JP6343849B2 - 血圧値処理装置、血圧値処理方法及び血圧値処理プログラム - Google Patents
血圧値処理装置、血圧値処理方法及び血圧値処理プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6343849B2 JP6343849B2 JP2015035576A JP2015035576A JP6343849B2 JP 6343849 B2 JP6343849 B2 JP 6343849B2 JP 2015035576 A JP2015035576 A JP 2015035576A JP 2015035576 A JP2015035576 A JP 2015035576A JP 6343849 B2 JP6343849 B2 JP 6343849B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood pressure
- value
- pressure value
- information
- measured
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000036772 blood pressure Effects 0.000 title claims description 301
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims description 44
- 238000003672 processing method Methods 0.000 title claims description 16
- 206010020772 Hypertension Diseases 0.000 claims description 102
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 86
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 70
- 230000037396 body weight Effects 0.000 claims description 17
- 230000035488 systolic blood pressure Effects 0.000 description 41
- 230000035487 diastolic blood pressure Effects 0.000 description 39
- 210000000577 adipose tissue Anatomy 0.000 description 34
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 30
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 23
- 238000000034 method Methods 0.000 description 20
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 9
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 7
- 210000003205 muscle Anatomy 0.000 description 6
- 238000000611 regression analysis Methods 0.000 description 6
- 230000037237 body shape Effects 0.000 description 5
- 238000012854 evaluation process Methods 0.000 description 5
- 230000000875 corresponding effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 235000017858 Laurus nobilis Nutrition 0.000 description 2
- 208000008589 Obesity Diseases 0.000 description 2
- 244000125380 Terminalia tomentosa Species 0.000 description 2
- 235000005212 Terminalia tomentosa Nutrition 0.000 description 2
- 235000020824 obesity Nutrition 0.000 description 2
- 208000031648 Body Weight Changes Diseases 0.000 description 1
- 230000004397 blinking Effects 0.000 description 1
- 210000000476 body water Anatomy 0.000 description 1
- 230000004579 body weight change Effects 0.000 description 1
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 description 1
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 1
- 235000005911 diet Nutrition 0.000 description 1
- 230000000378 dietary effect Effects 0.000 description 1
- 230000035622 drinking Effects 0.000 description 1
- 210000001596 intra-abdominal fat Anatomy 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 235000012054 meals Nutrition 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000012552 review Methods 0.000 description 1
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 1
- 230000007958 sleep Effects 0.000 description 1
- 230000000391 smoking effect Effects 0.000 description 1
- 238000007619 statistical method Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Description
例えば、被測定者の実測血圧値が予め定められた高血圧の基準値未満である場合、上記の技術では、高血圧ではないとの判定結果を提供できるにすぎず、仮に被測定者の性別、年齢及び体格を考慮すれば高血圧の発症リスクが高いといえる場合であっても、被測定者にそのことを知らせることができない。このため、被測定者は、高血圧を未然に防ぐための対策を取ることができない。
少なくとも性別情報、年齢関連情報、並びに、体重値及び身長値から算出される体格情報に基づいて、予測血圧値を求めるための、関係情報を予め記憶する、記憶部と、
被測定者の性別情報、年齢関連情報、体重値、身長値、及び実測血圧値を取得する、取得部と、
前記被測定者の性別情報、年齢関連情報、体重値、及び身長値に基づき、前記関係情報を用いて、前記予測血圧値を求め、求めた前記予測血圧値と前記実測血圧値とに基づいて、前記被測定者の高血圧の発症リスクを判定する、演算制御部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の血圧値処理装置によれば、被測定者の性別、年齢及び体格を考慮して、被測定者の高血圧の発症リスクを判定できる。
前記演算制御部は、前記実測血圧値が所定の高血圧基準値未満であり、かつ、前記実測血圧値から前記予測血圧値を差し引いた値が第1閾値以上である場合、前記被測定者は高血圧の発症リスクが高いと判定すると、好適である。
これにより、より適切に、被測定者の高血圧の発症リスクを判定できる。
前記関係情報は、前記予測血圧値を目的変数とし、少なくとも前記年齢関連情報及び前記体格情報を説明変数として、前記性別情報を加味した、予測式であると、好適である。
これにより、精度よく、予測血圧値を得ることができるので、より適切に、被測定者の高血圧の発症リスクを判定できる。
前記演算制御部は、前記予測血圧値及び前記実測血圧値の両方が所定の高血圧基準値以上であり、かつ、前記実測血圧値から予測血圧値を差し引いた値の絶対値が第2閾値未満である場合、試算用体重情報が入力されると、少なくとも前記試算用体重情報と前記被測定者の性別情報、年齢関連情報、及び身長値とに基づき、前記関係情報を用いて、予測血圧値を新たに算出し、前記新たに算出した予測血圧値を試算結果血圧値として出力すると、好適である。
これにより、被測定者は、自身の体重をどの程度変化させれば血圧がどの程度変化するかを、シミュレーションできる。
前記演算制御部は、前記予測血圧値及び前記実測血圧値の両方が所定の高血圧基準値以上であり、かつ、前記実測血圧値から予測血圧値を差し引いた値の絶対値が第2閾値未満である場合、試算用血圧情報が入力されると、少なくとも前記試算用血圧情報と前記被測定者の性別情報、年連関連情報、及び身長値とに基づき、体重値を算出し、前記算出した体重値を試算結果体重値として出力すると、好適である。
これにより、被測定者は、自身の血圧を所望の値へ変化させるために、自身の体重をどの程度変化させるべきかを、シミュレーションできる。
前記被測定者の体重値を前記取得部へ出力する体重計、前記被測定者の身長値を前記取得部へ出力する身長計、及び前記被測定者の実測血圧値を前記取得部へ出力する血圧計のうち、少なくともいずれか1つをさらに備えてもよい。
記憶部、取得部及び演算制御部を備える血圧値処理装置において、前記演算制御部が所定プログラムに従って行う、血圧値処理方法であって、
少なくとも性別情報、年齢関連情報、並びに、体重値及び身長値から算出される体格情報に基づいて、予測血圧値を求めるための、関係情報を、予め前記記憶部に記憶させる、記憶ステップと、
被測定者の性別情報、年齢関連情報、体重値、身長値、及び実測血圧値を、前記取得部により取得する、取得ステップと、
前記被測定者の性別情報、年齢関連情報、体重値、及び身長値に基づき、前記関係情報を用いて、前記予測血圧値を求め、求めた前記予測血圧値と前記実測血圧値とに基づいて、前記被測定者の高血圧の発症リスクを判定する、演算制御ステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明の血圧値処理方法によれば、被測定者の性別、年齢及び体格を考慮して、被測定者の高血圧の発症リスクを判定できる。
記憶部、取得部及び演算制御部を備える血圧値処理装置において、前記演算制御部に実行させるための血圧値処理プログラムであって、
少なくとも性別情報、年齢関連情報、並びに、体重値及び身長値から算出される体格情報に基づいて、予測血圧値を求めるための、関係情報を、予め前記記憶部に記憶させる、記憶ステップと、
被測定者の性別情報、年齢関連情報、体重値、身長値、及び実測血圧値を、前記取得部により取得する、取得ステップと、
前記被測定者の性別情報、年齢関連情報、体重値、及び身長値に基づき、前記関係情報を用いて、前記予測血圧値を求め、求めた前記予測血圧値と前記実測血圧値とに基づいて、前記被測定者の高血圧の発症リスクを判定する、演算制御ステップと、
を前記演算制御部に実行させるための、血圧値処理プログラムである。
本発明の血圧値処理プログラムによれば、被測定者の性別、年齢及び体格を考慮して、被測定者の高血圧の発症リスクを判定できる。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る血圧値処理装置1の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る血圧値処理装置1と、この血圧値処理装置1と併せて使用される生体情報測定装置60とを、示している。図1に示す体組成計20と、身長計30と、体組成計20及び身長計30を備える身長計付き体組成計40と、血圧計50とのそれぞれが、生体情報測定装置60である。本例の血圧値処理装置1は、電子機器10として構成されている。電子機器10としては、例えばコンピュータ又は通信端末(例えばスマートフォン、携帯電話、又はタブレット端末)等、任意の電子機器を用いてよい。血圧値処理装置1は、生体情報測定装置60を用いて被測定者から測定された各測定データを用いて、血圧値に関連する所定の処理を行う。
血圧計50は、被測定者の血圧を測定し、測定した血圧値を出力する。
身長計付き体組成計40及び血圧計50による測定データの出力方法は、それぞれ、例えば、ディスプレイ(図示せず)での表示、印刷機(図示せず)による紙への印刷、スピーカー(図示せず)からの音声の出力等、任意の出力方法を用いてよい。なお、これらのディスプレイ、印刷器、及びスピーカーは、身長計付き体組成計40及び血圧計50のそれぞれに一体的に備えられるものでもよいし、あるいは、身長計付き体組成計40及び血圧計50のそれぞれとは別体に設けられて、身長計付き体組成計40及び血圧計50のそれぞれと電気ケーブルを介して接続されたものでもよい。
ただし、本例に限られず、取得部70は、被測定者の生体情報を、他の方法で取得してもよい。
例えば、取得部70は、USB(Universal Serial Bus)メモリ(図示せず)またはSDメモリーカード等の外部メモリが接続されるための、電子機器10のコネクタ部を含んで構成されてもよい。この場合、各生体情報測定装置60から出力される測定データは、いったん生体情報測定装置60に接続された外部メモリへ記録され、その後、その外部メモリが電子機器10のコネクタ部に接続されると、取得部70は、外部メモリに記録された測定データに基づく測定値を取得する。
あるいは、取得部70は、有線又は無線による通信が可能な、電子機器10の通信部を含んで構成してもよい。この場合、例えば、生体情報測定装置60から、通信により測定データが電子機器10の通信部へ出力されると、取得部70は、測定データに基づき得られる測定値を取得する。なお、その場合、電子機器10と、電子機器10との間で通信可能な生体情報測定装置60とが、血圧値処理装置1を構成する。または、取得部70は、図示しない遠隔にある他の電子機器から電気通信ネットワーク(インターネット又は携帯電話通信網等)を介して、被測定者の生体情報を受信するようにしてもよい。
または、電子機器10と少なくとも1つの生体情報測定装置60とを一体に構成して、この生体情報測定装置60から出力される測定データが、配線を介して電子機器10へ出力されるようにしてもよい。その場合、取得部70は、生体情報測定装置60からの配線が接続される、電子機器10のコネクタ部を含んで構成する。生体情報測定装置60から出力される測定データが、配線を介して、電子機器10のコネクタ部へ出力されると、取得部70は、測定データに基づき得られる測定値を取得する。なお、この場合、電子機器10と、電子機器10と一体に構成された生体情報測定装置60とが、血圧値処理装置1を構成する。
また、電子機器10と生体情報測定装置60とは、それぞれ別個の演算制御部を有していてもよいし、共通の演算制御部を有していてもよい。
入力部105は、例えばキーボード、マウス、押しボタン等により構成される。本例において、電子機器10の操作者は、入力部105を操作することにより、被測定者の生体情報等を入力する。
また、表示部104及び入力部105がタッチパネルで構成されていてもよい。
つぎに、本発明の一実施形態に係る血圧値処理方法及び血圧値処理プログラムについて説明する。本実施形態に係る血圧値処理方法は、図1を参照して説明した実施形態の血圧値処理装置1を用いて行うものであり、図1の演算制御部101が、プログラム103(血圧値処理プログラム)に従って行うものである。
本実施形態において、演算制御部101は、まず、少なくとも性別情報、年齢関連情報、並びに、体重値及び身長値から算出される体格情報に基づいて、予測血圧値を求めるための、関係情報106を、予め記憶部102に記憶させる(記憶ステップ)。その後、演算制御部101は、被測定者の性別情報、年齢関連情報、体重値、身長値、及び実測血圧値を、取得部70により取得する(取得ステップ)。その後、演算制御部101は、取得部70により取得される、被測定者の性別情報、年齢関連情報、体重値、身長値、及び実測血圧値に少なくとも基づいて、記憶部102に予め記憶された関係情報106を用いて、予測血圧値を求め、求めた予測血圧値と被測定者の実測血圧値とに基づいて、被測定者の高血圧の発症リスクを判定する(演算制御ステップ)。
関係情報106としては、本例では、少なくとも性別情報、年齢関連情報、並びに、体重値及び身長値から算出される体格情報に基づいて、予測血圧値を求めるための、予測式を用いる。
ただし、関係情報106として、少なくとも性別情報、年齢関連情報、体重値及び身長値から算出される体格情報、並びに、予測血圧値どうしの関係を表す、テーブルを用いてもよい。その場合、テーブルに格納される予測血圧値は、予め上記予測式を用いて求められたものを用いてもよい。
本例において、演算制御ステップで予測血圧値の算出に用いる予測式(関係情報106)は、以下の式(1)のように、予測血圧値を目的変数とし、少なくとも年齢関連情報と、体重及び身長から算出される体格情報とを、それぞれ説明変数として、性別情報を加味して重回帰分析により予め求められるものである。
予測血圧値=a+b×年齢関連情報+c×体重及び身長から算出される体格情報 ・・・(1)
ここで、a、b、cは定数である。
本例の予測式は、重回帰分析により統計的に求められる。これにより、精度よく、予測血圧値を得ることができるので、より適切に、被測定者の高血圧の発症リスクを判定できる。
ただし、予測式としては、重回帰分析以外の統計的分析手法によって求められるものを用いても、同様に実施可能である。
例えば、予測式は、以下の式(2)のように、説明変数として性別情報を有してもよい。
予測血圧値=a+b×年齢関連情報+c×体重及び身長から算出される体格情報+d×性別情報 ・・・(2)
ここで、a、b、c、dは定数である。
あるいは、予測式(2)を用いる代わりに、予測式(1)を性別毎に予め求めてもよい。その場合、演算制御ステップでは、取得ステップで取得する被測定者の性別情報に応じて、被測定者の性別に対応する予測式を用いる。
BMI=体重[kg]/身長[cm]2
肥満度={(体重[kg]−標準体重[kg])/標準体重[kg]}×100
(ここで、標準体重[kg]=22×身長[cm]×身長[cm])
ローレル指数=107×体重[kg]/身長[cm]3
カウプ指数=104×体重[kg]/身長[cm]2
例えば、その他の生体情報として、体脂肪率を用いる場合、予測式は、例えば予測式(2)の変形例として、以下の式(3)のようになる。
予測血圧値=a+b×年齢関連情報+c×体重及び身長から算出される体格情報+d×性別情報+e×体脂肪率 ・・・(3)
ここで、a、b、c、d、eは定数である。
例えば、予測式(3)の変形例として、収縮期血圧及び拡張期血圧のそれぞれについて予測式を予め求める場合、以下の式(4)、(5)のようになる。
予測収縮期血圧値=aH+bH×年齢関連情報+cH×体重及び身長から算出される体格情報+dH×性別情報+eH×体脂肪率 ・・・(4)
予測拡張期血圧値=aL+bL×年齢関連情報+cL×体重及び身長から算出される体格情報+dL×性別情報+eL×体脂肪率 ・・・(5)
ここで、aH、aL、bH、bL、cH、cL、dH、dL、eH、eLは定数である。
なお、同様にして、上記の予測式(1)又は予測式(2)の変形例として、収縮期血圧及び拡張期血圧のそれぞれについて予測式を予め求めておいてもよい。
ただし、収縮期血圧及び拡張期血圧のうちいずれか一方のみについて予測式を予め求めておき、演算制御ステップでは、実測血圧値として、収縮期血圧及び拡張期血圧のうち予測式で用いるほうの血圧の実測値を用いても良い。
演算制御部101は、演算制御ステップにおいて、上述した予測式(関係情報106)から求められる予測血圧値と実測血圧値とに基づいて、被測定者の高血圧の発症リスクを判定する、血圧評価処理を行う。
このように、演算制御ステップでは、被測定者の性別、年齢及び体格を考慮した予測血圧値を用いて、被測定者の高血圧の発症リスクを判定する。よって、従来のように被測定者の性別、年齢及び体格を考慮しない、予め一律に決定された基準血圧値を用いて、被測定者が高血圧であるか否か判定する場合とは異なり、未だ高血圧でない被測定者に対しても、高血圧の発症リスクの程度を知らせることができる。これにより、被測定者は、必要に応じて、高血圧になる前から高血圧予防の対策を取ることができる。
より具体的に、図5の例では、実測血圧値が所定の高血圧基準値以上である場合、被測定者が高血圧であると判定する。ここで、所定の高血圧基準値としては、例えば日本高血圧学会により定められた高血圧基準を用いることができる。図5(a)における収縮期血圧の高血圧基準値は140mmHgであり、図5(b)における拡張期血圧の高血圧基準値は90mmHgである。
一方、図5の例では、実測血圧値が所定の高血圧基準値未満であり、かつ、実測血圧値から予測血圧値を差し引いた値(ずれ量)が所定の第1閾値(図5の例では、5mmHg)未満である場合、被測定者の血圧が正常(すなわち、高血圧ではなく、高血圧の発症リスクも低い)であると判定する。
また、実測血圧値が所定の高血圧基準値未満であり、かつ、実測血圧値から予測血圧値を差し引いた値(ずれ量)が上記所定の第1閾値以上である場合、被測定者が高血圧傾向にある(すなわち、未だ高血圧ではないが、高血圧の発症リスクが高い)と判定する。
例えば、収縮期血圧及び拡張期血圧のうち少なくともいずれか一方が高血圧である場合、最終的に高血圧と判定する。また、収縮期血圧及び拡張期血圧のいずれもが高血圧ではなく、かつ、収縮期血圧及び拡張期血圧のうち少なくともいずれか一方が高血圧傾向である場合、最終的に高血圧傾向と判定する。一方、収縮期血圧及び拡張期血圧の両方が正常血圧である場合、最終的に正常血圧と判定する。この場合、図5の例では、被測定者F、Gが高血圧と判定され、被測定者Dが高血圧傾向と判定され、被測定者A、B、C、Eが正常血圧と判定される。
また、高血圧傾向の判定の際に、実測血圧値から予測血圧値を差し引いた値と比較される上記の第1閾値は、一律のものを用いる必要はなく、収縮期血圧と拡張期血圧とで異なるものを用いてもよい。例えば、収縮期血圧で用いられる第1閾値は5mmHgとして、拡張期血圧で用いられる第1閾値は3mmHgとしてもよい。
また、第1閾値は、実測血圧値に応じて異なるものを用いてもよい。例えば、収縮期血圧について、実測血圧値が130mmHg未満の場合、第1閾値として5mmHgを用い、実測血圧値が130mmHg以上の場合、第1閾値として3mmHgを用いてもよい。
予測血圧値及び実測血圧値の両方が前記した所定の高血圧基準値以上であり、かつ、実測血圧値から予測血圧値を差し引いた値の絶対値が所定の第2閾値未満である場合(図5の例では、被測定者Gが該当。)、被測定者が高血圧となった原因の1つとして、体型に問題のある可能性がある。
そこで、演算制御部101は、演算制御ステップにおいて、上記のような高血圧の被測定者を対象として、予測式(関係情報106)を用いた試算処理を行うことができる。予測式を用いた試算処理では、予測血圧値と実測血圧値との両方が所定の高血圧基準値以上であり、かつ、実測血圧値から予測血圧値を差し引いた値の絶対値が所定の第2閾値(例えば5mmHg)未満である場合に、被測定者が体型面から高血圧改善の目標を立てられるように、操作者に予測式の試算に用いるための試算用情報を入力してもらい、入力された試算用情報に基づいて予測式の試算を行い、その試算結果を出力する。
このように、被測定者は、予測式を用いたシミュレーションを行うことで、高血圧を体型面から改善するための目標を具体的に立てることができる。
本例によれば、被測定者は、自身の体重をどの程度変化させれば予測血圧値がどの程度に変化するかを、シミュレーションできるので、高血圧を体型面から改善するための目標を具体的に立てることができる。
なお、例えば予測式(3)のように、重回帰分析により求められる予測式が、説明変数として体組成情報(体脂肪率等)を有する場合、試算用情報として、試算用体重情報に加えて、試算用体組成値を特定する情報(試算用体組成情報)を入力してもらい、新たに算出した予測血圧値を試算結果血圧値として出力するようにしてもよい。
本例によれば、被測定者は、自身の血圧を所望の値へ変化させるためには、自身の体重をどの程度変化させるべきかを、シミュレーションできるので、高血圧を体型面から改善するための目標を具体的に立てることができる。
なお、例えば予測式(3)のように、重回帰分析により求められる予測式が、説明変数として体組成情報(体脂肪率等)を有する場合、試算用情報として、試算用血圧情報を入力してもらい、新たに算出した体重値及び体組成値を、それぞれ試算結果体重値及び試算結果体組成値として出力するようにしてもよい。
つぎに、図2〜図4を参照して、図1の演算制御部101がプログラム103(血圧値処理プログラム)に従って行う血圧値処理方法の一例を説明する。図2は、演算制御部101が行う処理を示すフローチャートである。
予め、演算制御部101は、記憶ステップにて、関係情報106を、記憶部102に記憶させている。本例における関係情報106としては、収縮期血圧値及び拡張期血圧値のそれぞれについて予め求められた予測式(4)、(5)を用いるものとする。記憶ステップの後、演算制御部101は、上述した取得ステップ(S1)及び演算制御ステップ(S2〜S12)を行う。演算制御ステップでは、上述した血圧評価処理(S2〜S8、S10)と予測式を用いた試算処理(S11〜S12)とを行う。
10:電子機器
20:体組成計
30:身長計
40:身長計付き体組成計
50:血圧計
60:生体情報測定装置
70:取得部
101:演算制御部(演算制御装置)
102:記憶部
103:プログラム(血圧値処理プログラム)
104:表示部
105:入力部
106:関係情報
200:被測定者情報入力画面
200a〜200f、210a〜210b:入力欄
210:目標設定画面
210c:出力欄
Claims (8)
- 少なくとも性別情報、年齢関連情報、並びに、体重値及び身長値から算出される体格情報に基づいて、予測血圧値を求めるための、関係情報を予め記憶する、記憶部と、
被測定者の性別情報、年齢関連情報、体重値、身長値、及び実測血圧値を取得する、取得部と、
前記被測定者の性別情報、年齢関連情報、体重値、及び身長値に基づき、前記関係情報を用いて、前記予測血圧値を求め、求めた前記予測血圧値と前記実測血圧値とに基づいて、前記被測定者の高血圧の発症リスクを判定する、演算制御部と、
を備えたことを特徴とする、血圧値処理装置。 - 前記演算制御部は、前記実測血圧値が所定の高血圧基準値未満であり、かつ、前記実測血圧値から前記予測血圧値を差し引いた値が第1閾値以上である場合、前記被測定者は高血圧の発症リスクが高いと判定する、請求項1に記載の血圧値処理装置。
- 前記関係情報は、前記予測血圧値を目的変数とし、少なくとも前記年齢関連情報及び前記体格情報を説明変数として、前記性別情報を加味した、予測式である、請求項1又は2に記載の血圧値処理装置。
- 前記演算制御部は、前記予測血圧値及び前記実測血圧値の両方が所定の高血圧基準値以上であり、かつ、前記実測血圧値から予測血圧値を差し引いた値の絶対値が第2閾値未満である場合、試算用体重情報が入力されると、少なくとも前記試算用体重情報と前記被測定者の性別情報、年齢関連情報、及び身長値とに基づき、前記関係情報を用いて、予測血圧値を新たに算出し、前記新たに算出した予測血圧値を試算結果血圧値として出力する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の血圧値処理装置。
- 前記演算制御部は、前記予測血圧値及び前記実測血圧値の両方が所定の高血圧基準値以上であり、かつ、前記実測血圧値から予測血圧値を差し引いた値の絶対値が第2閾値未満である場合、試算用血圧情報が入力されると、少なくとも前記試算用血圧情報と前記被測定者の性別情報、年連関連情報、及び身長値とに基づき、体重値を算出し、前記算出した体重値を試算結果体重値として出力する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の血圧値処理装置。
- 前記被測定者の体重値を前記取得部へ出力する体重計、前記被測定者の身長値を前記取得部へ出力する身長計、及び前記被測定者の実測血圧値を前記取得部へ出力する血圧計のうち、少なくともいずれか1つをさらに備えた、請求項1〜5のいずれか一項に記載の血圧値処理装置。
- 記憶部、取得部及び演算制御部を備える血圧値処理装置において、前記演算制御部が所定プログラムに従って行う、血圧値処理方法であって、
少なくとも性別情報、年齢関連情報、並びに、体重値及び身長値から算出される体格情報に基づいて、予測血圧値を求めるための、関係情報を、予め前記記憶部に記憶させる、記憶ステップと、
被測定者の性別情報、年齢関連情報、体重値、身長値、及び実測血圧値を、前記取得部により取得する、取得ステップと、
前記被測定者の性別情報、年齢関連情報、体重値、及び身長値に基づき、前記関係情報を用いて、前記予測血圧値を求め、求めた前記予測血圧値と前記実測血圧値とに基づいて、前記被測定者の高血圧の発症リスクを判定する、演算制御ステップと、
を含むことを特徴とする、血圧値処理方法。 - 記憶部、取得部及び演算制御部を備える血圧値処理装置において、前記演算制御部に実行させるための血圧値処理プログラムであって、
少なくとも性別情報、年齢関連情報、並びに、体重値及び身長値から算出される体格情報に基づいて、予測血圧値を求めるための、関係情報を、予め前記記憶部に記憶させる、記憶ステップと、
被測定者の性別情報、年齢関連情報、体重値、身長値、及び実測血圧値を、前記取得部により取得する、取得ステップと、
前記被測定者の性別情報、年齢関連情報、体重値、及び身長値に基づき、前記関係情報を用いて、前記予測血圧値を求め、求めた前記予測血圧値と前記実測血圧値とに基づいて、前記被測定者の高血圧の発症リスクを判定する、演算制御ステップと、
を前記演算制御部に実行させるための、血圧値処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015035576A JP6343849B2 (ja) | 2015-02-25 | 2015-02-25 | 血圧値処理装置、血圧値処理方法及び血圧値処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015035576A JP6343849B2 (ja) | 2015-02-25 | 2015-02-25 | 血圧値処理装置、血圧値処理方法及び血圧値処理プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016154747A JP2016154747A (ja) | 2016-09-01 |
JP6343849B2 true JP6343849B2 (ja) | 2018-06-20 |
Family
ID=56824305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015035576A Active JP6343849B2 (ja) | 2015-02-25 | 2015-02-25 | 血圧値処理装置、血圧値処理方法及び血圧値処理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6343849B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20200367834A1 (en) * | 2018-03-05 | 2020-11-26 | Omron Corporation | Device for predicting body weight of a person and device and method for health management |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002024401A (ja) * | 2000-07-06 | 2002-01-25 | Takeda Chem Ind Ltd | 疾病の治療および予防の指導・支援システム |
JP3900346B2 (ja) * | 2002-10-23 | 2007-04-04 | 株式会社エー・アンド・デイ | 循環動態測定装置 |
JP2005279248A (ja) * | 2004-07-30 | 2005-10-13 | Matsushita Electric Works Ltd | 循環器機能測定装置 |
JP2009089829A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Denso Corp | 生体状態推定装置及びプログラム並びに記録媒体 |
KR101007354B1 (ko) * | 2008-08-25 | 2011-01-13 | 한국전자통신연구원 | 혈압 측정 장치 및 방법 |
JP5842107B2 (ja) * | 2011-10-19 | 2016-01-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 循環動態測定装置 |
JP5984088B2 (ja) * | 2012-06-15 | 2016-09-06 | 国立大学法人 東京大学 | 非侵襲的連続血圧モニタリング方法及び装置 |
-
2015
- 2015-02-25 JP JP2015035576A patent/JP6343849B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016154747A (ja) | 2016-09-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5128278B2 (ja) | 患者の水和及び/又は栄養状態を判断する方法及び装置 | |
US20160249863A1 (en) | Health condition determination method and health condition determination system | |
JP7517668B2 (ja) | 健康情報提供システム及び健康情報提供プログラム | |
US8391969B2 (en) | Body composition monitor, measurement result output method, and measurement result output program product | |
KR101009959B1 (ko) | 건강상태 측정장치 및 방법 그리고 그 방법을 수행하기 위한 프로그램이 기록된 기록매체 | |
JP2007296093A (ja) | 体組成表示システム、体組成計、通信端末およびサーバ | |
JP2013150790A (ja) | コンディション情報処理装置、コンディション情報処理装置のプログラム及びコンディション情報処理方法 | |
JP2004008659A (ja) | 生体測定装置 | |
CN102088901A (zh) | 体成分仪 | |
JP7393835B2 (ja) | 体内測定システム及びプログラム | |
JP6343849B2 (ja) | 血圧値処理装置、血圧値処理方法及び血圧値処理プログラム | |
JP2020108823A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム | |
JP5033541B2 (ja) | 腹囲推定装置 | |
KR20060104792A (ko) | 고객맞춤형 체성분분석장치 및 그 방법 | |
EP3042701A1 (en) | Exercise load determination method and exercise load determination device | |
CN113180672B (zh) | 一种肌力检测方法、装置以及计算机可读存储介质 | |
US20240127911A1 (en) | Blood sugar constitution determination device, blood sugar constitution determination method, and recording medium | |
WO2020196812A1 (ja) | 情報提供システム、情報提供プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体 | |
KR20100041312A (ko) | 초음파 체지방 측정기 | |
CN112754457A (zh) | 体脂健康状态获取方法、装置和系统 | |
JP4953935B2 (ja) | 体型誘導システム | |
KR20160024083A (ko) | 의학체력 생체나이 측정 시스템 및 단말기 | |
US20190099107A1 (en) | Method and device for determining the body weight of a person | |
US20230132225A1 (en) | Measurement device | |
JP2004321268A (ja) | 超音波皮脂厚計 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170914 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180417 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180418 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180501 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6343849 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |