JP6327287B2 - 電気コネクタ - Google Patents

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Description

本開示は、互いに異なる基板に実装されたプラグコネクタとリセプタクルコネクタとが嵌合された電気コネクタに関する。
従来から、板状のプリント配線基板(以下、単に基板と記載する場合がある)同士を互いに接続する、いわゆる基板対基板(ボード・トゥ・ボード:Board to board)接続の電気コネクタが知られている(例えば特許文献1及び2参照)。このような電気コネクタでは、互いに異なる基板に実装されたプラグコネクタとリセプタクルコネクタとが嵌合することにより、基板同士が電気的に接続される。より詳細には、プラグコネクタ及びリセプタクルコネクタがそれぞれ所定のピッチに配列されたコンタクトを有しており、嵌合時に、コンタクト同士が所定の圧力で接触することにより、基板同士が電気的に接続される。
特開2008−71517号公報 特開2015−35407号公報
ここで、リセプタクルコネクタは、製造時に耐久挿抜試験を行うため、挿抜試験によりコンタクトの表面のメッキが削れ、銅などで構成された下地が露出する場合がある。そこで、本開示は、リセプタクルコネクタにおけるコンタクトのメッキ等の削れを抑制することができる電気コネクタを説明する。
本開示に係る電気コネクタは、互いに異なる基板に実装されたプラグコネクタとリセプタクルコネクタとを備え、互いに異なる基板同士の対面方向を嵌合方向として、プラグコネクタとリセプタクルコネクタとが嵌合される電気コネクタであって、プラグコネクタは、嵌合方向に延びる導体部であるプラグコンタクトを有し、リセプタクルコネクタは、プラグコンタクトと対向しながら嵌合方向に延び、プラグコンタクトに接触する導体部であるリセプタクルコンタクトを有し、プラグコネクタ及びリセプタクルコネクタが互いに嵌合している状態における、プラグコンタクトは、リセプタクルコンタクトから離れる方向に凹んだ凹部を有し、リセプタクルコンタクトは、プラグコンタクトに向かって突出した、第1接触部及び第2接触部を有し、第1接触部は、第2接触部よりも突出の量が大きく、嵌合している状態において凹部に収容されており、第2接触部は、嵌合している状態においてプラグコンタクトに接触している。
本開示に係る電気コネクタでは、リセプタクルコンタクトとして、対向するプラグコンタクトに向かって突出した第1接触部および第2接触部を有しており、第1接触部の突出の量が第2接触部よりも大きい。このため、プラグコネクタとリセプタクルコネクタとを嵌合させるべく、プラグコネクタをリセプタクルコネクタに挿入する際には、主に、第1接触部がプラグコンタクトに接触することとなる。これにより、例えば耐久挿抜試験等を繰り返し行う場合において、プラグコンタクトに対する第2接触部の摺動距離を短くすることができ、第2接触部のメッキ等の削れを抑制することができる。そして、リセプタクルコネクタへのプラグコネクタの挿入が完了し、プラグコネクタとリセプタクルコネクタとが嵌合している状態においては、リセプタクルコネクタに形成された凹部に第1接触部が収容される。このように、突出の量が大きい第1接触部が凹部に収容されることにより、第2接触部がプラグコンタクトに接触することとなる。これにより、挿入時においてプラグコンタクトと接触していなかった(或いは、弱い接圧で接触していた)第2接触部を、嵌合している状態におけるメインコンタクトとすることができる。すなわち、リセプタクルコンタクトにおけるメッキ等の削れが抑制された部分を、メインコンタクトとすることができる。以上のように、本開示に係る電気コネクタによれば、リセプタクルコンタクトにおけるメインコンタクトのメッキ等の削れを抑制することができる。
本開示に係る電気コネクタにおいて、リセプタクルコンタクトは、プラグコンタクトに向かって付勢するようにばね性を有していてもよい。これにより、プラグコンタクトとの接触状況に応じてリセプタクルコンタクトが変位可能となるので、嵌合作業が容易になるとともに、プラグコンタクトに対するリセプタクルコンタクトの接圧を確保することができる。
本開示に係る電気コネクタにおいて、第1接触部は、嵌合方向において、第2接触部よりもリセプタクルコンタクトの先端に近くてもよい。第1接触部は、ハウジングにおけるリセプタクルコンタクトの固定部分からの長さであるコンタクト長が、第2接触部と比較して長くなる。コンタクト長が長くなるほど、ばね性を有する部分が長くなるので、プラグコネクタに対する接圧は低くなる。このため、第1接触部のプラグコネクタに対する接圧は、第2接触部の当該接圧よりも低くなる。プラグコネクタの挿入時においてプラグコンタクタと接触する第1接触部の接圧を低くすることにより、挿入作業を容易に行うことができ、作業性を向上させることができる。そして、嵌合している状態においてプラグコンタクタと接触する第2接触部の接圧を高くすることにより、メインコンタクトの接圧を十分に確保することができる。
本開示に係る電気コネクタによれば、コンタクトのメッキ等の削れを抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る電気コネクタの斜視図である。 図2は、プラグコネクタとリセプタクルコネクタとが嵌合された電気コネクタを説明する図であり、図2(a)は電気コネクタの側面図、図2(b)は図2(a)のII(b)ーII(b)線に沿った断面図である。 図3は、図1の電気コネクタに含まれたプラグコネクタの斜視図である。 図4は、図3のプラグコネクタのコンタクトの正面図である。 図5は、図1の電気コネクタに含まれたリセプタクルコネクタの斜視図である。 図6は、図5のリセプタクルコネクタのコンタクトの正面図である。 図7は、嵌合工程を説明する図であり、図7(a)は嵌合途中のコンタクトを示す図、図7(b)は嵌合完了時のコンタクトを示す図である。
以下に説明される本開示に係る実施形態は本発明を説明するための例示であるので、本発明は以下の内容に限定されるべきではない。以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[電気コネクタ]
図1、図2(a)、及び図2(b)を参照して、電気コネクタの全体構成について説明する。図1、図2(a)、及び図2(b)に示されるように、電気コネクタ1は、プラグコネクタ10と、リセプタクルコネクタ50とを備える。電気コネクタ1は、基板同士を互いに接続する、いわゆる基板対基板接続の電気コネクタである。基板とは、例えばプリント配線基板である。電気コネクタ1は、互いに異なる基板に実装されたプラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ50とが嵌合することにより、互いに異なる基板同士を電気的に接続する。すなわち、図2(b)に示されるように、基板b1に実装されたプラグコネクタ10と、基板b2に実装されたリセプタクルコネクタ50とが、基板b1,b2の対面方向を嵌合方向として互いに嵌合することにより、基板b1,b2が電気的に接続される。なお、図2(b)以外の図面においては、基板b1,b2の図示を省略している。
プラグコネクタ10は、嵌合方向に延びる導体部であるコンタクト11(プラグコンタクト)を、複数有している。コンタクト11は、嵌合方向と交差する方向に、2列で複数配置されている。リセプタクルコネクタ50は、嵌合方向に延びる導体部であるコンタクト51(リセプタクルコンタクト)を複数有している。コンタクト51は、嵌合方向と交差する方向に、2列で複数配置されている。図2(b)に示されるように、プラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ50とが嵌合した状態において、コンタクト11は、一端側で基板b1と接続されると共に他端側でコンタクト51に接触している。また、コンタクト51は、一端側で基板b2と接続されると共に他端側でコンタクト11に接触している。
なお、以下の説明においては、プラグコネクタ10及びリセプタクルコネクタ50の嵌合方向(すなわち、コンタクト11,51の延伸方向)を「Z方向」、Z方向に交差する方向であって複数のコンタクト11(或いはコンタクト51)が隣り合う方向を「X方向」、X方向及びZ方向に交差する方向であって、互いに異なる列のコンタクト11(或いはコンタクト51)同士が対向する方向を「Y方向」、として説明する場合がある。また、Z方向において、プラグコネクタ10が実装される基板b1側を上側、リセプタクルコネクタ50が実装される基板b2側を下側として説明する場合がある。
[プラグコネクタ]
次に、図2(b)、図3及び図4を参照しながら、プラグコネクタ10の詳細について説明する。図2(b)及び図3に示されるように、プラグコネクタ10は、コンタクト11と、インシュレータ12と、外部シェル13と、を有している。プラグコネクタ10は、略直方体形状であるが、リセプタクルコネクタ50を挿入すべく、リセプタクルコネクタ50が挿入される側(Z方向下側)の底面を有していない。
コンタクト11は、Z方向に延びる導体部であり、Y方向において隣り合う2列で、X方向に所定のピッチで複数配置されている。すなわち、プラグコネクタ10には、Y方向において隣り合う2つのコンタクト群があり、各コンタクト群においては、コンタクト11がX方向に所定のピッチで複数配置されている。
コンタクト11は、Z方向に延びる延伸部11aと、延伸部11aの上端に連続すると共にY方向外側に延びる露出部11bとを有する。露出部11bは、より詳細には、Y方向において対向する異なるコンタクト群のコンタクト11の反対側に延びている(外方に向かって延びている)。延伸部11aはリセプタクルコネクタ50のコンタクト51と接触する部分であり、露出部11bは基板b1のプリント配線と接触する部分である。コンタクト11は、例えば曲げ加工により形成されている。
図4に示されるように、コンタクト11の延伸部11aは、Z方向における略中央箇所に、Y方向に凹んだ凹部11xを有している。凹部11xは、プラグコネクタ10におけるY方向中央側(露出部11bの延伸方向と反対側)に凹んでおり、嵌合状態において、リセプタクルコネクタ50のコンタクト51から離れる方向に凹んでいる(図2(b)参照)。凹部11xは、プラグコネクタ10及びリセプタクルコネクタ50が嵌合している状態において、コンタクト51の第1接触部51xを収容している。
また、延伸部11aの下端部には、プラグコネクタ10のY方向中央側に屈曲する屈曲点11yが形成されている(図2(b)参照)。屈曲点11yが形成されていることにより、延伸部11aの下端はY方向中央側に配置される。また、コンタクト11の露出部11bは、Y方向における略中央箇所に、Z方向上側に屈曲する屈曲点11zが形成されている(図2(b)参照)。屈曲点11zが形成されていることにより、露出部11bにおけるZ方向の高さが2段構成となっている。
インシュレータ12は、絶縁性樹脂等により構成された絶縁部材である。インシュレータ12は、例えばインサート成形により、複数のコンタクト11からなるコンタクト群と一体成形されている。インシュレータ12は、Y方向において隣り合う2つのコンタクト群それぞれに対応するように、一対設けられている。一対のインシュレータ12のうち一方は、一方のコンタクト群と一体成形されている。また、一対のインシュレータ12のうち他方は、他方のコンタクト群と一体成形されている。
インシュレータ12は、コンタクト11に応じた形状とされており、コンタクト11の露出部11bの延伸方向に延びる平板部12bと、コンタクト11の延伸部11aの延伸方向に延びるガイド壁12cとを有している。ガイド壁12cは、延伸部11aの内側(Y方向内側)において延伸部11aに沿って延びている。ガイド壁12cには、Z方向に沿って開口12dが複数(例えば2つ)形成されている。
外部シェル13は、インシュレータ12を被覆する部材である。外部シェル13は、例えばアルミニウム等により構成されている。外部シェル13は、プラグコネクタ10の4側面を形成する外壁13aと、Y方向において隣り合って配置された一対のインシュレータ12の間に配置された仕切り壁13bとを有している。外壁13a及び仕切り壁13bは、Z方向において、コンタクト11よりも下方まで延びている。Y方向外側に配置された外壁13aは、インシュレータ12の平板部12bの外側先端と接している。また、Y方向外側に配置された外壁13aと該外壁13aの内側に配置されたコンタクト11の延伸部11aとの間には、リセプタクルコネクタ50を収容するための収容空間20(図2(b)参照)が形成されている。仕切り壁13bは、X方向全域に設けられており、両側面においてインシュレータ12のガイド壁12c及び平板部12bに接している。すなわち、仕切り壁13bは、一方の側面において一方のインシュレータ12のガイド壁12c及び平板部12bに接しており、他方の側面において他方のインシュレータ12のガイド壁12c及び平板部12bに接している。
[リセプタクルコネクタ]
次に、図2(b)、図5及び図6を参照しながら、リセプタクルコネクタ50の詳細について説明する。図2(b)及び図5に示されるように、リセプタクルコネクタ50は、コンタクト51と、インシュレータ52(図2(b)参照)と、コンタクトガイド53と、外部シェル54と、を有している。リセプタクルコネクタ50は、略直方体形状であるが、プラグコネクタ10を挿入すべく、プラグコネクタ10が挿入される側(Z方向上側)の上面を有していない。
コンタクト51は、プラグコネクタ10のコンタクト11と対向しながらZ方向に延び、コンタクト11と接触する導体部である。コンタクト51は、Y方向において隣り合う2列で、X方向に所定のピッチで複数配置されている。すなわち、リセプタクルコネクタ50には、Y方向において隣り合う2つのコンタクト群があり、各コンタクト群においては、コンタクト51がX方向に所定のピッチで複数配置されている。
コンタクト51は、Z方向に延びる延伸部51aと、延伸部51aの下端に連続すると共にY方向外側に延びる露出部51bとを有する。露出部51bは、より詳細には、Y方向において対向する異なるコンタクト群のコンタクト51の反対側に延びている(外方に向かって延びている)。延伸部51aはプラグコネクタ10のコンタクト11と接触する部分であり、露出部51bは基板b2のプリント配線基板と接触する部分である。コンタクト51は、例えば曲げ加工により形成されている。
延伸部51aは、プラグコネクタ10のコンタクト11に向かって付勢するようにばね性を有している。延伸部51aは、例えば折り曲げ加工が施されることにより、ばね性を有している。コンタクト51とインシュレータ52とは例えばインサート成形により一体成形されている。そして、インシュレータ52と一体成形されたコンタクト51の延伸部51aのうち、インシュレータ52に接している部分はインシュレータ52との相対的な位置関係が固定されているのに対し、延伸部51aのうちインシュレータ52に接している部分よりも上方の部分においては、Y方向における位置が可変とされている。これにより、延伸部51aは、上記ばね性を利用してコンタクト11に付勢可能とされている。
図6に示されるように、コンタクト51の延伸部51aは、Z方向における上部側に、他の部分よりもY方向に突出した第1接触部51x及び第2接触部51yを有している。第1接触部51x及び第2接触部51yは、リセプタクルコネクタ50におけるY方向中央側に突出しており、嵌合状態において、プラグコネクタ10のコンタクト11に向かって突出している(図2(b)参照)。
第1接触部51xは、第2接触部51yよりもコンタクト11に向けての突出の量が大きく、且つ、プラグコネクタ10及びリセプタクルコネクタ50が互いに嵌合している状態において、第2接触部51yよりもコンタクト51の先端51dに近い(すなわちコンタクト51の上部側に設けられている)。第1接触部51xは、プラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ50とが嵌合している状態において、コンタクト11の凹部11xに収容されている(図2(b)参照)。第1接触部51xは、凹部11xに収容されている状態において、コンタクト11と接触していない。第2接触部51yは、プラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ50とが嵌合している状態において、コンタクト11に接触している。
また、延伸部51aは、Y方向中央側に突出する第1接触部51xを屈曲点として、先端51dに向かってY方向外側に延びている。また、コンタクト51の露出部51bは、Y方向における略中央箇所に、Z方向下側に屈曲する屈曲点51zが形成されている(図2(b)参照)。屈曲点51zが形成されていることにより、露出部51bにおけるZ方向の高さが2段構成となっている。
インシュレータ52は、絶縁性樹脂等により構成された絶縁部材である。インシュレータ52は、例えばインサート成形により、複数のコンタクト51からなるコンタクト群と一体成形されている。インシュレータ52は、Y方向において隣り合う2つのコンタクト群それぞれに対応するように、一対設けられている。一対のインシュレータ52のうち一方は、一方のコンタクト群と一体成形されている。また、一対のインシュレータ52のうち他方は、他方のコンタクト群と一体成形されている。
インシュレータ52は、コンタクト51の延伸部51aに沿ってZ方向に延びている。インシュレータ52は、Y方向外側ほど延伸長さ(Z方向の長さ)が長くなっており、Y方向内側からY方向外側に向かって複数段(例えば3段)の段差形状になっている。
コンタクトガイド53は、コンタクト51を位置決めすると共にコンタクト51の短絡を防止するための部材である。コンタクトガイド53は、インシュレータ52及びコンタクト51とは別体で成形されている。コンタクトガイド53は、Y方向において隣り合う2つのコンタクト群それぞれに対応するように、一対設けられている。コンタクトガイド53は、下端においてインシュレータ52の上端(Y方向外側の上端)に接すると共に、コンタクト51の延伸部51aに沿ってZ方向に延び、延伸部51aの上端の上方まで延びている。コンタクトガイド53は、X方向に所定のピッチで配置された複数のコンタクト51それぞれに対応する位置に、コンタクト51の形状に応じた窓部53aを有している。窓部53aは、コンタクト51を収容する収容領域である。
外部シェル54は、インシュレータ52及びコンタクトガイド53を被覆する部材である。外部シェル54は、例えばアルミニウム等により構成されている。外部シェル54は、リセプタクルコネクタ50の4側面を形成する外壁54aと、Y方向において隣り合って配置された一対のインシュレータ52の間に配置された仕切り壁54bとを有している。Y方向外側に配置された外壁54aの内側面は、インシュレータ52及びコンタクトガイド53の外側面と接している。また、プラグコネクタ10及びリセプタクルコネクタ50が嵌合した状態において、Y方向外側に配置された外壁54aの外側面は、プラグコネクタ10の外壁13aの内側面と接している。仕切り壁54bは、X方向全域に設けられており、両側面においてインシュレータ52の内側面に接している。すなわち、仕切り壁54bは、一方の側面において一方のインシュレータ52の内側面に接しており、他方の側面において他方のインシュレータ52の内側面と接している。また、プラグコネクタ10及びリセプタクルコネクタ50が嵌合した状態において、仕切り壁54bの上端は、プラグコネクタ10の仕切り壁13bの下端と接している。
[嵌合状態に応じたコンタクトの接触]
次に、嵌合状態に応じた、プラグコネクタ10のコンタクト11及びリセプタクルコネクタ50のコンタクト51の接触について、図7を参照して説明する。
上述したように、第1接触部51xは、第2接触部51yよりもコンタクト11に向けての突出の量が大きい。このため、図7(a)に示される嵌合途中においては、より突出した第1接触部51xが主にコンタクト11に接触することとなる。なお、第2接触部51yは、嵌合途中において、必ずしもコンタクト11に接触しないものでなくてもよい。すなわち、第2接触部51yは、嵌合途中において、より突出した第1接触部51xよりもコンタクト11への接圧が弱い状態でコンタクト11に接触していてもよい。
一方で、図7(b)に示される嵌合完了時においては、第1接触部51xは、Y方向中央側に凹んだ凹部11xに収容される。コンタクト51は、コンタクト11に向かって付勢するようにばね性を有しているため、第1接触部51xが凹部11xに収容されると、コンタクト51がコンタクト11側に遷移し、嵌合途中においてはコンタクト11に接触していなかった(或いは、弱い接圧で接触していた)第2接触部51yが、コンタクト11に接触することとなる。
[作用効果]
次に、上述した電気コネクタ1の作用効果について説明する。電気コネクタ1は、互いに異なる基板b1,b2に実装されたプラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ50とを備え、互いに異なる基板b1,b2同士の対面方向を嵌合方向として、プラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ50とが嵌合された電気コネクタであって、プラグコネクタ10は、嵌合方向に延びる導体部であるコンタクト11を有し、リセプタクルコネクタ50は、コンタクト11と対向しながら嵌合方向に延び、コンタクト11に接触する導体部であるコンタクト51を有し、プラグコネクタ10及びリセプタクルコネクタ50が互いに嵌合している状態におけるコンタクト11は、コンタクト51から離れる方向に凹んだ凹部11xを有し、コンタクト51は、コンタクト11に向かって突出した、第1接触部51x及び第2接触部51yを有し、第1接触部51xは、第2接触部51yよりも突出の量が大きく、プラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ50とが嵌合している状態において凹部11xに収容されており、第2接触部51yは、プラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ50とが嵌合している状態においてコンタクト11に接触している。
電気コネクタ1では、リセプタクルコネクタ50のコンタクト51として、対向するプラグコネクタ10のコンタクト11側に突出した第1接触部51xおよび第2接触部51yを有しており、第1接触部51xの突出の量が第2接触部51yの突出の量よりも大きい。このため、プラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ50とを嵌合させるべく、プラグコネクタ10をリセプタクルコネクタ50に挿入する際には、主に、第1接触部51xがコンタクト11に接触することとなる。これにより、例えば耐久挿抜試験等を繰り返し行う場合において、コンタクト11に対する第2接触部51yの摺動距離を短くすることができ、第2接触部51yのメッキ等の削れを抑制することができる。そして、リセプタクルコネクタ50へのプラグコネクタ10の挿入が完了し、プラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ50とが嵌合している状態においては、リセプタクルコネクタ50に形成された凹部11xに第1接触部51xが収容される。このように、突出の量が大きい第1接触部51xが凹部11xに収容されることにより、第2接触部51yがコンタクト11に接触することとなる。これにより、挿入時においてコンタクト11と接触していなかった(或いは、弱い接圧で接触していた)第2接触部51yを、嵌合している状態におけるメインコンタクトとすることができる。すなわち、コンタクト51におけるメッキ等の削れが抑制された部分を、メインコンタクトとすることができる。以上のように、本実施形態に係る電気コネクタ1によれば、コンタクト51におけるメインコンタクトのメッキ等の削れを抑制することができる。
また、本実施形態の電気コネクタ1におけるコンタクト51は、コンタクト11に向かって付勢するようにばね性を有している。これにより、コンタクト11との接触状況に応じてコンタクト51が変位可能となるので、嵌合作業が容易になるとともに、コンタクト11に対するコンタクト51の接圧を確保することができる。
また、本実施形態の電気コネクタ1において、第1接触部51xは、嵌合方向(Z方向)において、第2接触部51yよりもコンタクト51の先端に近い。先端側に設けられている第1接触部51xは、インシュレータ52におけるコンタクト51の固定部分からの長さであるコンタクト長が、第2接触部51yと比較して長くなる。コンタクト長が長くなるほど、ばね性を有する部分が長くなるので、プラグコネクタ10に対する接圧は低くなる。このため、第1接触部51xのプラグコネクタ10に対する接圧は、第2接触部51yの当該接圧よりも低くなる。プラグコネクタ10の挿入時においてコンタクト11と主に接触する第1接触部51xの接圧を低くすることにより、挿入作業を容易に行うことができ、作業性を向上させることができる。そして、嵌合している状態においてコンタクト11と接触する第2接触部51yの接圧を高くすることにより、メインコンタクトの接圧を十分に確保することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、コンタクト51は、コンタクト11に向かって付勢するようにばね性を有しているとして説明したがこれに限定されず、コンタクト51はばね性を有していなくてもよい。
1…電気コネクタ、10…プラグコネクタ、11…コンタクト(プラグコンタクト)、11x…凹部、50…リセプタクルコネクタ、51…コンタクト(リセプタクルコンタクト)、51x…第1接触部、51y…第2接触部、b1,b2…基板。

Claims (4)

  1. 互いに異なる基板に実装されたプラグコネクタとリセプタクルコネクタとを備え、前記互いに異なる基板同士の対面方向を嵌合方向として、前記プラグコネクタと前記リセプタクルコネクタとが嵌合される電気コネクタであって、
    前記プラグコネクタは、
    前記嵌合方向に延びる導体部であるプラグコンタクトを有し、
    前記リセプタクルコネクタは、
    前記プラグコンタクトと対向しながら前記嵌合方向に延び、前記プラグコンタクトに接触する導体部であるリセプタクルコンタクトを有し、
    前記プラグコネクタ及び前記リセプタクルコネクタが互いに嵌合している状態における
    前記プラグコンタクトは、
    前記リセプタクルコンタクトから離れる方向に凹んだ凹部を有し、
    前記リセプタクルコンタクトは、
    前記プラグコンタクトに向かって突出した、第1接触部及び第2接触部を有し、
    前記第1接触部は、
    前記第2接触部よりも前記突出の量が大きく、前記嵌合している状態において前記凹部に収容されて前記プラグコンタクトから離間しており、
    前記第2接触部は、
    前記嵌合している状態において前記プラグコンタクトに接触している、
    電気コネクタ。
  2. 前記リセプタクルコンタクトは、前記プラグコンタクトに向かって付勢するようにばね性を有している、請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 前記第1接触部は、前記嵌合方向において、前記第2接触部よりも前記リセプタクルコンタクトの先端に近い、請求項2記載の電気コネクタ。
  4. 前記第1接触部及び前記第2接触部は、前記嵌合方向に並んで配置されている、請求項1〜3のいずれか一項記載の電気コネクタ。
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