JP6344683B2 - ポップアップカード - Google Patents

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Description

本発明は、ポップアップカードに係り、特に、主に飲料、菓子類、雑貨、雑誌の付録などの景品として、置物やおもちゃとすることのできる起立型のポップアップカードなどに用いて好適な技術に関する。
従来、飲料や菓子類に商品販促用の景品として、各種キャラクターが印刷されたトレーディングカードやシール類が良く使用されている。例えば、幼児や子供向けの商品などでは、組み立てたり、折り曲げたりすることで、キャラクターが印刷された表示部を起立状態にすることができる組立てカードやポップアップカードなどが知られている。
特許文献1には、カード状ケースに挟入した装飾板を、カード状ケースを折り畳むことによって飛び出させ、立体的な形態に変形させることができるポップアップカードが開示されている。
特許文献2には、一枚の板紙を折り曲げて組み立てるだけで、台座の上に人物や商品などの絵柄を立った状態にすることができる板紙製のカードが開示されている。
特許文献3には、シート製の複数の部品を折り曲げたり組み合わせたりして構成される組立式シート製玩具が開示されている。
特開平10−171352号公報 特開2000−238473号公報 実用新案登録第3156825号公報
しかし、これらの技術であると構造が複雑すぎて、例えば3歳程度の幼児など手の操作性に劣る状態では楽しんで遊べないという問題がある。同時に、このような構造であると、輪転機等によりワンパスで少ない工程数として安価で高速に製造するには非常な困難を来すためこれを改善したいという要求がある。さらに、製造上の制約からデザインに対する自由度が低下するため、これを改善したいという要求もある。
また、これらの問題を解消しようとして、一枚の紙(基材)からなる構成とした場合、起立させるための強度が低下してかえって良好に起立できないか、より一層構造が複雑になってしまうと言う問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、複数の部品や複雑な組立作業を必要とせず、簡単な作業で組立て可能で、機械生産での量産が容易なポップアップカードであり、また、複数の組立体を組み合わせる面白みを付加したポップアップカードを提供するという目的を達成しようとするものである。
本発明のポップアップカードは、上側基材と下側基材とからなり、これらの基材にはその端部分に設けられた接着領域と、この接着領域に隣接する非接着領域とを有し、前記上側基材と前記下側基材とが平面状に畳まれた平板状態から、前記上側基材および/または前記下側基材を折り曲げて立体的に組み立てる立体状態に変形可能とされてなるポップアップカードであって、
前記接着領域において、前記上側基材と前記下側基材とが貼り合わされるとともに、
前記非接着領域において、前記上側基材および/または前記下側基材には、所定の切り込みが設けられ、
前記接着領域が、前記上側基材と前記下側基材との両端部分に設けられ、これらの接着領域で挟まれた中央部分に前記非接着領域が設けられ
前記切り込みが、前記非接着領域において、前記上側基材の両端部分に設けられた前記接着領域どうしを離間するように設けられることにより上記課題を解決した
た、前記非接着領域における前記下側基材の一部が切り離し可能とされることができる。
また、本発明においては、前記接着領域に平面視した輪郭形状として凸状に外向きに突出して設けられた突出部と、
前記突出部を差し込み可能な前記切り込みとして設けられた差し込み部と、
少なくとも前記非接着領域の前記上側基材に設けられた連接したディスプレイ部と、を有し、
前記突出部を前記差し込み部に差し込むことにより前記ディスプレイ部を起立させることが好ましい。
本発明は、前記ディスプレイ部が、前記非接着領域の前記上側基材を切り抜いた所定の輪郭形状として形成されることができる。
本発明は、前記非接着領域の前記上側基材と前記下側基材との間には剥離ニス層が設けられ、前記上側基材と前記下側基材とが擬似接着されていることができる。
本発明は、前記非接着領域の前記下側基材には、立体的に組み立てた前記立体状態において、外側に突出する支持部が設けられ、
前記接着領域には、前記立体状態において、立体状態とした他のポップアップカードにおける支持部を差し込んで連結可能な差し込み部が形成されることができる。

本発明のポップアップカードは、上側基材と下側基材とからなり、これらの基材にはその端部分に設けられた接着領域と、この接着領域に隣接する非接着領域とを有し、前記上側基材と前記下側基材とが平面状に畳まれた平板状態から、前記上側基材および/または前記下側基材を折り曲げて立体的に組み立てる立体状態に変形可能とされてなるポップアップカードであって、
前記接着領域において、前記上側基材と前記下側基材とが貼り合わされるとともに、
前記非接着領域において、前記上側基材および/または前記下側基材には、所定の切り込みが設けられることにより、折り曲げて立体的に組み立てた際に、接着領域および非接着領域を有することでこれらの領域が折れ曲がるだけで、簡単な構成で容易に組み立て可能とすることができる。同時に、輪転機での連続した製造を可能とすることができる。
なお、接着領域は、その延在する方向の全長に等しい長さで設けられることができ、同時に、接着領域における糊等の接着剤の塗布はその一部または全部とすることができる。
本発明において、前記接着領域が、前記上側基材と前記下側基材との両端部分に設けられ、これらの接着領域で挟まれた中央部分に前記非接着領域が設けられることにより、非接着領域である中央部分において上側基材と下側基材とを互いに離間するように折り曲げることで、例えば、上側基材をディスプレイ部として所望のアイキャッチを印刷し、下側基材を立体的に組み立てたポップアップカードを支える脚部とすることができ、これにより、容易に組み立て可能で、かつ、簡易的に立体を形成して起立可能な構造を実現することができる。同時に、輪転機での連続した製造を可能とすることができる。
本発明のポップアップカードにおいて、前記切り込みは、前記非接着領域において、前記上側基材の両端部分に設けられた前記接着領域どうしを離間するように設けられることにより、上側基材をディスプレイ部として所望のアイキャッチを印刷し、このディスプレイ部に接続された接着領域の少なくとも一部かこの接着領域に連続した下側基材の一部を脚部として、折り曲げて立体的に組み立てた際にディスプレイ部をポップアップに相当する部分として安定的に起立させることが容易に可能となる。同時に、上側基材をディスプレイ部として所望のアイキャッチを印刷した後にこの上側基材の不要部分を輪転機により連続的に除去するカス上げを容易におこなうことが可能となる。
また、本発明において、立体的に組み立てた前記立体状態で載置する際の脚部となる前記接着領域を有する手段を採用することにより、2枚の上側基材と下側基材とが貼り合わされて形成され強度が充分な接着部分を脚部として使用し、安定的に起立させることが容易になる。
また、前記非接着領域における前記下側基材の一部が切り離し可能とされることにより、切り離す部分に所定の文字やデザインを印刷等によって設けることが可能となり、これにより、応募券やモバイル端末で使用可能な三次元バーコード等として使用することができる。
また、本発明においては、前記接着領域に平面視した輪郭形状として凸状に外向きに突出して設けられた突出部と、
前記突出部を差し込み可能な前記切り込みとして設けられた差し込み部と、
少なくとも前記非接着領域の前記上側基材に設けられた連接したディスプレイ部と、を有し、
前記突出部を前記差し込み部に差し込むことにより前記ディスプレイ部を起立させることで、突出部が、上側基材と下側基材との2枚が貼り合わされた接着領域からなるものとして、不要な折り曲げや破れの発生に対して充分対抗可能な強度を有するとともに、ディスプレイ部が、少なくとも上側基材の1枚からなる部分を有するため、柔軟性を有し、起立させやすい状態を維持して、視認性を向上することが可能となる。
本発明においては、前記突出部が、前記接着領域において前記非接着領域の反対側に設けられることにより、非接着領域に設けられたディスプレイ部を起立させるために、突出部を差し込み部に容易に差し込み可能な位置として配置することができる。
本発明は、前記差し込み部が、前記非接着領域の前記下側基材に設けられることにより突出部の形成されていない接着領域を起立させるための脚部とするとともに、この起立状態を維持するように、差し込み部に突出部を差し込んで立体状に組み立てることを容易とすることができる。
本発明は、前記差し込み部が平行に形成された2本の切り込みとされることにより、突出部の形成されていない接着領域に干渉することなく突出部分を差し込み部に差し込んだ状態を維持可能とすることができるとともに、差し込み部に差し込んだ突出部の差し込み位置を規定して、組み立てた立体状態を容易に維持可能とすることができる。
本発明は、前記ディスプレイ部が、前記非接着領域の前記上側基材を切り抜いた所定の輪郭形状として形成されることにより、下側基材の形状に影響されずにディスプレイ部の視認性を向上することが可能となり、アイキャッチ効果を向上し、遊戯性を向上することができる。
本発明は、前記非接着領域の前記上側基材と前記下側基材との間には剥離ニス層が設けられ、前記上側基材と前記下側基材とが擬似接着されていることにより、輪転機による連続した製造を容易にすることができる。
本発明は、前記非接着領域の前記下側基材には、立体的に組み立てた前記立体状態において、外側に突出する支持部が設けられ、
前記接着領域には、前記立体状態において、立体状態とした他のポップアップカードにおける支持部を差し込んで連結可能な差し込み部が形成されることにより、複数のポップアップカードを立体的に組み立てた状態で連結して、遊戯性を向上するとともに、コレクションとしてのシリーズ多様性を向上することができる。
本発明のポップアップカードは、上側基材と下側基材とが少なくとも2箇所の端部に設けられた接着領域で貼り合わされ、一方の端部には平面視凸状の前記接着領域からなる突出部を端部外側に有し、他方の端部には前記突出部の差し込み部を有し、前記突出部を前記差し込み部に差し込むことにより、前記他方の端部に設けられた接着領域に連接した前記上側基材からなるディスプレイ部(装飾部)を起立させるものである。
前記突出部は上側基材と下側基材とが貼り合わされた接着領域からなるため、折り曲げや破れに対して強度が補強されている。一方、前記ディスプレイ部は前記上側基材からなるため、柔軟性を有し、起立させやすい。
本発明の前記差し込み部は、前記他方の端部に設けられた接着領域に連接した下側基材の前記接着領域の近傍に形成された少なくとも2本の切り込みからなるものとすることが好ましい。この場合、下側基材にのみ切り込みを設けたため、差込口に差し込まれた突出部が上側基材の上面から見えることがなくディスプレイ性を向上して、上側基材上面の印刷上の制約をなくすことができる。
なお、前記差し込み部は、2本の切り込みからなるものとされることが好ましいが、1本の切り込みからなるものとすることもできる。
本発明では、前記ディスプレイ部が任意の絵柄形状に切り抜かれていることが好ましい。また、本発明では、前記上側基材からなるディスプレイ部は下側基材側に剥離ニスからなる層を形成することで下側基材に擬似接着されていることができる。この場合、ディスプレイ部を任意の形状に切り抜くことにより起立させたときディスプレイ部の立体感が得られ、またディスプレイ部を下側基材に擬似接着させることにより、組立て前の状態でディスプレイ部が浮き剥がれることを防ぐことができ、輪転機での製造における不具合発生を低減してより容易に製造することを可能にできる。
本発明では、前記ディスプレイ部の下面側となる前記下側基材の少なくとも一部をその周囲にミシン目などを形成することで切り離し可能とすることができる。これによりディスプレイ部を起立させた後の余分な下側基材を取り除くことが可能となる。また取り除いた下側基材を、例えば、キャラクター等のデザインとして印刷したディスプレイ部に対して、その着せ替え用パーツを印刷する領域として用いたり、組み立て用の説明書きに用いたり、クーポン等の応募券に用いたりすることもできる。
本発明では、前記下側基材には前記一方の端部に形成された接着領域に連接した支持部が形成される。これによりディスプレイ部を起立させた後、この支持部が転倒を防止し、安定化させることができる。
本発明では、前記他方の接着領域に前記支持部を差し込むための差し込み部が形成されているとよく、これにより2つ以上の本発明を繋げることができ、単なる置物以上の遊び方の面白みが増す。
本発明によれば、複数の部品や複雑な組立作業を必要とせず、簡単な作業で組立て可能で、機械生産での量産が容易なポップアップカードであり、また、複数の組立体を組み合わせる面白みを付加したポップアップカードを提供することができるという効果を奏することができる。
本発明に係るポップアップカードの第1実施形態を示す平面図であり、(a)上面図、(b)側面図、(c)下面図である。 本発明に係るポップアップカードの第1実施形態における製造工程を示す模式平面図である。 本発明に係るポップアップカードの第1実施形態における製造工程を示すフローチャートである。 本発明に係るポップアップカードの第1実施形態における組み立て途中の状態を示す斜視図である。 本発明に係るポップアップカードの第1実施形態における組み立てた立体状態の前側を示す斜視図である。 本発明に係るポップアップカードの第1実施形態における組み立てた立体状態の後ろ側を示す斜視図である。 本発明に係るポップアップカードの第1実施形態における連結した立体状態の前側を示す斜視図である。 本発明に係るポップアップカードの第1実施形態における連結した立体状態の後ろ側を示す斜視図である。 本発明に係るポップアップカードの第1実施形態における他の連結した立体状態の前側を示す斜視図である。 本発明に係るポップアップカードの第2実施形態における組み立てた立体状態の前側を示す斜視図である。 本発明に係るポップアップカードの第2実施形態における組み立てた立体状態の後ろ側を示す斜視図である。 本発明に係るポップアップカードの第3実施形態における組み立てた立体状態の前側を示す斜視図である。 本発明に係るポップアップカードの第4実施形態における組み立て途中の状態の後ろ側を示す斜視図である。 本発明に係るポップアップカードの第5実施形態における組み立てた立体状態の前側を示す斜視図である。
以下、本発明に係るポップアップカードの第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態におけるポップアップカードを示す平面図であり、(a)上側基材を示す上面図、(b)側面図、(c)下側機材を示す下面図であり、図において、符号10は、ポップアップカードである。
本実施形態におけるポップアップカード10は、平面状に畳まれた平板状態から折り曲げて立体的に組み立てる立体状態に変形可能とされてなる略矩形状とされ、例えば、紙等の折りたたみ可能な枚葉状基材からなるものとされる。
ポップアップカード10は、図1に示すように、上側基材11と下側基材12とからなり、これらの基材11,12にはその端部分に設けられた接着領域13,14と、この接着領域13,14に隣接する非接着領域15とを有し、接着領域13,14において、上側基材11と下側基材12とが貼り合わされるとともに、非接着領域15において、上側基材11および/または下側基材12には、所定の切り込みL1〜L5が設けられる。上側基材11および/または下側基材12には、所定の折り線F1〜F4が設けられる。
接着領域13,14は、略矩形状とされるポップアップカード10の両端部分に帯状として略平行状態に設けられ、これらの接着領域13,14で挟まれた中央部分に非接着領域15が設けられる。
接着領域13,14では、上側基材11と下側基材12との間の全面に設けられた接着剤層13a、14aによって上側基材11と下側基材12とが貼り合わされる。
接着領域14には、平面視した輪郭形状として凸状に外向きに突出して設けられた突出部17が設けられ、接着領域13が立体的に組み立てた立体状態で載置する際の脚部とされる。接着領域13に隣接する非接着領域15の下側基材12には、突出部17を差し込み可能な差し込み部18が設けられる。差し込み部18は、非接着領域15の下側基材12に設けられ、平行に形成された2本の切り込みL2とされる。突出部17を差込部18に差し込むことによりディスプレイ部16を起立可能とされている。突出部17が、平面視した接着領域14において非接着領域15の反対側位置に設けられる
非接着領域15においては、上側基材11を切り込みL1によって切り抜いた所定の輪郭形状としてディスプレイ部16が形成され、このディスプレイ部16を形成する切り込みL1、および、ディスプレイ部16の輪郭線となっている切り込みL1の端部からポップアップカード10の接着領域13の延在する方向の端部に至る直線状の切り込みL1aに加え、接着領域14の延在する方向と平行な方向として接着領域14と非接着領域15との境界に設けられた直線状の切り込みL1bが設けられる。
切り込みL1の外側で、切り込みL1aより接着領域14側に位置し、かつ、切り込みL1bより接着領域13側にある上側基材11が除去されることによって、上側基材11の両接着領域13,接着領域14どうしが離間する状態とされている。
非接着領域15においては、切り込みL3,L3a,L4a,L4,L4bによって下側基材12の一部分が切り離し可能な切り離し部12Aとされる。
非接着領域15の下側基材12においては、帯状の接着領域13および接着領域14を結ぶ方向として、これら接着領域13および接着領域14の両端側位置に延在するように2本の直線状の切り込みL3が平行に形成される。2本の切り込みL3において接着領域13側の両端部は、接着領域13および接着領域14の延在する方向と平行な直線状の切り込みL3aの両端部にそれぞれが接続されて、これら2本の切り込みL3および切り込みL3aはコ字状に形成されている。また、2本の切り込みL3の中央位置には、切り込みL3aと略平行に切り込みL4aが設けられ、この切り込みL4aの中央側の端部から接着領域14側に延在する切り込みL4が接続され、切り込みL4の接着領域14側端部は切り込みL3aと平行な切り込みL4bで互いに接続されている。折り線F1〜F4はいずれも、接着領域13および接着領域14の延在する方向と平行なポップアップカード10の長さ寸法全長に亘って設けられる。
非接着領域15の上側基材11と下側基材12との間には剥離ニス層15aが設けられ、上側基材11と下側基材12とが剥離可能に擬似接着されている。
非接着領域15の下側基材12には、切り込みL3,L4a,L4,L4bによって、立体的に組み立てた立体状態において外側に突出する支持部19が、平面状態では、接着領域14から接着領域13に向かう方向に延在するように接着領域14に接続するように形成されている。
接着領域13には、立体状態において、立体状態とした他のポップアップカードにおける支持部19を差し込んで連結可能な差し込み部19Aが切り込みL5として形成されている。
折り線F1は、非接着領域15の下側基材12に、切り込みL3aと一致する位置として接着領域13が延在する方向と平行状態に設けられる。折り線F2は、非接着領域15の下側基材12に、切り込みL4aと一致する位置として接着領域13が延在する方向と平行状態に設けられる。折り線F3は、非接着領域15の下側基材12に、切り込みL4bおよび切り込みL3の接着領域14側端部と一致する位置として接着領域14が延在する方向と平行状態に設けられる。折り線F4は、接着領域14の上側基材11および下側基材12に、突出部17の基端位置として接着領域14が延在する方向と平行状態に設けられる。
本実施形態のポップアップカード10によれば、図1(a)に示すように、上側基材11と下側基材12とが2箇所の端部に設けられた接着領域13,接着領域14と、これら接着領域13,接着領域14の間に設けられた擬似接着領域15を挟んだ構成で貼り合わされている。また、図1(a)に示すように、接着領域14に相当する一方の端部には平面視凸状の突出部17が端部外側に突出するように設けられている。上側基材11は、図1(b)に示すように、2箇所の端部に設けられた接着領域13,14で下側基材12と接着されている。ディスプレイ部16は、図1(b)に示すように、接着領域13に連接して任意の絵柄形状に切り抜かれ、非接着領域(擬似接着領域)15において下側基材12と擬似接着されている。
本実施形態のポップアップカード10によれば、図1(a)〜(c)に示すように、下側基材12には、組立てを容易にするための折り線F1〜F4が形成されている。下側基材12には、接着領域13と折り線F1との間の非接着領域15に2本の切り込みL2による差し込み部18が形成されている。接着領域14と折り線F2との間には、接着領域14に連接した支持部19が切込みL3,L4a,L4により形成されている。また、折り線F1と折り線F3との間に支持部19の延長上もしくは外側近傍に位置するように2本の切り込みL3、L3が接着領域13および接着領域14を結ぶ方向として延在するように形成されている。本実施形態においては、2本の切り込みL3と切り込みL3の間の折り線F1と一致する部分を切り取り線となる切り込みL3aとし、切り取り線となる切り込みL3aと切り込みL3,L4a,L4,L4bと支持部19とに囲まれた部分を切り離しできるようにされている。なお後述するように切り離ししないことも可能である。
本実施形態のポップアップカード10には、接着領域13に上側基材11と下側基材12を貫通した差し込み部19Aが設けられる。差し込み部19Aは、2つ以上のポップアップカードを繋げる際に、立体状態に組み立てた支持部19を突出させて差し込み部19Aに差し込み可能な位置として設けられる。
以下、本実施形態におけるポップアップカードの製造方法について説明する。
図2は、本実施形態におけるポップアップカードの製造工程を示す模式平面図、図3は、本実施形態におけるポップアップカードの製造工程を示すフローチャートである。
本実施形態におけるポップアップカードの製造方法は、図3に示すように、準備工程S01と、センタースリット工程S02と、接着層形成および剥離層形成工程S03と、貼り合わせ工程S04と、切り込み形成工程S05と、折り筋形成工程S06と、貫通切り込み形成工程S07と、カス上げ工程S08と、外形打ち抜き工程S09とを有する。
まず、図3に示す準備工程S01として、図2(a)に示すように、両面に所定の絵柄や文字などの印刷を施した基材を準備する。
基材の材質としては一般には紙基材を用いるが、必要な効果を奏するものであればこれに限らず、合成紙やポリエチレンテレフタレートなどのプラスチック基材などを用いてもよい。透明なプラスチック基材を用いる場合は、絵柄や文字を印刷する前に白色等の下地層を設けてもよい。もしくは、透明基材上に絵柄や文字を印刷した後に白色等の下地層を設けてもよく、また、さらにその下地層の上に印刷層を設けてもよい。基材の形状はロール状でも枚葉でも構わないが、生産性を考慮すると、所定の面付けを連続して行えるロール状が好ましい。
次いで、図3に示すセンタースリット工程S02として、図2(b)に示すように、基材10Aをその中央位置から2分して、上側基材11と下側基材12とする。なお、図2において、工程は上から下に、矢印に沿って進行する。
次いで、図3に示す接着層形成および剥離層形成工程S03として、図2(c)に示すように、上側基材11の下面(下側基材12と向かい合う面)に、非接着領域(擬似接着領域)15に相当する部分または接着領域13,14を除く部分に剥離ニス層(剥離層)15aを形成する。剥離層としては、シリコーン系樹脂やアルキド系樹脂、オレフィン系樹脂などかららなる剥離剤を用いることができる。一方、下側基材12の上面(上側基材11と向かい合う面)には、接着領域13,14に相当する部分に接着剤層13a,13bを形成する。接着剤層13a,14aとしては、デンプン糊やポリビニルアルコールなどの合成糊などのいわゆる水糊・液状糊や酢酸ビニル系接着剤、ゴム系接着剤、アクリル系接着剤剤、ウレタン系接着剤などの接着剤を用いることができる。特に、水分や溶剤が乾燥し固化する水糊のような接着剤が擬似接着領域を形成する上で好ましい。
なお、剥離ニス層(剥離層)15aを設けた場合には、接着剤層13a,14aは、接着領域13,14および非接着領域15となる下側基材12の全面に設けることもできる。また、剥離ニス層(剥離層)15aを設けない場合には、接着剤層13a,14aは、接着領域13,14のみに設けることができる。
次いで、図3に示す貼り合わせ工程S04として、上側基材11の下面と下側基材12の上面を向かい合わせて貼り合わせ、本実施形態のポップアップカードを作製するための基材シート10Bを作製する。なお、図2においては、説明のため、貼り合わせを表現しない状態として図示する。
次いで、図3に示す切り込み形成工程S05として、図2(d)に示すように、基材シート10Bにおける上面側となる上側基材11と、基材シート10Bにおける下面側となる下側基材12に切り込みL1〜L4を形成する。
この工程で、基材シート10Bの上面の上側基材11に接着領域14とディスプレイ部16側を区分けする切込みL1bと、接着領域13に連接しディスプレイ部16の輪郭となる任意の形状の切り込みL1,L1aとを形成する。基材シート10Bの下面の下側基材12には接着領域13の近傍に差し込み部18となる2本の切り込みL2と支持部19に相当する切込みL3,L4と支持部19から延長した2本の切り込みL3,L3とを形成する。
ここで、上側基材11に形成する切り込みとしては、ディスプレイ部16を形成する切り込みL1、ディスプレイ部16の輪郭線となっている切り込みL1の端部からポップアップカード10の接着領域13の延在する方向の端部に至る直線状の切り込みL1a、接着領域14の延在する方向と平行な方向として接着領域14と非接着領域15との境界に設けられた直線状の切り込みL1b、が挙げられる。
また、下側基材12に形成する切り込みとしては、帯状の接着領域13および接着領域14を結ぶ方向として設けられる2本の直線状の平行な切り込みL3、これら2本の切り込みL3における接着領域13側に位置するそれぞれの両端部に接続されて接着領域13および接着領域14の延在する方向と平行に延在する直線状の切り込みL3a、2本の切り込みL3の中央位置からそれぞれ内側に向けて切り込みL3aと略平行となるように接続された切り込みL4a、切り込みL4aにおけるポップアップカード10の中心側端部から接着領域14側に延在するとともにその接着領域14側端部が折り線F3まで延在する切り込みL4、切り込みL4の接着領域14側端部に接続されて切り込みL3aと平行な切り込みL4b、が挙げられる。なお、2本切り込みL3は、帯状の接着領域13および接着領域14の両端側どうしを接続するに充分な幅寸法を下側基材12が有するように形成位置が設定される。
次いで、図3に示す折り筋形成工程S06として、図2(e)に示すように、基材シート10Bにおける上面(上側基材11の上面)と下面(下側基材12の下面)に折り筋F1〜F4を形成する。折り線F1〜F4はいずれも、接着領域13および接着領域14の延在する方向と平行なポップアップカード10の長さ寸法全長に亘って設けられる。
下側基材12に形成する折り線としては、非接着領域15の下側基材12に、切り込みL3aと一致する位置として接着領域13が延在する方向と平行状態に設けられる折り線F1、非接着領域15の下側基材12に、切り込みL4aと一致する位置として接着領域13が延在する方向と平行状態に設けられる折り線F2、非接着領域15の下側基材12に、切り込みL4bおよび切り込みL3の接着領域14側端部と一致する位置として接着領域14が延在する方向と平行状態に設けられる折り線F3、接着領域14の上側基材11および下側基材12に、突出部17の基端位置として接着領域14が延在する方向と平行状態に設けられる折り線F4、が挙げられる。
下側基材12に組立て用の折り線F1〜F4となる折り筋を形成する際、折り線F1の折り筋部分においては、支持部19から延長した2本の切り込みL3と切り込みL3との間で破線状の切り目からなる切り取り線L3aとする。
次いで、図3に示す貫通切り込み形成工程S07として、図2(f)に示すように、
接着領域13の端部側に、上側基材11と下側基材12を貫通した切り込みL5からなる差し込み部19Aを形成する。
次いで、図3に示すカス上げ工程S08として、図2(g)に示すように、基材シート10Bの上面の接着領域13と接着領域14、ディスプレイ部16以外の上側基材11をカス上げして取り除く。
最後に、図3に示す外形打ち抜き工程S09として、図2(h)に示すように、所定のカード輪郭形状となるように打ち抜くとともに切り離して本実施形態のポップアップカード10が製造される。なお、本発明では便宜上カードと表現しているが、本発明を実現できる範囲で任意の形状、寸法等の外形にして構わない。
次に、本実施形態のポップアップカード10における組立て方法について説明する。
図4は、本実施形態におけるポップアップカードの組み立て途中の状態を示す斜視図、図5は、本実施形態におけるポップアップカードにおける組み立てた立体状態の前側を示す斜視図、図6は、本実施形態におけるポップアップカードにおける組み立てた立体状態の後ろ側を示す斜視図である。
本実施形態におけるポップアップカード10は、突出部17を差し込み部18に差し込むことにより、図5に示すように、上側基材11に設けられたディスプレイ部16を起立させることができる。
本実施形態におけるポップアップカード10を組み立てて立体状態とするには、まず、図4に示すように、切り取り線(切り込み)L3aから下側基材12Aを切り取って分離する。
次いで、ポップアップカード10を折り線F1で下側基材12を下面側に山折りし、同様に折り線F2、折り線F3の順で下側基材12を下面側に山折りにする。
次に折り線F4で突出部17を上面側に谷折りにし、組み立て準備をおこなう。
次に、突出部17を、2本の切り込みL2として下側基材12に形成された差し込み部18と上側基材11の間に差し込み本発明の起立カードを組み立てて、図5,図6に示すように、立体状態とする。このとき、2本の切り込みL2のうち、上側の切り込みL2から先に突出部17を下側基材12と上側基材11との間に差し込んで、下側の切り込みL2から下側基材12の外側に突出させる、つまり、2本の平行な差し込み部18に対して、接着領域14側に位置する差し込み部18と接着領域13側に位置する差し込み部18の間では、突出部17が下側基材12と上側基材11との間に位置するようにして、突出部17を接着領域13に対して位置規制し、立体状態に組み立てる。これにより、図4に示したように山折りにされた折れ線F1〜F3における変形に起因する下側基材12の付勢力により突出部17が差し込み部18から外れてしまうことが防止される。
本実施形態におけるポップアップカード10は、上記の構成として組み立てた際には、
接着領域13がディスプレイ部16の下側に位置して、ポップアップカード10を起立させた場合にその脚部として起立した状態のディスプレイ部16を安定的に支持することができる。同時に、支持部19および折り線F3付近の非接着領域15の下側基材12によってなることで、ポップアップカード10を起立させた場合にその脚部として、ディスプレイ部16を起立させた後、支持部19が転倒を防止し、起立した状態のディスプレイ部16を安定的に支持することができる。
同時に、この脚部となる接着領域13が上側基材11と下側基材12との2枚が貼り着けられて構成されていることにより、不必要な折れ・曲げの発生を防止するに充分な強度を維持することが可能となる。
図7は、本実施形態におけるポップアップカードにおける連結した立体状態の前側を示す斜視図、図8は、本実施形態におけるポップアップカードにおける連結した立体状態の後ろ側を示す斜視図、図9は、本実施形態におけるポップアップカードにおける3個連結した立体状態の前側を示す斜視図である。
さらに、本実施形態におけるポップアップカード10は、図7、図8に示すように、支持部19の突出した部分を差し込み部19Aに差込んで連結することで、2つ以上の本実施形態におけるポップアップカード10を容易に繋げることができる。これにより、単なる置物以上の遊び方の面白みを増して、遊戯性を向上することができる。
なお、図では、2個のポップアップカード10を連結したが、さらに多数のポップアップカード10を連結する、あるいは、図7、図8に示した支持部19と差し込み部19Aと異なる組み合わせとして、図9に示すように、横に広がるように連結することもできる。図9に示す例においては、右側の支持部19の突出した部分を左側の差し込み部19Aに差込んで連結することで、左右方向にずれた位置として、2つ以上の本実施形態におけるポップアップカード10を容易に繋げることができる。図に示すように、図において右側に位置するポップアップカード10においては、表示部16’として、異なるデザインのものを連結しており、このように、遊び方の面白みを増して、遊戯性を向上することができる。
本実施形態におけるポップアップカード10は、折り曲げて立体的に組み立てた際に、簡単な構成で容易に組み立て可能とすることができる。同時に、輪転機での連続した製造を可能とすることができる。例えば、ディスプレイ部16として所望のアイキャッチを印刷し、接着領域13および支持部19を脚部とすることにより、容易に組み立て可能で、かつ、簡易的に立体を形成して起立可能な構造を実現し、同時に、安定的に起立させることが容易に可能となり、ディスプレイ部16の立体感と遊戯性とを向上することができる。製造時に、上側基材11の不要部分を輪転機により連続的に除去するカス上げ工程を容易におこなうことが可能となる。
本実施形態におけるポップアップカード10は、2枚の上側基材11と下側基材12とが貼り合わされて形成され強度が充分な接着領域13を脚部として安定的に起立させることが容易になる。また、非接着領域15における下側基材12の一部12Aが切り離し可能とされることにより、応募券等として使用することができる。また、突出部17が、上側基材11と下側基材12との2枚が貼り合わされたものとして、不要な折り曲げや破れの発生に対して充分対抗可能な強度を有するとともに、ディスプレイ部16が、少なくとも上側基材の1枚からなる部分を有するため、柔軟性を有し起立させやすい状態を維持して、視認性を向上することが可能となる。差し込み部18として、上側基材11下側に位置する下側基材12にのみ切り込みL2を設けたため、差し込み部18に差し込まれた突出部17が上側基材11の上面(表面)側から見えることがなくディスプレイ性を向上して、上側基材11上面側における印刷上の制約をなくすことができる。突出部17の形成されていない接着領域13に干渉することなく突出部17を差し込み部18に差し込んだ状態を維持可能とすることができるとともに、2本の切り込みL2とすることで差し込み部18に差し込んだ突出部17の差し込み位置を規定して、組み立てた立体状態を容易に維持可能とすることができる。
本実施形態におけるポップアップカード10は、非接着領域15に剥離ニス層15aを設けることで輪転機による連続した製造を容易にすることができる。支持部19と差し込み部19Aを設けたことで、複数のポップアップカード10,10を立体的に組み立てた状態で連結して、遊戯性を向上するとともに、コレクションとしてのシリーズ多様性を向上することができる。
またディスプレイ部16を下側基材に剥離ニス層15aを設けて擬似接着させることにより、組立て前の平板状のポップアップカード10でディスプレイ部16が浮き上がり剥がれることを防止でき、輪転機での製造における不具合発生を低減してより容易に製造することを可能にできる。
以下、本発明に係るポップアップカードの第2実施形態を、図面に基づいて説明する。
図10は、本実施形態におけるポップアップカードの立体状態における前側を示す斜視図であり、図11は、本実施形態におけるポップアップカードの立体状態における後ろ側を示す斜視図である。
本実施形態において、上述した第1実施形態と異なるのは、ディスプレイ部16の切り込みL1に関する点、非接着領域15の下側基材12の切り込みL4等に関する点、折れ線に関する点、および、連結部21aに関する点であり、これ以外の上述した第1実施形態と対応する構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
前述した第1実施形態においては切り込みL1,L1a,L1bによりディスプレイ部16と接着領域14とが離間していたが、本実施形態のポップアップカード20においては、図10,図11に示すように、ディスプレイ部16の輪郭は、接着領域13側の切り込みL1aと、接着領域13と接着領域14とを結ぶ方向の切り込みL21と、接着領域14側の切り込みL21bと、切り込みL21と切り込みL21bとを結ぶ、連結部21aの輪郭となる切り込みL21cとから形成されている。
ディスプレイ部16と、接着領域14側に連接する非接着領域15の上側基材11に形成された起立部21bとは、図10,図11に示すように、連結部21aにより接続されている。
また、折り線F21は、接着領域13と非接着領域15との境界線に沿って上側基材11のみに設けられる。折り線F22は、接着領域13側の非接着領域15に位置して下側基材12のみに設けられて、下側基材12にマチ部22aを形成する。折り線F23は、接着領域14側の非接着領域15に位置して上側基材11のみに設けられてディスプレイ部16と連結部21aとの境界を形成する。折り線F24は、接着領域14と非接着領域15との境界線に沿って上側基材11のみに設けられ起立部21bを形成する。
折り線F21は、ポップアップカード20の上側基材11側である上面に対して谷折りとされ、折り線F22は、同谷折りとされ、折り線F23は、同山折りとされ、折り線F24は、同谷折りとされている。
折り線F21〜折り線F24の間隔寸法を適宜設定することで、起立部21bおよび連結部21aは、マチ部22aと平行状態として組み立てられる。
接着領域14においては、接続部17が設けられず、略矩形の外形となっている。
非接着領域15においては、第1実施形態における切り込みL3に対応して、下側基材12に切り込みL23が平行に設けられ、第1実施形態における切り込みL4bに対応して、下側基材12に切り込みL24が折り線F21〜F24と平行に設けられる。
切り込みL23,L23と切り込みL24とは、コ字状をなすように形成されている。切り込みL23,L23と切り込みL4bとによって、下側基材12にはマチ部22aに連続した支持部29が形成され、この支持部は、立体に組み立てられたポップアップカード20において、ディスプレイ部16と反対側になる後ろ方向に支持部19に対応して突出する。このとき、接着領域13とマチ部22aと支持部29とが平面状となるため、脚部として安定してディスプレイ部16の起立したポップアップカード20を支持することが可能となる。
同時に、ディスプレイ部16が起立部21bおよび連結部21aによって平行状態に起立した平板状の非接着領域15および接着領域14の下側基材12に連結されているため、より一層安定してディスプレイ部16の起立したポップアップカード20を支持することが可能となる。
本実施形態のポップアップカード20においては、上述した第1実施形態と同等の効果を奏することができるとともに、さらに、起立部21b、接着領域14の上側基材11や非接着領域15下側基材12等により、ディスプレイ部16のキャラクターよりも大きい背景ができることでデザインの幅が広がるとともに、また、キャラクターの世界観を表現できる、という効果を奏することができる。
なお、本実施形態では、連結部21aを幅方向中央位置に1箇所設けたが、複数の連結部を有することも可能である。
以下、本発明に係るポップアップカードの第3実施形態を、図面に基づいて説明する。
図12は、本実施形態におけるポップアップカードの立体状態における前側を示す斜視図である。
本実施形態において、上述した第1実施形態と異なるのは、非接着領域15の下側基材12の支持部19および切り込みL3等に関する点、および、折れ線F1等に関する点であり、これ以外の上述した第1実施形態と対応する構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
前述した第1実施形態においては、切り込みL4,L4a,L4bにより接着領域14側から支持部19が形成されていたが、本実施形態のポップアップカード30においては、図12に示すように、切り込みL33,L33aにより接着領域14側から起立部39が形成されている。
切り込みL33,L33は、第1実施形態の切り込みL3に対応して平行に2本設けられ、切り込みL33aは、第1実施形態の切り込みL3aに対応して接着領域13側に設けられ、これら切り込みL33および切り込みL33aはコ字状をなしている。
また、本実施形態のポップアップカード30において、図12に示すように、折り線F31は、接着領域13と非接着領域15との境界線に沿って上側基材11および下側基材12に設けられる。折り線F33は、折り線F31および折り線F2と平行状態とされ、折り線F2よりも接着領域14側の非接着領域15における切り込みL33aに接続する位置として下側基材12のみに設けられる。折り線F34aは、折り線F31,F2,F33と平行状態とされ、折り線F33よりも接着領域14側の非接着領域15における切り込みL33aに接続する位置として下側基材12のみに設けられる。折り線F34は、折り線F31,F2,F33,F34aと平行状態とされ、折り線F34aよりも接着領域14側の非接着領域15で、切り込みL33と切り込みL33の内側位置として下側基材12のみに設けられ起立部39を形成する。
折り線F31は、ポップアップカード30の上側基材11側である上面に対して谷折りとされ、折り線F2は、同山折りとされ、折り線F33は、同山折りとされ、折り線F34aは、同山折りとされ、折り線F34は、同山折りとされている。
本実施形態のポップアップカード30において、起立部39は、第1実施形態における支持部19に対応するが、折り線F31〜折り線F34の間隔寸法を適宜設定することで、起立部39は、ディスプレイ部16と平行状態として起立するように組み立てられる。これにより、ディスプレイ部16に印刷したキャラクターに対し、その背景を起立部39に印刷する等の構成として利用することが可能となる。
本実施形態のポップアップカード30においては、上述した実施形態と同等の効果を奏することができるとともに、さらに、起立部39として、ディスプレイ部16のキャラクターよりも小さい絵柄の背景ができることで、角度によって背景が見え、正面からと異なるデザインで楽しめる、という効果を奏することができる。
以下、本発明に係るポップアップカードの第4実施形態を、図面に基づいて説明する。
図13は、本実施形態におけるポップアップカードの組み立て途中における後ろ側を示す斜視図である。
本実施形態において、上述した第1実施形態と異なるのは、非接着領域15の下側基材12の支持部19および切り込みL3等に関する点、差し込み部18に関する点、および、折れ線F1等に関する点であり、これ以外の上述した第1実施形態と対応する構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
前述した第1実施形態においては、切り込みL4,L4a,L4bにより接着領域14側から支持部19が形成されていたが、本実施形態のポップアップカード40においては、図13に示すように、切り込みL43,L43,L43a,L44によって非接着領域15における下側基材12が分離可能とされている。
切り込みL43,L43は、第1実施形態の切り込みL3に対応して平行に2本設けられ、切り込みL43aは、第1実施形態の切り込みL3aに対応して接着領域13側に設けられ、切り込みL44は、切り込みL4bに対応して切り込みL43aと平行に設けられる。
これら切り込みL43,L43,L43a,L44は矩形状をなしているとともに、これらの切り込みL43,L43,L43a,L44は少なくともその一部、または、全部がミシン目とされて、切り込みL43,L43,L43a,L44で囲まれた下側基材12で形成される切り離し部分12Aが分離可能となっている。
また、本実施形態のポップアップカード40においては、図13に示すように、突出部17を差し込む差し込み部48が、非接着領域15に一本の切り込みL42として設けられている。
折り線F41は、接着領域13と非接着領域15との境界線に沿って上側基材11のみに設けられる。折り線F42は、折り線F41と平行状態とされ、折り線F2に対応して非接着領域15における切り込みL43のほぼ中央位置で切り込みL43に接続する位置として下側基材12のみに設けられる。折り線F43は、折り線F41,F42と平行状態とされ、折り線F42よりも接着領域14側の非接着領域15における切り込みL44に対応する位置として下側基材12のみに設けられる。
折り線F41は、ポップアップカード40の上側基材11側である上面に対して谷折りとされ、折り線F42は、同谷折りとされ、折り線F43は、同谷折りとされている。
本実施形態のポップアップカード40において、突出部17は、上側基材11側から下側基材12に設けられた差し込み部48に差し込まれる。つまり、上側基材11と下側基材12の間の位置から、下側基材12の下側に向けて差し込み部48に対して挿入されることができる。
本実施形態のポップアップカード40においては、上述した実施形態と同等の効果を奏することができるとともに、さらに、連結部分である支持部19がなくなる代わりに、図4に示した実施形態と同様に、台座部分である非接着領域15の下側基材12ができるためポップアップするという観点からは最も安定性がある、また、不要となる切り離し部分12Aをクーポンやチケットとして利用するという遊び方もできる、という効果を奏することができる。
以下、本発明に係るポップアップカードの第5実施形態を、図面に基づいて説明する。
図14は、本実施形態におけるポップアップカードの立体状態における前側を示す斜視図である。
本実施形態において、上述した第1および第2実施形態と異なるのは、非接着領域15の上側基材11の切り込みL3等に関する点、差し込み部18に関する点、および、折れ線F21等に関する点であり、これ以外の上述した第1および第2実施形態と対応する構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
前述した第1および第2実施形態においては、切り込みL3や切り込みL23等が非接着領域15における下側基材12に形成されていたが、本実施形態のポップアップカード50においては、図14に示すように、切り込みL53,L54が非接着領域15における上側基材11のみに形成されている。
切り込みL53,L53は、第2実施形態の切り込みL23に対応して平行に2本設けられ、切り込みL54は、第2実施形態の切り込みL24に対応して非接着領域15の接着領域13と接着領域14の中央位置に設けられ、切り込みL54は、切り込みL53の中央位置でこれら切り込みL53どうしを接続するように設けられ、これら切り込みL53,L53,L54はH形状をなしている。
また、本実施形態のポップアップカード50においては、図14に示すように、突出部17および差し込み部18がなく、切り込みL53,L53,L54によって形成された観音開き状のディスプレイ部56a,56bが設けられている。
折り線F51は、折り線F21に対応して、接着領域13と非接着領域15との境界線に沿って上側基材11および下側基材12に設けられる。折り線F52aは、折り線F51と平行状態とされ、非接着領域15における切り込みL53よりも接着領域13側位置として上側基材11のみに設けられる。折り線F52bは、折り線F52aと平面視して同じ位置として、折り線F51と平行に非接着領域15における切り込みL53よりも接着領域13側位置として下側基材12のみに設けられる。折り線F52cは、折り線F51、F52a,F52bと平行状態とされ、非接着領域15における切り込みL53の接着領域13側端部を結ぶように切り込みL53に接続する位置として切り込みL53に挟まれた部分のみの上側基材11に設けられる。
折り線F53cは、折り線F51、F52a,F52bと平行状態とされ、非接着領域15における切り込みL53の接着領域14側端部を結ぶように切り込みL53に接続する位置として切り込みL53に挟まれた部分のみの上側基材11に設けられる。
折り線F53aは、折り線F51と平行状態とされ、非接着領域15における切り込みL53よりも接着領域14側位置として上側基材11のみに設けられる。
折り線F53bは、折り線F53aと平面視して同じ位置として、折り線F51と平行に非接着領域15における切り込みL53よりも接着領域14側位置として下側基材12のみに設けられる。
折り線F54は、折り線F24に対応して、接着領域14と非接着領域15との境界線に沿って上側基材11および下側基材12に設けられる。
折り線F51は、ポップアップカード50の上側基材11側である上面に対して上側基材11で谷折りとされるとともに下側基材12で山折りとされ、折り線F52aは同山折りとされ、折り線F52bは同谷折りとされ、折り線F52cは同谷折りとされ、折り線F53cは同谷折りとされ、折り線F53aは同山折りとされ、折り線F53bは同谷折りとされ、折り線F54は上側基材11で谷折りとされるとともに下側基材12で山折りとされている。
本実施形態のポップアップカード50において、切り込みL53,L53,L54および折り線52c,53cによって形成された観音開き状のディスプレイ部56a,56bが設けられるとともに、この切り込みL53,L53,L54および折り線52c,53cによって上側基材11に形成された窓部を透過して視認可能な非接着領域15の下側基材12表面がディスプレイ部56cとなっている。観音開き状のディスプレイ部56a,56bを開閉することで、ディスプレイ部56cをも視認可能とすることができる。
同時に、折り線F51〜F54を折り曲げて立体状態とすることで、上側基材11および下側基材12を貼り合わせた接着領域13および接着領域14をポップアップカード50の両側に立設した状態として、極めて強度的に強い状態を形成することができる。
本実施形態のポップアップカード50においては、上述した実施形態と同等の効果を奏することができるとともに、さらに、観音開きの扉であるディスプレイ部56a,56bを開くことで隠れた絵柄であるディスプレイ部56c等が出てくる楽しさがあるとともに、これら全面に作られた扉と後面の絵柄によって他の実施例よりも奥行きが感じられる、また、パッケージの開封後に当落の判明するようなあたりはずれのクジとして利用することに適している、という効果を奏することができる。
本発明の活用例として、菓子等を収納する紙箱と一体に形成するとともにその一部を切り取ることで、上記の実施形態におけるポップアップカードとなる構成を採用することもできる。
10〜50…ポップアップカード
11…上側基材
12…下側基材
13…接着領域
13a…接着剤層
14…接着領域
14a…剥離層
15…非接着領域
16〜56c…ディスプレイ部
17…突出部
18…差し込み部
19…支持部
19A…差し込み部
L1〜L54…切り込み
F1〜F54…折り線

Claims (6)

  1. 上側基材と下側基材とからなり、これらの基材にはその端部分に設けられた接着領域と、この接着領域に隣接する非接着領域とを有し、前記上側基材と前記下側基材とが平面状に畳まれた平板状態から、前記上側基材および/または前記下側基材を折り曲げて立体的に組み立てる立体状態に変形可能とされてなるポップアップカードであって、
    前記接着領域において、前記上側基材と前記下側基材とが貼り合わされるとともに、
    前記非接着領域において、前記上側基材および/または前記下側基材には、所定の切り込みが設けられ、
    前記接着領域が、前記上側基材と前記下側基材との両端部分に設けられ、これらの接着領域で挟まれた中央部分に前記非接着領域が設けられ
    前記切り込みが、前記非接着領域において、前記上側基材の両端部分に設けられた前記接着領域どうしを離間するように設けられることを特徴とするポップアップカード。
  2. 前記非接着領域における前記下側基材の一部が切り離し可能とされることを特徴とする請求項1記載のポップアップカード。
  3. 前記接着領域に平面視した輪郭形状として凸状に外向きに突出して設けられた突出部と、
    前記突出部を差し込み可能な前記切り込みとして設けられた差し込み部と、
    少なくとも前記非接着領域の前記上側基材に設けられた連接したディスプレイ部と、を有し、
    前記突出部を前記差し込み部に差し込むことにより前記ディスプレイ部を起立させることを特徴とする請求項1または2記載のポップアップカード。
  4. 前記ディスプレイ部が、前記非接着領域の前記上側基材を切り抜いた所定の輪郭形状として形成されることを特徴とする請求項3記載のポップアップカード。
  5. 前記非接着領域の前記上側基材と前記下側基材との間には剥離ニス層が設けられ、前記上側基材と前記下側基材とが擬似接着されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか記載のポップアップカード。
  6. 前記非接着領域の前記下側基材には、立体的に組み立てた前記立体状態において、外側に突出する支持部が設けられ、
    前記接着領域には、前記立体状態において、立体状態とした他のポップアップカードにおける支持部を差し込んで連結可能な差し込み部が形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか記載のポップアップカード。
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