JP6324532B2 - 加圧機能を有する自動注湯装置および自動注湯方法 - Google Patents

加圧機能を有する自動注湯装置および自動注湯方法 Download PDF

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Description

本発明は、鋳造工場で使用する注湯装置および方法に関する。特に、鋳型内の溶湯を加圧する加圧機能を有する注湯装置および方法に関する。
鋳造工場では溶解炉で溶解した高温の溶湯を注湯場において鋳型に注湯することで製品を鋳造する。鋳型に注湯する際、鋳型での凝固段階のひけを考慮して、湯口カップのほぼ上面まで溶湯を注湯している。鋳型冷却後、鋳型はばらされる。そして、製品部を除く湯口部、湯道部及び押湯部は最終的には不要な部分として製品から分離され、リターン材として再び溶解に供される。この不要な部分のうち押湯部は製品部の健全性を保証するために凝固過程で必要なものであるが、湯道部と湯口部は注湯中にキャビティーの充填のためにのみ必要なものである。
従来から、鋳型キャビティーのうち所望のキャビティーのみに溶湯を充填して凝固させる鋳造法が提案されている。例えば、特許第4150764号に記載された方法では、湯口部から加圧ガスを供給して所望のキャビティーに溶湯を充填して凝固させる。そのために、溶湯が凝固するまで加圧ガスの圧力を維持する必要がある。さらに、溶湯を所望のキャビティーに加圧ガスで封入しているため、凝固までの時間も長く、効率が悪かった。また特開2010―269345に記載された方法では、所望のキャビティーと同体積の溶湯を注湯開始後、溶湯のキャビティーへの充填が終了する前に湯口部から添加材をキャビティーに送り込む。そして、所望のキャビティー以外のキャビティーに添加材を充填する。しかし、キャビティーの配置や湯道部や湯口部の形状によっては、添加材に熱が移動することにより溶湯の表面温度が低下する。すると、溶湯は所望のキャビティーに充填される前に表面が固化し始め、添加材を押し込むための抵抗が大きくなってしまう。よって、所望の溶湯の充填が行い難い場合がある。
そこで本発明は、効率よく鋳型に注湯し、鋳型キャビティーのうち所望のキャビティー部分のみに確実に溶湯を充填して凝固させる装置と方法を提供することを目的とする。
本発明の加圧機能を有する自動注湯装置1は、例えば図1、図2、図4、図5および図6に示すように、鋳型Aに溶湯を注湯する取鍋2を有する注湯ユニット10であって、複数の鋳型Aが搬送される鋳型ラインLに沿って移動可能な注湯ユニット10と;注湯ユニット10に支持される溶湯加圧ユニット20であって、注湯ユニット10から溶湯を注湯された鋳型Aに加圧ガスと粉粒体を供給する溶湯加圧ユニット20とを備え;溶湯加圧ユニット20は、粉粒体を貯留するホッパ22と、溶湯が注湯された鋳型Aの湯口A1と気密に接続し、加圧ガスと粉粒体を鋳型A内に送り込むマウス26と、ホッパ22からマウス26へ供給する粉粒体の量を所定の量とする計量室24と、計量室24に加圧ガスを導入する配管28と、マウス26に接続して加圧ガスを導入する配管30と、鋳型Aをずれないように固定する枠押え48と、を備え;溶湯加圧ユニット20は、複数の鋳型Aのうち注湯ユニット10が溶湯を注湯する鋳型A(1)に隣接する鋳型A(2)を枠押え48で固定しつつ、鋳型A(2)に加圧ガスと粉粒体を供給する。なお、鋳型Aについて、個別に示すときには鋳型A(1)、A(2)、・・・と、()内の数字で区別する(図6参照)。
このように構成すると、注湯ユニットから溶湯を注湯された鋳型に加圧ガスと粉粒体が溶湯加圧ユニットから供給される。加圧ガスが供給されることにより溶湯は所望のキャビティーに押し込まれ、所定量の粉粒体が供給されることによりキャビティーに押し込まれた溶湯に蓋がされた状態となる。そして、粉粒体に熱が移動することでキャビティー入口の溶湯は冷却して固化する。よって、効率よく鋳型に注湯し、鋳型キャビティーのうち所望のキャビティー部分のみに確実に溶湯を充填して凝固させる自動注湯装置となる。また、溶湯加圧ユニットが、複数の鋳型のうち注湯ユニットが溶湯を注湯する鋳型に隣接する鋳型に加圧ガスと粉粒体を供給するので、溶湯加圧ユニットは、注湯ユニットが鋳型に注湯した後すぐに加圧ガスと粉粒体を供給することができる。また、枠押えで鋳型を固定しつつ、加圧ガスおよび粉粒体を供給するので、鋳型がずれず、マウスと鋳型とが気密に保たれ易い。
上記の加圧機能を有する自動注湯装置1では、例えば図4に示すように、溶湯加圧ユニット20が、複数の鋳型Aが搬送される鋳型ラインLと平行および直角方向にマウス26を移動可能としてもよい。このように構成すると、湯口の位置が変わって新たな湯口の位置に合わせるために注湯ユニットが移動しても、迅速かつ容易にマウスを鋳型の湯口と気密に接続できる。
上記の加圧機能を有する自動注湯装置1では、例えば図2に示すように、鋳型Aの湯口A1の位置を検出する位置センサ50を備え、マウス26を湯口A1の位置に移動させてもよい。このように構成すると、位置センサで湯口の位置を検出して溶湯加圧ユニットを移動させるので、迅速かつ正確にマウスを鋳型の湯口の位置に合わせ、気密に接続できる。
上記の加圧機能を有する自動注湯装置1では、例えば図1および図2に示すように、注湯ユニット10が、鋳型ラインLと平行方向に移動可能である横行台車4と横行台車4上で鋳型ラインLと直交方向に移動可能な前後台車6とを備え;溶湯加圧ユニット20は、横行台車4に支持されてもよい。このように構成すると、取鍋から鋳型に注湯する鋳型ライン上の位置が変わっても、注湯する位置とマウスの位置とは鋳型一枠分を保つので、注湯ユニットによる注湯と溶湯加圧ユニットによる加圧ガスと粉粒体の供給を常に同時に行える。さらに、注湯に時間が掛るために注湯しながら鋳型の枠送りをする場合にも、溶湯加圧ユニットが注湯ユニットと一緒に移動するので、加圧ガスと粉粒体の供給を続けることもできる。
上記の加圧機能を有する自動注湯装置1では、粉粒体が乾燥珪砂であってもよい。粉粒体が乾燥珪砂であると、鋳型内に供給するときに流動性がよく湯道部で詰まりにくく、かつ、高温の溶湯に接しても変質せず、かつ安価で入手し易く、使い勝手のよい自動注湯装置となる。
また本発明の加圧機能を有する自動注湯方法は、例えば図1、図2、図4、図5および図6に示すように、複数の鋳型Aが搬送される鋳型ラインLに沿って移動される取鍋2から鋳型Aに溶湯を注湯し、溶湯が注湯された鋳型Aに加圧ガスと所定量の粉粒体を溶湯加圧ユニット20から供給する自動注湯方法であって、溶湯加圧ユニット20は、粉粒体を貯留するホッパ22と、溶湯が注湯された鋳型Aの湯口A1と気密に接続して加圧ガスと粉粒体を鋳型A内に送り込むマウス26と、ホッパ22からマウス26へ供給する粉粒体の量を所定の量とする計量室24と、計量室24に加圧ガスを導入する第1の配管28と、マウス26に接続して加圧ガスを導入する第2の配管30と、鋳型Aをずれないように固定する枠押え48と、を備えて、溶湯加圧ユニット20は取鍋2と共に鋳型ラインLに沿って移動される、自動注湯方法であって:複数の鋳型Aが搬送される鋳型ラインL上の第1の鋳型A(1)の湯口A1の位置に溶湯を注げるように取鍋2を移動する工程と;取鍋2から第1の鋳型A(1)に溶湯を注湯する工程と;マウス26を、第1の鋳型A(1)に隣接する第2の鋳型A(2)であって、溶湯が注湯されている第2の鋳型A(2)の湯口A1に気密に接続する工程と;枠押え48で、第2の鋳型A(2)をずれないように固定する工程と;第2の配管30から加圧ガスをマウス26を介して第2の鋳型A(2)に送り込む工程と;ホッパ22に貯留された粉粒体を計量室24で所定の量を計量する工程と;計量室24に第1の配管28から加圧ガスを供給して、計量された粉粒体をマウス26を介して第2の鋳型A(2)に送り込む工程と;を備える。
このように構成すると、取鍋から溶湯を注湯された鋳型に加圧ガスと所定量の粉粒体が溶湯加圧ユニットから供給される。加圧ガスが供給されることにより溶湯は所望のキャビティーに押し込まれ、所定量の粉粒体が供給されることによりキャビティーに押し込まれた溶湯に蓋がされた状態となる。そして、粉粒体に熱が移動することでキャビティー入口の溶湯は冷却して固化する。よって、効率よく鋳型に注湯し、鋳型キャビティーのうち所望のキャビティー部分のみに確実に溶湯を充填して凝固させる自動注湯方法となる。また、枠押えで鋳型を固定しつつ、加圧ガスおよび粉粒体を供給するので、鋳型がずれず、マウスと湯口とが気密に保たれ易い。


上記の加圧機能を有する自動注湯方法では、例えば図2に示すように、第2の鋳型A(2)の湯口A1の位置を位置センサ50で検出する工程と;検出した位置に基づきマウス26を移動する工程とをさらに備えてもよい。このように構成すると、センサで検出した位置に基づき、迅速かつ正確にマウスを鋳型の湯口の位置に合わせ、気密に接続できる。
上記の加圧機能を有する自動注湯方法では、第1の鋳型A(1)に溶湯を注湯し終わる時間と、第2の鋳型A(2)に加圧ガスと粉粒体を送り込み終わる時間とが一致し、かつ、鋳型ラインL上の複数の鋳型Aが枠送りされ始める時間も一致するように制御してもよい。このように構成すると、取鍋から溶湯を注湯された直後の鋳型を枠送りして、溶湯加圧ユニットからすぐに加圧ガスと粉粒体を供給することができるので、鋳型内の溶湯は、凝固し始める前に所定のキャビティーに充填され、所望のキャビティー部分のみに確実に溶湯を充填して凝固させる自動注湯方法となる。
上記の加圧機能を有する自動注湯方法では、第1の鋳型A(1)における湯口A1の位置が第2の鋳型A(2)における湯口A1の位置から変更されている場合、第1の鋳型A(1)の湯口A1に注湯できるように取鍋2を移動する工程を行い、その後、取鍋2と共に移動された溶湯加圧ユニット20において、第2の鋳型A(2)の湯口A1にマウス26を気密に接続するようにマウス26を移動させてもよい。このように構成すると、取鍋から湯口に注湯できるように注湯ユニットを移動しても、注湯ユニットと溶湯加圧ユニットとは、鋳型一枠分の距離を保つ。その上で、必要に応じて湯口の位置を合せるためにマウスを移動すればよい。よって、マウスの移動を小さく抑えることが可能であり、迅速にマウスと湯口の位置合わせができる。
上記の加圧機能を有する自動注湯方法では、粉粒体が乾燥珪砂であってもよい。粉粒体が乾燥珪砂であると、鋳型内に供給するときに流動性がよく湯道部で詰まりにくく、かつ、高温の溶湯に接しても変質せず、かつ安価で入手し易く、使い勝手のよい自動注湯方法となる。
本発明の一実施形態の加圧機能を有する自動注湯装置の平面図である。 本発明の一実施形態の加圧機能を有する自動注湯装置の正面図である。 溶湯加圧ユニットの一実施形態の平面図である。 溶湯加圧ユニットの一実施形態の側面図である。 溶湯加圧ユニットの一実施形態の加圧系統図である。 本発明の一実施形態の加圧機能を有する自動注湯装置の注湯工程を示す平面図である。 本発明の一実施形態の加圧機能を有する自動注湯装置の加圧工程を示す側面図である。 本発明の一実施形態の加圧機能を有する自動注湯装置の加圧終了後に原位置に戻ったところを示す側面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態の溶湯加圧ユニットを取り付けた自動注湯装置を説明する。図1は、本発明の一実施の形態の溶湯加圧ユニット20を取り付けた自動注湯装置1の平面概略図である。図1に示すように、自動注湯装置1は鋳型を搬送する鋳型ラインLに平行して設置されている軌条B上を走行できるように配置されている。
図2は、図1に示す自動注湯装置1の正面概略図である。図2に示すように、床上に設置された軌条Bの上に横行台車4が走行可能に載置されており、横行台車4の上には前後台車6が軌条Bと直交方向に移動可能に載置される。具体的には、横行台車4の上面上に軌条Bと直交する方向に軌条(不図示)が設置され、前後台車6は軌条上を走行する。前後台車6の上に昇降装置8が設置される。昇降装置8は溶湯を貯留する取鍋2を傾動する傾動装置3を鉛直方向に移動する。よって、取鍋2を3次元的に移動可能である。そして、傾動装置3は取鍋2を傾動させ、取鍋2内の溶湯を鋳型Aに注湯する。
溶湯加圧ユニット20は自動注湯装置1の横行台車4上に設置される。横行台車4上で、溶湯加圧ユニット20は、自動注湯装置1により取鍋2から溶湯が注湯される鋳型A(1)に対し、鋳型ラインL上で1つ下流側の鋳型A(2)に加圧ガスや粉粒体を供給できる位置に設置される。このように横行台車4上に溶湯加圧ユニット20を設置することで、既設の注湯装置に容易に溶湯加圧ユニット20を設置できる。また、注湯ユニット10の移動の障害となることもない。
図3は、鋳型ラインLに沿って配置された自動注湯装置1において溶湯加圧ユニット20のみを示す平面図であり、図4は、自動注湯装置1の溶湯加圧ユニット20側から見た側面概略図である。溶湯加圧ユニット20では、架台12が横行台車4上に設置されている。架台12の上部は鋳型ラインLに直交する方向を軸方向とする梁で構成される。架台12上には、溶湯加圧ユニット前後部14が鋳型ラインLに直交する方向に移動可能に配置される。溶湯加圧ユニット前後部14上に、鋳型ラインLと平行に移動可能な溶湯加圧ユニット横行部16が配置される。溶湯加圧ユニット横行部16には、溶湯加圧ユニット昇降部18が設置される。
溶湯加圧ユニット20から鋳型Aに加圧ガスや粉粒体を供給するための機器は溶湯加圧ユニット昇降部18に支持され、3次元的に移動可能である。溶湯加圧ユニット20は、粉粒体を貯留するホッパ22と、溶湯が注湯された鋳型Aの湯口A1と気密に接続し、加圧ガスと粉粒体を鋳型A内に送り込むマウス26と、ホッパ22からマウス26へつなげる配管44とを有する。さらに、図5に示すように、溶湯加圧ユニット20には、配管44にホッパ22からマウス26へ供給する粉粒体の量を所定の量とする計量室24と、開閉弁としての第1ボールバルブ32と第2ボールバルブ34とを備える。また、マウス26に接続して加圧ガスを導入する第2の配管30と、計量室24に加圧ガスを導入する第1の配管28とを備える。第1の配管28には計量室24への加圧ガスの供給を開始し停止する第1開閉弁36が、第2の配管30にはマウス26への加圧ガスの供給を開始し停止する第2開閉弁38と供給される加圧ガスの量を調整する流量調整弁40とが設置される。そして、マウス26には、マウス26から鋳型Aに送られる加圧ガスの圧力を測定する圧力センサ42が設置される。ホッパ22、配管44、計量室24およびマウス26で、鋳型Aに加圧ガスと加圧した粉粒体を供給する加圧機器46を構成する。なお、第2の配管30をマウス26に接続して加圧ガスを導入するという場合、マウス26に直接接続する場合の他、第2ボールバルブ34とマウス26の間の配管44に接続して間接的に接続する場合も含む。
さらに、図4に示すように、溶湯加圧ユニット20から加圧ガスや粉粒体を供給しているときに鋳型Aがずれないように押さえるための枠押え48を備える。枠押え48は、エアシリンダとエアシリンダの先端に接続された押さえ板(不図示)を備え、溶湯加圧ユニット20の作業中に押さえ板で鋳型Aを上部から押すことで、鋳型Aをしっかりと固定する。鋳型Aがずれないので、マウス26と湯口A1との気密が保たれやすい。なお、エアシリンダ以外の公知の手段で押さえ板を押さえてもよい。
横行台車4、前後台車6、昇降装置8、溶湯加圧ユニット前後部14、溶湯加圧ユニット横行部16、溶湯加圧ユニット昇降部18はサーボモータで移動するのが、正確な位置に移動できるので好適である。しかし、これらの装置を移動するのは、サーボモータ以外の公知の手段であってもよい。
次に、図6〜図8をも参照して、上記の構成の自動注湯装置1の作用について説明する。鋳型ラインL上を複数の鋳型Aが並んでいる。注湯ユニット10の取鍋2には、溶解炉等からの溶湯が満たされている。先ず、溶湯を満たされた取鍋2は、横行台車4および前後台車6により、鋳型ラインL上の鋳型Aに溶湯を注湯する平面上の位置に移動する。一度注湯した後は、湯口A1の位置が同じ鋳型Aに対しては、横行台車4および前後台車6により取鍋2を移動することなく、湯口A1に注湯をすることができる。湯口A1の位置が同じ鋳型Aに注湯する場合、鋳型ラインL上の鋳型が1枠分枠送りされた後、所定時間後に注湯を開始する。所定時間が0秒の場合もある。なお、湯口A1の位置が変わった場合には、位置センサ50で検出した湯口A1の位置に基づき、溶湯を注湯する場所に横行台車4および前後台車6により取鍋2を移動しなおす。湯口A1の位置が変わらなくても、取鍋2の溶湯を注ぎ出すノズルが劣化して、溶湯が注ぎ出される方向が変化した場合には、正しく湯口A1に注湯されるように、横行台車4および前後台車6を移動して、注湯する取鍋2の位置を補正する。
取鍋2を昇降装置8で上昇させると共に傾動装置3で傾けて、空の鋳型Aの湯口A1に溶湯を注湯し始める。図示しない重量計量装置により注湯された溶湯の量を計測し、所定量が注湯されたことを確認すると注湯が完了する。なお、注湯量の精度を上げるため、所定量になる少し前から注湯する量を絞り始め(傾ける角度を徐々に小さくする)、所定量になったところで注湯を終了するのがよい。ここで、所定量の溶湯とは、鋳型Aの製品としての鋳物を鋳造するのに必要な量の溶湯であり、所望のキャビティーの容積に、ひけの体積を加えた量の溶湯である。所定量の溶湯には余裕代を含んでもよい。所定量の溶湯を注湯しても、溶湯の一部は湯道部に留まり、所望のキャビティーの上部には空間が残っている。
空の鋳型Aに注湯するのと同時に、溶湯加圧ユニット20では、溶湯が注湯された鋳型A(2)に加圧ガスと粉粒体を供給する。センサ50で鋳型A(2)の位置を検出し、溶湯加圧ユニット前後部14および溶湯加圧ユニット横行部16により、マウス26を湯口A1の真上に移動する。なお、一度加圧ガスと粉粒体を供給した後は、湯口A1の位置が同じ鋳型Aに対しては、溶湯加圧ユニット前後部14および溶湯加圧ユニット横行部16によりマウス26を移動する必要はない。湯口A1の位置が同じ鋳型Aに注湯する場合、鋳型ラインL上の鋳型が1枠分枠送りされた後、所定時間後に加圧ガスと粉粒体の供給を開始する。所定時間が0秒の場合もある。なお、湯口A1の位置が変わった場合には、マウス26を湯口A1の真上に移動しなおす。この場合、上流の注湯ユニット10の取鍋2の位置を新たな湯口A1位置に合わせるために、横行台車4および前後台車6が移動する。よって、溶湯加圧ユニット20で、湯口A1の位置がこれまでと同じ鋳型Aに対して加圧ガスと粉粒体を供給する前に、溶湯加圧ユニット20の位置が移動してしまう。しかし、センサ50で湯口の位置を検出しているので、迅速かつ正確に、マウス26を湯口A1の位置に合わせることができる。湯口A1の位置が変わらなくても、注湯ユニット10を移動して、注湯する取鍋2の位置を補正した場合にも、センサ50で検出した湯口A1の位置に基づき、マウス26を湯口A1の真上に移動する。
図7に示すように、溶湯加圧ユニット昇降部18により加圧機器46、すなわちマウス26、を下降する。溶湯加圧ユニット昇降部18がマウス26を下降する力、例えばサーボモータのトルク、が所定の大きさに達したら下降終了とする。すなわち、マウス26と湯口A1との押し付け反力を所定値とする。そのために、マウス26と湯口A1とが適切な強さで接する。よって、マウス26と湯口A1とが気密に接続し、さらに、鋳型Aやマウス26を損傷することがない。なお、溶湯加圧ユニット昇降部18がマウス26を下降する力ではなく、ロードセルなどの荷重センサでマウス26が鋳型Aを押す力を測定して、マウス26の下降終了を判定してもよい。また、枠押え48は押さえ板を下降させ、鋳型A(2)を固定する。
マウス26が湯口A1に蓋をして湯口A1と気密に鋳型A(2)に接続されたならば、第2開閉弁38を開にして、第2の配管30からマウス26を介して鋳型A(2)内に加圧ガスを供給する。また、第1開閉弁36を開にして、第1の配管28から計量室24に加圧ガスを導入し、計量室24内の粉粒体をマウス26を介して鋳型A(2)内に供給する。鋳型A(2)内の溶湯を加圧ガスと粉粒体で、所望のキャビティーに押し込む。
ここで、図5に示す加圧機器46を用いて、鋳型A内をガス加圧する方法を説明する。マウス26が鋳型Aに接続されたときには、第1ボールバルブ32、第2ボールバルブ34、第1開閉弁36および第2開閉弁38は閉状態にある。マウス26の下降が終了したら、第2開閉弁38を開とし、圧力センサ42の値が所定圧になるよう流量調整弁40を制御しつつ、第2の配管30から鋳型A内に加圧ガスを供給する。所定圧とは、溶湯がキャビティー内に押し込まれる圧力である。この加圧状態を所定時間保持する。所定時間保持することにより、キャビティー内の上部に残留していた空気が砂型の鋳型Aの通気性のためにキャビティー内から抜け、キャビティー内が溶湯で満たされる。
続いて、鋳型A内に粉粒体を吹き込む方法を説明する。まず、粉粒体計量室24に所定量の粉粒体が貯留されている。マウス26の下降が終了したら、第2ボールバルブ34および第1開閉弁36を開として、第1の配管28から加圧ガスを送る。このガス加圧および粉粒体の吹き込みにより、湯道部で粉粒体は溶湯の最後部に堆積し、栓となる。
所定時間経過し、溶湯の粉粒体と接する最後部が固化し始め安定したら、第2ボールバルブ34、第1開閉弁36および第2開閉弁38を閉とする。そして、溶湯加圧ユニット20を上昇させて、図8に示すように、マウス26を鋳型Aから離間させる。同時に、枠押え48の押さえ板を上昇させる。
また、第2ボールバルブ34を閉とした後、第1ボールバルブ32を開とし、ホッパ22内の粉粒体を計量室24に導入する。所定時間経過後に第1ボールバルブ32を閉とすることで、計量室24に所定量の粉粒体を貯留する。ホッパ22から粉粒体を所定時間だけ計量室24に導入することで、所定量の粉粒体が計量される。なお、計量室24内の粉粒体の量、例えば重量、を計測し、所定量になるところで、第1ボールバルブ32を閉としてもよい。所定量の粉粒体とは、湯道部に粉粒体を供給することで、所望のキャビティーに押し込められた溶湯が湯道部に逆流しないようにできる量の粉粒体である。
注湯および加圧ガスと粉粒体の供給が終了すると、鋳型ラインL上の複数の鋳型Aは1枠分、枠送りされる。すなわち、図6に示すように、注湯ユニット10の前に位置する鋳型A(2)は、溶湯加圧ユニット20の前に送られ、新しい空の鋳型A(1)が送られる。注湯ユニット10では、空の鋳型A(1)に取鍋2から注湯する。溶湯加圧ユニット20では、注湯ユニット10で注湯された直後の鋳型A(2)に加圧ガスと粉粒体を供給する。
自動注湯装置1では、注湯ユニット10による鋳型Aへの注湯が終わった後、できるだけ早く溶湯加圧ユニット20により加圧ガスと粉粒体を供給するのがよい。鋳型A内に注湯された溶湯が固化し始める前に、加圧ガスと粉粒体とで溶湯を所望のキャビティーに押し込むためである。溶湯加圧ユニット20による加圧ガスと粉粒体の供給の方が、注湯ユニット10による注湯より時間が掛る場合には、注湯ユニット10による鋳型A(1)への注湯が終わる時間と、溶湯加圧ユニット20による鋳型A(2)への加圧ガスと粉粒体を送り込むのが終わる時間とを一致させ、かつ、鋳型ラインL上の複数の鋳型Aが枠送りし始める時間も一致するように制御する。ここで、一致するように制御するという場合、装置により時間のずれを生じて一致していない場合や、各ユニット10、20や鋳型ラインLの作動開始に余裕代を見込んで一致させていない場合をも含む。
自動注湯装置1で用いる加圧ガスとしては、空気が代表的であるが、空気には限られない。自動注湯装置1で用いる粉粒体としては、例えば、耐火材粉粒体、砂、鋼球などの耐熱性の粉粒体が好適に用いられるが、これらには限られない。
上述のように、鋳型Aに溶湯を注入後、すぐにマウス26を湯口A1に気密に接続し、加圧ガスで加圧し粉粒体を充填するので、溶湯が固化し始める前に、溶湯を所望のキャビティー内に充填することができる。
溶湯をキャビティー内に充填した後は、湯道部に投入された粉粒体が溶湯の栓となる。よって、溶湯の湯道部等への戻りを防止できる。したがって、迅速かつ確実に溶湯をキャビティーに充填でき、粉粒体が溶湯の栓となるので、溶湯の戻りを防止できる。したがって、鋳型をばらした後の鋳物が湯道部や湯口部に相当する部分に発生しなくなる。
また、粉粒体で栓をした後の鋳型は、溶湯加圧ユニット20、すなわち自動注湯装置1から枠送りして、溶湯を固化させる。すなわち、自動注湯装置1では、すぐに次の鋳型Aに作業をすることができ、効率がよい。
さらに、注湯ユニット10とは別に、溶湯加圧ユニット20で注湯後の溶湯をキャビティーに充填するので、注湯ユニット10による注湯と、溶湯加圧ユニット20による加圧ガスおよび粉粒体の供給を同時に行うことができる。すなわち、鋳造工程を効率化することができる。
なお、加圧ガスによる加圧と粉粒体の供給を同時に行うことで、加圧力と粉粒体が吹き込まれる力との両方で溶湯をキャビティー内に充填するので、溶湯をキャビティー内に迅速かつ確実に充填することができる。また、加圧ガスによる加圧を粉粒体の供給より先に行うと、粉粒体による溶湯の冷却が防止され、迅速に、かつ冷却による溶湯の固化が生じないので、容易に溶湯をキャビティー内に充填しやすくなる。
自動注湯装置1では、溶湯加圧ユニット20が、注湯ユニット10の取鍋2から溶湯が注湯される鋳型A(1)に対し、鋳型ラインL上で1つ下流側の鋳型A(2)に加圧ガスや粉粒体を供給できる位置に設置される。そのため、既設の注湯ユニットに溶湯加圧ユニットを増設し、溶湯加圧機能を有する自動注湯装置に改造しやすい。また、溶湯加圧ユニット20は注湯される鋳型A(1)に隣接する鋳型A(2)に加圧ガスと粉粒体を供給するので、注湯ユニット10が鋳型A(2)に注湯した後すぐに加圧ガスと粉粒体を供給することができる。よって、鋳型A(2)内の溶湯を固化し始める前に所望のキャビティーに充填させやすい。すなわち、加圧ガスの圧力も低く、供給する粉粒体の所定量も少なくできる。
自動注湯装置1では、溶湯加圧ユニット20が、注湯ユニット10の横行台車4に支持されている。そのため、鋳型Aの湯口A1の位置が変わった場合あるいは取鍋2のノズルが劣化した場合、先ず取鍋2を湯口A1に合わせるために横行台車4および前後台車6で注湯ユニット10を移動する。次に、必要に応じて、マウス26と湯口A1とを合せるために、溶湯加圧ユニット20の溶湯加圧ユニット前後部14および溶湯加圧ユニット横行部16を移動する。この場合、取鍋2とマウス26とは鋳型一枠分の距離を保っているので、マウス26の移動距離を抑えることができる。したがって、溶湯加圧ユニット20の移動を迅速かつ確実に行うことができ、連続稼働が可能となる。なお、溶湯加圧ユニット20は、注湯ユニット10の横行台車4以外の位置に設置しても、注湯ユニット10とは独立した架台に設置してもよい。
これまでの説明では省略したが、傾動装置3、横行台車4、前後台車6、昇降装置8、溶湯加圧ユニット前後部14、溶湯加圧ユニット横行部16、溶湯加圧ユニット昇降部18、枠押え48、第1ボールバルブ32、第2ボールバルブ34、第1開閉弁36、第2開閉弁38、流量調整弁40等の操作は、自動的に、または、ユーザ入力に従って制御装置(不図示)で行うようにしてもよい。
また、これまでの説明では、マウス26を移動するには、溶湯加圧ユニット前後部14と溶湯加圧ユニット横行部16で移動するものとしたが、第2ボールバルブ34から下流側の配管44を可撓として、マウス26を移動してもよい。この場合、配管44の可撓性によりマウス26を大きく移動させると、配管44の曲がりが大きくなり粉粒体の通りが悪くなることに注意を要する。よって、配管44を可撓にしても、溶湯加圧ユニット前後部14と溶湯加圧ユニット横行部16とを備えるのがよい。
なお、本発明は特定の望ましい実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で、当業者によって多様な応用が可能である。
本明細書および図面で用いた主な符号を、以下にまとめて示す。
A 鋳型
A1 湯口
B 軌条
L 鋳型ライン
1 自動注湯装置
2 取鍋
3 傾動装置
4 横行台車
6 前後台車
8 昇降装置
10 注湯ユニット
12 架台
14 溶湯加圧ユニット前後部
16 溶湯加圧ユニット横行部
18 溶湯加圧ユニット昇降部
20 溶湯加圧ユニット
22 ホッパ
24 計量室
26 マウス
28 第1の配管
30 第2の配管
32 第1ボールバルブ
34 第2ボールバルブ
36 第1開閉弁
38 第2開閉弁
40 流量調整弁
42 圧力センサ
44 配管
46 加圧機器
48 枠押え
50 位置センサ

Claims (10)

  1. 鋳型に溶湯を注湯する取鍋を有する注湯ユニットであって、複数の鋳型が搬送される鋳型ラインに沿って移動可能な注湯ユニットと;
    前記注湯ユニットに支持される溶湯加圧ユニットであって、前記注湯ユニットから溶湯を注湯された鋳型に加圧ガスと粉粒体を供給する溶湯加圧ユニットとを備え;
    前記溶湯加圧ユニットは、前記粉粒体を貯留するホッパと、前記溶湯が注湯された鋳型の湯口と気密に接続し、前記加圧ガスと粉粒体を鋳型内に送り込むマウスと、前記ホッパから前記マウスへ供給する粉粒体の量を所定の量とする計量室と、前記計量室に加圧ガスを導入する配管と、前記マウスに接続して前記加圧ガスを導入する配管と、前記鋳型をずれないように固定する枠押えと、を備え;
    前記溶湯加圧ユニットは、前記複数の鋳型のうち前記注湯ユニットが溶湯を注湯する鋳型に隣接する鋳型を前記枠押えで固定しつつ、該鋳型に加圧ガスと粉粒体を供給する;
    加圧機能を有する自動注湯装置。
  2. 前記溶湯加圧ユニットが、前記複数の鋳型が搬送される鋳型ラインと平行および直角方向に前記マウスを移動可能である;
    請求項1に記載の加圧機能を有する自動注湯装置。
  3. 前記鋳型の湯口の位置を検出する位置センサを備え、前記マウスを前記湯口の位置に移動させる;
    請求項2に記載の加圧機能を有する自動注湯装置。
  4. 前記注湯ユニットが、前記鋳型ラインと平行方向に移動可能な横行台車と該横行台車上で前記鋳型ラインと直交方向に移動可能な前後台車とを備え;
    前記溶湯加圧ユニットは、前記横行台車に支持される;
    請求項1に記載の加圧機能を有する自動注湯装置。
  5. 前記粉粒体が乾燥珪砂である;
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の加圧機能を有する自動注湯装置。
  6. 複数の鋳型が搬送される鋳型ラインに沿って移動される取鍋から鋳型に溶湯を注湯し、溶湯が注湯された鋳型に加圧ガスと所定量の粉粒体を溶湯加圧ユニットから供給する自動注湯方法であって、前記溶湯加圧ユニットは、前記粉粒体を貯留するホッパと、前記溶湯が注湯された鋳型の湯口と気密に接続して前記加圧ガスと粉粒体を前記鋳型内に送り込むマウスと、前記ホッパから前記マウスへ供給する粉粒体の量を所定の量とする計量室と、前記計量室に加圧ガスを導入する第1の配管と、前記マウスに接続して前記加圧ガスを導入する第2の配管と、前記鋳型をずれないように固定する枠押えと、を備えて、前記溶湯加圧ユニットは前記取鍋と共に前記鋳型ラインに沿って移動される、自動注湯方法であって:
    複数の鋳型が搬送される鋳型ライン上の第1の鋳型の湯口の位置に溶湯を注げるように前記取鍋を移動する工程と;
    前記取鍋から前記第1の鋳型に溶湯を注湯する工程と;
    前記マウスを、前記第1の鋳型に隣接する第2の鋳型であって、溶湯が注湯されている第2の鋳型の湯口に気密に接続する工程と;
    前記枠押えで、前記第2の鋳型をずれないように固定する工程と;
    前記第2の配管から加圧ガスを前記マウスを介して前記第2の鋳型に送り込む工程と;
    前記ホッパに貯留された粉粒体を前記計量室で所定の量を計量する工程と;
    前記計量室に第1の配管から加圧ガスを供給して、前記計量された粉粒体を前記マウスを介して前記第2の鋳型に送り込む工程と;を備える
    加圧機能を有する自動注湯方法。
  7. 前記第2の鋳型の湯口の位置を位置センサで検出する工程と;
    該検出した位置に基づき前記マウスを移動する工程とをさらに備える;
    請求項6に記載の加圧機能を有する自動注湯方法。
  8. 前記第1の鋳型に溶湯を注湯し終わる時間と、前記第2の鋳型に加圧ガスと粉粒体を送り込み終わる時間とが一致し、かつ、前記鋳型ライン上の複数の鋳型が枠送りされ始める時間も一致するように制御する;
    請求項6に記載の加圧機能を有する自動注湯方法。
  9. 前記第1の鋳型における湯口の位置が前記第2の鋳型における湯口の位置から変更されている場合、前記第1の鋳型の湯口に注湯できるように前記取鍋を移動する工程を行い、その後、前記取鍋と共に移動された溶湯加圧ユニットにおいて、前記第2の鋳型の湯口に前記マウスを気密に接続するように前記マウスを移動させる;
    請求項6に記載の加圧機能を有する自動注湯方法。
  10. 前記粉粒体が乾燥珪砂である;
    請求項6ないし9のいずれか1項に記載の加圧機能を有する自動注湯方法。
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