JP6345716B2 - 自動回転貫入装置 - Google Patents

自動回転貫入装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6345716B2
JP6345716B2 JP2016008483A JP2016008483A JP6345716B2 JP 6345716 B2 JP6345716 B2 JP 6345716B2 JP 2016008483 A JP2016008483 A JP 2016008483A JP 2016008483 A JP2016008483 A JP 2016008483A JP 6345716 B2 JP6345716 B2 JP 6345716B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
penetration
steel pipe
pipe pile
rotation
torque value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016008483A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017089363A (ja
Inventor
郁男 鈴木
郁男 鈴木
Original Assignee
株式会社東部
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東部 filed Critical 株式会社東部
Publication of JP2017089363A publication Critical patent/JP2017089363A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6345716B2 publication Critical patent/JP6345716B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

本願発明は、地盤に鋼管杭を自動的に回転貫入するための自動回転貫入装置に関する。
特許文献1(特開平6−336719号公報)は、抵抗体を地盤中に貫入することにより地盤情報を得る地盤探査に関わり、地盤の貫入抵抗の大きさにより、貫入方向を静的貫入、回転貫入、振動・衝撃貫入などを順次追加することにより、軟弱地盤から硬質地盤まで高い精度で探査可能な簡易可搬式の装置と手法に関するものである。このため、この装置は、先端に地盤貫入抵抗体を有するロッドに貫入荷重と貫入回転力をそれぞれ各別、又は同時に伝達する手段を有し、貫入荷重が設定上限貫入荷重になるまでは設定貫入速度で貫入させ、設定上限貫入荷重に達しても設定貫入速度で貫入しない場合は、設定上限貫入荷重を作用させた状態で回転貫入をさせることにある。
特許文献2(特開2003−232038号公報)は、回転駆動装置の回転出力を昇降高さに応じて自動的に変更可能な回転駆動制御手段を提供するもので、杭打ち機のリーダに沿って昇降可能に装着された回転駆動装置が、油圧モータの回転を、減速機を介して出力軸に伝達し、その出力軸に連結された鋼管杭やスクリューロッドなどを回転させるものであって、回転駆動装置がリーダを昇降する際にその高さを検出する位置検出器と、この位置検出器からの信号を受けて回転駆動装置の出力をトルク、回転数又は馬力の少なくともいずれか1つについて変化させる油圧モータの駆動回路とを有するものである。
特許文献3(特開2010−133140号公報)は、経験の少ないオペレータが運転する場合にも、熟練したオペレータの運転操作に近い操作が可能となる回転貫入杭施工システムを提供するもので、回転貫入杭を地盤中の所定位置まで回転貫入するにあたり、回転貫入杭の施工状態を連続的に測定し、その測定データに基づいて、回転杭施工装置の操作を自動制御により又はオペレータの操作により行う回転貫入杭施工システムにおいて、前記施工状態に関する測定データに所定の範囲を超える変動があった場合の施工装置に対する1または複数の特定装置を、事前の熟練オペレータの操作による施工データに基づいて設定しておき、施工中に前記測定データが所定の範囲を超えたときに、前記特定操作を自動制御によりまたはオペレータの操作により行うようにしたものである。
特開平6−336719号公報 特開2003−232038号公報 特開2010−133140号公報
特許文献1に開示される発明によれば、貫入荷重、回転数、振動・衝撃荷重、貫入量の制御と記録を自動化によって取得することができる。特許文献2に開示される発明では、位置検出器によってリーダを昇降する際のその高さを検出することができる。特許文献3に開示される発明では、事前の熟練オペレータの操作による施工データに基づいて自動制御により行うことができる。
しかしながら、実際には、作業者が、設計図・調査データ・貫入計測値(回転数/回転トルク・貫入量・深度・圧入力・傾斜角等)を確認・照合しながら回転貫入作業を行うもので、この場合、作業者の熟練度によって回転貫入作業の達成度に差が生じることになる。
このため、本発明は、鋼管杭を自動的に回転貫入することのできる自動回転貫入装置を提供するものである。
本発明に係る自動回転貫入装置は、所定の管径を有する鋼管の先端に、所定の拡翼径を有し、前記鋼管先端から傾斜して点対称に延出する拡翼部を有する鋼管杭を回転貫入するために、鋼管杭を垂直に支持する支持機構及び鋼管杭に回転圧入力を付与する回転圧入装置を有するリーダを具備する自動回転貫入装置において、前記鋼管杭の1回転当たりの回転貫入量を検出する単位貫入量検出手段と、前記鋼管杭に付与される回転トルク値を検出する回転トルク値検出手段と、前記鋼管杭の貫入深度を検出する貫入深度検出手段とを具備し、ボーリング調査地点の近傍に試験杭として第1の鋼管杭を回転貫入すると共に、第1の鋼管杭の回転貫入の状態を、少なくとも前記単位貫入量検出手段、前記回転トルク値検出手段及び前記貫入深度検出手段によってそれぞれ検出される1回転当たりの回転貫入量、回転トルク値及び貫入深度によって把握し、第2の鋼管杭以降の鋼管杭の打ち止め管理値の設定を行う打ち止め管理値設定手段と、該管理値設定手段によって設定された打ち止め管理値が達成された場合に、鋼管杭の回転貫入を停止させるように前記リーダの回転圧入装置を制御する制御手段とを具備することにある。
また、1回転当たりの回転貫入量を検出する回転貫入量検出手段と、鋼管杭の貫入深度を検出する貫入深度検出手段とは、鋼管杭の回転数を検出する回転数検出手段を設けることによって、相互に演算可能となる。たとえば、1回転当たりの回転貫入量に回転数を乗じることによって貫入深度を取得することができ、また貫入深度を回転数で割ることによって1回転当たりの回転貫入量を取得できるものである。このように、それぞれのパラメータを取得するためのセンサーを設けてもよいが、必要最小限のセンサーを設けることによって残りのパラメータを演算するようにしてもよいものである。
本発明によれば、地質調査のためのボーリング調査地点の近傍に回転貫入する最初の鋼管杭を試験杭とし、この試験杭の回転貫入時の1回転当たりの回転貫入量、回転トルク値及び貫入深度を回転貫入条件として検出し、この回転貫入条件に基づいて第2の鋼管杭以降の鋼管杭の打ち止め管理値の設定を行い、このうち止め管理値が達成されるまで鋼管杭の回転貫入を継続して実行し停止するようにしたものである。
また、前記打ち止め管理値は、打ち止め深度上方の所定位置で記録した回転トルク値であり、鋼管杭の回転貫入時に回転トルク値検出手段によって検出された回転トルク値が前記打ち止め管理値に到達した場合に、制御手段によって前記回転圧入装置の作動を停止することが望ましいものである。
このように、回転トルク値が打ち止め管理値に到達した場合には、回転トルク値の上昇によって鋼管杭が地盤の固い支持層に到達したことが判定されるため、回転貫入を停止するものである。
さらに、前記回転貫入量検出手段によって検出された1回転あたりの回転貫入量が前記拡翼部の勾配の所定割合以下であり、且つ回転トルク値検出手段によって検出された回転トルク値に変化が見られない場合には、その時点での貫入深度を計測し、打ち止め管理値として定めることが望ましいものである。
さらに言えば、試験杭は、ボーリング調査地点に最も近い回転貫入地点にて行い、その際、設計図、ボーリングによる調査データと、貫入計測値、たとえば回転数/回転トルク、貫入量、深度、圧入力、傾斜角等とを比較しながら、打ち止め管理値を設定することようにしてもよいものである。
また、打ち止め管理値には、原則、ボーリングによる調査データにより設定された設計深度よりも所定値(たとえば鋼管杭の杭径)上方に位置する試験杭の回転トルク値を設定することが望ましい。但し、強固な地盤等により強反発や空転してしまう場合、又は、1回転当たりの貫入量が所定の値以下(たとえば、拡翼勾配の15%以下の貫入量)で回転トルク値に変化傾向が見られない場合には、その時点での貫入量を計測し打ち止め管理値を定めることが望ましい。
さらに、杭の打ち止めは、試験杭から得られた管理値を満たすことが望ましいが、管理値を満たすことができない場合には、試験杭の柱状図の変化傾向やロケーション、相関性等を勘案して管理値の再設定を行うようにしてもよいものである。また、近接位置にて再度回転貫入を行うか、或いは増長(継ぎ杭)により再回転貫入をし、管理値を満たすこととするか、を判断しても良いものである。
また、支持層への杭の根入れは、原則所定値(鋼管杭の杭径分)以上とすることが望ましいが、支持層が強固な場合など所定値以上の貫入ができない場合には、貫入量が拡翼勾配高さ以上貫入している場合や、1回転当たりの貫入量が所定値(拡翼勾配高さの所定割合)以下の貫入量で回転トルク値に変化が見られない場合には、根入れ長が所定値以下でも打ち止めにすることが望ましい。
杭の高止まりについて、その発生が地中障害によると判定される場合には、障害物の撤去あるいは杭回転貫入位置を変更して管理値による打ち止め管理を行うことが望ましい。この杭の高止まりについては、鋼管杭の深度が所定値以下であり、1回転当たりの貫入量が所定値以下である場合に、それを判定することが可能である。
鋼管杭先端が想定支持層深度で打ち止め管理値を満たない場合には、鋼管杭を次いで打ち止め管理を満たすまで回転貫入を継続するようにすることが望ましいものである。但し、この場合、最大施工深度を超える場合には、回転貫入作業を停止し、鋼管杭の回転貫入作業自体を見直すようにすることが望ましい。
また、鋼管杭の打ち止め深度を記憶し、一本前の鋼管杭の打ち止め深度と、今回の鋼管杭の打ち止め深度とを比較し、支持層の深度の変化に基づいて鋼管杭の打ち止めを決定する打ち止め深度の比較手段を具備することが望ましい。これによって、支持層の上端部の変化傾向を掌握することが可能となり、鋼管杭の回転貫入深度を予測することも可能となるものである。
さらに、前記回転圧入装置を駆動制御するためのコントロールユニットと、該コントロールユニットへの設定を行うスイッチ部と、前記鋼管杭の1回転当たりの貫入量を検出するための貫入量検出手段と、前記鋼管杭に付与される回転トルク値を検出するための回転トルク検出手段とを少なくとも具備する制御機構を具備することが望ましい。これによって、上述した手段に基づく制御を実行することが可能となるものである。
さらにまた、前記制御機構は、さらに通信手段を具備し、該通信手段を介して離れた場所に配置された管理部と通信可能であることが望ましい。
これによって、コントロールユニットによって入手される全てのデータ若しくは選択されたデータを、通信手段を介して、離れた場所に配置された管理部、例えば事務所に設けられた中央管理部などの大型コンピュータに送信することが可能となるため、迅速な処理が可能となるものである。また、管理部において、それらデータの精査が可能となることから、それらのデータに不具合がある場合には、通信手段を介して即座に現場にその旨を通達することも可能となるものである。
上述したように、本発明によれば、試験杭の回転貫入時に取得したデータに基づいて回転貫入打ち止めの管理値を設定し、次の鋼管杭の回転貫入の打ち止めの条件とすることから、自動によっても確実で良好な鋼管杭の回転貫入を行うことができるものである。
さらに、離れた場所に配置された管理部によって、複数の制御機構からのデータを集約して管理することが可能となるため、現場から送信されたデータに不都合がある場合には、即座に現場のその旨を通達することができるものである。また、管理部によってデータを管理することができるため、現場でのデータの紛失を防止できるものである。
鋼管杭の回転貫入用のリーダを備えた杭打機の概略説明図である。 本発明に係る制御機構の概略構成図である。 試験杭の貫入作業を示したフローチャート図である。 試験杭のトルク値と深度との関係を示した特性図である。 本杭の貫入作業を示したフローチャート図である。 本杭の高止まり作業を示したフローチャート図である。 本発明に係る別の制御機構の概略構成図である。
本発明に係る自動回転貫入装置は、自動により鋼管杭の回転貫入を可能にするためのものであり、たとえば、所定の管径を有する鋼管の先端に、所定の拡翼径を有し、前記鋼管先端から傾斜して点対称に延出する拡翼部を有する鋼管杭を回転貫入するために、鋼管杭を垂直に支持する支持機構及び鋼管杭に回転圧入力を付与する回転圧入装置を有するリーダを具備する自動回転貫入装置において、前記鋼管杭の1回転当たりの回転貫入量を検出する単位貫入量検出センサーと、前記鋼管杭に付与される回転トルク値を検出する回転トルク値検出センサーと、前記鋼管杭の貫入深度を検出する貫入深度検出センサーとを具備し、ボーリング調査地点の近傍に試験杭として第1の鋼管杭を回転貫入すると共に、第1の鋼管杭の回転貫入の状態を、少なくとも前記単位貫入量検出センサー、前記回転トルク値検出センサー及び前記貫入深度検出センサーによってそれぞれ検出される1回転当たりの回転貫入量、回転トルク値及び貫入深度によって把握し、第2の鋼管杭以降の鋼管杭の打ち止め管理値の設定を行う打ち止め管理値設定と、該管理値設定によって設定された打ち止め管理値が達成された場合に、鋼管杭の回転貫入を停止させるように前記リーダの回転圧入装置を制御するコントロールユニットとを具備するものである。
また、前記打ち止め管理値は、打ち止め深度上方の所定位置で記録した回転トルク値であり、鋼管杭の回転貫入時に回転トルク値検出センサーによって検出された回転トルク値が前記打ち止め管理値に到達した場合に、コントロールユニットによって前記回転圧入装置の作動を停止する。
さらに、前記回転貫入量検出センサーによって検出された1回転あたりの回転貫入量が前記拡翼部の勾配の所定割合以下であり、且つ回転トルク値検出センサーによって検出された回転トルク値に変化が見られない場合には、その時点での貫入深度を計測し、打ち止め管理値として定める。
さらに言えば、試験杭は、ボーリング調査地点に最も近い回転貫入地点にて行い、その際、設計図、ボーリングによる調査データと、貫入計測値、たとえば回転数/回転トルク、貫入量、深度、圧入力、傾斜角等とを比較しながら、打ち止め管理値を設定する。
また、打ち止め管理値には、原則、ボーリングによる調査データにより設定された設計深度よりも所定値(たとえば鋼管杭の杭径)上方に位置する試験杭の回転トルク値を設定する。但し、強固な地盤等により強反発や空転してしまう場合、又は、1回転当たりの貫入量が所定の値以下(たとえば、拡翼勾配の15%以下の貫入量)で回転トルク値に変化傾向が見られない場合には、その時点での貫入量を計測し打ち止め管理して定める。
さらに、杭の打ち止めは、試験杭から得られた管理値を満たすことが望ましいが、管理値を満たすことができない場合には、試験杭の柱状図の変化傾向やロケーション、相関性等を勘案して管理値の再設定を行うようにしてもよいものである。また、近接位置にて再度回転貫入を行うか、或いは増長(継ぎ杭)により再回転貫入をし、管理値を満たすこととするか、を判断しても良いものである。
また、支持層への杭の根入れは、原則所定値(鋼管杭の杭径分)以上とするが、支持層が強固な場合など所定値以上の貫入ができない場合には、貫入量が拡翼勾配高さ以上貫入している場合や、1回転当たりの貫入量が所定値(拡翼勾配高さの所定割合)以下の貫入量で回転トルク値に変化が見られない場合には、根入れ長が所定値以下でも打ち止めにする。
杭の高止まりについて、その発生が地中障害によると判定される場合には、障害物の撤去あるいは杭回転貫入位置を変更して管理値による打ち止め管理を行う。この杭の高止まりについては、鋼管杭の深度が所定値以下であり、1回転当たりの貫入量が所定値以下である場合に、それを判定することが可能である。
鋼管杭先端が想定支持層深度で打ち止め管理値を満たない場合には、鋼管杭を次いで打ち止め管理を満たすまで回転貫入を継続するようにする。但し、この場合、最大施工深度を超える場合には、回転貫入作業を停止し、鋼管杭の回転貫入作業自体を見直すようにするものである。以下、本発明の実施例について、図面により説明する。
さらにまた、前記制御機構は、さらにインターネット回線、携帯電話回線等の通信機構を介して、離れた場所に配置された管理部と通信ができるものである。
これによって、コントロールユニットによって入手される全てのデータ若しくは選択されたデータを、前記通信機構を介して、離れた場所に配置された管理部、例えば事務所に設けられた中央管理部などの大型コンピュータに送信することが可能となるため、迅速な処理が可能となるものである。また、管理部において、それらデータの精査が可能となることから、それらのデータに不具合がある場合には、通信手段を介して即座に現場にその旨を通達することも可能となるものである。
図1は、鋼管杭1を回転貫入するために鋼管杭1を保持すると同時に鋼管杭1に回転力及び圧入力を付与する回転圧入装置2を備えたリーダ3を具備する杭打ち機(鋼管回転圧入機)4を示したものである。この杭打ち機4で回転貫入される鋼管杭1は、所定の杭径(D)を有し、先端部には、所定の勾配(約15°)と所定の拡翼径(Dw)を有する一対の拡翼10を有するものである。
本発明の実施例1に係る自動回転貫入装置の制御機構100は、たとえば図2に示すように、回転圧入装置2を駆動制御するためのコントロールユニット(C/U)5を具備し、さらにこのコントロールユニット5には、スイッチ部6からの設定信号もしくは制御信号が入力され、さらにまた1回転当たりの貫入量Δhを検出するための貫入量検出センサー7からの検出信号、及び鋼管杭1に付与される回転トルク値Tを検出するための回転トルクセンサー8からの検出信号が入力される。
本発明に係る自動回転貫入装置は、ボーリング調査地点に最も近い回転貫入位置に、試験杭として第1の鋼管杭を、図3に示されるフローチャート図に従って回転貫入を実施する。この試験杭回転貫入の基本概念は、鋼管杭の回転貫入を、設計深度を目標に回転貫入を行い、経時的なトルク値の変化と柱状図の相関性を確認し、支持層深度及び打ち止め管理値を決定することである。
具体的な一例として、ステップ100から開始される試験杭の回転貫入は、ステップ110において開始され、ステップ120において、n値が更新される。ステップ130では、n回目の回転トルク値T(n)が回転トルクセンサー8によって検出され、ステップ140では前記貫入量検出センサー7によってn回目の1回転当たりの貫入量Δh(n)が検出される。
ステップ140での1回転当たりの貫入量Δh(n)は、ステップ150において加算されて貫入深度hが求められる。この実施例では、1回転当たりの貫入量Δh(n)を加算して貫入深度hを求めるようにしたが、回転数を検出して1回転当たりの貫入量Δhに回転数を乗じて貫入深度hを求めてもよいものである。
ステップ160では、今回検出された回転トルク値T(n)と一回前の回転トルク値T(n−1)が比較され、その差が所定値αより大きいか否かが判定される。この差が所定値α以下である場合には、ステップ120に回帰して、ステップ130,140,150が継続され、回転貫入動作が継続して実施される。また、ステップ160の判定において、前記差が所定値αより大きい場合には、ステップ170に進んで、貫入深度hが設計深度Hsetより大きいか否かが判定され、基本的に設計深度Hsetまで回転貫入動作が継続される。
ステップ160において、回転貫入トルク値T(n)の変化が所定値α以上である場合、言い換えると回転貫入トルク値T(n)が急激に上昇した場合であり、且つステップ170の判定において貫入深度hが設計深度Hsetよりも大きくなった場合、言い換えると鋼管杭(試験杭)が設計深度Hset以上に深く貫入された場合に、ステップ180において設計深度Hsetから鋼管杭の杭径(D)分上方に位置する地点の検出トルク値T(n)を管理トルク値Tcとして設定し、さらにステップ190において、前記地点の貫入深度hを支持層上端部深度hsとして設定し、ステップ200において試験杭の貫入を終了するものである。
尚、ステップ130及びステップ140で検出された1回転当たりの貫入量(貫入深度h)及び回転トルク値T(n)から、たとえば図4で示すような回転貫入特性を得ることができる。支持層上端部深度hsと、設計深度Hsetと、管理トルク値Tcとの関係は、たとえば図4に示す通りである。
本杭(第2の鋼管杭以降)の貫入については、基本的に上述した試験杭(第1の鋼管杭)の回転貫入により取得された管理トルク値Tsを満たすことによって打ち止めとするものである。
本杭(第2の鋼管杭以降)の貫入は、ステップ300から開始されるもので、ステップ310において回転貫入が開始され、ステップ320において鋼管杭にかかる回転トルク値Trを検出し、ステップ330において1回転当たりの貫入量Δhを検出し、ステップ340で、1回転当たりの貫入量Δhを加算して貫入深度hを求める。ステップ350では、ステップ320で検出された回転トルク値Trが許容ねじりトルク値Ts以下か否かが判定され、許容ねじりトルク値Tsより大きい場合には、高止まりが判定され、高止まり制御(ステップ500)が実行される。
順調な回転貫入の場合には、ステップ320で検出された回転トルク値Trが許容ねじりトルク値Ts以下となるため、ステップ360に進み、貫入深度hが試験杭によって取得された支持層上端部深度hsに到達したか否かが判定される。ステップ360の判定において、貫入深度hが前記支持層上端部深度hsに到達していない場合であって、ステップ370において、前記ステップ320で検出された回転トルク値Trが管理トルク値Tc以上か否かについて判定され、回転トルク値Trが管理トルク値Tcに到達しない場合には、ステップ320に回帰してステップ320,330,340,350,360,370が実行され、回転貫入が継続される。
ステップ370の判定において、検出された回転トルク値Trが管理トルク値Tcに到達した場合には、鋼管杭1が支持層に到達したと判定されるため、ステップ380においてその地点の貫入深度hが、n本目の鋼管杭が支持層に到達した到達貫入深度hcc(n)として記憶される。また、ステップ390において、鋼管杭の杭径Dの相当する深度分根入れ作業が実施され、ステップ400において鋼管杭の回転貫入が完了し(打ち止め)、ステップ410において鋼管杭の回転貫入作業が継続されるか否かが判定され、継続される場合には、ステップ420において本数nに1が追加されてステップ310に回帰し、n本目の鋼管杭の回転貫入が開始される。
また、前記ステップ360において、貫入深度hが支持層上端部深度hs以上となって場合、ステップ430に進んで、一本前の到達貫入深度hcc(n−1)と今回の到達貫入深度hcc(n)が比較されてその差が所定の値CC以下である場合には、ステップ380に移行し、以下のステップが実施され、回転貫入が継続されるとともに到達貫入深度hcc(n)が更新され、根入れ作業の後回転貫入作業が完了する。
また、ステップ430の判定において、その差が所定の値CCより大きい場合には、支持層への到達貫入深度hcc(n)が大きく変化した状態であることを判定し、ステップ440において1回転あたりの貫入量Δhが鋼管杭の拡翼10の拡翼径Dwに所定率aを乗じた値以下であるか否かが判定される。前記所定率aは、この実施例では、拡翼10の傾斜角度がθ(例えば15°)であり、1回転あたりの貫入量Δhが、拡翼10の貫入深度Lの15%以下である場合に、回転貫入が十分に行われていないと判断することから、a=0.15×sin15となるので、約0.04で設定される。
ステップ440の判定において、1回転あたりの貫入量Δhが拡翼10の拡翼径Dwの所定割合(0.04)以下であるには、鋼管杭1が支持層に到達したものと判断して、ステップ400に進んで、今回の回転杭の回転貫入作業を停止(打ち止め)するものである。
また、ステップ440の判定において、1回転あたりの貫入量Δhが拡翼径Dwの所定の割合(0.04)より大きい場合には、ステップ450に進んで、回転貫入作業を停止し、再度地盤の状況を確認する必要が生じたとするものである。
前記ステップ350の判定において選択された高止まり制御(ステップ500)は、例えば図6に示すように、ステップ510において回転貫入作業を停止し、ステップ520において鋼管杭1を所定回数逆回転させてステップ530で停止させ、そしてステップ540で再貫入を開始し、再度1回転あたりの貫入量Δhが拡翼径Dwの所定の割合(0.04)以下である場合には、ステップ320に回帰して回転貫入作業が継続される。また、ステップ550の判定において、1回転あたりの貫入量Δhが拡翼径Dwの所定の割合(0.04)より大きい場合には、ステップ450に進んで、回転貫入作業を停止し、再度地盤の状況を確認する必要が生じたとするものである。
以上のように、本発明に係る自動回転貫入装置は、第1の鋼管杭を、試験杭としてボーリング調査地点の近傍に回転貫入し、その貫入状況(1回転あたりの貫入量、回転貫入トルク値、貫入深度等)から次に回転貫入する鋼管杭の打ち止め管理値を設定することを特徴とする。この実施例では、打ち止め深度上方1D(杭径)位置で記録した回転トルク値を設定することを特徴とするものである。
また、強固な地盤等により強反発や空転してしまう場合や、1回転あたりの貫入量が拡翼勾配高さの所定割合(15%)以下の貫入量で回転トルク値に変化傾向が見られない場合には、その時点での貫入深度を打ち止め管理値として定めるようにするものである。
さらに、杭の打ち止めは、試験杭から得られた管理値を満たすこととするが、この管理値が満たされない場合には、回転貫入状況などから管理値の再設定を行うか、再検討を行うようにするものである。再検討の場合、近接位置に再度回転貫入作業を実施するか、増長(継ぎ杭)により再度回転貫入し、管理値を満たすようにしてもよいものである。
支持層は、一般的に不陸や傾斜等で深度差が生じることから、打ち止め時に高止まりや、深止まりなどが想定されるため、管理トルク値や打ち止めトルク値の変化傾向を管理するために、それぞれのデータを時系列的に記憶しておくものである。
支持層への鋼管杭の根入れは、通常原則鋼管杭の杭径(D)以上とするものであるが、支持層が非常に強固な場合など1D以上の貫入ができない場合には、貫入量が拡翼勾配高さ以上貫入している場合や、1回転あたりの貫入量が拡翼勾配高さの15%以下の貫入量で回転トルク値に変化が見られない場合には、根入れ長が1D以下でも打ち止めするものである。
鋼管杭の高止まりについて、その発生が地中障害による場合は、障害物の撤去あるいは杭の回転貫入位置を変更して、管理値による打ち止め管理を行う。また、その発生が、支持地盤の不陸によると判定される場合には、杭長の設計検討を行い、極度な高止まりは再度ボーリング調査を行う必要があるため、回転貫入作業を中止するものである。これによって、管理者・設計者と協議し、適切な対応をとることが可能となるものである。
杭先端が想定支持層深度で打ち止め管理値を満たないと判定された場合には、杭を適宜継いで打ち止め管理値を満たすまで回転貫入作業を継続するものである。
さらに、本発明の実施例2に係る自動回転貫入装置の制御機構100aは、たとえば図7に示すように、上述した図2に示す制御100と同様に、回転圧入装置2を駆動制御するためのコントロールユニット(C/U)5を具備し、さらにこのコントロールユニット4への手動による設定を行い、また手動による制御を実行するためのスイッチ部6からの設定信号もしくは制御信号、1回転当たりの貫入量Δhを検出するための貫入量検出センサー7からの検出信号、及び鋼管杭1に付与される回転トルク値Tを検出するための回転トルクセンサー8からの検出信号が入力されるものであり、上述した実施例1に係る制御を実行するものである。そのため、回転貫入の制御については、実施例1に記載された内容と同様であるため、説明を省略する。
さらに前記コントロールユニット(C/U)5において入手可能な全てのデータ若しくは選択されたデータについて、例えば無線、インターネット環境、携帯電話通信環境等の通信機構30を介して中央管理センター等、現場から離れた場所に設置された管理部40に送信するための通信装置20を有することを特徴とする。尚、前記通信装置20は、前記コントロールユニット5から送られてきた送信されるデータを、送信用のデータに変換するとともに、受信したデータを前記コントロールユニット5において表示可能なデータに変換するものである。
前記管理部40では、現場から送信された上記データを受信するとともに、これらのデータを大型のコンピュータ等によって管理するとともに、報告書の作成などを即座に行うことを可能にするものである。また、図7に示すように、前記管理部40では、複数の現場の制御機構100aからのデータを一括して管理するようにすることも可能である。
さらにまた、前記管理部40におけるデータの処理において、不適切なデータが受信された場合、また不適切な作業が実施されていると判断された場合には、前記通信機構30を介して、前記制御機構100aにその旨の情報を送信することできるものである。この場合、制御機構100aで受信された情報に基づいて、回転貫入作業をやり直すことも可能となるものである。
1 鋼管杭
2 回転圧入装置
3 リーダ
4 杭打ち機
5 コントロールユニット
6 スイッチ部
7 貫入量検出センサー
8 回転トルクセンサー
10 拡翼
20 通信装置
30 通信機構
40 管理部
100,100a 制御機構

Claims (3)

  1. 所定の管径を有する鋼管の先端に、所定の拡翼径を有し、前記鋼管先端から傾斜して点対称に延出する拡翼を有する鋼管杭を回転貫入するために、鋼管杭を垂直に支持する支持機構及び鋼管杭に回転圧入力を付与する回転圧入装置を有するリーダを具備する自動回転貫入装置において、
    前記鋼管杭の1回転当たりの回転貫入量を検出する単位貫入量検出手段と、
    前記鋼管杭に付与される回転トルク値を検出する回転トルク値検出手段と、
    前記鋼管杭の貫入深度を検出する総貫入量検出手段とを具備し、
    前記回転トルク値検出手段によって第1の鋼管杭の回転貫入時に取得された回転貫入トルク値の変化が所定値以上である場合且つ前記総貫入量検出手段によって検出された貫入深度が設計深度以上に深く貫入された場合に、前記設計深度より鋼管杭の杭径分上方に位置する地点での検出トルク値を管理トルク値として設定すると共に、前記地点の貫入深度を支持層上端部深度として設定すること、
    第2の鋼管杭以降の鋼管杭の貫入は、前記回転トルク値検出手段によって検出された第2の鋼管杭以降の鋼管杭の回転トルク値が管理トルク値に到達した場合に該鋼管杭の貫入を打ち止めにして、その鋼管杭の貫入深度を到達貫入深度として記憶すること、
    今回の貫入深度が前記支持層上端部深度以上となった場合に、一本前の到達貫入深度と今回の到達貫入深度との差が所定の値以下である場合には、回転貫入が継続されると共に到達貫入深度が更新され、根入れ作業の後回転貫入作業が完了すること、
    前記一本前の到達貫入深度と今回の到達貫入深度との差が所定の値より大きい場合には、1回転当たりの回転貫入量が拡翼の拡翼径の所定割合以下である場合に、鋼管杭が支持層に到達したと判断して回転貫入作業を停止すること、及び、
    前記第2の鋼管杭以降の鋼管杭の回転トルク値検出手段によって検出された回転トルク値が鋼管杭の許容ねじりトルク値より大きい場合には、第2の鋼管杭以降の鋼管杭の高止まりが判定され、高止まり制御が実行されること特徴とする自動回転貫入装置。
  2. 前記回転圧入装置を駆動制御するためのコントロールユニットと、該コントロールユニットへの設定を行うスイッチ部と、前記鋼管杭の1回転当たりの貫入量を検出するための貫入量検出手段と、前記鋼管杭に付与される回転トルク値を検出するための回転トルク検出手段とを少なくとも具備する制御機構を具備することを特徴とする請求項に記載の自動回転貫入装置。
  3. 前記制御機構は、さらに通信手段を具備し、該通信手段を介して離れた場所に配置された管理部と通信可能であることを特徴とする請求項記載の自動回転貫入装置。
JP2016008483A 2015-11-09 2016-01-20 自動回転貫入装置 Active JP6345716B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015219053 2015-11-09
JP2015219053 2015-11-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017089363A JP2017089363A (ja) 2017-05-25
JP6345716B2 true JP6345716B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=58767694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016008483A Active JP6345716B2 (ja) 2015-11-09 2016-01-20 自動回転貫入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6345716B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7036433B2 (ja) * 2018-06-21 2022-03-15 株式会社ワイビーエム 杭打装置
JP6660446B1 (ja) * 2018-11-01 2020-03-11 株式会社三誠 鋼管杭の施工方法
JP7337715B2 (ja) * 2020-01-17 2023-09-04 鹿島建設株式会社 地中への鋼管の設置方法
JP7093597B1 (ja) 2022-03-01 2022-06-30 株式会社オーク 杭支持力根入れ長測定システム及びその方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6301551B1 (en) * 1998-10-01 2001-10-09 Pile Dynamics, Inc. Remote pile driving analyzer
JP2003096776A (ja) * 2001-09-25 2003-04-03 Asahi Kasei Corp 鋼管杭の施工管理方法
JP2005264651A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Hitachi Constr Mach Co Ltd 回転杭の施工制御装置
JP3647445B1 (ja) * 2004-04-22 2005-05-11 積水ハウス株式会社 杭の施工管理装置
JP2010133140A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Sumitomo Metal Ind Ltd 回転貫入杭施工システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017089363A (ja) 2017-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6345716B2 (ja) 自動回転貫入装置
CA2911532C (en) Drill pipe oscillation regime for slide drilling
US10036678B2 (en) Automated control of toolface while slide drilling
CA2509347C (en) Method of and apparatus for directional drilling
EP2870320B1 (en) Method for reducing stick-slip during wellbore drilling
EP3047097B1 (en) Method to predict, illustrate, and select drilling parameters to avoid severe lateral vibrations
CA2961145A1 (en) Casing wear prediction using integrated physics-driven and data-driven models
US20170370203A1 (en) Stick-Slip Reduction Using Combined Torsional and Axial Control
US8854373B2 (en) Graph to analyze drilling parameters
US20180216451A1 (en) Control system for a drilling apparatus
US10364666B2 (en) Optimized directional drilling using MWD data
NO345158B1 (no) Fremgangsmåte og apparat for å estimere en formasjons bergartsstyrkeprofil
JP5846592B1 (ja) 施工支援情報算出装置、施工支援情報算出システム、バイブロハンマ施工機及びプログラム
US10370911B2 (en) Methods and systems for drilling boreholes in earth formations
JP7317844B2 (ja) 土壌内に基礎要素を製作するための方法およびシステム
JP2010133140A (ja) 回転貫入杭施工システム
JP6969110B2 (ja) 地盤判定方法及び削孔装置
KR20170037036A (ko) 표준관입시험기용 자동측정장치
Cayeux et al. Challenges in the Automation of a Laboratory-Scale Drilling Rig and Comparison with the Requirements for Full Scale Drilling Automation
US20230175327A1 (en) Working machine and method for working the ground
CN113032944B (zh) 卡钻数据库构建方法、防卡钻匹配方法、系统及旋挖钻机
JP4757889B2 (ja) オールケーシング工法における掘削データ管理システム
WO2021097572A1 (en) Systems, apparatuses, and methods for determining rock mass properties based on blasthole drill performance data including compensated blastability index (cbi)
US20200095829A1 (en) Direct wrap measurement during connection for optimal slide drilling
JP2022132996A (ja) 杭打設施工管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6345716

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S631 Written request for registration of reclamation of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313631

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350