JP6344116B2 - 電気推進装置の充電制御方式 - Google Patents

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Description

この発明は、船舶や車両を駆動する推進電動機を電力変換装置により制御して走行を制御するようにした電気推進装置、特に蓄電池を電源とする電気駆動系(電源、電力変換装置、電動機等)が2系統設けられた電気推進装置において、畜電池の発電機による充電を制御する方式に関する。
船舶等の電気推進装置において、船舶のプロペラを駆動する電源、電力変換装置、電動機等で構成された電気駆動系を2 系統設けることは、特許文献1に示されるように既に知られている。
図10に、このような従来の電源に蓄電池を備えた電気推進装置を示す。
この図10において、Pは船舶の推進用プロペラ(推進機)、M1,M2はこのプロペラPを駆動する交流電動機からなる推進電動機、INV1、INV2はこの推進電動機M1、M2に供給する電力を制御するインバータ、CNT1、CNT2はこのインバータINV1、INV2を制御する制御装置、B1、B2は蓄電池、G1、G2はこの蓄電池の充電や、推進電動機への給電を行なう原動機DE1、DE2により駆動される交流発電機、CNV1、CNV2は、この交流発電機の出力を直流電力に変換するコンバータである。
蓄電池B1、B2および発電機G1、G2が電気推進装置の電源となる。SW1〜SW4は、それぞれ給電回路の開閉用のスイッチであり、SW5は、系統1と系統2の給電回路を連系する連系スイッチである。
この図から明らかなように電気推進装置の電源( 発電機、蓄電池)、インバータ、推進電動機で構成される電気駆動系は、G1、CNV1、B1、INV1、CNT1、M1で構成された系統1と、G2、CNV2、B2、INV2、CNT1、M2で構成された系統2の2つの系統が設けられている。そして両系統の給電回路を、連系スイッチSW5をオンにして並列に接続することにより両系統の電源を並列運転することが可能となる。また制御装置CNT1、CNT2の出力が切替スイッチSW6によりインバータINV1、INV2に切替可能に接続されている。電動機M1、M2のそれぞれの速度を検出する速度検出器TD1、TD2からの速度検出信号が制御装置CNT1、CNT2にそれぞれフィードバックされ電動機の速度、したがってプロペラP の速度が外部から指令された設定速度になるように速度調節制御が行なわれる。
各電気駆動系においては、原動機(DE1、DE2)によって駆動される発電機(G1、G2)によって発電される交流電力によってコンバータ(CNV1、CNV2)を介して蓄電池(B1、B2)を充電し、この蓄電池に充電された直流電力、または交流発電機出力をコンバータによって変換した直流電力をインバータ(INV1、INV2) によって可変電圧・可変周波数(VVVF)の交流電力に変換して推進電動機(M1、M2)に供給して推進電動機の速度を可変する。これによってプロペラPが可変速駆動され、船舶の推進速度が制御される。2台のインバータINV1、INV21は切替スイッチSW6を操作して制御装置CNT1またはCNT2の何れか1台によって共通に制御され、電動機M1、M2が所望の設定速度となるように制御される。
このような、2台の蓄電池、発電機、2系統の給電電路、2台の電力変換装置、2台の推進電動機を備えた電気推進システムにおいては、蓄電池の充電は2系統給電電路を互いに接続して2台または1台の発電機で蓄電池を充電する運転、または、2系統給電電路を切り離して2台の発電機で2台の蓄電池をそれぞれを個別に充電する運転がある。
後者の2系統給電電路を切り離して蓄電池を個別に充電する場合、2台の蓄電池の充電特性のバラツキによって充電電圧に差が発生する。
この電圧差は2台の蓄電池の充電量のバラツキにより発生するものであるから、電圧差が拡大すれば、電圧の高い方の蓄電池は所定の充電量に達しても、電圧の低い方の蓄電池は所定の充電量に達しないので、2台の合計の充電量は所定の充電量より低下する。
両蓄電池間に電圧差が生じたままで充放電を繰り返し行えば、両蓄電池間の特性劣化進度、寿命劣化進度に差が生じる結果、両蓄電池の管理が困難になる。
また、両蓄電池間に電圧差が発生した状態で、2系統給電電路を切断状態から接続状態に切換えると電圧の高い方の蓄電池からっ電圧の低い方の蓄電池に大きな突入電流が流れる。
特に、大容量のリチウムイオン電池を備えた電気推進システムでは、電池の内部抵抗、給電電路のインピーダンスが極めて小さいから、僅かな電圧差であっても莫大な突入電流が流れるので、電池に障害を与えるとともに、給電電路に配置した過電流保護装置を誤動作させることになる。
さらに、2系統の給電電路を切断、すなわち切り離した状態で2台の原動機駆動発電機で2台の蓄電池を充電する場合、小さい電流または小さい電力で充電する蓄電池の充電終期領域でも2台発電装置により個別に小電流または小電力で充電することになるから、発電装置の効率が低下し、極めて不経済となる。
この場合、2系統の給電電路を接続状態にして、1台の原動機駆動発電機で2台の蓄電池を充電するようにすれば、効率低下が抑制され、経済的となるから、蓄電池の充電終期に、両系統を並列接続して充電を行うのが良いが、このとき、両蓄電池間に電圧差が無いようにすることが必要となる。
特開2007-062407号公報
この発明は、前記のように2つの電気駆動系を相互に連系接続することが必要になったとき、2台の蓄電池間に突入電流が流れることを防止するため、2台の蓄電池を2台の発電装置により個別に充電する状態において、2台の蓄電池に電圧差が発生しないようにした充電制御方式を提供することを課題とするものである。
前記の課題を解決するため、この発明は、2台の蓄電池、2台の発電装置、2系統の給電電路、2台の電力変換装置、2台の推進電動機からなる電気推進システムにおいて、2系統の給電電路の間の接続を開閉する連系スイッチを設け、この連系スイッチを開(オフ)として前記2台の発電装置のそれぞれによって前記の2台の蓄電池を個別に充電するとき、両蓄電池間の差電圧を検出し、この差電圧に応じて、電圧の高い方の蓄電池を充電する発電装置に対する電圧指令を充電電流が低下されるように補正してこの発電装置による充電電圧が低下されるよう制御し、電圧の低い方の蓄電池を充電する発電装置に対する電圧指令を充電電流が増加されるように補正し、この発電装置による充電電圧が上昇されるよう制御することによって、両蓄電池間の電圧差を抑制するようにすることを特徴とする。
この発明においては、前記の蓄電池の充電は、充電電圧を一定にして充電を行う定電圧充電方式、充電電流を一定にして充電を行う定電流充電方式および充電電力を一定にして充電を行う定電力充電方式の何れかの方式またはこれらの方式を組み合わせた方式で行うことができる。
また、この発明においては、前記の両蓄電池の差電圧を補正する制御モードとして、両蓄電池の電圧を両蓄電池の電圧の平均電圧に収束させるモード、両蓄電池の電圧を高い方の蓄電池電圧に収束させるモードおよび両蓄電池の電圧を低い方の蓄電池電圧に収束させるモードを備え、この3つのモードを選択して両蓄電池間の電圧差を抑制するようにするようにしてもよい。
さらに、2台の蓄電池、2台の発電装置、2系統の給電電路、2台の電力変換装置、2台の推進電動機からなる電気推進システムにおいて、2系統の給電電路の間の接続を開閉する連系スイッチを設けるとともに、2式の前記発電装置から前記電池への充電電圧、充電電流または充電電力を設定する設定回路および電池の充電電圧、充電電流または充電電力がこの設定回路に設定された設定値になるように前記発電機の電圧を制御する調整制御回路を2式設け、前記連系スイッチが開(オフ)のときは、各発電機を前記2式の設定回路および調節制御回路のそれぞれにより前記2台の発電装置のそれぞれを制御して、前記2台の蓄電池の充電を行い、前記連系スイッチが閉(オン)のときは、前記2式の内の一方の設定回路および調節制御回路により前記2台の発電装置または1台の発電装置を制御して前記2台の電池を充電することを特徴とする。
この発明においては、前記連系スイッチを開(オフ)から閉(オン)に切換えるとき、前記2台の蓄電池間の電圧差が所定値以下になったことが検出されたときに前記連系スイッチの切換操作ができるようにするインターロック手段を備えることができる。
2台の蓄電池、2系統の給電電路、2台の電力変換装置、2台の推進電動機を備えてなる電気推進システムにおいて、2系統の給電電路が独立給電状態のとき2台の蓄電池を2台の発電装置で個別に充電するとき、蓄電池の充電特性のアアンバランスにより両蓄電池間に電圧差が生じるが、この発明によれば、この電圧差を収束させるように2台の発電装置を個別に補正制御を行うので、電圧差の発生を抑制し、両蓄電池を均等な電圧に充電することができることによって、電池の充電容量の低下を防止し、過充電、特性劣化、寿命劣化を抑制する効果がある。
また、2系統の給電電路の連系接続を開(オフ)から閉(オン)にするとき、電圧差による突入電流を抑制して、突入電流に起因する電池への障害を防止するとともに、給電電路に設けた過電流保護装置の動作を防止することができる。
この発明の実施例を示す電気推進システムの制御装置のブロック構成図。 電気推進システムの蓄電池の充電特性の説明に用いる特性図。 この発明による充電制御方式の制御フローを示すフロー図。 この発明の平均電圧収束制御方式における補正信号の変化を示す波形図。 この発明の平均電圧収束制御方式による充電制御動作を説明するための蓄電池の充電特性図。 この発明の高電圧収束制御方式における補正信号の変化を示す波形図。 この発明の高電圧収束制御方式による充電制御動作を説明するための蓄電池の充電特性図。 この発明の低電圧収束制御方式における補正信号の変化を示す波形図。 この発明の低電圧収束制御方式による充電制御動作を説明するための蓄電池の充電特性図。 従来の電気推進システムの構成図。
この発明の実施の形態を図に示す実施例について説明する。
図1に、この発明の電気推進システムの実施例のブロック構成図を示す。
図1に示すように、電気推進システムは、2台の蓄電池B1、B2、2系統の給電電路L1、L2、2系統の給電電路L1、L2の各々に接続される2台のそれぞれ図示しない原動機で駆動される発電機G1、G2と整流器D1,D2とからなる発電装置PG1、PG2、プロペラPの共通の駆動軸PSに配置した2台の推進電動機M1、M2、およびそれぞれ推進電動機M1、M2の速度制御を行う2台の電力変換装置INV1、INV2ならびに図示しないが、2系統の補機系統を備える。
また、2系統の給電電路L1、L2間に連系スイッチSWLCを設け、これによって2系統の給電電路間の接続を開閉する。
連系スイッチSWLCが開(オフ)のときは、各給電電路が独立し、蓄電池B1およびB2は各電路に接続されている発電装置PG1またはPG2により個別に充電が行なわれる。
充電電流を一定に保って充電を行う定電流充電方式により充電を行うときの電池の充電特性を図2に示す。
蓄電池を充電する場合、一般に、例えば、図2に実線の特性線B1で示すように、充電初期は大きな充電電流I2で充電し、電池電圧VBが充電設定電圧VS付近の所定値VCに達したt2時点で、充電終期モードに切換えて小さな充電電流I1で充電し、蓄電池電圧VBが充電設定電圧VSに達するt4時点で充電を終了する。
同一の充電電流で2台の蓄電池B1、B2を充電したとき、蓄電池B1、蓄電池B2に充電特性のバラツキがあるため、充電時間がt1となったところで、蓄電池B2の電圧は、点線の特性線B2で示すようにV1、蓄電池B1の電圧は、実線の特性線B1で示すようにV2となり、両蓄電池間に電圧差ΔVB1が発生する。
もし、両蓄電池に電圧差があるまま、電圧の低い方の蓄電池B2の電圧がVCに到達するまで蓄電池B1も同一の充電電流I2で継続して充電すれば、電圧の高い方の蓄電池B1は充電電圧がV4となるまで充電が進行する。
したがって、2つの蓄電池B1,B2を電圧差があるままで充電を継続した場合は、電圧の高い方の蓄電池B1は、t2時点で充電電流がI1に切換えられてt4時点で充電が完了し、電圧の低い方の蓄電池B2は、t3時点で充電電流を小さい充電電流I1に切換えて、電圧がVSとなるt5時点まで充電して充電を完了する。
このように、蓄電池間に特性のバラツキがあると、同一充電電流で同一時間充電を行ったとき両蓄電池の電圧がアンバランスとなり、電圧差が生じ、そして充電終了時間にも差が生じることになる。
この発明は、特性のバラツキのある2台の蓄電池を発電装置で個別に充電するとき、両蓄電池の充電電圧にアンバランスが発生しないように発電機装置を制御するものである。
この発明による充電制御方式を図1に示す実施例について説明する。
連系スイッチSWLCが開(オフ)のときは、それぞれ蓄電池B1は、給電電路L1を介して発電装置PG1で充電され、蓄電池B2は、給電電路L2を介して発電装置PG2で充電される。
充電するとき、充電モード選択スイッチCOS1で、「定電圧充電モード」、「定電流充電モード」、「定電力充電モード」の3つの充電モードの何れかを選択する。定電圧充電モードは、充電電圧を一定にして充電を行うモードであり、このモードを選択するときは、充電モード選択スイッチCOS1により「定電圧」の位置を選択する。定電流充電モードは、充電電流を一定にして充電を行うモードであり、このモードを選択するときは、充電モード選択スイッチCOS1により「定電流」の位置を選択する。そして、定電力充電モードは一定電力で充電を行うモードであり、このモードを選択するときは、充電モード選択スイッチCOS1により「定電力」の位置を選択する。
各充電モードに対応して定電圧充電モードにおける充電電圧を設定する充電電圧設定器VRV1、VRV2、定電流充電モードにおける充電電流を設定する充電電流設定器VRI1、VRI2、および定電力充電モードにおける充電電力を設定する充電電力設定器VRP1、VRP2が設けられ、その時の充電モードに対応した充電設定値を設定する。
また、制御系統選択スイッチCOS2は、連系スイッチSWLCが「開」のときは、「開」を選択する。これは、2つの制御系が独立して並行に動作するモードを選択する位置である。
制御系統選択スイッチCOS2で「開」位置が選択されると、これと連動して接点s21、s24がオンして、選択された充電モードの指令信号VGS1、VGS2を、それぞれ発電装置PG1への電圧指令として突合せ点a7に、発電装置PG2への電圧指令として突合せ点b7に与える。連系スイッチSWLCが閉となり、給電電路L1とL2が並列に接続された場合は、制御系統選択スイッチCOS2は「開」、「1」または、「2」の位置の何れかを選択することができる。「1」位置が選択された場合は、系統1の制御装置が選択され、連動接点s21,s22がオンとなり、系統1の制御装置の指令値VGS1が、系統1および2の両方の制御装置に加えられる。「2」位置が選択された場合は、系統2の制御装置が選択され、連動接点s23,s24がオンとなり、系統2の制御装置の指令値VGS2が、系統1および2の両方の制御装置に加えられる。
発電装置PG1、PG2の電圧を制御するために、各蓄電池の電圧を検出する蓄電池電圧検出器VDD1、VDD2、電流を検出する蓄電池電流検出器SHB1、SHB2、および電力を検出する蓄電池電力検出器PBD1,PBD2が設けられている。突き合わせ点a1、b1、a3、b3、およびa5、b5で、各充電設定器VRV1、VRV1、VRI1、VRI2およびVRP1、VRP2から与えられる充電電圧設定値VS1、VS2、充電電流設定値IS1、IS2および充電電力設定値PS1、PS2と、補正制御回路EQから与えられる充電電圧補正値VE1、VE2、充電電流補正値IE1、IE2および充電電力補正値PE1、PE2とを突き合せて加算し、充電電圧補正設定値VSE1、VSE2,充電電流補正設定値ISE1、ISE2および充電電力補正設定値PSE1、PSE2を求めて、突き合わせ点a2、b2、a4、b4、およびa6、b6に加える。
突き合わせ点a2、b2、a4、b4、およびa6、b6で、各充電補正設定値VSE1,VSE2、ISE1、ISE2およびPSE1、PSE2と、電圧検出器VBD1、VBD2で検出された蓄電池充電電圧実際値VB1、VB2、電流検出器SHB1、SHB2で検出された蓄電池充電電流実際値IB1、IB2、および電力検出器PBD1、PBD2で検出された蓄電池充電電力実際値PB1,PB2とを突き合わせて偏差を求める。電力検出器PBD1、PBD2は、それぞれ、電圧検出器VBD1、VBD2で検出された蓄電池電圧VB1、VB2と電流検出器SHB1、SHB2で検出された蓄電池電流IB1、IB2とを乗算して蓄電池充電電力PB1、PB2を求める。
突合せ点a2、b2、a4、b4、およびa6、b6で、それぞれ求められた充電電圧偏差、充電電流偏差および充電電力偏差は、それぞれ充電電圧調節器AVRB1、AVRB2、充電電流調節器ACRB1、ACRB2および充電電力調節器APRB1、APRB2に加え、ここで、これらの偏差を零にする発電電圧指令値VGS1およびVGS2を求める。
電圧調節器AVRB1、AVRB2、電流調節器ACRB1、ACRB2および電力調節器APRB1、APRB2から出力される発電電圧指令値VGS1、VGS2は、それぞれ、充電モード選択スイッチCOS1に連動する接点s11〜s16により、選択されて突合せ点a7、b7に加えられる。接点s11〜s16は、充電モード選択スイッチCOS1により選択された充電モードに応じて選択される。例えば、充電モード選択スイッチCOS1により定電流充電モードを示す「定電流」位置が選択された場合は、充電モード選択スイッチCOS1に連動して接点s12とs15が選択的にオンされ、充電電流調節器ACRB1とACRB2の出力が接点s21〜s24を介して突合せ点a7およびb7に加えられる。また、定電圧充電モードを示す「定電圧」位置が選択された場合は、接点s11とs14が選択的にオンされ、定電力充電モードを示す「定電力」位置が選択された場合は、接点s13とs16が選択的にオンされる。
突合せ点a7およびb7では、それぞれ、充電調節器から加えられた発電電圧指令値VGS1、VGS2と発電電圧検出器VGD1、VGD2で検出された発電装置の発電電圧実際値VG1、VG2との電圧偏差が求められ、発電電圧調節器AVR1,AVR2に加えられ、ここで、これらの電圧偏差を零にする発電電流指令値IGS1、IGS2が求められる。これらの発電電流指令値IGS1、IGS2は、突合せ点a8、b8に加えられ、この突合せ点a8、b8で、それぞれ、発電電流検出器SHG1、SHG2で検出された発電装置PG1、PG2の発電電流実際値IG1、IG2と比較され、電流偏差が求められる。
発電電流調節器ACR1、ACR2は入力に加えられたこれらの電流偏差を零にする界磁電流指令値IFS1、IFS2を求めて、突合せ点a9、b9に加える。これらの突合せ点a9、b9では、界磁電流指令値IFS1、IFS2と、界磁電流検出器SHF1、SHF2で検出される発電装置PG1、PG2の界磁電流実際値IF1、IF2とを突き合わせて界磁電流偏差を求めて、界磁電流調節器AFC1、AFC2でこれらの界磁電流偏差を零にする界磁電流指令値IEX1、IEX2を求めて、励磁調整器EX1、EX2に加える。励磁調整器EX1、EX2は、ぞれぞれ、発電装置PG1、PG2の界磁電流IF1、IF2を界磁電流指令値IFS1、IFS2となるように調整する。
これにより各発電装置PG1、PG2は、定電圧充電モードの場合は、蓄電池B1、B2を充電する電圧が、充電電圧設定器VRV1、VRV2で設定された充電電圧設定信号VS1、VS2になるように制御される。定電流充電モードの場合は、発電装置PG1、PG2による蓄電池B1、B2の充電電流IB1、IB2が、それぞれ、充電電流設定器VRI1、VRI2で設定された充電電流設定値IS1、IS2となるように制御される。そして、定電力充電モードで充電を行う場合は、発電装置PG1、PG2による蓄電池B1、B2を充電する電力PB1、PB2が、それぞれ、充電電力設定器VRP1、VRP2で設定された充電電力設定値PBS1、PBS2となるように制御される。
差電圧検出器VDDは、連系スイッチSWLCが開のとき、閉となる連動接点s31,s32を介して2つの蓄電池B1、B2の出力端子間に接続され、両蓄電池の電圧VB1とVB2の差電圧ΔVB=VB1−VB2を検出する電圧検出器である。
差電圧設定器VRDは、予め、電気推進システムの給電電路L1、L2のインピーダンスや蓄電池B1、B2の内部抵抗等に基づいて求められた両蓄電池間に許容される差電圧設定値ΔVBSを設定する設定器である。
補正制御回路EQは、電圧制御モード選択スイッチCOS3から入力される制御モード選択信号MSに応じた制御モードで、充電電圧均等制御を行うための補正値等を求める演算制御を行う。まず、差電圧検出器VDDから入力された蓄電池間の差電圧ΔVBと、差電圧設定器VRDから入力された差電圧設定値ΔVBSとを比較する演算を一定周期で行う。この比較演算の結果、蓄電池電圧間の差電圧ΔVBが差電圧設定値ΔVBSより大きくなったとき、すなわち、ΔVB≧ΔVBSとなったとき、その時の充電モードに対応する充電設定値(VS1、VS2、IS1、IS2、PS1,PS2)に対して予め設定された補正値(VE1、VE2、IE1、IE2、PE1,PE2)を選択する。この選択された補正値(VE1、VE2、IE1、IE2、PE1,PE2)をそれぞれ、両系統の充電設定回路の突合せ点(a1、a3,a5、b1,b3、b5)に出力する。突合せ点(a1、a3,a5、b1,b3、b5)で、各充電設定器(RV1、VRI1,VRP1、VRV2、VRI2、VRP2)から加えられた設定値(VS1、IS1、PS1、VS2、IS2、PS2)に補正値(VE1、VE2、IE1、IE2、PE1、PE2)を加算して充電補正設定値(VSE1、ISE1、PSE1、VSE2、ISE2、PSE2)を求めて、この補正設定値にしたがって、各系統の発電装置の電圧を制御する。
以下では、主として電流充電モードでの充電動作を例にして、蓄電池B1と蓄電池B2を均等な電圧に充電するための制御動作について説明する。
充電電圧を均等に制御するための電圧制御モードには、平均電圧収束制御モード、高電圧収束制御モードおよび低電圧収束制御モードの3つの電圧制御モードがある。
平均電圧収束制御モード(1)は、2つの蓄電池の電圧を両電圧の平均値(中間値)に収束させる制御モードである。高電圧収束制御モード(2)は、電圧の低い方の蓄電池電圧を電圧の高い方の蓄電池電圧に収束させる制御モードである。そして、低電圧収束制御モード(3)は、電圧の高い方の蓄電池電圧を、電圧の低い方の蓄電池電圧に収束させる制御モードである。これらの電圧制御モードは、電圧制御モード選択スイッチCOS3によって選択する。
次に、各電圧制御モードごとに電圧制御動作を説明する。
(1)平均電圧収束制御モード
この制御モードでは、図1に示す、電圧制御モード選択スイッチCOS3で「1」の位置を選択してモード信号MS1を、補正制御回路EQに与える。この制御モードは、両蓄電池電圧が、両蓄電池電圧の平均電圧、すなわち両蓄電池電圧の中間電圧に収束されるように発電装置を個別に制御するモードである。なお、電圧制御モード選択スイッチCOS3の「2」の位置は高電圧収束制御モードを示し、「3」の位置は、低電圧収束制御モードを示す。
また、充電モード選択スイッチCOS1は、定電流充電モードで充電を行うために、「定電流」位置が選択されている。これに連動して充電電流調節器ACRB1,ACRB2の出力を選択する接点s12とs15がオンとなる。さらに充電モード選択スイッチCOS1と連動する充電モード信号発生器s17から定電流充電モードを示す信号CS17が補正制御回路EQに入力される。
連系スイッチSWLCが「開(オフ)」のとき、差電圧検出器VDDは、このスイッチSWLCの「開(オフ)」に連動してオンとなる接点s31、s32を介して両蓄電池B1、B2間に接続され、両蓄電池電圧VB1、VB2の差電圧ΔVB(=VB1−VB2)を検出する。この差電圧検出器VDDで検出された差電圧ΔVBは、補正制御回路EQに加えられる。
補正制御回路EQには、その他に、連系スイッチSWLCが「開(オフ)」のとき、これに連動してオンとなる接点s33から、個別制御モードであることを示す信号LS1が、蓄電池電圧間差電圧ΔVBの許容値を任意に設定する差電圧設定器VRDで設定された差電圧設定値ΔVBSが加えられる。
また、制御系統選択スイッチCOS2は、連系スイッチSWLCが「開」であるので、「開」位置が選択される。「開」の位置が選択された制御系統選択スイッチCOS2と連動する接点s21〜s24のうちのs21とs24が選択的にオンとなる。制御系統選択スイッチCOS2に連動して系統選択信号を発生する系統選択信号発生器s25から制御系統選択スイッチCOS2の「開」の位置の選択に対応して2系統の制御系が選択されていることを示す系統選択信号CS25も補正制御回路EQに入力される。
補正制御回路EQでは、各種の補正信号が形成されるが、充電モード選択スイッチCOS1から加わる充電モード選択信号CS17に対応して、出力される補正信号が選択される。すなわち、定電圧充電モードのときは、電圧補正信号VE1、VE2が、定電流充電モードのときは、電流補正信号はIE1、IE2が、定電力充電モードのときは、電力補正信号はPE1、PE2が選択される。
今は、定電流充電モードであるので、補正制御回路EQは、内部で予め設定した所定レベルの電流補正信号IE1、IE2を選択して出力する。
このように構成された補正制御回路EQは、図3に示すようなフローで補正動作をする。
すなわち、図3の制御フローにおいて補正動作が開始されると、まずステップS11において蓄電池電圧検出器VBD1、VBD2から蓄電池電圧VB1、VB2および差電圧検出器VDDから両蓄電池間の差電圧ΔVB(=VB1−VB2)を読み込む処理が行われる。
次のステップS12で、ステップS11で読み込まれた蓄電池間の差電圧ΔVBと差電圧設定器VRDから読み込まれた差電圧設定値ΔVBSとを比較し、差電圧ΔVBが差電圧設定値ΔVBSより大きいか否かの判定処理を行う。
ここで、差電圧ΔVBが差電圧設定値ΔVBSより小さいときは、No分岐からステップS11に戻って差電圧ΔVBの読み込みを行った後に、再び、ステップS12の判定処理が行われる。ステップS12の判定処理において、差電圧ΔVBが差電圧設定値ΔVBSより大きくなったこと、より正確には、ΔVB≧ΔVBSとなったことが判定されるとYes分岐からステップ13の電圧制御モード判定処理へ進む。
このステップS13では、電圧制御モード選択スイッチCOS3から選択信号を読み込んで、まず、指示されたモードが平均電圧制御モードであるか否かの判定処理行う。ここで、電圧制御モード選択スイッチCOS3から指示されたモードが平均電圧制御モードでない場合は、No分岐から、ステップS23に進んで、高電圧制御モードであるか否かの判定処理を行う。ここで、電圧制御モード選択スイッチCOS3から指示されたモードが高電圧制御モードでない場合は、No分岐からステップS33で低電圧制御モードであるか否かの判定処理を行う。ここで、電圧制御モード選択スイッチCOS3から指示されたモードが低電圧制御モードでない場合は、No分岐からステップS13へ戻り、平均電圧制御モードであるか否かの判定処理を行う。
ステップ13の判定処理において、電圧制御モード選択スイッチCOS3から指示されたモードが平均電圧制御モードであることが判定された場合は、Yes分岐からステップ14へ進んで充電設定値の補正処理を行なう。
ここでは定電流充電モードで充電動作において平均電圧制御モードでの電圧制御が行われているので、ステップ14では、差電圧ΔVBが正極性を示し、蓄電池電圧VB1が蓄電池電圧VB2より高くなっているものとすると、電圧の高い方の蓄電池B1側(系統1側)の突合せ点a3へは、補正制御回路EQから、これに予め設定された所定レベルの電流補正信号IE1が負極性にして送出される。このため突合せ点a3では、充電電流設定器VRI1から加えられた充電電流設定値IS1から電流補正信号IE1を減じる補正が行われ、IS1−IE1=ISE1となる充電電流補正設定値が得られる。
この充電電流補正設定値ISE1と電流検出器SHB1から加えられた蓄電池B1の充電電流実際値IB1との充電電流偏差が突合せ点a4で求められる。この充電電流偏差に基づいて充電電流調節器ACRB1で発電電圧調節器AVR1への発電電圧指令値VGS1が求められるが、これは補正値分だけ低下する。
この結果、発電装置PG1の電圧は、この発電電圧指令値VGS1に基づいて調整されるので、発電装置PG1から蓄電池B1に加わるVG1が低下し、蓄電池B1の充電電流IB1が減少する。
一方、電圧の低い方の蓄電池B2側(系統2側)の充電電流設定値IS2との突合せ点b3へは、補正制御回路EQから予め設定されて所定値の電流補正信号IE2(=IE1)が正極性にして送出される。このため突合せ点b3では、充電電流設定値IS2に電流補正信号IE2を加算する補正が行われ、IS2+IE2=ISE2となる充電電流補正設定値が得られる。
この充電電流補正設定値ISE2と電流検出器SHB2から加えられた蓄電池B2の充電電流実際値IB2との充電電流偏差が突合せ点b4で求められる。この充電電流偏差に基づいて充電電流調節器ACRB2で発電電圧調節器AVR2への発電電圧指令値VGS2が求められるが、これは補正値分だけ増大する。
この結果、発電装置PG2の電圧は、この発電電圧指令値VGS2に基づいて調整されるので、発電装置PG2から蓄電池B1に加わるVG2が増大し、蓄電池B2の充電電流IB1が増加する。
ステップ14の補正処理が行われたのち、所定時間後にステップ15へ進んで、差電圧検出器VDDから新たな差電圧ΔVBの読み込みが行われる。そして、ステップ16でこの読み込んだ差電圧ΔVBが零(0)になったか否かの判定を行う。差電圧ΔVB零でなければ、No分岐からステップS15に戻って再度差電圧ΔVBを読み込んで、差電圧ΔVBが零になるまで繰り返し判定処理を行う。
差電圧ΔVBが零になったことが判定されると、ステップS16のYes分岐からステップS17へ進んで、ステップ14で送出した補正値の送出を停止して、一連の処理を終了し、再び開始ステップへ戻って、この一連の処理を繰り返す。
次に、このような補正制御回路EQを備えたこの発明の制御装置による平均電圧収束モードでの定電流充電動作を図4、図5を参照して具体的に説明する。
図1における両方の充電電流設定器VRI1、VRI2による充電電流設定値IS1、IS2を同じ値に設定して、図5のt0から充電を開始する。充電時間tの経過とともに両蓄電池B1、B2の電圧VB1、VB2はそれぞれの充電特性線B1、B2に従って上昇する。図5において、実線の特性線B1は蓄電池B1の充電特性を示し、点線の特性線B2は蓄電池B2の充電特性を示しており、蓄電池B1の方が蓄電池B2よりも充電電圧の上昇が速い特性を有する。
このような両蓄電池の充電特性のバラツキにより、充電時間tがt1に達したところで、蓄電池B1の電圧はVB11となり、蓄電池B2の電圧はVB21となり、両蓄電池の電圧に電圧差が生じ、両電池間の差電圧ΔBVとなる。
この電圧差ΔVBが差電圧検出器ΔVDDで検出され、この差電圧ΔVBが、予め設定した差電圧設定値ΔVBSとなると、補正制御回路EQで、図3におけるステップS14の補正処理がおこなわれる。これにより、補正制御回路EQから、図1の電圧の高い方の蓄電池B1側(系統1側)の突合せ点a3に、図4のIE1に示すように負極性となった一定レベルの充電電流補正信号IE1が加えられる。この結果、突合せ点a3で充電電流設定器VRI1で設定された充電電流設定値IS1と補正値−IE1とが加算され、充電電流設定値IS1から充電電流補正値IE1を減じた充電電流補正設定値ISE1が求められる。突合せ点a4で、この電流補正設定値ISE1と電池電流検出器SHB1で検出された蓄電池B1の充電電流実際値IB1との偏差が求められる。充電電流調節器ACRB1でこの偏差を零にする発電電圧指令値VGS1を求めて、発電装置の電圧制御装置に指令する。
また、電圧の低い方の蓄電池B2側(系統2側)の突合せ点b3へは、補正制御回路EQから充電電流補正信号IE2(=IE1)が図4のIE2に示すように正極性にして加えられる。このため、突合せ点b3では、充電電流設定器VRI2で設定された充電電流設定値IS2と補正値+IE2とを加算した充電電流補正設定値ISE2が求められる。そして、突合せ点b4で電流補正設定値ISE2と電池電流検出器SHB2で検出された蓄電池B2の充電電流実際値IB2との偏差が求められる。充電電流調節器ACRB2でこの偏差を零にする発電電圧指令値VGS2を求めて、発電装置の電圧制御装置に指令する。
これにより、電圧の高い方の蓄電池B1側(系統1側)では、発電装置PG1から蓄電池B1に加えられる発電電圧VG1が低下され、充電電流IB1が補正値分だけ減少するので、充電電圧の上昇率が抑えられ、蓄電池B1電圧VB1の上昇が小さくなる。一方、蓄電池電圧の低い方の蓄電池B2側(系統2側)では、発電装置PG2から蓄電池B2に加えられる発電電圧VG2が増大されるため、充電電流が補正値分だけ増加し、充電電圧の上昇率が増大されるので、蓄電池B2電圧VB2の上昇が大きくなる。このため、図5のt2時点で両方の蓄電池電圧がVBC1となり一致する。
両蓄電池電圧VB1、VB2がVBC1で一致したことは、補正回路EQの図3のステップS16の差電圧ΔVBが零になったことで判定検出される。両蓄電池の電圧が一致し、差電圧ΔVB=0となったことが判定されたところで、ステップS17の処理により充電電流補正信号IEの送出が停止される。これにより、充電電流補正設定値ISE1およびISE2は、補正値の加算がなくなるので、t2時点で、充電電流補正設定値ISE1,ISE2は、充電電流設定器VRI1およびVRI2で設定された充電電流設定値IS1およびIS2に戻り、この設定電流に従って、両蓄電池B1およびB2の充電電圧VB1およびVB2は、それぞれ太実線および太点線で示すように上昇し、また、両電圧に差が生じるようになる。
充電の進行により差電圧ΔVBが再び差電圧設定値ΔVBSとなるt3時点において補正制御回路EQから、図4に示すように、補正信号IE1、IE2がそれぞれ、出力され、電圧の高い方の蓄電池B1側の突合せ点a3で、充電設定値IS1に対して負極性で加え、そして電圧の低い方の蓄電池B2側の突合せ点b3で、充電設定値IS2に対して正極性にして加えることによりそれぞれの充電電流設定値の補正が行われる。
これにより、蓄電池B1側の充電電流補正設定値ISE1は図4のISE1に示すように充電電流設定値IS1から補正値分が減じられた値となり減少する。一方蓄電池B2側の充電電流補正設定値ISE2は図4のISE2に示すように充電電流設定値IS2に補正値分が加算さられた値となり増大する。これに伴って、蓄電池B1の充電電圧VB1は、上昇率が抑えられ、小さい傾斜で上昇する。これに対して、蓄電池B2の充電電圧VB2は上昇率が増大され、大きな傾斜で上昇する。これは、両者の電圧が等しくなる電圧VBC2に達するまで継続される。両蓄電池の電圧が等しくなり、差電圧ΔVBが零となったt4で、前記と同様に、補正制御回路EQから補正値の送出が停止され、充電電流補正設定値ISE1およびISE2を設定器からの充電設定値IS1およびIS2に戻して充電を継続する。
以後同様の動作を繰り返して、両蓄電池B1およびB2の充電圧を制御すると、両蓄電池の電圧VB1およびVB2が、平均電圧特性線BC上の平均電圧(中間値)に収束して電圧のアンバランスがなくなるようになる。
このような充電制御を行えば、蓄電池B1およびB2の電圧VB1およびVB2は、両者の差電圧ΔVBは、最大でも設定された差電圧設定値ΔVBSとなり、これ以下の電圧差に収めることができる。このため、差電圧設定値ΔVBSを、連系スイッチSWLCを閉(オン)にして給電電路L1とL2を並列接続するときに流れるれ投入電流が許容される電流値に以内の値となるように決めておけば、連系スイッチSWLCの投入時の両蓄電池の電圧差に基づく突入電流は問題にする必要がなくなる。
(2)高電圧収束制御モード
次に、両蓄電池B1およびB2の電圧を電圧の高い方の蓄電池の電圧に収束させて、両蓄電池電圧のアンバランスをなくして差電圧をなくす制御方式について図6および図7を参照して説明する。
電圧制御モード選択スイッチCOS3を「2」の位置にして、高電圧収束モードを選択する。この位置「2」の制御モードは、電圧差のある両蓄電池の電圧を高い方の蓄電池電圧に収束させる制御モードであり、ここでは、この制御モードを高電圧収束制御モードと称する。
図7に示すように、両系統の充電電流設定器VRI1、VRI2の設定値IS1、IS2を同じ値に設定し、t20から充電を開始する。両蓄電池B1、B2には、図7に充電特性線B1とB2で示すような充電特性にバラツキがあるため、所定時間が経過してt21になったところで、蓄電池B1の電圧はVB11、蓄電池B2の電圧はVB21となり、両蓄電池間に差電圧ΔVB=ΔVBSが発生する。特性線B1は,蓄電池B1の充電特性線であり、特性線B2は蓄電池B2の特性線である。そして特性線BCは、両特性線を平均した中間の特性線である。
この差電圧ΔVBは、差電圧検出器VDDで検出され、図1の補正制御回路EQに入力され、補正制御回路EQは、この差電圧ΔVBがなくなるように両方の蓄電池電圧を高い方の蓄電池電圧に収束するように発電装置への電圧指令値を補正して次のように発電電圧の制御を行う。
補正回路EQは、前記の平均電圧収束制御モードの場合と同様に、図3に示す補正動作を開始する。t21時点で差電圧ΔVBが予め設定した差電圧設定値ΔVBSと等しくなると、補正回路EQは、図3の差電圧判定ステップS12でこれが検出される。電圧制御モード選択スイッチCOS3から高電圧収束モード「2」を示す選択信号MS2を受信しているので、ステップS13を飛ばしてステップS23へ移行し、ここで高電圧収束制御モードあることを判定するので、Yes分岐からステップS24の補正処理へ進む。
ステップ24の補正処理において、電圧の高い方の蓄電池B1側の系統1への充電電流補正信号IE1は図6のIE1に示すように0のままとし、電圧の低い方の蓄電池B2側の系統2への充電電流補正を正の一定レベルのIE2として図1の突合せ点b3に加える。これにより、蓄電池B2側の系統2の充電電流補正設定値ISE2は、図6のISE2に示すように、IS2+IE2に増大される。系統1側の充電電流補正設定値ISE1は、充電電流設定器VRI1から与えられる設定値IS1のままとなる。
これにより、系統2側の充電電流調節器ACRB2は、補正値IE2を加算され増大した充電電流補正設定値ISE2と電池電流検出器SHB2で検出された蓄電池B2の充電電流実際値IB2との偏差を零にする発電電圧指令値VGS2を求め、これを後段の発電装置PG2の制御装置に与える。これにより発電装置PG2は発電電圧が補正値分増大し、蓄電池B2の充電電流IB2が増える。
この結果、蓄電池B2の電圧VB2は、VB21からは充電電流が増えた分大きな傾斜で増大し、t22時点になるとVBC1に達し、電圧の高い方の蓄電池B1の電圧VB1と等しくなる。
両蓄電池電圧がVBC1で一致すると、差電圧ΔVBが零となる。ΔVBが零となるとステップS16でこれが判定され、補正回路EQでステップS17の補正値送出停止処理が行われる。これにより、蓄電池B2の充電電流補正指設定値ISE2は、補正値が0となって、図6のISE2に示すように充電電流設定器VRI2からの充電電設定値IS2に減じられるので、充電時間の経過とともに蓄電池B2の電圧の上昇率が低下し、電圧の高方の蓄電池B1の電圧VB1から外れ、両蓄電池間の差電圧ΔVBが徐々に増大する。
t23において両蓄電池間の電圧差ΔVBが再び差電圧設定値ΔVBSに達すると、これが補正回路EQのステップS12において検出され、前記と同様の動作が繰り返し行われる。この繰り返し動作によって、両蓄電池の電圧アンバランスが補正され両電池の電圧が電圧の高い方の蓄電池の電圧に収束するようになる。
この場合も、両蓄電池の電圧差は設定された差電圧設定値ΔVBS以内に収まる。
(3)低電圧収束制御モード
両蓄電池B1およびB2の電圧を電圧の低い方の蓄電池の電圧に収束させて、両蓄電池電圧のアンバランスをなくして差電圧をなくす制御方式について図8および図9を参照して説明する。
このときは、電圧制御モード選択スイッチCOS3は、「3」位置を選択して、低電圧収束モードとする。この「3」位置の制御モードは、電圧差のある両蓄電池の電圧を低い方の蓄電池電圧に収束させる制御モードであり、ここでは、この制御モードを低電圧収束制御モードと称する。
両系統の充電電流設定器VRI1およびVRI2の設定値IS1とIS2を同じ値として、t40から充電を開始する。図9に充電特性線B1とB2で示されるように両蓄電池B1とB2の充電特性にバラツキがあるために、充電時間がt41になると、蓄電池B1の電圧はVB11、蓄電池B2の電圧はVB21となり、両蓄電池間に差電圧ΔVB=ΔVBSが発生する。特性線B1は,蓄電池B1の充電特性線を示し、特性線B2は蓄電池B2の充電特性線を示す。そして特性線BCは、両特性線を平均した中間の充電特性線である。
差電圧ΔVBは、差電圧検出器VDDで検出され、図1の補正制御回路EQに入力され、補正制御回路EQは、この差電圧ΔVBがなくなるように両方の蓄電池電圧を電圧の低い方の蓄電池の電圧に収束するように発電装置への電圧指令値を補正して次のように発電電圧の制御を行う。
補正回路EQは、前記の平均電圧収束制御モードの場合と同様に、図3に示す補正動作を開始する。t41時点で差電圧ΔVBが予め設定した差電圧設定値ΔVBSと等しくなると、補正回路EQは、図3の差電圧判定ステップS12でこれが検出される。電圧制御モード選択スイッチCOS3から高電圧収束モード「3」を示す選択信号MS3を受信しているので、ステップS13、S23を飛ばしてステップS33へ移行し、ここで低電圧収束制御モードあることが判定され、Yes分岐からステップS34の補正処理へ進む。
ステップ34の補正処理において、電圧の低い方の蓄電池B2側の系統2への充電電流補正信号IE2は0のままとし、電圧の高い方の蓄電池B1側の系統1への負の充電電流補正IE1を送出し、図1の突合せ点a3に加える。これにより、蓄電池B1側の系統1の充電電流補正設定値ISE1は、図8のISE1に示すように、IS1−IE1に減じられる。系統2側の充電電流補正設定値ISE2は、充電電流設定器VRI2から与えられる設定値IS2のままとなる。
これにより、系統1側の充電電流調節器ACRB1は、補正値IE1が減算され減少した充電電流補正設定値ISE1と電池電流検出器SHB1で検出された蓄電池B1の充電電流実際値IB1との偏差を零にする発電電圧指令値VGS1を求める。この充電電流調節器ACRB1で求めた発電電圧指令値VGS1を後段の発電装置PG2の制御装置に与える。これにより発電装置PG1は発電電圧が補正値分だけ低下し、蓄電池B1への充電電流IB1が減少する。
この結果、蓄電池B1の電圧VB1は、VB11からは充電電流が減少した分小さな傾斜で増大し、t42になるとVBC1に達し、電圧の低い方の蓄電池B2の電圧VB2と等しくなる。
両蓄電池の電圧がVBC1で一致すると、差電圧ΔVBが0となる。0となったΔVBがステップS15で読み込まれ、ステップS16の判定を経て、ステップS17の補正値送出停止処理が行われる。これにより、蓄電池B1の充電電流補正設定値ISE1は、補正値が0となって、図8のISE1に示すように充電電流設定器VRI1からの充電電設定値IS1となるので、充電時間の経過とともに蓄電池B1の電圧の上昇率が増大し、電圧の低い方の蓄電池B2の電圧VB2から外れ、両蓄電池間の差電圧ΔVBが徐々に増大する。
t43において両蓄電池間の電圧差ΔVBが再び差電圧設定値ΔVBSに達すると、この電圧差が補正回路EQのステップS12において検出され、前記と同様の動作が繰り返される。この繰り返し動作によって、両蓄電池の電圧は、低い方の蓄電池の電圧に収束し、電圧アンバランスが抑えられる。
この場合も、両蓄電池の電圧差は設定された許容値ΔVBS以内に収まる。
なお、蓄電池B1、B2の電圧、電流状態、および、差電圧、補正動作などの状態は表示装置DPで表示し、監視することができる。
給電電路L1,L2の接続を開閉する連系スイッチSWLCを「開」から「閉」に操作するときの過大な突入電流を防止するため、補正回路EQは両蓄電池間の差電圧が所定値以下であることを検出した信号S6を出力して連系スイッチSWLCの操作機構SWDに与えて連系スイッチSWLCを「開」から「閉」へ操作できるようにここに設定されたインターロックを解除することができる。これにより、両蓄電池間の差電圧ΔVBが差電圧設定値ΔVBS以下になったところで、連系スイッチSWLCを「開」から「閉」へ操作が許容されるので、連系スイッチSWLCを「閉」にするときの突入電流を安全な範囲に抑制することができる。
なお、連系スイッチSWLCが「閉」のときは、2系統給電電路、および、2台の蓄電池B1、B2は並列接続される蓄電池間の電圧のアンバランスはほとんどない。
連系スイッチSWLCを「閉」にして、給電電路L1、L2を並列接続して運転する場合は、系統選択スイッチCOS2は「1」位置または、「2」位置を選択して、系統1の設定部(VRV1、VRI1、VRP1)、または系統2の設定部(VRV2、VRI2、VRP2)のいずれか一方の設定指令信号によって、2台の発電機を制御して2台の蓄電池を充電する。
そのため、系統選択スイッチCOS2を「1」位置または「2」位置へ切換えると、例えば「1」位置に切換えたとすれば、系統選択スイッチCOS2の接点S21とS22がオンし、接点S23とS24がオフして、系統1の設定によって2台の発電機が制御される。
また、「2」位置を選択すれば系統選択スイッチCOS2の接点S23とS24がオン、接点S21とS22がオフして、系統2の設定によって2台の発電機が制御される。
当然、連系スイッチSWLCの「閉」ときは、これと連動した接点S31,S32がオフとなり差電圧検出器VDDが蓄電池B1、B2の出力端から切り離なされ、また、接点S33からオフ信号LS1を補正制御回路EQに与えて、全ての補正信号を0にされる。
1:第1系統
2:第2系統
B1,B2:蓄電池
G1、G2:発電機
D1,D2:整流器
L1、L2:給電電路
INV1、INV2:インバータ
M1,M2:推進電送機
P:推進器(プロペラ)
PS:推進軸
SWB1、SWB2:蓄電池電源スイッチ
SWG1、SWG2:発電装置電源スイッチ
SWLC:連系スイッチ
COS1:充電モード選択スイッチ
COS2:制御系選択スイッチ
COS3:電圧制御モード選択スイッチ
SHB1:SHB2:電池電流検出器
VDD1、VDD2:電池電圧検出器
P1、P2:電池電力検出器
SHG1、SHG2:発電電流検出器
VGD1、VGD2:発電電圧検出器
SHF1、SHF2:界磁電流検出器
VRV1、VRV2:充電電圧設定器
VRI1、VRI2:充電電流設置器
VRP1、VRP2:充電電力設定器
AVRB1、AVRB2:充電電圧調節器
ACRB1、ACRB2:充電電流調節器
APRB1、APRB2:充電電力調節器
AVR1、AVR2:発電電圧調節器
ACR1、ACR2:発電電流調節器
AFC1,AFC2:界磁電流調節器
ΔVDD:差電圧検出器
EQ:補正制御回路

Claims (5)

  1. 2台の蓄電池、2台の発電装置、2系統の給電電路、2台の電力変換装置、2台の推進電動機からなる電気推進システムにおいて、2系統の給電電路の間の接続を開閉する連系スイッチを設け、この連系スイッチを開(オフ)として前記2台の発電装置のそれぞれによって前記2台の蓄電池を個別に充電するとき、両蓄電池間の差電圧を検出し、この差電圧に応じて、電圧の高い方の蓄電池を充電する発電装置に対する電圧指令を充電電流が低下されるように補正してこの発電装置による充電電圧が低下されるよう制御し、電圧の低い方の蓄電池を充電する発電装置に対する電圧指令を充電電流が増加されるように補正し、この発電装置による充電電圧が上昇されるよう制御することによって、両蓄電池間の電圧差を抑制するようにすることを特徴とする電気推進システムの充電制御方式。
  2. 前記の蓄電池の充電は、充電電圧を一定にして充電を行う定電圧充電方式、充電電流を一定にして充電を行う定電流充電方式および充電電力を一定にして充電を行う定電力充電方式の何れかの方式またはこれらの方式を組み合わせた方式で行うことを特徴とする請求項1に記載の電気推進システムの充電制御方式。
  3. 前記の両蓄電池の差電圧を補正する制御モードとして、両蓄電池の電圧を両蓄電池の電圧の平均電圧に収束させるモード、両蓄電池の電圧を高い方の蓄電池電圧に収束させるモードおよび両蓄電池の電圧を低い方の蓄電池電圧に収束させるモードを備え、この3つのモードを選択して両蓄電池間の電圧差を抑制することを特徴とする請求項1または2に記載の電気推進システムの充電制御方式。
  4. 前記2台の発電装置からそれぞれ前記2台の畜電池への充電電圧、充電電流または充電電力を設定する2台の設定回路と、前記2台の畜電池の充電電圧、充電電流または充電電力がそれぞれ前記2台の設定回路に設定された設定値になるように前記2台の発電装置の電圧をそれぞれ制御する2台の調整制御回路を設け、
    前記連系スイッチが開(オフ)のときは、前記2台の設定回路および前記2台の調節制御回路のそれぞれにより前記2台の発電装置制御して、前記2台の蓄電池の充電を行い、
    前記連系スイッチが閉(オン)のときは、前記2台の設定回路および前記2台の調節制御回路のそれぞれ一方により前記2台の発電装置の少なくとも一方を制御して前記2台の電池を充電することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電気推進システムの充電制御方式。
  5. 前記連系スイッチを開(オフ)から閉(オン)に切換えるとき、前記2台の蓄電池間の電圧差が所定値以下になったことが検出されたときに前記連系スイッチの切換操作ができるようにするインターロック手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の電気推進システムの充電制御方式。
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