断面十字形のリブ19{図1(B)には不図示}が設けられている。
第2の底部17としての蓋は、第2の側面周囲部16下面の開口部を、その緑部と嵌合して塞ぐために設けられている。なお、底部17にある穴は、土中に埋められた際に、温度によって空間確保部18が伸縮するのを防ぐために設けられている。
本発明の実施例1では、上記のような埋葬用鉢10を用いて、以下のような埋葬方法を使用する。
図2は、本発明に係わる墓地20の外観を示した斜視図である。この墓地20は、背景技術の欄で説明したような環境破壊や近隣住民を考慮して、墓石の代わりに樹木等の植物21で構成されており、所謂公園墓地である。
墓地20の美観を保つために、この植物21は墓地開発の時に予め植えられる。
図3は、墓地20に植物21が植えられている様子を示した図である。
本発明に係わる遺骨埋葬方法では、墓地20の土を掘り、植物21が植えられている上記埋葬用鉢10を墓地20に埋める。この図3に示すような埋葬用鉢10と墓地20と植物21とからなる構造を埋葬前墓地構造22と称す。
図4(A)、(B)及び(C)は、墓地20から埋葬用鉢10を引き上げる様子を示した図である。遺骨を埋葬する際に、埋葬用鉢10を引き上げる方法は、埋葬用鉢10のサイズや重さによって異なるが、本実施例1では、図4(A)、(B)及び(C)に示すようにウィンチ30を用いて、植物21が植えられている埋葬用鉢10を引き上げる。なお、図中に示す番号31、32、33、34は、それぞれワイヤーロープ、フック、ロープ、ウィンチハンドルである。ここで、ロープ33は、図4(A)に示すように埋葬用鉢10の引上用係合部13の下端面側である第1の側面周囲部11の外周に巻きつけられており、図4(B)及び(C)に示すように、埋葬用鉢10を引き上げる際に、この引上用係合部13によりロープ33が鉢10から外れないようになっている。
図5は、墓地20から埋葬用鉢10を引き上げた後の様子を示した図である。ここで、上記埋葬用鉢10が引き上げられた墓地20には、図5に示すように、収納部15による、上記第1の側面周囲部11の外径とほぼ同一の第1の空間40と、空間確保部18による、上記第2の側面周囲部の外径とほぼ同一の第2の空間41とが形成される。
図6は、遺骨を埋める様子を示した図である。上記第2の空間41に遺骨の入った陶器製の骨壷50を入れ、埋葬用鉢10から土付植物21を取り出して第1の空間40に入れる。
本実施例1では、墓地20に埋められた埋葬用鉢10における第2の側面周囲部の外径とほぼ同一の第2の空間41に骨壷50を収納するので、埋葬時に土を掘ることなく、容易に植物21の下深く埋葬することができるという効果を奏する。
また、埋葬前に墓地20に埋められた埋葬用鉢の収納部15には植物が植えられており、埋葬後にも、墓地20には墓石などは存在せず、植物が植えられているので、近隣住民に嫌悪感を与えることを防止することができるという効果を奏する。
さらに、第1の側面周囲部11の外径とほぼ同一の第1の空間40に、収容部内の土と植物21を埋めるので、植物を新たに購入することなく、即座に元の景観に戻すことができ、近隣住民に嫌悪感を与えることを防止することができるという効果を奏する。
さらにまた、埋葬用鉢10に収納部15の他に骨壷収納空間を確保する空間確保部18が備えられていることにより、土を補充又は除去することなく、埋葬前における、墓地20に埋められた埋葬用鉢10植えられている植物21の位置の地表高さと、埋葬後における、墓地20に植えられている植物21の位置の地表高さとをほぼ同一にすることができるという効果を奏する。
また、埋葬用鉢10に引上用係合部13が備えられていることで、埋葬用鉢10を容易に引き上げることができるという効果を奏する。
さらに、埋葬用鉢10に水捌け用孔14が備えられていることで、埋葬用鉢10を墓地20に埋めた際、埋葬用鉢に植えられた植物の根が水分過多により腐ることを防止することができるという効果を奏する。
さらにまた、第2の側面周囲部16の内側を中空にすることで、空間確保部18のコストダウンや軽量化を図ることができるという効果を奏する。
実施例1では、遺骨を陶器製の骨壷50を入れる場合を説明したが、その場合、骨壷50が取り出されない限り、骨壷50が墓地20に永久に存在することになるので、近隣住民に嫌悪感を与えてしまう。
よって、本実施例2では、上記遺骨埋葬方法において、土中に埋める陶器製の骨壷50を自然溶解する水溶紙製の骨壷50aに代えることにより、自然埋葬を実現する。
図7(A)は、本発明に係わる自然溶解する水溶紙製の骨壷50aを示す斜視図である。図7(B)及び(C)はそれぞれ、この骨壷50aを構成する筒状容器51及び蓋52の縦断面図である。
骨壷50aのサイズは例えば、外径140mm×高さ200mm、内径123mmである。骨壷50a内には、火葬場で遺骨が入れられ、その後、埋葬前にこの遺骨が骨壷50aから取り出され、粉砕されて例えば粒径約2mm以下の粉状物にされ、骨壷50a内に戻される。
上記骨壷50aを、図6に示すように、実施例1で説明した遺骨埋葬方法によって形成される空間41に埋め、同様に形成された空間40に、埋葬用鉢10に植えられている植物21を植える。
その後、一定の期間が経過すると、雨水等により骨壺50aは分解され、遺骨も溶けて、土中に浸透する。
本実施例2では、遺骨の入った水溶紙製の骨壷50aを埋葬するので、埋葬して一定の時間を経過した後にその骨壷が分解し、遺骨も浸透して、その埋葬地を自然に戻すことができ、その近隣住民の嫌悪感を与えることを防止することができるという効果を奏する。
なお、本発明には他にも種々の変形例が含まれる。
例えば、本実施例1で埋葬用鉢10がプラスチックで形成される場合を説明したが、埋葬用鉢10はいかなる材料で形成されてもよく、例えば金属、セラミックス、樹脂、木材などが挙げられる。また、埋葬用鉢10は植えられる植物や骨壷50のサイズに応じたサイズであればよい。
さらに、埋葬用鉢10の構成は、図1(A)及び(B)に示した構成だけでなく、例えば図8(A)及び(B)に示すように、埋葬用鉢10aのような構成であってもよい。埋葬用鉢10aは、収納部15と空間確保部18とが合成樹脂により一体成形されており、第2の側面周囲部16上端の開口部を閉じるために蓋12aが設けられている。ここで、図8(A)は、埋葬用鉢10aの部分縦断面斜視図であって、第2の側面周囲部16上端の開口部を蓋12aで閉じていない状態を示した図である。図8(B)は、埋葬用鉢10aの部分縦断面斜視図であって、第2の側面周囲部16上端の開口部を蓋12aで閉じている状態を示した図である。なお、蓋12aの下端面には、リブ19aが連なっており、図8(B)に示すように、第2の側面周囲部16上端の開口部を蓋12aで閉じた時に、リブ19aの下端面が第2の底部17aの上端面と接触する。図8(C)は、図8(A)において、VIIIC−VIIIC線に沿ったリブ19aの断面図である。また、この埋葬用鉢10aには、支持部60が第1の底部12周縁に連なり、第1の底部12下方に突出して円筒状に形成されている。この支持部60は、埋葬用鉢10aを地上に立てる時に、それが倒れないようにするために設けられている。
さらにまた、埋葬用鉢10の構成は、図1(A)及び(B)又は図8(A)及び(B)に示した構成だけでなく、例えば図9(A)及び(B)に示すように、埋葬用鉢10bのような構成であってもよい。この埋葬用鉢10bは、収納部15と空間確保部18とが一体成形されておらず、収納部15と空間確保部18とがそれぞれ成形された後に、図中に示す嵌合部70及び71で、収納部15と空間確保部18とを接続する。ここで、図9(A)は、埋葬用鉢10bの部分縦断面斜視図であって、収納部15と空間確保部18とが分離している状態を示した図である。図9(B)は、埋葬用鉢10bの部分断面斜視図であって、収納部15と空間確保部18とが嵌合部70及び71で接続された状態を示した図である。なお、この空間確保部18は、第2の底部17bと、第2の底部17b周縁に連なり、上方に突出した円筒状の第2の側面周囲部16と、第2の底部17bの上端面に連なり、上方に突出した十字形のリブ(不図示)で形成されている。
また、第1の側面周囲部11の形状がテーパー状である場合を説明したが、持ち上げ可能な形状であればよく、例えば円柱、四角柱のような形状であってもよい。
さらに、埋葬用鉢10のサイズが比較的小さくて、埋葬用鉢10を土中から引き上げることができれば、引上用係合部13はなくてもよく、例えば第1の側面周囲部11上端の外側と内側の両サイドを人手等で掴み、引き上げてもよい。
さらにまた、水捌け用孔16が第1の底部12に設けられている場合を説明したが、他の場所に設けられていてもよく、例えば第1の側面周囲部11の下部や中間部などに設けられてもよい。
また、第2の側面周囲部16の内側をコストダウンや軽量化のために中空にする場合を説明したが、上記目的を考慮せずに中空にしなくてもよい。なお、その内側を中空にした場合、十字形のリブ19を設ける場合を説明したが、例えば星形など、他の形状のリブを設けてもよい。
さらに、植物21は、図2に示すような樹木だけに限られず、花、雑草又は人工芝生等の人工植物などであってもよい。
さらにまた、実施例1では、骨壷50が陶器である場合を説明したが、金属、樹脂、プラスチックなどであってもよい。また、実施例2では、自然埋葬のために水溶紙製の骨壷50aを用いる場合を説明したが、骨壷50aの材料が自然に戻るものであればよく、例えば葉っぱや竹などを用いた自然物で構成された骨壷であってもよい。
また、遺骨は、人骨だけでなく、ペットの遺骨であってもよい。
さらに、上記遺骨埋葬方法において、植物21が植えられている埋葬用鉢10を墓地20に埋める工程を説明したが、その工程の代わりに、中が空の埋葬用鉢10を墓地20に埋めた後に、埋葬用鉢10の中に土を埋めて植物21を植える工程を用いてもよい。
さらにまた、上記遺骨埋葬方法において、遺骨を埋葬する際に、図4に示すようにウィンチを使用して墓地20から埋葬用鉢10を引き上げる工程を説明したが、その工程の代わりに、人間の手やクレーン等の引き上げ手段により埋葬用鉢10の引上用係合部13を持って埋葬前墓地構造22から埋葬用鉢10を引き上げる工程を用いてもよい。
また、上記遺骨埋葬方法において、骨壷50や水溶紙製の骨壷50aに遺骨を入れて、図6に示す空間41にそれを埋葬する工程を説明したが、その工程の代わりに、遺骨のみ又はこれに肥料及び土を加えたものを空間41に埋葬する工程を用いてもよい。
さらに、上記遺骨埋葬方法において、埋葬用鉢10に植えられている植物21を、図6に示す空間40に埋める工程を説明したが、その工程の代わりに、埋葬用鉢10に植えられていない他の植物を空間40に埋める工程を用いてもよい。
上記遺骨埋葬方法では、年月の経過に伴って、墓地20の何処に遺骨が埋葬されたかを正確に認識することが困難となる。
よって、本実施例3では、上記遺骨埋葬方法によって埋葬された遺骨の場所を把握するために、墓地20を管理する墓地管理方法を説明する。
図10は、墓地20の平面図に後述の座標格子を重ね合わせた図である。座標格子は仮想的なものであり、2点鎖線で示されている。墓地20は、埋葬が行われる矩形の領域100の隣り合う2辺にそれぞれ所定間隔毎に座標識別子101、102が設置されている。座標識別子101、102は、例えば着色コンクリートブロック又は着色石であって、50cm間隔で白色と赤色のものが交互に配置されている。座標識別子101、102にはそれぞれ、X座標の値i=0,1,2,・・・、Y座標の値j=0,1,2,・・・が記載されており、図10ではこれらの値が座標格子に対応して記載されている。
図11は、墓地管理Webシステムを示す概略図である。
このシステムは、インターネットNETに結合された墓地管理サーバ110と複数台のクライアント111とを備えている。図11では簡単化のために、1つのクライアント111のみを示し、また、ルータやモデムを図示省略している。
墓地管理サーバ110は、コンピュータ本体112と、これに結合された外部記憶装置113とを備えている。コンピュータ本体112では制御部231が、ネットワークインタフェース232を介してインターネットNETに結合され、外部記憶装置113のコンテンツ241に結合され、さらにデータベース管理システム(DBMS)233を介し外部記憶装置113のデータベース242に結合されている。
コンピュータ本体112の制御部231及びDBMS233は、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせを機能的に示したものである。
制御部231のソフトウェアは、オペレーティングシステム(OS)、このOS上で動作するWebサーバプログラム及びWebアプリケーションプログラムを有している。
外部記憶装置113には、コンテンツ241及びデータベース242が格納され、データベース242には、HTMLファイルの集合と、各HTMLファイルにリンクされ又はWebアプリケーションプログラムでリンクされる画像ファイルが含まれている。
制御部231は、クライアント111からの要求(ブラウザからの要求)に応じて、コンテンツ241中のファイルをクライアント111へ送信(ブラウザへ送信)し、又は、DBMS233を介しデータベース242をアクセスし、そのデータを用いて、コンテンツ241中のファイルを選択し又はコンテンツ241中のファイルを用いてHTMファイルを作成し、クライアント111へ送信する。
図12(A)に示す地区マップファイル300は、コンテンツ241の一部であり、その各ファイルの内容は、各地区に存在する墓地20の位置を示す。
図12(B)に示す座標格子ファイル301は、コンテンツ241の一部であり、地区マップファイル300で示された各地に存在する墓地20のデジタル写真と、これに重畳された座標格子とを含んでいる。すなわち、座標格子ファイル301は、座標格子310を含み、その外枠の隣り合う辺にはX−Y直交座標系の座標軸の目盛りとしてのX座標コード311及びY座標コード312が付されている。
整数の組である座標(X,Y)は、1つの骨壷50の埋葬エリア(セル)に対応している。座標格子ファイル301のファイル名は、墓地コードを含んでおり、例えば、1000.htmは、墓地コードが1000であることを示している。例えば墓地コードの上位2桁は都道府県コードであり、下位2桁はその都道府県内の墓地のシリアル番号である。
座標格子310は、HTMLファイル中のテーブルで表したり、WebアプリケーションでCADソフトを利用しパラメータを与えることで画像として作成したりすることができる。また、墓地20のデジタル写真は、このテーブルを含む外側のテーブルの背景画像として表すことができる。この写真は、季節に応じて変更するのが好ましい。
図13は、データベース242を構成する墓地管理テーブル320を示す。このテーブルは、墓地コードとX座標コードとY座標コードとからなる埋葬エリアコード、空き情報及び利用者IDのフィールドを含んでいる。
図14は、データベース242を構成する利用者情報テーブル330を示す。このテーブルは、利用者ID、パスワード、氏名、住所、申込日、埋葬予定日、埋葬日及び埋葬エリアコードのフィールドを含んでいる。利用者情報テーブル330にも埋葬エリアコードを含む理由は、同じ埋葬エリアコードを期間毎に異なる人で共有できるからであり、本発明の特徴の1つである。利用者情報テーブル330は墓地管理テーブル320と共にリレーショナルデータベースを構成している。
利用者がクライアント111のブラウザ上で墓地管理サーバ110のアドレスを指定すると、墓地管理サーバ110の制御部231はこれに応答して、例えば図18(A)に示すようなメニューを表示するためのファイルをクライアント111に送信する。利用者は入力装置を操作して、ブラウザ上で希望する地区を指定し、さらに「利用状況表示又は申込」を選択すると、これらの情報が墓地管理サーバ110に送信され、墓地管理サーバ110とクライアント111の間で図15及び図16に示すような動作が行われる。以下、括弧内は図中のステップ識別符号である。
(S10)墓地管理サーバ110は、コンテンツ241からこの指定された地区に該当するマップファイルを読み出し、クライアント111に送信する。
(S11)これにより、例えば図18(B)に示すような希望する地区マップが、クライアント111の画面に表示される。利用者は、この地区マップに示された墓地の位置群のうちの1つを、マウスのクリック時のカーソル位置Pにより指定する。この位置Pの座標データが検出されて、サーバ110に送信される。
(S12)制御部231はこれに応答して、位置と墓地コードとが対応付けられた不図示のテーブルを参照し、位置Pに対応した墓地コードを検出する。
(S13)制御部231は、図13の墓地管理テーブル320から、検出した墓地コードを含む埋葬エリアコードのうち、空き情報が"1"(使用中又は申込み中)である埋葬エリアコードを抽出する。
(S14)制御部231は、ステップS12で検出した墓地コードを含む名前のファイルをコンテンツ241から読み出し、前記抽出した埋葬エリアコードを参照して利用状況ファイルを作成する。例えば、この墓地コードを含む名前のファイル1000.htmにおいて、その座標格子(テーブル)内の、前記抽出した埋葬エリアコードに含まれる座標(X,Y)に対応したセルに、他のセルと異なる背景色を設定することにより、利用状況ファイルを作成し、これをクライアント111に送信する。
(S15)これにより、クライアント111の画面には、例えば図18(C)に示すような利用状況の座標格子310Aが表示される。図18(C)中の斜線部のセルは、空き情報の値が"1"であって、その背景色が他のセルと異なり、使用中又は申込中となっているエリアであることを示す。
(S16)利用者は、座標格子310A上の申込希望エリアを、マウスのクリック時のマウスカーソル位置Qにより指定する。この位置Qのデータが検出され、墓地コードとともに墓地管理サーバ110に送信される。
(S17)制御部231は、受信した位置Qと墓地コードとに基づいて、位置Qが含まれるセルのX座標コード及びY座標コードを求め、受信した墓地コードとこの座標コードとからなる埋葬エリアコードを墓地管理テーブル320から検索し、対応する空き情報を読み出す。
(S18)この空き情報の値が"0"であれば、ステップ19へ進み、"1"であれば、ステップ14へ戻る。
(S19)制御部231は、利用者情報登録画面を表示させるファイルをクライアント111に送信する。
(S20)これにより、クライアント111に例えば図18(D)に示すような利用者情報登録画面が表示される。
(S21)利用者が、氏名、住所等の情報を入力した後に「申込」を選択した場合には、ステップ22へ進み、「戻る」を選択した場合にはその情報を墓地管理サーバ110へ送信する。
(S22)クライアント111は、入力された利用者情報を墓地管理サーバ110へ送信する。
(S23)制御部231は、この利用者情報の受信に応答して、墓地管理テーブル320の対応する埋葬エリアコードの空き情報を"1"に変更し、利用者ID及びパスワードを発行し、この利用者IDをこのレコードに書き込む。また、制御部231は利用者情報テーブル330に新規レコードを追加し、これに、前記利用者ID、パスワード、受信した氏名、住所及び申込日等の利用者情報を、申込対象の埋葬エリアコードとともに書き込む。
制御部231は、「戻る」の情報を受信した場合、図18(A)の初期画面を表示させるファイルをクライアント111へ送信する。
(S24)制御部231は、利用者情報テーブル330に上記のように新規作成したレコードの内容を含む申込受付完了画面を表示させるためのファイルを、クライアント111に送信する。
(S25)これにより、クライアント111に例えば図19(A)に示すような申込受付完了画面が表示される。
なお、骨壷50及びその中の遺骨は雨水で土中に自然溶解し拡散するので、所定期間経過すれば墓地として再利用できる。そこで、墓地管理サーバ110の外部記憶装置113にはクリア期間、例えば5年が設定されており、制御部231は、図13の墓地管理テーブル320と図14の利用者情報テーブル330とのリレーショナルデータベースについて、定期的に、例えば毎月1回、埋葬日からクリア期間が経過しているか否かを判定し、経過していれば、墓地管理テーブル320において、空き情報を"0"にするとともに利用者IDをゼロクリアする(無効な利用者IDにする)。
制御部231はまた、例えば1日1回、申込日から所定期間内、例えば10日以内に申込料金が入金されているか否かを判定し、否定判定した場合には、墓地管理テーブル320において、空き情報を"0"にするとともに利用者IDをゼロクリアし、さらに、利用者情報テーブル330の該当レコードを削除する。
墓地の現地管理人は、他のプログラムを起動させて埋葬予定日を入力すると、利用者情報テーブル330の該当するレコードが表示され、利用者が埋葬を完了したら「埋葬完了」ボタンを押下することにより、該当レコードの埋葬日に当日の日付が入力される。
本実施例3によれば、X−Y直交座標を含む埋葬エリアコードで任意の埋葬エリアを表してこの埋葬エリアコードで墓地を管理するので、コンピュータでの処理が簡単になるとともに、利用者及び墓地管理人が容易に埋葬エリアを識別でき、上記実施例1で説明した遺骨埋葬方法による墓地20の管理が容易である。
また、申込、申込日から入金なく所定期間経過、埋葬日からクリア期間経過によって空き情報が自動更新されるので、インターネットを介し全国の利用者が最新の墓地利用状況をマップで容易に確認できる。
さらに、使用中の埋葬エリアがクリア期間を経過すると自動的に空き状態となり、新規利用者が申込を行うことができるため、効率的な墓地管理を行うことができる。
ここで、利用者が親戚等に埋葬エリアを知らせ、親戚等がこれを確認したり、本人が埋葬エリアを忘れたために確認したりしたい場合がある。
図17は、利用者が墓地申込みを行った後に、本人又はその関係者が図18(A)の初期画面で「確認」を選択した場合の、墓地管理サーバ110とクライアント111の協調動作のシーケンスを示すフローチャートである。
(S26)墓地管理サーバ110の制御部231は、この選択に応答して、例えば図19(B)に示すような利用者ID及びパスワード入力画面をクライアント111に表示するためのファイルを送信する。
(S27)利用者は、制御部231により以前に発行された利用者ID及びパスワードをブラウザ上で入力して、送信ボタンを押下する。クライアント111はこれに応答して、この利用者ID及びパスワードを墓地管理サーバ110へ送信する。
(S28〜S30)制御部231は、受信した利用者IDをキーとして利用者情報テーブル330を検索し、一致するレコードがなければNG情報を表示させるためのファイルをクライアント111へ送信し、有ればそのレコードの利用者情報を表示させるためのファイルをクライアント111へ送信する。
(S31)これにより、一致するレコードがあればクライアント111に例えば図19(C)に示すような利用者情報確認画面が表示される。墓地マップ確認ボタンを押下すると、例えば図19(D)に示すような当該利用者の埋葬エリアを示すマップが表示される。
なお、本実施例3には他にも種々の変形例が含まれる。
例えば、利用者状況表示は座標格子を用いたものが好ましいが、これは文字で表した情報であってもよい。また、上記実施例では多数のクライアントに対する並列処理をサーバ110で高速に行うために、墓地管理テーブル320において空き情報を示すフラグを用いたが、このフラグを用いずに、有効な利用者IDの有無により空き情報を表す構成であってもよい。この場合、例えば0は無効な利用者IDであって、空きを示す。さらに、墓地管理テーブル320は、使用中又は申込中のレコードのみ記入する構成であってもよい。この場合、墓地管理テーブル320に含まれない座標コードX,Yは空きの埋葬エリアに対応している。データ集合はテーブル形式に限定されず、例えばリスト構造であってもよい。
また、座標識別子101及び102は、例えば図20に示すように、これらの軸が領域100内をクロスするように配置されていてもよい。さらに、埋葬領域を領域100の一部、例えば図20に示すように中央領域に限定する構成であってもよい。
さらに、本実施例4の装置をサーバとして用いずに、現地管理室に装置を配置して管理人が墓地を管理するのに用いることができる。
さらにまた、宗教毎に墓地を分ける構成であったり、利用者毎のホームページを提供して故人の写真や動画、文章、イラスト、好んだ音楽等の思い出を掲載するようにしたり、利用者情報テーブルに故人の命日を記入し、命日、彼岸などの礼拝時期に利用者へメールを自動送信するようにしてもよい。このホームページの閲覧に関しては、パスワードを必要とするクローズ形式のものと必要としないオープン形式のものを選択的に利用できるようにしてもよい。さらに、利用者情報テーブルに、遺骨の配送方法及び配送予定日等のフィールドを設け、宅急便(登録商標)などで墓地管理事務所へ遺骨を配送するようにしてもよい。
(A)は、本発明に係わる埋葬用鉢を示す外観斜視図であって、(B)は、本発明に係わる埋葬用鉢の部分縦断面斜視図であり、(C)は、(A)において、IC−IC線に沿った空間確保部の横断面図である。 本発明に係わる墓地全体の外観を示した図である。 本発明に係わる埋葬前墓地構造を示した図である。 (A)は、墓地から埋葬用鉢を引き上げる準備が完了した様子を示す図であり、(B)及び(C)は、墓地から埋葬用鉢を引き上げる様子を示した図である。 墓地から埋葬用鉢を取り除いた後の様子を示した図である。 骨壷を埋める様子を示した図である。 (A)は、本発明の実施例2に係わる水溶紙製の骨壺を示す斜視図であって、(B)及び(C)はそれぞれ、この骨壺を構成する筒状容器及び蓋の縦断面図である。 (A)は、実施例1の埋葬用鉢の変形例である埋葬用鉢の部分縦断面斜視図であって、第2の側面周囲部上端の開口部を蓋で閉じていない状態を示した図である。(B)は、埋葬用鉢の変形例である埋葬用鉢の部分縦断面斜視図であって、第2の側面周囲部上端の開口部を蓋で閉じている状態を示した図であり、(C)は、(A)において、VIIIC−VIIIC線に沿ったリブの横断面図である。 (A)は、実施例1の埋葬用鉢の変形例である埋葬用鉢の部分縦断面斜視図であって、収納部と空間確保部とが分離している状態を示した図である。(B)は、埋葬用鉢の部分断面斜視図であって、収納部と空間確保部とが嵌合部により接続された状態を示した図である。 墓地の平面図である。 墓地管理Webシステムを示す概略図である。 (A)はコンテンツを構成する地区マップファイルの説明図であり、(B)はコンテンツを構成する、墓地に対応した座標格子のファイルの説明図である。 データベースを構成する墓地管理テーブルの説明図である。 データベースを構成する利用者情報テーブルの説明図である。 利用者が初期画面で「利用状況表示又は申込」を選択した場合の、墓地管理サーバとクライアントの協調動作のシーケンスを示すフローチャートである。 図15の続きを示すフローチャートである。 利用者が墓地申込みを行った後に、本人又はその関係者が初期画面で「確認」を選択した場合の、墓地管理サーバとクライアントの協調動作のシーケンスを示すフローチャートである。 図15及び図16のフローチャートでの処理を説明する図である。 (A)は図16のフローチャートでの処理を説明する図であり、(B)〜(D)は図17のフローチャートでの処理を説明する図である。 実施例1の変形例を示す、墓地の平面図である。
符号の説明
10、10a、10b 埋葬用鉢
11 第1の側面周囲部
12 第1の底部
12a 蓋
13 引上用係合部
14 水捌け用孔
15 収納部
16 第2の側面周囲部
17、17a、17b 第2の底部
18 空間確保部
19、19a リブ
20 墓地
21 植物
22 埋葬前墓地構造
40、41 空間
50、50a 骨壺
51 筒状容器
52 蓋
60 支持部
70、71 嵌合部
100 領域
101、102 座標識別子
110 墓地管理サーバ
111 クライアント
112 コンピュータ本体
113 外部記憶装置
232 ネットワークインタフェース
231 制御部
233 DBMS
241 コンテンツ
242 データベース
300 地区マップファイル
301 座標格子ファイル
310、310A 座標格子
311 X座標コード
312 Y座標コード
320 墓地管理テーブル
330 利用者情報テーブル
NET インターネット

Claims (6)

  1. (a)土が収納される収容部と、該収納部の底面部に下方へ連なり、骨壺収容空間を確保する空間確保部と、
    を有する埋葬用鉢を、その上端にある開口部を上にして土中に埋めるとともに、該収容部内の土に植物又は人工植物を植えておき、
    (b)遺骨を埋葬する際に、該埋葬用鉢を引き上げ、
    (c)該引き上げの前に該空間確保部が占めていた空間に、骨壷を収容し、
    (d)該引き上げの前に該収容部が占めていた空間を土で埋めるとともに植物又は人工植物を植える、
    工程を有することを特徴とする遺骨埋葬方法。
  2. 該収容部は、第1の側面周囲部と、該第1の側面周囲部の一端面を閉じる第1の底面部と、該側面周囲部に形成された引上用係合部と、を有し、該第1の側面周囲部又は該第1の底面部に水捌け用孔が形成され、
    該空間確保部は、該第1の側面周囲部に下方へ連なる第2の側面周囲部と、該第2の側面周囲部の一端面を閉じる第2の底面部とを有し、
    該ステップ(b)において、該引上用係合部に、引上装置のロープ下端に取り付けられた係合部を係合させて、該引上装置で該ロープを引き上げることにより該埋葬用鉢を引き上げる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遺骨埋葬方法。
  3. 該工程(d)では、該工程(a)の収容部内の土と植物又は人工植物とを用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の遺骨埋葬方法。
  4. 該工程(c)では、該空間確保部が占めていた空間に水溶紙製の骨壷を収納することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の遺骨埋葬方法。
  5. 該収容部と該空間確保部とが一体形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の遺骨埋葬方法。
  6. 側面周囲部及び底面部を有して土が収容され、上端に開口部を有し、上端部に引上用係合部が形成され、該側面周囲部又は該底面部に水捌け用孔が形成された収容部と、
    該底面部に下方へ連なり、骨壺収容空間を確保する空間確保部と、
    を有する埋葬用鉢が、該開口部を上にして土中に埋められているとともに、該収容部内の土に植物又は人工植物が植えられていることを特徴とする埋葬前墓地構造。
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