JP6345400B2 - 患者情報取込システム - Google Patents

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Description

この発明は、患者情報取込システムに関する。
従来、病院等の各医療機関において、医師の診断結果であるカルテ等の患者の医療情報は、医療情報システムによって電子的に管理されている。
例えば特許文献1では、過去の電子カルテ情報を呼び出して、この内容を新規な電子カルテ情報として電子カルテを作成する制御手段を備える構成とすることによって、医師が本来の診療行為に集中することができるように、医師の電子カルテに診療情報を入力する際の負担を軽減することのできる電子カルテシステムが開示されている。
特開2007−115290号公報
しかしながら、各医療機関で導入されている医療情報システムは、メーカー毎に独自性があり、これらの医療情報システムはメーカー間で互換性がなかった。そのため、ある医療機関の医療情報システムから患者のカルテ等を電子的に出力し、異なるメーカーの医療情報システムを導入している医療機関等が、自身の医療情報システムに当該カルテ等を読み込んで当該カルテ等を閲覧等することはできなかった。また、病院等の各医療機関に導入されている医療情報システムは、上述したように独自性があるため、患者が、当該医療情報システムから電子的に出力された自身のカルテ等を自宅のPC等で閲覧等することはできなかった。
そこでこの発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、病院等の各医療機関で導入されている医療情報システムが異なる場合であっても、各医療情報システムから電子的に出力された患者の情報を特定の形式に変換し、記憶媒体に記憶させることが可能な患者情報取込システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1の発明では、
患者が携帯するUSBメモリと、医療機関に設置され患者情報を管理する情報処理装置と、前記情報処理装置と接続されている情報処理端末とからなる患者情報取込システムであって、
前記USBメモリは、
変換後の患者情報を項目毎に区分けして記憶する変換後患者情報記憶手段と、
複数の閲覧パスワードが記憶されている閲覧パスワード記憶手段と、
閲覧パスワード毎に、前記変換後患者情報記憶手段に記憶されている患者情報の各項目について閲覧を許可するか否かを示すアクセス制御情報が記憶されているアクセス制御情報記憶手段と、
入力された閲覧パスワードと前記閲覧パスワード記憶手段に記憶されている閲覧パスワードとを比較して、一致した場合には、入力された閲覧パスワード及び前記アクセス制御情報に基づいて、前記変換後患者情報記憶手段に項目毎に区分けして記憶されている患者情報を表示する制御を、実行させる認証プログラムが記憶されている認証プログラム記憶手段と、
前記認証プログラムを呼び出して出力する制御を行うUSBメモリ制御手段とを有し、
前記情報処理装置は、
SS-MIXの標準化ストレージに基づいて患者情報が記憶されている患者情報記憶手段を有し、
前記情報処理端末は、
患者識別情報の入力を受け付ける指示入力手段と、
変換テーブルが記憶されている変換テーブル記憶手段と、
患者識別情報に基づいて、前記情報処理装置の前記患者情報記憶手段内を検索し、当該患者識別情報に係る患者情報を呼び出す制御を行い、
呼び出した患者情報を、前記変換テーブルに基づいてXML形式に変換する制御を行い、
変換後の患者情報を前記USBメモリの前記変換後患者情報記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段とを有し、
患者識別情報の入力を受け付けると、前記情報処理端末の前記制御手段は、入力された患者識別情報に基づいて、前記情報処理装置の前記患者情報記憶手段内を検索し、当該患者識別情報に係る患者情報を呼び出し、
呼び出した患者情報を、前記変換テーブルに基づいてXML形式に変換し、
変換後の患者情報を項目毎に区分けして前記USBメモリの前記変換後患者情報記憶手段に記憶させる、患者情報取込システムとした。
請求項の発明によれば、病院等の各医療機関で導入されている医療情報システムが異なる場合であっても、各医療情報システムから電子的に出力された患者情報を特定の形式に変換し、変換後の患者情報を記憶媒体に記憶させることができる。
この発明に係る実施例1の医療情報カードの全体的な構成を例示的に示す概念図である。 この発明に係る実施例1のUSBメモリ部の全体的な構成を例示的に示す概念図である。 この発明に係る実施例1の情報処理装置の全体的な構成を例示的に示す概念図である。 この発明に係る実施例1のHDの変換テーブル記憶領域の構造を模式的に示した図である。 この発明に係る実施例1の情報処理装置の処理の流れを示す流れ図である。 この発明に係る実施例1の認証プログラムの閲覧パスワード入力画面を例示的に示す模式図である。 この発明に係る実施例1の認証プログラムの医療機関コード等の入力画面を例示的に示す模式図である。 この発明に係る実施例1の患者医療情報記憶領域に医療情報を入力するカルテ入力画面を例示的に示す模式図である。 この発明に係る実施例1の情報処理装置の処理の流れを示す流れ図である。 この発明に係る実施例1の情報処理装置の処理の流れを示す流れ図である。 この発明に係る実施例1のUSBメモリ部が情報処理装置を通じて患者医療情報等を取り込む場合の全体的な構成を例示的に示す概念図である。 この発明に係る実施例1の情報処理装置の処理の流れを示す流れ図である。 この発明に係る実施例1のUSBメモリ部の受信情報記憶領域に記憶されている患者医療情報を例示的に示す図である。 この発明に係る実施例2の医療情報カードの全体的な構成を例示的に示す概念図である。 この発明に係る実施例2のUSBメモリ部の全体的な構成を例示的に示す概念図である。 この発明に係る実施例2の情報処理装置の全体的な構成を例示的に示す概念図である。 この発明に係る実施例2のUSBメモリ部の記憶部の全体的な構成を例示的に示す概念図である。 この発明に係る実施例2の記憶部の閲覧パスワード記憶領域の構造を模式的に示した図である。 この発明に係る実施例2の認証プログラムの閲覧パスワード入力画面を例示的に示す模式図である。 この発明に係る実施例2の認証プログラムの医療機関コード等の入力画面を例示的に示す模式図である。 この発明に係る実施例2の認証プログラムの医療機関基本情報の入力画面を例示的に示す模式図である。 この発明に係る実施例2の患者処方情報記憶領域等の各記憶領域から特定の医療機関IDに係る医療情報を呼び出してディスプレイ上に表示させた表示画面を例示的に示した図である。 この発明に係る実施例2の患者サマリー情報記憶領域に記憶されている医療情報を呼び出してディスプレイ上に表示させた表示画面を例示的に示した図である。 この発明に係る実施例2の記憶部のログイン履歴記憶領域の構造を模式的に示した図である。 この発明に係る実施例2の記憶部の患者処方情報記憶領域の構造を模式的に示した図である。 この発明に係る実施例2の記憶部の患者検査情報記憶領域の構造を模式的に示した図である。 この発明に係る実施例2の記憶部の患者注射情報記憶領域の構造を模式的に示した図である。 この発明に係る実施例2の記憶部の患者予約情報記憶領域の構造を模式的に示した図である。 この発明に係る実施例2の記憶部の患者本人服用情報記憶領域の構造を模式的に示した図である。 この発明に係る実施例2の記憶部の医療機関基本情報記憶領域の構造を模式的に示した図である。 この発明に係る実施例2の記憶部のアクセス制御情報記憶領域の構造を模式的に示した図である。 この発明に係る実施例2の情報処理装置の処理の流れを示す流れ図である。 この発明に係る実施例2の情報処理装置の処理の流れを示す流れ図である。 この発明に係る実施例2の情報処理装置の処理の流れを示す流れ図である。 この発明に係る実施例2の情報処理装置の処理の流れを示す流れ図である。 この発明に係る実施例2の情報処理装置の処理の流れを示す流れ図である。 この発明に係る実施例1のUSBメモリ部が情報処理装置を通じて患者医療情報等を取り込む場合の全体的な構成を例示的に示す概念図である。 この発明に係る実施例2の情報処理装置の処理の流れを示す流れ図である。
この発明は、患者が携帯するUSBメモリと、医療機関に設置され患者情報を管理する情報処理装置と、前記情報処理装置と接続されている情報処理端末とからなる患者情報取込システムであって、前記USBメモリは、変換後の患者情報を項目毎に区分けして記憶する変換後患者情報記憶手段と、複数の閲覧パスワードが記憶されている閲覧パスワード記憶手段と、閲覧パスワード毎に、前記変換後患者情報記憶手段に記憶されている患者情報の各項目について閲覧を許可するか否かを示すアクセス制御情報が記憶されているアクセス制御情報記憶手段と、入力された閲覧パスワードと前記閲覧パスワード記憶手段に記憶されている閲覧パスワードとを比較して、一致した場合には、入力された閲覧パスワード及び前記アクセス制御情報に基づいて、前記変換後患者情報記憶手段に項目毎に区分けして記憶されている患者情報を表示する制御を、実行させる認証プログラムが記憶されている認証プログラム記憶手段と、前記認証プログラムを呼び出して出力する制御を行うUSBメモリ制御手段とを有し、前記情報処理装置は、SS-MIXの標準化ストレージに基づいて患者情報が記憶されている患者情報記憶手段を有し、前記情報処理端末は、患者識別情報の入力を受け付ける指示入力手段と、変換テーブルが記憶されている変換テーブル記憶手段と、患者識別情報に基づいて、前記情報処理装置の前記患者情報記憶手段内を検索し、当該患者識別情報に係る患者情報を呼び出す制御を行い、呼び出した患者情報を、前記変換テーブルに基づいてXML形式に変換する制御を行い、変換後の患者情報を前記USBメモリの前記変換後患者情報記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段とを有し、患者識別情報の入力を受け付けると、前記情報処理端末の前記制御手段は、入力された患者識別情報に基づいて、前記情報処理装置の前記患者情報記憶手段内を検索し、当該患者識別情報に係る患者情報を呼び出し、呼び出した患者情報を、前記変換テーブルに基づいてXML形式に変換し、変換後の患者情報を項目毎に区分けして前記USBメモリの前記変換後患者情報記憶手段に記憶させる構成としたため、病院等の各医療機関で導入されている医療情報システムが異なる場合であっても、各医療情報システムから電子的に出力された患者情報を特定の形式に変換し、変換後の患者情報を記憶媒体に記憶させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施例を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<医療情報カードAの構成>
本実施例に係る医療情報カードAの構成を、図1を用いて説明する。医療情報カードAは、主としてカード部1と、USBメモリ部2とからなる。なお、図1(a)では医療情報カードAをユーザの首から掛けられるようにカード部1にネックストラップ3が取り付けられている。そして医療情報カードAを携帯する際等には、図1(a)に示すようにUSBメモリ部2をカード部1の裏側に折り畳む。そして、PC(=Personal Computer)等の情報処理装置4に接続する際には、図1(b)に示すようにUSBメモリ部2を回動させてUSBコネクタ21を突出させる。このように、USBメモリ部2をカード部に折り畳んで格納できるため、水等にぬれてもUSBメモリ部2の故障を防ぐことができる。
カード部1は、例えばプラスチック製であり、厚さ約1.9mmのICカードサイズである。
<USBメモリ部の構成>
次に、USBメモリ部2の構成を、図2を用いて説明する。USBメモリ部2は、主としてUSBコネクタ21と、USBインタフェイス22と、制御部23と、記憶部24と、これらUSBメモリ部2の内部に備えられている各機器を接続するバス25とから構成され、これらは例えば同一の半導体基板上に形成されている。このように、本実施例においては、記憶媒体としてUSBメモリを用いる構成としたため、当該記憶媒体に記憶されている患者の医療情報等を閲覧、入力するために、専用の機器を用意する必要がなく、USB接続端子を備えた汎用PC等を用いることができる。USB接続端子を備えた汎用のPCであれば、患者、医療機関等で既に所有しているため、新たな機器を導入する必要がなく、便宜である。
USB(=UniversalSerial Bus)コネクタ21は、情報処理装置4との接続端子として機能する。
USBインタフェイス22は、USBコネクタ21を介して、情報処理装置4から出力されたデータやコマンドを受信する。また、USBインタフェイス22は記憶部24から読み出されたデータやプログラム等を、USBコネクタ21を介して情報処理装置4へ出力する。
制御部23は、例えばLSI(=集積回路)である。制御部23は、情報処理装置4から受信したコマンドに応じて、記憶部24に記憶されているデータ及びプログラムを呼び出して情報処理装置4に出力する。また制御部23は、情報処理装置4から受信したデータを記憶部24に記憶させる。また、制御部23は記憶部24と情報処理装置4との間におけるUSB接続に関する各種設定・制御を行うための通信も実行する。
記憶部24は、例えば2GBあるいは4GBのフラッシュメモリであり、制御部23からのコマンドに従ってデータを読み出して出力すると共に、情報処理装置4から受信したデータを記憶する。詳細は後述する。
<情報処理装置4の構成>
次に、情報処理装置4の構成について説明する。情報処理装置4は、例えばデスクトップ型のPC、ノートブック型のPC、タブレット型のPC、PDA(=PersonalDigital Assistant)であり、患者本人や、医療機関の医療従事者及び事務職員や、救急救命活動を行う救命士・消防士・警察官・自衛官・自治体職員等が用いるものである。情報処理装置4は、図3に示すように少なくとも、CPU41(制御手段の一例)、RAM42、ROM43、HD44、ディスプレイ45、指示入力手段46(指示入力手段の一例)、インタフェイス47、これらの機器を接続するバス48を有している。
CPU(=CentralProcessing Unit)41は、HD44等に記憶されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行し様々な機能を実現する。また、RAM42にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に記憶する制御を行う。また、CPU41はUSBメモリ部2から呼び出した認証プログラム、暗号化プログラム、情報呼出プログラムをRAM42に一時的に記憶させ、当該プログラムを実行する。また、CPU41はHD44から呼び出した変換プログラムをRAM42に一時的に記憶させ、当該プログラムを実行する。また、CPU41はUSBメモリ部2から受信した患者の基本情報及び医療情報をRAM42に一時的に記憶させ、当該情報をディスプレイ45に表示させる。また、CPU41はキーボードやマウス等の指示入力手段46を用いて入力された情報をUSBメモリ部2に出力する。
RAM(=RandomAccess Memory)42は各種データ、プログラム等を一時的に記憶するためのものであり、CPU41の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ROM43は、内部に基本I/Oプログラム等のプログラム、基本処理において使用する各種データ等を記憶する。
HD(=ハードディスク)44は補助記憶装置であり、大容量メモリとして機能する。HD44には、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム等を記憶する。またHD44には、変換プログラム記憶領域441及び変換テーブル記憶領域442(変換テーブル記憶手段の一例)が設けられている。
<変換プログラム記憶領域441の構成>
変換プログラム記憶領域441には、受信情報記憶領域247に記憶されている医療情報を、例えばXML(=eXtensible Markup Language)等の特定の形式に変換する変換プログラムが記憶されている。変換プログラムの構成について、以下、詳しく説明する。
変換プログラムは、情報処理装置4のCPU41に、受信情報記憶領域247を記憶部24内の空いている領域に作成させるステップを有する。なお、この受信情報記憶領域247は、引数(type、ver、pid、path)に従って作成される。また、変換プログラムは、情報処理装置4のCPU41に、医療機関のサーバ等の情報処理装置12(図11参照)の患者情報記憶手段121から呼び出した患者基本情報及び患者医療情報を、受信情報記憶領域247に記憶させるステップを有する。また、変換プログラムは、情報処理装置4のCPU41に、受信情報記憶領域247に記憶されている患者基本情報又は患者医療情報を呼び出させると共に、変換テーブル記憶領域442に記憶されている変換テーブルを参照させ、呼び出した当該患者基本情報又は患者医療情報の中から特定の項目を抜き出させて、XML等の特定の形式に変換させるステップを有する。また、変換プログラムは、情報処理装置4のCPU41に、XML等の特定の形式に変換した患者基本情報又は患者医療情報を患者基本情報記憶領域242又は患者医療情報記憶領域243に記憶させるステップを有する。
<変換テーブル記憶領域442の構成>
変換テーブル記憶領域442には、図4に示すように、受信情報記憶領域247から呼び出した患者基本情報及び患者医療情報の中から抜き出す項目と、呼び出した患者基本情報又は患者医療情報において当該項目が含まれるセグメント(=部分、領域)とが記憶されている。
ディスプレイ45は、表示手段としての役割を果たし、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRT、プラズマディスプレイであり、指示入力手段46から入力されたコマンドや、それに対する情報処理装置4の応答出力等を表示するものである。
指示入力手段46は、例えば、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、タッチパネルである。ユーザは指示入力手段46を用いて、情報処理装置4に対して、情報処理装置4を制御するコマンド等を入力指示する。また、指示入力手段46は、医療機関等のユーザから診察券番号等の患者識別情報の入力を受け付ける。47はインタフェイスであり、このインタフェイス47を介して他の装置とのデータのやり取りを行う。なお、情報処理装置4は少なくともインタフェイス47として、USBメモリ部2のUSBコネクタ21と接続し、USBメモリ部2とデータのやり取りを行うためのUSB接続端子を有している。
<記憶部24の構成>
次に記憶部24の構成を説明する。記憶部24には、閲覧パスワード記憶領域241、患者基本情報記憶領域242、患者医療情報記憶領域243、認証プログラム記憶領域244、暗号化プログラム記憶領域245、情報呼出プログラム記憶領域246、受信情報記憶領域247が設けられている。
<閲覧パスワード記憶領域241の構成>
閲覧パスワード記憶領域241には、患者(=本人)、医療機関、消防(救急救命)、警察、自治体(国、県、市町村、自衛隊)等であることを夫々識別する識別コードが記憶されている。識別コードは、具体的には例えば、7桁のアルファベット及び数字の組み合わせである。
<患者基本情報記憶領域242の構成>
患者基本情報記憶領域242には、患者の基本情報が記憶されている。患者の基本情報には、具体的には例えば、患者の氏名、顔写真、生年月日、性別、血液型、住所、緊急連絡先、健康保険番号、電話番号(自宅、会社、携帯)、緊急時に個人資格を証明できる情報(=自動車免許証番号・パスポート番号等)が含まれる。また、患者の基本情報には、当該情報を入力した医師等が任意に登録した書き込みパスワードが設定されている。
<患者医療情報記憶領域243の構成>
患者医療情報記憶領域243には、通常カルテに記載される患者の医療情報が、カルテ毎に区分けされて記憶されている。このように医療情報がカルテ毎に区分けされて記憶されているため、患者(本人)は医療機関毎に複数の診察券を所持・管理する必要がなくなり、便宜である。患者の医療情報には、具体的には例えば、医療機関名、医療機関の電話番号及び住所、医局名、医師名、受診(手術)内容、受診部位、投薬名、通常血圧、通常脈拍、既往症、常用薬、来院記録、主訴、所見、検査が含まれる。また患者の医療情報にはカルテ毎に夫々、当該情報を入力した医師等が任意に登録した書き込みパスワードが設定されている。
なお、患者基本情報記憶領域242に記憶されている患者の基本情報及び患者医療情報記憶領域243に記憶されている患者の医療情報は夫々、暗号化されている。
<認証プログラム記憶領域244の構成>
認証プログラム記憶領域244には、入力された閲覧パスワードと閲覧パスワード記憶領域241に記憶されている閲覧パスワードとを比較して、一致した場合には患者基本情報記憶領域242に記憶されている患者の基本情報及び患者医療情報記憶領域243に記憶されている医療情報の閲覧を許可し、また、入力された書き込みパスワードと指定した医療情報又は基本情報に設定されている書き込みパスワードとを比較して、一致した場合には当該医療情報又は基本情報への書き込みを許可する認証プログラムが記憶されている。
<暗号化プログラム記憶領域245の構成>
暗号化プログラム記憶領域245には、RSA、AES(=Advanced Encryption Standard)、DES(=Data Encryption Standard)等の暗号化プログラムが記憶されている。特に、USBメモリ部2に記憶されているデータのコピーを防止すると共に、USBメモリ部2が情報処理装置4に接続されている際に、インターネット等のネットワークを通じたUSBメモリ部2への不正アクセスを防止するため、暗号化プログラムとして「AES-CBC-256」が記憶されている構成が望ましい。
<情報呼出プログラム記憶領域246の構成>
情報呼出プログラム記憶領域246には、診察券番号等の、当該医療機関において各患者を識別する患者識別情報に基づいて、医療機関のサーバ等の、自身の医療情報を管理する情報処理装置12の患者情報記憶手段121に記憶されている患者基本情報及びカルテ等の患者医療情報を検索し、当該患者識別情報に係る患者基本情報及び患者医療情報を呼び出す情報呼出プログラムが記憶されている。情報呼出プログラムの構成について、以下、詳しく説明する。
情報呼出プログラムは、情報処理装置4の指示入力手段46に、診察券番号等の患者識別情報の入力を受け付けさせるステップを有する。また情報呼出プログラムは、情報処理装置4のCPU41に、患者識別情報に基づいて、医療機関のサーバ等の情報処理装置12の患者情報記憶手段121に記憶されている患者基本情報又は患者医療情報を検索させ、当該患者識別情報に係る患者基本情報又は患者医療情報を呼び出させるステップを有する。
<受信情報記憶領域247の構成>
受信情報記憶領域247には、医療機関のサーバ等の情報処理装置12の患者情報記憶手段121から呼び出された、当該患者識別情報に係る患者基本情報及び患者医療情報が記憶される。
<USBメモリ部2で行う処理の流れ>
次にUSBメモリ部2で行う処理の流れについて説明する。まず、医療機関の医師等がUSBメモリ部2に医療情報を書き込む場合について図5を用いて説明する。なお、医療機関の医師等がUSBメモリ部2に患者の基本情報を書き込む場合については、医療情報を書き込む場合と同様であるため、説明を省略する。
例えば患者(本人)を診察した医師は、医療情報カードAのUSBメモリ部2を回動させて、電子カルテ入力用PC等の情報処理装置4のインタフェイス47であるUSB接続端子にUSBコネクタ21を接続する。
制御部23がUSBインタフェイス22を通じて情報処理装置4にUSBメモリ部2が接続されたことを認識すると(ステップS501でYES)、制御部23は認証プログラム記憶領域244から認証プログラムを呼び出すと共に、暗号化プログラム記憶領域245から暗号化プログラムを呼び出して、情報処理装置4に出力する。情報処理装置4のCPU41は、受信した認証プログラム及び暗号化プログラムをRAM42に一時的に記憶させる。
なお通常、情報処理装置4にUSBメモリ部2が接続されると、情報処理装置4は、電気的に、デバイスとしてのUSBメモリ部の接続を検出し、USBメモリ部2について、USBの標準仕様に規定された初期化処理を実行する。具体的には例えば、USBデバイスリクエストのやりとりや、ディスクリプタのやりとり、接続デバイスであるUSBメモリ部2へのアドレスの割り当て等が実行される。
そしてCPU41は、認証プログラムを実行する。即ちCPU41は、図6に示すようにディスプレイ45に閲覧パスワードの入力画面を表示させる(ステップS502)。当該医師は、ディスプレイ45に表示された入力画面を見ながら、キーボードやマウス等の指示入力手段46を用いて閲覧パスワードを入力する。次に閲覧パスワードの入力が完了すると(ステップS503でYES)、CPU41は、入力された閲覧パスワードと閲覧パスワード記憶領域241に記憶されている閲覧パスワードとを比較して(ステップS504)、一致した場合には(ステップS505でYES)、患者基本情報記憶領域242及び患者医療情報記憶領域243へのアクセスを許可とする(ステップS506)。
またパスワードが一致した場合には、CPU41は、新規カルテを登録するため、図7に示すようにディスプレイ45に医療機関コード等の入力画面を表示させる(ステップS507)。当該医師は、ディスプレイ45に表示された医療機関コード等の入力画面を見ながら、キーボードやマウス等の指示入力手段46を用いて医療機関コード等を入力する。次に医療機関コード等の入力が完了すると(ステップS508でYES)、CPU41は、登録された新規カルテに書き込みパスワードを設定するため、ディスプレイ45に書き込みパスワードの入力画面を表示させる(ステップS509)。当該医師は、ディスプレイ45に表示された書き込みパスワードの入力画面を見ながら、キーボードやマウス等の指示入力手段46を用いて書き込みパスワードを入力する。次に書き込みパスワードの入力が完了すると(ステップS510でYES)、CPU41は、登録された新規カルテに医療情報を入力させるため、図8に示すようにディスプレイ45にカルテ入力画面を表示させる(ステップS511)。当該医師は、ディスプレイ45に表示されたカルテ入力画面を見ながら、キーボードやマウス等の指示入力手段46を用いて医療情報を入力する。CPU41は、医療情報の入力が完了すると(ステップS512でYES)、暗号化プログラムを用いて、当該カルテに含まれる医療情報を暗号化した上で(ステップS513)、患者医療情報記憶領域243に記憶する(ステップS514)。
次に、患者(本人)、医療機関、消防(救急救命)、警察、自治体(国、県、市町村、自衛隊)等が、USBメモリ部2に記憶された患者の基本情報及び医療情報を閲覧する場合について図9を用いて説明する。例えば患者(本人)が、医療情報カードAのUSBメモリ部2を回動させて、USBコネクタ21を、自宅PC等の情報処理装置4のインタフェイス47であるUSB接続端子に接続する。制御部23がUSBインタフェイス22を通じて情報処理装置4にUSBメモリ部2が接続されたことを認識すると(ステップS901でYES)、制御部23は認証プログラム記憶領域244から認証プログラムを呼び出すと共に、暗号化プログラム記憶領域245から暗号化プログラムを呼び出して、情報処理装置4に出力する。情報処理装置4のCPU41は、受信した認証プログラム及び暗号化プログラムをRAM42に一時的に記憶させる。
そしてCPU41は、認証プログラムを実行する。即ちCPU41は、図6に示すようにディスプレイ45に閲覧パスワードの入力画面を表示させる(ステップS902)。当該患者は、ディスプレイ45に表示された入力画面を見ながら、キーボードやマウス等の指示入力手段46を用いて閲覧パスワードを入力する。次に閲覧パスワードの入力が完了すると(ステップS903でYES)、CPU41は、入力された閲覧パスワードと閲覧パスワード記憶領域241に記憶されている閲覧パスワードとを比較して(ステップS904)、一致した場合には(ステップS905でYES)、患者基本情報記憶領域242及び患者医療情報記憶領域243へのアクセスを許可とする(ステップS906)。
具体的には一致した場合に、CPU41は、USBメモリ部2の患者基本情報記憶領域242に記憶されている患者の基本情報や患者医療情報記憶領域243に記憶されている医療情報を呼び出して、暗号化プログラムを用いて、当該情報を復号化する。そして、CPU41は、RAM42に当該情報を一時記憶させた上で、ディスプレイ45上に表示させる。
次に、以前に患者の医療情報を入力した医師等が、USBメモリ部2の患者医療情報記憶領域243に記憶された医療情報を修正又は追記する場合について図10を用いて説明する。なお、医療機関の医師等が患者基本情報記憶領域242に記憶された患者の基本情報を修正又は追記する場合については、医療情報を修正又は追記する場合と同様であるため、説明を省略する。
例えば医療機関の医師が、医療情報カードAのUSBメモリ部2を回動させて、USBコネクタ21を、電子カルテ入力用PC等の情報処理装置4のインタフェイス47であるUSB接続端子に接続する。
制御部23がUSBインタフェイス22を通じて情報処理装置4にUSBメモリ部2が接続されたことを認識すると(ステップS1001でYES)、制御部23は認証プログラム記憶領域244から認証プログラムを呼び出すと共に、暗号化プログラム記憶領域245から暗号化プログラムを呼び出して、情報処理装置4に出力する。情報処理装置4のCPU41は、受信した認証プログラム及び暗号化プログラムをRAM42に一時的に記憶させる。
そしてCPU41は、認証プログラムを実行する。即ちCPU41は、図6に示すようにディスプレイ45に閲覧パスワードの入力画面を表示させる(ステップS1002)。当該医師は、ディスプレイ45に表示された入力画面を見ながら、キーボードやマウス等の指示入力手段46を用いて閲覧パスワードを入力する。次に閲覧パスワードの入力が完了すると(ステップS1003でYES)、CPU41は、入力された閲覧パスワードと閲覧パスワード記憶領域241に記憶されている閲覧パスワードとを比較して(ステップS1004)、一致した場合には(ステップS1005でYES)、患者基本情報記憶領域242及び患者医療情報記憶領域243へのアクセスを許可とする(ステップS1006)。
またパスワードが一致した場合には、CPU41は、当該医師が以前に入力した医療情報が記録されたカルテを検索するため、図7に示すようにディスプレイ45に医療機関コード等の入力画面を表示させる(ステップS1007)。当該医師は、ディスプレイ45に表示された医療機関コード等の入力画面を見ながら、キーボードやマウス等の指示入力手段46を用いて医療機関コード等を入力する。次に医療機関コード等の入力が完了すると(ステップS1008でYES)、CPU41は、該当するカルテを呼び出す(ステップS1009)。そして、CPU41はディスプレイ45に書き込みパスワードの入力画面を表示させる(ステップS1010)。当該医師は、ディスプレイ45に表示された書き込みパスワードの入力画面を見ながら、キーボードやマウス等の指示入力手段46を用いて書き込みパスワードを入力する。次に書き込みパスワードの入力が完了すると(ステップS1011でYES)、CPU41は、入力された書き込みパスワードと呼び出したカルテに設定されている書き込みパスワードとを比較して(ステップS1012)、一致した場合には(ステップS1013でYES)、当該カルテに医療情報の書き込みを許可する(ステップS1014)。即ち、CPU41は、当該カルテに医療情報を入力させるため、図8に示すようにディスプレイ45に当該カルテのカルテ入力画面を表示させる。当該医師は、ディスプレイ45に表示されたカルテ入力画面を見ながら、キーボードやマウス等の指示入力手段46を用いて医療情報を追記又は修正する。
なお、本実施例においては、USBメモリ部2に医療情報等を記憶させる際には、医師等がキーボードやマウス等の指示入力手段46を用いて入力する構成を示したが、この構成に限定されるわけではない。例えば、情報処理装置4から必要なデータを出力させ、これを取り込む構成としても良い。この構成について以下、具体的に説明する。
図11に示すように、医療機関に設置されている端末PC等の情報処理装置4(情報処理端末の一例)は、医療機関のサーバ等の情報処理装置12(患者情報を管理する情報処理装置の一例)に、ネットワーク14を用いて接続されている。情報処理装置12は、当該医療機関に係る各患者情報を管理する。情報処理装置12には、当該医療機関に係る各患者の基本情報及び医療情報が記憶されている患者情報記憶手段121(情報処理装置の患者情報記憶手段の一例)が設けられている。患者情報記憶手段121には、厚生労働省電子的診療情報交換推進事業(SS-MIX; Standardized Structured Medical Information Exchange)において取り決められた標準化ストレージに基づいて、各患者の基本情報や各患者のカルテ等の医療情報が記憶されている。また、患者情報記憶手段121には、各患者に係る診療報酬明細書や調剤報酬明細書等のレセプト等の患者情報が記憶されている。
また、ネットワーク14は、典型的には、LAN(LocalArea Network)であるが、有線/無線を問わずデータ送受信可能な回線であればどのような構成でもよい。例えば、公衆回線(アナログ回線、ISDN(Integrated Services Digital Network)等)やWAN(WideArea Network)、無線LAN等により構成してもよい。なお、ネットワーク14上の通信プロトコルは、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等を採用することができる。
次に、情報処理装置12に記憶されている患者医療情報を、情報処理装置4を用いて、USBメモリ部2の患者医療情報記憶領域243に記憶させる場合の流れについて図5及び図12を用いて説明する。なお、医療機関の医師等が患者基本情報記憶領域242に患者の基本情報を記憶させる場合については、医療情報を書き込む場合と同様であるため、説明を省略する。また、下記では医師が新規カルテに医療情報を記憶させる場合を用いて流れを説明するが、医師が既に記憶されているカルテに医療情報を追記する場合も同様であるため、説明を省略する。
例えば患者(本人)を診察した医師は、医療情報カードAのUSBメモリ部2を回動させて、電子カルテ入力用PC等の情報処理装置4のインタフェイス47であるUSB接続端子にUSBコネクタ21を接続する。
制御部23がUSBインタフェイス22を通じて情報処理装置4にUSBメモリ部2が接続されたことを認識すると(ステップS501でYES)、制御部23は認証プログラム記憶領域244から認証プログラムを呼び出すと共に、暗号化プログラム記憶領域245から暗号化プログラムを呼び出して、情報処理装置4に出力する。情報処理装置4のCPU41は、受信した認証プログラム及び暗号化プログラムをRAM42に一時的に記憶させる。
そしてCPU41は、認証プログラムを実行する。即ちCPU41は、図6に示すようにディスプレイ45に閲覧パスワードの入力画面を表示させる(ステップS502)。当該医師は、ディスプレイ45に表示された入力画面を見ながら、キーボードやマウス等の指示入力手段46を用いて閲覧パスワードを入力する。次に閲覧パスワードの入力が完了すると(ステップS503でYES)、CPU41は、入力された閲覧パスワードと閲覧パスワード記憶領域241に記憶されている閲覧パスワードとを比較して(ステップS504)、一致した場合には(ステップS505でYES)、患者基本情報記憶領域242及び患者医療情報記憶領域243へのアクセスを許可とする(ステップS506)。
またパスワードが一致した場合には、CPU41は、新規カルテを登録するため、図7に示すようにディスプレイ45に医療機関コード等の入力画面を表示させる(ステップS507)。当該医師は、ディスプレイ45に表示された医療機関コード等の入力画面を見ながら、キーボードやマウス等の指示入力手段46を用いて医療機関コード等を入力する。次に医療機関コード等の入力が完了すると(ステップS508でYES)、CPU41は、登録された新規カルテに書き込みパスワードを設定するため、ディスプレイ45に書き込みパスワードの入力画面を表示させる(ステップS509)。当該医師は、ディスプレイ45に表示された書き込みパスワードの入力画面を見ながら、キーボードやマウス等の指示入力手段46を用いて書き込みパスワードを入力する。次に書き込みパスワードの入力が完了すると(ステップS510でYES)、CPU41は、登録された新規カルテに医療情報を入力させるため、図8に示すようにディスプレイ45にカルテ入力画面を表示させる(ステップS511)。次に図12に示すように、当該医師は、キーボードやマウス等の指示入力手段46を用いて、情報取り込み用の画面を表示させ(ステップS1201)、当該患者に係る診察券番号等の患者識別情報を入力する。次に患者識別情報の入力が完了すると(ステップS1202でYES)、CPU41は、患者識別情報に基づいて、患者情報記憶手段121に記憶されている患者医療情報を検索し、当該患者識別情報に係る患者医療情報を呼び出す(ステップS1203)。CPU41は、受信情報記憶領域247を記憶部24内の空いている領域に作成する(ステップS1204)。CPU41は、呼び出した患者医療情報を、受信情報記憶領域247に記憶させる(ステップS1205)。CPU41は、受信情報記憶領域247に記憶されている患者医療情報を呼び出すと共に、変換テーブル記憶領域442に記憶されている変換テーブルを参照し、呼び出した患者医療情報の中から特定の項目を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する(ステップS1206)。CPU41は、XML等の特定の形式に変換した患者医療情報を患者医療情報記憶領域243(記憶媒体の患者情報記憶手段の一例)に記憶させる(ステップS1207)。
ステップS1206について、具体的に例をあげて説明する。受信情報記憶領域247に記憶されている患者医療情報は、データの種別(例えば、食事、処方、注射、検査)毎に区分けされている。そこでCPU41は、図13に示すように、受信情報記憶領域247に記憶されている患者医療情報の中から処方に係る医療情報を呼び出す。また、変換テーブル記憶領域442に記憶されている変換テーブル(ここでは、「項目:処方」の部分)を参照する。そして、「薬情報」の項目として「ジゴシン1000倍散『中外』」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。また、「1回の服用量」の項目として「0.2mg」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。また、「1日量」の項目として「1日1回 朝食後」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。また「投薬日数」の項目として「5日分」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。また、「投与開始日」の項目として「2005年11月26日」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。また、「投与終了日」の項目として「2005年11月30日」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。また、「登録者コード」の項目として「ishi01」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。また、「登録者コード」の項目として「ishi01 北島康介」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。また、「登録者日時」の項目として「2005年11月26日」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。
このように本実施例の構成によれば、病院等の各医療機関で導入されている医療情報システムが異なる場合であっても、各医療情報システムから電子的に出力された患者情報をXML等の特定の形式に変換することができる。
<医療情報カードBの構成>
本実施例に係る医療情報カードBの構成を、図14を用いて説明する。医療情報カードBは、主としてカード部1と、USBメモリ部6とからなる。なお、図14(a)では医療情報カードBをユーザの首から掛けられるようにカード部1にネックストラップ3が取り付けられている。そして医療情報カードBを携帯する際等には、図14(a)に示すようにUSBメモリ部6をカード部1の裏側に折り畳む。そして、PC(=Personal Computer)等の情報処理装置8に接続する際には、図14(b)に示すようにUSBメモリ部6を回動させてUSBコネクタ61を突出させる。このように、USBメモリ部6をカード部に折り畳んで格納できるため、水等にぬれてもUSBメモリ部6の故障を防ぐことができる。
<USBメモリ部6の構成>
次に、USBメモリ部6の構成を、図15を用いて説明する。USBメモリ部6は、主としてUSBコネクタ61と、USBインタフェイス62と、制御部63と、記憶部64と、これらUSBメモリ部6の内部に備えられている各機器を接続するバス65とから構成され、これらは例えば同一の半導体基板上に形成されている。このように、本実施例においては、記憶媒体としてUSBメモリを用いる構成としたため、当該記憶媒体に記憶されている患者の医療情報等を閲覧、入力するために、専用の機器を用意する必要がなく、USB接続端子を備えた汎用PC等を用いることができる。USB接続端子を備えた汎用のPCであれば、患者、医療機関等で既に所有しているため、新たな機器を導入する必要がなく、便宜である。
USB(=UniversalSerial Bus)コネクタ61は、情報処理装置8との接続端子として機能する。
USBインタフェイス62は、USBコネクタ61を介して、情報処理装置8から出力されたデータやコマンドを受信する。また、USBインタフェイス62は記憶部64から読み出されたデータやプログラム等を、USBコネクタ61を介して情報処理装置8へ出力する。
制御部63は、例えばLSI(=集積回路)である。制御部63は、情報処理装置8から受信したコマンドに応じて、記憶部64に記憶されているデータ及びプログラムを呼び出して情報処理装置8に出力する。また制御部63は、情報処理装置8から受信したデータを記憶部64に記憶させる。また、制御部63は記憶部64と情報処理装置8との間におけるUSB接続に関する各種設定・制御を行うための通信も実行する。
記憶部64は、例えば2GBあるいは4GBのフラッシュメモリであり、制御部63からのコマンドに従ってデータを読み出して出力すると共に、情報処理装置8から受信したデータを記憶する。記憶部64について、詳細は後述する。
<情報処理装置8の構成>
次に、情報処理装置8の構成について説明する。情報処理装置8は、例えばデスクトップ型のPC、ノートブック型のPC、タブレット型のPC、PDA(=PersonalDigital Assistant)であって、患者本人や、医療機関の医療従事者及び事務職員や、救急救命活動を行う救命士・消防士・警察官・自衛官・自治体職員等が用いるものである。情報処理装置8は、図16に示すように少なくとも、CPU81(制御手段の一例)、RAM82、ROM83、HD84、ディスプレイ85、指示入力手段86(指示入力手段の一例)、インタフェイス87、これらの機器を接続するバス88を有している。
CPU(=CentralProcessing Unit)81は、HD84等に記憶されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行し様々な機能を実現する。また、RAM82にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に記憶する制御を行う。また、CPU81はUSBメモリ部6から呼び出した認証プログラム、暗号化プログラム、情報呼出プログラムをRAM82に一時的に記憶させ、当該プログラムを実行する。また、CPU81はHD84から呼び出した変換プログラムをRAM82に一時的に記憶させ、当該プログラムを実行する。また、CPU81はUSBメモリ部6から受信した患者の基本情報や医療情報等をRAM82に一時的に記憶させ、当該情報をディスプレイ85に表示させる。また、CPU81はキーボードやマウス等の指示入力手段86を用いて入力された情報をUSBメモリ部6に出力する。また、CPU81はインタフェイス87を通じて受信した情報をUSBメモリ部6に出力する。
RAM(=RandomAccess Memory)82は各種データ、プログラム等を一時的に記憶するためのものであり、CPU81の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ROM83は、内部に基本I/Oプログラム等のプログラム、基本処理において使用する各種データ等を記憶する。
HD(=ハードディスク)84は補助記憶装置であり、大容量メモリとして機能する。HD84には、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム等を記憶する。またHD84には、変換プログラム記憶領域841及び変換テーブル記憶領域442(変換テーブル記憶手段の一例)が設けられている。
<変換プログラム記憶領域841の構成>
変換プログラム記憶領域841には、受信情報記憶領域658に記憶されている医療情報を、例えばXML(=eXtensible Markup Language)等の特定の形式に変換する変換プログラムが記憶されている。変換プログラムの構成について、以下、詳しく説明する。
変換プログラムは、情報処理装置8のCPU81に、受信情報記憶領域247を記憶部64内の空いている領域に作成させるステップを有する。なお、この受信情報記憶領域247は、引数(type、ver、pid、path)に従って作成される。また、変換プログラムは、情報処理装置8のCPU81に、医療機関のサーバ等の情報処理装置12の患者情報記憶手段121から呼び出した患者基本情報及び患者医療情報を、受信情報記憶領域247に記憶させるステップを有する。また、変換プログラムは、情報処理装置8のCPU81に、受信情報記憶領域247に記憶されている患者基本情報又は患者医療情報を呼び出させると共に、変換テーブル記憶領域442に記憶されている変換テーブルを参照させ、呼び出した当該患者基本情報又は患者医療情報の中から特定の項目を抜き出させて、XML等の特定の形式に変換させるステップを有する。また、変換プログラムは、情報処理装置8のCPU81に、XML等の特定の形式に変換した患者基本情報又は患者医療情報を、患者基本情報記憶領域645又は患者サマリー情報記憶領域646から患者介護情報記憶領域651までのいずれかの記憶領域に記憶させるステップを有する。
ディスプレイ85は、表示手段としての役割を果たし、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRT、プラズマディスプレイであり、指示入力手段86から入力されたコマンドや、それに対する情報処理装置8の応答出力等を表示するものである。また特に、ディスプレイ85は、患者の基本情報や医療情報を表示する。
指示入力手段86は、例えば、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、タッチパネルである。ユーザは指示入力手段86を用いて、情報処理装置8に対して、情報処理装置8を制御するコマンド等を入力指示する。また、指示入力手段86は、医療機関等のユーザから診察券番号等の患者識別情報の入力を受け付ける。87はインタフェイスであり、このインタフェイス87を介して他の装置とのデータのやり取りを行う。なお、情報処理装置8は少なくとも、インタフェイス87として、USBメモリ部6のUSBコネクタ61と接続し、USBメモリ部6とデータのやり取りを行うためのUSB接続端子を有している。
<記憶部64の構成>
次に記憶部64の構成を説明する。図17に示すように、記憶部64には、閲覧パスワード記憶領域641、認証プログラム記憶領域642、暗号化プログラム記憶領域643、ログイン履歴記憶領域644、患者基本情報記憶領域645、患者サマリー情報記憶領域646、患者処方情報記憶領域647、患者検査情報記憶領域648、患者注射情報記憶領域650、患者介護情報記憶領域651、患者予約情報記憶領域653、患者本人服用情報記憶領域654、医療機関基本情報記憶領域655、アクセス制御情報記憶領域656、情報呼出プログラム記憶領域246、受信情報記憶領域247が設けられている。
<閲覧パスワード記憶領域641の構成>
閲覧パスワード記憶領域641には、図18に示すように閲覧パスワードとして、患者(=本人)、医療機関、消防(救急救命)、警察、自治体(国、県、市町村、自衛隊)等のユーザを夫々識別する識別コード及び各識別コードに対応するユーザ名称が記憶されている。閲覧パスワードは、具体的には例えば、7桁のアルファベット及び数字の組み合わせである。
<認証プログラム記憶領域642の構成>
認証プログラム記憶領域642には、認証プログラムが記憶されている。認証プログラムの構成について、以下、詳しく説明する。
認証プログラムは、図19に示すような閲覧パスワードの入力画面を、情報処理装置8に表示させるステップを有する。また、認証プログラムは、指示入力手段86を通じて閲覧パスワードの入力を受け付けると、情報処理装置8に閲覧パスワード記憶領域641に記憶されている閲覧パスワードを呼び出して参照させ、入力された閲覧パスワードと一致するか否かを判断させるステップを有する。
<医療機関がログインした場合>
また、認証プログラムは、入力された閲覧パスワードが、閲覧パスワード記憶領域641に記憶されたいずれかの閲覧パスワードと一致し、入力された当該閲覧パスワードが、医療機関を示すパスワードである場合には、情報処理装置8に、図20に示すような医療機関ID(=医療機関識別情報)の入力画面を表示させるステップを有する。また、認証プログラムは、医療機関基本情報記憶領域655に医療機関IDが記憶されていない医療機関の場合には、情報処理装置8に図21に示すような入力画面を表示させ、医療機関の名称、電話番号、所在地、診療科、担当医等の医療機関基本情報の入力を受け付けさせるステップを有する。また、認証プログラムは、情報処理装置8に、指示入力手段86を通じて受け付けた医療機関基本情報を医療機関基本情報記憶領域655に記憶させるステップを有する。
また、認証プログラムは、指示入力手段86を通じて医療機関ID等の入力を受け付けると、情報処理装置8に、医療機関基本情報記憶領域655に記憶されている各医療機関IDを呼び出して参照させ、入力された医療機関IDと一致するか否かを判断させるステップを有する。また、認証プログラムは、入力された医療機関IDが医療機関基本情報記憶領域655に記憶されているいずれかの医療機関IDと一致した場合には、情報処理装置8に、入力された閲覧パスワード及び医療機関IDをログイン受付時と共にログイン履歴記憶領域644に記憶させるステップを有する。また、認証プログラムは、入力された医療機関IDが医療機関基本情報記憶領域655に記憶されているいずれかの医療機関IDと一致した場合には、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、医療機関に係るアクセス制御情報に基づいて、医療機関による患者基本情報記憶領域645から患者本人服用情報記憶領域654までの各記憶領域へのアクセスを制御させるステップを有する。
即ち、認証プログラムは、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、患者処方情報記憶領域647から患者介護情報記憶領域651までの各記憶領域に医療機関ID毎に区分けされて記憶されている医療情報のうち、図22に示すような当該医療機関IDに係る医療情報を呼び出して表示させるステップを有する。また、認証プログラムは、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、患者基本情報記憶領域645に記憶されている患者基本情報を呼び出して表示させるステップを有する。また、認証プログラムは、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、図23に示すような患者サマリー情報記憶領域646に記憶されている医療情報を呼び出して表示させるステップを有する。
また、認証プログラムは、患者処方情報記憶領域647から患者介護情報記憶領域651までの各記憶領域中の当該医療機関IDに割り当てられたいずれかの記憶領域に対する、指示入力手段86を通じた医療情報の入力を受け付けると、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、該当する記憶領域に当該医療情報を記憶させるステップを有する。
また、認証プログラムは、患者基本情報記憶領域645に対する、指示入力手段86を通じた患者基本情報の入力を受け付けると、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、患者基本情報記憶領域645に当該患者基本情報を記憶させるステップを有する。また、認証プログラムは、患者サマリー情報記憶領域646に対する、指示入力手段86を通じた医療情報の入力を受け付けると、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、患者サマリー情報記憶領域646に当該医療情報を記憶させるステップを有する。
また、認証プログラムは、指示入力手段86を通じて、患者処方情報記憶領域647又は患者検査情報記憶領域648に記憶されている医療情報を表示する旨のコマンドを受け付けると、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、患者処方情報記憶領域647又は患者検査情報記憶領域648に記憶されている医療情報を表示させるステップを有する。また、認証プログラムは、患者処方情報記憶領域647又は患者検査情報記憶領域648に対する、指示入力手段86を通じた医療情報の入力を受け付けると、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、患者処方情報記憶領域647又は患者検査情報記憶領域648に当該医療情報を記憶させず、エラーとさせるステップを有する。
また、認証プログラムは、指示入力手段86を通じて、ログイン履歴記憶領域644に記憶されているログイン履歴を表示する旨のコマンドを受け付けると、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、ログイン履歴記憶領域644に記憶されているログイン履歴を呼び出して表示させるステップを有する。
<消防(救急救命)等がログインした場合>
また、認証プログラムは、入力された閲覧パスワードが、閲覧パスワード記憶領域641に記憶されたいずれかの閲覧パスワードと一致し、入力された当該閲覧パスワードが、消防(救急救命)、警察、自治体のいずれかを示すパスワードである場合には、情報処理装置8に、入力された閲覧パスワードをログイン受付時と共にログイン履歴記憶領域644に記憶させるステップを有する。また、認証プログラムは、入力された閲覧パスワードが、閲覧パスワード記憶領域641に記憶されたいずれかの閲覧パスワードと一致し、入力された当該閲覧パスワードが、消防(救急救命)、警察、自治体のいずれかを示すパスワードである場合には、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、消防(救急救命)等に係るアクセス制御情報に基づいて、消防(救急救命)等による患者基本情報記憶領域645から患者本人服用情報記憶領域654までの各記憶領域へのアクセスを制御させるステップを有する。
即ち、認証プログラムは、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、図23に示すような患者サマリー情報記憶領域646に記憶されている医療情報を呼び出して表示させるステップを有する。また、認証プログラムは、患者サマリー情報記憶領域646に対する、指示入力手段86を通じた医療情報の入力を受け付けると、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、患者サマリー情報記憶領域646に当該医療情報を記憶させず、エラーとさせるステップを有する。
<患者本人がログインした場合>
また、認証プログラムは、入力された閲覧パスワードが、閲覧パスワード記憶領域641に記憶されたいずれかの閲覧パスワードと一致し、入力された当該閲覧パスワードが、患者本人を示すパスワードである場合には、情報処理装置8に、入力された閲覧パスワードをログイン受付時と共にログイン履歴記憶領域644に記憶させるステップを有する。また、認証プログラムは、入力された閲覧パスワードが、閲覧パスワード記憶領域641に記憶されたいずれかの閲覧パスワードと一致し、入力された当該閲覧パスワードが、患者本人を示すパスワードである場合には、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、患者本人に係るアクセス制御情報に基づいて、患者本人による患者基本情報記憶領域645から患者本人服用情報記憶領域654までの各記憶領域へのアクセスを制御させるステップを有する。
即ち、認証プログラムは、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、患者基本情報記憶領域645に記憶されている患者基本情報と、患者予約情報記憶領域653に記憶されている患者予約情報と、患者本人服用情報記憶領域654に記憶されている患者本人服用情報とを呼び出して表示させるステップを有する。
また、認証プログラムは、患者基本情報記憶領域645に対する、指示入力手段86を通じた患者基本情報の入力を受け付けると、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、患者基本情報記憶領域645に当該患者基本情報を記憶させるステップを有する。また、認証プログラムは、患者予約情報記憶領域653に対する、指示入力手段86を通じた患者予約情報の入力を受け付けると、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、患者予約情報記憶領域653に当該患者予約情報を記憶させるステップを有する。また、認証プログラムは、患者本人服用情報記憶領域654に対する、指示入力手段86を通じた患者本人服用情報の入力を受け付けると、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、患者本人服用情報記憶領域654に当該患者本人服用情報を記憶させるステップを有する。
また、認証プログラムは、指示入力手段86を通じて、患者サマリー情報記憶領域646に記憶されている医療情報を表示する旨のコマンドを受け付けると、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、図23に示すような患者サマリー情報記憶領域646に記憶されている医療情報を呼び出して表示させるステップを有する。また、認証プログラムは、患者サマリー情報記憶領域646に対する、指示入力手段86を通じた医療情報の入力を受け付けると、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、患者サマリー情報記憶領域646に当該医療情報を記憶させず、エラーとさせるステップを有する。
また、認証プログラムは、指示入力手段86を通じて、ログイン履歴記憶領域644に記憶されているログイン履歴を表示する旨のコマンドを受け付けると、情報処理装置8に、アクセス制御情報記憶領域656を参照させ、ログイン履歴記憶領域644に記憶されているログイン履歴を呼び出して表示させるステップを有する。
<暗号化プログラム記憶領域643の構成>
暗号化プログラム記憶領域643には、RSA、AES(=Advanced Encryption Standard)、DES(=Data Encryption Standard)等の暗号化プログラムが記憶されている。特に、USBメモリ部6に記憶されているデータのコピーを防止すると共に、USBメモリ部6が情報処理装置8に接続されている際に、インターネット等のネットワークを通じたUSBメモリ部6への不正アクセスを防止するため、暗号化プログラムとして「AES-CBC-256」が記憶されている構成が望ましい。
<ログイン履歴記憶領域644の構成>
ログイン履歴記憶領域644には、図24に示すように、認証プログラムにログインした医療機関等によって入力された閲覧パスワード(=識別コード)と、ログインを受け付けたログイン受付時が記憶されている。
また、ログインの主体が医療機関の場合には、閲覧パスワードだけでなく、各医療機関を識別する医療機関IDが記憶されている。更に、図24に示すように利用者コードを記憶させることもできる。利用者コードは、例えば「外科のA先生」というように、当該医療機関の利用者を特定するものである。このように、ログイン履歴記憶領域644に入力された閲覧パスワード及びログイン日時と、医療機関の場合には医療機関ID等が記憶されているため、ログイン履歴記憶領域644を閲覧するだけで、認証プログラムにログインした主体と、ログイン日時を把握することが可能となる。
<患者基本情報記憶領域645の構成>
患者基本情報記憶領域645には、患者の基本情報が記憶されている。患者の基本情報には、具体的には例えば、患者の氏名、顔写真、生年月日、性別、血液型、住所、緊急連絡先、健康保険番号、電話番号(自宅、会社、携帯)、緊急時に個人資格を証明できる情報(=自動車免許証番号・パスポート番号等)が含まれる。
<患者サマリー情報記憶領域646の構成>
患者サマリー情報記憶領域646には、患者サマリー情報記憶領域646に記憶されている医療情報を閲覧するだけで、患者の概況を把握できるように、例えば、患者サマリー情報として、既往歴、禁忌・アレルギー、常備薬等の医療情報が記憶されている。
<患者処方情報記憶領域647の構成>
患者処方情報記憶領域647には、図25に示すように当該患者に対して医療従事者が行った処方に関する医療情報が記憶されている。処方に関する医療情報とは、例えば、当該患者に処方した薬の種類、薬の量、処方した日付、処方した医療従事者の氏名である。処方に関するこれらの医療情報は、医療機関毎に区分けして記憶されており、各医療機関IDに関連付けて記憶されている。
<患者検査情報記憶領域648の構成>
患者検査情報記憶領域648には、図26に示すように当該患者に対して医療従事者が行った検査に関する医療情報が記憶されている。検査に関する医療情報とは、例えば、当該患者が被検した検査の種類、検査結果、検査を行った日付、検査を行った医療従事者の氏名である。検査に関するこれらの医療情報は、医療機関毎に区分けして記憶されており、各医療機関IDに関連付けて記憶されている。
<患者注射情報記憶領域650の構成>
患者注射情報記憶領域650には、図27に示すように当該患者に対して医療従事者が行った注射に関する医療情報が記憶されている。注射に関する医療情報とは、例えば、当該患者が受けた注射の種類、注射した薬の量、注射を行った日付、注射を行った医療従事者の氏名である。注射に関するこれらの医療情報は、医療機関毎に区分けして記憶されており、各医療機関IDに関連付けて記憶されている。
<患者介護情報記憶領域651の構成>
患者介護情報記憶領域651には、当該患者に係る介護に関する医療情報が記憶されている。介護に関する医療情報とは、例えば、介護保険番号、有効期限、要介護度、保険種別、年金種別、特養入所・ショートステイ・デイサービスといった利用サービス、認知症の程度、精神状態等である。介護に関するこれらの医療情報は、医療機関毎に区分けして記憶されており、各医療機関IDに関連付けて記憶されている。
<患者予約情報記憶領域653の構成>
患者予約情報記憶領域653には、図28に示すように当該患者に係る医療機関の予約に関する医療情報が記憶されている。医療機関の予約に関する医療情報とは、例えば、予約した医療機関の名称、診療等の予約の日時、担当医等である。
<患者本人服用情報記憶領域654の構成>
患者本人服用情報記憶領域654には、図29に示すように当該患者が自宅等で自ら服用した市販薬に関する医療情報が記憶されている。自ら服用した市販薬に関する医療情報とは、例えば、服用した薬の種類、服用した薬の量、服用日等である。
<医療機関基本情報記憶領域655の構成>
医療機関基本情報記憶領域655には、図30に示すように各医療機関に係る基本情報が記憶されている。医療機関に係る基本情報とは、例えば、医療機関ID、医療機関の名称、電話番号、郵便番号、所在地、診療科、担当医等である。医療機関に係る基本情報は、医療機関毎に区分けして記憶されており、各医療機関IDに関連付けて記憶されている。
<アクセス制御情報記憶領域656の構成>
アクセス制御情報記憶領域656には、図31に示すように医療機関、消防(救急救命)、患者本人といったユーザ毎に、患者基本情報記憶領域645、患者サマリー情報記憶領域646、患者処方情報記憶領域647、患者検査情報記憶領域648、患者注射情報記憶領域650、患者介護情報記憶領域651、患者予約情報記憶領域653、患者本人服用情報記憶領域654の各記憶領域について、閲覧(=リード)/書き込み(=ライト)を許可するか否かを示すアクセス制御情報が記憶されている。
本実施例においては、アクセス制御情報として、医療機関から患者基本情報記憶領域645又は患者サマリー情報記憶領域646に対しアクセスがあった場合、閲覧/書き込みを認める旨が記憶されている。また、本実施例においては、アクセス制御情報として、医療機関から患者処方情報記憶領域647及び患者検査情報記憶領域648のいずれかについてアクセスがあった場合、閲覧については、他の医療機関を含めて認める一方、書き込みについては、当該医療機関に係る医療情報についてのみ認める旨が記憶されている。また、本実施例においては、アクセス制御情報として、医療機関から患者注射情報記憶領域650及び患者介護情報記憶領域651のいずれかの記憶領域に対しアクセスがあった場合、当該医療機関に係る医療情報についてのみ閲覧/書き込みを認める旨が記憶されている。
本実施例においては、アクセス制御情報として、消防(救急救命)、警察、自治体(国、県、市町村、自衛隊)のいずれかから患者サマリー情報記憶領域646に対しアクセスがあった場合、閲覧を認める旨が記憶されている。
本実施例においては、アクセス制御情報として、患者本人から患者基本情報記憶領域645、患者予約情報記憶領域653、患者本人服用情報記憶領域654のいずれかの記憶領域に対しアクセスがあった場合、閲覧/書き込みを認める旨が記憶されている。また、本実施例においては、アクセス制御情報として、患者本人から患者サマリー情報記憶領域646に対しアクセスがあった場合、閲覧を認める旨が記憶されている。
なお、本実施例においては、ユーザを「医療機関」、「消防(救急救命)」、「警察」、「自治体(国、県、市町村、自衛隊)」、「患者本人」の5者とし、各ユーザについて、上述したアクセス制御情報がアクセス制御情報記憶領域656に記憶されている構成を示した。しかし、ユーザは上記の5者に限定されるものではなく、例えば「医療機関」と「患者本人」の2者であっても、上記の5者に「院外薬局」、「居宅介護支援事業所」、「訪問介護ステーション」、「ケアマネージャ」、「介護施設」、「生命保険会社」を加えて11者としても良い。また、ユーザ毎のアクセス制御情報は、上述した構成に限定されるものではなく上述した構成は一例であって、例えば、医療機関に対するアクセス制御情報として、患者注射情報記憶領域650及び患者介護情報記憶領域651のいずれかについてアクセスがあった場合、閲覧のみを認める旨が記憶されている構成としても良い。また、警察及び自治体(国、県、市町村、自衛隊)に対するアクセス制御情報として、患者サマリー情報記憶領域646に対してアクセスがあった場合、閲覧及び書き込みを認めない旨が記憶されている一方、患者基本情報記憶領域645に対してアクセスがあった場合、閲覧を認める旨が記憶されている構成としても良い。
また、患者基本情報記憶領域645に記憶されている患者の基本情報や、患者サマリー情報記憶領域646から患者本人服用情報記憶領域654までの各記憶領域に記憶されている患者の医療情報は夫々、暗号化されて記憶されている。
<情報処理装置8が実行する処理の流れ>
次にUSBメモリ部6に記憶されている認証プログラム及び暗号プログラムを読み込んだ情報処理装置8が実行する処理の流れについて説明する。
<医療機関がログインする場合>
まず、医療機関の医師等が認証プログラムにログインする場合について図32及び図33を用いて説明する。例えば患者(本人)を診察した医師は、医療情報カードBのUSBメモリ部6を回動させて、病院に設置されているデスクトップ型のPC等の情報処理装置8のインタフェイス87であるUSB接続端子にUSBコネクタ61を接続する。
制御部63がUSBインタフェイス62を通じて情報処理装置8にUSBメモリ部6が接続されたことを認識すると(ステップS3201で「YES」)、制御部63は認証プログラム記憶領域642から認証プログラムを呼び出すと共に、暗号化プログラム記憶領域643から暗号化プログラムを呼び出して、情報処理装置8に出力する。情報処理装置8のCPU81は、受信した認証プログラム及び暗号化プログラムをRAM82に一時的に記憶させる。
なお通常、情報処理装置8にUSBメモリ部6が接続されると、情報処理装置8は、電気的に、デバイスとしてのUSBメモリ部6の接続を検出し、USBメモリ部6について、USBの標準仕様に規定された初期化処理を実行する。具体的には例えば、USBデバイスリクエストのやりとりや、ディスクリプタのやりとり、接続デバイスであるUSBメモリ部6へのアドレスの割り当て等が実行される。
そして情報処理装置8のCPU81は、認証プログラムを実行する。即ち、CPU81は、図19に示すような閲覧パスワードの入力画面を、ディスプレイ85上に表示させる制御を行う(ステップS3202)。医療機関の医師等は、閲覧パスワード入力画面を見ながら、指示入力手段86を操作して、自身の医療機関に係る閲覧パスワード(=識別コード)を入力する。CPU81は、指示入力手段86を通じて閲覧パスワードの入力を受け付けると(ステップS3203で「YES」)、閲覧パスワード記憶領域641に記憶されている閲覧パスワードを呼び出して参照し、入力された閲覧パスワードと一致するか否かを判断する制御を行う。
また、CPU81は、入力された閲覧パスワードが、閲覧パスワード記憶領域641に記憶されたいずれかの閲覧パスワードと一致し(ステップS3204で「YES」)、入力された当該閲覧パスワードが、医療機関を示すパスワードであると認識すると、図20に示すような医療機関ID(=医療機関識別情報)の入力画面を表示させる制御を行う(ステップS3205)。医療機関の医師等は、医療機関IDの入力画面を見ながら、指示入力手段86を操作して、自身の医療機関に係る医療機関ID、利用者コード等を入力する。
なお、自身の医療機関IDが医療機関基本情報記憶領域655に記憶されていない場合には、医療機関の医師等は、指示入力手段86を操作して、医療機関基本情報の入力する旨のコマンドを入力する。CPU81は、指示入力手段86を通じて当該コマンドの入力を受け付けると、ディスプレイ85上に図21に示すような入力画面を表示させ、医療機関の名称、電話番号、所在地、診療科、担当医等の医療機関基本情報の入力を受け付ける制御を行う。CPU81は、指示入力手段86を通じて医療機関基本情報の入力を受け付けると、当該医療機関基本情報を医療機関基本情報記憶領域655に記憶させる制御を行う。
ところで、CPU81は、指示入力手段86を通じて医療機関ID等の入力を受け付けると(ステップS3206で「YES」)、医療機関基本情報記憶領域655に記憶されている各医療機関IDを呼び出して参照し、入力された医療機関IDと一致するか否かを判断する制御を行う。CPU81は、入力された医療機関IDが医療機関基本情報記憶領域655に記憶されているいずれかの医療機関IDと一致した場合には(ステップS3207で「YES」)、入力された閲覧パスワード及び医療機関IDをログイン受付時と共に、ログイン履歴記憶領域644に記憶させる制御を行う。また、CPU81は、入力された医療機関IDが医療機関基本情報記憶領域655に記憶されているいずれかの医療機関IDと一致した場合には、アクセス制御情報記憶領域656を参照し、図22に示すように患者処方情報記憶領域647から患者介護情報記憶領域651までの各記憶領域に医療機関ID毎に区分けされて記憶されている医療情報のうち、当該医療機関IDに係る医療情報を呼び出してディスプレイ85上に表示させる制御を行う(ステップS3208)。
詳しくは、CPU81は、アクセス制御情報記憶領域656を参照し、患者処方情報記憶領域647から患者介護情報記憶領域651までの各記憶領域に医療機関ID毎に区分けされて記憶されている医療情報のうち、当該医療機関IDに係る医療情報を呼び出して、暗号化プログラムを用いて、当該医療情報を復号化する。そして、CPU81は、RAM82に当該医療情報を一時記憶させた上で、ディスプレイ85上に表示させる。
医療機関の医師等が、ディスプレイ85上に表示されている自身の医療機関に係る医療情報を訂正する、又は新たに医療情報を記憶させたい場合には、指示入力手段86を操作して、患者処方情報記憶領域647から患者介護情報記憶領域651までのいずれかの記憶領域を指定し、指定した記憶領域に医療情報を入力する。
CPU81は、患者処方情報記憶領域647から患者介護情報記憶領域651までのいずれかの記憶領域に対する、指示入力手段86を通じた医療情報の入力を受け付けると(ステップS3301で「YES」)、暗号化プログラムを用いて、当該医療情報を暗号化すると共に、アクセス制御情報記憶領域656を参照し、該当する記憶領域に当該医療情報を記憶させる制御を行う(ステップS3302)。
医療機関の医師等が、当該患者の基本情報又は患者サマリー情報を閲覧したい場合には、指示入力手段86を操作して、患者基本情報記憶領域645に記憶されている患者基本情報又は患者サマリー情報記憶領域646に記憶されている医療情報を表示させる旨のコマンドを入力する。
CPU81は、指示入力手段86を通じて患者基本情報記憶領域645に記憶されている患者基本情報又は患者サマリー情報記憶領域646に記憶されている医療情報を表示させる旨のコマンドの入力を受け付けると(ステップS3303で「YES」)、アクセス制御情報記憶領域656を参照し、患者基本情報記憶領域645に記憶されている患者基本情報又は患者サマリー情報記憶領域646に記憶されている医療情報を呼び出して、暗号化プログラムを用いて、当該情報を復号化する。そして、CPU81は、RAM82に当該情報を一時記憶させた上で、ディスプレイ85上に表示させる制御を行う(ステップS3304)。
医療機関の医師等が、ディスプレイ85上に表示されている患者基本情報又はサマリーに係る医療情報を訂正する、又は新たに患者基本情報又は医療情報を記憶させたい場合には、指示入力手段86を操作して、患者基本情報又は医療情報を入力する。
CPU81は、患者基本情報記憶領域645又は患者サマリー情報記憶領域646に対する、指示入力手段86を通じた患者基本情報又はサマリーに係る医療情報の入力を受け付けると(ステップS3305で「YES」)、暗号化プログラムを用いて、当該情報を暗号化すると共に、アクセス制御情報記憶領域656を参照し、患者基本情報記憶領域645又は患者サマリー情報記憶領域646に暗号化された当該患者基本情報又は医療情報を記憶させる制御を行う(ステップS3306)。
医療機関の医師等が、当該患者の処方に係る医療情報又は患者の検査に係る医療情報を閲覧したい場合には、指示入力手段86を操作して、患者処方情報記憶領域647又は患者検査情報記憶領域648に記憶されている医療情報を表示させる旨のコマンドを入力する。
CPU81は、指示入力手段86を通じて、患者処方情報記憶領域647又は患者検査情報記憶領域648に記憶されている医療情報を表示する旨のコマンドを受け付けると(ステップS3307で「YES」)、暗号化プログラムを用いて、患者処方情報記憶領域647又は患者検査情報記憶領域648に記憶されている医療情報を復号化する。そして、CPU81は、RAM82に当該医療情報を一時記憶させた上で、アクセス制御情報記憶領域656を参照し、当該医療情報を表示させる制御を行う(ステップS3308)。
医療機関の医師等が、認証プログラムに対するログイン履歴を閲覧したい場合には、指示入力手段86を操作して、ログイン履歴記憶領域644に記憶されているログイン履歴を表示させるコマンドを入力する。
CPU81は、指示入力手段86を通じて、ログイン履歴記憶領域644に記憶されているログイン履歴を表示させる旨のコマンドを受け付けると(ステップS3309で「YES」)、ログイン履歴記憶領域644に記憶されているログイン履歴を呼び出して表示させる制御を行う(ステップS3310)。
<消防(救急救命)等がログインする場合>
まず、消防の救命士等が認証プログラムにログインする場合について図34を用いて説明する。例えば患者(本人)を搬送する救命士は、医療情報カードBのUSBメモリ部6を回動させて、救急車に搭載されているノート型のPC等の情報処理装置8のインタフェイス87であるUSB接続端子にUSBコネクタ61を接続する。
制御部63がUSBインタフェイス62を通じて情報処理装置8にUSBメモリ部6が接続されたことを認識すると(ステップS3201でYES)、制御部63は認証プログラム記憶領域642から認証プログラムを呼び出すと共に、暗号化プログラム記憶領域643から暗号化プログラムを呼び出して、情報処理装置8に出力する。情報処理装置8のCPU81は、受信した認証プログラム及び暗号化プログラムをRAM82に一時的に記憶させる。
そして情報処理装置8のCPU81は、認証プログラムを実行する。即ち、CPU81は、図19に示すような閲覧パスワードの入力画面を、ディスプレイ85上に表示させる制御を行う(ステップS3202)。救命士は、閲覧パスワード入力画面を見ながら、指示入力手段86を操作して、消防(救急救命)に係る閲覧パスワード(=識別コード)を入力する。CPU81は、指示入力手段86を通じて閲覧パスワードの入力を受け付けると(ステップS3203で「YES」)、閲覧パスワード記憶領域641に記憶されている閲覧パスワードを呼び出して参照させ、入力された閲覧パスワードと一致するか否かを判断する制御を行う。
そしてCPU81は、入力された閲覧パスワードが、閲覧パスワード記憶領域641に記憶されたいずれかの閲覧パスワードと一致し(ステップS3204で「YES」)、入力された当該閲覧パスワードが、消防(救急救命)を示すパスワードであると認識すると、入力された閲覧パスワードをログイン受付時と共に、ログイン履歴記憶領域644に記憶させる制御を行う。また、CPU81は、入力された閲覧パスワードが閲覧パスワード記憶領域641に記憶されているいずれかの閲覧パスワードと一致した場合には、アクセス制御情報記憶領域656を参照し、患者サマリー情報記憶領域646に記憶されている医療情報を呼び出して、暗号化プログラムを用いて、当該医療情報を復号化する。そして、CPU81は、RAM82に当該医療情報を一時記憶させた上で、図23に示すようにディスプレイ85上に表示させる制御を行う(ステップS3401)。
<患者(本人)がログインする場合>
まず、患者本人が認証プログラムにログインする場合について図35及び図36を用いて説明する。例えば患者(本人)は、医療情報カードBのUSBメモリ部6を回動させて、患者(本人)の自宅のデスクトップ型のPC等の情報処理装置8のインタフェイス87であるUSB接続端子にUSBコネクタ61を接続する。
制御部63がUSBインタフェイス62を通じて情報処理装置8にUSBメモリ部6が接続されたことを認識すると(ステップS3201でYES)、制御部63は認証プログラム記憶領域642から認証プログラムを呼び出すと共に、暗号化プログラム記憶領域643から暗号化プログラムを呼び出して、情報処理装置8に出力する。情報処理装置8のCPU81は、受信した認証プログラム及び暗号化プログラムをRAM82に一時的に記憶させる。
そして情報処理装置8のCPU81は、認証プログラムを実行する。即ち、CPU81は、図19に示すような閲覧パスワードの入力画面を、ディスプレイ85上に表示させる制御を行う(ステップS3202)。患者(本人)は、閲覧パスワード入力画面を見ながら、指示入力手段86を操作して、自身の閲覧パスワード(=識別コード)を入力する。CPU81は、指示入力手段86を通じて閲覧パスワードの入力を受け付けると(ステップS3203で「YES」)、閲覧パスワード記憶領域641に記憶されている閲覧パスワードを呼び出して参照させ、入力された閲覧パスワードと一致するか否かを判断する制御を行う。
そしてCPU81は、入力された閲覧パスワードが、閲覧パスワード記憶領域641に記憶されたいずれかの閲覧パスワードと一致し(ステップS3204で「YES」)、入力された当該閲覧パスワードが、患者(本人)を示すパスワードであると認識すると、入力された閲覧パスワードをログイン受付時と共に、ログイン履歴記憶領域644に記憶させる制御を行う。また、CPU81は、入力された閲覧パスワードが閲覧パスワード記憶領域641に記憶されているいずれかの閲覧パスワードと一致した場合には、アクセス制御情報記憶領域656を参照し、患者基本情報記憶領域645に記憶されている患者基本情報と、患者予約情報記憶領域653及び患者本人服用情報記憶領域654に記憶されている医療情報とを呼び出して、暗号化プログラムを用いて、当該情報を復号化する。そして、CPU81は、RAM82に当該情報を一時記憶させた上で、ディスプレイ85上に表示させる制御を行う(ステップS3501)。
患者(本人)が、ディスプレイ85上に表示されている患者基本情報や、予約又は本人服用に係る医療情報を訂正する、又は新たに患者基本情報又は医療情報を記憶させたい場合には、指示入力手段86を操作して、患者基本情報又は医療情報を入力する。
CPU81は、患者基本情報記憶領域645に対する、指示入力手段86を通じた患者基本情報の入力を受け付けると(ステップS3601で「YES」)、暗号化プログラムを用いて、当該情報を暗号化すると共に、アクセス制御情報記憶領域656を参照し、患者基本情報記憶領域645に暗号化された当該患者基本情報を記憶させる制御を行う(ステップS3602)。又は、CPU81は、患者予約情報記憶領域653に対する、指示入力手段86を通じた予約に係る医療情報の入力を受け付けると(ステップS3601で「YES」)、暗号化プログラムを用いて、当該医療情報を暗号化すると共に、アクセス制御情報記憶領域656を参照し、患者予約情報記憶領域653に暗号化された当該医療情報を記憶させる制御を行う(ステップS3602)。又は、CPU81は、患者本人服用情報記憶領域654に対する、指示入力手段86を通じた本人服用に係る医療情報の入力を受け付けると(ステップS3601で「YES」)、暗号化プログラムを用いて、当該医療情報を暗号化すると共に、アクセス制御情報記憶領域656を参照し、患者本人服用情報記憶領域654に暗号化された当該医療情報を記憶させる制御を行う(ステップS3602)。
患者(本人)が、サマリーに係る医療情報を閲覧したい場合には、指示入力手段86を操作して、患者サマリー情報記憶領域646に記憶されている医療情報を表示させる旨のコマンドを入力する。
CPU81は、指示入力手段86を通じて、患者サマリー情報記憶領域646に記憶されている医療情報を表示する旨のコマンドを受け付けると(ステップS3603で「YES」)、アクセス制御情報記憶領域656を参照すると共に、暗号化プログラムを用いて、当該医療情報を復号化する。そして、CPU81は、RAM82に当該医療情報を一時記憶させた上で、図23に示すように患者サマリー情報記憶領域646に記憶されている医療情報を呼び出して表示させる制御を行う(ステップS3604)。
患者(本人)が、認証プログラムに対するログイン履歴を閲覧したい場合には、指示入力手段86を操作して、ログイン履歴記憶領域644に記憶されているログイン履歴を表示させるコマンドを入力する。
CPU81は、指示入力手段86を通じて、ログイン履歴記憶領域644に記憶されているログイン履歴を表示する旨のコマンドを受け付けると(ステップS3605で「YES」)、アクセス制御情報記憶領域656を参照し、ログイン履歴記憶領域644に記憶されているログイン履歴を呼び出して表示させる制御を行う(ステップS3606)。
このように、本実施例においては、患者基本情報記憶領域645、患者サマリー情報記憶領域646、患者処方情報記憶領域647等の各記憶領域について、閲覧/書き込みを許可するか否かを示すアクセス制御情報が、閲覧パスワード毎に設定されているため、患者(本人)、医療機関、消防(救急救命)、警察官、自治体等の各ユーザが入力する閲覧パスワードに応じて、各記憶領域について閲覧/書き込みを許可するか否かを変更することができる。
なお、本実施例においては、USBメモリ部6に患者医療情報等を記憶させる際には、医師等がキーボードやマウス等の指示入力手段86を用いて入力する構成を示したが、この構成に限定されるわけではない。例えば、情報処理装置8から必要なデータを出力させ、これを取り込む構成としても良い。この構成について以下、具体的に説明する。
図37に示すように、医療機関に設置されている端末PC等の情報処理装置8(情報処理端末の一例)は、医療機関のサーバ等の情報処理装置12(患者情報を管理する情報処理装置の一例)に、ネットワーク14を用いて接続されている。
次に、情報処理装置12に記憶されている患者医療情報を、情報処理装置8を用いて、USBメモリ部6の患者サマリー情報記憶領域646にから患者介護情報記憶領域651までの記憶領域に記憶させる場合の流れについて図32及び図38を用いて説明する。なお、医療機関の医師等が患者基本情報記憶領域645に患者基本情報を記憶させる場合については、医療情報を書き込む場合と同様であるため、説明を省略する。
例えば患者(本人)を診察した医師は、医療情報カードBのUSBメモリ部6を回動させて、病院に設置されているデスクトップ型のPC等の情報処理装置8のインタフェイス87であるUSB接続端子にUSBコネクタ61を接続する。
制御部63がUSBインタフェイス62を通じて情報処理装置8にUSBメモリ部6が接続されたことを認識すると(ステップS3201で「YES」)、制御部63は認証プログラム記憶領域642から認証プログラムを呼び出すと共に、暗号化プログラム記憶領域643から暗号化プログラムを呼び出して、情報処理装置8に出力する。情報処理装置8のCPU81は、受信した認証プログラム及び暗号化プログラムをRAM82に一時的に記憶させる。
なお通常、情報処理装置8にUSBメモリ部6が接続されると、情報処理装置8は、電気的に、デバイスとしてのUSBメモリ部6の接続を検出し、USBメモリ部6について、USBの標準仕様に規定された初期化処理を実行する。具体的には例えば、USBデバイスリクエストのやりとりや、ディスクリプタのやりとり、接続デバイスであるUSBメモリ部6へのアドレスの割り当て等が実行される。
そして情報処理装置8のCPU81は、認証プログラムを実行する。即ち、CPU81は、図19に示すような閲覧パスワードの入力画面を、ディスプレイ85上に表示させる制御を行う(ステップS3202)。医療機関の医師等は、閲覧パスワード入力画面を見ながら、指示入力手段86を操作して、自身の医療機関に係る閲覧パスワード(=識別コード)を入力する。CPU81は、指示入力手段86を通じて閲覧パスワードの入力を受け付けると(ステップS3203で「YES」)、閲覧パスワード記憶領域641に記憶されている閲覧パスワードを呼び出して参照し、入力された閲覧パスワードと一致するか否かを判断する制御を行う。
また、CPU81は、入力された閲覧パスワードが、閲覧パスワード記憶領域641に記憶されたいずれかの閲覧パスワードと一致し(ステップS3204で「YES」)、入力された当該閲覧パスワードが、医療機関を示すパスワードであると認識すると、図20に示すような医療機関ID(=医療機関識別情報)の入力画面を表示させる制御を行う(ステップS3205)。医療機関の医師等は、医療機関IDの入力画面を見ながら、指示入力手段86を操作して、自身の医療機関に係る医療機関ID、利用者コード等を入力する。
なお、自身の医療機関IDが医療機関基本情報記憶領域655に記憶されていない場合には、医療機関の医師等は、指示入力手段86を操作して、医療機関基本情報の入力する旨のコマンドを入力する。CPU81は、指示入力手段86を通じて当該コマンドの入力を受け付けると、ディスプレイ85上に図21に示すような入力画面を表示させ、医療機関の名称、電話番号、所在地、診療科、担当医等の医療機関基本情報の入力を受け付ける制御を行う。CPU81は、指示入力手段86を通じて医療機関基本情報の入力を受け付けると、当該医療機関基本情報を医療機関基本情報記憶領域655に記憶させる制御を行う。
ところで、CPU81は、指示入力手段86を通じて医療機関ID等の入力を受け付けると(ステップS3206で「YES」)、医療機関基本情報記憶領域655に記憶されている各医療機関IDを呼び出して参照し、入力された医療機関IDと一致するか否かを判断する制御を行う。CPU81は、入力された医療機関IDが医療機関基本情報記憶領域655に記憶されているいずれかの医療機関IDと一致した場合には(ステップS3207で「YES」)、入力された閲覧パスワード及び医療機関IDをログイン受付時と共に、ログイン履歴記憶領域644に記憶させる制御を行う。また、CPU81は、入力された医療機関IDが医療機関基本情報記憶領域655に記憶されているいずれかの医療機関IDと一致した場合には、アクセス制御情報記憶領域656を参照し、患者処方情報記憶領域647から患者介護情報記憶領域651までの各記憶領域に医療機関ID毎に区分けされて記憶されている医療情報のうち、当該医療機関IDに係る医療情報を呼び出してディスプレイ85上に表示させる制御を行う(ステップS3208)。
次に図38に示すように、医療機関の医師等は、キーボードやマウス等の指示入力手段86を用いて、情報取り込み用の画面を表示させ(ステップS3801)、当該患者に係る診察券番号等の患者識別情報を入力する。次に患者識別情報の入力を受け付けると(ステップS3802でYES)、CPU81は、患者識別情報に基づいて、患者情報記憶手段121に記憶されている患者医療情報を検索し、当該患者識別情報に係る患者医療情報を呼び出す(ステップS3803)。CPU81は、受信情報記憶領域247を記憶部64内の空いている領域に作成する(ステップS3804)。CPU81は、呼び出した患者医療情報を、受信情報記憶領域247に記憶させる(ステップS3805)。CPU81は、受信情報記憶領域247に記憶されている患者医療情報を呼び出すと共に、変換テーブル記憶領域442に記憶されている変換テーブルを参照し、呼び出した患者医療情報の中から特定の項目を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する(ステップS3806)。CPU81は、XML等の特定の形式に変換した患者医療情報を患者サマリー情報記憶領域646から患者介護情報記憶領域651までのいずれかの記憶領域(記憶媒体の患者情報記憶手段の一例)に記憶させる(ステップS3807)。
ステップS3806及びステップS3807について、具体的に例をあげて説明する。受信情報記憶領域247に記憶されている患者医療情報は、データの種別(例えば、食事、処方、注射、検査)毎に区分けされている。そこでCPU81は、図13に示すように、受信情報記憶領域247に記憶されている患者医療情報の中から処方に係る医療情報を呼び出す。また、変換テーブル記憶領域442に記憶されている変換テーブル(ここでは、「項目:処方」の部分)を参照する。そして、「薬情報」の項目として「ジゴシン1000倍散『中外』」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。また、「1回の服用量」の項目として「0.2mg」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。また、「1日量」の項目として「1日1回 朝食後」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。また「投薬日数」の項目として「5日分」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。また、「投与開始日」の項目として「2005年11月26日」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。また、「投与終了日」の項目として「2005年11月30日」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。また、「登録者コード」の項目として「ishi01」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。また、「登録者コード」の項目として「ishi01 北島康介」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。また、「登録者日時」の項目として「2005年11月26日」を抜き出して、XML等の特定の形式に変換する。そしてCPU81は、これら変換後の患者医療情報を患者処方情報記憶領域647に記憶させる。
このように本実施例の構成によれば、病院等の各医療機関で導入されている医療情報システムが異なる場合であっても、各医療情報システムから電子的に出力された患者情報をXML等の特定の形式に変換することができる。
<変形例>
また本実施例においては、記憶部64に、閲覧パスワード記憶領域641、認証プログラム記憶領域642、暗号化プログラム記憶領域643、ログイン履歴記憶領域644、患者基本情報記憶領域645、患者サマリー情報記憶領域646、患者処方情報記憶領域647、患者検査情報記憶領域648、患者注射情報記憶領域650、患者介護情報記憶領域651、患者予約情報記憶領域653、患者本人服用情報記憶領域654、医療機関基本情報記憶領域655、アクセス制御情報記憶領域656を設ける構成を示した。しかし、この構成に限定されるものではない。例えば、当該患者に対する医療機関の医師等の所見に係る医療情報を記憶する患者所見情報記憶領域や、妊婦としての当該患者及び当該患者の子供に係る医療情報を記憶する患者母子手帳情報記憶領域を設ける構成としても良い。また、本実施例では、「処方」、「検査」、「注射」といった項目に医療情報を区分けして、区分けした項目毎の記憶領域に医療情報を記憶する構成を示したが、この区分け及び項目は一例であって、本実施例で示した構成に限定されるものではない。
なお、実施例1及び2においては、CPU41又は81は、患者識別情報に基づいて、患者情報記憶手段121に記憶されている患者基本情報又は患者医療情報を検索し、当該患者識別情報に係る患者基本情報又は患者医療情報を呼び出した後に、受信情報記憶領域247を記憶部24又は64内の空いている領域に作成する構成を示したが、この構成に限定されるものではなく、CPU41又は81は、受信情報記憶領域247の作成後に、患者識別情報に基づいて、患者情報記憶手段121を検索する構成としても良い。また、本実施例では、CPU41又は81は、患者情報記憶手段121から呼び出した患者基本情報又は患者医療情報を、受信情報記憶領域247に一旦記憶させた後に、受信情報記憶領域247から呼び出して、XML等の特定の形式に変換する構成を示したがこの構成に限定されるものではなく、患者情報記憶手段121から呼び出した患者基本情報又は患者医療情報を、XML等の特定の形式に変換する構成としても良い。
また、実施例1及び2においては、患者情報記憶手段121に記憶されている患者情報が、厚生労働省電子的診療情報交換推進事業(SS−MIX)において取り決められた標準化ストレージに基づいて記憶されており、標準化ストレージに基づいて記憶された患者情報を、変換プログラムを用いて変換する構成を示した。しかし、参照する変換テーブルの内容を変更することによって、患者情報記憶手段に記憶されているSS−MIXの拡張ストレージに基づいて記憶された患者情報、DPC(=Diagnosis Procedure Combination:平成15年4月に特定機能病院等に導入された急性期入院医療の診断群分類に基づく1日当たりの包括評価制度)基づいて記憶された患者情報、オンライレセプト利用ファイル、電子カルテ出力ファイル等も、XML等の特定の形式に変換可能である。
また、実施例1及び2においては、USBメモリ部2又は6に患者の医療情報及び認証プログラムを記憶させておき、情報処理装置4又は8に、USBコネクタを21又は61を接続すると、認証プログラムが情報処理装置4又は8のRAM42又は82に読み込まれ、CPU41又は81が当該プログラムを実行する構成を示した。しかし、この構成に限定されるものではなく、認証プログラムをスマートフォンやタブレット型PCのフラッシュメモリ等の記憶手段にインストールさせ、当該スマートフォン等のCPUで認証プログラムを実行する構成としても良い。この場合、患者の医療情報等を記憶する各記憶領域については、当該スマートフォン等に設けられている記憶手段を使用する。
即ち、USBメモリ部2又は6をスマートフォン等にインストールする構成であるため、患者は別途、医療情報カードA又はBを携帯する必要がなくなり便宜である。また患者は、自宅のPC等を用いなくても、USBメモリ部2等に記憶されている自身の医療情報等を閲覧することができるため、便宜である。
また、実施例1及び2においては、記憶部24又は記憶部64を有し、情報処理装置4又は情報処理装置8に接続可能な記憶媒体として、USBメモリ(=USBメモリ部2又は6)を用いる構成を例示したが、記憶媒体は、USBメモリに限定されるわけではない。記憶媒体は、患者が携帯可能なリムーバブルメディアであれば良く、例えば、メモリーカードでも良い。
また、実施例1及び2においては、情報呼出プログラムと変換プログラムとが別個の構成を示したが、これら2つのプログラムの構成を併せ持ったプログラムが、USBメモリ部2又は6、あるいは情報処理装置4又は8に記憶されている構成としても良い。
また、実施例1及び2においては、情報呼出プログラムがUSBメモリ部2又は6に記憶されており、変換プログラムが情報処理装置4又は8に記憶されている構成を示したが、情報呼出プログラム及び変換プログラムの2つのプログラムが、USBメモリ部2又は6に記憶されている、あるいは情報処理装置4又は8に記憶されている構成としても良い。
1:カード部、
2:USBメモリ部、21:USBコネクタ、22:USBインタフェイス、23:制御部、24:記憶部、241:閲覧パスワード記憶領域、242:患者基本情報記憶領域、243:患者医療情報記憶領域、244:認証プログラム記憶領域、245:暗号化プログラム記憶領域、246:情報呼出プログラム記憶領、247:受信情報記憶領域、25:バス、
3:ネックストラップ、
4:情報処理装置、41:CPU、42:RAM、43:ROM、44:HD、441:変換プログラム記憶領域、442:変換テーブル記憶領域、45:ディスプレイ、46:指示入力手段、47:インタフェイス、48:バス、
6:USBメモリ部、61:USBコネクタ、62:USBインタフェイス、63:制御部、64:記憶部、641:閲覧パスワード記憶領域、642:認証プログラム記憶領域、643:暗号化プログラム記憶領域、644:ログイン履歴記憶領域、645:患者基本情報記憶領域、646:患者サマリー情報記憶領域、647:患者処方情報記憶領域、648:患者検査情報記憶領域、650:患者注射情報記憶領域、651:患者介護情報記憶領域、653:患者予約情報記憶領域、654:患者本人服用情報記憶領域、655:医療機関基本情報記憶領域、656:アクセス制御情報記憶領域、65:バス、
8:情報処理装置、81:CPU、82:RAM、83:ROM、84:HD、841:変換プログラム記憶領域、85:ディスプレイ、86:指示入力手段、87:インタフェイス、88:バス、
12:情報処理装置、121:患者情報記憶手段、
14:ネットワーク

Claims (1)

  1. 患者が携帯するUSBメモリと、医療機関に設置され患者情報を管理する情報処理装置と、前記情報処理装置と接続されている情報処理端末とからなる患者情報取込システムであって、
    前記USBメモリは、
    変換後の患者情報を項目毎に区分けして記憶する変換後患者情報記憶手段と、
    複数の閲覧パスワードが記憶されている閲覧パスワード記憶手段と、
    閲覧パスワード毎に、前記変換後患者情報記憶手段に記憶されている患者情報の各項目について閲覧を許可するか否かを示すアクセス制御情報が記憶されているアクセス制御情報記憶手段と、
    入力された閲覧パスワードと前記閲覧パスワード記憶手段に記憶されている閲覧パスワードとを比較して、一致した場合には、入力された閲覧パスワード及び前記アクセス制御情報に基づいて、前記変換後患者情報記憶手段に項目毎に区分けして記憶されている患者情報を表示する制御を、実行させる認証プログラムが記憶されている認証プログラム記憶手段と、
    前記認証プログラムを呼び出して出力する制御を行うUSBメモリ制御手段とを有し、
    前記情報処理装置は、
    SS-MIXの標準化ストレージに基づいて患者情報が記憶されている患者情報記憶手段を有し、
    前記情報処理端末は、
    患者識別情報の入力を受け付ける指示入力手段と、
    変換テーブルが記憶されている変換テーブル記憶手段と、
    患者識別情報に基づいて、前記情報処理装置の前記患者情報記憶手段内を検索し、当該患者識別情報に係る患者情報を呼び出す制御を行い、
    呼び出した患者情報を、前記変換テーブルに基づいてXML形式に変換する制御を行い、
    変換後の患者情報を前記USBメモリの前記変換後患者情報記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段とを有し、
    患者識別情報の入力を受け付けると、前記情報処理端末の前記制御手段は、入力された患者識別情報に基づいて、前記情報処理装置の前記患者情報記憶手段内を検索し、当該患者識別情報に係る患者情報を呼び出し、
    呼び出した患者情報を、前記変換テーブルに基づいてXML形式に変換し、
    変換後の患者情報を項目毎に区分けして前記USBメモリの前記変換後患者情報記憶手段に記憶させることを特徴とする、患者情報取込システム。
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