JP6340126B1 - ガス吹き用ノズルの製造方法およびガス吹き用ノズル - Google Patents

ガス吹き用ノズルの製造方法およびガス吹き用ノズル Download PDF

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Abstract

【課題】従来よりも気泡を大きくして、溶融金属中の介在物がノズル内面に付着してノズル内孔が詰まるのを防止し、かつ、介在物の除去によって鋼の品質を向上させる。【解決手段】ガス吹き用ノズルの製造方法において、多孔質材料を型成形し焼結させてガス吹き用ノズルを作製する作製工程(ステップS10,S11)と、作製工程で作製されたガス吹き用ノズルに対して内孔の表面の少なくとも一部を研削する加工工程(ステップS12,S13)とを有する。この製造方法で製造されたガス吹き用ノズルは、内孔の表面の少なくとも一部が研削されて、所望の気孔特性を有する表面が露出している。この結果、内孔の表面から所望の気泡のガスを溶融金属中に吹き込むことができる。そのため、溶融金属中の介在物がノズル内面に付着してノズル内孔が詰まるのを防止し、かつ、介在物の除去によって鋼の品質が向上する。【選択図】図1

Description

本発明は、多孔質体のノズルであって外周面から内孔に向けてガスが吹き込まれるガス吹き用ノズルの製造方法と、当該ガス吹き用ノズルに関する。
鋼を連続鋳造する鋼連続鋳造装置には、湯量調節装置としてのスライディングノズル装置がある。このスライディングノズル装置は、転炉から取り出された溶鋼(あるいは溶融金属)を貯留して運搬したり、鋳型に注入したりする取鍋や、取鍋から溶融金属を受けて鋳型に注入するタンディッシュ等に広く用いられている。これらの取鍋やタンディッシュは、溶融金属を貯留する溶融金属容器に相当する。溶融金属容器の底部には、スライディングノズル装置に備えられた上プレートの貫通孔と連通可能なノズルが設置される。ガス吹き用のノズルは多孔質体であって、貫通孔である内孔を有する。内孔を通る溶融金属中の介在物がノズル内面に付着して、ノズル内孔が詰まるのを防止する目的や、介在物の除去による品質向上(すなわち鋼の品質向上)を目的として、ノズルの外部から内孔に向けてガスが吹き込まれる。
鋼の連続鋳造を行う過程では、溶融金属中に含まれる介在物を除去する必要がある。介在物は、酸化物などの固体である。介在物が溶融金属に含まれた状態で鋼材や鋼片になると、強度・加工性・耐疲労性(すなわち繰り返し加わる負荷によって起こる破壊への耐久性)などが低下したり、表面疵が発生したりする要因となるからである。溶融金属から介在物を除去するには、例えばガス吹き用ノズルから溶融金属中にガスを吹き込んで介在物を浮き上がらせる。
従来、例えば下記特許文献1に記載のタンディッシュ用上ノズルは、より効果的にガスを吹き込むことができるようにするため、緻密質れんが部の通気率とポーラスれんが部の通気率の比が1/4以下とした。各れんが部の通気率が大幅に異なるので、確実なガスの吹き分けが可能となる。
特許文献2に記載のガス吹き用ポーラス質耐火物は、背圧の向上と撹拌作用を両立させるため、平均気孔径が5μm以上で20μm以下、かつ気孔径分布に極大値が二つ以上あり、各極大値の少なくとも一つが22μm以上で50μm以下又は25μm以上で50μm以下とした。この耐火物によって、鋳造中のアルミナ付着抑制が安定する。
特許文献3に記載のガス吹き込み用ノズルは、ガスリークを抑制するため、ノズル内孔を有する第1の通気性耐火物の外周側に第2の通気性耐火物を配置し、第2の通気性耐火物の平均気孔径が第1の通気性耐火物の平均気孔径より大きくした。第2の通気性耐火物は通気抵抗が小さいのでガスプールとなり、ガスリークを抑制できる。
特開2014−147959号公報 特許第5630459号公報 特許第5697193号公報
しかし、上述した特許文献1〜3に記載された技術は、ノズルを多孔質体で形成することで、内孔の表面からガスを吹き込むことができるものの、吹き込まれるガスの気泡径が小さくなっていた。例えば、水モデル試験で評価された気泡径が2mm未満に留まった。このように気泡の気泡径が小さいため、小さな介在物は除去できても、大きな介在物は除去できなかった。なお、水モデル試験は、溶融金属に代わる水をガス吹き用ノズルの内孔に流しながら外周面からガスを吹き込み、内孔に吹き出されるガスの気泡の大きさ(すなわち気泡径)を測定する試験である。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、従来よりも気泡径を大きくして、溶融金属中の介在物がノズル内面に付着してノズル内孔が詰まるのを防止するとともに、介在物の除去によって鋼の品質が向上し得るガス吹き用ノズルの製造方法およびガス吹き用ノズルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明であるガス吹き用ノズルの製造方法は、溶融金属を収容する溶融金属容器の底部に設置される多孔質のノズルであって、前記溶融金属容器の下方に設けられ、前記溶融金属が流れる通路となる内孔を有し、内周面から前記内孔内に向けてガスが吹き込まれるガス吹き用ノズルを製造するガス吹き用ノズルの製造方法において、多孔質材料を型成形し焼結させて、前記多孔質材料の粒子を結合させる微粉が前記内孔の表面の空隙を埋めている多孔質の前記ノズルを作製する作製工程と、前記作製工程で作製された前記ノズルに対して、前記内孔内に向けて前記ガスの気泡を吹き出す部分であり、かつ前記微粉が前記内孔の表面の空隙を埋めている前記内孔の表面の部分を研削する加工工程と、を有することを特徴とする。
この製造方法で製造されたガス吹き用ノズルは、多孔質体の内孔の表面であって、内孔内に向けてガスの気泡を吹き出す部分であり、かつ微粉が内孔の表面の空隙を埋めている内孔の表面の部分が研削されて、所望の気孔特性を有する表面が露出している。この結果、所望の気泡のガスを吹き込むことができる。多孔質材料を型成形し焼結させた従来のノズルでは、多孔質材料のうち、特に粒子を結合させる微粉が内孔表面の空隙を埋めるため、その気孔特性が所望の気孔特性よりも小さくなっていた。本発明のノズルは、内孔の表面が研削されるので、従来では多孔質材料のうち、特に粒子を結合させる微粉で空隙が埋められていた表面部が除去されるので、内孔の表面が所望の気孔特性を備える。この気孔特性によって、気孔径の縮小が抑えられ、所望の気泡径のガスを吹き込むことができる。したがって、溶融金属中の介在物がノズル内面に付着してノズル内孔が詰まるのを防止し、かつ、介在物の除去によって鋼の品質を向上させることができる。
前記加工工程は、前記内孔の表面の気孔、前記多孔質の前記ノズルの内部での気孔径となるまで研削を行う。すなわち、内孔の表面を除去する程度でよい。通常は所定の厚さで上研削することで、内部の所望な気孔特性(つまり目的とする焼結体の気孔特性)を持つ部分を表面に出すことが出来る。所定の厚さは、0.3mm以上が望ましく、0.5mm以上が好ましい。この製造方法で製造されたガス吹き用ノズルは、内孔に吹き込まれるガスによる気泡の気泡径が安定して従来よりも大きくなる。そのため、介在物によるノズル内孔の詰まりをさらに防止し、介在物がさらに除去されて鋼の品質がより向上する。
前記加工工程は、前記内孔の研削された表面でありかつ前記ガスを吹き出すことができる表面の面積を100%とするとき、前記気孔の占める面積の比率(すなわち内部の気孔径範囲内の気孔面積)が10%〜35%の範囲内になるまで研削を行うことが好ましい。10%〜25%の範囲内がより好ましい。この製造方法で製造されたガス吹き用ノズルは、内孔に吹き込まれるガスによる気泡の気泡径が安定して従来よりも大きくなる。そのため、介在物によるノズル内孔の詰まりをさらに防止し、介在物がさらに除去されて鋼の品質がより向上する。なお、10%〜35%の範囲とは10%以上かつ35%以下の範囲であり、10%〜25%の範囲とは10%以上かつ25%以下の範囲である。
第2の発明であるガス吹き用ノズルは、溶融金属を収容する溶融金属容器の底部に設置される多孔質のノズルであって、前記溶融金属容器の下方に設けられ、前記溶融金属が流れる通路となる内孔を有し、内周面から前記内孔内に向けてガスが吹き込まれるガス吹き用ノズルであって、前記内孔の表面は、前記内孔内に向けて前記ガスの気泡を吹き出す部分が研削されて、前記内孔の表面から内部まで、同じ気孔特性となっている研削面になっていることを特徴とする。
このガス吹き用ノズルによれば、内孔の表面の気孔が、多孔質のノズルの内部での気孔径となっており、所望の気孔特性を有する表面が露出している。この結果、所望の気泡のガスを吹き込むことができる。従来のノズルは多孔質材料を型成形し焼結させたので、多孔質材料のうち、特に粒子を結合させる微粉が内孔表面の空隙を埋めるため、その気孔特性が所望の気孔特性よりも小さくなっていた。本発明によれば、内孔の表面の少なくとも一部が研削された研削面になっているので、従来では多孔質材料のうち、特に粒子を結合させる微粉で空隙が埋められていた表面部が除去され、内孔表面が所望の気孔特性を備える。この気孔特性によって、気孔径の縮小が抑えられ、所望の気泡のガスを吹き込むことができる。したがって、溶融金属中の介在物がノズル内面に付着してノズル内孔が詰まるのを防止し、かつ、介在物の除去によって鋼の品質を向上させることができる。
前記内孔の表面の気孔が、前記多孔質の前記ノズルの内部での気孔径と同じである。通常は所定の厚さで研削することで、内部の所望な気孔特性を持つ部分を表面に出すことが出来れば良い。この構成によれば、内孔に吹き込まれるガスによる気泡の気泡径が安定して従来よりも大きくなる。そのため、介在物によるノズル内孔の詰まりをさらに防止し、介在物がさらに除去されて鋼の品質がより向上する。
前記内孔の表面は、前記内孔の研削された表面でありかつ前記ガスを吹き出すことができる表面の面積を100%とするとき、前記気孔の占める面積の比率が10%〜35%の範囲内であることが好ましい。この構成によれば、内孔に吹き込まれるガスによる気泡の気泡径が安定して従来よりも大きくなる。そのため、介在物によるノズル内孔の詰まりをさらに防止し、介在物がさらに除去されて鋼の品質がより向上する。
なお、「気孔」はノズルに形成されている孔であり、ガスが通過可能な連続した孔である。例えば小孔、割れ目、粒子間空隙などのようなガスが通る空間である。「平均気孔径」は、一般的にポロシメータで測定した気孔径の平均値である。「気孔の占める面積比」は、画像解析装置などによるものである。また、ノズル表面のみの平均気孔径は、ポロシメータでの測定が困難な場合には、画像解析装置により算出された気孔の面積に基づいて算出する場合もある。「ガス」は、不活性ガス(例えばアルゴン、窒素など)や、空気が該当する。
ノズル製造処理の工程例を示すフローチャート図である。 図3に示すII−II線の断面を示すノズルの模式図である。 ノズルの構成例を示す平面図である。 ノズルの断面例を示す模式図である。 内孔部を示すマイクロスコープによる拡大表面写真である。 中間部を示すマイクロスコープによる拡大表面写真である。 内孔部を示すマイクロスコープによる拡大表面写真を画像処理したコントラスト写真である。 内孔部を示すマイクロスコープによる拡大表面写真を画像処理したコントラスト写真である。 中間部を示すマイクロスコープによる拡大表面写真を画像処理したコントラスト写真である。 溶融金属容器にノズルを設けた例を断面で示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、各図は、本発明を説明するために必要な要素を図示し、実際の全要素を図示しているとは限らない。上下左右等の方向を言う場合には、図面の記載を基準とする。以下では、簡単のために「ガス吹き用ノズル」を単に「ノズル」と呼ぶことにする。
まず、ノズルの製造方法について、図1を参照しながら説明する。図1には、ノズルの製造方法における各工程をフローチャートで示す。ノズルの製造方法は、ステップS10,S11の作製工程と、ステップS12,S13の加工工程とを有する。
作製工程では、図示を省略した成形型に多孔質材料を入れた後(ステップS10)、当該成形型で所望の形状のノズルを型成形し焼結(焼成)させる(ステップS11)。
多孔質材料は、作製後に多孔質のノズルとなる材料であればよく、本形態ではセラミックス材料とする。セラミックス材料の具体的な材質は限定されず、従来のノズルと同様とすることもできる。セラミックス材料の粒子径等の粒子特性も限定されず、従来のノズルと同様とすることができる。さらに、セラミックス材料は、その後の焼結工程において消失する造孔材を含有していてもよい。
成形型は、ノズルを所定形状に整えるための部材であって、例えば金型やゴム型が該当する。本形態の所定形状は、溶融金属が流れる通路となる内孔を有する略円筒形状とする。成形は、金型に入れた多孔質材料の粉末を加圧する方法であっても、ゴム型に入れた多孔質材料に静水圧で加圧する方法であってもよい。
ノズルの作製は、多孔質材料を型成形し焼結させればよく、型成形した後に乾燥させ、焼成炉で焼成させる方法や、一軸方向から加圧しながら成形と焼結とを同時並行で行うホットプレスや、焼結を伴いながら静水圧(すなわち等方圧)で成形する熱間静水圧成形(Hot Isostatic Press)などをも含む。
成形型での型成形は、多孔質材料のうち、特に粒子を結合させる微粉が内孔表面の空隙を埋める。そのため、成形体や、成形体を焼結した焼結体は、いずれも成形型に当接する部位の近傍の気孔が小さくなる。
加工工程では、ステップS11で作製されたノズルに対して、加工工具で内孔の表面の少なくとも一部を研削する(ステップS12)。ステップS12の研削は、表面研削の終了条件を満たすまで続ける(ステップS13でNO)。終了条件を満たすと(ステップS13でYES)、加工工具による研削を終了する。
ステップS12,S13で研削する内孔の表面は、ステップS11で作製されたノズルの内周面であって、内孔内に向けてガスの気泡を吹き出す部分(ガスを吹き出すことができる表面)である。内孔の表面が加工工具で研削された面は、研削面である。すなわち、研削面は、内孔の研削された表面でありかつガスを吹き出すことができる表面である。研削面は、内孔の表面の全部でもよく、内孔の表面の一部でもよい。要するに、ノズルの内周面であり、かつガスの気泡を吹き出すことができる内孔の表面が、所望の気孔特性を備えるように研削されていればよい。
ステップS12で用いられる加工工具は、「切削工具」とも呼ばれ、内孔の表面を研削できる工具であればよい。研削には、切削を含むものとする。本形態では、加工工具としてドリルを用いる。内孔の表面に対する研削は、本形態ではダウンカットで行う。
ステップS13の終了条件は、内孔の表面(すなわち加工後の研削面)における気孔の占める面積が未研削状態(すなわち加工前)よりも多くなる条件であればよい。本形態では、例えば下記の終了条件1および終了条件2のうちで少なくとも一方が挙げられる。
終了条件1は、研削面が多孔質のノズルの内部での気孔径の平均気孔径からなる気孔を有することである。すなわち、内孔の表面を除去する程度である。通常は所定の厚さ(具体的には0.3mm以上が望ましく、0.5mm以上がより好ましい)で研削することで、内部の所望な気孔特性(つまり目的とする焼結体の気孔特性)を持つ部分を内孔の表面(すなわち研削面)に出すことが出来る。
終了条件2は、研削面の面積(すなわち、内孔の研削された表面でありかつガスを吹き出すことができる表面の面積)を100%とするとき、気孔の占める面積の比率が10%〜35%の範囲内になることが挙げられる。10%〜25%の範囲内がより好ましい。
上述した終了条件1や終了条件2に限らず、他の終了条件でもよい。すなわち、研削面における気孔の占める面積が未研削状態よりも多くなる終了条件であれば適用してよい。さらに、上述した終了条件を満たすようになる加工工具,研削量,研削時間を実験等で求めておき、求めた加工工具,研削量,研削時間を終了条件として適用してもよい。
図2〜図4に示すノズル10は、図1に示すノズル製造処理によって作製された物の一例である。図2,図3に示すノズル10は、外形が円筒形状であって、外観が上端から上下方向の中間部にかけて円錐台形状に成形されている。このノズル10は、内孔11と、係合部12とを有する。内孔11は、溶融金属を導入する通路となる貫通孔である。係合部12は、後述する上プレート40と係合する部位である。本形態の係合部12は、図2に示すように、ノズル10の下端から凸となる所定形状に成形されている。所定形状は、本形態では円錐台形状とするが、この形状に限られずに任意の形状としてもよい。
ノズル10は、図4の断面図に示すように、平均気孔径に応じて径方向に内孔部13,中間部14,外周部15に区分される。内孔部13は、表面が研削された内孔11を含む部位である。内孔部13の表面は、内孔11の表面に相当し、ノズル10の内周面にも相当する。この内孔部13の表面は、少なくとも一部が研削されている(すなわち一部が研削面となっている)。中間部14は、内孔部13と外周部15との間の部位である。外周部15は、外周面を含む部位である。
平均気孔径は、一般的にポロシメータで測定した気孔径の平均値である。気孔の占める面積比は、画像解析装置などによるものである。
本形態のノズル10の気孔径を実際に画像解析装置により算出された気孔の面積に基づいて算出した平均気孔径の一例を次の表1に示す。
Figure 0006340126
上記表1によれば、内孔部13の平均気孔径が中間部14の平均気孔径よりも小さいことが明らかである。
内孔部13の顕微鏡写真を図5に示し、中間部14の顕微鏡写真を図6に示す。図5及び図6は、マイクロスコープにより70倍の倍率に拡大して撮影された顕微鏡写真(拡大表面写真)である。各顕微鏡写真では、白っぽい部分が多孔質材料の粒子であり、黒い部分が気孔である。これらの顕微鏡写真によっても、内孔部13の平均気孔径が中間部14の平均気孔径よりも小さいことが明らかである。
本形態のノズル10と、内孔11の表面が研削されていない従来のノズルとについて、それぞれ水モデル試験を行った。水モデル試験は、ノズルを半割として内孔を上方に面した状態で水中に配置しておき、ノズルの内孔の表面からガスを吹き出し、水中のガスの気泡の大きさを測定する試験である。気泡の大きさは、水中の気泡を撮影し、撮影した画像から大きさ(すなわち気泡径)を測定する。
水モデル試験によると、本形態のノズル10では、気泡径が2mm未満だけでなく、気泡径が2mm以上でも安定して気泡が吹き込まれることが確認された。気泡径の割合は、2mm未満よりも、2mm以上のほうが多かった。さらに、気泡径が3mmや4mmの気泡も多く含まれ、気泡径が大きくなるにつれて気泡量が少なくなることも確認された。
これに対して、従来のノズルでは、気泡径が2mm未満の気泡しか生じないことが確認された。よって、本形態のノズル10は従来のノズルよりも内孔11(ひいては溶融金属中)に吹き込まれるガスの気泡が安定して従来のノズルよりも大きくなる。したがって、介在物によるノズル10の内孔11の詰まりをさらに防止し、介在物がさらに除去されて鋼の品質がより向上する。
内孔11の表面について、気孔が少ない部分の顕微鏡写真を図7,図8に示し、気孔が多い部分の顕微鏡写真を図9に示す。図7〜図9は、マイクロスコープにて拡大して撮影された顕微鏡写真(拡大表面写真)に対して画像処理ソフト(具体的には、フリーソフトであるGIMP)を用いて白黒の二値化処理を施した顕微鏡写真である。これらの写真において、白い部分の占有率が、気孔の占める面積比に相当する。
図7には、内孔部13で特に微粉により空隙が埋まっている部分を示す。図8には、内孔部13でも比較的空隙が残っている部分を示す。図9には、中間部14で空隙の多い部分を示す。各顕微鏡写真では、図5および図6とは逆になり、黒い部分が多孔質材料の粒子であり、白い部分が気孔である。これらの顕微鏡写真に基づいて気孔の占める面積比を算出してみたところ、図7は7.6%であり、図8は10.9%であり、図9は25.0%であった。
本形態のノズル10の実施形態例として、ノズル10を溶融金属容器20の底部22に設置した例を図10に示す。図10に示す溶融金属容器20は溶融金属を収容するタンディッシュであって、受けレンガ21,底部22,鉄皮23などを有する。受けレンガ21と底部22は耐火物材料で成形されている。溶融金属容器20は、受けレンガ21,底部22および図示しない壁部が鉄皮23で覆われている。すなわち鉄皮23は外壁に相当する。
底部22には、図示するように受けレンガ21が設けられている。ノズル10は、受けレンガ21の開口部21a内に下方から挿入されている。開口部21aの内側形状は、ノズル10の外側形状に合わせて形成されている。受けレンガ21にノズル10を挿入した状態では空隙部Spが生じる。この空隙部Spには耐火性モルタルが充填され、受けレンガ21とノズル10とが隙間なく接合される。
ノズル10は、二点鎖線で示すスライディングノズル装置70によって下方から支えられている。スライディングノズル装置70は、溶融金属容器20から排出する溶融金属の排出量を調整する装置である。本形態のスライディングノズル装置70は、駆動体30,上プレート40,下プレート50,下ノズル60を有する。上プレート40,下プレート50,下ノズル60は、いずれも耐火物材料で成形されている。なお図10に示すスライディングノズル装置70は、溶融金属容器20の底部22に設けられた溶湯流出孔(すなわちノズル10の内孔11)を塞いでいる状態を示している。
駆動体30は、下ノズル60とともに下プレート50を水平方向(図10に示す矢印D方向)に移動させる機能を有する。この駆動体30は、例えばモータを適用してもよく、ソレノイドを適用してもよく、動力シリンダを適用してもよい。動力シリンダには、油圧シリンダ,空圧シリンダ,水圧シリンダ,電動シリンダなどを含む。
上プレート40は、ノズル10を下方から支える部材であって、通路孔41や被係合部42を有する。通路孔41は、ノズル10の内孔11と連通して溶融金属が通る貫通孔である。被係合部42は、ノズル10に下部に設けられた係合部12と係合する部位である。本形態の被係合部42は、上プレート40の上面であって通路孔41を中心として下方に向かって凹ませて設けられ、係合部12に対応する形状で成形されている。
図10に示すように、上プレート40がノズル10を下方から支えるとともに、ノズル10の内孔11と上プレート40の通路孔41とが連通している。また、ノズル10の係合部12と上プレート40の被係合部42とが係合していることにより、ノズル10と上プレート40とが水平方向に相対的にずれないようになっている。
下プレート50は、水平方向に広がる面を持つ板状に成形され、上プレート40と相対的に水平方向に摺動可能に設けられる部材である。本形態の下プレート50は、通路孔51や係合部52を有する。通路孔51は、溶融金属を通すために、上プレート40の通路孔41と連通する貫通孔である。係合部52は、下ノズル60が水平方向にずれるのを防止する部位であって、下ノズル60に設けられた被係合部62と係合する。下プレート50の上面は、上プレート40の下面に圧着しているとともに、摺動可能な平坦面になっている。下プレート50の下面には、通路孔51を中心とする係合部52が成形されている。本形態の係合部52は、下方に凸となる所定形状に成形されている。所定形状は、本形態では円錐台形状とするが、この形状に限られない。
上プレート40と下プレート50は、溶融金属容器20の外部に設けられた機構(図示を省略)により面圧が相互に加わるように構成されている。この構成によって、上プレート40と下プレート50との圧着面からの溶融金属の漏れを防ぐことが可能になる。
下ノズル60は、下プレート50とともに水平方向に移動可能に設けられ、図示しない浸漬ノズルを経て鋳型に溶融金属を導く部材である。本形態の下ノズル60は、通路孔61や被係合部62を有する。通路孔61は、溶融金属を通すために、下プレート50の通路孔51と連通する貫通孔である。被係合部62は、下プレート50と水平方向にずれるのを防止する部位であって、下プレート50の下面に設けられた係合部52と係合する。本形態の被係合部62は、下ノズル60の上端部であって通路孔61を中心として下方に向かって凹ませて設けられ、係合部52に対応する形状で成形されている。
上述した溶融金属容器20において、溶融金属中に含まれる介在物を除去するため、ノズル10の内孔11の表面からガスの吹き込みが行われる。図示しないガス源から供給されたガスは、ガス通路24を経てノズル10に入る。ノズル10では、ガスはガス通路24と接する外周面から内部に入り、内部に形成されている多数の気孔を通り、内孔11の表面(つまり内周面)から内孔11に吹き出される。本形態のノズル10によれば、従来のノズルよりも大きな気泡が生じ、生じた気泡の気泡径が広範囲で安定する。
上述した実施の形態によれば、以下に示す各作用効果を得ることができる。
(1)ノズル10の製造方法において、多孔質材料を型成形し焼結させてノズル10を作製する作製工程(図1のステップS10,S11に相当)と、作製工程で作製されたノズル10に対して内孔11の表面の少なくとも一部を研削する加工工程(図1のステップS12,S13に相当)とを有する。この製造方法で製造されたノズル10は、内孔11の表面の少なくとも一部が研削されて所望の特性の気孔を有しているので、内孔11を通る溶融金属中に吹き込まれるガスの気泡が従来よりも大きくなる。したがって、溶融金属中の介在物がノズル内面に付着してノズル内孔が詰まるのを防止し、かつ、介在物の除去によって鋼の品質を向上させることができる。
(2)加工工程は、内孔11の表面がノズル10の内部(すなわち内孔部13)の気孔径の気孔を有するまで研削を行う。この製造方法で製造されたノズル10は、内孔11を通る溶融金属申に吹き込まれるガスの気泡が安定して従来よりも大きくなり、溶融金属の詰まりをさらに防止し、介在物の除去率がさらに向上する。
(3)加工工程は、内孔11の研削された表面でありかつガスを吹き出すことができる表面(すなわち研削面)の面積を100%とするとき、気孔の占める面積の比率(内部の気孔径範囲内の気孔面積)が10%〜35%(好ましくは10%〜25%)の範囲内になるまで研削を行う。この製造方法で製造されたノズル10は、内孔11を通る溶融金属中に吹き込まれるガスの気泡が安定して従来よりも大きくなる。そのため、介在物によるノズル10の内孔11の詰まりをさらに防止し、介在物がさらに除去されて鋼の品質がより向上する。
(4)多孔質のノズル10において、内孔11の表面は、内孔内に向けてガスの気泡を吹き出す部分が研削されて、内孔の表面から内部まで、同じ気孔特性となっている研削面になっている。この構成によれば、内孔11の表面が研削されて所望の気孔特性を有する表面が露出している。そのため、気泡が小さくならず、所望の大きさの気泡のガスを吹き込むことができる。したがって、溶融金属中の介在物がノズル10の内面に付着してノズル10の内孔11が詰まるのを防止し、かつ、介在物の除去によって鋼の品質を向上させることができる。
(5)ノズル10の内孔11の表面(すなわち研削面)は、ノズル10の内部(すなわち内孔部13)の気孔径の気孔を有する。この構成によれば、内孔11を通る溶融金属中に吹き込まれるガスの気泡が安定して従来よりも大きくなる。そのため、介在物によるノズル10の内孔11の詰まりをさらに防止し、介在物がさらに除去されて鋼の品質がより向上する。
(6)ノズル10の内孔11の研削された表面でありかつガスを吹き出すことができる表面(すなわち研削面)は、当該表面(研削面)の面積を100%としたときに、気孔の占める面積の比率(すなわち気孔径範囲内)が10%〜35%(好ましくは10%〜25%)の範囲内である。この構成によれば、内孔11を通る溶融金属中に吹き込まれるガスの気泡が安定して従来よりも大きくなる。そのため、介在物によるノズル10の内孔11の詰まりをさらに防止し、介在物がさらに除去されて鋼の品質がより向上する。
〔他の実施の形態〕
以上では本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
上述した実施の形態では、内孔11の表面は、ドリルを用いてダウンカットにより研削を行った。この形態に代えて、ドリル以外の加工工具を用いてもよく、アップカットにより研削してもよい。ドリル以外の加工工具は、例えばリーマ,エンドミル,フライスなどが該当する。内孔11の表面は、どのような加工工具を用いて研削してもよい。研削には切削を含むので、加工工具で切削してもよい。いずれの加工にせよ、図1のステップS13に示す終了条件を満たす限り、気孔の占める面積が未研削状態よりも多くなるので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、上述した実施の形態では、ノズル10が多孔質体より形成されている。この形態に代えて、ノズル10の内周面(すなわち、内孔11の表面)の一部が緻密質体で形成していてもよい。ここで、緻密質体とは、ガスが通過可能な連続した孔である気孔をほとんど有していない材質(すなわち内孔11を徹溶融金属に所望のガスの吹き込みが困難な材質)を示す。例えばノズル10の内孔11の表面において、軸方向に沿って、多孔質体と緻密質体とが配列した構成であってもよい。この構成では、内孔11の表面において、多孔質体と緻密質体の界面で段差が生じないように、研削されて滑らかに形成されていることが好ましい。
10…ノズル(ガス吹き用ノズル)、11…内孔、12…係合部、13…内孔部、14…中間部、15…外周部、20…溶融金属容器、21…受けレンガ、21a…開口部、22…底部、23…鉄皮、24…ガス通路、30…駆動体、40…上プレート、41…通路孔、42…被係合部、50…下プレート、51…通路孔、52…係合部、60…下ノズル、61…通路孔、62…被係合部、70…スライディングノズル装置、Sp…空隙部

Claims (6)

  1. 溶融金属を収容する溶融金属容器の底部に設置される多孔質のノズルであって、前記溶融金属容器の下方に設けられ、前記溶融金属が流れる通路となる内孔を有し、内周面から前記内孔内に向けてガスが吹き込まれるガス吹き用ノズルを製造するガス吹き用ノズルの製造方法において、
    多孔質材料を型成形し焼結させて、前記多孔質材料の粒子を結合させる微粉が前記内孔の表面の空隙を埋めている多孔質の前記ノズルを作製する作製工程と、
    前記作製工程で作製された前記ノズルに対して、前記内孔内に向けて前記ガスの気泡を吹き出す部分であり、かつ前記微粉が前記内孔の表面の空隙を埋めている前記内孔の表面の部分を研削する加工工程と、
    を有することを特徴とするガス吹き用ノズルの製造方法。
  2. 前記加工工程は、前記内孔の表面の気孔、前記多孔質の前記ノズルの内部での気孔径となるまで研削を行う請求項1に記載のガス吹き用ノズルの製造方法。
  3. 前記加工工程は、前記内孔の研削された表面でありかつ前記ガスを吹き出すことができる表面の面積を100%とするとき、前記気孔の占める面積の比率が10%〜35%の範囲内になるまで研削を行う請求項1または2に記載のガス吹き用ノズルの製造方法。
  4. 溶融金属を収容する溶融金属容器の底部に設置される多孔質のノズルであって、前記溶融金属容器の下方に設けられ、前記溶融金属が流れる通路となる内孔を有し、内周面から前記内孔内に向けてガスが吹き込まれるガス吹き用ノズルであって、
    前記内孔の表面は、前記内孔内に向けて前記ガスの気泡を吹き出す部分が研削されて、前記内孔の表面から内部まで、同じ気孔特性となっている研削面になっていることを特徴とするガス吹き用ノズル。
  5. 前記内孔の表面の気孔、前記多孔質の前記ノズルの内部での気孔径となっている請求項4に記載のガス吹き用ノズル。
  6. 前記内孔の表面は、前記内孔の研削された表面でありかつ前記ガスを吹き出すことができる表面の面積を100%とするとき、前記気孔の占める面積の比率が10%〜35%の範囲内である請求項4または5に記載のガス吹き用ノズル。
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