JP6339490B2 - Czシリコン単結晶の製造方法 - Google Patents

Czシリコン単結晶の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6339490B2
JP6339490B2 JP2014255604A JP2014255604A JP6339490B2 JP 6339490 B2 JP6339490 B2 JP 6339490B2 JP 2014255604 A JP2014255604 A JP 2014255604A JP 2014255604 A JP2014255604 A JP 2014255604A JP 6339490 B2 JP6339490 B2 JP 6339490B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concentration
polycrystalline silicon
single crystal
bag
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014255604A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016113198A (ja
Inventor
秀一 宮尾
秀一 宮尾
岡田 淳一
淳一 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2014255604A priority Critical patent/JP6339490B2/ja
Priority to PCT/JP2015/006026 priority patent/WO2016098304A1/ja
Priority to US15/534,102 priority patent/US10266964B2/en
Priority to DE112015005279.8T priority patent/DE112015005279T5/de
Publication of JP2016113198A publication Critical patent/JP2016113198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6339490B2 publication Critical patent/JP6339490B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
    • C30B29/02Elements
    • C30B29/06Silicon
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/24Adaptations for preventing deterioration or decay of contents; Applications to the container or packaging material of food preservatives, fungicides, pesticides or animal repellants
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B33/00Silicon; Compounds thereof
    • C01B33/02Silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B15/00Single-crystal growth by pulling from a melt, e.g. Czochralski method

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

本発明は、CZシリコン単結晶の製造用原料として用いられる多結晶シリコン塊の収容ないし梱包技術に関する。
多結晶シリコン塊は、シーメンス法等により合成された多結晶シリコンロッドを粉砕することで得られるが、CZシリコン単結晶の製造用原料としての多結晶シリコン塊には高い表面清浄度が求められるため、粉砕後に、表面に付着した汚染物の除去を目的として、フッ硝酸等による薬液エッチングが行われ、薬液洗浄の後に表面の異物検査やサイズ分類が行われて製品として梱包される。例えば、特許文献1(特開2009−298672号公報)には、袋詰めされた多結晶シリコンの破砕塊の保管中に、破砕塊の表面に生じるシミと呼ばれる異常酸化現象を簡単かつ確実に防止するための技術として、多結晶シリコンの破砕塊を、フッ素を含む洗浄液により処理し、水洗、乾燥後に、減圧中で露点が−35℃から−20℃の不活性ガスを流通させながら45℃以上の温度に20分間以上保持することが提案されている。
これまでも、梱包に際しては、多結晶シリコン塊の表面を汚染させないために、梱包に用いられる袋等の材料についての検討がなされてきたが、近年の分析技術の向上により、多結晶シリコン塊の表面汚染のレベルとCZシリコン単結晶の製造歩留りとの関係が、徐々に明らかになってきた。
多結晶シリコン塊を収容する袋は、収容物たる多結晶シリコン塊の表面を清浄に維持し得るものである必要があるため、表面に鋭利な凹凸を有する多結晶シリコン塊により破損や引き裂き等が生じない程度の強度ないし伸張性を有している素材が用いられ、一般には、直鎖状の低密度ポリエチレンなどが好ましいとされている。
直鎖状の低密度ポリエチレン(LLDPE)は例えばイオン重合法で製造され、その際の重合触媒としてTi系、Cr系、Zr系などがある。収容物たる多結晶シリコン塊の表面を清浄に維持し得るLLDPEとの観点からは、組成の分布および分子量分布が重要となる。また、LLDPEは特に、触媒の特性によりコモノマー濃度の分子間分布が大きく変わり、引っ張り強度やヒートシール性、ヘキサン可溶分が変わるなど、低分子の溶出が認められることがある。さらに、LLDPEには、酸化防止剤、紫外線吸収剤や光安定剤、帯電防止剤が添加剤として使用されており、それらの濃度範囲も製品によって様々である。
これらの添加剤は、LLDPE製の袋に収容された多結晶シリコン塊の表面清浄度に少なからず影響を与えることが予想されるが、これまでは、その影響度は不明であった。
特開2009−298672号公報
LLDPE中への各種添加剤の配合は、主成分ポリマーの劣化や酸化を防止するためである。一般用途ではこれらの成分は問題にならないが、半導体用途のものには高純度であることが要求されるから、主成分ポリマーの分解や溶出はもとより、添加剤の溶出もまた、大きな問題となる。
上述のように、近年の分析技術の向上により、多結晶シリコン塊の表面汚染のレベルとCZシリコン単結晶の製造歩留りとの関係が、徐々に明らかになってきた今日では、どのような直鎖状低密度ポリエチレン製の袋が多結晶シリコン塊を収容するための袋として適するのかを知ることは極めて重要な意味をもつ。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、CZ用単結晶の原料として供される多結晶シリコン塊の表面を清浄に維持して保存可能な直鎖状低密度ポリエチレン製の袋を提供すること、そして、これにより、多結晶シリコン塊を原料として育成されるCZシリコン単結晶中への、原料からのカーボン不純物の取り込み抑制することにある。
上述の課題を解決するために、本発明に係る多結晶シリコン塊を収容するための直鎖状低密度ポリエチレン製の袋は、アセトンを溶剤としたソックスレー抽出で得られた濃縮物のパラフィン系炭化水素の濃度をGC−MS法で測定した場合の値が、300ppmw未満である、ことを特徴とする。
好ましくは、さらに、アセトンを溶剤としたソックスレー抽出で得られた濃縮物の酸化防止剤の濃度をGC−MS法で測定した場合の値が、10ppmw未満である。
好ましくは、さらに、アセトンを溶剤としたソックスレー抽出で得られた濃縮物の紫外線吸収剤の濃度をGC−MS法で測定した場合の値が、5ppmw未満である。
好ましくは、さらに、アセトンを溶剤としたソックスレー抽出で得られた濃縮物の帯電防止剤と界面活性剤の濃度をGC−MS法で測定した場合の合計濃度が、50ppmw未満である。
本発明に係る多結晶シリコン塊の梱包方法は、本発明に係る収容袋に多結晶シリコン塊を収容した後に該収容袋を密閉し、さらに、前記収容袋を、帯電防止剤もしくは界面活性剤が添加された直鎖状低密度ポリエチレン製の袋内に収容して密閉する。
本発明に係るCZシリコン単結晶の製造方法では、上述の収容袋に収容されて保管されていた多結晶シリコン塊であって、GC−MS法で測定した場合の表面有機物の合計濃度が4ppbw未満である多結晶シリコン塊をCZ用単結晶の原料として用いる。
また、本発明に係るCZシリコン単結晶の製造方法では、上述の方法で梱包された多結晶シリコン塊をCZ用単結晶の原料として用いる。
本発明により、どのようなポリエチレン製袋であれば、CZ用単結晶の原料として供される多結晶シリコン塊の表面を清浄に維持して保存するに適するかが明らかとなった。
そして、このようなポリエチレン製袋の使用により、CZシリコン単結晶中への、原料からのカーボン不純物の取り込みが抑制される。
CZ用単結晶の原料として供される多結晶シリコン塊の収容袋には、これに収容されて保管される多結晶シリコン塊の表面を汚染させることのないものであることが求められる。従って、基本的に添加剤を含まず、LLDPE自身の低分子部分の溶出が認められないことが必要となるが、どの程度の添加剤の含有量であれば許容されるのか、また、LLDPEの低分子部分の溶出はどの程度まで許容されるのかは、明らかではない。
そこで、本発明者らは、下記のような検討により、CZ用単結晶の原料として供される多結晶シリコン塊の表面を清浄に維持して保存するに適するポリエチレン製袋とは如何なるものであるかを明らかにした。
[LLDPE製袋からの有機物成分の溶出量評価条件]
市販されているLLDPE製袋から種々の袋(A〜G)を準備し、これら袋から1グラム分のLLDPEシートを試料として切り出し、この試料1gをアセトンを溶剤としたソックスレー抽出を8時間行った。得られた抽出液(溶剤不溶分濃縮物)をGC−MS分析(四重極質量分析)し、溶出した添加剤と低分子成分の溶出量を測定した。
測定に用いた装置はバリアン社製の8400GC/320MSであり、分離カラムはHP−5MS(0.25mm径×30m×膜厚0.25μm)である。カラムは、60℃で1分間保持した後に10℃/分で昇温し、300℃で25分間保持した。測定時のキャリアガスはHeであり、抽出液の注入量は1μl、スプリット比=10:1となるように条件設定した。質量分析は電子衝撃イオン化法により行い、スキャン範囲はm/z=40〜700である。
各袋から溶出して検出された有機物(パラフィン系炭化水素、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤と界面活性剤)の量を表1に纏めた。なお、濃度の算出に際しては、パラフィ系炭化水素以外は、濃度既知標準試料を使用した。パラフィン系炭化水素はデカンの濃度既知標準試料を使用し、全ピークの面積値から算出した。
Figure 0006339490
パラフィン系炭化水素は、GC−MSのクロマトグラフィーにおいて、低分子からオリゴマー程度の分子量領域に渡って検出されており、MS定性の結果、直鎖系と分岐系のパラフィン系の炭化水素であった。
酸化防止剤は、MS定性の結果、ジ−t−ブチル−4−エチルフェノールであった。
紫外線吸収剤としては、商品名として流通しているイルガノックス1076が検出された。
帯電防止剤又は界面活性剤としては、ヘキサデカノールが検出された。
[多結晶シリコン塊表面への付着有機物評価]
多結晶シリコン塊をフッ酸と硝酸の混酸でエッチングし、5.0kgの多結晶シリコン塊を各袋(A〜G)に充填し、ヒートシールにより密閉化した。さらに、ダンボールで梱包し、日本国内での輸送後、1年後に開梱し、ナゲット表面に吸着した成分、即ち汚染した成分を定性および定量分析した。
分析用試料として5g(概ね、長径20〜30mm、短径5〜10mm)を採取し、Heガス(1ml/分)を流した環境下で、250℃で10分間加熱して表面に付着した有機物成分を脱着させて吸着剤(Glass Wool f255)に吸着させた。この吸着剤を瞬間的に加熱し、再度、吸着成分をGC−MS分析(四重極質量分析)した。なお、放出成分は−60℃(液体窒素)で吸着剤に吸着させ、吸着剤からの吸着成分を脱着は、−60℃から250℃/25秒で昇温して行った。
測定に用いた装置はアジレント社製の5975C−inert XL-MSDであり、分離カラムはアジレント社製のUltra2(25m×0.2mm径、膜厚0.33μm)である。カラムは、50℃で5分間保持した後に10℃/分で300℃まで昇温した。測定時のキャリアガスはHe(流量1ml/分)であり、カラム注入口温度は300℃、スプリット比=20:1となるように条件設定した。質量分析モードは電子衝撃イオン化モードとした。
これにより検出された成分は、上述のアセトン抽出にて溶出成分として検出された成分であり、アセトン抽出にて検出量が少なかった成分は、多結晶シリコン塊表面への付着有機物としても少ない傾向が確認された。
検出された有機物(パラフィン系炭化水素、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤と界面活性剤)の量を表2に纏めた。定量に際しては、n−テトラデカンを標準物質として行った。尚、袋Eを用いた実験での測定結果において、CH3(CH2)16CH2OH(ステリアルアルコール)が明瞭に検出された。CH3(CH2)16CH2OH(ステリアルアルコール)は袋Eからの溶出有機物としては検出されなかった成分であり、この理由は不明であるが、アセトン抽出、加熱による分解が予想された。
Figure 0006339490
表2に示した結果から、袋素材中の低分子成分ないし添加剤の溶出量が多い袋は、多結晶シリコン塊表面への付着量も高い傾向が読み取れる。
[CZシリコン単結晶中の炭素濃度に及ぼす影響の確認]
上述の「多結晶シリコン塊表面への付着有機物評価」のために準備した多結晶シリコン塊を原料として、CZシリコン単結晶を育成して、バルク中のカーボン濃度を調べた。なお、カーボン濃度は、ASTM F1391−93(reapproved 2000)の手順に則り、FT−IRにより定量した。測定結果を表3に纏めた。
尚、梱包袋を開梱して多結晶シリコン塊を取り出す際にはクリーンルーム内で作業を行うが、その際に、摩擦等による静電気が発生し、パーテイクルが少なからず発生する。そのため、帯電防止剤および界面活性剤を添加した袋内に収容した状態で開梱作業を行うことが好ましい。そこで、何れの実験例においても、比較例3で用いた袋E内に収容した状態で開梱作業を行った。
このような開梱作業をより簡易化するために、梱包時において、多結晶シリコン塊を収容して密封した袋を、さらに、帯電防止剤もしくは界面活性剤が添加された直鎖状低密度ポリエチレン製の袋内に収容して密閉する、2重の梱包を行うことが好ましい。
Figure 0006339490
この結果から、CZシリコン単結晶中のカーボン濃度を下げるためには、多結晶シリコン塊のバルク中のカーボン濃度を下げることが必要であることは当然であるが、同時に、原料表面に付着した有機物濃度を下げる必要があることが理解できる。そして、表面有機物の濃度の合計が4ppbw未満である多結晶シリコン塊を、CZシリコン単結晶育成用の原料として使用することが好ましい。
具体的には、アセトンを溶剤としたソックスレー抽出で得られた溶剤不溶分濃縮物中のパラフィン系炭化水素の濃度をGC−MS法で測定した場合の値が、300ppmw未満であることが好ましい。
加えて、アセトンを溶剤としたソックスレー抽出で得られた溶剤不溶分濃縮物中の酸化防止剤の濃度をGC−MS法で測定した場合の値が、10ppmw未満であることが好ましい。
加えて、アセトンを溶剤としたソックスレー抽出で得られた溶剤不溶分濃縮物中の紫外線吸収剤の濃度をGC−MS法で測定した場合の値が、5ppmw未満であることが好ましい。
加えて、アセトンを溶剤としたソックスレー抽出で得られた溶剤不溶分濃縮物中の帯電防止剤と界面活性剤の濃度をGC−MS法で測定した場合の合計濃度が、50ppmw未満であることが好ましい。
そして、多結晶シリコン塊を梱包するに際しては、上述の収容袋に多結晶シリコン塊を収容した後に該収容袋を密閉し、さらに、上記収容袋を、帯電防止剤もしくは界面活性剤が添加された直鎖状低密度ポリエチレン製の袋内に収容して密閉することが好ましい。
本発明に係るCZシリコン単結晶の製造方法では、上述の収容袋に収容されて保管されていた多結晶シリコン塊であって、GC−MS法で測定した場合の表面有機物の合計濃度が4ppbw未満である多結晶シリコン塊をCZ用単結晶の原料として用いる。
また、本発明に係るCZシリコン単結晶の製造方法では、上述の方法で梱包された多結晶シリコン塊をCZ用単結晶の原料として用いる。
本発明により、どのようなポリエチレン製袋であれば、CZ用単結晶の原料として供される多結晶シリコン塊の表面を清浄に維持して保存するに適するかが明らかとなった。そして、このようなポリエチレン製袋の使用により、CZシリコン単結晶中への、原料からのカーボン不純物の取り込みが抑制される。

Claims (2)

  1. CZシリコン単結晶の製造方法であって、
    アセトンを溶剤としたソックスレー抽出で得られた濃縮物のパラフィン系炭化水素の濃度をGC−MS法で測定した場合の値が300ppmw未満である直鎖状低密度ポリエチレン製の収容袋であって、アセトンを溶剤としたソックスレー抽出で得られた濃縮物の、酸化防止剤の濃度、紫外線吸収剤の濃度、および帯電防止剤と界面活性剤の合計濃度をGC−MS法で測定した場合の値が、それぞれ、10ppmw未満、5ppmw未満、および50ppmw未満である直鎖状低密度ポリエチレン製の収容袋に収容されて保管されていた多結晶シリコン塊であって、GC−MS法で測定した場合のパラフィン系炭化水素の濃度が4ppbw未満であり、かつ、GC−MS法で測定した場合の酸化防止剤の濃度、紫外線吸収剤の濃度、および帯電防止剤と界面活性剤の合計濃度が何れも0.1ppmw未満である多結晶シリコン塊をCZ用単結晶の原料として用いることにより、カーボン濃度が21ppbw未満のCZシリコン単結晶を製造する方法。
  2. 前記多結晶シリコン塊の前記収容袋への保管は、前記多結晶シリコン塊の収容後に前記収容袋を密閉し、さらに、該収容袋を、帯電防止剤もしくは界面活性剤が添加された直鎖状低密度ポリエチレン製の袋内に収容して密閉して行われる、請求項に記載のCZシリコン単結晶の製造方法。
JP2014255604A 2014-12-17 2014-12-17 Czシリコン単結晶の製造方法 Active JP6339490B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014255604A JP6339490B2 (ja) 2014-12-17 2014-12-17 Czシリコン単結晶の製造方法
PCT/JP2015/006026 WO2016098304A1 (ja) 2014-12-17 2015-12-04 多結晶シリコン塊の収容袋、多結晶シリコン塊の梱包方法、および、czシリコン単結晶の製造方法
US15/534,102 US10266964B2 (en) 2014-12-17 2015-12-04 Storage bag for polycrystalline silicon ingot, method for packing polycrystalline silicon ingot, and method for producing CZ silicon single crystal
DE112015005279.8T DE112015005279T5 (de) 2014-12-17 2015-12-04 Aufbewahrungstasche für polykristallinen Silizium-Ingot, Verfahren zur Verpackung eines polykristallinen Silizium-Ingots und Verfahren zur Herstellung eines CZ-Silizium-Einkristalls

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014255604A JP6339490B2 (ja) 2014-12-17 2014-12-17 Czシリコン単結晶の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016113198A JP2016113198A (ja) 2016-06-23
JP6339490B2 true JP6339490B2 (ja) 2018-06-06

Family

ID=56126212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014255604A Active JP6339490B2 (ja) 2014-12-17 2014-12-17 Czシリコン単結晶の製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10266964B2 (ja)
JP (1) JP6339490B2 (ja)
DE (1) DE112015005279T5 (ja)
WO (1) WO2016098304A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210339450A1 (en) * 2018-10-31 2021-11-04 Tokuyama Corporation Antifouling Method for Polysilicon
KR20210118837A (ko) * 2019-01-25 2021-10-01 가부시키가이샤 도쿠야마 다결정 실리콘 괴상물, 그의 포장체 및 이들의 제조방법
CN110129892B (zh) * 2019-06-03 2020-10-30 西安奕斯伟硅片技术有限公司 减少硅块表面有机物的方法及单晶硅的制备方法
JP6761078B1 (ja) * 2019-06-18 2020-09-23 大日本印刷株式会社 シリコン材料の輸送用包装体に用いられるシーラント、包装材料、シリコン材料の輸送用包装体及びシリコン材料の梱包体
JP6769538B1 (ja) * 2019-10-24 2020-10-14 大日本印刷株式会社 シリコン材料の輸送用包装体に用いられるシーラント及び包装材料、シリコン材料の輸送用包装体、並びにシリコン材料の梱包体
KR20230116813A (ko) 2020-12-10 2023-08-04 신에쯔 한도타이 가부시키가이샤 단결정 제조장치

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4470017B2 (ja) * 2001-08-28 2010-06-02 日本ゼオン株式会社 精密基板用容器
JP4098520B2 (ja) * 2001-12-27 2008-06-11 昭和電工パッケージング株式会社 積層体、これを用いた袋体および半導体製品または半導体材料用包装材
JP4627424B2 (ja) * 2004-09-28 2011-02-09 日本合成化学工業株式会社 バッグインボックス内容器
JP5500753B2 (ja) * 2005-03-30 2014-05-21 住友化学株式会社 樹脂組成物、バッグインボックス内装容器およびバッグインボックス
DE102007027110A1 (de) * 2007-06-13 2008-12-18 Wacker Chemie Ag Verfahren und Vorrichtung zum Verpacken von polykristallinem Siliciumbruch
KR101538167B1 (ko) * 2007-08-27 2015-07-20 미츠비시 마테리알 가부시키가이샤 실리콘의 포장 방법 및 포장체
JP5268442B2 (ja) 2008-06-17 2013-08-21 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ 多結晶シリコン及びその製造方法
JP5343619B2 (ja) * 2009-02-25 2013-11-13 三菱マテリアル株式会社 シリコン用梱包体及び梱包方法
JP5514081B2 (ja) * 2010-11-12 2014-06-04 株式会社トクヤマ ポリシリコン包装体の製造方法
DE102012222249A1 (de) * 2012-12-04 2014-06-05 Wacker Chemie Ag Verpackung von Polysilicium
JP6048209B2 (ja) * 2013-02-26 2016-12-21 三菱化学株式会社 フレキシブルコンテナバック及びそれを用いた静電荷像現像用トナーの充填方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016098304A1 (ja) 2016-06-23
US20170342595A1 (en) 2017-11-30
DE112015005279T5 (de) 2017-09-28
JP2016113198A (ja) 2016-06-23
US10266964B2 (en) 2019-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6339490B2 (ja) Czシリコン単結晶の製造方法
EP2631215B1 (de) Polykristallines Siliciumbruchstück und Verfahren zur Reinigung von polykristallinen Siliciumbruchstücken
KR102159518B1 (ko) 다결정 실리콘 로드의 제조 방법, 다결정 실리콘 로드, 및 다결정 실리콘 괴
EP3557246B1 (en) Method of analyzing resins adhering to crushed polysilicon
JP2004515344A (ja) 水素化物ガス、不活性ガス及び非反応性ガスを精製するための方法及び材料
WO2013178036A1 (zh) 三硒化二铋的制备方法
JP2017057119A (ja) 多結晶シリコンの収容治具、多結晶シリコン収容用治具の検査方法、および、多結晶シリコンの製造方法
JP2016056066A (ja) 多結晶シリコンの表面清浄化方法
JP2016222470A (ja) 多結晶シリコン片
JP2020128332A (ja) 多結晶シリコンの収容治具および多結晶シリコンの製造方法
TWI628306B (zh) 用於維持貯存物質的安定性之圓柱型容器的製造
Garapyn et al. Properties of cesium iodide prepared by different purification methods
EP3901089A1 (en) Polycrystalline silicon lump, packaging body thereof, and method for producing same
EP3936642A1 (en) Polycrystalline silicon material
US20220204349A1 (en) Polycrystalline Silicon Material
CN110129892B (zh) 减少硅块表面有机物的方法及单晶硅的制备方法
US11421342B2 (en) Method of decomposing quartz sample, method of analyzing metal contamination of quartz sample, and method of manufacturing quartz member
RU2506352C1 (ru) Кристаллы на основе бромида таллия для детекторов ионизирующего излучения
JP2016199448A (ja) 多結晶シリコン塊および多結晶シリコン塊の評価方法
JP2014062008A (ja) H2Seの精製
Liu et al. Impurities related micro-defects in GaSb crystal grown by LEC method
Ariesanti Vapor growth of mercuric iodide tetragonal prismatic crystals
ROSS et al. THE SORPTION OF GAS BY AN OIL-COATED SOLID
Fratello et al. Crystallization Kinetics of SiO 2 at High Pressures
Kadik et al. Solubilities of nickel and cobalt in silicate melts in the presence of graphite and (CO, CO2) fluid at 1350-1400~ and 7-15 kbar

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170627

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171023

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180307

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6339490

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150