JP6336198B2 - 低温で凍結試料を積み替えるローディングステーション - Google Patents

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Description

本発明は、電子顕微鏡法に用いられる凍結試料を積み替えるローディングステーションであって、上向きに開いたチャンバを備え、チャンバには、少なくとも部分的に冷却剤が充填可能である、ローディングステーションに関する。
クライオ固定(Kryofixierung)あるいは凍結固定は、電子顕微鏡法で頻繁に使用される試料プレパレーション法である。その際、水を含んだ試料は、−150℃を下回る温度に極めて迅速に下げられ、凍結(クライオ固定)される。すなわち、水を含んだ試料は、極めて急速にかつ氷晶の形成を回避しつつ冷却される。クライオ固定は、構造生物学的解析に特に好適なことが判っている。これにより、解析すべき対象、例えば細胞、酵素、ウイルス又は脂質層は、薄いガラス様氷層内に包埋される。クライオ固定の大きな利点は、生物学的構造を自然(nativ)状態に維持できる点にある。とりわけ、生物学的プロセスが、あらゆる任意の時点でクライオ固定により停止され、このガラス様の状態で、例えばクライオ−電子顕微鏡及び/又は相応の試料冷却を伴う光学顕微鏡内で解析され得る。光学顕微鏡と電子顕微鏡との間の相関法(CLEM(「correlative light−electron microscopy」)ともいう)は、例えば生物学的試料をまずは光学顕微鏡で、所望の状態が達成されるまで観察することを許容する。次いで試料をクライオプレパレーション装置に移送し、電子顕微鏡法による観察用にクライオ固定する。CLEMの他の変化形態では、光学顕微鏡法による解析を、既にクライオ固定した試料において実施する。さらに、クライオ固定した試料を、それ自体公知の形式で別のプレパレーション工程、例えば凍結割断技術(凍結エッチング技術)及び/又はコーティング技術による処理にかけてもよい。
凍結試料の品質を損ねないためには、凍結試料を冷却し、かつコンタミネーションフリーに、使用される処理装置(例えばクライオ固定装置、凍結割断装置、コーティング装置)あるいは分析装置(例えばクライオ電子顕微鏡、冷却式光学顕微鏡)間で移送することが重要である。
http://www.leica-microsystems.com/ fileadmin/ downloads/ Leica%20EM%20VCT100/ Brochures/Leica_EM VCT100_Brochure_EN.pdfのリンクからアクセス可能な、真空クライオトランスファシステム「Leica EM VCT100(製造元:Leica Microsystems)」についてのパンフレットは、液体窒素により冷却されるローディングステーションを開示している。このローディングステーションには、液体窒素により冷却されるトランスファ容器(Leica EM VCT100 Shuttle)が連結可能である。トランスファ容器のプッシュロッドには、試料ホルダが着脱自在に取り付け可能である。プッシュロッドの移動により、試料ホルダは、冷却されたトランスファ容器から、ローディングステーションの冷却されたチャンバ内に移送可能である。ローディングステーションのチャンバ内には、試料ホルダを固定する収容部が配置されている。大抵の場合、それ自体公知の形式で電子顕微鏡法の試料キャリア(例えばネット/グリッド又は走査電子顕微鏡法に用いられるピン)上に存在する極小の電子顕微鏡法の凍結試料は、容器内において手で、ローディングステーションの、液体窒素により冷却されるチャンバ内に運び入れられる。試料を有する試料キャリアは、例えばピンセットを用いて取り出され、試料ホルダ内に取り付けられる。このプロセスは、冷却状態で実施されるので、凍結試料は、融解又は解凍されず、これにより使用不能にならずに済む。次に、試料を有する試料キャリアと試料ホルダとを有するトランスファ容器は、ローディングステーションから連結解除され、さらなる処理又は分析のために相応の装置(例えば凍結割断装置、クライオ−電子顕微鏡)に接続される。
電子顕微鏡法における試料処理、分析及び相応の装置の数及び可能性は、ますます増大している。様々な用途のために、通常、異なって形成される試料ホルダあるいは異なって形成される試料トランスファ装置への試料の積み替え(Umladen)も必要である。上述の公知のローディングステーションによっては、或る試料ホルダから、別の用途の、異なって構成される試料ホルダへの試料の積み替えは、不可能である。単一のトランスファ容器が接続されるだけとも云える。それゆえユーザは、大抵の場合、試料を小さな容器内へ、液体窒素中に収め、異なる取り付け場所に輸送することで、何とか対応している。このことは、かなりの時間を費やすことになるだけでなく、試料にダメージ又はコンタミネーションを与えかねない危険な作業工程を含んでいる。しかも、往々にして、どの作業工程でエラーが発生したのか、突き止めることができない。さらに、公知のローディングステーションは、温度コントロールできず、冷却剤の補充は、手動で実施される。
それゆえ本発明の課題は、或る試料ホルダから、それとは別の用途が設定された、異なって形成される試料ホルダあるいは異なって形成される試料トランスファ装置へ、凍結試料をできる限りコンタミネーションフリーに積み替えることができるようにすることである。
上記課題は、本発明により、冒頭で述べた形態のローディングステーションであって、チャンバは、チャンバの側壁内に、それぞれ異なる試料トランスファ装置用の少なくとも2つの接続部を有し、接続部は、凍結試料をチャンバ内に、選択した試料トランスファ装置を介して運び入れ、凍結試料をチャンバからそれぞれ他の試料トランスファ装置を介して運び出すことができるようになっており、チャンバ内には、異なって形成される少なくとも2つの試料ホルダ用の収容部が配置されており、少なくとも2つの試料ホルダは、凍結試料をチャンバ内に運び入れ、かつチャンバから運び出すべく、試料トランスファ装置の少なくとも1つに着脱自在に取り付け可能であることを特徴とする、ローディングステーションによって解決される。
本発明により、電子顕微鏡法に用いられる凍結試料を、個々の処理装置あるいは分析装置の、大抵の場合、異なって構成される試料ホルダ間において、−150℃未満の温度で積み替えることを、大幅にコンタミネーションフリーかつ省時間に実施できる。
凍結試料は、大抵の場合、電子顕微鏡法の試料キャリア上に被着されている。試料キャリアの構成は、その都度の用途による。それゆえ、「試料キャリア」なる概念は、電子顕微鏡法や、電子顕微鏡法の試料プレパレーションに好適なすべてのキャリアに関する。電子顕微鏡法に用いられる試料キャリアは、当業者によく知られている。試料キャリアの例は、走査電子顕微鏡法に用いられるピン状のキャリアや、一般にグリッド又はネットキャリアと称される小さなネット状のキャリアである。グリッドは、様々な形態に成形される穴(ハニカム、スリット等)又は所定のメッシュ数の格子を有しているかつ/又はフィルムでコーティングされている(例えばQuantifoil社のコーティンググリッド)かつ/又はカーボン蒸着されていることがある。同じく電子顕微鏡法の試料のクライオ−プレパレーション時に使用される別のキャリアの例は、欧州特許第1267164号明細書(EP 1 267 164 B1)に記載されているようなサファイヤディスクである。
試料を有する試料キャリアは、他方、試料トランスファ装置の試料ホルダ内に着脱自在に取り付け可能である。試料ホルダは、堅固に試料トランスファ装置に結合されていてもよい(例えば透過電子顕微鏡法に用いられる試料ホルダ、例えばGatan社のクライオ−TEM−ホルダ(Model 626 Single Tilt Liquid Nitrogen Cryo Transfer Holder))し、着脱自在に試料トランスファ装置に連結可能であり、それゆえ交換可能であってもよい。それぞれ異なる用途に使用され、様々に構成される試料ホルダが連結可能な公知の試料トランスファ装置は、既に上述の「Leica EM VCT100 Shuttle(製造元:Leica Microsystems)」である。「Leica EM VCT100 Shuttle」は、本発明に係るローディングステーションに接続するのにも好適である。使用される試料キャリア(例えばグリッド/ネット)に応じて、「Leica EM VCT100 Shuttle」に連結可能な試料ホルダが選択される。これとは異なり、試料が直接、試料ホルダの表面に、すなわち、グリッド/ネット等の試料キャリアなしに被着される使用も考えられる。
凍結試料は、本発明に係るローディングステーションを用いて、異なる処理装置あるいは分析装置の様々な試料ホルダに積み替え可能な、極小の電子顕微鏡法の試料である。光学顕微鏡と電子顕微鏡との間の上述の相関法(CLEM「correlative light−electron microscopy」)の場合、電子顕微鏡法の凍結試料は、光学顕微鏡でも、電子顕微鏡でも解析される。本発明に係るローディングステーションは、光学顕微鏡法あるいは電子顕微鏡法用に形成されている試料ホルダ内への電子顕微鏡法の凍結試料の簡単な積み替えも可能にする。
有利には、異なって形成される少なくとも2つの試料ホルダ用の収容部は、チャンバの底領域に配置されている。
有利な一形態において、収容部は、回転可能かつ傾倒可能なボールセグメントを有し、ボールセグメントに、異なって形成される少なくとも2つの試料ホルダが収容可能である。試料ホルダは、つまり着脱自在に収容部内に固定される。下位の変化形態では、異なって形成される2つの試料キャリア用の収容部しか設けられておらず、ボールセグメントは、垂直軸線回りの回転と傾倒とを可能にする。これとは異なり、収容部は、2つより多くの試料ホルダを収容してもよく、例えば収容部に4つの試料ホルダが十字に固定できるようにしてもよい。
別の一形態において、収容部は、移動可能なキャリッジを有し、キャリッジに、異なって形成される少なくとも2つの試料ホルダが収容可能である。
有利な一形態において、ローディングステーションは、冷却剤用の貯蔵容器を備え、貯蔵容器は、チャンバに冷却剤用の制御可能な入口弁を介して接続されていることを特徴とする。制御可能な入口弁は、例えばステッピングモータを介して制御される。有利には、チャンバ内に充填レベルセンサが配置されており、充填レベルセンサにより、貯蔵容器からチャンバ内への冷却剤供給が、制御可能な入口弁を介して制御可能である。チャンバ内への冷却剤供給の制御は、チャンバ内への自動的な冷却剤の補充、ひいては試料の連続的な冷却を保証する。
さらにローディングステーションは、温度監視部、例えばチャンバ内に配置される温度センサによる温度監視部を備えていてもよい。
充填レベルセンサ及び制御可能な入口弁を用いた冷却剤供給の制御と、温度センサによる温度監視とは、それ自体公知の形式で構成されていて、典型的には、マイクロコントローラと電子部品とを有する制御部により実施される。
所定の温度範囲あるいは充填レベル範囲を外れたチャンバ内の温度偏差及び充填レベル偏差は、制御により再びなくすことができる。さらに偏差をオペレータにアラーム信号として知らせることもできる。
さらにローディングステーションは、制御部への指令を入力する操作コンソールを備えていてもよい。このような指令は、例えば冷却剤供給及び温度のプログラミングを含む。
冷却剤(クライオジェンともいう)は、液体窒素(LN)又は液体空気等の液化ガス、好ましくは液体窒素である。
ローディングステーションのチャンバは、上向きに開いて形成されている。冷却剤の連続的な気化により、低温ガスの流れが生じ、これがチャンバから流出することで、空気の侵入を阻止する。特に有利な一変化形態において、ローディングステーションは、上向きに開いたチャンバの上に配置されているブレスシールド(Hauchschirm)を備える。ブレスシールドは、水蒸気がチャンバ内で又はチャンバに接して凍結することを防止する。流出する低温ガスの流れ及びブレスシールドは、試料のコンタミネーションを防止する。
有利な一変化形態において、真空ポンプを用いて試料トランスファ装置の排気を可能にする、あるいは排気可能な試料トランスファ装置内への凍結試料の搬入及び排気可能な試料トランスファ装置外への凍結試料の搬出を可能にするロードロックが、チャンバに接続可能である。真空下での移送は、コンタミネーションを防止し、試料のより良好な冷却を保証する(放射のみの入熱;略ガス対流なし)。真空下又は保護ガス雰囲気下での凍結試料のクライオトランスファ用に設けられた試料トランスファ装置は、上述の「Leica EM VCT100 Shuttle(製造元:Leica Microsystems)」である。真空下あるいは保護ガス下でのクライオトランスファ用の試料トランスファ装置は、移送用に排気されるあるいは保護ガスを充填可能な容器を有している。凍結試料は、ロードロックを介して容器内に搬入あるいは容器外に搬出される。この種のロードロックは、それ自体公知であり、例えば2つのスライド弁あるいはゲート弁により画定され、スライド弁の相応の位置によりスライド弁間の中間室内に真空が形成可能であるように構成されている。その際、一方のスライド弁は、試料トランスファ装置に取り付けられていることができ、他方のスライド弁は、ローディングステーションの接続部に取り付けられている。ロードロックは、試料トランスファ装置を例えば装着装置を介してローディングステーションの接続部にドッキングすることで形成され、例えばOリングにより外部に対して密封されている。試料トランスファ装置は、有利には、プッシュロッドを有し、プッシュロッドには、試料を有する試料ホルダが固定されている。而して試料ホルダは、プッシュロッドによりロードロックを通してローディングステーションから試料トランスファ装置内に、さらには反対に、試料トランスファ装置からローディングステーション内に移送可能である。
一変化形態において、接続部の少なくとも1つは、真空下又は保護ガス雰囲気下での凍結試料のクライオトランスファ用に設けられた試料トランスファ装置用の接続部として形成されている。このような試料トランスファ装置の一例は、上述の「Leica EM VCT100 Shuttle(製造元:Leica Microsystems)」である。
別の一変化形態において、接続部の少なくとも1つは、透過電子顕微鏡法(TEM)に用いられる試料トランスファ装置用の接続部、例えば関係する当業者の間ではよく知られたクライオ−TEM−ホルダとして形成されている。クライオ−TEM−ホルダの例は、Gatan社により製造されるものである(Model 626 Single Tilt Liquid Nitrogen Cryo Transfer Holder)。接続部は、典型的には、貫通した孔と、クライオ−TEM−ホルダ用の支えとを有している。孔は、例えば栓により閉鎖可能である。
別の一変化形態において、接続部の少なくとも1つは、光学顕微鏡法に用いられる試料トランスファ装置用の接続部として形成されている。本変化形態は、電子顕微鏡法の凍結試料を、電子顕微鏡法に用いられる試料ホルダから光学顕微鏡用の試料ホルダに積み替えることを可能にし、とりわけ、光学顕微鏡法及び電子顕微鏡法を併用する既に冒頭で言及した相関法(CLEM)が用いられる。凍結試料は、積み替え及びローディングステーションのチャンバからの搬出後、特別な冷却テーブルを利用して光学顕微鏡法により解析可能である。
以下に本発明について、添付の図面に示す一例を参照しながら詳しく説明するが、本発明は、本例に限定されるものではない。
本発明に係るローディングステーションの斜視図である。 図1に示したローディングステーションを別の視点から見た別の斜視図である。 図1及び図2に示したローディングステーションの試料ホルダ用の収容部の拡大斜視図である。 試料ホルダ用の収容部の別の実施の形態の斜視図である。 図1に示したローディングステーション及びクライオ真空トランスファ用のトランスファ装置の拡大断面図である。 図1に示したローディングステーション及びクライオ真空トランスファ用のトランスファ装置の別の拡大断面図である。
図1及び図2は、本発明に係るローディングステーション100の斜視図である。ローディングステーション100は、冷却剤(例えば液体窒素(LN))により冷却されるチャンバ104を備えている。チャンバ104は、上向きに開いている。図示の例では、チャンバ104は、ハウジング115内に埋設されている。チャンバ104は、少なくとも部分的にLNで満たされている。冷却剤の連続的な気化により、低温ガスの流れが生じ、これがチャンバ104から流出することで、空気の侵入を阻止している。チャンバ104の開いた領域105の上方には、ブレスシールド106が配置されている。ブレスシールドは、水蒸気がチャンバ内で又はチャンバに接して凍結することを防止する。これにより、流出する低温ガスの流れ及びブレスシールドは、試料のコンタミネーションを防止する。加えてローディングステーションは、拡大鏡(ルーペ)118も備えている。拡大鏡118は、チャンバ104の上、ブレスシールド106の下に配置されている。
試料は、電子顕微鏡法に用いられる極小の凍結試料であって、凍結状態において−150℃未満でチャンバ104内あるいはチャンバ104外に移送されるとともに、チャンバ104内で積み替えられる試料である。
チャンバ底107には、凍結試料を保持するように形成された2つの試料ホルダ109,110用の収容部108が配置されている。図3に拡大して示した収容部108は、ボールセグメント111上に配置されている。ボールセグメント111は、傾倒可能かつ垂直軸線回りに回転可能に支持されており、詳細な説明はしないばねを介して様々な位置に係止される。
図1及び2に戻り、チャンバ104は、チャンバ104の側壁内に、3つの異なるトランスファ装置101,102及び103それぞれのために、計3つの接続部101a,102a及び103aを有している。トランスファ装置101,102及び103は、外部から接続部101a,102a及び103aに接続される。接続部101a,102a,103aは、開口を有しており、これらの開口を通して、電子顕微鏡法の凍結試料を、トランスファ装置101,102,103からチャンバ内に運び入れるあるいはチャンバから運び出すことができる。使用しない接続部は、それぞれ、詳細な説明はしないスライダあるいはゲートにより閉鎖される。
トランスファ装置101は、図示の例では、上述の「Leica EM VCT100 Shuttle(製造元:Leica Microsystems)」、すなわち、真空下又は保護ガス雰囲気下での凍結試料のクライオトランスファ用に設けられたトランスファ容器である。トランスファ装置101は、プッシュロッド113を有しており、プッシュロッド113により試料ホルダを、冷却されたトランスファ装置101から接続部101aの開口を通してチャンバ104内に運び入れ可能である。トランスファ装置101外への試料の搬出あるいはトランスファ装置101内への試料の搬入は、さらに下で図5及び6を参照しながら詳細に説明するロードロック119を介して実施される。
トランスファ装置103は、図示の例では、光学顕微鏡法に用いられるトランスファ装置であり、同じくプッシュロッド112を有しており、プッシュロッド112により試料ホルダを、接続部103aの開口を通してチャンバ104内に運び入れ可能である。
トランスファ装置102は、クライオ−TEM−試料ホルダ(例えばGatan社の「Model 626 Single Tilt Liquid Nitrogen Cryo Transfer Holder」)であり、TEM−プレパラートホルダの、試料が収容された端部を、接続部102aの開口を通してチャンバ104内に導入可能である。
本例に示したローディングステーション100は、3つの異なるトランスファ装置用に計3つの異なる接続部を備えている。しかし、2つの異なる接続部しかなくてもよいし、3つよりも多くの異なる接続部、例えば4つ又は5つの異なる接続部があってもよい。接続部の数及びそれぞれの構成は、接続したいトランスファ容器次第であり、接続部あるいはトランスファ容器の種類の組み合わせは、用途範囲に基づいて相応に選択されている。
図示の例では、トランスファ装置101しか、試料ホルダ109,110用の収容部108と作用していない。回転可能かつ傾倒可能なボールセグメント111により収容部108を傾倒させることが必要であるのは、トランスファ装置101が、斜めにローディングステーション100に据えられ(図2参照)、試料ホルダ109あるいは110の試料の積み替えのためにプッシュロッド113からバヨネットを介して連結解除され、収容部108内に固定され、その後で初めて水平の処理位置にもたらされるからである。
以下に、試料ホルダ109から、これとは異なる試料ホルダ110への試料の積み替えについて説明する。図2及び3では、試料ホルダ109,110が収容部108内に固定されており、試料ホルダ109が、トランスファ装置101に向けられ、トランスファ装置101から予め連結解除されている。而るに、試料ホルダ109内に存在する試料は、手で、例えばピンセットを用いて試料ホルダ110内に積み替え可能である。http://www.leica-microsystems.com/ fileadmin/ downloads/ Leica%20EM%20VCT100/ Brochures/Leica_EM VCT100_Brochure_EN.pdfのリンクからアクセス可能な、真空クライオトランスファシステム「Leica EM VCT100(製造元:Leica Microsystems)」についてのパンフレットには、走査電子顕微鏡法(Rasterelektronenmikroskopie(REM);英「Scanning electron microscopy(SEM)」)における様々な用途に用いられる多種多様な試料ホルダが示されている。電子顕微鏡法において使用される分析法及び処理法は、極めて多様性に富み、試料ホルダの構成も相応に多様性に富んでいる。
積み替え後、ボールセグメント111は、180°回転され、その結果、今や試料ホルダ110がトランスファ装置101に向けられている。次にボールセグメント111は、傾倒され、而るに、試料を有する試料ホルダ110は、プッシュロッド113の、チャンバ104内に延在した端部113aに連結され、プッシュロッド113を引き戻したとき、チャンバ104から取り出され得る。これとは異なり、試料が、別の分析工程又は処理工程のために試料ホルダ109から、トランスファ装置102あるいは103のそれぞれの試料ホルダに積み替えられてもよい。
さらにローディングステーション100は、冷却剤用の貯蔵容器114を備えており、貯蔵容器114は、やはりハウジング115内に埋設されている。貯蔵容器114は、キャップ116により閉鎖可能である。貯蔵容器114は、チャンバ104に、冷却剤用の、詳細な説明はしない制御可能な入口弁を介して接続されている。制御可能な入口弁は、それ自体公知の形式で構成されており、例えばステッピングモータを介して制御される。さらにチャンバ104内には、同じく説明はしない、それ自体公知の形式で構成される充填レベルセンサが配置されており、充填レベルセンサにより、貯蔵容器114からチャンバ104内への冷却剤供給は、制御可能な入口弁を介して制御可能である。チャンバ104内への冷却剤供給の制御は、チャンバ104内への冷却剤の自動的な補充、ひいては試料の連続的な冷却を保証する。さらにローディングステーション100は、それ自体公知の形式の温度監視部、例えばチャンバ内に配置される温度センサを備えている。
充填レベルセンサ及び制御可能な入口弁を用いた冷却剤供給の制御と、温度センサによる温度監視とは、詳細な説明はしない制御部により実施される。制御部は、それ自体公知の形式で構成されており、典型的には、マイクロコントローラと電子部品とを有している。所定の温度範囲あるいは充填レベル範囲を外れたチャンバ104内の温度偏差及び充填レベル偏差は、制御により再びなくすことができる。さらに偏差をオペレータにアラーム信号、例えば光又は音によるアラーム信号として知らせることもできる。
さらにローディングステーション100は、制御部への指令を入力する操作コンソールを備えている。このような指令は、例えば冷却剤供給及び温度のプログラミングを含む。
図4は、試料ホルダ用の収容部208の別の実施の形態の斜視図である。収容部208は、ローディングステーション200のチャンバ204のチャンバ底207に配置されている。収容部208を除いて、ローディングステーション200の構造は、その他の点では、ローディングステーション100の構造に相当する。図4に示した収容部208は、キャリッジの形態のスライダ211を有しており、スライダ211内には、計2つの試料ホルダが固定可能である。図4では、1つの試料ホルダ209が、収容部208の第1の固定位置209aに着脱自在に取り付けられているだけで、図示しない試料ホルダ210用の第2の固定位置210aは、空いている。試料ホルダ209,210は、上述の試料ホルダ109,110と同様に構成されている。スライダ211は、試料ホルダ209,210を、トランスファ装置101のプッシュロッド113の、チャンバ204内に延在した端部113aに連結すべく、傾倒可能に支持されている。矢印212に示した方向でのスライダ211の移動により、それぞれの試料ホルダ209,210は、プッシュロッド113に対して位置決め可能である。
図5及び6は、図1に示したローディングステーション100及びトランスファ装置101を通る断面を拡大して示している。上述したように、トランスファ装置101は、「Leica EM VCT100 Shuttle(製造元:Leica Microsystems)」、すなわち、真空下又は保護ガス雰囲気下での凍結試料のクライオトランスファ用に設けられたトランスファ容器である。トランスファ装置101のプッシュロッド113により、試料ホルダは、冷却されたトランスファ装置101から接続部101aの開口を通してロードロック119を介してローディングステーション100のチャンバ104内に運び入れ可能である。
ロードロック119は、2つの真空スライダ119a,119bあるいは真空ゲートを有している。真空スライダ119a,119bの相応の位置により、真空スライダ119a,119b間の中間室120内あるいはトランスファ装置101の内部に真空が形成可能である。ローディングステーション100は、トランスファ装置101あるいは中間室120を排気する、詳細な説明はしない真空ポンプ用のポンプ接続部123を備えている。真空スライダ119aは、試料トランスファ装置101に取り付けられ、真空スライダ119bは、ローディングステーション100の接続部101aに取り付けられている。ロードロック119は、試料トランスファ装置101をローディングステーション100の接続部101aにドッキングすることで形成される。
図5は、両真空スライダ119a,119bを閉鎖位置で示している。プッシュロッド113の端部113aは、トランスファ装置101内に引き戻されている。本図において、目下、試料ホルダ109,110は、トランスファ装置101内になく、収容部108の、回転可能かつ傾倒可能なボールセグメント111内に配置されている(これについては、図3も参照されたい)。試料ホルダ109,110上に存在する試料をローディングステーション100からプッシュロッド113により運び入れるべく、真空スライダ119a,119bは、開放される。これは、図6に看取可能であり、図6において、両真空スライダ119a,119bは、開放位置で示してあり、トランスファ装置101のプッシュロッド113は、ロードロック119を通してローディングステーション100のチャンバ104内に差し込まれている。而るに、試料を有する試料ホルダ109あるいは110をプッシュロッド113の端部113aに取り付け、次にトランスファ装置101内に引き戻すことができる。その後、真空スライダ119bを閉鎖し、トランスファ装置101を真空ポンプによりポンプ接続部123を介して排気することができる。次に真空スライダ119aも閉鎖する。最後にスライダ119a,119b間の中間室120に再び通気を行い、試料を処理装置及び/又は分析装置に移送すべく、トランスファ装置101をローディングステーション100から連結解除することができる。
排気したトランスファ装置101から処理装置及び/又は分析装置に試料を搬出するに当たり、トランスファ装置101は、大抵の場合、通気されない。これは、処理装置及び/又は分析装置が同じく、大抵の場合、真空下にあるからである。処理装置及び/又は分析装置には、構造的に真空スライダ119bに相当する閉鎖された真空スライダを有する、トランスファ装置101用の接続部が存在する。それゆえ、トランスファ装置101を処理装置及び/又は分析装置にドッキングしたとき、またもやロードロックが、上述のロードロック119に則して形成される。トランスファ装置101のドッキング後、両真空スライダ119a,119b間の中間室は、排気され、次に両真空スライダは、開放される。トランスファ装置101から処理装置及び/又は分析装置内への試料の移送は、プッシュロッド113により真空中で実施される。
同じく図5及び6から看取可能であるように、さらにトランスファ装置101は、試料の冷却用に冷却剤リザーバ122(デュワー容器122)を有している。冷却剤リザーバ122には、冷却剤、典型的には、液体窒素が充填可能である。試料の冷却のためにデュワー容器122は、それ自体公知の形式で熱伝導性の銅製部品を介して、トランスファ装置101の内部に配置される冷却式のプレパラートテーブル121に結合されている。ローディングステーション100と処理装置及び/又は分析装置との間の移送中、試料を有する試料ホルダ109,110は、冷却されたプレパラートテーブル121上に配置されている。
図示の例は、多くの例のうちの一例にすぎず、これに限定したと解すべきではない。
100 ローディングステーション
101 真空下又は保護ガス雰囲気下でのクライオトランスファ用のトランスファ装置
102 透過電子顕微鏡法に用いられるトランスファ装置
103 光学顕微鏡法に用いられるトランスファ装置
101a トランスファ装置101の接続部
102a トランスファ装置102の接続部
103a トランスファ装置103の接続部
104 チャンバ
105 チャンバ104の開いた領域
106 ブレスシールド
107 チャンバ底
108 傾倒可能かつ回転可能なボールセグメント111を有する試料ホルダ用の収容部
109 試料ホルダ
110 試料ホルダ
111 傾倒可能かつ回転可能なボールセグメント
112 トランスファ装置103のプッシュロッド
113 トランスファ装置101のプッシュロッド
113a トランスファ装置101のプッシュロッドの端部
114 冷却剤用の貯蔵容器
115 ハウジング
116 冷却剤用の貯蔵容器のキャップ
117 操作コンソール
118 拡大鏡
119 ロードロック
119a 真空スライダ
119b 真空スライダ
120 真空スライダ119aと119bとの間の中間室
121 プレパラートテーブル
122 デュワー容器
123 真空ポンプ用のポンプ接続部
200 ローディングステーション
207 チャンバ底
208 スライダ211を有する試料ホルダ用の収容部
209 試料ホルダ
210 試料ホルダ
209a 試料ホルダ209用の固定位置
210a 試料ホルダ210用の固定位置
211 スライダ
212 スライダ211の移動方向

Claims (11)

  1. 電子顕微鏡法に用いられる凍結試料を積み替えるローディングステーション(100,200)であって、
    上向きに開いたチャンバ(104,204)を備え、前記チャンバ(104,204)には、少なくとも部分的に冷却剤が充填可能である、ローディングステーション(100,200)において、
    前記チャンバ(104,204)は、前記チャンバ(104,204)の側壁内に、それぞれ異なる試料トランスファ装置(101,102,103)用の少なくとも2つの接続部(101a,102a,103a)を有し、前記接続部(101a,102a,103a)は、凍結試料を前記チャンバ(104,204)内に、選択した試料トランスファ装置を介して運び入れ、凍結試料を前記チャンバからそれぞれ他の試料トランスファ装置を介して運び出すことができるようになっており、前記チャンバ(104,204)内には、異なって形成される少なくとも2つの試料ホルダ(109,110)用の収容部(108,208)が配置されており、前記少なくとも2つの試料ホルダ(109,110)は、凍結試料を前記チャンバ(104,204)内に運び入れ、かつ前記チャンバ(104,204)から運び出すべく、前記試料トランスファ装置の少なくとも1つ(101)に着脱自在に取り付け可能である、
    ことを特徴とする、ローディングステーション。
  2. 前記収容部(108,208)は、前記チャンバ(104,204)の底領域(107,207)に配置されている、請求項1に記載のローディングステーション。
  3. 前記収容部(108)は、回転可能かつ傾倒可能なボールセグメント(111)を有し、前記ボールセグメント(111)に、異なって形成される少なくとも2つの試料ホルダ(109,110)が収容可能である、請求項1又は2に記載のローディングステーション。
  4. 前記収容部(208)は、移動可能なキャリッジ(211)を有し、前記キャリッジ(211)に、異なって形成される少なくとも2つの試料ホルダ(209,210)が収容可能である、請求項1又は2に記載のローディングステーション。
  5. 冷却剤用の貯蔵容器(114)を備え、前記貯蔵容器(114)は、前記チャンバ(104,204)に冷却剤用の制御可能な入口弁を介して接続されている、請求項1から4までのいずれか1項に記載のローディングステーション。
  6. 前記チャンバ(104,204)内に充填レベルセンサが配置されており、前記充填レベルセンサにより、前記貯蔵容器(114)から前記チャンバ(104,204)内への冷却剤供給が、前記制御可能な入口弁を介して制御可能である、請求項5に記載のローディングステーション。
  7. 上向きに開いた前記チャンバ(104,204)の上に配置されるブレスシールド(106)を備える、請求項6に記載のローディングステーション。
  8. 真空ポンプを用いて試料トランスファ装置の排気を可能にする、あるいは排気可能な試料トランスファ装置内への凍結試料の搬入及び排気可能な試料トランスファ装置外への凍結試料の搬出を可能にするロードロックが、前記チャンバ(104)に接続可能である、請求項1から7までのいずれか1項に記載のローディングステーション。
  9. 前記接続部の少なくとも1つ(101a)は、真空下又は保護ガス雰囲気下での凍結試料のクライオトランスファ用に設けられた試料トランスファ装置(101)用の接続部として形成されている、請求項1から8までのいずれか1項に記載のローディングステーション。
  10. 前記接続部の少なくとも1つ(102a)は、透過電子顕微鏡法に用いられる試料トランスファ装置(102)用の接続部として形成されている、請求項1から8までのいずれか1項に記載のローディングステーション。
  11. 前記接続部の少なくとも1つ(103a)は、光学顕微鏡法に用いられる試料トランスファ装置(103)用の接続部として形成されている、請求項1から8までのいずれか1項に記載のローディングステーション。
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