JP6320132B2 - 撮像システム - Google Patents

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本発明は、撮像システムに関する。
近年、被写体に光を投射しその反射光を撮像装置で受光することで、被写体までの距離を算出する方法が知られている。光の速度は、3×10m/sである。光の速度が既知であるので、光源より対象物に向かってパルス光を放ち、対象物からはね返ってきた反射光を受け、そのパルス光の遅れ時間を計測することで、対象物までの距離を測定することができる。TOF(Time−Of−Flight)法とは、このパルス光の飛行時間を測定することで、対象物までの距離を測る方法である。遅れ時間計測範囲に対する距離計測範囲を読み取ることができ、例えば遅れ時間計測範囲が1μsで、遅れ時間計測分解能が、1nsのものができれば、150mの範囲を15cmの分解能で測定でき、車載用の距離センサとして利用可能である。
この原理を応用し、電荷振り分け方式の画素構造を有するCMOS型固体撮像装置を用いて2次元の距離画像を取得する技術が知られている。具体的には、照射パルス光が物体に反射して遅れて到達する反射パルス光の先行部分に対応する信号成分と後行部分に対応する信号成分をスイッチで振り分ける。これらの信号を画素毎に検出し、先行部分と後行部分の比率を求めることにより、画素毎の距離情報を得ることができる(特許文献1参照)。
さらに、TOF法でフォトダイオードの開口率を低下させない方法として、偶数行と奇数行で転送タイミングを変えることで、異なる画素出力を用いて距離情報を得る方法が知られている(特許文献2参照)。
特開2004−294420号公報 特開2010−213231号公報
特許文献2では、偶数行画素の信号と奇数行画素の信号を用いて、距離情報を得る。しかし、これでは異なる画素出力を用いることになり、微妙な受光量の差が発生することから、正確な距離情報を得るために、後段で補正を行うなど処理回路が複雑になる課題がある。また、通常の撮像システムには、パッシブ型の専用のセンサで、位相差検出により焦点検出情報を生成させる手段を有しているが、一般的に、暗い状況では精度が落ちる。
本発明の目的は、簡単な構成で、被写体までの距離を算出するための画素信号を生成することができる撮像システムを提供することである。
本発明の撮像システムは、光電変換により電荷を生成する第1の光電変換素子と、前記第1の光電変換素子に対応し、電荷を保持する第1の電荷保持部と、前記第1の光電変換素子の電荷を前記第1の電荷保持部に転送する第1の転送スイッチと、前記第1の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を出力線に出力する第1の選択スイッチと、光電変換により電荷を生成する第2の光電変換素子と、前記第2の光電変換素子に対応し、電荷を保持する第2の電荷保持部と、前記第2の光電変換素子の電荷を前記第2の電荷保持部に転送する第2の転送スイッチと、前記第1の光電変換素子の電荷を前記第2の電荷保持部に転送する第3の転送スイッチと、前記第2の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を前記出力線に出力する第2の選択スイッチとを有し、第1のモードでは、前記第1の転送スイッチが前記第1の光電変換素子の電荷を前記第1の電荷保持部に転送し、前記第1の選択スイッチが前記第1の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を前記出力線に出力し、その後、前記第2の転送スイッチが前記第2の光電変換素子の電荷を前記第2の電荷保持部に転送し、前記第2の選択スイッチが前記第2の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を前記出力線に出力し、第2のモードでは、前記第1の転送スイッチ及び前記第3の転送スイッチが前記第1の光電変換素子の電荷を時分割で前記第1の電荷保持部及び前記第2の電荷保持部に転送し、前記第1の選択スイッチが前記第1の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を前記出力線に出力し、その後、前記第2の選択スイッチが前記第2の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を前記出力線に出力することを特徴とする。
第1の光電変換素子の電荷を時分割で第1及び第2の電荷保持部に転送することにより、簡単な構成で、被写体までの距離を算出するための画素信号を生成することができる。
画素の構成例を示す図である。 固体撮像装置の構成例を示す図である。 画素及び読み出し部の構成例を示す図である。 画素のレイアウト図である。 撮像するための駆動方法を示すタイミングチャートである。 撮像システムの構成例を示す図である。 TOF法における駆動方法を示すタイミングチャートである。 画素出力のイメージを示す図である。
図1は、本発明の実施形態による画素100の構成例を示す図である。フォトダイオード101は、光電変換により電荷を生成する光電変換素子であり、アノードが接地されている。フォトダイオード101のカソードは、転送MOSトランジスタ(転送スイッチ)102を介して、フローティングディフュージョン106及び増幅MOSトランジスタ104のゲートに接続されている。増幅MOSトランジスタ104のゲートは、フローティングディフュージョン106をリセットするためのリセットMOSトランジスタ103のソースが接続されている。リセットMOSトランジスタ103のドレインは、電源電圧VDDのノードに接続されている。増幅MOSトランジスタ104は、ドレインが電源電圧VDDのノードに接続され、ソースが選択MOSトランジスタ105のドレインに接続されている。
転送MOSトランジスタ102のゲートには、信号PTXが入力される。転送MOSトランジスタ102は、信号PTXに応じて、フォトダイオード101の電荷をフローティングディフュージョン106に転送する。リセットMOSトランジスタ103のゲートには、信号PRESが入力される。リセットMOSトランジスタ103は、信号PRESに応じて、フローティングディフュージョン106及びフォトダイオード101の電荷をリセットする。選択MOSトランジスタ105のゲートには、信号PSELが入力される。選択MOSトランジスタ105は、信号PSELに応じて、増幅MOSトランジスタ104のソースを端子OUTに接続する。端子OUTは、図3の垂直出力線301に接続される。増幅MOSトランジスタ104は、選択MOSトランジスタ105を介して、図3の垂直出力線301の負荷の電流源302に接続されることで、ソースフォロワアンプとして機能する。なお、信号PRES及びPSELは、それぞれ、図2の垂直走査手段202により生成される。
図2は、CMOS型固体撮像装置200の構成例を示す図である。固体撮像装置200は、画素部201、垂直走査手段202、読み出し部203、水平走査手段204及び読み出しアンプ150を有する。画素部201は、2次元行列状に配置された複数の画素100(図1)を有し、光学系により結像された光学像を受光する。垂直走査手段202は、信号PTX、PSEL及びPTXにより、画素部201内の画素100の行を順に選択する。水平走査手段204は、画素部201内の画素の列を順に選択する。これにより、画素部201内の複数の画素は、順に選択される。読み出し部203は、垂直走査手段202及び水平走査手段204によって選択される画素100の信号を読み出しアンプ150に読み出す。なお、固体撮像装置200は、上記の各回路にタイミング信号を提供するタイミングジェネレータ等を備えても良い。
図3は、図1の画素100及び図2の読み出し部203の一部の構成例を示す図であり、第0列の構成例を示す。画素100_00は、第0行第0列の画素100である。画素100_10は、第1行第0列の画素100である。画素100_20は、第2行第0列の画素100である。画素100_30は、第3行第0列の画素100である。各列の画素100の出力端子OUTは、列毎に配置された垂直出力線301及び電流源302に共通に接続されている。電流源302は、垂直出力線301の負荷である。
増幅アンプ303は、垂直出力線301に読み出された信号を増幅する。保持容量306は、スイッチ304を介して、増幅アンプ303の出力信号を保持する。保持容量307は、スイッチ305を介して、増幅アンプ303の出力信号を保持する。スイッチ304は、図5の信号PTNにより駆動され、保持容量306は画素100のリセット状態の信号(N信号)を保持する。また、スイッチ305は、図5の信号PTSにより駆動され、保持容量307は画素100の光電変換に基づく信号(S信号)を保持する。保持容量306及び307の各列の信号は、水平走査手段204によって、読み出しアンプ150の入力端子に順次転送される。読み出しアンプ150は、保持容量307のS信号と保持容量306のN信号の差分を出力する。
図3の画素100_00〜100_30では、図1の画素100に対して、転送MOSトランジスタ107が追加されている。転送MOSトランジスタ107のゲートには、信号PTOFが入力される。また、転送MOSトランジスタ107のドレインは前行の画素100のフォトダイオード101のカソードに接続され、ソースが次行の画素100のフローティングディフュージョン106に接続される。信号PTOFは、図2の垂直走査手段202により生成される。転送MOSトランジスタ102及び107を駆動することにより、後述するTOF(Time−Of−Flight)法による被写体距離情報の生成を行う。
図4は、画素部201内の画素100のレイアウト図である。画素100_00は、第0行第0列の画素100である。画素100_01は、第0行第1列の画素100である。画素100_02は、第0行第2列の画素100である。画素100_03は、第0行第3列の画素100である。画素100_10は、第1行第0列の画素100である。画素100_11は、第1行第1列の画素100である。画素100_12は、第1行第2列の画素100である。画素100_13は、第1行第3列の画素100である。画素100_20は、第2行第0列の画素100である。画素100_21は、第2行第1列の画素100である。画素100_22は、第2行第2列の画素100である。画素100_23は、第2行第3列の画素100である。画素100_30は、第3行第0列の画素100である。画素100_31は、第3行第1列の画素100である。画素100_32は、第3行第2列の画素100である。画素100_33は、第3行第3列の画素100である。16個の画素100_00〜100_33は、画素部201内で2次元行列状に配置される。16個の画素100_00〜100_33の例を説明するが、実際には数千×数千の画素100が配置されている。
画素100_00〜100_33は、それぞれ、半導体層に、フォトダイオード101、転送MOSトランジスタ102,107及びフローティングディフュージョン106を有し、その直上にマイクロレンズ401が配置される。また、フォトダイオード101の上には、カラーフィルタがベイヤ配列されている。画素100_00,100_02,100_20,100_22には、赤色(R)のカラーフィルタが配置される。画素100_01,100_03,100_21,100_23には、緑色(Gr)のカラーフィルタが配置される。画素100_10,100_12,100_30,100_32には、緑色(Gb)のカラーフィルタが配置される。画素100_11,100_13,100_31,100_33には、青色(B)のカラーフィルタが配置される。
図5は、固体撮像装置200の第1のモードにおける駆動方法を示すタイミングチャートであり、被写体を撮像するためにフォトダイオード101に蓄積された電荷に応じた信号を1画面分、読み出す駆動方法を示す。横軸は、時間の経過を示しており、その時刻をT1〜T12で示している。信号HDの位相は、選択行の信号PSELの位相を示している。また、各パルス信号は、ハイレベルで対応するトランジスタがオンする。信号PTX_00は、第0行の画素100_00〜100_03の転送MOSトランジスタ102のゲートに入力される信号PTXである。信号PTOF_00は、第0行の画素100_00〜100_03の転送MOSトランジスタ107のゲートに入力される信号PTOFである。信号PTX_10は、第1行の画素100_10〜100_13の転送MOSトランジスタ102のゲートに入力される信号PTXである。信号PTOF_10は、第1行の画素100_10〜100_13の転送MOSトランジスタ107のゲートに入力される信号PTOFである。信号PRESは、信号PSELによる選択行とその次の行の画素100のリセットMOSトランジスタ103を駆動するための信号である。時刻T1以前では、フォトダイオード101は、光電変換により生成した電荷の蓄積を行っている。
時刻T1では、信号HD、PTS、PTNがローレベルであり、信号PRESがハイレベルである。次に、時刻T2では、信号HD(PSEL)がローレベルからハイレベルになり、垂直走査手段203により第0行が選択される。具体的には、第0行の信号PSELがローレベルからハイレベルになり、第0行の選択MOSトランジスタ105がオンし、第0行の増幅MOSトランジスタ104が垂直出力線301に接続される。このとき、信号PRESはハイレベルであり、選択行の第0行及びその次の第1行の画素100では、リセットMOSトランジスタ103がオンし、フローティングディフュージョンCfdはリセット状態である。
次に、時刻T3〜T4では、信号PTS及びPTNがハイレベルになり、スイッチ304及び305がオンし、保持容量306及び保持容量307はリセットされる。
次に、時刻T5では、信号PRESがローレベルになり、第0行及び第1行の画素100では、リセットMOSトランジスタ103がオフし、フローティングディフュージョンCfdのリセット状態が解除される。
次に、時刻T6〜T7では、信号PTNが再びハイレベルになり、スイッチ304がオンし、第0行の画素100のリセット状態解除後の出力信号(N信号)が保持容量306に保持さる。
次に、時刻T8〜T9では、信号PTX_00がハイレベルになる。これにより、第0行の全画素100_00〜100_03では、転送MOSトランジスタ102がオンし、フォトダイオード101の電荷がフローティングディフュージョン106に転送される。また、時刻T8〜T10では、信号PTSが再びハイレベルになり、スイッチ305がオンし、第0行の画素100_00〜100_03の光電変換に基づく出力信号(S信号)が保持容量307に保持される。
次に、時刻T10〜T11の期間では、水平走査手段204により、保持容量306及び307に保持された信号が順次読み出しアンプ150の入力端子に転送される。読み出しアンプ150は、保持容量307のS信号と保持容量306のN信号の差分を出力する。
次に、時刻T11〜T12では、信号HD及びPSEL_0がローレベルになり、第0行の選択MOSトランジスタ105がオフし、第0行の増幅MOSトランジスタ104が垂直出力線301から切断される。また、時刻T11では、信号PRESがハイレベルになり、次の選択行の第1行及びその次の第2行の画素100では、リセットMOSトランジスタ103がオンし、フローティングディフュージョン106がリセットされる。
次に、時刻T12では、信号HD及び第1行の信号PSELがローレベルからハイレベルになり、第1行の選択MOSトランジスタ105がオンし、第1行の増幅MOSトランジスタ104が垂直出力線301から切断される。時刻T2〜T12と同様に、第1行の画素100_10〜100_13の読み出しが行われる。この際、第0行の信号PTX_00の代わりに、第1行の信号PTX_10がハイレベルになり、第1行の画素100_10〜100_13の転送MOSトランジスタ102がオンする。上記の処理を全行について順次行い、1画面分の全ての画素100の信号の読み出しを行うことができる。これにより、被写体を撮像するための1画面分の画素信号が得られる。
以上のように、被写体の撮像を行うときは、転送MOSトランジスタ107がオフになり、転送MOSトランジスタ102により、1つのフォトダイオード101の電荷を1つのフローティングディフュージョン106に転送する。
図6は、第2のモードにおいて、固体撮像装置200を用いてTOF(Time−Of−Flight)法による被写体距離情報(距離画像)を生成可能な撮像システム(カメラ)の構成例を示す図である。撮影レンズ601は、被写界からの光を固体撮像装置200に集光する。投光手段としての発光素子602は、被写界に対して、パルス光を投射(照射)する。タイミング発生回路603は、固体撮像装置200及び発光素子602を駆動する。発光素子602は、信号LED_PLS(図7)がハイレベルになることにより、所定波長域の光を被写界に対して投射する。距離算出部604は、発光素子602から投射された光が被写体に反射して固体撮像装置200で受光されるまでの時間を測定することで、撮像システムから被写体までの距離を算出する。
図7は、固体撮像装置200の第2のモードにおける駆動方法を示すタイミングチャートであり、1画面分の被写体距離情報を生成するための駆動方法を示す。まず、時刻T1〜T2では、信号HD(PSEL)、PTS及びPTNがローレベルであり、信号PRESがハイレベルである。
次に、時刻T2では、信号HD及びPSELがハイレベルになり、第0行の選択MOSトランジスタ105がオンし、第0行の増幅MOSトランジスタ104が垂直出力線301に接続される。このとき、信号PRESはハイレベルであり、選択行の第0行及びその次の行の第1行の画素100では、リセットMOSトランジスタ103がオンし、フローティングディフュージョン106はリセット状態である。また、時刻T2〜T3では、信号PTX_00,PTX_10及び信号PTOF_00,PTOF_10がハイレベルになる。すると、第0行及び第1行の画素100では、転送MOSトランジスタ102及び107がオンし、フォトダイオード101の電荷がリセットされる。
次に、時刻T4〜T5では、信号PTS及びPTNがハイレベルになり、スイッチ304及び305がオンし、保持容量306及び保持容量307がリセットされる。
次に、時刻T6では、信号PRESがローレベルになり、第0行及び第1行の画素100では、リセットMOSトランジスタ103がオフし、フローティングディフュージョンCfdのリセット状態が解除される。
次に、時刻T7〜T8では、信号PTNが再びハイレベルになり、スイッチ304がオンし、第0行の画素100のリセット状態解除後の出力信号(N信号)が保持容量306に保持さる。
次に、時刻T9〜T11の期間では、信号PTX_00がハイレベルになる。これにより、第0行の画素100では、転送MOSトランジスタ102がオンし、フォトダイオード101の電荷がフローティングディフュージョン106に転送される。
次に、時刻T11〜T13の期間では、信号PTOF_00がハイレベルになる。これにより、第0行の画素100内の転送MOSトランジスタ107がオンし、第0行の画素100内のフォトダイオード101の電荷が第1行の画素100内のフローティングディフュージョン106に転送される。
また、時刻T10〜時刻T12の期間では、信号LED_PLSがハイレベルになり、発光素子602は光を被写界に向けて投射する。
その後、時刻T14〜T15では、信号PTSが再びハイレベルになり、スイッチ305がオンし、第0行の画素100の光電変換に基づく出力信号(S信号)が保持容量307に保持される。
次に、時刻T15〜T16の期間では、水平走査手段204により、保持容量306及び307に保持された信号が順次読み出しアンプ150の入力端子に転送される。読み出しアンプ150は、保持容量307の第0行のS信号と保持容量306の第0行のN信号の差分を出力する。
時刻T16〜T17では、信号HD及び第0行の信号PSELがローレベルになり、第0行の選択MOSトランジスタ105がオフし、第0行の増幅MOSトランジスタ104が垂直出力線301から切断される。
次に、時刻T17では、信号HD及び第1行のPSELがローレベルからハイレベルになり、第1行の選択MOSトランジスタ105がオンし、第1行の増幅MOSトランジスタ104が垂直出力線301に接続される。第1行の画素100内のフローティングディフュージョン106は、第0行の画素100内のフォトダイオード101から転送された電荷を蓄積している。これにより、第1行の画素100内のフローティングディフュージョン106に蓄積されている電荷に基づく信号が垂直出力線301に出力される。
次に、時刻T18〜T19では、信号PTSがハイレベルになり、スイッチ305がオンし、垂直出力線301の光電変換に基づく出力信号(S信号)が保持容量307に保持される。
その後、水平走査手段204により、保持容量306及び307に保持された信号が順次読み出しアンプ150の入力端子に転送される。読み出しアンプ150は、保持容量307のS信号と保持容量306のN信号の差分を出力する。
その後、上記の第0行の処理及び第1行の処理と同様の処理を、全行について、2行単位で、繰り返す。これにより、1画面分の被写体距離情報が得られる。
ここで、発光素子602が光を被写界に向けて投射しその反射光が固体撮像装置200で受光される。時刻T9〜T11の期間に第0行の画素100のフォトダイオード101の電荷が選択行の第0行のフローティングディフュージョン106に転送される。また、時刻T11〜T13の期間に第0行の画素100のフォトダイオード101の電荷が選択行の次の行の第1行のフローティングディフュージョン106に転送される。
つまり、第0行のフローティングディフュージョン106の電荷に基づくS信号及びN信号の差分信号と、第1行のフローティングディフュージョン106の電荷に基づくS信号及びN信号の差分信号を基に、被写体までの距離を算出することができる。
TOF(Time−Of−Flight)法による被写体距離情報の生成方法を説明する。時刻T10〜T12の間に被写界に光を投射し、その反射光を受光する際、フォトダイオード101の電荷を時分割に第0行のフローティングディフュージョン106及び第1行のフローティングディフュージョン106に転送する。撮像システム内の距離算出部604(図6)は、第0行のフローティングディフュージョン106の電荷及び第1行のフローティングディフュージョン106の電荷に基づく信号を比較することで、撮像システムから被写体までの距離を算出することができる。
以上のように、距離画像の生成を行うときは、転送MOSトランジスタ102及び107により、1つのフォトダイオード101の電荷を、2つのフローティングディフュージョン106に転送する。
図8は、図7のタイミングチャートで駆動させたときの画素100の出力信号のイメージを示す図である。ハッチで示した偶数行の画素100内のフォトダイオード101の電荷に基づく信号を用いて、被写体までの距離を算出する。このように、1画面において2×1画素(破線)毎に、1つの距離情報(距離画像)を得ることができる。
以上のように、本実施形態によれば、転送MOSトランジスタ107を設け、転送MOSトランジスタ102及び107を駆動することにより、TOF(Time−Of−Flight)法による被写体距離情報(距離画像)を生成することができる。
なお、本実施形態では、電荷保持部をフローティングディフュージョン106として説明したが、フォトダイオード101に隣接して電荷保持部としてのメモリを配置した構成であっても良い。
第1及び第2の実施形態によれば、第0行の画素100_00〜100_03内のフォトダイオード101が第1の光電変換素子である。第0行の画素100_00〜100_03内のフローティングディフュージョン106は、第1の光電変換素子に対応し、電荷を保持する第1の電荷保持部である。第0行の画素100_00〜100_03内の転送MOSトランジスタ102は、第1の光電変換素子の電荷を第1の電荷保持部に転送する第1の転送スイッチである。第0行の画素100_00〜100_03内の選択MOSトランジスタ105は、第1の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を列毎の垂直出力線301に出力する第1の選択スイッチである。
また、第1行の画素100_10〜100_13内のフォトダイオード101が第2の光電変換素子である。第1行の画素100_10〜100_13内のフローティングディフュージョン106は、第2の光電変換素子に対応し、電荷を保持する第2の電荷保持部である。第1行の画素100_10〜100_13内の転送MOSトランジスタ102は、第2の光電変換素子の電荷を第2の電荷保持部に転送する第2の転送スイッチである。第0行の画素100_00〜100_03内の転送MOSトランジスタ107は、第1の光電変換素子の電荷を第2の電荷保持部に転送する第3の転送スイッチである。第1行の画素100_10〜100_13内の選択MOSトランジスタ105は、第2の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を列毎の垂直出力線301に出力する第2の選択スイッチである。
図5の第1のモードでは、第1の転送スイッチが第1の光電変換素子の電荷を第1の電荷保持部に転送し、第1の選択スイッチが第1の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を垂直出力線301に出力する。その後、第2の転送スイッチが第2の光電変換素子の電荷を第2の電荷保持部に転送し、第2の選択スイッチが第2の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を垂直出力線301に出力する。
図7の第2のモードでは、第1の転送スイッチ及び第3の転送スイッチが第1の光電変換素子の電荷を時分割で第1の電荷保持部及び第2の電荷保持部に転送する。第1の選択スイッチが第1の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を垂直出力線301に出力し、その後、第2の選択スイッチが第2の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を垂直出力線301に出力する。
具体的には、図7の第2のモードでは、第1の転送スイッチがオンし、その後、発光素子602が光の投射を開始し、その後、第1の転送スイッチがオフし、第3の転送スイッチがオンする。その後、発光素子602が光の投射を終了し、その後、第3の転送スイッチがオフする。
なお、図7において、時刻T9〜T11の信号PTX_00のパルスと時刻T11〜T13の信号PTOF_00のパルスの順番を逆にしてもよい。その場合、第2のモードでは、第3の転送スイッチがオンし、その後、発光素子602が光の投射を開始し、その後、第3の転送スイッチがオフし、第1の転送スイッチがオンする。その後、発光素子602が光の投射を終了し、その後、第1の転送スイッチがオフする。
距離算出部604は、第2のモードでは、第1の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号及び第2の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号に応じて、被写体までの距離を算出する。
第1及び第2の実施形態によれば、第1のモードでは、被写体を撮像するための撮像画像を生成することができる。第2のモードでは、第1の光電変換素子の電荷を時分割で第1及び第2の電荷保持部に転送することにより、通常撮像に用いる画素の構成を殆ど変えることなく、簡単な構成で、TOF法による被写体までの距離を算出するための距離画像を生成することができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 フォトダイオード、102 転送MOSトランジスタ、105 選択MOSトランジスタ、106 フローティングディフュージョン、107 転送MOSトランジスタ

Claims (4)

  1. 光電変換により電荷を生成する第1の光電変換素子と、
    前記第1の光電変換素子に対応し、電荷を保持する第1の電荷保持部と、
    前記第1の光電変換素子の電荷を前記第1の電荷保持部に転送する第1の転送スイッチと、
    前記第1の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を出力線に出力する第1の選択スイッチと、
    光電変換により電荷を生成する第2の光電変換素子と、
    前記第2の光電変換素子に対応し、電荷を保持する第2の電荷保持部と、
    前記第2の光電変換素子の電荷を前記第2の電荷保持部に転送する第2の転送スイッチと、
    前記第1の光電変換素子の電荷を前記第2の電荷保持部に転送する第3の転送スイッチと、
    前記第2の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を前記出力線に出力する第2の選択スイッチとを有し、
    第1のモードでは、
    前記第1の転送スイッチが前記第1の光電変換素子の電荷を前記第1の電荷保持部に転送し、前記第1の選択スイッチが前記第1の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を前記出力線に出力し、
    その後、前記第2の転送スイッチが前記第2の光電変換素子の電荷を前記第2の電荷保持部に転送し、前記第2の選択スイッチが前記第2の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を前記出力線に出力し、
    第2のモードでは、
    前記第1の転送スイッチ及び前記第3の転送スイッチが前記第1の光電変換素子の電荷を時分割で前記第1の電荷保持部及び前記第2の電荷保持部に転送し、
    前記第1の選択スイッチが前記第1の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を前記出力線に出力し、その後、前記第2の選択スイッチが前記第2の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号を前記出力線に出力することを特徴とする撮像システム。
  2. さらに、被写界に光を投射する発光素子を有し、
    前記第2のモードでは、前記第1の転送スイッチがオンし、その後、前記発光素子が光の投射を開始し、その後、前記第1の転送スイッチがオフし、前記第3の転送スイッチがオンし、その後、前記発光素子が光の投射を終了し、その後、前記第3の転送スイッチがオフすることを特徴とする請求項1記載の撮像システム。
  3. さらに、被写界に光を投射する発光素子を有し、
    前記第2のモードでは、前記第3の転送スイッチがオンし、その後、前記発光素子が光の投射を開始し、その後、前記第3の転送スイッチがオフし、前記第1の転送スイッチがオンし、その後、前記発光素子が光の投射を終了し、その後、前記第1の転送スイッチがオフすることを特徴とする請求項1記載の撮像システム。
  4. さらに、前記第2のモードでは、前記第1の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号及び前記第2の電荷保持部が保持する電荷に基づく信号に応じて、被写体までの距離を算出する距離算出部を有することを特徴とする請求項2又は3記載の撮像システム。
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