JP6342149B2 - 文字盤と時計ムーブメントとの間の組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、時計の文字盤に関し、そのような文字盤を組み込んだ、時計ムーブメントと協働する時計仕掛け組立体に関する。本発明はまた、したがって、そのような装置を組み込んだ、リストウォッチ(wristwatch)などの時計に関する。
ウォッチ(watch)の文字盤をフレームに固定するための従来技術の第1の解決策では、文字盤の下側表面から突出するピンが必要である。これらのピンは、フレームの上側表面に配置される切欠部内に収容されることになる。フレーム内に配置されるねじがピンを押圧してそれらのピンが動かないようにするのに使用され、それにより、フレームから文字盤が離脱することが完全に防止される。この固定方法は、いくつかのねじを扱わなくてはならないことから、特にユーザフレンドリではなく信頼性が低いという第1の不利点を有する。この固定方法は嵩高であり、したがって多数の機能を有するウォッチにおいては使用できないという第2の不利点を有し、日付機能を備えるウォッチなどの場合、美的外観を犠牲にしてウォッチ全体の直径を大幅に拡大しない限り、使用可能な表面積の大部分をこれらの多数の機能が占める必要がある。最後に、この解決策の別の不利点は、アタッチメントに付随する要素が必要な精度を完全に達成していない場合、不静定状態(situation of static indeterminacy)を発生させる危険性があることである。
特許文献1は、上述した解決策とは異なる解決策を開示しており、ここでは、ピンが、ウォッチの底部内の切欠部内に係合される弾性突出部に置き換えられる。この解決策では上述の解決策のようにねじを使用することは回避されるが、別の不利点がある。さらに、この解決策では、複雑な幾何形状を有する要素に依存することになる。
特許文献2に記載される別の解決策では、平坦な文字盤の周囲部に単純な弾性アームを配置することにより、要素同士を連結することを単純化しており、これらの弾性アームは、時計のフレームの上面に取り付けられるほぞと協働する。しかし、この解決策では表面積を大きくすることが必要となり、特にこれらの弾性アームを配置するための表面積が大きくなる。また、ほぞを使用する場合、文字盤を装着する前にほぞを予め組み付けることが必要となることから、複雑さが増す。
特許文献3が、文字盤ディスクおよび環状スカートを備えた文字盤を取り付けるための別の手法を説明している。環状スカートがフレームの横方向表面を覆い、それにより、ねじまたはピンを使用してフレームに文字盤を取り付けることが可能となる。この解決策も、ねじ固定作業が必要となり、また、外部固定具も必要となることから、やはり特にユーザフレンドリというわけではない。
最後に、特許文献4および特許文献5が別の解決策を説明しており、ここでは、文字盤が、文字盤ディスクと、その周囲部にありかつ下方に延在する弾性タブとを備える。これらの弾性タブはムーブメントのフレームと協働するか、またはムーブメントのフレームに取り付けられる固定リングと協働する。これらの弾性タブは、それらの上側端部の方を向くように配置される文字盤ディスクに対して水平方向に存在する、弾性タブの連結軸の周りを弾性的に動くことができる。文字盤が取り付けられると、弾性タブが、その連結軸の周りを文字盤の外側に向かって弾性的に移動し、固定リングの下方の下側部分内に留まる。タブの連結軸が文字盤ディスクと平行の方向を向くことから、タブの有効長さが文字盤の全高までに制限される。この幾何形状は組み付け作業/取り外し作業を何度も行うことには適さず、また、固定具の信頼性を維持することを保証することができない。また、このようなタブの幾何形状の場合、文字盤のタブおよびその文字盤のタブと協働するためのフレームを非常に正確に寸法決めすることを実現する必要がある。これは、タブが塑性変形するかまたはさらには破断するのを防止するためには、構成要素の相互作用を小さくすること、および構成要素の寸法のばらつきを小さくすることが必要であることを理由とする。これらの制約により、その設計は特に高いロバスト性を有さず、また、かなり大きいサイズを製造することにも適合しない。これらのタブも文字盤を保持するために単純に設計されるが、文字盤を中央に維持するものではない。
スイス特許第353310号 イギリス特許第2079497号 スイス特許第282448号 フランス特許第2077399号 フランス特許第1003696号
最後に、既存の解決策はすべて満足な結果を得ることができないことから、本発明の全体の目的は、例えばウォッチのフレームなどの時計ムーブメントに時計の文字盤を取り付けるための解決策を提案することであり、これは、取扱いの単純性および利便性と、サイズの小ささと、信頼性と、美的外観とを最適に折り合わせることを可能にする。
この目的を達成するため、本発明は、時計の文字盤に依拠し、この文字盤はスカートを備え、スカートの高さにわたって部分的に延在する少なくとも1つの弾性要素を備え、時計ムーブメントにおいて文字盤を軸方向に保持する機能を果たすことができる。
本発明は特許請求の範囲によりより正確に定義される。
本発明のこれらの目的、特徴および利点が、添付図を参照しながら非限定的に与えられる特定の実施形態の以下の説明により詳細に記載される。
本発明の一実施形態による時計仕掛け構成を上から見た斜視図である。 本発明の実施形態による、文字盤と協働するムーブメントの上面図である。 本発明の実施形態による、時計ムーブメントを備える文字盤の組立体を下から見た図である。この図は、後の一部の図で使用される断面A−AおよびB−Bを定義する。 本発明の実施形態による文字盤の固定具の領域内での時計仕掛け構成の側面図である。 本発明の実施形態における時計ムーブメントに対する文字盤の固定具が如何にして機能するかを示すA−Aの断面図である。 本発明の実施形態における時計ムーブメントに対する文字盤の固定具が如何にして機能するかを示すA−Aの断面図である。 本発明の実施形態の代替形態による、固定具の部分の時計ムーブメントにおける文字盤構成の側面図である。 本発明の実施形態の代替形態による、固定具の領域における時計仕掛け構成の細部を示す断面図である。 本発明の一実施形態による時計仕掛け構成のB−Bの断面図である。 本発明の実施形態の代替形態による時計仕掛け構成の細部の断面図である。
図1、図3および図4は、本発明の一実施形態による時計仕掛け組立体の2つの構成要素を描く。まず、文字盤1が、平坦なディスクの形態のディスク2と、スカート3とを備え、スカート3が、ディスクの円周部周りにディスクに対して実質的に垂直な方向に延在する。この文字盤1は、ウォッチのフレームなどの時計ムーブメント20と協働することを意図され、したがって時計ムーブメント20もやはり全体がディスク形状を有する。図1は時計ムーブメント20に対向する文字盤1を描くが、ここでは時計ムーブメント20は取り付けられていない。
慣例により、文字盤のディスク2に平行な平面を水平方向として定義し、文字盤のディスク2に対して垂直な方向を垂直方向zとして定義し、この垂直方向zは時計ムーブメントから文字盤の方を向くように配向される。したがって、この慣例によって以下の説明が単純化され、すなわち、スカート3が文字盤のディスク2から垂直下向きに延在し、文字盤1が、時計ムーブメントのすぐ上まで垂直方向に移動させられることにより、時計ムーブメント20に固定される。2つの構成要素のこの垂直の取付け方向は、以下では、組立体の2つの構成要素を形成するディスク形状の軸を参照する場合には軸方向とも称される。また、接線方向は軸方向にある軸を中心とする円に接する任意の方向を意味し、この軸は特には組立体の2つの構成要素を形成するディスク形状の軸である。したがって、定義されるこれらの用語が、必ずしも円形状ではない文字盤および/または時計ムーブメントの任意の形状に対して使用され得ることを当業者であれば認識するであろう。
本発明の実施形態による文字盤1は、そのスカート3上に、スカート3内に作られる単純な貫通スロット11によって形成されかつ軸方向にある軸に対して接線方向に配向される弾性ブレードの形態の弾性要素10を備える。これらの弾性要素10は、後で詳細に説明するように、時計ムーブメントに対して文字盤を軸方向に固定する役割を有する。示される例では、スカートは、その円形輪郭の周りで均等に分布される3つの弾性ブレードを備え、これらはすなわち120°ごとに分布される。スカートはまた、その高さの大部分にわたって延在する切欠部5を備え、これらは、時計ムーブメントに文字盤を角度をつけて割り出しする役割を有する。
時計ムーブメント20が、文字盤のスカート3の弾性要素10および切欠部5と協働するように設計される追加の要素を備える。したがって、時計ムーブメント20は、文字盤の直径よりわずかに小さい直径を有するディスク形状を有し、文字盤のスカート3がその外側輪郭を覆い、それにより文字盤のディスク2が時計ムーブメント20上で位置決めされる。時計ムーブメント20はまた、その外側輪郭を形成する横方向表面上に、文字盤の弾性要素10と協働することを意図される、表面から突出する第1の突出部30と、場合によってはスカート内の切欠部5と協働するように設計される、同様に突出する第2の突出部25とを備える。これらの突出部は一定の高さのところに一定の角度分布で配置され、これらは文字盤のスカートの幾何形状に従って画定される。
図5および図6は、この実施形態による解決策が如何にして機能するかをより具体的に示す。
図5は、時計ムーブメント20のすぐ上まで移動させられた段階の文字盤1を描く。スカート3の弾性要素10の下側端部12が時計ムーブメント20の輪郭の突出部30の上側表面に接触する。2つの構成要素をより容易に相対的に位置決めするために、エントリテーパ(entry taper)すなわち面取り部13の形態の表面がスカートの内側表面に形成され、すなわち、これらは、時計ムーブメント20の方を向くように配向され、ブレードの下側端部の方を向く。エントリテーパまたは面取り部13の形態の表面は、時計ムーブメント20の突出部30の頂表面33の円形輪郭または面取りされた輪郭の外側角部に接触する。これらの2つの接触表面は、ブレードを突出部30に接触させた状態で移動させて変形させるのを付勢するような幾何形状を有する。
文字盤1が継続して下方向に移動させられると、突出部30によりブレードが側方に移動させられて弾性的に変形する。この動きは、ディスク2の下側表面7が時計ムーブメント20の頂表面27に接触して静止するようになるまで、継続するか、または別法として、この軸方向の動きを停止させるために2つの構成要素間で任意の形態の当接が形成されるまで、継続する。本実施形態では、時計ムーブメント20の頂表面27は、スカート3の下方内側の縁角部8が弾性要素10の境界を画定するスロット11の領域内に配置されるのを可能にするための切欠部28を有し、それにより、ディスク2が突出部30の領域内で時計ムーブメント20に対して押圧されるようになるまで、ディスク2を下方向への移動は妨害されない。
図6に描かれる最終位置では、スカート3の弾性要素10により時計ムーブメント20の突出部30に作用する弾性戻り力により、文字盤が軸方向において保持される。したがって、文字盤1が摩擦により時計ムーブメント20上で保持される。言い換えると、文字盤1は時計ムーブメント20に対してクリップ留めされる。
時計ムーブメントに対して文字盤を固定するこの段階において、2つの構成要素を互いに正確に位置決めすることを保証するために、文字盤を角度をつけて割り出しをする予備段階を行うことが好適であることを指摘しておきたい。予備段階において、スカートの弾性要素10が、時計ムーブメントの対応する要素、すなわち示される例では突出部30と協働し始める。その場合、例えば、図5に描かれる位置では、切欠部5の側壁のうちの少なくとも1つが対応する突出部25に当接されるまで、文字盤が時計ムーブメントに対して回転させられる。このように角度をつけた割り出しをすることは別法として他の任意の手段によって実現されてもよく、例えばここでは第2の突出部25が選択される。
図7が、文字盤のスカート3の弾性要素10の実施形態の代替形態を示す。この代替形態では、追加の切欠部すなわちスリット14が、上で説明したスリット11に対して垂直な、実質的に鉛直方向となるようにスカート3内に形成され、それにより、ここでは一方の端部16のみがスカートに組み込まれる(または単純に連結される)ようなブレードが形成される。これは、上述した方向の場合では両端部16において組み込まれる。
図8が実施形態の別の代替形態を描いており、ここでは、弾性要素が時計ムーブメントに対して引っかかることにより、文字盤を軸方向において保持することが強化される。その目的のため、突出部30がわずかに傾斜するフランクを有するように修正され、これは例えば5度程度傾斜され、これにより、上側部分に不連続部33が形成され、時計ムーブメントに対して文字盤を固定する段階で、この下方において、不連続部33の幾何形状を補足するような幾何形状を有する弾性要素10の上側端部15が弾性効果により停止される。このように、弾性要素の弾性クリップ効果と、弾性要素の頂表面が不連続部33の下側面に対して当接されるときのフック効果とを組み合わせることにより、軸方向において保持することが保証される。このようにして、弾性要素が突出部30上に引っかかる。
当然、文字盤および時計ムーブメントの多数の構成要素は異なる形態を採用することができる。
1つには、本明細書において上で説明した実施形態では、文字盤のスカートの弾性要素の選択した数は3個であったが、任意の別の数が選択されてもよく、軸方向において保持するのに1つの弾性要素のみで十分である可能性もある。好適には、複数の弾性要素が存在し、これらの弾性要素は、スカートの円周部周りで均等に分布され、それにより、文字盤が時計を基準として中央に着座するように付勢され、さらにそれにより、文字盤が、存在する可能性がある任意のディスプレイ部材に対して中央に着座するように付勢される。これらの弾性要素の幾何形状により、文字盤を保持することおよび文字盤を中央に配置することの両方が可能となることに留意されたい。また、1つの弾性要素が、時計ムーブメントに付随する、突出部などの1つの相補的な要素と協働する。好適には、文字盤のスカートの弾性要素は、時計ムーブメントに付随するこの相補的な要素を基準として中央に配置される。
図示される実施形態では、弾性要素はスカート内に作られる少なくとも1つのスリットによって得られ、これは図4および図7により具体的に見ることができる。このようなスリット11は、円形の文字盤の場合、10度から30度の多様な角度セクタにわたって接線方向に延在してよい。このように選択することにより、約15mmの直径を有する文字盤の場合、20度の角度セクタにわたって延在するスリットにより、5mm程度の有効長さLを有するブレードを作ることが可能である。この有効長さLは好適には3mmから10mmの間である。また、このスリットは、2mm以下、もしくは1mm以下、もしくは0.7mm以下、例えば約0.5mm、または0.5mm以下、もしくは0.3mm以下の高さHを有する弾性ブレードを形成するように配置される。さらに、スカートは、銅または貴金属などの特に弾性金属などの、金属から作られてよく、0.2mmから0.4mmの間の厚さeを有することができる。
接線方向に延びる弾性ブレードの形態の弾性要素を描写してきた。当然、任意の方向に延在する弾性ブレードを使用することが可能であり、これは、好適には非ゼロの水平方向の成分、または水平方向に対していくらか小さい角度を有する成分のものである。より概括的には、スカートの弾性要素は、有利なことに、スカートに固定される、文字盤のディスクに対して平行ではないすなわち水平方向ではない少なくとも1つの端部16を基準として、移動することができる。この端部16は、特には、文字盤のディスクに対して実質的に垂直であってもよい。
さらに、この弾性要素は、少なくとも1つのスリットを使用してスカート内に直接に作られるブレードによって形成される。この解決策は単純であるという利点を有し、連続する組立体を形成し、ここでは、ブレードが、スカートに付随する少なくとも1つの端部16によりスカートに連結される。好適には、このスリットは文字盤のディスクに実質的に平行である。別法として、スカートとは別個のブレードがスカートの表面に追加されて任意の手段によって固定されてもよい。さらに別法として、この弾性要素は何らかの別の形態を採用することもでき、ブレードの形態を取らなくてもよい。
このような構成を用いる場合、弾性要素はスカートの全高hにわたって延在するのではなく、その高さhの一部分のみにわたって、すなわち、この高さhにわたって部分的に延在し、それにより、所望の形態の固定具に良好に適合する弾性特性を得ることが可能となる。弾性要素のこの高さH、すなわち、より概括的には、この要素が水平方向ではない場合にはその幅は、好適には、スカートの全高hの3分の2未満またはこの高さの半分未満であってもよく、あるいはさらには、スカートの全高hの3分の1未満であってもよい。
文字盤はまた、ウォッチが組み立てられるときにフレームの表面に対して押圧されることを意図される追加の表面を備えることができ、それにより、これは最終的には、時計ムーブメントに接するように、さらには、時計の中央部分などの別の構成要素に接するように静止するような最終位置にくる。
文字盤は、有利には、例えば真鍮などの、銅材料で作られる。別法として、金または白金などの貴重な材料で作られてもよい。別法として、本明細書において上で説明した概念を使用するのに適する弾性特性および/または機械特性を有する任意の別の材料が採用されてもよい。
別法として、時計仕掛け組立体のこれらの構成要素は、例えばピンなどの補助手段または任意の別の手段を使用して角度をつけて割り出しされ得る。
また、時計ムーブメントが別の幾何形状を有してもよい。詳細には、文字盤のスカートの弾性要素と協働することを意図される第1の突出部が、0.01mmから0.2mmの間の追加の輪郭厚さを有する突出部を形成することができる。この値は、有利には、文字盤の弾性要素のたわみに対応するように選択される。各々の第1の突出部30および/または第2の突出部25はまた、図9の断面B−Bで見ることができるように、文字盤の下側表面7の横方向部分を受け入れるための上側支承表面27を形成することができる。
図10に描かれる実施形態の代替形態では、文字盤のスカートが、時計ムーブメントの表面に接して静止することになる下側表面12を備える。
最後に、説明した実施形態は最も概括的な円形状のウォッチを考察するものであるが、時計の美的な見た目に適する任意の形状が適合する可能性があり、これらには長方形形状または楕円形状などがある。本明細書において上で説明した時計仕掛け組立体はウォッチなどの種々の時計で使用されるのに適する。
1 文字盤
2 ディスク
3 スカート
5 切欠部
7 文字盤の下側表面
8 スカートの下方内側の縁角部
10 弾性要素
11 貫通スロット、スリット
12 弾性要素の下側端部
13 面取り部
15 弾性要素の上側端部
16 弾性要素の端部
20 時計ムーブメント
25 第2の突出部
27 時計ムーブメントの頂表面、上側支承表面
28 切欠部
30 第1の突出部
33 時計ムーブメントの突出部の頂表面、不連続部

Claims (24)

  1. 時計に実質的に平行に配置されることを意図されるディスク(2)と、文字盤の前記ディスク(2)に対して実質的に垂直な方向に延在するスカート(3)とを備えた時計用の文字盤(1)において、前記スカート(3)が、時計ムーブメント(20)において前記文字盤(1)を軸方向に保持するために前記スカートの高さhにわたって部分的に延在する少なくとも1つの弾性要素(10)を備え、前記弾性要素が、前記スカートに固定されかつ前記文字盤の前記ディスクに平行ではない方向に配向される1つの端部を有することを特徴とする、時計用の文字盤。
  2. 前記弾性要素(10)が、前記スカート(3)に固定されかつ前記文字盤の前記ディスクに対して実質的に垂直な方向に配向される1つの端部(16)を有することを特徴とする、請求項1に記載の時計用の文字盤。
  3. 前記スカート(3)が、前記スカートの全高hにわたって延在しない少なくとも1つの弾性要素(10)を備え、その高さH、またはより概括的には、前記弾性要素が前記文字盤の前記ディスク(2)に平行ではない場合にはその幅が、前記スカートの全高hの3分の2未満を示すことを特徴とする、請求項1または2に記載の時計用の文字盤。
  4. 前記スカート(3)が、前記スカートの全高hにわたって延在しない少なくとも1つの弾性要素(10)を備え、その高さH、またはより概括的には、前記弾性要素が前記文字盤の前記ディスク(2)に平行ではない場合にはその幅が、前記スカートの全高hの半分未満を示すことを特徴とする、請求項1または2に記載の時計用の文字盤。
  5. 前記スカート(3)が、前記スカートの全高hにわたって延在しない少なくとも1つの弾性要素(10)を備え、その高さH、またはより概括的には、前記弾性要素が前記文字盤の前記ディスク(2)に平行ではない場合にはその幅が、前記スカートの全高hの3分の1未満を示すことを特徴とする、請求項1または2に記載の時計用の文字盤。
  6. 前記弾性要素(10)がブレード状に形成されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の時計用の文字盤。
  7. 前記ブレード状に形成されている前記弾性要素(10)が一方の端部(16)または両方の端部(16)で固定されることを特徴とする、請求項に記載の時計用の文字盤。
  8. 前記ブレード状に形成されている前記弾性要素(10)が、2mm以下の高さHを有し、かつ/または、3mmから10mmの間の長さLにわたって延在することを特徴とする、請求項6または7に記載の時計用の文字盤。
  9. 前記ブレード状に形成されている前記弾性要素(10)が、1mm以下の高さHを有し、かつ/または、3mmから10mmの間の長さLにわたって延在することを特徴とする、請求項6または7に記載の時計用の文字盤。
  10. 前記ブレード状に形成されている前記弾性要素(10)が、0.7mm以下の高さHを有し、かつ/または、3mmから10mmの間の長さLにわたって延在することを特徴とする、請求項6または7に記載の時計用の文字盤
  11. 前記ブレード状に形成されている前記弾性要素(10)が、0.5mm以下の高さHを有し、かつ/または、3mmから10mmの間の長さLにわたって延在することを特徴とする、請求項6または7に記載の時計用の文字盤
  12. 前記ブレード状に形成されている前記弾性要素(10)が、0.3mm以下の高さHを有し、かつ/または、3mmから10mmの間の長さLにわたって延在することを特徴とする、請求項6または7に記載の時計用の文字盤
  13. 前記時計を基準として前記文字盤を中央で維持するための、前記スカートの周囲部の周りで特に均等に分布される少なくとも2つの弾性要素(10)を備えることを特徴とする、請求項から12のいずれか一項に記載の時計用の文字盤
  14. 側壁などの角度のついた端部止め部を形成する少なくとも1つの要素を備えることを特徴とする、請求項から13のいずれか一項に記載の時計用の文字盤
  15. 前記スカート(3)が、0.2mmから0.4mmの間の厚さeを有する、銅または貴金属などの金属で作られることを特徴とする、請求項から14のいずれか一項に記載の時計用の文字盤
  16. 請求項から15のいずれか一項に記載の文字盤(1)と協働する時計ムーブメント(20)を備えることを特徴とする、時計仕掛け組立体
  17. 前記時計ムーブメント(20)が、2つの構成要素を一体に接合させるときに弾性要素(10)と協働して前記弾性要素(10)を弾性的に変形させるための、外側輪郭から突出する少なくとも1つの突出部(30)を備えることを特徴とする、請求項16に記載の時計仕掛け組立体。
  18. 前記文字盤の前記スカート(3)の前記弾性要素(10)が、前記時計ムーブメント(20)の突出部(30)の相補的なフランクと協働することができる、フックを備えることを特徴とする、請求項17に記載の時計仕掛け組立体。
  19. 前記文字盤の前記スカート(3)の前記弾性要素(10)が、前記時計ムーブメント(20)の突出部(30)に当接した状態になることができる、フックを備えることを特徴とする、請求項17に記載の時計仕掛け組立体。
  20. 前記時計ムーブメント(20)の前記突出部(30)が、協働する前記文字盤(1)の前記弾性要素(10)のたわみに多少とも対応する0.01mmから0.2mmの間の追加の厚さを形成することを特徴とする、請求項17から19のいずれか一項に記載の時計仕掛け組立体。
  21. 前記時計ムーブメント(20)の上面(27)、および/または前記時計ムーブメント(20)の輪郭からの突出部(25、30)は、前記文字盤(1)の前記ディスク(2)の下側面(7、12)または前記文字盤の前記スカート(3)を支持することを特徴とする、請求項17から19のいずれか一項に記載の時計仕掛け組立体。
  22. 前記時計ムーブメント(20)に前記文字盤(1)を、角度のある割り出しをし角度をつけて保持する端部止め部を形成する要素を、前記時計ムーブメント(20)が備えることを特徴とする、請求項17から19のいずれか一項に記載の時計仕掛け組立体。
  23. 前記要素は少なくとも1つの別の突出部(25)であることを特徴とする、請求項22に記載の時計仕掛け組立体。
  24. 請求項16から23のいずれか一項に記載の時計仕掛け組立体を備えることを特徴とする、リストウォッチ。
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