JP6318983B2 - メガネ型端末 - Google Patents

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本発明は、メガネ型端末に関する。
高度情報化社会の到来に伴い、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル型の電子機器が普及しつつある。
このようなモバイル型の電子機器は、持ち運びが容易となるように薄型化されているため、例えばCPU(Central Processing Unit)等の発熱部品を冷却するための送風ファンを設けるのが難しい。
この場合、発熱部品を冷却する方法としては、例えば、熱伝導率が良好な金属板や熱拡散シートで発熱部品の熱を外部に輸送する方法がある。
しかしながら、この方法では、輸送できる熱が金属板や熱拡散シートの熱伝導率によって制限されてしまう。例えば、熱拡散シートとして使用されるグラファイトシートの熱伝導率は約500W/mK〜約2000W/mK程度であり、この程度の熱伝導率では発熱部品の発熱量が多くなったときに発熱部品を冷却するのが難しくなってしまう。
そこで、発熱部品を積極的に冷却するデバイスとしてヒートパイプが検討されている。
ヒートパイプは、作動流体の相変化を利用して熱を輸送するデバイスであって、上記の熱拡散シートよりも高い熱伝導率を有する。例えば、直径が約3mmのヒートパイプでは熱伝導率が1500W/mK〜2500W/mK程度と大きな値を示す。
このようなヒートパイプには幾つかの種類がある。
このうち、ループ型ヒートパイプは、発熱部品の熱によって作動流体を気化させる蒸発器と、気化した作動流体を冷却して液化する凝縮器とを備える。蒸発器と凝縮器は、ループ状の流路を形成する液管と蒸気管で接続されており、作動流体はその経路を一方向に流れる。このようにループ型ヒートパイプは作動流体が流れる方向が一方向となるため、液相の作動流体とその蒸気が管内を往復するヒートパイプと比較して作動流体が受ける抵抗が少なく、効率的に熱輸送を行なうことができる。
特開2002−327993号公報 特開2006−294678号公報 特開2007−95762号公報
ところで、近年、ウェアラブル端末等のようなウェアラブル型の電子機器の開発が進められている。このようなウェアラブル型の電子機器として、メガネ型端末がある。
このメガネ型端末においても、発熱部品を冷却するのに、ヒートパイプを用いることが考えられる。
そして、熱輸送性能や動作開始温度等を考慮すると、ループ型ヒートパイプを用いるのが好ましい。
この場合、例えば、メガネ型端末の一方のサイドフレームに、ループ型ヒートパイプを構成する蒸発器、液管、蒸気管及び凝縮器の全てを設けることが考えられる。
しかしながら、この場合、サイドフレームのサイズは限られているため、蒸気管と液管の間の距離や蒸発器と凝縮器との間の距離を十分に確保することが難しいため、蒸発器や蒸気管から液管や凝縮器へ熱が伝わってしまう。この結果、徐々に温度差を確保できなくなり、凝縮能力が低下し、蒸発器から凝縮器へ熱を輸送することができなくなるなど、ループ型ヒートパイプの性能が低下してしまう。
そこで、ループ型ヒートパイプの性能の低下を招くことなく、ループ型ヒートパイプを備えるメガネ型端末を実現したい。
本メガネ型端末は、第1ループ部を有するフロントフレームと、フロントフレームの両側に接続されたサイドフレームと、発熱部品と、発熱部品に熱的に接続された蒸発器、蒸気管、液管及び凝縮器を備えるループ型ヒートパイプとを備え、液管が、少なくとも前記第1ループ部の第1部分に設けられており、蒸気管が、少なくとも第1ループ部の第2部分に設けられている。
したがって、本メガネ型端末によれば、ループ型ヒートパイプの性能の低下を招くことなく、ループ型ヒートパイプを備えるメガネ型端末を実現できるという利点がある。
本実施形態にかかるメガネ型端末の構成を示す模式的斜視図である。 (A)〜(D)は、本実施形態にかかるメガネ型端末の構成の変形例を示す模式的斜視図である。 (A)、(B)は、本実施形態にかかるメガネ型端末の構成の変形例を示す模式的斜視図である。 本実施形態にかかるメガネ型端末の構成の変形例を示す模式的斜視図である。 (A)、(B)は、メガネ型端末にヒートパイプを用いる場合の課題を説明するための模式的斜視図である。 (A)〜(C)は、本実施形態にかかるメガネ型端末に用いられるループ型ヒートパイプが複数の金属板を積層させて構成される場合の各部分の構成を示す模式的断面図である。 (A)〜(F)は、本実施形態にかかるメガネ型端末に用いられるループ型ヒートパイプの壁面に凹部を設ける場合の構成例及びその作用について説明するための模式図であって、(A)〜(E)は断面図であり、(F)は斜視図である。 (A)〜(F)は、本実施形態にかかるメガネ型端末に用いられる、壁面に凹部を有するループ型ヒートパイプの製造方法を説明するための模式図であって、(A)〜(E)は平面図であり、(F)は斜視図である。 (A)、(B)は、本実施形態にかかるメガネ型端末の構成を示す模式的斜視図である。
以下、図面により、本発明の実施の形態にかかるメガネ型端末について、図1〜図9を参照しながら説明する。
本実施形態にかかるメガネ型端末は、例えばCPU等の発熱部品を備え、この発熱部品が発生した熱を輸送して、発熱部品を冷却するのにループ型ヒートパイプを用いたメガネ型端末である。なお、メガネ型端末をメガネ型デバイスともいう。また、発熱部品を熱源又は熱源モジュールともいう。
本実施形態では、図1に示すように、メガネ型端末1は、フロントフレーム2と、サイドフレーム3と、発熱部品4と、ループ型ヒートパイプ5とを備える。
ここで、フロントフレーム2は、第1ループ部2Aと、第1ループ部2Aに接続された第2ループ部2Bを有する。ここで、第1ループ部2A及び第2ループ部2Bの内側の空間は視野エリアとなり、例えばレンズなどがはめ込まれる。なお、フロントフレーム2をレンズフレームともいう。
サイドフレーム3は、フロントフレーム2の両側に接続されている。ここでは、フロントフレーム2の第1ループ部2Aに接続された第1サイドフレーム3Aと、フロントフレーム2の第2ループ部2Bに接続された第2サイドフレーム3Bとを備える。
発熱部品4は、第1サイドフレーム3Aに設けられている。つまり、発熱部品4は、第1ループ部2Aに接続されたサイドフレーム3Aに設けられている。
ループ型ヒートパイプ5は、蒸発器(蒸発部)5A、蒸気管5B、液管5C及び凝縮器(凝縮部)5Dを備え、これらがループ状に接続されており、内部に作動流体が封入されている。つまり、ループ型ヒートパイプ5は、液相の作動流体が蒸発する蒸発器5Aと、気相の作動流体が凝縮する凝縮器5Dと、蒸発器5Aと凝縮器5Dとを接続し、気相の作動流体が流れる蒸気管5Bと、凝縮器5Dと蒸発器5Aとを接続し、液相の作動流体が流れる液管5Cとを備え、内部に作動流体が封入されている。そして、少なくとも蒸発器5A(好ましくは蒸発器5A及び液管5C)に設けられた多孔質体(ウィック)の毛細管力によって作動流体を循環させて、熱を輸送するようになっている。つまり、蒸発器5Aが発熱部品4に熱的に接続されており、蒸発器5Aに供給された液相の作動流体の一部が、蒸発器5Aに設けられた多孔質体の表面から染み出し、発熱部品4からの熱によって蒸発(気化)して、気相の作動流体となる。この気相の作動流体は、蒸気管5Bを経て凝縮器5Dに流入する。これにより、蒸発器5Aで吸収した熱が凝縮器5Dまで輸送される。そして、凝縮器5Dに流入した気相の作動流体は、凝縮器5Dで冷却されることで凝縮(液化)して、液相の作動流体となる。これにより、凝縮器5Dまで輸送された熱が放熱される。この液相の作動流体は、液管5Cを経て蒸発器5Aに流入する。このようにして、蒸発器5A、蒸気管5B、凝縮器5D、液管5Cによって構成されるループ状の流路に作動流体を循環させて、熱を輸送するようになっている。
そして、ループ型ヒートパイプ5の液管5Cは、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの上側部分(第1部分)に全体にわたって設けられており、蒸気管5Bは、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの下側部分(第2部分)に全体にわたって設けられている。このように、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの一方の側(ここでは上側)に沿って液管5Cを設け、他方の側(ここでは下側)に沿って蒸気管5Bを設けることで、液管5Cと蒸気管5Bとの間の距離を離して、蒸気管5Bから液管5Cへ熱が伝わりにくくしている。
また、ループ型ヒートパイプ5の凝縮器5Dは、フロントフレーム2の第2ループ部2Bに全体にわたって設けられている。これにより、凝縮器5Dを人体に触れない部分に設けることができ、温度を低く保つことが可能となる。
また、ループ型ヒートパイプ5の蒸発器5Aは、第1サイドフレーム3Aに設けられている。つまり、蒸発器5Aは、第1ループ部2Aに接続されたサイドフレーム3Aに設けられている。この場合、ループ型ヒートパイプ5は曲げ構造を有するものとなる。
このように、発熱部品4が設けられている第1サイドフレーム3Aが接続されているフロントフレーム2の第1ループ部2Aに、液管5C及び蒸気管5Bが設けられており、発熱部品4が設けられている第1サイドフレーム3Aの反対側の第2サイドフレーム3Bが接続されているフロントフレーム2の第2ループ部2Bに、凝縮器5Dが設けられている。また、ループ型ヒートパイプ5のループ状に接続される蒸発器5A、蒸気管5B、凝縮器5D及び液管5Cが、メガネ型端末1のフレーム2、3(メガネフレーム)に展開されて設けられている。
なお、本実施形態では、ループ型ヒートパイプ5の蒸発器5A、蒸気管5B、液管5C及び凝縮器5Dが、メガネ型端末1のフレーム2、3の中に収納されて設けられている場合を例に挙げて説明しているが、これに限られるものではなく、ループ型ヒートパイプ5の蒸発器5A、蒸気管5B、液管5C及び凝縮器5Dがメガネ型端末1のフレーム2、3を構成してメガネ型端末1のフレーム2、3に設けられていても良い。つまり、ループ型ヒートパイプ5の蒸発器5A、蒸気管5B、液管5C及び凝縮器5Dが、メガネ型端末1のフレーム2、3に設けられているという場合、ループ型ヒートパイプ5の蒸発器5A、蒸気管5B、液管5C及び凝縮器5Dがメガネ型端末1のフレーム2、3の中に収納されて設けられている場合と、これら自体がメガネ型端末1のフレーム2、3を構成してメガネ型端末1のフレーム2、3に設けられている場合とを含むものとする。
したがって、本実施形態にかかるメガネ型端末1によれば、ループ型ヒートパイプ5の性能の低下を招くことなく、ループ型ヒートパイプ5を備えるメガネ型端末1を実現できるという利点がある。つまり、本実施形態にかかるメガネ型端末1によれば、蒸発器5Aや蒸気管5Bから液管5Cや凝縮器5Dへ熱が伝わって、凝縮能力が低下し、蒸発器5Aから凝縮器5Dへ熱を輸送できなくなるという事態を招くことなく、ループ型ヒートパイプ5を備えるメガネ型端末1を実現できるという利点がある。
なお、メガネ型端末1の構成は、上述の実施形態のものに限られるものではなく、メガネ型端末1は、第1ループ部2Aを有するフロントフレーム2と、フロントフレーム2の両側に接続されたサイドフレーム3と、発熱部品4と、発熱部品4に熱的に接続された蒸発器5A、蒸気管5B、液管5C及び凝縮器5Dを備えるループ型ヒートパイプ5とを備え、液管5Cが、少なくとも第1ループ部2Aの第1部分に設けられており、蒸気管5Bが、少なくとも第1ループ部2Aの第2部分に設けられているものであれば良い。
例えば、上述の実施形態では、発熱部品4及び蒸発器5Aは、第1ループ部2Aに接続されたサイドフレーム3Aに設けられているが、これに限られるものではない。例えば、図2(A)に示すように、発熱部品4及び蒸発器5Aは、第1ループ部2Aから突出するように設けられていても良い。つまり、発熱部品4及び蒸発器5Aは、第1ループ部2A(液管5C及び蒸気管5B)に対して直交する方向に設けられているが、第1ループ部2A(液管5C及び蒸気管5B)に沿って平行な方向に設けられていても良い。また、例えば、発熱部品4及び蒸発器5Aは、第1ループ部2Aから側方へ突出するように設けられていても良いし、第1ループ部2Aの上方又は下方へ突出するように設けられていても良い。この場合、例えば発熱部品4及び蒸発器5Aは、第1ループ部2Aに対して面一(フラット)になるように設けても良い。
また、上述の実施形態では、例えば、ループ型ヒートパイプ5の液管5Cは、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの上側部分(第1部分)に全体にわたって設けられており、蒸気管5Bは、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの下側部分(第2部分)に全体にわたって設けられているが、これに限られるものではない。
例えば、図2(B)に示すように、ループ型ヒートパイプ5の液管5Cは、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの上側部分(第1部分)に部分的に設けられており、蒸気管5Bは、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの下側部分(第2部分)に部分的に設けられていても良い。
この場合、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの上側部分の残りの部分(第3部分)、及び、第1ループ部2Aの下側部分の残りの部分(第3部分)に、凝縮器5Dを設ければ良い。つまり、液管5Cが、第1ループ部2Aの第1部分に設けられており、蒸気管5Bが、第1ループ部2Aの第2部分に設けられており、凝縮器5Dが、第1ループ部2Aの第1部分及び第2部分に連なる第3部分に設けられていても良い。この場合、凝縮器5Dは、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの上側部分の残りの部分(第3部分)、及び、第1ループ部2Aの下側部分の残りの部分(第3部分)に設けられており、さらに、第2ループ部2Bに全体にわたって設けられていることになる。これを第1変形例という。なお、図2(B)では、液管5Cと凝縮器5Dとの境界位置、及び、蒸気管5Bと凝縮器5Dとの境界位置を、符号Xを付した線で示している。
また、例えば、ループ型ヒートパイプ5の液管5Cは、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの上側部分(第1部分)に全体にわたって設けられており、さらに、フロントフレーム2の第2ループ部2Bの上側部分(第1部分)にも設けられていても良く、蒸気管5Bは、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの下側部分(第2部分)に全体にわたって設けられており、さらに、フロントフレーム2の第2ループ部2Bの下側部分(第2部分)にも設けられていても良い。つまり、ループ型ヒートパイプ5の液管5Cは、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの上側部分から第2ループ部2Bの上側部分まで延びるように設けられており、蒸気管5Bは、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの下側部分から第2ループ部2Bの下側部分まで延びるように設けられていても良い。このように、液管5Cは、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの上側部分(第1部分)及び第2ループ部2Bの上側部分(第1部分)に設けられており、蒸気管5Bは、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの下側部分(第2部分)及び第2ループ部2Aの下側部分(第2部分)に設けられていても良い。
そして、図2(C)に示すように、液管5Cを、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの上側部分(第1部分)に全体にわたって設け、さらに第2ループ部2Bの上側部分(第1部分)に部分的に設け、蒸気管5Bを、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの下側部分(第2部分)に全体にわたって設け、さらに第2ループ部2Bの下側部分(第2部分)に部分的に設ける場合には、第2ループ部2Bの上側部分の残りの部分(第3部分)、及び、第2ループ部2Bの下側部分の残りの部分(第3部分)に、凝縮器5Dを設ければ良い。つまり、液管5Cが、第1ループ部2Aの第1部分及び第2ループ部2Bの第1部分に設けられており、蒸気管5Bが、第1ループ部2Aの第2部分及び第2ループ部2Bの第2部分に設けられており、凝縮器5Dが、第2ループ部2Bの第1部分及び第2部分に連なる第3部分に設けられていても良い。この場合、凝縮器5Dは、フロントフレーム2の第2ループ部2Bに部分的に設けられていることになる。なお、図2(C)では、液管5Cと凝縮器5Dとの境界位置、及び、蒸気管5Bと凝縮器5Dとの境界位置を、符号Yを付した線で示している。このように、凝縮器5Dを、フロントフレーム2の第2ループ部2Bに部分的に設ける場合、例えば図2(D)に示すように、視界を遮らない範囲で、凝縮器5Dを蛇行させるようにしても良い。これらを第2変形例という。
また、上述の実施形態、第1変形例及び第2変形例の場合、凝縮器5Dは、フロントフレーム2の第2ループ部2Bに接続された第2サイドフレーム3Bにも設けられていても良い。つまり、凝縮器5Dが、フロントフレーム2の第2ループ部2Bから第2サイドフレーム3Bまで延びるように設けられていても良い。また、これに限られるものではなく、凝縮器5Dは、第2ループ部2Bから突出するように設けられていても良い。つまり、凝縮器5Dは、フロントフレーム2の第2ループ部2Bから、第2ループ部2Bから突出するまで延びるように設けられていても良い。また、例えば、凝縮器5Dは、第2ループ部2Bから側方へ突出するように設けても良いし、第2ループ部2Bの上方又は下方へ突出するように設けても良い。これらを第3変形例という。
これらの実施形態及び第1〜第3変形例のように、凝縮器5Dは、少なくともフロントフレーム2の第2ループ部2Bに設けられていれば良い。
また、液管5Cを、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの上側部分(第1部分)に全体にわたって設け、さらに第2ループ部2Bの上側部分(第1部分)に全体にわたって設け、蒸気管5Bを、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの下側部分(第2部分)に全体にわたって設け、さらに第2ループ部2Bの下側部分(第2部分)に全体にわたって設ける場合には、例えば図3(A)に示すように、凝縮器5Dは、第2ループ部2Bに接続されたサイドフレーム3(第2サイドフレーム3B)に設ければ良い。また、これに限られるものではなく、例えば図3(B)に示すように、凝縮器5Dは、第2ループ部2Bから突出するように設けても良い。つまり、凝縮器5Dは、第2ループ部2B(液管5C及び蒸気管5B)に対して直交する方向に設けても良いし、第2ループ部2B(液管5C及び蒸気管5B)に沿って平行な方向に設けても良い。また、例えば、凝縮器5Dは、第2ループ部2Bから側方へ突出するように設けても良いし、第2ループ部2Bの上方又は下方へ突出するように設けても良い。これらを第4変形例という。
これらの実施形態及び第1〜第4変形例のように、液管5Cは、少なくともフロントフレーム2の第1ループ部2Aの第1部分に設けられており、蒸気管5Bは、少なくともフロントフレーム2の第1ループ部2Aの第2部分に設けられていれば良い。
また、これらの第3及び第4変形例のように、凝縮器5Dは、少なくともフロントフレーム2の第2ループ部2Bに接続されたサイドフレーム3(第2サイドフレーム3B)に設けられていれば良い。また、凝縮器5Dは、少なくともフロントフレーム2の第2ループ部2Bから突出するように設けられていれば良い。
また、これらの第2及び第3変形例のように、凝縮器5Dは、少なくともフロントフレーム2の第2ループ部2Bの第1部分及び第2部分に連なる第3部分に設けられていれば良い。
また、上述の第1変形例のものにおいて、凝縮器5Dを第2ループ部2Bにも設けるのに代えて、凝縮器5Dを、フロントフレーム2の第1ループ部2Aの上側部分の残りの部分(第3部分)、及び、第1ループ部2Aの下側部分の残りの部分(第3部分)のみに設け、第2ループ部2Bには設けないようにしても良い。これを第5変形例という。
これらの第1及び第5変形例のように、凝縮器5Dは、少なくともフロントフレーム2の第1ループ部2Aの第1部分及び第2部分に連なる第3部分に設けられていれば良い。
また、上述の実施形態及び第1〜第5変形例のものにおいて、上側部分(第1部分)に液管5Cを設け、下側部分(第2部分)に蒸気管5Bを設けるのに代えて、上下を逆にして、下側部分(第1部分)に液管5Cを設け、上側部分(第2部分)に蒸気管5Bを設けても良い。
また、上述の実施形態のものにおいて、フロントフレーム2を、第1ループ部2Aに接続された第2ループ部2Bを有するものとするのに代えて、図4に示すように、フロントフレーム2を、第1ループ部2Aに接続された非ループ部2Cを有するものとし、この非ループ部2Cに凝縮器5Dを設けても良い。この場合、メガネ型端末1は単眼タイプとなる。また、凝縮器5Dは、非ループ部2Cに接続されたサイドフレーム3(第2サイドフレーム3B)まで延びていても良いし、第1ループ部2Aまで延びていても良い。このように、凝縮器5Dは、少なくともフロントフレーム2の非ループ部2Cに設けられていれば良い。
ところで、上述のようにメガネ型端末1にループ型ヒートパイプ5を用いているのは、以下のような理由による。
つまり、まず、メガネ型端末において、フレームに搭載された発熱部品を冷却するのに、ヒートパイプを用いることも考えられる。つまり、発熱部品が発生した熱をヒートパイプによって移動させることによって、端末内で熱を拡散させながら、外部へ放出させることが考えられる。
しかしながら、ヒートパイプと比較して、ループ型ヒートパイプは、圧倒的に熱伝導率が高く、熱輸送性能が高い。
また、同程度のサイズのヒートパイプを用いて、ループ型ヒートパイプ並みの熱輸送性能を実現するためには、複数本のヒートパイプを用いることになるが、これらのヒートパイプをメガネ型端末に設ける場合、メガネ型端末の設計自由度が低くなり、デザイン性に欠けるものとなったり、重量バランスが悪くなってしまったり、温度管理が重要になったりすることになる。例えば図5(A)に示すように、複数本のヒートパイプ100をメガネ端末のサイドフレームに設けると、サイドフレームの幅が広くなってしまい、デザイン性に欠けるものとなる。また、片側のサイドフレームの重量が重くなって、重量バランスが悪くなってしまうため、これに対する対応が必要になる。さらに、人体に触れるサイドフレームにおける熱輸送になるため、温度管理が重要となる。また、例えば、サイドフレームの幅やデザイン性等を考慮し、例えば図5(B)に示すように、サイドフレームとレンズフレームのそれぞれにヒートパイプ100を設けることも考えられるが、この場合、片側のレンズフレームが太くなり、重量バランスも悪くなり、デザイン性にも影響を及ぼすことになる。
また、例えば3Wレベル以上の熱源モジュールを冷却する場合、ヒートパイプの動作開始温度は、ループ型ヒートパイプの動作開始温度よりも高いため、これを保証するために、追加のヒートパイプや部品等も必要になってくる。この場合、部品点数が増加し、組立工数も増加する。また、部品点数の増加に伴って、重量も増加し、デザイン性にも影響を及ぼす。
そこで、これらの点を考慮して、上述のようにメガネ型端末1にループ型ヒートパイプ5を用いている。
そして、メガネ型端末1にループ型ヒートパイプ5を用いる場合、例えば、メガネ型端末の一方のサイドフレームに、ループ型ヒートパイプを構成する蒸発器、蒸気管、液管及び凝縮器の全てを設けると、サイドフレームのサイズが限られており、蒸気管と液管の間の距離や蒸発器と凝縮器との間の距離を十分に確保することが難しい。このため、蒸発器や蒸気管から液管や凝縮器へ熱が伝わってしまい、この結果、徐々に温度差を確保できなくなり、凝縮能力が低下し、蒸発器から凝縮器へ熱を輸送することができなくなるなど、ループ型ヒートパイプの性能が低下してしまう。例えば、サイドフレームのデザインによっては幅が狭い場合があり、この場合に、サイドフレームの内部の狭いスペースに蒸発器、液管、蒸気管及び凝縮器の全てを入れることにすると、蒸発器や蒸気管から凝縮器や液管まで、短時間かつ着実に熱が伝搬してしまう。このため、使用時間の経過とともに、温度差がとれなくなり、徐々に凝縮能力が低下し、熱を輸送することができなくなり、ループ型ヒートパイプの性能が低下してしまう。
そこで、ループ型ヒートパイプの性能の低下を招くことなく、ループ型ヒートパイプを備えるメガネ型端末を実現すべく、上述の実施形態及び各変形例のような構成を採用している。この場合、重量バランスやデザイン性に悪影響を及ぼさないようにすることも可能である。
ところで、上述の実施形態及び各変形例のようなメガネ型端末1を実現するには、薄型化が可能なループ型ヒートパイプ5、即ち、図6(A)に示すように、蒸発器5A、蒸気管5B、液管5C及び凝縮器5Dが形成されるように積層された複数の金属板(金属層)6からなるループ型ヒートパイプ5を用いるのが好ましい。つまり、ループ型ヒートパイプ5の蒸発器5A、蒸気管5B、液管5C及び凝縮器5Dとなる流路5Xが形成されるように積層された複数の金属板6からなるループ型ヒートパイプ5を用いるのが好ましい。
このようなループ型ヒートパイプ5は、ループ型ヒートパイプ5を構成する複数の金属板(薄板)6を拡散接合することによって作製することができる。これを拡散接合方式のループ型ヒートパイプ5という。
この場合、蒸発器5A、蒸気管5B、液管5C及び凝縮器5Dに対応する形状の開口部を有する金属板6が積層され、各金属板6の開口部によって形成された空間の上下が閉じられて、蒸発器5A、蒸気管5B、液管5C及び凝縮器5Dが形成されることになる。また、多孔質体は、各金属板6に複数の孔を設け、これらの孔が上下に隣接する金属板6間で少なくとも一部が重なり、連通して、微細なチャネルが三次元的に延びるようにすることで形成することができる。このようにして微細なチャネルが三次元的に延びている多孔質体を形成することで、毛細管力で作動流体が流れることになる。なお、図6(C)に示すように、多孔質体7は、蒸発器5A内に、支柱状(リブ状)に複数設けるのが好ましい。また、多孔質体は、液管5C内に支柱状に設けても良い。また、図6(B)に示すように、蒸気管5Bや凝縮器5Dの中に支柱(リブ)8を設けても良い。このように構成することで、ループ型ヒートパイプ5を薄型化した場合に安定動作が可能となる。なお、詳細はPCT/JP2013/083504参照。
ところで、上述の実施形態及び各変形例のようなメガネ型端末1に設けられるループ型ヒートパイプ5は、図7(A)〜図7(C)に示すように、壁面に凹部(段差部)9を有するものとするのが好ましい。この凹部9は、ループ型ヒートパイプ5の曲げや伸縮を許容するために設けられるものである。このため、この凹部9は、メガネ型端末1にループ型ヒートパイプ5を設けた場合に、曲げや伸縮が想定される箇所に、少なくとも1箇所設ければ良い。例えば、メガネ型端末1のフロントフレーム2の第1及び第2ループ部2A、2Bに設けられるループ型ヒートパイプ5の構成部分の壁面に凹部9を設ければ良い。また、例えば、メガネ型端末1のサイドフレーム3に設けられるループ型ヒートパイプ5の構成部分の壁面に凹部9を設けても良い。なお、ループ型ヒートパイプ5の壁面とは、作動流体が流れる流路を規定する壁面であって、凹部9は、この壁面の外側に設けられていても良いし、内側に設けられていても良い。また、メガネ型端末1のフロントフレーム2の前面側、後面側、側面側、上面側、下面側のいずれに設けられていても良いし、サイドフレーム3の外側、内側、上側、下側のいずれに設けられていても良い。
例えば、上述のように、ループ型ヒートパイプ5として、蒸発器5A、蒸気管5B、液管5C及び凝縮器5Dが形成されるように積層された複数の金属板6からなるループ型ヒートパイプ5を用いる場合[図6(A)〜図6(C)参照]、図7(A)〜図7(C)に示すように、ループ型ヒートパイプ5の壁面に凹部9が形成されるようにパターニングされた複数の凹部形成用金属板10が積層されているものとすることで、ループ型ヒートパイプ5を壁面に凹部9を有するものとすることができる。
例えば図7(A)に示すように、凹部形成用金属板10として、開口部を有する金属板10A、凹部9の側面となる金属板10B、凹部9の底面となる金属板10Cを用い、これらを積層し、例えば拡散接合等によって貼り合わせることで、ループ型ヒートパイプ5の壁面に凹部9を形成することができる。この場合、凹部9の側面となる金属板10B及び凹部9の底面となる金属板10Cは、外周保持部を活用して保持すれば良い[例えば図8(B)参照]。また、同様の方法で、例えば図7(C)に示すように、ループ型ヒートパイプ5の両側の壁面に凹部9を形成することもできる。
また、例えば図7(B)に示すように、凹部形成用金属板10として、開口部を有し、ハーフエッチングによって凹部9の側面の一部となる部分が形成された金属板10D、凹部9の底面となり、ハーフエッチングによって凹部9の側面の残りの部分となる部分が形成された金属板10Eを用い、これらを積層し、例えば拡散接合等によって貼り合わせることで、ループ型ヒートパイプ5の壁面に凹部9を形成することができる。
なお、ここでは、ループ型ヒートパイプ5の壁面を、一層構造とし、この一層構造の壁面に凹部9を形成する場合を例に挙げて説明しているが、これに限られるものではなく、例えば、ループ型ヒートパイプ5の壁面を多層構造とし、この多層構造の壁面に凹部9が形成されているものとしても良い。この場合、多層構造の壁面の表面側に凹部9が形成されていても良いし、多層構造の壁面の内部に凹部9が形成されていても良い。
このようにして、メガネ型端末1に用いられるループ型ヒートパイプ5を、壁面に凹部9を有するものとすることで、例えば図7(D)、図7(E)に示すように、ループ型ヒートパイプ5の流路の閉塞や破損を招くことなく、曲げや伸縮を許容することが可能となる。これにより、例えば図7(F)に示すように、例えばメガネ型端末1のフロントフレーム2のループ部2A、2Bにガラスなどのレンズをはめ込む時などのメガネ型端末1の組立時に、メガネ型端末1のフレーム2、3に設けられるループ型ヒートパイプ5を曲げたり、若干伸縮させたりすることが可能かつ容易となる。また、メガネ型端末1のフレーム2、3の内部にループ型ヒートパイプ5を組み込む時などのメガネ型端末1の組立時に、ループ型ヒートパイプ5を曲げたり、若干伸縮させたりすることが可能かつ容易となる。また、メガネ型端末1のフレーム2、3を湾曲させたりしてデザイン性を向上させる場合、あるいは、メガネ型端末1のフレーム2、3を曲げたりして使用感を向上させる場合などにも対応することが可能となる。また、メガネ型端末1の使用時などにフレーム2、3が変形等してもこれに対応することが可能となる。
例えば、図8(A)〜図8(F)に示すように、壁面に凹部9を有するループ型ヒートパイプ5は、例えばエッチングによってパターニングされた8枚の金属板11を用意し、これらを1層目から8層目まで順に積層させ、これらを拡散接合することによって作製することができる。
ここでは、ループ型ヒートパイプ5の液管5C及び蒸気管5Bが、メガネ型端末1のフロントフレーム2の第1ループ部2Aに設けられ、凝縮器5Dが、第2ループ部2Bに設けられ、蒸発器5Aが、第1ループ部2Aから突出した位置に設けられるものとする。
この場合、1層目から3層目までの金属板11を積層して拡散接合することでループ型ヒートパイプ5の蒸発器5A、蒸気管5B、液管5C及び凝縮器5Dを規定する下方の壁面が形成され、この多層構造の壁面に凹部9、即ち、曲げや伸縮を許容しうる凹凸が形成される。また、4層目から7層目までの金属板11を積層して拡散接合することでループ型ヒートパイプ5の蒸発器5A、蒸気管5B、液管5C及び凝縮器5Dを規定する側方の壁面が形成される。また、多孔質体を設ける部分には、各金属板11に複数の孔が設けられている。そして、各金属板11を積層して拡散接合することでこれらの孔が上下に隣接する金属板11間で少なくとも一部が重なり、連通して、三次元的に延びる微細なチャネルとなって、多孔質体が形成される。さらに、8層目の金属板11を積層して拡散接合することでループ型ヒートパイプ5の蒸発器5A、蒸気管5B、液管5C及び凝縮器5Dを規定する上方の壁面が形成される。
ここで、金属板11としては、例えば、厚さ0.08mmの銅の薄板を用いれば良い。このため、各金属板11を積層して拡散接合して形成された、壁面に凹部9を有するループ型ヒートパイプ5の厚さは約0.64mmとなる。また、メガネ型端末1のフロントフレーム2の第1ループ部2Aに設けられるループ型ヒートパイプ5の液管5C及び蒸気管5Bの外形のサイズ、及び、メガネ型端末1のフロントフレーム2の第2ループ部2Bに設けられるループ型ヒートパイプ5の凝縮器5Dの外形のサイズは、いずれも、例えば50mm×60mmの長方形状とし、これらの流路の幅は例えば5mmとすれば良い。また、多孔質体を設ける部分には、各金属板11に例えば直径0.2mmの孔を複数設ければ良い。
なお、ループ型ヒートパイプ5の壁面に設けられる凹部9を設ける箇所、凹部9の大きさ(深さや幅)、凹部9の数は、曲げや伸縮が想定される箇所、想定される曲げや伸縮の大きさに応じて決定すれば良い。そして、このようにして決定された凹部9を設ける箇所、凹部9の大きさ、凹部9の数に応じて、金属板11をパターニングすれば良い。また、ハーフエッチングによって凹部9の深さを調整することもできる。
ところで、このようにして壁面に凹部9を有するループ型ヒートパイプ5をメガネ型端末1に用いる場合、ループ型ヒートパイプ5は曲げや伸縮を許容できるため、例えば、ループ型ヒートパイプ5が曲げや伸縮などによって変形した状態で、メガネ型端末1のフレーム2、3の中に収納することができる。例えば、メガネ型端末1のフレーム2、3が硬い材料でできており、デザイン性を考慮して、湾曲等しているような場合であっても、その形状に合わせて、ループ型ヒートパイプ5を変形させた状態で、メガネ型端末1のフレーム2、3の中に収納することができる。また、例えば、ループ型ヒートパイプ5が曲げや伸縮などによって変形した状態[図9(A)参照]で例えば熱可塑性樹脂12などで覆い、その樹脂12の弾性によって変形が保持された状態で、メガネ型端末1のフレーム2、3とすることもできる[図9(B)参照]。この場合、蒸発器5Aに発熱部品4を例えば熱伝導グリスなどによって熱的に接続し、サイドフレーム3を取り付けることによって、メガネ型端末1とすれば良い。
また、例えば、ループ型ヒートパイプ5が曲げや伸縮などによって変形しうる状態で、メガネ型端末1のフレーム2、3とすることもできる。例えば、ループ型ヒートパイプ5をそのままメガネ型端末1のフレーム2、3として用い、その表面を例えば樹脂などの柔軟性のある材料で覆うような場合、ループ型ヒートパイプ5は曲げや伸縮などによって変形しうる状態となっているため、組立時や使用時などにフレームの変形を許容することができる。例えば、ループ型ヒートパイプ5の液管5C及び蒸気管5Bによって、メガネ型端末1のフロントフレーム2の第1ループ部2Aを構成し、凝縮器5Dによって、第2ループ部2Bを構成し、第1ループ部2Aから突出した位置に蒸発器5Aが設けられている場合、表面を例えば樹脂などの柔軟性のある材料で覆い、蒸発器5Aに発熱部品4を例えば熱伝導グリスなどによって熱的に接続し、サイドフレーム3を取り付けることによって、メガネ型端末1とすることができる。
以下、上述の実施形態及び各変形例に関し、更に、付記を開示する。
(付記1)
第1ループ部を有するフロントフレームと、
前記フロントフレームの両側に接続されたサイドフレームと、
発熱部品と、
前記発熱部品に熱的に接続された蒸発器、蒸気管、液管及び凝縮器を備えるループ型ヒートパイプとを備え、
前記液管が、少なくとも前記第1ループ部の第1部分に設けられており、
前記蒸気管が、少なくとも前記第1ループ部の第2部分に設けられていることを特徴とするメガネ型端末。
(付記2)
前記発熱部品及び前記蒸発器は、前記第1ループ部に接続された前記サイドフレームに設けられていることを特徴とする、付記1に記載のメガネ型端末。
(付記3)
前記発熱部品及び前記蒸発器は、前記第1ループ部から突出するように設けられていることを特徴とする、付記1に記載のメガネ型端末。
(付記4)
前記フロントフレームは、前記第1ループ部に接続された第2ループ部を有し、
前記凝縮器は、少なくとも前記第2ループ部に設けられていることを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載のメガネ型端末。
(付記5)
前記フロントフレームは、前記第1ループ部に接続された非ループ部を有し、
前記凝縮器は、少なくとも前記非ループ部に設けられていることを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載のメガネ型端末。
(付記6)
前記フロントフレームは、前記第1ループ部に接続された第2ループ部を有し、
前記液管は、前記第1ループ部の前記第1部分及び前記第2ループ部の第1部分に設けられており、
前記蒸気管は、前記第1ループ部の前記第2部分及び前記第2ループ部の第2部分に設けられていることを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載のメガネ型端末。
(付記7)
前記凝縮器は、少なくとも前記第2ループ部に接続された前記サイドフレーム(3B)に設けられていることを特徴とする、付記6に記載のメガネ型端末。
(付記8)
前記凝縮器は、少なくとも前記第2ループ部から突出するように設けられていることを特徴とする、付記6に記載のメガネ型端末。
(付記9)
前記凝縮器は、少なくとも前記第2ループ部の前記第1部分及び前記第2部分に連なる第3部分に設けられていることを特徴とする、付記6に記載のメガネ型端末。
(付記10)
前記凝縮器は、少なくとも前記第1ループ部の前記第1部分及び前記第2部分に連なる第3部分に設けられていることを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載のメガネ型端末。
(付記11)
前記ループ型ヒートパイプは、壁面に凹部を有することを特徴とする、付記1〜10のいずれか1項に記載のメガネ型端末。
(付記12)
前記ループ型ヒートパイプは、前記蒸発器、前記蒸気管、前記液管及び前記凝縮器が形成されるように積層された複数の金属板からなることを特徴とする、付記1〜11のいずれか1項に記載のメガネ型端末。
(付記13)
前記ループ型ヒートパイプの壁面に凹部が形成されるようにパターニングされた複数の凹部形成用金属板が積層されていることを特徴とする、付記12に記載のメガネ型端末。
1 メガネ型端末
2 フロントフレーム
2A 第1ループ部
2B 第2ループ部
3 サイドフレーム
3A 第1サイドフレーム
3B 第2サイドフレーム
4 発熱部品
5 ループ型ヒートパイプ
5A 蒸発器(蒸発部)
5B 蒸気管
5C 液管
5D 凝縮器(凝縮部)
6 金属板
7 多孔質体
8 支柱(リブ)
9 凹部(段差部)
10、10A〜10E 凹部形成用金属板
11 金属板
12 樹脂

Claims (10)

  1. 第1ループ部を有するフロントフレームと、
    前記フロントフレームの両側に接続されたサイドフレームと、
    発熱部品と、
    前記発熱部品に熱的に接続された蒸発器、蒸気管、液管及び凝縮器を備えるループ型ヒートパイプとを備え、
    前記液管が、少なくとも前記第1ループ部の第1部分に設けられており、
    前記蒸気管が、少なくとも前記第1ループ部の第2部分に設けられていることを特徴とするメガネ型端末。
  2. 前記フロントフレームは、前記第1ループ部に接続された第2ループ部を有し、
    前記凝縮器は、少なくとも前記第2ループ部に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のメガネ型端末。
  3. 前記フロントフレームは、前記第1ループ部に接続された非ループ部を有し、
    前記凝縮器は、少なくとも前記非ループ部に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のメガネ型端末。
  4. 前記フロントフレームは、前記第1ループ部に接続された第2ループ部を有し、
    前記液管は、前記第1ループ部の前記第1部分及び前記第2ループ部の第1部分に設けられており、
    前記蒸気管は、前記第1ループ部の前記第2部分及び前記第2ループ部の第2部分に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のメガネ型端末。
  5. 前記凝縮器は、少なくとも前記第2ループ部から突出するように設けられていることを特徴とする、請求項4に記載のメガネ型端末。
  6. 前記凝縮器は、少なくとも前記第2ループ部の前記第1部分及び前記第2部分に連なる第3部分に設けられていることを特徴とする、請求項4に記載のメガネ型端末。
  7. 前記凝縮器は、少なくとも前記第1ループ部の前記第1部分及び前記第2部分に連なる第3部分に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のメガネ型端末。
  8. 前記ループ型ヒートパイプは、壁面に凹部を有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のメガネ型端末。
  9. 前記ループ型ヒートパイプは、前記蒸発器、前記蒸気管、前記液管及び前記凝縮器が形成されるように積層された複数の金属板からなることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のメガネ型端末。
  10. 前記ループ型ヒートパイプの壁面に凹部が形成されるようにパターニングされた複数の凹部形成用金属板が積層されていることを特徴とする、請求項9に記載のメガネ型端末。
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