JP6327297B2 - 交通情報取得装置、交通情報取得方法、および交通情報取得プログラム - Google Patents

交通情報取得装置、交通情報取得方法、および交通情報取得プログラム Download PDF

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Description

この発明は、交通情報として走行路における車両群の走行軌跡を描画させる技術に関する。
従来、車両の走行路(一般道路や高速道路等)における2地点間の旅行時間を交通情報として取得する装置があった(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。この装置は、走行路(道路)の上流地点、および下流地点の2地点のそれぞれにおいて、センサが検知した車両の特徴(車高、車長、色等)および検知時刻を含む車両検知データを収集する。また、この装置は、収集した車両検知データを用いて、上流地点で検知された車両と、下流地点で検知された車両と、を対応付ける。上流地点で検知された車両と、下流地点で検知された車両との対応付けは、公知のDP(Dynamic Programming)マッチング等で行える。2地点間の旅行時間は、車両が上流地点を通過してから、下流地点に到達するまでの走行時間(上流地点の通過時刻から、下流地点の通過時刻までの経過時間)である。
特開2000−207675号公報
車線変更を考慮した車両マッチング手法に基づく旅行時間計測 小川 喬之(http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/its/pdf/ogawa.pdf)
ところで、走行路において、渋滞や事故等の交通異常の発生頻度を抑えるため、交通異常の発生リスクが高い状態であるかどうかを判断したいという要望がある。特許文献1や、非特許文献1等に記載された装置は、交通情報として2地点間の旅行時間を取得しているだけであった。
この発明の目的は、渋滞や事故等の交通異常の発生リスクが高い状態であるかどうかを判断するのに適した交通情報を取得する技術を提供することにある。
この発明の交通情報取得装置は、上記目的を達成するために、以下のように構成している。
車両検知センサが、走行路における車両の走行方向に並ぶ3つ以上の検知地点のそれぞれに設置されている。走行路は、一般道路や高速道路等である。検知データ入力部には、各車両検知センサから、車両の検知時刻、および車両の特徴を含む車両検知データが入力される。車両の特徴は、車両を複数(2つ以上)に分類するものであればよい。例えば車高が高い車両(高車)、または車高が低い車両(低車)という分類であってもよいし、車長が長い車両(長車)、または車長が短い車両(短車)という分類であってもよいし、車両の色(黒、白、赤等)による分類であってもよい。
区間走行軌跡推定部は、検知データ入力部に入力された車両検知データを用いて、車両の走行方向に連続する2つの検知地点間である区間毎に、その区間における車両群の走行軌跡を推定する。区間走行軌跡推定部は、例えば、区間の一方の検知地点に設置した車両検知センサが検知した車両と、区間の他方の検知地点に設置した車両検知センサが検知した車両とを対応付けることにより、この区間における車両群の走行軌跡を推定する。車両群の走行軌跡とは、各車両の走行軌跡を纏めたものである。
交通状況判断部は、区間毎に、走行路における交通状況を、区間走行軌跡推定部が区間毎に推定した車両群の走行軌跡から判断する。そして、交通状況判断部は、区間の交通状況を他の区間の交通状況と比較して交通異常の発生リスクが高い区間を検知する。
また、走行軌跡推定部は、区間走行軌跡推定部が推定した各区間における車両群の走行軌跡を結合し、走行路における車両群の走行軌跡を推定する。すなわち、走行軌跡推定部は、車両毎に、各区間の走行軌跡を結合することによって、走行路における車両群の走行軌跡を推定する。すなわち、推定される走行路における車両群の走行軌跡は、この走行路を複数に区分した区間毎の車両群の走行軌跡を結合したものである。
また、出力部は、走行軌跡推定部が推定した走行路における車両群の走行軌跡の描画データを出力する。
この構成では、オペレータは、描画された走行路における車両群の走行軌跡を確認することで、車両群の走行速度が他の区間に比べて比較的低速である区間や、車両群の走行速度が他の区間に比べて比較的高速であり、かつ車間距離が比較的短い区間等が生じているかどうかを容易に判断できる。しかも、交通状況判断部によって、交通異常の発生リスクが高い区間の検知も行われる。このため、オペレータの作業負担を低減できる。
例えば、車両群の走行速度が他の区間に比べて比較的低速である区間が生じると、この区間よりも上流側の区間は、渋滞の発生リスクが高い。すなわち、交通状況判断部、またはオペレータは、車両群の走行速度が他の区間に比べて比較的低速である区間があることを確認すると、この区間よりも上流側の区間において渋滞が発生するリスクが高いと判断できる。また、オペレータは、この区間において、車両群の走行速度が比較的低速になった原因の車両(走行速度が比較的低速になった先頭車両)や、その車両の走行軌跡が確認できるので、道路案内表示板等を利用して、この原因となった車両のドライバに、上流側の区間において渋滞が発生するのを防止するための案内(他の車両の交通流を妨げない走行の案内)を行うことも可能である。
また、車両群の走行速度が他の区間に比べて比較的高速であり、かつ車間距離が比較的短い区間が生じると、この区間や周囲の区間で事故(衝突事故等)の発生リスクが高い。すなわち、交通状況判断部、またはオペレータは、車両群の走行速度が他の区間に比べて比較的高速であり、かつ車間距離が比較的短い区間があることを確認すると、この区間や周囲の区間で事故の発生リスクが高いと判断できる。オペレータは、事故が起きるのを抑制するために、道路案内表示板等を利用してドライバに安全運転を促したり、この区間や周囲の区間の制限速度を下げたりすることも可能である。
このように、上記構成によれば、渋滞や事故等の交通異常の発生リスクが高い状態であるかどうかを判断するのに適した交通情報を取得し、オペレータに示すことができる。また、交通異常の発生リスクが高い区間の検知も自動的に行えるので、オペレータの作業負担を低減できる。
また、車線が複数である走行路については、車両検知センサを各車線に設置し、区間走行軌跡推定部を、車線毎に、各区間における車両群の走行軌跡を推定する構成にするとともに、走行軌跡推定部を、車線毎に、走行路における車両群の走行軌跡を推定する構成にすればよい。このようにすれば、車線毎に、渋滞や事故等の交通異常の発生リスクの予測に適した交通情報を取得することができる。
また、車線が複数である走行路については、出力部を、走行軌跡推定部が各車線について推定した車両群の走行軌跡を重ね合わせた描画データを出力する構成にしてもよい。
さらに、区間走行軌跡推定部は、区間の走行軌跡が同一車線で推定できなかった車両を、この区間で車線を変更した車両として走行軌跡を推定する、構成にすることによって、車線変更した車両の走行軌跡も推定できる。
この発明によれば、渋滞や事故等の交通異常の発生リスクが高い状態であるかどうかを判断するのに適した交通情報を取得することができる。
この例にかかる交通情報取得装置を用いた交通情報取得システムの構成を示す概略図である。 車両検知センサによる車両の検知を説明する図である。 交通情報取得装置の主要部の構成を示すブロック図である。 車両検知データ収集処理を示すフローチャートである。 マッチング処理を示すフローチャートである。 2つの検知地点P(m−1)、Pmで検知された車両の対応付けを説明する図である。 走行軌跡推定処理を示すフローチャートである。 出力装置における走行路における車両群の走行軌跡の出力例を示す図である。 交通状況判断処理を示すフローチャートである。 車両検知センサの設置例を示す図である。 図11(A)は、出力装置において描画された、走行車線における車両群の走行軌跡を示す図であり、図11(B)は、出力装置において描画された、追越車線における車両群の走行軌跡を示す図である。 走行車線における車両群の走行軌跡と、追越車線における車両群の走行軌跡を重ね合わせた図である。 車線変更車両対応付け処理を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態である交通情報取得装置について説明する。
図1は、この例にかかる交通情報取得装置を用いた交通情報取得システムの構成を示す概略図である。この例では、車両の走行路を1車線の道路として説明する。この交通情報取得システムは、図1に示すように、交通情報取得装置1と、複数の車両検知センサ2と、出力装置5と、を備えている。交通情報取得装置1、および出力装置5は、管制センタ等に設置される。車両検知センサ2は、車両の走行方向に並ぶ3つ以上の各検知地点P1〜Pnに1つずつ設置している。
車両検知センサ2は、設置されている検知地点P1〜Pnを通過した車両を検知する。また、車両検知センサ2は、通過を検知した車両毎に、その車両の通過時刻、およびその車両の特徴を含む車両検知データを取得し、交通情報取得装置1に入力する。
交通情報取得装置1は、各車両検知センサ2から入力された車両検知データを収集し、収集した車両検知データを用いて、走行路における渋滞や事故等の交通異常の発生リスクが高い状態であるかどうかを判断するのに適した交通情報を取得する。この例の交通情報取得装置1は、交通異常の発生リスクが高い状態であるかどうかを判断するのに適した交通情報として、走行路を複数に区分した各区間における車両群の走行軌跡を、走行路にわたって結合した交通情報を取得する。すなわち、交通情報取得装置1は、走行路を複数に区分した区間単位で車両群の走行軌跡の変化が判断できる交通情報を、交通異常の発生リスクが高い状態であるかどうかを判断するのに適した交通情報として取得する。また、交通情報取得装置1は、交通異常の発生リスクが高い状態であるかどうかを判断するのに適した交通情報を描画させる描画データを出力装置5に出力する。したがって、オペレータは、出力装置5で描画された交通情報を見ることで、交通異常の発生リスクが高い状態であるかどうかを容易に判断できる。
出力装置5は、プリンタや表示装置である。出力装置5は、交通情報取得装置1が出力した交通情報に基づき、走行路における車両群の走行軌跡を描画する。
まず、車両検知センサ2について簡単に説明する。車両検知センサ2は、上述したように、各検知地点P1〜Pnに設置している。走行方向に連続する2つの検知地点間が、1つの区間である。車両の走行方向に連続する2つの検知地点P1〜Pnの間隔(すなわち、区間の長さ)は、数100m〜数km(例えば、500m〜1km)である。区間の長さは、一定であってもよいし、一定でなくてもよい。
車両検知センサ2は、この例では、超音波センサである。車両検知センサ2は、路面上方から路面に向けて超音波を照射し、その反射波を検知するまでの時間tを計測することによって、車両を検知する。車両検知センサ2は、超音波を一定時間間隔(例えば、10msec間隔)で照射する。車両検知センサ2が計測する時間tは、超音波の飛行時間である。したがって、車両検知センサ2は、計測した超音波の飛行時間tを用いて、超音波を反射した反射面の高さ(路面からの高さh)を算出する(図2参照)。具体的には、車両検知センサ2は、飛行時間tを用いて、照射した超音波の反射面までの距離lを、
l=(1/2)×vt (なお、vは、超音波の伝播速度である。)
により算出する。また、車両検知センサ2は、路面までの距離Lを予め記憶している。車両検知センサ2は、超音波を反射した反射面の高さhを、
h=L−l
により算出する。
この例では、車両検知センサ2は、超音波を反射した反射面の高さhが予め定めた車両検知閾値(例えば、300mm以上)未満であれば、車両無しと判定する。また、車両検知センサ2は、超音波を反射した反射面の高さhが車両検知閾値以上あり、かつ車両判別閾値(例えば、1700mm)未満であれば、車高が低い車両(以下、ここでは低車と言う。)を検知したと判定する。また、車両検知センサ2は、超音波を反射した反射面の高さhが車両判別閾値(例えば、1700mm)以上であれば、車高が高い車両(以下、ここでは高車と言う。)を検知したと判定する。車両検知センサ2は、低車、または高車を、検知した車両の特徴とする。
なお、この例では車両の特徴は、低車、または高車の2つの区分であるが、低車、中車、高車等3つ以上の区分にしてもよい。
車両検知センサ2は、一定時間間隔で超音波を路面に向けて照射しているので、車両有との判断が連続した期間を、1台の車両が検知地点を通過した期間として検知する。また、車両検知センサ2は、検知した車両の高さhの最大値を用いて、低車、または高車を判断する。また、車両検知センサ2は、検知した車両の通過時刻を、高さhの最大値が計測された時間とする。
なお、車両検知センサ2は、検知した車両の通過時刻を、その車両について最初に車両有りと判断した時刻にしてもよいし、その車両について最後に車両有りと判断した時刻にしてもよいし、その車両について、最初に車両有りと判断した時刻t1と、最後に車両有りと判断した時刻t2との中心になる時刻(t1+(t2−t1)/2)にしてもよい。また、車両検知センサ2は、計測した超音波の飛行時間tに対して閾値を設定し、車両の検知や、低車、高車の判定を行ってもよい。
車両検知センサ2は、検知した車両毎に、その車両の通過時刻と、その車両の特徴である低車、または高車とを対応付けた車両検知データを交通情報取得装置1に入力する。車両検知センサ2は、一定時間(例えば、5分)毎に、車両検知データを交通情報取得装置1に入力する。車両検知センサ2は、この一定時間にわたって、検知した車両毎に、その車両の車両検知データを蓄積的に記憶する。車両検知センサ2は、車両検知データを交通情報取得装置1に入力するタイミングになると、直前の一定時間にわたって蓄積的に記憶した車両検知データを交通情報取得装置1に入力する。このとき、車両検知センサ2は、自機の識別コードを付けて車両検知データを交通情報取得装置1に入力する。交通情報取得装置1は、車両検知センサ2の識別コードから、この車両検知センサ2が設置されている検知地点P1〜Pnを特定することができる。
なお、車両検知センサ2は、車両を検知する毎に、その車両の通過時刻と、その車両の特徴とを交通情報取得装置1に入力する構成であってもよい。
また、車両検知センサ2は、路面に埋設したループコイルによって車両を検知するループコイル式の車両検知センサであってもよいし、カメラで撮像した走行路の画像を処理して車両を検知する画像式の車両検知センサであってもよい。ループコイル式の車両検知センサを用いる場合は、車両の特徴を車両の長さで区分すればよい。また、画像式の車両検知センサを用いる場合は、車両の特徴を車両の色で区分すればよい。
次に、交通情報取得装置1について説明する。図3は、交通情報取得装置の主要部の構成を示すブロック図である。交通情報取得装置1は、制御部11と、入力部12と、車両検知データ記憶部13と、マッチング結果記憶部14と、出力部15と、を備えている。
入力部12には、各車両検知センサ2から車両検知データが入力される。入力部12が、この発明で言う検知データ入力部に相当する。
制御部11は、交通情報取得装置1本体各部の動作を制御する。また、制御部11は、マッチング機能部21、走行軌跡推定機能部22、および交通状況判断機能部23を有している。この制御部11が、この発明の交通情報取得方法を実行する。また、この発明の交通情報取得プログラムは、制御部11にインストールされる。
また、マッチング機能部21は、車両の走行方向に連続する2つの検知地点P1〜Pnの一方で検知された車両と、他方で検知された車両と、を対応付ける。このマッチング機能部21が、この発明で言う区間走行軌跡推定部に相当する。また、走行軌跡推定機能部22は、車両毎に、各区間の走行軌跡を結合し、走行路における車両群の走行軌跡を推定する。さらに、交通状況判断機能部23は、渋滞や、事故等の交通異常の発生リスクが高いかどうかを、走行軌跡推定機能部22が推定した走行路における車両群の走行軌跡を用いて判断する。交通状況判断機能部23は、車両群の走行速度が他の区間に比べて比較的低速である区間や、車両群の走行速度が他の区間に比べて比較的高速であり、かつ車間距離が比較的短い区間等があると、交通異常の発生リスクが高いと判断する。
車両検知データ記憶部13は、各車両検知センサ2が入力部12に入力した車両検知データを蓄積的に記憶する。車両検知データ記憶部13は、車両検知データを車両検知センサ2毎に区分して記憶する。
マッチング結果記憶部14は、マッチング機能部21が車両の走行方向に連続する2つの検知地点P1〜Pnの一方で検知された車両と、他方で検知された車両と、を対応付けたマッチング結果を記憶する。
出力部15は、走行軌跡推定機能部22が推定した走行路における車両群の走行軌跡を描画する走行軌跡描画データ(この発明で言う、描画データに相当する。)を出力装置5に出力する。
出力装置5は、走行軌跡推定機能部22が出力した走行軌跡描画データに基づき、走行路における車両群の走行軌跡を描画した画像を出力する。出力装置5は、走行路における車両群の走行軌跡をプリントするプリンタであってもよいし、走行路における車両群の走行軌跡を画面に表示する表示装置であってもよい。
次に、この例にかかる交通情報取得装置1の動作について説明する。図4は、車両検知データ収集処理を示すフローチャートである。交通情報取得装置1は、いずれかの車両検知センサ2から車両検知データが入力されると(s1)、入力された車両検知データを車両検知データ記憶部13に記憶する(s2)。交通情報取得装置1は、このs1、およびs2にかかる処理を繰り返すことにより、各車両検知センサ2によって取得された車両検知データを収集する。
この例では、上述したように、車両検知センサ2は、一定時間毎に、直前の一定時間の間に検知した車両の車両検知データを纏めて交通情報取得装置1に入力する。交通情報取得装置1は、車両検知データが多数の車両検知センサ2から同時に入力されると、一時的に処理負荷が増大する。また、車両検知データの衝突による入力エラーの発生確率が高くなる。このため、各車両検知センサ2が交通情報取得装置1に対して車両検知データを入力するタイミングは、分散させておくのが好ましい。
次に、マッチング処理について説明する。図5は、マッチング処理を示すフローチャートである。交通情報取得装置1は、このマッチング処理を、一定時間毎(例えば、5分毎や、10分毎)に繰り返し実行する。マッチング処理は、車両の走行方向に連続する2つの検知地点P1〜Pnの一方で検知された車両と、他方で検知された車両と、を対応付ける処理である。マッチング機能部21が、このマッチング処理を実行する。
マッチング機能部21は、マッチング処理の対象にする区間(処理対象区間)を決定する(s11)。処理対象区間は、車両の走行方向に連続する2つの検知地点P(m−1)、Pmを結ぶ区間である(mは、整数)。すなわち、s11では、車両の走行方向に連続する2つの検知地点P(m−1)、Pmを決定する。
マッチング機能部21は、走行路の上流側に位置する検知地点P(m−1)において検知された車両の車両検知データを車両検知データ記憶部13から読み出す(s12)。また、マッチング機能部21は、走行路の下流側に位置する検知地点Pmにおいて検知された車両の車両検知データを車両検知データ記憶部13から読み出す(s13)。s12、およびs13の処理は、この順番に限らず、逆の順番で行ってもよい。
マッチング機能部21は、走行路の上流側に位置する検知地点P(m−1)において検知された車両と、走行路の下流側に位置する検知地点Pmにおいて検知された車両と、を対応付ける(s14)。s14における車両の対応付けは、2つの検知地点P(m−1)、Pmにおける車両の検知時刻と、車両の特徴(この例では、低車、または高車)と、を用いたDPマッチング等で行う。
図6は、s14において、2つの検知地点P(m−1)、Pmで検知された車両の対応付けを示す図である。図6に示す「高」は、特徴が高車である車両であり、「低」は、特徴が低車である車両である。この例では、特徴が高車である車両が複数台連続している車両群を基準にして、DPマッチングを行う。DPマッチングは、種々の手法が公知である。s14におけるDPマッチングは、特定の手法に限定されるものではなく、公知のいずれの手法で実行してもよい。
図6に示す特徴が低車である車両Aは、検知地点P(m−1)で検知された車両であり、かつ検知地点Pmで対応付ける車両が検知されていない車両である。車両Aは、例えば検知地点P(m−1)と、Pmとの間に位置する分岐路において走行路から流出した車両である。また、図6に示す特徴が低車である車両Bは、検知地点Pmで検知された車両であり、かつ検知地点P(m−1)で対応付ける車両が検知されていない車両である。車両Bは、例えば検知地点P(m−1)と、Pmとの間に位置する分岐路から走行路に流入してきた車両である。
マッチング機能部21は、s14におけるDPマッチングで得た、2つの検知地点P(m−1)、Pmで検知された車両の対応付けを示すマッチングデータをマッチング結果記憶部14に記憶する(s15)。マッチング機能部21は、未処理の区間があるかどうかを判定し(s16)、未処理の区間があればs11に戻る。マッチング機能部21は、未処理の区間が無ければ、本処理を終了する。
マッチング機能部21は、図5に示したマッチング処理を行うことで、車両の走行方向に連続する2つの検知地点P(m−1)、Pm毎に、その2つの検知地点P(m−1)、Pmで検知された車両を対応付ける。また、交通情報取得装置1は、車両を2つの検知地点P(m−1)、Pmで対応付けることにより、対応付けた車両が当該2地点間の区間を走行した軌跡(走行軌跡)を推定できる。車両の走行軌跡は、時間と地点とを軸とする2次元座標において、対応付けた車両の検知データを結んだ直線で示すことができる。
また、交通情報取得装置1は、連続する区間毎に車両を対応付け、走行路における車両の走行軌跡を推定する走行軌跡推定処理を行う。図7は、この走行軌跡推定処理を示すフローチャートである。交通情報取得装置1は、この走行軌跡推定処理を、図5に示したマッチング処理が完了すると実行する。走行軌跡推定処理は、走行方向に連続する2つの区間の走行軌跡を車両毎に結合する処理である。走行軌跡推定機能部22が、この走行軌跡推定処理を実行する。
走行軌跡推定機能部22は、処理対象区間を決定する(s21)。s21では、連続する2つの区間を処理対象区間として決定する。具体的には、検知地点P(m−1)と検知地点Pmとの区間を一方の区間にし、検知地点Pmと検知地点P(m+1)との区間を他方の区間にする。
走行軌跡推定機能部22は、s21で決定した2つの処理対象区間について、上述したマッチング処理で生成したマッチングデータをマッチング結果記憶部14から読み出す(s22、s23)。図7に示す処理の例では、上流側の区間のマッチングデータを読みだし、その後下流側の区間のマッチングデータを読み出す順番にしているが、この順番は逆であってもよい。
走行軌跡推定機能部22は、s22、およびs23でマッチングデータを読み出した2つの区間の走行軌跡を車両毎に結合する(s24)。具体的には、検知地点Pmで検知された車両毎に、検知地点P(m−1)から検知地点Pmまでの区間の走行軌跡と、検知地点Pmから検知地点P(m+1)までの区間の走行形跡とを結合する。
走行軌跡推定機能部22は、未処理の区間があるかどうかを判定し(s25)、未処理の区間があればs21に戻る。走行軌跡推定機能部22は、上記s21〜s25の処理を繰り返すことで、車両毎に、走行路における各区間の走行軌跡を結合することができる。
走行軌跡推定機能部22は、s25で未処理の区間がないと判定すると、車両毎に、走行路における各区間の走行軌跡を結合した走行軌跡データを生成する(s26)。交通情報取得装置1は、走行軌跡推定機能部22が生成した走行軌跡データを出力部15から出力し(s27)、本処理を終了する。
図8は、出力装置における走行路における車両群の走行軌跡の出力例を示す図である。図8において、実線で示す走行軌跡は、特徴が低車である車両であり、破線で示す走行軌跡は、特徴が高車である車両である。また、走行軌跡が途中で途切れている車両は、該当する区間の分岐路において、走行路から流出した車両等である。また、走行軌跡が途中の検知地点から生成されている車両は、該当する区間の分岐路から走行路に流入してきた車両等である。
オペレータは、出力装置5において描画された、走行路における車両群の走行軌跡(図8に示す走行軌跡)を見ることで、車両群の走行速度が他の区間に比べて比較的低速である区間や、車両群の走行速度が他の区間に比べて比較的高速であり、かつ車間距離が比較的短い区間等があるかどうかを確認できる。例えば、オペレータは、車両群の走行速度が他の区間に比べて比較的低速である区間(例えば、図8に示すXの領域)を確認すると、この区間よりも上流側の区間において渋滞の発生リスクが高いと判断する。また、オペレータは、この区間において、車両群の走行速度が比較的低速になった原因の車両(走行速度が比較的低速になった先頭車両)や、その車両の走行軌跡が確認できるので、道路案内表示板等を利用して、この原因となった車両のドライバに、上流側の区間において渋滞が発生するのを防止するための案内(他の車両の交通流を妨げない走行の案内)を行うことも可能である。
また、オペレータは、車両群の走行速度が他の区間に比べて比較的高速であり、かつ車間距離が比較的短い区間(例えば、図8に示すYの領域)を確認すると、この区間や周囲の区間で事故(衝突事故等)の発生リスクが高いと判断する。また、オペレータは、事故が起きるのを抑制するために道路案内表示板等を利用してドライバに安全運転を促したり、この区間や周囲の区間の制限速度を下げたりすることも可能である。
このように、この例にかかる交通情報取得装置1は、渋滞や事故等の交通異常の発生リスクが高い状態であるかどうかを判断するのに適した交通情報を取得し、オペレータ等に提示することができる。これにより、渋滞や事故等の交通異常が発生するのを、効果的に抑制できる。
また、交通情報取得装置1は、交通状況判断機能部23において、渋滞や事故等の交通異常の発生リスクが高い状態である区間の有無を検知し、交通異常の発生リスクが高い状態である区間があれば、その旨を出力部15から出力するように構成してもよい。
図9は、交通状況判断処理を示すフローチャートである。交通状況判断機能部23は、走行軌跡推定機能部22が生成した走行路における車両群の走行軌跡データに対して、交通異常の発生リスクが高い区間の有無を検知する(s31)。s31では、車両群の走行速度が他の区間に比べて比較的低速である区間や、車両群の走行速度が他の区間に比べて比較的高速であり、かつ車間距離が比較的短い区間を、交通異常の発生リスクが高い状態である区間として検知する。
交通情報取得装置1は、交通状況判断機能部23がs31で交通異常の発生リスクが高い区間を検知しなければ、本処理を終了する(s32)。一方、交通情報取得装置1は、交通状況判断機能部23がs31で交通異常の発生リスクが高い状態の区間を検知すると、その旨を出力部15から出力し、本処理を終了する(s32、s33)。
このように、交通情報取得装置1は、渋滞や事故等の交通異常の発生リスクが高いかどうかを判断し、その判断結果を出力することもできる。これにより、オペレータの作業負担を低減できる。
なお、交通状況判断機能部23は、交通情報取得装置1本体が渋滞や事故等の交通異常の発生リスクが高いかどうかを判断しない構成であれば、特に備える必要はない。
次に、別の例について説明する。この例では、走行路は、2車線(走行車線、および追越車線)である。
図10に示すように、車両検知センサ2aを走行車線の各検知地点P1〜Pnに1つずつ設置し、車両検知センサ2bを追越車線の各検知地点P1〜Pnに1つずつ設置している。
この例の交通情報取得装置1は、上記の例と同様の構成である。この交通情報取得装置1は、車両検知センサ2a、2b毎に車両検知データを収集し、収集した車両検知データを車両検知データ記憶部13に記憶する。
また、交通情報取得装置1は、図5に示したマッチング処理を車線毎に行う。具体的には、各検知地点P1〜Pnに設置した車両検知センサ2aから入力された車両検知データを用いて、走行車線における車両の対応付けを行う。また、各検知地点P1〜Pnに設置した車両検知センサ2bから入力された車両検知データを用いて、追越車線における車両の対応付けを行う。
また、交通情報取得装置1は、図7に示した走行軌跡推定処理を車線毎に行う。具体的には、走行車線に対するマッチング処理の結果を用いて、走行方向に連続する2つの区間の走行軌跡を結合する。また、追越車線に対するマッチング処理の結果を用いて、走行方向に連続する2つの区間の走行軌跡を結合する。
これにより、交通情報取得装置1は、走行車線における車両群の走行軌跡データを生成するとともに、追越車線における車両群の走行軌跡データを生成する。交通情報取得装置1は、走行車線における車両群の走行軌跡データ、および追越車線における車両群の走行軌跡データを出力部15から出力する。
図11(A)は、出力装置において描画された、走行車線における車両群の走行軌跡を示す図であり、図11(B)は、出力装置において描画された、追越車線における車両群の走行軌跡を示す図である。
このように、交通情報取得装置1は、走行路が2車線以上であっても、走行車線毎に車両群の走行軌跡を取得することができる。したがって、上記の例と同様に、渋滞や事故等の交通異常の発生リスクが高いかどうかを判断するのに適した交通情報を取得し、オペレータ等に提示することができる。
また、交通情報取得装置1は、図12に示すように、図11(A)、および図11(B)に示した車両群の走行軌跡を重ね合わせて描画させる走行軌跡データを生成し、出力する構成にしてもよい。また、出力装置5が、交通情報取得装置1から出力された、走行車線の走行軌跡データ、および追越車線の走行軌跡データに基づいて、図11(A)、および図11(B)に示した車両群の走行軌跡を重ね合わせて描画する構成を備えてもよい。
なお、図11において、走行軌跡が途中で途切れている車両や、走行軌跡が途中の検知地点から生成されている車両には、該当する区間において、走行車線から追越車線、または追越車線から走行車線に車線変更した車両が含まれる。
そこで、マッチング機能部21が、車線変更した車両を対応付ける処理(車線変更車両対応付け処理)を追加的に行う構成にしてもよい。
図13は、車線変更車両対応付け処理を示すフローチャートである。この車線間対応付け処理は、図5に示したマッチング処理を行った後に実行する。マッチング機能部21は、処理対象区間を決定する(s41)。マッチング機能部21は、s41で決定した処理対象区間の走行車線の上流側の検知地点P(m−1)で検知された車両であって、走行車線の下流側の検知地点Pmで検知された車両に対応付けされていない車両を追越車線に車線変更した候補車両として抽出する(s42)。
マッチング機能部21は、s42で抽出した候補車両が走行車線の上流側の検知地点P(m−1)を通過した時刻を中心とする所定時間(例えば、1分間)の間における、処理対象区間の追越車線の旅行時間を検出し(s43)、s42で抽出した追越車線に車線変更した候補車両が下流側の検知地点Pmに到達する時間範囲を予測する(s44)。s44では、候補車両が上流側の検知地点P(m−1)を通過した時刻から、s43で検出した追越車線における旅行時間経過した時刻を中心とする所定時間(例えば、1分間)の範囲を、車線変更した候補車両が下流側の検知地点Pmに到達する時間として予測する。
マッチング機能部21は、s44で予測した到達時間範囲内において、s41決定した処理対象区間の追越車線の下流側の検知地点Pmで検知された車両であって、追越車線の上流側の検知地点P(m−1)で検知された車両に対応付けされていない車両を走行車線から追越車線に車線変更してきた候補車両として抽出する(s45)。
マッチング機能部21は、s45で抽出した走行車線から追越車線に車線変更してきた候補車両の中から、s42で抽出した追越車線に車線変更した候補車両と特徴が同じ車両を抽出する(s46)。
マッチング機能部21は、s46で特徴が同じ車両が抽出できなければ、s42で抽出した候補車両に対応付ける車両無しと判定し(s51)、本処理を終了する。
また、マッチング機能部21は、s46で特徴が同じ車両を複数台抽出すると、s42で抽出した候補車両を、下流側の検知地点Pmでの検知時刻と、s44で予測した到達予測時間範囲の中心時刻とのずれが最小である車両(s46で抽出した特徴が同じ車両)に対応付ける(s48、s49)。
また、マッチング機能部21は、s46で抽出した特徴が同じ車両が1台であると、s42で抽出した候補車両を、s46で抽出した特徴が同じ車両に対応付ける(s48、s50)。
なお、ここでは、走行車線から追越車線に車線変更した車両を対応付ける処理について説明したが、追越車線から走行車線に車線変更した車両についても、同様の処理で、対応付けることができる。また、図13に示す処理は、車線変更した1台の車両を対象したものであり、この処理を繰り返すことで、車線変更した複数台の車両の対応付けが行える。 このように、マッチング機能部21が、この車線変更車両対応付け処理を実行する構成にすることで、車線変更を行った車両についても途切れることなく、走行路における走行軌跡を推測することができる。
また、この場合、交通情報取得装置1や、オペレータは、車線変更を頻繁に繰り返している車両の存在を確認すると、この車両の周辺で交通異常の発生リスクが高いと判断すればよい。
なお、走行路が3車線以上であっても、車線毎に上述したマッチング処理や、走行軌跡推定処理を行うことで、渋滞や事故等の交通異常の発生リスクが高い状態であるかどうかを判断するのに適した交通情報を取得することができる。
1…交通情報取得装置
2、2a、2b…車両検知センサ
5…出力装置
11…制御部
12…入力部
13…車両検知データ記憶部
14…マッチング結果記憶部
15…出力部
21…マッチング機能部
22…走行軌跡推定機能部
23…交通状況判断機能部

Claims (7)

  1. 走行路における車両の走行方向に並ぶ3つ以上の検知地点のそれぞれに設置した車両検知センサから、車両の検知時刻、および車両の特徴を含む車両検知データが入力される検知データ入力部と、
    前記検知データ入力部に入力された前記車両検知データを用いて、車両の走行方向に連続する2つの前記検知地点間である区間毎に、その区間における車両群の走行軌跡を推定する区間走行軌跡推定部と、
    前記区間毎に、前記走行路における交通状況を、前記区間走行軌跡推定部が前記区間毎に推定した車両群の走行軌跡から判断し、さらに前記区間の前記交通状況を他の前記区間の前記交通状況と比較して交通異常の発生リスクが高い前記区間を検知する交通状況判断部と、
    前記区間走行軌跡推定部が推定した各区間における車両群の走行軌跡を結合し、前記走行路における車両群の走行軌跡を推定する走行軌跡推定部と、
    前記走行軌跡推定部が推定した前記走行路における車両群の走行軌跡の描画データを出力する出力部と、を備えた交通情報取得装置。
  2. 前記区間走行軌跡推定部は、前記区間の一方の前記検知地点に設置した前記車両検知センサが検知した車両と、前記区間の他方の前記検知地点に設置した前記車両検知センサが検知した車両とを対応付けることにより、この区間における車両群の走行軌跡を推定する、請求項1に記載の交通情報取得装置。
  3. 前記車両検知センサは、各車線に設置され、
    前記区間走行軌跡推定部は、車線毎に、各区間における車両群の走行軌跡を推定し、
    前記走行軌跡推定部は、車線毎に、前記走行路における車両群の走行軌跡を推定する、請求項1、または2に記載の交通情報取得装置。
  4. 前記出力部は、前記走行軌跡推定部が各車線について推定した車両群の走行軌跡を重ね合わせた描画データを出力する、請求項に記載の交通情報取得装置。
  5. 前記区間走行軌跡推定部は、前記区間の走行軌跡が同一車線で推定できなかった車両を、この区間で車線を変更した車両として走行軌跡を推定する、請求項3、または4に記載の交通情報取得装置。
  6. 走行路における車両の走行方向に並ぶ3つ以上の検知地点のそれぞれに設置した車両検知センサから検知データ入力部に入力された、車両の検知時刻、および車両の特徴を含む車両検知データを用いて、車両の走行方向に連続する2つの前記検知地点間である区間毎に、その区間における車両群の走行軌跡を推定する区間走行軌跡推定ステップと、
    前記区間毎に、前記走行路における交通状況を、前記区間走行軌跡推定ステップで前記区間毎に推定した車両群の走行軌跡から判断し、さらに前記区間の前記交通状況を他の前記区間の前記交通状況と比較して交通異常の発生リスクが高い前記区間を検知する交通状況判断ステップと、
    前記区間走行軌跡推定ステップで推定した各区間における車両群の走行軌跡を結合し、前記走行路における車両群の走行軌跡を推定する走行軌跡推定ステップと、
    前記走行軌跡推定ステップで推定した前記走行路における車両群の走行軌跡の描画データを出力部から出力する出力ステップと、を備えた交通情報取得方法。
  7. 走行路における車両の走行方向に並ぶ3つ以上の検知地点のそれぞれに設置した車両検知センサから検知データ入力部に入力された、車両の検知時刻、および車両の特徴を含む車両検知データを用いて、車両の走行方向に連続する2つの前記検知地点間である区間毎に、その区間における車両群の走行軌跡を推定する区間走行軌跡推定ステップと、
    前記区間毎に、前記走行路における交通状況を、前記区間走行軌跡推定ステップで前記区間毎に推定した車両群の走行軌跡から判断し、さらに前記区間の前記交通状況を他の前記区間の前記交通状況と比較して交通異常の発生リスクが高い前記区間を検知する交通状況判断ステップと、
    前記区間走行軌跡推定ステップで推定した各区間における車両群の走行軌跡を結合し、前記走行路における車両群の走行軌跡を推定する走行軌跡推定ステップと、
    前記走行軌跡推定ステップで推定した前記走行路における車両群の走行軌跡の描画データを出力部から出力する出力ステップと、をコンピュータに実行させる交通情報取得プログラム。
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