JP6331744B2 - チューブ式タイヤ及びそれを用いたタイヤ・リム組立体 - Google Patents

チューブ式タイヤ及びそれを用いたタイヤ・リム組立体 Download PDF

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本発明は、耐パンク性能と燃費性能とを両立したチューブ式タイヤ、及びそれを用いたタイヤ・リム組立体に関する。
自動車等の車両に広く一般に使用されているタイヤとして、空気入りタイヤが知られている。空気入りタイヤには、何らかの原因で空気が漏れて走行不能となる状態、即ちパンク状態、になり得るという欠点がある。
一方、パンク状態の心配がなく、しかも製造が比較的容易な、空気入りタイヤとは別タイプの非空気式タイヤに関する種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の非空気式タイヤは、同軸的に配置された外周輪と内周輪との間を周方向に間隔をおいて配置された複数のフィンで連結したスポーク構造体と、該スポーク構造体の外周側に装着されたトレッドリングとからなるタイヤである。
特開2013−39922号公報
しかしながら、特許文献1に開示された非空気式タイヤにおいては、スポーク構造体が周方向に間欠的に配置されている。このため、非空気式タイヤにおいては、空気入りタイヤに比べて、周方向の剛性が不均一となることから、タイヤ転動時のトレッドリングの変形が空気入りタイヤのトレッド部に比べて大きい。従って、非空気式タイヤでは、エネルギー損失が過度に大きくなり、ひいては転がり抵抗を抑制することができないことから、優れた燃費性能を発揮することができるか不明である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、特に、耐パンク性能と燃費性能とを両立したタイヤ及びこのタイヤを用いたタイヤ・リム組立体を提供することを目的とする。
本発明に係るタイヤは、トレッドリングと、上記トレッドリングの内周面に取り付けられたチューブとを備えるチューブ式タイヤである。タイヤ子午断面視で、上記チューブ内に、上記トレッドリングの内周面に平行に延在する第1延在部と、上記第1延在部と連なりタイヤ径方向内側に延在する2つの第2延在部と、を含む隔壁が形成されている。上記チューブの内腔は、上記隔壁によって上記トレッドリングに近い第1室と、上記トレッドリングから遠い第2室と、に区画形成されている。上記第1室には弾性体が充填され、上記第2室には気体が充填されている。
また、本発明に係るタイヤ・リム組立体は、上記チューブ式タイヤと、上記チューブ式タイヤが取り付けられたリムとを含む。
本発明に係るチューブ式タイヤ(タイヤ・リム組立体)では、トレッドリングを採用するとともに、2層構造のチューブの特定領域へ充填する材料について限定を加えている。その結果、本発明に係るチューブ式タイヤ(タイヤ・リム組立体)によれば、耐パンク性能と燃費性能とを両立することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るチューブ式タイヤの一例を示すタイヤ子午断面図である。
以下に、本発明に係るチューブ式タイヤの実施の形態(以下に示す、基本形態1及び付加的形態1及び2)並びに本発明に係るタイヤ・リム組立体の実施の形態(以下に示す基本形態2)を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、これらの実施の形態は、本発明を限定するものではない。また、上記実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。さらに、上記実施の形態に含まれる各種形態は、当業者が自明の範囲内で任意に組み合わせることができる。
以下の説明において、タイヤ径方向とは、チューブ式タイヤ(又はタイヤ・リム組立体)の回転軸と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、上記回転軸を中心軸とする周り方向をいう。さらに、タイヤ幅方向とは、上記回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CL(タイヤ赤道線)に向かう側、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CL(タイヤ赤道線)から離れる側をいう。なお、タイヤ赤道面CL(タイヤ赤道線)とは、チューブ式タイヤ等の回転軸に直交するとともに、チューブ式タイヤ等のタイヤ幅の中心を通る平面(線)である。
また、本実施の形態において言及される諸規定(例えば、正規リム、正規内圧、正規荷重)は、以下に示す定義に従う。即ち、正規リムとは、JATMAに規定される「標準リム」、TRAに規定される「Design Rim」、又はETRTOに規定される「Measuring Rim」をいう。また、正規内圧とは、JATMAで規定される「最高空気圧」、TRAで規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、又はETRTOで規定される「INFLATION PRESSURES」をいう。さらに、正規荷重とは、JATMAで規定される「最大負荷能力」、TRAで規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、又はETRTOで規定される「LOAD CAPACITY」をいう。
<チューブ式タイヤ>
[基本形態1]
図1は、本発明の実施の形態に係るチューブ式タイヤの一例を示すタイヤ子午断面図(タイヤ赤道面CLを中心にタイヤ幅方向内側から両外側までの図)である。即ち、同図に示すチューブ式タイヤ10は、トレッドリング12と、トレッドリング12の内周面に取り付けられたチューブ14とを備える。
トレッドリング12は、中実の弾性体である。トレッドリング12は、タイヤ周方向の全周に亘って延在し、全体としてリング形状をなす。トレッドリング12は、通常の空気入りタイヤにおいてトレッドゴムとして使用される公知の材料から構成される。
また、トレッドリング12の外周面は、タイヤ転動時に路面と接触する面であって、空気入りタイヤのトレッド表面に相当する面である。トレッドリング12の外周面には、ウェット路面における走行性能の向上等のために、所定の模様のトレッドパターンが形成されている。
さらに、トレッドリング12には、排水性能向上のため、任意選択的に、タイヤ径方向に延在する貫通孔を形成することができる。また、トレッドリング12の内周面には、排水性能向上のため、任意選択的に、所定の模様のトレッドパターンを形成することができる。
次に、チューブ14は、天然ゴム、ブチルゴムのような合成ゴム等から構成される、中空の弾性体である。チューブ14は、タイヤ周方向の全周に亘って延在し、全体としてリング形状をなす。チューブ14の内腔には、空気、窒素等の気体や、熱可塑性ウレタン等の弾性体が充填される。
このような前提の下、図1に示す基本形態1のチューブ式タイヤ10は、タイヤ子午断面視で、チューブ14内に、トレッドリング12の内周面に平行に延在する第1延在部14a1と、第1延在部14a2と連なりタイヤ径方向内側に延在する2つの第2延在部14a2、14a2と、を含む隔壁14aが形成されている。隔壁14aとしては、チューブ14に用いる通常のゴム部材の他、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、及び熱可塑性ポリウレタン等を用いることができる。
これにより、チューブ14の内腔は、隔壁14aによってトレッドリング12に近い第1室141と、トレッドリング12から遠い第2室142と、に区画形成されている。そして、第1室141には弾性体が充填され、第2室142には気体が充填されている。
ここで、弾性体としては、例えば、天然ゴム、イソプレン・イソブチレン共重合体のハロゲン化物及びイソブチレン・パラメチルステレン共重合体のハロゲン化物からなる、加硫物並びにこれらの混合物が含まれる。また、弾性体としては、その他、熱可塑性ウレタンなどのゴム以外の弾性体も含まれる。
また、気体としては、空気が一般的であるが、その他窒素ガスや、空気と窒素との混合物等が挙げられる。
なお、第1室141への弾性体の注入は、図1に示す逆止弁V1を介して行い、第2室142への気体の注入は、同図に示す逆止弁V2を介して行う。これらの逆止弁V1、V2は、例えば、タイヤのユニフォミティを考慮して、タイヤ周方向の逆側(対向位置)に位置させることができる。特に、第1室への熱可塑性ウレタンの充填は、発泡ウレタンを、逆止弁V1を介して注入し、次いで第1室内で発泡ウレタンを硬化させることによって、行うことができる。
(作用等)
本実施の形態においては、図1に示すように、トレッドリング12に近い第1室141に、弾性体を充填している。これにより、トレッドリング12の外表面に、釘等の異物が突き刺さったような場合であっても、トレッドリング12のタイヤ径方向内側に位置する第1室141に弾性体が充填されているのでパンクが回避され、優れた耐パンク性能を発揮することができる。
また、本実施の形態においては、チューブを使用せずに内腔がインナーライナ―によって区画形成されている通常の空気入りタイヤと同様に、第2室142に気体が充填されている。このため、タイヤ転動時にトレッドリング12とチューブ14とからなるユニットの回転中心が接地面側に偏るいわゆる偏芯変形が生ずることで、トレッドリング12の変形が抑制される。よって、エネルギー損失が抑制されることから、転がり抵抗を抑制し、ひいては優れた燃費性能を発揮することもできる。
以上に示すように、本実施の形態に係るチューブ式タイヤによれば、トレッドリングを採用するとともに、2層構造のチューブの特定領域へ充填する材料について限定を加えることで、特に、耐パンク性能と燃費性能とを両立することができる。
なお、以上に示す、本実施の形態のチューブ式タイヤは、まず、トレッドリングとチューブとを別体として製造する。トレッドリングについては、材料の混合工程、材料の加工工程、グリーン体の成形工程、加硫工程及び加硫後の検査工程等を経て得る。また、チューブについては、例えば、チューブの外輪郭部分と、隔壁とを、別々に押し出し成形により用意する。次いでこの外輪郭部分と隔壁とを連結するとともに、この連結体の延在方向の両端部同士を接合して環状とした状態で、加硫を行い、チューブを得る。或いは、外輪郭部分と隔壁を一体で押し出し成形した後、延在方向の両端部同士を接合して環状とした状態で、加硫を行い、チューブを得てもよい。そして、最後に、トレッドリングとチューブとを組み合わせて、チューブ式タイヤを得る。
[付加的形態]
次に、本発明に係るチューブ式タイヤの基本形態1に対して、任意選択的に実施可能な、付加的形態1及び2を説明する。
(付加的形態1)
基本形態1においては、図1に示す第1室141の最大厚みT1は、トレッドリング12の最大厚みT2の30%以上300%以下であること(付加的形態1)が好ましい。ここで、第1室141の最大厚みとは、図1に示す隔壁14aの延在方向に垂直に測定した場合の、第1室141の最大寸法をいう。また、トレッドリング12の最大厚みT2とは、図1に示すトレッドリング12の内周面の延在方向に垂直に測定した場合の、トレッドリング12の最大寸法をいう。
最大厚みT1を最大厚みT2の30%以上とすることで、第1室141の厚みを十分に確保することができる。これにより、トレッドリングの外表面に、釘等の異物が突き刺さった場合でも、トレッドリング12のタイヤ径方向内側に位置する第1室141に充填された弾性体の存在により、パンクがさらに高いレベルで回避され、耐パンク性能をさらに高めることができる。
また、最大厚みT1を最大厚みT2の300%以下とすることで、第1室141の厚みを過度に大きくすることなく、第2室142の容積を十分に確保することができる。これにより、内腔全体が弾性体で満たされた場合に比べて、第2室142に充填された気体の存在によって、タイヤ転動時にトレッドリング12とチューブ14とからなるユニットの偏芯変形が高いレベルで実現されることから、燃費性能さらに高めることができる。
なお、最大厚みT1をトレッド最大厚みT2の50%以上250%以下とすることで、上記効果をそれぞれより高いレベルで奏することができる。また、トレッド最大厚みT2に対する最大厚みT1の下限値については、100%以上とすることで、上記効果をさらに高いレベルで奏することができる。
(付加的形態2)
基本形態1又は基本形態1に付加的形態1を加えた形態においては、図1に示す第1室141についての、第1延在部14a1に沿う領域の平均厚みt1と、第2延在部14a2に沿う領域の平均厚みt2とが、t1≧t2の関係を満たすこと(付加的形態2)が好ましい。
ここで、第1室141の第1延在部14a1に沿う領域の平均厚みt1とは、図1に示す第1延在部14a1に垂直に測定した、上記領域の最大寸法と最小寸法との和の1/2の寸法をいう。同様に、第1室141の第2延在部14a2に沿う領域の平均厚みt2とは、図1に示す第2延在部14a2に垂直に測定した、上記領域の最大寸法と最小寸法との和の1/2の寸法をいう。
2つの平均厚みt1、t2が、t1≧t2の関係を満たすことで、第1室141のうち、特に耐パンク性能に影響を及ぼし易い第1延在部14a1に沿う領域の厚みを大きくして、耐パンク性能をさらに高めることができる。
また、上記関係を満たすことで、耐パンク性能に貢献する可能性の低い、第2延在部14a1に沿う領域の平均厚みを小さくして、第1室141の厚みを全体として過度に大きくすることなく、第2室142の容積を十分に確保することができる。これにより、第2室142にさらに多くの気体を充填して、タイヤ転動時にトレッドリング12とチューブ14とからなるユニットの偏芯変形をさらに高いレベルで実現できることから、燃費性能さらに高めることができる。
<タイヤ・リム組立体>
[基本形態2]
本実施の形態のタイヤ・リム組立体は、上述した図1に示すチューブ式タイヤ10と、チューブ式タイヤ10が取り付けられたリムとを含む。本実施の形態におけるリムとは、上述した正規リムのみならず、図1に示すチューブ式タイヤ10専用のリムも含まれる。なお、チューブ式タイヤ10のリム組みは、従来の方法で行うことができる。
本実施の形態のタイヤ・リム組立体によれば、チューブのトレッドリング側の第1室に弾性体を充填したことにより、優れた耐パンク性能を発揮することができる。また、本実施の形態のタイヤ・リム組立体によれば、チューブのリム側の第2室に気体を充填したことにより、トレッドリングとチューブとのユニットについて、偏芯変形が高いレベルで実現されることから、優れた燃費性能を発揮することもできる。
なお、以上に示す、本実施の形態のタイヤ・リム組立体を製造する際には、まず、チューブをリムの外周面に組み付け、次いでトレッドリングを、チューブの外周面を覆うように配設する。そして、図1に示す第1室141には逆止弁V1を介して弾性体を充填するとともに、第2室142には逆止弁V2を介して気体を充填することで、所望のタイヤ・リム組立体を得ることができる。
タイヤサイズを195/65R15とし、図1に示す各構成要素を有し、表1に示す諸条件を満たす実施例1から実施例6のチューブ式タイヤを作製した。
これに対し、タイヤサイズを195/65R15とし、チューブ14を有さないこと以外は実施例1のチューブ式タイヤと同じ構造の、従来例の空気入りタイヤを作製した。
このように作製した、実施例1から実施例6及び従来例の各試験タイヤについて、耐パンク性能と、燃費性能とについての評価を行った。それらの結果を表1に併記する。
(耐パンク性能)
各試験タイヤを正規リムにリム組みするとともに、空気圧230kPaを充填して1800CCクラスの車両の前後輪に装着し、正規荷重が負荷された状態で、非舗装路面を速度80〜120km/hにて走行させ、パンクに至るまでの走行距離を測定した。そして、この測定結果に基づいて従来例を基準(100)とした指数評価を行った。この評価は、指数が大きいほど耐パンク性能が高いことを示す。
(燃費性能)
各試験タイヤを正規リムにリム組みするとともに、空気圧230kPaを充填して、排気量1800CCのセダン型車両に装着した。次いで、正規荷重が負荷された状態で、全長2kmのテストコースにて、この車両を速度100km/hで走行させ、ガソリン1リットル当たりの走行距離を測定した。そして、この測定結果に基づいて従来例を基準(100)とした指数評価を行った。この評価は、指数が大きいほど燃費性能が高いことを示す。
Figure 0006331744
表1によれば、本発明の技術的範囲に属する(トレッドリングを採用するとともに、2層構造のチューブの特定領域へ充填する材料について限定を加えている)実施例1から実施例6のチューブ式タイヤについては、いずれも、本発明の技術的範囲に属さない、従来例の空気入りタイヤに対して、耐パンク性能と燃費性能との両立が図られていることが判る。
10 チューブ式タイヤ
12 トレッドリング
14 チューブ
141 第1室
142 第2室
14a 隔壁
14a1 第1延在部
14a2 第2延在部
CL タイヤ赤道面
T1 第1室141の最大厚み
T2 トレッドリング12の最大厚み
t1 第1延在部に沿う領域の平均厚み
t2 第2延在部に沿う領域の平均厚み
V1、V2 逆止弁

Claims (4)

  1. トレッドリングと、前記トレッドリングの内周面に取り付けられたチューブとを備えるチューブ式タイヤにおいて、
    タイヤ子午断面視で、前記チューブ内に、前記トレッドリングの内周面に平行に延在する第1延在部と、前記第1延在部と連なりタイヤ径方向内側に延在する2つの第2延在部と、を含む隔壁が形成され、前記チューブの内腔は、前記隔壁によって前記トレッドリングに近い第1室と、前記トレッドリングから遠い第2室と、に区画形成され、
    前記第1室には第1の逆止弁を介して弾性体が充填され、前記第2室には第2の逆止弁を介して気体が充填され
    前記チューブは、タイヤ全周にわたり、タイヤ径方向及びタイヤ幅方向の少なくとも一方向において2重構造となっており、
    前記第1室はタイヤ幅方向の両側において、タイヤ径方向内側で終端している、ことを特徴とするチューブ式タイヤ。
  2. 前記第1室の最大厚みは、前記トレッドリングの最大厚みの30%以上300%以下である、請求項1に記載のチューブ式タイヤ。
  3. 前記第1室についての、前記第1延在部に沿う領域の平均厚みt1と、前記第2延在部に沿う領域の平均厚みt2とが、
    t1≧t2
    の関係を満たす、請求項1又は2に記載のチューブ式タイヤ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のチューブ式タイヤと、前記チューブ式タイヤが取り付けられたリムとを含む、タイヤ・リム組立体。
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