JP6318788B2 - タンク開弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タンク開弁装置に関する。
高圧ガスタンクは、貯留した高圧ガスをガス消費機器に供給する。例えば、燃料ガスとしての水素ガスを高圧で貯留したタンクは、水素ガスの消費機器である燃料電池に水素ガスを供給する。タンクは、定温環境下に置かれる場合も有り得るが、例えば、燃料電池を搭載した車両では、種々の温度環境において使用されるので、高温環境下に置かれる等の理由によりタンク内圧が上昇することも有り得る。こうした場合に、感熱管に封入した水の蒸発で高まる蒸気圧を利用して、タンク内ガスを放出する手法が提案されている(例えば、特許文献1等)。
特開2011−149545号公報
上記の放出手法では、感熱管に封入した水の蒸発が進んで蒸気圧が高まらないとガス放出がなされないので、ガス放出の応答性に欠けることが危惧される。こうしたことから、高い応答性でガス放出をもたらす手法が要請されるに到った。
上記した課題を達成するために、本発明は、以下の形態として実施することができる。
(1)本発明の一形態によれば、タンク開弁装置が提供される。このタンク開弁装置は、高圧ガスを貯留したタンクのタンク開弁装置であって、タンク外圧の上昇を検知する検知部を備えて前記タンクに装着され、前記検知部が所定以上のタンク外圧上昇を検知するとタンク内ガスを放出する圧力検知式開放弁と、前記検知部と導通して前記圧力検知式開放弁に接続され、前記圧力検知式開放弁からタンク外部に延びる検知部導通管と、該検知部導通管に配設され、前記検知部導通管の管路を経て前記検知部にガスを高圧で放出可能なガス放出部とを備える。ガス放出部が作動して放出されるガスは、高圧である故に、検知部導通管の管路を経て速やかに検知部に到達し、検知部へのガス到達は、ガス放出部の作動に対して高い応答性でなされる。よって、上記形態のタンク開弁装置によれば、高い応答性でタンク内ガスを放出できる。この場合、ガス放出部による高圧ガス放出は、ガス放出部の周縁の火炎による着火によって、或いはガス放出部に加わった衝撃によってもなされるようにできるので、上記形態のタンク開弁装置によれば、火炎発生或いは衝撃印加に対して高い応答性でタンク内ガスを放出できる。この他、上記形態のタンク開弁装置が装着された高圧ガスタンクは、火炎発生或いは衝撃印加に対して高い応答性でタンク内ガスを放出する。そして、こうした高圧ガスタンクと燃料電池とを備えた燃料電池システム、或いは燃料電池システムを用いた燃料電池車両や発電プラントでは、温度上昇に伴う高い応答性でのガス放出に関連する機器構成の簡略化や低コスト化を可能とする。
(2)上記した形態のタンク開弁装置において、前記ガス放出部は、前記検知部導通管の管路に複数配設されているようにできる。こうすれば、検知部への高圧ガス到達の機会が増えるので、火炎発生或いは衝撃印加に対しての高い応答性でのタンク内ガスの放出機会を確保できる。
(3)上記した形態のタンク開弁装置において、前記検知部の側からのガス通過を前記検知部導通管の管路において遮断する逆止弁を備え、該逆止弁は、前記ガス放出部が前記検知部導通管の管路に前記高圧ガスを放出するガス放出箇所の下流に配設されているようにできる。こうすれば、ガス放出部の放出した高圧ガスを検知部の側にのみ至らしめるので、ガス放出の応答性がより高まる。
(4)上記したいずれかの形態のタンク開弁装置において、前記ガス放出部を有する前記検知部導通管を複数備え、該複数の前記検知部導通管は前記圧力検知式開放弁から異なる経路でタンク外部に延びるようにできる。こうすれば、ガス放出部の作動をもたらす火炎発生や衝撃印加の範囲が広がるので、ガス放出のための検知領域も拡大し、火炎発生や衝撃印加に対するガス放出の信頼性も向上する。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、上記形態のタンク開弁装置が装着された高圧ガスタンクとしての形態の他、タンクと燃料電池とを含む燃料電池システムや当該システムを搭載した燃料電池搭載車両としての形態、工場や店舗或いは住居等に設置した燃料電池とタンクとを含んだ発電プラントとしての形態とすることもできる。
本発明の実施形態としての燃料電池搭載車両20を概略的に平面視して示す説明図である。 高圧ガスタンク152を図1におけるA方向から見て周辺構成を概略的に示す説明図である。 第1インフレーター171を図2の3−3線で断面視してその構成を概略的に示す説明図である。 火災の発生状況と火災検知の様子を概略的に示す説明図である。 ガス放出検知用配管170に破損が起きた状況下での火災発生状況と火災検知の様子を概略的に示す説明図である。 他の実施形態のタンク機構150Aを図1におけるB方向から見て周辺構成を概略的に示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき説明する。図1は本発明の実施形態としての燃料電池搭載車両20を概略的に平面視して示す説明図、図2は高圧ガスタンク152を図1におけるA方向から見て周辺構成を概略的に示す説明図である。
図示すように、燃料電池搭載車両20は、車体22の下方に、燃料電池システム100を搭載する。燃料電池システム100は、燃料電池110と、水素ガス供給系120と、空気供給系130と、タンク機構150とを備える。燃料電池110は、発電単位である図示しない電池セルユニットを積層して構成されたスタック構造とされ、前輪FWと後輪RWの間において車両床下に位置する。そして、燃料電池110は、水素ガス供給系120におけるタンク機構150の高圧ガスタンク152からの水素ガス供給と、空気供給系130におけるコンプレッサー132からの空気供給とを受け、水素と酸素の電気化学反応を起こして発電する。この発電電力は、燃料電池搭載車両20の駆動力に用いられる。なお、電気化学反応後の排ガスは、図示しない排気系から車外に排出される。
水素ガス供給系120は、車体22の下方に高圧ガスタンク152を横置き搭載して備え、当該タンクの貯留した水素ガスを、タンクバルブ160から延びる供給管路126を経て、燃料電池110に減圧供給する。高圧ガスタンク152へのガス充填は、タンクバルブ160からレセプタクル127まで延びる充填管路128を経てなされる。
タンク機構150は、高圧ガスタンク152とタンクバルブ160の他、図2に示すように、ガス放出検知用配管170に、第1インフレーター171と、第2インフレーター172と、第3インフレーター173とを備える。なお、図1においては、各インフレーターは図示されていない。高圧ガスタンク152は、図示しない中空の円筒形状の長尺樹脂容器をライナーとし、ライナー外周表面に高強度の炭素繊維やガラス繊維等をフィラメントワインディング法等にて巻回して、繊維を熱硬化性樹脂で硬化させて形成され、水素ガスを最大70MPaという高圧で貯留する。高圧ガスタンク152は、タンク長手方向の一方端部に、タンクバルブ160を装着して備え、このタンクバルブ160に供給管路126および充填管路128を接続し、タンクバルブ160を介してガス供給とガス充填がなされる。
タンクバルブ160は、ガスの供給・充填に加え圧力検知式の開放弁機構も備え、図2に示すように、ガス圧検知部162にガス放出検知用配管170を接続させている。そして、タンクバルブ160は、ガス放出検知用配管170における管路内圧力をガス圧検知部162に常時受け、この管路内圧の上昇をガス圧検知部162で検知すると、高圧ガスタンク152のタンク内ガスをタンク外に放出(大気放出)する。ガス放出検知用配管170の管路内圧は、車体22へのタンク機構150の搭載の時点で、タンク外圧、即ち大気圧と同圧とされている。よって、タンクバルブ160は、ガス放出検知用配管170の管路内圧たるタンク外圧が大気圧に比して所定以上上昇したこと、例えば、大気圧の約1.5倍程度に上昇したことをガス圧検知部162で検知するとタンク内ガスを大気放出することになる。
ガス放出検知用配管170は、ガス圧検知部162と導通してタンクバルブ160に接続され、このタンクバルブ160から、高圧ガスタンク152の鉛直下方において、タンク長手方向に沿ってタンク外部に延びる。第1インフレーター171は、ガス放出検知用配管170の上流側で分岐した第1分岐官174に配設され、第2インフレーター172は、第1分岐官174より下流側でガス放出検知用配管170から分岐した第2分岐官175に配設され、第3インフレーター173は、ガス放出検知用配管170の管路末端に配設されている。つまり、第1〜第3の複数のインフレーターが、ガス放出検知用配管170の管路に配設されていることになる。上記した第1〜第3の複数のインフレーターは、同じ構成とされ、ガス放出検知用配管170の管路を経てガス圧検知部162にガスを高圧で放出する。図3は第1インフレーター171を図2の3−3線で断面視してその構成を概略的に示す説明図である。
図示するように、第1インフレーター171は、筐体180をエンドプレート181で閉鎖し、火炎により着火する信管182を筐体外部に突出させている。そして、第1分岐官174の末端開口をクロージャーディスク183で閉鎖状態とし、クロージャーディスク183とエンドプレート181との間に、ガス発生剤184を封止している。ガス発生剤184は、二酸化炭素ガス等のガスを高圧で封入しており、熱を受けると封入していたガスを膨張させて高圧で発生させる。よって、第1インフレーター171は、信管182が火炎により着火するとその熱によりガス発生剤184から高圧の膨張ガスを発生させ、その膨張ガスを、第1分岐官174およびガス放出検知用配管170を経てタンクバルブ160のガス圧検知部162に放出する。第2インフレーター172および第3インフレーター173も同様である。第1〜第3のインフレーターには、車両のエアーバッグ用のインフレーターが転用可能であり、こうすることで、第1インフレーター171、第2インフレーター172および第3インフレーター173の各インフレーターは、燃料電池搭載車両20に加わった衝撃によっても、第1分岐官174およびガス放出検知用配管170を経てタンクバルブ160のガス圧検知部162に膨張ガスを高圧で放出する。
ガス放出検知用配管170は、第1分岐官174の分岐箇所と第2分岐官175の分岐箇所との間に第1逆止弁176を、第2分岐官175の分岐箇所下流に第2逆止弁177を備える。これら逆止弁は、タンクバルブ160のガス圧検知部162の側からのガス通過をガス放出検知用配管170の管路において遮断し、第1逆止弁176は、第1インフレーター171がガス放出検知用配管170の管路に膨張ガスを放出するガス放出箇所、即ち第1分岐官174の分岐箇所の下流に配設されている。また、第2逆止弁177は、第2インフレーター172がガス放出検知用配管170の管路に膨張ガスを放出するガス放出箇所(第2分岐官175の分岐箇所)の下流に配設されている。
次に、以上説明した燃料電池システム100を搭載した燃料電池搭載車両20に火災が発生した場合のタンク内ガスの放出について説明する。図4は火災の発生状況と火災検知の様子を概略的に示す説明図である。
火災は、高圧ガスタンク152の周囲のいずれの箇所においても発生する可能性があり、火災の火炎Fは、その熱をガス放出検知用配管170における最寄りのインフレーターに放射する。例えば、タンク前方領域Fp1で火災が発生すれば、その火炎Fの熱を受けた第1インフレーター171は、図3に示すように、信管182の着火に伴って、膨張ガスを第1分岐官174およびガス放出検知用配管170に高圧で放出する。第1分岐官174の分岐箇所下流には、第1逆止弁176が配設されていることから、第1インフレーター171の放出した膨張ガスは、第1逆止弁176より下流側に流れることはない。よって、第1インフレーター171の放出した膨張ガスは、ガス放出検知用配管170を経てタンクバルブ160のガス圧検知部162に高圧で到達し、タンクバルブ160によるタンク内ガスの大気放出をもたらす。タンク中央領域Fp2で火災が発生すれば、その火炎Fの熱を受けた第2インフレーター172の放出した膨張ガスが高圧でガス圧検知部162に到達し、タンクバルブ160によるタンク内ガスの大気放出をもたらす。タンク後方領域Fp3で火災が発生すれば、その火炎Fの熱を受けた第3インフレーター173の放出した膨張ガスが高圧でガス圧検知部162に到達し、タンクバルブ160によるタンク内ガスの大気放出をもたらす。上記したタンク前方領域Fp1、タンク中央領域Fp2、タンク後方領域Fp3の複数箇所で火災が発生すれば、最も早く信管182が着火したインフレーターにより、上記したようにタンクバルブ160によるタンク内ガスの大気放出がなされる。
ガス圧検知部162を有するタンクバルブ160によるタンク内ガスの大気放出を行うに当たり、本実施形態のタンク機構150では、ガス圧検知部162と導通してタンクバルブ160からタンク外部に延びるガス放出検知用配管170に配設した第1インフレーター171、第2インフレーター172および第3インフレーター173を用いる。これらインフレーターから放出される膨張ガスは、高圧である故に、ガス放出検知用配管170の管路を経て速やかにガス圧検知部162に到達し、ガス圧検知部162へのガス到達は、インフレーター作動に対して高い応答性でなされる。よって、本実施形態のタンク機構150によれば、火災発生時において高い応答性で高圧ガスタンク152のタンク内ガスを大気放出できる。また、上記各インフレーターにエアーバッグ用のインフレーターを転用したので、車両衝突等による衝撃がいずれかのインフレーターに加わった際にも、高い応答性で高圧ガスタンク152のタンク内ガスを大気放出できる。
本実施形態のタンク機構150は、ガス放出検知用配管170の管路において、タンク前方領域に第1インフレーター171を、タンク中央領域に第2インフレーター172を、管路末端のタンク後方領域に第3インフレーター173を配設した。よって、本実施形態のタンク機構150によれば、ガス圧検知部162への高圧での膨張ガスの到達の機会を増やすことで(図4参照)、火炎或いは衝撃に対しての高い応答性でのタンク内ガスの放出機会を確保できる。換言すれば、火災が高圧ガスタンク152の前方、中央或いは後方のいずれの箇所で発生しても、高い応答性で高圧ガスタンク152のタンク内ガスを大気放出できる。
本実施形態のタンク機構150は、ガス圧検知部162の側からのガス通過をガス放出検知用配管170の管路において遮断する第1逆止弁176と第2逆止弁177とを備える。そして、第1逆止弁176を、第1インフレーター171がガス放出検知用配管170の管路に膨張ガスを放出するガス放出箇所(第1分岐官174の分岐箇所)の下流に配設し、第2逆止弁177を、第2インフレーター172がガス放出検知用配管170の管路に膨張ガスを放出するガス放出箇所(第2分岐官175の分岐箇所)の下流に配設した。よって、本実施形態のタンク機構150によれば、第1インフレーター171或いは第2インフレーター172の放出した膨張ガスをガス圧検知部162の側にのみ至らしめるので、より高い応答性で高圧ガスタンク152のタンク内ガスを大気放出できる。また、次の利点がある。
特許文献1のように水を封入した感熱管を用いたガス放出手法では、感熱管が何らかの原因、例えば車両走行中の小石等の跳ね上げにより破損すると、封入した水が放出されてしまい、ガス放出のための昇圧検知ができなくなる。よって、感熱管をその全長に亘って多層構造にしたり、保護カバー等を設ける等の破損対処が必要とる。これに対し、本実施形態のタンク機構150では、以下に説明するように、破損対処が不要、もしくは軽減できる。図5はガス放出検知用配管170に破損が起きた状況下での火災発生状況と火災検知の様子を概略的に示す説明図である。
図示するように、仮にガス放出検知用配管170の末端側で管路が破損したとすると、第2逆止弁177より下流側のガス放出検知用配管170の管路は大気開放されるが、タンクバルブ160から第2逆止弁177までのガス放出検知用配管170の管路は閉鎖されたままである。よって、タンク前方領域Fp1或いはタンク中央領域Fp2で発生した火災については、特段の対処を行うことなく、第1インフレーター171或いは第2インフレーター172によって、高い応答性で高圧ガスタンク152のタンク内ガスを大気放出できる。第1逆止弁176より下流管路でガス放出検知用配管170に破損が起きたとしても、タンク前方領域Fp1で発生した火災については、特段の対処を行うことなく、第1インフレーター171によって、高い応答性で高圧ガスタンク152のタンク内ガスを大気放出できる。よって、保護カバー等を設けるにしても、ガス放出検知用配管170の全域に亘って設ける必要はなく、簡便となる。
次に、他の実施形態のタンク機構150ついて説明する。図6は他の実施形態のタンク機構150Aを図1におけるB方向から見て周辺構成を概略的に示す説明図である。図示するように、このタンク機構150Aは、ガス放出検知用配管170を、高圧ガスタンク152の鉛直下方に加え、高圧ガスタンク152の左右にも備え、それぞれのガス放出検知用配管170を、タンクバルブ160から紙面奥側に向かうタンク長手方向に沿ってタンク外部に延ばしている。つまり、タンク機構150Aは、複数の経路でガス放出検知用配管170をタンク長手方向に沿ってタンク外部に延ばしている。そして、それぞれのガス放出検知用配管170に、既述した第1インフレーター171、第2インフレーター172、第3インフレーター173と、第1逆止弁176および第2逆止弁177を有する。この実施形態のタンク機構150Aによれば、上記した各インフレーターの作動をもたらす火炎発生や衝撃印加の範囲の拡大を通して、高圧ガスタンク152からのガス放出のための検知領域も拡大し、火炎発生や衝撃印加に対するガス放出の信頼性が高まる。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、或いは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
上記した実施形態では、第1インフレーター171と第2インフレーター172と第3インフレーター173とをガス放出検知用配管170に配設したが、このうちのいずれか一つ、或いは二つのインフレーターを配設するようにしてもよい。また、図6において、高圧ガスタンク152の鉛直上方にもガス放出検知用配管170と上記各インフレーターを設けるようにしてもよい。この他、高圧ガスタンク152については、これを水素ガスを貯留するタンクとして説明したが、天然ガス等の他の燃料ガスを高圧貯留するタンクとしてもよい。また、タンクバルブ160については、これをガス供給・充填に加え圧力検知式の開放弁機構も備えるよう構成したが、ガス供給・充填に関与するバルブをタンク他端側に設けるようにしてもよい。上記した実施形態では、ガス放出検知用配管170をタンク長手方向に沿って配設したが、図1において、タンクバルブ160から燃料電池110の側に延びるようガス放出検知用配管170を配設してもよい。この際、ガス放出検知用配管170を複数の経路で配設してもよい。
20…燃料電池搭載車両
22…車体
100…燃料電池システム
110…燃料電池
120…水素ガス供給系
126…供給管路
127…レセプタクル
128…充填管路
130…空気供給系
132…コンプレッサー
150…タンク機構
150A…タンク機構
152…高圧ガスタンク
160…タンクバルブ
162…ガス圧検知部
170…ガス放出検知用配管
171…第1インフレーター
172…第2インフレーター
173…第3インフレーター
174…第1分岐官
175…第2分岐官
176…第1逆止弁
177…第2逆止弁
180…筐体
181…エンドプレート
182…信管
183…クロージャーディスク
184…ガス発生剤
F…火炎
FW…前輪
RW…後輪
Fp1…タンク前方領域
Fp2…タンク中央領域
Fp3…タンク後方領域

Claims (4)

  1. 高圧ガスを貯留したタンクのタンク開弁装置であって、
    圧力上昇を検知する検知部を備えて前記タンクに装着され、前記検知部が所定以上の圧力上昇を検知するとタンク内ガスを放出する圧力検知式開放弁と、
    前記検知部と導通して前記圧力検知式開放弁に接続され、前記圧力検知式開放弁からタンク外部に延びる検知部導通管と、
    該検知部導通管に配設され、前記検知部導通管の管路を経て前記検知部に高圧でのガス放出が可能であって、火炎或いは衝撃により前記ガス放出を図るインフレーターとを備える、
    タンク開弁装置。
  2. 記インフレーターは、前記検知部導通管の管路に複数配設されている、請求項1に記載のタンク開弁装置。
  3. 請求項2に記載のタンク開弁装置であって、
    前記検知部の側からのガス通過を前記検知部導通管の管路において遮断する逆止弁を備え、
    該逆止弁は、前記インフレーターが前記検知部導通管の管路に前記高圧ガスを放出するガス放出箇所の下流に配設されている
    タンク開弁装置。
  4. 記インフレーターを有する前記検知部導通管を複数備え、該複数の前記検知部導通管は前記圧力検知式開放弁から異なる経路でタンク外部に延びる請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のタンク開弁装置。
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