JP6344459B2 - 無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理方法、デバイス及びシステム - Google Patents

無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理方法、デバイス及びシステム

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Description

本開示は、無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理方法、デバイス及びシステムに関する。
コンピュータ及び通信技術の急速な発展に伴い、情報ネットワークが急速にIPを元にした次世代ネットワーク(Next Generation Network, NGN)へ進化している。次世代ネットワークの一つの重要な特徴は、複数の種類の無線技術が共存してヘテロジニアス無線アクセスネットワークを形成することである。ヘテロジニアス無線アクセスネットワークは、カバー範囲により、ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network, WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(Metropolitan Area Network, MAN)、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network, LAN)、パーソナルエリアネットワーク(Personal Area Network, PAN)等に分けられ、ネットワークアーキテクチャーにより、ポイントツーマルチポイント(Point−to−Multipoint)のシングルホップネットワーク(Single−hop Network)、マルチホップネットワーク(Multi−hop Network)、メッシュネットワーク(Mesh Network)、アドホックネットワーク(Ad Hoc)等に分けられる。これらは、地理的分布で立体的なカバーを形成し、協力して働いて、ユビキタスの、内容豊富の無線マルチメディアサービスをユーザに提供する。
ヘテロジニアスネットワークは、ネットワーク密度及びネットワークレイアウトの複雑性を増大させ、モビリティ管理、特に中高速で運動するモバイルデバイスのモビリティ管理に大きな挑戦をもたらす。
本開示のいくつかの実施例は、無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理方法、デバイス及びシステムを提供し、運動中のモバイルデバイスの快速及び効果的なセル切り替えを実現することができる。
以下では、本開示に関する簡単な概説を説明して、本開示のある局面に関する基本的理解を提供する。この概説が本開示に関する取り尽くし的概説ではないと理解すべきである。それは、本開示の肝心又は重要部分を意図的特定することではなく、本開示の範囲を意図的に限定することでもない。その目的は、簡素化の形式で、ある概念を提供して、後論述するより詳しい技術の前述とするものである。
本開示の一局面によれば、無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理デバイスを提供し、当該モビリティ管理デバイスは、無線通信ネットワークにおけるモバイルデバイスに対して、予測して得られた上記モバイルデバイスの運動軌跡に基づいて、上記運動軌跡が経過する複数の候補切り替えセルを無線通信ネットワークから選択して、上記モバイルデバイスの候補切り替えセルシーケンスを形成するように配置される候補セル特定装置と、上記モバイルデバイスの運動速度、運動方向、上記候補切り替えセルシーケンスに基づいて上記モバイルデバイスの目標切り替えセルシーケンスを生成するように配置される目標セル特定装置とを含み、当該目標切り替えセルシーケンスは、上記モバイルデバイスが上記運動軌跡に沿って移動して順に切り替える複数の目標切り替えセルを含む。
本開示の他の局面によれば、無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理方法を提供し、当該モビリティ管理方法は、無線通信ネットワークにおけるモバイルデバイスに対して、予測して得られた上記モバイルデバイスの運動軌跡に基づいて、上記運動軌跡が経過する複数の候補切り替えセルを無線通信ネットワークから選択して、上記モバイルデバイスの候補切り替えセルシーケンスを形成すること、及び、上記モバイルデバイスの運動速度、運動方向、上記候補切り替えセルシーケンスに基づいて上記モバイルデバイスの目標切り替えセルシーケンスを生成することを含み、当該目標切り替えセルシーケンスは、上記モバイルデバイスが上記運動軌跡に沿って移動して順に切り替える複数の目標切り替えセルを含む。
本開示の他の局面によれば、無線通信ネットワークにおけるモバイルユーザデバイスを提供し、当該モバイルユーザデバイスは、無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理エンティティが、予測したモバイルユーザデバイスの運動軌跡に基づいて生成した、当該モバイルユーザデバイスに用いられる目標切り替えセルシーケンスを受信するように配置される受信装置と、当該モバイルユーザデバイスが上記運動軌跡に沿って運動する時に上記目標切り替えセルシーケンスに従って、対応する目標切り替えセルに順に切り替えるように配置される切り替え装置とを含み、当該目標切り替えセルシーケンスは、上記モバイルユーザデバイスが上記運動軌跡に沿って移動して順に切り替える複数の目標切り替えセルを含む。
本開示の他の局面によれば、無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理方法を提供し、無線通信ネットワークにおけるモバイルユーザデバイスにより、無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理エンティティが、予測した当該モバイルユーザデバイスの運動軌跡に基づいて生成した、当該モバイルユーザデバイスに用いられる目標切り替えセルシーケンスを受信すること、及び、当該モバイルユーザデバイスが上記運動軌跡に沿って運動する時に上記目標切り替えセルシーケンスに従って対応する目標切り替えセルに順に切り替えることを含み、当該目標切り替えセルシーケンスは、上記モバイルユーザデバイスが上記運動軌跡に沿って移動して順に切り替える複数の目標切り替えセルを含むル。
本開示の他の局面によれば、無線通信システムを提供し、当該無線通信システムは、上記モビリティ管理デバイスと上記モバイルユーザデバイスとを含む。
本開示の他の局面によれば、運動推定デバイスを提供し、当該運動推定デバイスは、無線通信ネットワークにおけるモバイルデバイスの運動パラメータを推定するためのものであり、かつ、無線通信ネットワークにおけるモバイルデバイスの運動軌跡を取得するように配置される軌跡取得装置と、上記モバイルデバイスの移動軌跡上での投射点の運動状態に基づいて上記モバイルデバイスの運動パラメータ推定するように配置される推定装置とを含む。
本開示の他の局面によれば、運動推定方法を提供し、当該運動推定方法は、無線通信ネットワークにおけるモバイルデバイスの運動パラメータを推定するためのものであり、かつ、無線通信ネットワークにおけるモバイルデバイスの運動軌跡を取得すること、及び、上記モバイルデバイスの移動軌跡上での投射点の運動状態に基づいて上記モバイルデバイスの運動パラメータを推定することを含む。
本開示の他の局面によれば、無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理デバイスを提供し、無線通信ネットワークにおけるモバイルデバイスがセル切り替えを行う必要がある場合に、候補切り替えセルの利用可能なリソースを特定するように配置される利用可能なリソース特定モジュールと、候補切り替えセルの利用可能なリソース状況に基づいて当該モバイルデバイスのセル切り替えを制御するように配置される切り替え制御モジュールとを含む。
本開示の他の局面によれば、無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理方法を提供し、無線通信ネットワークにおけるモバイルデバイスがセル切り替えを行う必要がある場合に、候補切り替えセルの利用可能なリソースを特定すること、及び、候補切り替えセルの利用可能なリソース状況に基づいて当該モバイルデバイスのセル切り替えを制御することを含む。
また、本開示は、上記した何れか一つの方法を実現するためのコンピュータプログラムをさらに提供する。
なお、本開示は、少なくともコンピュータの読み取り可能な方式のコンピュータプログラム製品も提供し、それに上記した何れか一つの方法を実現するためのコンピュータプログラムコードが記録されている。
以下の図面に基づいて本開示の実施例の説明を参照することにより、本開示の以上と他の目的、特徴と利点をより容易に理解できるだろう。図面における部材は、比例して描画するものではなく、本開示の原理を示すためのものである。図面で、同じ或いは類似の技術特徴或いは部材は同じ或いは類似の符号で示す。
本開示の一実施例に基づくモビリティ管理方法を示す模式フローチャートである。
ナビゲーション情報の支援がない場合にモバイルデバイスの運動軌跡を予測する方法の例を示す模式フローチャートである。
ナビゲーション情報の支援がある場合にモバイルデバイスの運動軌跡を予測する方法の例を示す模式フローチャートである。
予測した運動軌跡に基づいてモバイルデバイスの候補切り替えセルを選択する例を示した模式フローチャートである。
予測した運動軌跡に基づいてモバイルデバイスの候補切り替えセルを選択する他の例を示した模式フローチャートである。
予測した運動軌跡に基づいてモバイルデバイスの候補切り替えセルを選択する他の例を示した模式フローチャートである。
予測した運動軌跡に基づく候補地理領域の例を示す模式図である。
本開示の一実施例に基づく目標切り替えセルシーケンスを生じる方法の一つの例を示す模式フローチャートである。
本開示の一実施例に基づく目標切り替えセルシーケンスを生じる方法の他の例を示す模式フローチャートである。
候補切り替えセルの運動軌跡上での位置関連関係の例を示す模式図である。
候補切り替えセルのカバー範囲と運動軌跡との交点を算出する方法の一つの例を示す模式図である。
(a)は、運動軌跡上での複数の候補切り替えセルの分布を示した模式図であり、且つ(b)は、各候補切り替えセルの間の関連関係を示した模式図である。
実際の運動軌跡と予測運動軌跡とを比較する模式図である。
本開示の他の一実施例に基づくモビリティ管理方法を示す模式フローチャートである。
一つの実施例に基づくモバイルデバイスの運動特徴を推定する方法を示す模式フローチャートである。
一つの実施例に基づく、運動特徴に基づいて複数のモバイルデバイスをグループ分けする方法の一つの例を示す模式フローチャートである。
本開示の一実施例に基づくモビリティ管理デバイスを示す模式ブロック図である。
モビリティ管理デバイスにおける候補セル切り替え装置の一つの例を示す模式ブロック図である。
モビリティ管理デバイスにおける目標セル切り替え装置の一つの例を示す模式ブロック図である。
本開示の他の一実施例に基づくモビリティ管理デバイスを示す模式ブロック図である。
本開示の一実施例に基づく運動推定デバイスを示す模式ブロック図である。
本開示の一実施例に基づくモバイルユーザデバイスを示す模式ブロック図である。
本開示の実施例を実施できるコンピュータデバイスの構成を示す模式ブロック図である。
以下、図面を参照し、本開示の実施例を説明する。本開示の一つの図面或いは実施形態で記述する要素と特徴は、一つ或いは複数の他の図面或いは実施形態で記述する要素と特徴とを組み合わせることができる。注意すべきことは、明らかにするように、図面と説明で本開示と関係なく、当業者にとって既知の部材と処理の表示と記述を省略した。
本開示の実施例は、無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理方法、デバイス及びシステムを提供し、運動中のモバイルデバイスの快速かつ効果的なセル切り替えを実現することができる。
図1は、本開示の一実施例に基づく無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理方法を示す模式フローチャートである。図1に示す方法は、無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理エンティティ(又はモビリティ管理デバイスと称する)により実施され得る。ここで記述する無線通信ネットワークは、一つ又は複数の無線通信システムを含むことができ、例えば、グローバルモバイル通信システム(GSM)、第三世代(3G)通信システム、ロング・ターム・エボリューション(LTE)通信システム、WiFi通信ネットワーク等である。上記モビリティ管理エンティティは、上記一つ又は複数の無線通信システムの間に設置する無線ネットワークコントローラー又はマネージャであってもよく、例えば、各無線通信ネットワークと有線又は無線の方式により相互接続を行い、モビリティ管理機能を有するサーバー等である。又は、上記モビリティ管理エンティティは、当該基地局の一部として無線通信ネットワークのある一つ基地局に設置されてもよい。または、上記モビリティ管理エンティティは、無線通信ネットワークにおける複数の基地局に分布設置してもよい。例えば、モバイルデバイスが無線通信ネットワークのある領域に移動した時に、当該領域におけるあるセル(基地局)によりモビリティ管理エンティティの機能を実行でき、当該モバイルデバイスが無線通信ネットワークの他の領域に移動した時に、当該他の領域におけるあるセル(基地局)によりモビリティ管理エンティティの機能を実行する。つまり、モビリティ管理エンティティが複数の基地局に分布設置された場合に、これらの複数の基地局の各々は、何れもモビリティ管理エンティティの機能を実行できる。モビリティ管理エンティティ及び無線通信ネットワークにおける各セルの間は、バックボーンネットワークにより相互接続して、バックボーンネットワークにより情報のやり取りを行う。また、本文の上記した「モバイルデバイス」とは、無線通信ネットワークでの、移動中のユーザデバイス(例えば、携帯電話又は無線通信ネットワークにアクセスした携帯型パソコン、タブレットPC又はPDA等の電子デバイス)を指し、「モバイルユーザデバイス」とも称する。
図1に示すように、当該モビリティ管理方法は、ステップ104と106を含む。
まず、ステップ104において、無線通信ネットワークにおけるモバイルデバイスに対して、予測して得られたモバイルデバイスの運動軌跡に基づいて、当該運動軌跡が経過する複数の候補切り替えセルを無線通信ネットワークから選択する。選択した複数の候補切り替えセルは、上記モバイルデバイスの候補切り替えセルシーケンスを形成する。
複数の種類の方式を採用してモバイルデバイスによる未来の運動軌跡を取得又は予測することが可能であり、例えば,ナビゲーション情報の支援がある場合に、ナビゲーション情報によりモバイルデバイスの運動軌跡を得ることができる。また、例えば、ナビゲーション情報がない場合に、モバイルデバイスによる既存の運動軌跡により将来の運動軌跡を予測することが可能である。
図2は、ナビゲーション情報の支援がない場合にモバイルデバイスの運動軌跡を予測する方法の一つの例である。
図2に示すように、まず、ステップ202−1において、モバイルデバイスによる既存の運動軌跡のうち複数の位置をサンプリングする。例えば、時刻tにモバイルデバイスが位置する位置座標(x,y)(i=0、1、2、…、N; N>1)を採集してもよい。一つの例として、モバイルデバイス自身が地理位置を取得する能力を備え、例えば全地球測位システム(Global Positioning System,GPS)がインストールされていると、モバイルデバイスが能動的に位置情報をモビリティ管理エンティティに提供することが可能である。他の一つの例として、ネットワーク計測によりモバイルデバイスの位置情報をモビリティ管理エンティティに提供し、例えば三角測量等の方法によりモバイルデバイスの位置情報を取得し、ここで詳細に記述しない。なお、二つの隣り合うサンプリング位置間の間隔時間がサンプリング頻度と称されるとすると、複数のモバイルデバイスに対して同じサンプリング頻度を用いてサンプリングすると、静的サンプリングと称する。モバイルデバイスの運動レートに基づいてモバイルデバイスを複数の種類に分け、且つ各種類に対して同じサンプリング頻度でサンプリングすると、半静的サンプリングと称する。各モバイルデバイスの運動レートに基づいて、異なるサンプリング頻度でサンプリングすると、動的サンプリングと称する。例えば、モバイルデバイスの運動レートが低い時に、サンプリング頻度を下げ、モバイルデバイス運動レートが高い時に、サンプリング頻度を上げることができる。利点は、軌跡算出の精度を向上させるとともに、サンプリング及び後の軌跡算出に必要な算出量を低減させる。
次に、ステップ202−2において、サンプリングした複数の位置に基づいてフィッティングすることにより上記モバイルデバイスの運動軌跡を予測する。
各種のフィッティング方法を採用できる。ユーザは、一般的に近距離内で最短距離経路に従って進行することを選択するので、直線で運動軌跡をフィッティングすることが可能である。一つの例として、最小二乗法(Least square method)を用いてフィッティングしてもよい。具体的に、時間シーケンスt、t、…、tでサンプリングしたサンプリング位置点をP、P、…、P(nが位置点利用の数を示し、n>1)とし、且つこれらの位置点の座標シーケンスを(x,y)、 (x,y)、…、 (x,y)をとすると、当該運動軌跡Lの方程式は、y=ax+bと表し、各サンプリング点の座標を当該方程式に代入すると、偏差dを得ることができる:
Figure 0006344459
ただし、n>1である。上記偏差dの平方和をD(a,b)と記載すると、
Figure 0006344459
と表す。
偏差の平方和D(a,b)の最小値を得るために、以下の式を得ることができる。
Figure 0006344459
上記式(3)に基づいてaとbを求めることにより、運動軌跡方程式y=ax+bを得ることができる。
理解すべきことは、上記最小二乗法によるフィッティング方法が、運動軌跡を予測する一つの例に過ぎず、他のいかなる適当なフィッティング方法を採用して運動軌跡を予測することが可能であり、ここで列挙しない。
図3は、ナビゲーション情報の支援がある場合にモバイルデバイスの運動軌跡を予測する方法の一つの例を示す。
具体的に、ステップ302−1において、モバイルデバイスの出発地と目的地の情報を取得してから、ステップ302−2において、ナビゲーション情報に基づいて出発地と目的地に対応する案内経路を上記モバイルデバイスの運動軌跡として取得する。
案内経路は、一般的に折れ線形式である。後の算出を簡素化するために、複数の直線に分割してもよい。例えば、案内経路の変曲点に基づいて分割して当該経路を複数の線分に分割してから、各線分に対して操作する。
一つの例として、上記モバイルデバイスの将来の運動軌跡を予測する方法は、モビリティ管理エンティティにより行うことが可能である。この場合に、ステップ104の前に、モバイルデバイスの運動軌跡を予測するステップ(図1に図示せず)をさらに含むことができる。他の一つの例として、モバイルデバイスの将来の運動軌跡は、他の関連デバイス(例えばモバイルデバイス自身又はモバイルデバイスに関するナビゲーション情報又はGPS情報を提供できるGPSデバイス等)により予測し、モビリティ管理エンティティに送信してもよい。予測したモバイルデバイスの運動軌跡を得た後に、当該運動軌跡が経過する複数の候補切り替えセルを選択すればよい。
候補切り替えセルシーケンスにおける各候補切り替えセルは、モバイルデバイスの運動軌跡が経過しようとするセルである。これらの候補切り替えセルを当該運動軌跡が経過する順に(モバイルデバイスの運動方向)並べると、候補切り替えセルシーケンスを形成する。複数の方法を採用して候補切り替えセルシーケンス選択することができる。例えば、下文で図4−6を参照して記述した方法を利用して候補切り替えセルを選択することが可能である。
図4は、予測した運動軌跡に基づいてモバイルデバイスの候補切り替えセルを選択する一つの例を示す。当該例において、無線通信ネットワークにおける全てのセルを考察する。
図4に示すように、まず、ステップ404−1において、無線通信ネットワークにおける各セルの基地局から上記運動軌跡までの距離を推定する。
モビリティ管理エンティティは、無線通信ネットワークの無線電環境図から各セルのカバー情報を取得でき、主に、基地局BSの位置(BS,x,BS,y)及び信号カバー半径等(i=1、2、…、m; mがセルの数を示す)を含む。一つの例として、各基地局の位置を運動軌跡に投射して基地局から運動軌跡までの距離を算出することができる。例えば、基地局BSのモバイルデバイスの運動軌跡L上の投射点をpptl(BS,L)とすると、基地局BSからその投射点pptl(BS,L)までの距離を当該基地局から上記運動軌跡までの距離として算出することができる。
次に、ステップ404−2において、上記運動軌跡までの距離がそのカバー半径より小さいセルを上記候補切り替えセルシーケンスにおける候補切り替えセルとして選択する。
例えば、基地局BSのモバイルデバイスの運動軌跡L上での投射点をpptl(BS,L)とすると、条件|BS − pptl(BS,L)| < r を満たすセルを候補切り替えセルとして選択する。上記条件を満たす基地局BSを、モバイルデバイスの運動方向に基づいて基地局投射点座標の順に並べると、候補切り替えセルシーケンスを形成できる。例えば、モバイルデバイスの運動方向が横座標に従って昇順すると、基地局BSをその投射点pptl(BS,L)の横座標昇順で並べ、さもなければ、横座標降順で並べる。
図4に示す方法は、モビリティ管理エンティティにより実施されることが可能である。他の一つの例として,上記した、各基地局から運動軌跡までの距離を算出するステップは、各基地局によりそれぞれ実施することが可能である。図5は、このような具体的例を示す。図5に示すように、ステップ504−1において、各セルの基地局BS がモビリティ管理エンティティからモバイルデバイスの予測運動軌跡Lの情報を受信する。ステップ504−2において、基地局BS は、モバイルデバイスの運動軌跡L上の投射点pptl(BS,L)を算出し、投射点との距離を算出する。ステップ504−3において、基地局BSは、 候補切り替えセルとなり得るかどうかを判断する。具体的に、距離がその信号カバー半径より小さい、即ち、|BS − pptl(BS,L)| < rとなると、候補切り替えセルとなり得て、さもなければ、候補切り替えセルとなり得ない。最後に、ステップ504−4において、基地局は、候補切り替えセルになりえるかに関する情報をモビリティ管理エンティティにフィードバックする。BS が候補セルとなり得ると、同時にその投射点座標をフィードバックする。対応するように、モビリティ管理エンティティは、各セルの基地局へモバイルデバイスの予測運動軌跡Lの情報を送信し、各セルの基地局がフィードバックした、候補切り替えセルになりえるかの情報を受信する(基地局の運動軌跡上での投射点の情報をさらに受信してもよい)。
上記モバイルデバイスの運動方向に基づいて各候補切り替えセルの基地局の投射点の上記運動軌跡上での順に上記候補切り替えセルシーケンスにおける各候補切り替えセルを並べることが可能である。具体的に、モビリティ管理エンティティは、各基地局のフィードバックした情報に基づいて、候補セルとなり得る基地局BSを、モバイルデバイスの運動方向に基づいて基地局投射点座標の順に並べて、候補切り替えセルシーケンスを形成できる。
図6は、予測した運動軌跡に基づいてモバイルデバイスの候補切り替えセルを選択する他の一つの例を示す。当該例において、無線通信ネットワークにおける全てのセルを考査せず、予測する運動軌跡が経過する候補地理領域内のセルのみを考慮する。
図6に示すように、ステップ604−1において、予測した運動軌跡に沿った候補地理領域を選択する。
モビリティ管理エンティティは、モバイルデバイスの予測運動軌跡に基づいて候補地理領域を推定することができる。図7は、候補地理領域の一つの例を示す。図7に示すように、当該候補領域は、スライドウィンドウ(図に示すモバイルデバイス運動軌跡Lに平行な直線LとL以及Lに垂直な直線LとLからなる長方形)により表してもよい。
また、図7を例として、示されたスライドウィンドウ内のセルの基地局BS、BS、BS、BSが運動軌跡Lへの投射点を算出し、各基地局からその投射点までの距離を各基地局から運動軌跡までの距離として算出することができる。図7に示すように、LとLからLまでの距離wは、全てのセル信号カバー範囲の最大値を超えず、LとLとの交点Pは、現在モバイルデバイスのL上の投射点であり、 LとLとの交点Pは、モバイルデバイスの一段の有効な運動軌跡の終点である。ナビゲーション情報の支援がある場合について、有効運動軌跡の終点は、案内経路の変曲点を選択できる。ナビゲーション情報の支援がない場合について、有効運動軌跡の終点は、軌跡の予測精度、モバイルデバイスの運動速度、モビリティ管理エンティティの算出能力等により共同に決定され、予測精度が高いほど、当該有効運動軌跡の経路が長くなり、逆であれば短くなる。モバイルデバイスの運動速度が早いほど、当該有効運動軌跡の経路が長くなり、逆であれば短くなる。モビリティ管理エンティティの算出能力が強いほど、有効運動軌跡の経路が長くなり、逆であれば短くなる。モビリティ管理エンティティは、無線通信ネットワークの無線電環境図から各セルのカバー情報を取得することが可能であり、主に、基地局BS (i=1、2、3、4)位置(BS,BS)を含み、それから、候補地理領域スライドウィンドウ内の各基地局を選択する。具体的に、BSi,xを四本の直線L、L、L、Lの方程式に代入して、それぞれ、BS i,y、 BS i,y、 BS i,y、 BS i,yを得ることができ 、同時にBS i,y< BSi,y <BS i,y,、及びBS i,y< BSi,y <BS i,yを満たすと、基地局 BSが候補領域スライドウィンドウに位置する。
ステップ604−2において、上記候補地理領域における各セルの基地局と上記運動軌跡との距離を推定する。当該ステップは、上記例で距離を算出する方法と類似するので、ここで重複しない。次に、ステップ604−3において、上記運動軌跡との距離がそのカバー半径より小さいセルを上記候補切り替えセルシーケンスにおける候補切り替えセルとして選択する。ステップ604−2と604−3は、モビリティ管理エンティティにより実施されてもよく、各基地局により実施されてもよく、ここで重複しない。
候補切り替えセルシーケンスを得た後に、ステップ106において、上記モバイルデバイスの運動速度、運動方向、上記候補切り替えセルシーケンスに基づいて上記モバイルデバイスの目標切り替えセルシーケンスを形成し、当該目標切り替えセルシーケンスは、上記モバイルデバイスが上記運動軌跡に沿って移動して順に切り替えた複数の目標切り替えセルを含んでもよい。
複数の種類の方法を採用してモバイルデバイスの運動速度と運動方向の情報を得ることができる。例えば、モバイルデバイスがサービスセル又はモビリティ管理エンティティへ自身運動速度と運動方向に関する情報を報告してもよい。また、例えば、下文で図15を参照して記述した方法を利用してモバイルデバイスの運動方向と運動速度を推定してもよい。そして、複数の種類の方法を採用して目標切り替えセルを生成することが可能であり、例えば下文で図8−12を参照して記述した方法を利用して目標切り替えセルを生成してもよい。
モビリティ管理エンティティは、モバイルデバイスの目標切り替えセルシーケンスを得た後に、当該シーケンスに係る各目標切り替えセルにモバイルデバイスに関する情報を通知してもよい。モバイルデバイスが予測した運動軌跡に沿って進行する場合に、上記目標切り替えセルシーケンスに従って順に各目標切り替えセルに切り替えてもよい。
図1示すモビリティ管理方法により、運動中のモバイルデバイスの快速かつ効果的なセル切り替えを実現でき、モバイルデバイスの切り替えサービス品質を保証するとともに、無線通信ネットワークのシステム性能を向上させる。
図8は、本開示の一実施例に基づく目標切り替えセルシーケンスを生じる一つの方法の例を示す模式フローチャートである。当該方法は、上文で記述の方法を採用してモバイルデバイスの候補切り替えセルシーケンスを形成した後に行われてもよい。
図8に示すように、目標切り替えセルシーケンスを生じる方法は、ステップ806−1、806−2、806−3を含んでもよい。
ステップ806−1において、モバイルデバイスの運動方向と運動速度に基づいてモバイルデバイスが各候補切り替えセルに到達する到達時間と各候補切り替えセル中を滞留する滞留時間を推定する。例えば、モバイルデバイスの運動速度、及び当該モバイルデバイスが上記運動軌跡に沿って候補切り替えセルまでの距離に基づいて当該候補切り替えセルに到達する到達時間を推算してもよい。予測した運動軌跡と候補切り替えセルのカバー範囲との交点によりモバイルデバイスが運動軌跡に沿って当該候補切り替えセル中を走行する距離を推定し、モバイルデバイスの運動速度に基づいてモバイルデバイスによる当該候補切り替えセルでの滞留時間を算出してもよい。
ステップ806−2において、推定したモバイルデバイスが各候補切り替えセルに到達する到達時間と各候補切り替えセル中を滞留する滞留時間に基づいて上記モバイルデバイスに対する各候補切り替えセルの利用可能なリソースを算出する。例えば、候補切り替えセルのリソース配置に基づいて当該候補切り替えセルが滞留時間内でモバイルデバイスに予め確保できるリソースを推定する。
次に、ステップ806−3において、各候補切り替えセルの上記運動軌跡上での位置関係に基づいて、且つ上記モバイルデバイスに対する各候補切り替えセルの利用可能なリソースに基づいて、上記目標切り替えセルを上記候補切り替えセルシーケンスから選択する。例えば、モバイルデバイスに予測した運動軌跡上のある位置でセル切り替えの必要があり且つ当該位置に一つより多い候補切り替えセルがあると予想されると、各候補切り替えセルが当該モバイルデバイスに予め確保できる利用可能なリソースに基づいて、当該モバイルデバイスに最適なサービスを提供できるものを運動軌跡上の当該位置での目標切り替えセルとして選択することができる。モバイルデバイスに予測した運動軌跡上のある位置でセル切り替えの必要があり且つ当該位置に一つの候補切り替えセルがあると予想されると、当該候補切り替えセルを目標切り替えセルとする。
一つの具体的例として、各候補切り替えセルの利用可能なリソースと上記モバイルデバイスの帯域幅のニーズとの関係を算出し、上記関係及び/又は上記滞留時間に基づいて上記目標切り替えセルを各候補切り替えセルから選択してもよい。例えば,利用可能なリソースと上記モバイルデバイスの帯域幅ニーズとの関係は、両者の比であってもよく、各候補セルに対するリザーブ要求比とし、上記リザーブ要求比及び/又は上記滞留時間に基づいて上記目標切り替えセルを各候補切り替えセルから選択してもよい。例えば、モバイルデバイスに予測した運動軌跡上のある位置でセル切り替えの必要があり且つ当該位置に一つより多い候補切り替えセルがあると予想されると、その中のリザーブ要求比が最大の一つを運動軌跡上の当該位置での目標切り替えセルとして選択してもよい。他の具体的一つの例として、また、モバイルデバイスが各候補切り替えセル中を運動する際に必要なパワーレベルを推定し、上記リザーブ要求比、上記滞留時間、上記パワーレベルのうち一つ又は複数に基づいて各候補切り替えセルから上記目標切り替えセルを選択してもよい。
図9は、目標切り替えセルシーケンスを生成するより具体的例を示す。
図9示すように、まず、ステップ906−1において、予測したモバイルデバイスの運動軌跡上での各候補切り替えセルの関連関係を算出する。
各候補切り替えセルの運動軌跡上での関連関係とは、各候補切り替えセルの信号カバー境界と予測したモバイルデバイスの運動軌跡の交点との関係を指す。図10は、この関連関係の三つの例を示す。図10に示すように、二つのセルを例として、三種の関係が存在しえる。セルBSとBSの信号カバー範囲境界と運動軌跡Lとの交点は、それぞれ、Pi,1、Pi,r及びPj,1、Pj,rである。図10(a)に示すセルBSとBSが運動軌跡L上に重なる部分がなく、それに対応する交点の運動軌跡L上での順がPi,1、Pi,r、Pj,1、Pj,rであり、二つのセル間のこのような関連関係が、「非近接」と称され、運動軌跡Lに沿って運動するモバイルデバイスがセルBSからBSへシームレスに切り替えることができないことを意味する。図10(b)に示すセルBS とBSが運動軌跡L上に一部重なり、それに対応する交点の運動軌跡L上での順がPi,1、Pj,1、Pi,r、Pj,rである。二つのセル間のこのような関連関係が、「近接」と称され、運動軌跡Lに沿って運動するモバイルデバイスがセルBSからBSへ切り替えることができることを意味する。この近接関係は、有向アークでBS→BSと表してもよい。図12(c)に示すセルBSは、BSの運動軌跡L上での部分を完全に含み、それに対応する交点の運動軌跡上での順がPi,1、Pj,1、Pj,r、Pi,rである。二つのセルのこのような関連関係は、「両立」と称され、運動軌跡Lに沿って運動するモバイルデバイスがセルBSからBSに切り替えてから再びBSに切り替えることを意味する。このような関連関係は、
Figure 0006344459
と表す。図10に示す二つのセルを例として、ステップ906−1において、まず、候補切り替えセルBSのカバー範囲と運動軌跡Lとの交点Pi,1、Pi,rを算出してもよい。図11は、当該交点を算出する方法の例を示す。図11に示すように、当該部分運動軌跡を直線Lで示し、基地局BSの位置を(BS,BS)とし、且つその信号カバー半径をrとすると、軌跡L上からBSまでの距離がrである二つの点を求めることができ、それぞれPi,1、Pi,rと記載し、これらの二つの点が基地局のカバー範囲と運動軌跡との交点である。その中、 Pi,1の横座標がPi,rより小さい。
全ての候補切り替えセルの基地局のカバー範囲と運動軌跡の交点を横座標昇順で並べると、交点シーケンスを得ることができる。そして、図10に示すセル関連関係に基づいて運動軌跡L上の各候補切り替えセルの間の関連関係グラフを生成でき、当該グラフのノードがセルであり、セルの間が、有向アークにより接続され近接関係を示す (即ち、シームレスに切り替えることができる)。図12(a)は、運動軌跡上の複数の候補切り替えセル間の分布模式図を示し、且つ図12(b)は、上記方法で形成した各候補セルの間の関連関係グラフを示す。
次に、ステップ906−2において、モバイルデバイスの時間パラメータを算出する。ここで記述する時間パラメータは、モバイルデバイスが各候補切り替えセルに到達する到達時間と各候補切り替えセル中を滞留する滞留時間を含む。
例えば、モバイルデバイスの現在位置をPとし、 セルBSのカバー範囲境界と運動軌跡Lとの交点をそれぞれPi,1、Pi,rとすると、|Pi,1 − P|がモバイルデバイスがBSに到達する距離であり、|Pi,r − Pi,1|がモバイルデバイスがBSのカバー範囲内を留まると予想される距離である。モバイルデバイスがレートvで走行すると、当該モバイルデバイスが当該セルに到達すると予想される到達時間は、
Figure 0006344459
であり、滞留時間は、
Figure 0006344459
である。
当該滞留時間は、図12(b)の関連関係グラフにおける各ノード(即ち、セル)の第1の重み値Wi,1としてもよい。
近接又は両立の関係を有するセルの間で切り替え操作を完成できるかどうかを算出するために、モバイルデバイスによるセルの重なり領域内の滞留時間を算出する必要がある。近接関係を有するセルBSとBSに対して(図10(b)に示すように)、運動軌跡L上の重なり距離が|Pi,r − Pj,1|であると、モバイルデバイスの当該重なり領域内の滞留時間が
Figure 0006344459
となると予想される。具体的に両立関係を有するセルBSとBSに対して(図10(c)に示すように)、BSがBSを含み、含まれるセルBSの運動軌跡L上での距離の半分
Figure 0006344459
が、BSとBSとの重なり距離であるとすると、モバイルデバイスの当該重なり領域内の滞留時間が
Figure 0006344459
となると予想される。推定したモバイルデバイスの当該重なり領域内での滞留時間は、図12(b)の関連関係グラフにおける有向アークの重み値Wi→jとしてもよい。
次に、ステップ906−3において、モバイルデバイスに対する候補切り替えセルの利用可能なリソースを算出し、例えば候補切り替えセルが、推定した到達時間と滞留時間に限定された時間内にモバイルデバイスにリザーブできるリソースである。
例えば,モビリティ管理エンティティは、モバイルデバイスが候補切り替えセルに到達すると予想される到達時間ti,arrivalと滞留時間ti,residenceを対応するセル基地局BSに送信し、且つそれに現在当該モバイルデバイスの帯域幅ニーズBWrequestを送信し、基地局BSにて当該モバイルデバイスに十分なリザーブリソースを提供できるかどうかを推定してもよい。基地局BSは、そのシステムリソースの総容量から、現在ユーザ帯域幅ニーズ、ti,arrival時刻までに切り替えて生じたユーザ帯域幅ニーズ、ti,arrival時刻までに新しく生じたユーザ帯域幅ニーズを満足する容量を除いて、当該モバイルデバイスにリザーブリソースBWreservedを提供できるかどうかを判断する。
上記リザーブリソースとモバイルデバイスの帯域幅ニーズとの関係に基づいて各候補切り替えセルを分類する。多いリザーブリソースを提供できる候補切り替えセルの目標切り替えセルシーケンスでの優先順位が高い一方、少ないリザーブリソースを提供する候補切り替えセルの目標切り替えセルシーケンスでの優先順位が低い。
セルBSiのシステム容量をCとし、現在ユーザ総帯域幅ニーズをBWcurrentとし、時刻ti,arrivalに到達すると予想される切り替えユーザ(目標モバイルデバイスを含まず)の総帯域幅ニーズをBWHO_inとし、離れると予想される切り替えユーザの総帯域幅ニーズをBWHO_outと、新しく生じると予想されるユーザ総帯域幅ニーズをBWNEW_inとし、終了すると予想されるユーザ総帯域幅ニーズをBWNEW_outとすると、当該セルがモバイルデバイスに提供できるリザーブリソースBWi,reservedは、下式により算出される。
Figure 0006344459
その中、BWcurrentは、セルBS現在ユーザの実際の帯域幅ニーズに基づいて算出され、BWHO_inとBWHO_outは、モバイルユーザの提供する時間と帯域幅要求情報に基づいて算出され、BWNEW_inとBWNEW_outは、セルBSの統計情報により算出されることが可能である。
また、リザーブ要求比
Figure 0006344459
を算出してもよく、当該リザーブ要求比がリザーブリソースとモバイルデバイスの帯域幅ニーズとの比を示す。当該パラメータを正規化してもよく、正規化されたリザーブ要求比が
Figure 0006344459
である。
当該リザーブ要求比は、図12(b)の関連関係グラフにおける各ノードの第2の重み値Wi,2としてもよい。
さらに、モバイルデバイスの運動特徴に基づいて当該モバイルデバイスが進入してセルBS内を運動する時に正常通信を行なう際に必要なパワーレベルpを推定してもよい(当該推定が当該セル基地局BSにより行われてもよく、モビリティ管理エンティティにより行われてもよい)。当該予想パワーレベルは、図12(b)の関連関係グラフにおける各ノードの第3の重み値Wi,3としてもよい。
最後に、ステップ906−4において、目標切り替えセルシーケンスを生成する。
図12(b)に示す運動軌跡L上での各セルの間の関連関係グラフを例とする。図12(b)において、各ノードが、一つの候補切り替えセルBSを示し、各ノードに第1の重み値Wi,1=ti,residenceを付与し、当該重み値が予想したモバイルデバイスがセルBSi内の滞留時間を示す。各ノードには、さらに第2の重み値Wi,2=SQRを付与し、当該重み値がモバイルデバイスに対するセルBSの要求リザーブ比を示す。また、各ノードに、第3の重み値Wi,2=pを付与し、当該重み値がモバイルデバイスのセルBS内での予想パワーレベルを示す。セルBSとBSとの間で有向アークにより接続され近接関係を示し、当該有向アークに重み値Wi→j = ti,jが付与され、推定したモバイルデバイスのセルBSとBSの重なり領域内での滞留時間を示す。
図12(b)に示す例において、目標切り替えセルシーケンスを形成し、即ち、関連関係グラフにおいて予定最適化目標に該当する有向経路を求める。ここで、上記最適化目標は、モバイルデバイスの切り替え回数が最小になるようにするか又は運動軌跡L上の全てのセルのシステム容量が最大になるようにすること等を含むことができる。当該関連関係グラフで何れかの最適化目標の最適解を求めることはNP−hard問題である。以下では、近似方法を提供して準最適解を求めることができ、システム性能と算出複雑さとの折衷を達成する。一つの具体的例として、モバイルデバイスの切り替え回数が最小となるようにすることを最適化目標とすると、ノードの第1の重み値を第1の規準として候補切り替えセルを複数の優先レベルに分け、第1の重み値が大きいほど優先レベルが高くなる。まず、第1の優先レベルのセルを選択して、運動軌跡Lに沿った順に並べ、この並びに連続的な二つのセルBSとBSの間に有向アーク関連がない(即ち関連関係が非近接である)と、関連関係グラフにおいてBSからBSまでの有向経路を探す。例えば、図12(b)において、セルBSとBSのノード第1の重み値が第1の優先順位に属し、当該第1の規準に応じてセルBSとBSを選択すると、 BSからBSまでの有向経路を探す必要がある。有向経路を探す時に、ノードの第2の重み値を用いて第2の規準として、セルBSとBSの間の全てのセルを複数の優先レベルに分け、即ち、第2の重みが大きいほど優先レベルが高くなり、その中の第1の優先レベルのセルを選択して、運動軌跡Lに沿った順に並べ、この並びに連続的な二つのセルの間に有向アーク関連がないと、第2の優先レベルにおけるノードを考慮することができる。例えば、図12(b)において、セルBSとBSは、ともにセルBSとBSの間の有向経路を形成できるが、セルBSの第2の重み値が高いと、当該第2の規準に応じてセルBSを選択する。第1の規準と第2の規準とが同じである場合に、ノードの第3の重み値を第3の規準として、パワーレベルの低いセルが高い優先順位を有するようにして、モバイルデバイスのエネルギー消費を低減させることができる。選択した有向経路のアーク重み値が一閾値δHOを超えることを保証でき、当該閾値がモバイルデバイスが切り替え操作を行なう際に必要な時間を示す。他の一つの具体的例として、運動軌跡L上の全てのセルシステム容量が最大であることを最適化目標とすると、ノードの第2の重み値を第1の規準として設定し、ノードの第1の重み値を第2の規準として設定し、ノードの第3の重み値を第3の規準として設定することができる。前記した具体的例における方法に従って目標切り替えセルシーケンスを得ることができ、ここで重複しない。
上記のように、図8又は図9に示す方法を採用して、予測した運動軌跡に沿ってモバイルデバイスが運動する時の目標切り替えセルシーケンスを得ることができる。モビリティ管理エンティティは、シーケンスに係る各目標切り替えセルが選択されたことを通知し、モバイルデバイスの予想到達時間、滞留時間、帯域幅ニーズ等の情報をこれらのセルに通知してもよい。これらのセルは、該モバイルデバイスをその切り替えユーザキューに書き込み、それにリソース、例えば上記した算出して得られたリソースBWi,reserved=min{BWi,reserved, BWrequest} を保留する。ある目標切り替えセルは、リソースの割り当て方策結果が変化したために、モバイルデバイスリソースリザーブを満足できない時に、モビリティ管理エンティティに切り替え管理更新を発起させるように通知する。
モビリティ管理エンティティは、生成した目標切り替えセルシーケンスをモバイルデバイスに通知してもよい。当該モバイルデバイスは、当該目標切り替えセルシーケンスを、優先する切り替え選択とし、即ち予測した運動軌跡に沿って当該モバイルデバイスが運動する時に、目標切り替えセルシーケンスに従って順に切り替えることができる。一つの例として、モバイルデバイスのセル切り替えは、パワー測量により発起されてもよい。例えば、測量し続ける間に、モバイルデバイスの受信した現在サービスセルBSのパワーが閾値を下回ると、セル切り替えを発起させ、目標切り替えセルシーケンスの中の次の切り替えセルBSを、優先切り替え目標をとして切り替え操作を行ってもよい。他の一つの例として,切り替えは、運動情報支援パワー測量により発起されてもよい。例えば、モバイルデバイスが現在サービスセルBSのカバー範囲内からパワー閾値を下回る領域に接近する(例えば、次のセルBSの、運動軌跡Lとの交点Pj,1に入る)と、パワー測量を発起させ、モバイルデバイスの受信した現在サービスセルBSのパワーが閾値を下回ると、セル切り替えを発起させ、かつ目標切り替えセルシーケンスにおける次の切り替えセルBSを優先切り替え目標をとして切り替え操作を行う。他の一つの例として、切り替えは、運動情報により発起されてもよい。例えば、モバイルデバイスが現在サービスセルBSのカバー範囲内からパワー閾値を下回る領域に接近する(例えば次のセルBSの、軌跡Lとの交点Pj,1に入る)と、切り替えを発起させ、目標切り替えセルシーケンスにおける次の切り替えセルBSを優先切り替え目標として切り替え操作を行う。
一つの具体的実施例として、上文に記述の方法により、予想した運動軌跡に沿ってモバイルデバイスが運動する時の目標切り替えセルシーケンスを得た後に、さらに、切り替え管理の更新を発起させてもよい。
一つの具体的例として、モバイルデバイスの運動方向が変化した場合に、前に予測した運動軌跡Lと実際の運動軌跡とが合致しないので、モバイルデバイスの運動特徴を新たに予測しなければならない。具体的に、モバイルデバイスの運動中にその位置点を新たにサンプリングし、当該実際の運動軌跡L’と前に予測した運動軌跡Lとを比較してもよい。図13は、両者を比較する模式図を示した。図13に示すように、pが運動デバイスの初期位置を示し、pが目的位置を示し、Lが前に予測した運動軌跡を示し、p、 p、…p、pi+1、pi+2が運動方向が変化した後に新たにサンプリングした位置点であり、L’がこれらの新たにサンプリングした位置点に限定される実際の運動軌跡を示すことを仮定する。実際の運動軌跡と前に予測した運動軌跡の両者の夾角αがある所定の閾値δangleより大きいと、モバイルデバイスの運動軌跡を新たに予測する必要があることを示す。上文で図2−3を参照して記述した方法を参照して運動軌跡を新たに予測してもよく、ここで重複しない。
他の一つの具体的例として、モバイルデバイスの運動速度が変化した場合に、上記モバイルデバイスが各目標切り替えセルに到達する到達時間及び/又は滞留時間等の時間パラメータを新たに推定し、目標切り替えセルシーケンスを新たに算出してもよい。具体的に、モバイルデバイスの現在実際の運動速度をv’とし、実際の運動速度と前に予測した運動速度vとを比較することにより、二つの速度の差がある所定の閾値δvelocityより大きいと、上記モバイルデバイスが各目標切り替えセルに到達する到達時間及び/又は滞留時間等の時間パラメータを新たに推定し、目標切り替えセルシーケンスを新たに算出する。上文に記述の方法を採用して上記時間パラメータを新たに算出し目標切り替えセルシーケンスを新たに生成してもよく、ここで重複しない。
他の一つの具体的例として,モバイルデバイスに対する目標切り替えセルのリザーブリソースが変化した場合に、当該切り替えセルの利用可能なリソースと上記モバイルデバイスの帯域幅ニーズとのリザーブ要求比を新たに算出し、新たに算出したリザーブ要求比に基づいて上記目標切り替えセルシーケンスを新たに生成してもよい。具体的に、モバイルデバイスの運動中に目標切り替えセルのリザーブ要求比を新たに算出し、当該比の変化が一予定閾値を超えると、上記目標切り替えセルシーケンスを新たに生成することができる。
一つの具体的例において、モバイルデバイスが現在サービスセルから次の目標切り替えセルへの切り替えが失敗すると、図1示すステップ106の方法を採用して目標切り替えセルを新たに選択することができる。
上文に記述のモビリティ管理方法の各実施例又は例は、モバイルデバイスが同じ無線アクセステクノロジー(Radio Access Technology, RAT)を有するセルの間に切り替えるシーンに適用することが可能である。
図14は、無線通信ネットワークにおいて異なる無線アクセステクノロジーを有するセルを含むシーンでのモビリティ管理方法の一つの実施例を示す。無線通信ネットワークにおいて異なる無線アクセステクノロジーを有するセルを含むシーンでのモバイルデバイスのセル切り替えは、垂直ハンドオーバ(vertical handover)とも称される。図14に示す方法は、モビリティ管理デバイスにより実行されてもよい。垂直ハンドオーバのシーンで、バックボーンネットワーク(backbone)によりモビリティ管理デバイスと各無線通信ネットワークを接続してもよい。つまり、モビリティ管理デバイスと各無線通信ネットワークは、バックボーンネットワークバックにより情報のやり取りを行ってもよい。
図14に示すように、ステップ1404において、予測して得られたモバイルデバイスの運動軌跡に基づいて上記運動軌跡が経過する複数のセルを無線通信ネットワークから選択する。当該ステップは、上文に記述のステップ104に類似し、上文で図4−6を参照して記述した方法利用してこれらの複数のセルを選択してもよく、ここで重複しない。上記のように、上記モバイルデバイスの将来の運動軌跡の予測は、モビリティ管理エンティティにより行ってもよい。この場合に、ステップ1404の前にモバイルデバイスの運動軌跡を予測するステップを(図14図示せず)さらに含んでもよい。他の一つの例として、モバイルデバイスの将来の運動軌跡は、他の関連のデバイス(例えばモバイルデバイス自身又はモバイルデバイスに関するナビゲーション情報又はGPS情報を提供できるGPSデバイス等)により予測され、モバイル管理エンティティに送信されてもよい。
次に、ステップ1405において、ステップ1404で選択された複数のセルのうち各々の無線アクセステクノロジー及び伝送リソース(例えばスペクトル)がモバイルデバイスに利用可能かどうかを判断する。言い換えれば、無線アクセステクノロジー及び伝送リソース(例えばスペクトル)がモバイルデバイスに利用可能なセルをこれらの複数のセルから候補切り替えセルとして選択することにより、上記モバイルデバイスの候補切り替えセルシーケンスを形成する。モビリティ管理デバイスは、各セルに関する無線アクセステクノロジーの情報及び各セルに関するスペクトルとその変化の情報が記憶されており(例えば、データベース又は他のタイプの記憶装置に記憶されている)、使用の時に該記憶装置又はデータベースからこれらの情報を抽出することが可能である。又は、モビリティ管理デバイスは、バックボーンネットワークにより各無線通信ネットワークと情報のやり取りを行うことも可能であり、やり取った情報は、関連セル(例えば候補切り替えセル)が利用可能な無線アクセステクノロジーの情報及び、関連切り替えセルにおける例えば伝送リソース及びその変化に関する情報を含んでもよい。
それから、ステップ1406において、上記モバイルデバイスの運動速度、運動方向、上記候補切り替えセルシーケンスに基づいて上記モバイルデバイスの目標切り替えセルシーケンスを生成し、当該目標切り替えセルシーケンスは、上記モバイルデバイスが上記運動軌跡に沿って移動して順に切り替えた複数の目標切り替えセルを含む。当該ステップは、上文に記述のステップ106と類似し、上文で図8−12を参照して記述した方法を利用して目標切り替えセルシーケンスを形成してもよく、ここで重複しない。
図14を参照して記述したモビリティ管理方法は、モバイルデバイスが異なる無線アクセステクノロジーを有するセルの間で切り替える適用シーンに適用することができ(即ち無線通信ネットワークは、異なる無線アクセステクノロジーを有するセルの適用シーンを含む)、当該モビリティ管理方法により、運動中のモバイルデバイスの快速及び効果的なセル切り替えを実現することが可能であり、モバイルデバイスの垂直ハンドオーバ(Vertical Handover)を実現することが可能である。
一つの具体的実施例として、垂直ハンドオーバのシーンで、候補切り替えセルが利用可能な無線アクセステクノロジーとスペクトルとが変化した場合に、モバイルデバイスの通信をサポートできなくなると、目標切り替えセルシーケンスを新たに生成しなければならない。候補切り替えセルが利用可能な無線アクセステクノロジーとスペクトルが変化したがモバイルデバイスの通信をサポートできると、モバイルデバイスにリザーブしたリザーブ帯域幅を新たに算出することができる。当該リザーブ帯域幅が前に算出したリザーブ帯域幅と比べて、対応するリザーブ要求比が変化すると、目標切り替えセルシーケンスを新たに算出する必要がある。
本開示の幾つかの実施例によれば、運動中のモバイルデバイスの運動特徴(例えば運動速度と運動方向を含む)を推定(算出)する方法をさらに提供する。図15は、一つの実施例に基づくモバイルデバイスの運動特徴を推定する方法を示す。
図15に示すように、ステップ1512において、モバイルデバイスの現在位置を運動デバイスの運動軌跡上に投射する。それから、ステップ1514において、モバイルデバイスの移動軌跡上での投射点の運動状態に基づいてモバイルデバイスの運動方向と運動速度を推定する。運動推定方法は、モバイルデバイスの運動軌跡を取得するステップ(図示せず)をさらに含んでもよく、例えば、上文に記述の方法を採用してモバイルデバイスの将来の運動軌跡を予測するか、又は、上文に記述の方法を採用してモバイルデバイスが経過した運動軌跡を取得してもよく、ここで重複しない。
一つの具体的例として、モバイルデバイスの位置点をpとすると、当該位置点の運動軌跡L上での投射点は、pを通過且つLに垂直な直線とLとの交点と定義でき、当該投射点はpptl(p,L)と示すことができる 。モバイルデバイスの運動方向を
Figure 0006344459
で示すと、モバイルデバイスが運動軌跡の方向に沿って進行することを表し、モバイルデバイスの運動レートをvで示すと、モバイルデバイスのサンプリング位置点の運動軌跡L上での投射点の間の距離を算出することにより当該運動レートを算出することができる。具体的に、
Figure 0006344459
が二つのサンプリング位置点pとpとの距離を示すとすると、運動レートvが下式により算出できる。
Figure 0006344459
その中、pとpがモバイルデバイスが経過した二つのサンプリング位置点を示し、tとtがそれぞれモバイルデバイスが位置点pとpを経過する時間を示す。
本開示の幾つかの実施例によれば、モビリティ管理方法は、同じ運動特徴を有する複数のモバイルデバイスを同一のモバイルデバイスグルールに割り当てるステップをさらに含み、後のセル切り替えにおいて、当該モバイルデバイスグルールにおける複数のモバイルデバイスに対してセル切り替えをグループで行ってもよい。例えば、同一運動車両にある又は同じ経路で走行する複数の運動車両における複数のユーザデバイスは(例えば、携帯電話又は通信ネットワークにアクセスした携帯PC和タブレットPC等)は、同じ運動特徴を有するモバイルデバイスに属する。同じ運動特徴に基づいて、これらのモバイルデバイスが同じ無線アクセスニーズを有すると推測するので、それに対してグループで切り替えを行なうことができる。
図16は、一つの実施例に基づく同じ運動特徴を有する複数のモバイルデバイスを同一モバイルデバイスグループに分ける方法を示す一つの例である。
図16に示すように、ステップ1622において、複数のモバイルデバイスの運動特徴を取得する(例えば、既に通過したサンプリング位置点、運動方向、運動速度等)。上文に記述の方法を採用して各モバイルデバイスの運動特徴を取得又は推定してもよく、ここで重複しない。次に、ステップ1624において、同じ運動特徴を有する複数のモバイルデバイスを同一モバイルデバイスグループに分ける。一つの具体的例として、各モバイルデバイスの間の距離が複数の時刻に基本的に一致に保持されるかどうかを判断し、基本的に一致に保持されると、上記モバイルデバイスが同じ運動特徴を有すると特定する。例えば、時間シーケンスt、t、…、t上でモバイルデバイス1とモバイルデバイス2に対する位置サンプリング点シーケンスがそれぞれp、p、…とq、q、…であると仮定する。|p − p|が時刻 tiにモバイルデバイス1とモバイルデバイス2との距離を示し、当該距離の差変数の期待値をE(|p − p|)と記載し、分散をVar(|p − p|)と記載することができる。当該期待値と分散がそれぞれ所定の閾値δとδVarより小さい、即ちE(|p − p|) <δ 及びVar(|p−p|)<δVarを満たすと、モバイルデバイス1とモバイルデバイス2との距離差が小さく且つ一定に保持されることを示すので、両者が同じ運動特徴で移動していると判断できる。他の一つの具体的例として、また、各モバイルデバイスの運動方向と運動速度が複数の時刻に基本的に一致に保持されるかどうかを判断し、基本的に一致に保持されると、上記モバイルデバイスが同じ運動特徴を有すると特定できる。例えば、モバイルデバイス1とモバイルデバイス2の運動方向と運動レートがそれぞれ
Figure 0006344459
とv及び
Figure 0006344459
とvであると仮定し、二つのモバイルデバイスの運動方向とレートの差分が所定の閾値δ、δ、δ範囲内にあり、即ち|a−a|<δ、|b−b|<δ 、|v−v|<δであると、両者が同じ運動特徴で移動していると判断できる。
当業者が理解すべきことは、上文で記述の各実施例又は例における各閾値の値は何れも実際の適用状況に基づいて予め設定でき、本開示は、これらの閾値の具体的数値を限定しない。
以上で、本開示の幾つかの実施例に基づくモビリティ管理方法を記述した。以下では、本開示の幾つかの実施例に基づくモビリティ管理デバイスを記述する。
図17は、本開示の一つの実施例に基づく無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理デバイス1700を示した模式ブロック図である。モビリティ管理デバイス1700は、図1に示すモビリティ管理方法を実施できる。例えば、当該モビリティ管理デバイスは、無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理エンティティであってもよく、当該モビリティ管理エンティティに一部であってもよい。
図17に示すように、当該モビリティ管理デバイスは、候補セル特定装置1703と目標セル特定装置1705を含む。
候補セル特定装置1703は、予測したモバイルデバイスの運動軌跡に基づいて当該運動軌跡が経過する複数の候補切り替えセルを無線通信ネットワークから選択する。選択した複数の候補切り替えセルは、上記モバイルデバイスの候補切り替えセルシーケンスを形成する。
上記のように、複数の種類の方式を用いてモバイルデバイスの将来の運動軌跡を取得できる。例えば、ナビゲーション情報の支援がある場合に、ナビゲーション情報によりモバイルデバイスの運動軌跡を取得できる。また、例えば、ナビゲーション情報がない場合に、モバイルデバイスの既存の運動軌跡に基づいてその将来の運動軌跡を予測できる。具体的の例として、上文で図2又は図3を参照して記述した方法を利用してモバイルデバイスの運動軌跡を予測してもよく、ここで重複しない。
一つの例として、モバイルデバイスの運動軌跡の予測は、モビリティ管理デバイスにより行ってもよい。この場合に、モビリティ管理デバイス1700は、また、モバイルデバイスの運動軌跡を予測する軌跡予測装置として(図示せず)用いられることができる。他の一つの例として、モバイルデバイスの将来の運動軌跡は、他の関連デバイス(例えばモバイルデバイス自身又はモバイルデバイスに関するナビゲーション情報又はGPS情報を提供できるGPSデバイス等)により予測され、モビリティ管理デバイス1700に送信されてもよい。
候補切り替えセルシーケンスにおける各候補切り替えセルは、モバイルデバイスの運動軌跡が経過するセルである。これらの候補切り替えセルを当該運動軌跡が経過する順に(モバイルデバイスの運動方向に従って)並べて、候補切り替えセルシーケンスを形成した。複数の種類の方法を採用して候補切り替えセルシーケンスを選択できる。候補セル特定装置1703は、上文で図4−7を参照して記述した方法を利用して候補切り替えセルを選択してもよく、ここで重複しない。
目標セル特定装置1705は、上記モバイルデバイスの運動速度、運動方向、上記候補切り替えセルシーケンスに基づいて上記モバイルデバイスの目標切り替えセルシーケンスを形成するためのものであり、当該目標切り替えセルシーケンスは、上記モバイルデバイスが上記運動軌跡に沿って移動して順に切り替える複数の目標切り替えセルを含むことができる。
目標セル特定装置1705は、複数の種類の方法を採用してモバイルデバイスの運動速度と運動方向の情報を取得することができる。例えば、モバイルデバイスからサービスセル又はモビリティ管理エンティティへ自身運動速度と運動方向に関する情報を報告してもよい。また、例えば、上文で図15を参照して記述した方法を利用してモバイルデバイスの運動方向と運動速度を推定してもよく、ここで重複しない。また、目標セル特定装置1705は、複数の種類の方法を採用して目標切り替えセルを形成し、例えば上文で図8−12を参照して記述した方法を利用して目標切り替えセルを形成してもよく、ここで重複しない。
モバイルデバイスの目標切り替えセルシーケンスを得た後に、モビリティ管理デバイスは、当該シーケンスに係る各目標切り替えセルにモバイルデバイスに関する情報を通知することができる。モバイルデバイスが予測した運動軌跡に沿って進行する時に上記目標切り替えセルシーケンスに従って順に各目標切り替えセルに切り替えることができる。
図17に示すモビリティ管理デバイスを利用して、運動中のモバイルデバイスの快速及び効果的なセル切り替えを実現し、モバイルデバイスの切り替えサービス品質を保証するとともに、無線通信ネットワークのシステム性能を向上させることができる。
図18は、候補セル特定装置1703の構成の一つの例を示す。図18に示すように、例えば、候補セル特定装置1703は、距離取得ユニット1813と選択ユニット1815を含むことができる。距離取得ユニット1813は、無線通信ネットワークにおける各セルの基地局から上記運動軌跡までの距離を取得するためのものであり、選択ユニット1815は、上記運動軌跡までの距離がそのカバー半径より小さいセルを上記候補切り替えセルシーケンスにおける候補切り替えセルとして選択するためのものである。具体的例として、選択ユニット1815は、また、予測した運動軌跡に沿った候補地理領域を選択してもよい。距離取得ユニット1813は、候補地理領域における各セルの基地局から上記運動軌跡までの距離を推定してもよい。そして、選択ユニット1815は、当該候補地理領域における、上記運動軌跡までの距離がそのカバー半径より小さいセルを上記候補切り替えセルシーケンスにおける候補切り替えセルとして選択してもよい。
図19は、目標セル特定装置1705の構成の一つの例を示した。一つの具体的実施例として、目標セル特定装置1705は、パラメータ推定ユニット1913、リソース推定ユニット1915、目標選択ユニット1917を含むことができる。
パラメータ推定ユニット1913は、モバイルデバイスの運動方向と運動速度に基づいてモバイルデバイスが各候補切り替えセルに到達する到達時間と、各候補切り替えセル中を滞留する滞留時間等の時間パラメータを推定することができる。上文に記述の方法を採用してこれらの時間パラメータを推定してもよく、ここで重複しない。
リソース推定ユニット1915は、推定した、モバイルデバイスが各候補切り替えセルに到達する到達時間と、各候補切り替えセル中を滞留する滞留時間に基づいて上記モバイルデバイスに対する各候補切り替えセルの利用可能なリソースを算出することができる。例えば、候補切り替えセルのリソース配置に基づいて当該候補切り替えセルが滞留時間内にモバイルデバイスにリザーブできるリソースを推定する。
目標選択ユニット1917は、各候補切り替えセルの上記運動軌跡上での位置関係に基づいて、かつ上記モバイルデバイスに対する各候補切り替えセルの利用可能なリソースに基づいて、上記目標切り替えセルを上記候補切り替えセルシーケンスから選択することができる。
一つの具体的例として目標選択ユニット1917は、各候補切り替えセルの利用可能なリソースと上記モバイルデバイスの帯域幅ニーズとの比を各候補セルに対するリザーブ要求比として算出し、かつ上記リザーブ要求比及び/又は上記滞留時間に基づいて上記目標切り替えセルを各候補切り替えセルから選択してもよい。他の一つの具体的例として、パラメータ推定ユニット1913は、また、モバイルデバイスが各候補切り替えセル中を運動する際に必要なパワーレベルを推定してもよく、そして、目標選択ユニット1917は、上記リザーブ要求比、上記滞留時間、上記パワーレベルのうち一つ又は複数の各候補切り替えセルにおいて上記目標切り替えセルを選択してもよい。
一つの具体的実施例として、モビリティ管理デバイスは、モバイルデバイスが推定した運動軌跡に沿って運動した時の目標切り替えセルシーケンスを得た後に、切り替え管理の更新を発起させてもよい。図20は、当該具体的実施例に基づくモビリティ管理デバイス2000の構成を示した。図20に示すように、当該モビリティ管理デバイス2000は、候補セル特定装置2003と目標セル特定装置2005を含み、更新発起装置2007をさらに含んでもよい。
候補セル特定装置2003と目標セル特定装置2005は、それぞれ、上文に記述の候補セル特定装置1703と目標セル特定装置1705と類似する機能と構成を有するので、ここで重複しない。
更新発起装置2007は、モバイルデバイス又は切り替えセルが変化したことを検出した場合に切り替え情報の更新を発起させるためのものである。一つの具体的例として、モバイルデバイスの運動方向が変化した場合に、前に予測した運動軌跡Lと実際の運動軌跡とが合致せず、更新発起装置2007が、軌跡予測装置2001にモバイルデバイスの運動軌跡を新たに予測させるように指示して。軌跡予測装置2001は、上文で図2−3を参照して記述した方法を利用して運動軌跡を新たに予測してもよく、ここで重複しない。他の一つの具体的例として、モバイルデバイスの運動速度が変化した場合に、更新発起装置2007は、目標セル特定装置2005(パラメータ推定ユニット)に上記モバイルデバイスが各目標切り替えセルに到達する到達時間及び/又は滞留時間等の時間パラメータを新たに推定させて、目標切り替えセルシーケンスを新たに算出させるように指示してもよい。他の一つの具体的例として、モバイルデバイスに対する目標切り替えセルのリザーブリソースが変化した場合に、更新発起装置2007は、目標セル特定装置2005(パラメータ推定ユニット)に当該切り替えセルの利用可能なリソースと上記モバイルデバイスの帯域幅ニーズとのリザーブ要求比を新たに算出させ、かつ、新たに算出したリザーブ要求比に基づいて上記目標切り替えセルシーケンスを新たに生成させるように指示してもよい。
上文に記述のモビリティ管理デバイスは、モバイルデバイスが同じ無線アクセステクノロジー(Radio Access Technology, RAT)を有するセルの間で切り替えるシーンに適応することが可能である。
無線通信ネットワークにおいて異なる無線アクセステクノロジーを有するセルを含むシーンで、候補セル特定装置1703又は2003は、さらに、モバイルデバイスが各候補切り替えセルの無線アクセステクノロジー及びスペクトルを利用可能かどうかを判断し、利用可能であると、それを候補切り替えセルシーケンスに保留し、さもなければ、それを候補切り替えセルシーケンスに保留しない。言い換えれば、無線アクセステクノロジー及びスペクトルがモバイルデバイスに利用されえるセルを候補切り替えセルとして選択することにより、上記モバイルデバイスの候補切り替えセルシーケンスを形成する。このように、モビリティ管理デバイスは、モバイルデバイスが異なる無線アクセステクノロジーを有するセルの間で切り替える応用シーンに適用される(即ち、無線通信ネットワークは、異なる無線アクセステクノロジーを有するセルの応用シーンを含む)ことが可能であり、当該モビリティ管理デバイスにより、運動中のモバイルデバイスの快速及び効果的なセル切り替えを実現するとともに、モバイルデバイスの垂直ハンドオーバ(Vertical Handover)を実現することが可能である。上記のように、垂直ハンドオーバ応用シーンで、バックボーンネットワーク(backbone)によりモビリティ管理デバイス1700又は2000と各無線通信ネットワークとを接続してもよい。つまり、モビリティ管理デバイスと各無線通信ネットワークは、バックボーンネットワークにより情報のやり取りを行っても良い。モビリティ管理デバイス1700又は2000は、各セルの無線アクセステクノロジーに関する情報及び、各セルのスペクトルとその変化に関する情報を記憶しており(例えば、そのデータベース又は他のタイプの記憶装置に記憶した(図示せず))、使用する時に当該記憶装置又はデータベースからこれらの情報を抽出してもよい。又は、モビリティ管理デバイスは、バックボーンネットワークにより各無線通信ネットワークと情報のやり取りを行ってもよく、やり取られる情報は、関連セル(例えば、候補切り替えセル)が利用可能な無線アクセステクノロジーの情報、及び関連切り替えセルの伝送リソースとその変化に関する情報を含んでも良い。例えば、モバイル切り替えマネージャは、バックボーンネットワークにより関連セル(例えば候補切り替えセル)がサポート可能な無線アクセステクノロジーの情報及び使用する伝送リソース(及びその変化)に関する情報を取得するための情報取得装置(図示せず)をさらに含んでもよい。
一つの具体的実施例として、垂直ハンドオーバのシーンで、候補切り替えセルが利用可能な無線アクセステクノロジーとスペクトルが変化した場合に、モバイルデバイスの通信をサポートできなくなると、目標切り替えセルシーケンスを新たに生成しなければならない。候補切り替えセルが利用可能な無線アクセステクノロジーとスペクトルが変化したがモバイルデバイスの通信をサポートできると、モバイルデバイスにリザーブしたリザーブ帯域幅を新たに算出してもよい。当該リザーブ帯域幅が前に算出したリザーブ帯域幅と比べて、対応するリザーブ要求比が変化したと、目標切り替えセルシーケンスを新たに算出する必要がある。
本開示の実施例によれば,運動中のモバイルデバイスの運動特徴(例えば、運動速度と運動方向を含む)を推定(算出)する運動推定デバイスをさらに提供する。図21は、一つの実施例に基づくモバイルデバイスの運動特徴を推定する運動推定デバイス2100を示した。
図21に示すように、運動推定デバイス2100は、軌跡取得装置2105と推定装置2107を含む。具体的に、推定装置2107は、投射装置2101と運動パラメータ推定装置2103を含むことができる。当該軌跡取得装置2105は、モバイルデバイスの運動軌跡を取得するためのものであり、例えば図2又は図3に示す方法を採用して運動軌跡を取得してもよい。また、軌跡予測装置1701又は2001と類似する方式を用いて運動軌跡を予測してもよく、ここで重複しない。推定装置2107は、上記モバイルデバイスの上記移動軌跡上での投射点の運動状態に基づいてモバイルデバイスの運動方向と運動速度を推定するためのものである。投射装置2101は、モバイルデバイスの現在位置を予測した運動軌跡上に投射するためのものである。運動パラメータ推定装置2103は、モバイルデバイスの移動軌跡上での投射点の運動状態に基づいてモバイルデバイスの運動方向と運動速度を推定するためのものである。運動パラメータ推定装置2103は、上文で図15を参照して記述した方法を利用してこれらの運動パラメータを推定してもよく、ここで重複しない。
図21に示す運動推定デバイス2100は、上記モビリティ管理デバイス1700又は2000にその一部して組み込まれてもよい。
本開示の実施例によれば、モビリティ管理デバイス1700又は2000は、同じ運動特徴を有する複数のモバイルデバイスを同一モバイルデバイスグループに分けるグループ分け装置(図示せず)をさらに含むことにより、後のセル切り替え際に、当該モバイルデバイスグループにおける複数のモバイルデバイスをグループでセル切り替えを行ってもよい。例えば、同一運動車両にある又は同じ経路で走行する複数の運動車両における複数のユーザデバイスは(例えば、携帯電話又は通信ネットワークにアクセスした携帯PC和タブレットPC等)は、同じ運動特徴を有するモバイルデバイスに属する。グループ分け装置は、上文で図16を参照して記述した方法に基づいて同じ運動特徴を有する複数のモバイルデバイスを同一モバイルデバイスグループに分けてもよい。例えば、グループ分け装置は、各モバイルデバイスの間の距離が複数の時刻で基本的に一致に保持されるかどうかを判断し、基本的に一致に保持されると、上記モバイルデバイスが同じ運動特徴を有すると特定してもよい。また、例えば、グループ分け装置は、各モバイルデバイスの運動方向と運動速度が複数の時刻で基本的に一致に保持されるかどうかを判断し、基本的に一致に保持されると、上記モバイルデバイスが同じ運動特徴を有すると特定してもよい。ここで詳細に記述しない。
図22は、本開示の幾つかの実施例に基づくモバイルデバイスを示した。図22に示すように、モバイルデバイス2200は、受信装置2201と切り替え装置2203を含むことができる。受信装置2201は、無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理エンティティがモバイルデバイスの予測運動軌跡に基づいて生成した目標切り替えセルシーケンス受信することができる。受信装置2201は、その現在サービスセルから当該シーケンスに関する情報を受信し、又は直接にモビリティ管理エンティティから当該シーケンスに関する情報を受信することができる。切り替え装置2203は、このように、予測した運動軌跡に従ってモバイルデバイスが運動する時に、目標切り替えセルシーケンスに従って順に各目標切り替えセルに切り替えることができる。
本開示の一つ実施例によれば、上記モビリティ管理エンティティ又はデバイスとユーザデバイスを含む無線通信システムをさらに提供する。
以上で、本開示の具体的実施例の記述において、一種の実施形態に対して記述及び/又は示した特徴は、同じ又は類似する方式で一つ又は複数の他の実施形態に使用され、他の実施形態における特徴と組合せ、又は他の実施形態における特徴を取り替えることが可能である。
例えば、本開示の他の実施例によれば、無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理方法を提供し、無線通信ネットワークにおけるモバイルデバイスがセル切り替えを行う必要がある場合に、候補切り替えセルの利用可能なリソースを特定すること、及び、候補切り替えセルの利用可能なリソース状況に基づいて当該モバイルデバイスのセル切り替えを制御することを含む。図8に開示された実施例における利用可能なリソース特定方法に基づいて候補切り替えセルの利用可能なリソースを特定し、図8に開示された実施例における目標切り替えセルの生成方法に基づいてモバイルデバイスのセル切り替えを制御してもよく、ここで重複しない。
一種の具体的実施例として、候補切り替えセルの利用可能なリソースを特定することは、モバイルデバイスの候補切り替えセル内での滞留時間帯を推定し当該滞留時間帯に対応する、当該モバイルデバイスに対する上記候補切り替えセルの利用可能なリソースを特定することを含んでもよい。
一種の具体的実施例として、候補切り替えセルの利用可能なリソース状況に基づいて当該モバイルデバイスのセル切り替えを制御することは、当該モバイルデバイスに利用可能なリソースを提供できる候補切り替えセルを当該モバイルデバイスの目標切り替えセルとして選択することを含んでもよい。
一種の具体的実施例として、モバイルデバイスの候補切り替えセル内での滞留時間帯を推定することは、モバイルデバイスの運動方向、運動速度、候補切り替えセルのカバー範囲に基づいて、当該モバイルデバイスの当該候補切り替えセル内での滞留時間帯を推定することを含む。
上記した具体的実施例における各ステップの具体的実現ディテールは、例えば図8開示された実施例等に記述したので、ここで重複しない。
対応するように、以上に記載した本開示の他の一つの実施例の方法を実現する無線通信ネットワークにおけるモビリティ管理デバイスを提供し、無線通信ネットワークにおけるモバイルデバイスがセル切り替えを行う必要がある場合に、候補切り替えセルの利用可能なリソースを特定するように配置される利用可能なリソース特定モジュールと、候補切り替えセルの利用可能なリソース状況に基づいて当該モバイルデバイスのセル切り替えを制御するように配置される切り替え制御モジュールとを含む。
一種の具体的実施例として、利用可能なリソース特定モジュールは、モバイルデバイスの候補切り替えセル内での滞留時間帯を推定し、当該滞留時間帯に対応する、当該モバイルデバイスに対する上記候補切り替えセルの利用可能なリソースを特定してもよい。
一種の具体的実施例として、切り替え制御モジュールは、当該モバイルデバイスに利用可能なリソースを提供できる候補切り替えセルを当該モバイルデバイスの目標切り替えセルとして選択する。
一種の具体的実施例として、利用可能なリソース特定モジュールは、モバイルデバイスの運動方向、運動速度、候補切り替えセルのカバー範囲に基づいて、当該モバイルデバイスの当該候補切り替えセル内での滞留時間帯を推定してもよい。
理解すべきことは、上記実施例と例は例示的であって、取り尽くし的ではなく、本開示は具体的実施例或いは例示に限定されると見なすべきではない。また、上記実施例と例において、数字符号で方法のステップ又はデバイスのモジュールを示した。当業者が理解すべきことは、これらの数字符号はこれらのステップ又はモジュールに対して文字方面の区別を行うためであり、その順又はいかなる他の限定を示すものではない。
一つの例として、上記方法の各ステップと上記デバイスの各組立モジュール及び/又はユニットは、ソフトウェア、ファームウエア、ハードウェア或いはその組み合わせとして実施できる。一つの例として、ソフトウェア或いはファームウエアで実現する場合、記憶媒体或いはネットワークから専用ハードウェア構造を有するコンピュータ(例えば図23に示す汎用コンピュータ2300)に、上記方法を実現するためのソフトウェアのプログラムをインストールし、当該コンピュータに各種のプログラムがインストールされている場合、各種の機能等を実行できる。
図23において、中央処理装置(CPU)2301は、読取専用メモリ(ROM)2302に記憶されているプログラム或いは記憶部2308からランダムアクセスメモリ(RAM)2303にロードしたプログラムに基づいて各種の処理を実行する。RAM2303にも、必要に応じてCPU2301が各種の処理等を実行する際に必要なデータが記憶される。CPU2301、ROM2302、RAM2303はバス2304を介して互いに接続されている。入力/出力インターフェース2305もバス2304に接続されている。
以下の部材が入力/出力インターフェース2305に接続され、入力部2306(キーボード、マウス等を含む)、出力部2307(ディスプレイ、例えば陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)等、スピーカ等を含む)、記憶部2308(ハードディスク等を含む)、通信部2309(ネットワークインターフェースカード例えばLANカード、モデム等を含む)。通信部2309は、ネットワーク例えばインターネットを介して通信処理を実行する。必要に応じて、ドライバー2310も入力/出力インターフェース2305に接続される。取り外し可能な媒体2311例えばハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等は、必要に応じてドライバー2310に装着され、その中から読み出したコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部2308にインストールされるようにする。
ソフトウェアで上記一連の処理を実現する場合、ネットワーク例えばインターネット或いは記憶装置例えば取り外し可能な媒体2311からソフトウェアを構成するプログラムをインストールする。
当業者が理解すべきことは、このような記憶媒体は図23に示す、その中にプログラムが記憶され、装置に別途配分してユーザにプログラムを提供する取り外し可能な媒体2311に限定されない。取り外し可能な媒体2311の例は、磁気ディスク(フロッピーディスク(登録商標))、光ディスク(光ディスク読取専用メモリ(CD−ROM)とデジタル多用途ディスク(DVD)を含む)、光磁気ディスク(ミニディスク(MD)(登録商標)を含む)、半導体メモリを含む。又は、記憶媒体は、ROM2302、記憶部2308に含まれたハードディスク等であってもよく、その中にプログラムが記憶され、且つこれらの含む装置と一緒にユーザに配分する。
本開示は、また機器読み取り可能な指令コードが記憶されたプログラム製品を提出する。上記指令コードが機器に読み取られ実行される場合に、上記の本開示の実施例に基づく方法を実行できる。
対応するように、上記の機器読み取り可能な指令コードが記憶されたプログラム製品がロードされた記憶媒体も本開示の開示に含まれる。上記記憶媒体はフロッピーディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード、メモリスティックを含むがこれに限定されない。
強調すべきことは、用語「包括/含む」を本文で使用する際は、特徴、要素、ステップ或いはモジュールの存在を指し、一つ或いは複数の他の特徴、要素、ステップ或いはモジュールの存在或いは付加を排除しない。
また、本開示の方法は、明細書で記述した時間順序で実行されることに限定されず、他の時間順序で、並行或いは独立に実行されてもよい。よって、本明細書で記述の方法の実行順序は本開示の技術範囲を限定しない。
以上で、本開示の具体的実施例の記述によって本開示を説明したが、理解すべきことは、当業者は、請求項の精神と範囲内で本開示に対する各種の修正、改善、或いは均等物を設計できる。これらの修正、改善、或いは均等物も本開示の保護範囲に含まれると見なすべきである。

Claims (18)

  1. ユーザ装置(UE)の候補目標切り替えセルの利用可能なリソースと、前記利用可能なリソースの利用可能な時間とを特定し、
    それぞれの前記候補目標切り替えセルの前記利用可能なリソースとUEリソース需要との関係に基づいて、前記候補目標切り替えセルに優先度を付与し、
    前記付与された優先度に基づいて前記候補目標切り替えセルを分類し、
    前記分類に基づいて前記候補目標切り替えセルから目標切り替えセルを選択し、
    前記目標切り替えセルにより前記利用可能なリソースをリザーブすることを要求するように構成される回路を含む、モビリティ管理切り替えシステム。
  2. 前記回路はさらに、
    前記UEの運動特徴に基づいて前記UEの滞留時間を推定し、前記UEの滞留時間と前記候補目標切り替えセルのセルカバー範囲とに基づいて前記目標切り替えセルを前記候補目標切り替えセルから選択するように構成される請求項1に記載のモビリティ管理切り替えシステム。
  3. 前記回路は、前記利用可能なリソースを、対応する候補目標切り替えセルにおける前記UEの滞留時間内で利用可能なリソースとして特定する請求項1に記載のモビリティ管理切り替えシステム。
  4. 前記回路はさらに、
    前記利用可能なリソースと前記UEリソース需要との比較に基づいて前記目標切り替えセルの選択を行うように構成される請求項1に記載のモビリティ管理切り替えシステム。
  5. 前記回路はさらに、
    前記UEと前記候補目標切り替えセル間の通信に必要な発射パワーに基づいて前記目標切り替えセルの選択を行うように構成される請求項1に記載のモビリティ管理切り替えシステム。
  6. 前記回路はさらに、
    前記UEの軌跡を予測し、前記軌跡の付近に位置するセルを前記候補目標切り替えセルとして認識するように構成される請求項1に記載のモビリティ管理切り替えシステム。
  7. 前記回路はさらに、
    前記軌跡に沿う複数のセルを目標切り替えセルシーケンスとして選択するように構成される請求項6に記載のモビリティ管理切り替えシステム。
  8. 三角測定に基づいて前記UEの前記軌跡は特定される請求項6に記載のモビリティ管理切り替えシステム。
  9. 前記回路はさらに、
    前記UEに前記目標切り替えセルの認識を提供するように構成される請求項1に記載のモビリティ管理切り替えシステム。
  10. 前記回路はさらに、
    前記利用可能なリソースの変化に基づいて前記目標切り替えセルの選択を更新するように構成される請求項1に記載のモビリティ管理切り替えシステム。
  11. 前記回路は、データベースから前記利用可能なリソースを取得する請求項1に記載のモビリティ管理切り替えシステム。
  12. 前記利用可能なリソースを取得するために前記回路は、前記候補目標切り替えセルと通信する請求項1に記載のモビリティ管理切り替えシステム。
  13. 前記回路は、前記UEの出発地と目的地に基づくナビゲーション情報を利用して前記UEの軌跡を予測する請求項1に記載のモビリティ管理切り替えシステム。
  14. 前記ナビゲーション情報は全地球測位システム(GPS)情報である請求項13に記載のモビリティ管理切り替えシステム。
  15. 前記回路はさらに、
    前記候補目標切り替えセルをその基地局から前記UEの軌跡までの距離が対応するセルカバー半径より小さいセルとして認識するように構成される請求項6に記載のモビリティ管理切り替えシステム。
  16. 前記回路はさらに、
    前記候補目標切り替えセルの無線アクセス技術に基づいて前記候補目標切り替えセルを認識するように構成される請求項1に記載のモビリティ管理切り替えシステム。
  17. 回路を利用して、ユーザ装置(UE)の候補目標切り替えセルの利用可能なリソースと、前記利用可能なリソースの利用可能な時間とを特定することと、
    それぞれの前記候補目標切り替えセルの前記利用可能なリソースとUEリソース需要との関係に基づいて、前記候補目標切り替えセルに優先度を付与することと、
    前記付与された優先度に基づいて前記候補目標切り替えセルを分類することと、
    前記分類に基づいて前記候補目標切り替えセルから目標切り替えセルを選択することと、
    前記目標切り替えセルにより前記利用可能なリソースをリザーブすることを要求することと、を含むモバイル切り替え管理方法。
  18. コンピュータにて実行されると、
    ユーザ装置(UE)の候補目標切り替えセルの利用可能なリソースと、前記利用可能なリソースの利用可能な時間とを特定することと、
    それぞれの前記候補目標切り替えセルの前記利用可能なリソースとUEリソース需要との関係に基づいて、前記候補目標切り替えセルに優先度を付与することと、
    前記付与された優先度に基づいて前記候補目標切り替えセルを分類することと、
    前記分類に基づいて前記候補目標切り替えセルから目標切り替えセルを選択することと、
    前記目標切り替えセルにより前記利用可能なリソースをリザーブすることを要求することと、を含む方法を、前記コンピュータに実行させる、コンピュータ読み取り可能な指令を用いてコーディングされている記憶媒体。
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