JP6331333B2 - 判定プログラム、判定装置、および判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、判定プログラム、判定装置、および判定方法に関する。
従来、化学、石油、発電プラントやゴミ焼却場などの排気ガスを清浄化するために、放電極により排気ガス中の塵を帯電させて集塵板に付着させ、ハンマーにより集塵板を槌打して集塵板に付着した塵を落下させて収集する電気集塵機がある。また、電気集塵機の連続稼働に伴って、集塵板を槌打するハンマーを作動させる作動機構に排気ガス中の塵が付着してしまい、集塵板を槌打する力が低下してしまう。このため、電気集塵機のメンテナンスが行われ、作動機構に付着した塵が除去されることになる。
関連する技術としては、例えば、建屋の骨材および伝動軸に生じた振動を検出する検出器と、伝動軸のトルクを検出する検出器との出力信号のレベル、および伝動軸の回転位相を検出する検出器に対する遅れの程度により、槌打部分の異常を検出するものがある。
特開平9−276740号公報
しかしながら、上述した従来技術では、ハンマーを作動させる作動機構に対してどの程度塵が付着しているかを判断することが難しい。例えば、電気集塵機の内部は高温の排気ガスが通過したり放電極から放電したり有害な塵が浮遊しているため、点検員が作動機構に近づいて目視でどの程度塵が付着しているか判断するためには、電気集塵機の稼働を一旦停止して機内に進入可能な状態にすることになる。
1つの側面では、本発明は、電気集塵機の作動機構の固着状態を判定することができる判定プログラム、判定装置、および判定方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、作動機構により作動するハンマーが電気集塵機の集塵板を打つタイミングを取得し、取得した前記タイミングの予定タイミングからの遅延時間が所定時間を超え、かつ、取得したタイミング間の間隔の変動量が所定の基準以上か否かに応じて、前記作動機構の固着状態を判定し、判定結果を出力する判定プログラム、判定装置、および判定方法が提案される。
本発明の一態様によれば、電気集塵機のメンテナンス予定の決定を支援することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる判定プログラムによって、電気集塵機100が有する作動機構の固着状態を判定する一例を示す説明図である。 図2は、判定内容の一例を示す説明図である。 図3は、判定装置110を用いた集塵システム300の構成例を示す説明図である。 図4は、判定装置110のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5は、判定テーブル500の記憶内容の一例を示す説明図である。 図6は、時間テーブル600の記憶内容の一例を示す説明図である。 図7は、判定装置110の機能的構成例を示すブロック図である。 図8は、作動機構105の固着度合いを算出する一例を示す説明図である。 図9は、設定処理手順の一例を示すフローチャートである。 図10は、判定処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる判定プログラム、判定装置、および判定方法の実施の形態を詳細に説明する。
(固着状態を判定する一例)
図1は、実施の形態にかかる判定プログラムによって、電気集塵機100が有する作動機構の固着状態を判定する一例を示す説明図である。
図1において、判定装置110は、判定プログラムを実行するコンピュータである。判定装置110は、判定プログラムを実行することにより、電気集塵機100のハンマーの作動機構の固着状態を判定する。固着状態とは、作動機構に一定以上の塵が付着し始めてから作動機構が固着するまでの状態であって、作動機構が正常に動作しない状態を言う。
以下の説明では、どのくらい作動機構に塵が付着しているかを表す度合いを「固着度合い」と表記する場合がある。換言すれば、作動機構に一定以上の塵が付着し始めてから作動機構が固着するまでの過程についての進行度合いを「固着度合い」と表記する場合がある。
ここで、電気集塵機100は、排気ガスを吸入し、排気ガス中の塵を収集し、排気ガスを清浄化して排出する機械である。電気集塵機100は、放電線101、集塵板102、モーター103、シャフト104、作動機構105、ハンマー106、および叩き座107を有する。
放電線101は、放電極になり、マイナスの高電圧が印加される導線である。放電線101は、コロナ放電を行うことにより、排気ガス中の塵をプラスに帯電させる。集塵板102は、集塵極になり、接地される導体である。集塵板102は、集塵板102と放電線101との間に発生した電界により、プラスに帯電された排気ガス中の塵を、集塵板102の表面に収集する。
モーター103は、回転運動の運動エネルギーを発生させる機械である。モーター103は、シャフト104に連結され、シャフト104に運動エネルギーを伝達させて、シャフト104を回転させる。シャフト104は、作動機構105を有し、シャフト104の回転に従って作動機構105を回転させる。
作動機構105は、ハンマー106を有し、作動機構105の回転に従ってハンマー106を振り上げ、重力による落下運動に従ってハンマー106を振り下ろす。ハンマー106は、集塵板102に連結された叩き座107を槌打して、叩き座107に衝撃を与える。叩き座107は、集塵板102に連結され、集塵板102に衝撃を伝達する。
図1の例では、判定装置110は、電気集塵機100の運用時に、センサにより各々のハンマー106が叩き座107を槌打したことを検出する。ここで、センサは、例えば、ハンマー106が叩き座107を槌打したことにより発生した振動を検出する。センサは、例えば、ハンマー106が叩き座107を槌打したことにより発生した音を検出してもよい。
次に、判定装置110は、電気集塵機100が初期状態である時にハンマー106が叩き座107を槌打するタイミングと、電気集塵機100が運用中である時にハンマー106が叩き座107を槌打するタイミングとの時間差と、周期の変動量とを算出する。
ここで、タイミングとは、基準時点からのハンマー106が叩き座107を槌打するまでの時間である。基準時点とは、初期時と運用時とに共通する時点である。基準時点とは、例えば、シャフト104の回転角度が所定の角度になった時点である。
また、初期状態とは、電気集塵機100が有するハンマー106の作動機構105の固着状態の判定基準となる状態である。初期状態とは、例えば、電気集塵機100が製造された時の状態、または電気集塵機100がメンテナンスされた時の状態である。換言すれば、固着状態ではない状態である。以下の説明では、電気集塵機100が初期状態である時を「初期時」と表記する場合がある。以下の説明では、電気集塵機100が運用中である時を「運用時」と表記する場合がある。
そして、判定装置110は、算出した時間差と変動量とに基づいて、電気集塵機100の作動機構105の固着状態を判定する。これにより、判定装置110の利用者は、判定結果に基づいて、作動機構のメンテナンスを行い、作動機構に付着した塵を除去することができる。
(判定内容の一例)
次に、図2を用いて、電気集塵機100が有する作動機構105の固着状態を判定する判定内容の一例について説明する。
図2は、判定内容の一例を示す説明図である。まず、判定装置110は、図2(A)のタイミングチャートに示されるような、初期時においてセンサから出力された信号を取得する。以下の説明では、センサから出力された信号を「槌打情報」と表記する場合がある。ここで、槌打情報には、各々のハンマー106が叩き座107を槌打したことにより発生した振動または音を表す信号が含まれる。
次に、判定装置110は、基準時点を決定して、初期時に各々のハンマー106が叩き座107を槌打したタイミングを示す情報を生成して、記憶装置に記憶する。判定装置110は、例えば、基準時点から何番目に発生した信号であるかに基づいて、各々のハンマー106が叩き座107を槌打したことにより発生した信号を特定する。そして、判定装置110は、特定したハンマー106について、基準時点から、基準時点の後に特定したハンマー106が最初に叩き座107を槌打したことにより発生した信号を検出するまでの時間を算出して、タイミングを示す情報として記憶装置に記憶する。
また、判定装置110は、初期時に各々のハンマー106が叩き座107を槌打した周期を示す情報を生成して、記憶装置に記憶する。判定装置110は、例えば、特定したハンマー106について、基準時点から、2回目に叩き座107を槌打したことにより発生した信号を検出するまでの時間を算出する。そして、判定装置110は、最初に叩き座107を槌打したことにより発生した信号を検出するまでの時間と、2回目に叩き座107を槌打したことにより発生した信号を検出するまでの時間との差分を算出して、周期を示す情報として記憶装置に記憶する。
次に、判定装置110は、図2(B)〜(D)のうち、いずれかのタイミングチャートに示されるような、運用時においてセンサから出力された信号を取得する。
・図2(B)の場合
まず、判定装置110が、図2(B)のタイミングチャートに示されるような槌打情報を取得した場合を例に挙げる。以下の説明では、図2(B)のタイミングチャートに示されるような槌打情報を取得した場合を「ケース1」と表記する場合がある。
この場合、判定装置110は、初期時の基準時点に対応する基準時点を決定して、初期時と同様にして、運用時にハンマー106が叩き座107を槌打したタイミングを示す情報を生成する。次に、判定装置110は、初期時のタイミングと、運用時のタイミングとの時間差を算出する。
また、判定装置110は、初期時と同様にして、運用時にハンマー106が叩き座107を槌打した周期を示す情報を生成する。次に、判定装置110は、初期時の周期から運用時の周期までの変動量を算出する。そして、判定装置110は、算出した時間差と、算出した変動量とに基づいて、電気集塵機100の作動機構105の固着状態を判定する。
ここで、作動機構105が固着状態になると、重力による落下運動に従ってハンマー106を振り下ろし始めるタイミングが初期時のタイミングより遅れて、初期時のタイミングと、運用時のタイミングとの時間差が生じることになる。また、作動機構105が固着状態になると、重力による落下運動に従ってハンマー106を振り下ろすことに対する摩擦などの抵抗が初期時の抵抗より大きくなり、初期時のタイミングと、運用時のタイミングとの時間差が生じることになる。このため、判定装置110は、算出した時間差の長さが所定の長さ以上である場合に、作動機構105が固着状態であると判定する。
作動機構105の固着度合いが一定であると、初期時のタイミングと、運用時のタイミングの時間差は一定になり、初期時の周期から運用時の周期までの変動量はなくなる。また、作動機構105の固着度合いが一定ではないと、初期時のタイミングと、運用時のタイミングの時間差は一定ではなくなり、初期時の周期から運用時の周期までの変動量が大きくなる。このため、判定装置110は、算出した変動量が所定の大きさ以上である場合に、作動機構105の固着度合いが一定ではないと判定する。
判定装置110は、図2(B)のタイミングチャートに示されるような槌打情報を取得した場合には、初期時のタイミングと、運用時のタイミングとの時間差がないため、作動機構105が固着状態ではないと判定する。
・図2(C)の場合
次に、判定装置110が、図2(C)のタイミングチャートに示されるような槌打情報を取得した場合を例に挙げる。以下の説明では、図2(C)のタイミングチャートに示されるような槌打情報を取得した場合を「ケース2」と表記する場合がある。
この場合、判定装置110は、図2(B)の場合と同様に、初期時のタイミングと、運用時のタイミングとの時間差を算出し、初期時の周期から運用時の周期までの変動量を算出する。そして、判定装置110は、図2(C)のタイミングチャートに示されるような槌打情報を取得した場合には、初期時のタイミングと、運用時のタイミングとの時間差があるため、作動機構105が固着状態であると判定する。また、判定装置110は、初期時の周期から運用時の周期までの変動量がないため、作業機構の固着度合いが一定であると判定する。
・図2(D)の場合
次に、判定装置110が、図2(D)のタイミングチャートに示されるような槌打情報を取得した場合を例に挙げる。以下の説明では、図2(D)のタイミングチャートに示されるような槌打情報を取得した場合を「ケース3」と表記する場合がある。
この場合、判定装置110は、図2(B)の場合と同様に、初期時のタイミングと、運用時のタイミングとの時間差を算出し、初期時の周期から運用時の周期までの変動量を算出する。そして、判定装置110は、図2(D)のタイミングチャートに示されるような槌打情報を取得した場合には、初期時のタイミングと、運用時のタイミングとの時間差があるため、作動機構105が固着状態であると判定する。また、判定装置110は、初期時の周期から運用時の周期までの変動量があるため、作業機構の固着度合いが一定ではないと判定する。
これにより、判定装置110は、作動機構105が固着状態であるか否かを判定するとともに、作動機構105の固着度合いが一定か否かを判定することができる。そして、判定装置110は、作動機構105の固着状態を、判定装置110の利用者に通知することができる。
ここで、電気集塵機100をメンテナンスするためには、電気集塵機100の稼働を一旦停止して、電気集塵機100に高温の排気ガスを通過させたりコロナ放電させることを停止して、メンテナンス作業者が電気集塵機100に進入可能な状態にすることになる。さらに、電気集塵機100のみを停止すると排気ガスが清浄化されずに排出されることになるため、電気集塵機100のみを停止することができず、プラント内の他の設備をともに停止したりプラント全体を停止することになり、経済的損失が発生してしまう。
しかしながら、判定装置110の利用者は、判定装置110から通知された作動機構105の固着状態を把握して、作動機構105をメンテナンスすべきか否かを判断することができる。そして、判定装置110の利用者は、作動機構105をメンテナンスすべきか否かを判断することができるため、プラント内にある電気集塵機100とは異なる設備のメンテナンス予定を考慮して、適切な時期を見計らって電気集塵機100をメンテナンスすることができる。これにより、プラント全体を停止する期間を減少させることができ、経済的損失を低減することができる。
(集塵システム300の構成例)
図3は、判定装置110を用いた集塵システム300の構成例を示す説明図である。
図3において、ネットワーク310は、判定装置110と、センサ301とが通信可能な通信網である。ネットワーク310は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、携帯電話網などを含む。
判定装置110は、ノート型パソコン、デスクトップ型パソコン、携帯電話機、スマートフォン、PHS(Personal Handyphone System)、およびタブレット型端末などである。判定装置110は、図4に後述するコンピュータにより実現される。
センサ301は、電気集塵機100のモーター103に連結され、ハンマー106が叩き座107を槌打して発生し、ハンマー106、作動機構105、シャフト104、およびモーター103を介して伝達される振動を検出する。センサ301は、例えば、図3に示す伝達経路311を伝達された振動を検出する。また、センサ301は、ハンマー106が叩き座107を槌打して発生し、空気を介して伝達される音を検出してもよい。センサ301は、シャフト104、または集塵板102などに連結されていてもよい。図3において、(1)〜(13)は、各々のハンマー106を識別する番号である。
(判定装置110のハードウェア構成例)
図4は、判定装置110のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、判定装置110は、CPU(Central Processing Unit)401と、ROM(Read Only Memory)402と、RAM(Random Access Memory)403と、磁気ディスクドライブ(Hard Disk Drive)404と、磁気ディスク405と、光ディスクドライブ406と、光ディスク407と、を備える。また、判定装置110は、ディスプレイ408と、インターフェース(I/F:Interface)409と、キーボード410と、マウス411と、スキャナ412と、プリンタ413と、を備える。また、各構成部はバス400によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU401は、判定装置110の全体の制御を司る。ROM402は、ブートプログラム、および判定プログラムなどのプログラムを記憶している。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ404は、CPU401の制御に従って磁気ディスク405に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク405は、磁気ディスクドライブ404の制御で書き込まれたデータを記憶する。
光ディスクドライブ406は、CPU401の制御に従って光ディスク407に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク407は、光ディスクドライブ406の制御で書き込まれたデータを記憶したり、光ディスク407に記憶されたデータをコンピュータに読み取らせたりする。
ディスプレイ408は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ408は、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
I/F409は、通信回線を通じてLAN、WAN、インターネットなどのネットワーク310に接続され、このネットワーク310を介して他の装置に接続される。そして、I/F409は、ネットワーク310と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F409には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード410は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力を行う。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス411は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などを行う。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ412は、画像を光学的に読み取り、判定装置110内に画像データを取り込む。なお、スキャナ412は、OCR(Optical Character Reader)機能を持たせてもよい。また、プリンタ413は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ413には、例えば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。また、光ディスクドライブ406、光ディスク407、ディスプレイ408、キーボード410、マウス411、スキャナ412、およびプリンタ413の少なくともいずれか1つは、なくてもよい。
(判定テーブル500の記憶内容)
次に、図5を用いて、判定テーブル500の記憶内容の一例について説明する。判定テーブル500は、例えば、図4に示したRAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などの記憶領域によって実現される。
図5は、判定テーブル500の記憶内容の一例を示す説明図である。図5に示すように、判定テーブル500は、ケース番号項目に対応付けて、周期項目と、開始時点項目と、判定結果項目と、状態項目を有し、槌打情報を取得するケースごとに各項目に情報が設定されることにより、レコードを記憶する。
ケース番号項目には、ケースの番号が記憶される。周期項目には、ハンマー106が叩き座107を槌打する周期についての判定条件が記憶される。開始時点項目には、ハンマー106を振り下ろし始める開始時点についての判定条件が記憶される。判定結果項目には、固着状態か否かの判定結果が記憶される。状態項目には、作動機構105がどのような状態であるかを示す情報が記憶される。
例えば、レコード501は、ケース番号「1」を含む判定情報を示す。また、レコード501は、運用時にハンマー106が叩き座107を槌打する周期が「初期時と同一」であるという判定条件と、運用時にハンマー106を振り下ろし始める開始時点が「初期時と同一」であるという判定条件と、を含む判定情報を示す。
また、レコード501は、判定条件を満たす場合の判定結果として「作動機構105が固着状態ではない」という判定結果と、判定条件を満たす場合の状態として「初期状態を維持している」という状態と、を含む判定情報を示す。
(時間テーブル600の記憶内容)
次に、図6を用いて、時間テーブル600の記憶内容の一例について説明する。時間テーブル600は、例えば、図4に示したRAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などの記憶領域によって実現される。
図6は、時間テーブル600の記憶内容の一例を示す説明図である。図6に示すように、時間テーブル600は、ハンマー番号項目に対応付けて、初期時開始時点項目と、運用時開始時点項目と、運用時第一周期項目と、運用時第二周期項目と、運用時第三周期項目と、判定結果項目と、状態項目とを有する。時間テーブル600は、ハンマーごとに各項目に情報が設定されることにより、レコードを記憶する。
ハンマー番号項目には、ハンマー106の番号が記憶される。初期時開始時点項目には、初期時に、判定装置110が算出したハンマー106を振り下ろし始める開始時点が記憶される。
運用時開始時点項目には、運用時に、判定装置110が算出したハンマー106を振り下ろし始める開始時点が記憶される。運用時第一周期項目には、運用時に、判定装置110が算出した1回目の周期が記憶される。運用時第二周期項目には、運用時に、判定装置110が算出した2回目の周期が記憶される。運用時第三周期項目には、運用時に、判定装置110が算出した3回目の周期が記憶される。
判定結果項目には、判定装置110が固着状態か否かを判定した結果が記憶される。状態項目には、判定装置110が判定した結果、作動機構105がどのような状態であるかを示す情報が記憶される。
例えば、レコード601は、初期時において、ハンマー番号「13」と、初期時開始時点「00:00:05」と、を含む時間情報を示す。また、レコード601は、運用時において、さらに、運用時開始時点「00:00:05」と、運用時第一周期「00:00:70」と、運用時第二周期「00:00:70」と、運用時第三周期「00:00:70」と、を含む判定情報を示す。また、レコード601は、固着状態の判定後において、さらに、「固着状態ではない」という判定結果を含む判定情報を示す。
(判定装置110の機能的構成例)
次に、図7を用いて、判定装置110の機能的構成例について説明する。
図7は、判定装置110の機能的構成例を示すブロック図である。判定装置110は、制御部700として、取得部701と、判定部702と、出力部703と、を含む。
取得部701は、作動機構105により作動するハンマー106が電気集塵機100の集塵板102を打つタイミングを取得する。取得部701は、例えば、ハンマー106が電気集塵機100の集塵板102を打つ際に発生する振動を検出することにより、タイミングを取得する。
また、取得部701は、例えば、シャフト104の回転角度が所定の角度になった時点を、基準時点として検出する。次に、取得部701は、センサ301により、ハンマー106が叩き座107を槌打して発生し、ハンマー106、作動機構105、シャフト104、およびモーター103を介して伝達された振動を検出する。そして、取得部701は、基準時点から、ハンマー106が叩き座107を槌打した槌打時点までの時間を、ハンマー106が叩き座107を槌打したタイミングを示す情報として取得する。
また、取得部701は、例えば、センサ301により、ハンマー106が叩き座107を槌打して発生し、空気を介して伝達される音を検出してもよい。これにより、判定部702は、取得部701によって取得されたタイミングに基づいて、作動機構105の固着状態についての指標となる遅延時間と周期とを算出することができる。
取得されたデータは、例えば、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などの記憶領域に記憶される。取得部701は、例えば、図4に示したROM402、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU401に実行させることにより、または、I/F409により、その機能を実現する。
判定部702は、取得したタイミングの予定タイミングからの遅延時間が所定時間を超え、かつ、取得したタイミング間の間隔の変動量が所定の基準以上か否かに応じて、作動機構105の固着状態を判定する。
判定部702は、例えば、初期時に取得部701によって取得された初期時の槌打時点と、運用時に取得部701によって取得された運用時の槌打時点との時間差を、遅延時間として算出する。また、判定部702は、初期時に取得部701によって取得された初期時の槌打時点から初期時の周期を算出し、運用時に取得部701によって取得された運用時の槌打時点から運用時の周期を算出し、初期時の周期から運用時の周期までの変動量を算出する。
次に、判定部702は、遅延時間が所定時間を超えず、かつ、変動量が所定の基準未満であることに応じて、作動機構105が固着状態ではないと判定する。判定部702は、具体的には、図2(B)に示すようなケース1の場合に、作動機構105が固着状態ではないと判定する。
また、判定部702は、遅延時間が所定時間を超え、かつ、変動量が所定の基準未満であることに応じて、作動機構105が固着状態であって作動機構105の固着度合いが一定であると判定する。判定部702は、具体的には、図2(C)に示すようなケース2の場合に、作動機構105が固着状態であって作動機構105の固着度合いが一定であると判定する。
また、判定部702は、遅延時間が所定時間を超え、かつ、変動量が所定の基準以上であることに応じて、作動機構105が固着状態であって作動機構105の固着度合いが不定であると判定する。判定部702は、具体的には、図2(D)に示すようなケース3の場合に、作動機構105が固着状態であって作動機構105の固着度合いが不定であると判定する。
判定部702は、例えば、初期時に取得部701によって取得された初期時の槌打時点から初期時の開始時点を算出し、運用時に取得部701によって取得された運用時の槌打時点から運用時の開始時点を算出し、開始時点の時間差を遅延時間として算出してもよい。ここで、開始時点とは、ハンマー106を振り下ろし始める時点である。
判定部702は、遅延時間が所定時間を超えた場合に、遅延時間に基づいて作動機構105の固着度合いを算出してもよい。判定部702は、例えば、運用時の遅延時間を、作動機構105の固着度合いとして算出してもよい。また、判定部702は、運用時の開始時点を、作動機構105の固着度合いとして算出してもよい。
また、判定部702は、運用時の開始角度を、作動機構105の固着度合いとして算出してもよい。作動機構105の固着度合いを算出する一例については、図8を用いて後述する。これにより、判定部702は、作動機構105の固着状態を判定することができ、作動機構105の固着度合いを算出することができる。
判定結果は、例えば、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などの記憶領域に記憶される。判定部702は、例えば、図4に示したROM402、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU401に実行させることにより、その機能を実現する。
出力部703は、判定結果を出力する。また、出力部703は、判定結果とともに、算出した固着度合いを出力してもよい。これにより、出力部703は、判定装置110の利用者に、作動機構105の固着状態を通知することができる。出力形式としては、例えば、ディスプレイ408への表示、プリンタ413への印刷出力、I/F409による外部装置への送信がある。また、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などの記憶領域に記憶することとしてもよい。
(固着度合いを算出する一例)
次に、図8を用いて、判定装置110が電気集塵機100の作動機構105の固着度合いを算出する一例について説明する。
図8は、作動機構105の固着度合いを算出する一例を示す説明図である。判定装置110は、例えば、頂上部を角度0度とした場合のハンマー106を振り下ろし始める開始角度α度を、作動機構105の固着度合いとして算出する。
図8に示すように、ハンマー106を、半径rの単振り子として扱う。ハンマー106は、頂上部から右回りに角度α度の位置から、最下部まで回転する。ハンマー106は、角度α度の位置から、初速度0で振り下ろされるとする。このとき、最下部を角度180度とすると、エネルギー保存則に基づいて、最下部でのハンマー106の速度vは、v=(2gr(cosα+1))0.5になる。gは、重力加速度である。
ここで、微小距離dxを(dα/360)*2πrとする。このとき、ハンマー106を角度α度の位置から最下部まで振り下ろす際にかかる振り下ろし時間t2は、微小時間dv*dx=((2gr(cosdα+1))0.5)*dxをα度から180度まで積分する下記式(1)により算出される。
Figure 0006331333
また、ハンマー106が頂上部から角度α度の位置まで移動する時間を振り下ろし開始時間t1とすると、ハンマー106が頂上部を通過してから最下部に振り下ろされるまでの最下部到達時間t3は、下記式(2)により算出される。
t3=t1+t2・・・(2)
また、振り下ろし開始時間t1は、下記式(3)により算出される。ωは、回転軸の角速度である。
t1=(α/360)*ω・・・(3)
判定装置110は、上記式(1)〜(3)を連立方程式として解くことにより、角度α度を、作動機構105の固着度合いとして算出する。これにより、判定装置110は、作動機構105の固着度合いを算出して出力することができる。このため、判定装置110の利用者は、判定装置110から出力された作動機構105の固着度合いを把握することができ、電気集塵機100をメンテナンスする時期を決定することができる。
(設定処理手順の一例)
次に、図9を用いて、判定装置110の設定処理手順の一例について説明する。
図9は、設定処理手順の一例を示すフローチャートである。図9において、判定装置110は、初期時に、センサ301から槌打情報を取得する(ステップS901)。次に、判定装置110は、各々のハンマー106を振り下ろし始める開始時点を算出して、時間テーブル600の初期時開始時点項目に、算出した各々のハンマー106を振り下ろし始める開始時点を設定する(ステップS902)。
そして、判定装置110は、初期時周期を算出して、記憶装置に記憶して(ステップS903)、設定処理手順を終了する。これにより、判定装置110は、初期時の開始時点と周期とを記憶しておくことができる。
ここでは、判定装置110が時間テーブル600に開始時点を記憶する場合を例に挙げたが、これに限らない。例えば、判定装置110は、開始時点の代わりに、槌打時点を記憶してもよい。
(判定処理手順の一例)
次に、図10を用いて、判定装置110の判定処理手順の一例について説明する。
図10は、判定処理手順の一例を示すフローチャートである。図10において、判定装置110は、運用時に、センサ301から槌打情報を取得する(ステップS1001)。次に、判定装置110は、各々のハンマー106を振り下ろし始める開始時点を算出して、時間テーブル600の運用時開始時点項目に、算出した各々のハンマー106を振り下ろし始める開始時点を設定する(ステップS1002)。
そして、判定装置110は、各々のハンマー106が叩き座107を槌打する周期を、所定回数分算出して、時間テーブル600の運用時第一周期項目、運用時第二周期項目、運用時第三周期項目に、算出した各々のハンマー106が叩き座107を槌打する周期を設定する(ステップS1003)。
次に、判定装置110は、初期時にハンマー106が叩き座107を槌打する周期と、運用時にハンマー106が叩き座107を槌打する周期とが同一周期であるか否かを判定する(ステップS1004)。ここで、同一周期ではない場合(ステップS1004:No)、判定装置110は、電気集塵機100の作動機構105が固着状態であって、作動機構105の固着度合いは一定ではないと判定して(ステップS1005)、判定処理を終了する。
一方で、同一周期である場合(ステップS1004:Yes)、判定装置110は、初期時にハンマー106を振り下ろし始める開始時点と、運用時にハンマー106を振り下ろし始める開始時点とが同一開始時点であるか否かを判定する(ステップS1006)。ここで、同一開始時点である場合(ステップS1006:Yes)、判定装置110は、電気集塵機100の作動機構105が固着状態ではないと判定して(ステップS1007)、判定処理を終了する。
一方で、同一開始時点ではない場合(ステップS1006:No)、判定装置110は、電気集塵機100の作動機構105が固着状態であって、作動機構105の固着度合いが一定であると判定する(ステップS1008)。次に、判定装置110は、作動機構105の固着度合いを算出して(ステップS1009)、判定処理を終了する。これにより、判定装置110は、作動機構105の固着状態を判定することができる。
ここでは、判定装置110が開始時点に基づいて作動機構105の固着状態を判定する場合を例に挙げたが、これに限らない。例えば、判定装置110は、時間テーブル600に初期時の開始時点の代わりに槌打時点が記憶されている場合、初期時の槌打時点と運用時の槌打時点とが同一時点であるか否かに基づいて作動機構105の固着状態を判定してもよい。
以上説明したように、判定装置110によれば、初期時と運用時とにおけるハンマー106が叩き座107を槌打する時点のズレと、初期時から運用時までのハンマー106が叩き座107を槌打する周期の変動量とに基づいて、固着状態を判定することができる。これにより、判定装置110は、作動機構105が固着状態であるか否かを判定するとともに、作動機構105の固着度合いが一定か否かを判定することができる。このため、判定装置110の利用者は、作動機構105をメンテナンスすべきか否かを判断することができる。そして、判定装置110の利用者は、作動機構105をメンテナンスすべきか否かを判断することができるため、プラント内にある電気集塵機100とは異なる設備のメンテナンス予定を考慮して、適切な時期を見計らって電気集塵機100をメンテナンスすることができる。このため、プラント全体を停止する期間を減少させることができ、経済的損失を低減することができる。
また、判定装置110によれば、作動機構105の固着度合いを算出することができる。これにより、判定装置110は、作動機構105が固着状態である時に、作動機構105の固着度合いを出力することができる。このため、判定装置110の利用者は、作動機構105をメンテナンスすべきか否かを判断することができる。そして、判定装置110の利用者は、作動機構105をメンテナンスすべきか否かを判断することができるため、プラント内にある電気集塵機100とは異なる設備のメンテナンス予定を考慮して、適切な時期を見計らって電気集塵機100をメンテナンスすることができる。このため、プラント全体を停止する期間を減少させることができ、経済的損失を低減することができる。
ここで、従来、電気集塵機100の点検員が、電気集塵機100のモーター103などに聴診棒を当てて、ハンマー106が叩き座107を槌打する音を聴いて電気集塵機100のハンマー106の作動機構105の固着状態を判定する場合が考えられる。しかしながら、この場合、点検員の点検ミスにより、作動機構105の固着状態を判定することができないことがある。また、電気集塵機100の管理費用が増大してしまうことがある。一方で、本実施の形態にかかる判定装置110は、自動で、固着状態を判定することができ、管理費用の増大を抑制することができる。
また、従来、電気集塵機100の点検員が、ハンマー106を目視で点検する場合が考えられる。しかしながら、この場合、メンテナンスの時と同様に、電気集塵機100の稼働を一旦停止して、電気集塵機100に高温の排気ガスを通過させたりコロナ放電させることを停止して、点検員が電気集塵機100に進入可能な状態にすることになる。さらに、電気集塵機100のみを停止すると排気ガスが清浄化されずに排出されることになるため、電気集塵機100のみを停止することができず、プラント全体を停止することになり、経済的損失が発生してしまう。また、点検員が、目視で点検して、メンテナンスするハンマー106を特定することになり、メンテナンスしなくてもよいハンマー106をメンテナンスすべきハンマー106として特定してしまったり、メンテナンスすべきハンマー106を見落とすことがある。
一方で、本実施の形態にかかる判定装置110は、自動で、固着状態を判定することができる。このため、点検員によるメンテナンスすべきハンマー106の特定を支援することができる。また、点検員は、ハンマー106の固着状態に基づいて、プラント内にある電気集塵機100とは異なる設備のメンテナンス予定を考慮して、適切な時期を見計らって電気集塵機100をメンテナンスすることができる。このため、プラント全体を停止する期間を減少させることができ、経済的損失を低減することができる。
なお、本実施の形態で説明した判定方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本判定プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本判定プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)作動機構により作動するハンマーが電気集塵機の集塵板を打つタイミングを取得し、
取得した前記タイミングの予定タイミングからの遅延時間が所定時間を超え、かつ、取得したタイミング間の間隔の変動量が所定の基準以上か否かに応じて、前記作動機構の固着状態を判定し、
判定結果を出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする判定プログラム。
(付記2)前記判定する処理は、前記遅延時間が前記所定時間を超え、かつ、前記変動量が前記所定の基準以上であることに応じて、前記作動機構が固着状態であって前記作動機構の固着度合いが不定であると判定することを特徴とする付記1に記載の判定プログラム。
(付記3)前記判定する処理は、前記遅延時間が前記所定時間を超え、かつ、前記変動量が前記所定の基準未満であることに応じて、前記作動機構が固着状態であって前記作動機構の固着度合いが一定であると判定することを特徴とする付記1または2に記載の判定プログラム。
(付記4)前記判定する処理は、前記遅延時間が前記所定時間を超えず、かつ、前記変動量が前記所定の基準未満であることに応じて、前記作動機構が固着状態ではないと判定することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の判定プログラム。
(付記5)前記遅延時間が前記所定時間を超えたことに応じて、前記遅延時間に基づいて前記作動機構の固着度合いを算出する処理を前記コンピュータに実行させ、
前記出力する処理は、前記判定結果とともに、算出した前記固着度合いを出力することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の判定プログラム。
(付記6)前記取得する処理は、前記ハンマーが前記電気集塵機の集塵板を打つ際に発生する振動を検出可能なセンサから出力されるデータに基づいて、前記タイミングを取得することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の判定プログラム。
(付記7)作動機構により作動するハンマーが電気集塵機の集塵板を打つタイミングを取得し、取得した前記タイミングの予定タイミングからの遅延時間が所定時間を超え、かつ、取得したタイミング間の間隔の変動量が所定の基準以上か否かに応じて、前記作動機構の固着状態を判定し、判定結果を出力する制御部、
を有することを特徴とする判定装置。
(付記8)作動機構により作動するハンマーが電気集塵機の集塵板を打つタイミングを取得し、
取得した前記タイミングの予定タイミングからの遅延時間が所定時間を超え、かつ、取得したタイミング間の間隔の変動量が所定の基準以上か否かに応じて、前記作動機構の固着状態を判定し、
判定結果を出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする判定方法。
100 電気集塵機
110 判定装置
700 制御部
701 取得部
702 判定部
703 出力部

Claims (7)

  1. 作動機構により作動するハンマーが電気集塵機の集塵板を打つタイミングを取得し、
    取得した前記タイミングの予定タイミングからの遅延時間が所定時間を超えるか否かに応じて、前記作動機構の固着状態を判定し、及び/又は、取得したタイミング間の間隔の変動量が所定の基準以上か否かに応じて、前記作動機構の固着度合いを判定し、
    判定結果を出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする判定プログラム。
  2. 前記判定する処理は、前記遅延時間が前記所定時間を超え、かつ、前記変動量が前記所定の基準以上であることに応じて、前記作動機構が固着状態であって前記作動機構の固着度合いが不定であると判定することを特徴とする請求項1に記載の判定プログラム。
  3. 前記判定する処理は、前記遅延時間が前記所定時間を超え、かつ、前記変動量が前記所定の基準未満であることに応じて、前記作動機構が固着状態であって前記作動機構の固着度合いが一定であると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の判定プログラム。
  4. 前記判定する処理は、前記遅延時間が前記所定時間を超えず、かつ、前記変動量が前記所定の基準未満であることに応じて、前記作動機構が固着状態ではないと判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の判定プログラム。
  5. さらに、前記遅延時間が前記所定時間を超えたことに応じて、前記遅延時間に基づいて前記作動機構の固着度合いを示す値を算出する処理を前記コンピュータに実行させ、
    前記出力する処理は、前記判定結果とともに、算出した前記固着度合いを示す値を出力することを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の判定プログラム。
  6. 作動機構により作動するハンマーが電気集塵機の集塵板を打つタイミングを取得し、取得した前記タイミングの予定タイミングからの遅延時間が所定時間を超えるか否かに応じて、前記作動機構の固着状態を判定し、及び/又は、取得したタイミング間の間隔の変動量が所定の基準以上か否かに応じて、前記作動機構の固着度合いを判定し、判定結果を出力する制御部、
    を有することを特徴とする判定装置。
  7. 作動機構により作動するハンマーが電気集塵機の集塵板を打つタイミングを取得し、
    取得した前記タイミングの予定タイミングからの遅延時間が所定時間を超えるか否かに応じて、前記作動機構の固着状態を判定し、及び/又は、取得したタイミング間の間隔の変動量が所定の基準以上か否かに応じて、前記作動機構の固着度合いを判定し、
    判定結果を出力する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする判定方法。
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