JP6321777B6 - ソースコレクタ装置、リソグラフィ装置及び方法 - Google Patents

ソースコレクタ装置、リソグラフィ装置及び方法

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2013年4月5日に出願された米国仮出願第61/809,027号の利益を主張し、その全体が本明細書に援用される。
本発明は、とくにリソグラフィ装置における使用のためのソースコレクタ装置、及び、燃料液滴流におけるサテライト滴の潜在的な悪影響を軽減するための方法及び装置に関する。
リソグラフィ装置は、所望のパターンを基板の目標部分に与える機械である。リソグラフィ装置は例えば、集積回路(IC)の製造に用いられる。その場合、マスク又はレチクルとも称されるパターニングデバイスが、ICの個々の層に対応する回路パターンを生成するために使用されうる。このパターンは、放射感応性材料(レジスト)層を有する基板(例えばシリコンウェーハ)上の(例えばダイの一部、1つのダイ、又はいくつかのダイを備える)目標部分に結像されることができる。一般に、一枚の基板にはネットワーク状に隣接する目標部分が含まれ、これらは連続的に露光される。公知のリソグラフィ装置には、パターン全体を目標部分に一度に露光することによって目標部分のそれぞれが照射されるいわゆるステッパと、所与の方向(「走査」方向)に放射ビームでパターンを走査すると同時に基板をこの方向と平行または逆平行に走査することによって目標部分のそれぞれが照射されるいわゆるスキャナとが含まれる。また、パターンを基板にインプリントすることによってパターニングデバイスから基板にパターンを転写することも可能である。
リソグラフィはICや他のデバイス及び/又は構造の製造における主要な工程のひとつとして広く認知されている。しかしながら、リソグラフィを使用して作成されるフィーチャの寸法が小さくなるにつれて、リソグラフィは小型のICや他のデバイス及び/又は構造を製造可能とするためのよりクリティカルな要因となってきている。
パターン印刷の限界の理論推定値は、解像度に関するレイリー基準によって以下に示される式(1)で与えられる。
Figure 0006321777
ここでλは使用される放射の波長であり、NAはパターン印刷に使用される投影システムの開口数であり、k1はプロセスに依存する調整係数でありレイリー定数とも呼ばれ、CDは印刷されるフィーチャのフィーチャサイズ(または限界寸法)である。式(1)から導かれるのは、印刷可能なフィーチャサイズの最小値を小さくすることができる3つの方法があるということである。すなわち、露光波長λを短くすることによって、又は開口数NAを大きくすることによって、又はk1の値を小さくすることによって、である。
露光波長を短くしそれによって印刷可能な最小サイズを小さくするために、極端紫外(EUV)放射源を使用することが提案されている。EUV放射は、5nmから20nmの範囲内、例えば13nmから14nmの範囲内、例えば6.7nm又は6.8nmなど5nmから10nmの範囲内の波長を有する電磁放射である。実現可能な光源は例えばレーザ生成プラズマソース、放電プラズマソース、又は電子蓄積リングから供給されるシンクロトロン放射に基づくソースを含む。
EUV放射は、プラズマを用いて生成されてもよい。EUV放射を生成するための放射システムは、プラズマを供給する燃料を励起するためのレーザと、プラズマを収容するためのソースコレクタモジュールとを含んでもよい。プラズマは例えば、適切な材料(例えばスズ)の滴、又は、適切な気体又は蒸気(例えばXeガスやLi蒸気など)の流れ等の燃料にレーザビームを向けることにより生成されてもよい。結果として生じるプラズマは、例えばEUV放射などの出力放射を放出し、その出力放射は放射コレクタを用いて集められる。放射コレクタは、放射を受けてその放射をビームへと集束する鏡面垂直入射放射コレクタであってもよい。ソースコレクタモジュールは、プラズマを保持するための真空環境を提供するよう構成された包囲構造またはチャンバを含んでもよい。そのような放射システムは、典型的にレーザ生成プラズマ(LPP)ソースと呼ばれる。
燃料液滴が燃料液滴生成器によって生成される。例えば燃料液滴は毛細管から圧電素子の制御下で放出されてもよい。最適な性能に重要なのは燃料液滴がプラズマ形成のための正しい大きさをもつ滴へと合体することであり、ひとつの既知の問題は最適でない滴の合体の結果としてサテライト小滴も形成されうることである。典型的に燃料液滴はおよそ30ミクロンの直径を有しうる一方、サテライト滴はおよそ6nmの直径を有しうる。これらの大きさはもちろん変わりうるが、通常の燃料液滴と不所望のサテライト滴の相対的な大きさの指標を与える。サテライト滴の存在によってEUV放射の生成が妨害され、EUVソースの性能が低下しうる。サテライト滴の存在による更なる不利益は、EUVソースが主発振電力増幅(MOPA)式のレーザを含む場合、サテライト滴が液滴間に燃えることによって不所望のEUV生成を引き起こしうることである。
サテライト滴の形成を最小化するために燃料液滴生成器の動作パラメータは注意深く制御されるべきである。しかし、燃料液滴生成器の必要なパラメータを動作中に調整するのは非常に時間のかかる処理となることがわかっている。また、燃料液滴生成器のパラメータを調整する必要性は、性能の衰えが既に起こりウェーハが不適正な露光のせいで無駄になってしまったときにのみ明白となりうる。
本発明のある態様によると、燃料液滴生成器の出口からプラズマ形成場所に向けられる燃料液滴流を生成するよう構成される燃料液滴生成器と、サテライト滴が燃料液滴流の外へ偏向されるように燃料液滴流に向けられるガス流れ例えば水素ガス流れを提供するよう構成されるガス供給部と、を備えるソースコレクタ装置例えばリソグラフィ装置に使用されるよう構築されるソースコレクタ装置が提供される。
本発明のいくつかの実施の形態においては、ソースコレクタ装置は、燃料液滴流に略平行に延びる覆いをさらに備え、ガス流れは、覆い又はその近傍に設けられる出口から延びる。
ガス流れは、単一のガス流として形成されてもよく、又は複数の個別のガス流から形成されてもよい。好ましくは、ガス流れはある平面内にあり、燃料液滴流はその平面に略垂直である。
本発明のいくつかの好ましい実施の形態においては、ガス流れは、燃料液滴からプラズマを生成するために使用されるレーザビームを使用時にサテライト滴が通らないように使用時にサテライト滴を偏向するように構成される。
本発明のいくつかの好ましい実施の形態においては、ソースコレクタ装置は、燃料液滴流における燃料液滴の合体を検出するよう構築され構成される検出装置をさらに備える。検出装置は例えば、光学的検出装置または電磁的検出装置であってもよい。
本発明のいくつかの好ましい実施の形態においては、検出装置は、覆いの一部として形成される。例えば、検出装置は、燃料流の第1側に配設される複数の光源と、対向する燃料流の第2側に配設される複数の対応する検出器と、を備えてもよい。あるいは、検出装置は、燃料流の周囲に配設される第1及び第2の電磁センサを備えてもよい。センサは、覆いの一部として形成されてもよい。
本発明のある他の態様によると、燃料液滴生成器の出口からプラズマ形成場所に向けられる燃料液滴流を生成するよう構成される燃料液滴生成器と、燃料液滴流を保護するよう構築され構成される覆いと、を備え、燃料液滴流における燃料液滴の合体を燃料液滴流が覆いに沿って通過するにつれて検出するよう構築され構成される検出装置をさらに備えるソースコレクタ装置例えばリソグラフィ装置に使用されるよう構築されるソースコレクタ装置が提供される。
本発明のいくつかの好ましい実施の形態においては、検出装置は、覆いに組み込まれている。
本発明のいくつかの好ましい実施の形態においては、検出装置は、光学的検出装置または電磁的検出装置である。例えば、検出装置は、燃料流の第1側に配設される複数の光源と、対向する燃料流の第2側に配設される複数の対応する検出器と、を備えてもよい。ある他の実施の形態においては、検出装置は、燃料流の周囲に配設される第1及び第2の電磁センサを備えてもよい。
本発明のある他の態様によると、上述のソースコレクタ装置を備え、放射ビームを調整するよう構成される照明システムと、パターン付きの放射ビームを形成するよう放射ビームの断面にパターンを付与することのできるパターニングデバイスを支持するよう構築される支持部と、基板を保持するよう構築される基板テーブルと、パターン付きの放射ビームを基板の目標部分に投影するよう構成される投影システムと、をさらに備えるリソグラフィ装置が提供される。
本発明の更なる態様によると、ソースコレクタ装置の燃料液滴流からサテライト滴を取り除く方法であって、燃料液滴流は第1方向に延びており、燃料液滴に対しサテライト滴に第2方向に速度差を付与するよう燃料液滴流にガス流れを向けることを備える方法が提供される。
本発明の更なる態様によると、ソースコレクタ装置の燃料液滴流におけるサテライト滴の形成を検出する方法であって、燃料液滴流は燃料液滴生成器により生成され燃料液滴流は覆いにより保護されており、覆いにおいて燃料液滴の合体が起こる場所を検出するための装置を設けることを備える方法が提供される。
本発明の1つ以上の態様は、当業者に適切な場合には、本書に説明される他のいずれか1つ以上の態様と、及び/又は、本書に説明されるいずれか1つ以上の特徴と、組み合わされてもよい。
本発明の更なる特徴及び利点は、本発明の種々の実施の形態の構造及び動作とともに付属の図面を参照して以下に詳述される。本書に説明される特定の実施の形態に本発明は限定されないことに留意される。こうした実施の形態は例示の目的で本書に提示されるにすぎない。追加の実施の形態は、本書に含まれる教示に基づき当業者に明らかであろう。
本発明のいくつかの実施の形態が付属の概略的な図面を参照して以下に説明されるがこれらは例示に過ぎない。対応する参照符号は各図面において対応する部分を指し示す。
本発明のある実施の形態に係るリソグラフィ装置を概略的に示す。
リソグラフィ装置のより詳細な図である。
本発明の第1の実施の形態の概略図である。
本発明の第2の実施の形態の概略図である。
図5(a)及び図5(b)はそれぞれ本発明の更なる実施の形態の概略図と検出信号の例である。
本発明の特徴及び利点は以下に示される詳細な説明を図面と併せて解することでより明らかとなるであろう。図面において同様の参照符号は全体を通じて対応する要素を特定する。図面において同様の参照番号は概して同一の、機能的に類似の、及び/又は構造的に類似の要素を指し示す。なお、参照番号の最も左の桁は概してその参照番号の初出の図面を特定する。
この明細書は、この発明の特徴を具現化する1つ以上の実施の形態を開示する。開示された実施の形態は単に本発明の例となるにすぎない。本発明の範囲は開示された実施の形態には限定されない。本発明は本書に添付される請求項によって定義される。
説明される実施の形態、及び、「1つの実施の形態」、「ある実施の形態」、「ある例示的な実施の形態」等の本明細書における言及は、説明される実施の形態がある特定の特徴、構造、又は性質を含んでもよいことを表すが、その特定の特徴、構造、又は性質がどの実施の形態にも必ず含まれうることを表すものではない。また、こうした言い回しは同一の実施形態に言及するものでは必ずしも無い。さらに、ある特定の特徴、構造、又は性質がある実施の形態と結びつけて説明されるとき、そうした特徴、構造、又は性質を他の実施の形態と結びつけてもたらすことはそれが明示的に説明されているか否かにかかわらず当業者の知識の範囲内にあるものと理解される。
図1は、本発明の1つの実施の形態に係るソースコレクタ装置SOを含むリソグラフィ装置100を概略的に示す。本装置は、以下を備える。
放射ビームB(例えばEUV放射)を調整するよう構成される照明システム(イルミネータ)IL。
パターニングデバイス(例えばマスク又はレチクル)MAを支持するよう構築される支持構造(例えばマスクテーブル)MTであって、パターニングデバイスを正確に位置決めするよう構成される第1位置決め部PMに接続される支持構造MT。
基板(例えば、レジストで覆われたウェーハ)Wを保持するよう構築される基板テーブル(例えばウェーハテーブル)WTであって、基板を正確に位置決めするよう構成される第2位置決め部PWに接続される基板テーブルWT。
パターニングデバイスMAにより放射ビームBに付与されたパターンを基板Wの(例えば1つ以上のダイを備える)目標部分Cに投影するよう構成される投影システム(例えば反射投影システム)PS。
照明システムは、放射の方向や形状の調整、又は放射の制御のために、各種の光学素子、例えば屈折光学素子、反射光学素子、磁気的光学素子、電磁気的光学素子、静電的光学素子、又はその他の形式の光学素子、若しくはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。
支持構造MTは、パターニングデバイスの向きやリソグラフィ装置の設計、あるいはパターニングデバイスが真空環境下で保持されるか否か等その他の条件に応じた方式でパターニングデバイスMAを保持する。支持構造は、機械的固定、真空固定、静電固定、又はパターニングデバイスを保持するその他の固定技術を用いることができる。支持構造は例えばフレーム又はテーブルであってよく、固定されていてもよいし必要に応じて移動可能であってもよい。支持構造は、パターニングデバイスが例えば投影システムに対して所望の位置にあることを保証してもよい。
「パターニングデバイス」なる用語は、基板の目標部分にパターンを生成するよう放射ビームの断面にパターンを付与するのに使用可能な何らかのデバイスを指し示すものと広義に解釈されるべきである。放射ビームに付与されたパターンは、目標部分に生成される集積回路等のデバイスにおける特定の機能層に対応してもよい。
パターニングデバイスは透過型であっても反射型であってもよい。パターニングデバイスには例えば、マスク、プログラマブルミラーアレイ、及びプログラマブルLCDパネルが含まれる。マスクはリソグラフィの分野では周知であり、バイナリマスクやレベンソン型位相シフトマスク、ハーフトーン型位相シフトマスク、更に各種のハイブリッド型マスクといったマスク形式が含まれる。プログラマブルミラーアレイの一例としては、小型のミラーがマトリックス状に配列され、各ミラーが入射してくる放射ビームを異なる方向に反射するように個別に傾斜されるというものがある。傾斜されたミラーは、ミラーマトリックスにより反射された放射ビームにパターンを付与する。
照明システムと同様に、投影システムは、使用される露光放射に関して又は真空の使用等その他の要因に関して適切とされる各種の光学素子、例えば屈折光学素子、反射光学素子、磁気的光学素子、電磁気的光学素子、静電的光学素子、又はその他の形式の光学素子、若しくはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。他のガスは放射を吸収しすぎるかもしれないので、EUV放射については真空を使用することが望ましい。したがって、真空壁および真空ポンプによってビーム経路の全体に真空環境が提供されてもよい。
図示されるように、本装置は、(例えば反射型マスクを採用する)反射型である。
リソグラフィ装置は2つ(デュアルステージ)又はそれより多数の基板テーブル(及び/又は2つ以上のマスクテーブル)を有する形式のものであってもよい。このような「多重ステージ」型の装置においては、追加的なテーブルが並行して使用されてもよく、あるいは1つ以上のテーブルが露光に使用されている間に1以上の他のテーブルで準備工程が実行されてもよい。
図1を参照すると、イルミネータILはソースコレクタ装置SOから極端紫外線放射ビームを受け取る。EUV放射を生成する方法は、必ずしもそれに限定されるわけではないものの、EUV範囲に1つ以上の輝線を有する例えばキセノン、リチウム、又はスズなどの少なくともひとつの元素を有するプラズマ状態に物質を変換することを含む。こうしたひとつの方法(これは多くの場合レーザ生成プラズマ(「LPP」)と称される)においては、要求される輝線を放出する元素を有する物質の滴、流、又はクラスタなどの燃料にレーザビームを照射することによって、要求されるプラズマを生成することができる。ソースコレクタ装置SOは、燃料を励起するレーザビームを提供するためのレーザ(図1に図示せず)を含むEUV放射システムの一部であってもよい。結果として得られるプラズマは出力放射、例えばEUV放射を放出する。この出力放射は、ソースコレクタ装置内に設けられる放射コレクタを使用して集められる。例えば燃料励起のためのレーザビームを提供するのにCOレーザが使用される場合には、レーザとソースコレクタ装置とは別体であってもよい。
こうした場合、レーザはリソグラフィ装置の一部を形成するとはみなされず、レーザビームはレーザからビーム搬送システムを介してソースコレクタ装置へと通過していく。ビーム搬送システムは例えば適切な方向変更用ミラー及び/又はビームエキスパンダを備える。
イルミネータILは放射ビームの角強度分布を調整するアジャスタを備えてもよい。一般には、イルミネータの瞳面における強度分布の少なくとも外側半径範囲及び/又は内側半径範囲(通常それぞれ「シグマ−アウタ(σ−outer)」、「シグマ−インナ(σ−inner)」と呼ばれる)が調整されうる。加えてイルミネータILは、ファセットフィールド及び瞳ミラーデバイスなどの種々の他の構成要素を備えてもよい。イルミネータはビーム断面における所望の均一性及び強度分布を得るべく放射ビームを調整するために用いられてもよい。
放射ビームBは、支持構造(例えばマスクテーブル)MTに保持されているパターニングデバイス(例えばマスク)MAに入射して、パターニングデバイスによりパターンが付与される。パターニングデバイス(例えばマスク)MAから反射された後、放射ビームBは投影システムPSを通過する。投影システムPSはビームを基板Wの目標部分Cに合焦させる。第2位置決め部PWと位置センサPS2(例えば、干渉計デバイス、リニアエンコーダ、静電容量センサなど)とにより基板テーブルWTは、例えば放射ビームBの経路に異なる複数の目標部分Cを位置決めするように、正確に移動されることができる。同様に、第1位置決め部PMと別の位置センサPS1を使用して、放射ビームBの経路に対してパターニングデバイス(例えばマスク)MAを正確に位置決めできる。パターニングデバイス(例えばマスク)MA及び基板Wは、マスクアラインメントマークM1、M2及び基板アラインメントマークP1、P2を使用して位置合わせされてもよい。
図示の装置は以下のモードのうち少なくとも1つで使用することができる。
1.ステップモードにおいては、放射ビームに付与されたパターンの全体が1回で目標部分Cに投影される間(すなわち単一静的露光の間)、支持構造(例えばマスクテーブル)MT及び基板テーブルWTは実質的に静止状態とされる。そして基板テーブルWTがX方向及び/又はY方向に移動されて、異なる目標部分Cが露光される。
2.スキャンモードにおいては、放射ビームに付与されたパターンが目標部分Cに投影される間(すなわち単一動的露光の間)、支持構造(例えばマスクテーブル)MT及び基板テーブルWTは同期して走査される。支持構造(例えばマスクテーブル)MTに対する基板テーブルWTの速度及び方向は、投影システムPSの拡大(縮小)特性及び像反転特性により定められうる。
3.別のモードにおいては、放射ビームに付与されたパターンが目標部分Cに投影される間、支持構造(例えばマスクテーブル)MTはプログラマブルパターニングデバイスを保持して実質的に静止状態とされ、基板テーブルWTは移動または走査される。このモードでは一般にパルス放射源が用いられ、プログラマブルパターニングデバイスは走査中に基板テーブルWTが移動するたびに、又は連続する放射パルスと放射パルスの間に必要に応じて更新される。この動作モードは、上述の形式のプログラマブルミラーアレイなどのプログラマブルパターニングデバイスを使用するマスクレスリソグラフィに容易に適用可能である。
上記で記載した使用モードの組み合わせ及び/又は変形例、あるいは全く別の使用モードもありうる。
図2は、ソースコレクタモジュールSO、照明システムIL、及び投影システムPSを含む装置100をより詳細に示す。ソースコレクタモジュールSOは、ソースコレクタモジュールSOの囲み構造220内で真空環境が維持されうるように構築され構成される。EUV放射放出プラズマ210がレーザ生成プラズマ(LPP)ソースによって形成されうる。EUV放射は、ガス又は蒸気、例えばXeガス、Li蒸気、又はSn蒸気により生み出されうる。そのガス又は蒸気の中で、電磁スペクトルのEUV範囲内の放射を放出する非常に高温のプラズマ210が生成される。レーザ生成プラズマ(LPP)ソースの場合を以下により詳しく説明するが、非常に高温のプラズマ210は、第1燃料例えばスズ(Sn)の滴が第1燃料供給部から供給される目標領域211に集束されるレーザ放射ビーム205を発するレーザLAを構成することによって生成される。知られているように、レーザはEUV放射を放出するスズ蒸気のプラズマを生成する。
ソースモジュールSOは、生成されたEUV放射を集光し仮想ソース点IFに集束する放射コレクタCOをさらに含む。仮想ソース点IFは多くの場合中間フォーカスと称され、ソースコレクタモジュールは、中間フォーカスIFが囲み構造220の開口221に又はその開口221の近くに配置されるように、構成される。仮想ソース点IFは放射放出プラズマ210の像である。
次に、放射は照明システムILを通過する。照明システムILはファセットフィールドミラーデバイス22とファセット瞳ミラーデバイス24とを含んでもよい。それらのミラーデバイスは、パターニングデバイスMAにて放射ビーム21に所望の角度分布を提供するとともに、パターニングデバイスMAにて所望の放射強度の一様性を提供するよう構成される。支持構造MTによって保持されるパターニングデバイスMAにて放射ビーム21が反射されると、パターンが付与されたビーム26が形成され、そのパターンが付与されたビーム26は、投影システムPSによって反射性要素28、30を介して、ウェーハステージ又は基板テーブルWTによって保持される基板W上に結像される。
ここで図3を参照すると、そこにはより詳細に、燃料液滴生成器4と覆い5を備える放射源SOの一部が示されている。燃料液滴生成器4は、プラズマ形成点7に向けられる燃料液滴6(例えば溶融スズの滴)の流れを生成するよう構成されている。プラズマ形成点7は、パルスレーザビーム8の焦点にあり、燃料液滴がパルスレーザビーム8によってEUV生成プラズマを形成するよう気化される場所である。
燃料液滴6とともに、サテライト滴として知られる非常に小さい燃料の破片も、燃料液滴の不完全な合体の結果として生成されうる。例示すると燃料液滴の典型的な直径は約30ミクロンでありサテライト滴の典型的な直径は6ミクロンにすぎない。こうしたサテライト滴の存在はEUV生成に悪影響を有する。サテライト滴の生成は燃料液滴生成器4の動作パラメータの調整によって最小化されうるが、液滴生成器パラメータを調整しなければならないとの要求は上述のように不便でありうる。
本発明のある実施の形態においては、ガス(例えば水素ガス)の供給部が覆い5に提供され、そこには少なくとも1つの出口9が設けられ、そこからガスが液滴流に向けて矢印Aで指し示す方向に向けられている。図3の実施の形態においては、水素が覆いの端からレーザビームの軸に略平行なz方向に供給されている。水素ガスの作用は、図3に示されるように、燃料液滴流を偏向することであり、とくに、それより小さいサテライト滴が、完全に形成された燃料液滴よりも長い距離だけ変位される。なぜなら水素ガス流れは質量のより小さいサテライト滴により大きい変位作用をもつからである。よって、サテライト滴は依然としてレーザビームに交差するがそれはプラズマ形成場所でそうなるのではないので、プラズマ形成及びEUV生成を妨げないか又はかなり少ない程度で妨げるにすぎないことが理解されよう。また、水素を異なる方向例えばレーザビームの軸に直角なy軸に流すよう提供し、それによってサテライト滴がまったくレーザビームを通らないよう偏向することも可能でありうることも理解されよう。
図3の実施の形態においては、水素ガスが燃料液滴生成器から遠いほうの覆いの端に設けられた出口から供給される。しかし、出口は覆いの長さに沿っていかなる場所に設けられてもよく、実際のところ複数の出口が設けられてもよく、又は覆いの長さに沿って延びる細長いスリット状の出口が設けられてもよいことは理解されよう。
水素流量は、サテライト滴がEUV生成を妨げないことを保証する十分な程度にサテライト滴を燃料液滴に対し変位させることを保証するようになっているべきである。この距離は、サテライト滴をレーザビームの外へ完全に(つまりy方向に)変位させるのか又はレーザビームに沿って(つまりz方向に)変位させるのかに依存して変わりうるが、典型的には200ミクロン程度の距離が適切でありうる。これを実現するために、例えば、サテライト滴に燃料液滴に対し20cmの距離にわたり約1m/sの速度差を与えてもよい。これらの数値は限定を意図するものではなく例示的な数値にすぎないことはもちろん理解されよう。
また、留意されうるのは、サテライト滴の検出が、滴照明モジュール又は滴検出モジュールを使用して、燃料液滴流とサテライト滴との間のオフセット量を低強度信号として検出することによって(又は追加のクワッド検出器を使用することによって)行われてもよいことである。このようにして、サテライト滴が十分な距離だけ偏向されたことが確認されてもよい。
図3の実施の形態においては、速度差を与えることによってサテライト滴を燃料液滴流から変位させることによりサテライト滴の作用が最小化される。それでもなお、サテライト滴の存在を検出するための装置を設け、それにより燃料液滴生成器の動作パラメータをサテライト滴の形成を最小化するよう調整しうることは好ましいかもしれない。こうした検出装置は、燃料液滴流を検出しその特性を明らかにするための例えば光学的及び電磁的技術を含む任意の適切な技術を使用してもよい。こうした実施の形態の一例が図4に示される。
図4の実施の形態においては、装置が覆い5の長さに沿って滴の合体を監視するよう覆い5に組み込まれている。燃料液滴がより早い段階で合体する場合、燃料液滴流にはより良好な安定性がありサテライト滴の生成が最小となる。一方、燃料液滴が後から合体する場合、サテライト滴が形成される可能性がより高くなる。したがって、覆いに沿ってどの位置で合体が起こるかを決定することにより、サテライト滴が形成される可能性についての良好な指標が与えられる。
図4の実施の形態においては、覆い5は、燃料液滴流をそれらの間に挟んで互いに向き合うよう設けられた2つの表面を有する。よって、覆い5は、燃料液滴流を完全に囲む筒型の覆いであってもよく、又は3つの側面をもつC字状の覆いであってもよい。覆い5の1つの側面に沿ってLEDレーザ10のアレイが設けられ、反対側の側面に沿って対応する検出器11のアレイが設けられている。燃料液滴流の存在及び特性の検出は、LEDレーザから発せられる放射の検出を燃料液滴流が中断するタイミング及び方法によって行われうることは理解されよう。「良好な」燃料液滴流とは、燃料液滴が流れの初期すなわち燃料液滴生成器の出口ノズルの近くで合体するものである。「不良な」燃料液滴流とは、燃料液滴が燃料液滴生成器の出口ノズルから相当に下流で合体するにすぎないというものである。検出装置が出口ノズルから下流の覆い端部の近くで燃料液滴が合体するにすぎないことを検出する場合、それに従って燃料液滴生成器の動作パラメータが調整されてもよい。
図5(a)及び図5(b)は、電磁誘導がサテライト滴の存在を検出するために使用される本発明のある実施の形態を示す。図5(a)に示されるように、ここに示すのは筒型の覆い5の断面であるが、本発明のこの実施の形態においては、2つの電磁センサ20、21が互いに90°に配置され設けられている(ただしこの具体的な角度は必須ではなく他も選択されうる)。センサ20、21間に燃料液滴が存在すると、検出される電磁場が変わるので、センサ20、21により出力される信号は燃料液滴の存在を検出するために使用されうる。センサ20、21は覆いに沿ってどの位置に設けられてもよく、又は、実際のところ多数組のセンサが覆いに沿って様々な場所に設けられてもよいことは理解されよう。この実施の形態の具体的な利点は、燃料液滴の合体に関する情報を与えることに加えて、センサが燃料液滴および何らかの断片的なサテライト滴の位置に関する情報も、図5(b)に示す例示的な検出信号により示されるように、与えることができるということである。図の左側から、4つの例示的な信号はそれぞれ、良好に合体した燃料液滴、Z又はY方向に変位された並行する破片群、X方向にサテライト滴をもつ燃料液滴、Y方向に移動した滴を示す。
図4及び図5の実施の形態においては燃料液滴の合体を検出するための装置が覆いの一部として形成されているがこれは必須ではなく、とくに、例えばC字状断面をもつ覆いのように覆いが少なくとも部分的に開放され、滴検出モジュールが覆いに沿って燃料液滴の合体する場所を検出するために使用されうる場合には必須でないことは理解されよう。
燃料液滴流から離れるようサテライト滴を偏向すること、及び、燃料液滴の合体が燃料液滴流においていつ起こるのかを決定することは、組み合わせて又は独立に実施されうる概念であることは理解されよう。
本書ではICの製造におけるリソグラフィ装置の使用について具体的な言及がなされているが、ここに説明したリソグラフィ装置は、集積光学システム、磁気ドメインメモリ用案内パターン及び検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッド等の製造といった他の用途を有しうるものと理解されたい。当業者であればこれらの他の適用に際して、本明細書における「ウェーハ」あるいは「ダイ」という用語がそれぞれ「基板」あるいは「目標部分」という、より一般的な用語と同義であるとみなされると理解することができるであろう。本書に言及された基板は露光前または露光後において、例えばトラック(典型的にはレジスト層を基板に塗布し、露光後のレジストを現像する装置)、メトロロジツール、及び/又はインスペクションツールにより処理されてもよい。適用可能であれば、本明細書の開示はこれらの又は他の基板処理装置にも適用され得る。また、基板は例えば多層ICを製造するために複数回処理されてもよく、その場合には本明細書における基板という用語は、処理された多数の層を既に含む基板をも意味し得る。
上記では光リソグラフィにおける本発明の実施の形態の使用に具体的に言及したが、本発明は例えばインプリントリソグラフィなどの他の用途においても使用されうるものであり、文脈が許す場合、光リソグラフィに限られるものではないことは理解される。インプリントリソグラフィでは、パターニングデバイスのトポグラフィが基板に生成されるパターンを決める。パターニングデバイスのトポグラフィが基板に塗布されているレジスト層に押し付けられ、電磁放射や熱、圧力、あるいはこれらの組み合わせによってレジストが硬化される。レジストが硬化された後パターニングデバイスはレジストから外され、レジスト上にはパターンが残される。
上記ではリソグラフィ装置における静電クランプの使用について具体的に言及したが、ここに説明した静電クランプは、マスク検査装置、ウェーハ検査装置、空間像メトロロジ装置、及びより一般には、ウェーハ(又はその他の基板)又はマスク(又はその他のパターニングデバイス)等の物体を真空条件又は周囲(非真空)条件のいずれかで測定し又は処理する任意の装置例えばプラズマエッチング装置又は成膜装置における使用等その他の用途を有しうる。
本書に使用される「放射」及び「ビーム」なる用語は、(例えば約365nm、355nm、248nm、193nm、157nm、又は126nmの波長を有する)紫外(UV)放射及び(例えば5nmから20nmの範囲にある波長を有する)極紫外(EUV)放射、並びにイオンビーム又は電子ビーム等の荷電粒子ビームを含むあらゆる形式の電磁放射を包含する。
「レンズ」という用語は、文脈が許す場合、屈折光学部品、反射光学部品、磁気的光学部品、電磁気的光学部品、静電的光学部品を含む各種の光学部品のうちいずれか1つ、又はこれらの組み合わせを指し示してもよい。
本発明の特定の実施形態が上述されたが、説明したもの以外の態様で本発明が実施されてもよい。本説明は本発明を限定することを意図しない。

Claims (14)

  1. 燃料液滴生成器の出口からプラズマ形成場所に向けられる燃料液滴流を生成するよう構成される燃料液滴生成器と、燃料液滴流におけるサテライト滴が第1の偏向量偏向されるとともに燃料液滴流におけるより大きい液滴が第2の偏向量偏向されるように燃料液滴流に向けられるガス流れを提供するよう構成されるガス供給部と、を備え、第1の偏向量が第2の偏向量より大きいソースコレクタ装置。
  2. 燃料液滴流に略平行に延びる覆いをさらに備え、ガス流れは、覆い又はその近傍に設けられる出口から延びる、請求項1に記載のソースコレクタ装置。
  3. 燃料液滴生成器の出口からプラズマ形成場所に向けられる燃料液滴流を生成するよう構成される燃料液滴生成器と、サテライト滴が燃料液滴流の外へ偏向されるように燃料液滴流に向けられるガス流れを提供するよう構成されるガス供給部と、を備え、ガス流れは、複数の個別のガス流から形成されるソースコレクタ装置。
  4. ガス流れは、ある平面内にあり、燃料液滴流は、その平面に略垂直である、請求項1に記載のソースコレクタ装置。
  5. ガス流れは、燃料液滴からプラズマを生成するために使用されるレーザビーム使用時にサテライト滴がレーザビームを通らないようにサテライト滴を偏向するように構成される、請求項1に記載のソースコレクタ装置。
  6. 燃料液滴流における燃料液滴の合体を検出するよう構築され構成される検出装置をさらに備える、請求項1から5のいずれかに記載のソースコレクタ装置。
  7. 燃料液滴生成器の出口からプラズマ形成場所に向けられる燃料液滴流を生成するよう構成される燃料液滴生成器と、燃料液滴流を保護するよう構築され構成される覆いと、を備え、燃料液滴流における燃料液滴の合体を燃料液滴流が覆いに沿って通過するにつれて検出するよう構築され構成される検出装置をさらに備え、検出装置は、覆いに沿って燃料液滴流が延びる方向に配列された複数の検出器を備えるソースコレクタ装置。
  8. 検出装置は、覆いに組み込まれている、請求項7に記載のソースコレクタ装置。
  9. 検出装置は、光学的検出装置または電磁的検出装置である、請求項7又は8に記載のソースコレクタ装置。
  10. 燃料液滴生成器の出口からプラズマ形成場所に向けられる燃料液滴流を生成するよう構成される燃料液滴生成器と、燃料液滴流を保護するよう構築され構成される覆いと、を備え、燃料液滴流における燃料液滴の合体を燃料液滴流が覆いに沿って通過するにつれて検出するよう構築され構成される光学的検出装置をさらに備え、光学的検出装置は、燃料流の第1側に配設される複数の光源と、対向する燃料流の第2側に配設される複数の対応する検出器と、を備えるソースコレクタ装置。
  11. 燃料液滴生成器の出口からプラズマ形成場所に向けられる燃料液滴流を生成するよう構成される燃料液滴生成器と、燃料液滴流を保護するよう構築され構成される覆いと、を備え、燃料液滴流における燃料液滴の合体を燃料液滴流が覆いに沿って通過するにつれて検出するよう構築され構成される電磁的検出装置をさらに備え、電磁的検出装置は、燃料流の周囲に配設される第1及び第2の電磁センサを備えるソースコレクタ装置。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載のソースコレクタ装置を備えるリソグラフィ装置。
  13. ソースコレクタ装置の燃料液滴流からサテライト滴を取り除く方法であって、燃料液滴流は第1方向に延びており、燃料液滴に対しサテライト滴に第2方向に速度差を付与するよう燃料液滴流にガス流れを向けることを備え、燃料液滴流におけるサテライト滴が第1の偏向量偏向されるとともに燃料液滴流におけるより大きい液滴が第2の偏向量偏向され、第1の偏向量が第2の偏向量より大きい方法。
  14. ソースコレクタ装置の燃料液滴流における不完全な合体の結果生じるサテライト滴の形成を検出する方法であって、燃料液滴流は燃料液滴生成器により生成され燃料液滴流は覆いにより保護されており、覆いにおいて燃料液滴の合体が起こる場所を検出するための装置を設けることを備え、検出装置が、覆いに沿って燃料液滴流が延びる方向に配列された複数の検出器を備えている方法。
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