JP6325746B1 - 濾過装置 - Google Patents
濾過装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6325746B1 JP6325746B1 JP2017511365A JP2017511365A JP6325746B1 JP 6325746 B1 JP6325746 B1 JP 6325746B1 JP 2017511365 A JP2017511365 A JP 2017511365A JP 2017511365 A JP2017511365 A JP 2017511365A JP 6325746 B1 JP6325746 B1 JP 6325746B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber filter
- cylinder
- fiber
- outer cylinder
- movable part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000001914 filtration Methods 0.000 title claims abstract description 278
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 360
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 67
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 130
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 119
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 106
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 70
- 238000005406 washing Methods 0.000 abstract description 32
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 96
- 238000011001 backwashing Methods 0.000 description 43
- 238000005273 aeration Methods 0.000 description 26
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 19
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 17
- 238000011010 flushing procedure Methods 0.000 description 15
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 14
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 6
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000000025 natural resin Substances 0.000 description 4
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 4
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 4
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 229920013716 polyethylene resin Polymers 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 238000007873 sieving Methods 0.000 description 2
- 239000002351 wastewater Substances 0.000 description 2
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 1
- YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N Fluorine atom Chemical compound [F] YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000011737 fluorine Substances 0.000 description 1
- 229910052731 fluorine Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 239000008239 natural water Substances 0.000 description 1
- 238000011017 operating method Methods 0.000 description 1
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 1
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D24/00—Filters comprising loose filtering material, i.e. filtering material without any binder between the individual particles or fibres thereof
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D29/00—Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor
- B01D29/62—Regenerating the filter material in the filter
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D29/00—Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor
- B01D29/62—Regenerating the filter material in the filter
- B01D29/66—Regenerating the filter material in the filter by flushing, e.g. counter-current air-bumps
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D37/00—Processes of filtration
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D39/00—Filtering material for liquid or gaseous fluids
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
Description
また、この繊維濾材部の圧縮および伸長を行うための構成の他例としては、電気的手段等を用いて、強制的に、濾過工程時には繊維濾材部を圧縮させ、逆洗工程時には繊維濾材部を伸長させる構成があげられる。
しかしながら、このような構成によれば、濾過工程時には繊維濾材部を圧密化できないため、濾過処理性能を高く維持できないという問題があった。また、このような構成によれば、逆洗工程時には流体の流動エネルギのみで繊維濾材部が伸長され、洗浄処理が行われるため、効率的な洗浄処理ができないとういう問題があった。
しかしながら、このような構成によれば、エネルギコストが上昇するというという問題があった。また、このような構成によれば、電気的手段を有すると共に、それによって稼働する構成要素が必要となるため、故障の原因となったり、メンテナンス要因が増したりという問題があった。
また、本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであって、電気的手段を用いることなく、比較的簡単な構成に基づき、濾過処理および洗浄処理を高効率で実施可能な、繊維濾材部を有する濾過装置の運転方法を提供することを課題とする。
また、このように構成された濾過装置によれば、前記繊維濾材部の洗浄処理(逆洗処理)を高効率で行うことができる。具体的には、このように構成された濾過装置によれば、前記洗浄処理の際、前記外筒部の下方から前記外筒部内に空気あるいは空気を含む洗浄流体が供給されると、この洗浄流体中の空気が前記筒内可動部の前記凹部に溜まり、前記筒内可動部が浮力を有することとなる。つまり、このような構成によれば、前記筒内可動部が前記凹部を有することから、前記筒内可動部が浮力を有し、前記筒内可動部に固定された前記繊維濾材部の上方端部が上方に引き上げられ、その結果、効率的に前記繊維濾材部が伸長され、伸長された前記繊維濾材部が高効率で洗浄されることとなる。
したがって、本発明によれば、電気的手段を用いることなく、比較的簡単な構成に基づき、濾過処理および洗浄処理を高効率で実施可能な、繊維濾材部を有する濾過装置を得ることができる。
また、このように構成された濾過装置によれば、前記繊維濾材部の洗浄処理(逆洗処理)を高効率で行うことができる。具体的には、このように構成された濾過装置によれば、前記洗浄処理の際、前記外筒部の下方から前記外筒部内に空気あるいは空気を含む洗浄流体が供給されると、この洗浄流体中の空気が前記椀状に形成された前記筒内可動部の内側(前記凹部)に溜まり、前記椀状に形成された前記筒内可動部が浮力を有することとなる。つまり、このような構成によれば、前記筒内可動部が前記椀状に形成されていることから、その内側(前記凹部)に空気が溜まって前記筒内可動部が浮力を有し、前記筒内可動部に固定された前記繊維濾材部の上方端部が上方に引き上げられ、その結果、効率的に前記繊維濾材部が伸長され、伸長された前記繊維濾材部が高効率で洗浄されることとなる。
したがって、本発明によれば、電気的手段を用いることなく、比較的簡単な構成に基づき、濾過処理および洗浄処理を高効率で実施可能な、繊維濾材部を有する濾過装置を得ることができる。
また、この第三態様にかかる濾過装置によれば、前記筒内可動部が、板状部材の一つの面に一つ以上の前記凹部を形成して構成されているため、より簡単に濾過装置を構成することができる。
また、このように構成された濾過装置の運転方法によれば、前記繊維濾材部の洗浄処理(逆洗処理)を高効率で行うことができる。具体的には、このような運転方法によれば、前記洗浄工程の際、前記外筒部の下方から前記外筒部内に空気あるいは空気を含む洗浄流体が供給されると、この洗浄流体中の空気が前記筒内可動部の前記凹部に溜まり、前記筒内可動部が浮力を有することとなる。つまり、このような運転方法によれば、前記筒内可動部が前記凹部を有することから、供給された前記空気によって前記筒内可動部が浮力を有し、前記筒内可動部に固定された前記繊維濾材部の上方端部が上方に引き上げられ、その結果、効率的に前記繊維濾材部が伸長され、伸長された前記繊維濾材部が高効率で洗浄されることとなる。
したがって、本発明によれば、電気的手段を用いることなく、比較的簡単な構成に基づき、濾過処理および洗浄処理を高効率で実施可能な、繊維濾材部を有する濾過装置の運転方法を得ることができる。
また、本発明によれば、電気的手段を用いることなく、比較的簡単な構成に基づき、濾過処理および洗浄処理を高効率で実施可能な、繊維濾材部を有する濾過装置の運転方法を得ることができる。
図1は、本発明の第一実施形態にかかる濾過装置の概略図を示したものである。また、図2は、本発明の第一実施形態にかかる濾過装置を成す筒内可動部の概略図を示したものであって、図2(a)は本実施形態にかかる筒内可動部の概略側面図を示し、図2(b)は本実施形態にかかる筒内可動部の概略底面図を示している。さらに、図3は、本発明の第一実施形態にかかる濾過装置を成す第一繊維固定部の概略上面図を示したものである。
ただし、本発明はこの構成に限定されず、外筒部10は、例えば、鉄、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、あるいはポリプロピレン等を用いて構成してもよい。
この第二繊維固定部52は、図2(a)に示すように、可動部本体部51の内側(可動部凹部51A)に設けられている。また、この第二繊維固定部52は、図2(b)に示すように、複数の第二格子構成部52aを用いて格子状に構成されている。この第二格子構成部52aは、例えば、直線状の鋼材等を用いて構成されている。本実施形態において、この第二格子構成部52aは、第一格子構成部42aと同様に、ステンレス鋼等を用いて構成されている。
以下、本実施形態にかかる濾過装置1を用いた濾過処理(濾過工程)、および濾過装置1を成す繊維濾材部80の洗浄処理(洗浄工程)について、具体的に説明する。
また、この洗浄処理に移行する際の条件は、上述した所定の条件の他に、例えば、原水と処理水の濁度を測定して、除去率(ゴミ等の除去率)をPLC(プログラマブルロジックコントローラ)にて計算し、所定の除去率を下回ったことであってもよい。
以下、洗浄工程について、具体的に説明する。
具体的には、空気導入部24を介して、送風機302から、濾過装置1の外筒下端部13内に設けられた曝気配管部71に空気(本発明の「洗浄流体」に相当)が供給される。曝気配管部71には多数の空気噴出孔が穿孔されているため、空気導入部24を介して送風機302から空気が供給されると、曝気配管部71の空気噴出孔から外筒部10内に空気が噴出される。
本実施形態においては、この空気逆洗工程が4分〜10分程度行われる。
具体的には、空気導入部24を介して、送風機302から、濾過装置1の外筒下端部13内に設けられた曝気配管部71に空気(本発明の「洗浄流体」に相当)が供給されると共に、第二下方バルブ202、第二分岐配管402、および下方出入口部23を介して、逆洗水供給部から、濾過装置1の外筒下端部13に逆洗水(例えば、濾過処理後の処理水等)(本発明の「洗浄流体」に相当)が供給される。曝気配管部71には多数の空気噴出孔が穿孔されているため、空気導入部24を介して送風機302から空気が供給されると、曝気配管部71の空気噴出孔から外筒部10内に空気が噴出される。
ただし、必要に応じて、ストッパ等を設け、このストッパ等にて筒内可動部50の上方への動きを抑えて、繊維濾材部80が完全には伸びきらないような構成としてもよい。このようなストッパ等を設ければ、逆洗時の流体(空気あるいは逆洗水)の力で繊維濾材部80が伸びすぎることがない。つまり、ストッパ等を設けることによって、繊維濾材部80が伸びすぎて繊維が切れる程の負荷がかかることを防止することができる。また、繊維濾材部80が伸びすぎると、逆に繊維の隙間が無くなる場合もあり、そのような場合には、逆洗効果が低くなる。上述したストッパ等を設ければ、このような逆洗効果が低くなることを防止することができる。さらに、ストッパ等を設けることで、繊維濾材部80が完全に伸びきらず、各繊維を適度に揺れる状態に維持することができる。このように、繊維濾材部80を形成する各繊維を適度に揺れる状態とすることで、逆洗時の流体によるふるい落とし効果を得ることができる。つまり、ストッパ等を設けることによって、逆洗流体による繊維濾材部80表面の洗い流し効果とふるい落とし効果とを得ることができる。
具体的には、空気導入部24を介して、送風機302から、濾過装置1の外筒下端部13内に設けられた曝気配管部71に空気(本発明の「洗浄流体」に相当)が供給される。曝気配管部71には多数の空気噴出孔が穿孔されているため、空気導入部24を介して送風機302から空気が供給されると、曝気配管部71の空気噴出孔から外筒部10内に空気が噴出される。そして、この捨水工程時には、上方バルブ101,102が「閉」状態であるため、送風機302から供給された空気のエネルギによって、濾過装置1(を成す外筒部10)内の流体が、下方出入口部23および第一下方バルブ201を介して、濾過装置1外に押し出されることとなる。
本実施形態においては、この捨水工程が2分〜5分程度行われる。
つまり、このフラッシング工程時には、濾過工程時と同方向に原水を流通させ、濾過装置1内を濯ぐ処理が行われる。
本実施形態においては、このフラッシング工程が2分〜5分程度行われる。
また、このように構成された濾過装置1によれば、繊維濾材部80の洗浄処理(逆洗処理)を高効率で行うことができる。具体的には、このように構成された濾過装置1によれば、洗浄処理の際、外筒部10の下方から外筒部10内に空気あるいは空気を含む洗浄流体が供給されると、この洗浄流体中の空気が筒内可動部10の凹部(可動部凹部51A)に溜まり、筒内可動部50が浮力を有することとなる。つまり、このような構成によれば、筒内可動部50が凹部を有することから、筒内可動部50が浮力を有し、筒内可動部50に固定された繊維濾材部80の上方端部が上方に引き上げられ、その結果、効率的に繊維濾材部80が伸長され、伸長された繊維濾材部80が高効率で洗浄されることとなる。
したがって、本実施形態によれば、電気的手段を用いることなく、比較的簡単な構成に基づき、濾過処理(濾過工程)および洗浄処理(洗浄工程)を高効率で実施可能な、繊維濾材部80を有する濾過装置1を得ることができる。
また、このように構成された濾過装置1によれば、繊維濾材部80の洗浄処理(逆洗処理)を高効率で行うことができる。具体的には、このように構成された濾過装置1によれば、洗浄処理の際、外筒部10の下方から外筒部10内に空気あるいは空気を含む洗浄流体が供給されると、この洗浄流体中の空気が椀状に形成された筒内可動部50の内側(凹部(可動部凹部51A))に溜まり、椀状に形成された筒内可動部50が浮力を有することとなる。つまり、このような構成によれば、筒内可動部50が椀状に形成されていることから、その内側(凹部(可動部凹部51A))に空気が溜まって筒内可動部50が浮力を有し、筒内可動部50に固定された繊維濾材部80の上方端部が上方に引き上げられ、その結果、効率的に繊維濾材部80が伸長され、伸長された繊維濾材部80が高効率で洗浄されることとなる。
したがって、本実施形態によれば、電気的手段を用いることなく、比較的簡単な構成に基づき、濾過処理1および洗浄処理を高効率で実施可能な、繊維濾材部80を有する濾過装置1を得ることができる。
また、このように構成された濾過装置1の運転方法によれば、繊維濾材部80の洗浄処理(逆洗処理)を高効率で行うことができる。具体的には、このような運転方法によれば、洗浄工程の際、外筒部10の下方から外筒部10内に空気あるいは空気を含む洗浄流体が供給されると、この洗浄流体中の空気が筒内可動部50の凹部(可動部凹部51A)に溜まり、筒内可動部50が浮力を有することとなる。つまり、このような運転方法によれば、筒内可動部50が凹部を有することから、供給された空気によって筒内可動部50が浮力を有し、筒内可動部50に固定された繊維濾材部80の上方端部が上方に引き上げられ、その結果、効率的に繊維濾材部80が伸長され、伸長された繊維濾材部80が高効率で洗浄されることとなる。
したがって、本発明によれば、電気的手段を用いることなく、比較的簡単な構成に基づき、濾過処理および洗浄処理を高効率で実施可能な、繊維濾材部80を有する濾過装置1の運転方法を得ることができる。
次に、図面に基づいて、本発明の第二実施形態にかかる濾過装置について説明する。
図6は、本実施形態にかかる濾過装置を成す筒内可動部の概略図を示したものであって、図6(a)は本実施形態にかかる筒内可動部の概略側面図を示し、図6(b)は図6(a)のB−B矢視線概略図を示し、図6(c)は図6(a)のC−C矢視線概略図を示したものである。
この第二繊維固定部652は、固定部取付部656を介して、可動部本体部651の下面側に設けられている。また、この第二繊維固定部652は、図6(c)に示すように、複数の第二格子構成部652aを用いて格子状に構成されている。この第二格子構成部652aは、例えば、直線状の鋼材等を用いて構成されている。本実施形態において、この第二格子構成部652aは、第一実施形態と同様に、ステンレス鋼等を用いて構成されている。
また、この実施形態にかかる濾過装置によれば、筒内可動部650が、板状部材の一つの面に一つの可動部凹部651Aを形成して構成されているため、より簡単に濾過装置を構成することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に適合し得る範囲で必要に応じて種々の変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、外筒部10の上方から空気を供給する場合には、送風機302から別途配管およびバルブを設け、その配管を外筒上端部12に接続することが好ましい。
なお、このような排水用配管を設けた場合には、フラッシング工程の際もこれらの配管等を用いて、供給された原水の排水を行うことが好ましい。
具体的には、この離間距離は、15cm〜40cm程度であることが好ましい。
この離間距離が短い場合(15cm未満の場合)には、曝気配管部70から供給される空気が拡散されず、繊維濾材部80の洗浄にムラが生じることとなる。加えて、この離間距離が短い場合(15cm未満の場合)には、曝気配管部70から供給された空気の気泡がまだ小さいうちに繊維濾材部80に接触することとなるため、洗浄効果を十分に得ることができない。
一方、この離間距離が長い場合(40cmを超える場合)には、装置全体(特に外筒部10)が長くなりすぎて、スペース上の問題が生じる。加えて、この離間距離が長い場合(40cmを超える場合)には、曝気配管部70から供給された空気が拡散後に集合するため、空気を拡散させるための阻害要因となる。
これらのことから、上述したように、曝気配管部70と第一繊維固定部44との間隔は、15cm〜40cm程度であることが好ましい。
この好ましい構成によれば、曝気配管部70から供給される空気が適度に拡散された状態で繊維濾材部80に接触するため、大きな洗浄効果を得ることができる。加えて、曝気配管部70から供給された空気の気泡の大きさも適切に粗大化するため、繊維濾材部80の表面の洗浄効果を効率的に高めることができる。
また、このように構成された濾過装置によれば、前記洗浄処理の際、前記外筒部の下方から前記外筒部内に空気あるいは空気を含む洗浄流体が供給されると、この洗浄流体中の空気が前記椀状に形成された前記筒内可動部の内側(前記凹部)に溜まり、前記椀状に形成された前記筒内可動部が浮力を有することとなる。つまり、このような構成によれば、前記筒内可動部が前記椀状に形成されていることから、その内側(前記凹部)に空気が溜まって前記筒内可動部が浮力を有し、前記筒内可動部に固定された前記繊維濾材部の上方端部が上方に引き上げられ、その結果、効率的に前記繊維濾材部が伸長され、伸長された前記繊維濾材部が高効率で洗浄されることとなる。
10…外筒部
11…外筒本体部
12…外筒上端部
13…外筒下端部
21…上方出入口部
22…エア抜き部
23…下方出入口部
24…空気導入部
42…第一繊維固定部
42a…第一格子構成部
44…筒内固定部
50…筒内可動部
51…可動部本体部
51A…可動部凹部(本発明の「凹部」に相当)
51B…流体流通孔部
51a…調整孔部
52…第二繊維固定部
52a…第二格子構成部
53…スペーサリング
61…逆止弁
71…曝気配管部
80…繊維濾材部
101…第一上方バルブ
102…第二上方バルブ
201…第一下方バルブ
202…第二下方バルブ
302…送風機
401…第一分岐配管
401a…第一分岐一方端部
401b…第一分岐他方端部
402…第二分岐配管
402a…第二分岐一方端部
402b…第二分岐他方端部
650…筒内可動部
651…可動部本体部
651A…可動部凹部(本発明の「凹部」に相当)
651B…流体流通孔部
652…第二繊維固定部
652a…第二格子構成部
653…スペーサリング
656…固定部取付部
Claims (3)
- 繊維濾材部を有する濾過装置であって、
前記繊維濾材部を内包する外筒部と、
前記外筒部の下方位置に設けられ、前記繊維濾材部の下方端部を固定する第一繊維固定部と、
前記外筒部内における前記第一繊維固定部と対向する位置に、前記外筒部内を可動可能に設けられた筒内可動部と、
前記筒内可動部に設けられ、前記繊維濾材部の上方端部を固定する第二繊維固定部とを備え、
前記筒内可動部の重みによって前記繊維濾材部が圧密化されるべく、前記筒内可動部が固定されておらず、
前記筒内可動部の下方側が凹部を有している
ことを特徴とする濾過装置。 - 繊維濾材部を有する濾過装置であって、
前記繊維濾材部を内包する外筒部と、
前記外筒部の下方位置に設けられ、前記繊維濾材部の下方端部を固定する第一繊維固定部と、
前記外筒部内における前記第一繊維固定部と対向する位置に、前記外筒部内を可動可能に設けられた筒内可動部と、
前記筒内可動部に設けられ、前記繊維濾材部の上方端部を固定する第二繊維固定部とを備え、
前記筒内可動部の重みによって前記繊維濾材部が圧密化されるべく、前記筒内可動部が固定されておらず、
前記筒内可動部が椀状に形成されており、前記椀状に形成された前記筒内可動部の凹部が、前記第一繊維固定部に対向すべく設けられている
ことを特徴とする濾過装置。 - 繊維濾材部を有する濾過装置の運転方法であって、
前記繊維濾材部を用いて濾過処理を行う濾過工程と、
前記繊維濾材部の洗浄処理を行う洗浄工程とを備え、
前記濾過装置が、前記外筒部の下方端部に設けられ、前記繊維濾材部の下方端部を固定する第一繊維固定部と、前記外筒部内における前記第一繊維固定部と対向する位置に、前記外筒部内を可動可能に設けられた筒内可動部と、前記筒内可動部に設けられ、前記繊維濾材部の上方端部を固定する第二繊維固定部とを備え、前記筒内可動部の下方側が凹部を有しており、
前記濾過工程では、前記筒内可動部の上方側から被処理流体が供給され、前記被処理流体の流動エネルギと前記筒内可動部の重みによって前記繊維濾材部が圧密化され、
前記洗浄工程では、前記筒内可動部の下側方から空気あるいは空気を含む洗浄流体の少なくとも一方が供給されることにより、前記筒内可動部に固定された前記繊維濾材部が上方に引き上げられ前記繊維濾材部が伸長する
ことを特徴とする濾過装置の運転方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2017/006688 WO2018154666A1 (ja) | 2017-02-22 | 2017-02-22 | 濾過装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6325746B1 true JP6325746B1 (ja) | 2018-05-16 |
JPWO2018154666A1 JPWO2018154666A1 (ja) | 2019-02-28 |
Family
ID=62143830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017511365A Active JP6325746B1 (ja) | 2017-02-22 | 2017-02-22 | 濾過装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6325746B1 (ja) |
CN (1) | CN109069955A (ja) |
MY (1) | MY178775A (ja) |
WO (1) | WO2018154666A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7122053B1 (ja) * | 2022-02-14 | 2022-08-19 | 協和機電工業株式会社 | 濾過材、濾過装置、及び濾過材の製造方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6832603B1 (ja) * | 2020-03-30 | 2021-02-24 | 協和機電工業株式会社 | 濾過装置 |
JP7466250B1 (ja) | 2023-11-01 | 2024-04-12 | 東西化学産業株式会社 | 濾過装置及び濾過方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05131103A (ja) * | 1991-11-11 | 1993-05-28 | Kurita Water Ind Ltd | 濾過装置 |
JPH07275620A (ja) * | 1994-04-05 | 1995-10-24 | Anatsuku:Kk | 濾過装置 |
JP2002166106A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Tookemi:Kk | 濾過装置 |
JP2003024718A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-28 | Nippon Rensui Co Ltd | 濁質除去装置の運転方法 |
JP2013000653A (ja) * | 2011-06-16 | 2013-01-07 | Tohkemy Corp | ろ過装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08126804A (ja) * | 1994-10-31 | 1996-05-21 | Japan Organo Co Ltd | 長繊維濾材を用いた濾過塔 |
CN2541442Y (zh) * | 2002-03-29 | 2003-03-26 | 罗炳清 | 纤维过滤器 |
CN201120186Y (zh) * | 2007-09-21 | 2008-09-24 | 黎少勇 | 一种纤维束过滤器 |
US9156713B2 (en) * | 2009-03-27 | 2015-10-13 | Council Of Scientific & Industrial Research | Manually operated continuous flow type drinking water disinfector using concentrated solar radiation |
CN202070205U (zh) * | 2011-03-03 | 2011-12-14 | 彭悦 | 纤维束过滤设备 |
CN204275584U (zh) * | 2014-12-04 | 2015-04-22 | 许翠红 | 一种密集阵式纤维过滤器 |
CN105944417A (zh) * | 2016-05-30 | 2016-09-21 | 江苏沃尔特环保有限公司 | 一种新型纤维束过滤器 |
-
2017
- 2017-02-22 WO PCT/JP2017/006688 patent/WO2018154666A1/ja active Application Filing
- 2017-02-22 CN CN201780018658.7A patent/CN109069955A/zh active Pending
- 2017-02-22 JP JP2017511365A patent/JP6325746B1/ja active Active
- 2017-02-22 MY MYPI2018002515A patent/MY178775A/en unknown
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05131103A (ja) * | 1991-11-11 | 1993-05-28 | Kurita Water Ind Ltd | 濾過装置 |
JPH07275620A (ja) * | 1994-04-05 | 1995-10-24 | Anatsuku:Kk | 濾過装置 |
JP2002166106A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Tookemi:Kk | 濾過装置 |
JP2003024718A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-28 | Nippon Rensui Co Ltd | 濁質除去装置の運転方法 |
JP2013000653A (ja) * | 2011-06-16 | 2013-01-07 | Tohkemy Corp | ろ過装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7122053B1 (ja) * | 2022-02-14 | 2022-08-19 | 協和機電工業株式会社 | 濾過材、濾過装置、及び濾過材の製造方法 |
WO2023152939A1 (ja) * | 2022-02-14 | 2023-08-17 | 協和機電工業株式会社 | 濾過材、濾過装置、及び濾過材の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2018154666A1 (ja) | 2018-08-30 |
JPWO2018154666A1 (ja) | 2019-02-28 |
CN109069955A (zh) | 2018-12-21 |
MY178775A (en) | 2020-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7435351B2 (en) | Filter apparatus backwash removal device and backwash removal method | |
JP6325746B1 (ja) | 濾過装置 | |
JP3734227B2 (ja) | 上向流式高速濾過装置 | |
CN101423284B (zh) | 上向流滤池的反冲洗方法及反冲洗配水结构 | |
KR101211369B1 (ko) | 부상식 섬유여과장치 | |
JP4606116B2 (ja) | ろ過装置 | |
KR20120101987A (ko) | 압착섬유 여과장치 | |
CN207237393U (zh) | 一种带反冲洗功能的水处理系统 | |
JP6832603B1 (ja) | 濾過装置 | |
KR101541148B1 (ko) | 가변형 스트레이너 섬유여과기 | |
JP2003144814A (ja) | 浮上ろ材の洗浄方法 | |
JP6010421B2 (ja) | 長繊維ろ過装置の逆洗方法 | |
KR100425049B1 (ko) | 공극 제어형 심층여과기 | |
JP4203255B2 (ja) | 下向流ろ過装置及び下向流ろ過方法 | |
KR100538637B1 (ko) | 밀도 조절형 섬유상 여과장치 | |
JP7122053B1 (ja) | 濾過材、濾過装置、及び濾過材の製造方法 | |
KR101641888B1 (ko) | 여과장치 | |
KR101391892B1 (ko) | 오목볼록 가로봉 지지식 섬유여재 필터 및 그를 포함하는 공극제어형 섬유여재 여과장치 | |
KR101958285B1 (ko) | 유체여과장치 | |
KR102667453B1 (ko) | 비중이 상이한 여과재의 압착, 이완을 이용한 비점오염저감시설 | |
KR100592083B1 (ko) | 가변 필터 여과장치 | |
KR101568843B1 (ko) | 유체주입 역세배관 및 이를 구비한 여과장치 | |
AU2002328688B2 (en) | Filtering device | |
JP2003299909A (ja) | 上向流ろ過装置及び上向流ろ過方法 | |
JPS63291613A (ja) | 濾材の洗浄方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171119 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20171119 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20171201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180109 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180211 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180320 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180412 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6325746 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |