JP6345643B2 - 試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、制御電圧に応じた電流値の試験電流を負荷に入出力させるトランジスタを備えた試験装置に関するものである。
従来から、下記特許文献1等に記載のように、制御電圧に応じた電流値の負荷電流を負荷へ出力する電力変換器を備え、負荷電流の電流値の目標値(電流設定値)と電力変換器の出力電流の検出値(電流実際値)との偏差と所定の制御ゲインとの積に応じて、上記偏差が0になるように制御電圧の電圧値を増減させるフィードバック制御を行う負荷電流制御装置が知られている。
また、このような負荷電流制御装置を用いて、試験者により設定された目標電流値の試験電流(負荷電流)を負荷に向かう方向又はその逆方向へ出力することで、負荷に試験電流を入力し又は負荷に試験電流を出力させ、このときの負荷の出力電圧等を検出して負荷の動作特性を試験する試験装置が知られている。
特開昭61−221915号公報
しかし、上記電力変換器は、一般的に、パワーMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)等のトランジスタで構成されている。当該トランジスタは、制御電圧の電圧値がトランジスタ固有の閾値を超えると、試験電流の電流値をトランジスタ固有の増大率で指数関数的に増大させる特性を有することが知られている。
このため、上記試験装置に設けられているトランジスタの特性によっては、試験の開始当初に試験電流の電流値が想定以上に急峻に増大し、上記偏差と所定の制御ゲインとの積が想定以上に大きくなる虞があった。この場合、上記フィードバック制御を行ったとしても、試験電流の電流値が設定電流値を超える所謂オーバーシュートが発生する虞があった。
また、上記のオーバーシュートが発生すると、上記偏差がなくなるまで試験電流の電流値を低下させるフィードバック制御が行われることになる。このため、当該フィードバック制御の実行中、負荷に過度の負担をかけ、また、試験電流の電流値が目標電流値に安定するまでに要する時間が長くなる虞があった。
そこで、制御ゲインを、当該制御ゲインとして設定可能な下限値に近い値に設定して、上記フィードバック制御において試験電流の電流値を増減させる量を小さくすることが考えられる。しかし、この場合、上記試験を開始してから、試験電流の電流値が目標電流値に到達するまでに要する時間が長くなることになる。
このため、例えば、自動車等に搭載される二次電池の充放電特性を試験する場合等、数千から数万にも及ぶ目標電流値の電流を10ミリ秒から数秒程度の短期間で切り替えて、パルス状の試験電流を負荷に入出力させる試験を行う場合には、各目標電流値の試験電流を1ミリ秒以下の短期間で出力することが要求されるが、その要求を満たせない虞があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされた発明であり、試験電流を負荷に入出力させる試験の開始当初に、試験電流の電流値が目標値を超えるオーバーシュートの発生を抑制することが可能な試験装置を提供することを目的とする。
本発明による試験装置は、制御電圧に応じた電流値の試験電流を負荷に入出力させるトランジスタと、前記試験電流の電流値を検出する検出部と、前記試験電流の電流値の目標値である目標電流値と前記検出部が検出した電流値である検出電流値との偏差と、所定の制御ゲインと、の積に応じて、前記偏差が0になるように前記制御電圧の電圧値を増減させる調整処理を行う電圧調整部と、前記調整処理において、前記検出電流値が0より高くなると、前記目標電流値を前記目標電流値の初期値よりも低い第一電流値に固定し、且つ、前記制御ゲインを前記制御ゲインの初期値よりも低い第一ゲインに固定する第一処理を実行する第一処理部と、を備える。
本構成によれば、目標電流値及び制御ゲインの初期値を設定し、当該目標電流値の初期値の試験電流を負荷に入出力させる試験の開始当初に、検出電流値が0より高くなると、第一処理によって、目標電流値が初期値よりも低い第一電流値に固定され、且つ、制御ゲインが初期値よりも低い第一ゲインに固定される。
これにより、上記試験の開始当初に、制御ゲインの初期値よりも低い第一ゲインを用いて試験電流の電流値を緩やかに増大させ、且つ、試験電流の電流値が目標電流値の初期値よりも低い第一電流値に近づくように調整処理を行うことができる。その結果、上記試験の開始当初に、トランジスタの特性によって試験電流の電流値が想定以上に急峻に増大する虞があっても、試験電流の電流値が第一電流値よりも高い目標電流値の初期値を超えるオーバーシュートの発生を抑制することができる。
また、前記制御ゲインの初期値は、前記制御ゲインの所定の上限値に定められ、前記第一処理の実行前は、前記目標電流値を前記目標電流値の初期値に固定し、且つ、前記制御ゲインを前記制御ゲインの初期値に固定する初期処理部を更に備えることが好ましい。
本構成によれば、第一処理の実行前は、制御ゲインが制御ゲインの上限値に固定される。これにより、上記試験を開始した時点から、検出部が0よりも高い電流値を最初に検出した後に第一処理が実行されるまでの期間、当該制御ゲインを用いた調整処理によって、試験電流の電流値を可能な限り急速に増大させることができる。
また、前記第一処理の実行後、前記検出電流値が前記第一電流値よりも低い第二電流値に到達すると、前記目標電流値を前記第二電流値に下げ、前記検出電流値が前記目標電流値の初期値に到達するまでの間、前記目標電流値の初期値を上限として、前記目標電流値を前記第二電流値から次第に増大させ、且つ、前記制御ゲインの初期値を上限として、前記制御ゲインを前記第一ゲインから次第に増大させる第二処理を実行する第二処理部を更に備えることが好ましい。
本構成によれば、検出電流値が第二電流値に到達すると、第二処理によって、目標電流値が第二電流値から目標電流値の初期値までの範囲内で次第に増大され、制御ゲインが第一ゲインから制御ゲインの初期値までの範囲内で次第に増大される。
これにより、検出電流値が第二電流値に到達した後は、制御ゲインを次第に増大させることで試験電流の電流値を速やかに増大させ、且つ、目標電流値と検出電流値との偏差を0に近い状態にしながら、試験電流の電流値が目標電流値の初期値に次第に近づくように調整処理を行うことができる。
その結果、検出電流値が第二電流値に到達し、上記試験の開始当初よりも上記偏差が小さくなることで、調整処理によって試験電流の電流値が緩やかに増大するようになった場合でも、試験電流の電流値が目標電流値の初期値を超えるオーバーシュートの発生を抑制しつつ、試験電流の電流値が目標電流値の初期値に到達するまでに要する時間を短縮することができる。
また、前記第二処理の終了後、前記目標電流値を前記目標電流値の初期値に固定し、且つ、前記制御ゲインの初期値を上限として、前記制御ゲインを次第に増大させる第三処理部を更に備えることが好ましい。
本構成によれば、検出電流値が目標電流値の初期値に到達したことによって第二処理が終了すると、目標電流値は、目標電流値の初期値に固定され、制御ゲインは、制御ゲインの初期値を上限として次第に増大される。これにより、検出電流値が目標電流値の初期値に到達した後、上記偏差が0ではない状況になったとしても、上限に近い制御ゲインを用いた調整処理によって、試験電流の電流値を可能な限り急速に目標電流値の初期値に近づけることができる。
また、前記トランジスタは、パワーMOSFETで構成されていることが好ましい。
本構成によれば、トランジスタをIGBTで構成する場合よりも高い電流値の試験電流を負荷に入出力させることができる。
また、前記負荷は、前記試験電流を充放電可能な二次電池であることが好ましい。
本構成によれば、目標電流値の初期値の試験電流を二次電池に充電又は放電させる試験の開始当初に、試験電流の電流値が当該目標電流値の初期値を超えるオーバーシュートの発生を抑制することができる。
本発明によれば、試験電流を負荷に入出力させる試験の開始当初に、試験電流の電流値が目標値を超えるオーバーシュートの発生を抑制することが可能な試験装置を提供することができる。
試験装置の概略構成図である。 電源部の電気的構成を示すブロック図である。 調整処理時の目標電流値と制御ゲインと検出電流値との関係を示す図である。 電源部の動作を示すフローチャートである。 変形実施形態に係る電源部の電気的構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る試験装置の一実施形態として、二次電池(負荷)の充放電特性の試験を行う試験装置について説明する。図1は、試験装置1の概略構成図である。
図1に示すように、試験装置1は、操作表示部20、インターフェイス部30、記憶部40、電源部90、検出部50、及び制御部10を備えている。また、試験装置1は、電線PLを介して試験対象の二次電池L(負荷)と着脱可能に接続されている。
操作表示部20は、液晶ディスプレイ等の表示部21と、試験者に試験装置1の操作を行わせるための操作部22と、を備えている。操作部22は、表示部21に表示されたソフトキーのタッチ操作を行わせるための不図示のタッチパネル装置等を備えている。
インターフェイス部30は、制御部10がLAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークを介してパソコン等の外部装置と通信するための不図示の通信インターフェイス回路を備えている。
また、インターフェイス部30は、USB(Universal Serial Bus)メモリー等の外部記憶装置が着脱可能な不図示のコネクター及び制御部10が当該コネクターに装着された外部記憶装置と通信するための不図示の外部インターフェイス回路を備えている。
記憶部40は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置によって構成されている。
電源部90は、制御部10により指定された電流値の電流を試験電流として、二次電池Lに向かう方向又はその逆方向に出力する。これにより、電源部90は、試験電流を二次電池Lに入力し、又は、試験電流を二次電池Lに出力させる。試験電流の出力方向は、制御部10によって指定される。以下、試験電流を二次電池Lに入力する、又は、試験電流を二次電池Lに出力させることを、試験電流を二次電池Lに入出力させると記載する。電源部90の詳細については後述する。
検出部50は、不図示の電圧センサー及び電流センサーを備えている。当該電圧センサーは、電線PLに印加されている二次電池Lの出力電圧の電圧値を検出し、検出した電圧値を制御部10へ出力する。当該電流センサーは、電線PLに流れる二次電池Lの出力電流の電流値を検出し、検出した電流値を制御部10へ出力する。
制御部10は、所定の演算処理を実行する不図示のCPU(Central Processing Unit)、所定の制御プログラムが記憶されたEEPROM等の不図示の不揮発性メモリー、データを一時的に記憶するための不図示のRAM(Random Access Memory)、現在日時を計時する不図示のタイマー回路、及びこれらの周辺回路等を備えている。
制御部10は、不揮発性メモリー等に記憶された制御プログラムをCPUに実行させることにより、試験装置1の各部の動作を制御する。例えば、制御部10は、試験者が操作表示部20を用いて入力した試験の実行指示を受け付け、当該実行指示が示す試験を実行する。
具体的には、試験の実行指示には、試験電流の電流値の目標値(以下、目標電流値)、試験電流の出力方向、試験の実行時間等が含まれる。制御部10は、上記試験の実行指示を受け付けると、当該実行指示に含まれる目標電流値及び試験電流の出力方向を示す信号を電源部90に出力する。
そして、制御部10は、当該実行指示に含まれる試験の実行時間の間、電源部90に当該目標電流値の試験電流を当該出力方向に出力させ、試験電流を二次電池Lに入力する又は試験電流を負荷に出力させる試験を実行する。また、制御部10は、試験中に検出部50により検出された二次電池Lの出力電圧の電圧値及び出力電流の電流値を順次記憶部40に記憶する。
そして、制御部10は、試験を開始してから上記実行時間が経過すると、試験を終了する終了指示を電源部90に出力する。これにより、制御部10は、電源部90による試験電流の出力を終了させる。
次に、電源部90の詳細について説明する。図2は、電源部90の電気的構成を示すブロック図である。
電源部90は、一次電源91、二個のトランジスタ92、93、電圧印加部94、電流検出回路95(検出部)及び電源制御部96を備えている。
一次電源91は、汎用型の定電圧/定電流モード電源装置(所謂CV/CC電源)であり、所定の最大電圧値以下の定電圧又は所定の最大電流値以下の定電流を出力可能に構成されている。
二個のトランジスタ92、93は、パワーMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)で構成されている。トランジスタ92のドレイン端子は、一次電源91に接続され、ソース端子は、分岐点99を介して電線PL及びトランジスタ93のドレイン端子と接続されている。トランジスタ93のドレイン端子は、分岐点99を介して電線PL及びトランジスタ92のソース端子と接続されている。二個のトランジスタ92、93のゲート端子は、電圧印加部94と接続されている。
トランジスタ92は、一次電源91からドレイン端子に入力される電流のうち、ゲート端子に印加されている制御電圧に応じた電流値の電流を試験電流として、ソース端子から出力する。これにより、トランジスタ92は、試験電流を二次電池Lに向かう方向(図2のX方向、以下、X方向)に出力し、試験電流を二次電池Lに入力する。
トランジスタ93は、二次電池Lからドレイン端子に入力される電流のうち、ゲート端子に印加されている制御電圧に応じた電流値の電流を試験電流として、ソース端子から出力する。これにより、トランジスタ93は、試験電流をX方向とは逆の方向(図2のY方向、以下、Y方向)に出力し、試験電流を二次電池Lに出力させる。
電圧印加部94は、D/Aコンバータを備え、後述の電圧調整部61から入力されたディジタル信号Dsが示す電圧値の電圧を生成する。電圧印加部94は、電源制御部96から入力されたディジタル信号DdがX方向を示す場合は、当該生成した電圧を制御電圧としてトランジスタ92のゲート端子に印加する。一方、電圧印加部94は、電源制御部96から入力されたディジタル信号DdがY方向を示す場合は、当該生成した電圧を制御電圧としてトランジスタ93のゲート端子に印加する。
電流検出回路95は、試験電流の電流値を検出する。具体的には、電流検出回路95は、シャント抵抗R、オペアンプ51、及びA/Dコンバータ52を備えている。オペアンプ51は、シャント抵抗Rに試験電流が流れたときに生じるシャント抵抗Rの両端の電位差を示すアナログ信号を出力する。A/Dコンバータ52は、オペアンプ51が出力したアナログ信号をディジタル信号Diに変換して電源制御部96へ出力する。つまり、電流検出回路95は、試験電流の電流値をシャント抵抗Rの両端間の電位差として検出する。
電源制御部96は、所定の演算処理を実行する不図示のCPU、所定の制御プログラムが記憶されたEEPROM等の不図示の不揮発性メモリー、データを一時的に記憶するための不図示のRAM、制御部10と通信を行うための通信インターフェイス回路、及び、これらの周辺回路等を備えている。電源制御部96は、不揮発性メモリー等に記憶された制御プログラムをCPUに実行させることにより、電源部90の各部の動作を制御する。
以下、電源制御部96が備える不揮発性メモリーを不揮発性メモリーと略記し、電源制御部96が備えるRAMをRAMと略記し、制御部10が備える不揮発性メモリー及びRAMについては略記しない。
例えば、電源制御部96は、制御部10が目標電流値を示す信号を電源部90へ出力すると、当該信号が示す目標電流値を目標電流値Irの初期値IsとしてRAMに記憶する。また、電源制御部96は、制御部10が試験電流の出力方向を示す信号を電源部90へ出力すると、当該信号が示す試験電流の出力方向(X方向又はY方向)を示すディジタル信号Ddを電圧印加部94へ出力する。
また、電源制御部96は、電圧調整部61、初期処理部62、第一処理部63、第二処理部64、及び第三処理部65として動作する。
電圧調整部61は、目標電流値Irと電流検出回路95が検出した試験電流の電流値である検出電流値Ibとの偏差と、所定の制御ゲインGiと、の積に応じて、上記偏差が0になるように上記制御電圧の電圧値を増減させる調整処理を行う。
具体的には、電圧調整部61は、調整処理において、RAMに記憶されている目標電流値Irと検出電流値Ibとの偏差(=Ir−Ib)と、所定の制御ゲインGiと、の積を定期的に算出する。
尚、電圧調整部61は、電流検出回路95が出力したディジタル信号Diが示す電位差をシャント抵抗Rの抵抗値によって除算し、当該除算結果が示す電流値を検出電流値Ibとする。シャント抵抗Rの抵抗値は、不揮発性メモリーに予め記憶されている。
また、制御ゲインGiは、0よりも大きく、且つ、制御ゲインGiの所定の上限値Gm以下の値に定められ、RAMに予め記憶されている。上限値Gmは、不揮発性メモリーに予め記憶されている。電源制御部96は、目標電流値Irの初期値IsをRAMに記憶するだけでなく、更に、不揮発性メモリーに予め記憶されている上記上限値Gmを制御ゲインGiの初期値GsとしてRAMに記憶する。
次に、電圧調整部61は、定期的に算出される上記偏差と制御ゲインGiとの積を入力値とする所定のディジタルフィルタ処理を行い、当該ディジタルフィルタ処理の出力値を制御電圧の電圧値とする。そして、電圧調整部61は、当該制御電圧の電圧値を示すディジタル信号Dsを電圧印加部94へ出力する。尚、ディジタルフィルタ処理は、例えば、所定数分の入力値の移動平均を算出し、当該算出した移動平均を出力する処理である。ただし、ディジタルフィルタ処理は、これに限らず、他の処理であってもよい。
つまり、検出電流値Ibが目標電流値Irよりも低い場合、上記偏差(=Ir−Ib)は正の値となり、当該偏差と制御ゲインGiとの積も正の値となる。この場合、電圧調整部61は、上記ディジタルフィルタ処理の出力値のうち、当該偏差と制御ゲインGiとの積を用いて算出された正の値の分だけ、制御電圧の電圧値を増大させる。これにより、トランジスタ92、93のソース端子から出力される試験電流の電流値が増大する。その結果、検出電流値Ibが増大し、上記偏差が0に近くなる。
一方、検出電流値Ibが目標電流値Irよりも高い場合、上記偏差(=Ir−Ib)は負の値となり、当該偏差と制御ゲインGiとの積も負の値となる。この場合、電圧調整部61は、上記ディジタルフィルタ処理の出力値のうち、当該偏差と制御ゲインGiとの積を用いて算出された負の値の分だけ、制御電圧の電圧値を増大させる。つまり、電圧調整部61は、当該負の値の絶対値分だけ、制御電圧の電圧値を減少させる。これにより、トランジスタ92、93のソース端子から出力される試験電流の電流値が減少する。その結果、検出電流値Ibが減少し、上記偏差が0に近くなる。
初期処理部62は、初期処理を実行する。初期処理とは、後述する第一処理の実行前は、目標電流値Irを目標電流値Irの初期値Isに固定し、且つ、制御ゲインGiを、制御ゲインGiの初期値Gsに固定する処理である。
図3は、調整処理時の目標電流値Irと制御ゲインGiと検出電流値Ibとの関係を示す図である。具体的には、図3に示すように、初期処理部62は、初期処理を開始すると、RAMに記憶されている目標電流値Irの初期値Isを目標電流値IrとしてRAMに記憶し、後述する第一処理の実行が開始される時刻t1になるまで、当該目標電流値Irを更新しない。
また、初期処理部62は、初期処理を開始すると、RAMに記憶されている制御ゲインGiの初期値Gsを制御ゲインGiとしてRAMに記憶し、後述する第一処理の実行が開始される時刻t1になるまで、当該制御ゲインGiを更新しない。
第一処理部63は、上記調整処理において検出電流値Ibが0より高くなると、第一処理を実行する。第一処理とは、目標電流値Irを目標電流値Irの初期値Isよりも低い第一電流値I1に固定し、且つ、制御ゲインGiを制御ゲインの初期値Gsよりも低い第一ゲインG1に固定する処理である。
具体的には、図3に示すように、第一処理部63は、時刻t1において、検出電流値Ibが0より高くなると、第一処理を実行する。第一処理部63は、第一処理において、RAMに記憶されている目標電流値Irの初期値Isと1未満の所定の比率(例えば、0.9(=90%)、以下、第一電流比率)との積を算出し、当該積を第一電流値I1とする。そして、第一処理部63は、RAMに記憶されている目標電流値Irを、当該算出した第一電流値I1に更新し、後述する第二処理の実行が開始される時刻t2になるまで、当該目標電流値Ir(=I1)を更新しない。
また、第一処理部63は、第一処理において、RAMに記憶されている制御ゲインGiの初期値Gsと1未満の所定の比率(例えば、0.5(=50%)、以下、第一ゲイン比率)との積を算出し、当該積を第一ゲインG1とする。そして、第一処理部63は、RAMに記憶されている制御ゲインGiを、当該算出した第一ゲインG1に更新し、後述する第二処理の実行が開始される時刻t2になるまで、当該制御ゲインGi(=G1)を更新しない。
第二処理部64は、第一処理の実行後、検出電流値Ibが第一電流値I1よりも低い第二電流値I2に到達すると、第二処理を実行する。第二処理とは、目標電流値Irを第二電流値I2に下げ、検出電流値Ibが目標電流値Irの初期値Isに到達するまでの間、目標電流値Irの初期値Isを上限として、目標電流値Irを第二電流値I2から次第に増大させ、且つ、制御ゲインGiの初期値Gsを上限として、制御ゲインGiを第一ゲインG1から次第に増大させる処理である。
具体的には、第二処理部64は、RAMに記憶されている目標電流値Irの初期値Isと第一電流比率よりも低い所定の比率(例えば、0.75(=75%)、以下、第二電流比率)との積を第二電流値I2とする。そして、図3に示すように、時刻t2において、検出電流値Ibが第一電流値I1よりも低い第二電流値I2に到達すると、第二処理部64は、第二処理を実行する。
第二処理部64は、図3に示すように、第二処理の開始時(時刻t2)に、先ず、RAMに記憶されている目標電流値Irを第二電流値I2に更新する。そして、時刻t3において検出電流値Ibが目標電流値Irの初期値Isに到達するまでの間、第二処理部64は、目標電流値Irの初期値Isを上限として、RAMに記憶されている目標電流値Irを予め定められた関数に従って第二電流値I2から対数関数的に増大させる。
尚、図3では、検出電流値Ibが目標電流値Irの初期値Isに到達する時刻t3と、目標電流値Irを目標電流値Irの初期値Isに増大させたときとが一致している。しかし、図3に示す例とは異なり、第二処理部64は、検出電流値Ibが目標電流値Irの初期値Isに到達する時刻よりも前に、RAMに記憶されている目標電流値Irを目標電流値Irの初期値Isに増大させたときは、目標電流値Irが上限の目標電流値Irの初期値Isに到達しているので、これ以降、RAMに記憶されている目標電流値Irを更新しない。
一方、第二処理部64は、検出電流値Ibが目標電流値Irの初期値Isに到達した時刻に、RAMに記憶されている目標電流値Irを目標電流値Irの初期値Isに増大させていない場合は、当該時刻において第二処理を終了する。
また、第二処理部64は、第二処理において、図3に示すように、時刻t3において検出電流値Ibが目標電流値Irの初期値Isに到達するまでの間、制御ゲインGiの初期値Gsを上限として、RAMに記憶されている制御ゲインGiを予め定められた関数に従って第一ゲインG1から線形的に増大させる。そして、検出電流値Ibが目標電流値Irの初期値Isに到達した時刻t3になると、第二処理部64は、第二処理を終了する。
尚、図3では、検出電流値Ibが目標電流値Irの初期値Isに到達する時刻t3において、制御ゲインGiは、上限である制御ゲインGiの初期値Gsに到達していない。しかし、図3に示す例とは異なり、第二処理部64は、検出電流値Ibが目標電流値Irの初期値Isに到達する時刻よりも前に、RAMに記憶されている制御ゲインGiを制御ゲインGiの初期値Gsに増大させたときは、制御ゲインGiが上限の制御ゲインGiの初期値Gsに到達しているので、これ以降、RAMに記憶されている制御ゲインGiを更新しない。
第三処理部65は、第二処理の終了後、第三処理を実行する。第三処理とは、目標電流値Irを目標電流値Irの初期値Isに固定し、且つ、制御ゲインGiの初期値Gsを上限として、制御ゲインGiを次第に増大させる処理である。
具体的には、図3に示すように、第三処理部65は、時刻t3において、検出電流値Ibが目標電流値Irの初期値Isに到達すると、第三処理を実行する。第三処理部65は、第三処理において、RAMに記憶されている目標電流値Irを目標電流値Irの初期値Isに更新し、これ以降、RAMに記憶されている目標電流値Irを更新しない。
また、第三処理部65は、第三処理において、図3に示すように、時刻t3において、検出電流値Ibが目標電流値Irの初期値Isに到達すると、制御ゲインGiの初期値Gsを上限として、RAMに記憶されている制御ゲインGiを予め定めた関数に従って線形的に増大させる。そして、第三処理部65は、時刻t4において、制御ゲインGiが上限の制御ゲインGiの初期値Gsに到達すると、これ以降、RAMに記憶されている制御ゲインGiを更新しない。
尚、図3に示す例とは異なり、時刻t3において第三処理の実行を開始するときに、RAMに記憶されている制御ゲインGiが既に上限の制御ゲインGiの初期値Gsに到達していた場合、第三処理部65は、当該時刻t3以降、RAMに記憶されている制御ゲインGi(=Gs)を更新しない。
以下、電源部90の動作について説明する。図4は、電源部90の動作を示すフローチャートである。尚、図4に示す動作の前に、制御部10によって試験の実行指示が受け付けられ、電源制御部96が、上述のように、目標電流値Irの初期値Is及び試験電流の出力方向をRAMに記憶し、不揮発性メモリーに記憶されている制御ゲインGiの上限値Gmを、制御ゲインGiの初期値GsとしてRAMに記憶したとする。そして、制御部10が、当該実行指示が示す試験の実行を開始し、試験電流を出力するよう電源部90に指示したとする。
この場合、図4に示すように、電圧調整部61は上記調整処理を開始する(S1)。調整処理が開始されると、初期処理部62は初期処理を実行する(S2)。初期処理部62は、上述のように、初期処理において、RAMに記憶されている目標電流値Irを、目標電流値Irの初期値Isに固定し、且つ、RAMに記憶されている制御ゲインGiを、制御ゲインGiの初期値Gsに固定する。
その後、検出電流値Ibが0より高くなると(S3;YES)、第一処理部63は、第一処理を実行する(S4)。第一処理部63は、上述のように、第一処理において、RAMに記憶されている目標電流値Irを、目標電流値Irの初期値Isよりも低い第一電流値I1に固定し、且つ、RAMに記憶されている制御ゲインGiを、制御ゲインの初期値Gsよりも低い第一ゲインG1に固定する。
その後、検出電流値Ibが第一電流値I1よりも低い第二電流値I2に到達すると(S5;YES)、第二処理部64は、第二処理を開始し、上述のように、先ず、RAMに記憶されている目標電流値Irを第二電流値I2に更新する(S6)。尚、このとき、RAMに記憶されている制御ゲインGiは、第一ゲインG1である。
そして、第二処理部64は、検出電流値Ibが目標電流値Irの初期値Isに到達するまでの間(S8;NO)、上述のように、目標電流値Irの初期値Isを上限として、RAMに記憶されている目標電流値Irを第二電流値I2から次第に増大させ、且つ、制御ゲインGiの初期値Gsを上限として、RAMに記憶されている制御ゲインGiを第一ゲインG1から次第に増大させる(S7)。
その後、検出電流値Ibが目標電流値Irの初期値Isに到達すると(S8;YES)、第二処理部64は第二処理を終了する。そして、第三処理部65は、制御部10によって試験の実行を終了する終了指示が入力されるまでの間(S10;NO)、第三処理を実行する(S9)。第三処理部65は、第三処理において、上述のように、RAMに記憶されている目標電流値Irを目標電流値Irの初期値Isに固定し、且つ、制御ゲインGiの初期値Gsを上限として、RAMに記憶されている制御ゲインGiを次第に増大させる。
制御部10によって試験の実行を終了する終了指示が入力されると(S10;YES)、電圧調整部61は、調整処理を終了する。
上記実施形態の構成によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)上記実施形態の構成によれば、目標電流値及び制御ゲインの初期値Is、Gsを設定し、当該目標電流値Irの初期値Isの試験電流を負荷に入出力させる試験の開始当初に、検出電流値Ibが0より高くなると、第一処理によって、目標電流値Irが初期値Isよりも低い第一電流値I1に固定され、且つ、制御ゲインGiが初期値Gsよりも低い第一ゲインG1に固定される。
これにより、上記試験の開始当初に、制御ゲインGiの初期値Gsよりも低い第一ゲインG1を用いて試験電流の電流値を緩やかに増大させ、且つ、試験電流の電流値が目標電流値Irの初期値Isよりも低い第一電流値I1に近づくように調整処理を行うことができる。その結果、上記試験の開始当初に、トランジスタ92、93の特性によって試験電流の電流値が想定以上に急峻に増大する虞があっても、試験電流の電流値が第一電流値I1よりも高い目標電流値Irの初期値Isを超えるオーバーシュートの発生を抑制することができる。
(2)上記実施形態の構成によれば、第一処理の実行前は、制御ゲインGiが制御ゲインGiの上限値Gmに固定される。これにより、上記試験を開始した時点から、検出部50が0よりも高い電流値を最初に検出した後に第一処理が実行されるまでの期間、当該制御ゲインGiを用いた調整処理によって、試験電流の電流値を可能な限り急速に増大させることができる。
(3)上記実施形態の構成によれば、検出電流値Ibが第二電流値I2に到達すると、第二処理によって、目標電流値Irが第二電流値I2から目標電流値Irの初期値Isまでの範囲内で次第に増大され、制御ゲインGiが第一ゲインG1から制御ゲインGiの初期値Gsまでの範囲内で次第に増大される。
これにより、検出電流値Ibが第二電流値I2に到達した後は、制御ゲインGiを次第に増大させることで試験電流の電流値を速やかに増大させ、且つ、目標電流値Irと検出電流値Ibとの偏差を0に近い状態にしながら、試験電流の電流値が目標電流値Irの初期値Isに次第に近づくように調整処理を行うことができる。
その結果、検出電流値Ibが第二電流値I2に到達し、上記試験の開始当初よりも上記偏差が小さくなることで、調整処理によって試験電流の電流値が緩やかに増大するようになった場合でも、試験電流の電流値が目標電流値Irの初期値Isを超えるオーバーシュートの発生を抑制しつつ、試験電流の電流値が目標電流値Irの初期値Isに到達するまでに要する時間を短縮することができる。
(4)上記実施形態の構成によれば、検出電流値Ibが目標電流値Irの初期値Isに到達したことによって第二処理が終了すると、目標電流値Irは、目標電流値Irの初期値Isに固定され、制御ゲインGiは、制御ゲインGiの初期値Gsを上限として次第に増大される。これにより、検出電流値Ibが目標電流値Irの初期値Isに到達した後、上記偏差が0ではない状況になったとしても、上限に近い制御ゲインGiを用いた調整処理によって、試験電流の電流値を可能な限り急速に目標電流値Irの初期値Isに近づけることができる。
(5)上記実施形態の構成によれば、トランジスタ92、93が、パワーMOSFETで構成されているので、トランジスタ92、93をIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)で構成する場合よりも高い電流値の試験電流を負荷に入出力させることができる。
(変形実施形態)
尚、上記実施形態は、本発明に係る実施形態の例示に過ぎず、本発明を上記実施形態に限定する趣旨ではない。例えば、以下に示す変形実施形態であってもよい。
(1)図5は、変形実施形態に係る電源部90の電気的構成を示すブロック図である。図5に示すように、電源部90に、二次電池Lの両端の電位差を検出する電圧検出回路97を更に備えてもよい。具体的には、電圧検出回路97は、オペアンプ71、及びA/Dコンバータ72を備えている。オペアンプ71は、試験電流を二次電池Lに入出力させているときの二次電池Lの両端の電位差を示すアナログ信号を出力する。A/Dコンバータ72は、オペアンプ71が出力したアナログ信号をディジタル信号Dvに変換して電源制御部96へ出力する。
これに合わせて、電圧調整部61が、上記調整処理において、目標電流値Irと検出電流値Ibとの偏差と制御ゲインGiとの積だけでなく、所定の目標電位差Vrと検出回路97が出力したディジタル信号Dvが示す電位差Vbとの偏差と所定の電圧制御ゲインGvと、の積も算出するようにしてもよい。この場合、電圧制御ゲインGvは、0よりも大きい所定の値に定め、不揮発性メモリー等に予め記憶すればよい。尚、目標電位差Vrは、試験電流を二次電池Lに入出力させる場合の二次電池Lの両端の電位差の目標値である。
目標電位差Vrは、目標電流値Irと同様、試験の実行指示に含まれるようにすればよい。そして、制御部10が、目標電流値Ir及び試験電流の出力方向を示す信号と共に、当該目標電位差Vrを示す信号を電源部90に出力するようにすればよい。また、制御部10が当該目標電位差Vrを示す信号を電源部90へ出力すると、電源制御部96が、当該信号が示す目標電位差VrをRAMに記憶し、これ以降、目標電位差Vrを更新しないようにすればよい。
そして、電圧調整部61が、当該調整処理において、目標電流値Irと検出電流値Ibとの偏差と制御ゲインGiとの積と、目標電位差Vrと検出回路97が出力したディジタル信号Dvが示す電位差Vbとの偏差と上記電圧制御ゲインGvとの積と、の当該二つの積の和を入力値とする所定のディジタルフィルタ処理を行うようにしてもよい。そして、電圧調整部61が、当該ディジタルフィルタ処理の出力値を制御電圧の電圧値とするようにしてもよい。
(2)試験装置1による試験の対象は、二次電池Lに限らず、他の電気的な負荷であってもよい。
(3)トランジスタ92をIGBTで構成してもよい。同様に、トランジスタ93をIGBTで構成してもよい。
(4)電源制御部96が第三処理部65として動作しないようにし、ステップS9(図4)を省略してもよい。また、電源制御部96が第二処理部64として動作しないようにし、ステップS6及びステップS7(図4)を省略してもよい。
(5)電源制御部96が、0よりも大きく、且つ、上限値Gm以下の所定の値を、制御ゲインGiの初期値GsとしてRAMに記憶するようにしてもよい。
(6)試験装置1に、電源部90と同様の構成の電源部を複数備えるようにし、当該複数の電源部を同じ電線PLに接続するようにしてもよい。
1 試験装置
50 検出部
61 電圧調整部
62 初期処理部
63 第一処理部
64 第二処理部
65 第三処理部
92、93 トランジスタ
95 電流検出回路(検出部)
96 電源制御部
G1 第一ゲイン
Gi 制御ゲイン
Gm 制御ゲインの所定の上限値
Gs 制御ゲインの初期値
I1 第一電流値
I2 第二電流値
Ib 検出電流値
Ir 目標電流値
Is 目標電流値の初期値
L 二次電池(負荷)

Claims (6)

  1. 制御電圧に応じた電流値の試験電流を負荷に入出力させるトランジスタと、
    前記試験電流の電流値を検出する検出部と、
    前記試験電流の電流値の目標値である目標電流値と前記検出部が検出した電流値である検出電流値との偏差と、所定の制御ゲインと、の積に応じて、前記偏差が0になるように前記制御電圧の電圧値を増減させる調整処理を行う電圧調整部と、
    前記調整処理において、前記検出電流値が0より高くなると、前記目標電流値を前記目標電流値の初期値よりも低い第一電流値に固定し、且つ、前記制御ゲインを前記制御ゲインの初期値よりも低い第一ゲインに固定する第一処理を実行する第一処理部と、
    を備える試験装置。
  2. 前記制御ゲインの初期値は、前記制御ゲインの所定の上限値に定められ、
    前記第一処理の実行前は、前記目標電流値を前記目標電流値の初期値に固定し、且つ、前記制御ゲインを前記制御ゲインの初期値に固定する初期処理部を更に備える請求項1に記載の試験装置。
  3. 前記第一処理の実行後、前記検出電流値が前記第一電流値よりも低い第二電流値に到達すると、前記目標電流値を前記第二電流値に下げ、前記検出電流値が前記目標電流値の初期値に到達するまでの間、前記目標電流値の初期値を上限として、前記目標電流値を前記第二電流値から次第に増大させ、且つ、前記制御ゲインの初期値を上限として、前記制御ゲインを前記第一ゲインから次第に増大させる第二処理を実行する第二処理部を更に備える請求項1又は2に記載の試験装置。
  4. 前記第二処理の終了後、前記目標電流値を前記目標電流値の初期値に固定し、且つ、前記制御ゲインの初期値を上限として、前記制御ゲインを次第に増大させる第三処理部を更に備える請求項3に記載の試験装置。
  5. 前記トランジスタは、パワーMOSFETで構成されている請求項1から4の何れか一項に記載の試験装置。
  6. 前記負荷は、前記試験電流を充放電可能な二次電池である請求項1から5の何れか一項に記載の試験装置。
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