JP6325125B2 - タッチ表示装置及びその駆動回路と駆動方法、電子機器 - Google Patents

Description

本出願は、2014年3月7日に中国特許局に提出された、出願番号が201410084143.5で、発明名称が「タッチ表示装置及びその駆動回路と駆動方法、電子機器」である中国特許出願の優先権を主張し、この特許出願の内容の全てを援用によって本出願に取り入れる。

本発明はタッチコントロールの技術分野に関し、特にタッチ表示装置及びその駆動回路と駆動方法、電子機器に関する。

タッチ表示装置の軽薄化への要求が高まっていくことに従って、表示ディスプレイとタッチディスプレイとの間の距離が小さくなっているので、表示ディスプレイが表示する時の駆動信号がノイズと結合してタッチスクリーンに表示され易くなり、タッチ検出が誤作動してしまう。また、タッチ検出時に送信された励振信号もノイズと結合して表示スクリーンに表示され易くなり、表示異常が生じてしまう。

本発明が解決する技術的課題は、表示駆動とタッチ検出との間の干渉を低減させるとともにタッチ検出のレポートレートを向上させる、タッチ表示装置及びその駆動回路と駆動方法、電子機器を提供することである。

上記技術的課題を解決するために、本発明は、タッチ表示装置の駆動回路を提供し、前記タッチ表示装置はタッチ検出及び画像表示を実現するものである。前記駆動回路は、第1の速度で、画像表示を行う画像データを提供する主制御ユニットと、前記主制御ユニットによって提供された画像データを受信し、受信された画像データに応じて表示データを前記タッチ表示装置に送信する駆動ユニットと、前記駆動ユニットに設けられた、前記タッチ表示装置に表示を実現させるように前記第1の速度よりも速い第2の速度で前記表示データを前記タッチ表示装置に送信するとともに、第2の速度と第1の速度との差異に基づいて、主制御ユニットが画像データを提供する過程において、タッチ表示装置への表示データの送信を停止する休止時間を形成するデータバッファリングモジュールと、前記データバッファリングモジュールに形成される前記休止時間内に前記タッチ表示装置をタッチ検出するタッチ検出ユニットと、を含む。

前記データバッファリングモジュールは、前記主制御ユニットによって提供された画像データをキャッシュするメモリと、前記第1の速度よりも速い第2の速度で前記表示データを前記タッチ表示装置に送信するように前記メモリを制御するシーケンスコントローラと、を含むことが好ましい。

前記タッチ表示装置に、行方向に沿って配列された複数本のゲートライン及び列方向に沿って配列された複数本のデータラインが設けられており、前記駆動ユニットは、各行の表示データを送信するように行毎にゲートラインを駆動し、各行のゲートラインの駆動後に各列のデータラインに対して表示データを送信し、前記データバッファリングモジュールに発生される前記休止時間は少なくとも1行の表示データの送信時間よりも長いことが好ましい。

前記タッチ表示装置に、行方向に沿って配列された複数本のゲートライン及び列方向に沿って配列された複数本のデータラインが設けられており、前記駆動ユニットは、さらに、各行の表示データを送信するように行毎にゲートラインを駆動し、各行のゲートラインの走査後にデータラインに対して表示データを送信し、前記データバッファリングモジュールが前記表示データを前記タッチ表示装置に送信する第2の速度は、複数行の表示データを送信する平均速度であることが好ましい。

前記駆動ユニットは、各フレーム画像の表示を実現するように各フレームの画像の表示データを前記タッチ表示装置に送信し、さらに、各フレーム画像の表示前または各フレーム画像の表示後に空白時間を形成し、前記タッチ検出ユニットは、さらに、前記空白時間に前記タッチ表示装置をタッチ検出することが好ましい。

前記タッチ表示装置は容量式タッチ表示装置であり、複数のタッチ検出電極を備え、タッチ検出ユニットは、前記データバッファリングモジュールに形成される前記休止時間内に前記タッチ検出電極の自己容量をタッチ検出し、或いはタッチ検出電極の間の相互容量をタッチ検出することが好ましい。

前記データバッファリングモジュールは、主制御ユニットが1フレームの画像の画像データを提供する過程において、前記タッチ表示装置への表示データの送信を1回又は複数回停止する休止時間を形成し、前記タッチ検出ユニットは、前記データバッファリングモジュールに形成される前記1回又は複数回の休止時間内に前記タッチ表示装置をタッチ検出することが好ましい。

それに応じて、本発明は、さらに、タッチ表示装置の駆動方法を提供し、前記タッチ表示装置はタッチ検出及び画像表示を実現するものであり、前記駆動方法は、第1の速度で、画像表示を行う画像データを提供するステップと、前記タッチ表示装置に表示を実現させるように第1の速度で伝送された画像データを受信し、受信された画像データに応じて第1の速度よりも速い第2の速度で表示データを前記タッチ表示装置へ送信するとともに、第2の速度と第1の速度との差異に基づいて、第2の速度で表示データを伝送する過程において、タッチ表示装置への表示データの送信を停止する休止時間を形成するステップと、前記休止時間内に前記タッチ表示装置をタッチ検出するステップと、を備える。

第1の速度で伝送された画像データを受信し、受信された画像データに応じて第1の速度よりも速い第2の速度で表示データを前記タッチ表示装置に送信するステップは、第1の速度で前記画像データを受信してキャッシュし、キャッシュされた前記画像データに応じて第1の速度よりも速い第2の速度で表示データを前記タッチ表示装置に送信することを含むことが好ましい。

前記タッチ表示装置に、行方向に沿って配列された複数本のゲートライン及び列方向に沿って配列された複数本のデータラインが設けられており、前記タッチ表示装置に表示データを送信するステップは、各行の表示データを送信するように行毎にゲートラインを駆動し、毎行のゲートラインの駆動後にデータラインに対して表示データを送信することを含み、前記休止時間が少なくとも1行の表示データの送信時間よりも長いことが好ましい。

前記タッチ表示装置に、行方向に沿って配列された複数本のゲートライン及び列方向に沿って配列された複数本のデータラインが設けられており、第1の速度よりも速い第2の速度で表示データを前記タッチ表示装置に送信するステップは、各行の表示データを送信するように行毎にゲートラインを駆動し、毎行のゲートラインの走査後にデータラインに対して表示データを送信することを含み、前記第2の速度が複数行の表示データを送信する平均速度であることが好ましい。

第1の速度よりも速い第2の速度で表示データを前記タッチ表示装置に送信するステップは、各フレーム画像の表示を実現するように各フレーム画像の表示データを前記タッチ表示装置に送信することと、各フレーム画像の表示前または各フレーム画像の表示後に空白時間を形成することとを含み、前記駆動方法は、さらに、前記空白時間に前記タッチ表示装置をタッチ検出するステップを含むことが好ましい。

前記タッチ表示装置は容量式タッチ表示装置であって、複数のタッチ検出電極を有し、前記休止時間内に前記タッチ表示装置をタッチ検出するステップは、前記休止時間内に前記タッチ検出電極の自己容量をタッチ検出し、或いは、タッチ検出電極の間の相互容量をタッチ検出することを含むことが好ましい。

第1の速度よりも速い第2の速度で表示データを前記タッチ表示装置に送信するステップは、1フレームの画像の表示データを提供する過程において、前記タッチ表示装置への表示データの送信を1回または複数回停止する休止時間を形成することを備え、前記休止時間内に前記タッチ表示装置をタッチ検出するステップは、前記1回または複数回の休止時間内に前記タッチ表示装置をタッチ検出することを含むことが好ましい。

本発明は、さらに、タッチ検出及び画像表示を実現するためのタッチパネルと、タッチ検出及び画像表示を実現するように前記タッチ表示装置を駆動する駆動回路と、を備え、前記駆動回路が本発明により提供された前記駆動回路である、タッチ表示装置を提供する。

本発明は、さらに、タッチ表示装置の駆動回路を提供し、前記タッチ表示装置はタッチ検出及び画像表示を実現するものであり、前記駆動回路は、画像表示を行うように表示データを前記タッチ表示装置に提供する駆動ユニットであって、1フレームの画像の表示を実現するように表示データをタッチ表示装置に分割して送信して、分割単位と分割単位との間に、タッチ表示装置への表示データの送信を予定の時間に達するまで休止する駆動ユニットと、前記予定時間内に前記タッチ表示装置をタッチ検出するタッチ検出ユニットと、備える。

前記タッチ表示装置に、行方向に沿って配列された複数本のゲートライン及び列方向に沿って配列された複数本のデータラインが設けられており、前記駆動ユニットは、各行の表示データを送信するように行毎にゲートラインを駆動し、各行のゲートラインの駆動後に、各行のデータラインに対して表示データを送信し、前記予定の時間は少なくとも1行の表示データの送信時間よりも長いことが好ましい。

前記予定時間は10行の表示データの送信時間よりも長いことが好ましい。

前記駆動回路は、さらに、駆動ユニットに接続される主制御ユニットを備え、前記主制御ユニットは、第1の速度で画像表示を行う画像データを提供し、前記駆動ユニットは、前記主制御ユニットによって提供された画像データを受信し、受信された画像データに応じて表示データを前記タッチ表示装置に送信し、前記駆動ユニットは、前記第1の速度よりも速い第2の速度で前記表示データを前記タッチ表示装置に送信し、第2の速度と第1の速度との差異に基づき、前記駆動ユニットは、主制御ユニットが画像データを提供する過程において、タッチ表示装置への表示データの送信を休止する予定の時間を形成することが好ましい。

前記駆動回路は、さらに、駆動ユニットに接続する主制御ユニットを備え、前記主制御ユニットは、前記駆動ユニットに画像データを分割して送信し、分割単位と分割単位と間に、駆動ユニットへの画像データの送信を前記予定の時間に達するまで休止し、前記駆動ユニットは、画像データを受信すると、受信された画像データに応じて表示データをタッチ表示装置に出力することが好ましい。

主制御ユニットは第1の速度で画像データを伝送し、駆動ユニットは第2の速度で表示データを伝送し、第2の速度は第1の速度に等しいことが好ましい。

本発明は、さらに、タッチ検出及び画像表示を実現するタッチパネルと、タッチ検出及び画像表示を実現するように前記タッチ表示装置を駆動する駆動回路と、を備え、前記駆動回路が本発明によって提供された前記駆動回路である、タッチ表示装置を提供する。

前記駆動回路における駆動ユニットは、さらに、各フレーム画像の表示前、或いは各フレーム画像の表示後に空白時間を形成し、前記タッチ検出ユニットは、さらに、前記空白時間に前記タッチ表示装置をタッチ検出することが好ましい。

前記タッチパネルは容量式タッチパネルであり、複数のタッチ検出電極を有し、タッチ検出ユニットは、前記予定の時間内に前記タッチ検出電極の自己容量をタッチ検出し、或いは、タッチ検出電極の間の相互容量をタッチ検出することが好ましい。

本発明は、さらに、第1の装置と、第1の装置に合わせる第2の装置と、を備え、前記第1の装置が本発明によって提供された前記タッチ表示装置である、電子機器を提供する。

従来技術に比べ、本発明の技術案は、下記のメリットを有する。
本発明に係るタッチ表示装置の駆動回路では、データバッファリングモジュールは、表示データを送信する第2の速度が画像データを受信する第1の速度よりも速いので、タッチ表示装置への表示データの送信は完了したが、新しい画像データを未だ受信していない時間を有している。このように表示データの送信を停止する時間が前記休止時間であり、前記休止時間内にタッチ検出が行われ、データバッファリングモジュールが表示データをタッチ表示装置に送信されないので、表示駆動とタッチ検出との干渉を低減させることができる。また、送信した表示データの数に基づき、異なる第1の速度及び第2の速度を設置することにより、タッチ表示装置が1フレームの画像の表示を実現する過程において、複数回の休止時間を形成することができ、これにより、タッチ検出ユニットは、タッチ表示装置が1フレームの画像の表示を実現する過程において、複数回のタッチ検出を行うことができるようになり、レポートレートが向上する。

本発明は、さらに、タッチ表示装置の駆動回路を提供し、駆動回路における駆動ユニットは、1フレームの画像の表示を実現するようにタッチ表示装置に表示データを分割して送信するとともに、分割単位と分割単位との間に、前記表示データの送信を予定の時間に達するまで休止し、タッチ検出ユニットは、前記予定の時間内に前記タッチ表示装置をタッチ検出し、前記予定時間内に、駆動ユニットが表示データを送信しないので、タッチ検出に対する表示データの送信過程の干渉を低減させることができる。

本発明に係るタッチ表示装置は、前記駆動回路を備え、1フレームの画像の表示過程において表示データの送信を休止する時間にタッチ検出を行なえ、画像表示を影響しないとともに、タッチ検出に対する表示データの送信の干渉を低減させることができ、優れた表示及びタッチ検出の性能を兼ね備えることができる。

図1は本発明に係るタッチ表示装置の1つの実施例を示す機能ブロック図である。
図2は図1に示すタッチ表示装置における駆動回路の信号概略図である。
図3は図1に示すタッチ表示装置のタッチスクリーンを示す概略図である。
図4は図1に示すタッチ表示装置の駆動回路のデータバッファリングモジュールを示す概略図である。
図5は図1に示すタッチ表示装置の表示スクリーンを示す概略図である。
図6は図1に示すタッチ表示装置の駆動回路のもう1つの信号概略図である。
図7は本発明に係るタッチ表示装置のもう1つの実施例の機能ブロック図である。
図8は本発明に係るタッチ表示装置の駆動方法の1つの実施例のフローチャートである。
図9は本発明に係る電子機器の1つの実施例を示す機能ブロック図である。

以下、本発明の上記目的、特徴及びメリットをより明確にし、理解し易くするために、図面を組み合わせて本発明の具体的な実施例を具体的に説明する。

図1は本発明に係るタッチ表示装置の1つの実施例の機能ブロック図を示す。タッチ表示装置10は、
タッチ検出及び画像表示機能を実現するためのタッチパネル50を備える。

本実施例では、前記タッチパネル50は、タッチ検出を実現するためのタッチスクリーン400及び画像表示を実現するための表示スクリーン200を含む。ここで、図1は機能ブロック図であり、実際の製品において、タッチ検出を実現するためのタッチスクリーン400と、画像表示を実現するための表示スクリーン200とは互いに別体の2つの装置であってもよいし、一部の素子を共通する2つの装置であってもよく、或いは、タッチスクリーン400及び表示スクリーン200は一体の構造であってもよい。タッチスクリーン400及び表示スクリーン200が一体の構造である場合、表示スクリーン200そのものはタッチスクリーン400の機能を兼ねるので、タッチスクリーン400を単独に製造する必要はない。

タッチ表示装置10は、さらに、タッチ検出を実現するように前記タッチスクリーン400を駆動し、画像表示を実現するように前記表示スクリーン200を駆動する駆動回路100を含む。

前記駆動回路100は、主制御ユニット101、駆動ユニット102及びタッチ検出ユニット103を備える。前記駆動ユニット102は、主制御ユニット101、タッチ検出ユニット103、及び表示スクリーン200にそれぞれ接続される。前記タッチ検出ユニット103は、さらに、タッチスクリーン400に接続される。

主制御ユニット101は、第1の速度で画像表示を行う画像データをタッチパネル50に提供する。

具体的に、前記主制御ユニット（host）101は、画像処理の機能（例えば、YUV形式のRGB形式への変換や、拡大縮小等の処理）を実現でき、且つ画像表示を行う画像データの伝送を実現できる。本実施例では、前記主制御ユニット101は、第1の速度で前記画像データを伝送し、前記第1の速度は主制御ユニット101の通常のデータ伝送速度であってもよい。また、主制御ユニット101は、さらに、駆動過程を制御するように制御データを送信する機能を実現する。また、主制御ユニット101の機能、構造及びパラメータは従来技術と同じであり、ここで贅言しない。

駆動ユニット102は、前記主制御ユニット101によって提供された画像データを受信し、受信した画像データに基づいて前記表示スクリーン200に表示データを送信する。

具体的に、前記駆動ユニット102は、第1の速度で主制御ユニット101からの画像データを送信し、前記画像データを処理し（例えば、カラーの変化及び最適化）、表示データに変換し、前記表示データを表示スクリーン200に送信する。前記駆動ユニット102は、第1の速度よりも速い第2の速度を用いて表示データを表示スクリーン200に送信する。

データバッファリングモジュール1021は、前記駆動ユニット102に設けられ、前記表示スクリーン200に表示を実現させるように前記第1の速度よりも速い第2の速度で前記表示データを前記表示スクリーン200に送信し、且つ第2の速度と第1の速度との差異に基づき、データバッファリングモジュール1021は、主制御ユニット101が画像データを提供する場合に、表示スクリーン200への表示データの送信を停止する休止時間を形成する。

前記データバッファリングモジュール1021が表示データを送信する第2の速度は画像データを受信する第1の速度よりも速いので、データバッファリングモジュール1021にとっては、表示スクリーン200への表示データの送信が完了したが、新しい画像データを未だに受信していない時間があり、この時間が前記休止時間である。この休止時間に、主制御ユニット101が駆動ユニット102（より具体的には、データバッファリングモジュール1021）に画像データを送信しているが、データバッファリングモジュール1021はもはや表示スクリーン200に表示データを送信しない。

図2は駆動回路100の信号概略図を示す。前記データバッファリングモジュール1021は、表示スクリーン200に表示データを分割して複数回で送信してもよく、且つ表示データの複数回の送信の間に、表示スクリーン200への表示データの送信を停止する休止時間を形成する。具体的に、T1は、表示データを表示スクリーン200に送信する時間であり、T2は表示スクリーン200への表示データの送信を停止する休止時間である。

タッチ検出ユニット103は、前記データバッファリングモジュール1021に形成される前記休止時間T2内に前記タッチスクリーン400をタッチ検出する。

前記休止時間T2において、データバッファリングモジュール1021はもはや表示データを表示スクリーン200に送信しないので、本実施例における駆動回路100によれば、表示データを表示スクリーン200に提供する表示駆動過程の、前記タッチ検出ユニット103によるタッチ検出への影響が低減され、それに応じて、タッチ検出の過程の、表示駆動過程への干渉も低減される。

図3は図1に示すタッチスクリーン400の構造概略図であり、前記タッチスクリーン400は容量式タッチディスプレイ401であってもよく(即前記タッチパネル50は容量式タッチパネルであり、前記タッチ表示装置は容量式タッチ表示装置である）、前記容量式タッチディスプレイ401は複数のタッチ検出電極402を備える。

例えば、前記タッチスクリーン400は自己容量式タッチディスプレイ401であり、前記タッチ検出ユニット103は、前記データバッファリングモジュール1021に形成される前記休止時間内に前記タッチ検出電極402の自己容量をタッチ検出するものである。或いは、タッチスクリーン400が相互容量式タッチディスプレイ401である場合、前記タッチ検出ユニット103は、タッチ検出電極402の間の相互容量をタッチ検出するものである。とことが、本発明では、タッチスクリーン400が容量式タッチディスプレイ401であるか否かについて制限させ、その他の実施例において、前記タッチスクリーン400は、その他の検出原理に基づいてタッチ検出を行うタッチディスプレイであってもよい。

また、送信した表示データの数に基づき、異なる第1の速度及び第2の速度を設置することにより、表示スクリーン200が1フレーム画像の表示を実現する過程に、1回又は複数回の休止時間を形成することができ、これにより、タッチ検出ユニット103は、表示スクリーン200が1フレーム画像の表示を実現する過程に、1回又は複数回のタッチ検出を実行できる。本実施例では、１フレームの画像の表示を実現する過程において複数回のタッチ検出を設置することにより、レポートレートが向上する。

具体的に、図4は、図1に示すデータバッファリングモジュール1021の機能ブロック図を示す。前記データバッファリングモジュール1021は、
前記主制御ユニット101に提供される画像データをキャッシュするメモリ1022と、
前記第1の速度よりも速い第2の速度により前記表示データを前記表示スクリーン200に送信するように前記メモリ1022を制御するシーケンスコントローラ1023と、を備えてもよい。

メモリ1022が前記画像データをキャッシュすることにより、休止時間の発生タイミングをよりよく制御することができる。例えば、メモリ1022が50行の画像データを記憶可能であり、1フレームの画像の表示を実現する場合、主制御ユニット101は、1フレームの画像における50行の画像データを第1の速度（V)で駆動ユニット102に送信し、駆動ユニット102においてデータバッファリングモジュール1021のメモリ1022が第1の速度で前記50行の画像データをキャッシュし、シーケンスコントローラ1023は、50行の表示データを第1の速度の3倍である第2の速度（3v)で表示スクリーン200に送信し、前記データバッファリングモジュール1021は、50行の表示データを送信する毎に、長さが（50行の画像データ/v-50行の表示データ/3v）である休止時間を形成する。前記休止時間の長さが十分であるので、前記タッチ検出ユニット103は少なくとも1回のタッチ検出を行える。

実際の応用において、前記シーケンスコントローラ1023は、メモリにキャッシュされた50行の表示データの送信が完了した後、休止時間の発生通知をタッチ検出ユニット103に送信してもよい。前記タッチ検出ユニット103は、前記休止時間の発生通知に応じて、タッチ検出を行ってもよい。

ここで、データバッファリングモジュール1021についてはメモリ1022及びシーケンスコントローラ1023を例として説明したが、これに限らず、前記データバッファリングモジュール1021はその他の構造であってもよい。

図5は、図1に示す表示スクリーン200の概略図を示す。前記表示スクリーン200において行方向に沿って配列された複数本のゲートライン301及び列方向に沿って配列された複数本のデータライン304が設けられている。前記駆動ユニット102は、表示データを前記表示スクリーン200に送信する場合、各行の表示データを送信するように行毎にゲートラインを駆動し、毎行のゲートラインの駆動後に、各列のデータラインに対して表示データを送信する。

図2を再び参照して、データバッファリングモジュール1021による前記休止時間T2は、少なくとも１行の表示データの送信時間T0よりも長いことが好ましい。

1行の表示データの送信時間TO内に、駆動ユニット102が前記表示スクリーン200へ送信する表示データは、有効表示データ(TOにおける白い部分）及び無効表示データ（TOにおける陰部分）を備える。無効表示データを伝送する時間が短すぎるので、タッチ検出ユニット103は1回のタッチ検出を完成できない。

休止時間T2を少なくとも1行の表示データの送信時間T0よりも長くさせることで、休止時間Τ2を無効表示データを送信する時間よりも大幅に長くさせることができ、これにより、前記休止時間Τ2の長さが十分になり、タッチスクリーン400に少なくとも1回のタッチ検出を完成させられる。

前記データバッファリングモジュール1021が前記表示データを前記表示スクリーン200へ送信する第2の速度は、複数行の表示データを送信する平均速度であることが好ましい。これは、駆動ユニット102が、異なる行の表示データを送信する際に、送信速度が少し異なり、複数行の表示データを送信する平均速度が第1の速度よりも長ければ、前記データバッファリングモジュール1021が前記休止時間を発生できるからである。例えば、3行以上の表示データを送信する平均速度が前記第2の速度であり、前記第2の速度は前記第1の速度よりも速く、タッチ検出ユニットが少なくとも1回のタッチ検出を行える休止時間は形成される。

上記実施例では、タッチ検出ユニット103は、前記データバッファリングモジュール1021に形成される前記休止時間内に前記タッチスクリーン400をタッチ検出する。然し、本発明では、これに限らず、その他の実施例において、前記タッチ検出ユニット103は、前記休止時間でタッチ検出を行う以外に、表示データを表示スクリーン200へ送信しないその他の時間でタッチ検出を行ってもよい。

図6は、図1に示す駆動回路のもう1つの信号概略図を示す。

なお、駆動ユニット102の制御によって表示スクリーン200の各フレーム画像の表示を実現する際に、各フレーム画像の表示を実現するようにTd時間内に各フレーム画像の表示データを前記表示スクリーン200へ送信するとともに、各フレーム画像の表示前またはその後に空白時間Tvを形成する。ここで、駆動回路の設計によって、前記空白時間Τvに、前記駆動ユニット102は、信号を表示スクリーン200に送信しなくてもよいし、容量型予充電信号等のような表示をしない無効表示信号を表示スクリーン200に送信してもよい。

前記タッチ検出ユニット103は前記休止時間にタッチ検出を行う以外に、前記空白時間Τv内に前記タッチスクリーン400をタッチ検出してもよく、これにより、タッチ検出と表示駆動との間の干渉も低減され、レポートレートも向上する。

また、タッチ検出ユニット103が前記空白時間Τvにタッチ検出を行うことを例として説明したが、その他の実施例では、前記タッチ検出ユニット103は、前記休止時間にタッチ検出を行う以外に、有効表示データを表示スクリーン200に送信しないその他の時間にタッチ検出を行ってもよい。

本発明は、さらに、タッチ表示装置を提供する。図7は本発明に係るタッチ表示装置のもう1つの実施例の概略図を示す。前記タッチ表示装置20は、
タッチ検出及び画像表示の機能を実現するタッチパネル52を備える。

本実施例では、前記タッチパネル52は、タッチ検出を実現するタッチスクリーン420及び画像表示を実現する表示スクリーン220を備える。ここで、図7が機能ブロック図であり、実際の製品では、タッチ検出を実現するタッチスクリーン420及び画像表示を実現する表示スクリーン220は互いに別体の2つの装置であってもよいし、一部の素子を共通する2つの装置であってもよく、或いは、タッチスクリーン420及び表示スクリーン220は一体の構造であってもよい。タッチスクリーン420及び表示スクリーン220が一体の構造である場合、表示スクリーン220そのものは、タッチスクリーン420の機能を兼ねるので、タッチスクリーン420を単独に設置する必要がない。具体的に、タッチスクリーン420は容量式タッチディスプレイスクリーンであってもよく（即ち、前記タッチパネルは容量式タッチパネルである）、複数のタッチ検出電極を有する。

前記タッチ表示装置20は、さらに、駆動回路120を備え、前記駆動回路120は、
画像表示を行うように表示データを前記タッチパネル52に提供する駆動ユニット122であって、1フレーム画像の表示を実現するようにタッチパネル52に表示データを分割して送信して、分割単位と分割単位との間に、タッチパネル52への表示データの送信を予定の時間に達するまで休止する駆動ユニット122と、
前記予定の時間内に前記タッチパネル52をタッチ検出するタッチ検出ユニット123と、を備える。具体的に、容量式タッチ表示装置の場合、タッチ検出ユニット123は、前記予定時間内に前記タッチ検出電極の自己容量をタッチ検出し、或いは、タッチ検出電極の間の相互容量をタッチ検出する。

前記予定時間において、駆動ユニット122が表示データを送信しないので、タッチ検出ユニット123が前記予定の時間内にタッチ検出を行うことで、表示データの送信過程の、タッチ検出への干渉を低減することができる。具体的に、駆動ユニット122においてシーケンスコントローラ（図示しない）が設けられており、シーケンスコントローラの制御により、1フレーム画像の表示時に表示データを分割して送信し、分割単位と分割単位との間に駆動ユニット122が表示データをタッチパネル52に送信することを予定時間に達するまで休止することを実現することはできる。本発明では、駆動ユニット122が表示データを分割して送信することで予定時間を形成する具体的な形態については、制限しない。

図5を組み合わせ、前記タッチパネル52（より具体的には、前記表示スクリーン220)において行方向に沿って配列された複数本のゲートライン301及び列方向に沿って配列された複数本のデータライン304が設けられている。前記駆動ユニット122は、各行の表示データを送信するように行毎にゲートライン301を駆動し、各行のゲートライン301の駆動後に各列のデータライン304に対して表示データを送信する。前記予定の時間は少なくとも1行の表示データの送信時間よりも長い。予定時間が長いことにより、タッチ検出ユニット123が少なくとも1回のタッチ検出を完成できることは確保される。

前記予定時間は、10行の表示データの送信時間よりも長くてもよい。これにより、タッチ検出ユニット123が十分のタッチ検出時間を有するようになり、タッチ検出ユニット123によるタッチ検出の高精度が確保された。

図7に示すように、前記駆動回路120は、さらに、駆動ユニット122と接続する主制御ユニット121を有し、前記主制御ユニット121は、第1の速度で画像表示を行う画像データを提供する。前記駆動ユニット122は、前記主制御ユニットによって提供された画像データを受信し、受信された画像データによって前記タッチパネル52に表示データを送信し、前記駆動ユニット122は、前記第1の速度よりも速い第2の速度で前記表示データを前記タッチパネル52に送信し、第2の速度と第1の速度との差異に基づき、前記駆動ユニット122は、主制御ユニット121が画像データを提供する過程に、タッチパネル52への表示データの送信を休止する予定時間を形成する。

ここで、主制御ユニット121が画像データを送信する第1の速度は駆動ユニット122が表示データを送信する第2の速度よりも速いことで、予定時間を形成する実施例について説明したが、本発明では、これに限らず、その他の実施例において、例えば、主制御ユニット121の速度を高めて、主制御ユニット121は、駆動ユニット122に画像データを分割して送信し、分割単位と分割単位との間に、それに応じて画像データの送信を前記予定の時間に達するまで休止することにより、画像データを受信した後、受信した画像データに応じて、相応な表示データをタッチパネル52に出力してもよい。その他の形態を用いて前記予定時間を形成する実施例では、前記主制御ユニット121が画像データを送信する第1の速度は駆動ユニット122が表示データを送信する第2の速度と等しくてもよく、これにより、主制御ユニット121が画像データの送信を休止する際に、駆動ユニット122はそれに応じて表示データをタッチパネル52に送信することを休止し、タッチ検出ユニット123はそれに応じて前記予定時間にタッチパネル52をタッチ検出する。

前記予定時間以外に、前記駆動回路120における駆動ユニット122は、さらに、各フレーム画像の表示前またはその後に空白時間を形成する。駆動回路の設計によっては、前記空白時間において、前記駆動ユニット122は、信号を表示スクリーン220に送信しなくてもよいし、容量型予充電信号等の表示をしない無効表示信号を表示スクリーン220に送信してもよい。前記タッチ検出ユニット123は、さらに、前記空白時間に前記タッチパネル52をタッチ検出する。前記空白時間内に駆動ユニット122が前記表示スクリーン220に表示データを送信しないので、前記タッチ検出ユニット123が前記空白時間内にタッチ検出を行うことで、表示データの送信過程の、タッチ検出への干渉を低減させることができる。

前記タッチ検出ユニット123は前記予定の時間内にタッチ検出を行う以外に、前記空白時間内にタッチ検出を行うことにより、タッチ表示装置のレポートレートが向上する。

本発明はさらに、タッチ表示装置の駆動方法を提供する。図8は、本発明に係るタッチ表示装置の駆動方法の1つの実施例のフローチャートを示す。前記タッチ表示装置がタッチ検出及び画像表示を実現するものであり、前記駆動方法は、
第1の速度によって画像表示を行う画像データを提供するステップS1と、
前記タッチ表示装置に画像表示を実現させるように、第1の速度で伝送された画像データを受信し、受信した画像データに応じて第1の速度よりも速い第2の速度で表示データを前記タッチ表示装置に送信し、第2の速度と第1の速度との差異に基づき、第2の速度で表示データを伝送する過程においてタッチ表示装置への表示データの送信を停止する休止時間を形成するステップS2と、
前記休止時間内に前記タッチ表示装置をタッチ検出するステップS3、を備える。

表示データを送信する第2の速度が画像データを受信する第1の速度よりも速いので、表示データの送信が完了したが、新しい画像データを受信していない場合、表示データの送信を停止する前記休止時間が形成される。この休止時間において、画像データを依然に提供するが、タッチ表示装置に表示データを送信しないので、本実施例に係る駆動方法では、前記休止時間にタッチ検出を行うことにより、表示駆動の、タッチ検出への影響を小さくすることができ、それに応じて、タッチ検出の過程の、表示駆動への干渉も少なくされる。

実際の応用中に、表示データを送信する量及び第1の速度と第2の速度との関係を組み合わせて、1フレーム画像の表示中に1回又は複数回の休止時間を形成することができ、これにより、1フレーム画像の表示中の前記1回又は複数回の休止時間においてタッチ検出を行うことができる。本実施例では、1フレーム画像の表示中の複数回のタッチ検出を設置することで、レポートレートが向上する。

以下、本実施例におけるタッチ表示装置の駆動方法の技術案をより明確に説明するために、図1〜6を組み合わせて各ステップをより具体的に説明する。

第1の速度によって画像表示を行う画像データを提供するステップS1を実行する。
具体的に、主制御ユニット（host）101により第1の速度で画像表示のための画像データを提供し、前記第1の速度が主制御ユニット101の通常のデータ伝送の速度であってもよい。

第1の速度で伝送された画像データを受信し、受信された画像データに応じて第1の速度よりも速い第2の速度で前記タッチパネル50に表示データを送信するステップS2を実行する。
具体的に、第1の速度で前記画像データを受信し、前記画像データをキャッシュし、そして、キャッシュされたデータを、第1の速度よりも速い第2の速度で表示データとして前記タッチパネル50に送信する。前記キャッシュするステップにより、休止時間の発生タイミングをよりよく制御することができる。

前記タッチパネル50は、表示スクリーン200及びタッチスクリーン400を備えてもよく、例えば、キャッシュするステップでは、50行の画像データをキャッシュしてもよく、1フレーム画像の表示を実現する場合、第1の速度（V)で1フレーム画像の中の50行の画像データを送信し、第1の速度で前記50行の画像データをキャッシュし、そして、第1の速度の3倍である第2の速度（3v)で表示スクリーン200に送信し、これにより、長さが（50行の画像データ/V-50行の表示データ/3v）である休止時間は形成される。前記休止時間の長さが十分であることにより、前記タッチ検出ユニット103が少なくとも1回のタッチ検出を行うことができる。

実際の応用中に、キャッシュした50行の表示データを送信した後に、休止時間の発生通知を提供し、そして、前記休止時間の発生通知に応じてタッチ検出を行ってもよい。

ここで、前記表示スクリーン200において行方向に沿って配列された複数本のゲートライン301及び列方向に沿って配列された複数本のデータライン304が設けられている。ステップS2を続いて実行し、前記表示スクリーン200に表示データを送信するステップは、各行の表示データを送信するように行毎にゲートライン301を駆動し、各行のゲートライン301の駆動後にデータライン304に対して表示データを送信することを備え、前記休止時間は少なくとも1行の表示データの送信時間よりも長い。これにより、休止時間の長さが十分になり、少なくともタッチスクリーン400に対して少なくとも1回のタッチ検出を完成することが確保される。

前記表示データを前記表示スクリーン200に送信する第2の速度は複数行の表示データを送信する平均速度であってもよい。これは、表示データの送信速度が行によって略に異なり、複数行の表示データを送信する平均速度が第1の速度よりも速ければ、前記休止時間を発生できるからである。例えば、3行以上の表示データを送信する平均速度は前記第2の速度であり、3行の表示データを送信する平均速度は前記第1の速度よりも長いことにより、少なくとも1回のタッチ検出を行なえる休止時間を形成することができる。

ここで、各フレーム画像の表示を実現するために、ステップS2において第1の速度よりも速い第2の速度で前記表示スクリーン200に表示データを送信するステップは、各フレーム画像の表示を実現するように前記表示スクリーン200に各フレーム画像の表示データを送信することと、各フレーム画像の表示前或いはその後に空白時間を形成することとを備える。駆動回路の設計によっては、前記空白時間中に、表示スクリーン200に信号を送信しなくてもよいし、表示スクリーン200に容量型予充電信号等の表示をしない無効信号を送信してもよい。

駆動方法は、休止時間に前記タッチディスプレイをタッチ検出するステップ以外に、前記空白時間に前記タッチスクリーン400をタッチ検出するステップをさらに備えてもよい。前記空白時間中に、表示を行うための表示有効信号を表示スクリーン200に送信しないので、タッチ検出と表示駆動との間の干渉を低減させることができる。また、前記駆動方法では、前記休止時間にタッチ検出を行う以外に、前記空白時間に前記タッチディスプレイをタッチ検出してもよく、これにより、レポートレートが向上する。

前記休止時間内に前記タッチパネル50をタッチ検出するステップS3を実行する。

前記休止時間内に、前記タッチパネル50に表示データを送信しないので、タッチ検出と表示駆動との干渉が低減される。

また、送信した表示データの量に基づいて第1の速度及び第2の速度を設置し、1フレーム画像の表示中に複数回の休止時間を形成してもよく、これにより、複数回のタッチ検出が実現され、レポートレートが向上する。

具体的には、前記タッチスクリーン400は容量式タッチディスプレイ401（即ち、タッチ表示装置50が容量式タッチ表示装置である）であってもよく、複数のタッチ検出電極502を備える。前記タッチディスプレイ50が自己容量式タッチディスプレイ401であるなら、前記休止時間内に前記タッチスクリーン400をタッチ検出するステップは、前記休止時間内に前記タッチ検出電極402の自己容量をタッチ検出することを含む。前記タッチディスプレイ50が相互容量式タッチディスプレイ501であるなら、前記休止時間内に前記タッチスクリーン400をタッチ検出するステップは、タッチ検出電極402の間の相互容量をタッチ検出することを含む。ところが、本発明では、タッチディスプレイが容量式タッチディスプレイであるか否かについて限定せず、その他の実施例において、前記タッチディスプレイは、その他の検出原理に基づいてタッチ検出を行うタッチディスプレイであってもよい。

また、図9に示すように、本発明は、さらに、電子機器500を提供する。電子機器500は、第1の装置510及び第1の装置510と合わせる第2の装置520を備える。ここで、第1の装置510は上記タッチ表示装置100である。第2の装置520は、当該第1の装置510を収容するハウジング、または当該第1の装置510と通信する装置等である。当該電子機器500は、例えば、携帯電話、タブレット型コンピュータ、デスクトップコンピュータ等である。当該電子機器500がデスクトップコンピュータである場合、当該第2の装置520は例えばホスト等である。

本発明は上記のように開示したが、これに限らない。当業者は、本発明の範囲及び趣旨から逸脱しない範囲内に、様々な補正及び変形をすることができる。したがって、本発明の保護範囲は請求項に限定されている範囲を基準とすべきである。

Claims (9)

1. タッチ表示装置の駆動回路であって、
   前記タッチ表示装置はタッチ検出及び画像表示を実行するものであり、行方向に沿った複数本のゲートライン及び列方向に沿った複数本のデータラインが設けられており、
   前記駆動回路は、主制御ユニットと駆動ユニットとタッチ検出ユニットとを備え、
   前記駆動ユニットは、各行の表示データの送信を実行するように、一行ずつ前記ゲートラインを駆動し、各行の前記ゲートラインの駆動後、各列の前記データラインに前記表示データを送信し、
   前記主制御ユニットは、前記駆動ユニットと接続し、第1の速度で前記駆動ユニットへ画像データを部分に分けて送信し、一つの前記画像データの部分の送信と、その次の前記画像データの部分の送信との間の所定時間、前記駆動ユニットへの前記画像データの送信を休止し、
   前記駆動ユニットは、前記主制御ユニットによって送信された前記画像データを受信し、第２の速度で前記タッチ表示装置へ前記受信された前記画像データに対応する前記表示データを部分に分けて送信し、一つの前記表示データの部分の送信と、その次の前記表示データの部分の送信との間の前記所定時間、前記タッチ表示装置への前記表示データの送信を休止し、
   前記タッチ検出ユニットは、前記所定時間内に前記タッチ表示装置をタッチ検出し、
   前記所定時間は少なくとも1行の表示データの送信時間よりも長く、
   前記第1の速度は前記第2の速度より速くないことを特徴とする駆動回路。
2. 前記所定時間は10行の表示データの送信時間よりも長い、ことを特徴とする請求項１に記載の駆動回路。
3. 前記駆動ユニットは、さらに、各フレーム画像の表示前、又は各フレーム画像の表示後に、空白時間を形成し、
   前記タッチ検出ユニットは、さらに、前記空白時間に前記タッチ表示装置をタッチ検出する、ことを特徴とする請求項１に記載の駆動回路。
4. タッチ検出及び画像表示を実行するタッチパネルと、
   タッチ検出及び画像表示を実行するように前記タッチパネルを駆動する駆動回路と、を備え、
   前記駆動回路が請求項１〜３のいずれかに記載の駆動回路である、ことを特徴とするタッチ表示装置。
5. 前記タッチパネルは容量式タッチパネルであり、複数のタッチ検出電極を含み、
   タッチ検出ユニットは、前記所定時間内に前記タッチ検出電極の自己容量をタッチ検出し、或いは、タッチ検出電極の間の相互容量をタッチ検出する、ことを特徴とする請求項４に記載のタッチ表示装置。
6. タッチ表示装置の駆動方法であって、
   前記タッチ表示装置は、タッチ検出及び画像表示を実行するものであり、行方向に沿った複数本のゲートライン及び列方向に沿った複数本のデータラインが設けられており、
   前記ゲートラインは、一行ずつ駆動され、各行の表示データの送信を実行するように、各行の前記ゲートラインの駆動後、前記データラインの列に前記表示データを送信することを含み、
   前記駆動方法は、第1の速度で画像表示のために画像データを部分に分けて送信し、一つの前記画像データの部分の送信と、その次の前記画像データの部分の送信との間の所定時間、前記駆動ユニットへの前記画像データの送信を休止し、
   前記第1の速度で送信された前記画像データを受信し、第２の速度で前記タッチ表示装置へ前記受信された前記画像データに対応する前記表示データを部分に分けて送信し、一つの前記表示データの部分の送信と、その次の前記表示データの部分の送信との間の前記所定時間、前記タッチ表示装置への前記表示データの送信を休止し、
   前記所定時間内に前記タッチ表示装置をタッチ検出することを含み、
   前記所定時間は少なくとも1行の表示データの送信時間よりも長く、
   前記第1の速度は前記第２の速度より速くないことを特徴とする駆動方法。
7. 前記所定時間は10行の前記表示データの送信時間よりも長い、ことを特徴とする請求項６に記載の駆動方法。
8. 各フレーム画像の表示前、又は各フレーム画像の表示後に、空白時間を形成し、
   前記空白時間に前記タッチ表示装置をタッチ検出すること、をさらに含むことを特徴とする請求項６に記載の駆動方法。
9. 前記タッチ表示装置は容量式タッチ表示装置であり、複数のタッチ検出電極を有し、
   前記所定時間内に前記タッチ表示装置をタッチ検出することは、前記タッチ検出電極の自己容量をタッチ検出し、或いは、タッチ検出電極の間の相互容量をタッチ検出することを特徴とする請求項６に記載の駆動方法。

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