JP6345672B2 - 改良型歯科用マトリックスバンドリテーナー - Google Patents

改良型歯科用マトリックスバンドリテーナー Download PDF

Info

Publication number
JP6345672B2
JP6345672B2 JP2015532134A JP2015532134A JP6345672B2 JP 6345672 B2 JP6345672 B2 JP 6345672B2 JP 2015532134 A JP2015532134 A JP 2015532134A JP 2015532134 A JP2015532134 A JP 2015532134A JP 6345672 B2 JP6345672 B2 JP 6345672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lug
body member
tooth
socket
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015532134A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015531662A (ja
Inventor
マクドナルド,シモン,ピー.
Original Assignee
デンツプライ シロナ インコーポレーテッド
デンツプライ シロナ インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from NZ602480A external-priority patent/NZ602480B/en
Application filed by デンツプライ シロナ インコーポレーテッド, デンツプライ シロナ インコーポレーテッド filed Critical デンツプライ シロナ インコーポレーテッド
Publication of JP2015531662A publication Critical patent/JP2015531662A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6345672B2 publication Critical patent/JP6345672B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C5/00Filling or capping teeth
    • A61C5/80Dental aids fixed to teeth during treatment, e.g. tooth clamps
    • A61C5/85Filling bands, e.g. matrix bands; Manipulating tools therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C5/00Filling or capping teeth
    • A61C5/80Dental aids fixed to teeth during treatment, e.g. tooth clamps
    • A61C5/82Dams; Holders or clamps therefor

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Dental Prosthetics (AREA)

Description

本発明は、歯科用充填材、特に光硬化性歯科用充填材の配置に用いる器具に関する。
ここ30年程で、歯科従事者は、水銀系充填材の使用から、自然な見た目の充填材を提供するのに用いられる複合樹脂の使用に移行している。複合樹脂は集光した光を当てることによって硬化する。歯科専門家が複合樹脂充填材を配置することを可能にするために、マトリックスが用いられる。マトリックスは、歯の周りを包み、硬化させる前に複合樹脂が入る型として機能する器具である。マトリックスは、概してプラスチック又はステンレス鋼によって形成され、周囲用又は部分用のいずれかである。部分用のマトリックスは歯の1つの隣接面領域のみに装着されるが、周囲用のマトリックスバンドは歯の全周に装着される。従来技術では、マトリックスはウェッジ及び/又はリテーナー/クランプの使用によって適所に固定される。ウェッジは通常、木製又はプラスチック製であり、マトリックスと隣接する歯との間に配置される。ウェッジは充填を行う歯に対してマトリックスを保持するのに用いられ、充填を行う歯と隣接する歯との間を一時的に離開する。マトリックスバンドリテーナーは、歯の両側をマトリックスの上からクランプすることによって、充填を行う歯に対してマトリックスを保持する。
本発明の目的は、歯科用充填材配置器具の新規若しくは代替的なマトリックスバンド固定システムを提供すること、又は、少なくとも有用な選択肢を公開することである。
第1の態様では、本発明は、概して、治療される歯の周縁の少なくとも一部の周りにマトリックスバンドを保持する器具を構成すると言える。当該器具は、
2つの歯の間の隣接面接触の一方の側に取り付けられる第1のラグと、
隣接面接触の他方の側に取り付けられる第2のラグと、
必然的に引き離されて隣接面接触上に取り付けられるようにラグを保持し、使用時にラグを隣接面接触の対向する側に対してともに付勢する復元力又はクランプ力を印加する、第1のラグと第2のラグとの間を接続する弾性本体部材と、
を備え、
第1のラグ及び第2のラグのそれぞれは、弾性本体部材に枢動するように連結され、ラグをともに付勢するクランプ力をもたらしている間、弾性本体部材がラグに対して回転することを可能にする。
好適には、第1のラグ及び第2のラグは、本体部材のそれぞれの端部に枢動するように連結され、使用時に本体部材が治療される歯の矢状面に対して略横断方向の軸の回りに回転することを可能にする。
好適には、本体部材は、U字形部材の開口部に分離及び対向する2つの端部を有するU字形ばね部材であり、端部がばねの歪んでいない位置から引き離されると、ばねは2つの端部をともに付勢し、各ラグはばねのそれぞれの端部に枢動するように連結する。
好適には、本体部材はニッケルチタニウム合金から形成される。
好適には、第1のラグ及び第2のラグは本体部材に取外し可能に連結される。
好適には、第1のラグ及び第2のラグはそれぞれ本体部材の内方に延在する連結端部を回転可能に受けるソケットを有する。
好適には、本体部材の内方に延在する各端部及び連結するラグソケットの内周縁は、本体端部とラグとの間に解放可能な係合を可能にする対応する形状部を有する。
好適には、各端部は端部の外周縁の周りに環状デテントを有し、各ラグは、使用時に対応するデテントに係合するようにラグソケットの内周縁に形成される対応する環状リブを有する。
好適には、各ラグはラグのソケットの内周縁に枢動位置限界を規定する1つ又は複数の平坦面を有し、本体部材の対応する端部は外周縁に、使用時に端部をソケット内に受けて枢動位置限界まで回転された際にソケットの対応する平坦面に係合する1つ又は複数の平坦面を有する。
好適には、各ラグのソケットの内周縁は、内周縁の周りに180度未満で分離した2つの平坦面を有し、使用中に本体部材の2つの枢動位置限界を180度未満で離間した状態に画定する。
好適には、各ラグは、使用時に歯の対応する側にマトリックスバンドに当接する当接面を有する。
好適には、当接面は、使用時に隣接する2つの歯の対応する側の周縁及び歯の間の歯間腔に実質的に適合するように輪郭が形成される。
好適には、各ラグの当接面は、使用時に2つの歯の間の歯間腔に係合するようになっている中間の隆起部を有する。
好適には、各ラグは使用時に歯科用ウェッジを受けるチャネルを有する。
好適には、チャネルは歯科用ウェッジの端部の外周縁に適合するように形成され、それにより、ラグが使用時にマトリックスバンドに対して位置付けられる場合、また、ウェッジが使用時に歯の対向する側間の歯間腔に取り付けられる場合、ウェッジの対向する端部を各ラグのチャネル内に受けて保持することが可能になる。
好適には、各ラグはポリマー系プラスチック材料から形成される。
好適には、各ラグは透明又は半透明の材料から形成される。
第2の態様では、本発明は、概して、治療される歯の周縁の少なくとも一部の周りにマトリックスバンドを保持する器具の部品のキットを構成すると言える。当該部品のキットは、
2つの歯の間の隣接面接触の一方の側に取り付けられる第1のラグと、
隣接面接触の他方の側に取り付けられる第2のラグと、
第1のラグと第2のラグとの間が接続されている場合、ラグが必然的に引き離されて隣接面接触上に取り付けられるようにラグを保持し、使用時にラグを隣接面接触の対向する側に対してともに付勢する復元力又はクランプ力を印加する、第1のラグと第2のラグとの間を接続する弾性本体部材と、
を備え、
第1のラグ部材及び第2のラグ部材のそれぞれと、ともに枢動するように連結されるようになっている弾性本体部材とは、使用時に、ラグ部材をともに付勢するクランプ力をもたらしている間、弾性本体部材がラグ部材に対して回転することを可能にする。
好適には、第1のラグ及び第2のラグは、本体部材のそれぞれの端部に枢動するように連結され、本体部材が、治療される歯の矢状面に対して略横断方向の軸の回りに回転することを可能にする。
好適には、本体部材は、U字形部材の開口部に分離及び対向する2つの端部を有するU字形ばね部材であり、端部がばねの歪んでいない位置から引き離されると、ばねは2つの端部をともに付勢する。
好適には、本体部材はニッケルチタニウム合金から形成される。
好適には、第1のラグ及び第2のラグは本体部材に取外し可能に連結される。
好適には、第1のラグ及び第2のラグはそれぞれ本体部材の内方に延在する連結端部を回転可能に受けるソケットを有する。
好適には、本体部材の内方に延在する各端部及び連結するラグソケットの内周縁は、本体端部とラグとの間に解放可能な係合を可能にする対応する形状部を有する。
好適には、各端部は端部の外周縁の周りに環状デテントを有し、各ラグは、組立時に対応するデテントに係合するようにラグソケットの内周縁に形成される対応する環状リブを有する。
好適には、各ラグはラグのソケットの内周縁に枢動位置限界を規定する1つ又は複数の平坦面を有し、本体部材の対応する端部は外周縁に、使用時に端部をソケット内に受けて枢動位置限界まで回転された際にソケットの対応する平坦面に係合する1つ又は複数の平坦面を有する。
好適には、各ラグのソケットの内周縁は、内周縁の周りに180度未満で分離した2つの平坦面を有し、使用中に本体部材の2つの枢動位置限界を180度未満離間した状態に画定する。
好適には、各ラグは、使用時に歯の対応する側にマトリックスバンドに当接する当接面を有する。
好適には、当接面は、使用時に隣接する2つの歯の対応する側の周縁及び歯の間の歯間腔に実質的に適合するように輪郭が形成される。
好適には、各ラグの当接面は、使用時に2つの歯の間の歯間腔に係合するようになっている中間の隆起部を有する。
好適には、各ラグは使用時に歯科用ウェッジを受けるチャネルを有する。
好適には、チャネルは歯科用ウェッジの端部の外周縁に適合するように形成され、それにより、ラグが使用時にマトリックスバンドに対して位置付けられる場合、また、ウェッジが使用時に歯の対向する側間の歯間腔に取り付けられる場合、ウェッジの対向する端部を各ラグのチャネル内に受けて保持することが可能になる。
好適には、各ラグはポリマー系プラスチック材料から形成される。
好適には、各ラグは透明又は半透明の材料から形成される。
好適には、部品のキットは歯の対向する2つの側の間の歯の少なくとも一部の周りに延在するマトリックスバンドを更に備える。
好適には、部品のキットは2つの歯の間の歯間腔に取り付けられる歯科用ウェッジを更に備える。
本明細書及び特許請求の範囲において用いられる「備える、含む、有する(comprising)」という用語は、「少なくとも部分的に〜からなる(consisting at least in part of)」を意味する。「備える、含む、有する」という用語を含む本明細書及び特許請求の範囲における各記述を解釈する場合、この用語の前に書かれている(prefaced by the term)単数又は複数の特徴以外の特徴も存在する場合がある。これらの用語の活用形("comprise" and "comprises")等の関連の用語は、同様に解釈されるべきである。
本明細書に開示されている数の範囲(例えば1から10)の言及は、その範囲内の全ての有理数(例えば、1、1.1、2、3、3.9、4、5、6、6.5、7、8、9、及び10)、またその範囲内の任意の範囲の有理数(例えば、2から8、1.5から5.5及び3.1から4.7)の言及も含み、したがって、本明細書に明示的に開示される全ての範囲のうちの全ての部分範囲が本明細書に明示的に開示されることが意図される。これらは特に意図されているものの例に過ぎず、列挙されている最小値と最大値との間の数値の全ての可能な組合せが、同様に本願において明示的に記載されているものと見なされる。
本発明は上述の記載に本質があり、また、以下の記載が単に例として与える構造が想定される。
以下、本発明の好適な一実施形態が、添付の図面を参照して記載される。
本発明に係る歯科用コンタクトマトリックスシステムの使用時の原位置の平面図である。 本発明の歯科用コンタクトマトリックスシステムの好適な形態のばねの等角図である。 本発明の歯科用コンタクトマトリックスシステムの好適な形態のラグのソケット端部の等角図である。 図3のラグの当接端部の等角図である。 図1から図3のばね及びラグ(リテーナー)を連結した等角図である。 図5の組み立てられたリテーナーの平面図である。 図5のリテーナーのばねの枢動位置限界を示す三次元図である。 図6の線A−A’に従ったリテーナーの断面図である。
図1を参照すると、本発明の好適な一実施形態に係る歯科用マトリックスバンドリテーナーを備える歯科用コンタクトマトリックスシステムが示されている。歯科用コンタクトマトリックスシステム10は、弾性本体部材、すなわちばね101と、ばね101の端部に取り付けられる2つのラグ110とを有するリテーナー100を備える。歯科用コンタクトマトリックスシステムのマトリックスバンド130は、ラグ110によって、歯200に対して適所に保持される。必要に応じて、マトリックスを適所に更に具備するように、弾力のある歯科用ウェッジ(不図示)を2つのラグ110及びばね101の下、かつ歯200、210間に位置決めする。ばね101は、ラグ110がばね101の端部に連結されると互いに向かって付勢され、それにより、それぞれの単数/複数の歯をクランプし、連係するマトリックス130を適所に保持するように形成される。歯200の歯科充填処置の硬化段階中、マトリックス130は複合樹脂充填材300が入る型を形成するのに役立つ。ラグ110は、ばね101に回転可能に連結され、歯科専門家が処置中に受けるばねによる障害を最小限にするように、使用中のばねの位置を回転により調整することを可能にする。適所にクランプされると、歯科医は、充填領域300の一方の側から充填領域の他方の側に、マトリックスバンドを解放することなく及び/又はラグを移動させることなく、ばね101を枢動させることができる。ラグは、ばねから取り外し可能でもあり、必要であれば処置後のラグ110の洗浄及び/又は交換が可能になることが好適である。
図2を参照すると、好適な実施形態では、平面図において、ばね101は内方に突出している2つの端部103a/103bを有する略半円形又はU字形である。ばね101は2つのアーム102a、102bを有し、2つのアーム102a、102bは湾曲し、内方に向いているが分離している端部103a、103bによって終端する。アーム102a、102bは、端部103a、103bを押し開いてばねを歪ませるのに力を必要とし、また弾性であり、端部103a、102bを互いに向かって、歪んだ位置から歪んでいない位置まで付勢する。好適な実施形態において、2つの端部103a、103bは、歯200の両側に取り付けられると実質的に位置合わせされる。溝又はデテント104a、104bがアーム102a、102bの各端部103a、103bの周囲に設けられ、対応するラグ110が各端部103a、103bに連結することを可能にする。各ラグ110の対応するリブ(図3の112)はデテント104に係合し、上記部品をともに連結する。ばね101はプラスチック又は金属材料等の弾性で柔軟な材料によって形成される。好適な実施形態では、ばね101は、ニッケルチタニウム合金、ステンレス鋼又はばね鋼等の金属系材料から形成される。リテーナー100を装着するには、歯科専門家又は他の使用者は、歯科用鉗子又は別の同様の道具を用いて、アーム102a、102bをばね付勢に抗して引き離し、端部103a、103b(ラグ110が接続している)を更に開き、所望の歯200の周りにリテーナー100を取り付ける。ばね101を解放することにより、端部103a、103bは弛緩した歪んでいない状態に戻るので、ラグ110が歯200に対してクランプされる。
図3から図8を参照すると、各ラグ110は、ラグ110を受けてばね101のそれぞれの端部103に接続する開放端と、ラグ110の当接部114において終端する閉鎖端とを有するソケット111を備える。各ラグはばね101に取外し可能に取付け可能であることが好適である。各ラグ110はソケット111の内周縁にリブ112を有し、例えば相互係止構成によって、対応するばね端部103のデテント104に取外し可能に連結する。好適な実施形態では、ばね101の端部103の略環状外周縁をソケット111の略円形内周縁内に回転可能に受け、それにより、器具の使用中、ラグ110及び患者の歯に対してばね101の位置の回転による調整が可能になる。これにより、使用時のばね101を、充填を行う歯に隣接する歯の上に位置させ、また、ばねをラグの回りに枢動又は回転させることによって、歯科専門家がばね101の経路及び位置を変更し、処置中、充填を行う歯の妨害されない見通しを可能にする。代替的な実施形態では、ラグ110をばね101の端部103a、103bに回転可能に連結するのに他の機械的構成が組み込まれている場合があることが理解される。図6及び図7に示されているように、ばね101は、ラグ110に連結する場合、軸Xまわりの回転が可能である。使用時、回転軸は、歯200の矢状面に対して横断方向である。これにより、使用中のばねの静止位置を変更する、ばね101の時計回りS及び反時計回りS’の回転が可能になる。
1つの実施形態において、ソケット111の内周壁119には2つの平坦部118a、118bが形成されており、その2つの平坦部118a、118bは、使用中のばね101の連結端部103a/103bの外周縁において2つの対応する平坦部106a、106bのうちの1つ又は複数と係合するように構成されている。平坦部118a、118bは、ソケット111に対するばね101の枢動位置限界/停止をもたらす。ソケット若しくは平坦部又はその双方は、ばね101の回転中にソケットが変形することを可能にする弾性材料から形成することができる。好適な実施形態では、平坦部118a、118b及び106a、106bは、径方向に180度前後離間しており、使用時のばね101に(図7に示されている180度前後の)実際の動作範囲をもたらす。使用時、ばねの回転は、ばね端部の平坦部106a/106bを動かして、ラグのソケットの対応する平坦部118a/118bに対して係合及び係脱させる。回転動作は、ばね平坦部106a/106bのうちの一方とソケット平坦部118a/118bのうちの一方との係合によって機械的に妨害され、ばね101の枢動限界を示す。
図示の実施形態では、ばね端部平坦部106及びソケット平坦部118によってもたらされる3つの可能な指標位置が存在する。第1の位置では、双方のばね端部平坦部106a、106bは、双方のソケット平坦部118a、118bに係合する。これは、線A−A’に従った断面図に示されている。ここでは、端部103aとラグ110との間の接続部は、係合/位置合わせされる平坦部対106a、106b及び118a、118bを示している。この位置は、ばね101が、図7に示されている枢動限界101iと101iiとの間の中間位置まで回転したときに達成される。ばね101がこの位置から時計回りに回転すると、平坦部106a/118a及び平坦部106b/118bは係脱する。ばね端部の外周縁の環状部は、ソケット111の内周縁119における弾性の平坦部118a/118bを変形させる。これにより、ばね101の枢動位置を枢動限界101iiに向かって時計回り方向に調整することを可能にする摩擦嵌めが生じる。時計回り方向に回転を続けると、最終的に、ばね端部平坦部106bがソケット平坦部118aに係合し、歯科専門家に対してばねの枢動位置限界101iiを示すことになる。このことは、歯科専門家に対して、この器具の時計回り方向の更なる回転を停止することを促す。限界101ii及び中間位置(この位置では双方の平坦部対が係合する)から反時計回り方向のばね101の回転は、歯科専門家に回転を停止することを促す(平坦部106a/118bが係合する)枢動限界101iに達するまで、(枢動位置のこの方向の調整のための)ソケット平坦部118a、118bの変形も引き起こす。
歯科専門家にとって必要/所望である場合があれば、任意の数の平坦部を、ばね101の枢動位置を規定するように、ソケット111の内周縁119及び/又は端部103a、103bの外周縁の任意の位置に形成することができることが理解される。代替的な実施形態では、ばね101に枢動位置限界をもたらす他の機械的構成を組み込むことができ、これらの構成は、例えば高摩擦嵌め構成におけるように、離散数の位置及び/又は位置限界を無限数の位置に規定することができる。代替的に、ばね101は、ラグ101まわりに単純に自由に回転し、使用中、枢動位置限界を示す更なる機械的手段の補助なしに、歯科専門家にとって利用可能ないずれかの枢動限界で患者の歯上に静止することができる。
図4を参照すると、ラグ110の当接部114は、対応する歯200の適切な位置、また好適には隣接する2つの歯200、210の間の歯間腔において、使用時に歯科用コンタクトマトリックスを支持するように形成されている。当接部114の面115は、使用時、充填を行う歯200及び/又はマトリックスバンド130、及び隣接する歯210に当接する。面115は、歯の間の歯間腔に適合するように凹面になっていることが好適である。この面は、面115の中間部分に、2つの歯200、210の間の歯間腔に突出する隆起部115aを有することが好適である。使用時、1つのラグ110は歯200の舌側に取り付けられ、他のラグ110は歯200の頬側に取り付けられるように組み付けられる。各ラグ110及び特に当接部114は、隆起部115aの両側で対称としてもよく、対応する歯200/210の舌側/頬側輪郭によって必要とされる場合、非対称としてもよい。
各ラグ110の当接部114は、使用時、ソケット111の下の当接面115及び対応する歯から延在する1対の脚部116a、116bを更に備えることが好適である。脚部116a、116bは、歯科用ウェッジの一部を内部に受けるように、又は受けてかつ保持するように形成される凹状チャネル117を形成する。好適な実施形態では、チャネル117は歯科用ウェッジのテーパー端部を受けるようにV字形である。使用時、係る歯の舌側と頬側との間の歯間腔にわたってウェッジを配置する(そして、好適には延在させる)こと、及びウェッジ端部を各ラグ110のチャネル部17に保持することによって、リテーナー100を患者の歯200に装着した後、歯科用ウェッジは歯科用コンタクトマトリックスシステムに装着することができる。この構成は、歯科用マトリックス130及びラグ110を適所に更に固定する。代替的に、ウェッジは、リテーナー100が使用時に位置決めされる前に位置決めしてもよい。
ウェッジは、プラスチック又は他の好適な材料等の弾力のある材料による一片の部材を含むことが好適である。好適な弾力特性を有するため、ポリプロピレン又はアセタール等のポリマー系材料が用いられることが好適であるが、同様の好適な弾力特性を有する任意の他の材料も好適となる。ウェッジの断面は、正三角形若しくは任意の三角形、又は歯間腔に取り付けられるのに好適な他の形状とすることができる。ラグのチャネル117は、使用される歯科用ウェッジの形状に対応するように形成されることが好適である。本発明に係るリテーナーは、歯科用ウェッジを伴うか又は伴わずに用いることができる。より好ましくない一実施形態では、ラグは当接部114のチャネル117を有しない。
ラグ110は、射出成形されたポリマー系プラスチック材料から作製されることが好適であるが、任意の好適なプラスチック材料又はセラミック材料又はステンレス鋼等の金属系材料によって作製することができる。当接部114及びソケット111は、単一の部品として成形されることが好適であるが、オーバーモールドするか又は別様に別々に形成されて互いに接着/連結してもよい。好適な実施形態では、ラグ110は透明又は半透明であり、複合樹脂充填材を硬化させるために光がラグを通過することを可能にする。ラグの上方から照らす光は、硬化される充填材に向かって反射されることが好適である。
本発明の歯科用コンタクトマトリックスシステム10は組み立てることができ、ばね101はラグ110のまわりに枢動することができ、それにより、マトリックスは、U字形のリテーナーへ、すなわち概して図1に見られるU字形の中心に向かって湾曲するか、又はマトリックスは、U字形から離れるように湾曲する。ばね101を枢動させることができることにより、歯科専門家にとってそれぞれの歯の処置中にシステムを使用することがより簡単になる。ばね101を枢動させることができることにより、2つのリテーナー100を配置する必要がある、隣接する2つの歯の簡単な充填も可能になる。この場合、一方のリテーナーは近心に枢動することができ、他方のリテーナーは遠心に枢動することができる(互いから離れる反対方向)。それにより、歯科専門家がリテーナーのない中央領域に対して作業することが可能になる。保管目的での複数のリテーナー100の簡便な積み重ねも提供される。さらに、ラグ110をばね101に取外し可能に連結することができることにより、歯科専門家が使用後にラグ110をばね101から分離して、次の歯科処置の前にラグ110を洗浄及び/又は交換することが可能になる。
マトリックス130は、アクリル、熱可塑性プラスチック又はステンレス鋼等の材料によって形成される。マトリックス130は、縁部が歯間の歯肉縁及び特に歯茎に接触する縁部の外形に適合するような形状になるように形成されるとともに、マトリックスの中心から外方に湾曲し、マトリックスを深い窩洞を充填するのに用いることを可能にする。マトリックス130の厚さは、歯200/210の間の歯間への挿入に適するように選択される。この厚さは、マトリックス130を損傷せずに挿入を可能にするのに十分な剛性を提供するように選択されるものとする。マトリックスは0.2から0.7ミリメートルであることが好適である。
マトリックス130はステンレス鋼製であることが好適であるが、真鍮又は別の好適な金属を用いることができる。代替的な一実施形態において、透明なマトリックス又は光を透過するマトリックスを用いることができる。透明なマトリックスは、光を透過して充填材の硬化を補助するという利点を有する。透明なマトリックスは、ポリエステル製又は他の好適なプラスチック製とすることができる。
実施形態では、ラグ、ウェッジ及びマトリックスの好適な構成は全て、光を透過し、充填材を硬化するのに用いる光が充填材料に到達することを可能にする。このことは、充填材がより迅速に硬化し、より完全な硬化を確実にすることを可能にするという利点を有する。
本発明のコンタクトマトリックスシステムを組立て及び使用するには、歯科専門家はまずラグ110をばね101のそれぞれの端部103a、103bに連結する(この場合、ばねアーム102a、102bの僅かな拡張を必要とする場合もしない場合もある)。ウェッジは隣接面の歯肉縁に、次に歯200/210の間の歯間腔の周りに装着するマトリックス130に、そして充填を行う歯200の舌側/頬側の周りに配置される。ウェッジは、次にリテーナーが配置される間、マトリックス130を適所に保持する。ばね101及びラグ110を備えるリテーナーは、アーム102a、102bにおいて拡張され、歯200の周りに配置され、ラグ110を2つの歯200及び210の間の歯間腔の歯200の舌側及び頬側それぞれに位置付ける。この段階では、ウェッジの端部も、ラグ110のチャネル117に位置付け及び挿入される。歯科専門家はアーム102a/102bに対する拡張力を取り除き、ラグ110が互いに向かって動いて歯200/210の周りにクランプするようにし、ばねによってもたらされる付勢作用下でマトリックス130を歯200の舌側及び頬側に保持する。ラグ110及びウェッジは、マトリックス130を異なる方向から歯200の表面に対して押し、それにより、マトリックス130を適所に保持する。
上記の方法の或る特定のステップの順番は、本発明の範囲から逸脱することなく交換することができ、例えば、ラグ110はウェッジが配置された後にばね端部103a、103bに嵌合してもよく、ウェッジはマトリックス130の配置後及び/又はリテーナー100の配置後に装着してもよいことが理解される。処置中、歯科専門家は、ウェッジが不適切なサイズである場合又は任意の他の理由から、ウェッジをチャネル117から引き抜き、例えば同様又は異なるサイズの別のウェッジと取り替えることによって、ウェッジを変更することができる。チャネル117は、歯科専門家が処置前又は処置中に変更を必要とする場合、種々のサイズのウェッジを収容するように変形可能であることが好適である。さらに、いくつかの実施形態では、2つのウェッジは歯の両側に、必要であれば、各チャネル117内に1つ配置してもよい。これらのウェッジは、特定の処置に必要とされるならば同じサイズ又は異なるサイズとすることができる。
処置中、歯科専門家は、ばね101をラグ110の回りに回転させて、ばね101の枢動位置を調整し、ばね101による障害なしに、また、リテーナーによってもたらされるクランプ力を取り除くことなく、歯科専門家が処置を行うことを可能にすることができる。ばねが回転する際、ラグは適所に留まる。処置後、歯科専門家は、リテーナーを除去し、アーム102a/102bを好適な道具によって拡張することによりマトリックス130を解放及び除去することができ、ラグ110を次の処置前に洗浄及び/又は交換するために分離することができる。
本発明の上述の記載は、それらの記載の好適な形態を含む。添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲から逸脱することなく、それらの形態に対して変更を行うことができる。

Claims (12)

  1. 治療される歯と隣接する歯との間の隣接面接触の第1の側に取り付けられる第1のラグと、
    前記治療される歯と前記隣接する歯との間の前記隣接面接触の反対側の第2の側に取り付けられる第2のラグと、
    前記第1及び第2のラグが必然的に引き離されて前記隣接面接触の前記第1及び第2の側上に取り付けられるように前記第1及び第2のラグを保持し、前第1及び第2のラグを前記隣接面接触の対向する前記第1及び第2の側に対してともに付勢する復元力又はクランプ力を印加する、前記第1のラグと前記第2のラグとの間を接続する弾性本体部材と、
    を備え、
    前記第1のラグ及び前記第2のラグのそれぞれは、前記弾性本体部材に枢動するように連結され、前記第1のラグ及び前記第2のラグをともに付勢する前記クランプ力をもたらしている間、前記弾性本体部材が治療される歯の近心側及び遠心側の間で回転することを可能にするように、前記弾性本体部材が前記治療される歯に対して略横断方向の軸の回りに前記第1及び第2のラグに対して回転することを可能に
    前記第1のラグは前記本体部材の対応する内方に延在する第1の端部を回転可能に受ける第1のソケットを有し、前記第2のラグは前記本体部材の対応する内方に延在する第2の端部を回転可能に受ける第2のソケットを有し、
    前記本体部材の前記内方に延在する第1の端部及び前記第1のソケットの内周縁は、前記第1の端部と前記第1のラグとの間に解放可能な係合を可能にする対応する形状部を有し、
    前記本体部材の前記内方に延在する第2の端部及び前記第2のソケットの内周縁は、前記第2の端部と前記第2のラグとの間に解放可能な係合を可能にする対応する形状部を有し、
    前記本体部材の前記内方に延在する第1の端部は、前記本体部材の前記内方に延在する第1の端部の外周縁の周りに第1の環状デテントを有し、前記第1のラグは、対応する前記第1の環状デテントに係合するように前記第1のソケットの内周縁の周りに形成される対応する第1の環状リブを有し、
    前記本体部材の前記内方に延在する第2の端部は、前記本体部材の前記内方に延在する第2の端部の外周縁の周りに第2の環状デテントを有し、前記第2のラグは、対応する前記第2の環状デテントに係合するように前記第2のソケットの内周縁の周りに形成される対応する第2の環状リブを有する、治療される歯の周縁の少なくとも一部の周りにマトリックスバンドを保持する器具。
  2. 治療される歯と隣接する歯との間の隣接面接触の第1の側に取り付けられる第1のラグと、
    前記治療される歯と前記隣接する歯との間の前記隣接面接触の反対側の第2の側に取り付けられる第2のラグと、
    前記第1及び第2のラグが必然的に引き離されて前記隣接面接触の前記第1及び第2の側上に取り付けられるように前記第1及び第2のラグを保持し、前記第1及び第2のラグを前記隣接面接触の対向する前記第1及び第2の側に対してともに付勢する復元力又はクランプ力を印加する、前記第1のラグと前記第2のラグとの間を接続する弾性本体部材と、
    を備え、
    前記第1のラグ及び前記第2のラグのそれぞれは、前記弾性本体部材に枢動するように連結され、前記第1のラグ及び前記第2のラグをともに付勢する前記クランプ力をもたらしている間、前記弾性本体部材が治療される歯の近心側及び遠心側の間で回転することを可能にするように、前記弾性本体部材が前記治療される歯に対して略横断方向の軸の回りに前記第1及び第2のラグに対して回転することを可能にし、
    前記第1のラグは前記本体部材の対応する内方に延在する第1の端部を回転可能に受ける第1のソケットを有し、前記第2のラグは前記本体部材の対応する内方に延在する第2の端部を回転可能に受ける第2のソケットを有し、
    前記第1のラグは、前記第1のソケットの内周縁に、枢動位置限界を規定する少なくとも第1の平坦面を有し、
    前記本体部材の対応する前記第1の端部は外周縁に、前記本体部材の前記第1の端部が前記第1のソケット内に受けられて枢動位置限界まで回転された際に前記第1のソケットの対応する少なくとも第1の平坦面に係合する少なくとも第1の平坦面を有し、
    前記第2のラグは、前記第2のソケットの内周縁に、枢動位置限界を規定する少なくとも第1の平坦面を有し、
    前記本体部材の対応する前記第2の端部は外周縁に、前記本体部材の前記第2の端部が前記第2のソケット内に受けられて枢動位置限界まで回転された際に前記第2のソケットの対応する少なくとも第1の平坦面に係合する少なくとも第1の平坦面を有する、治療される歯の周縁の少なくとも一部の周りにマトリックスバンドを保持する器具。
  3. 前記本体部材は、U字形部材の開口部に分離及び対向する第1及び第2の端部を有するU字形ばね部材であり、前記第1及び第2の端部がばねの歪んでいない第1の位置から引き離されると、前記ばねは前記第1及び第2の端部をともに付勢し、前記第1及び第2のラグの各々は前記ばねの前記第1及び第2の端部のそれぞれに枢動するように連結する請求項に記載の器具。
  4. 前記本体部材はニッケルチタニウム合金から形成される請求項に記載の器具。
  5. 前記第1及び第2のソケットの前記内周縁は各々、前記内周縁の周りに180度未満で分離した第1及び第2の平坦面を有し、使用中に前記本体部材の第1及び第2の枢動位置限界を180度未満で離間した状態に画定する請求項に記載の器具。
  6. 前記第1のラグは、前治療されるの対応する側に前記マトリックスバンドに当接する第1の当接面を有し、前記第2のラグは、前記治療される歯の対応する側に前記マトリックスバンドに当接する第2の当接面を有する、請求項に記載の器具。
  7. 前記第1及び第2の当接面は、前記治療される歯と隣接する歯の対応する側の周縁及び前記治療されると前記隣接する歯の間の歯間腔に実質的に適合するように輪郭が形成される請求項に記載の器具。
  8. 第1及び第2当接面は各々前記治療されると前記隣接する歯の間の前記歯間腔に係合するようになっている第1の中間の隆起部を有する請求項に記載の器具。
  9. 前記第1及び第2のラグは各々、歯科用ウェッジを受けるチャネルを有する請求項に記載の器具。
  10. 前記第1及び第2のラグの各々における前記チャネルは前記歯科用ウェッジの端部の外周縁に適合するように形成され、それにより、前記ラグが前記マトリックスバンドに対して位置付けられる場合、また、前記ウェッジが使用時に前記治療されるの対向する側間の歯間腔に取り付けられる場合、前記ウェッジの対向する端部を各ラグの前記チャネル内に受けて保持することが可能になる請求項に記載の器具。
  11. 前記第1及び第2のラグはポリマー系プラスチック材料から形成される請求項に記載の器具。
  12. 前記第1及び第2のラグは透明又は半透明の材料から形成される請求項に記載の器具。
JP2015532134A 2012-09-18 2013-09-17 改良型歯科用マトリックスバンドリテーナー Active JP6345672B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NZ602480 2012-11-22
NZ602480A NZ602480B (en) 2012-11-22 An improved dental matrix band retainer
PCT/US2013/060056 WO2014047029A1 (en) 2012-09-18 2013-09-17 An improved dental matrix band retainer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015531662A JP2015531662A (ja) 2015-11-05
JP6345672B2 true JP6345672B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=50342525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015532134A Active JP6345672B2 (ja) 2012-09-18 2013-09-17 改良型歯科用マトリックスバンドリテーナー

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9629692B2 (ja)
EP (1) EP2903553B1 (ja)
JP (1) JP6345672B2 (ja)
CA (1) CA2884823C (ja)
WO (1) WO2014047029A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3158966B1 (en) * 2012-01-13 2018-04-25 Erskine Products Pty Ltd Dental wedge
USD763449S1 (en) 2014-12-16 2016-08-09 Ultradent Products, Inc. Dental matrix ring
USD747809S1 (en) * 2014-12-18 2016-01-19 Garrison Dental Solutions, Llc Dental instrument
USD773053S1 (en) * 2015-07-30 2016-11-29 Garrison Dental Solutions, Llc Dental ring
US9775686B2 (en) 2015-12-07 2017-10-03 Beverly Agnew Dental dam clamp
USD823473S1 (en) * 2017-03-20 2018-07-17 Young Microbrush, Llc Dental matrix ring
US20180263728A1 (en) * 2017-03-20 2018-09-20 Young Microbrush, Llc Matrix ring for tooth restoration
USD822213S1 (en) 2017-06-13 2018-07-03 Garrison Dental Solutions, Llc Dental ring
JP1641373S (ja) * 2018-09-28 2019-09-17
USD927695S1 (en) * 2019-03-27 2021-08-10 Ultradent Products, Inc. Dental matrix band
USD945625S1 (en) 2019-09-30 2022-03-08 Pinkband Dental Solutions, Inc. Matrix band ring assembly for dental surgery
USD1043995S1 (en) * 2022-08-25 2024-09-24 Ultradent Products, Inc. Matrix ring

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US625888A (en) * 1899-05-30 Dental matrix-clamp
DE152841C (ja) *
US719834A (en) * 1902-09-05 1903-02-03 John Mills Dental matrix-retainer.
US1661068A (en) * 1927-03-08 1928-02-28 Gaillard Madison Wilson Dental matrix retainer
JPS5632745A (en) 1979-08-23 1981-04-02 Sanyo Electric Co Ltd Semiconductor device and manufacture thereof
JPS5631745A (en) * 1979-08-25 1981-03-31 Tokyo Shizaishiya Kk Dental dampproof device
DK0910996T3 (da) 1997-10-27 2003-11-17 Geno Know How Sarnen Ag Indretning til fiksering og tilpasning af en matrice til tandbehandling
SE511636C2 (sv) * 1998-10-27 1999-11-01 Thomas Aasum Självjusterande kofferdamklammer
FR2820024B1 (fr) * 2001-01-26 2004-02-13 Jean Lauvray Anneau ecarteur dentaire
NZ515528A (en) 2001-11-19 2004-11-26 Tri Dent Innovations Ltd A dental contact matrix system with an elastic wedge
USRE46553E1 (en) * 2001-11-19 2017-09-19 Dentsply Sirona Inc. Dental contact matrix limited
US7077651B2 (en) * 2002-02-07 2006-07-18 Robert Anderson Dental implement for tooth restorations
EP1541092B1 (en) * 2003-12-08 2012-07-25 McDonald, Simon Paul A matrix band retainer
US20130344455A1 (en) * 2012-06-06 2013-12-26 Garrison Dental Solutions Dental implements

Also Published As

Publication number Publication date
EP2903553B1 (en) 2020-08-12
JP2015531662A (ja) 2015-11-05
US9629692B2 (en) 2017-04-25
WO2014047029A1 (en) 2014-03-27
CA2884823C (en) 2021-09-21
EP2903553A1 (en) 2015-08-12
US20150216625A1 (en) 2015-08-06
CA2884823A1 (en) 2014-03-27
NZ602480A (en) 2014-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6345672B2 (ja) 改良型歯科用マトリックスバンドリテーナー
US20130344455A1 (en) Dental implements
US20020155410A1 (en) Anatomically shaped sectional matrix band retainers
US20080160473A1 (en) Dental aligner seating and removal tool and method of use
KR102128655B1 (ko) 치아 교정기
US20050118554A1 (en) Device and system for separation and matrix retention and adaptation during dental restoration and method for preparing tooth using system
EP2961340B1 (en) Matrix ring for tooth restoration
KR101703708B1 (ko) 치아 교정장치 및 이를 이용한 치아 교정방법
WO2013070386A1 (en) Orthodontic devices
JP6760839B2 (ja) 改善された歯科用ウェッジ
US20110151406A1 (en) Dental articulating paper forceps
JP2019509095A (ja) 環状マトリックスシステム
WO2021058911A1 (fr) Bracket orthodontique
KR20180128691A (ko) 치아 발치용 포셉
KR101609286B1 (ko) 발치용 포셉
JP7142666B2 (ja) 歯列矯正ブラケット
WO2003101329A2 (en) Versatile system for manipulation of dental appliances
WO2023245280A1 (en) Butterfly-shaped dental matrix band
EP2898851A1 (fr) Appareil dentaire pour le réglage du positionnement de la mâchoire inférieure d'un patient par rapport à sa mâchoire supérieure
NZ602480B (en) An improved dental matrix band retainer
WO2006056989A1 (en) System and method for use in restoration of adjacent teeth, and matrix bands and retainers therefor
JP5711490B2 (ja) 歯科用クランプ
JP6728521B2 (ja) 歯科矯正治療用アライナ―に用いるアタッチメント形成治具
US6699039B2 (en) Versatile system for manipulation of dental appliances
FR2952525A1 (fr) Canule d'evacuation de flux salivaire et/ou sanguin

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170630

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20171004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6345672

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250