JP6328708B2 - 太極扇 - Google Patents

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本発明は、中国の伝統的な武術の一つで近年は健康法としても普及する太極拳において、その動作に合わせて開閉して用いられる扇(以下「太極扇」と称する)に関するものである。
太極扇は、あおいで涼をとるための扇子(和扇子)とは異なり、形状が大形であって、扇面部を閉じた状態での長さは約300〜350mm程度であり、扇面部を開いた状態での左右両端の長さは約560〜660mm程度である。
太極扇は要軸を中心にして外骨及び内骨が開閉し、2本の外骨同士が約180度の角度で開成するようになっている。また、外骨と内骨との間に渡って生地材が貼着されて扇面部を形成している。
太極扇を用いる太極拳は、その動作に合わせて太極扇を開閉させて舞う様々な拳法の型、即ち、套路が定められており、健康法や健康体操としてだけでなく、芸術性や観賞性が高く、さらには採点による競技性も備えるという特色を有している。
そして、手で把持した太極扇の素早い開閉動作や、バシッと決めたキレの良い開閉動作が美しく綺麗に舞う基準の一つである。
本願出願人は、太極扇について、特許情報プラットフォームで、「太極扇」「太極拳」「扇子」等のキーワードや「A45B 27/00」のIPC(国際特許分類)を用いて特許、実用新案の先行技術の検索を試みたが、太極扇についての出願例又は登録例は見当たらない。
なお、涼をとるための扇子の出願としては、特開2001−224414号「扇子」(特許文献1参照)、実用新案登録第3040093号「扇子」(特許文献2参照)、及び実用新案登録第3105861号「扇子」(特許文献3参照)が開示されている。
特開2001−224414号 実用新案登録第3040093号 実用新案登録第3105861号
従来の太極扇は、外骨と内骨との間に渡って生地材が貼着されて扇面部を形成しているので、外骨及び内骨を開成するときや閉成するときに、生地材同士が擦れ合って摩擦抵抗が大きくなる。その結果、太極扇の開閉が重くなり、素早い開閉動作やバシッと決めたキレの良い開閉動作がしにくいという不都合を有している。
従って、従来の太極扇においては、生地材同士の擦れ合いを低減して、外骨及び内骨の開成や閉成の動作を軽くスムーズに行えるようにし、キレの良い開閉動作を可能にして、結果的に太極拳を美しく綺麗に舞えるようにすることに解決しなければならない課題を有している。
前記従来例の課題を解決するための本発明の要旨は、太極拳の動作に合わせて開閉して用いられる太極扇であって、該太極扇は、扁平で長尺な2本の外骨と、該外骨同士の間に沿わした状態で重畳される扁平で長尺な複数本の内骨と、前記外骨及び前記内骨の基部側に軸通されて開閉する時の中心となる要軸と、前記外骨及び前記内骨の一方の面又は他方の面に渡って生地材が貼られて形成される扇面部と、から少なくとも構成され、前記内骨の一方の面又は他方の面の前記基部寄りの位置には、所要長さの一条の凸部が形成され、該凸部は、中央部が盛り上がって両端部に渡り傾斜部が形成され、前記外骨及び/又は前記内骨の前記凸部と重畳する面には、当該凸部と対応し嵌合する一条の凹部が形成されることである。
また、前記外骨及び前記内骨の開閉時には、前記凸部の前記傾斜部に沿って、重畳する前記内骨又は前記外骨が摺動状態で移動して、その際に前記生地材同士が離隔して摩擦抵抗が低減される構成であること、;
前記外骨の前記要軸が軸通する部位は、リング状凹み部が形成され、該リング状凹み部に前記要軸の軸受が嵌合する構成であること、;
を含むものである。
本発明に係る太極扇によれば、外骨及び内骨の開成時や閉成時に、凸部の傾斜部に沿って、重畳する内骨又は外骨が摺動状態で移動するので、その際に生地材同士が離隔して、摩擦抵抗が低減される。つまり、太極扇の開成や閉成の動作が軽くなり、素早い開閉動作やビシッと決めたキレの良い開閉動作がし易くなるので、その結果、太極拳を美しく綺麗に舞うことができる。
また、外骨及び内骨の閉成時には、凹部に凸部が嵌合するので、カチッと嵌まる閉止感が得られると共に、外骨及び内骨同士の横ズレが防止できるという優れた効果を奏する。
外骨及び内骨の開閉時には、凸部の傾斜部に沿って、重畳する内骨又は外骨が摺動状態で移動して、その際に生地材同士が離隔して摩擦抵抗が低減される構成であることによって、太極扇が開きやすくなり閉じやすくなる。従って、太極扇の素早い開閉動作やキレの良い開閉動作がし易くなるので、その結果、太極拳を美しく綺麗に舞うことができるという優れた効果を奏する。
外骨の要軸が軸通する部位は、リング状凹み部が形成され、リング状凹み部に要軸の軸受が嵌合する構成であることによって、軸受が外骨の外側に突出しないので、太極扇の基部側を手で把持しやすい。
また、軸受にラインストーン等の装飾品を使用すれば、お洒落でデザイン性が高い太極扇が形成されるという優れた効果を奏する。
本発明に係る太極扇11を開いた状態の正面側の斜視図である。 本発明に係る太極扇11を開いた状態の背面側の斜視図である。 本発明に係る太極扇11を閉じた状態の斜視図である。 外骨12の正面図である。 外骨12の背面図である。 外骨12の側面図である。 外骨12の凹部21を説明する拡大説明図である。 内骨13の正面図である。 内骨13の背面図である。 内骨13の側面図である。 内骨13の凸部23を説明する拡大説明図である。 内骨13の凹部24を説明する拡大説明図である。 凸部23の傾斜部23cに沿って、重畳する内骨13が移動する状態を説明する要部の拡大側面図である。 内骨13同士が重畳した状態を示す要部の拡大側面図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、図1及び図2において、符号11は太極扇を示し、この太極扇11は、扁平で長尺な2本の外骨12と、外骨12同士の間に沿わした状態で重畳される扁平で長尺な10本の内骨13と、外骨12及び内骨13の基部側に軸通されて開閉する時の中心となる要軸14と(図3参照)、外骨12及び内骨13の一方の面又は他方の面に渡って生地材15aが貼られて形成される扇面部15とから構成される。
太極扇11は、扇面部15を開いた状態での左右両端の長さは、例えば560〜660mm程度であり(図1及び図2参照)、扇面部15を閉じた状態での長さは、例えば300〜350mm程度である(図3参照)。
外骨12は、長さが約325mm程度であり、基部12a側の幅は約18mm程度であり、基部12a寄りの位置には幅が約13mm程度の細部12bが形成されており、先端部12c側の幅は約18mm程度である(図4及び図5参照)。また、基部12a側の厚さは約7.0mm程度であり、細部12bの厚さは6.0mm程度であり、先端部12c側の厚さは約3.5mm程度である(図6参照)。
外骨12の基部12aには、小孔16が形成されており、この小孔16には、図示しないストラップ等を係止させることができる。
外骨12の基部12a側には、孔部20が形成されており、この孔部20に要軸14が挿通する。
孔部20の周囲にはリング状凹み部18が形成されており、このリング状凹み部18に要軸14の軸受19が嵌合する構成である(図3参照)。従って、軸受14が外骨12の外側に突出しないので、太極扇11の基部側を手で把持しやすい。
また、軸受19にラインストーン等の装飾品を使用すれば、お洒落でデザイン性が高い太極扇11が形成される。
外骨12の細部12bの近傍から基部12aに渡って、その表面には所定の滑り止め加工処理が施されている(図示せず)。従って、表面がザラザラに形成されるので、手で把持した時に落としにくい構造になっている。
外骨12の一方の面において基部12a寄りの位置には、一条の凹部21が形成されている(図5参照)。凹部21の長さは約71mm程度である。凹部21の形状は、図7に示すように、中央部21aが垂れ下がって両端部21bに渡って傾斜部21cが形成される。
内骨13は、長さが約315mm程度であり、幅は約12mm程度であり、厚さは約1.9mm程度である(図8から図10参照)。
また、内骨13の基部13a側には、要軸14が挿通する軸孔22が形成されている。
内骨13の一方の面において基部13a寄りの位置には、一条の凸部23が形成されている(図8参照)。凸部23の長さは約70mm程度である。凸部23の形状は、図11に示すように、中央部23aが盛り上がって両端部23bに渡って傾斜部23cが形成される。
内骨13の他方の面において基部13a寄りの位置、即ち、凸部23と反対側の位置には、一条の凹部24が形成されている。凹部24の長さは、約71mm程度である。凹部24の形状は、図12に示すように、中央部24aが垂れ下がって両端部24bに渡って傾斜部24cが形成される。
このように、内骨13の凹部24は、凸部23と反対側の位置に形成される。つまり、扇面部15を閉じて内骨13同士が重畳した状態では、一方の内骨13の凸部23と、他方の内骨13の凹部24とが対応して嵌合する構造になっている。
また、扇面部15を閉じて内骨13と外骨12とが重畳した状態では、内骨13の凸部23と、外骨12の凹部21とが対応して嵌合する構造になっている。
要軸14は、内骨13の軸孔22と外骨12の孔部20とを挿通しており、要軸14の両端部が軸受19に軸支されている。従って、要軸14は外骨12及び内骨13を開閉する時の中心となる(図3参照)。
扇面部15は、外骨12及び内骨13の一方の面又は他方の面に渡って生地材15aが貼られて形成される。生地材15aの表面には、適宜の柄や模様等のデザインが施されている。
以上のように構成される太極扇11は、外骨12及び内骨13の開成時や閉成時に、凸部23の傾斜部23cに沿って、重畳する内骨13又は外骨12が摺動状態で移動するので、その際に生地材15a同士が離隔して摩擦抵抗が低減されるのである(図13の矢印A参照)。
つまり、太極扇11の開成や閉成の動作が軽くなり、素早い開閉動作やビシッと決めたキレの良い開閉動作がし易くなるので、その結果、太極拳を美しく綺麗に舞うことができる。
また、外骨12及び内骨13の閉成時には、凹部24(あるいは凹部21)に凸部23が嵌合するので(図14参照)、カチッと嵌まる閉止感が得られると共に、外骨12及び内骨13同士の横ズレが防止できる。
11 太極扇
12 外骨
12a基部
12b細部
12c先端部
13 内骨
13a基部
14 要軸
15 扇面部
15a生地材
16 小孔
18 リング状凹み部
19 軸受
20 孔部
21 凹部
21a中央部
21b両端部
21c傾斜部
22 軸孔
23 凸部
23a中央部
23b両端部
23c傾斜部
24 凹部
24a中央部
24b両端部
24c傾斜部

Claims (3)

  1. 太極拳の動作に合わせて開閉して用いられる太極扇であって、
    該太極扇は、扁平で長尺な2本の外骨と、該外骨同士の間に沿わした状態で重畳される扁平で長尺な複数本の内骨と、前記外骨及び前記内骨の基部側に軸通されて開閉する時の中心となる要軸と、前記外骨及び前記内骨の一方の面又は他方の面に渡って生地材が貼られて形成される扇面部と、から少なくとも構成され、
    前記内骨の一方の面又は他方の面の前記基部寄りの位置には、所要長さの一条の凸部が形成され、
    該凸部は、中央部が盛り上がって両端部に渡り傾斜部が形成され、
    前記外骨及び/又は前記内骨の前記凸部と重畳する面には、当該凸部と対応し嵌合する一条の凹部が形成されること
    を特徴とする太極扇。
  2. 前記外骨及び前記内骨の開閉時には、前記凸部の前記傾斜部に沿って、重畳する前記内骨又は前記外骨が摺動状態で移動して、その際に前記生地材同士が離隔して摩擦抵抗が低減される構成であること
    を特徴とする請求項1に記載の太極扇。
  3. 前記外骨の前記要軸が軸通する部位は、リング状凹み部が形成され、
    該リング状凹み部に前記要軸の軸受が嵌合する構成であること
    を特徴とする請求項1に記載の太極扇。
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