JP6329460B2 - 乗員保護装置 - Google Patents

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本発明は、エアバッグモジュールを車体側部に備える乗員保護装置に関する。
車両には、衝突から乗員を保護する乗員保護装置として、衝突時にエアバッグを展開させるエアバッグ装置が設けられている。エアバッグ装置は、ステアリングホイール、インストルメントパネル、シート、ルーフトリム等に格納される複数のエアバッグモジュールを有している。それぞれのエアバッグモジュールは、衝突時にガスを発生させるインフレータと、インフレータからのガスによって膨張するバッグとによって構成されている。これらエアバッグモジュールの展開状況は、車両の衝突状況に応じて制御されている。
例えば、車両がオフセット衝突した場合には、車体にヨーモーメントが作用して回転することから、乗員が前方のエアバッグから側方に外れてしまう虞がある。そこで、加速度センサによってオフセット衝突を検出し、オフセット衝突である場合には、前方のエアバッグモジュールを展開させるだけでなく、側方のエアバッグモジュールを展開させるようにしたエアバッグ装置が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載されるエアバッグ装置は、加速度センサによって前後方向と車幅方向との加速度を検出し、前後方向だけでなく車幅方向に大きな加速度が検出された場合にオフセット衝突であると判定している。
特開2013−220743号公報
ところで、特許文献1に記載されるエアバッグ装置は、衝突時の加速度に基づいてオフセット衝突であるか否かを判定し、この判定結果に基づいてエアバッグモジュールの展開を制御している。すなわち、実際に車両が衝突してから衝突状況を判定する装置であるため、非常に限られた時間内に衝突状況を判定してエアバッグを展開させることが必要であった。このため、実際に車両が衝突してから衝突状況を判定するのではなく、事前に衝突状況を予測してエアバッグモジュールを適切に展開させることが求められている。
本発明の目的は、エアバッグモジュールを適切に展開させることにある。
本発明の乗員保護装置は、エアバッグモジュールを車体側部に備え、車両の衝突時に前記エアバッグモジュールを展開する乗員保護装置であって、車体側部の窓ガラスを開閉させるウィンドウレギュレータと、前記車両と衝突対象物との相対的な位置情報を算出する位置算出部と、前記位置情報の推移に基づいて、前記車両と前記衝突対象物との移動速度差を算出する速度差算出部と、前記位置情報の推移に基づいて、前記衝突対象物に対する前記車両の接触部位を予測する接触部位予測部と、前記移動速度差と前記接触部位とに基づいて、衝突による前記車両の回転挙動を予測する回転挙動予測部と、前記回転挙動に基づいて、前記ウィンドウレギュレータを制御するウィンドウ制御部と、を有する。
本発明によれば、予測された車両の回転挙動に基づいて、ウィンドウレギュレータが制御される。これにより、車体側部のエアバッグモジュールが展開される衝突時において、車体側部の窓ガラスが大きく開かれる状況を回避することができ、エアバッグモジュールを適切に展開させることが可能となる。
本発明の一実施の形態である乗員保護装置としてのエアバッグシステムを備えた車両を示す概略図である。 (a)および(b)は、車体側部に設けられたエアバッグモジュールの展開状態を示す説明図である。 エアバッグシステムを備えた車両を示す概略図である。 エアバッグシステムの制御系を示す概略図である。 制御ユニットが有する機能の一部を示すブロック図である。 (a)〜(c)は、車両と衝突対象物との接近状況を示すイメージ図である。 (a)および(b)は、車両と衝突対象物との衝突状況を示すイメージ図である。 (a)および(b)は、車両と衝突対象物との衝突状況を示すイメージ図である。 (a)〜(c)は、見かけの慣性モーメントが回転挙動に与える影響を示すイメージ図である。 エアバッグ展開制御の実行手順の一例を示すフローチャートである。 通常展開モードにおけるエアバッグモジュールの展開状況の一例を示す図である。 スピン展開モードにおけるエアバッグモジュールの展開状況の一例を示す図である。 スピン展開モードが設定される衝突状況の一例を示す図である。 図12のa−a線に沿う断面図である。 (a)〜(c)は、見かけの慣性モーメントが回転挙動に与える影響を示すイメージ図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である乗員保護装置としてのエアバッグシステム10を備えた車両11を示す概略図である。
図1に示すように、エアバッグシステム10は、車室内の各部に設置される複数のエアバッグモジュールA1〜A14を有している。ドライバシート12の前方には、フロントエアバッグとして、図示しないステアリングホイールに格納されるエアバッグモジュールA1が設けられている。また、ドライバシート12の前方には、ニーエアバッグとして、図示しないインストルメントパネル下部に格納されるエアバッグモジュールA2が設けられている。さらに、ドライバシート12の側方には、サイドエアバッグとして、ドライバシート側部に格納されるエアバッグモジュールA3が設けられている。同様に、パッセンジャシート13の前方には、フロントエアバッグとして、図示しないインストルメントパネル上部に格納されるエアバッグモジュールA4が設けられている。また、パッセンジャシート13の前方には、ニーエアバッグとして、図示しないインストルメントパネル下部に格納されるエアバッグモジュールA5が設けられている。さらに、パッセンジャシート13の側方には、サイドエアバッグとして、パッセンジャシート側部に格納されるエアバッグモジュールA6が設けられている。さらに、ドライバシート12とパッセンジャシート13との間には、センタエアバッグとして、ドライバシート側部やパッセンジャシート側部に格納されるエアバッグモジュールA7が設けられている。
右リヤシート14の前方には、フロントエアバッグとして、ドライバシート背部に格納されるエアバッグモジュールA8が設けられている。また、右リヤシート14の側方には、サイドエアバッグとして、右リヤシート側部に格納されるエアバッグモジュールA9が設けられている。同様に、左リヤシート15の前方には、フロントエアバッグとして、パッセンジャシート背部に格納されるエアバッグモジュールA10が設けられている。また、左リヤシート15の側方には、サイドエアバッグとして、左リヤシート側部に格納されるエアバッグモジュールA11が設けられている。さらに、右リヤシート14と左リヤシート15との間には、センタエアバッグとして、右リヤシート側部や左リヤシート側部に格納されるエアバッグモジュールA12が設けられている。さらに、車体側部には、カーテンエアバッグとして、ルーフパネルとルーフトリムとの間に格納されるエアバッグモジュール(カーテンエアバッグモジュール)A13,A14が設けられている。
図2(a)および(b)は、車体側部に設けられたエアバッグモジュールA3,A9,A13の展開状態を示す説明図である。図2(a)には展開前のエアバッグモジュールA3,A9,A13が示されており、図2(b)には展開後のエアバッグモジュールA3,A9,A13が示されている。図2(a)に示すように、右側の車体側部には、ルーフトリム内に格納されるエアバッグモジュールA13が設けられている。また、右側の車体側部には、ドライバシート側部に格納されるエアバッグモジュールA3が設けられており、右リヤシート側部に格納されるエアバッグモジュールA9が設けられている。図2(b)に示すように、エアバッグモジュールA13は、右フロントドアD1および右リヤドアD3の窓ガラスW1,W3を覆うように展開される。また、エアバッグモジュールA3,A9は、乗員の側面を覆うように展開される。このように、車体側部に設けられるエアバッグモジュールA3,A9,A13は、車室外の障害物やドアD1,D3に対する乗員の衝突を緩和するため、ドアD1,D3と乗員との間に展開されている。なお、左側の車体側部に設けられるエアバッグモジュールA6,A11,A14についても、エアバッグモジュールA3,A9,A13と同様に、ドアD2,D4と乗員との間に展開される。
図3はエアバッグシステム10を備えた車両11を示す概略図である。図3に示すように、エアバッグシステム10には、エアバッグ展開制御に窓ガラスW1〜W4の開閉制御を連動させるため、ウィンドウレギュレータR1〜R4が設けられている。右フロントドアD1には、窓ガラスW1を開閉するウィンドウレギュレータR1が組み込まれており、左フロントドアD2には、窓ガラスW2を開閉するウィンドウレギュレータR2が組み込まれている。また、右リヤドアD3には、窓ガラスW3を開閉するウィンドウレギュレータR3が組み込まれており、左リヤドアD4には、窓ガラスW4を開閉するウィンドウレギュレータR4が組み込まれている。なお、各ウィンドウレギュレータR1〜R4は、窓ガラスW1〜W4にアームやケーブル等を介して連結される図示しない電動アクチュエータを有している。
図4はエアバッグシステム10の制御系を示す概略図である。図1および図4に示すように、エアバッグシステム10は、エアバッグモジュールA1〜A14およびウィンドウレギュレータR1〜R4を制御するため、CPUやメモリ等によって構成される制御ユニット20を有している。制御ユニット20には、衝突時の加速度を車体前部で検出する加速度センサSa1,Sa2、衝突時の加速度を車体側部で検出する加速度センサSa3〜Sa6、衝突時の加速度を車体後部で検出する加速度センサSa7,Sa8が接続されている。また、制御ユニット20には、車両前方を撮像するカメラユニットC1、車両右方を撮像するカメラユニットC2、車両左方を撮像するカメラユニットC3、車両後方を撮像するカメラユニットC4が接続されている。また、制御ユニット20には、ドライバシート12における乗員の有無や体格等を検出する着座センサSb1、パッセンジャシート13における乗員の有無や体格等を検出する着座センサSb2、右リヤシート14における乗員の有無や体格等を検出する着座センサSb3、左リヤシート15における乗員の有無や体格等を検出する着座センサSb4が接続されている。さらに、制御ユニット20には、各車輪の回転速度を検出する車輪速センサ21、ステアリングホイールの操舵角を検出する操舵角センサ22、車両11の鉛直軸まわりの回転角速度つまりヨーレートを検出するヨーレートセンサ23等が接続されている。また、制御ユニット20には、衝突時の加速度を検出する加速度センサ24が組み込まれている。
続いて、制御ユニット20の機能について詳細に説明する。図5は制御ユニット20が有する機能の一部を示すブロック図である。図5に示すように、制御ユニット20は、衝突時における車両11の回転挙動を予測する車両挙動予測部30と、予測された回転挙動に基づきエアバッグモジュールA1〜A14およびウィンドウレギュレータR1〜R4を制御する乗員保護制御部31と、を有している。車両挙動予測部30は、画像処理部32、衝突予測部33、ヨーモーメント算出部34、慣性モーメント算出部35および回転予測部36を備えている。また、乗員保護制御部31は、展開モード設定部37、展開制御部38およびウィンドウ制御部39を備えている。車両挙動予測部30および乗員保護制御部31を備える制御ユニット20は、後述するように、位置算出部、速度差算出部、接触部位予測部、回転挙動予測部およびウィンドウ制御部として機能している。
カメラユニットC1〜C4は、CCDやCMOS等のイメージセンサを内蔵しており、所定周期で撮像した画像データを画像処理部32に送信する。画像処理部32は、カメラユニットC1〜C4から取得した車両周囲の画像データを処理し、車両11の周囲に存在する衝突対象物Xつまり他の車両や障害物等を検出する。また、画像処理部32は、位置算出部として機能する機能部32aと、速度差算出部として機能する機能部32bとを有している。機能部32a,32bを備える画像処理部32は、所定周期毎に画像データから車両11と衝突対象物Xとの相対的な座標等の位置情報を算出し、位置情報の推移に基づいて車両11と衝突対象物Xとの移動速度差を算出する。さらに、画像処理部32は、車両11と衝突対象物Xとの相対的な位置情報の推移に基づいて、衝突対象物Xに対する車両11の相対的な移動方向を算出する。そして、衝突予測部33は、画像処理部32から取得した位置情報、移動速度差、移動方向等に基づいて、所定時間内に車両11と衝突対象物Xとが衝突するか否かを判定する。また、図5に示すように、衝突予測部33には操舵角センサ22から操舵角が送信されており、衝突予測部33は車両11の旋回状況を考慮した上で、車両11と衝突対象物Xとが衝突するか否かを判定している。
ここで、図6(a)〜(c)は車両11と衝突対象物Xとの接近状況を示すイメージ図である。図6(a)〜(c)においては、矢印の長さによって車両11と衝突対象物Xとの移動速度差の大きさを表し、矢印の向きによって衝突対象物Xに対する車両11の相対的な移動方向を表している。なお、図6(a)〜(c)に破線で示した車両11は、所定時間後における車両11の到達位置を示している。例えば、図6(a)に示すように、車両11の移動方向に衝突対象物Xが存在するものの、車両11と衝突対象物Xとの距離に比べて移動速度差が小さい場合には、所定時間後に車両11が衝突対象物Xまで到達しないことから、衝突予測部33によって衝突の可能性が無いと判定される。また、図6(b)に示すように、車両11の移動方向に衝突対象物Xが存在しており、車両11と衝突対象物Xとの距離に比べて移動速度差が大きい場合には、所定時間後に車両11が衝突対象物Xまで到達することから、衝突予測部33によって衝突の可能性が有ると判定される。また、図6(c)に示すように、車両11と衝突対象物Xとの距離に比べて移動速度差が大きいものの、ステアリング操作に伴って車両11の移動方向から衝突対象物Xが外れる場合には、衝突予測部33によって衝突の可能性が無いと判定される。
図5に示すように、衝突予測部33によって衝突の可能性が有ると判定されると、その判定結果が衝突予測部33からヨーモーメント算出部34に送信される。ヨーモーメント算出部34は、衝突時に車両11に作用するヨーモーメントYm、つまり衝突時に車両11に作用する鉛直軸まわりのモーメントを算出する。続いて、回転予測部36は、ヨーモーメント算出部34から送信されるヨーモーメントYmに基づいて、衝突時における車両11の回転挙動を予測する。ここで、車両11の回転挙動の予測精度を高めるため、車両挙動予測部30には慣性モーメント算出部35が設けられており、慣性モーメント算出部35によって車両11の見かけの慣性モーメントImが算出される。この車両11の見かけの慣性モーメントImとは、車両11の回転し易さを示す指標であり、走行路面の摩擦抵抗や車両11の旋回状況等に応じて変化する指標である。このような慣性モーメントImと前述したヨーモーメントYmとに基づいて、回転予測部36は衝突時における車両11の回転挙動を予測する。なお、車両11の回転挙動とは、車両11が車両重心Cの鉛直軸まわりに回転する際の、回転角、回転角速度、回転角加速度、回転方向等を意味している。
以下、ヨーモーメント算出部34によるヨーモーメントYmの算出手順について詳細に説明し、回転予測部36による回転挙動の予測状況について説明する。まず、接触部位予測部として機能するヨーモーメント算出部34は、車両11と衝突対象物Xとの接触位置、つまり衝突対象物Xに対する車両11の接触部位αを予測する。ここで、図7および図8は車両11と衝突対象物Xとの衝突状況を示すイメージ図である。図7(a)に示すように、車両11の進行方向に衝突対象物Xが存在しており、衝突対象物Xに対して衝突の可能性が有ると判定された場合には、ヨーモーメント算出部34によって、衝突対象物Xに対する車両11の接触部位αが予測される。図7(a)に示すように、ヨーモーメント算出部34は、接触部位αの位置を予測する際に、画像データから衝突対象物Xの外形形状を解析し、車両11に対して最初に接触する衝突対象物Xの凸部Xaを特定する。そして、ヨーモーメント算出部34は、衝突対象物Xの凸部Xaに対向する車両11の外縁位置を、車両11の接触部位αとして予測する。なお、凸部Xaと車両11とが対向する方向とは、位置情報の推移に基づき算出される車両11と衝突対象物Xとの相対的な移動方向である。このように、衝突対象物Xに対する車両11の接触部位αは、車両11と衝突対象物Xとの相対的な位置情報の推移に基づき予測される。なお、車両11に対する衝突対象物Xの対向範囲Xb内であれば、車両11の他の外縁位置を接触部位αとして予測しても良い。
このように車両11の接触部位αが予測されると、続いて車両11の車両重心Cと接触部位αとのオフセット量βが算出される。つまり、衝突対象物Xの相対的な移動方向に伸びる基準線L1が算出され、車両重心Cを通過して基準線L1に平行となる基準線L2が算出され、これら基準線L1と基準線L2とのオフセット量βが算出される。次いで、車両11と衝突対象物Xとの移動速度差に基づいて、衝突時に車両11に作用する推力Fが算出される。なお、衝突時に作用する推力Fの大きさは、車両11の質量、衝突対象物Xの質量、衝突対象物Xが固定物である場合、衝突対象物Xが可動物である場合等によって変化するため、これらの情報に基づいて推力Fを補正しても良い。また、衝突時に作用する推力Fの大きさは、衝突時点の移動速度差によって決定されるため、衝突前に算出された移動速度差から衝突時点の移動速度差を予測し、予測された衝突時点の移動速度差を用いて推力Fを算出しても良い。
前述したように、オフセット量βおよび推力Fが算出されると、以下の式(1)に基づいて、衝突時に車両11に作用するヨーモーメントYmが算出される。すなわち、図7(a)に示すように、車両11の左前部に対して衝突対象物Xの衝突が予測される場合には、図7(b)に示すように、衝突時に車両11に作用するヨーモーメントとして、車両11を左方向に回転させるヨーモーメントYmが算出される。一方、図8(a)に示すように、車両11の右前部に対して衝突対象物Xの衝突が予測される場合には、図8(b)に示すように、衝突時に車両11に作用するヨーモーメントとして、車両11を右方向に回転させるヨーモーメントYmが算出される。
Ym=F×β ・・・(1)
このようにヨーモーメントYmが算出されると、回転挙動予測部として機能する回転予測部36により、ヨーモーメントYmの大きさから車両11の回転挙動が予測される。ところで、車両衝突に伴う車両11の回転挙動は、ヨーモーメントYmの大きさによって予測可能であるものの、前述したように、回転挙動の予測精度を高めるためには、車両11の見かけの慣性モーメントImによって回転挙動を補正することが望ましい。ここで、図9(a)〜(c)は、見かけの慣性モーメントImが回転挙動に与える影響を示すイメージ図である。図9(a)には摩擦抵抗の大きな走行路面での衝突状況が示され、図9(b)には摩擦抵抗が中程度の走行路面における衝突状況が示され、図9(c)には摩擦抵抗の小さな走行路面での衝突状況が示されている。なお、図9(a)〜(c)においては、車両11に対して同じ大きさのヨーモーメントYmが作用している。
図9(a)〜(c)に示すように、衝突時に同じ大きさのヨーモーメントYmが作用する場合であっても、走行路面の摩擦抵抗に応じて、車両11の回転角や回転角速度等の回転挙動は変化することになる。すなわち、図9(a)に示すように、走行路面の摩擦抵抗が大きい場合には、衝突時に車両11が回転し難い状況、つまり慣性モーメントImが大きい状況であることから、車両11の回転挙動が小さく現れることになる。一方、図9(c)に示すように、走行路面の摩擦抵抗が小さい場合には、衝突時に車両11が回転し易い状況、つまり慣性モーメントImが小さい状況であることから、車両11の回転挙動が大きく現れることになる。このため、回転挙動の大きさを示す指標Mは、慣性モーメントImが大きい程に小さくなり、慣性モーメントImが小さい程に大きくなるように、以下の式(2)に基づき算出される。すなわち、走行路面の摩擦抵抗が大きいほど、車両11の回転挙動を表す指標Mは小さな値に補正され、走行路面の摩擦抵抗が小さいほど、車両11の回転挙動を表す指標Mは大きな値に補正される。なお、走行路面の摩擦抵抗は、例えば、各車輪に伝達される駆動トルクと各車輪のスリップ状況との関係に基づいて推定される。
M=Ym/Im ・・・(2)
続いて、エアバッグモジュールA1〜A14を展開するエアバッグ展開制御について説明する。前述したように、エアバッグ展開制御を実行する制御ユニット20は、予測された回転挙動に基づいてエアバッグモジュールA1〜A14およびウィンドウレギュレータR1〜R4を制御する乗員保護制御部31を有している。図5に示すように、乗員保護制御部31は、回転挙動を示す指標Mに基づいてエアバッグモジュールA1〜A14の展開モードを設定する展開モード設定部37と、展開モードに応じてエアバッグモジュールA1〜A14を展開する展開制御部38と、を備えている。また、乗員保護制御部31は、回転挙動を示す指標Mに基づいて、ウィンドウレギュレータR1〜R4を制御するウィンドウ制御部39を備えている。なお、エアバッグモジュールA1〜A14は、ガスを発生させるインフレータ40と、ガスによって膨張するバッグ41とを有している。衝突発生時には、展開制御部38からインフレータ40に点火信号が出力され、インフレータ40から放出されるガスによってバッグ41を膨張させることが可能である。
以下、エアバッグ展開制御の実行手順について説明する。図10はエアバッグ展開制御の実行手順の一例を示すフローチャートである。図10に示すように、ステップS1では、カメラユニットC1〜C4から送信される画像データが処理され、ステップS2では、車両11の周囲に存在する衝突対象物Xつまり他の車両や障害物等が解析される。次いで、ステップS3では、車両11と衝突対象物Xとの相対的な位置情報や移動速度差等に基づき、車両11と衝突対象物Xとの衝突の可能性について判定される。ステップS3において、衝突の可能性が有ると判定された場合には、ステップS4に進み、衝突時のヨーモーメントYmや車両11の慣性モーメントImが算出され、モーメントYm,Imに基づき衝突時の回転挙動を示す指標Mが算出される。
続いて、ステップS5では、衝突時の回転挙動を示す指標Mが、閾値Mo以上であるか否かが判定される。ステップS5において、指標Mが閾値Mo以上であると判定された場合、つまり衝突時の回転挙動が大きいと判定された場合には、ステップS6に進み、車体側部のエアバッグモジュールA3,A6,A9,A11,A13,A14を展開するスピン展開モードが設定される。このようにスピン展開モードが設定されると、ステップS7に進み、ウィンドウレギュレータR1〜R4が制御され、車体側部の窓ガラスW1〜W4が閉じられる。一方、ステップS5において、衝突時の回転挙動を示す指標Mが閾値Mo未満であると判定された場合、つまり衝突時の回転挙動が小さいと判定された場合には、ステップS8に進み、衝突時に所定レベル以上の加速度を検出する加速度センサSa1〜Sa8の位置に基づいて、展開対象となるエアバッグモジュールA1〜A14を選択して展開する通常展開モードが設定される。
前述のように、予測された回転挙動に基づいてスピン展開モードまたは通常展開モードが設定されると、ステップS9に進み、エアバッグモジュールA1〜A14に対する展開指令の有無が判定される。すなわち、ステップS9では、エアバッグモジュールA1〜A14の展開が必要な衝突状況が発生したか否かが判定される。ステップS9においては、例えば、加速度センサSa1〜Sa8の何れかにおいて所定レベル以上の加速度が検出され、かつ制御ユニット20内の加速度センサ24によって所定レベル以上の加速度が検出された場合に、エアバッグモジュールA1〜A14に対する展開指令が有ると判定される。ステップS9において、展開指令が有ると判定されると、ステップS10に進み、制御ユニット20から展開対象のエアバッグモジュールA1〜A14に点火信号が出力される。なお、スピン展開モードと通常展開モードとのそれぞれにおいて、展開対象となるエアバッグモジュールA1〜A14は、各シート12〜15における乗員の着座状況、所定レベル以上の加速度を検出した加速度センサSa1〜Sa8の位置等によって決定される。
ここで、図11は通常展開モードにおけるエアバッグモジュールA1〜A14の展開状況の一例を示す図である。図12はスピン展開モードにおけるエアバッグモジュールA1〜A14の展開状況の一例を示す図である。また、図13はスピン展開モードが設定される衝突状況の一例を示す図である。図14は図12のa−a線に沿う断面図である。図11、図12および図14には、乗員Pがドライバシート12に着座したときの展開状況が示されている。
図11に示すように、直進する車両11の左前部に衝突対象物Xが衝突し、車両11が左方向に小さく回転する場合には、回転挙動を示す指標Mが閾値Moを下回ることから通常展開モードが設定される。このような衝突状況においては、乗員Pが慣性力によって直近の進行方向(矢印α1方向)に移動するため、ドライバシート12の前方のエアバッグモジュールA1,A2が展開される。このように、乗員Pの移動方向に設置されるエアバッグモジュールA1,A2を展開することにより、乗員Pを適切に保護することが可能となる。なお、図示する場合には、通常展開モードにおいて、エアバッグモジュールA1,A2だけが展開されているが、これに限られることはなく、乗員の着座状況や車両の衝突状況等に応じて、他のエアバッグモジュールを展開しても良い。
図12に示すように、直進する車両11の左前部に衝突対象物Xが衝突し、車両11が左方向に大きく回転する場合においては、回転挙動を示す指標Mが閾値Moを上回ることからスピン展開モードが設定される。このような衝突状況においては、乗員Pが慣性力によって直近の進行方向(矢印α1方向)に移動するため、乗員Pの移動方向に位置する車体側部のエアバッグモジュールA3,A13が展開される。また、図13に示すように、衝突対象物である先行車両Xに車両11がオフセット衝突した場合には、車両11が大きく回転しながら他の先行車両V1等に衝突する状況が考えられる。この場合には、車体側部から車両11が他の先行車両V1に衝突する虞があるため、このような観点からも、スピン展開モードが設定された場合には、車体側部のエアバッグモジュールA3,A13が展開される。
ところで、車体側部のエアバッグモジュールA3,A13を展開する際に、ドアD1の窓ガラスW1が開かれていると、エアバッグモジュールA3,A13が車外に露出することから、エアバッグモジュールA3,A13を適切に機能させることが困難となる。そこで、図14(a)に示すように、スピン展開モードの設定時に窓ガラスW1が開かれていた場合には、図14(b)に示すように、衝突前からウィンドウレギュレータR1が制御されて窓ガラスW1が閉じ始められる。これにより、図14(c)に示すように、衝突時においては、車体側部の窓ガラスW1を閉じた状態のもとで、車体側部のエアバッグモジュールA3,A13を展開することが可能となる。
このように、スピン展開モードにおいては、衝突前に車体側部の窓ガラスW1を閉じるようにしたので、エアバッグモジュールA3,A13を車外に出してしまうことがなく、エアバッグモジュールA3,A13を適切に展開することが可能となる。しかも、衝突に伴う回転挙動が予測された時点、つまり衝突発生前から窓ガラスW1を閉じ始めることにより、衝突発生時において窓ガラスW1が大きく開かれる状況を回避することが可能となる。これにより、車体側部のエアバッグモジュールA3,A13を適切に展開することができ、乗員Pを適切に保護することが可能となる。
なお、前述の説明では、窓ガラスW1だけを閉じているが、これに限られることはなく、窓ガラスW1,W3を閉じても良く、窓ガラスW1〜W4を閉じても良い。また、前述の説明では、スピン展開モードにおいて、エアバッグモジュールA3,A13だけが展開されているが、これに限られることはなく、車体側部に設置される他のエアバッグモジュールA6,A9,A11,A14を展開しても良い。さらに、スピン展開モードにおいても、乗員の着座状況や車両の衝突状況等に応じて、車体側部以外のエアバッグモジュールを展開しても良い。
また、前述の説明では、走行路面の摩擦抵抗によって衝突時の回転挙動が変化することを説明したが、これに限られることはなく、衝突時の旋回状況つまりヨーレートによっても衝突時の回転挙動は変化することになる。ここで、図15(a)〜(c)は、見かけの慣性モーメントImが回転挙動に与える影響を示すイメージ図である。図15(a)には右旋回時に衝突した状況が示され、図15(b)には直進時に衝突した状況が示され、図15(c)には左旋回時に衝突した状況が示されている。なお、図15(a)〜(c)においては、車両11に対して同じ大きさのヨーモーメントYmが作用しており、走行路面の摩擦抵抗についても同じ値となっている。
図15(a)〜(c)に示すように、衝突時に同じ大きさのヨーモーメントYmが作用する場合であっても、車両11の旋回状況に応じて慣性モーメントImが変化し、車両11の回転挙動が変化することになる。例えば、図15(a)に示すように、車両11の左前部に対して衝突対象物Xが衝突する場合には、車両11を左方向に回転させるヨーモーメントYmが衝突時に発生する。このような衝突時において、車両11が右方向に旋回していた場合には、旋回走行時に発生するヨーモーメントYm1によって、衝突時に発生するヨーモーメントYmが打ち消されることから、車両11の回転挙動が小さく現れる。一方、図15(c)に示すように、車両11が左方向に旋回していた場合には、旋回走行時に発生するヨーモーメントYm1によって、衝突時に発生するヨーモーメントYmが助長されることから、車両11の回転挙動が大きく現れる。このように、回転挙動を示す指標Mの算出に用いられる慣性モーメントImは、走行路面の摩擦抵抗によって変化するだけでなく、車両11の旋回状況によっても変化している。このため、操舵角やヨーレート等に基づいて車両11の旋回状況を判定し、回転挙動を示す指標Mを旋回状況によって補正しても良い。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。前述の説明では、衝突対象物Xが車両11の前方から衝突する衝突パターンを例示しているが、これに限られることはない。例えば、衝突対象物Xが車両11の側方から衝突する衝突パターンや、衝突対象物Xが車両11の後方から衝突する衝突パターンであっても、本発明を有効に適用することが可能である。
前述の説明では、単眼カメラやステレオカメラ等のカメラユニットC1〜C4を使用することで車両周囲の衝突対象物Xを検出しているが、これに限られることはない。例えば、ミリ波レーダや赤外線レーザ等を使用することで車両周囲の衝突対象物Xを検出しても良い。また、カメラユニット、ミリ波レーダ、赤外線レーザ等を、組み合わせて使用することで車両周囲の衝突対象物Xを検出しても良い。なお、前述の説明では、車両周囲の衝突対象物Xを検出するため、車両11に対して4つのカメラユニットC1〜C4を搭載しているが、これに限られることはなく、例えば、車両11に対して1つのカメラユニットを搭載しても良い。
前述の説明では、加速度センサSa1〜Sa8,24の検出信号に基づいて、エアバッグモジュールA1〜A14を展開しているが、これに限られることはなく、例えば、衝突発生までの時間であるTTC(Time To Collision)を利用してエアバッグモジュールA1〜A14を展開しても良い。なお、TTCとは、車両11と衝突対象物Xとの距離を、車両11と衝突対象物Xとの移動速度差で除した値である。
なお、前述の説明では、位置算出部、速度差算出部、接触部位予測部、回転挙動予測部およびウィンドウ制御部を、1つの制御ユニット20に組み込んでいるが、これに限られることはない。例えば、位置算出部、速度差算出部、接触部位予測部、回転挙動予測部およびウィンドウ制御部を、複数の制御ユニットに分けて組み込んでも良い。
11 車両
20 制御ユニット(位置算出部、速度差算出部、接触部位予測部、回転挙動予測部、ウィンドウ制御部)
A3,A6,A9,A11 エアバッグモジュール
A13,A14 エアバッグモジュール(カーテンエアバッグモジュール)
W1〜W4 窓ガラス
R1〜R4 ウィンドウレギュレータ
X 衝突対象物

Claims (5)

  1. エアバッグモジュールを車体側部に備え、車両の衝突時に前記エアバッグモジュールを展開する乗員保護装置であって、
    車体側部の窓ガラスを開閉させるウィンドウレギュレータと、
    前記車両と衝突対象物との相対的な位置情報を算出する位置算出部と、
    前記位置情報の推移に基づいて、前記車両と前記衝突対象物との移動速度差を算出する速度差算出部と、
    前記位置情報の推移に基づいて、前記衝突対象物に対する前記車両の接触部位を予測する接触部位予測部と、
    前記移動速度差と前記接触部位とに基づいて、衝突による前記車両の回転挙動を予測する回転挙動予測部と、
    前記回転挙動に基づいて、前記ウィンドウレギュレータを制御するウィンドウ制御部と、
    を有する、乗員保護装置。
  2. 請求項1記載の乗員保護装置において、
    前記ウィンドウ制御部は、前記回転挙動が閾値を上回る場合に、前記ウィンドウレギュレータを制御して前記窓ガラスを閉じる、乗員保護装置。
  3. 請求項2記載の乗員保護装置において、
    前記エアバッグモジュールは、前記窓ガラスを覆うカーテンエアバッグモジュールである、乗員保護装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の乗員保護装置において、
    前記回転挙動予測部は、走行路面の摩擦抵抗に基づき前記回転挙動を補正する、乗員保護装置。
  5. 請求項4記載の乗員保護装置において、
    前記回転挙動予測部は、前記摩擦抵抗が大きいほど、前記回転挙動を小さな値に補正し、前記摩擦抵抗が小さいほど、前記回転挙動を大きな値に補正する、乗員保護装置。
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