JP2002233790A - 排ガス系電気集塵機の集塵極槌打装置の運転方法 - Google Patents

排ガス系電気集塵機の集塵極槌打装置の運転方法

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JP2002233790A
JP2002233790A JP2001029985A JP2001029985A JP2002233790A JP 2002233790 A JP2002233790 A JP 2002233790A JP 2001029985 A JP2001029985 A JP 2001029985A JP 2001029985 A JP2001029985 A JP 2001029985A JP 2002233790 A JP2002233790 A JP 2002233790A
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dust
hammering
exhaust gas
hammer
dust collecting
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Kenji Terayama
憲治 寺山
Junichi Watabe
純一 渡部
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、排ガス系電気集塵機における集塵
極槌打装置の槌打タイミングを最適に設定することによ
って、集塵極に集積するダストをより効率的に捕集で
き、煤塵濃度を低減することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、排ガス系電気集塵機の集塵極
の槌打タイミングを決定する際、煤塵濃度が上昇し始め
る時間を測定し、その測定を数回繰り返し、煤塵濃度が
上昇し始める時間の平均値を求め、その70〜80%の
時間に槌打タイミングを決定シーケンサーを用いて各集
塵極槌打装置を同時に運転することなく、順次運転させ
ることによって瞬時の煤塵濃度が高くなる確率を低下さ
せる方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス系電気集塵
機の集塵極槌打装置の運転方法に関し、特に、煤塵濃度
の変化の計測を行って集塵極の槌打タイミングを決定す
ることにより効率よくダストを捕集し、煤塵濃度を低減
させるための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な焼結機主電気集塵機は、図1に
示されるように、所定の性能に応じて集塵を行う部屋1
0、11、・・・がガス流れ方向に複数に配置され、除
じんの形態として粒径の大きいダストから上流側の部屋
10で集塵され小さいダストになるにつれて下流側の部
屋11、・・・で集塵される。各部屋10、11、・・
・の集塵極1の前後には集塵極槌打装置20が配置さ
れ、集塵極1に引き寄せられたダストは集塵極1に集積
され、槌打によって下部に配置されているホッパー21
に重力落下する。前記集塵極槌打装置20は、各部屋1
0、11、・・・の前後に配置されており、図2に示さ
れるように、集塵極1下部に取付けられた槌打棒25を
ハンマー26にて槌打ちすることによって、加振力が集
塵極全体に伝わるように構成されている。図2に示され
るように、ハンマ軸27が槌打用モータ3によって回転
し、ハンマー26をハンマ軸27の円周方向に螺旋に配
置することによって、ハンマ軸27が1回転または1/
2回転することによってその部屋10、11、・・・の
集塵極1を順次1列〃槌打ちする構成で、槌打用モータ
3の運転時間を設定することによって、1列ないし2列
毎に順次槌打していくことが可能である。この集塵極1
の槌打ちを定期的に行わないと、ダスト堆積層で電圧降
下を生じ放電極22と集塵極1の間の空間に適正な電界
が生じない。また、集塵極1の槌打間隔を適切に設定し
ないと、一度捕集したダストが再飛散されたり、槌打す
る部位の近傍の前段または後段の部屋10、11、・・
・が同時に槌打されれば瞬時ではあるが高い煤塵濃度が
発生する。従来は、図5及び図6で示されるように集塵
する部屋10、11、・・・が下流になるに従って、集
塵極槌打装置20の運転間隔が長くなるようタイマーに
よって経験的に槌打タイミングを決定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の排ガス系電気集
塵機の集塵極槌打装置の運転方法は、以上のように構成
されていたため、次のような課題が存在していた。すな
わち、この従来方法では集塵極の槌打間隔を適切に設定
しないと、一度捕集したダストを再飛散させてしまうと
か、槌打する部位の近傍の前段または後段の部屋が同時
に槌打されることになり瞬時ではあるが高い煤塵濃度が
発生することになっていた。従って、集塵極の槌打間隔
を適切に設定しなければ一度捕集したダストを再飛散さ
せることになり、さらには、槌打する部位の近傍の前段
または後段の部屋が同時に槌打されれば瞬時ではあるが
高い煤塵濃度が発生していた。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、煤塵濃度の変化の計測を行
って集塵極の槌打タイミングを決定することにより、効
率よくダストを捕集し、煤塵濃度を低減させるようにし
た排ガス系電気集塵機の集塵極槌打装置の運転方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による排ガス系電
気集塵機の集塵極槌打装置の運転方法は、複数の部屋を
有する排ガス系電気集塵機の集塵極をハンマーで槌打す
る排ガス系電気集塵機の集塵極槌打装置の運転方法にお
いて、前記ハンマーの槌打タイミングを決定する際、前
記各部屋の最終部屋及びその前段の部屋の集塵極槌打を
停止し、煤塵濃度の変化の計測を行って前記煤塵濃度が
上昇し始める時間を測定し、前記測定を数回繰返して前
記煤塵濃度が上昇し始める時間の平均値を求め、前記平
均値に基づいて前記槌打タイミングを決定する方法であ
り、また、前記平均値の70%〜80%の時間に前記槌
打タイミングを決定する方法であり、また、シーケンサ
ーを用いることにより前記各集塵極槌打装置を同時に運
転することなく、順次運転させる方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による排
ガス系電気集塵機の集塵極槌打装置の運転方法の好適な
実施の形態について説明する。尚、従来例で用いた図1
及び図2の排ガス系電気集塵機の構成は本発明において
も同一のため、本発明においても援用することとし、そ
の説明は省略するものとする。まず、図1及び図2で示
す排ガス系電気集塵機30の集塵極槌打装置20におい
て、(A)電気集塵機30の最下流の部屋11または最
下流の部屋11及びその一つ上流の部屋10の集塵極槌
打装置20を停止し、煤塵濃度を連続的に計測しこの煤
塵濃度が上昇し始める時間を検出し、この計測を数回繰
り返す。 (B)次に、計測した煤塵濃度が上昇し始める時間の平
均値を計算し、その時間のバラツキを考慮して平均値の
70〜80%になる時間を決定する。この70〜80%
以下の時間であると、ダストの再飛散タイミングが最適
な設定に比較して多くなることになり、70〜80%以
上の時間であると、集塵極1にダストが堆積され過ぎ放
電極22と集塵極1の間の空間に適正な電界が生じなく
なる可能性が大である。 (C)煤塵濃度が上昇し始める時間の平均値の70%に
なる時間が何時間となるか測定を繰り返し、その時間を
決定する。 (D)各集塵極槌打装置20が同時ではなく順次(シリ
ーズ)状態で槌打する様、シーケンサーを設定し、最下
流の部屋11または最下流の部屋11及びその一つ上流
の部屋10の集塵極槌打装置20の間隔が(C)で求めた
時間となるようシーケンサーを設定する。 (E)次に、もう一度煤塵濃度を連続的に測定し、低下
していることを確認する。 尚、本発明による排ガス系電気集塵機の集塵極槌打装置
の運転方法を用いる時は、予め(D)となるようなソフ
トが組込まれたシーケンサーに測定により決定した集塵
極槌打装置20間隔を入力するだけで、集塵極槌打装置
20による再飛散の回数を低減させるだけでなく集塵極
1がダストを捕集する能力を最大限に生かし、前後の部
屋10、11の同時槌打を行わないようにすることによ
り瞬時ではあっても煤塵濃度が高くなる確率を少なくす
ることができる。尚、種々実験の結果、図3及び図4で
示されるように、各部屋10、11、・・・における運
転時間、休止時間及び周期が一定となり、シーケンサー
により各集塵極1がダストを多く捕集している間にハン
マー26でたたき、ダストを落とすが、各部屋10、1
1、・・・に対するたたきのタイミングが同時に複数部
屋とはならないため、従来のようなダストの再飛散を低
減できる。
【0007】実施例 焼結主排ガス系電気集塵機30(風量;18,000m
3/h、風圧;1400mmAq、ガス温度;130
℃)に適用した。その結果は、従来の槌打タイミングと
本発明による槌打タイミングの前後で、それぞれの煤塵
濃度が平均値で50%程度低下することが可能となるこ
とが確認された。
【0008】
【発明の効果】本発明による排ガス系電気集塵機の集塵
極槌打装置の運転方法は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を得ることができる。すなわち、
煤塵濃度の変化の計測を行って煤塵濃度が上昇し始める
時間を測定し、複数回測定してこの時間の平均値を求
め、この平均値の70〜80%で槌打タイミングを決定
することにより、ダストの再飛散を最小限に押さえると
ともに、集塵極に集積するダストをより効率的に捕集で
きるよう槌打タイミングを決定することによって煤塵濃
度を低減させることができる方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明及び従来の電気集塵機の構造を示す概要
図である。
【図2】図1の要部を示す集塵極槌打装置の詳細斜視図
である。
【図3】本発明による槌打タイミングの説明図である。
【図4】図3のシーケンス図である。
【図5】従来の槌打タイミングの説明図である。
【図6】図5のシーケンス図である。
【符号の説明】
1 集塵極 3 槌打用モータ 10、11、・・・ 部屋 20 集塵極槌打装置 21 ホッパー 22 放電極 25 槌打棒 26 ハンマー 27 ハンマ軸 30 電気集塵機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部屋(10、11、・・・)を有する排
    ガス系電気集塵機(30)の集塵極(1)をハンマー(26)で槌
    打する排ガス系電気集塵機の集塵極槌打装置の運転方法
    において、前記ハンマー(26)の槌打タイミングを決定す
    る際、前記各部屋(10、11、・・・)の最終部屋(11)及び
    その前段の部屋(10)の集塵極槌打を停止し、煤塵濃度の
    変化の計測を行って前記煤塵濃度が上昇し始める時間を
    測定し、前記測定を数回繰返して前記煤塵濃度が上昇し
    始める時間の平均値を求め、前記平均値に基づいて前記
    槌打タイミングを決定することを特徴とする排ガス系電
    気集塵機の集塵極槌打装置の運転方法。
  2. 【請求項2】 前記平均値の70%〜80%の時間に前
    記槌打タイミングを決定することを特徴とする請求項1
    記載の排ガス系電気集塵機の集塵極槌打装置の運転方
    法。
  3. 【請求項3】 シーケンサーを用いることにより前記各
    集塵極槌打装置を同時に運転することなく、順次運転さ
    せることを特徴とする請求項1又は2記載の排ガス系電
    気集塵機の集塵極槌打装置の運転方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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