JP3118939U - 造形名刺 - Google Patents
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Abstract
【課題】自由な造形、デザイン、印刷等の複合した構造により受け取る側に強烈な印象を与えることができ、広告宣伝媒体としての高い機能を有し、目にも楽しく話題性に富んだ新機軸の名刺を提供すること。
【解決手段】印刷用紙8bの第1用紙部6bの裏面には自動車の図柄を印刷し、第2用紙部7bの表面には、背景となる樹木の図柄12と、使用者の社名13及び所属・氏名・連絡先等の本人情報2を印刷する。第1用紙部6bの図柄以外の不要部分4bを切除し、第1用紙部6bを折線10bでプレス成型し、自動車の図柄が氏名等を隠して樹木の図柄12の前に来るように第2用紙部7bの表面上に折り重ねる。
【選択図】図3
【解決手段】印刷用紙8bの第1用紙部6bの裏面には自動車の図柄を印刷し、第2用紙部7bの表面には、背景となる樹木の図柄12と、使用者の社名13及び所属・氏名・連絡先等の本人情報2を印刷する。第1用紙部6bの図柄以外の不要部分4bを切除し、第1用紙部6bを折線10bでプレス成型し、自動車の図柄が氏名等を隠して樹木の図柄12の前に来るように第2用紙部7bの表面上に折り重ねる。
【選択図】図3
Description
本考案は、単なる矩形状のカードに会社名や氏名住所等を印刷したに止まる従来の一般的な名刺と異なり、自由な造形(形状乃至プレス成型)、デザイン、印刷等の複合した構造により受け取る側に強烈な印象を与えることができ、広告宣伝媒体としての高い機能を有し、また目にも楽しく話題性に富んだ新機軸の名刺に関するものである。
従来の一般的な名刺は、単なる矩形状のカード(例えば9cm×5.5cm程度の規格によるもの)に会社名や氏名住所等を印刷したものであって、基本的にそれ以上の情報を伝達するものではなく、せいぜい会社のキャッチフレーズや取り扱い品目を印刷したり、デザイン上のバリエーションとして会社のシンボルマークを入れたり、本人の似顔絵や写真を入れる程度に止まるものであった。
上述のような従来の典型的な名刺では、事実上形状が規格サイズに固定されており、デザインのバリエーションも大同小異であるため、相手に手渡しても強烈な印象を与えることができず、営業上の効果に乏しいという問題があった。また、そのような名刺を営業対象である特定の人物に受け取ってもらえたとしても、その特定の人物の手元に集まった多くの同業他社の営業者の名刺はどれも同じサイズでデザインのバリエーションも大同小異であるから、その中である特定の営業者の名刺だけが目立つということはありえず、せっかく当該特定の人物(潜在的需要者等)に手渡すことができても、その人物が有する多数の名刺の中に埋もれてしまい、自分の名刺だけが多数の名刺の中で名刺それ自体として目立つということは考えられなかった。
そこで本考案は以上の課題を解決することを目的としており、自由な造形、デザイン、印刷等の複合した構造により受け取る側に強烈な印象を与えることができ、広告宣伝媒体としての高い機能を有し、目にも楽しく話題性に富んだ新機軸の名刺を提供することを目的としている。
請求項1に記載された造形名刺は、
1枚の矩形シートである用紙部の一部を切断して除去することにより所望の形状に加工され、前記用紙部の少なくとも一面には前記所望の形状に対応した模様及び色彩と使用者を特定するための情報とが印刷されたことを特徴としている。
1枚の矩形シートである用紙部の一部を切断して除去することにより所望の形状に加工され、前記用紙部の少なくとも一面には前記所望の形状に対応した模様及び色彩と使用者を特定するための情報とが印刷されたことを特徴としている。
請求項2に記載された造形名刺は、
折線を境に区画されて折り重ね自在とされた同一矩形状の第1用紙部及び第2用紙部からなる印刷用紙から製造される名刺であって、
前記第1用紙部の一部を切断して除去することにより所望の形状に加工し、前記所望の形状に対応した模様及び色彩を前記第1用紙部の少なくとも一方の面に印刷し、
前記折線を境に前記第1用紙部を前記第2用紙部の一方の面の上に重ねて前記第1用紙部の一方の面の印刷が表出する状態において、前記第2用紙部の一方の面の少なくとも前記第1用紙部によって隠されない位置に前記第1用紙部の形状及び前記第1用紙部の一方の面の印刷に対応した模様及び色彩を印刷するとともに、前記第2用紙部の一方の面の前記第1印刷面によって隠される位置に使用者を特定するための情報の少なくとも一部を印刷したことを特徴としている。
折線を境に区画されて折り重ね自在とされた同一矩形状の第1用紙部及び第2用紙部からなる印刷用紙から製造される名刺であって、
前記第1用紙部の一部を切断して除去することにより所望の形状に加工し、前記所望の形状に対応した模様及び色彩を前記第1用紙部の少なくとも一方の面に印刷し、
前記折線を境に前記第1用紙部を前記第2用紙部の一方の面の上に重ねて前記第1用紙部の一方の面の印刷が表出する状態において、前記第2用紙部の一方の面の少なくとも前記第1用紙部によって隠されない位置に前記第1用紙部の形状及び前記第1用紙部の一方の面の印刷に対応した模様及び色彩を印刷するとともに、前記第2用紙部の一方の面の前記第1印刷面によって隠される位置に使用者を特定するための情報の少なくとも一部を印刷したことを特徴としている。
請求項3に記載された造形名刺は、
第1及び第2の折線を境に区画されて互いに折り重ね自在とされた第1乃至第3用紙部からなる印刷用紙から製造される名刺であって、
第1及び第2の折線を介して第2用紙部及び第3用紙部と連続した第1用紙部に使用者を特定するための情報の少なくとも一部が印刷され、
第2用紙部及び第3用紙部の各一部を必要に応じ切断して除去することにより所望の形状に加工し、前記所望の形状に対応した模様及び色彩が第2用紙部及び第3用紙部の少なくとも一方の面の少なくとも一部に印刷され、
前記第1及び第2の折線を境に前記第1用紙部の一方又は他方の面に第2用紙部又は第3用紙部を重ねたことを特徴としている。
第1及び第2の折線を境に区画されて互いに折り重ね自在とされた第1乃至第3用紙部からなる印刷用紙から製造される名刺であって、
第1及び第2の折線を介して第2用紙部及び第3用紙部と連続した第1用紙部に使用者を特定するための情報の少なくとも一部が印刷され、
第2用紙部及び第3用紙部の各一部を必要に応じ切断して除去することにより所望の形状に加工し、前記所望の形状に対応した模様及び色彩が第2用紙部及び第3用紙部の少なくとも一方の面の少なくとも一部に印刷され、
前記第1及び第2の折線を境に前記第1用紙部の一方又は他方の面に第2用紙部又は第3用紙部を重ねたことを特徴としている。
請求項4に記載された造形名刺は、
第1乃至第5用紙部からなり、中央の第1用紙部の4辺をなす第1乃至第4の折線を境に第2乃至第5用紙部が第1用紙部に対して折り重ね自在に一体化された印刷用紙から製造される名刺であって、
第1用紙部に使用者を特定するための情報の少なくとも一部を印刷し、
第2用紙部乃至第5用紙部の各一部を必要に応じ切断して除去することにより所望の形状に加工し、第2用紙部乃至第5用紙部の少なくとも一方の面の少なくとも一部にその形状に対応した模様及び色彩を印刷し、
前記第1乃至第4の折線を境に前記第1用紙部の一方又は他方の面に第2用紙部乃至第5用紙部を重ねたことを特徴としている。
第1乃至第5用紙部からなり、中央の第1用紙部の4辺をなす第1乃至第4の折線を境に第2乃至第5用紙部が第1用紙部に対して折り重ね自在に一体化された印刷用紙から製造される名刺であって、
第1用紙部に使用者を特定するための情報の少なくとも一部を印刷し、
第2用紙部乃至第5用紙部の各一部を必要に応じ切断して除去することにより所望の形状に加工し、第2用紙部乃至第5用紙部の少なくとも一方の面の少なくとも一部にその形状に対応した模様及び色彩を印刷し、
前記第1乃至第4の折線を境に前記第1用紙部の一方又は他方の面に第2用紙部乃至第5用紙部を重ねたことを特徴としている。
請求項5に記載された造形名刺は、
実質的に同一形状であるN(Nは2以上の整数)以上の用紙部からなり、第1用紙部の辺をなす(N−1)本の折線を境に(N−1)枚の用紙部が第1用紙部に対して外形が一致するように折り重ね自在とされた1枚の印刷用紙から製造される名刺であって、
第1用紙部に使用者を特定するための情報の少なくとも一部を印刷し、
その他の用紙部の各一部を必要に応じ切断して除去することにより所望の形状に加工し、前記所望の形状に対応した模様及び色彩をその他の用紙部の少なくとも一方の面の少なくとも一部に印刷し、
前記折線を境に前記第1用紙部にその他の用紙部を重ねたことを特徴としている。
実質的に同一形状であるN(Nは2以上の整数)以上の用紙部からなり、第1用紙部の辺をなす(N−1)本の折線を境に(N−1)枚の用紙部が第1用紙部に対して外形が一致するように折り重ね自在とされた1枚の印刷用紙から製造される名刺であって、
第1用紙部に使用者を特定するための情報の少なくとも一部を印刷し、
その他の用紙部の各一部を必要に応じ切断して除去することにより所望の形状に加工し、前記所望の形状に対応した模様及び色彩をその他の用紙部の少なくとも一方の面の少なくとも一部に印刷し、
前記折線を境に前記第1用紙部にその他の用紙部を重ねたことを特徴としている。
請求項6に記載された造形名刺は、請求項1乃至5記載の造形名刺において、
一方の用紙部に他方の用紙部を重ねる場合において、一方の用紙部の重ね面に所望の表示を形成しておき、一方の用紙部の前記表示に対応する他方の用紙部の特定位置に貫通孔を切断除去により形成し、一方の用紙部に他方の用紙部を重ねた場合に前記所定の表示が他方の用紙部の貫通孔を通して視認できるようにしたことを特徴としている。
一方の用紙部に他方の用紙部を重ねる場合において、一方の用紙部の重ね面に所望の表示を形成しておき、一方の用紙部の前記表示に対応する他方の用紙部の特定位置に貫通孔を切断除去により形成し、一方の用紙部に他方の用紙部を重ねた場合に前記所定の表示が他方の用紙部の貫通孔を通して視認できるようにしたことを特徴としている。
請求項7に記載された造形名刺は、請求項1乃至6記載の造形名刺において、
前記折線のない状態にある1枚の前記印刷用紙をプレス加工により前記折線を介して前記用紙部と前記用紙部を重ねた構造とすることにより、重ねられた前記用紙部と前記用紙部が復元力により自発的に展開しないように構成したことを特徴としている。
前記折線のない状態にある1枚の前記印刷用紙をプレス加工により前記折線を介して前記用紙部と前記用紙部を重ねた構造とすることにより、重ねられた前記用紙部と前記用紙部が復元力により自発的に展開しないように構成したことを特徴としている。
本考案の造形名刺によれば、規格寸法からなる従来の単なる矩形の名刺とは異なり、形状・寸法・模様・色彩が自由であり、受け取る側に強烈な印象を与えることができ、広告宣伝媒体としての高い機能を有している。
さらに、折線を境に互いに折り重ねられる複数の用紙部からなる印刷用紙で製造する場合には、受渡しの段階では折り重ねた上側の用紙部の印刷が視認され、受け取り後に受け取り者が折り重ねた上側の用紙部を開くと下側の用紙部の印刷が見えるようにする構成ともできるので、受け取る側に与える印象をさらに強めることができる。
さらに、重ねた用紙部に設けた貫通孔から下にある用紙部の印刷が見えるようにしておけば、その興趣はさらに高まる。
そして、複数の用紙部を折り重ねた状態とするために、1枚の印刷用紙に十分な押圧力のプレス加工で折線をつけて折り畳むこととすれば、用紙部と前記用紙部が復元力により自発的に展開しないような確実な折り畳み状態を得ることができ、販売時、搬送時、使用時等における取り扱いに支障を生じることがない。
以下、本考案の実施形態を図面を参照して説明する。
(1)第1実施形態(1面タイプ、図1及び図2)
図1は第1実施形態の造形名刺1aの製造工程中(切断前)の平面図であり、図2は第1実施形態の造形名刺1a(完成品)の平面図である。この造形名刺は、1枚の矩形シートである用紙部から製造する。この用紙部の寸法は任意であるが、例えば縦70mm、横91mm〜101mmと従来の規格名刺用紙よりも大きく、受け取った者に強烈な印象を与えることができる。
(1)第1実施形態(1面タイプ、図1及び図2)
図1は第1実施形態の造形名刺1aの製造工程中(切断前)の平面図であり、図2は第1実施形態の造形名刺1a(完成品)の平面図である。この造形名刺は、1枚の矩形シートである用紙部から製造する。この用紙部の寸法は任意であるが、例えば縦70mm、横91mm〜101mmと従来の規格名刺用紙よりも大きく、受け取った者に強烈な印象を与えることができる。
図1に示すように、上記特別な寸法の矩形の用紙部の周縁部(中央部以外の場所)に、当該造形名刺1aの使用者の属性に関連するような模様・色彩のデザインを印刷しておく。本例では、一例としてハウジング会社の社員が使用する造形名刺1aを例示しており、そのために使用者の社名・マーク・所属・氏名・連絡先等、使用者を特定するための名刺本来の本人情報2が印刷される領域の周囲には、ハウジング会社を連想させるような家の模様3が印刷されている。なお、このデザインの家は屋根が傾斜しており、その上の略三角形の部分(図1において斜線を付した部分)は製造時には切断されて除去される不要部分4aである。
そして、名刺の印刷においては、注文が予想されるハウジング会社ごとに、指定された家のデザイン及び社名、マーク等までは所定寸法の用紙部5に所定の書式で印刷して準備しておき、注文を受けてから中央部分に使用者の氏名、所属、連絡先等の本人情報2を印刷し、前記不要部分4aをプレスにより切断、除去して仕上がりとなる。
もちろん、用紙部5の中央部以外の領域に需要が予想されるような種々のデザインを印刷した既製品を多種類用意しておき、顧客がその中から自由に気に入ったデザインの用紙部を選択し、これに氏名等を印刷してプレス加工することにより直ちに造形名刺1aとすることができるようにしておけば、新規の受注に対しても容易に対応できる。
(2)第2実施形態(2面タイプ、図3及び図4)
図3は第2実施形態の造形名刺1bの製造工程中(切断前、折り重ね前)の平面図であり、図4は第2実施形態の造形名刺1b(完成品)の平面図である。この造形名刺1bは、折線10bを境に区画されて折り重ね自在とされた同一矩形状の第1用紙部6b及び第2用紙部7bからなる印刷用紙8bから製造される。
図3は第2実施形態の造形名刺1bの製造工程中(切断前、折り重ね前)の平面図であり、図4は第2実施形態の造形名刺1b(完成品)の平面図である。この造形名刺1bは、折線10bを境に区画されて折り重ね自在とされた同一矩形状の第1用紙部6b及び第2用紙部7bからなる印刷用紙8bから製造される。
図3に示すように、第2実施形態の印刷用紙8bは、横長に使用する矩形の第1用紙部6bと、これと同形の第2用紙部7bが長辺(折線10b)にて上下方向に連続した全体として縦長矩形状を呈している。
図3に示すように、第1用紙部6b(図中下側)の不要部分4b(斜線部分)は自動車の外形に沿って切断して除去することにより所望の自動車の形状に加工される。この第1用紙部6bの裏面には、図4に示すように自動車の形状に沿って任意の色彩、デザインで自動車の図柄11が印刷されている。
一方、図3に示すように、第2用紙部7bの表面には、その両側に自動車の図柄11の背景に適当なデザインとして樹木の図柄12が所望の色彩、デザインで印刷されており、中央上方には使用者の社名13が印刷され、中央よりも下方には所属・氏名・連絡先等、使用者を特定するための名刺本来の本人情報2が印刷されている。
従って、図4に示すように、自動車の形態に打ち抜いた第1用紙部6bを折線10bを介して第2用紙部7bの表面側に折り返して重ねると、自動車の形をした第1用紙部6bが第2用紙部7bの本人情報2等を隠し、自動車の図柄11が第2用紙部7bの樹木の図柄12を背景としてその前面側に配置され、自動車の上方には社名13だけが視認できる状態となる。
この造形名刺1bを受け取った顧客乃至潜在的顧客は、自動車の図柄11のデザインから連想されるイメージとその上に記載された社名13から営業者の業種(例えば自動車販売業)を直ちに強く印象付けられ、その後自動車形の第1用紙部6bを開くことで当該営業者の氏名等の本人情報2を視認するので、単に矩形の用紙に氏名等が印刷された名刺を受け取った場合に比べて多面的に強烈な印象を与えられることになる。この効果は営業上、大いに有利に働く。
本例では、一例として自動車会社の社員が使用する造形名刺1bを例示しており、そのために使用者の社名13、マーク・所属・氏名・連絡先等の本人情報2等、使用者を特定するための名刺本来の情報が印刷される第2用紙部7bの上には、自動車会社を連想させるように自動車の形状に打ち抜かれてこれに対応する印刷も施された第1印刷部6bが重ねられるようになっている。なお、この自動車のデザインにおいては、その上方にある図3中斜線を付した部分は製造時には切断されて除去される不要部分4bである。
本例においても、注文が予想される自動車関連会社ごとに、指定された自動車のデザイン及び社名、マーク等までは所定寸法の用紙部に所定の位置・書式で印刷して準備しておき、注文を受けてから中央部分に使用者の氏名、所属、連絡先等の本人情報2を印刷し、前記不要部分4bをプレス切断して除去するとともに、プレス成型により折り返し部分が復元力で展開しないように自動車形の第1用紙部6bを第2用紙部7bに折り重ねて仕上がりとなる。
本例においても、第1例と同様に既製品を多種類用意しておき、顧客がその中から自由に気に入ったデザインの用紙部を選択し、これに氏名等を印刷してプレス加工することにより直ちに造形名刺1bとすることができるようにしておけば、新規の受注に対しても容易に対応できることはもちろんである。
(3)第3実施形態(2面タイプ、図5及び図6)
この造形名刺1cは、折線10cを境に区画されて折り重ね自在とされた同一矩形状の第1用紙部6c及び第2用紙部7cからなる印刷用紙8cから製造される。
この造形名刺1cは、折線10cを境に区画されて折り重ね自在とされた同一矩形状の第1用紙部6c及び第2用紙部7cからなる印刷用紙8cから製造される。
図5に示すように、第3実施形態の印刷用紙8cは、横長に使用する矩形の第1用紙部6cと、これと同形の第2用紙部7cが短辺(折線10c)にて左右方向に連続した全体として横長矩形状を呈している。
図5に示すように、第1用紙部6c(図中左側)の一部である不要部分4c(斜線部分)は家及び樹木の外形に沿って切断して除去する部分であり、これによって所望の家及び樹木の形状に加工される。この第1用紙部6cの裏面には、図6に示すように家及び樹木の形状に沿って任意の色彩、デザインで家及び樹木の図柄14が印刷されている。
一方、図5に示すように、第2用紙部7c(図中右側)の表面には、その上側に家の背景に適当なデザインとして雲の図柄15が所望の色彩、デザインで印刷されており、中央には使用者の社名13、マーク、使用者の所属・氏名・連絡先等、使用者を特定するための名刺本来の本人情報2が印刷されている。
従って、図6に示すように、家等の形態に打ち抜いた第1用紙部6cを折線10cを介して第2用紙部7cの表面側に折り返して重ねると、家等の形をした第1用紙部6cが第2用紙部7cの社名13、氏名・連絡先等の本人情報2を隠し、家等のデザインが第2用紙部7cの雲の図柄15を背景としてその前面側に配置される状態となる。
この造形名刺1cを受け取った顧客乃至潜在的顧客は、家のデザインから連想されるイメージから営業者の業種(例えばハウジング産業)を直ちに強く印象付けられ、その後に家形の第1用紙部6cを開くことで当該営業者の氏名等を視認するので、単に矩形の用紙に氏名等が印刷された名刺を受け取った場合に比べて多面的に強烈な印象を与えられることになる。この効果は営業上、大いに有利に働く。
本例では、一例としてハウジング会社の社員が使用する造形名刺1cを例示しており、そのために使用者の社名13、マーク・所属・氏名・連絡先等、使用者を特定するための名刺本来の本人情報2が印刷される第2印刷部7cの上には、ハウジング会社を連想させるように家等の形状に打ち抜かれてこれに対応する印刷も施された第1印刷部6cが重ねられるようになっている。なお、この家等のデザインにおいては、その上方にある図5中斜線を付した部分は製造時には切断されて除去される不要部分4cである。
本例においても、注文が予想されるハウジング会社ごとに、指定された家、雲等のデザイン及び社名、マーク等までは所定寸法の各用紙部に所定の位置・書式で印刷して準備しておき、注文を受けてから第2用紙部7cの中央部分に使用者の氏名、所属、連絡先等の本人情報2を印刷し、前記不要部分4cをプレスにより切断、除去し、さらにプレスにより家形の第1用紙部6cを第2用紙部7cに折り重ねて仕上がりとなる。
本例においても、第1例と同様に既製品を多種類用意しておき、顧客がその中から自由に気に入ったデザインの用紙部を選択し、これに氏名等を印刷してプレス加工することにより直ちに造形名刺1cとすることができるようにしておけば、新規の受注に対しても容易に対応できることはもちろんである。
(4)第4実施形態(2面タイプ、図7及び図8)
本例は、第3実施形態の変形例であり、第3実施形態と同一の部分については第3実施形態と同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本例では、第2用紙部7cの本人情報2の横に使用者の顔写真16(又はイラスト等)等、所望の表示を形成しておき、第1用紙部6cの前記顔写真16に対応する特定位置(前記家形の窓に相当する位置)に家の窓として貫通孔17を切断除去により形成する。貫通孔17は、不要部分4cを切断、除去する際に同時に加工する。
本例は、第3実施形態の変形例であり、第3実施形態と同一の部分については第3実施形態と同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本例では、第2用紙部7cの本人情報2の横に使用者の顔写真16(又はイラスト等)等、所望の表示を形成しておき、第1用紙部6cの前記顔写真16に対応する特定位置(前記家形の窓に相当する位置)に家の窓として貫通孔17を切断除去により形成する。貫通孔17は、不要部分4cを切断、除去する際に同時に加工する。
このようにすれば、図8に示すように第2用紙部7cに第1用紙部6cを重ねた場合に、手前にくる第1用紙部6cの家の窓から第2用紙部7cに設けた使用者の顔写真16が覗く形となり、受け取り手に与える印象はさらに強くなる。
(5)第5実施形態(3面タイプ、図9及び図10)
図9は第5実施形態の造形名刺1dの製造工程中(切断前、折り重ね前)の平面図であり、図10は第5実施形態の造形名刺1d(完成品)の平面図である。この造形名刺1dは、折線10d1,10d2を境に区画されて折り重ね自在とされた同一矩形状の第1乃至第3用紙部6d、7d、9dからなる印刷用紙8dから製造される。
図9は第5実施形態の造形名刺1dの製造工程中(切断前、折り重ね前)の平面図であり、図10は第5実施形態の造形名刺1d(完成品)の平面図である。この造形名刺1dは、折線10d1,10d2を境に区画されて折り重ね自在とされた同一矩形状の第1乃至第3用紙部6d、7d、9dからなる印刷用紙8dから製造される。
図9に示すように、第5実施形態の印刷用紙8dは、横長に使用する矩形の第1用紙部6dと、これと同形の第2及び第3用紙部7d、9dが、第1用紙部6dの上下の各長辺(折線10d1,10d2)にて上下両方向にそれぞれ連続した全体として縦長矩形状の外形を呈している。
図9に示すように、第1用紙部6d(図中中央)の表面には、使用者の社名13、マーク、使用者の所属・氏名・連絡先等、使用者を特定するための名刺本来の本人情報2が印刷されている。また、図9に示すように、第2用紙部7d(図中下側)は、その一部である不要部分4d(斜線部分)を家の外形に沿って切断して除去することにより所望の家形に加工される。この第2用紙部7dの表面には図9に示すように所望の色彩が印刷され、必要に応じて使用者の顔写真、イラストその他の必要情報18が印刷される。また、図10に示すように、この第2用紙部7dの裏面には家の形状に相当する形態、色彩で家の図柄19の印刷が施されている。また、図9に示すように、第3用紙部9d(図中上側)は、その一部である不要部分4d(斜線部分)が家の外形に沿って切断、除去されることにより所望の家形に加工される。この第3用紙部の裏面には図10に示すように家の図柄19の背景となる空を表す空色の色彩20が印刷されている。
従って、図10に示すように、家の形態に打ち抜いた第3用紙部9dを折線10d2を介して第1用紙部6dの表面側に折り返して重ね、次に家の形態に打ち抜いた第2用紙部7dを折線10d1を介して第3用紙部9dの表面側に折り返して重ねると、家の形をした第2用紙部7dが第3用紙部9dに印刷された空色の色彩20を背景として配置される状態となる。
この造形名刺1dを受け取った顧客乃至潜在的顧客は、家のデザインから連想されるイメージから営業者の業種(例えばハウジング産業)を直ちに強く印象付けられ、その後に家形の第2用紙部7d及び第3印刷部9dを開くことで当該営業者の氏名等を視認するので、単に矩形の用紙に氏名等が印刷された名刺を受け取った場合に比べて多面的に強烈な印象を与えられることになる。この効果は営業上、大いに有利に働く。
本例では、一例としてハウジング会社の社員が使用する造形名刺1dを例示しており、そのために使用者の社名13、マーク・所属・氏名・連絡先等、使用者を特定するための名刺本来の本人情報2が印刷される第1印刷部6dの上には、ハウジング会社を連想させるように家等の形状に打ち抜かれてこれに対応する印刷も施された第2印刷部7d及び第2印刷部9dが重ねられるようになっている。なお、この家等のデザインにおいては、その図9中において斜線を付した部分は製造時には切断されて除去される不要部分4dである。
本例においても、注文が予想されるハウジング会社ごとに、指定された家等のデザイン及び社名、マーク等までは所定寸法の各用紙部に所定の位置・書式で印刷して準備しておき、注文を受けてから第1用紙部6dの中央部分に使用者の氏名、所属、連絡先等の本人情報2を印刷し、前記不要部分4dをプレスにより切断、除去し、さらにプレスにより家形の第2及び第3用紙部7d、9dを第1用紙部6dに折り重ねて仕上がりとなる。
本例においても、第1例と同様に既製品を多種類用意しておき、顧客がその中から自由に気に入ったデザインの用紙部を選択し、これに氏名等を印刷してプレス加工することにより直ちに造形名刺1dとすることができるようにしておけば、新規の受注に対しても容易に対応できることはもちろんである。
(6)第6実施形態(3面タイプ、図11及び図12)
図11は第6実施形態の造形名刺1eの製造工程中(切断前、折り重ね前)の平面図であり、図12は第6実施形態の造形名刺1e(完成品)の平面図である。この造形名刺1eは、折線10cを境に区画されて折り重ね自在とされた同一矩形状の第1乃至第3用紙部からなる印刷用紙から製造される。
図11は第6実施形態の造形名刺1eの製造工程中(切断前、折り重ね前)の平面図であり、図12は第6実施形態の造形名刺1e(完成品)の平面図である。この造形名刺1eは、折線10cを境に区画されて折り重ね自在とされた同一矩形状の第1乃至第3用紙部からなる印刷用紙から製造される。
図11に示すように、第6実施形態の印刷用紙8eは、横長に使用する矩形の第1用紙部6eと、これと同形の第2及び第3用紙部7e,9eが、第1用紙部6eの左右の各短辺(折線10e1,10e2)にて左右両方向にそれぞれ連続した全体として横長矩形状を呈している。
図11に示すように、第1用紙部6e(図中中央)の表面には、使用者の社名13、マーク、使用者の所属・氏名・連絡先等、使用者を特定するための名刺本来の本人情報2が印刷されている。また、図11に示すように、第2用紙部7e(図中左側)及び第3用紙部9e(図中右側)は、その各一部が不要部分4e(斜線部分)として切断除去され、ウイング形状に加工される。この第2及び第3用紙部7e,9eの各表面及び/又は裏面には図11に示すように所望の色彩19が印刷され、さらに必要に応じて使用者の顔写真、イラストその他の必要情報が印刷される。
そして、図12に示すように、ウイング状に打ち抜いた第2及び第3用紙部7e,9eを折線10e1,10e2を介して第1用紙部6eの裏面側に折り返して重ねる。
この造形名刺1eを受け取った顧客乃至潜在的顧客は、単なる一枚ものの通常の名刺ではなく、背面側に2片のウイングが設けられた造形に興味を惹かれるはずであるから、単に矩形の用紙に氏名等が印刷された名刺を受け取った場合に比べて多面的に強烈な印象を与えられることになる。この効果は営業上、大いに有利に働く。なお、2枚のウイングは第1用紙部6eの裏面側に折り返して氏名等が見えるようにしたが、2枚のウイングを第1用紙部6eの表面側に折り返して氏名等が最初は見えないようにしてもよい。
本例では、使用者の社名13,マーク,所属・氏名・連絡先等の使用者を特定するための名刺本来の本人情報2が印刷される第1印刷部6eに対して、その両側の用紙部7e,9eをウイング状の造形としたが、この造形はウイングに限らず使用者の所属会社や業種等に応じて受け取り手に最も強烈な印象を与えうるようなデザインを選ぶことができる。
本例においても、注文が予想される需要者ごとに、指定された造形及び社名、マーク等までは所定寸法の各用紙部に所定の位置・書式で印刷して準備しておき、注文を受けてから第1用紙部6eの中央部分に使用者の氏名、所属、連絡先等の本人情報2を印刷し、前記不要部分4eをプレスにより切断、除去し、さらにプレスにより第2及び第3用紙部7e,9eを第1用紙部6eに折り重ねて仕上がりとなる。
本例においても、第1例と同様に既製品を多種類用意しておき、顧客がその中から自由に気に入ったデザインの用紙部を選択し、これに氏名等を印刷してプレス加工することにより直ちに造形名刺1eとすることができるようにしておけば、新規の受注に対しても容易に対応できることはもちろんである。
(7)第7実施形態(5面タイプ、図13及び図14)
図13は第7実施形態の造形名刺1fの製造工程中(切断前、折り重ね前)の平面図であり、図14は第7実施形態の造形名刺1f(完成品)の平面図である。この造形名刺1fは、折線10f1〜10f4を境に区画されて折り重ね自在とされた同一矩形状の第1乃至第5用紙部6f、7f、9f、20f、21fからなる印刷用紙8fから製造される。
図13は第7実施形態の造形名刺1fの製造工程中(切断前、折り重ね前)の平面図であり、図14は第7実施形態の造形名刺1f(完成品)の平面図である。この造形名刺1fは、折線10f1〜10f4を境に区画されて折り重ね自在とされた同一矩形状の第1乃至第5用紙部6f、7f、9f、20f、21fからなる印刷用紙8fから製造される。
図13に示すように、第7実施形態の印刷用紙8fは、横長に使用する矩形の第1用紙部6fと、これと同形の第2乃至第5用紙部7f、9f、20f、21fが、第1用紙部の6f上下左右の各辺(折線10f1〜10f4)にて上下左右方向にそれぞれ連続した全体として十字型の形状(蓋なし直方体の展開形状)を呈している。
図13に示すように、第1用紙部6f(図中中央)の表面には、使用者の社名13、使用者の所属・氏名・連絡先等、使用者を特定するための名刺本来の本人情報2が印刷されている。また、第1用紙部6fの上方には家の中央部分を表す図柄22が印刷されている。
第1用紙部6fの家の図柄22は、第1用紙部6fの左右に連続する第2及び第3用紙部7f、9fに家の左右両端側を表す図柄として連続して表されている。また、第2及び第3用紙部7f、9fには、家の図柄22の背景として好適な丘や雲が流れる青空、小鳥や蝶などの自然物の図柄23も印刷されている。そして、第2及び第3用紙部7f、9fは上記図柄23の印刷に対応したウイング形状に打ち抜かれている。
また、第1用紙部6fの上に連続する第4用紙部20fには家の図柄22の上方に存在する背景として雲が流れる青空の図柄23が印刷されているが、第4用紙部20fは上記図柄23の印刷に対応した三角形状に打ち抜かれている。
また、第1用紙部6fの下に連続する第5用紙部21fには、メッセージの記入欄24(罫線)が印刷されており、第5用紙部21fは上記記入欄24の印刷に対応した三角形状に打ち抜かれている。
そして、図14に示すように、第1用紙部6fにその他の用紙部7f、9f、20f、21fをプレスで折り曲げて重ねる。すなわち、ウイング状に打ち抜いた第2及び第3用紙部7f、9fを折線10f1、10f1を介して第1用紙部6fの裏面側に折り返して重ね、三角形状に打ち抜いた第4及び第5用紙部20f、21fを折線10f3,10f4を介して第1用紙部6fの裏面側に折り返して第2及び第3用紙部7f、9fの上に重ねる。このようにすれば、図14に示すように表面には家の図柄22と社名13、氏名等の本人情報2が印刷された第1用紙部6fが前面に表れる矩形の名刺となるが、これを受け取った者は名刺の社名13、氏名等の本人情報2を見た後に背面側の各用紙部が展開できることに気づき、これを前面側に開くと受け取った者の眼前には全体に広がりのある自然の中の家という図柄22が現出することとなり、その受け取り者にハウジング会社の良好なイメージを与えることができる。
本例では、ハウジング会社を例にとってデザインを説明したが、もちろん他業種においても同様の考え方で図柄、色彩、形状等のデザインを設定することにより当該業種に適合した効果を達成することができる。
本例においても、注文が予想される需要者ごとに、指定された造形及び社名、マーク等までは所定寸法の各用紙部に所定の位置・書式で印刷して準備しておき、注文を受けてから第1用紙部6fの中央部分に使用者の氏名、所属、連絡先等の本人情報2を印刷し、前記各用紙部7f、9f、20f、21fの不要部分4fをプレスにより切断、除去し、さらにプレスにより各用紙部7f、9f、20f、21fを第1用紙部6fに折り重ねて仕上がりとなる。
本例においても、第1例と同様に既製品を多種類用意しておき、顧客がその中から自由に気に入ったデザインの用紙部を選択し、これに氏名等を印刷してプレス加工することにより直ちに造形名刺1fとすることができるようにしておけば、新規の受注に対しても容易に対応できることはもちろんである。
(8)その他の実施形態等について
以上説明した実施形態は、用紙部が1面〜5面のものであったが、もちろん6面以上の用紙部を有する印刷用紙によって同様の考え方で造形名刺を製造(印刷、加工)することができる。
以上説明した実施形態は、用紙部が1面〜5面のものであったが、もちろん6面以上の用紙部を有する印刷用紙によって同様の考え方で造形名刺を製造(印刷、加工)することができる。
(9)実施形態におけ共通構成部分について
以上説明した他、各実施形態において、印刷用紙の材質は一般紙でもよいし、再生紙でもよい。また紙に限らず、金属シートや樹脂シートも利用できる。また、印刷色は1色から多色まで任意であり、使用するインクも一般的なインクの他、特殊インクも利用できる。また、その他の加工手法としては、文字、図柄の浮き出しや型押しが可能である。また、香料印刷も可能である。また、液晶印刷も可能である。また、各種バーコード及びQRコードの印刷も可能である。また、用紙部の表裏に樹脂液を塗布することも可能であり、フィルムを貼り合せることもでき、印刷状態を長く保つことが出来る。また、名刺としての表記は視力障害者のために点字で行うことも可能である。さらに、用紙部の表裏の少なくとも一部に記憶媒体(フィルム等)を施すこともできる。さらに、造形名刺の表裏の一部に所定の規則で記号乃至数字を印刷し、これを懸賞の当選番号として営業活動乃至個人的な楽しみに利用することもできる。
このような構成を加えれば、これらによる効果は前述した基本的な効果と相乗的に働いてさらに本考案の造形名刺の効果を増大させることとなる。
以上説明した他、各実施形態において、印刷用紙の材質は一般紙でもよいし、再生紙でもよい。また紙に限らず、金属シートや樹脂シートも利用できる。また、印刷色は1色から多色まで任意であり、使用するインクも一般的なインクの他、特殊インクも利用できる。また、その他の加工手法としては、文字、図柄の浮き出しや型押しが可能である。また、香料印刷も可能である。また、液晶印刷も可能である。また、各種バーコード及びQRコードの印刷も可能である。また、用紙部の表裏に樹脂液を塗布することも可能であり、フィルムを貼り合せることもでき、印刷状態を長く保つことが出来る。また、名刺としての表記は視力障害者のために点字で行うことも可能である。さらに、用紙部の表裏の少なくとも一部に記憶媒体(フィルム等)を施すこともできる。さらに、造形名刺の表裏の一部に所定の規則で記号乃至数字を印刷し、これを懸賞の当選番号として営業活動乃至個人的な楽しみに利用することもできる。
このような構成を加えれば、これらによる効果は前述した基本的な効果と相乗的に働いてさらに本考案の造形名刺の効果を増大させることとなる。
以上説明したように、本考案の造形名刺によれば、規格寸法からなる従来の単なる矩形の名刺とは全く異なり、従来にない形状・寸法・模様・色彩の自由度があり、受け取る側に強烈な印象を与えることができ、広告宣伝媒体としての高い機能も期待できるとともに、従来に全くない新規な名刺として話題性も抜群である。また、上記実施形態では営業活動のツールとしての効果を特に説明したが、このように自由な造形で審美的な効果も高く、玩具的な興趣もあるので、ビジネスユースだけではなく、子供やお年寄りも含めた広い年齢層の需要者が幅広い用途で楽しむことができる。
また、1枚の用紙を折線を境に複数の用紙部にプレスで折り反して展開しないように互いに重ねれば、受渡しの段階では折り重ねた上側の用紙部の印刷が視認され、受け取り後に受け取り者が折り重ねた上側の用紙部を開くと下側の用紙部の印刷が見えるので、受け取る側に与える印象をさらに強めることができる。
また、重ねられた複数の各用紙部のデザインを名刺使用者の業務における取り扱い対象や商品の形状としたり、重ねられて後に展開されて順次視認されていく各用紙部のデザインに関連性を持たせる(例えば自動車会社であれば、種類の異なる自動車のデザインを重ねた各用紙部にそれぞれ印刷する等)等により、その効果をさらに高めることができる。
このように、本考案の造形名刺は従来に全く見られない新規な形状・構造を有する全く新機軸の名刺として受け取る者にとって大きな心理的インパクトを与えるものであり、営業上・宣伝広告上の効果が大きいという現実的に極めて有益な効果が得られるものである。
1a,1b,1c,1d,1f 造形名刺
2 本人情報
5 用紙部
6b,6c,6d,6e,6f 第1用紙部
7b,7c,7d,7e,7f 第2用紙部
8b,8c,8d,8e,8f 印刷用紙
9b,9c,9d,9e,9f 第3用紙部
20f 第4用紙部
21f 第5用紙部
10b,10c,10d1,10d2,10e1,10e2,10f1,10f2,10f3,10f4 折線
2 本人情報
5 用紙部
6b,6c,6d,6e,6f 第1用紙部
7b,7c,7d,7e,7f 第2用紙部
8b,8c,8d,8e,8f 印刷用紙
9b,9c,9d,9e,9f 第3用紙部
20f 第4用紙部
21f 第5用紙部
10b,10c,10d1,10d2,10e1,10e2,10f1,10f2,10f3,10f4 折線
Claims (7)
- 1枚の矩形シートである用紙部の一部を切断して除去することにより所望の形状に加工され、前記用紙部の少なくとも一面には前記所望の形状に対応した模様及び色彩と使用者を特定するための情報とが印刷されたことを特徴とする造形名刺。
- 折線を境に区画されて折り重ね自在とされた同一矩形状の第1用紙部及び第2用紙部からなる印刷用紙から製造される名刺であって、
前記第1用紙部の一部を切断して除去することにより所望の形状に加工し、前記所望の形状に対応した模様及び色彩を前記第1用紙部の少なくとも一方の面に印刷し、
前記折線を境に前記第1用紙部を前記第2用紙部の一方の面の上に重ねて前記第1用紙部の一方の面の印刷が表出する状態において、前記第2用紙部の一方の面の少なくとも前記第1用紙部によって隠されない位置に前記第1用紙部の形状及び前記第1用紙部の一方の面の印刷に対応した模様及び色彩を印刷するとともに、前記第2用紙部の一方の面の前記第1印刷面によって隠される位置に使用者を特定するための情報の少なくとも一部を印刷したことを特徴とする造形名刺。 - 第1及び第2の折線を境に区画されて互いに折り重ね自在とされた第1乃至第3用紙部からなる印刷用紙から製造される名刺であって、
第1及び第2の折線を介して第2用紙部及び第3用紙部と連続した第1用紙部に使用者を特定するための情報の少なくとも一部が印刷され、
第2用紙部及び第3用紙部の各一部を必要に応じ切断して除去することにより所望の形状に加工し、前記所望の形状に対応した模様及び色彩が第2用紙部及び第3用紙部の少なくとも一方の面の少なくとも一部に印刷され、
前記第1及び第2の折線を境に前記第1用紙部の一方又は他方の面に第2用紙部又は第3用紙部を重ねたことを特徴とする造形名刺。 - 第1乃至第5用紙部からなり、中央の第1用紙部の4辺をなす第1乃至第4の折線を境に第2乃至第5用紙部が第1用紙部に対して折り重ね自在に一体化された印刷用紙から製造される名刺であって、
第1用紙部に使用者を特定するための情報の少なくとも一部を印刷し、
第2用紙部乃至第5用紙部の各一部を必要に応じ切断して除去することにより所望の形状に加工し、第2用紙部乃至第5用紙部の少なくとも一方の面の少なくとも一部にその形状に対応した模様及び色彩を印刷し、
前記第1乃至第4の折線を境に前記第1用紙部の一方又は他方の面に第2用紙部乃至第5用紙部を重ねたことを特徴とする造形名刺。 - 実質的に同一形状であるN(Nは2以上の整数)以上の用紙部からなり、第1用紙部の辺をなす(N−1)本の折線を境に(N−1)枚の用紙部が第1用紙部に対して外形が一致するように折り重ね自在とされた1枚の印刷用紙から製造される名刺であって、
第1用紙部に使用者を特定するための情報の少なくとも一部を印刷し、
その他の用紙部の各一部を必要に応じ切断して除去することにより所望の形状に加工し、前記所望の形状に対応した模様及び色彩をその他の用紙部の少なくとも一方の面の少なくとも一部に印刷し、
前記折線を境に前記第1用紙部にその他の用紙部を重ねたことを特徴とする造形名刺。 - 一方の用紙部に他方の用紙部を重ねる場合において、一方の用紙部の重ね面に所望の表示を形成しておき、一方の用紙部の前記表示に対応する他方の用紙部の特定位置に貫通孔を切断除去により形成し、一方の用紙部に他方の用紙部を重ねた場合に前記所定の表示が他方の用紙部の貫通孔を通して視認できるようにしたことを特徴とする請求項1乃至5記載の造形名刺。
- 前記折線のない状態にある1枚の前記印刷用紙をプレス加工により前記折線を介して前記用紙部と前記用紙部を重ねた構造とすることにより、重ねられた前記用紙部と前記用紙部が復元力により自発的に展開しないように構成したことを特徴とする請求項1乃至6記載の造形名刺。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005010132U JP3118939U (ja) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | 造形名刺 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005010132U JP3118939U (ja) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | 造形名刺 |
Publications (1)
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JP3118939U true JP3118939U (ja) | 2006-02-09 |
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ID=43469194
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JP2005010132U Expired - Fee Related JP3118939U (ja) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | 造形名刺 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3118939U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7537193B2 (ja) | 2020-09-10 | 2024-08-21 | 大日本印刷株式会社 | 印画物製造システム及び印画物製造方法 |
-
2005
- 2005-11-30 JP JP2005010132U patent/JP3118939U/ja not_active Expired - Fee Related
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