JP6328506B2 - Acdcコンバータの制御装置 - Google Patents

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本発明は、入力された交流電圧を直流電圧に変換する整流動作、及び力率改善動作を実行可能に構成された力率改善回路と、前記力率改善回路から出力された直流電圧を所定の直流電圧に変換して出力するDCDCコンバータとを備えるACDCコンバータに適用される制御装置に関する。
従来、下記特許文献1に見られるように、交流電源から入力された交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、整流回路に接続された昇圧チョッパ回路とを備える充電装置が知られている。この装置では、充電装置の出力電圧の変動1周期における最大値と、整流回路の入力電流及び入力電圧とに基づき、昇圧チョッパ回路を構成するスイッチング素子をオンオフ操作する。これにより、入力電流に含まれる高調波成分を低減し、力率の向上を図っている。
特開2009−247101号公報
ここで、上記充電装置では、給電対象に供給する電圧を制御する定電圧制御が行われている。このため、給電対象に供給する電力を制御する定電力制御が要求される場合には、力率の向上を図る上記充電装置の技術を適用することができない。
本発明は、給電対象への供給電力が制御されるACDCコンバータに適用され、力率の向上を図ることができるACDCコンバータの制御装置を提供することを主たる目的とする。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
本発明は、交流電源(51)に接続される入力端子(T1,T2)と、リアクトル(12a;61p,61n;65p,65n)と、出力端子(T3,T4)と、前記入力端子から入力された交流電圧を元にオン操作によって前記リアクトルにエネルギを蓄積させ、オフ操作によって前記リアクトルに蓄積されたエネルギを放出させて前記出力端子から出力可能となるように設けられた改善用スイッチ(12b;62p,62n;66a,66b)とを有し、前記入力端子から入力された交流電圧を直流電圧に変換する整流動作と、前記改善用スイッチのオンオフ操作による前記リアクトルを用いた力率改善動作とを実行可能に構成された力率改善回路(10;60;80)と、前記力率改善回路の出力端子から出力された直流電圧を所定の直流電圧に変換して給電対象(50)に出力するDCDCコンバータ(20;70)と、前記交流電源から前記力率改善回路に入力される交流電圧を入力電圧として検出する入力電圧検出部(52)と、前記交流電源から前記力率改善回路に入力された交流電流を前記整流動作により整流した直流電流、又は前記交流電源から前記力率改善回路に入力される交流電流を入力電流として検出する入力電流検出部(53)と、を備えるACDCコンバータに適用され、前記入力電圧検出部によって検出された入力電圧と、前記入力電流検出部によって検出された入力電流とに基づき、前記力率改善回路の実入力電力を都度算出する瞬時入力電力算出手段(30a)と、前記入力電圧又は前記入力電流のいずれかである入力交流信号に基づき、前記入力交流信号の2乗値と同周期かつ同位相の基準交流信号を都度算出する基準信号算出手段(30c)と、前記基準信号算出手段によって算出された都度の基準交流信号に基づき、前記基準交流信号と同周期かつ同位相の信号である目標入力電力を都度算出する目標入力電力算出手段(30d)と、都度の前記実入力電力を都度の前記目標入力電力にフィードバック制御すべく、前記改善用スイッチを操作する操作手段(30g)とを備えることを特徴とする。
力率改善回路の入力電流と入力電圧との間の力率が1となる場合、力率改善回路の入力電力は、理論的には、入力電圧又は入力電流の2乗値と同周期かつ同位相の信号となる。このため、力率改善回路の入力電力を、入力電圧又は入力電流の2乗値と同周期かつ同位相の信号に制御することで、力率を高い水準に維持することができる。この点に鑑み、上記発明では、目標入力電力算出手段により、都度の基準交流信号に基づき、基準交流信号と同周期かつ同位相の信号である目標入力電力を都度算出する。そして、算出された都度の目標入力電力に、都度の実入力電力をフィードバック制御すべく、改善用スイッチを操作する。こうした構成によれば、入力電流に含まれる高調波成分を低減することができ、ひいては力率の向上を図ることができる。
第1実施形態にかかるACDCコンバータの全体構成図。 関連技術にかかるACDCコンバータの全体構成図。 第1実施形態にかかる高調波電流の低減効果を示す図。 同実施形態にかかる高調波電流の低減効果を示す図。 同実施形態にかかる負荷電力変動時における応答性の向上効果を示す図。 第2実施形態にかかるACDCコンバータの全体構成図。 同実施形態にかかる目標中間電圧の設定態様を示す図。 第3実施形態にかかるACDCコンバータの全体構成図。 第4実施形態にかかるACDCコンバータの全体構成図。 第5実施形態にかかるACDCコンバータの全体構成図。 第6実施形態にかかるACDCコンバータの全体構成図。
(第1実施形態)
以下、本発明にかかるACDCコンバータの制御装置を具体化した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、ACDCコンバータは、PFCコンバータ10(「力率改善回路」に相当)と、DCDCコンバータ20とを備えている。各コンバータ10,20は、制御装置30の制御対象となる。本実施形態において、ACDCコンバータは、その給電対象を蓄電装置50としている。本実施形態では、蓄電装置50として、蓄電池(ニッケル水素蓄電池,リチウムイオン蓄電池)を用いている。なお、蓄電装置50としては、蓄電池に限らず、例えば大容量のキャパシタを用いることもできる。また、ACDCコンバータは、例えば車載式のものとすることができる。
PFCコンバータ10は、第1整流回路11と、昇圧チョッパ回路12とを備えている。第1整流回路11は、PFCコンバータ10の入力端子である第1,第2端子T1,T2を介して入力された交流電圧を直流電圧に変換する整流動作を行い、第1〜第4整流ダイオード11a〜11dを備えている。詳しくは、第1整流ダイオード11aのアノードには、第2整流ダイオード11bのカソードが接続され、これらダイオード11a,11bの接続点には、第1端子T1が接続されている。第3整流ダイオード11cのアノードには、第4整流ダイオード11dのカソードが接続され、これらダイオード11c,11dの接続点には、第2端子T2が接続されている。第1整流ダイオード11aのカソードには、第3整流ダイオード11cのカソードが接続され、第2整流ダイオード11bのアノードには、第4整流ダイオード11dのアノードが接続されている。第1,第2端子T1,T2には、外部の交流電源51が接続されている。
第1整流回路11の出力側には、昇圧チョッパ回路12の入力側が接続されている。昇圧チョッパ回路12は、改善用リアクトル12a、改善用スイッチ素子12b、改善用ダイオード12c、及び平滑コンデンサ12dを備えている。本実施形態では、改善用スイッチ12bとして、フリーホイールダイオードが逆並列に接続されたIGBTを用いている。改善用リアクトル12aの第1端には、第1,第3整流ダイオード11a,11cのカソードが接続されている。改善用リアクトル12aの第2端には、改善用スイッチ12bのコレクタと、改善用ダイオード12cのアノードとが接続されている。改善用ダイオード12cのカソードには、平滑コンデンサ12dの第1端が接続されている。平滑コンデンサ12dの第2端には、改善用スイッチ12bのエミッタと、第2,第4整流ダイオード11b,11dのアノードとが接続されている。平滑コンデンサ12dの第1端には、PFCコンバータ10の出力端子である第3端子T3が接続され、平滑コンデンサ12dの第2端には、PFCコンバータ10の出力端子である第4端子T4が接続されている。なお、平滑コンデンサ12dとしては、例えば、フィルムコンデンサや、セラミックコンデンサを用いることができる。ちなみに、本実施形態では、平滑コンデンサ12dをPFCコンバータ10内に配置したがこれに限らない。例えば、平滑コンデンサ12dを、DCDCコンバータ20内に配置してもよいし、PFCコンバータ10の出力側とDCDCコンバータ20の入力側との間に配置してもよい。
PFCコンバータ10の第3端子T3には、DCDCコンバータ20の入力端子である第5端子が接続され、PFCコンバータ10の第4端子T4には、PFCコンバータ10の入力端子である第6端子T6が接続されている。DCDCコンバータ20は、第1〜第4変換用スイッチ21a〜21d、トランス22(絶縁トランス)、第2整流回路23、変換用リアクトル24、及び変換用コンデンサ25を備えるフルブリッジ型の絶縁コンバータである。DCDCコンバータ20は、入力された直流電圧を所定の直流電圧に変換して出力する。本実施形態では、各変換用スイッチ21a〜21dとして、フリーホイールダイオードが逆並列に接続されたIGBTを用いている。
第1変換用スイッチ21aのコレクタと第3変換用スイッチ21cのコレクタとには、第5端子T5が接続されている。第1変換用スイッチ21aのエミッタには、第2変換用スイッチ21bのエミッタが接続され、第3変換用スイッチ21cのエミッタには、第4変換用スイッチ21dのエミッタが接続されている。第2変換用スイッチ21bのエミッタと第4変換用スイッチ21dのエミッタとには、第6端子T6が接続されている。
第1変換用スイッチ21aと第2変換用スイッチ21bとの接続点には、トランス22を構成する1次巻線22aの第1端が接続されている。1次巻線22aの第2端には、第3変換用スイッチ21cと第4変換用スイッチ21dとの接続点が接続されている。トランス22を構成する2次巻線22bには、第2整流回路23が接続されている。第2整流回路23は、2次巻線22bから出力された交流電圧を直流電圧に変換する整流動作を行い、第5〜第8整流ダイオード23a〜23dを備えている。詳しくは、第5整流ダイオード23aのアノードには、第6整流ダイオード23bのカソードが接続され、これらダイオード23a,23bの接続点には、2次巻線22bの第1端が接続されている。第7整流ダイオード23cのアノードには、第8整流ダイオード23dのカソードが接続され、これらダイオード23c,23dの接続点には、2次巻線22bの第2端が接続されている。第5整流ダイオード23aのカソードには、第7整流ダイオード23cのカソードが接続され、第6整流ダイオード23bのアノードには、第8整流ダイオード23dのアノードが接続されている。
第5整流ダイオード23aと第7整流ダイオード23cとのカソードには、変換用リアクトル24を介して、DCDCコンバータ20の出力端子である第7端子T7が接続されている。第6整流ダイオード23bと第8整流ダイオード23dとのアノードには、DCDCコンバータ20の出力端子である第8端子T8が接続されている。第7端子T7と第8端子T8とは、変換用コンデンサ25によって接続されている。第7端子T7には、蓄電装置50の正極端子が接続され、第8端子T8には、蓄電装置50の負極端子が接続されている。
ACDCコンバータには、入力電圧センサ52(「入力電圧検出部」に相当)、入力電流センサ53(「入力電流検出部」に相当)、中間電圧センサ54(「中間電圧検出部」に相当)、出力電圧センサ55(「出力電圧検出部」に相当)、及び出力電流センサ56(「出力電流検出部」に相当)が備えられている。本実施形態において、入力電圧センサ52は、交流電源51から出力される交流電圧(具体的には例えば、第1,第2端子T1,T2間の電位差)を検出する。入力電流センサ53は、改善用リアクトル12aに流れる電流を、PFCコンバータ10の入力電流として検出する。中間電圧センサ54は、平滑コンデンサ12dの端子間電圧を、PFCコンバータ10の出力電圧(換言すれば、DCDCコンバータ20の入力電圧)として検出する。出力電圧センサ55は、変換用コンデンサ25の端子間電圧を、DCDCコンバータ20の出力電圧として検出する。出力電流センサ56は、変換用リアクトル24に流れる電流を、DCDCコンバータ20の出力電流として検出する。なお、本実施形態において、各センサの検出値、及び上記検出値に基づき算出された値には、基本的には添え字「r」を付している。
制御装置30は、第1〜第4変換用スイッチ21a〜21dのオンオフ操作により、DCDCコンバータ20の実出力電力Porを目標出力電力Potgtに制御する定電力制御を行う。また、制御装置30は、改善用スイッチ12bのオンオフ操作により、力率改善動作を行う。以下、制御装置30における上記力率改善動作及び定電力制御について説明する。なお、制御装置30における入力電力算出部30a等の各処理部は、例えば、所定の処理周期毎に演算処理を行う。
入力電力算出部30a(「瞬時入力電力算出手段」に相当)は、入力電圧センサ52によって検出された入力電圧Vinrと、入力電流センサ53によって検出された入力電流Iinrとを乗算することで、実入力電力Pinrを算出する。出力電力算出部30b(「瞬時出力電力算出手段」に相当)は、出力電圧センサ55によって検出された出力電圧Vorと、出力電流センサ56によって検出された出力電流Iorとを乗算することで、実出力電力Porを算出する。
基準信号算出部30c(「基準信号算出手段」に相当)は、入力電圧Vinrに基づき、入力電圧Vinrの2乗値の同周期かつ同位相の基準交流信号Sigを算出する。以下、基準交流信号Sigについて説明する。PFCコンバータ10の入力電流Iinと入力電圧Vinとの力率が1となる場合、PFCコンバータ10の入力電力Pinは下式(eq1)で表される。
上式(eq1)において、「Va」は入力電圧Vinの実効値を示し、「Ia」は入力電流Iinの実効値を示し、「ω」は入力電圧Vin,入力電流Iinの角速度を示す。定電力制御が行われる場合、DCDCコンバータ20の出力電力Poutは下式(eq2)で表される。
上式(eq2)において、「Vo」はDCDCコンバータ20の出力電圧を示し、「Io」はDCDCコンバータ20の出力電流を示す。ここで、PFCコンバータ10の入力側からDCDCコンバータ20の出力側までにおける損失を無視すると、入力電力Pinの実効値と出力電力Poutとが等しくなることから、下式(eq3)が導かれる。
上式(eq3)を上式(eq1)に代入すると、下式(eq4)が導かれる。
上式(eq4)から、力率が1となる場合、入力電力Pinは、入力電圧Vinの2乗値と同周期かつ同位相の交流信号となることがわかる。このため、入力電力Pinの目標値である目標入力電力Pintgtを、上記2乗値と同周期かつ同位相の交流信号に設定することで、力率を高い水準に維持できる。なお、基準信号算出部30cは、例えば、入力電圧Vinrを入力とする位相同期回路(PLL)と、位相同期回路の出力信号を上記基準交流信号Sigに変換して出力する変換回路とを備えて構成すればよい。
目標入力電力算出部30d(「目標入力電力算出手段」に相当)は、出力電力算出部30bによって算出された実出力電力Porと、基準信号算出部30cによって算出された基準交流信号Sigとを乗算することで、目標入力電力Pintgtを算出する。電力偏差算出部30eは、目標入力電力Pintgtから実入力電力Pinrを減算することで、電力偏差ΔPinを算出する。フィードバック制御部30fは、電力偏差ΔPinに基づき、実入力電力Pinrを目標入力電力Pintgtにフィードバック制御するための操作量として、第1時比率信号を算出する。具体的には、電力偏差ΔPinに基づく比例積分制御によって第1時比率信号を算出する。第1時比率信号は、改善用スイッチ12bをオンオフ操作するための操作信号であり、具体的には、改善用スイッチ12bのオンオフ操作1周期(スイッチング周期)に対するオン操作時間の比率を定めたものである。第1駆動部30g(「操作手段」に相当)は、第1時比率信号に基づき、改善用スイッチ12bをオンオフ操作する。これにより、力率改善動作が行われる。
第2駆動部30hは、第1〜第4変換用スイッチ21a〜21dのオンオフ操作により、DCDCコンバータ20の実出力電力Porを目標出力電力Potgtに制御する定電力制御を行う。詳しくは、第2駆動部30hは、目標出力電力Potgtと実出力電力Porとに基づき、第2時比率信号を算出する。第2時比率信号は、各変換用スイッチ21a〜21dをオンオフ操作するための操作信号であり、具体的には、各変換用スイッチ21a〜21dのオンオフ操作1周期に対するオン操作時間の比率を定めたものである。第2駆動部30hは、第2時比率信号に基づき、第1,第3変換用スイッチ21a,21cの組と、第2,第4変換用スイッチ21b,21dの組とを、デッドタイムを挟みつつ交互にオン操作する。
続いて、本実施形態の効果を関連技術と対比して説明する。
まず、図2に、関連技術にかかるACDCコンバータを示す。なお、図2において、先の図1に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、電圧偏差算出部31aは、中間電圧センサ54によって検出された中間電圧Vmrを目標中間電圧Vmtgtから減算することで、電圧偏差ΔVを算出する。電圧フィードバック制御部31bは、電圧偏差ΔVに基づく比例積分制御によって目標入力電流の振幅Iaを算出する。信号生成部31cは、入力電圧Vinrに基づき、基準信号「sin(ωt)」を算出する。
目標入力電流算出部31dは、振幅Iaと基準信号「sin(ωt)」とを乗算することで、目標入力電流Itgtを算出する。電流偏差算出部31eは、目標入力電流Itgtから入力電流Iinrを減算することで、電流偏差ΔIを算出する。電流フィードバック制御部31fは、電流偏差ΔIに基づく比例積分制御によって改善用スイッチ12bをオンオフ操作するための第1時比率信号を算出する。算出された第1時比率信号は、第1駆動部30gに入力される。
ここで、出力電圧Vorには、交流電源51の2倍の周波数の変動成分が含まれる。このため、電圧偏差算出部31aによって算出された電圧偏差ΔVoにも変動成分が含まれる。その結果、目標入力電流Itgtにも変動成分が含まれる。すなわち、目標入力電流Itgtが正弦波から歪む。このため、変動成分が含まれる目標入力電流Itgtに基づき改善用スイッチ12bをオンオフ操作すると、入力電流Iinrが歪むこととなり、その結果、力率が悪化する。
図3に、本実施形態と関連技術とにおける入力電圧Vin、入力電流Iin及び中間電圧Vmの推移を示す。詳しくは、図3(a)は本実施形態にかかる推移を示し、図3(b)は関連技術にかかる推移を示す。なお、図3(a),(b)では、「VL1」によって入力電圧Vin,中間電圧Vmのスケールが互いに同一であることを示し、「VL2」によって入力電流Iinのスケールが互いに同一であることを示し、「HL1」によって横軸スケールが互いに同一であることを示している。
図示されるように、本実施形態によれば、目標入力電力Pintgtに中間電圧Vmの変動の影響が含まれないことから、入力電流Iinに歪が生じていない。これに対し、関連技術では、中間電圧Vmの変動の影響によって目標入力電流Itgtに歪が生じ、その結果、入力電流Iinに歪が生じている。
図4に、本実施形態と関連技術とにおける平滑コンデンサ12dの容量及び入力電流Iinに含まれる3次高調波成分の関係を示す。図示されるように、関連技術では、平滑コンデンサ12dの容量が小さくなるほど、3次高調波成分が大きくなっている。このことは、関連技術では、3次高調波成分を低減するために、大容量の平滑コンデンサ12dが要求されることを意味している。これに対し、本実施形態では、平滑コンデンサ12dの大きさにかかわらず、3次高調波成分が小さい。これは、上述した力率改善動作により、3次高調波成分が大きく低減されているためである。したがって、本実施形態によれば、平滑コンデンサ12dを小容量化することができる。なお、図4には、3次高調波成分の上限閾値を合わせて示した。この閾値は、例えば法規に基づき定められる値である。
関連技術では、上述したように、中間電圧Vmの変動の影響によって目標入力電流Itgtに歪が生じる。こうした事態を回避すべく、関連技術において、電圧フィードバック制御部31bの応答性を低下させることも考えられる。ただし、この場合、図5に示すように、目標出力電力Potgtを急変させたときの中間電圧Vmの制御応答性が大きく低下する。ここで、図5(a)は本実施形態にかかる推移を示し、図5(b)は関連技術にかかる推移を示している。なお、図5(a),(b)では、「VL3」によって中間電圧Vmのスケールが互いに同一であることを示し、「VL4」によって入力電流Iinのスケールが互いに同一であることを示し、「HL2」によって横軸スケールが互いに同一であることを示している。
本実施形態では、目標入力電力Pintgtの算出に中間電圧Vmrを用いていないことから、フィードバック制御部30fの制御応答性を低く設定することを要しない。このため、本実施形態にかかる中間電圧Vmの変動量ΔV1は、関連技術にかかる中間電圧Vmの変動量ΔV2よりも十分小さくなる。したがって、出力電力の急変時においても、出力電力の制御応答性を高く維持でき、中間電圧Vmが、その上限値(例えば、デバイスの耐圧)と下限値(例えば、交流電源51の波高値)とで規定される範囲から外れることを回避できる。
このように、本実施形態によれば、PFCコンバータ10の入力電流に含まれる高調波成分を低減することができ、ひいては力率を向上させて1に近づけることができる。これにより、平滑コンデンサ12dの小容量化を図ることができる。さらに、出力電力の制御応答性を向上させることもできる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、先の第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図6に示すように、目標入力電力Pintgtの算出手法を変更する。詳しくは、制御装置30は、中間電圧Vmrを目標中間電圧Vmtgtに制御できる構成をさらに備えている。なお、図6において、先の図1に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、中間電圧偏差算出部30iは、目標中間電圧Vmtgtから中間電圧Vmrを減算することで、中間電圧偏差ΔVmを算出する。中間電圧フィードバック制御部30j(「中間補償電力算出手段」に相当)は、中間電圧偏差ΔVmに基づき、中間電圧Vmrを目標中間電圧Vmtgtにフィードバック制御するための操作量として、中間補償電力Pctrを算出する。詳しくは、中間電圧偏差ΔVmに基づく比例積分制御によって中間補償電力Pctrを算出する。なお、中間電圧フィードバック制御部30jの制御応答性を、中間電圧Vmrの変動の影響を受けない程度に低く設定することが望ましい。
中間補償電力加算部30kは、出力電力算出部30bによって算出された実出力電力Porに中間補償電力Pctrを加算する。中間補償電力加算部30kの出力値「Por+Pctr」は、目標入力電力算出部30dに入力される。すなわち、本実施形態において、目標入力電力Pintgtは下式(eq5)で表される。
ここで、図7を用いて、中間電圧センサ54によって検出された中間電圧Vmrの制御態様の具体例を示す。なお、図7には、出力電力P1(例えば3kW)が大きい場合と出力電力P2(例えば1kW)が小さい場合とのそれぞれにおける中間電圧Vmrの推移を示している。
図7(a)に示すように、交流電源51の1変動周期Tacにおける中間電圧Vmrの中央値が、目標中間電圧Vmtgtにフィードバック制御されるようにしてもよい。この場合、中間電圧偏差算出部30iには、例えば、1変動周期Tacにおける中間電圧Vmrの時間平均値を入力すればよい。
また、図7(b)に示すように、交流電源51の1変動周期Tacにおける中間電圧Vmrの最大値が、目標中間電圧Vmtgtにフィードバック制御されるようにしてもよい。この場合、中間電圧偏差算出部30iには、例えば、1変動周期Tacにおける中間電圧Vmrの最大値を入力すればよい。こうした構成によれば、出力電力が小さい場合において中間電圧を極力高い電圧に保持できる。このため、中間電圧とその下限値との間のマージンを大きくすることができ、出力電力が急増した場合において、中間電圧の低下によって中間電圧が下限値を下回ることを回避できる。
さらに、図7(c)に示すように、交流電源51の1変動周期Tacにおける中間電圧Vmrの最小値が、目標中間電圧Vmtgtにフィードバック制御されるようにしてもよい。この場合、中間電圧偏差算出部30iには、例えば、1変動周期Tacにおける中間電圧Vmrの最小値を入力すればよい。こうした構成によれば、出力電力が小さい場合において中間電圧が低い電圧に保持されるため、PFCコンバータ10のスイッチング損失を低減することができる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について、先の第2実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図8に示すように、目標中間電圧Vmtgtを可変設定する。なお、図8において、先の図6に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、中間電圧設定部30l(「中間電圧設定手段」に相当)は、実出力電力Porが大きいほど、目標中間電圧Vmtgtを低く設定する。こうした設定によれば、出力電力が小さい場合において、中間電圧を高い電圧に保持することができる。このため、その後出力電力が急増する場合であっても、中間電圧が下限値を下回ることを回避できる。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態について、先の第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図9に示すように、目標入力電力Pintgtの算出手法を変更する。なお、図9において、先の図1に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、損失補償電力算出部30m(「損失補償電力算出手段」に相当)は、入力電圧Vinrと、実出力電力Porとに基づき、損失補償電力Plossを算出する。ここでは、実出力電力Porが大きかったり、入力電圧Vinrが低かったりするほど、損失補償電力Plossを大きく算出する。なお、損失補償電力Plossは、例えば、実出力電力Porと損失補償電力Plossとが関係付けられたマップや数式を用いて算出すればよい。上記マップは、制御装置30の備える記憶手段(例えば、不揮発性メモリ)にあらかじめ記憶される。
損失補償電力加算部30nは、実出力電力Porと損失補償電力Plossとを加算する。損失補償電力加算部30nの出力値「Por+Ploss」は、中間補償電力加算部30kに入力される。すなわち、本実施形態において、目標入力電力Pintgtは下式(eq6)で表される。
以上説明した本実施形態によれば、定電力制御の応答性をより向上できる。
(第5実施形態)
以下、第5実施形態について、先の第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図10に示すように、ACDCコンバータの構成を変更する。なお、図10において、先の図1に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、ACDCコンバータは、PFCコンバータ60と、DCDCコンバータ70とを備えている。PFCコンバータ60は、第1,第2リアクトル61p,61n、第1,第2改善用スイッチ62p,62n、整流回路63、及び平滑コンデンサ64を備えている。本実施形態では、各スイッチ62p,62nとして、NチャネルMOSFETを用いている。
第1リアクトル61pの第1端には、第1端子T1が接続されている。第2リアクトル61nの第1端には、第2端子T2が接続されている。各リアクトル61p,61nのそれぞれの第2端同士は、第1改善用スイッチ62p及び第2改善用スイッチ62nの直列接続体を介して接続されている。詳しくは、第1改善用スイッチ62pのドレインには、第1リアクトル61pの第2端が接続され、第2改善用スイッチ62nのドレインには、第2リアクトル61nの第2端が接続されている。各スイッチ62p,62nのソース同士は短絡されている。各スイッチ62p,62nのドレイン側には、整流回路63の入力側が接続されている。整流回路63の出力側には、平滑コンデンサ64を介して、第3,第4端子T3,T4が接続されている。
PFCコンバータ60の第3,第4端子T3,T4には、DCDCコンバータ70の第5,第6端子が接続されている。DCDCコンバータ70は、第1,第2変換用スイッチ71a,71b、第1,第2トランス72、73、及び第1,第2変換用ダイオード74a,74bを備えるプッシュプル型の絶縁コンバータである。本実施形態では、各変換用スイッチ71a,71bとして、NチャネルMOSFETを用いている。
第1トランス72を構成する第1の1次巻線72aの第1端には、第5端子T5が接続され、第2端には、第1変換用スイッチ71aを介して第6端子T6が接続されている。第2トランス73を構成する第2の1次巻線73aの第1端には、第5端子T5が接続され、第2端には、第2変換用スイッチ71bを介して第6端子T6が接続されている。第1トランス72を構成する第1の2次巻線72bの第1端には、第7端子T7が接続され、第2端には、第1変換用ダイオード74aのカソードが接続されている。第1変換用ダイオード74aのアノードには、第8端子T8が接続されている。第2トランス73を構成する第2の2次巻線73bの第1端には、第7端子T7が接続され、第2端には、第2変換用ダイオード74bのカソードが接続されている。第2変換用ダイオード74bのアノードには、第8端子T8が接続されている。各変換用ダイオード74a,74bと第7,第8端子T7,T8との間には、変換用リアクトル75及び変換用コンデンサ76が設けられている。
なお、本実施形態において、入力電流センサ53は、第1リアクトル61pに流れる電流を入力電流として検出する。中間電圧センサ54は、平滑コンデンサ64の端子間電圧を中間電圧として検出する。出力電圧センサ55は、変換用コンデンサ76の端子間電圧を出力電力として検出する。出力電流センサ56は、変換用リアクトル75に流れる電流を出力電流として検出する。
制御装置30は、第1,第2変換用スイッチ71a,71bのオンオフ操作により、DCDCコンバータ70の実出力電力Porを目標出力電力Potgtに制御する定電力制御を行う。ここで、各変換用スイッチ71a,71bは、第2駆動部30hによって操作される。また、制御装置30は、第1,第2改善用スイッチ62p,62nのオンオフ操作により、力率改善動作を行う。ここで、各改善用スイッチ62p,62nは、第1駆動部30gによって操作される。詳しくは、交流電源51の出力電圧の極性が正となる期間においては、第2改善用スイッチ62nがオフ操作される状況下、第1改善用スイッチ62pがオンオフ操作される。なお、この期間におけるPFCコンバータ60の出力電圧は、第1改善用スイッチ62pのオンオフ操作1周期に対する第1改善用スイッチ62pのオン操作時間の比率を調節することで調節できる。一方、交流電源51の出力電圧の極性が負となる期間においては、第1改善用スイッチ62pがオフ操作される状況下、第2改善用スイッチ62nがオンオフ操作される。なお、この期間におけるPFCコンバータ60の出力電圧は、第2改善用スイッチ62nのオンオフ操作1周期に対する第2改善用スイッチ62nのオン操作時間の比率を調節することで調節できる。
以上説明した本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6実施形態)
以下、第6実施形態について、先の第5実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図11に示すように、PFCコンバータをブリッジレスブースト型のものに変更する。なお、図11において、先の図10に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、PFCコンバータ80は、第1,第2リアクトル65p,65n、第1,第2改善用スイッチ66a,66b、第1,第2改善用ダイオード67a,67b、及び平滑コンデンサ64を備えている。本実施形態では、各スイッチ66a,66bとして、IGBTを用いている。
第1リアクトル65pの第1端には、第1端子T1が接続されている。第2リアクトル65nの第1端には、第2端子T2が接続されている。第1改善用ダイオード67aのアノードには、第1改善用スイッチ66aのコレクタが接続され、第2改善用ダイオード67bのアノードには、第2改善用スイッチ66bのコレクタが接続されている。第1,第2改善用ダイオード67a,67bのカソードには、第3端子T3が接続され、第1,第2改善用スイッチ66a,66bのエミッタには、第4端子T4が接続されている。
第1リアクトル65pの第2端には、第1改善用ダイオード67aと第1改善用スイッチ66aとの接続点が接続され、第2リアクトル65nの第2端には、第2改善用ダイオード67bと第2改善用スイッチ66bとの接続点が接続されている。各改善用スイッチ66a,66bは、第1駆動部30gによってオンオフ操作される。なお、本実施形態では、DCDCコンバータとして、上記第1実施形態の図1に示したDCDCコンバータ20を用いている。また、本実施形態において、入力電流センサ53は、第1リアクトル65pに流れる電流を入力電流として検出する。
以上説明した本実施形態によっても、上記第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記第1実施形態では、目標入力電力Pintgtの算出に用いる出力電力として、出力電流センサ56によって検出された出力電流Iorと、出力電圧センサ55によって検出された出力電圧Vorとから算出した値を用いたがこれに限らない。例えば、検出値を用いることなく、目標出力電力Potgtを目標入力電力Pintgtの算出に用いてもよい。すなわち、この場合、目標出力電力Potgtと基準交流信号Sigとの乗算値が目標入力電力Pintgtとなる。こうした構成であっても、上記第1実施形態で得られる効果に準じた効果を得ることはできる。
・上記第3実施形態では、実出力電力Porが大きいほど、目標中間電圧Vmtgtを連続的に低く設定したがこれに限らない。例えば、実出力電力Porが大きいほど、目標中間電圧Vmtgtを段階的に低く設定してもよい。
・上記第4実施形態で説明した損失補償電力算出部30m及び損失補償電力加算部30nを、上記第2,第3実施形態に適用してもよい。
・基準交流信号を、入力電圧Vinrに代えて、入力電流Iinrに基づき算出してもよい。これは、PFCコンバータ10において力率改善動作が行われていることから、入力電圧と入力電流との周期及び位相が同一又は略同一であることに基づくものである。
・フィードバック制御部30fにおいて、例えば、比例積分微分制御や、積分制御によって第1時比率信号を算出してもよい。なお、上記第2実施形態の中間電圧フィードバック制御部30jにおいても同様である。
・DCDCコンバータとしては、絶縁型のものに限らず、非絶縁型のものであってもよい。
10…PFCコンバータ、20…DCDCコンバータ、30…制御装置。

Claims (8)

  1. 交流電源(51)に接続される入力端子(T1,T2)と、リアクトル(12a;61p,61n;65p,65n)と、出力端子(T3,T4)と、前記入力端子から入力された交流電圧を元にオン操作によって前記リアクトルにエネルギを蓄積させ、オフ操作によって前記リアクトルに蓄積されたエネルギを放出させて前記出力端子から出力可能となるように設けられた改善用スイッチ(12b;62p,62n;66a,66b)とを有し、前記入力端子から入力された交流電圧を直流電圧に変換する整流動作と、前記改善用スイッチのオンオフ操作による前記リアクトルを用いた力率改善動作とを実行可能に構成された力率改善回路(10;60;80)と、
    前記力率改善回路の出力端子から出力された直流電圧を所定の直流電圧に変換して給電対象(50)に出力するDCDCコンバータ(20;70)と、
    前記交流電源から前記力率改善回路に入力される交流電圧を入力電圧として検出する入力電圧検出部(52)と、
    前記交流電源から前記力率改善回路に入力された交流電流を前記整流動作により整流した直流電流、又は前記交流電源から前記力率改善回路に入力される交流電流を入力電流として検出する入力電流検出部(53)と、を備えるACDCコンバータに適用され、
    前記入力電圧検出部によって検出された入力電圧と、前記入力電流検出部によって検出された入力電流とに基づき、前記力率改善回路の実入力電力を都度算出する瞬時入力電力算出手段(30a)と、
    前記入力電圧又は前記入力電流のいずれかである入力交流信号に基づき、前記入力交流信号の2乗値と同周期かつ同位相の基準交流信号を都度算出する基準信号算出手段(30c)と、
    前記基準信号算出手段によって算出された都度の基準交流信号に基づき、前記基準交流信号と同周期かつ同位相の信号である目標入力電力を都度算出する目標入力電力算出手段(30d)と、
    都度の前記実入力電力を都度の前記目標入力電力にフィードバック制御すべく、前記改善用スイッチを操作する操作手段(30g)とを備えることを特徴とするACDCコンバータの制御装置。
  2. 前記ACDCコンバータには、
    前記DCDCコンバータの出力電圧を検出する出力電圧検出部(55)と、
    前記DCDCコンバータの出力電流を検出する出力電流検出部(56)とが備えられ、
    前記出力電圧検出部によって検出された出力電圧と、前記出力電流検出部によって検出された出力電流とに基づき、前記DCDCコンバータの実出力電力を都度算出する瞬時出力電力算出手段(30b)をさらに備え、
    前記目標入力電力算出手段は、都度の前記実出力電力と、都度の前記基準交流信号とに基づき、前記基準交流信号の振幅に前記実出力電力を含む前記目標入力電力を都度算出する請求項1記載のACDCコンバータの制御装置。
  3. 前記ACDCコンバータには、前記力率改善回路の出力電圧を検出する中間電圧検出部(54)が備えられ、
    前記中間電圧検出部によって検出された出力電圧を目標中間電圧にフィードバック制御するための操作量である中間補償電力を都度算出する中間補償電力算出手段(30j)をさらに備え、
    前記目標入力電力算出手段は、都度の前記実出力電力と、都度の前記基準交流信号と、都度の前記中間補償電力とに基づき、前記基準交流信号の振幅に前記実出力電力及び前記中間補償電力を含む前記目標入力電力を都度算出する請求項2記載のACDCコンバータの制御装置。
  4. 前記中間補償電力算出手段は、前記力率改善回路の出力電圧の1変動周期における中央値を前記目標中間電圧にフィードバック制御するための操作量として、前記中間補償電力を算出する請求項3記載のACDCコンバータの制御装置。
  5. 前記中間補償電力算出手段は、前記交流電源の1変動周期における前記力率改善回路の出力電圧の最大値を前記目標中間電圧にフィードバック制御するための操作量として、前記中間補償電力を算出する請求項3記載のACDCコンバータの制御装置。
  6. 前記中間補償電力算出手段は、前記交流電源の1変動周期における前記力率改善回路の出力電圧の最小値を前記目標中間電圧にフィードバック制御するための操作量として、前記中間補償電力を算出する請求項3記載のACDCコンバータの制御装置。
  7. 前記実出力電力が大きい場合の前記目標中間電圧を前記実出力電力が小さい場合の前記目標中間電圧よりも低く設定する中間電圧設定手段をさらに備える請求項3〜6のいずれか1項に記載のACDCコンバータの制御装置。
  8. 前記実出力電力が大きい場合に前記実出力電力が小さい場合よりも大きく設定される損失補償電力を都度算出する損失補償電力算出手段(30m)をさらに備え、
    前記目標入力電力算出手段は、都度の前記実出力電力と、都度の前記基準交流信号と、都度の前記損失補償電力とに基づき、前記基準交流信号の振幅に前記実出力電力及び前記損失補償電力を含む前記目標入力電力を都度算出する請求項2〜7のいずれか1項に記載のACDCコンバータの制御装置。
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