JP6330472B2 - 欠陥検出方法及び欠陥検出システム - Google Patents

欠陥検出方法及び欠陥検出システム Download PDF

Info

Publication number
JP6330472B2
JP6330472B2 JP2014102604A JP2014102604A JP6330472B2 JP 6330472 B2 JP6330472 B2 JP 6330472B2 JP 2014102604 A JP2014102604 A JP 2014102604A JP 2014102604 A JP2014102604 A JP 2014102604A JP 6330472 B2 JP6330472 B2 JP 6330472B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
abnormal
defect
data
defect detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014102604A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015219098A (ja
Inventor
勇佐 大久保
勇佐 大久保
朋彦 春山
朋彦 春山
和明 山田
和明 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2014102604A priority Critical patent/JP6330472B2/ja
Publication of JP2015219098A publication Critical patent/JP2015219098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6330472B2 publication Critical patent/JP6330472B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、欠陥検出方法及び欠陥検出システムに関し、例えば転がり軸受の欠陥を検出する技術に関する。
例えば機械部品や材料の傷や亀裂等の損傷による欠陥を検出する手段として、AE(Acoustic Emission)法や超音波探傷法等が知られている。
AE法は、例えば材料に変形や亀裂が生じる際に発生する弾性波を、材料の表面に接触させたAEセンサによって検出する方法である。AE法を用いて転がり軸受の診断を行う技術として、例えば、特許文献1に示すものがある。
また、超音波探傷法は、材料の表面に接触させた探触子から超音波を発信し、欠陥部分で発生した反射波を接触子が受信することにより欠陥を検出する方法である。
特開2012−78288号公報
AE法及び超音波探傷法では、欠陥検出を行う対象物の表面にセンサや探触子を接触させる必要がある。このため、対象物に対する接触子の接触が検出結果に影響を与えたり、長期使用によりセンサや接触子が劣化(摩耗)して検出精度に経時変化を起こしたりする等、信頼性の高い検出結果を得ることができなくなる場合がある。
そこで、本発明の目的は、対象物の欠陥を非接触で検出し、信頼性の高い検出結果を得ることが可能となる欠陥検出方法及び欠陥検出システムを提供することにある。
本発明は、対象物の欠陥を検出する欠陥検出方法であって、外力が付与された前記対象物を赤外線カメラにより撮像する撮像工程と、前記赤外線カメラにより得られた前記対象物の温度の時間変化を示す時系列データをフーリエ変換して周波数毎の信号強度を示す周波数データを生成する変換工程と、前記対象物に欠陥が生じている場合に当該欠陥に起因して当該対象物に生じる振動の周波数を異常周波数として幾何計算により求める計算工程と、前記周波数データ中の前記異常周波数又は当該異常周波数の整数倍の高次異常周波数において、信号強度のピーク値が発生しているか否かを判定する判定工程とを備えている。
本発明によれば、対象物に欠陥が生じている場合に、これに起因して対象物に生じる振動の周波数(異常周波数)が幾何計算により求められる。
また、対象物に外力が作用して例えば運動することで歪(応力)が生じると、熱弾性効果により温度変化が発生する。これを赤外線カメラが捉えて温度の時間変化を示す時系列データが得られ、これをフーリエ変換することで周波数データが生成される。対象物に欠陥が在る場合、当該対象物が前記運動を行うと、その欠陥に起因する振動が生じ、前記周波数データには、その振動の周波数成分が含まれることとなる。
そこで、周波数データ中の前記異常周波数又は当該異常周波数の整数倍の高次異常周波数において、信号強度のピーク値が発生しているか否かを判定する。この判定の結果、異常周波数又は高次異常周波数で信号強度のピーク値が発生している場合、対象物に欠陥が生じていると検出することができる。このように、対象物を赤外線カメラで撮像することで、対象物の欠陥を非接触で検出することができ、信頼性の高い検出結果を得ることが可能となる。
また、本発明は、対象物の欠陥を検出する欠陥検出システムであって、前記対象物を撮像する赤外線カメラと、前記赤外線カメラにより得られた前記対象物の温度の時間変化を示す時系列データを取得する情報取得部と、前記時系列データに対してフーリエ変換して周波数毎の信号強度を示す周波数データを生成するフーリエ変換部と、前記対象物に欠陥が生じている場合に当該欠陥に起因して当該対象物に生じる振動の周波数を異常周波数として幾何計算により求める演算部と、前記周波数データ及び前記異常周波数を出力するデータ出力部とを備えている。
本発明によれば、対象物に欠陥が生じている場合に、これに起因して対象物に生じる振動の周波数(異常周波数)が幾何計算により求められる。
また、対象物に外力が作用して例えば運動することで歪(応力)が生じると、熱弾性効果により温度変化が発生する。これを赤外線カメラが捉えて温度の時間変化を示す時系列データが得られ、これをフーリエ変換することで周波数データが生成される。対象物に欠陥が在る場合、当該対象物が前記運動を行うと、その欠陥に起因する振動が生じ、前記周波数データには、その振動の周波数成分が含まれることとなる。
そこで、前記周波数データと前記異常周波数とが出力されることで、周波数データ中の異常周波数又は異常周波数の整数倍の高次異常周波数において、信号強度のピーク値が発生しているか否かを判定することが可能となる。この判定の結果、異常周波数又は高次異常周波数で信号強度のピーク値が発生している場合、対象物に欠陥が生じていると検出することができる。このように、対象物を赤外線カメラで撮像することで、対象物の欠陥を非接触で検出することができ、信頼性の高い検出結果を得ることが可能となる。
また、前記欠陥検出システムが、前記周波数データ中の前記異常周波数又は当該異常周波数の整数倍の高次異常周波数において、信号強度のピーク値が発生しているか否かを判定する判定部を更に備えていてもよい。この場合、前記データ出力部から、前記周波数データと前記異常周波数とがそれぞれ出力されることで、周波数データ中の異常周波数又は異常周波数の整数倍の高次異常周波数において、信号強度のピーク値が発生しているか否かを判定する機能を、欠陥検出システムが有する構成となる。
また、前記対象物を、外輪、内輪及び転動体を備えている転がり軸受とすることができる。この場合、例えば転動体の表面に在る傷等の損傷による欠陥の検出が可能となる。
本発明の欠陥検出方法及び欠陥検出システムによれば、対象物を赤外線カメラで撮像することで、対象物の欠陥を非接触で検出することができ、信頼性の高い検出結果を得ることが可能となる。
欠陥検出の対象となる転がり軸受の縦断面図である。 欠陥検出システムの全体構成を説明する模式図である。 処理装置を説明するためのブロック図である。 時系列データの一例を示す説明図である。 周波数データの一例を示す説明図である。 欠陥検出方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
以下に説明する欠陥検出システム10(図2参照)は、転がり軸受50を対象物として、転がり軸受50の欠陥を、赤外線カメラ(赤外線サーモグラフィ)21による画像を用いて検出することができる。
〔対象物について〕
まず、欠陥検出の対象となる転がり軸受50について、図1により説明する。転がり軸受50は、外輪51と、内輪52と、これら外輪51と内輪52との間に介在する複数の転動体(玉)53と、これら複数の転動体53を周方向に沿って等間隔で保持する環状の保持器54とを備えている。外輪51の内周面には外輪軌道面(外輪軌道溝)55が形成されており、内輪52の外周面には内輪軌道面(内輪軌道溝)56が形成されている。外輪51、内輪52及び転動体53は、例えば軸受鋼等の金属製である。保持器54は、金属製又は樹脂製である。
外輪51に対して内輪52がシャフト18と共に回転すると、外輪51と内輪52との間に介在する複数の転動体53は外輪軌道面55及び内輪軌道面56を転動する。この時、各転動体53は、外輪軌道面55及び内輪軌道面56に沿って自転しながら公転する。
複数の転動体53は保持器54によって等間隔に保持されており、各転動体53は外輪軌道面55及び内輪軌道面56それぞれの代表する一部(任意の一部)を周期的に通過する。このため、外輪51及び内輪52それぞれの各部には、複数の転動体53によって周期的な負荷が作用し周期的な応力が発生する。
なお、この周期的に発生する応力には、各転動体53が軌道面55,56を転動する際に相互が接触することで外輪51及び内輪52に発生する周期的な応力(以下、通常応力という。)の他に、転動体53の表面や軌道面55,56に傷等の損傷が存在する場合に、その損傷に起因して転がり軸受50に微細な振動が生じ、この振動により発生する周期的な応力(以下、異常応力という。)が含まれる。
このような転がり軸受50に周期的に発生する正常応力及び異常応力に起因して、各部には熱弾性効果に因る発熱(温度上昇)又は吸熱(温度降下)が生じる。そこで、本実施形態の欠陥検出システム10(図2参照)では、この発熱及び吸熱に起因する軌道輪(本実施形態では外輪51)の温度変化を赤外線カメラ21が画像として捉え、この画像を処理装置30が処理することで転がり軸受50の構成部材における傷等の損傷による欠陥を検出することができる。
なお、この欠陥検出システム10により検出可能となる欠陥は、転がり軸受50の転動体(玉)53の表面、内輪軌道面56、外輪軌道面55に在る傷等の損傷による欠陥であるが、以下に説明する欠陥検出システム10では、転動体(玉)53の表面の傷の検出と、内輪軌道面56の傷の検出とを行う場合について説明する。
〔欠陥検出システム10について〕
欠陥検出システム10の構成について説明する。図2に示すように、本実施形態の欠陥検出システム10は、赤外線カメラ21及びこの赤外線カメラ21の取得画像を処理する処理装置30の他に、モニタからなる表示部13、支台15及び動力機構16を備えている。
赤外線カメラ21は、欠陥検出の対象物である転がり軸受50に向けて設置される。なお、赤外線カメラ21による撮像及び取得画像の処理の対象は、転がり軸受50の一部であればよいが、固定状態にある部材とされる。本実施形態では、転がり軸受50の内輪52がシャフト18と共に回転し、外輪51が固定されることから、赤外線カメラ21は外輪51を撮像する。なお、損傷の検出対象となる部位は、転動体(玉)53の表面と内輪軌道面56とであるが、本実施形態の欠陥検出システム10によれば、赤外線カメラ21による撮像対象を、外輪51とすることができる。
また、転がり軸受50の少なくとも外輪51の表面(外周面)には、合成樹脂等からなる艶消し黒色の塗料が塗布されている。この塗料の厚さは、20〜25μmである。この塗料により、外輪51の表面(測定対象表面)の熱放射率は、黒体を1.0とした場合、約0.94となる。このように、外輪51の表面の熱放射率を高くすることにより、熱放射により放出される熱量が多くなる。したがって、外輪51の表面の温度変化をより確実に検出することが可能となる。
本実施形態の支台15は、チャックにより外輪51を回転不能に固定している。
動力機構16は、転がり軸受50に対して外力を付与して回転させることのできる構成である。つまり、動力機構18は、変速機付きモータ17を備えている。そして、このモータ17の出力軸にはシャフト18が連結されており、このシャフト18に転がり軸受50の内輪52が外嵌して固定されている。これにより、固定状態にある外輪51に対して、モータ17の回転により内輪52を所定回転速度で回転させることができる。
赤外線カメラ21は、レンズ及び赤外線センサ(図示略)を有している。赤外線センサは多数のセンサ素子を備えており、これらセンサ素子は例えば格子状に配列されている。赤外線センサは、物体の表面から放出される赤外線を受光すると、その赤外線の強度に応じた電気信号を出力する。赤外線カメラ21は、赤外線センサの電気信号を画像信号に変換して処理装置30に出力する。このように、赤外線カメラ21によれば、外力が付与されて内輪52が回転する転がり軸受50の外輪51を撮像し、外輪51の温度の時間変化を示す時系列画像を取得することができる。
前記時系列画像は、例えば8200フレームの画像データから構成される。この場合、時系列画像を取得するための赤外線カメラ21による撮像時間は、フレーム間隔(サンプリング間隔)を0.005[sec]とすれば、41[sec]となる。
処理装置30は、赤外線カメラ21により得られた外輪51の温度の時間変化を示す時系列画像を構成するデータ(後述の時系列データ)の処理を行う。図3は、処理装置30を説明するためのブロック図である。処理装置30は、コンピュータにより構成されており、メモリ等から構成されている記憶部31と、処理部(プロセッサ)とを備えている。処理装置30は、機能部として、情報取得部32と、フーリエ変換部(FFT部)33と、データ出力部34と、判定部35とを備えている。これら機能部は、前記処理部(プロセッサ)が記憶部31に記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
また、欠陥検出システム10は、対象物(本実施形態では転がり軸受50)についての幾何計算を実行する演算部40を備えている。本実施形態では、処理装置30が機能部として演算部40を備えている。つまり、演算部40の機能は、前記処理部(プロセッサ)が記憶部31に記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
なお、演算部40は、コンピュータからなる処理装置30とは別のコンピュータ(演算器)から構成されていてもよく、この場合、双方のコンピュータはデータの受け渡しが可能であり、演算部40の計算結果の情報を処理装置30が取得し処理できる。
そして、処理装置30は、赤外線カメラ21の画像信号及び演算部40による計算結果の情報に基づいて、転がり軸受50における損傷による欠陥を検出するように構成されている。
表示部13は、処理装置30により情報処理された結果を表示する。
処理装置30の各機能部について説明する。なお、各機能部が行う処理の具体例については、後に説明する欠陥検出方法と共に示す。
情報取得部32は、赤外線カメラ21から前記時系列画像GA1を取得して記憶部31に格納する。具体的に説明すると、情報取得部32は、赤外線カメラ21から入力される時系列画像GA1の画像信号をデジタルデータに変換して記憶部31に格納する。特に、情報取得部32は、時系列画像GA1を構成する各フレームに含まれる画素毎に画像信号をデジタルデータに変換して記憶部31に格納する。このように画像信号がデジタルデータに変換されて生成された画素毎のデータを、時系列データと呼ぶ。この時系列データの一例を図4に示す。図4に示すように、時系列データP1は、一つの画素に関する温度の時間変化を示すデータである。このように、情報取得部32によれば、赤外線カメラ21により得られた転がり軸受50の外輪51の温度の時間変化を示す時系列データP1を取得することができる。
フーリエ変換部33は、前記時系列データP1に対してフーリエ変換処理して周波数毎の信号強度(振幅値)を示す周波数データを生成する。この周波数データの一例を図5に示す。図5に示すように、周波数データS1は、一つの画素に関する周波数毎の信号強度(振幅値)を示すデータである。生成された周波数データS1は、記憶部31に格納される。
演算部40について説明する。記憶部31には、演算部40が幾何計算を実行するためのプログラム7が記憶されている。なお、本実施形態の前記プログラム7は演算式のプログラムである。
前記のとおり、各転動体53が軌道面55,56を転動する際に相互が接触することで、転動体53の表面や軌道面56に傷等の損傷が存在する場合、その損傷に起因して外輪51及び内輪52に振動が生じ、この振動により周期的な異常応力が外輪51に生じる。
そこで、演算部40は、記憶部31のプログラム7に基づいて、内輪軌道面56や転動体(玉)53の表面に傷等の損傷による欠陥が生じている場合に、その欠陥に起因して転がり軸受50に生じる振動の周波数を「異常周波数」として幾何計算により求める。本実施形態では、内輪軌道面56の損傷による振動の周波数を「(第1の)異常周波数Fa0」として求め、転動体(玉)53の表面の損傷による振動の周波数を「(第2の)異常周波数Fb0」として求める。また、演算部40は、異常周波数Fa0の整数倍の高次異常周波数Fa1、Fa2・・・を求めることができ、更に、異常周波数Fb0の整数倍の高次異常周波数Fb1、Fb2・・・を求めることができる。そして、演算部40が求めた周波数Fa0、Fa1、Fa2・・・、Fb0、Fb1、Fb2・・・は、記憶部31に格納される。
更に、演算部40は、他の演算を行うこともできる。すなわち、前記のとおり、各転動体53が軌道面55,56を転動する際に相互が接触することで、外輪51及び内輪52それぞれに周期的な通常応力が発生する。この通常応力は、前記のような損傷が無い場合でも発生する応力である。そこで、演算部40は、記憶部31のプログラム7に基づいて、転がり軸受50の外輪51に生じる前記通常応力の発生頻度を示す基本周波数F0、及び、この基本周波数F0の整数倍の高次周波数F1、F2・・・を算出することができる。演算部40が求めた周波数F0、F1、F2・・・は、記憶部31に格納される。
データ出力部34は、フーリエ変換部33によって生成された前記周波数データS1と、演算部40によって求められた前記異常周波数Fa0、Fb0等を出力する。本実施形態では、前記周波数データS1及び前記異常周波数Fa0、Fb0等のデータが記憶部31に格納されていることから、データ出力部34は、記憶部31から判定部35へとこれら周波数データS1及び異常周波数Fa0、Fb0等のデータを出力することができる。また、データ出力部34は、周波数データS1を画像として、異常周波数Fa0、Fb0等を数値(又は画像)として、表示部13も出力することも可能である。
判定部35は、データ出力部34によって出力された周波数データS1、異常周波数Fa0、Fb0及びその高次異常周波数等のデータを用いて判定処理を実行する。すなわち、判定部35は、内輪軌道面56における損傷の検出判定のために、周波数データS1中の異常周波数Fa0又はこの異常周波数Fa0の整数倍の高次異常周波数Fa1、Fa2・・・において、信号強度のピーク値が発生しているか否かを判定する処理を行う。
また、判定部35は、転動体53の表面における損傷の検出判定のために、周波数データS1中の異常周波数Fb0又はこの異常周波数Fb0の整数倍の高次異常周波数Fb1、Fb2・・・において、信号強度のピーク値が発生しているか否かを判定する処理を行う。これら判定処理の具体例については、以下の欠陥検出方法で説明する。
〔欠陥検出方法について〕
以上の構成を備えている欠陥検出システム10が行う応力計測方法について説明する。
図6は、欠陥検出方法を示すフローチャートである。この欠陥検出方法は、計算工程(ステップSt21)、撮像工程(ステップSt11)、変換工程(ステップSt12)及び判定工程(ステップSt13)を備えている。
計算工程(ステップSt21)では、転がり軸受50の運動条件及び転がり軸受50の機構(構成)を示す仕様に基づいて、演算部40が、欠陥に起因して転がり軸受50に生じる振動の周波数を演算により求める。この求められる周波数が「異常周波数」であり、本実施形態では、内輪軌道面56の損傷による振動の周波数が「(第1の)異常周波数Fa0」であり、転動体53の表面の損傷による振動の周波数が「(第2の)異常周波数Fb0」である。
この演算のために、記憶部31には、前記プログラム7として、内輪軌道面56に損傷が在る場合に当該損傷により発生する可能性のある周波数(異常周波数Fa0)を算出するための幾何計算に関する関係式(幾何計算式)が記憶されている。異常周波数Fa0[Hz]を算出するための第1の幾何計算式は、次の式(1)で表される。
また、この式(1)中の「保持器に対する内輪の回転速度fi[Hz]」を、幾何計算により求めるための第2の幾何計算式は、次の式(2)で表される。
また、この式(2)中の「転動体の公転速度fc[Hz]」を、幾何計算により求めるための第3の幾何計算式は、次の式(3)で表される。
さらに、記憶部31には、前記プログラム7として、転動体53の表面に損傷が在る場合に当該損傷により発生する可能性のある周波数(異常周波数Fb0)を算出するための幾何計算に関する関係式(幾何計算式)が記憶されている。異常周波数Fb0[Hz]を算出するための第1の幾何計算式は、次の式(4)で表される。
また、この式(4)中の「転動体の自転速度fb[Hz]」を、幾何計算により求めるための第2の幾何計算式は、次の式(5)で表される。
なお、記憶部31には、転がり軸受(深溝玉軸受)の外輪に発生する前記通常応力の変動の周波数、つまり、転がり軸受の回転による応力発生頻度を示す基本周波数F0を算出するためのプログラム7として、幾何計算に関する関係式(幾何計算式)が記憶されている。基本周波数F0[Hz]を算出するための幾何計算式は、次の式(6)で表される。この式(6)中の転動体の公転速度fc[Hz]は、前記式(3)に基づく。
また、前記各幾何計算を実行するために演算部40には、転がり軸受50の前記仕様を示す仕様情報8が入力される。この仕様情報8の入力は、コンピュータからなる処理装置30が備えている入力部(入力インタフェース)38(図3参照)を通じて、計測作業者により行われる。入力された仕様情報8は記憶部31に記憶される。
そして、演算部40は、仕様情報8が示す値を前記各関係式(幾何計算式)に代入して演算することにより、転動体の公転速度fc[Hz]、保持器に対する内輪の回転速度fi[Hz]、異常周波数Fa0、転動体の自転速度fb[Hz]、異常周波数Fb0[Hz]等を算出する。
なお、前記式(1)及び前記式(4)中の「n」は、正の整数(n=1,2,3・・・)であり、n=1が異常周波数Fa0、Fb0であり、n=2,3・・・が高次異常周波数Fa1、Fa2・・・、Fb1、Fb2・・・となる。
本実施形態の場合、仕様情報8が示す各値は次のとおりであり、前記式(1)により、
異常周波数Fa0=7.492[Hz]×n(ただし、n=1,2,3・・・)
となり、前記式(4)により、
異常周波数Fb0=6.515[Hz]×n(ただし、n=1,2,3・・・)
となる。
また、前記式(6)により、
通常応力の基本周波数F0=4.958[Hz]
基本周波数F0の整数倍(2倍)の高次周波数F1=9.916[Hz]
となる。
<仕様情報8が示す各値>
内輪52の回転速度 : fr=1.383[Hz]
外輪51の回転速度 : fd=0[Hz]
転動体(玉)53の平均直径 : DW=7.938(mm)
転動体(玉)53のピッチ円直径 : dm=39(mm)
転動体(玉)53の接触角 : α=0(度)
転動体(玉)53の数 : Q=9(個)
そして、幾何計算により求められた、異常周波数Fa0、Fb0、高次異常周波数Fa1、Fb1、基本周波数F0及びその高次周波数F1は、記憶部31に記憶される。
なお、この計算工程(ステップSt21)を、撮像工程(ステップSt11)等と、同じタイミングで行うことができるが、別のタイミングで行ってもよい。すなわち、撮像工程開始前に計算工程を行ってもよい。
図6に示す撮像工程(ステップSt11)では、先ず、転がり軸受50を回転させる。つまり、固定状態にある外輪51に対して内輪52を動力機構16によって回転させる。そして、内輪52が回転している状態で、赤外線カメラ21が外輪51を撮影する。これにより、外輪51の温度の推移、つまり外輪51の温度の時間変化を示す時系列画像GA1が赤外線カメラ21から処理装置30に入力される。
そして、情報取得部32は、この時系列画像GA1を記憶部31に格納する。この際、情報取得部32は、画素毎に処理を行う。つまり、画素毎の温度の時間変化を示す時系列データP1(図4参照)が記憶部31に格納される。なお、図4に示す時系列データP1は、外輪51の外周面に含まれる画素のデータである。
転がり軸受50に損傷による欠陥が生じている場合、この時系列データP1には、外輪51に生じる通常応力に基づく温度(温度変化)の他に、欠陥に起因する振動により外輪に生じる異常応力に基づく温度(温度変化)が含まれる。また、ノイズ成分も含まれているため、図4に示す時系列データP1は複雑な形状となっている。
変換工程(ステップSt12)では、フーリエ変換部33が、記憶部31に記憶されている画素毎の前記時系列データP1を取得して、この時系列データP1に対して高速フーリエ変換処理を実行する。この処理の結果、時系列データP1が周波数毎の信号強度(振幅値)に分解されて、図5に示す周波数と信号強度(振幅値)との関係を示す周波数データS1が生成される。生成された周波数データS1は、記憶部31に記憶される。
判定工程(ステップSt13)では、データ出力部34によって記憶部31から周波数データS1と前記異常周波数Fa0、Fb0(高次異常周波数を含む)とが出力される。判定部35は、出力されたこれらデータを用いて転がり軸受50において損傷による欠陥の有無を検出するための処理を行う。すなわち、判定部35は、周波数データS1中の異常周波数Fa0、Fb0、又は、この異常周波数Fa0、Fb0の整数倍の高次異常周波数Fa1、Fa2・・・Fb1、Fb2・・・において、信号強度のピーク値が発生しているか否かを判定する。
本実施形態では、図5に示すように、周波数データS1では、3つの周波数p1、p2、p3において、信号強度のピーク値が発生している。
周波数p1は、約5[Hz]であり、これは基本周波数F0(=4.958[Hz])を示している。
周波数p2は、約10[Hz]であり、これは基本周波数F0の整数倍(2倍)である高次周波数F1(=9.916[Hz])を示している。
周波数p3は、約13[Hz]であり、これは基本周波数F0及びその整数倍ではなく、異常周波数Fb(=6.515[Hz])の整数倍(2倍)である。
すなわち、赤外線カメラ21により取得したデータに基づく周波数データS1には、転動体53の表面の損傷に起因している異常周波数Fb0の整数倍(2倍)の周波数成分(異常周波数Fb0の高次成分)が含まれている。
この結果、転がり軸受50の転動体53の表面に損傷による欠陥が在ると判定することができる。
これに対して、周波数データS1には基本周波数F0とその整数倍の高次周波数のみにおいて、信号強度のピーク値が発生している場合、転動体53の表面及び内輪軌道面56には損傷による欠陥が存在していないと判定することができる。
なお、この判定を、コンピュータからなる処理装置30の機能部である判定部35が実行するために、様々な方法があるが、例えば、次のような方法がある。
すなわち、判定部35は、データ出力部34が出力した周波数データS1から信号強度にピーク値を有している特定周波数を求める。本実施形態では、周波数p1=5[Hz]、p2=10[Hz]、p3=13[Hz]が特定周波数として求められる。
そして、異常周波数Fa0、Fb0、異常周波数Fa0、Fb0の整数倍の高次異常周波数Fa1、Fa2・・・、Fb1、Fb2・・・を比較異常周波数と定義すると、判定部35は、前記特定周波数(p1、p2、p3)それぞれと、前記比較異常周波数(Fa0、Fa1、Fa2・・・、Fb0、Fb1、Fb2・・・)それぞれとの差を求める。その結果、特定周波数(例えばp3)と比較異常周波数(例えばFb1)との差が、規定の閾値以内である場合、その特定周波数(p3)は比較異常周波数(Fb1)と同期する周波数であり、転がり軸受50に損傷による欠陥が生じていると判定する。なお、前記「規定の閾値」としては、−1[Hz]〜+1[Hz]とすることができる。
そして、判定部35によって判定が行われると、その判定結果が、画像として表示部13に表示される。これにより、作業者が表示部13を視認することで、転がり軸受50における欠陥の有無を把握することができる。
〔本実施形態の応力計測システム及び応力計測方法に関して〕
以上のように、本実施形態に係る欠陥検出システム10によって実行される欠陥検出方法では、撮像工程(ステップSt11)において、外力が付与されて回転する転がり軸受50の外輪51を赤外線カメラ21により撮像する。変換工程(ステップSt12)では、赤外線カメラ21により得られた転がり軸受50の外輪51の温度の時間変化を示す時系列データP1がフーリエ変換されて周波数毎の信号強度を示す周波数データS1が生成される。
また、計算工程(ステップSt21)では、転がり軸受50に欠陥が生じている場合にその欠陥に起因して転がり軸受50に生じる振動の周波数が、異常周波数(Fa0、Fb0)として幾何計算により求められる。
そして、判定工程(ステップSt13)では、周波数データS1中の異常周波数(Fa0、Fb0)又はこの異常周波数(Fa0、Fb0)の整数倍の高次異常周波数において、信号強度のピーク値が発生しているか否かが判定される。
この欠陥検出方法によれば、転がり軸受50に欠陥が生じている場合に、これに起因して転がり軸受50に生じる振動の周波数(異常周波数Fa0、Fb0)が幾何計算により求められる。
また、転がり軸受50に外力が作用して回転することで歪(応力)が生じ熱弾性効果により温度変化が発生する。これを赤外線カメラ21が捉えて温度の時間変化を示す時系列データP1が得られ、これをフーリエ変換することで周波数データS1が生成される。この周波数データS1には、前記外力による歪に起因して信号強度にピーク値を有する周波数が含まれる他に、転がり軸受50に欠陥が在る場合では、その転がり軸受50が回転すると、その欠陥に起因する振動が生じ、その振動の周波数成分も周波数データS1に含まれることとなる。つまり、前記異常周波数Fa0、Fb0及びその整数倍の成分も、周波数データS1に含まれる。
そこで、この周波数データS1中の異常周波数Fa0、Fb0又はこの異常周波数Fa0、Fb0の整数倍の高次異常周波数Fa1,Fb1において、信号強度のピーク値が発生しているか否かが判定される。この判定の結果、異常周波数Fa0、Fb0又は高次異常周波数Fa1,Fb1で信号強度のピーク値が発生している場合、転がり軸受50に欠陥が生じていると検出される。
以上より、転がり軸受50を赤外線カメラ21で撮像することで、転がり軸受50の欠陥を非接触で検出することができ、信頼性の高い検出結果を得ることが可能となる。
なお、本発明の欠陥検出システム及び欠陥検出方法は、図示する形態に限らず本発明の範囲内において他の形態のものであってもよい。例えば、前記実施形態では、判定工程(図6のステップSt3)において、判定処理を処理装置30(判定部35)が実行する場合について説明したが、周波数データS1及び異常周波数Fa0、Fb0等が、データ出力部34によって表示部13に画像として出力され、作業者がこの出力結果を見て、判定処理を行ってもよい。
また、本発明の欠陥検出システム及び欠陥検出方法は、転がり軸受以外に、等速ジョイント、ハブユニット、ステアリングシャフト、ボールねじ等の転送面を転動する転動体を介して回転する機構の欠陥検出にも適用可能であり、これらを対象物とすることができる。
また、フーリエ変換部33は、FFTとは異なる他の離散型フーリエ変換アルゴリズムを用いた処理を行う構成であってもよい。
データ出力部34は、周波数データ及び異常周波数をそれぞれ出力する構成を説明したが、周波数データを出力するための第1のデータ出力部と、この第1のデータ出力部とは別の構成であって異常周波数を出力するための第2のデータ出力部とにより、データ出力部34が構成されていてもよい。
また、処理装置30を構成する前記各機能部は、それぞれ専用の集積回路から構成されていてもよい。また、これら機能部の一部を纏めて1つの集積回路から構成してもよい。
10:欠陥検出システム 21:赤外線カメラ 30:処理装置
31:記憶部 32:情報取得部 33:フーリエ変換部
34:データ出力部 35:判定部 50:転がり軸受(対象物)
51:外輪 52:内輪 53:転動体
P1:時系列データ S1:周波数データ

Claims (4)

  1. 対象物の欠陥を検出する欠陥検出方法であって、
    外力が付与された前記対象物を赤外線カメラにより撮像する撮像工程と、
    前記赤外線カメラにより得られた前記対象物の温度の時間変化を示す時系列データをフーリエ変換して周波数毎の信号強度を示す周波数データを生成する変換工程と、
    前記対象物に欠陥が生じている場合に当該欠陥に起因して当該対象物に生じる振動の周波数を異常周波数として幾何計算により求める計算工程と、
    前記周波数データ中の前記異常周波数又は当該異常周波数の整数倍の高次異常周波数において、信号強度のピーク値が発生しているか否かを判定する判定工程と、
    を備えていることを特徴とする欠陥検出方法。
  2. 対象物の欠陥を検出する欠陥検出システムであって、
    前記対象物を撮像する赤外線カメラと、
    前記赤外線カメラにより得られた前記対象物の温度の時間変化を示す時系列データを取得する情報取得部と、
    前記時系列データに対してフーリエ変換して周波数毎の信号強度を示す周波数データを生成するフーリエ変換部と、
    前記対象物に欠陥が生じている場合に当該欠陥に起因して当該対象物に生じる振動の周波数を異常周波数として幾何計算により求める演算部と、
    前記周波数データ及び前記異常周波数を出力するデータ出力部と、
    を備えていることを特徴とする欠陥検出システム。
  3. 前記周波数データ中の前記異常周波数又は当該異常周波数の整数倍の高次異常周波数において、信号強度のピーク値が発生しているか否かを判定する判定部を更に備えている請求項2に記載の欠陥検出システム。
  4. 前記対象物は、外輪、内輪及び転動体を備えている転がり軸受である請求項2又は3に記載の欠陥検出システム。
JP2014102604A 2014-05-16 2014-05-16 欠陥検出方法及び欠陥検出システム Expired - Fee Related JP6330472B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014102604A JP6330472B2 (ja) 2014-05-16 2014-05-16 欠陥検出方法及び欠陥検出システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014102604A JP6330472B2 (ja) 2014-05-16 2014-05-16 欠陥検出方法及び欠陥検出システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015219098A JP2015219098A (ja) 2015-12-07
JP6330472B2 true JP6330472B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=54778588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014102604A Expired - Fee Related JP6330472B2 (ja) 2014-05-16 2014-05-16 欠陥検出方法及び欠陥検出システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6330472B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106383967A (zh) * 2016-10-21 2017-02-08 河南科技大学 运行数据更新驱动下滚动轴承性能参数可靠度的预测方法
CN111239189A (zh) * 2019-04-01 2020-06-05 武汉珈鹰智能科技有限公司 一种既有建筑玻璃幕墙的检测方法
CN113203797B (zh) * 2021-05-31 2023-02-28 郑州磨料磨具磨削研究所有限公司 一种金刚石片裂纹检测方法与装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02201149A (ja) * 1989-01-30 1990-08-09 Nippon Steel Corp 非破壊検査方法及び装置
JP2765157B2 (ja) * 1990-02-01 1998-06-11 富士電機株式会社 軸受の異常監視装置
JP2004257836A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Nsk Ltd 機械装置の異常診断装置
JP5375153B2 (ja) * 2009-02-13 2013-12-25 株式会社ジェイテクト 等速ジョイントの応力測定方法および応力測定装置
DE102010027072A1 (de) * 2010-07-13 2012-01-19 Prüftechnik Dieter Busch AG Verfahren und System zur Vorhersage von Fehlern an Komponenten rotierender Maschinen mit Thermographie
JP2012078288A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Asahi Kasei Engineering Kk 転がり軸受の診断方法
JP5617546B2 (ja) * 2010-11-10 2014-11-05 株式会社ジェイテクト 応力測定方法
JP2014032160A (ja) * 2012-08-06 2014-02-20 Japan Aerospace Exploration Agency 探傷方法及び探傷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015219098A (ja) 2015-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Sarrafi et al. Vibration-based damage detection in wind turbine blades using Phase-based Motion Estimation and motion magnification
JP6196093B2 (ja) 軸受装置の振動解析方法、軸受装置の振動解析装置、および転がり軸受の状態監視装置
JP5725833B2 (ja) 転がり軸受の異常診断装置、風力発電装置および異常診断システム
US10520354B2 (en) Apparatus and method for diagnosing rotor shaft
JP6330472B2 (ja) 欠陥検出方法及び欠陥検出システム
Luo et al. An analytical model for estimating spalled zone size of rolling element bearing based on dual-impulse time separation
CN102841026A (zh) 在加载期间监测风力涡轮机叶片上的应力的方法及系统
JPWO2018043251A1 (ja) 欠陥検出装置、欠陥検出方法、及びコンピュータ読み取り可能記録媒体
Poozesh et al. Full field inspection of a utility scale wind turbine blade using digital image correlation
JP6242772B2 (ja) 回転機の異常検知装置、回転機の異常検知方法、及び、回転機
WO2019221251A1 (ja) 軸受の状態監視方法及び状態監視装置
JP6409349B2 (ja) 応力計測システム及び応力計測方法
JP4997936B2 (ja) 転がり軸受の異常診断装置および乗物
WO2019168086A1 (ja) 欠陥検出システム、欠陥モデル作成プログラム、および欠陥検出プログラム
JP6458622B2 (ja) 異常診断装置、軸受、回転装置及び車両
JP6897064B2 (ja) 軸受異常診断方法および診断システム
JP6192413B2 (ja) 軸受装置の振動解析方法、軸受装置の振動解析装置、および転がり軸受の状態監視装置
JP2024504289A (ja) 機械装置又は機械部品における異常を同定するための方法及び装置
JP2016085153A (ja) 赤外線応力測定方法および赤外線応力測定装置
JP6354317B2 (ja) 応力計測システム、応力計測方法および応力計測用処理装置
JP6243940B2 (ja) 風力発電システムの異常予兆診断システム
CN112334750A (zh) 滚动轴承的异常诊断方法以及异常诊断装置
JP5321646B2 (ja) 異常検査方法及び異常検査装置
JP2008020327A (ja) 異常診断装置
JP2021011371A (ja) 診断装置、診断システムおよび診断方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170411

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6330472

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees