JP6344356B2 - 内燃機関の冷却構造 - Google Patents

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本発明は、内燃機関の冷却構造に関する。
液冷式の内燃機関(以下、エンジンと呼ぶ。)は、その部位によって発生する熱量が大きく異なるため、シリンダブロックと比べて高温になり易いシリンダヘッドを積極的に冷やす一方、シリンダブロックは冷やしすぎないようにする温度管理が必要である。こうすることにより、エンジンを適温に維持することができ、燃焼の安定性とエンジンの構造体の信頼性とを高めることができる。
具体的には、エンジンの構造体の温度は、該構造体の内部に設けられたウォータジャケットを流れる冷却液の流量、流速及び液温(壁温との温度差)によって制御されており、例えば、シリンダヘッドを積極的に冷やすには、大流量の冷却液が必要となる。
しかしながら、エンジンの冷却構造は、一般に、冷却液がシリンダブロック内のウォータジャケットと、シリンダヘッドのウォータジャケットとが連通する構造を採り、シリンダヘッドのウォータジャケットの要求流量を通水すると、シリンダブロックは過冷却となるおそれがある。また、シリンダブロックにとっては、余分な冷却液を流すことによる圧損の増大にもつながる。
そこで、特許文献1には、シリンダブロックの外側面より外方向に、ウォータポンプから吐出された冷却水をブロックウォータジャケットを介さずに、シリンダヘッドの排気側の側方部分からシリンダヘッドウォータジャケットに導入するための冷却液供給配管を設け、ウォータポンプからの吐出直後の温度が低い冷却液によって、シリンダヘッド部分を有効に冷却する冷却構造が開示されている。
実開昭62−52220号公報
しかしながら、従来技術は、構造体の外側面に冷却液供給配管をバイパスとして設けており、該冷却液供給配管とシリンダヘッドとの接続部のシール性を確保する必要性が生じると共に、該冷却液供給配管を排気マニホールド等と干渉せずにシリンダヘッドに組み付けるために、シリンダヘッドの排気側の側方部に側方延設部を形成しており、構造体の寸法(外寸)及び重量が増大するという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑み、その課題とするところは、シリンダブロックを迂回するバイパスウォータジャケットを簡単な構造で、さらにはコンパクトに配設できるようにすることにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、シリンダブロックウォータジャケット(以下、燃焼室周囲ウォータジャケット)にバイパスウォータジャケットを設け、該バイパスウォータジャケットの下流端部を燃焼室周囲ウォータジャケットの下流端部と接続する構成とすることを特徴とする。
具体的には、本発明は、内燃機関の冷却構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、シリンダブロックの燃焼室の周囲を囲むように設けられた燃焼室周囲ウォータジャケットと、シリンダヘッド内に設けられたヘッドウォータジャケットとを備えた内燃機関の冷却構造を対象とし、燃焼室周囲ウォータジャケットは、内燃機関のクランク軸方向の一端側に設けられた主冷却液入口と接続された冷却液供給手段により供給される冷却液がクランク軸方向の他端側に向かって流れる縦流型のウォータジャケットであり、ヘッドウォータジャケットは、燃焼室周囲ウォータジャケットとクランク軸方向の他端側で連通し、クランク軸方向の一端側に向かって冷却液が流れる縦流型のウォータジャケットであり、内燃機関は、冷却液が燃焼室周囲ウォータジャケットを迂回するためのバイパスウォータジャケットをさらに備え、バイパスウォータジャケットは、該バイパスウォータジャケットの上流端部に設けられた副冷却液入口に、冷却液供給手段から冷却液が直接に供給され、燃焼室周囲ウォータジャケットの下流端部には、前記バイパスウォータジャケットの下流端部と連通する合流部がシリンダブロック内に設けられており、燃焼室周囲ウォータジャケットには、該燃焼室周囲ウォータジャケットを燃焼室側ウォータジャケットと反燃焼室側ウォータジャケットとに区画するウォータジャケットスペーサが配設され、合流部は、反燃焼室側ウォータジャケットと連通しているものである。
これによれば、バイパスウォータジャケットは、排気ポート、吸気ポート、点火プラグ及び燃料噴射装置等が設けられるシリンダヘッド部分と接続される構成ではなく、燃焼室周囲ウォータジャケットの下流端部と連通させることにより、上記の部位及び装置を容易に避けることができる。従って、燃焼室周囲ウォータジャケットをバイパスしつつ簡単な構造で且つコンパクトにバイパスウォータジャケットを連通させることができる。さらに、燃焼室周囲ウォータジャケットとバイパスウォータジャケットとの合流部を反燃焼室側ウォータジャケットに連通させることにより、燃焼室周囲ウォータジャケットの下流部においても、バイパスウォータジャケットから合流した冷却液によるシリンダブロックの燃焼室壁の過冷却を防止することができる。
の発明は、上記第1の発明において、バイパスウォータジャケットは、シリンダブロックにおける燃焼室周囲ウォータジャケットのエンジン上下方向の下端部よりも下側に一体に成型されているものである。
これによれば、バイパスウォータジャケットを、シリンダブロックにおける燃焼室周囲ウォータジャケットの下方に一体成型しているため、別体成型した場合に課題となる接続部のシール性の確保を不要とすることができる。
の発明は、上記第の発明において、バイパスウォータジャケットは、副冷却液入口からシリンダブロックのクランク軸方向に略直管状に延び、シリンダブロックのシリンダライナの下端部よりも下側に設けられているものである。
これによれば、シリンダヘッドとシリンダブロックとをボルトにより締結する際に、バイパスウォータジャケットがシリンダブロックのシリンダライナの下端部よりも下側に設けられているため、バイパスウォータジャケットを構成する筒状部がシリンダライナの下側で梁として作用するので、ボルトの引張力によるシリンダライナの変形を防止することができる。
の発明は、上記第1から第の発明において、主冷却液入口には、冷却液が所定温度以上又は所定圧力以上であるときに冷却液を通過可能な弁構造が設けられ、副冷却液入口は、冷却液の温度及び圧力に拘わらず、冷却液を流通可能とするものである。
これによれば、例えば、エンジンの暖機途上においては、シリンダブロック内の冷却液の流通を停止させて、該シリンダブロックの過冷却を防止できる一方、比較的に昇温が速いシリンダヘッドの燃焼室壁はバイパスウォータジャケットから流入させた冷却液によって該壁温の過上昇を防止することができる。
本発明に係る内燃機関の冷却構造よれば、シリンダブロックを迂回するバイパスウォータジャケットを簡単な構造で、さらにはコンパクトに配設することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る内燃機関の冷却構造を示す模式的な斜視図である。 図2は本発明の一実施形態に係る内燃機関を構成するシリンダブロックにおける燃焼室周囲ウォータジャケットとバイパスウォータジャケットとの合流部を示す断面斜視図である。 図3は本発明の一実施形態に係る燃焼室周囲ウォータジャケットに挿入されるウォータジャケットスペーサを示す斜視図である。 図4は本発明の一実施形態に係る内燃機関を構成するシリンダブロックの冷却構造を示す斜視図である。 図5は図4のV−V線における断面斜視図である。 図6は本発明の一実施形態に係る内燃機関を構成するシリンダブロックの冷却構造を示すクランク軸に垂直な方向の断面図である。 図7は本発明の一実施形態に係る内燃機関の冷却構造における冷却液の流路とその制御の一例を示す模式図である。 図8は本発明の一実施形態に係る内燃機関の冷却構造における冷却液の流路とその制御の一変形例を示す模式図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物又はその用途を制限することを意図しない。
(一実施形態)
本発明の一実施形態に係る内燃機関(以下、エンジンと呼ぶ。)の冷却構造について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係るエンジンの冷却構造を示す模式的な斜視図である。図1に示すエンジンは、例えば、車両に搭載される多気筒直列エンジン100である。図1に示すように、エンジン100は、気筒部を構成するシリンダブロック120と、該シリンダブロック120の上に固持、例えばボルト締結され、各気筒の燃焼室を構成するシリンダヘッド130とを有する。シリンダブロック120の気筒列に平行なクランク軸方向の一方の側端部には、エンジン冷却用の冷却液を強制的に循環させるウォータポンプ200が配設されている。ウォータポンプ200は、図示しないクランク軸の回転力をベルトを介してウォータポンプ駆動軸に伝えることで駆動され、冷却液は、ウォータポンプ200のポンプ入口200aからウォータポンプ200に導入され、該ウォータポンプ200によって圧送された冷却液は、シリンダブロック120の相対的に上側に設けられた主冷却液入口110と、シリンダブロック120の相対的に下側に設けられた副冷却液入口111とに直接に導入される。
主冷却液入口110は、シリンダブロック120のメイン流路である燃焼室周囲ウォータジャケット112と接続され、副冷却液入口111は、シリンダブロック120のバイパス流路であるバイパスウォータジャケット113と接続される。バイパスウォータジャケット113の下流端には、燃焼室周囲ウォータジャケット112の下流端と連通する合流部114が設けられ、バイパスウォータジャケット113に導入された冷却液は、全て燃焼室周囲ウォータジャケット112に導入されるようになっている。合流部114で合流した冷却液は、該合流部114よりもエンジン100内の冷却液流れ方向下流側に設けられたヘッドウォータジャケット入口115に導入される。本実施形態に係るヘッドウォータジャケット116は、燃焼室周囲ウォータジャケット112及びバイパスウォータジャケット113を通過した冷却液がシリンダヘッド130内をクランク軸方向に通過するように形成されている。ヘッドウォータジャケット入口115は、ヘッドウォータジャケット116におけるエンジン100の上下方向下端部であって、燃焼室周囲ウォータジャケット112の下流端部、すなわち反ウォータポンプ側端部で且つエンジン上下方向上端部と接続するように設けられている。
このように、本実施形態においては、燃焼室周囲ウォータジャケット112は、シリンダブロック120のクランク軸方向の一端側に設けられた主冷却液入口110にウォータポンプ200から供給される冷却液が燃焼室周囲ウォータジャケット112内を主冷却液入口110を通過した後、すぐにエンジン100の吸気側及び排気側に分流され、その後、クランク軸方向の他端側に向かって流れる縦流型のウォータジャケットである。
図2に、エンジン100のシリンダブロック120における燃焼室周囲ウォータジャケット112とバイパスウォータジャケット113との合流部114の断面斜視図を示す。図2に示すように、合流部114の直上には、シリンダライナ118に沿った燃焼室周囲ウォータジャケット112が配設されている。さらに、本実施形態の特徴として、燃焼室周囲ウォータジャケット112には、図3に示すウォータジャケットスペーサ300が挿入されている。
図2及び図3に示すように、本実施形態に係るウォータジャケットスペーサ300は、その側面の上下方向中央部より上側に屈曲部である仕切部300cを設けている。仕切部300cの上側を、シリンダライナ118との間に空隙を設けたスペーサ上部300aとし、該仕切部300cの下側を、シリンダライナ118との間に空隙をほぼ設けないスペーサ下部300bとしている。このように、燃焼室周囲ウォータジャケット112は、ウォータジャケットスペーサ300の仕切部300cによって、上部は燃焼室側ウォータジャケット112aに、また、下部はシリンダライナ118に対して反対側の反燃焼室側ウォータジャケット112bに区画される。反燃焼室側ウォータジャケット112bを設けることで、シリンダライナ118の上部と比べて高温になりにくいシリンダライナ118の下部の過冷却を防止でき、該シリンダライナ118の上下温度差を小さくすることができる。なお、本実施形態に係るウォータジャケットスペーサ300の材質は樹脂であるが、燃焼室周囲ウォータジャケット112を燃焼室側ウォータジャケット112aと反燃焼室側ウォータジャケット112bとに区画するという機能を満足するものであれば材質を金属等に置き換えてもよい。さらに、燃焼室周囲ウォータジャケット112とバイパスウォータジャケット113との合流部114は、反燃焼室側ウォータジャケット112bと主に(実質的に)連通する。
このように、燃焼室周囲ウォータジャケット112の下流部においては、バイパスウォータジャケット113から合流した冷却液が、反燃焼室側ウォータジャケット112bを流通することにより、シリンダライナ118の過冷却をより抑制することができる。
なお、ウォータジャケットスペーサ300の高さは、燃焼室周囲ウォータジャケット112の深さとほぼ同等に設定している。このようにすると、燃焼室側ウォータジャケット112aと反燃焼室側ウォータジャケット112bとを明確に区画することができる。
図4にシリンダブロック120の斜視図を示し、図5に図4のV−V線における断面斜視図を示す。図5に示すように、本実施形態に係るバイパスウォータジャケット113は、シリンダブロック120における燃焼室周囲ウォータジャケット112のエンジン上下方向の下端部112Aよりも下側でシリンダブロック120に一体成型されている。
このようにすると、バイパスウォータジャケット112をシリンダブロック120と別体成型した場合に課題となる接続部のシール性の確保が不要となる。
なお、バイパスウォータジャケット113における副冷却液入口111と合流部114とを結ぶ配設方向は、クランク軸方向に対して平行又はほぼ平行に形成されている。但し、必ずしも平行又はほぼ平行に設ける必要はなく、バイパスウォータジャケット113内に流入したエアを確実にエンジン100の外部に導くために、副冷却液入口111側又はその反対側に傾けて形成してもよい。
また、図5に示す、バイパスウォータジャケット113における副冷却液入口111と反対側の端部には、貫通部113aがある。本実施形態において、シリンダブロック120は鋳造成型され、該貫通部113aは、シリンダブロック120を形成する際に、バイパスウォータジャケット113も併せて一体成型するための型を抜くことによってできる。従って、エンジンを組み立てる際には、冷却液が貫通部113aから漏れないように該貫通部113aをキャップ材等の封止材によって封止する。
図6は、シリンダブロック120におけるクランク軸121に垂直な方向の断面構成を表しており、副冷却液入口111側から見た図である。図6に示すように、本実施形態に係るバイパスウォータジャケット113は、シリンダブロック120のクランク軸方向に略直管状に延びている。さらに、シリンダブロック120のシリンダライナ118の下端部よりもほぼ下側、すなわち、シリンダライナ118とクランクケース120bとの境界部に設けられている。
このようにすると、シリンダヘッド130とシリンダブロック120とを、図4及び図5に示す複数のボルト穴でボルトによりシリンダヘッド130方向に引張り力が働くようにして締結する際に、クランク軸方向に延び且つバイパスウォータジャケット113を構成する筒状部が、シリンダライナ118の下側で梁として作用する。その結果、各ボルトの引張力によるシリンダライナ118の下部の変形を、梁として作用するバイパスウォータジャケット113の構成部材によって防止することができる。
(冷却液の流路とその制御)
以下に、本実施形態に係るエンジンに冷却液の流路とその制御について図7を参照しながら説明する。図7は本実施形態に係るエンジンの冷却液の流路を模式的に表している。図7に示すように、例えば、エンジンの始動と同時にウォータポンプ200が作動し、シリンダブロック120に設けられた燃焼室周囲ウォータジャケット112とバイパスウォータジャケット113とに冷却液が導通する。これらの冷却液は、燃焼室周囲ウォータジャケット112とバイパスウォータジャケット113との合流部114で合流して、シリンダヘッド130に設けられたヘッドウォータジャケット116に導通する。エンジン100の内部で該エンジン100から熱を奪って高温になり、ヘッドウォータジャケット116から排出された冷却液は、ラジエータ350で外気との熱交換により冷却されてウォータポンプ200に再導入される。なお、ラジエータ350には、冷却液の温度が所定の温度に達していない場合に該ラジエータ350をバイパスするバイパス流路を設けてもよい。
ここで、燃焼室周囲ウォータジャケット112とバイパスウォータジャケット113とを導通する冷却液の比率は、エンジンの特性に応じて適当に設定すれば良く、特に限定されない。一例として、燃焼室周囲ウォータジャケット112における冷却液の導通量を約60%から70%とし、バイパスウォータジャケット113の冷却液の導通量を約40%から30%とする等がある。
(冷却液の流路とその制御の一変形例)
図8に冷却液の流路とその制御の一変形例を示す。図8に示すように、主冷却液入口110には、冷却液が所定温度以上又は所定圧力以上である場合に、冷却液を通過可能とするバルブ(弁構造)120cを設けてもよい。これに対し、副冷却液入口111は、冷却液の温度及び圧力に拘わらず、冷却液を流通可能とする。
このようにすると、エンジンの始動直後等の、暖機途上においては、燃焼室周囲ウォータジャケット112、すなわち、シリンダブロック120内の冷却液の流通を停止させることができる。これにより、シリンダブロック120の過冷却を防止できる一方、比較的に昇温が速いヘッドウォータジャケット116、すなわち、シリンダヘッド130内の燃焼室壁は、バイパスウォータジャケット113から流入した冷却液によって、該燃焼室壁温の過上昇を防止することができる。
本発明に係る内燃機関(エンジン)の冷却構造は、シリンダブロックを迂回するバイパスウォータジャケットが必要な用途等に適用することができる。
100 エンジン(内燃機関)
110 主冷却液入口
111 副冷却液入口
112 燃焼室周囲ウォータジャケット
112A 燃焼室周囲ウォータジャケットの下端部
112a 燃焼室側ウォータジャケット
112b 反燃焼室側ウォータジャケット
113 バイパスウォータジャケット
113a 貫通部
114 合流部
115 ヘッドウォータジャケット入口
116 ヘッドウォータジャケット
117 ヘッドウォータジャケット出口
118 シリンダライナ
120 シリンダブロック
120a ヘッドボルト穴
120b クランクケース
120c バルブ(弁構造)
121 クランク軸
200 ウォータポンプ(冷却液供給手段)
200a ポンプ入口
300 ウォータジャケットスペーサ
300a スペーサ上部
300b スペーサ下部
300c 仕切部

Claims (4)

  1. シリンダブロックの燃焼室の周囲を囲むように設けられた燃焼室周囲ウォータジャケットと、シリンダヘッド内に設けられたヘッドウォータジャケットとを備えた内燃機関の冷却構造であって、
    前記燃焼室周囲ウォータジャケットは、前記内燃機関のクランク軸方向の一端側に設けられた主冷却液入口と接続された冷却液供給手段により供給される冷却液がクランク軸方向の他端側に向かって流れる縦流型のウォータジャケットであり、
    前記ヘッドウォータジャケットは、前記燃焼室周囲ウォータジャケットとクランク軸方向の前記他端側で連通し、クランク軸方向の前記一端側に向かって冷却液が流れる縦流型のウォータジャケットであり、
    前記内燃機関は、冷却液が前記燃焼室周囲ウォータジャケットを迂回するためのバイパスウォータジャケットをさらに備え、
    前記バイパスウォータジャケットは、該バイパスウォータジャケットの上流端部に設けられた副冷却液入口に、前記冷却液供給手段から冷却液が直接に供給され、
    前記燃焼室周囲ウォータジャケットの下流端部には、前記バイパスウォータジャケットの下流端部と連通する合流部が前記シリンダブロック内に設けられており、
    前記燃焼室周囲ウォータジャケットには、該燃焼室周囲ウォータジャケットを燃焼室側ウォータジャケットと反燃焼室側ウォータジャケットとに区画するウォータジャケットスペーサが配設され、
    前記合流部は、前記反燃焼室側ウォータジャケットと連通していることを特徴とする内燃機関の冷却構造。
  2. 前記バイパスウォータジャケットは、前記シリンダブロックにおける前記燃焼室周囲ウォータジャケットのエンジン上下方向の下端部よりも下側に一体に成型されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の冷却構造。
  3. 前記バイパスウォータジャケットは、前記副冷却液入口から前記シリンダブロックのクランク軸方向に略直管状に延び、前記シリンダブロックのシリンダライナの下端部よりも下側に設けられていることを特徴とする請求項に記載の内燃機関の冷却構造。
  4. 前記主冷却液入口には、前記冷却液が所定温度以上又は所定圧力以上であるときに、冷却液を通過可能な弁構造が設けられ、
    前記副冷却液入口は、冷却液の温度及び圧力に拘わらず、冷却液が流通可能であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の内燃機関の冷却構造。
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