JP6324342B2 - ツールベスト - Google Patents
ツールベスト Download PDFInfo
- Publication number
- JP6324342B2 JP6324342B2 JP2015071434A JP2015071434A JP6324342B2 JP 6324342 B2 JP6324342 B2 JP 6324342B2 JP 2015071434 A JP2015071434 A JP 2015071434A JP 2015071434 A JP2015071434 A JP 2015071434A JP 6324342 B2 JP6324342 B2 JP 6324342B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoulder
- wearer
- belt
- vest
- tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 7
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 6
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 6
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 5
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 3
- 241000276420 Lophius piscatorius Species 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 1
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 1
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Outer Garments And Coats (AREA)
- Details Of Garments (AREA)
Description
釣りにおけるツールベストとしては、落水時の救命のために浮力材を収納しつつ、釣りに用いる様々なツールをも収納可能なフローティングベストも普及している。
特許文献3においても、調整ベルトに関する工夫をした釣り服が開示されている。ここでは、ベルト長さ調整具が着用者の身体に振れないような構造を提供することで、着用時の快適性を向上させようというものである。
しかし、着用者がツールベストを揺り動かすような動作(たとえば歩いたり、前屈みになったり、という動作)をすると、ツールベストと着用者との接触部分が離れ、分散されていた重さが肩へ掛かってしまう瞬間がある。瞬間的であるために、その重さは小さくても衝撃となり、着用者への負担は小さくない。
第一の発明は、着用者の胴体前部分を覆う前身頃(10)と、着用者の胴体後部分を覆う後身頃(20)と、その後身頃(20)および前記の前身頃(10)の間に位置して着用者の肩部分を覆うショルダーベルト(30)とを備えたツールベストに係る。
前記の後身頃(20)には、着用者の肩部分に接触する肩接触部材(31)を備える。
前記のショルダーベルト(30)は、前記の前身頃(10)へ一端を固定されるとともに、前記の肩接触部材(31)における着用者との接触面の上方を通って前記の後身頃(20)へ固定される伸縮部材(29)へ他端を固定される。
前記の伸縮部材(29)は、ショルダーベルト(30)の長さ方向における着用者の肩に沿った前身頃(10)と後身頃(20)の距離が変化可能であるように形成した(図3参照)。
「ツールベスト」とは、ツール、浮力材を収納するスペースやポケットを備えたベストであり、アウトドアスポーツで用いられるアウトドアベストのほか、作業者が作業用のツールを収納するのに用いるワークベストも含まれることとする。
「着用者」とは、本願発明に係る「ツールベスト」を着用する人である。「ツールベスト」がフィッシングベストであれば釣り人であり、ツールベストがワークベストであれば作業者である。
「ショルダーベルト(30)」について「伸縮部材(29)へ他端を固定」されるとは、全く動かないように縫い付けられるような場合、他の部材を介して固定される場合などのほか、実施形態に示すように他の部材(伸縮部材(29))を介して保持される場合も含む。
また、「接触面の上方を通って」とは、着用者には接触しないという趣旨である(後述する実施形態を参照)。
「肩接触部材(31)」は、前身頃(10)や後身頃(20)とは独立させた部材として構成してもよいし、後身頃(20)と一体に形成してもよい。
「伸縮部材(29)」とは、ツールベストの重さが着用者への衝撃となる事態において、その衝撃を吸収するために伸びるまたは縮む部材である。たとえば合成ゴムを用いた帯状の伸縮体を一部に含む、または全体が帯状の伸縮体からなる部材などである。コイルスプリング、ダンパーあるいはコイルスプリングと帯状のゴムとを組み合わせたような複合的な弾性体としてもよい。後述する実施形態においては伸びることで衝撃を吸収する構造を採用しているが、ゴム、スプリング、ダンパーなどは、縮むことによって衝撃を吸収するような構造としてもよい。
「伸縮部材(29)」が後身頃(20)やショルダーベルト(30)へ固定される構造については、直接縫い付けたり、他の部材を介在させたり、様々である。
本発明に係るツールベストを着用者が着用した場合、ツールベストの前身頃(10)が着用者の上半身の前側へ、後身頃(20)が上半身の後側へ、それぞれ位置する。そして、着用者の肩には、ショルダーベルト(30)における肩接触部材(31)が接触する。そして、着用者は、ツールベストを身体に密着させ、必要なツールをツールベストへ収納する。
着用者が動いた場合にツールベストにおける前身頃(10)との密着性が失われた瞬間、密着が離れることによってその密着面にて支えられていたツールベストの重量は、衝撃的な下方向の力となってショルダーベルト(30)を介して着用者の肩への負担となる。しかし、この瞬間の下方向の力は、伸縮部材を含んだ伸縮部材(29)が伸縮することで、着用者の肩へ伝わる時間を長くする。そのため、衝撃的な下方向の力は着用者の肩へゆっくりと伝わることとなり、着用者の肩への負担は緩和される。
第二の発明もまた、着用者の胴体前部分を覆う前身頃(40)と、着用者の胴体後部分を覆う後身頃(50)と、その後身頃(50)および前記の前身頃(40)の間に位置して着用者の肩部分を覆うショルダーベルト(60)とを備えたツールベストに係る。
前記の前身頃(40)には、着用者の肩部分に接触する肩接触部材(61)を備える。
前記のショルダーベルト(60)は、前記の後身頃(50)に一端を固定されるとともに、前記の肩接触部材(61)における着用者との接触面の上方を通って前記の前身頃(40)へ固定される伸縮部材(49)へ他端を固定される。
「肩接触部材(61)」は、前身頃(40)や後身頃(50)とは独立させた部材として構成してもよいし、前身頃(40)と一体に形成してもよい。
前記の伸縮部材(49)は、ショルダーベルト(60)の長さ方向における着用者の肩に沿った前身頃(40)と後身頃(50)との距離が変化可能であるように形成している(図5参照)。
着用者が動いた場合にツールベストにおける後身頃(50)との密着性が失われた瞬間、第一の発明と同様に機能する。
着用者が着用している際に後身頃(50)との密着性が失われることの多いツールベスト、後身頃(50)が重くなることが多いツールベストに採用することが向いている。
換言すれば、第一の発明は、着用者が着用している際に前身頃(10)との密着性が失われることの多いツールベスト、前身頃(10)が重くなることが多いツールベストに採用することが向いている。
第一の発明および第二の発明における伸縮部材(29,49)は、前記の前身頃および前記の後身頃に対して着脱可能に形成すると、より好ましい。
伸縮部材(29,49)が劣化した場合に交換したり、衝撃吸収の速度(弾性係数など)を着用者の好みで変化させたりしたい場合などに便利である。
伸縮部材(29,49)をショルダーベルトの一部として形成するとともに、そのショルダーベルトを前記の前身頃および前記の後身頃に対して着脱可能に形成してもよい。ワンタッチファスナーなどを介在させて着脱可能に形成してもよい。
第一の発明および第二の発明におけるショルダーベルト(60)は、布製の帯状体であるベルト本体(63)を備えて構成され、前記の前身頃(40)または前記の後身頃(50)に対して、前記の伸縮部材(29,49)を介して固定されることとしてもよい。
ここに示すフィッシングベストは、左右一対の前身頃10,10と、一枚の後身頃20とが両脇に備えられたウエスト調整ベルト13,13に連結されて形成されている。
前身頃10,10の前端縁同士は、ファスナによって開閉自在である。また、前身頃10,10および後身頃20には、発泡プラスチックなどの材質にて形成された板状の浮力材が収納されている。
着用者(釣り人)が着用した場合に、前身頃10における着用者の身体側に位置する面を前体側面11とし、後身頃20における着用者の身体側に位置する面を後体側面21とする。
後身頃20には、その上部から連続して形成されて着用者の肩部分に接触する肩接触部材31が備えられている。
このショルダーベルト30は、前身頃10の上部から肩接触部材31の上方を通って後身頃20の上部にて折り返されるベルト本体33を備える。
そのベルト本体33の一端は、前身頃10の上部における前体側面11とは反対側の面(外側面)に縫いつけて固定されている。そして、「日」の字形をなした前ベルト通し36を挿通し、肩接触部材31の上面に接する筒状の肩上部材34を貫通して後身頃20の上部に達する。
本実施形態においては、伸縮部材としてのベルト通し固定部29は、無付加状態における長さの1.5倍ほどの伸縮可能なゴム製ベルト(ポリエステル糸を巻き付けた合成ゴム糸で編んだ布地)を採用している。
ベルト端保持部19に達する長さを長くしたり、短くしたりすることで、着用者の体格にフィットさせる(密着させる)。
この第二の実施形態は、着用者の胴体前部分を覆う前身頃40と、着用者の胴体後部分を覆う後身頃50と、その後身頃50および前記の前身頃40の間に位置して着用者の肩部分を覆うショルダーベルト60とを備えたツールベストに係る。
前身頃40における着用者の身体側に位置する面を前体側面41とし、後身頃50における着用者の身体側に位置する面を後体側面51とする。 前身頃40および後身頃50の上部は、ショルダーベルト60によって連結されている。また、前身頃40には、その上部から連続して形成されて着用者の肩部分に接触する肩接触部材61が備えられている。
そのベルト本体63の一端は、前身頃40の上部における前体側面11とは反対側の面(外側面)に縫いつけて固定されている。そして、「日」の字形をなした前ベルト通し36を挿通し、肩接触部材61の上面に接する筒状の肩上部材64を貫通して後身頃50の上部に達する。
前述のベルト通し固定部49もまた、無付加状態における長さの1.5倍ほどの伸縮可能なゴム製ベルト(ポリエステル糸を巻き付けた合成ゴム糸で編んだ布地)であり、伸縮部材として機能する。
ベルト端保持部59に達する長さを長くしたり、短くしたりすることで、着用者の体格にフィットさせる(密着させる)。
着用者が着用している際に後身頃50との密着性が失われることの多いスポーツなどに用いるツールベスト、後身頃50が前身頃40よりも重くなることが多いツールベストに採用することが向いている。
13; ウエスト調整ベルト
18; ショルダーベルト固定部 19; ベルト端保持部
20; 後身頃 21; 後体側面
29; 伸縮部材(ベルト通し固定部)
30; ショルダーベルト 31; 肩接触部材
33; ベルト本体
34; 肩上部材 35; 後ベルト通し
36; 前ベルト通し
40; 前身頃 41; 前体側面
49; 伸縮部材(ベルト通し固定部)
50; 後身頃 51; 後体側面
58; ショルダーベルト固定部 59; ベルト端保持部
60; ショルダーベルト 61; 肩接触部材
63; ベルト本体
64; 肩上部材 65; 後ベルト通し
66; 前ベルト通し
Claims (3)
- 着用者の胴体前部分を覆う前身頃と、着用者の胴体後部分を覆う後身頃と、その後身頃および前記の前身頃の間に位置して着用者の肩部分を覆うショルダーベルトとを備えたツールベストであって、
前記の後身頃には、着用者の肩部分に接触する肩接触部材を備え、
前記のショルダーベルトは、前記の前身頃へ一端を固定されるとともに、前記の肩接触部材における着用者との接触面の上方を通って前記の後身頃へ固定される伸縮部材へ他端を固定され、
前記の伸縮部材は、ショルダーベルトの長さ方向における着用者の肩に沿った前身頃と後身頃の距離が変化可能であるように形成したツールベスト。 - 着用者の胴体前部分を覆う前身頃と、着用者の胴体後部分を覆う後身頃と、その後身頃および前記の前身頃の間に位置して着用者の肩部分を覆うショルダーベルトとを備えたツールベストであって、
前記の前身頃には、着用者の肩部分に接触する肩接触部材を備え、
前記のショルダーベルトは、前記の後身頃に一端を固定されるとともに、前記の肩接触部材における着用者との接触面の上方を通って前記の前身頃へ固定される伸縮部材へ他端を固定され、
前記の伸縮部材は、ショルダーベルトの長さ方向における着用者の肩に沿った前身頃と後身頃との距離が変化可能であるように形成したツールベスト。 - 前記の伸縮部材は、前記の前身頃および前記の後身頃に対して着脱可能に形成した請求項1または請求項2のいずれかに記載のツールベスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015071434A JP6324342B2 (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | ツールベスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015071434A JP6324342B2 (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | ツールベスト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016191166A JP2016191166A (ja) | 2016-11-10 |
JP6324342B2 true JP6324342B2 (ja) | 2018-05-16 |
Family
ID=57245393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015071434A Active JP6324342B2 (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | ツールベスト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6324342B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6120513U (ja) * | 1984-07-11 | 1986-02-06 | 東京通信工材株式会社 | 安全胴衣 |
JP5826689B2 (ja) * | 2012-03-21 | 2015-12-02 | グローブライド株式会社 | フローティングベスト |
-
2015
- 2015-03-31 JP JP2015071434A patent/JP6324342B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016191166A (ja) | 2016-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8528112B2 (en) | Ballistic vest carrier cover system | |
US8966667B2 (en) | Outer garment with suspension system for attaching an inner garment | |
US10716343B2 (en) | Stowable apparel item | |
CA2528695C (en) | Drag harness | |
EP3500124B1 (en) | Hood adjusting mechanism | |
KR101746351B1 (ko) | 탈착형 발열패드를 갖는 발열조끼 | |
JP6653738B2 (ja) | 作業用椅子 | |
EP2585179A2 (en) | Sports training belt | |
ITTV20130176A1 (it) | Indumento multicomponente | |
EP2583571B1 (en) | Improvements relating to chaps | |
EP2810574B1 (en) | A cycling suit with a seat pad | |
JP6324342B2 (ja) | ツールベスト | |
JP2009228191A (ja) | 身体装着具およびズボン | |
JP2949101B1 (ja) | 安全帯を具備した被服 | |
US2784409A (en) | Head and body protector | |
US8317271B1 (en) | Chair occupant support vest | |
JP2006063485A (ja) | 腰部保護ベルトを取り付けた衣服 | |
JP7476114B2 (ja) | サイズ調節機構を含む衣類 | |
JP7153780B1 (ja) | 作業者用ベスト | |
US11654312B2 (en) | Shoulder harness | |
CN110997477A (zh) | 带有集成的袖筒的救生衣 | |
JP6790138B2 (ja) | 光反射ベスト | |
JP2008266807A (ja) | 胸腹部プロテクター及びそれに用いられる姿勢保持部材 | |
JP3202553U (ja) | 茶道用稽古着 | |
JP3755698B2 (ja) | 衣服 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170411 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180206 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180403 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180410 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6324342 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |