JP6342232B2 - リンの回収装置及びリンの回収方法 - Google Patents

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本発明は、リンの回収装置及びこれを用いたリンの回収方法に関する。
上水、下水、し尿系汚水、工業用水、工場排水等の各種廃液及び汚泥等にはリンが含まれており、これらからリンを除去及び回収するための様々な装置及び方法が検討されている。例えば、特許文献1では、汚泥又は汚泥の濃縮又は脱水処理による分離水にマグネシウムを添加してMAP(リン酸マグネシウムアンモニウム)の結晶を析出させ、析出したMAPを回収する装置及び方法の例が記載されている。
特許文献2には、リンを含む排水をカルシウム化合物含有液とリン酸カルシウム晶析反応槽に供給してリン酸カルシウムを析出させる方法において、循環水調整槽で原水のリン濃度に応じたカルシウムを加え、pHを調整した後、晶析反応槽に供給することにより、HAP(ハイドロキシアパタイト)等のリン酸カルシウムを析出させる装置及び方法の例が記載されている。
特許第4402697号公報 特開2005−246249号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載された従来技術のいずれも、リンの回収率向上及び晶析処理の安定性等の面において未だ検討の余地がある。
例えば、特許文献1では、MAPを生成させるためのマグネシウム源を晶析リアクタに直接供給しているが、このような方法では、晶析リアクタ内の溶液のpHがマグネシウム源の供給直後に大きく変動する。その結果、晶析リアクタ内のMAPの晶析状態が悪化し、処理水の水質が変動する場合がある。マグネシウム源を晶析リアクタに直接供給することにより、マグネシウム源の拡散が晶析リアクタ内全体で均一にならないという問題もある。
特許文献2では、晶析槽から流出水の一部を抜き出して晶析槽の底部へと循環させる循環槽において、晶析槽からの流出水にカルシウム化合物とpH調整剤を添加し、流出水の濃度及びpHの調整を行い、調整後の流出水を晶析槽へ循環させている。そのため、特許文献1に比べると、晶析槽内のpH濃度は槽全体で均一となりやすい。しかしながら、特許文献2では、循環槽で調整されるカルシウム化合物とpH調整剤の濃度が原水中のリン濃度に基づいて演算される例が単に記載又は示唆されるのみで、pH調整に関して晶析槽内の状態は一切考慮されていない。特に、上水、下水、し尿系汚水、工業用水、工場排水等の各種廃液及び汚泥等は水質の変動が生じやすいため、上述の制御を行ったとしても、実際には、晶析槽内の状態がリン回収率向上の点からみて最適とは言えない場合がある。
そこで、本発明は、晶析処理をより安定的に実施可能で、リンの回収率を向上可能なリンの回収装置及びリンの回収方法を提供する。
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、晶析用薬剤及びpH調整剤の添加を晶析槽の外部で実施するとともに、晶析槽内にpH測定器を配置し、pHが添加される槽内のpH調整を、晶析槽内のpH検出結果と連動させて制御することにより、晶析処理をより安定的に実施可能で、リンの回収率が向上することを見いだした。
以上の知見を基礎として完成した本発明は一側面において、リンを含む被処理水を晶析用薬剤含有溶液と混合してリン化合物を晶析させる晶析槽と、晶析槽で処理された処理水の一部を抜き出し、抜き出した処理水に晶析用薬剤及びpH調整剤を添加して晶析用薬剤含有溶液を調整し、調整後の晶析用薬剤含有溶液を晶析槽へと循環させる循環槽と、晶析槽内のpHを測定する晶析槽pH測定器と、循環槽内のpHを測定する循環槽pH測定器と、晶析槽pH測定器の測定値に基づいて循環槽内のpH設定条件を決定し、循環槽内のpH設定条件の決定結果と循環槽pH測定器の測定値に基づいて、循環槽へのpH調整剤の供給を制御する循環槽pH制御手段とを備えるリンの回収装置である。
本発明に係るリンの回収装置は一実施態様において、循環槽pH制御手段は、晶析槽のpH設定条件と循環槽のpH設定条件とを記憶する記憶手段と、晶析槽pH測定器の測定値が晶析槽のpH設定条件を満足するか否かを判断し、晶析槽のpH設定条件を満足する場合には、循環槽のpH設定条件を変更せず、晶析槽のpH設定条件を満足しない場合には、晶析槽pH測定器の測定値が晶析槽のpH設定条件を満たすように循環槽のpH設定条件を補正する条件補正手段と、条件補正手段が決定した循環槽のpH設定条件と循環槽pH測定器の測定値に基づいてpH調整剤の供給を制御するpH供給制御手段とを備える。
本発明に係るリンの回収装置は別の一実施態様において、pH供給制御手段は、晶析用薬剤が酸性で、pH調整剤がアルカリ性の場合において、循環槽pH測定器の測定値が循環槽のpH目標下限値を下回るときにpH調整剤の注入を開始し、循環槽pH測定器の測定値が循環槽のpH目標上限値を上回るときにpH調整剤の注入を停止するように、循環槽へのpH調整剤の供給をオン・オフ制御し、晶析用薬剤がアルカリ性でpH調整剤が酸性である場合において、循環槽pH測定器の測定値が循環槽のpH目標上限値を上回るときにpH調整剤の注入を開始し、循環槽pH測定器の測定値が循環槽のpH目標下限値を下回るときにpH調整剤の注入を停止するように、循環槽へのpH調整剤の供給をオン・オフ制御することを含む。
本発明に係るリンの回収装置は更に別の一実施態様において、pH供給制御手段は、条件補正手段が決定した循環槽のpH設定条件を満たすように、循環槽pH測定器の測定値に基づいて、循環槽へpH調整剤を供給するポンプの吐出量をPID制御することを含む。
本発明に係るリンの回収装置は更に別の一実施態様において、被処理水中のリン濃度と晶析槽へ供給する被処理水の流量とに基づいて、循環槽へ供給する晶析用薬剤の供給を制御する循環槽薬剤制御手段を更に備える。
本発明に係るリンの回収装置は更に別の一実施態様において、晶析用薬剤が、水酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、水酸化カルシウム、塩化カルシウムのいずれかを含み、pH調整剤が、硫酸、塩酸、苛性ソーダのいずれかを含む。
本発明に係るリンの回収装置は更に別の一実施態様において、晶析槽に供給するリン化合物の種晶を成長させる補助晶析槽を更に備える。
本発明は、更に別の一側面において、リンを含む被処理水を晶析用薬剤含有溶液と混合してリン化合物を晶析させる晶析法を用いたリンの回収方法であって、晶析槽で処理された処理水の一部を抜き出し、抜き出した処理水に晶析用薬剤及びpH調整剤を添加して晶析用薬剤含有溶液を調整し、調整後の晶析用薬剤含有溶液を晶析槽へと循環させる循環槽において、晶析槽に設けられた晶析槽pH測定器の測定値に基づいて、循環槽内で調整すべき晶析用薬剤含有溶液のpHを決定し、pHの決定結果と循環槽内に設けられた循環槽pH測定器の測定値に基づいて、循環槽へのpH調整剤の供給を制御することを含むリンの回収方法である。
本発明によれば、晶析処理をより安定的に実施可能で、リンの回収率を向上可能なリンの回収装置及びリンの回収方法が提供できる。
本発明の実施の形態に係るリンの回収装置の一例を示す概略図である。 実施の形態に係る循環槽pH調整方法の一例を示すブロック図である。 実施の形態に係る循環槽pH調整方法の一例を示すフローチャートである。 第1変形例に係るリンの回収装置の一例を示す概略図である。 参考例に係るリンの回収装置の一例を示す概略図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであってこの発明の技術的思想は各装置の構造、配置等を下記のものに特定するものではない。
−リンの回収装置−
本発明の実施の形態に係るリンの回収装置は、図1に示すように、リンを含む被処理水(原水)を収容する原水槽1と、原水槽1から供給された被処理水を晶析法により処理する補助晶析槽2及び晶析槽3と、補助晶析槽2及び晶析槽3で処理された処理水を貯蔵する処理水槽4と、処理水槽4内の処理水の一部を抜き出し、晶析用薬剤及びpH調整剤を添加して晶析用薬剤含有溶液を調整し、調整後の晶析用薬剤含有溶液を晶析槽3へと循環させる循環槽5とを備える。
原水槽1に収容される「リンを含む被処理水」としては、リンを含む上水、下水、し尿系汚水、工業用水、工場排水等の各種廃液又は汚泥(浄化槽汚泥)等が利用可能である。以下に制限されるものではないが、例えば、pH=6〜9、SS=100〜2000mg/L、リン含有率(全リン濃度:T−P)=30〜200g/L、リン酸態リン濃度(PO4−P)10〜100mg/L、アンモニア性窒素濃度=300〜1000mg/Lのリンを含む被処理水(汚泥)が典型的に利用可能である。
補助晶析槽2及び晶析槽3は、リンを含む被処理水を、後述する循環槽5から供給される晶析用薬剤含有溶液と混合し、晶析法によりリン化合物を晶析させるための反応槽である。原水槽1からの被処理水は、ポンプ10、11を介して、所定の流量でそれぞれ補助晶析槽2及び晶析槽3へと供給される。
補助晶析槽2及び晶析槽3としては、例えば、補助晶析槽2及び晶析槽3の底部から被処理水と晶析用薬剤含有溶液を上向流で通水させ、補助晶析槽2及び晶析槽3内に存在する種晶を液流速で流動させることが可能な流動層方式の反応槽が好適に用いられる。
補助晶析槽2及び晶析槽3としては、被処理水及び晶析用薬剤含有溶液を上部から供給させて下向流で通水させる形式とすることもできる。補助晶析槽2及び晶析槽3内の種晶を流動させるために、機械攪拌、エア攪拌などを併用することで、より安定的な反応を進めることが可能である。固定槽方式の反応槽の利用も可能である。
晶析槽3内には、種晶が、所定の高さ(例えば槽高さの1/3〜1/2程度)まで予め充填されている。種晶としては、ハイドロキシアパタイト(HAP)、或いはリン酸マグネシウムアンモニウム(MAP)等が用いられる。種晶の粒径は0.1〜3.0mm、好ましくは0.1〜1.0mmの粒状物質が好適である。
補助晶析槽2と晶析槽3との間に接続された供給管21には弁22が設けられており、補助晶析槽2で生成されたリン化合物結晶粒子を晶析槽3の種晶として供給することができる。その結果、装置系外から別途種晶を添加する必要がなく、粒の揃ったリン化合物結晶粒子を長期間安定的に結晶化させることができることができ、リンの回収率が向上する。
晶析槽3には、晶析槽内のpHを測定するための晶析槽pH測定器7が配置されている。晶析槽pH測定器7は、晶析槽3内の液体のpHをより精度よく評価できるように、晶析槽3内の種晶が充填される装置下部よりも上方の領域に配置されるのが好ましい。例えば、本実施形態では、晶析槽pH測定器7が、晶析槽3の装置高さの1/3〜1/2よりも上方にある液体のpHを検出可能に配置されることが好ましい。晶析槽pH測定器7は、晶析槽3内に複数個配置し、それら測定値の平均値を晶析槽3のpH測定値として出力可能なようにしてもよい。
処理水槽4に収容された処理水の一部は、ポンプ12を介して循環槽5へ供給される。処理水槽4及びポンプ12は省略してもよい。循環槽5には、ポンプ13を介してpH調整剤が供給されるとともに、ポンプ14を介して晶析用薬剤が供給されるようになっている。これにより、循環槽5において、処理水の一部から晶析用薬剤含有溶液が調整される。晶析用薬剤含有溶液は、ポンプ15、16を介して晶析槽3及び補助晶析槽2へそれぞれ供給される。なお、薬剤濃度及びpHが循環槽5内で均一となるように、循環槽5内には図示を省略した攪拌手段が設けられている。
図1の装置で被処理水からリン酸カルシウム化合物を晶析させる場合には、晶析用薬剤としては、水溶性で取り扱いが容易な塩化カルシウム等が好適である。この場合のpH調整剤としては、アルカリ(苛性ソーダ)などが用いられる。図1の装置で被処理水からリン酸マグネシウム化合物を晶析させる場合には、晶析用薬剤として、塩化マグネシウム、水酸化マグネシウム等が利用可能である。晶析用薬剤として塩化マグネシウムを使用する場合には、pH調整剤としてアルカリ(苛性ソーダ)が利用される。晶析用薬剤として水酸化マグネシウムを使用する場合には、pH調整剤として酸(硫酸又は塩酸)が利用される。晶析用薬剤は固体よりも予め水溶液状に調整して注入することが、濃度調整の安定化の面でより好ましい。
循環槽5には、循環槽内のpHを測定するための循環槽pH測定器8が配置されており、この循環槽pH測定器8により、循環槽5内のpHが測定される。循環槽pH測定器8及び晶析槽3内に配置された晶析槽pH測定器7は、循環槽pH制御手段50に電気的にそれぞれ接続されており、循環槽pH制御手段50によって、晶析槽3での晶析処理がより最適な条件となるように、晶析槽pH測定器7の測定値に連動して循環槽5内のpHが自動制御される。
循環槽pH制御手段50は、晶析槽pH測定器7の測定値に基づいて、循環槽5内のpH設定条件を決定し、循環槽5内のpH設定条件の決定結果と循環槽pH測定器8の測定値に基づいて、循環槽5へのpH調整剤の供給を制御する。図1に示すように、循環槽pH制御手段50は、設定値記憶手段51、測定値検出手段52、条件補正手段53及びpH供給制御手段54を備える。
設定値記憶手段51は、タッチパネルなどの入力手段(図示せず)を介して操作者などにより入力された晶析槽3のpH設定条件と循環槽5のpH設定条件等を記憶する。晶析槽3内のpHは7.5〜9.5、より好ましくは8〜9の範囲に設定されるのが好ましい。なお、循環槽5のpH設定条件は、例えばアルカリ性側に調整する場合には、晶析槽3内のpHよりも0.1〜0.9、好ましくは0.2〜0.5程度高い範囲に設定され、酸性側に調整する場合には、晶析槽3内のpHよりも0.1〜0.9、好ましくは0.2〜0.5程度低い範囲に設定されることができる。
測定値検出手段52は、晶析槽pH測定器7及び循環槽pH測定器8がそれぞれ出力した測定値を検出する。条件補正手段53は、設定値記憶手段51が記憶した晶析槽pH設定条件を読み出して、測定値検出手段52が検出した晶析槽pH測定器の測定値が、晶析槽3のpH設定条件を満たすか否かを判断する。晶析槽3のpH設定条件を満足する場合には、条件補正手段53は、循環槽5のpH設定条件をそのまま変更しないように決定する。晶析槽3のpH設定条件を満足しない場合には、晶析槽pH測定器7の測定値が、晶析槽3のpH設定条件を満たすように、循環槽5のpH設定条件を補正する。
例えば、図2に示すように、晶析槽3のpH設定条件としてpH設定値SV=8.5が入力手段を介して設定値記憶手段51に入力される。条件補正手段53は、測定値検出手段52が検出した晶析槽pH測定器7の測定値PV1が、pH設定値SVを満足するか否か(SV=PV1となるか否か)を判断する。SV=PV1の場合は、循環槽5のpH設定条件(RSV)を変更することなく運転を継続する。SV=PV1とならない場合には、条件補正手段53は、循環槽5のpH設定条件を補正すべく、pH設定値SVに対して測定値PV1の偏差を演算し、その演算結果からPID制御により循環槽5のpH設定条件(RSV)を演算し、演算結果を設定値記憶手段51へ記憶させる。
pH供給制御手段54は、条件補正手段53が決定した循環槽5のpH設定条件RSVと循環槽pH測定器8の測定値PV2に基づいて、pH調整剤を供給するためのポンプ14を制御することにより、pH調整剤の循環槽5への供給を制御する。例えば、晶析用薬剤として塩化マグネシウム水溶液などの酸性水溶液が用いられ、pH調整剤としてアルカリが使用される場合、図2において、SV>PV1の場合は、pH供給制御手段54は、設定条件(RSV)を徐々に上昇させるために、pH調整剤の供給頻度を徐々に上げるような操作量(MV)を演算して出力する。SV<PV1の場合は、設定条件(RSV)を徐々に下降させるために、pH供給制御手段54は、pH調整剤の供給頻度を徐々に下げるような操作量(MV)を演算して出力する。
pH供給制御手段54によるポンプ13を介したpH調整剤の供給制御方法としては、例えば、循環槽5のpH設定条件として、目標pH設定値(例えば9.0)の前後にpH目標上限値H(例えば9.2)及びpH目標下限値L(例えば8.9)をそれぞれ設定し、そのpH目標上限値H及びpH目標下限値Lに応じて、ポンプ13をオン・オフする制御方法が利用可能である。
この場合、pH供給制御手段54は、晶析用薬剤が酸性水溶液で、pH調整剤がアルカリである場合には、循環槽pH測定器8の測定値が、循環槽5のpH目標下限値Lを下回るときに、ポンプ13をオンにしてpH調整剤の注入を開始するように制御する。循環槽pH測定器8の測定値が、循環槽5のpH目標上限値Hを上回るときには、pH供給制御手段54は、ポンプ13をオフにしてpH調整剤の注入を停止するように、循環槽5へのpH調整剤の供給をオン・オフ制御する。
一方、pH供給制御手段54は、晶析用薬剤がアルカリ性水溶液で、pH調整剤が酸である場合には、循環槽pH測定器8の測定値が循環槽5のpH目標上限値Hを上回るときに、ポンプ13をオンにしてpH調整剤の注入を開始するように制御する。循環槽pH測定器8の測定値が、循環槽5のpH目標下限値Lを下回るときには、ポンプ13をオフにしてpH調整剤の注入を停止するように、循環槽5へのpH調整剤の供給をオン・オフ制御する。
pH供給制御手段54によるpH調整剤の別の供給制御方法としては、上記条件補正手段53が決定した循環槽5のpH設定条件を満たすように、循環槽pH測定器8の測定値に基づいて、循環槽5へpH調整剤を供給するポンプ13の吐出量をPID制御することもできる。循環槽5のpH設定条件と循環槽pH測定器8の測定値との偏差に基づくPID制御を行うことによって、晶析槽3中の被処理液と晶析用薬剤含有溶液の混合溶液中のpHを安定に且つより精度よく制御することができる。
−リンの回収方法−
次に、本発明の実施の形態に係るリンの回収方法について説明する。実施の形態に係るリンの回収方法は、リンを含む被処理水を晶析用薬剤含有溶液と混合してリン化合物を晶析させる晶析法を用いたリンの回収方法であって、晶析槽3で処理された処理水の一部を抜き出し、抜き出した処理水に晶析用薬剤及びpH調整剤を添加して晶析用薬剤含有溶液を調整し、調整後の晶析用薬剤含有溶液を晶析槽3へと循環させる循環槽5において、晶析槽3に設けられた晶析槽pH測定器7の測定値に基づいて、循環槽5内で調整すべき晶析用薬剤含有溶液のpHを決定し、pHの決定結果と循環槽5内に設けられた循環槽pH測定器8の測定値に基づいて、循環槽5へのpH調整剤の供給を制御することを含む。以下、循環槽5におけるpH調整剤の供給制御の一例について、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS1において、操作者によりタッチパネルなどの入力手段を介して、図1の晶析槽3及び循環槽5のpH設定条件が入力され、図1の設定値記憶手段51が、入力されたpH設定条件を制御装置の記憶領域内に記憶する。例えば、晶析槽3のpH設定条件を8.0〜9.0(目標pH設定値(SV)=8.5)とし、循環槽5のpH設定条件を8.1〜9.1(pH設定値RSV=8.6)とする。設定条件入力後、図1の装置の運転が開始される。
ステップS2において、測定値検出手段52が、晶析槽pH測定器7が出力した測定値PV1を検出する。ステップS3において、条件補正手段53が、測定値PV1が晶析槽3のpH設定値SVを満足するか否か(PV1=SVとなるか否か)を判定する。判定の結果、測定値PV1が、晶析槽3のpH設定値SVを満足する場合には、ステップS4において、循環槽5のpH設定条件RSVを変更せずに運転を継続する。測定値PV1が、晶析槽3のpH設定値SVを満足しない場合には、ステップS5において、条件補正手段53が、晶析槽pH測定器7の測定値PV1が晶析槽のpH設定条件SV1を満たすように(PV1=SVとなるように)循環槽5のpH設定条件RSVを補正(変更)する。
例えば、晶析用薬剤として酸性水溶液が用いられてpH調整剤としてアルカリ性水溶液が使用されるとき、SV>PV1の場合は、条件補正手段53は、循環槽5のpH設定条件(RSV)を上げるように補正する。SV<PV1の場合は、条件補正手段53は、設定条件(RSV)を下げるように補正する。ステップS6において、測定値検出手段52が、循環槽pH測定器8が出力した測定値PV2を検出し、ステップS7において、測定値PV2と循環槽5のpH設定値RSVに基づいて、ポンプ13によるpH調整剤の供給を制御する。
本発明の実施の形態に係るリンの回収方法によれば、晶析用薬剤及びpH調整剤の添加を晶析槽3外部の循環槽5内で実施するとともに、晶析槽3内に晶析槽pH測定器7を配置し、循環槽5内のpH調整を、晶析槽3内のpH検出値と連動させて制御することにより、晶析処理がより安定的に行われ、リンの回収率が向上する。
(第1変形例)
本発明の実施の形態の第1変形例に係るリンの回収装置は、図4に示すように、原水槽1に設けられたリン濃度測定器9と、晶析用薬剤の循環槽5への注入量を制御する循環槽薬剤制御手段60と、被処理水の補助晶析槽2及び晶析槽3への供給流量を測定する晶析槽流入流量計18及び補助晶析槽流入流量計17を更に備える点が、図1と異なる。
以下においては、具体例として、図4に示す装置で、晶析用薬剤として塩化マグネシウム水溶液を使用し、pH調整材として苛性ソーダを使用して、MAPを晶析させる場合を例に説明する。
晶析用薬剤としての塩化マグネシウム(Mg)の添加量は、原水槽1に収容された被処理水中に含まれるリン(P)の量に対して、Mg/P=1.0となるようにする必要がある。そのため、被処理水中のリン濃度をX2(kg−P/m3)、被処理水の流量をX1(m3/h)とすると、時間あたりに流入する被処理水中含有リン量はX1×X2(kg−P/h)となる。
リン濃度X2は、被処理水の分析値を求め、これを設定値とするか、又は原水槽1にリン濃度測定器9を設置し、濃度測定器9によって出力される測定値を設定値とする。X1は、晶析槽流入流量計18による測定結果をFI−A、補助晶析槽流入流量計17による測定結果をFI−Bとすると、X1=FI−A+FI−Bで表すことができる(補助晶析槽2を使用しない場合はX1=FI−A)。塩化マグネシウムの分子量は95.21、マグネシウムの分子量は24.31であるから、マグネシウム必要量X3は、X3=X1×X2×(95.21/24.31)となる。
ここで、塩化マグネシウム溶液の溶液濃度をC(%)、比重をσ(kg/m3)とすると、塩化マグネシウムを注入するポンプ14の吐出量をQとした場合、塩化マグネシウムを注入するポンプ14の吐出量Qは下記計算式:
Q(m3/h)=X3(kg/h)×(1/C)×(1/σ)
に従って算出される。
よって、循環槽薬剤制御手段60が、晶析槽流入流量計18及び補助晶析槽流入流量計17による測定結果から、塩化マグネシウム溶液濃度と比重を演算し、設定することで、自動的に、循環槽5に対するマグネシウム溶液の注入量が決定し、自動制御を行うことができる。
決定した注入量(設定値)に対し、塩化マグネシウムを注入するポンプ14の制御は、塩化マグネシウム注入の吐出ラインに流量計を設置し、吐出量をPID制御する方法、或いは、注入ポンプの能力に対して必要量を比例制御で換算し、インバーター制御する方法等が好適に用いられる。
参考例
pH調整は、循環槽5で行う代わりに原水槽1で行うこともできる。即ち、参考例に係るリンの回収装置は、図5に示すように、リンを含む被処理水にpH調整剤を供給する原水槽1と、原水槽1から供給されたリンを含む被処理水を晶析用薬剤含有溶液と混合してリン化合物を晶析させる晶析槽3と、晶析槽3で処理された処理水の一部を抜き出し、抜き出した処理水に晶析用薬剤を添加して晶析用薬剤含有溶液を調整し、調整後の晶析用薬剤含有溶液を晶析槽3へと循環させる循環槽5と、晶析槽3内のpHを測定する晶析槽pH測定器7と、原水槽1内のpHを測定する原水槽pH測定器8aと、晶析槽pH測定器7の測定値に基づいて原水槽1内のpH設定条件を決定し、原水槽1内のpH設定条件の決定結果と原水槽pH測定器8aの測定値に基づいて、原水槽1へのpH調整剤の供給を制御する原水槽pH制御手段50aとを備える。
pH調整剤は、原水槽1に接続されたポンプ13aを介して原水槽1へ供給される。原水槽pH測定器8a及びポンプ13aは原水槽pH制御手段50aに電気的に接続されている。原水槽pH制御手段50aのpH制御手順は、図1の循環槽pH制御手段50と実質的に同様であるため詳細な説明を省略する。また、図5において、晶析用薬剤の供給を制御するための循環槽薬剤制御手段60が更に設けられていてもよいことは勿論である。
したがって、図5に示すように、原水槽pH制御手段50aは、晶析槽3のpH設定条件と原水槽1のpH設定条件とを記憶する設定値記憶手段51aと、晶析槽pH測定器7及び原水槽pH測定器8aの測定値を検出する測定値検出手段52aと、晶析槽pH測定器7の測定値が晶析槽3のpH設定条件を満足するか否かを判断し、晶析槽3のpH設定条件を満足する場合には原水槽1のpH設定条件を変更せず、晶析槽3のpH設定条件を満足しない場合には、晶析槽pH測定器7の測定値が晶析槽3のpH設定条件を満たすように原水槽1のpH設定条件を補正する条件補正手段53aと、条件補正手段53aが決定した原水槽1のpH設定条件と原水槽pH測定器8aの測定値に基づいてpH調整剤の供給を制御するpH供給制御手段54aとを備える。
また、図5の回収装置を用いた参考例に係る回収方法においては、pH調整剤の供給を、循環槽5を使用する代わりに原水槽1を使用すること以外は基本的には同様である。即ち、参考例に係るリンの回収方法は、リンを含む被処理水に原水槽1においてpH調整剤を添加し、pH調整剤添加後の被処理水を晶析槽3へ供給することと、晶析槽3において、pH調整剤添加後の被処理水を晶析用薬剤含有溶液と混合してリン化合物を晶析させることと、晶析槽3で処理された処理水の一部を抜き出し、抜き出した処理水に晶析用薬剤を添加して晶析用薬剤含有溶液を調整し、調整後の晶析用薬剤含有溶液を晶析槽へと循環させることと、晶析槽3に設けられた晶析槽pH測定器7の測定結果に基づいて、原水槽1内のpHを決定し、原水槽1内のpHの決定結果と原水槽1内に設けられた原水槽pH測定器8aの測定値に基づいて、原水槽1へのpH調整剤の供給を制御することを含む。原水槽1でpH調整を実施することによりpH調整を行い易くすることができる。
(操業結果)
図1に示す回収装置を具備するし尿処理施設において循環槽のpH供給制御を行った。ここでは、晶析用薬剤として塩化マグネシウム水溶液(塩化マグネシウム濃度10%)を用い、pH調整剤として苛性ソーダ(苛性ソーダ25%溶液)を使用して、晶析槽でMAP晶析を行った。晶析槽のpHの設定値SVを8.5に設定して循環槽pH制御手段により、循環槽のpH条件の自動制御を開始した。その結果、循環槽pHが8.7〜8.9程度となった場合に、晶析槽内のpHが8.5に安定化した(このとき、pH調整剤の供給制御は、循環槽pHが8.7となった場合にポンプ13をオンし、8.9となった場合にポンプ13をオフするように制御した)。次に、リンの回収率を上げるため、晶析槽のpH設定値SVを9.0に設定して同様な制御を行った結果、循環槽pHが9.2〜9.4となった場合に、晶析槽のpH測定値が9.0に安定した。
1…原水槽
2…補助晶析槽
3…晶析槽
4…処理水槽
5…循環槽
7…晶析槽pH測定器
8…循環槽pH測定器
8a…原水槽pH測定器
9…リン濃度測定器
10、11、12、13、13a、14、15、16…ポンプ
17…補助晶析槽流入流量計
18…晶析槽流入流量計
21…供給管
21…弁
50…循環槽pH制御手段
51、51a…設定値記憶手段
52、52a…測定値検出手段
53、53a…条件補正手段
54、54a…pH供給制御手段
60…循環槽薬剤制御手段

Claims (6)

  1. リン酸態リン濃度10〜100mg/L、アンモニア性窒素濃度300〜1000mg/Lのリンを含む被処理水を晶析用薬剤含有溶液と混合してリン化合物を晶析させる晶析槽と、
    前記晶析槽で処理された処理水の一部を抜き出し、抜き出した処理水に対して前記被処理水を添加することなく晶析用薬剤及びpH調整剤を添加して晶析用薬剤含有溶液を調整し、調整後の晶析用薬剤含有溶液を前記晶析槽へと循環させる循環槽と、
    前記晶析槽内のpHを測定する晶析槽pH測定器と、
    前記循環槽内のpHを測定する循環槽pH測定器と、
    前記晶析槽pH測定器の測定値に基づいて前記循環槽内のpH設定条件を決定し、前記循環槽内のpH設定条件の決定結果と前記循環槽pH測定器の測定値に基づいて、前記循環槽への前記pH調整剤の供給を制御する循環槽pH制御手段と
    を備えるリンの回収装置。
  2. 前記循環槽pH制御手段は、
    前記晶析槽のpH設定条件と前記循環槽のpH設定条件とを記憶する記憶手段と、
    前記晶析槽pH測定器の測定値が前記晶析槽のpH設定条件を満足するか否かを判断し、前記晶析槽のpH設定条件を満足する場合には、前記循環槽のpH設定条件を変更せず、前記晶析槽のpH設定条件を満足しない場合には、前記晶析槽pH測定器の測定値が前記晶析槽のpH設定条件を満たすように前記循環槽のpH設定条件を補正する条件補正手段と、
    前記条件補正手段が決定した前記循環槽のpH設定条件と前記循環槽pH測定器の測定値に基づいて前記pH調整剤の供給を制御するpH供給制御手段と
    を備える請求項1に記載のリンの回収装置。
  3. 前記pH供給制御手段は、
    前記晶析用薬剤が酸性で前記pH調整剤がアルカリ性である場合において、前記循環槽pH測定器の測定値が前記循環槽のpH目標下限値を下回るときに前記pH調整剤の注入を開始し、前記循環槽pH測定器の測定値が前記循環槽のpH目標上限値を上回るときに前記pH調整剤の注入を停止するように、前記循環槽への前記pH調整剤の供給をオン・オフ制御し、
    前記晶析用薬剤がアルカリ性で前記pH調整剤が酸性である場合において、前記循環槽pH測定器の測定値が前記循環槽のpH目標上限値を上回るときに前記pH調整剤の注入を開始し、前記循環槽pH測定器の測定値が前記循環槽のpH目標下限値を下回るときに前記pH調整剤の注入を停止するように、前記循環槽への前記pH調整剤の供給をオン・オフ制御する
    ことを含む請求項2に記載のリンの回収装置。
  4. 前記晶析槽に供給するリン化合物の種晶を成長させる補助晶析槽を更に備える請求項1〜3のいずれか1項に記載のリンの回収装置。
  5. 前記晶析用薬剤が水酸化マグネシウム又は塩化マグネシウムのいずれかを含み、前記pH調整剤が硫酸、塩酸、苛性ソーダのいずれかを含み、前記リン化合物がリン酸マグネシウムアンモニウムである請求項1〜3のいずれか1項に記載のリンの回収装置。
  6. リン酸態リン濃度10〜100mg/L、アンモニア性窒素濃度300〜1000mg/Lのリンを含む被処理水を晶析用薬剤含有溶液と混合してリン化合物を晶析させる晶析法を用いたリンの回収方法であって、
    晶析槽で処理された処理水の一部を抜き出し、抜き出した処理水に対して前記被処理水を添加することなく晶析用薬剤及びpH調整剤を添加して晶析用薬剤含有溶液を調整し、調整後の晶析用薬剤含有溶液を前記晶析槽へと循環させる循環槽において、前記晶析槽に設けられた晶析槽pH測定器の測定値に基づいて、前記循環槽内で調整すべき晶析用薬剤含有溶液のpHを決定し、pHの決定結果と前記循環槽内に設けられた循環槽pH測定器の測定値に基づいて、前記循環槽への前記pH調整剤の供給を制御することを含むリンの回収方法。
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