JP6327496B2 - 酵素処理液を使用する抗感染症処理剤 - Google Patents

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Description

本発明は、酵素処理液を使用する抗感染症処理剤およびこの抗感染症処理剤を使用して洗浄、塗布、噴霧等により抗細菌、抗真菌等の処理を行って感染症予防を有効に達成することができる酵素を使用する抗感染症処理剤に関するものである。
従来において、各種の細菌や真菌(カビ)等は、人類の誕生以前から存在することから、人類はその誕生と共に感染症と戦うことになった。現在、数多の病気の中で、唯一原因が明らかにされているのが感染症である。一般的に、感染症に対しては、抗生物質や抗菌剤の存在を発想し、感染症の実体を把握しないまま抗生物質の薬効だけに頼る傾向がある。
一般に、感染症とは、細菌、真菌、ウィルス、異常プリオン等の病原体の感染により、より高等な動植物である宿主に生じる望ましくない反応すなわち病気の総称であると定義されている。
そこで、感染症を正しく理解するには、微生物側からのみ一方向的にこれを捕らえるのではなく、感染症を病原微生物と宿主との動的な係わり合いとして捕らえることにより、感染症の見直しを行うことが必要である。
しかるに、感染症は、社会が清潔になることにより(例えば、上下水道の完備と手洗いの励行だけでも)、ある程度は確実に減少させることができる。しかしながら、どんなに十分である清潔な社会であっても、感染症を無くすことはできない。
例えば、ヒトの皮膚や腸管には、多くの微生物が常在しており、適度な外来抗原(微生物)の刺激があることによって、ヒトを防衛するレベルを維持することができる。また、家具や、文具や、衣服等の身の回りの全てを除菌ないし無菌化することが、清潔ということではない。すなわち、日常に求められる清潔は、通常の手洗い、歯磨き、入浴、着替え等で十分に維持できることである。
また、今日において、人口増加および人口集中、高速大量輸送の発達と関係して、感染爆発を生じる。この場合、人口の増加は、感染症において宿主(ヒト)の増加を意味し、また大都市への人口集中は、人口密度の増大により感染症を拡大し易くすることを意味し、そして高速大量輸送によれば、その象徴であるジェット機で多くのヒトが高速で遠距離を移動することにより、細菌、真菌、ウィルスを瞬く間に世界中に伝播させることを意味する。従って、前記人口増加および人口集中、高速大量輸送の発達によって、感染症がヒトの間で広範囲かつ急速に広がり、短期間に地球全体に蔓延する条件が満たされることになる。
そこで、感染症の対策として、その基本は、病原体の監視、抵抗力の強化、感染経路の遮断である。特に、抵抗力の弱い高齢者や乳幼児および免疫力の低下したヒトに対する感染症の対策は必要である。
インフルエンザの感染爆発パターンについて、例えば船や鉄道が主たる輸送手段であった大正時代のスペイン風邪と比較した場合、当時の感染爆発パターンは群として移動し、世界伝播時間は4カ月〜11カ月であったが、現在のように飛行機や自動車が主たる輸送手段となった場合、感染爆発パターンは同時多発的に発生し、4日〜7日で世界中に伝播すると考えられる。
このような観点において、生物学上の分類からすれば、真菌は「菌類界」、原虫は「原生動物界」、リケッチアは「原核生物界」に属するものとされている。そこで、細胞内の構造からは、真菌および原虫は、ヒトと同じ真核生物に分類され、細胞質には、核や各種細胞内小器官がある。そして、リケッチアは細菌と同じ原核生物である。
また、昆虫や植物には、ヒトの有する痩得免疫系が存在せず、原生微生物から身を守る手段としては、自然免疫応答のみであり、地球上のほぼ全ての環境で生存が可能であることから、その防御に関しては非常に強力であることが知られている。
そこで、今日において、動物由来の感染症としては、約200種類(ペットからのものは約40種類)が知られている。この動物由来の感染症(人畜共通感染症、人獣共通感染症)は、病原体が動物からヒトに伝播する感染症であり、主な感染源は、ペット、野生動物、食用動物であり、感染経路としては、感染または保菌動物による咬傷や引っ掻き傷、感染巣、糞等への接触、ベクター(蚊、蚤、ダニなど)による媒介、動物性食品の摂取等が該当する。
また、動物由来の感染症が増加する理由としては、野生動物の生活エリアの変化、ペットの擬人化や多様化、飼育環境の変化、殺鼠剤に耐性なネズミの出現などである。
また、養鶏の場合においても、病原体の監視、抵抗力の強化、感染経路の遮断が、感染症対策の基本である。
そして、ヒトに病原性を示す微生物としては、細菌、ウィルス、クラミジア、リケッチア、マイコプラズマ、真菌、原虫などである。これら微生物の病原性機序は、様々であるが、宿主に感染症を引き起こせるか否かは、微生物の病原性の強さと、宿主側の抵抗力に影響される。なお、健常者においては、雑菌に過ぎない微生物でも、何らかの病的状態に陥り、抵抗力が減弱した宿主には、重篤な感染症を引き起こすことがある。また、病原性の強い微生物は、ヒトの体内で誘導される防御反応を回避するメカニズムを有している。
前述したような観点から、従来においては、洗浄効果が高く、洗浄後において人体に有害とならず、抗菌作用を有し、さらに細菌感染症および真菌感染症の予防を行うことができる洗浄剤およびその使用方法について、種々の提案がなされている(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開平05−295396号公報 特表2001−510076号公報 特表2009−511493号公報
従来において、感染症予防を可能とする洗浄剤としては、抗菌力を高めることが必要かつ安心であり、しかも安全に対するリスク管理をし得ることが重要である。しかるに、従来の洗浄剤としては、合成界面活性剤、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)等の劇物ないし毒物が使用されている。また、食品や水道水の殺菌に、次亜塩素酸ナトリウムが使用されている。このような洗浄剤は、各種の食品の製造および加工において、装置や器具の消毒に使用されているが、食品に添加される全ての添加物の中で、最も急性毒性が強いものとなっている。
この様な観点から、本発明者等は、鋭意検討並びに試作研究を行った結果、それぞれ複数からなる酵素と助剤とを組み合わせて酵素処理剤を作成し、この酵素処理剤を所要の条件でpHを調整した酵素処理液とすることによって、抗細菌力、抗真菌力等を高めることができ、感染症予防を有効に達成することができる抗感染症処理剤の開発に成功した。
すなわち、本発明においては、酵素として、パパイン、α−アミラーゼ、糸状菌リパーゼ、パンクレアチンを使用し、助剤として、アデノシン三リン酸二ナトリウム塩(ATP)、L−グルタミン酸を併用し、これらの酵素および粉末に対し、さらに炭酸水素ナトリウム(重曹)に、コハク酸、リンゴ酸等のいずれかを選択して混合しpH8.0以下に調整した粉末を撹拌混合して酵素処理剤とし、この酵素処理剤を、水または湯水(適温35℃〜65℃)に対して1%以上、それぞれ使用目的に応じて適宜添加混合して酵素処理液を作成し、この酵素処理液を使用して所要の汚れ(残渣)を生じている対象物に対し、漬込み洗浄、塗布(コーティング)ないし噴霧等による添加をすることにより、抗細菌力、抗真菌力等を高めることができ、感染症予防を有効に達成することができる抗感染症処理剤を得ることができることを突き止めた。
また、本発明においては、殺菌効果試験に合格した殺菌水生成用製剤「アクシス50」の様な次亜塩素酸ナトリウムに比べ数カ月後に藻の発生の心配がなくなる炭酸水素ナトリウム(重曹)に対し、コハク酸、リンゴ酸等のいずれかを選択して混合し、pH8.0以下に調整した粉末を、水または湯水(適温35℃〜65℃)に添加して調製した酵素処理剤用液を作成し、この酵素処理剤用液100重量部に対し、
酵素として、
パパイン 0.2〜1.2重量部
α−アミラーゼ 0.1〜1.5重量部
糸状菌リパーゼ 0.1〜1.5重量部
パンクレアチン 0.1〜1.4重量部
助剤として、
アデノシン三リン酸二ナトリウム塩 0.2〜2.4重量部
L−グルタミン酸 0.2〜2.0重量部
からなる酵素処理剤を1%〜5%の割合で希釈して酵素処理液を作成し、前記酵素処理液を、抗菌または除菌による抗感染症処理対象物の表面に対し、洗浄、塗布ないし添加することによって、前記と同様の感染症予防を有効に達成することができる抗感染症処理剤を得ることができることを突き止めた。
そして、本発明に係る酵素処理液を使用する抗感染症処理剤により、医療機械器具および医療補助品などを処理対象物として、それらの表面に対し、あるいは各種の浴槽およびその付帯設備等を処理対象物として、その使用水および使用水が接触する表面に対し、それぞれ洗浄、塗布ないし添加して抗菌、除菌等の抗感染症処理を容易に行うことができると共に、使用する抗感染症処理剤の作用によって、前記各処理対象物に対する抗感染症処理の処理能力を著しく高めることができることを突き止めた。
従って、本発明の目的は、酵素処理液を使用する抗感染症処理剤を得るものであり、さらにこの抗感染症処理剤を使用して、抗菌または除菌による抗感染症処理対象物の表面に対し、洗浄、塗布ないし添加することによって、前記各種の菌により発生する感染症の予防を容易に達成することができる酵素処理液を使用する抗感染症処理剤を提供するものである。
前記目的を達成するため、本発明に係る酵素処理液を使用する抗感染症処理剤は、
酵素として、
パパイン 0.2〜1.2重量部
α−アミラーゼ 0.1〜1.5重量部
糸状菌リパーゼ 0.1〜1.5重量部
パンクレアチン 0.1〜1.4重量部
助剤として、
アデノシン三リン酸二ナトリウム塩 0.2〜2.4重量部
L−グルタミン酸 0.2〜2.0重量部
をそれぞれ使用し、
これらの酵素および助剤に対し、炭酸水素ナトリウムに、コハク酸、リンゴ酸等のいずれかを選択して混合しpH8.0以下に調整した粉末を、撹拌混合して酵素処理剤を作成し、
前記酵素処理剤を、水または湯水(適温35℃〜65℃)100重量に対して1%〜5%の割合で希釈して酵素処理液を作成し、
前記酵素処理液を、抗菌または除菌による抗感染症処理対象物の表面に対し、洗浄、塗布ないし添加して抗菌または除菌による抗感染症処理のために使用することを特徴とする。
また、本発明において、抗感染症処理剤は、前記抗感染症処理剤としての酵素処理液を、医療機械器具および医療補助品を処理対象物として、それらの表面に対し、洗浄、塗布ないし添加して、抗菌または除菌による抗感染症処理のために使用することができる。
さらに、本発明において、抗感染症処理剤は、前記抗感染症処理剤としての酵素処理液を、各種の浴槽およびその付帯設備を処理対象物として、その使用水および使用水が接触する表面に対し、それぞれ洗浄、塗布ないし添加して、抗菌または除菌による抗感染症処理のために使用することができる。
本発明に係る酵素処理液を使用する抗感染症処理剤により、医療機械器具および医療補助品などを処理対象物としてそれらの表面に対し、また各種の浴槽およびその付帯設備等を処理対象物として、その使用水および使用水が接触する表面に対し、それぞれ洗浄、塗布ないし添加して抗菌または除菌による抗感染症処理を容易に行うことができると共に、使用する抗感染症処理剤の作用によって、前記各処理対象物に対する抗感染症処理の処理能力を著しく高めることができる。
また、本発明に係る酵素処理液を使用する抗感染症処理剤は、これを試験液して動物臨床試験を行った結果、皮膚一次刺激性試験において、「無刺激性」の範疇にはいるものと評価された。安全性の高いものであることが確認された。
次に、本発明に係る酵素処理液を使用する抗感染症処理剤およびその使用方法の実施形態につき、以下詳細に説明する。
本実施例において、本発明に係る酵素処理液を使用する抗感染症処理剤は、
酵素として、
パパイン 0.2〜1.2重量部
α−アミラーゼ 0.1〜1.5重量部
糸状菌リパーゼ 0.1〜1.5重量部
パンクレアチン 0.1〜1.4重量部
助剤として、
アデノシン三リン酸二ナトリウム塩 0.2〜2.4重量部
L−グルタミン酸 0.2〜2.0重量部
をそれぞれ使用し、これらの酵素および助剤に対し、炭酸水素ナトリウムに、コハク酸、リンゴ酸等のいずれかを選択して混合しpH8.0以下に調整した粉末を、撹拌混合して酵素処理剤を作成した。
そしてこの酵素処理剤を、使用目的に応じて、水または湯水(適温35℃〜65℃)100重量に対して1%〜5%の割合で希釈して酵素処理液を作成した。
このようにして作成した抗感染症処理剤としての酵素処理液を、医療機械器具および医療補助品などを処理対象物としてそれらの表面に対し、洗浄または塗布ないし噴霧等による添加する方法により使用した。この結果、前記処理対象物に対し、抗菌、除菌等の抗感染症処理を行うことができると共に、使用した抗感染症処理剤の作用によって、前記処理対象物の抗感染症処理の保持について、通常の場合よりも比較的長い期間において持続保持できることが確認された。また、処理対象物の用途に応じて、処理対象物を既存の洗浄剤を使用して前処理した後、本発明に係る抗感染症処理剤により調製した処理槽に、前記処理対象物を約15分間漬け込み、その後水洗いすることによっても、前述した本発明による抗感染症処理の保持効果を有効に得ることができることは勿論である。
本発明に係る抗感染症処理剤としての酵素処理液を得るに際しては、植物や動物に内在する多糖類、油脂等の夾雑物を効率よく、かつ完全に近い状態で除去できることが重要である。そこで、本発明においては、酵素処理剤として、酵素も助剤も食品添加物にこだわり、酵素としてパパイン、α−アミラーゼ、糸状菌リパーゼ、パンクレアチンを使用し、助剤としてアデノシン三リン酸二ナトリウム塩(ATP)、L−グルタミン酸を併用することにより、安全、安心を確保して、作成される酵素処理液の清浄処理の効率を著しく高めることが可能となっている。
すなわち、本発明による抗感染症処理剤としての酵素処理液において、酵素としてパパイン、α−アミラーゼ、糸状菌リパーゼ、パンクレアチンを使用することにより、前記夾雑物である蛋白質、澱粉、油脂を分離除去することにより、医療機械器具および医療補助品等の処理対象物、または人および動物類の処理対象物、さらには各種の浴槽およびその付帯設備等の処理対象物から、それぞれ分離除去することができる。また、助剤として、アデノシン三リン酸二ナトリウム塩(ATP)、L−グルタミン酸を併用することにより、前記酵素の働きを促進し、鮮度保持ができる。また、前記処理対象物から分離除去された前記夾雑物を、組織の反応系外に排出することができる。この場合、前記各夾雑物から分離剥離された夾雑物は、液を撹拌するか、従来の界面活性剤を少量添加して撹拌することにより、効果的に排出することができる。
本発明において使用する酵素処理液の作成に際し、炭酸水素ナトリウム(重曹)に、コハク酸、リンゴ酸等のいずれかを選択して混合しpH8.0以下に調整した粉末とすることと、酵素としては、パパイン0.2〜1.2重量部、α−アミラーゼ0.1〜1.5重量部、糸状菌リパーゼ0.1〜1.5重量部、パンクレアチン0.1〜1.4重量部がそれぞれ好ましい。この場合、酵素は、それぞれ蛋白質として所定の役目だけを果たす性質を有するものであり、余計な作用をするものではない。また、助剤として、アデノシン三リン酸二ナトリウム塩(ATP)、L−グルタミン酸歯、酵素の働きを活発にする役割である。そして、前記酵素と助剤は、粉末であるため、前記のように、炭酸水素ナトリウム(重曹)に、コハク酸、リンゴ酸等のいずれかを選択して混合した粉末と、撹拌混合して、水または適温35℃〜65℃からなる湯水100重量に対して、それぞれ使用目的に応じて1%以上の割合で希釈することができる。
このようにして作成した抗感染症処理剤は、前記実施例における医療機械器具および医療補助品などの処理対象物、または人および動物類の処理対象物、さらには各種の浴槽およびその付帯設備等の処理対象物に対し、特に油分が強い場合の洗浄または塗布ないし噴霧等による添加する方法により使用して、抗菌、除菌等の抗感染症処理を行う場合に有効である。
前述した実施例1により作成した酵素処理液を使用した抗感染症処理剤を試験液として、財団法人日本食品分析センター(東京都渋谷区元代々木町52番地1号)に依頼して、マウスおよびヒメダカを使用して「急性毒性試験」を行った。その試験結果は、次の通りである。
試験番号:第46102210−2号(マウス雄および雌による急性毒性試験)
動物を検体とした本件の試験結果において、死亡率0%と確認され、急性毒性試験は合格となった。
試験番号:第46102210−1号(ヒメダカによる急性毒性試験)
魚類を検体とした本件の試験結果において、死亡率は50%未満と確認され、急性毒性試験は合格となった。
また、前述した実施例1により作成した酵素処理液を使用した抗感染症処理剤としての 試験液を使用して、財団法人日本食品分析センター(東京都渋谷区元代々木町52番地1号)に依頼して、抗感染症処理剤としての機能を確認するために、ウサギを使用して「皮膚一次刺激性試験」を行った。その結果は、次の通りである。
(1)試験目的
ウサギにおける皮膚一次刺激性を調べる。
(2)試験動物
日本白色種雄ウサギにより、1週間以上の予備飼育を行って一般状態に異常の無いことを確認した後、3匹を試験に使用した。試験動物はFRP製ケージに個別に収容し、室温22℃±2℃、照明時間12時間/日に設定した飼育室において飼育した。飼料はウサギ・モルモット用固型飼料[LRC4,オリエンタル酵母工業株式会社]を制限給与し、飲料水は水道水を自由摂取させた。
(1)試験方法
各試験動物の体幹背部被毛を試験の焼く24時間前に剪毛した。
試験動物1匹につき、約6cmの面積で4箇所を設定し、そのうち2箇所には18ゲージの注射針を用いて、真皮までは達しないように角化層に井桁状のすり傷を付け(有傷皮膚)、他の2箇所を無処置(無傷皮膚)とした。
約2cm×3cmに裁断したガーゼパッチに試験液0.5mLを均一に塗布し、無傷および有傷皮膚の各1箇所ずつに適用した後、マルチフィックスン・ロール[アルケア株式会社]で固定した。また、パッチが皮膚と接触するように、さらにブレンダームサージカルテープ[スリーエムヘルスケア株式会社]で保持した。残りの無傷および有傷皮膚は対照とした。
適用時間は4時間とし、その後パッチを取り除き、適用部位を注射用水で清拭した。除去後、1時間、24時間、48時間および72時間に観察を行い、表1に示す「皮膚反応の評価」に従って刺激反応の再点を実施した。
また、ISO 10993−10[Biological Evaluation of Medical Devices−Part10](2010)に従って、パッチ除去後24時間、48時間および72時間の採点値を合計して6で除し、さらに各試験動物の平均を算出して一次刺激性インデックス(P.I.I.)とし、表2に示す基準に基づき、試験液の刺激性の評価を行った。なお、各試験動物について、試験開始時および試験終了自の体重を測定した結果、表3に示す結果が得られた。
Figure 0006327496
Figure 0006327496
Figure 0006327496
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(4)試験結果
パッチ除去後1時間に2例(試験動物AおよびC)の無傷皮膚、1例(試験動物B)の有傷皮膚で、はっきりした紅斑(点数2)、残る適用部位で非常に軽度な紅斑(点数1)が見られたが、24時間後に消失し、その後刺激反応は見られなかった。すなわち、表4に示すように、採点結果から算出した一次刺激性インデックス(P.I.I.)は、0となった。なお、無処置の無傷および有傷皮膚においては、観察期間を通して刺激反応は見られなかった。
Figure 0006327496
(2)結論
以上のように、本発明の抗感染症処理剤である試験液について、ウサギを用いて皮膚一次刺激性試験を行った結果、パッチ除去後1時間に全例(試験動物A、B、C)で非常に軽度〜はっきりした紅斑が見られたが、24時間に消失した。
また、一次刺激性インデックス(P.I.I.)は0となり、ウサギを用いた皮膚一次刺激性試験において、本発明に係る抗感染症処理剤である試験液は、「無刺激性」の範疇にはいるものと評価された。
以上の動物臨床試験の結果から、本発明に係る抗感染症処理剤である試験液は、その使用において安全で有ると共に、抗感染症処理能力においても極めて優れていることが確認された。
さらに、前述した実施例1により作成した抗感染症処理剤である試験液に関し、日本応用化学工業株式会社(東京都大田区池上8−2−1)に依頼して、各種の細菌、真菌等について抵抗性試験(試験法:MIL STD 810D Method 508・3変法)を行った。その試験結果により、十分な抗菌性の効力が確認された細菌、真菌等は、次の通りである。
無機系抗菌剤に効力有る菌
アスペルギルス ニガー、ペニシリウム フュニキュローザム、クラドスポリウム クラドスポリオイダス、カンジダ アルビカンス、バシルス セレウス、スタフィロコッカス オーレ、シュードモナス エルギノッサ、サルモネラ タイフィリアム、エスケリチア コリ、ビブリオ パラヘモリティカス
ダクト検出頻度の上位検出菌
アルテルナリア アルテルナータ、アスペルギルス ニガー、アスペルギルス フェルシコール、フザリウム モニリフォルメ、ペニシリウム シトリナム、ペニシリウム フュニキュローザム、ユーロチウム シバリエリ、クラドスポリウム クラドスポリオイダス、クラドスポリウム サファエロスペルマ、トリコデルマ コニンギ、ワレミア セビ、クラドスポリウム クラド
滑りの上位検出菌
サッカロミセス セレビシ、バシルス サプティリス、スタフィロコッカス オーレ、ミクロコッカス カンディダス
院内感染の上位検出菌
スタフィロコッカス オーレ、シュードモナス エルギノッサ、エスケリチア コリ
冷蔵庫内での上位検出菌
アルテルナリア アルテルナータ、アスペルギルス ニガー、オーレオバシディウム プルランス、フザリウム モニリフォルメ、ペニシリウム シトリナム、クラドスポリウム クラドスポリオダイス、フォーマ グロメラータ、ペスタロチア ネグレクタ、トルラ ニグラ
魚介類およびその加工斌に対しての阻止対策菌
ビブリオ パラヘモリティカス
ビール工場よりの上位検出菌
オーレオバシディウム プルランス、ポトリティス シネラ、リゾプス ストロニフェル、ペニシリウム ロケルフォリティ、トリコデルマ ビリディ
乳製品またはその加工品に対しての阻止対策菌
スタフィロコッカス オーレ、サルモネラ コレラシス、サルモネラ タイフィマリアム、サルモネラ タイファサ、エスケリチア コリ、カンピロバクター ジェジュニコリ、リステリア モノシトゲネス、エルシニア エンテロコリティカ
食肉製品に対しての阻止対策菌
スタフィロコッカス オーレ、サルモネラ コレラシス、サルモネラ タイフィマリアム、サルモネラ タイファサ、エスケリチア コリ、カンピロバクター ジェジュニコリ、リステリア モノシトゲネス
製紙工場の湿潤パイプからの上位検出菌
アスペルギルス SP、リゾブス SP、ムコール SP、トリコデルマ SP、ミロテシウム フェルカリア、ケトミウム SP
麺、パン工場での上位検出菌
アルテルナリア アルテルナータ、アルテルナリア カンディダス、アスペルギルス ニガー、アスペルギルス フェルシコール、アスペルギルス グラウクス、アスペルギルス アスタス、アスペルギルス オクラセウス、アスペルギルス パラジティカス、アスペルギルス レストリクタス、ペニシリウム フェニキュローザム、ペニシリウム ロケルフォリティ、ペニシリウム シトレオビリティ、ムコール ルキシー、トリコデルマ ビリディ、ニューロスポラ ジトフィーラ、ワレミア セビ、トルラ ニグラ、サッカロミセス セレビシ、サルモネラ タイフィマリアム
エアコンよりの上位検出菌
アルテルナリア アルテルナータ、アスペルギルス ニガー、アスペルギルス フレーバス、アスペルギルス フェルシコール、フザリウム モニリフォルメ、ペニシリウム シトリヌム、ペニシリウム フュニキュローザム、ユーロチウム シバリエリ、クラドスポリウム クラドスポリオイダス、クラドスポリウム サファエロスペルマ、レジオネラ ニューモフィラ
住環境の上位検出菌
アルテルナリア アルテルナータ、アスペルギルス ニガー、フザリウム モニリフォルメ、リゾブス ニグリカンス、ペニシリウム シトリナム、ムコール ラセマサス、パエシロミセス バリオッティ、クラドスポリウム クラドスポリオイダス、フォーマ グロメラータ、ゲオトリカム カンディダム
風呂場の上位検出菌
アルテルナリア アルテルナータ、アスペルギルス ニガー、フザリウム モニリフォルメ、ペニシリウム シトリヌム、クラドスポリウム クラドスポリオイダス、フォーマ グロメラータ、ペスタロチア ネグレクタ、ウロクラディウム アトラム
まな板の上位検出菌
アスペルギルス ニガー、トリコ メンタグルフィテス、クラドスポリウム クラドスポリオイダス、フォーマ グロメラータ、カンジダ アルビカンス、スタフィロコッカス オーレ、エスケリチア コリ
果実の腐敗菌
リゾブス ストロニフェル、ペニシリウム イクパンサ、ペニシリウム ジキタータム、ゲオトリカム カンディダム、ペスタロチア ネグレクタ、ポトリティス シネレア
食中毒での上位検出菌
バシルス セレウス、スタフィロコッカス オーレ、サルモネラ コレラシス、サルモネラ タイフィナリアム、サルモネラ タイファサ、エスケリチア コリ、ビブリオ パラヘモリティカス、カンピロバクター ジェジュニコリ、リステリア モノシトゲネス、エルシニア エンテロコリティカ、クロストリジュウム ペルフリンゲン、クロストリジュウム
日本酒、焼酎工場よりの上位検出菌
アスペルギルス ニガー、アスペルギルス オリゼー、オーレオバシディウム プルランス、リゾブス ストロニフェル
アルミニウムを腐食させる上位検出菌
アスペルギルス ニガー、クラドスポリウム セジネ、シュードモナス エルギノッサ
味噌、醤油工場よりの上位検出菌
アスペルギルス オリゼー、オーレオバシディウム プルランス、リゾブス ストロニフェル、ユーロチウム レペンス、ユーロチウム ルプラム、パエシロミセス バリオッティ、パエシロミセス バリオッティ、パエシロミセス リラシナス、トリコデルマ ビリディ、モナスカス ルバー
ワイン工場よりの上位検出菌
アルテルナリア アルテルナータ、アスペルギルス ニガー、アスペルギルス フレーバス、アスペルギルス フェルシコール、アスペルギルス レスロリクタス、オーレオバシディウム プルランス、ポトリティス シネラ、ムコール ラセマサス、ムコール スピネッセンス、ムコール ルキシー、フォーマ グロメラータ、モナスカス ルバー、ポトリティス シネレア
野菜よりの上位検出菌
リゾブス ソラニ、リゾブス ニグリカンス、リゾブス ストロニフェル、ペニシリウム シトリナム、ペニシリウム フュニキュローザム、ペニシリウム シクロピウム、ペニシリウム ジキタータム、ムコール ルキシー、クラドスポリウム クラドスポリオイダス、クラドスポリウム サファエロスペルマ
ヒューム管、下水道での上位検出菌
アルテルナリア アルテルナータ、オーレオバシディウム プルランス、ポトリティス シネラ、リゾブス ストロニフェル、ニグロスポラ サフェエリカ、クラドスポリウム レジネ、ゲオトリカム カンディダム、ペスタロチア ネグレクタ、クリソスポリウム サーモフィラム、アクレモニウム チャルテコーラ、アスコスフェラ アピス、シュードモナス エルギノッサ、ジュードモナス フルレッセンス、サルモネラ コレラシス、サルモネラ タイフィマリアム、サルモネラ タイファサ、エスケリチア コリ、ビブリオ パラヘモリティカス
靴の中での上位検出菌
アスペルギルス カンディダス、フザリウム ロゼウム、フザリウム ソラニ、リゾブス ストロニフェル、トリコフィートン メンタグルフィテス、トリコフィートン ルブラム、パエシロミセス バリオッティ、パエシロミセス リラシナス、パエシロミセス リラシナス、グラドスポリウム サファエロスペルマ、トリコデルマ コニンギ、トリコテルマ ビリティ、アブシディア コリンビフェラ、アポロスリックス シェンキー、ミクロスポラム ギプセウム、カンジダ アルビカンス、サッカロミセス セレビシ、スタフィロコッカス オーレ、プロテウス バルガリス、エスケリチア コリ
口腔内細菌の上位検出菌
ラクトバチルス ブルガリクス、ストレプトコッカス サリバリアス、ストレプトコッカス ミティス、ストレプトコッカス サングイニティス、ストレプトコッカス ミティオア、ストレプトコッカス ミュータンス、ポフィリモナス ジンジバリス、バクテリオネマ マツルチョッティー、プロピオンバクテリアム アクネス
口腔内真菌の上位検出菌
カンジダ アルビカンス
生物病原菌(ビブリオ病)
ビブリオ パラヘモリティカス、ビブリオ アンギララム、ビブリオ コレラ、ビブリオ コスティコラ、ビブリオ フィスチェリ、ビブリオ フルビアリス、ビブリオ ミミカス、ビブリオ オマ、ビブリオ オラダリ、ビブリオ バルニフィカス
アレルギー原因菌(9菌)
アルテルナリア アルテルナータ、アスペルギルス フュミガタス、クラドスポリウム レジネ、クラドスポリウム クラドスポリオダイス、クラドスポリウム サファエロスペルマ、トリコデルマ コニンキ、トリコデルマ T−1、ケトミウム グロボーザム、ワレミア セビ
院内感染・芽胞菌の上位検出菌
バシルス セレウス、スタフィロコッカス オーレ、シュードモナス エルギノッサ、サルモネラ タイフィマリアム、マイコバクテリウム タブルコロシス、エスケリチア コリ、ビブリオ パラヘモリティカス、カンピロバクター ジェジュニコリ、クロストリジュウム ペルフリンゲン、クロストリジュウム ボトリナム、クロストリジウム テタニ
日和見病原性菌
アスペルギルス フレーバス、アスペルギルス テレウス、オーレオバシディウム プルランス、フザリウム オキシスポラム、リゾブス ソラニ、ムコール ラセマサス、トリコフィートン アジェロイ、パエシロミセス バリオッティ、パエシロミセス リラシナス、ニューロスポラ ジトフィーラ、クリソスポリウム サーモフィラム、アクレモニウム チャルテコーラ、アブシディア コリンビフェラ、エクソフィアラ ジーシセルメイ、カンジダ アルビカンス
カビ毒等産生菌
アルテルナリア アルテルナータ、アスペルギルス フレーバス、アスペルギルス フェルシコール、アスペルギルス アスタス、アスペルギルス オクラセウス、アスペルギルス カンディダス、アスペルギルス パラジティカス、フザリウム ロゼウム、フザリウム グラミネアラム、ペニシリウム シトリナム、ペニシリウム イクパンサ、ペニシリウム アイランディカム、ペニシリウム シクロピウム、ペニシリウム シトレオビリディ、ペニシリウム ルグローザム、トリコデルマ ビリディ、トリコスポラム クタネウム
前述した試験結果を総合して、本発明に係る抗感染症処理剤としての試験液(0.5〜0.05%の濃度からなる酵素処理液)が、遺伝子に対し酸化的なダメージを与える可能性を評価するため、次の事項を検証した。
(1)ヒトが摂取した(口に入った)場合、前記試験液がヒトの肝臓で代謝を受けた際、問題ないか観察するため、ヒト肝臓代謝酵素(S9)を添加して検証した。
(2)遺伝子の反応性を高めるために、前記試験液に遺伝子を混合した液に紫外線を照射し、どのような傾向が有るかを検証した。
(3)前記試験液と遺伝子の混合溶液に強力な酸化剤を添加した場合、前記試験液は、遺伝子がダメージを受けるのを抑制することができるかを検証した。
以上の検証結果として、次の事項が判明した。
a.前記試験液自体は、遺伝子に酸化的なダメージを与える可能性は低いこと。
b.ヒト肝臓代謝酵素(S9)の処理後も、遺伝子にダメージを与える可能性は低いこと。
これらのことから、万一摂取した際でも、人体に蓄積して害を及ぼすことはないものと推察される。
c.強力な酸化剤を添加し、紫外線照射条件のもとでは、遺伝子の酸化ダメージを抑制できないこと。
この結果から、前記試験液は、酸化的殺菌作用を有するとは考え難いため、人体に対しての害を及ぼす可能性は、低いと考えられることが判明した。

Claims (1)

  1. 酵素として、
    パパイン 0.2〜1.2重量部
    α−アミラーゼ 0.1〜1.5重量部
    糸状菌リパーゼ 0.1〜1.5重量部
    パンクレアチン 0.1〜1.4重量部
    助剤として、
    アデノシン三リン酸二ナトリウム塩 0.2〜2.4重量部
    L−グルタミン酸 0.2〜2.0重量部
    をそれぞれ使用し、
    これらの酵素および助剤に対し、炭酸水素ナトリウムに、コハク酸、リンゴ酸等のいずれかを選択して混合しpH8.0以下に調整した粉末を、撹拌混合して酵素処理剤を作成し、
    前記酵素処理剤を、水または湯水(適温35℃〜65℃)100重量に対して1%〜5%の割合で希釈して酵素処理液を作成し、
    前記酵素処理液を、抗菌または除菌による抗感染症処理対象物の表面に対し、洗浄、塗布ないし添加して抗菌または除菌による抗感染症処理のために使用する抗感染症処理剤。
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