JP6345854B1 - 真空処理装置 - Google Patents

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【課題】磁石アレイの吸引力によりマスクプレートを基板の下面に密着させる際にマスクプレートに対する基板の位置ずれを生じ難くでき、基板及びマスクプレートの損傷を招くことがないキャリアを提供する。【解決手段】基板Swの一方の面を開放した状態で当該基板を保持して真空チャンバ内の所定位置に搬送するキャリアは、基板の他方の面が密着する密着プレート1と、基板から密着プレートに向かう方向を上として、密着プレートの上方に配置され、上下方向に着磁された複数の磁石22を互いに隣接する当該磁石の下側の磁極が異なるように並設してなる磁石アレイ2と、密着プレートと磁石アレイとを保持するキャリア本体3とを備える。磁石アレイの吸引力により板厚方向に貫通する複数の透孔が開設されて基板への処理範囲を規定するマスクプレートを基板の一方の面に密着できるように構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、真空処理装置に関し、より詳しくは、基板の一方の面を開放した状態で当該基板を保持して搬送し、マスク越しに所定の処理を施すためのものに関する。
例えば、有機ELデバイスを製造する工程の一つとして真空蒸着法により所定の薄膜を成膜することが知られている。この場合、真空雰囲気の形成が可能な真空チャンバ(処理チャンバ)内に、ガラス基板等の基板と、板厚方向に貫通する複数の透孔が開設されて基板への処理範囲を規定するマスクプレートとを重ね合わせて配置し、蒸着源より蒸着物質を昇華または気化させ、この昇華または気化した蒸着物質をマスクプレート越しに基板の一方の面(即ち、成膜面)に付着、堆積させることで、各種の薄膜が所定のパターンで成膜される(例えば、特許文献1参照)。通常、真空チャンバ内でマスクプレートの鉛直方向下方に蒸着源を配置し、所謂デポアップ式で成膜される。
真空蒸着により成膜する場合、所定のパターンで成膜された薄膜に所謂マスクボケ(即ち、マスク越しに所定の薄膜を所定の基準膜厚で成膜し、例えば一方向に沿う薄膜の膜厚分布をみたとき、基準膜厚で成膜される範囲がマスクの一方向の開口幅より狭く、この開口幅を超えた所定の範囲まで成膜されてしまうこと)が発生することを抑制するために、基板とマスクプレートとをその全面に亘って密着させることが好ましい。このことから、例えばデポアップ式で基板に対して成膜するような場合には、基板上にタッチプレートを介して、上下方向(鉛直方向)に着磁された複数の棒状の磁石を互いに隣接する当該磁石の下側の磁極が異なるように、磁石の長手方向に対して直交する方向に並設してなる磁石アレイを配置することで、タッチプレートとマスクプレートとの間に基板を挟み込むようにして磁石アレイの吸引力によりマスクプレートを基板の下面に密着させることが一般に行われている。
上記のようにマスクプレートを基板の下面に密着させる場合、例えば、真空チャンバに配置した支持枠上にマスクプレートを水平な姿勢で設置し、マスクプレート上に位置合わせして基板を重ね合わせる。このとき、マスクプレートの上方に所定の間隔(基板とマスクプレートとの接触を確実に避けることができる間隔)を存して基板をその外周縁部で支持した状態で位置させ、この状態でマスクプレートと基板との所定位置に設けたアライメントマークをCCDカメラ等で撮像し、この撮像した画像を基にマスクプレートに対する基板の位置を調整し、その後に基板を下降させてマスクプレート上に重ね合わせる。次に、基板上に、その上方から下降させてタッチプレートを載置した後、その上方から下降させてタッチプレート上に磁石アレイ設置すると、磁石アレイの吸引力によりマスクプレートが基板の下面に密着される。
ところで、近年では、処理すべき基板として大型で板厚の薄いもの(例えば、1500mm×1800mm×厚さ0.5mm)が用いられるようになっており、これに伴い、マスクプレートの各透孔を通過して基板に成膜される膜が断面略矩形の輪郭を持つように高精度に成膜するために、マスクプレートとしては数μm〜数百μmの板厚である箔状のものが用いられるようになっている。このような基板をその外周縁部で支持すると、基板が下方に向けて湾曲するように撓みが生じる。このため、上記のようにしてマスクプレートに対する基板の位置を調整しても、基板を下降させてマスクプレート上に基板を重ね合わせるとき、撓み量が多い基板の中央領域から順次マスクプレートに接触してその重ね合わせ領域がその周辺へと拡がることで、その周辺領域にてマスクプレート(即ち、各透孔の位置)に対して基板が位置ずれを生じるという問題があり、これでは、所定のパターンで精度よく且つ再現性よく成膜できない。また、撓み量が多い基板の中央領域がマスクプレートに接触したときには、マスクプレートの接触領域に基板の自重が作用することになり、基板やマスクプレートの損傷を招いたりする虞がある。
更に、マスクプレートが支持枠で支持されているため、マスクプレート上に基板を重ね合わせると、基板の自重でマスクプレート自体にも撓みが生じる。このように基板の自重が作用し、撓みの生じているマスクプレートを引き上げてタッチプレートとマスクプレートとの間に基板を挟み込むようにしてマスクプレートを基板の下面に密着させるには、磁石アレイの吸引力を強く設計しておく必要があるが、これでは、磁石アレイを近接させたときに、基板がタッチプレートに、また、マスクプレートが基板に衝突して基板やマスクプレートの損傷を招いたりする虞もある。
特開2013−93278号公報
本発明は、以上の点に鑑み、磁石アレイの吸引力によりマスクプレートを基板の下面に密着させる際にマスクプレートに対する基板の位置ずれを生じ難くでき、その上、基板及びマスクプレートの損傷を招くことがないようにした真空処理装置を提供することをその課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の真空処理装置は、互いに連設された予備チャンバと少なくとも1個の処理チャンバとを備え、予備チャンバにてキャリアにより基板の一方の面を開放した状態で当該基板を保持し、このキャリアを処理チャンバに搬送してこの処理チャンバに配置され、板厚方向に貫通する複数の透孔が開設されて基板への処理範囲を規定するマスクプレート越しに基板の一方の面に所定の処理を施すものであり、キャリアが、基板の他方の面を静電吸着するチャックプレートと、基板からチャックプレートに向かう方向を上として、チャックプレートの上方に配置され、上下方向に着磁された複数の磁石を互いに隣接する当該磁石の下側の磁極が異なるように並設してなる磁石アレイと、チャックプレートと磁石アレイとを保持するキャリア本体とを備え、予備チャンバに、チャックプレート側を上方に向けた姿勢でキャリアが設置されるステージと、ステージにキャリアが設置された状態でチャックプレートに埋設した電極に給電可能な給電手段とが備えられ、前記処理チャンバに、マスクプレートを支持する支持手段と、マスクプレートに対してキャリアを上下方向に移動自在な移動手段とを備え、キャリアを所定位置まで下方に移動させて磁石アレイの吸引力によりマスクプレートが基板の一方の面に密着されるように構成したことを特徴とする。
本発明において、前記給電手段が、二次電池又はスーパーキャパシタで構成され、前記ステージに設けられて、このステージ上に前記キャリアが設置されると、前記給電手段充電充電手段を更に備えてもよい。また、前記給電手段が前記ステージに設けられて、このステージに前記キャリアが設置されると、前記電極に給電されるように構成してもよい。また、前記磁石アレイが、前記キャリア本体に対して上下方向に移動自在に設けられていることが好ましい。
以上によれば、処理が施される面を開放した状態で密着プレート(チャックプレート)に基板を密着させてキャリアに基板をセットする。次に、基板がセットされたキャリアを処理チャンバに搬送する。処理チャンバには、例えば、水平な姿勢でマスクプレートが予め設置されているものとし、その基板側を鉛直方向下方に向けた姿勢でマスクプレート上に位置させる。この状態で例えばマスクプレートと基板との所定位置に設けたアライメントマークをCCDカメラ等で撮像し、この撮像した画像を基にマスクプレートに対する基板の位置を調整し、その後にキャリアを所定位置まで下方に移動させ、マスクプレート上に基板を重ね合わせる。これにより、磁石アレイの吸引力により密着プレートとマスクプレートとの間に基板を挟み込むようにしてマスクプレートが基板の下面に密着される。
ここで、本発明では、予めキャリアの密着プレートに基板を密着させているので、例えばキャリアが基板側を鉛直方向下方に向けた姿勢を取るときでも、基板に撓みは生じない。このため、マスクプレートに対する基板の位置を調整した後にマスクプレート上に基板を重ね合わせても、マスクプレートに対して基板が位置ずれを起こすことはない。また、基板が密着プレートで支持されているため、キャリアを下方に移動させてマスクプレート上に基板を重ね合わせても、マスクプレートに基板の自重が作用することがなく、基板やマスクプレートが損傷するといった不具合は生じない。しかも、マスクプレート上に基板を重ね合わせた後、密着プレートとマスクプレートとの間に基板を挟み込むようにしてマスクプレートを基板の下面に密着させるとき、磁石アレイは、マスクプレートを引き上げるのに必要な吸引力を有していれば済む。このため、磁石アレイを近接させてその吸引力でマスクプレートが基板の一方の面に密着されるときに、基板やマスクプレートが損傷するといった不具合も生じない。
本発明の実施形態の真空処理装置の構成を説明する模式断面図。 処理チャンバにて成膜処理するときの状態を説明する部分拡大断面図。
以下、図面を参照して、基板を矩形のガラス基板(以下、単に「基板Sw」という)とし、また、真空雰囲気で行う所定の処理を真空蒸着法による成膜処理とし、基板Swの一方の面(下面)に密着(または近接配置)させて所定の薄膜を成膜する場合を例に本発明のキャリアCa及び真空処理装置VMの実施形態を説明する。以下においては、図1に示すように、処理チャンバに水平な姿勢でマスクプレートが予め設置され、所謂デポアップにより成膜が行われるものとし、マスクプレートMpから基板Swに向かう方向を鉛直方向における上として説明する。
図1及び図2を参照して、VMは、成膜処理を実施できる本実施形態の真空処理装置である。真空処理装置VMは、ゲートバルブGvを介して互いに連設された予備チャンバLcと処理チャンバPcとを有する。予備チャンバLcと処理チャンバPcとには真空ポンプPuが夫々接続され、その内部を大気圧から所定圧力まで真空引きして保持できるようになっている。なお、本実施形態では、1個の予備チャンバLcと1個の処理チャンバPcとで構成される場合を例に説明するが、これに限定されるものではなく、同一の構成の処理チャンバの複数を、ゲートバルブを介して連設することができ、また、他の予備チャンバを設け、後述するキャリアCaへの基板Swのセットと、キャリアCaからの処理済み基板の回収とを別々に行うようにしてもよい。予備チャンバLcと処理チャンバPcとの上方空間には、両チャンバLc,Pc間でキャリアCaを搬送する搬送手段Tpが設けられている。搬送手段Tpとしては、キャリアCaを保持する搬送トレイTtと、この搬送トレイTtを水平方向(図1中、左右方向)に搬送する搬送ローラ(図示せず)とを用いた公知のものが利用できるが、これに限定されるものではない。そして、予備チャンバLcにはステージStが設けられ、このステージStを利用してキャリアCaに基板Swがセットされるようになっている。磁石アレイ2は、板状のヨーク21と、ヨーク21の下面に等間隔で並設された棒状の磁石22とで構成される。磁石22は、上下方向に着磁され、互いに隣接する当該磁石22の下側の磁極が異なるように、磁石22長手方向に対して直交する方向(図1中、左右方向)に並設されている。
キャリアCaは、図2に示す成膜時の姿勢を基準に説明すると、基板Swの上面(一方の面)が密着する密着プレート1と、密着プレート1の上方に配置される磁石アレイ2と、密着プレート1と磁石アレイ2とを保持するキャリア本体3とを備える。キャリア本体3は下面を開口した箱状のものであり、この開口を閉塞するように密着プレート1が取り付けられている。密着プレート1は、アルミナやポリイミド等の絶縁性プレート(チャックプレート)で構成され、その下面が所定の平坦度を有するように加工されている。また、密着プレート1内には電極11が埋設されている。そして、給電により電極11に印加された電荷に対して基板Swを静電誘導あるいは誘電分極によって帯電させ、電極11の電荷との間のクーロン力により基板Swが密着プレート1の下面に静電吸着される。この場合、密着プレート1は、基板Swをその全面に亘って吸着したときに基板Swを平坦に保持する役割を果たすようになっている。なお、電極11は所謂単極式ものであっても、双極式のものであってもよい。
密着プレート1の上面には、例えばフィルム状の二次電池または静電容量の大きなスーパーキャパシタで構成される給電手段4が設けられ、予備チャンバLcと処理チャンバPcとの間でキャリアCaを搬送して基板Sw表面に所定の薄膜を成膜する間、電極11に給電して密着プレート1の下面に基板Swが静電吸着された状態を保持できるようにしている。この場合、例えばステージSt内に非接触式の充電手段5を設け、ステージSt上にキャリアCaが設置された状態で給電手段4に充電できるようにしている。なお、給電手段4や充電手段5としては公知のものが利用できるため、これ以上の説明は省略する。ここで、本実施形態のように、処理チャンバPcでは単に真空蒸着法で成膜するだけであり(プラズマを利用しない)、また、基板Swを密着プレート1の下面に静電吸着させた後、処理チャンバPcにて単層膜の成膜処理を行い、その後にキャリアCaを予備チャンバLcに戻して成膜済みの基板Swを回収するだけであれば、その処理時間も然程長くはならない。このような処理の間、電荷が然程消失せずに基板Swを密着プレート1の下面に静電吸着させた状態で保持できる場合には、フィルム状の二次電池または静電容量の大きなスーパーキャパシタといった給電手段4を省略し、例えば、ステージStに給電手段としての給電装置(図示せず)を内蔵し、ステージSt上にキャリアCaが設置されたときに電極11に給電するようにしてもよい。給電方式には特に制限はなく、非接触式給電等、公知のものが利用できる。
予備チャンバLcにてキャリアCaに基板Swをセットする場合、図1中、実線で示すように、大気圧下でキャリアCaをその密着プレート1側が上方を向く姿勢にしてステージSt上に載置する。このとき、充電手段5により給電手段4に対する充電が行われ、給電手段4により電極11に給電される。次に、密着プレート1上に基板Swをその成膜面側が上方を向く姿勢にして位置決め載置する。すると、基板Swが密着プレート1に静電吸着され、キャリアCaに基板Swがセットされる。そして、基板SwがセットされたキャリアCaが、基板Swの成膜面が下側を向く姿勢に上下反転された後、搬送手段Tpの搬送トレイTtに受け渡される(図1中、仮想線で示す状態)。キャリアCa及び基板Swの搬送や、キャリアCaの上下反転は、例えば公知の構造を持つ図示省略の搬送ロボットにより行うことができる。そして、真空ポンプPuにより予備チャンバLcが所定圧力まで真空引きされると、ゲートバルブGvが開けられ、真空雰囲気の処理チャンバPcに搬送手段TpによってキャリアCaが搬送される。
処理チャンバPcの底面には蒸発源Evが設けられている。蒸発源Evとしては、電子ビーム式や抵抗加熱式など公知のものが利用でき、ここでは詳細な説明は省略する。蒸発源Evの上方には、支持手段としての支持枠Sfが配置され、支持枠SfにはマスクプレートMpが水平な姿勢で設置されている。マスクプレートMpは、数μm〜数百μmの範囲内の板厚を持つ箔状のものであり、室温付近での熱膨張率が小さく且つ比較的強度の高い金属材料、例えば、インバー製である。この場合、特に図示して説明しないが、マスクプレートMpの周囲に、これより板厚の厚い枠体を設け、枠体を介して支持枠Sf上に載設されるようにしてもよい。マスクプレートMpには、基板Swに成膜しようとするパターンに応じて、板厚方向(上下方向)に貫通する複数の透孔Mfが開設されている。マスクプレートMpの上面での透孔Mfの輪郭は、基板Swに成膜しようする膜の輪郭に応じて、矩形、円形や長円等に適宜設定される。
また、処理チャンバPcの上部には、移動手段6が設けられている。移動手段6は、処理チャンバPcの上壁に開設した貫通孔61を挿通してその下方へとのびる少なくとも2本のアーム部62と、アーム部62を上下動するアクチュエータ63と、貫通孔61を囲うように処理チャンバPcの上壁に設けられて、その内部の真空雰囲気を維持した状態でのアーム部62の上下動を可能にする真空ベローズ64とを備える。各アクチュエータ63は、単一のX−Y−θzステージ65に設けられている。そして、搬送手段Tpの搬送トレイTtが処理チャンバPc内の所定位置に搬送されると、移動手段6が搬送トレイTtからキャリアCaを受け取り、この受け取ったキャリアCaを所定位置まで下方に移動できるようになっている。
処理チャンバPcにて真空蒸着法により成膜をする場合、移動手段6でキャリアCaを受け取ると、特に図示して説明しないが、この状態でマスクプレートMpと基板Swとの所定位置に設けたアライメントマークがCCDカメラで撮像され、この撮像した画像を解析し、X−Y−θzステージ65によりキャリアCa、ひいては基板Swを同一平面内でX−Y−θz方向に移動させて、マスクプレートMpに対する基板Swの位置を調整する。基板Swの位置が調整されると、移動手段6によりキャリアCaを所定位置まで下方に移動させ、マスクプレートMp上に基板Swを重ね合わせる(図2参照)。これにより、磁石アレイ2の吸引力により密着プレート1とマスクプレートMpとの間に基板Swを挟み込むようにしてマスクプレートMpが基板Swの下面に密着される。この状態で、蒸発源Evを作動させることで蒸着物質を昇華または気化させ、この昇華または気化した蒸着物質をマスクプレートMp越しに基板Swの下面(即ち、成膜面)に付着、堆積させることで、所定の薄膜が所定のパターンで成膜される。成膜後、上記と逆の手順でキャリアCaが予備チャンバLcに搬送され、公知の方法で電極11の電荷を消失させて基板Swと密着プレート1との静電吸着を解除した後、成膜済みの基板Swが回収される。
以上の実施形態によれば、予めキャリアCaの密着プレート1に基板Swを密着させているので、キャリアCaが基板Sw側を下方に向けた姿勢を取るときでも、基板Swに撓みは生じない。このため、マスクプレートMpに対する基板Swの位置を調整した後にマスクプレートMp上に基板Swを重ね合わせても、マスクプレートMpに対して基板Swが位置ずれを起こすことはない。また、基板Swが密着プレート1で支持されているため、キャリアCaを下方に移動させてマスクプレートMp上に基板Swを重ね合わせても、マスクプレートMpに、キャリアCaや基板Swの自重が作用することがなく、基板SwやマスクプレートMpが損傷するといった不具合は生じない。しかも、マスクプレートMp上に基板Swを重ね合わせた後、密着プレート1とマスクプレートMpとの間に基板Swを挟み込むようにしてマスクプレートMpを基板の下面に密着させるとき、磁石アレイ2は、マスクプレートMpを引き上げるのに必要な吸引力を有していれば済む。このため、磁石アレイ2を近接させてその吸引力でマスクプレートMpが基板Swの一方の面に密着されるときに、基板SwやマスクプレートMpが損傷するといった不具合も生じない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変形が可能である。上記実施形態では、処理チャンバPcに水平な姿勢でマスクプレートMpが予め設置され、これに基板SwがセットされたキャリアCaを重ね合わせ、所謂デポアップにより成膜を行う場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、蒸発源Ev等の成膜手段を処理チャンバPcの側面に設けておき、基板Swの成膜面が鉛直方向に位置するように基板を略鉛直方向に立てた状態で所謂サイドデポにより成膜する場合にも本発明は適用できる。この場合、マスクプレートMpの水平な姿勢を基準角(0°)とし、処理チャンバPcにマスクプレートMpが基準角から90°を超えるように姿勢で予め設置され、これに基板SwがセットされたキャリアCaを重ね合わせてサイドデポにより成膜するようなときに特に有利となる。
また、上記実施形態では、密着プレート1としてクーロン力型のチャックプレートを例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、ジョンソン・ラベック力型のものを利用することができる。また、密着プレート1としては静電吸着を利用するものに限定されるものではなく、例えば、金属製の板材の一方の面に粘着シートを貼付し、粘着シートに対して基板Swを押圧したときの粘着力で基板Swを保持するものを利用することもできる。
また、キャリアCaに所謂メカクランプを設け、密着プレート1で基板Swを静電吸着した後、メカクランプで基板Swを更に保持し、搬送手段Tpや移動手段6で基板Swを保持したキャリアCaを上下動(昇降)させるときに、確実に基板Swの落下を防止できる構成を採用することもできる。また、上記実施形態では、真空雰囲気で実施される所定の処理として真空蒸着を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、スパッタリング法やCVD法による他の成膜処理やドライエッチング処理にも本発明を適用することができる。
更に、上記実施形態では、キャリア本体3内に磁石アレイ2が固定配置され、処理チャンバPcにてキャリアCaをマスクプレートMpに重ね合わせるのに際しては、移動手段6の各アーム部62の水平方向内方に向けて屈曲した先端部をキャリア本体3の下面外周縁部に係止させて下方に移動するものを例に説明したが、これに限定されるものではない。特に図示して説明しないが、例えば、キャリア本体3内に、磁石アレイ2が上下方向に移動自在に格納されたものを用いることができる。即ち、キャリア本体3内に、磁石アレイ2が密着プレート1に対して近接離間可能に移動できる空間を設けている。この場合、キャリア本体3の側面所定位置には、アーム部62の先端部の進入を許容する上下方向に長手のスリット孔が形成され、アーム部62の先端部が磁石アレイ2のヨーク21の外周縁部に係止できるようになっている。
上記変形例に係るキャリアでは、予備チャンバLcにてキャリアCaに基板Swをセットする場合、磁石アレイ2は、その自重でキャリア本体3に対して磁石アレイ2が下方に移動した状態となる、そして、基板SwがセットされたキャリアCaが、基板Swの成膜面が下側を向く姿勢に上下反転され、搬送手段Tpの搬送トレイTtに受け渡された状態では、磁石アレイ2は、その自重でキャリア本体3に対して磁石アレイ2が密着プレート1に近接または接触する位置に再度移動した状態となる。
次に、移動手段6の各アーム部62で搬送トレイTtからキャリアCaを受け取るのに際しては、スリット孔を通して各アーム部62の先端部をヨーク21の外周縁部に係止させ、この状態で搬送トレイTtを退避させると、各アーム部62で磁石アレイ2が支持されていることで、磁石アレイ2に対してキャリア本体3が下方に移動し、密着プレート1から上方に離間した位置(退避位置)に移動した状態となる。この状態で、上記と同様にして、マスクプレートMpに対する基板Swの位置を調整した後、移動手段6によりキャリアCaを所定位置まで下方に移動させると、マスクプレートMp上に基板Swが重ね合わされる。
マスクプレートMp上に基板Swが重ね合わされた状態から、移動手段6のアーム部62を更に下方に移動させると、キャリア本体3内で磁石アレイ2が下方に移動し、キャリア本体3に対して磁石アレイ2が密着プレート1に近接または接触する位置(吸着位置)に再度移動した状態となる。これにより、磁石アレイ2の吸引力により密着プレート1とマスクプレートMpとの間に基板Swを挟み込むようにしてマスクプレートMpが基板の下面に密着される。他方、成膜後には、磁石アレイ2の吸着位置にて、移動手段6の各アーム部62の先端部をヨーク21に係止した後、各アーム部62を上方に移動させると、キャリア本体3内で磁石アレイ2が上方に移動され、これにより、磁石アレイ2によるマスクプレートMpの吸着が解除される。そして、キャリア本体3内で磁石アレイ2が退避位置に到達すると、キャリア本体3が上方に向けて移動され、キャリアCaが回収される。
以上によれば、移動手段6のアーム部62と磁石アレイ2(ヨーク21)とが一体として動作(上下動)し、磁石アレイ2を格納するキャリア本体3内の空間が、キャリア本体3と磁石アレイ2との間で動作を許容する動作不感帯として機能することで、移動手段6のアーム部62の動作に伴うキャリア本体3と磁石アレイ2との別個の動作が可能となる。そして、処理チャンバPcにて基板SwとマスクプレートMpとが接触した状態で磁石アレイ2を接近させることでマスクプレートMpと基板Swの下面とが密着でき、マスクプレートMpの吸着を解除するときには、磁石アレイ2を先に遠ざけて、基板SwとマスクプレートMpの間の面圧を略ゼロとした後にキャリアCaが移動されるため、磁石アレイ2とマスクプレートMpとの吸着時やその解除時、例えば基板SwとマスクプレートMpとが擦れて表面が傷つくといった不具合は生じない。また、支持枠Sf上に支持されたマスクプレートMpに対し、その上方からキャリアCaにセットされた基板Swを接触させた位置において、キャリア本体3に対する磁石アレイ2の相対位置関係をキャリア本体3内の空間のいずれの位置にもアーム62にて自由に制御することができ、これにより、別途の駆動源を設けることなく、マスクプレートMpに対する磁石アレイ2の(上下方向の)距離も変化することができ、有利である。
Ca…キャリア、VM…真空処理装置、Sw…基板、Lc…予備チャンバ(真空チャンバ)、Pc…処理チャンバ(真空チャンバ)、Mp…マスクプレート、1…密着プレート(チャックプレート)、2…磁石アレイ、3…キャリア本体、4…給電手段、6…移動手段、62…アーム部(移動手段)、63…アクチュエータ(移動手段)、65…X−Y−θzステージ。

Claims (4)

  1. 互いに連設された予備チャンバと少なくとも1個の処理チャンバとを備え、予備チャンバにてキャリアにより基板の一方の面を開放した状態で当該基板を保持し、このキャリアを処理チャンバに搬送してこの処理チャンバに配置され、板厚方向に貫通する複数の透孔が開設されて基板への処理範囲を規定するマスクプレート越しに基板の一方の面に所定の処理を施す真空処理装置であって、
    キャリアが、基板の他方の面を静電吸着するチャックプレートと、基板からチャックプレートに向かう方向を上として、チャックプレートの上方に配置され、上下方向に着磁された複数の磁石を互いに隣接する当該磁石の下側の磁極が異なるように並設してなる磁石アレイと、チャックプレートと磁石アレイとを保持するキャリア本体とを備え、
    予備チャンバに、チャックプレート側を上方に向けた姿勢でキャリアが設置されるステージと、ステージにキャリアが設置された状態でチャックプレートに埋設した電極に給電可能な給電手段とが備えられ
    前記処理チャンバに、マスクプレートを支持する支持手段と、マスクプレートに対してキャリアを上下方向に移動自在な移動手段とを備え、キャリアを所定位置まで下方に移動させて磁石アレイの吸引力によりマスクプレートが基板の一方の面に密着されるように構成したことを特徴とする真空処理装置。
  2. 前記給電手段が、二次電池又はスーパーキャパシタで構成され、
    記ステージに設けられて、このステージ上に前記キャリアが設置されると、前記給電手段充電充電手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の真空処理装置。
  3. 前記給電手段が前記ステージに設けられて、このステージに前記キャリアが設置されると、前記電極に給電されるように構成したことを特徴とする請求項1記載の真空処理装置。
  4. 前記磁石アレイが、前記キャリア本体に対して上下方向に移動自在に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の真空処理装置。
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