JP6324330B2 - 高温配管の冷却治具,冷却装置及びその設置方法 - Google Patents

高温配管の冷却治具,冷却装置及びその設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、高温配管の冷却治具及びこの治具を用いた高温配管の冷却装置並びにこの装置の設置方法に関するものである。
火力発電プラント等では、ボイラで加熱された蒸気を蒸気タービンに運ぶために、高温配管が使用されている。この高温配管は、高温環境下で且つ長時間使用されるとクリープ損傷が進行してクリープボイドが発生し、これらのボイドがつながることで亀裂が生じ、最終的には破断する。
この対応として、最終的な破断を防止するために、定期的な非破壊検査によりクリープボイドの成長度合いを分析して部材毎のクリープ損傷度を導出し、部材の余寿命評価を行っている。一般的に母材部に比べて、配管溶接部のクリープ破断リスクが高いため、検査箇所は主に溶接部となっている。
非破壊検査の結果、クリープ損傷度が高い部材があり、次回の定期検査までにクリープ破断するリスクが高い場合、当該部材の取替えを行うか、又は、プラントの運転温度を下げて配管全体のメタル温度を下げることが一般的に行なわれる。図13に示すように、メタル温度をTからTに下げると、部材に発生する応力が等しくてもクリープ破断寿命は延びるので、クリープ破断リスクを低減することができる。ただし、プラントの運転温度を下げる手法では、プラントの出力を抑えることになる。
また、特許文献1には、高温配管にセラミック繊維材を巻き付けることでクリープ破断リスクを低減する技術が開示されている。この技術では、高温配管内に蒸気が流通し配管温度が上昇する際、セラミック繊維材と高温配管との熱膨張率差により、膨張しようとする高温配管に対してセラミック繊維材が高温配管を径内方向に圧縮しようとする力が発生し、この圧縮応力によりクリープボイドが潰されたり、クリープボイドの発生・連結が抑制されたりするとされている。
特許第4671819号公報
特許文献1の技術は、膨張しようとする高温配管に圧縮応力を加えることにより高温配管を補強(応力低減)させる技術であり、この補強効果は、セラミック繊維材の巻き付け方にも依存し、セラミック繊維材を巻き付け難い個所の場合には、巻き付けを適切に行なうことができず、期待する補強効果が得られないおそれがある。この点、高温配管の温度を低下させることができれば、より確実にクリープ破断リスクを低減することができる。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、プラントの運転温度を低下させることなく、高温配管の溶接部温度を局所的に低下させてクリープ破断リスクを低減することができる、高温配管の冷却治具,冷却装置及びその設置方法を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明の高温配管の冷却治具は、高温配管の要部(溶接部を含む)を冷却する冷却治具であって、前記高温配管の前記要部の外周面に装着される複数の冷却フィンと、前記複数の冷却フィンを横並び状態に且つピンを中心に揺動可能に連結するリンク部材と、を備え、前記複数の冷却フィンは、前記外周面への装着状態において、前記外周面にその軸線方向に沿って接触する吸熱面を有する吸熱部と、前記吸熱部から前記外周面の外方へ延びる放熱プレート部と、を有することを特徴としている。なお、外周面にその軸線方向に沿って接触するとは、外周面に対して、外周面の軸線方向と平行又は略平行に接触することを意味する。
(2)前記放熱プレート部の外方側を圧接し、前記冷却フィンを前記高温配管の外周に保持する保持機構を備えていることが好ましい。これにより、冷却フィンを所定の状態に固定することができる。
(3)前記吸熱部の前記吸熱面を含む部分には、前記高温配管からの熱を受けて軟化する低融点金属が装着されていることが好ましい。これにより、高温配管に高温流体が流通して高温状態になると、低融点金属が軟化し、吸熱部と高温配管の外周面との接触面積が増大し、吸熱効率が向上する。
(4)前記吸熱部の前記吸熱面には、前記高温配管の外周に装着される際に、前記高温配管からの熱を受けて軟化する低融点金属粉が付着されることも好ましい。これにより、高温配管に高温流体が流通して高温状態になると、低融点金属粉末が溶融し、この溶融金属塊により、吸熱部と高温配管の外周面との接触面積が増大し、吸熱効率が向上する。
(5)前記吸熱部には、前記外周面に吸着する磁石が装着されていることが好ましい。これにより、冷却フィンの保持機構が不要となり、コストダウンが可能となる。もちろん、保持機構と併用してもよい。
(6)前記放熱プレート部は、平面に沿った2次元的な板形状に形成されていることが好ましい。これにより、冷却フィンの構造がシンプルになり、コストダウンが可能となる。
(7)前記放熱プレート部は、曲面に沿った3次元的な板形状に形成されていることも好ましい。これにより、放熱プレート部を効率よく放熱させることができる。
(8)前記冷却フィンは、前記高温配管の軸方向に複数に分割して配置されていることが好ましい。これにより、高温配管の三次元的な熱変形に対しても、冷却フィンと高温配管の外周面との接触状態を良好に維持することができる。
(9)前記冷却フィンは、千鳥状に配列されて前記外周面に装着されていることが好ましい。これにより、放熱プレート部を効率よく放熱させることができる。
(10)前記吸熱面は、前記高温配管の高温時の熱変形状態での前記外周面の形状に合わせた三次元形状に形成されていることが好ましい。これにより、吸熱部と高温配管の外周面との接触面積が増大し、吸熱効率が向上する。
(11)前記外周面への装着状態において、前記外周面の周方向に対応する前記吸熱部の幅は、前記周方向に対応する前記放熱プレート部の厚みよりも大きく構成されているとが好ましい。これにより、吸熱部と高温配管の外周面との接触面積が増大し、吸熱効率が向上する。
(12)本発明の高温配管の冷却装置は、前記の高温配管の冷却治具と、前記冷却治具を覆うカバーと、前記カバー内の空間に冷却流体を流通させる冷却流体供給部と、を備えていることを特徴としている。
(13)本発明の高温配管の冷却装置の設置方法は、前記の高温配管の冷却装置を用いて行なう高温配管の冷却方法であって、非破壊検査により冷却すべき高温配管の要部を特定するステップと、前記高温配管の外周に常設されている保温材のうち前記要部の外周部分を除去するステップと、露出した前記要部の外周面に、前記冷却治具の前記複数の冷却フィンを装着するステップと、前記冷却治具を覆うように前記カバーを配設するステップと、前記冷却流体供給部を設置するステップと、を実施することを特徴としている。
本発明の高温配管の冷却治具によれば、リンク部材が複数の冷却フィンを横並び状態に且つピンを中心に揺動可能に連結しているので、リンク連結を生かして複数の冷却フィンを、高温配管の要部(例えば、溶接部の周辺や溶接部)の円筒状の外周面の周囲に装着すると、それぞれの吸熱面が外周面に適正に接触するように配置することができる。これにより、吸熱部で外周面の要部の熱を局所的に効率よく吸熱し、この熱を放熱プレート部で放熱することができ、高温配管の要部(例えば、溶接部)を局所的に冷却することができる。これにより、高温配管が用いられるプラント等の運転温度を低下させることなく、つまり、プラント等の運転に影響を与えることなく、高温配管の要部の温度を低下させることができる。高温配管の要部の温度が下がれば、高温配管の要部(例えば、溶接部)のクリープ破断リスクを低減することができる。
また、本発明の高温配管の冷却装置,その設置方法によれば、冷却フィンの放熱プレート部を冷却流体によって積極的に冷却するので、高温配管の要部の温度をより確実に低下させることができ、高温配管の要部のクリープ破断リスクをより一層低減することができる。
本発明の第1実施形態にかかる高温配管の冷却装置及びその冷却治具を示す高温配管の要部の横断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる高温配管の要部の保温材の除去処理を示す横断面図であり、(a)は処理前を示し、(b)は処理後を示す。 本発明の第1実施形態にかかる冷却フィンの吸熱部の構造を示す高温配管の要部の横断面図である。 本発明の第1〜3実施形態にかかる複数の冷却フィンの配置状態を示す図であって、円筒状の高温配管の外周面に装着するものを平面に装着するように展開して示す図であり、(a)は第1実施形態のものを、(b)は第2実施形態のものを、(c)は第3実施形態のものを、それぞれ示す。 本発明の第1実施形態にかかる複数の冷却フィンの配置状態を示す高温配管の半部の斜視図である。 本発明の第2実施形態にかかる複数の冷却フィンの配置状態を示す高温配管の半部の斜視図である。 本発明の第3実施形態にかかる複数の冷却フィンの配置状態を示す高温配管の半部の斜視図である。 本発明の第4実施形態にかかる冷却フィンの吸熱部の構造を示す高温配管の要部の横断面図である。 本発明の第5実施形態にかかる冷却フィンの吸熱部の構造を示す高温配管の要部の横断面図である。 本発明の第6実施形態にかかる冷却フィンの吸熱部の構造を示す高温配管の要部の横断面図である。 本発明の第7実施形態にかかる冷却治具の配置状態を示す高温配管の要部の側面図である。 本発明の第7実施形態にかかる複数の冷却フィンの配置状態を示す高温配管の半部の斜視図である。 クリープ破断寿命の温度依存性を示すグラフである。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
なお、ここでは、第1実施形態〜第7実施形態の7つの実施形態を例示するが、これらの実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。
各実施形態では、例えば火力発電プラント等においてボイラで加熱された蒸気を蒸気タービンに運ぶために使用される高温配管を冷却対象とすることができる。このような高温配管は、高温環境下で長時間使用されると、その溶接個所を中心にクリープ損傷が進行する。そこで、非破壊検査によりクリープ損傷の程度を把握し、クリープ破断リスクが高いと判断された個所(要部)に対して、常設されている保温材を除去して各実施形態の冷却治具及び冷却装置を適用する。
〔第1実施形態〕
まず、図1〜図5を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図2(a)に示すように、高温配管1の外周には、保温材2が装着されている。この保温材2は、通常は高温配管1の外周全周に亘って常設されるが、上記のように、クリープ破断リスクが高いと判断された要部では、図2(b)に示すように、この保温材2を部分的に除去して、これにより露出した高温配管1の要部の外周面11に,図1に示すように冷却治具3を装着する。なお、保温材2の除去は、高温配管1の長手方向に対してもクリープ破断リスクが高いと判断された必要な個所のみを部分的に除去する。
なお、本実施形態の高温配管1は、半割れ形状の管部材の両端縁部どうしを突き合わせて溶接されて形成される。したがって、高温配管1には、周方向へ180°位相が異なる位置に2本の溶接部12が長手方向に沿って延びている。この溶接部12が、クリープ破断リスクが高いと判断され易く、本実施形態では、この長手方向に沿って延びる2本の溶接部12を中心とした一定領域が、冷却治具3を装着する要部に設定されている。
冷却治具3は、熱伝導性の高い材料で形成され、高温配管1の要部の外周面11に接触するように装着される複数の冷却フィン30と、これらの複数の冷却フィン30を図4(a)に示すように横並び状態に且つピンを中心に揺動可能に連結(以下、リンク連結ともいう)するリンク部材40と、複数の冷却フィン30を高温配管1の外周に保持する保持機構50とを備えている。なお、ここでは、リンク部材40によって横並び状態にリンク連結される複数枚(ここでは、3枚)の冷却フィン30が、高温配管1の長手方向に並んで複数組(ここでは、3組)装着されている。
複数の冷却フィン30は、それぞれ、図1,図3,図5に示すように、高温配管1への装着時に、外周面11に接触する吸熱面32を有する吸熱部31と、この吸熱部31から外周面11の外方へ延びる放熱プレート部33と、を有している。なお、図3には冷却フィン30を2枚のみ示すが、冷却フィン30は適宜の枚数だけ横並び状態に設置される。
吸熱部31は、放熱プレート部33の外周面11側の縁部に直線状に形成され、高温配管1の軸線方向(母線方向)に沿って接触するように装着される。放熱プレート部33は、外周面11の外方の放射方向(法線方向)及び高温配管1の軸線方向へ延びる2次元的な平板状に形成される。なお、吸熱部31が外周面11にその軸線方向に沿って接触するとは、吸熱部31が、外周面11に対して、外周面11の軸線方向と平行又は略平行に接触することを意味する。吸熱部31は直線状であるため、外周面11の軸線方向と平行又は略平行でなくては、円筒状又は略円筒状に外周面11に対する接触面積を確保できないためである。
また、図3に示すように(図1,図5では省略する)、吸熱部31の幅(外周面11への装着状態において外周面11の周方向に対応する)Wは、前記周方向に対応する前記放熱プレート部33の厚み(外周面11への装着状態において外周面11の周方向に対応する)Tよりも大きく構成されている。
吸熱部31の吸熱面32は、プラント等が作動し高温配管1内に高温流体が流通して高温配管1が高温となった時の高温配管1の熱変形状態での外周面11の形状に合わせた三次元形状に形成されている。したがって、高温配管1の高温時には、吸熱面32と外周面11との接触面積が大きく確保される。
なお、図1,図5に示す例では、一部の冷却フィン30が、吸熱面32を溶接部12に直接接触させており、溶接部12を直接冷却できるメリットはあるが、溶接部12の外周面部分は他の部分よりも表面形状が凸凹しているので、吸熱面32との接触面積を確保しにくい。この点からは、吸熱面32を溶接部12の外周面に直接接触させるのではなく、溶接部12の直近の高温配管1の母材の外周面11に接触させるようにすることが好ましい。なお、図5は主に放熱プレート部33の形状を示すもので、吸熱部31やリンク部材40は省略している。
リンク部材40は、図1,図3,図4に示すように、冷却フィン30の高温配管1への装着状態で高温配管1の外周面11とほぼ平行になるようなプレート状に形成されており、横並び状態に隣り合う各冷却フィン30の放熱プレート部33の放射方向(高さ方向)の中間部に、高温配管1の軸方向に沿った方向に配置されるピン41を通じて、ピン結合される。これにより、各冷却フィン30は、リンク部材40に対して、ピン41を中心に揺動可能に構成される。なお、リンク部材40は、ここでは剛性が高い板材で構成されるが、柔軟性のあるばねを用いても良い。
保持機構50は、高温配管1の外周面11に装着された冷却フィン30の外側から巻き付けられる保持用シート51を備え、シート51が引張状態で、従って、各冷却フィン30が外周面11に圧接した状態で、シート51の巻き付け端部をその内側のシート51の表面部分に固定するものが適用される。シート51には、柔軟な板ばねや金属シートなど柔軟性のあるシートを適用できる。保持機構50としては、保持用シート51に替えて金属等の耐熱性のベルトを用いてもよい。
あるいは、外周面11に装着された冷却フィン30を外側から包囲する筒状の固定具を2つ割れに構成し、固定具の各半割れ部を外周面11に装着された冷却フィン30の外側からあてがって、半割れ部の対応縁部どうしを結合する保持機構も適用できる。この場合、冷却フィン30の長手方向(高温配管1の軸方向)に複数の固定具を装着することが好ましい。
また、ここでは、外周面11の周方向の2か所に冷却フィン30が装着されるため、1つの保持機構50によって2個所の冷却フィン30を同時に保持できるように構成されている。また、冷却フィン30は、高温配管1の軸方向に沿った方向にも複数個所に冷却フィン30が装着されるが、これらの軸方向に複数個所に装備される冷却フィン30に対しては、1つの保持機構50によって保持してもよく、また、個別に、保持機構50を装備してもよい。
本実施形態にかかる高温配管の冷却装置は、図1に示すように、上記の冷却治具3と、冷却治具3を覆うカバー6と、カバー6内の空間に冷却流体を流通させる冷却流体供給部7とを備えている。カバー6は、開口縁部61を保温材2の外周面と所定間隔の隙間をあけて配置される。
冷却流体供給部7は、冷却用エアを送給するブロア71と、ブロア71から送給されるエアをカバー6内部に導入する導入管72と、導入管72と接続されて外周側から冷却フィン30にエアを送風する送風口73とを備えている。送風口73から冷却フィン30に送風されたエアは、冷却フィン30を冷却した後、カバー6の開口縁部61の保温材2の外周面との隙間から外部に排出される。
本発明の第1実施形態にかかる高温配管の冷却治具及び冷却装置は、上述のように構成されているので、以下の手順で高温配管の冷却装置を設置する。
つまり、まず、非破壊検査により冷却すべき高温配管11の要部(ここでは、溶接部及びその周辺)を特定し、高温配管1の外周に常設されている保温材2のうち要部の外周部分を除去する。これにより、露出した要部の外周面11に、冷却治具3の複数の冷却フィン30を装着し保持機構50で保持する。冷却治具3を覆うようにカバー6を配設し、カバー6内の空間に冷却風を流通させるように冷却流体供給部7を設置する。これにより、冷却風により冷却フィン30を強制冷却しながら、高温配管1を確実に冷却することができる。
特に、本実施形態にかかる高温配管の冷却治具3は、リンク部材40が複数の冷却フィン30を横並び状態にリンク連結しているので、このリンク連結を生かして複数の冷却フィン30を、高温配管1の要部の円筒状の外周面11の周囲に装着する際に、それぞれの吸熱面32が外周面11に適正に接触するように配置することができる。
これにより、吸熱部31で高温配管1の要部(溶接部12)の外周面11の熱を局所的に効率よく吸熱し、この熱を放熱プレート部33で放熱することができ、高温配管1の要部を確実に冷却することができる。
こうして、高温配管1が用いられるプラント等の運転温度を低下させることなく、つまり、プラント等の運転に影響を与えることなく、高温配管1の要部の温度を低下させることができる。高温配管1の要部の温度が低下すれば、高温配管1のクリープ破断リスクを低減することができる。
〔第2実施形態〕
次に、図4(b),図6を参照して本発明の第2実施形態を説明する。なお、図6は主に放熱プレート部133の形状を示すもので、吸熱部やリンク部材140は省略している。ただし、第1実施形態と同様の吸熱部31を有している。また、リンク部材140については、隣接する冷却フィン130の間に複数(ここでは、3本)の棒状リンクがそれぞれピンを介してリンク結合している。
本実施形態は放熱プレート部133が第1実施形態と異なっている。つまり、第1実施形態の放熱プレート部33が平面に沿った2次元的な板形状に形成されているのに対して、本実施形態の放熱プレート部133は曲面に沿った3次元的な板形状に形成されている。これに関連して、各放熱プレート部133を連結するリンク部材140も、第1実施形態の板状のものから、複数の棒状のものに変更されている。これら以外の部分は、第1実施形態と同様に構成される。
本実施形態の放熱プレート部133は、曲面に沿った3次元的な板形状に形成されている。つまり、図6に示すように、各放熱プレート部133は、外周面11と接触する吸熱部31側は高温配管1の軸線方向(母線方向)と平行であるが、図中矢印で示すように、外周面11から離隔するのに連れて捩れるように変形した曲面状に形成される。
本発明の第2実施形態にかかる高温配管の冷却治具は、上述のように構成されているので、第1実施形態と同様の効果に加えて、例えば図6に白抜き矢印A1,A2で示すように、冷却風を、高温配管1の軸線方向に沿って送った場合にも、高温配管1の外周側から外周面11に向けて送った場合にも、各放熱プレート部133の曲面状の外表面に沿って螺旋状に送風されることにより冷却風が混合するため、冷却風の温度が均一化される。これにより、放熱プレート部133を均一に冷却することができ、より均一に高温配管1の要部の温度を低下させることができる。
〔第3実施形態〕
次に、図4(c),図7を参照して本発明の第3実施形態を説明する。なお、図7は主に放熱プレート部33の配置を示すもので、吸熱部やリンク部材40は省略している。ただし、第1実施形態と同様の吸熱部31を有している。
本実施形態は個々の冷却フィン30は第1実施形態と同様であるが、複数の冷却フィン30の配置が第1実施形態と異なっており、本実施形態では、冷却フィン30が千鳥状に配列されて外周面11に装着されている。つまり、第1実施形態では、横並びの複数の冷却フィン30が、軸線方向にも同一の周方向位置に並んで配置されているが、本実施形態では、横並びの複数の冷却フィン30が、軸線方向にも並んでいるが、周方向位置を変えて配置されている。図7に示す例では、最前列に横並びする3個の冷却フィン30の各相互間に、その後方に隣接して横並びする2個の冷却フィン30が配置されている。
本発明の第3実施形態にかかる高温配管の冷却治具は、上述のように構成されているので、第1実施形態と同様の効果に加えて、例えば図7に白抜き矢印Aで示すように、冷却風を高温配管1の軸線方向に送ると、各放熱プレート部33の上流端から境界層が発達するようになり、放熱プレート部33の冷却効率を向上させることができ、より確実に高温配管1の要部の温度を低下させることができる。
〔第4実施形態〕
次に、図8を参照して本発明の第4実施形態を説明する。
図8に示すように、本実施形態では、吸熱部31の吸熱面32を含む部分に、高温配管1からの熱を受けて軟化する低融点金属34が装着されている。この低融点金属34には、例えばアルミ(アルミ系合金を含む)が挙げられ、低融点金属34はシート状又はメッシュ状の形態で、吸熱部31の吸熱面32の側の外周面11との間に介装される。
本発明の第4実施形態にかかる高温配管の冷却治具は、上述のように構成されているので、第1実施形態と同様の効果に加えて、プラント等の運転時に高温配管1の温度が上昇すると、低融点金属34が軟化し、冷却フィン30の吸熱部31と高温配管1の外周面11との接触面積が増大する。これにより、吸熱部31による吸熱効果が上昇し、確実に高温配管1の要部の温度を低下させることができる。
〔第5実施形態〕
次に、図9を参照して本発明の第5実施形態を説明する。
図9に示すように、本実施形態では、吸熱部31の吸熱面32を含む部分に磁石35が装着されている。ここでは、磁石35に吸熱面32が備えられ、磁石35の吸熱面32とは反対側の面に凹所35aが穿設され、凹所35a内に放熱プレート部33の一縁部が嵌着されている。
本発明の第5実施形態にかかる高温配管の冷却治具は、上述のように構成されているので、第1実施形態と同様の効果に加えて、磁石35の吸着作用を用いて冷却フィン30を高温配管1の外周面11に固定することができる効果がある。つまり、高温配管1の材料は、1Cr鋼や9Cr鋼を用いることが多いので、磁石35の磁力による吸着作用で冷却フィン30を高温配管1の外周面11に固定することが可能である。
これによって、第1実施形態のような保持機構50が不要となり、コストダウンが可能となる。もちろん、保持機構50と併用して、冷却フィン30を高温配管1の外周面11により確実に固定することもできる。
〔第6実施形態〕
次に、図10を参照して本発明の第6実施形態を説明する。
図10に示すように、本実施形態では、冷却治具3を高温配管1の外周に装着する際に、吸熱部31の吸熱面32に、高温配管1からの熱を受けて軟化する低融点金属粉36が予め付される。低融点金属粉36は、例えばアルミ(アルミ系合金を含む)等の低融点金属でできた粉体又は粒体であり、冷却治具3を高温配管1の外周に装着したら、吸熱部31の吸熱面32と外周面11との間に介装される。
本発明の第6実施形態にかかる高温配管の冷却治具は、上述のように構成されているので、第1実施形態と同様の効果に加えて、第4実施形態と同様に、プラント等の運転時に高温配管1の温度が上昇すると、低融点金属粉36が軟化し、冷却フィン30の吸熱部31と高温配管1の外周面11との接触面積が増大する。これにより、吸熱部31による吸熱効果が上昇し、確実に高温配管1の要部の温度を低下させることができる。
〔第7実施形態〕
次に、図11,図12を参照して本発明の第7実施形態を説明する。
図11,図12に示すように、本実施形態では、高温配管1の環状の溶接部13に冷却治具3を装着する。つまり、高温配管1は、配管を長手方向に適宜接続されて敷設されるため、配管同士の結合箇所には、配管の端部同士を突合せ溶接した箇所が存在する。この溶接箇所は環状であるため、本実施形態では、この環状溶接部13の形状に合わせて、冷却治具3を配置する。
つまり、図11,図12に示すように、環状溶接部13を挟むように、環状溶接部13に隣接する高温配管1の外周面11には、全周を包囲するように、多数の冷却フィン30を備えた冷却治具3が装着される。なお、なお、図12は主に放熱プレート部33の配置を示すもので、吸熱部やリンク部材40は省略している。ただし、第1実施形態と同様に、吸熱部31やリンク部材40を有している。
この例では、冷却フィン30の各吸熱面は、環状溶接部13の外周には直接接触しておらず、高温配管1の外周面11の環状溶接部13に接近した箇所に接触している。これは、溶接部13の外周面部分は他の部分よりも表面形状が凸凹しているので、吸熱面との接触面積を確保しにくい。これに比べて、高温配管1の母材の外周面11は比較的凹凸が小さいので吸熱面と良好に接触する。もちろん、冷却フィン30の吸熱面を溶接部13に直接接触させて、溶接部13を直接冷却できるようにしても良い。
本発明の第7実施形態にかかる高温配管の冷却治具は、上述のように構成されているので、環状溶接部13に対して、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
つまり、複数の冷却フィン30を高温配管1の要部の円筒状の外周面11の周囲に装着する際に、リンク部材40によるリンク連結を生かして、それぞれの吸熱面32が外周面11に適正に接触するように配置することができ、吸熱部31で外周面11の熱を効率よく吸熱し、この熱を放熱プレート部33で放熱することができ、高温配管1の要部を確実に冷却することができる。
〔その他〕
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態の一部を変更したり、上記実施形態どうしを組み合わせたりして実施することができる。
例えば、上記の各実施形態では、冷却治具3を覆うカバー6をそなえており、冷却風を効率よく冷却フィン30,130に送風しているが、カバー6を省略して、冷却フィン30,130は単純に冷却風を送風してもよく、強制冷却ではなく自然冷却にしてもよい。
また、上記の各実施形態では、冷却フィン30,130の強制冷却を、冷却風を用いた空冷方式で行なっているが、冷却フィン30,130の内部に冷却水を流通させる等による水冷方式で行なってもよい。
1 高温配管
11 高温配管1の外周面
12 溶接部
2 保温材
3 冷却治具
30,130 冷却フィン
31 吸熱部
32 吸熱面
33 放熱プレート部
40 リンク部材
41 ピン
50 保持機構
51 保持用シート
6 カバー
61 開口縁部
7 冷却流体供給部
71 ブロア
72 導入管
73 送風口

Claims (13)

  1. 高温配管の要部を冷却する冷却治具であって、
    前記高温配管の前記要部の外周面に装着される複数の冷却フィンと、
    前記複数の冷却フィンを横並び状態に且つピンを中心に揺動可能に連結するリンク部材と、を備え、
    前記複数の冷却フィンは、前記外周面への装着状態において、前記外周面にその軸線方向に沿って接触する吸熱面を有する吸熱部と、前記吸熱部から前記外周面の外方へ延びる放熱プレート部と、を有する
    ことを特徴とする、高温配管の冷却治具。
  2. 前記放熱プレート部の外方側を圧接し、前記冷却フィンを前記高温配管の外周に保持する保持機構を備えている
    ことを特徴とする、請求項1記載の高温配管の冷却治具。
  3. 前記吸熱部の前記吸熱面を含む部分には、前記高温配管からの熱を受けて軟化する低融点金属が装着されている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の高温配管の冷却治具。
  4. 前記吸熱部の前記吸熱面には、前記高温配管の外周に装着される際に、前記高温配管からの熱を受けて軟化する低融点金属粉が付着される
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の高温配管の冷却治具。
  5. 前記吸熱部には、前記外周面に吸着する磁石が装着されている
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の高温配管の冷却治具。
  6. 前記放熱プレート部は、平面に沿った2次元的な板形状に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の高温配管の冷却治具。
  7. 前記放熱プレート部は、曲面に沿った3次元的な板形状に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の高温配管の冷却治具。
  8. 前記冷却フィンは、前記高温配管の軸方向に複数に分割して配置されている
    ことを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載の高温配管の冷却治具。
  9. 前記冷却フィンは、千鳥状に配列されて前記外周面に装着されている
    ことを特徴とする、請求項8記載の高温配管の冷却治具。
  10. 前記吸熱面は、前記高温配管の高温時の熱変形状態での前記外周面の形状に合わせた三次元形状に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜9の何れか一項に記載の高温配管の冷却治具。
  11. 前記外周面への装着状態において、前記外周面の周方向に対応する前記吸熱部の幅は、前記周方向に対応する前記放熱プレート部の厚みよりも大きく構成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜10の何れか一項に記載の高温配管の冷却治具。
  12. 請求項1〜11の何れか一項に記載の高温配管の冷却治具と、
    前記冷却治具を覆うカバーと、
    前記カバー内の空間に冷却流体を流通させる冷却流体供給部と、を備えている
    ことを特徴とする、高温配管の冷却装置。
  13. 請求項12記載の高温配管の冷却装置の設置方法であって、
    非破壊検査により冷却すべき高温配管の要部を特定するステップと、
    前記高温配管の外周に常設されている保温材のうち前記要部の外周部分を除去するステップと、
    露出した前記要部の外周面に、前記冷却治具の前記複数の冷却フィンを装着するステップと、
    前記冷却治具を覆うように前記カバーを配設するステップと、
    前記冷却流体供給部を設置するステップと、を実施する
    ことを特徴とする、高温配管の冷却装置の設置方法。
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