JP6332666B2 - 防火扉用ラッチ錠 - Google Patents
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Description
特許文献1の防火扉用錠は、火災発生時に、感温手段であるセンサーピンが素早く反応して溶融または熱変形し、扉が反る前に錠杆が受部材の受孔に確実に進入して施錠する。従って、扉の反りにより生ずる扉と枠との間の隙間からの炎や煙の拡散を防止して、防火や防煙を確実に行なうことができる。
また、特許文献2の扉錠は、閉扉時に、上端部と下端部の少なくとも2箇所のラッチ錠によって確実に施錠されるので、強固な施錠状態が得られると共に、1個のハンドルの操作によりそれらの各ラッチ錠を同時に解錠して開扉できる。火災が発生した場合、少なくとも2箇所のラッチ錠の施錠により扉の反りを防ぐことができるので、炎や煙の拡散を防止することができる。
本発明の請求項1記載の防火扉用ラッチ錠11は、蝶番15によって扉枠17に支持されて開閉自在となる扉13の戸先側の扉上部と扉下部に設けられるケース43と、
前記ケース43に進退自在且つ揺動自在に保持されラッチばね65によって前記扉13から突出されて扉枠17の係合穴51に係合する反転ラッチ45と、
前記反転ラッチ45の閉扉側面に形成され閉扉時に前記扉枠17からの反力によって前記反転ラッチ45を後退させる傾斜面73と、
前記反転ラッチ45の開扉側面に形成され開扉時に前記係合穴51からの反力によって前記反転ラッチ45を揺動させる進退方向平行面75と、
前記反転ラッチ45に形成される進退方向に沿うガイド面77と、
前記ケース43に揺動自在に支持され規制ばね81によって前記ガイド面77に摺接する位置に付勢され前記反転ラッチ45の後退を許容して揺動を阻止する規制部材79と、
前記規制ばね81に抗して前記規制部材79を前記ガイド面77に摺接しない位置に保持し火災時の熱により溶解または変形して前記保持を解除するストッパー47と、
を具備することを特徴とする。
そして、防火扉用ラッチ錠11では、ケース43、反転ラッチ45、規制部材79を、既存の反転ラッチ錠のものから流用することが可能となる。つまり、ストッパー47のみを新規に製作して組み込み、扉13の戸先側扉上部と扉下部とに取り付けることで、防火扉を簡便に構成することが可能となる。
前記ストッパー47は、前記ケース43に開口するストッパー装着穴97へ外側から差し込まれて前記規制部材79を前記ガイド面77に摺接しない位置に保持することを特徴とする。
図1は本発明の実施形態に係る防火扉用ラッチ錠を備えた扉の正面図、図2は図1に示した防火扉用ラッチ錠の側断面図、図3は図1に示した防火扉用ラッチ錠の平断面図、図4は図1に示した防火扉用ラッチ錠のストッパー装着前の分解斜視図である。
本実施形態に係る防火扉用ラッチ錠11は、防火の対象となる例えばスチール製の扉13に取り付けられる。扉13は、蝶番15を介して吊元側が扉枠17に吊られて開閉自在となる。扉13には戸先側の上下方向略中央部に、通常の錠装置19が取り付けられる。
図5は閉扉時の防火扉用ラッチ錠を平断面とした動作説明図、図6は開扉時の防火扉用ラッチ錠を平断面とした動作説明図、図7は火災発生時にストッパーの変形した防火扉用ラッチ錠を平断面とした動作説明図、図8は火災発生時に規制部材がガイド面に摺接した防火扉用ラッチ錠を側断面とした動作説明図、図9は図8の防火扉用ラッチ錠を平断面とした動作説明図である。
防火扉用ラッチ錠11では、図3に示すように、反転ラッチ45が、ラッチばね65によって付勢され、ケース43から突出される。ケース43から突出した反転ラッチ45は、扉枠17の係合穴51に係合される。扉枠17に係合状態の反転ラッチ45は、図6に示すように、扉13が開かれれば、進退方向平行面75が係合穴51の縁部に当たり、係合穴51から受ける反力によって揺動するとともに、ラッチばね65の付勢力に抗してケース43内に後退して、係合穴51との係合が解除されて開扉を可能とする。
つまり、扉13の開閉に伴って反転ラッチ45は、揺動し、後退することで、扉13の開閉を妨げることがない。
なお、ストッパーの形状は、上述のストッパー47の他に、種々の形状のものが考えられる。ストッパー103は、例えば図10に示すように、下側が開放するコ字状のストッパー本体107の両側の垂下端に、係止突起109と、連動部材回転規制片111と、を設けるものであってもよい。このストッパー103によれば、ケース43の上側から装着されることで、係止突起109が一方のケース側板113に穿設した係止穴(図示略)に進入し、連動部材回転規制片111が他方のケース側板113のストッパー装着穴97に進入して、ケース43に保持される。ストッパー装着穴97に進入した連動部材回転規制片111は、連動部材85に当接することで、規制部材79を、反転ラッチ45と干渉しない位置に保持させる。
13…扉
15…蝶番
17…扉枠
43…ケース
45…反転ラッチ
47…ストッパー
51…係合穴
65…ラッチばね
73…傾斜面
75…進退方向平行面
77…ガイド面
78…揺動一端
79…規制部材
80…揺動他端
81…規制ばね
83…揺動軸
97…ストッパー装着穴
Claims (2)
- 蝶番によって扉枠に支持されて開閉自在となる扉の戸先側の扉上部と扉下部に設けられるケースと、
前記ケースに進退自在且つ揺動自在に保持されラッチばねによって前記扉から突出されて扉枠の係合穴に係合する反転ラッチと、
前記反転ラッチの閉扉側面に形成され閉扉時に前記扉枠からの反力によって前記反転ラッチを後退させる傾斜面と、
前記反転ラッチの開扉側面に形成され開扉時に前記係合穴からの反力によって前記反転ラッチを揺動させる進退方向平行面と、
前記反転ラッチに形成される進退方向に沿うガイド面と、
前記ケースに揺動自在に支持され規制ばねによって前記ガイド面に摺接する位置に付勢され前記反転ラッチの後退を許容して揺動を阻止する規制部材と、
前記規制ばねに抗して前記規制部材を前記ガイド面に摺接しない位置に保持し火災時の熱により溶解または変形して前記保持を解除するストッパーと、
を具備することを特徴とする防火扉用ラッチ錠。 - 請求項1記載の防火扉用ラッチ錠であって、
前記ストッパーは、前記ケースに開口するストッパー装着穴へ外側から差し込まれて前記規制部材を前記ガイド面に摺接しない位置に保持することを特徴とする防火扉用ラッチ錠。
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