JP6321816B2 - 電子デバイス用の多層熱放散装置 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる、2014年3月20日に米国特許商標庁に出願された、米国非仮特許出願第14/221,171号の優先権および利益を主張する。
様々な特徴は、電子デバイス用の多層熱放散装置に関する。
電子デバイスは、熱を発生させる内部構成要素を含む。これらの内部構成要素のうちのいくつかは、中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、および/またはメモリを含む。内部構成要素のうちのいくつかは多量の熱を発生させることがある。具体的に言うと、電子デバイスの高性能CPUおよび/またはGPUは、特にデータ集約的動作(たとえば、ゲーム、ビデオの処理)を実行するときには多量の熱を発生させることがある。
CPUおよび/またはGPUによって発生する熱に対処するかまたはそのような熱を放散させるために、電子デバイスは、ヒートスプレッダなどの熱放散デバイスを含む場合がある。図1〜図3は、チップによって発生した熱を放散させるためのヒートスプレッダを含むモバイルデバイスの例を示す。図1および図2に示すように、モバイルデバイス100は、ディスプレイ102と、裏面200と、ダイ202と、ヒートスプレッダ204とを含む。どちらも点線で示されているダイ202およびヒートスプレッダ204は、モバイルデバイス100内部に位置する。ダイ202はヒートスプレッダ204の第1の表面に結合される。ヒートスプレッダ204の第2の表面は、裏面200の第1の表面(たとえば、内側面)に結合される。
図3は、ヒートスプレッダ204を含むモバイルデバイス100の投影図を示す。図3に示すように、モバイルデバイス100は、ディスプレイ102と、裏面200と、前面300と、底面302と、上面304とを含む。図3は、モバイルデバイス100内部のプリント回板(PCB)306、ダイ202、およびヒートスプレッダ204も示す。
図3にさらに示すように、ダイ202の第1の側はPCB306の第1の表面に結合される。ダイ202の第2の側は、ヒートスプレッダ204の第1の表面に結合される。ヒートスプレッダ204の第2の表面は、裏面200の第1の表面(たとえば、内側面)に結合される。この構成では、ダイ202によって発生する熱のほとんどすべてがヒートスプレッダ204およびモバイルデバイスの裏面200を通して放散する。多くの例では、この場合、裏面200は、モバイルデバイスを保持しているユーザ(たとえば、人)にとって心地よくならびに/あるいは受け入れられる温度よりも高い温度まで加熱される。場合によっては、モバイルデバイスの裏面200の温度は、モバイルデバイス100に接触しならびに/あるいはモバイルデバイス100を保持しているユーザをやけどさせるほど高温になることがある。
したがって、電子デバイス(たとえば、モバイルデバイス)から熱を効率的に放散させ、同時に、電子デバイスの外側面の温度を電子デバイスのユーザに受け入れられるしきい値内に維持するための改善された方法および構成が必要である。
本明細書に記載された様々な装置および方法は、電子デバイス用の多層熱放散装置に関する。
第1の例は、第1のヒートスプレッダ層と、第1の支持構造と、第2のヒートスプレッダ層とを含む多層熱放散デバイスを提供する。第1のヒートスプレッダ層は、第1のスプレッダ面と第2のスプレッダ面とを含む。第1の支持構造は、第1の支持面と第2の支持面とを含む。第1の支持構造の第1の支持面は、第1のヒートスプレッダ層の第2のスプレッダ面に結合される。第2のヒートスプレッダ層は、第3のスプレッダ面と第4のスプレッダ面とを含む。第2のヒートスプレッダ層の第3のスプレッダ面は、第1の支持構造の第2の支持面に結合される。一態様によれば、第1のヒートスプレッダ層は第1の熱伝導率を有し、第1の支持構造は、第1の熱伝導率よりも低い第2の熱伝導率を有する。
一態様によれば、第1の支持構造は、熱伝導性接着剤層を備える。
一態様によれば、第1の支持構造は、熱伝導性接着剤層を通して第1のヒートスプレッダ層に結合される。
一態様によれば、多層熱放散デバイスは、(i)第3の支持面と第4の支持面とを備える第2の支持構造であって、第2の支持構造の第3の支持面が第2のヒートスプレッダ層の第4のスプレッダ面に結合される第2の支持構造と、(ii)第5の支持面と第6の支持面とを備える第3のヒートスプレッダ層であって、第3のヒートスプレッダ層の第5のスプレッダ面が第2の支持構造の第4の支持面に結合される第3のヒートスプレッダ層とをさらに含む。いくつかの実装形態では、第1の支持構造は第1のサイズを有し、第2の支持構造は、第1のサイズよりも大きい第2のサイズを有する。いくつかの実装形態によれば、第2のヒートスプレッダ層は第3の熱伝導率を有し、第2の支持構造は、第3の熱伝導率よりも低い第4の熱伝導率を有する。
一態様によれば、第1のヒートスプレッダ層の第1の表面は、熱発生領域および/または熱を発生させるように構成された領域に結合される。
一態様によれば、第1のヒートスプレッダ層は、フィンの第1のセットを含む。
一態様によれば、第1のヒートスプレッダ層の第1の表面は、少なくとも1つの熱発生構成要素および/またはアクティブなときに熱を発生させるように構成された構成要素に結合される。
一態様によれば、第1のヒートスプレッダ層、第1の支持構造、および第2のヒートスプレッダ層は、多層熱放散デバイスに隙間を形成し密封するように共に結合される。
一態様によれば、第1のヒートスプレッダ層は、熱界面材料を通して熱発生構成要素に結合される。
一態様によれば、第2のヒートスプレッダ層の第2の表面は、電子デバイスの第1の表面の内側部分に結合される。
一態様によれば、多層熱放散デバイスは、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテインメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、モバイルデバイス、モバイルフォン、スマートフォン、携帯情報端末、固定位置端末、タブレットコンピュータ、および/またはラップトップコンピュータのうちの少なくとも1つに組み込まれる。
第2の例は、(i)熱を放散させるための第1の熱拡散手段と、(ii)第1の熱拡散手段に結合された第1の支持手段と、(iii)熱を放散させるための第2の熱拡散手段であって、第1の支持手段に結合された第2の熱拡散手段とを含む装置を提供する。
一態様によれば、第1の熱拡散手段は第1の熱伝導率を有し、第1の支持手段は、第1の熱伝導率よりも低い第2の熱伝導率を有する。
一態様によれば、第1の支持手段は、熱伝導性接着手段を通して第1の熱拡散手段に結合される。
一態様によれば、装置は、(i)第2の熱拡散手段に結合された第2の支持手段と、(ii)熱を放散させるための第3の熱拡散手段であって、第2の支持手段に結合された第3の熱拡散手段とを含む。
一態様によれば、第1の熱拡散手段は、熱発生領域および/または熱を発生させるように構成された領域に結合される。いくつかの実装形態では、熱を発生させるように構成された領域は集積パッケージを含む。
一態様によれば、第2の熱拡散手段は、電子デバイスの第1の表面の内側部分に結合される。
一態様によれば、装置は、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテインメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、モバイルデバイス、モバイルフォン、スマートフォン、携帯情報端末、固定位置端末、タブレットコンピュータ、および/またはラップトップコンピュータのうちの少なくとも1つに組み込まれる。
第3の例は、熱を発生させるように構成された領域を含むデバイスを提供する。この領域は集積デバイスを含む。このデバイスは、第1のスプレッダ面と第2のスプレッダ面とを含む第1のヒートスプレッダ層であって、第1のスプレッダ面が上記の領域に結合される第1のヒートスプレッダ層を含む。
このデバイスは、第1の支持面と第2の支持面とを含む第1の支持構造であって、第1の支持面が第1のヒートスプレッダ層の第2のスプレッダ面に結合される第1の支持構造を含む。このデバイスは、第3のスプレッダ面と第4のスプレッダ面とを含む第2のヒートスプレッダ層であって、第3のスプレッダ面が第1の支持構造の第2の支持面に結合される第2のヒートスプレッダ層を含む。
一態様によれば、デバイスは、第2のヒートスプレッダ層の第4のスプレッダ面に結合された電子デバイス面をさらに含む。
一態様によれば、このデバイスは、第3の支持面と第4の支持面とを含む第2の支持構造であって、第3の支持面が第2のヒートスプレッダ層の第4のスプレッダ面に結合される第2の支持構造をさらに含む。このデバイスは、第5のスプレッダ面と第6のスプレッダ面とを含む第3のヒートスプレッダ層であって、第5のスプレッダ面が第2の支持構造の第4の支持面に結合される第3のヒートスプレッダ層をさらに含む。このデバイスは、第3のヒートスプレッダ層の第6のスプレッダ面に結合された電子デバイス面をさらに含む。
一態様によれば、第1のヒートスプレッダ層は第1の熱伝導率を有し、第1の支持構造は、第1の熱伝導率よりも低い第2の熱伝導率を有する。
一態様によれば、第1のヒートスプレッダ層の第1のスプレッダ面は集積デバイスに結合される。
一態様によれば、上記の領域はプリント回路板(PCB)を含む。
一態様によれば、このデバイスは、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテインメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、モバイルデバイス、モバイルフォン、スマートフォン、携帯情報端末、固定位置端末、タブレットコンピュータ、および/またはラップトップコンピュータのうちの少なくとも1つに組み込まれる。
以下に記載する詳細な説明を、同様の参照符号が図面全体にわたって対応する要素を示す各図面に関して読むことによって様々な特徴、性質、および利点が明らかになる場合がある。
モバイルデバイスの正面図である。 ヒートスプレッダを含むモバイルデバイスの裏面図である。 ヒートスプレッダを含むモバイルデバイスの投影図である。 第1の位置にある多層熱放散デバイスを含むモバイルデバイスの投影図である。 第2の位置にある多層熱放散デバイスを含むモバイルデバイスの投影図である。 多層熱放散デバイスに結合された集積デバイスの投影図である。 集積デバイスおよび多層熱放散デバイスの図である。 多層熱放散デバイスに結合された2つの集積デバイスの投影図である。 2つの集積デバイスおよび多層熱放散デバイスの図である。 多層ヒートスプレッダの支持構造の一例を示す図である。 多層ヒートスプレッダの支持構造の別の例を示す図である。 多層ヒートスプレッダの支持構造のさらに別の例を示す図である。 多層ヒートスプレッダの支持構造の別の例を示す図である。 多層ヒートスプレッダの支持構造の一例を示す図である。 第1の位置にある別の多層熱放散デバイスを含むモバイルデバイスの投影図である。 第2の位置にある別の多層熱放散デバイスを含むモバイルデバイスの投影図である。 多層熱放散デバイスに結合された別の集積デバイスの投影図である。 集積デバイスおよび多層熱放散デバイスの図である。 多層熱放散デバイスに結合された2つの集積デバイスの投影図である。 2つの集積デバイスおよび多層熱放散デバイスの図である。 多層ヒートスプレッダを組み立てるための方法の流れ図である。 ヒートスプレッダを含まないモバイルデバイスの温度プロファイルを示す図である。 モバイルデバイスにおける従来技術のヒートスプレッダの温度プロファイルを示す図である。 電子デバイスにおける多層ヒートスプレッダの温度プロファイルを示す図である。 ピラミッド構成を有する多層熱放散デバイスを示す図である。 フィンを含む多層熱放散デバイスのヒートスプレッダ層を示す図である。 本明細書で説明する半導体デバイス、集積デバイス、ダイ、集積回路、PCB、および/または多層ヒートスプレッダを組み込んでもよい様々な電子デバイスを示す図である。
以下の説明では、本開示の様々な態様を完全に理解することが可能なように具体的な詳細を示す。しかしながら、それらの態様が、これらの具体的な詳細なしに実施されてもよいことが、当業者には理解されよう。たとえば、それらの態様を無用に詳しく説明して曖昧にすることを避けるために、回路はブロック図で示される場合もあるいは示されない場合もある。他の例では、本開示の態様を曖昧にしないように、周知の回路、構造、および技術は詳細には示されない場合がある。
概説
本開示のいくつかの例示的な実施形態は、第1のヒートスプレッダ層と、第1の支持構造と、第2のヒートスプレッダ層とを含む多層熱放散デバイスに関する。第1のヒートスプレッダ層は、第1のスプレッダ面と第2のスプレッダ面とを含む。第1の支持構造は、第1の支持面と第2の支持面とを含む。第1の支持構造の第1の支持面は、第1のヒートスプレッダ層の第2のスプレッダ面に結合される。第2のヒートスプレッダ層は、第3のスプレッダ面と第4のスプレッダ面とを含む。第2のヒートスプレッダ層の第3のスプレッダ面は、第1の支持構造の第2の支持面に結合される。いくつかの実装形態によれば、第1の支持構造は、熱伝導性接着剤層である。いくつかの実装形態によれば、第1のヒートスプレッダ層は第1の熱伝導率を有し、第1の支持構造は、第1の熱伝導率よりも低い第2の熱伝導率を有する。いくつかの実装形態によれば、第1のヒートスプレッダ層の第1の表面は、熱発生領域および/または熱を発生させるように構成された領域に結合される。いくつかの実装形態では、熱発生領域および/または熱を発生させるように構成された領域は、少なくとも集積パッケージ、ダイ、ダイパッケージ、システムオンチップ(SoC)、および/またはプリント回路板(PCB)のうちの1つを含む。いくつかの実装形態によれば、第2のヒートスプレッダ層の第2の表面は、電子デバイス(たとえば、モバイルデバイス)の第1の表面の内側部分に結合される。
例示的な多層熱放散デバイス
図4は、ディスプレイ402と、前面404と、裏面406と、底面408と、上面410とを含む電子デバイス400(たとえば、モバイルデバイス)を示す。電子デバイス400はまた、プリント回路板(PCB)420と、集積デバイス422(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)と、多層熱放散デバイス430(たとえば、ヒートスプレッダ)とを含む。
特に、図4は、多層熱放散デバイス430が電子デバイス400の裏面406および上面410に物理的に接触していることを示す。いくつかの実装形態では、多層熱放散デバイスは、電子デバイス400の裏面406および/または上面410の近くに位置する(たとえば、極めて近接する)が、電子デバイス400の裏面406および/または上面410に物理的に接触しない場合がある。そのような例について図5においてさらに説明する。
再び図4を参照するとわかるように、いくつかの実装形態では、集積デバイス422は、熱発生構成要素、熱発生領域、および/または電子デバイス400内で熱を発生させるように構成された領域の一部である。いくつかの実装形態では、PCB420は、熱発生構成要素、熱発生領域、および/または電子デバイス400内で熱を発生させるように構成された領域の一部である。
PCB420は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。集積デバイス422は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図4に示すように、集積デバイス422の第1の表面はPCB420の第2の表面に結合される。
多層熱放散デバイス430は、第1のヒートスプレッダ層432と、第1の支持構造433と、第2のヒートスプレッダ層434とを含む。第1のヒートスプレッダ層432は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第1の支持構造433は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2のヒートスプレッダ層434は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。
第1のヒートスプレッダ層432の第2の表面は、第1の支持構造433の第1の表面に結合される。第1の支持構造433の第2の表面は、第2のヒートスプレッダ層434の第1の表面に結合される。いくつかの実装形態によれば、第1の支持構造433は、熱伝導性接着剤層である。
図4に示すように、第1のヒートスプレッダ層432の第1の表面は集積デバイス422(たとえば、集積デバイス422の第2の表面)に結合される。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層432は、熱界面材料(たとえば、熱伝導性接着剤)を通して集積デバイス422に結合される。いくつかの実装形態によれば、第1のヒートスプレッダ層432の第1の表面は、熱発生領域および/または集積デバイス422を含む熱を発生させるように構成された領域に結合される。さらに、第2のヒートスプレッダ層434の第2の表面は、電子デバイス400の裏面406の第1の表面(たとえば、内側面)に結合される。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層432の側部および/または第2のヒートスプレッダ層434の側部が、電子デバイス400の上面410の第1の表面(たとえば、内側面)に結合されても(たとえば、接触しても)よい。
図4にさらに示すように、多層熱放散デバイス430は、熱発生領域および/または熱を発生させるように構成された領域(たとえば、集積デバイス422を含む領域)からの熱が、熱放散デバイス430から横方向および垂直方向に放散するように構成される。たとえば、熱発生領域および/または熱を発生させるように構成された領域からの熱は第1のヒートスプレッダ層432および第2のヒートスプレッダ層434から電子デバイス400の内側領域内に横方向に放散する場合がある。いくつかの実装形態では、熱発生領域および/または熱を発生させるように構成された領域からの熱は、上面410を通って放散する場合もある。熱発生領域および/または熱を発生させるように構成された領域からの熱は、裏面406を通って放散する場合もある。
したがって、多層熱放散デバイス430は、図4に示すように、電子デバイス400の裏面406全体(または裏面406の大部分)を通るのではなく、熱の放散を様々な方向および/または表面を通って拡散させるように構成される。すなわち、他の場合には裏面406を通って放散していた熱の一部が、ここでは横方向に電子デバイス400の内部に放散し(したがって、表面406上のホットスポットピーク温度を低下させ)、ならびに/あるいは電子デバイス400の上面410を通って放散する。こうすることによって、電子デバイス400の裏面406が温度しきい値(たとえば、電子デバイス400のユーザに受け入れられるかまたはユーザにとって心地よい温度しきい値)よりも高い温度に達するのが抑制されならびに/あるいは防止される。
いくつかの実装形態では、熱放散デバイス430は、横方向の熱放散を最大にして垂直方向の熱放散を最小限に抑え(または少なくとも垂直方向の熱放散を低減させ)、それによって電子デバイスの表面上にホットスポットピーク温度が生じる可能性を低下させるように構成される。いくつかの実装形態では、このことは、低熱伝導率値を有する支持構造(および/または接着材料)に結合された高熱伝導率値を有する少なくとも1つのヒートスプレッダ層を有することによって実現することが可能である。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層および支持構造用の材料としては、ヒートスプレッダ層の高熱伝導率値と支持構造の低熱伝導率値との間の差を最大にする材料が選択される。熱伝導率値の例について以下にさらに説明する。
低熱伝導率を有する支持構造は、高熱伝導率を有するヒートスプレッダ層よりも大きい熱伝導率抵抗を生じさせる。支持構造内のこの熱伝導率抵抗は、熱がヒートスプレッダ層を通って実質的に逃げるかまたは放散するのを可能にするかあるいは熱を強制的にヒートスプレッダ層を通して逃がすかまたは放散させる。したがって、熱発生領域および/または熱を発生させるように構成された領域からの熱は、ヒートスプレッダ層を通って実質的にかつ横方向に放散する。いくつかの実装形態では、低熱伝導率を有する支持構造は本質的に、熱に対して垂直熱抵抗を加え、それによって、電子デバイスの表面を熱発生領域および/または熱を発生させるように構成された領域(たとえば、集積回路を含む領域)から発生している熱から実質的に遮蔽する。
加えて、いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層同士の間に隙間(たとえば、空隙、真空)があり、このことは、さらに多層熱放散デバイスにおける垂直熱伝達を低減させるうえで助けになる。いくつかの実装形態では、隙間は、第1のヒートスプレッダ層432、支持構造433、および第2のヒートスプレッダ層434に囲まれた領域または体積内に位置する。
各実装形態では、第1のヒートスプレッダ層432、第1の支持構造433、および第2のヒートスプレッダ層434として同一または異なる材料を使用してもよい。たとえば、第1のヒートスプレッダ層432、第1の支持構造433、および第2のヒートスプレッダ層434は、少なくとも金属、炭素、黒鉛、および/またはアルミニウムのうちの1つを含む材料で作られてもよい。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層432は第1の熱伝導率値を有し、第1の支持構造433は第2の熱伝導率値を有し、第2のヒートスプレッダ層434は第3の熱伝導率値を有する。特定の材料の特定の熱伝導率値は、特定の材料がどれだけうまくあるいはどれだけ不十分に熱を伝導させるかを数量化する。
いくつかの実装形態では、第1の支持構造433の材料、形状、および/または熱伝導率値としては、熱発生領域および/または熱を発生させるように構成された領域(たとえば、集積デバイス422を含む領域)からの熱が主として第1のヒートスプレッダ層432を通って放散するような材料、形状、および/または熱伝導率値が選択される。いくつかの実装形態では、第1の支持構造433は、熱発生領域および/または熱を発生させるように構成された領域からの熱の熱抵抗(たとえば、熱放散デバイスの垂直熱抵抗)を生じさせ、それによって、第1のヒートスプレッダ層432を通してより多くの熱を放散させる(たとえば、より多くの熱を横方向に放散させる)ように構成される。
垂直熱抵抗を生じさせるこの手法は、熱放散デバイスにおける垂直熱抵抗を最低限に抑える従来の手法と逆であり直観に反した手法である。いくつかの実装形態では、第1の支持構造433の第2の熱伝導率は、第1のヒートスプレッダ層432の第1の熱伝導率よりも低い。熱は依然として第2のヒートスプレッダ層434および裏面406を通って放散することができるが、第1の支持構造433がない場合ほど放散しないことに留意されたい。支持構造用の様々な形状の例についてさらに説明し、図10〜図14に示す。
いくつかの実装形態では、第1の支持構造433は、接着材料(たとえば、熱伝導性接着剤層)を通して第1のヒートスプレッダ層432に結合される。同様に、いくつかの実装形態では、第1の支持構造433は、接着材料(たとえば、熱伝導性接着剤層)を通して第2のヒートスプレッダ層434に結合される。各実装形態では、第1の支持構造433および/または接着材料に異なる材料を使用してもよい。第1の支持構造433および/または接着材料(たとえば、熱伝導性接着剤層)用の材料の例には、エポキシまたは多孔質材料(たとえば、空隙を有する材料)が含まれる。
いくつかの実装形態では、第1の支持構造433および/または接着材料は、熱放散デバイス430の垂直方向における熱伝導量を最小限に抑えかつ熱放散デバイス430の横方向における熱伝導を最大限にしつつ、多層熱放散デバイス430に機械的支持を施すように構成される。1つまたは複数の接着材料を使用して支持構造をヒートスプレッダ層に結合することは、図4の多層熱放散デバイス430に限定されない。いくつかの実装形態では、接着材料は、本開示において説明する多層熱放散デバイスのいずれにおけるヒートスプレッダ層に支持構造を結合するのに使用されてもよい。
多層熱放散デバイス430は、第1の寸法、第2の寸法、および第3の寸法を有する。いくつかの実装形態では、第1の寸法は、Z方向に沿った寸法であってもよい多層熱放散デバイスの高さである。いくつかの実施態様では、Z方向は垂直方向である。いくつかの実装形態では、垂直方向は、ヒートスプレッダ層および支持構造を(たとえば、垂直方向に)横切る多層熱放散デバイス430に沿った方向である。いくつかの実装形態では、垂直方向は、最大の表面積を有するヒートスプレッダの表面に垂直であるかまたは直交する方向である。いくつかの実装形態では、垂直方向は、集積デバイス(たとえば、ダイ、チップ)および/またはプリント回路板(PCB)の上面に垂直であるかまたは直交する。
いくつかの実装形態では、第2の寸法は、Y方向に沿った寸法であってもよい多層熱放散デバイスの長さである。いくつかの実施態様では、Y方向は横方向である。いくつかの実装形態では、第2の寸法は、Y方向に沿った寸法であってもよい多層熱放散デバイスの半径である。
いくつかの実装形態では、第3の寸法は、X方向に沿った寸法であってもよい多層熱放散デバイスの半径である。いくつかの実装形態では、X方向は横方向である。
多層熱放散デバイスに関するX、Y、Z寸法および/または方向の例は、少なくとも図7、図9、図18、および図20に示されている。
要約すれば、図4は、第1の熱拡散手段(たとえば、第1のヒートスプレッダ層432)と、第1の支持手段(たとえば、第1の支持構造433)と、第2の熱拡散手段(たとえば、第2のヒートスプレッダ層434)とを含む装置(たとえば、多層熱放散デバイス430、電子デバイス400)の例を示す。いくつかの実装形態では、熱拡散手段のうちの少なくとも1つは高熱伝導率値を有する。いくつかの実装形態では、支持手段のうちの少なくとも1つは低熱伝導率値を有する。高熱伝導率値および低熱伝導率値の例について以下にさらに説明する。
例示的な材料および熱伝導率値
各実装形態では、支持構造、ヒートスプレッダ層、熱界面層、および/または接着材料(たとえば、熱伝導性接着剤層)にそれぞれに異なる熱伝導率値を有する材料を使用してもよい。
いくつかの実装形態では、支持構造(たとえば、第1の支持構造433)は低熱伝導率値を有する材料で作られる。いくつかの実装形態では、支持構造のうちの少なくとも1つ(たとえば、第1の支持構造433)は、熱伝導率値が1メートル毎ケルビン当たり約0.3ワット(W/m・k)以下である。いくつかの実装形態では、低熱伝導率値は1メートル毎ケルビン当たり約0.3ワット(W/m・k)以下である。
いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層のうちの少なくとも1つは、少なくとも金属、炭素、黒鉛、および/またはアルミニウムのうちの1つを含む材料で作られる。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層のうちの少なくとも1つは高熱伝導率値を有する材料で作られる。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層のうちの少なくとも1つは、約300W/m・k以上の熱伝導率値を有する。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層のうちの少なくとも1つは、熱伝導率値が約500W/m・k以上である(たとえば、黒鉛)。いくつかの実装形態では、高熱伝導率値は約300W/m・k以上である。
いくつかの実装形態では、熱界面層は、ヒートスプレッダ層と集積デバイスを結合するのに使用される材料である。熱界面層の例には、はんだ、エポキシ、金属充填アタッチなどが含まれる。いくつかの実装形態では、熱界面層のうちの少なくとも1つは、熱伝導率値が約1.5W/m・k以下である。いくつかの実装形態では、熱界面層のうちの少なくとも1つは、熱伝導率値が約0.7〜1.5W/m・kである。
いくつかの実装形態では、接着材料(たとえば、熱伝導性接着材層)は、ヒートスプレッダ層と支持構造を結合するのに使用される材料である。いくつかの実装形態では、熱界面層のうちの少なくとも1つは、概ね支持構造の熱伝導率値以上である熱伝導率値を有する。いくつかの実装形態では、熱界面層のうちの少なくとも1つは、概ね熱界面層の熱伝導率値以下である熱伝導率値を有する。
上記の熱伝導率値が例にすぎず、多層熱放散デバイスに使用される材料がこれらの熱伝導率値を有する材料に限定されないことに留意されたい。
例示的な多層熱放散デバイス
図4は、電子デバイス400内部の第1の位置にある多層熱放散デバイス430を示す。特に、図4は、多層熱放散デバイス430が電子デバイス400の裏面に物理的に接触している(たとえば、タッチしている)ことを示す。しかし、多層熱放散デバイスは、電子デバイス400内部の異なる位置に配置されてもよい。特に、いくつかの実装形態では、多層熱放散デバイスと電子デバイスの1つまたは複数の表面との間に隙間(たとえば、空隙)があってもよい。
図5は、電子デバイス500内部の第2の位置に多層熱放散デバイス530を含む電子デバイス500を示し、この場合、第2の位置は図4の第1の位置とは異なる。
いくつかの実装形態では、図5の多層熱放散デバイス530は、多層熱放散デバイス530が電子デバイス500内の異なる位置に配置されることを除いて、図4の多層熱放散デバイス430と同様である。
図5に示すように、電子デバイス500(たとえば、モバイルデバイス)は、ディスプレイ502と、前面504と、裏面506と、底面508と、上面510とを含む。電子デバイス500はまた、プリント回路板(PCB)520と、集積デバイス522(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)と、多層熱放散デバイス530(たとえば、ヒートスプレッダ)とを含む。
いくつかの実装形態では、集積デバイス522は、熱発生構成要素、熱発生領域、および/または電子デバイス500内で熱を発生させるように構成された領域の一部である。いくつかの実装形態では、PCB520は、熱発生構成要素、熱発生領域、および/または電子デバイス500内で熱を発生させるように構成された領域の一部である。
PCB520は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。集積デバイス522は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図5に示すように、集積デバイス522の第1の表面はPCB520の第2の表面に結合される。
多層熱放散デバイス530は、第1のヒートスプレッダ層532と、第1の支持構造533と、第2のヒートスプレッダ層534とを含む。
いくつかの実装形態では、熱放散デバイス530は、横方向の熱放散を最大にして垂直方向の熱放散を最小限に抑え(または少なくとも垂直方向の熱放散を低減させ)、それによって電子デバイスの表面上にホットスポットピーク温度が生じる可能性を低下させるように構成される。いくつかの実装形態では、このことは、低熱伝導率値を有する支持構造(および/または接着材料)に結合された高熱伝導率値を有する少なくとも1つのヒートスプレッダ層を有することによって実現することが可能である。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層および支持構造用の材料としては、ヒートスプレッダ層の高熱伝導率値と支持構造の低熱伝導率値との間の差を最大にする材料が選択される。
図5の例では、第1のヒートスプレッダ層532の側部および第2のヒートスプレッダ層534の側部が、電子デバイス500の上面510に接触することはない。すなわち、第1のヒートスプレッダ層532と上面510との間には隙間(たとえば、空隙)がある。同様に、第2のヒートスプレッダ層534と上面510との間には隙間(たとえば、空隙)がある。さらに、第2のヒートスプレッダ層534と電子デバイス500の裏面506との間には隙間(たとえば、空隙)もある。しかし、第1のヒートスプレッダ層532および第2のヒートスプレッダ層534が裏面506および/または上面510に接触しないにもかかわらず、熱発生領域および/または熱を発生させるように構成された領域(たとえば、集積デバイス522を含む領域)からの熱が電子デバイス500の裏面506および/または上面510を通って放散する場合があることに留意されたい。いくつかの実装形態では、多層熱放散デバイス530と電子デバイス500の表面との間の隙間は、電子デバイス500の表面がホットスポット温度または望ましくない温度に達するのを防止するのに十分な熱抵抗を生じさせる。
要約すれば、図5は、第1の熱拡散手段(たとえば、第1のヒートスプレッダ層532)と、第1の支持手段(たとえば、第1の支持構造533)と、第2の熱拡散手段(たとえば、第2のヒートスプレッダ層534)とを含む装置(たとえば、多層熱放散デバイス530、電子デバイス500)の例を示す。いくつかの実装形態では、熱拡散手段のうちの少なくとも1つは高熱伝導率値を有する。いくつかの実装形態では、支持手段のうちの少なくとも1つは低熱伝導率値を有する。
図6は、集積デバイスに結合された多層熱放散デバイスの拡大図である。詳細には、図6は、熱発生構成要素、熱発生領域、および/または熱を発生させるように構成された領域に結合された多層熱放散デバイス600(たとえば、ヒートスプレッダ)を示す。いくつかの実装形態では、熱発生構成要素は、プリント回路板(PCB)602および/または集積デバイス604(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)の少なくとも一方を含んでもよい。いくつかの実装形態では、熱発生領域は、プリント回路板(PCB)602および/または集積デバイス604(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)の少なくとも一方を含んでもよい。いくつかの実装形態では、熱を発生させるように構成された領域は、プリント回路板(PCB)602および/または集積デバイス604(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)の少なくとも一方を含んでもよい。
PCB602は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。集積デバイス604は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図6に示すように、集積デバイス604の第1の表面はPCB602の第2の表面に結合される。
多層熱放散デバイス600は、第1のヒートスプレッダ層606と、第1の支持構造607と、第2のヒートスプレッダ層608とを含む。第1のヒートスプレッダ層606は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第1の支持構造607は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2のヒートスプレッダ層608は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。
第1のヒートスプレッダ層606の第2の表面は、第1の支持構造607の第1の表面に結合される。第1の支持構造607の第2の表面は、第2のヒートスプレッダ層608の第1の表面に結合される。いくつかの実装形態では、第1の支持構造607は接着剤層(たとえば、熱伝導性接着材層)である。
いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層606の第1の表面は、熱界面材料(たとえば、熱伝導性接着剤)を通して集積デバイス604(たとえば、集積デバイス604の第2の表面)に結合される。いくつかの実装形態によれば、第1のヒートスプレッダ層606の第1の表面は、熱発生領域および/または集積デバイス604を含む熱を発生させるように構成された領域に結合される。
いくつかの実装形態では、熱放散デバイス600は、横方向の熱放散を最大にして垂直方向の熱放散を最小限に抑え(または少なくとも垂直方向の熱放散を低減させ)、それによって電子デバイスの表面上にホットスポットピーク温度が生じる可能性を低下させるように構成される。いくつかの実装形態では、このことは、低熱伝導率値を有する支持構造(たとえば、支持構造607)に結合された高熱伝導率値を有するヒートスプレッダ層(たとえば、ヒートスプレッダ層606)を有することによって実現することが可能である。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層および支持構造用の材料としては、ヒートスプレッダ層の高熱伝導率値と支持構造の低熱伝導率値との間の差を最大にする材料が選択される。
図7は、集積デバイスおよび多層熱放散デバイスのそれぞれに異なる構成要素の組立て図である。詳細には、図7は、多層熱放散デバイス700(たとえば、ヒートスプレッダ)、ならびに熱発生構成要素、熱発生領域、および/または熱を発生させるように構成された領域を示す。いくつかの実装形態では、熱発生構成要素は、プリント回路板(PCB)702および/または集積デバイス704(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)の少なくとも一方を含んでもよい。いくつかの実装形態では、熱発生領域は、プリント回路板(PCB)702および/または集積デバイス704(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)の少なくとも一方を含んでもよい。いくつかの実装形態では、熱を発生させるように構成された領域は、プリント回路板(PCB)702および/または集積デバイス704(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)の少なくとも一方を含んでもよい。
PCB702は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。集積デバイス704は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図7に示すように、集積デバイス704の第1の表面はPCB702の第2の表面に結合される。
多層熱放散デバイス700は、第1のヒートスプレッダ層706と、第1の支持構造707と、第2のヒートスプレッダ層708とを含む。第1のヒートスプレッダ層706は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第1の支持構造707は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2のヒートスプレッダ層708は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。
第1のヒートスプレッダ層706の第2の表面は、第1の支持構造707の第1の表面に結合される。第1の支持構造707の第2の表面は、第2のヒートスプレッダ層708の第1の表面に結合されるように構成される。
図7に示すように、第1のヒートスプレッダ層706の第1の表面は集積デバイス704(たとえば、集積デバイス704の第2の表面)に結合されるように構成される。いくつかの実装形態によれば、第1のヒートスプレッダ層706の第1の表面は、集積デバイス704を含む熱発生領域に結合されるように構成される。
いくつかの実装形態では、熱放散デバイス700は、横方向の熱放散を最大にして垂直方向の熱放散を最小限に抑え(または少なくとも垂直方向の熱放散を低減させ)、それによって電子デバイスの表面上にホットスポットピーク温度が生じる可能性を低下させるように構成される。いくつかの実装形態では、このことは、低熱伝導率値を有する支持構造(たとえば、支持構造707)に結合された高熱伝導率値を有するヒートスプレッダ層(たとえば、ヒートスプレッダ層706)を有することによって実現することが可能である。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層および支持構造用の材料としては、ヒートスプレッダ層の高熱伝導率値と支持構造の低熱伝導率値との間の差を最大にする材料が選択される。
図4〜図7は、単一の集積デバイス(たとえば、チップ)に結合された多層熱放散デバイスを示す。しかし、いくつかの実装形態では、多層熱放散デバイスは複数の集積デバイスに結合されてもよい。
図8は、2つの集積デバイスに結合された多層熱放散デバイスの拡大図である。詳細には、図8は、熱発生構成要素、熱発生領域、および/または熱を発生させるように構成された領域に結合された多層熱放散デバイス800(たとえば、ヒートスプレッダ)を示す。いくつかの実装形態では、熱発生構成要素は、プリント回路板(PCB)802、第1の集積デバイス803(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)、および/または第2の集積デバイス805のうちの少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの実装形態では、熱発生領域は、プリント回路板(PCB)802、第1の集積デバイス803(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)、および/または第2の集積デバイス805のうちの少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの実装形態では、熱を発生させるように構成された領域は、プリント回路板(PCB)802、第1の集積デバイス803(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)、および/または第2の集積デバイス805のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
PCB802は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第1の集積デバイス803は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2の集積デバイス805は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図8に示すように、第1の集積デバイス803の第1の表面はPCB802の第2の表面に結合される。図8は、第2の集積デバイス805の第1の表面がPCB802の第2の表面に結合されることも示す。
多層熱放散デバイス800は、第1のヒートスプレッダ層806と、第1の支持構造807と、第2のヒートスプレッダ層808とを含む。第1のヒートスプレッダ層806は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第1の支持構造807は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2のヒートスプレッダ層808は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。
第1のヒートスプレッダ層806の第2の表面は、第1の支持構造807の第1の表面に結合される。第1の支持構造807の第2の表面は、第2のヒートスプレッダ層808の第1の表面に結合される。いくつかの実装形態では、第1の支持構造807は接着剤層(たとえば、熱伝導性接着材層)である。
いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層806の第1の表面は、熱界面材料(たとえば、熱伝導性接着剤)を通して第1の集積デバイス803(たとえば、集積デバイス803の第2の表面)に結合される。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層806の第1の表面は、熱界面材料(たとえば、熱伝導性接着剤)を通して第2の集積デバイス805(たとえば、第2の集積デバイス805の第2の表面)に結合される。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層806の第1の表面は、少なくとも第1の集積デバイス803および/または第2の集積デバイス805を含む熱発生領域に結合される。いくつかの実装形態では、第1の集積デバイス803は中央処理装置(CPU)であり、第2の集積デバイス805はグラフィカル処理ユニット(GPU)である。
いくつかの実装形態では、熱放散デバイス800は、横方向の熱放散を最大にして垂直方向の熱放散を最小限に抑え(または少なくとも垂直方向の熱放散を低減させ)、それによって電子デバイスの表面上にホットスポットピーク温度が生じる可能性を低下させるように構成される。いくつかの実装形態では、このことは、低熱伝導率値を有する支持構造(たとえば、支持構造807)に結合された高熱伝導率値を有する少なくとも1つのヒートスプレッダ層(たとえば、ヒートスプレッダ層806)を有することによって実現することが可能である。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層および支持構造用の材料としては、ヒートスプレッダ層の高熱伝導率値と支持構造の低熱伝導率値との間の差を最大にする材料が選択される。
図9は、集積デバイスおよび多層熱放散デバイスのそれぞれに異なる構成要素の組立て図である。詳細には、図9は、多層熱放散デバイス900(たとえば、ヒートスプレッダ)、ならびに熱発生構成要素、熱発生領域、および/または熱を発生させるように構成された領域を示す。いくつかの実装形態では、熱発生構成要素は、プリント回路板(PCB)902、第1の集積デバイス903(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)、および/または第2の集積デバイス905のうちの少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの実装形態では、熱発生領域は、プリント回路板(PCB)902、第1の集積デバイス903(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)、および/または第2の集積デバイス905のうちの少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの実装形態では、熱を発生させるように構成された領域は、プリント回路板(PCB)902、第1の集積デバイス903(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)、および/または第2の集積デバイス905のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
PCB902は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第1の集積デバイス903は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2の集積デバイス905は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図9に示すように、第1の集積デバイス903の第1の表面はPCB902の第2の表面に結合される。第2の集積デバイス905の第1の表面は、PCB902の第2の表面にも結合される。
多層熱放散デバイス900は、第1のヒートスプレッダ層906と、第1の支持構造907と、第2のヒートスプレッダ層908とを含む。第1のヒートスプレッダ層906は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第1の支持構造907は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2のヒートスプレッダ層908は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。
第1のヒートスプレッダ層906の第2の表面は、第1の支持構造907の第1の表面に結合される。第1の支持構造907の第2の表面は、第2のヒートスプレッダ層908の第1の表面に結合されるように構成される。
図9に示すように、第1のヒートスプレッダ層906の第1の表面は、第1の集積デバイス903(たとえば、集積デバイス903の第2の表面)および第2の集積デバイス905(たとえば、集積デバイス905の第2の表面)に結合されるように構成される。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層906の第1の表面は、集積デバイス903と集積デバイス905とを含む熱発生領域に結合されるように構成される。
いくつかの実装形態では、熱放散デバイス900は、横方向の熱放散を最大にして垂直方向の熱放散を最小限に抑え(または少なくとも垂直方向の熱放散を低減させ)、それによって電子デバイスの表面上にホットスポットピーク温度が生じる可能性を低下させるように構成される。いくつかの実装形態では、このことは、低熱伝導率値を有する支持構造(たとえば、支持構造907)に結合された高熱伝導率値を有する少なくとも1つのヒートスプレッダ層(たとえば、ヒートスプレッダ層906)を有することによって実現することが可能である。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層および支持構造用の材料としては、ヒートスプレッダ層の高熱伝導率値と支持構造の低熱伝導率値との間の差を最大にする材料が選択される。
支持構造用の例示的な形状
上述のように、多層熱放散デバイスの各実装形態は、それぞれに異なるサイズ、形状、および/または構成を有する支持構造を有してもよい。図10〜図14は、多層熱放散デバイスの支持構造の様々なサイズ、形状、および/または構成の例を示す。図10〜図14に示し図10〜図14において説明する支持構造は、本開示において説明する多層熱放散デバイスのいずれに実装されてもよい。図10〜図14に示す支持構造が例示的なものにすぎず、他のサイズ、形状、および/または構成を有する他の支持構造が使用されてもよいことに留意されたい。
図10は、方形周縁の形状を有する支持構造1000を示す。図11は、第1の矩形構造と第2の矩形構造とを含む支持構造1100を示す。図12は、円形リング(たとえば、ドーナツ形)の形状を有する支持構造1200を示す。図13は、方形周縁内に配置されたいくつかの角形柱を含む支持構造1300を示す。図14は、方形周縁内に配置されたいくつかの円形柱の形状を有する支持構造1400を示す。
いくつかの実装形態では、支持構造1000、1100、1200、1300、および/または1400は熱伝導性接着材層である。
例示的な多層熱放散デバイス
いくつかの実装態様では、熱放散デバイスは3つ以上のヒートスプレッダ層を有してもよい。図15は、ディスプレイ1502と、前面1504と、裏面1506と、底面1508と、上面1510とを含む電子デバイス1500(たとえば、モバイルデバイス)を示す。電子デバイス1500はまた、プリント回路板(PCB)1520と、集積デバイス1522(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)と、多層熱放散デバイス1530(たとえば、ヒートスプレッダ)とを含む。
特に、図15は、多層熱放散デバイス1530が電子デバイス1500の裏面1506および上面1510に物理的に接触していることを示す。いくつかの実装形態では、多層熱放散デバイスは、電子デバイス1500の裏面1506および/または上面1510の近くに位置する(たとえば、極めて近接する)が、電子デバイス1500の裏面1506および/または上面1510に物理的に接触しない(たとえば、タッチしない)場合がある。そのような例について図16においてさらに説明する。
再び図15を参照するとわかるように、いくつかの実装形態では、集積デバイス1522は、熱発生構成要素、熱発生領域、および/または電子デバイス1500内で熱を発生させるように構成された領域の一部である。いくつかの実装形態では、PCB1520は、熱発生構成要素、熱発生領域、および/または電子デバイス1500内で熱を発生させるように構成された領域の一部である。
PCB1520は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。集積デバイス1522は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図15に示すように、集積デバイス1522の第1の表面はPCB1520の第2の表面に結合される。
多層熱放散デバイス1530は、第1のヒートスプレッダ層1532と、第1の支持構造1533と、第2のヒートスプレッダ層1534と、第2の支持構造1535と、第3のヒートスプレッダ層1536とを含む。第1のヒートスプレッダ層1532は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第1の支持構造1533は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2のヒートスプレッダ層1534は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2の支持構造1535は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第3のヒートスプレッダ層1536は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図15は、第2の支持構造1535が第1の支持構造1533よりも大きい(たとえば、より広い、より長い、より直径が大きい、より円周が長い)ことを示す。
第1のヒートスプレッダ層1532の第2の表面は、第1の支持構造1533の第1の表面に結合される。第1の支持構造1533の第2の表面は、第2のヒートスプレッダ層1534の第1の表面に結合される。第2のヒートスプレッダ層1534の第2の表面は、第2の支持構造1535の第1の表面に結合される。第2の支持構造1535の第2の表面は、第3のヒートスプレッダ層1536の第1の表面に結合される。いくつかの実装形態によれば、第1の支持構造1533および/または第2の支持構造1535は熱伝導性接着剤層である。
図15に示すように、第1のヒートスプレッダ層1532の第1の表面は集積デバイス1522(たとえば、集積デバイス1522の第2の表面)に結合される。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層1532は、熱界面材料(たとえば、熱伝導性接着剤)を通して集積デバイス1522に結合される。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層1532の第1の表面は、集積デバイス1522を含む熱発生領域に結合される。さらに、第3のヒートスプレッダ層1536の第2の表面は、電子デバイス1500の裏面1506の第1の表面(たとえば、内側面)に結合される。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層1532の側部、第2のヒートスプレッダ層1534の側部、および/または第3のヒートスプレッダ層1536の側部が、電子デバイス1500の上面1510の第1の表面(たとえば、内側面)に結合されてもよい。
図15に示すように、多層熱放散デバイス1530は、熱発生領域(たとえば、集積デバイス1522を含む領域)からの熱が、熱放散デバイス1530から横方向および垂直方向に放散するように構成される。たとえば、熱発生領域からの熱は、第1のヒートスプレッダ層1532、第2のヒートスプレッダ層1534および第3のヒートスプレッダ層1536から電子デバイス1500の内側領域内に横方向に放散する場合がある。いくつかの実装形態では、熱発生領域からの熱は、上面1510を通って放散する場合もある。熱発生領域からの熱は、裏面1506を通って放散する場合もある。
したがって、多層熱放散デバイス1530は、図15に示すように、電子デバイス1500の裏面1506全体(または裏面1506の大部分)を通るのではなく、熱の放散を様々な方向および/または表面を通って拡散させるように構成される。すなわち、他の場合には裏面1506を通って放散していた熱の一部が、ここでは電子デバイス1500の内部に放散し、ならびに/あるいは電子デバイス1500の上面1510を通って放散する。こうすることによって、電子デバイス1500の裏面1506が温度しきい値(たとえば、電子デバイス1500のユーザに受け入れられるかまたはユーザにとって心地よい温度しきい値)よりも高い温度に達するのが抑制されならびに/あるいは防止される。
いくつかの実装形態では、熱放散デバイス1530は、横方向の熱放散を最大にして垂直方向の熱放散を最小限に抑え(または少なくとも垂直方向の熱放散を低減させ)、それによって電子デバイスの表面上にホットスポットピーク温度が生じる可能性を低下させるように構成される。いくつかの実装形態では、このことは、低熱伝導率値を有する支持構造(たとえば、支持構造1533)に結合された高熱伝導率値を有する少なくとも1つのヒートスプレッダ層(たとえば、ヒートスプレッダ層1532)を有することによって実現することが可能である。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層および支持構造用の材料としては、ヒートスプレッダ層の高熱伝導率値と支持構造の低熱伝導率値との間の差を最大にする材料が選択される。
各実装形態では、第1のヒートスプレッダ層1532、第1の支持構造1533、第2のヒートスプレッダ層1534、第2の支持構造1535、および第3のヒートスプレッダ層1536に同じ材料を使用してもあるいは異なる材料を使用してもよい。たとえば、いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層1532、第1の支持構造1533、第2のヒートスプレッダ層1534、第2の支持構造1535、および/または第3のヒートスプレッダ層1536は、金属および/またはアルミニウムの少なくとも一方を含む材料で作られてもよい。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層1532は第1の熱伝導率値を有し、第1の支持構造1533は第2の熱伝導率値を有し、第2のヒートスプレッダ層1534は第3の熱伝導率値を有し、第2の支持構造1535は第4の熱伝導率値を有し、第3のヒートスプレッダ層1536は第5の熱伝導率値を有する。特定の材料の特定の熱伝導率値は、特定の材料がどれだけうまくあるいはどれだけ不十分に熱を伝導させるかを数量化する。
いくつかの実装形態では、第1の支持構造1533および/または第2の支持構造1535の材料、形状、および/または熱伝導率値としては、熱発生領域(たとえば、集積デバイス1522を含む領域)からの熱が主として(または熱の大部分が)第1のヒートスプレッダ層1532および/または第2のヒートスプレッダ層1534を通って放散するような材料、形状、および/または熱伝導率値が選択される。いくつかの実装形態では、第1の支持構造1533は、熱発生領域からの熱の熱抵抗(たとえば、熱放散デバイスの垂直熱抵抗)を生じさせ、それによって、第1のヒートスプレッダ層1532を通してより多くの熱を放散させる(たとえば、熱を横方向に放散させる)ように構成される。垂直熱抵抗を生じさせるこの手法は、熱放散デバイスにおける垂直熱抵抗を最低限に抑える従来の手法と逆であり直観に反した手法である。いくつかの実装形態では、第1の支持構造1533の第2の熱伝導率は、第1のヒートスプレッダ層1532の第1の熱伝導率よりも低い。
いくつかの実装形態では、第2の支持構造1535は、熱発生領域からの熱の熱抵抗(たとえば、熱放散デバイスの垂直熱抵抗)を生じさせ、それによって、第2のヒートスプレッダ層1534を通してより多くの熱を放散させるように構成される。いくつかの実装形態では、第2の支持構造1535の第4の熱伝導率は、第2のヒートスプレッダ層1534の第3の熱伝導率よりも低い。
熱は依然として第3のヒートスプレッダ層1536および裏面1506を通って放散することができるが、第1の支持構造1533および/または第2の支持構造1535がない場合ほど放散しないことに留意されたい。支持構造用の様々な形状の例について上記において説明し、図10〜図14に示した。
要約すれば、図15は、第1の熱拡散手段(たとえば、第1のヒートスプレッダ層1532)と、第1の支持手段(たとえば、第1の支持構造1533)と、第2の熱拡散手段(たとえば、第2のヒートスプレッダ層1534)と、第2の支持手段(たとえば、第2の支持構造1535)と、第3の熱拡散手段(たとえば、第3のヒートスプレッダ層1536)とを含む装置(たとえば、多層熱放散デバイス1530、電子デバイス1500)の例を示す。いくつかの実装形態では、熱拡散手段のうちの少なくとも1つは高熱伝導率値を有する。いくつかの実装形態では、支持手段のうちの少なくとも1つは低熱伝導率値を有する。
例示的な多層熱放散デバイス
図15は、電子デバイス1500内部の第1の位置にある多層熱放散デバイス1530を示す。特に、図15は、多層熱放散デバイス1530が電子デバイス1530の裏面に物理的に接触していることを示す。しかし、多層熱放散デバイスは、電子デバイス1500内部の異なる位置に配置されてもよい。特に、いくつかの実装形態では、多層熱放散デバイスと電子デバイスの1つまたは複数の表面との間に隙間(たとえば、空隙)があってもよい。
図16は、電子デバイス1600内部の第2の位置に多層熱放散デバイス1630を含む電子デバイス1600を示し、この場合、第2の位置は図15の第1の位置とは異なる。
いくつかの実装形態では、図16の多層熱放散デバイス1630は、多層熱放散デバイス1630が電子デバイス1600内の異なる位置に配置されることを除いて、図15の多層熱放散デバイス1530と同様である。
図16は、ディスプレイ1602と、前面1604と、裏面1606と、底面1608と、上面1610とを含む電子デバイス1600(たとえば、モバイルデバイス)を示す。電子デバイス1600はまた、プリント回路板(PCB)1620と、集積デバイス1622(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)と、多層熱放散デバイス1630(たとえば、ヒートスプレッダ)とを含む。
いくつかの実装形態では、集積デバイス1622は、熱発生構成要素、熱発生領域、および/または電子デバイス1600内で熱を発生させるように構成された領域の一部である。いくつかの実装形態では、PCB1620は、熱発生構成要素、熱発生領域、および/または電子デバイス1600内で熱を発生させるように構成された領域の一部である。
多層熱放散デバイス1630は、第1のヒートスプレッダ層1632と、第1の支持構造1633と、第2のヒートスプレッダ層1634と、第2の支持構造1635と、第3のヒートスプレッダ層1636とを含む。いくつかの実装形態によれば、第1の支持構造1633および/または第2の支持構造1635は熱伝導性接着剤層である。
いくつかの実装形態では、熱放散デバイス1630は、横方向の熱放散を最大にして垂直方向の熱放散を最小限に抑え(または少なくとも垂直方向の熱放散を低減させ)、それによって電子デバイスの表面上にホットスポットピーク温度が生じる可能性を低下させるように構成される。いくつかの実装形態では、このことは、低熱伝導率値を有する支持構造(および/または接着材料)に結合された高熱伝導率値を有する少なくとも1つのヒートスプレッダ層を有することによって実現することが可能である。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層および支持構造用の材料としては、ヒートスプレッダ層の高熱伝導率値と支持構造の低熱伝導率値との間の差を最大にする材料が選択される。
図16は、電子デバイス1600内部の第2の位置に多層熱放散デバイス1630を含む電子デバイス1600を示し、この場合、第2の位置は図15の第1の位置とは異なる。この例では、第1のヒートスプレッダ層1632の側部、第2のヒートスプレッダ層1634の側部、および第3のヒートスプレッダ層1636の側部が、電子デバイス1600の上面1610に接触することはない。同様に、第3のヒートスプレッダ層1636が電子デバイス1600の裏面1606に接触することはない。すなわち、第3のヒートスプレッダ層1636と電子デバイス1600の表面との間には隙間(たとえば、空隙)がある。しかし、第1のヒートスプレッダ層1632、第2のヒートスプレッダ層1634、および第3のヒートスプレッダ層1636が裏面1606および/または上面1610に接触しないにもかかわらず、熱発生領域(たとえば、集積デバイス1622を含む領域)からの熱が依然として電子デバイス1600の裏面1606および/または上面1610を通って放散する場合があることに留意されたい。
要約すれば、図16は、第1の熱拡散手段(たとえば、第1のヒートスプレッダ層1632)と、第1の支持手段(たとえば、第1の支持構造1633)と、第2の熱拡散手段(たとえば、第2のヒートスプレッダ層1634)と、第2の支持手段(たとえば、第2の支持構造1635)と、第3の熱拡散手段(たとえば、第3のヒートスプレッダ層1636)とを含む装置(たとえば、多層熱放散デバイス1630、電子デバイス1600)の例を示す。いくつかの実装形態では、熱拡散手段のうちの少なくとも1つは高熱伝導率値を有する。いくつかの実装形態では、支持手段のうちの少なくとも1つは低熱伝導率値を有する。
図17は、集積デバイスに結合された多層熱放散デバイスの拡大図である。詳細には、図17は、熱発生構成要素および/または熱発生領域に結合された多層熱放散デバイス1700(たとえば、ヒートスプレッダ)を示す。いくつかの実装形態では、熱発生構成要素は、プリント回路板(PCB)1702および/または集積デバイス1704(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)の少なくとも一方を含んでもよい。いくつかの実装形態では、熱発生領域は、プリント回路板(PCB)1702および/または集積デバイス1704(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)の少なくとも一方を含んでもよい。
PCB1702は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。集積デバイス1704は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図17に示すように、集積デバイス1704の第1の表面はPCB1702の第2の表面に結合される。
多層熱放散デバイス1700は、第1のヒートスプレッダ層1706と、第1の支持構造1707と、第2のヒートスプレッダ層1708と、第2の支持構造1709と、第3のヒートスプレッダ層1710とを含む。第1のヒートスプレッダ層1706は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第1の支持構造1707は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2のヒートスプレッダ層1708は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2の支持構造1709は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第3のヒートスプレッダ層1710は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図17は、第2の支持構造1709が第1の支持構造1707よりも大きい(たとえば、より広い、より長い、より直径が大きい、より円周が長い)ことを示す。
第1のヒートスプレッダ層1706の第2の表面は、第1の支持構造1707の第1の表面に結合される。第1の支持構造1707の第2の表面は、第2のヒートスプレッダ層1708の第1の表面に結合される。第2のヒートスプレッダ層1708の第2の表面は、第2の支持構造1709の第1の表面に結合される。第2の支持構造1709の第2の表面は、第3のヒートスプレッダ層1710の第1の表面に結合される。いくつかの実装形態によれば、第1の支持構造1707および/または第2の支持構造1709は熱伝導性接着剤層である。
図17に示すように、第1のヒートスプレッダ層1706の第1の表面は集積デバイス1704(たとえば、集積デバイス1704の第2の表面)に結合される。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層1706は、熱界面材料(たとえば、熱伝導性接着剤)を通して集積デバイス1704に結合される。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層1706の第1の表面は、集積デバイス1704を含む熱発生領域に結合される。
いくつかの実装形態では、熱放散デバイス1700は、横方向の熱放散を最大にして垂直方向の熱放散を最小限に抑え(または少なくとも垂直方向の熱放散を低減させ)、それによって電子デバイスの表面上にホットスポットピーク温度が生じる可能性を低下させるように構成される。いくつかの実装形態では、このことは、低熱伝導率値を有する支持構造(たとえば、支持構造1707)に結合された高熱伝導率値を有する少なくとも1つのヒートスプレッダ層(たとえば、ヒートスプレッダ層1706)を有することによって実現することが可能である。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層および支持構造用の材料としては、ヒートスプレッダ層の高熱伝導率値と支持構造の低熱伝導率値との間の差を最大にする材料が選択される。
図18は、集積デバイスおよび多層熱放散デバイスのそれぞれに異なる構成要素の組立て図である。詳細には、図18は、多層熱放散デバイス1800(たとえば、ヒートスプレッダ)ならびに熱発生構成要素および/または熱発生領域を示す。いくつかの実装形態では、熱発生構成要素は、プリント回路板(PCB)1802および/または集積デバイス1804(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)の少なくとも一方を含んでもよい。いくつかの実装形態では、熱発生領域は、プリント回路板(PCB)1802および/または集積デバイス1804(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)の少なくとも一方を含んでもよい。
PCB1802は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。集積デバイス1804は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図18に示すように、集積デバイス1804の第1の表面はPCB1802の第2の表面に結合される。
多層熱放散デバイス1800は、第1のヒートスプレッダ層1806と、第1の支持構造1807と、第2のヒートスプレッダ層1808と、第2の支持構造1809と、第3のヒートスプレッダ層1810とを含む。第1のヒートスプレッダ層1806は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第1の支持構造1807は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2のヒートスプレッダ層1808は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2の支持構造1809は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第3のヒートスプレッダ層1810は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図18は、第2の支持構造1809が第1の支持構造1807よりも大きい(たとえば、より広い、より長い、より直径が大きい、より円周が長い)ことを示す。
第1のヒートスプレッダ層1806の第2の表面は、第1の支持構造1807の第1の表面に結合される。第1の支持構造1807の第2の表面は、第2のヒートスプレッダ層1808の第1の表面に結合されるように構成される。第2のヒートスプレッダ層1808の第2の表面は、第2の支持構造1809の第1の表面に結合される。第2の支持構造1809の第2の表面は、第3のヒートスプレッダ層1810の第1の表面に結合されるように構成される。
図18に示すように、第1のヒートスプレッダ層1806の第1の表面は集積デバイス1804(たとえば、集積デバイス1804の第2の表面)に結合されるように構成される。いくつかの実装形態によれば、第1のヒートスプレッダ層1806の第1の表面は、集積デバイス1804を含む熱発生領域に結合されるように構成される。
いくつかの実装形態では、熱放散デバイス1800は、横方向の熱放散を最大にして垂直方向の熱放散を最小限に抑え(または少なくとも垂直方向の熱放散を低減させ)、それによって電子デバイスの表面上にホットスポットピーク温度が生じる可能性を低下させるように構成される。いくつかの実装形態では、このことは、低熱伝導率値を有する支持構造(たとえば、支持構造1807)に結合された高熱伝導率値を有する少なくとも1つのヒートスプレッダ層(たとえば、ヒートスプレッダ層1806)を有することによって実現することが可能である。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層および支持構造用の材料としては、ヒートスプレッダ層の高熱伝導率値と支持構造の低熱伝導率値との間の差を最大にする材料が選択される。
例示的な多層熱放散デバイス
図19は、2つの集積デバイスに結合された多層熱放散デバイスの拡大図である。詳細には、図19は、熱発生構成要素、熱発生領域、および/または熱を発生させるように構成された領域に結合された多層熱放散デバイス1900(たとえば、ヒートスプレッダ)を示す。いくつかの実装形態では、熱発生構成要素は、プリント回路板(PCB)1902、第1の集積デバイス1903(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)、および/または第2の集積デバイス1905のうちの少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの実装形態では、熱発生領域は、プリント回路板(PCB)1902ならびに/あるいは集積デバイス1903および/または1905(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
PCB1902は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第1の集積デバイス1903は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図19に示すように、第1の集積デバイス1903の第1の表面はPCB1902の第2の表面に結合される。第2の集積デバイス1905は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図19に示すように、第2の集積デバイス1905の第1の表面はPCB1902の第2の表面に結合される。
多層熱放散デバイス1900は、第1のヒートスプレッダ層1906と、第1の支持構造1907と、第2のヒートスプレッダ層1908と、第2の支持構造1909と、第3のヒートスプレッダ層1910とを含む。第1のヒートスプレッダ層1906は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第1の支持構造1907は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2のヒートスプレッダ層1908は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2の支持構造1909は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第3のヒートスプレッダ層1910は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図19は、第2の支持構造1909が第1の支持構造1907よりも大きい(たとえば、より広い、より長い、より直径が大きい、より円周が長い)ことを示す。
第1のヒートスプレッダ層1906の第2の表面は、第1の支持構造1907の第1の表面に結合される。第1の支持構造1907の第2の表面は、第2のヒートスプレッダ層1908の第1の表面に結合される。第2のヒートスプレッダ層1908の第2の表面は、第2の支持構造1909の第1の表面に結合される。第2の支持構造1909の第2の表面は、第3のヒートスプレッダ層1910の第1の表面に結合される。いくつかの実装形態によれば、第1の支持構造1907および/または第2の支持構造1909は熱伝導性接着剤層である。
図19に示すように、第1のヒートスプレッダ層1906の第1の表面は、第1の集積デバイス1903(たとえば、集積デバイス1903の第2の表面)および第2の集積デバイス1905に結合される。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層1906は、熱界面材料(たとえば、熱伝導性接着剤)を通して第1の集積デバイス1903および/または第2の集積デバイス1905に結合される。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層1906の第1の表面は、第1の集積デバイス1903および/または第2の集積デバイス1905を含む熱発生領域に結合される。
いくつかの実装形態では、熱放散デバイス1900は、横方向の熱放散を最大にして垂直方向の熱放散を最小限に抑え(または少なくとも垂直方向の熱放散を低減させ)、それによって電子デバイスの表面上にホットスポットピーク温度が生じる可能性を低下させるように構成される。いくつかの実装形態では、このことは、低熱伝導率値を有する支持構造(たとえば、支持構造1907)に結合された高熱伝導率値を有する少なくとも1つのヒートスプレッダ層(たとえば、ヒートスプレッダ層1906)を有することによって実現することが可能である。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層および支持構造用の材料としては、ヒートスプレッダ層の高熱伝導率値と支持構造の低熱伝導率値との間の差を最大にする材料が選択される。
図20は、集積デバイスおよび多層熱放散デバイスのそれぞれに異なる構成要素の組立て図である。詳細には、図20は、多層熱放散デバイス2000(たとえば、ヒートスプレッダ)ならびに熱発生構成要素および/または熱発生領域を示す。いくつかの実装形態では、熱発生構成要素は、プリント回路板(PCB)2002、第1の集積デバイス2003および/または第2の集積デバイス2005(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの実装形態では、熱発生領域は、プリント回路板(PCB)2002、第1の集積デバイス2003および/または第2の集積デバイス2005(たとえば、チップ、ダイ、ダイパッケージ)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
PCB2002は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第1の集積デバイス2003は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図20に示すように、第1の集積デバイス2003の第1の表面はPCB2002の第2の表面に結合される。第2の集積デバイス2005は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図20に示すように、第2の集積デバイス2005の第1の表面はPCB2002の第2の表面に結合される。
多層熱放散デバイス2000は、第1のヒートスプレッダ層2006と、第1の支持構造2007と、第2のヒートスプレッダ層2008と、第2の支持構造2009と、第3のヒートスプレッダ層2010とを含む。第1のヒートスプレッダ層2006は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第1の支持構造2007は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2のヒートスプレッダ層2008は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第2の支持構造2009は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。第3のヒートスプレッダ層2010は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。図20は、第2の支持構造2009が第1の支持構造2007よりも大きい(たとえば、より広い、より長い、より直径が大きい、より円周が長い)ことを示す。
第1のヒートスプレッダ層2006の第2の表面は、第1の支持構造2007の第1の表面に結合される。第1の支持構造2007の第2の表面は、第2のヒートスプレッダ層2008の第1の表面に結合されるように構成される。第2のヒートスプレッダ層2008の第2の表面は、第2の支持構造2009の第1の表面に結合される。第2の支持構造2009の第2の表面は、第3のヒートスプレッダ層2010の第1の表面に結合されるように構成される。
図20に示すように、第1のヒートスプレッダ層2006の第1の表面は、第1の集積デバイス2003(たとえば、集積デバイス2003の第2の表面)および/または第2の集積デバイス2005に結合されるように構成される。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層2006の第1の表面は、第1の集積デバイス2003および/または第2の集積デバイス2005を含む熱発生領域に結合されるように構成される。
いくつかの実装形態では、熱放散デバイス2000は、横方向の熱放散を最大にして垂直方向の熱放散を最小限に抑え(または少なくとも垂直方向の熱放散を低減させ)、それによって電子デバイスの表面上にホットスポットピーク温度が生じる可能性を低下させるように構成される。いくつかの実装形態では、このことは、低熱伝導率値を有する支持構造(たとえば、支持構造2007)に結合された高熱伝導率値を有する少なくとも1つのヒートスプレッダ層(たとえば、ヒートスプレッダ層2006)を有することによって実現することが可能である。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層および支持構造用の材料としては、ヒートスプレッダ層の高熱伝導率値と支持構造の低熱伝導率値との間の差を最大にする材料が選択される。
多層熱放散デバイスを製作する例示的な方法
図21は、いくつかの実装形態において多層熱放散デバイスを提供/製作するための例示的な方法を示す。図21の方法は、本開示において説明する多層熱放散デバイスのいずれかを製作するために使用されてもよい。
図21に示すように、この方法では、(2105において)第1のヒートスプレッダ層を設ける。第1のヒートスプレッダ層は、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層を設けることは、第1のヒートスプレッダ層を製作/製造することを含む。いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層は、高熱伝導率ヒートスプレッダ層である。この方法ではまた、(2110において)第1のヒートスプレッダ層の第1の表面に第1の支持構造を設ける。いくつかの実装形態では、第1の支持構造を設けることは、第1の支持構造を製作/製造して第1のヒートスプレッダ層の第1の表面上に結合(たとえば、配置)することを含む。いくつかの実装形態では、第1の支持構造を第1のヒートスプレッダ層上に結合するのに接着材層(たとえば、熱伝導性接着材)が使用される。いくつかの実装形態では、第1の支持構造は熱伝導性接着剤層である。いくつかの実装形態では、第1の支持構造は低熱伝導率支持構造である。
この方法では、(2115において)第1の支持構造上に第2のヒートスプレッダ層を設ける。いくつかの実装形態では、第2のヒートスプレッダ層を設けることは、第2のヒートスプレッダ層を製作/製造して第1の支持構造上に結合(たとえば、配置)することを含む。いくつかの実装形態では、第2のヒートスプレッダ層を第1の支持構造に結合するのに接着材層(たとえば、熱伝導性接着材)が使用される。いくつかの実装形態では、第2のヒートスプレッダ層は、高熱伝導率ヒートスプレッダ層である。
この方法ではまた、(2120において)第2のヒートスプレッダ層上に第2の支持構造を設ける。いくつかの実装形態では、第2の支持構造を設けることは、第2の支持構造を製作/製造して第2のヒートスプレッダ層上に結合(たとえば、配置)することを含む。いくつかの実装形態では、第2の支持構造は、第1の支持構造よりも大きい(たとえば、より広い、より長い、より直径が大きい、より円周が長い)。いくつかの実装形態では、第2の支持構造を第2のヒートスプレッダ層上に結合するのに接着材層(たとえば、熱伝導性接着材)が使用される。いくつかの実装形態では、第2の支持構造は熱伝導性接着剤層である。いくつかの実装形態では、第2の支持構造は低熱伝導率支持構造である。
この方法では、(2125において)第2の支持構造上に第3のヒートスプレッダ層を設ける。いくつかの実装形態では、第3のヒートスプレッダ層を設けることは、第3のヒートスプレッダ層を製作/製造して第2の支持構造上に結合(たとえば、配置)することを含む。いくつかの実装形態では、第3のヒートスプレッダ層を第2の支持構造に結合するのに接着材層(たとえば、熱伝導性接着材)が使用される。いくつかの実装形態では、第3のヒートスプレッダ層は、高熱伝導率ヒートスプレッダ層である。
いくつかの実装形態では、第1のヒートスプレッダ層、第1の支持構造、第2のヒートスプレッダ層、第2の支持構造、および第3のヒートスプレッダ層は、電子デバイスに実装することができる多層熱放散デバイスを形成する。
いくつかの実装形態では、この方法は、(2130において)多層熱放散デバイスの第1のヒートスプレッダ層を熱発生構成要素、熱発生領域、および/または熱を発生させるように構成された領域にさらに結合することができる。いくつかの実装形態では、熱発生構成要素は、集積デバイス(たとえば、ダイ、ダイパッケージ)および/またはプリント回路板(PCB)を含む。いくつかの実装形態では、熱発生領域は、集積デバイス(たとえば、ダイ、ダイパッケージ)および/またはプリント回路板(PCB)を含む。
電子デバイスの温度プロファイル
図22、図23、および図24は、3つの電子デバイスに関する3つの温度プロファイルを示す。図22は、集積デバイスに結合されたヒートスプレッダを含まない電子デバイスの温度プロファイルである。図22は、集積デバイスの最高温度(従来接合温度と呼ばれている)が約114.1℃であることを示す。図22は、単一層ヒートスプレッダを有する電子デバイスの最高表面温度が64.2℃であることも示す。
図23は、集積デバイスに結合された単一層ヒートスプレッダを有する電子デバイスの温度プロファイルを示す図である。図23は、集積デバイスの最高温度が約63.7℃であることを示す。図23は、単一層ヒートスプレッダを有する電子デバイスの最高表面温度が47.7℃であることも示す。
図24は、集積デバイスに結合された多層熱放散デバイスを含む電子デバイスの温度プロファイルを示す図である。図24に示すように、集積デバイスの最高温度は71.1℃である。図24は、多層熱放散デバイスを有する電子デバイスの最高表面温度が44.7℃であることも示す。いくつかの実装形態では、本開示において説明するような多層熱放散デバイスは、図23に示すように、電子デバイスを通して集積デバイスから熱を放散させ拡散させる機能を単層熱放散デバイスよりも良好にかつ効率的に実現する。
したがって、図24は、本開示の多層熱放散デバイスが、集積デバイスからの熱を低減させ、同時に、電子デバイス(たとえば、モバイルデバイス)のユーザによって感じられる熱および/または温度を最低限に抑える効率的で直観的な手段/方法をどのように実現するかを示す。特に、図23および図24は、単層多層熱放散デバイスと同じであるかあるいは同様または同等のサイズを有する多層熱放散デバイスが、電子デバイスの表面温度を温度しきい値よりも高くすることなく集積デバイスから熱を放散させる機能をより効果的でかつより効率的にどのように実現するかを示す。
例示的な多層熱放散デバイス
本開示では、多層熱放散デバイスの多数の構成、実施形態、および実装形態について説明する。いくつかの実装形態では、本開示の趣旨から逸脱せずに多層熱放散デバイスの他の構成が実現される場合がある。
図25は、ピラミッド構成を有する多層熱放散デバイス2500を示す。図25に示すように、多層熱放散デバイス2500は、第1のヒートスプレッダ層2506と、第1の支持構造2507と、第2のヒートスプレッダ層2508と、第2の支持構造2509と、第3のヒートスプレッダ層2510とを含む。図25は、第2の支持構造2509が第1の支持構造2507よりも大きい(たとえば、より広い、より長い、より直径が大きい、より円周が長い)ことを示す。
いくつかの実施態様では、ピラミッド構成では、第1のヒートスプレッダ層2506のサイズは、第2のヒートスプレッダ層2508のサイズよりも大きい。第2のヒートスプレッダ層2508は、第3のヒートスプレッダ層2510よりも大きい。
いくつかの実装形態では、多層熱放散デバイスは逆ピラミッド構造を有してもよい。そのような構成では、第1のヒートスプレッダ層のサイズは、第2のヒートスプレッダ層のサイズよりも小さくてもよい。いくつかの実装形態では、第2のヒートスプレッダ層のサイズは、第3のヒートスプレッダ層のサイズよりも小さくてもよい。
いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層のうちの少なくとも1つは高熱伝導率値を有する。いくつかの実装形態では、支持構造のうちの少なくとも1つは低熱伝導率値を有する。
本開示では、ヒートスプレッダ層を方形を有するように示している。しかしながら、各実装形態は、それぞれに異なる形状を有してもよい。たとえば、いくつかの実装形態では、1つまたは複数のヒートスプレッダ層が矩形、卵形、および/または円形を有してもよい。
さらに、ヒートスプレッダ層は、同様の厚さを有してもあるいはそれぞれに異なる厚さを有してもよい。すなわち、第1のヒートスプレッダ層は第1の厚さを有してもよく、第2のヒートスプレッダ層は、第1の厚さと同じであってもあるいは異なってもよい第2の厚さを有してもよい。
いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層は、フィンのセットを含んでもよい。図26は、フィンを含むヒートスプレッダ層2600の一例を示す。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層内の1つまたは複数のフィンが、ヒートスプレッダ層の表面積を広くすることによって、ヒートスプレッダ層の横方向熱放散を向上させる場合がある。図26に示すように、ヒートスプレッダ層2600は、ヒートスプレッダ層2600の第1の表面上にフィンの第1のセット2602を含む。ヒートスプレッダ層2600は、ヒートスプレッダ層2600の第2の表面上にフィンの第2のセット2604も含む。いくつかの実装形態では、フィンの第1のセット2602およびフィンの第2のセット2604は、ヒートスプレッダ層2600の溝である。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層2600は高熱伝導率値を有する。いくつかの実装形態では、ヒートスプレッダ層2600は、本開示において説明する多層熱放散デバイスのいずれに実装されてもよい。
本開示では、第1の熱拡散手段と、第1の支持手段と、第2の熱拡散手段と、第2の支持手段と、第3の熱拡散手段とを含む多数の異なる装置(たとえば、多層熱放散デバイス)を例示する。各実装形態では、熱拡散手段および支持手段のそれぞれに異なる構成を使用してもよい。熱拡散手段は、ヒートスプレッダ層、ヒートスプレッダ構造、フィン、ヒートシンク、ならびに/あるいは熱源と、表面積および/または表面形状が光源よりも好ましい第2の構造(たとえば、二次熱交換器)との間で熱を移動させる第1の構造(たとえば、熱交換器)を含んでもよい。
例示的な電子デバイス
図27は、上記の半導体デバイス、集積回路、ダイ、インターポーザ、パッケージ、および/または熱放散デバイスのうちのいずれかと一体に構成することができる種々の電子デバイスを示す。たとえば、モバイル電話2702、ラップトップコンピュータ2704、および固定位置端末2706が、本明細書で説明した集積回路(IC)2700(または熱放散デバイスを含む集積デバイス)を含み得る。IC2700は、たとえば、本明細書において説明する集積回路、ダイ、またはパッケージのいずれであってもよい。図27に示すデバイス2702、2704、2706は例にすぎない。他の電子デバイスはまた、限定はされないが、モバイルデバイス、ハンドヘルドパーソナル通信システム(PCS)ユニット、携帯情報端末などのポータブルデータユニット、GPS対応デバイス、ナビゲーションデバイス、セットトップボックス、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、娯楽ユニット、メータ読取り機器などの固定位置データユニット、通信デバイス、スマートフォン、タブレットコンピュータ、またはデータもしくはコンピュータ命令を記憶し、もしくは取り出す任意の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含む、IC2700を特徴とする場合がある。
図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図19、図20、図21、図22、図23、図24、図25、図26、および/または図27に示される構成要素、ステップ、特徴および/または機能のうちの1つまたは複数は、単一の構成要素、ステップ、特徴または機能として再構成されならびに/あるいは組み合わせられ、あるいはいくつかの構成要素、ステップ、または機能として具現化されてもよい。追加の要素、構成要素、ステップ、および/または機能を、本開示から逸脱せずに追加してもよい。本開示における図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図19、図20、図21、図22、図23、図24、図25、図26、および/または図27と、それに対応する説明とは、ダイおよび/またはICに限定されないことにも留意されたい。いくつかの実装態様では、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図19、図20、図21、図22、図23、図24、図25、図26、および/または図27と、それに対応する説明とは、集積デバイスの製造、作製、提供、および/または生産のために用いられてもよい。いくつかの実施態様では、集積デバイスは、ダイパッケージ、集積回路(IC)、集積パッケージデバイス、ウェハ、システムオンチップ(SoC)、および/または半導体デバイスを含んでもよい。
「例示的」という言葉は、「例、事例、または例示として働く」ことを意味するように本明細書において使用される。「例示的」として本明細書で説明した任意の実装形態または態様は、必ずしも本開示の他の態様よりも好ましいかまたは有利であると解釈されるべきではない。同様に、「態様」という用語は、本開示のすべての態様が記載の特徴、利点、または動作モードを含むことを必要としない。「結合された」という用語は、本明細書において、2つの物体間の直接的または間接的な結合を指すために使用される。たとえば、物体Aが物体Bに物理的に接触し、物体Bが物体Cに接触する場合、物体Aと物体Cとは依然として、互いに物理的に直接接触していなくても、それでも互いに結合すると見なしてもよい。
また、実施形態については、フローチャート、流れ図、構造図、またはブロック図として示されるプロセスとして説明する場合があることに留意されたい。流れ図は動作を順次プロセスとして説明する場合があるが、動作の多くは、並行してまたは同時に実行することができる。加えて、動作の順序は並べ替えられてもよい。プロセスは、その動作が完了したとき、終了する。
「熱を発生させるように構成された領域」という用語は、熱を発生させるように構成されならびに/あるいはアクティブであるとき、オン状態であるとき、または電気的動作を実行しているときに熱を発生させることができる1つまたは複数の構成要素、回路、および/またはモジュールを含む領域を意味することを目的とする。オフ状態であり、オフ状態であるときには熱を発生しない構成要素は、オン状態であるときに(たとえば、動作時に)熱を発生させる場合に熱を発生させるように構成された構成要素と見なされてもよい。いくつかの実装形態では、「熱を発生させるように構成された領域」は、「熱を発生させるように構成された構成要素」を意味することを目的とする。
本明細書で説明する本開示の様々な特徴は、本開示から逸脱することなく様々なシステムにおいて実現されてもよい。本開示の前述の態様は、例にすぎず、本開示を限定するものとして解釈されるべきではないことに留意されたい。本開示の態様の説明は、例示であることを意図しており、特許請求の範囲を限定することを意図していない。したがって、本教示は、他のタイプの装置に容易に適用することができ、数多くの代替、修正、および変形が、当業者には明らかになるであろう。
100 モバイルデバイス
102 ディスプレイ
200 裏面
202 ダイ
204 ヒートスプレッダ
300 前面
302 底面
304 上面
400 電子デバイス
402 ディスプレイ
404 前面
406 裏面
408 底面
410 上面
420 PCB
422 集積デバイス
430 熱放散デバイス
432 第1のヒートスプレッダ層
433 第1の支持構造
434 第2のヒートスプレッダ層
500 電子デバイス
502 ディスプレイ
504 前面
506 裏面
508 底面
510 上面
520 PCB
530 多層熱放散デバイス
532 第1のヒートスプレッダ層
533 第1の支持構造
534 第2のヒートスプレッダ層
600 熱放散デバイス
602 PCB
604 集積デバイス
607 第1の支持構造
608 第2のヒートスプレッダ層
700 多層熱放散デバイス
702 PCB
704 集積デバイス
706 第1のヒートスプレッダ層
707 第1の支持構造
708 第2のヒートスプレッダ層
800 多層熱放散デバイス
802 PCB
803 第1の集積デバイス
805 第2の集積デバイス
806 第1のヒートスプレッダ層
807 第1の支持構造
808 第2のヒートスプレッダ層
900 多層熱放散デバイス
902 PCB
903 集積デバイス
905 集積デバイス
906 第1のヒートスプレッダ層
907 第1の支持構造
908 第2のヒートスプレッダ層
1000 支持構造
1100 支持構造
1200 支持構造
1300 支持構造
1400 支持構造
1500 電子デバイス
1502 ディスプレイ
1504 前面
1506 裏面
1508 底面
1510 上面
1520 PCB
1522 集積デバイス
1530 熱放散デバイス
1532 第1のヒートスプレッダ層
1533 第1の支持構造
1534 第2のヒートスプレッダ層
1535 第2の支持構造
1536 第3のヒートスプレッダ層
1600 電子デバイス
1602 ディスプレイ
1604 前面
1606 裏面
1608 底面
1610 上面
1620 PCB
1622 集積デバイス
1630 多層熱放散デバイス
1632 第1のヒートスプレッダ層
1633 第1の支持構造
1634 第2のヒートスプレッダ層
1635 第2の支持構造
1636 第3のヒートスプレッダ層
1700 多層熱放散デバイス
1702 PCB
1704 集積デバイス
1706 第1のヒートスプレッダ層
1707 第1の支持構造
1708 第2のヒートスプレッダ層
1709 第2の支持構造
1710 第3のヒートスプレッダ層
1800 多層熱放散デバイス
1802 PCB
1804 集積デバイス
1806 第1のヒートスプレッダ層
1807 第1の支持構造
1808 第2のヒートスプレッダ層
1809 第2の支持構造
1810 第3のヒートスプレッダ層
1900 多層熱放散デバイス
1902 PCB
1903 第1の集積デバイス
1905 第2の集積デバイス
1906 第1のヒートスプレッダ層
1907 第1の支持構造
1908 第2のヒートスプレッダ層
1909 第2の支持構造
1910 第3のヒートスプレッダ層
2000 多層熱放散デバイス
2002 PCB
2003 第1の集積デバイス
2005 第2の集積デバイス
2006 第1のヒートスプレッダ層
2007 第1の支持構造
2008 第2のヒートスプレッダ層
2009 第2の支持構造
2010 第3のヒートスプレッダ層
2500 多層熱放散デバイス
2506 第1のヒートスプレッダ層
2507 第1の支持構造
2508 第2のヒートスプレッダ層
2509 第2の支持構造
2510 第3のヒートスプレッダ層
2600 ヒートスプレッダ層
2602 フィン
2604 フィン
2702 モバイル電話
2704 ラップトップコンピュータ
2706 固定位置端末

Claims (21)

  1. 第1のスプレッダ面と第2のスプレッダ面とを備える第1のヒートスプレッダ層と、
    第1の支持面と第2の支持面とを備える第1の支持構造であって、前記第1の支持構造の前記第1の支持面は、前記第1のヒートスプレッダの前記第2のスプレッダ面に結合される第1の支持構造と、
    第3のスプレッダ面と第4のスプレッダ面とを備える第2のヒートスプレッダ層であって、前記第2のヒートスプレッダ層の前記第3のスプレッダ面は、前記第1の支持構造の前記第2の支持面に結合され、前記第1のヒートスプレッダ層、前記第1の支持構造、および前記第2のヒートスプレッダ層によって少なくとも部分的に囲まれた領域内に隙間が位置する第2のヒートスプレッダ層と
    第3の支持面と第4の支持面とを備える第2の支持構造であって、前記第2の支持構造の前記第3の支持面は、前記第2のヒートスプレッダ層の前記第4のスプレッダ面に結合される第2の支持構造と、
    第5のスプレッダ面と第6のスプレッダ面とを備える第3のヒートスプレッダ層であって、前記第3のヒートスプレッダ層の前記第5のスプレッダ面は、前記第2の支持構造の前記第4の支持面に結合される第3のヒートスプレッダ層とを備え、
    前記第1のヒートスプレッダ層は第1の熱伝導率を有し、前記第1の支持構造は、前記第1の熱伝導率よりも低い第2の熱伝導率を有し、
    前記第1の支持構造は第1のサイズを有し、前記第2の支持構造は、前記第1のサイズよりも大きい第2のサイズを有する、多層熱放散デバイス。
  2. 前記第1の支持構造は、熱伝導性接着材層を備える、請求項1に記載の多層熱放散デバイス。
  3. 前記第1の支持構造は、熱伝導性接着材層を通して前記第1のヒートスプレッダ層に結合される、請求項1に記載の多層熱放散デバイス。
  4. 前記第2のヒートスプレッダ層は第3の熱伝導率を有し、前記第2の支持構造は、前記第3の熱伝導率よりも低い第4の熱伝導率を有する、請求項に記載の多層熱放散デバイス。
  5. 前記第1のヒートスプレッダ層の第1の表面は、熱発生領域および/または熱を発生させるように構成された領域に結合される、請求項1に記載の多層熱放散デバイス。
  6. 前記第1のヒートスプレッダ層は、フィンの第1のセットを含む、請求項1に記載の多層熱放散デバイス。
  7. 前記第1のヒートスプレッダ層の第1の表面は、少なくとも1つの熱発生構成要素および/またはアクティブなときに熱を発生させるように構成された構成要素に結合される、請求項1に記載の多層熱放散デバイス。
  8. 前記第1のヒートスプレッダ層は、熱伝導性材料を通して熱発生構成要素に結合される、請求項1に記載の多層熱放散デバイス。
  9. 前記第のヒートスプレッダ層の前記第6のスプレッダ面は、電子デバイスの第1の表面の内側部分に結合される、請求項1に記載の多層熱放散デバイス。
  10. 音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテインメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、モバイルデバイス、モバイルフォン、スマートフォン、携帯情報端末、固定位置端末、タブレットコンピュータ、および/またはラップトップコンピュータのうちの少なくとも1つに組み込まれる、請求項1に記載の多層熱放散デバイス。
  11. 熱を放散させるための第1の熱拡散手段と、
    前記第1の熱拡散手段に結合された第1の支持手段と、
    熱を放散させるための第2の熱拡散手段であって、前記第1の支持手段に結合され、前記第1の熱拡散手段、前記第1の支持手段、および前記第2の熱拡散手段によって少なくとも部分的に囲まれた領域内に隙間が位置する第2の熱拡散手段と
    前記第2の熱拡散手段に結合された第2の支持手段と、
    熱を放散させるための第3の熱拡散手段であって、前記第2の支持手段に結合された第3の熱拡散手段とを備え、
    前記第1の熱拡散手段は第1の熱伝導率を有し、前記第1の支持手段は、第1の熱伝導率よりも低い第2の熱伝導率を有し、
    前記第1の支持手段は第1のサイズを有し、前記第2の支持手段は、前記第1のサイズよりも大きい第2のサイズを有する、装置。
  12. 前記第1の支持手段は、熱伝導性接着手段を通して前記第1の熱拡散手段に結合される、請求項11に記載の装置。
  13. 前記第1の熱拡散手段は、熱発生領域および/または熱を発生させるように構成された領域に結合される、請求項11に記載の装置。
  14. 前記熱発生領域は集積パッケージを含む、請求項13に記載の装置。
  15. 前記第の熱拡散手段は、電子デバイスの第1の表面の内側部分に結合される、請求項11に記載の装置。
  16. 音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテインメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、モバイルデバイス、モバイルフォン、スマートフォン、携帯情報端末、固定位置端末、タブレットコンピュータ、および/またはラップトップコンピュータのうちの少なくとも1つに組み込まれる、請求項11に記載の装置。
  17. 熱を発生させるように構成された領域であって、集積デバイスを備える領域と、
    第1のスプレッダ面と第2のスプレッダ面とを備える第1のヒートスプレッダ層であって、前記第1のヒートスプレッダ層の前記第1のスプレッダ面は前記領域に結合される第1のヒートスプレッダ層と、
    第1の支持面と第2の支持面とを備える第1の支持構造であって、前記第1の支持構造の前記第1の支持面は、前記第1のヒートスプレッダの前記第2のスプレッダ面に結合される第1の支持構造と、
    第3のスプレッダ面と第4のスプレッダ面とを備える第2のヒートスプレッダ層であって、前記第2のヒートスプレッダ層の前記第3のスプレッダ面は、前記第1の支持構造の前記第2の支持面に結合され、前記第1のヒートスプレッダ層、前記第1の支持構造、および前記第2のヒートスプレッダ層によって少なくとも部分的に囲まれた領域内に隙間が位置する第2のヒートスプレッダ層と
    第3の支持面と第4の支持面とを備える第2の支持構造であって、前記第2の支持構造の前記第3の支持面は、前記第2のヒートスプレッダ層の前記第4のスプレッダ面に結合される第2の支持構造と、
    第5のスプレッダ面と第6のスプレッダ面とを備える第3のヒートスプレッダ層であって、前記第3のヒートスプレッダ層の前記第5のスプレッダ面は、前記第2の支持構造の前記第4の支持面に結合される第3のヒートスプレッダ層とを備え、
    前記第1のヒートスプレッダ層は第1の熱伝導率を有し、前記第1の支持構造は、第1の熱伝導率よりも低い第2の熱伝導率を有し、
    前記第1の支持構造は第1のサイズを有し、前記第2の支持構造は、前記第1のサイズよりも大きい第2のサイズを有する、デバイス。
  18. 子デバイス面であって、前記第3のヒートスプレッダの前記第6のスプレッダ面に結合された電子デバイス面をさらに備える、請求項17に記載のデバイス。
  19. 前記第1のヒートスプレッダ層の前記第1のスプレッダ面は前記集積デバイスに結合される、請求項17に記載のデバイス。
  20. 前記領域は、プリント回路板(PCB)を含む、請求項17に記載のデバイス。
  21. 音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテインメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、モバイルデバイス、モバイルフォン、スマートフォン、携帯情報端末、固定位置端末、タブレットコンピュータ、および/またはラップトップコンピュータのうちの少なくとも1つに組み込まれる、請求項17に記載のデバイス。
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