JP6324809B2 - 自動種子消毒装置 - Google Patents

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Description

本発明は、種子に消毒成分を付着させるための自動種子消毒装置に関するものである。
従来の種子消毒装置においては、サージタンクより電磁振動フィーダで種子を切り出して、整流シュートにて種子の流れを整えた後、スプレータンク内へ種子を供給し、消毒液を種子に吹き付けることがなされている。このとき、種子に所定量の消毒液が吹き付けられない場合には、再度消毒液を種子に吹き付けることが必要となるので、余分に作業者の手間やコストがかかってしまう。また、種子に過剰量の消毒液が吹き付けられた場合には、消毒液を無駄に使用することになるので、非経済的となってしまう。そのため、このような種子消毒装置において、種子の流量(切り出し量)は、一定の噴射量で吹き付けられる消毒液に対して適当量かつ一定量である必要がある。
しかしながら、従来の種子消毒装置は種子の流量を監視する機能を有していないので、作業者は、種子の消毒を開始するときに、種子の流量を測定し、この測定結果をもとに、種子の流量が所望の流量になるように調整する必要がある。
例えば、作業者は、まず、スプレータンク内の整流シュートの出口部分に袋をあてがって、ストップウォッチ等で所定時間計測しながらサージタンクから電磁振動フィーダで切り出される種子を袋に取り出し、袋に取り出した種子の重量を秤で計量して、単位時間当たりの種子の流量を算出し、この算出結果をもとに、電磁振動フィーダの振動量を調整する必要がある。このように、作業者の作業は煩雑になってしまう。
ここで、特許文献1には、電磁振動フィーダの駆動部に駆動電力を供給してトラフを所定の振巾で振動させることにより、種子貯蔵ホッパから種子を切り出すようにした殺菌装置が開示されている。そして、特許文献1の殺菌装置は、電磁振動フィーダの下流側に設けられたダンパが種子殺菌部の種子供給口を開閉するようにしており、ダンパにより種子供給口が開けられているときは種子供給口から種子殺菌部内に種子を供給する一方、ダンパにより種子供給口が閉じられているときは収容箱内に種子を一時収容している。
特開平08−107923号公報
しかしながら、前記の従来の種子消毒装置や特許文献1の殺菌装置では、ともに、電磁振動フィーダにより種子を切り出している。ここで、電磁振動フィーダは、設定した振動量と種子の流量との間に高精度な比例関係は成立しづらいので、種子の流量を所望の流量に調整することが困難である。
その他の手法として、種子に対し適正量の消毒液が吹き付けられているか否かを確認するために、製品として計量包装された消毒済みの種子の総重量に対する消毒液の使用量を監視することが行われている。しかしながら、消毒済みの種子の総重量に対する消毒液の使用量を監視するタイミングと、消毒液を種子に吹き付けるタイミングとが著しくずれるため、消毒液を種子に適正に吹き付けるように制御することが困難となってしまう。
さらに、ベルトコンベアのベルト上に流れている種子の重量を常に測定して監視する方法や、電磁振動フィーダの上流のサージタンクの重量を測定してサージタンク内の種子の減少度合いにより種子の流量を監視する方法なども考えられる。しかしながら、これらの方法は、必要な設備費用が高くなって、コストが大幅に増大してしまう。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、種子に対し適正量の消毒液を付与することができる自動種子消毒装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一形態は、自動種子消毒装置において、種子を切り出すインバータ制御式のベルトフィーダと、前記ベルトフィーダから供給される前記種子に消毒液を付与する消毒液付与部と、前記ベルトフィーダから供給される前記種子の一部をサンプル用種子として取り出すための取出しシュートと、前記ベルトフィーダから供給される前記種子の送り先を前記消毒液付与部または前記取出しシュートに切り換える切換ダンパと、を有すること、を特徴とする。
この態様によれば、ベルトを駆動するモータがインバータにより駆動制御されるインバータ制御式のベルトフィーダにより、種子を切り出す(搬送する)。そして、ベルトフィーダにおいて、種子の流量とベルトの速度との間には、比例関係が成立する。そのため、インバータの周波数を調整してベルトの速度を制御することにより、種子の流量を所望の流量にすることができる。また、切換ダンパにより種子の送り先を取出しシュートへ切り換えることにより、取出しシュートから取り出したサンプル用種子の重量を台秤などで容易に測定できる。したがって、種子の流量の管理が容易となり、種子の流量を監視するタイミングと消毒作業を行うタイミングとのズレが改善される。ゆえに、ベルトフィーダから供給される種子に対して、消毒液付与部にて適正量の消毒液を付与することができるので、消毒液の無駄な使用を抑制して、経済的な効果を得ることができる。
上記の態様においては、前記切換ダンパにより前記ベルトフィーダから供給される前記種子の送り先を前記取出しシュートに切り換えて前記取出しシュートを介して所定時間の間に取り出された前記サンプル用種子の重量を測定する重量測定器と、前記重量測定器による前記サンプル用種子の重量の測定結果をもとに算出した前記種子の流量の計測値を表示する表示部と、を有すること、が好ましい。
この態様によれば、自動種子消毒装置にて作業を行う作業者は、表示部に表示される種子の流量の計測値と種子の流量の目標値の偏差に基づきインバータの周波数を調整することにより、容易に、種子の流量を所望の流量にすることができる。そのため、作業者の作業が簡素化される。
上記の態様においては、前記種子の流量の計測値が所定の許容範囲外であるときに警報を発する警報発信部を有すること、が好ましい。
この態様によれば、種子の流量の計測値が所定の許容範囲を外れたときに、作業者に注意を促すことができる。そのため、種子の流量の管理が強化される。
上記の態様においては、前記種子の流量の計測値と前記種子の流量の目標値との偏差の大きさに基づき、前記ベルトフィーダのベルトの速度を調整して、前記種子の流量を目標値に追従させるようにフィードバック制御を行う制御部を有すること、が好ましい。
この態様によれば、種子の流量の計測値と種子の流量の目標値とにズレが生じたときに、ベルトフィーダにおけるベルトの速度を自動で調整して、自動的に種子の流量を目標値に追従させることができる。そのため、種子の流量の管理がさらに強化されるとともに、作業者の作業負担が軽減される。
本発明に係る自動種子消毒装置によれば、種子に対し適正量の消毒液を付与することができる。
自動種子消毒装置の外観斜視図である。 自動種子消毒装置の側面図である。 ベルトフィーダと整流シュートとホッパースケール等の周辺拡大図である。 ベルトフィーダの周辺拡大図(斜視図)である。 自動種子消毒装置の制御系の構成を示すブロック図である。
〔自動種子消毒装置の構成〕
本実施例の自動種子消毒装置1は、図1〜図3に示すように、サージタンク10、ベルトフィーダ12、整流シュート14、スプレータンク16、予備混合機18、混合機20、振動乾燥機22、集中操作盤24、ホッパースケール26などを有する。
サージタンク10は、消毒対象の種子を貯留する容器である。ベルトフィーダ12は、サージタンク10の出口付近に配置されている。ベルトフィーダ12は、図3に示すように、ベルト30と、一対のローラである駆動ローラ32と従動ローラ34などを備える。そして、ベルト30が、駆動ローラ32と従動ローラ34の各々の外周部分に掛け回されている。ベルトフィーダ12は、駆動ローラ32が回転駆動することにより、ベルト30が移動する。図3や図4に示すように、ベルト30の上には、ベルト30の進行方向と平行のガイド35を有する。ガイド35は、整流シュート14の種子受入部40と連続となっている。
ベルトフィーダ12は、インバータ制御式のフィーダであり、インバータ36によってモータ38を駆動制御させることにより、駆動ローラ32を回転駆動させる。そのため、ベルト30の速度は、インバータ36の周波数が変更されて駆動ローラ32の回転数が変更されることにより、調整される。これにより、サージタンク10に貯留される種子は、定量的かつ連続的にベルト30の面に載ってガイド35に沿って切り出され、ベルト30の移動と共に移動し、ベルトフィーダ12の下流側(図3の左側)の先端部分から落下して、整流シュート14の種子受入れ部40に供給される。
整流シュート14は、種子受入れ部40と第1通路42と第2通路44と切換ダンパ46などを備える。種子受入れ部40は、ベルトフィーダ12から供給される種子を受け入れる部分である。そして、種子受入れ部40は、その下流側(図3の下側)の端部で、第1通路42と第2通路44に分岐している。
第1通路42は、種子受入れ部40に接続し、かつ、スプレータンク16に接続している。第2通路44は、種子受入れ部40に接続し、かつ、取出しシュート48を介してホッパースケール26のホッパー60に接続している。なお、取出しシュート48は、後述するようにベルトフィーダ12から供給される種子の一部をサンプル用種子として取り出すための通路である。
切換ダンパ46は、第1通路42と第2通路44の分岐部分に配置されている。この切換ダンパ46は、種子受入れ部40を第1通路42に連通させたり、種子受入れ部40を第2通路44に連通させたりして、ベルトフィーダ12から供給される種子の送り先を、スプレータンク16に切り換えたり、取出しシュート48に切り換えることができる。
スプレータンク16は、ベルトフィーダ12から供給される種子に対し、不図示の噴射部により、消毒液を吹き付ける部分である。このスプレータンク16において、種子に吹き付けられる単位時間当たりの消毒液の量は一定に制御されている。なお、スプレータンク16は、本発明における「消毒液付与部」の一例である。
予備混合機18と混合機20は、種子と消毒液を混合する部分である。また、振動乾燥機22は、消毒液と混合された種子を乾燥させる部分である。
集中操作盤24は、制御部50と操作パネル部52と表示部54と警報発信部56などを備える。制御部50は、例えばシーケンサなどによって構成されており、制御プログラムを格納するROM、演算結果等を格納する読書き可能なRAM、入力インタフェース、及び出力インタフェースなどを備えている。
そして、図5に示すように、制御部50には、スプレータンク16、予備混合機18、混合機20、振動乾燥機22、インバータ36、切換ダンパ46、操作パネル部52、表示部54、警報発信部56、ロードセル62などが接続されている。なお、インバータ36は、ベルトフィーダ12の駆動ローラ32を駆動するモータ38を制御する。
操作パネル部52は、作業者が操作を行うための操作ボタン等が備わっている。表示部54は、ベルトフィーダ12などの各機器の設定値、ホッパースケール26によるサンプル用種子の重量の測定結果をもとに算出した種子の流量の計測値などを表示する。警報発信部56は、必要時に、警報音を発したり、警報灯を点灯させる部分である。
ホッパースケール26は、ホッパー60とロードセル62などを備える。ホッパー60は、取出しシュート48を介して種子受入れ部40に連通している。そして、切換ダンパ46により種子受入れ部40と第2通路44とが連通しているときに、後述するサンプル用種子が、種子受入れ部40から取出しシュート48を介してホッパー60に供給される。ロードセル62は、ホッパー60に設けられている。そして、ロードセル62は、ホッパー60に供給されたサンプル用種子の重量を測定する。そして、ロードセル62における測定データは、前記の制御部50に送られる。
このようなホッパースケール26は、切換ダンパ46によりベルトフィーダ12から供給される種子の送り先を取出しシュート48に切り換えた後、取出しシュート48を介して所定時間の間に取り出されたサンプル用種子の重量を測定する。なお、ホッパースケール26は、本発明における「重量測定器」の一例である。
〔自動種子消毒装置の作用〕
以上のような構成からなる自動種子消毒装置1は、まず、サージタンク10から種子をベルトフィーダ12により切り出す。次に、自動種子消毒装置1は、サージタンク10から切り出した種子を、ベルトフィーダ12から整流シュート14を介して、スプレータンク16内に連続的に供給する。
次に、自動種子消毒装置1は、スプレータンク16内でスプレーノズル(不図示)から消毒液を噴霧して、種子に消毒液を吹き付ける。なお、消毒液の量は、例えば、種子の量に対して3%±0.3%の量になるようにする。次に、自動種子消毒装置1は、予備混合機18と混合機20により、種子と消毒液を混合する。次に、自動種子消毒装置1は、振動乾燥機22により、消毒液と混合された種子を乾燥させる。次に、自動種子消毒装置1は、種子を排出する。このようにして、自動種子消毒装置1は、種子に消毒成分を付着させる。なお、種子の採芽時に所定の水に当該種子を浸漬することにより、種子は消毒される。
ここで、自動種子消毒装置1は、一定時間ごとにベルトフィーダ12により供給される種子の量を測定して、単位時間当たりの種子の流量を算出する。具体的には、自動種子消毒装置1は、まず、整流シュート14の切換ダンパ46を操作して、ベルトフィーダ12から整流シュート14に連続的に受け入れられる種子から、所定時間の間、サンプル用種子を取出しシュート48を介して取り出す。
そして、自動種子消毒装置1は、取り出したサンプル用種子を、ホッパースケール26のホッパー60に収容する。そして、自動種子消毒装置1は、ホッパー60に収容したサンプル用種子の重量を、ロードセル62により測定する。そして、ロードセル62におけるサンプル用種子の重量の測定データは、前記の制御部50に送られる。なお、サンプル用種子は、重量の測定後に、不図示の昇降機でサージタンク10内に戻される。
そして、制御部50は、ロードセル62から取得するサンプル用種子の重量の測定データをもとに、単位時間当たりの種子の流量の計測値M(以下、単に「流量の計測値M」という。)を算出する。具体的には、流量の計測値Mは、ロードセル62にて測定されたサンプル用種子の重量をW、サンプル用種子を取出すために要した前記の所定時間をTとすると、M=W/Tで示される演算式により算出される。そして、このように算出された流量の計測値Mは、集中操作盤24の表示部54に表示される。このようにして、自動種子消毒装置1にて作業を行う作業者は、表示部54を見ることにより、流量の計測値Mを確認できる。
ここで、ベルトフィーダ12は、前記のように、インバータ制御式のフィーダである。そのため、インバータ36の周波数を変化させることにより、容易にベルト30の速度を変化させることができる。そして、ベルトフィーダ12において、種子の流量とベルト30の速度との間には、比例関係が成立する。
また、計測値Mの流量にて種子を切り出したときのインバータ36の周波数をFとすると、単位時間かつ単位周波数当たりの種子の流量M0は、M0=M/F=W/(T×F)で示される演算式により算出される。
そして、単位時間当たりの種子の流量の目標値M1(以下、単に「流量の目標値M1」という。)は、サンプル用種子の目標重量をW1とすると、M1=W1/Tとなる。そこで、流量の目標値M1を得るために必要な単位時間当たりの種子の流量の補正値(すなわち、流量の計測値Mと流量の目標値M1との偏差)ΔMは、サンプル用種子の重量Wとサンプル用種子の目標重量W1との偏差をΔWとすると、ΔM=ΔW/T=(W1−W)/Tとなる。そして、このとき、必要なインバータ36の周波数の補正値ΔFは、ΔF=(ΔW/T)/M0=(W1−W)/T/M0となる。なお、この補正値ΔFは、種子の密度等が一定であることを前提とした理論値である。
そこで、作業者は、集中操作盤24の表示部54に表示される流量の計測値Mを確認して、集中操作盤24における操作パネル部52にて、インバータ36の周波数をΔFだけ補正することにより、流量の目標値M1を得ることができる。このように、種子の流量を調整する作業が容易になる。
また、制御部50は、予め種子の流量の許容範囲を設定しておき、流量の計測値Mが前記の許容範囲外であるときに、警報発信部56により警報を発することもできる。このとき、警報発信部56は、例えば、警報音を発したり、警報灯を点灯させたりする。
また、消毒対象の種子は、その個体によって密度等が変化するものである。そのため、自動種子消毒装置1の運転中において、このように消毒対象の種子の密度等が変化することにより、種子の流量と消毒液の吹き付け量とのバランスが崩れるおそれがあり、その場合は補正が必要となる。また、自動種子消毒装置1において、制御部50は、前記のような演算式により算出できるインバータ36の周波数の補正値ΔFを自動で算出し、自動でインバータ36の周波数をΔFだけ補正することもできる。このようにして、制御部50は、流量の計測値Mと流量の目標値M1との偏差ΔMの大きさに基づき、自動でベルトフィーダ12のベルト30の速度を調整して、自動で種子の流量を流量の目標値M1に追従させるようにフィードバック制御を行うこともできる。
以上のように、本実施例において、自動種子消毒装置1は、種子を切り出すインバータ制御式のベルトフィーダ12と、ベルトフィーダ12から供給される種子に消毒液を付与するスプレータンク16と、ベルトフィーダ12から供給される種子の一部をサンプル用種子として取り出すための取出しシュート48と、ベルトフィーダ12から供給される種子の送り先をスプレータンク16または取出しシュート48に切り換える切換ダンパ46とを有する。
このように、自動種子消毒装置1は、ベルト30を駆動するモータ38がインバータ36により駆動制御されるインバータ制御式のベルトフィーダ12により、種子を切り出す。そして、ベルトフィーダ12において、種子の流量とベルト30の速度との間には、比例関係が成立する。そのため、インバータ36の周波数を調整してベルト30の速度を制御することにより、種子の流量を所望の流量にすることができる。また、切換ダンパ46により種子の送り先を取出しシュート48へ切り換えることにより、取出しシュート48から取り出したサンプル用種子の重量を、ホッパースケール26やその他の台秤などで容易に測定できる。したがって、種子の流量の管理が容易となり、種子の流量を監視するタイミングと消毒作業を行うタイミングとのズレが改善される。ゆえに、ベルトフィーダ12から供給される種子に対して、スプレータンク16にて適正量の消毒液を付与することができるので、消毒液の無駄な使用を抑制して、経済的な効果を得ることができる。
また、自動種子消毒装置1は、切換ダンパ46により種子の送り先を取出しシュート48に切り換えて取出しシュート48を介して所定時間Tの間に取り出されたサンプル用種子の重量を測定するホッパースケール26と、ホッパースケール26によるサンプル用種子の重量の測定結果をもとに算出した流量の計測値Mを表示する表示部54と、を有する。これにより、自動種子消毒装置1にて作業を行う作業者は、表示部54に表示される流量の計測値Mと流量の目標値M1の偏差である流量の補正値ΔMに基づきインバータ36の周波数を調整することにより、容易に、種子の流量を所望の流量にすることができる。そのため、作業者の作業が簡素化される。
また、自動種子消毒装置1は、流量の計測値Mが所定の許容範囲外であるときに警報を発する警報発信部56を有する。これにより、流量の計測値Mが所定の許容範囲を外れたときに、作業者に注意を促すことができる。そのため、種子の流量の管理が強化される。
また、自動種子消毒装置1は、流量の補正値ΔMの大きさに基づき、自動でベルトフィーダ12のベルト30の速度を調整して、自動で種子の流量を流量の目標値M1に追従させるようにフィードバック制御を行う制御部50を有する。これにより、流量の計測値Mと流量の目標値M1とにズレが生じたときに、ベルトフィーダ12のベルト30の速度を自動で調整して、自動的に種子の流量を流量の目標値M1に追従させることができる。そのため、種子の流量の管理がさらに強化されるとともに、作業者の作業負担が軽減される。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
1 自動種子消毒装置
10 サージタンク
12 ベルトフィーダ
14 整流シュート
16 スプレータンク
18 予備混合機
20 混合機
22 振動乾燥機
24 集中操作盤
26 ホッパースケール
30 ベルト
32 駆動ローラ
35 ガイド
36 インバータ
38 モータ
46 切換ダンパ
48 取出しシュート
50 制御部
52 操作パネル部
54 表示部
56 警報発信部
60 ホッパー
62 ロードセル
M 流量の計測値
M1 流量の目標値
ΔF インバータの周波数の補正値

Claims (3)

  1. 種子を切り出すインバータ制御式のベルトフィーダと、
    前記ベルトフィーダから供給される前記種子に消毒液を付与する消毒液付与部と、
    前記ベルトフィーダから供給される前記種子の一部をサンプル用種子として取り出すための取出しシュートと、
    一定時間ごとに所定時間の間、前記ベルトフィーダから供給される前記種子の送り先を前記消毒液付与部または前記取出しシュートに切り換える切換ダンパと、
    前記切換ダンパにより前記ベルトフィーダから供給される前記種子の送り先を前記取出しシュートに切り換えて前記取出しシュートを介して所定時間の間に取り出された前記サンプル用種子の重量を測定する重量測定器と、
    前記重量測定器による前記サンプル用種子の重量の測定結果をもとに算出した前記種子の流量の計測値を表示する表示部と、を有すること、
    を特徴とする自動種子消毒装置。
  2. 請求項の自動種子消毒装置において、
    前記種子の流量の計測値が所定の許容範囲外であるときに警報を発する警報発信部を有すること、
    を特徴とする自動種子消毒装置。
  3. 請求項またはの自動種子消毒装置において、
    前記種子の流量の計測値と前記種子の流量の目標値との偏差の大きさに基づき、前記ベルトフィーダのベルトの速度を調整して、前記種子の流量を目標値に追従させるようにフィードバック制御を行う制御部を有すること、
    を特徴とする自動種子消毒装置。
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