JP6332974B2 - 区画表示装置 - Google Patents

区画表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6332974B2
JP6332974B2 JP2014005035A JP2014005035A JP6332974B2 JP 6332974 B2 JP6332974 B2 JP 6332974B2 JP 2014005035 A JP2014005035 A JP 2014005035A JP 2014005035 A JP2014005035 A JP 2014005035A JP 6332974 B2 JP6332974 B2 JP 6332974B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
bobbin
receiving
display device
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014005035A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015132135A (ja
Inventor
重男 森本
重男 森本
典志 森本
典志 森本
Original Assignee
ミツギロン工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミツギロン工業株式会社 filed Critical ミツギロン工業株式会社
Priority to JP2014005035A priority Critical patent/JP6332974B2/ja
Publication of JP2015132135A publication Critical patent/JP2015132135A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6332974B2 publication Critical patent/JP6332974B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、路上など、地上に設置されて、立ち入り禁止などの所定の区画を表示するための装置に関する。
従来から、路上などで、注意を促すために、カラーコーン(登録商標)などと称される円錐コーン形の表示部材(以下、円錐コーンと言う)が広く用いられている。この円錐コーンは、衝突しても比較的安全で、たとえば、単体で駐車区画の駐車禁止や、水漏れ箇所などの報知に用いられ、複数で車線や立ち入り禁止の区画などを表示するために用いられている。
その区画を表す場合、点で設置される円錐コーンでは、充分に認識されないこともあるので、そのような場合には、2つの円錐コーン間に、コーンバーと称される棒状の部材が掛け渡されている。しかしながら、コーンバーは、嵩張り、また規定の長さの物を組合わせて使用する必要があり、使い勝手が悪いという問題があった。また、区画を表す場合、立ち入り禁止などの文字を印刷した粘着性を有するテープが使用されることもあるが、テープが使い捨てで、後始末等に問題があるとともに、粘着性による問題もある。
そこで、特許文献1〜3が提案されている。特許文献1は、前記円錐コーンの頂部に被せて使用され、前記円錐コーンに被せられる筒状の巻取り部材内に巻取って収納されている帯状体(ベルト)を引き出し、そのベルトの先端に設けたリング部を、別の円錐コーンの頂部に被せて区画表示を実現することで、耐久性、安定性および表示性に優れた区画形成表示装置である。
特許文献2も前記円錐コーンの頂部に被せて使用され、前記円錐コーンに被せられる環状体の外周の一側面にベルト収納部を取付け、そのベルト収納部に巻取って収納されているベルトを引き出し、そのベルトの先端に設けた係止具を、別の環状体において、前記ベルトが引き出される一側面とは180度対向位置に設けられた係止具受に係止することで、任意の間隔の区画を表示できるようにしたベルト構造体である。
特許文献3は、円錐コーンの頂部に円筒状の収納体を設け、その収納体内に設けた巻取筒に仕切り用具(ベルト)を巻取らせ、収納体の頂部から突出した巻取筒の端部にハンドルを設けて巻上げ可能にするとともに、そのハンドルを倒してロック可能にすることによって、短時間で設置できるようにした境界仕切り用具の収納装置である。
特開2010−216126号公報 特開2010−47922号公報 特開平11−50421号公報
上述の従来技術は、何れも、円錐コーンの頂部に被せて使用され、区画表示用のベルトを巻取り可能に収納することで、前記のコーンバーや粘着テープによる問題を解決できるものである。
しかしながら、特許文献2,3は、少なくとも2つの本体構成を用い、ベルトの先端を、もう1つの本体構成(特許文献2では環状体、特許文献3では収納体)に係止し(引っ掛け)て使用するようになっている。したがって、最初の1区間目を形成する2つの本体構成の内、1つの本体構成に関しては、ベルトは引き出す必要は無く、無駄になる。
その点、特許文献1では、ベルトの先端に、もう1つの構成に係止する係止具を設けるとともに、相手(もう1つの本体構成)が無くても、円錐コーンの頂部に直接係止可能なように、引っ掛け用のリングが設けられている。しかしながら、そのリングでは、係止構造ではないので、風などでベルトに力が加わると、簡単に外れてしまう。
本発明の目的は、区画表示の帯状体を地上設置の表示装置に確実に係止しつつも、無駄の無い構成を実現できる区画表示装置を提供することである。
本発明の区画表示装置は、地上設置の表示部材の頂部に被せて使用され、帯状体を繰り出す本体部と、繰り出された帯状体の先端を係止する受け部材とを備えて構成され、前記表示部材間に区画を表示するための前記帯状体を張設する区画表示装置において、前記受け部材は、前記頂部の形状に沿った受け形状に形成されて、前記頂部に被せられる第1の取り付き部と、前記第1の取り付き部の上端から延び、側面に、前記帯状体の先端に設けられる係止具と係合する係止受け部を有する棒状の軸部とを有し、前記本体部は、前記帯状体と、前記帯状体を巻き取るボビンと、前記帯状体を巻き取ったボビンを収容し、一側面に形成した開口から前記帯状体が繰り出し可能な収納筒と、前記表示部材の頂部の形状に沿った受け形状に形成されて、前記頂部に被せられるとともに、前記収納筒が固定される第2の取り付き部と、前記第2の取り付き部の上端から延び、前記ボビンを外周面で回転自在に支持する棒状の支持軸とを有し、前記第2の取り付き部が前記第1の取り付き部と同一形状であり、前記支持軸が前記軸部と同一形状であることを特徴とする。
上記の構成によれば、円錐コーンなどの表示部材の頂部間に、区画を表示するための帯状体を張設するにあたって、前記帯状体の収納部や巻き取り機構を備えておらず、帯状体の先端に設けられる係止具と係合するだけの受け部材を設ける。詳しくは、この受け部材は、前記円錐形などの表示部材の頂部に被せられるように、前記頂部の形状に沿った受け形状に形成される第1の取り付き部と、前記第1の取り付き部の上端から延び、側面に、前記帯状体の先端に設けられる係止具と係合する係止受け部を有する棒状の軸部とを備えて構成される。
したがって、区画表示の帯状体を地上設置の表示部材に確実に係止しつつ、帯状体を収納し、引き出し可能とする構成が重複することはなく、無駄の無い構成を実現することができる。
また、受け部材に対して設けられ、前記帯状体を巻き取りおよび繰り出し可能な本体部において、帯状体を巻き取ったボビンを支持する支持軸および表示部材の頂部に被せられる第2の取り付き部を、それぞれ前記軸部および第1の取り付き部と同一形状とする。
したがって、これらの支持軸および第2の取り付き部として、上述の受け部材をそのまま用いることができ、部品を共用化して、一層無駄の無い構成を実現することができる。
さらにまた、本発明の区画表示装置では、前記収納筒には、前記開口が形成される一側面とは、少なくとも180度対向位置に係止受け部が形成されることを特徴とする。
上記の構成によれば、帯状体との係合を本体部においても行うことができ、該本体部を多数並べて連続して区画表示を行うことができる。
また、本発明の区画表示装置では、前記ボビンの上端には、該ボビンに連動して回転し、直径線方向に摺動可能な摺動部材を備え、前記摺動部材は、前記収納筒の上端に形成された開口部から露出し、該摺動部材が外周側に変位した状態で、該摺動部材の先端と前記開口部の周縁とが係合し、前記ボビンの回転止めを実現することを特徴とする。
上記の構成によれば、摺動部材を摺動させるか否かで、ボビンの回転止めを行うか、回転を許容するかを容易に切換えることができる。
さらにまた、本発明の区画表示装置では、前記摺動部材は、中央位置に復帰した状態で、前記ボビンを回転させるつまみとして使用可能であることを特徴とする。
上記の構成によれば、つまみ操作だけで、ボビンの回転から回転止めまでを行うことができ、操作が簡単である。
また、本発明の区画表示装置では、前記係止具と係止受け部との内の一方は、前記帯状体の幅方向に延びて形成され、該帯状体の厚み方向に対する断面が、大略的にコの字状で、かつそのコの字の先端に内向きの突起を有する形状に形成され、前記係止具と係止受け部との内の他方は、前記帯状体の厚み方向に対する断面が大略的にT字状に形成され、前記係止受け部は、前記棒状体の少なくとも180度対向位置に一対で設けられることを特徴とする。
上記の構成によれば、係止具と係止受け部との内の他方が、帯状体の厚み方向に対する断面が大略的にT字状に形成されるので、係止具と係止受け部との内の一方は、前記T字を抱え込むように、大略的にコの字状で、かつそのコの字の先端に内向きの突起を有する断面形状に形成される。そして、帯状体の幅方向にスライドさせて係止具を係止受け部に嵌め込んでゆくことで、帯状体の長手方向、すなわち引張りに対する外れ止めを行うことができる。こうして、簡単な構造で、帯状体の外れ止めを行うことができる。
また、前記係止受け部は、棒状体の少なくとも180度対向位置に一対で設けられるので、たとえば受け部材を中央に配置し、その両側に、帯状体を収納し、引き出し可能とする本体部を設けることで、前記帯状体の収納機構などが設けられておらず、比較的軽量の該受け部材に対して、風圧などが均等に作用して、転倒防止に効果的である。
本発明の区画表示装置は、以上のように、円錐コーンなどの表示部材の頂部間に、区画を表示するための帯状体を張設するにあたって、前記帯状体の収納部や巻き取り機構を備えておらず、帯状体の先端に設けられる係止具と係合するだけの受け部材を設ける。
それゆえ、区画表示の帯状体を地上設置の表示部材に確実に係止しつつ、帯状体を収納し、引き出し可能とする構成が重複することはなく、無駄の無い構成を実現することができる。
本発明の実施の一形態に係る区画表示装置の斜視図である。 前記区画表示装置の正面図である。 前記区画表示装置の平面図である。 前記区画表示装置の使用状態を示す正面図である。 前記区画表示装置における本体部の縦断面図である。 前記本体部内のボビンに巻き取られているベルトの交換手順を説明するための斜視図である。 前記本体部からのベルトの引き出し操作を説明する平面図である。 図7の水平断面図である。 前記ベルトの受け部材への係合操作を説明する斜視図である。
図1は本発明の実施の一形態に係る区画表示装置1の斜視図であり、図2は正面図であり、図3は平面図である。また、図4は、区画表示装置1の使用状態を示す正面図である。この区画表示装置1は、図4で示されるように、円錐コーンなどの地上2に設置される表示部材3の頂部に被せて使用され、前記表示部材3間に区画を表示するための帯状体(ベルト)4を張設するものである。
前記表示部材3は、前記地上2に設置される板状の基台31と、前記基台31から上方に円錐状に延びて形成されるコーン32とを備えて構成され、赤色などの樹脂成形品で構成される。前記基台31上には、ベルト4が受ける風圧などに耐えるために、重石5が重ねられていることが好ましい。
前記区画表示装置1は、前記ベルト4を収納している本体部6と、受け部材7とを備えて構成される。本体部6の取り付き部61および受け部材7の取り付き部71は、図5で示すように、コーン32の頂部321の形状に沿った受け形状に形成されて、前記頂部321に被せられ、ビス9によって、共に前記頂部321にねじ止め固定される。図5は、前記本体部6およびコーン32の頂部321付近の断面図である。
本体部6は、前記取り付き部61と、支持軸62と、前記ベルト4(図5では省略している)と、ベルト4を巻き取るボビン67と、前記ベルト4を巻き取ったボビン62を収容する収納筒63と、摺動部材64と、取付けビス65,66とを備えて構成される。
取り付き部61は、円錐台状の前記コーン32の頂部321の形状に沿った受け形状に形成されて、前記頂部321に被せられる。前記取り付き部61の上端からは、棒状の支持軸62が延びて形成され、これらの取り付き部61および支持軸62は、樹脂成形品によって一体で形成される。取り付き部61の上部611は、円錐台状の斜面612に連なる円筒状に形成され、上端部は、小径の支持軸62を延設するために、端板613で閉塞され、前記端板613から支持軸62の基端部621は、段部622に形成されている。薄肉の樹脂成形品であるこの取り付き部61において、前記斜面612には、上下方向に延びるリブ6121が形成され、底辺の開口端には、環状のリブ6122が形成されて、補強されている。また、前記斜面612には、周方向に等間隔に(図3の例では180度対向位置に)ビス9のねじ受け座6123が形成されている。
収納筒63は、上下に分離可能で、ビス65によって取り付き部61に取付けられる受け部631と、上部側の筒部632とを備えて構成される。受け部631は、前記円筒状の上部611を外囲し、前記ビス65で該上部611に固定される円筒状の筒部6311と、前記筒部6311の上端部に連なり、環状に形成される受け部6312と、前記受け部6312の内周側から立ち上がり、前記支持軸62を内周に挿通する軸部6313とを備えて構成される。こうして、前記受け部6312が段部622に搭載され、軸部6313を通して、ボビン67が支持軸62に回転自在に支持される。
筒部632は、上端側が内側に巻き込まれて、ボビン67の端板671の外周を支持して、その回転を案内する案内筒6321が形成されるとともに、前記上端側から案内筒6321の内周側には、傾斜面6322が形成されており、この傾斜面6322の開口端部が前記端板671で閉塞されることで、凹所6323が形成されている。その凹所6323内には、前記端板671に搭載される摺動部材64が収容される。前記傾斜面6322の下端からは、周方向に等間隔に、突起6324が形成されている。
また、筒部632は、その外周の一側面に、ベルト4が引き出される開口(スリット)6325が形成されるとともに、他の側面(本実施の形態では開口6325の位置を基準として、周方向に等間隔の45度毎の7箇所)に係止受け部6326が形成されている。前記係止受け部6326は、ベルト4の厚み方向、すなわち水平断面が、大略的にT字状に形成され、ベルト4の幅方向、すなわち上下方向に延びて形成される。そして、ビス66によって、受け部631に筒部632が組付けられて、収納筒63が構成される。
ボビン67は、大略的に、ベルト4が巻回される軸部672の両端に、前記ベルト4の端部を揃える端板671,673が形成されて構成される。また、端板671,673間には、軸部672に近接して、ベルト4の一端部41を挟み込ませるための1または複数本の支柱674が設けられている。さらに、上部側の端板671には、一直径線方向に延びるリブ675が立設されており、このリブ675上には前記摺動部材64が跨がるように配置され、該リブ675の長手方向に摺動自在となっている。
また、軸部672は、下方の端板673を超えて延長部676によって延長されており、その延長部676の下端からは、外向きフランジ677が形成されている。外向きフランジ677の底面には円環状の凹溝678が形成されており、この凹溝678に前記受け部6312に形成された対応する円環状の凸条6314が嵌まり込むことで、前記支持軸62の基端部621および軸部672とともに、ボビン67がぶれ無く回転自在に支持される。
前記摺動部材64は、短手方向、すなわちリブ675の軸直角方向の断面が大略コの字状に形成され、コの字の両先端には、端板671上で該摺動部材64を摺動自在に案内する外向きフランジ641および内向きフランジ642が形成されている。これに対応して、リブ675には、端板671から僅かに間隔を開けた位置に、該端板671と平行に延びる凸条6751が形成されており、この凸条6751と端板671との間に内向きフランジ642が嵌まり込むことで、摺動部材64が、摺動自在で、かつリブ675からの脱落が防止されている。
また、リブ675には、中央部付近に切欠き6752が形成されており、摺動部材64の内周側には突起643が形成されており、前記切欠き6752の範囲で、突起643、したがって摺動部材64が、摺動自在となっている。前記突起643および切欠き6752によって、摺動部材64は、端板671の中央位置から、一半径線方向に変位可能となっており、その変位側の先端は前記外向きフランジ641および内向きフランジ642が延長されて係止片644が形成されている。係止片644は、摺動部材64が外方に変位された状態で、端板671と、傾斜面6322の先端との間に嵌り込み、先割れ状に形成されるスリット645に前記突起6324が嵌まり込むことで、ボビン67の回転止めが行われる。
一方、受け部材7は、取り付き部71と、支持軸72とを備えて構成される。取り付き部71は、円錐台状の前記コーン32の頂部321の形状に沿った受け形状に形成されて、前記頂部321に被せられる。前記取り付き部71の上端からは、棒状の支持軸72が延びて形成され、これらの取り付き部71および支持軸72は、樹脂成形品によって一体で形成される。取り付き部71の上部711は、円錐台状の斜面712に連なる円筒状に形成され、上端部は、小径の支持軸72を延設するために、端板713で閉塞される。薄肉の樹脂成形品であるこの取り付き部71において、前記斜面712には、上下方向に延びるリブ7121が形成され、底辺の開口端には、環状のリブ7122が形成されて、補強されている。また、前記斜面712には、周方向に等間隔に(図3の例では180度対向位置に)、ビス9のねじ受け座7123が形成されている。
支持軸72は、大略棒状に形成され、ベルト4の厚み方向、すなわち軸直角断面が大略的にT字状に形成される係止受け部722を、少なくとも180度対向位置に一対で有する。本実施の形態では、前記係止受け部722は、前記のように180度対向位置で一対で設けられ、それらの間の90度位置には、凸部723が形成され、それらの係止受け部722および凸部723の外周面は、円弧状に形成される。これによって、取り付き部71および支持軸72を備える該受け部材7は、本体部6側の取り付き部61および支持軸62の構成と、共通化されて、コストが削減されている。
前記係止受け部722に対応して、ベルト4の他端部42には、係止具43が取付けられる。係止具43は、前記ベルト4の厚み方向、すなわち水平断面が、大略的にコの字状で、かつそのコの字の先端に内向きの突起431,432を有する形状で、ベルト4の幅方向に延びて形成される。この係止具43は、前記コの字の中央で2つに分割可能となっており、分割した状態でベルト4の他端部42を挟み込み、ビス434で相互にねじ止め固定される。
ベルト4は、本体部6内のボビン67に予め巻き取られているが、区画表示の目的に応じて、適宜交換することができる。図6を参照して、その交換の手順を説明する。(a)で示すように、ビス66が取り外されて、収納筒63が上下の筒部632と受け部631とに分離される。また、(g)で示すように、ベルト4の他端部42から、ビス434を緩めて、係止具43が取外される。
次に、(b)で示すように、ベルト4の一端部41が、2本の支柱674と軸部672との間を挿通された後、(c)で示すように、2本目の支柱で折り返されて、(d)で示すように、1本目の支柱と軸部672との間を引き戻された後、2本目の支柱674にも通されていない他端部42側の部分に、テープ44などで固定される。その後、テープ44で止められた側を内側にして、(e)で示すように、ベルト4が巻取られ、他端部42が開口6325から引き出されて、ビス66によって、筒部632と受け部631とが組合わせられる。さらに、(h)で示すように、ベルト4の他端部42に、ビス434を締めて、係止具43が取付けられる。
このように構成される本体部6および受け部材7は、使用時は、それぞれの取り付き部61,71が、図5で示すように、コーン32の頂部321にビス9によってねじ止め固定され、必要な長さだけ、本体部6からベルト4が引き出される。図7はその引き出し操作を説明する平面図であり、図8は水平断面図である。図7(a)および図8(a)で示すように、摺動部材64が略中央位置にあると、ボビン67は回転可能となっており、係止具43やベルト4の他端部42が把持されるなどして、ベルト4は前記必要な長さだけ引き出される。
次に、図9で示すように、係止具43が、受け部材7の支持軸72の係止受け部722に、軸方向(ベルト4の幅方向)に、スライドさせて嵌め込まれる。その後、摺動部材64からリブ675を介して、ボビン67が回転操作され、ベルト4の長さが微調整された後、該摺動部材64が図7(b)および図8(b)で示すように、外方に変位されて、係止片644のスリット645に突起6324が嵌まり込み、ボビン67の回転止めが行われる。こうして、摺動部材64の摺動から回転と言う簡単操作で、所望な長さだけベルト4を引き出して固定し、風などで不所望にベルト4が引き出されないようになっている。
このように本実施形態の区画表示装置1は、地上2に設置される表示部材3の頂部321間に、区画を表示するためのベルト4を張設するにあたって、前記ベルト4の収納部や巻き取り機構を備えておらず、該ベルト4の先端に設けられる係止具43と係合するだけの受け部材7を設けるので、該ベルト4を、地上2に設置の表示部材3に確実に係止しつつ、該ベルト4を収納し、引き出し可能とする本体部6が重複することはなく、無駄の無い構成を実現することができる。
また、本実施形態の区画表示装置1では、受け部材7に対して設けられ、前記ベルト4を巻き取りおよび繰り出し可能な本体部6において、ベルト4を巻き取ったボビン67を支持する支持軸62およびコーン32の頂部321に被せられる取り付き部61を、それぞれ前記受け部材7の支持軸72および取り付き部71と同一形状とするので、これらの支持軸62および取り付き部61として、受け部材7をそのまま用いることができ、部品を共用化して、一層無駄の無い構成を実現することができる。
さらにまた、本実施形態の区画表示装置1では、収納筒63には、開口6325が形成される一側面とは、少なくとも180度対向位置に係止受け部6326が形成されるので、ベルト4との係合を本体部6においても行うことができ、該本体部6を多数並べて、連続して区画表示を行うことができる。
また、本実施形態の区画表示装置1では、ボビン67の上端には、該ボビンに67連動して回転し、直径線方向に摺動可能な摺動部材64を備え、前記摺動部材64は、前記収納筒63の上端に形成された傾斜面6323による開口部から露出し、該摺動部材64が外周側に変位した状態で、該摺動部材64の先端のスリット645と前記開口部6323の周縁の突起6324とが係合し、ボビン67の回転止めを実現するので、摺動部材64を摺動させるか否かで、ボビン67の回転止めを行うか、回転を許容するかを容易に切換えることができる。
さらにまた、本実施形態の区画表示装置1では、前記摺動部材64は、中央位置に復帰した状態で、前記ボビン67を回転させるつまみとして使用可能であるので、つまみ操作だけで、ボビン67の回転から回転止めまでを行うことができ、操作が簡単である。
また、本実施形態の区画表示装置1では、係止受け部6326および係止受け部722が、ベルト4の厚み方向に対する断面が大略的にT字状に形成され、係止具43の断面は、大略的にコの字状で、かつそのコの字の先端に内向きの突起431,432を有する形状に形成されるので、ベルト4の幅方向にスライドさせて係止具43を係止受け部6326,722に嵌め込んでゆくことで、ベルト4の長手方向、すなわち引張りに対する外れ止めを行うことができる。こうして、簡単な構造で、ベルト4の外れ止めを行うことができる。
また、本実施形態の区画表示装置1では、前記係止受け部722は、棒状の支持軸72の少なくとも180度対向位置に一対で設けられるので、たとえば受け部材7を中央に配置し、その両側に本体部6を設けることで、前記ベルト4の収納機構などが設けられておらず、比較的軽量の該受け部材7に対して、風圧などが均等に作用して、転倒防止に効果的である。
なお、係止受け部6326および係止受け部722が大略的にコの字状で、かつそのコの字の先端に内向きの突起を有する形状に、係止具43が大略的にT字状に形成されてもよい。
1 区画表示装置
2 地上
3 表示部材
31 基台
32 コーン
321 頂部
4 ベルト
43 係止具
6 本体部
61 取り付き部(第2の取り付き部)
62 支持軸
63 収納筒
631 受け部
632 筒部
6324 突起
6326 係止受け部
64 摺動部材
644 係止片
645 スリット
67 ボビン
7 受け部材
71 取り付き部(第1の取り付き部)
72 支持軸(軸部)
722 係止受け部

Claims (5)

  1. 地上設置の表示部材の頂部に被せて使用され、帯状体を繰り出す本体部と、繰り出された帯状体の先端を係止する受け部材とを備えて構成され、前記表示部材間に区画を表示するための前記帯状体を張設する区画表示装置において、
    前記受け部材は、
    前記頂部の形状に沿った受け形状に形成されて、前記頂部に被せられる第1の取り付き部と、
    前記第1の取り付き部の上端から延び、側面に、前記帯状体の先端に設けられる係止具と係合する係止受け部を有する棒状の軸部とを有し、
    前記本体部は、
    前記帯状体と、
    前記帯状体を巻き取るボビンと、
    前記帯状体を巻き取ったボビンを収容し、一側面に形成した開口から前記帯状体が繰り出し可能な収納筒と、
    前記表示部材の頂部の形状に沿った受け形状に形成されて、前記頂部に被せられるとともに、前記収納筒が固定される第2の取り付き部と、
    前記第2の取り付き部の上端から延び、前記ボビンを外周面で回転自在に支持する棒状の支持軸とを有し、
    前記第2の取り付き部が前記第1の取り付き部と同一形状であり、前記支持軸が前記軸部と同一形状であることを特徴とする区画表示装置。
  2. 前記収納筒には、前記開口が形成される一側面とは、少なくとも180度対向位置に係止受け部が形成されることを特徴とする請求項記載の区画表示装置。
  3. 前記ボビンの上端には、該ボビンに連動して回転し、直径線方向に摺動可能な摺動部材を備え、
    前記摺動部材は、前記収納筒の上端に形成された開口部から露出し、該摺動部材が外周側に変位した状態で、該摺動部材の先端と前記開口部の周縁とが係合し、前記ボビンの回転止めを実現することを特徴とする請求項または記載の区画表示装置。
  4. 前記摺動部材は、中央位置に復帰した状態で、前記ボビンを回転させるつまみとして使用可能であることを特徴とする請求項記載の区画表示装置。
  5. 前記係止具と係止受け部との内の一方は、前記帯状体の幅方向に延びて形成され、該帯状体の厚み方向に対する断面が、大略的にコの字状で、かつそのコの字の先端に内向きの突起を有する形状に形成され、
    前記係止具と係止受け部との内の他方は、前記帯状体の厚み方向に対する断面が大略的にT字状に形成され、
    前記係止受け部は、前記棒状体の少なくとも180度対向位置に一対で設けられることを特徴とする請求項の何れか1項に記載の区画表示装置。
JP2014005035A 2014-01-15 2014-01-15 区画表示装置 Active JP6332974B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014005035A JP6332974B2 (ja) 2014-01-15 2014-01-15 区画表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014005035A JP6332974B2 (ja) 2014-01-15 2014-01-15 区画表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015132135A JP2015132135A (ja) 2015-07-23
JP6332974B2 true JP6332974B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=53899557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014005035A Active JP6332974B2 (ja) 2014-01-15 2014-01-15 区画表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6332974B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6773869B1 (ja) * 2019-10-23 2020-10-21 中発販売株式会社 ベルトパーティション

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0207357D0 (en) * 2002-03-28 2002-05-08 Bentley Advertising & Design L Cone-mountable barrier and method of provision thereof
JP2004308184A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Hideyasu Oshiro 柵テープ支持具
JP2006144410A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Daifuku Co Ltd 標識体用防柵材保持具
US7909310B2 (en) * 2007-11-19 2011-03-22 Weiner Steven L Portable barrier apparatus
JP2013007991A (ja) * 2011-05-24 2013-01-10 Chuhatsu Hanbai Kk シートリール
JP3178261U (ja) * 2012-06-26 2012-09-06 原度器株式会社 テープ式保安柵

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015132135A (ja) 2015-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8684390B1 (en) Retractable tow strap apparatus
JP6035611B2 (ja) 群衆を規制するバリア
US7866615B2 (en) Display support device
US10836300B2 (en) Fastening device for detachably fastening of an object to a vehicle floor
US20070181739A1 (en) Flexible material storage device
US8157245B2 (en) Ratchet tie-down and reinforcement assembly
US9073097B2 (en) Retractable cleaning cloth for mobile devices
US4741486A (en) Paper towel holder
JP6332974B2 (ja) 区画表示装置
WO2005121001A1 (en) Retractable reeled tape and control mechanism therefor
US20030052069A1 (en) Support bracket for garden hose attachments
US6491266B1 (en) Foldable stand with rotatable legs for camera or microphone
US8974159B1 (en) Vehicle load securing apparatus
US20170349241A1 (en) Extendable and retractable boat awning
US10029762B2 (en) Tether and clamp assembly
US20100260571A1 (en) Cargo Bar
JP2005206243A (ja) ウェブ材料のためのディスペンサ
JP4471869B2 (ja) 区画用ベルト装置
US20060071495A1 (en) Telescoping luggage cover
JP5794828B2 (ja) 巻取り式テープ装置
JP6383612B2 (ja) ストッパー
JP6468090B2 (ja) メジャーを格納したパイロン
JPH065742Y2 (ja) 釣用リールのスプール
JP3008762U (ja) パーテーションスタンド
US3679039A (en) Ribbon spool

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6332974

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250