JP6345051B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリなどの、電子写真方式を用いた画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式を用いた画像形成装置において、所定の寿命を経過したユニットを交換可能とする構成がある。この交換可能なユニットとしては、以下のプロセスカートリッジ、転写ベルトユニット、定着ユニットなどが知られている。
プロセスカートリッジは、感光ドラム及びクリーナーや現像器等をユニット化し、このユニットごと画像形成装置本体に対して交換可能にしたものである。
転写ベルトユニットは、像担持体(感光ドラム、中間転写ベルト等)上に形成されたトナー像を転写材へ転写させる転写ローラーやベルト部材、張架ローラーなどで構成され、画像形成装置本体に対して交換可能にしたものである。
定着ユニットは、転写されたトナー像を転写材に定着させる定着ローラーや加熱ローラーで構成され、画像形成装置本体に対して交換可能にしたものである。
これら交換可能なユニットは、消耗品として取り扱われ、寿命が尽きたときにユーザーやサービスマンが交換するようになっている。
これら交換可能なユニットに関して、ユーザーに対しユニットの交換が必要であることを知らせるために、画像形成装置は、各ユニットの回転数を数えるカウンタを有している。ユニットの使用履歴であるカウンタの値が、所定値に達すると、画像形成装置は、ユニットの交換が必要であることを示す警告を表示部などに表示する。この警告を見て、ユーザーは、適切な時期にユニットを交換することができるものである。
使用済みの旧ユニットが新しいユニットに交換されると、旧ユニットが取り付けられていた過去の使用履歴をリセットして、画像形成装置が、ユニットが新しくなったことを認識する必要がある。このとき、ユーザーやサービスマンが操作部から使用履歴をリセットするが、作業手順を誤って、適切なリセット行為が行われない可能性がある。そこで、リセット行為を確実なものとするために、ユニットの装着や一連の動作によって新旧を検知し、人的操作に頼らない構成が提案されている。
特許文献1には、画像形成装置において、ユニット内に設けたヒューズによって、ユニットの新旧を判断する方法が提案されている。この方法では、装置本体に装着されたユニットのヒューズの導通状態を検出し、ユニットの新旧を判断する。新品と判断した場合には、カウンタをリセットした上で、所定の初期化処理を行ってヒューズを切断し、その後はヒューズの導通が検出されないので、旧ユニットと判断するというものである。
特許文献2には、マイクロスイッチの動作によって、新旧ユニットの判別を行う方法が提案されている。これは、回転軸に取り付けられた回動可能なカムによって、新しいユニット装着後の最初の回転時にマイクロスイッチを動作させて、新品であることを検知する。続いてカムが退避し、その後の回転においては、マイクロスイッチを押圧しないようになり、新ユニットと判断されないものである。
特開平6−118736号公報 特開平6−167885号公報
しかしながら、これらの従来例では、以下のような課題がある。
特許文献1では、ヒューズの溶断の検出および溶断を実行する回路が、ユニットの新旧検知を行うために必要である。また、画像形成装置本体とユニットを、電気的に接続する接点も必要となり、安定した導通性を確保するためには、構成が複雑になる。
特許文献2においても、ユニットの新旧検知を行うために、マイクロスイッチと、マイクロスイッチの動作を検出する回路が必要である。
したがって、画像形成装置において、前述のプロセスカートリッジ、転写ベルトユニット、定着ユニットについて、複数の新旧ユニットを検出するためには、ユニット毎に、特許文献に開示されているような専用の回路が必要であり、コストアップの要因となる。
そこで、本発明の目的は、コストアップを抑えるとともに、簡単な構成で、交換可能なユニットの新旧を検出可能な画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、装置本体に取り付けられた光学検知手段と、前記装置本体に対して着脱可能なユニットと、前記光学検知手段を所定の位相で遮光する第一遮光面を備え、前記ユニットに回転可能に設けられた、少なくとも2つの位相位置を連続的に切り替え可能な回転部材と、前記光学検知手段の検知信号から前記回転部材の位相を検出する制御手段と、を有する画像形成装置において、前記回転部材に設けられ、前記第一遮光面とは前記回転部材の回転方向における遮光領域の長さが異なる第二遮光面を、前記回転部材の外周から突出して前記光学検知手段を遮光する第一の位置と、前記回転部材の内側に退避して前記光学検知手段を遮光しない第二の位置と、に移動可能に備えた可動遮光部材と、前記回転部材の回転に伴って移動する前記可動遮光部材に当接して、前記第二遮光面を前記第一の位置から前記第二の位置へ移動させるカム部材と、前記カム部材によって前記第二の位置に移動された前記第二遮光面を前記第二の位置に保持するよう前記可動遮光部材を係止する係止手段と、を有し、前記制御手段は、前記光学検知手段によって前記第二遮光面を検知することで前記ユニットが交換されたことを検出することを特徴とする。
本発明によれば、回転部材の位相位置を検知する光学検知手段を用いて第二遮光面を検知することでユニットの交換を検出できる。そのため、コストアップを抑えるとともに、簡単な構成で、交換可能なユニットの新旧を検出することができる。
実施例1に係る画像形成装置を説明する図である。 実施例1、2に係る画像形成装置を説明する図である。 実施例1に係る画像形成装置を説明する図である。 実施例1に係る画像形成装置を説明する図である。 実施例1に係る画像形成装置を説明する図である。 実施例1に係る画像形成装置を説明する図である。 実施例2に係る画像形成装置を説明する図である。 実施例2に係る画像形成装置を説明する図である。 実施例2に係る画像形成装置を説明する図である。 実施例1、2に係る検知手段の信号について説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施例1〕
以下に、画像形成装置の一例であるレーザープリンターを示し、本発明に係る実施例1について説明する。
図2(a)は、レーザープリンター201の断面図である。
4本のプロセスカートリッジ202Y,202M,202C,202Bkは、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色である。各プロセスカートリッジ202は、プリンター200に対して着脱可能に装着される。各プロセスカートリッジ202の内部には、感光体ドラム203やこれに作用するプロセス手段としての現像器等が備えられている。そしてプロセスカートリッジ202は、情報に基づいて露光装置204から照射されるレーザーによって感光体ドラム203上に形成される潜像を、公知のプロセスによりトナー像として現像する。
現像されたトナー像は、一次転写部205で転写ベルト206へ転写される。各色のトナー像を連続的に転写していくことで、転写ベルト206の表面に、4色からなるトナー画像が形成される。転写されたトナー画像は、転写ベルト206によって二次転写部207に搬送される。
一方、レーザープリンター201の下部には、記録材208を収納可能な記録材積載手段209が配置されている。記録材208の先端部付近に配置された給紙ローラー210が回転することによって記録材208は一枚ずつ分離給送される。その後、分離給送された記録材208は、搬送ローラー対211によって二次転写部207に向けて搬送される。
続いて、二次転写部207において、転写ベルト206表面のトナー画像が記録材208上に転写される。未定着のトナー画像が転写された記録材208は、更に下流に搬送され、定着ユニット212によって加圧・加熱され、トナーが溶融することでトナー画像が記録材208に定着される。その後、記録材208は排紙トレイ213に排出される。以上の一連の動作により、記録材208表面に対する画像形成が行われる。
レーザープリンター201においては、所定の寿命に到達した転写ベルト206を有する転写ベルトユニット215や定着ローラー等を有する定着ユニット212を交換できるように、それぞれをユニットとして装置本体に対して交換可能としている。図2(b)に示すように、レーザープリンター201の側面に開閉可能に設けられたドア214を開くと、転写ベルトユニット215と定着ユニット212をプリンター200の装置本体から図中右方向に引き出すことができ、新しいユニットと交換できる。
転写ベルトユニット215は、転写ベルト206や一次転写ローラー216によって構成されている。一次転写ローラー216は、レーザープリンター201のプリント信号に応じて、一次転写ローラー216を当接・離間できる機構を有している。なお、一次転写ローラー216を当接・離間できる機構については、図3を用いて後述する。また、当接・離間のための駆動制御装置217をレーザープリンター201に備えている。
転写ベルトユニット215の一次転写ローラー216を当接・離間動作について、図3(a)を用いて説明する。
転写ベルトユニット215には、4色のプロセスカートリッジ202の感光体ドラム203に対向するように、4本の一次転写ローラー216Y,216M,216C,216Bkが取り付けられている。一次転写ローラー216は、転写ベルト206の内部に取り付けられた離間機構によって、感光体ドラム203に対して、当接、離間できるようになっている。それぞれの当接・離間動作は、プリント信号に基づいて、3つの当接・離間モードをもっている。
第1の当接・離間モードは、全ての一次転写ローラー216が、感光体ドラム203から離間している全離間状態である。これは、プリント動作の前回転、後回転において、転写ベルト206と感光体ドラム203を離間させて摺擦を無くし、摺擦抵抗の低減や、摺擦部の磨耗を防止するためのモードである。
第2の当接・離間モードは、一次転写ローラー216Bkが、ブラックカートリッジの感光体ドラム203Bkに当接し、他の3本の一次転写ローラー216Y,216M,216Cは感光体ドラムから離間しているモノ当接状態である。これは、モノカラープリント動作において、ブラックの感光体ドラム203Bk上の画像を転写ベルト206に一次転写するためのモードである。転写ベルト206に、プリント動作に必要ない感光体ドラム203Y,203C,203Mを接触させないことで、感光体ドラム203Y,203C,203Mの回転を停止させることができる。
第3の当接・離間モードは、全ての一次転写ローラー216が、感光体ドラム203Y,203M,203C,203Bkに当接しているフルカラー当接状態である。これは、フルカラープリント動作において、全ての感光体ドラム203上の画像を転写ベルト206に一次転写するためのモードである。
次に、以上3つの当接・離間モードを切り替える構成について、図3(b)を用いて説明する。
図3(b)は、転写ベルトユニット215の内部に構成され、4本の一次転写ローラー216を、図中鉛直方向に往復移動させる構成を示している。一次転写ローラー216は、一次転写ローラー支持部材301に取り付けられている。一次転写ローラー支持部材301は、転写ベルト206のフレーム部に設けられた摺動部302によって支えられている。また、一次転写ローラー支持部材301の端部にはボス303が配置されている。
カム304は、3つの作動面304a,304b,304cを有し、回転可能に取り付けられている。カム304の同軸上には、歯車305が取り付けられており、後述のソレノイドを使用した駆動制御装置によって、連続的に120度ずつ回転させられるようになっている。
カム304の同軸上には、回転軸の位相検知手段である回転部材102が取り付けられている。回転部材102上に取り付けられた遮光面によって、カム304の位相を検知し、所望の停止位置にカム304が動作させられているかを検知するためのものである。
スライダー306は、図中水平方向にスライド可能に取り付けられ、圧縮バネ307によってカム304に向かって付勢されている。よって、スライダー306は、カム304の3つの作動面304a,304b,304cに応じて、図3(b)に示す3つの停止位置(全離間位置、モノ当接位置、フルカラー当接位置)を有する。
スライダー306には、4本の一次転写ローラー216の各々に対応するクランク形状308Y,308M,308C,308Bkが配置されている。クランク形状308は、一次転写ローラー支持部材301の先端のボス303が、スライダー306の図中水平方向位置によって、一次転写ローラー216を図中鉛直方向に移動させるように構成されている。
4つのクランク形状308は、スライダー306が停止する3つの位置が、図3(a)で示した3つの当接・離間モードに対応するように、4本の一次転写ローラー216を移動させられるように調整されている。よって、カム304を120度ずつ回転させることで、図3(b)に示すように、全離間→モノ当接→フルカラー当接の順に位置が切り替えられるように、クランク形状308が配置されている。
よって、全離間モードでは、全ての一次転写ローラー216が、図中鉛直方向上方、すなわち、感光体ドラム203から離れる方向へ移動され、離間させられる。この全離間モードに対して、モノ当接モードでは、一次転写ローラー216Bkのみが、クランク形状304Bkのズレ量だけ、図中鉛直方向下方、すなわち、感光体ドラム203側へ移動し、当接させられる。また、フルカラー当接モードでは、全ての一次転写ローラー216が、モノ当接モードの一次転写ローラー216Bkと同様に、感光体ドラム203側へ移動し、当接させられる。
ここで、前記ソレノイドを私用した駆動制御装置217について図4を用いて説明する。
駆動歯車401は、所定のタイミング、回転数で回転する駆動源によって、一定方向に回転される駆動歯車である。
欠歯歯車402は、係止形状403および欠歯部402a、歯車402bが一体に成形されている。欠歯歯車402は、一体に形成された係止形状403にソレノイド404が係止していることで、引張りバネ405によって回転方向に付勢された状態で、なおかつ、欠歯部402aが駆動歯車401に噛合しない状態で停止している。係止形状403に対するソレノイド404の係止を解除すると、引張りバネ405が欠歯歯車402を回転方向に回転させる。これにより、欠歯歯車402が駆動歯車401に噛合って駆動力が伝達される。やがて、一回転して欠歯部402aが駆動歯車401に対向すると、欠歯歯車402は、引張りバネ405の付勢力によって回転させられ、係止形状403とソレノイド404とからなる係止手段によって、欠歯部402aが駆動歯車401に噛合しない状態で停止させられる。
段歯車406は、2つの歯車406a,406bが一体に成形されている。歯車407は、段歯車406の歯車406bと噛み合っており、段歯車406の回転を歯車406aと噛み合っている歯車305に伝える。
ここで、前述の如く配置された歯車列の減速比について説明する。歯車402b、406a、406b、407、305から成る歯車列は、減速比が3:1となるように歯数が設定されている。したがって、欠歯歯車402が一回転する度に、歯車305と同軸に取り付けられたカム304が、3分の1回転、つまり120度ずつ回転するようになっている。
よって、前記カム304の3つの作動面の位置を連続的に切り替えることが可能であり、係止形状403とソレノイド404とからなる係止手段にによる係止解除・係止を繰り返すことで、所望の制御位置に、遷移することを可能とする。すなわち、カム304を3つの位置に切り替えることで、回転部材102を3つの位相位置(全離間、モノ当接、フルカラー当接)に連続的に切り替えることができる。
続いて、図1を用いて、本実施例に係る位相・新品検知手段を説明する。
レーザープリンター201の装置本体側には、光学検知手段であるフォトインターラプター101が取り付けられている。
回転部材102は、前述のように、カム304と同軸に取り付けられており、駆動動作によって120度ずつ回転させられるようになっている。
回転部材102には、フォトインターラプター101を所定の位相で遮光する第一遮光面102aが一体となって設けられている。第一遮光面102aは、前述の3つの停止位置のうち、モノカラープリント動作の位置(モノ当接位置)で、フォトインターラプター101を遮光とするようになっている。エンジンが停止している状態から、モノカラーまたはフルカラーに遷移動作をする中で、モノカラー当接位置に遷移した状態で、遮光されるか否かを判断して、動作に異常がないかを確認する手段として使うものである。
可動遮光部材103は、回転部材102に回転可能に取り付けられている。可動遮光部材103には、フォトインターラプター101を遮光する第二遮光面103aが一体的に設けられている。第二遮光面103aは、第一遮光面102aとは回転部材102の回転方向における遮光領域の長さが異なっている。具体的には、回転部材102が回転したときの、第二遮光面103aがフォトインターラプター101を遮光する時間が、第一遮光面102aよりも短くなるようになっている。可動遮光部材103は、図1中実線で示した第一の停止位置と、破線で示した第二の停止位置とに移動可能に設けられている。可動遮光部材103の第一の停止位置は、第二遮光面103aが回転部材102の外周から突出してフォトインターラプター101を遮光する第一の位置である。可動遮光部材103の第二の停止位置は、第二遮光面103aが回転部材102の内側に退避してフォトインターラプター101を遮光しない第二の位置である。可動遮光部材103が、どちらの停止位置にあるかによって、転写ベルトユニット215が新品であるか旧品であるかを、後述する動作によって検出するものである。
転写ベルトユニット215のフレーム104上には、カム部材としてのカム面105が形成されている。カム面105は、回転部材102に設けられたボス103bを押圧することで、回転部材102の回転に伴って移動する可動遮光部材103の停止位置を前述した第一の停止位置から第二の停止位置に変更する。
係止手段としてのロック部材106は、回転部材102の回動方向に可動自在に取り付けられている。ロック部材106の回動軌跡の中心は、回転部材102の回転中心と同じになるようになっている。ロック部材106は、付勢部材107によって可動遮光部材103側へ付勢されている。ロック部材106は、可動遮光部材103の端部に設けられた引掛り形状103cを規制しており、可動遮光部材103の回転に応じて移動する可動遮光部材103の2つの停止位置に対応するものである。
以上の構成について、図5を用いて、レーザープリンター201に、新品の転写ベルトユニット215を取り付けた際の初期化動作を以下に説明する。
レーザープリンター201は、転写ベルトユニット215の一次転写ローラー216の当接・離間状態を、初期化動作により、全離間状態にするための動作を行うものである。
プリンター200の装置本体に対して転写ベルトユニット215を取り付けた後の、初期化動作においては、回転部材102を停止させずに連続的に回転させ、フォトインターラプター101によって第一遮光面102aを検知したところで、停止動作を行う。図5に、回転部材102と、その周辺部品の動作状態を、順に示す。
図5(a)は、新品の転写ベルトユニット215を、レーザープリンター201に挿入した直後の状態を示している。このとき、すべての一次転写ローラー216は、全離間の状態である。また、第一遮光面102a、第二遮光面103aはともに、フォトインターラプター101を遮光していない。
図5(b)は、回転部材102が120度回転し、ブラックの一次転写ローラー216Bkのみが感光体ドラムに当接し、他の3本の一次転写ローラは感光体ドラムから離間したモノカラー当接モードの状態である。
このモノカラー当接モードの状態では、第一遮光面102aが、フォトインターラプター101を遮光する。このとき、レーザープリンター201は、後述する信号検知制御によって、第一遮光面102aと第二遮光面103aのどちらがフォトインターラプター101を遮光しているか判断する。なお、この制御については、図10を用いて後述する。この制御により、レーザープリンター201は、フォトインターラプター101が検出した遮光面が、第一遮光面102aであることを認識する。よって、レーザープリンター201は、この状態から残り240度の回転動作により、当接・離間モードが、全離間に戻ることを認識できる。
図5(c)は、回転部材102がさらに120度回転し、すべての一次転写ローラー216が感光体ドラムに当接したフルカラー当接モードの状態である。この状態では、フォトインターラプター101は、第一遮光面102aと第二遮光面103aのいずれにも遮光されていない。
図5(d)は、図5(c)の状態から、回転部材102がさらに回転し、第二遮光面103aがフォトインターラプター101を遮光している状態を示している。レーザープリンター201は、フォトインターラプター101の信号によって後述する制御を行い、第一遮光面102aと第二遮光面103aを認識できる。この制御により、図5(d)の状態でフォトインターラプター101を遮光している遮光面が、第二遮光面であることを認識する。よって、レーザープリンター201は、現在取り付けられている転写ベルトユニット215が、新品のユニットであることを認識し、転写ベルトユニット215に関する通紙カウントをリセットする。
図5(e)は、図5(d)の状態から、回転部材102がさらに回転し、可動遮光部材103に設けられたボス103bが、カム面105に当接して押圧されている状態である。可動遮光部材103は、回転部材102の中心方向へ回動させられ、第二遮光面103aが回転部材102の内側に退避されてフォトインターラプター101を遮光できない位置に押し込まれる。この時、引掛り形状103cが、ロック部材106を付勢部材107に抗して回転部材102の回転方向に押し込み、ロック部材106と引掛り形状103cの相対位置が、押し込まれる前と逆転する。その結果、可動遮光部材103は、元の位置に戻れなくなる。すなわち、可動遮光部材103は、カム面105によって第二の位置に移動された第二遮光面103aを前記第二の位置に保持するようロック部材106に係止される。
図5(f)は、図5(c)の状態から回転部材102が120度回転し、すべての一次転写ローラー216が感光体ドラムから離間した全離間状態に移行を完了した状態である。初期化動作の最初の一回転目の動作により、可動遮光部材103が、第二の停止位置に移動し、かつロック部材106によって第二の停止位置に規制されている。そのため、次にユニットが新品に交換されるまでは、その後の回転部材102の回転によって第二遮光面103aがフォトインターラプター101に検知されることはない。転写ベルトユニット215の初期化動作は、以上で完了する。
ここで、図10(a)及び図10(b)を用いて、フォトインターラプター101の信号検知制御について説明する。
図10(a)は、図5(a)〜図5(f)におけるフォトインターラプター101の信号変化を示している。図10中(a)〜(f)は、図5の(a)〜(f)と対応する。
図10(a)において、横軸は時間を示しており、縦軸はセンサー信号の出力電圧を示している。フォトインターラプター101の信号は、透過状態で"High"、遮光状態で"Low"となるようになっている。フォトインターラプター101の信号は、一定時間T間隔で検出される。
図10(a)によれば、第一遮光面102aがフォトインターラプター101を通過している時、遮光されている信号は7回検出できる。また、第二遮光面103aがフォトインターラプター101を通過している時は、遮光している信号を3回検出できる。すなわち、第二遮光面103aの回転方向における遮光領域の長さが、第一遮光面102aの回転方向における遮光領域の長さよりも短く、第二遮光面103aがフォトインターラプター101を遮光する時間が、第一遮光面102aよりも短く設定されている。
図10(b)は、レーザープリンター201の制御が、フォトインターラプター101から得られる信号を処理するフローチャートである。
ここで、レーザープリンター201は、図1に示すように、フォトインターラプター101の検知信号から回転部材102の回転位相を検知する制御手段としてのコントローラー110を有している。このコントローラー110は、フォトインターラプター101からの検知信号によって以下に説明する制御を行う。
初期化動作が開始されると、コントローラー110は、フォトインターラプター101が透過となるのを待機する。これは、後述するように、回転部材102の位相がずれてしまった場合に対応するものである。
フォトインターラプター101は、遮光面判別制御が開始されると、透過を検出し(S111)、その後、第一遮光面102aまたは第二遮光面103aのどちらかによって遮光状態となる(S112)。このとき、コントローラー110は、一定時間T間隔で検出される遮光検出回数が所定回数以上(ここでは4回以上)である場合には、遮光している遮光面が、第一遮光面であると判断できる(S113)。一方、コントローラー110は、遮光検出回数が所定回数未満(ここでは3回)である場合には、遮光している遮光面が、第二遮光面であると判断できる(S114)。
図5(g)、図5(h)は、転写ベルトユニット215の初期化動作が完了した後の動作を示している。図5(f)に示すように、可動遮光部材103が、ロック部材106によって第二の停止位置に移動したまま規制されている。そのため、図5(g)及び図5(h)に示すように、その後の回転部材102の回転では、フォトインターラプター101が検出するのは、第一遮光面102aの遮光による所定の位相(ここでは、モノカラー当接位置)であるという情報のみになる。よって、一度リセットされた転写ベルトユニット215に関する通紙カウントが、再びリセットされることはなく、フォトインターラプター101が検出するのは、一次転写ローラー216の当接・離間モードとなる。
この状態は、転写ベルトユニット215を、メンテナンスなどのために、レーザープリンター201から取り外し、再度装着した場合でも変わらず、転写ベルトユニット215の通紙カウントには影響しない。
次に図6を用いて、回転部材102がずれた状態で動作した場合について説明する。これは、新品の転写ベルトユニット215が、輸送時のショックなどにより、本来全離間状態である当接状態がずれてしまい、その結果、フォトインターラプター101が検出する信号が、図5で示したものと変わってしまう可能性があるものである。本実施例では、モノカラー当接状態になっている場合を一例として説明する。
図6(a)は、転写ベルトユニット215を挿入した直後の状態を示している。回転部材102がモノカラー当接の位置であるので、フォトインターラプター101は、第一遮光面102aによって遮光されている。レーザープリンター201の制御では、動作前にフォトインターラプター101が遮光されている場合には、第一遮光面102aと第二遮光面103aのどちらによって遮光されているかがわからない。そのため、初期の遮光を検知した場合には、動作開始最初の透過状態を待ち、その後に検出される遮光状態によって、遮光面の区別をつけるようになっている。よって、この状態ではまだ、転写ベルトユニット215の新旧の区別はできていない。
図6(b)は、回転部材102が120度回転し、フルカラー当接状態になっている。この状態では、フォトインターラプター101は最初の透過状態を検出した後、その状態は変化しない。
図6(c)は、図6(b)の状態から、回転部材102がさらに回転し、第二遮光面103aがフォトインターラプター101を遮光している状態を示している。初期化動作開始後、最初の透過状態をフォトインターラプター101が検出した後に検出される遮光状態である。ここでは、図10(b)に示したフローチャートに従って、レーザープリンター201の制御は、フォトインターラプター101を遮光している遮光面が、第二遮光面103aであると認識し、転写ベルトユニット215に関する通紙カウントをリセットする。さらに、レーザープリンター201は、第二遮光面103aを検出した場合、その回転動作をもって、回転部材102の位相が、ホームポジションである全離間位置に戻ることを認識できる。
図6(d)は、図6(c)の状態から、回転部材102がさらに回転し、可動遮光部材103に設けられたボス103bが、カム面105に当接して押圧されている状態である。可動遮光部材103は、回転部材102の中心方向へ回動させられ、第二遮光面103aが回転部材102の内側に退避されているフォトインターラプター101を遮光できない位置に押し込まれる。この時、引掛り形状103cが、ロック部材106を付勢部材107に抗して回転部材102の回転方向に押し込み、ロック部材106と引掛り形状103cの相対位置が、押し込まれる前と逆転する。その結果、可動遮光部材103は、元の位置に戻れなくなる。すなわち、可動遮光部材103は、カム面105によって第二の位置に移動された第二遮光面103aを前記第二の位置に保持するようロック部材106に係止される。
図6(e)は、図6(b)の状態から回転部材102が120度回転し、すべての一次転写ローラー216が感光体ドラムから離間した全離間状態に移行を完了した状態である。初期化動作の最初の一回転目の動作により、可動遮光部材103が、第二の停止位置に移動し、かつロック部材106によって第二の停止位置に規制されている。図6(c)の段階で、初期化動作の完了を推定できたレーザープリンター201は、さらなる回転動作を行わず、初期化動作が終了する。
以上より、実施例1によれば、一次転写ローラーの当接・離間制御のための位相を検知する1つのフォトインターラプターによって、転写ベルトユニットの新旧検知ができる。よって、コストアップも必要最小限に抑えることができ、簡単な構成で、交換可能なユニットの新旧を検出することができる。
〔実施例2〕
以下に、本発明に係る実施例2について説明する。
実施例2は、プリンター200の装置本体に対して着脱可能なユニットとして、図2(b)に示している定着ユニット212を例示している。定着ユニット212は、定着ローラーや加熱ローラーによって構成されている。定着ユニット212は、レーザープリンター201のプリント信号に応じて、図7に説明する定着ローラー対を当接・離間できる機構を有している。また、当接・離間のための駆動制御装置218をレーザープリンター201に備えている。
図7は、定着ユニット212の内部に構成された定着ローラー対の加圧・離間機構を示している。この機構は、定着ローラー対が、長期間加圧されることで発生する、ローラーの変心などに伴う画像不良を防止するための機能である。
フレーム701は、定着ユニット212のフレームであり、ユニット全体を支えている。
定着ローラー702は、両端をフレーム701に軸支されている。定着ローラー702の軸端部には歯車703が取り付けられており、レーザープリンター201からの駆動力により所定の方向に回転するようになっている。
加熱ローラー704は、内部にハロゲンヒーターなどの加熱体が配置され、その加熱によって未定着のトナーを溶融させるものである。
加熱ローラー704の端部には、軸受705が配置されている。軸受705は、定着ローラー702と加熱ローラー704のローラーニップを形成する方向に往復移動可能である。軸受705は、フレーム701との間に配置された加圧バネ706によって、定着ローラー702に向けて付勢されている。この加圧バネ706により、加熱ローラー704が定着ローラー702に対して圧接されている。
圧解除カム707は、定着ローラー対の圧接を解除する。2つの圧解除カム707は、圧解除軸708によって連結されている。圧解除軸708の端部には歯車709が取り付けられている。圧解除レバー710は、圧解除カム707と軸受705の間に配置されている。圧解除レバー710は、フレーム701に回転可能に取り付けられている。前記歯車709が回転することにより2つの圧解除カム707が回転して、圧解除レバー710を通して両端の軸受705に均等に作用することで、加熱ローラー704が定着ローラー702に対して当接・離間する。
位相検知手段を構成する回転部材711は、圧解除軸708に取り付けられている。回転部材711が、レーザープリンター201側に取り付けられた光学検知手段としてのフォトインターラプター712を遮光・透過させるものである。
ここで、図8を用いて、歯車703、歯車709の駆動制御装置218について説明する。
駆動歯車801は、所定のタイミング、回転数で回転する駆動源によって、図8中実線で示す正転方向又は破線で示す逆転方向に回転される。本実施例においては、駆動源としてのステッピングモーター(不図示)によって駆動され、制御手段としてのコントローラーにより、速度、回転方向が自在に制御されるものである。
歯車802、803は、駆動歯車801の回転を定着ユニット212の歯車列に伝達する。歯車802は歯車803と噛み合っており、歯車803は定着ユニット212の歯車793と噛み合っており、駆動歯車801の回転を定着ユニット212に伝達する。
歯車703は、歯車803からの駆動力により回転させられる。このとき、レーザープリンター201のプリント動作時の回転方向を、実線で示す矢印方向であるとする。
歯車709は、歯車703と噛み合っており、歯車703からの駆動力により回転させられる。歯車709と圧解除軸708の間には、ワンウェイクラッチ804が配置されている。ワンウェイクラッチ804は、歯車703が実線矢印の方向に回転する場合に空転するように設定させている。よって、レーザープリンター201のプリント動作中には、圧解除カム707(図7参照)は動作しない。
駆動歯車801を逆回転させ、破線矢印の方向に回転させると、ワンウェイクラッチ804は歯車709の回転力を圧解除軸708に伝達し、圧解除を実行する。
続いて、ローラー加圧・離間の初期化動作と、位相検知手段の動作について、図9を用いて説明する。
図9(a)は、新品の定着ユニット212を、レーザープリンター201に装着した直後の状態を示している。新品の定着ユニットは、定着ローラー対を離間した状態になっている。すなわち、新品の定着ユニット212は、圧解除カム707が加圧バネ706の付勢力に抗して圧解除レバー710を持ち上げ、加熱ローラー704が定着ローラー702から離間されている状態である。
図9(b)は、駆動歯車801が、初期化動作を開始し、第二遮光面902がフォトインターラプター712を遮光した状態を示している。駆動歯車801がプリント動作時とは逆方向に回転することで、圧解除カム707が破線矢印方向に回転をしている。
図9(c)は、第二遮光面902がフォトインターラプター712の受光部を通過し、信号が透過となった状態を示している。レーザープリンター201の制御は、フォトインターラプター712から得られる遮光時間を、図10(b)に示されるフローチャートにより判断し、第一遮光面901であるか第二遮光面902であるかを判別できる。本実施例においても、前述した実施例と同様に、第二遮光面902は、第一遮光面901とは回転部材711の回転方向における遮光領域の長さが異なっている。具体的には、回転部材711が回転したときの、第二遮光面902がフォトインターラプター712を遮光する時間が、第一遮光面901よりも短くなるようになっている。よって、レーザープリンター201は、第二遮光面902がフォトインターラプター712を通過したことを認識する。よって、現在取り付けられている定着ユニット212が、新品ユニットであると判断し、定着ユニット212に関する通紙カウントをリセットする。
図9(d)は、さらに圧解除カム707が回転し、第一遮光面901がフォトインターラプター712を遮光した状態を示している。定着ユニットは、定着ローラー対が圧接した状態になっている。すなわち、定着ユニット212は、加圧バネ706の付勢力により加熱ローラー704が定着ローラー702に圧接されている状態である。
図9(e)は、さらに圧解除カム707が回転し、第一遮光面901がフォトインターラプター712を通過し、フォトインターラプター712が遮光から透過に切り替わった状態を示している。前述のように、レーザープリンター201の制御は、フォトインターラプター712から得られる遮光時間が所定の時間より長いか短いかによって、第一遮光面901であるか第二遮光面902であるか判別できる。よって、レーザープリンター201は、第一遮光面901がフォトインターラプター712を通過したことを認識し、駆動歯車801を停止させ、初期化動作は完了する。このとき、定着ユニットは、再び定着ローラー対を離間した状態になっている。すなわち、新品の定着ユニット212は、圧解除カム707が加圧バネ706の付勢力に抗して圧解除レバー710を持ち上げ、加熱ローラー704が定着ローラー702から離間されている状態である。
ここで、図9(d)から図9(e)に移行している間に、第二遮光面902を含む可動遮光部材903は、実施例1と同様の手段によって回転部材711の中心方向に押し込まれ、第二遮光面902が回転部材711の内側に退避してフォトインターラプター712を遮光しない第二の位置に移動される。このとき、可動遮光部材903は、第二の位置に移動された第二遮光面902を前記第二の位置に保持するようロック部材904に係止される。よって、可動遮光部材903は、その後、第二遮光面902が回転部材711の外側に突出してフォトインターラプター712を遮光する第一の位置に戻らないように、ロック部材904によって規制されている。そのため、次にユニットが新品に交換されるまでは、その後の回転部材711の回転によって第二遮光面902がフォトインターラプター712に検知されることはない。
続いて、同じ図9を用いて、圧解除カム707の位相位置の切り替え制御について説明する。
レーザープリンター201のプリント動作が始まると、圧解除カム707の位相位置を、図9(e)に示す離間位置から、図9(d)に示す当接位置に移動させる。駆動歯車801のプリント動作時とは逆方向の回転により、圧解除カム707を回転させる。そして、制御手段としてのコントローラーは、第一遮光面901によりフォトインターラプター712の信号が透過から遮光に切り替わることで、当接位置への移動が完了し、図9(d)に示す状態になったと判断する。
逆にプリント動作が終了し、再び離間位置に戻す場合には、駆動歯車801のプリント動作時とは逆方向の回転により、圧解除カム707を回転させる。そして、制御手段としてのコントローラーは、第一遮光面901によりフォトインターラプター712の信号が遮光から透過に切り替わることで、離間位置への移動が完了し、図9(e)に示す状態になったと判断する。
よって、前記圧解除カム707の位相位置を連続的に切り替えることで、回転部材711を2つの位相位置(当接位置、離間位置)に連続的に切り替えることができる。
以上より、実施例2によれば、定着ローラー対の当接・離間制御のための位相を検知する1つのフォトインターラプターによって、圧解除カムの位相検知と、定着ユニットの新旧検知ができる。よって、コストアップも必要最小限に抑えることができ、簡単な構成で、交換可能なユニットの新旧を検出することができる。
〔他の実施例〕
前述した実施例1では、画像形成装置本体に対して交換可能なユニットとして、像担持体上に形成されたトナー像を記録材へ転写させる転写ローラーやベルト部材、張架ローラーなどで構成された転写ベルトユニットを例示した。また前述した実施例2では、転写されたトナー像を記録材に定着させる定着ローラーや加熱ローラーで構成された定着ユニットを例示した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、感光体ドラム及びこれに作用するプロセス手段としての帯電手段,現像手段,クリーニング手段を一体に有するプロセスカートリッジであっても良い。あるいは、感光体ドラムの他に、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち、いずれか1つを一体に有するプロセスカートリッジであっても良い。これらのユニットが交換可能な画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また前述した実施例では、ユニットが交換可能な画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。また、記録材担持体を使用し、該記録材担持体に担持された記録材に各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
101,712 …フォトインターラプター
102,711 …回転部材
102a,901 …第一遮光面
103,903 …可動遮光部材
103a,902 …第二遮光面
103b …ボス
103c …引掛り形状
104 …フレーム
105 …カム面
106,904 …ロック部材
110 …コントローラー
201 …レーザープリンター
202,202Y,202M,202C,202Bk …プロセスカートリッジ
203 …感光体ドラム
206 …転写ベルト
212 …定着ユニット
215 …転写ベルトユニット
218 …駆動制御装置

Claims (4)

  1. 装置本体に取り付けられた光学検知手段と、
    前記装置本体に対して着脱可能なユニットと、
    前記光学検知手段を所定の位相で遮光する第一遮光面を備え、前記ユニットに回転可能に設けられた、少なくとも2つの位相位置を連続的に切り替え可能な回転部材と、
    前記光学検知手段の検知信号から前記回転部材の位相位置を検出する制御手段と、を有する画像形成装置において、
    前記回転部材に設けられ、前記第一遮光面とは前記回転部材の回転方向における遮光領域の長さが異なる第二遮光面を、前記回転部材の外周から突出して前記光学検知手段を遮光する第一の位置と、前記回転部材の内側に退避して前記光学検知手段を遮光しない第二の位置と、に移動可能に備えた可動遮光部材と、
    前記回転部材の回転に伴って移動する前記可動遮光部材に当接して、前記第二遮光面を前記第一の位置から前記第二の位置へ移動させるカム部材と、
    前記カム部材によって前記第二の位置に移動された前記第二遮光面を前記第二の位置に保持するよう前記可動遮光部材を係止する係止手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記光学検知手段によって前記第二遮光面を検知することで前記ユニットが交換されたことを検出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第二遮光面の回転方向における遮光領域の長さが、前記第一遮光面の回転方向における遮光領域の長さよりも短いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記光学検知手段が検知する遮光時間から、前記第一遮光面と前記第二遮光面のどちらが前記光学検知手段を通過したかを判断することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記係止手段は、前記回転部材の回転方向に可動自在に取り付けられ、前記係止手段の回転中心は、前記回転部材の回転中心と同じになっていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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