JP5676905B2 - 逃し安全弁の駆動システム - Google Patents

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Description

本発明は、原子力プラントの主蒸気系に設けられた逃し安全弁を、事故または過渡状態が発生した際に、逃し安全弁駆動装置により駆動ガスを供給することで開動作して、原子炉の加圧を防護する逃し安全弁の駆動システムに関する。
沸騰水型原子力プラントその他各種の原子力プラントに適用される逃し安全弁は、主蒸気系を構成する1つの機器である。この主蒸気系は、主蒸気配管、逃し安全弁、主蒸気流量制限器、主蒸気隔離弁及び主蒸気管ドレン系を有して構成される。主蒸気系の機能は、原子炉圧力容器からの蒸気をタービンへ供給すること、原子炉の過渡状態において原子炉圧力容器の圧力を制限値以内に抑制すること、原子炉圧力容器及び原子炉格納容器からの蒸気の放出を制限すること等である。
図13は、沸騰水型原子力プラントの原子炉格納容器を示し、図14は、図13に示した圧力抑制プールを拡大して示している。図13及び図14に示すように、原子炉格納容器1内に原子炉圧力容器2が設置され、主蒸気系の主蒸気配管3に逃し安全弁5が設けられている。この逃し安全弁5には、蒸気を原子炉格納容器1の圧力抑制プール4に導くための逃し安全弁排気管6が接続されている。圧力抑制プール4のプール壁にはベント管7が設けられ、逃し安全弁排気管6の下端に、圧力抑制プール4中で蒸気の凝縮を促進させるためのクエンチャ8が接続されている。なお、図13中の符号9A、9Bは主蒸気隔離弁である。
主蒸気系は、一般には原子炉圧力容器2内で発生した蒸気をタービンへ導く複数本の主蒸気配管3を備える。各主蒸気管3には複数の逃し安全弁5が設けられている。逃し安全弁5は、何らかの要因で原子炉及びその周辺で事故などが発生した場合、原子炉圧力を規定値以下に抑えるために、主蒸気配管3における原子炉格納容器1内の部分に設置され、スプリング作動による安全機能と、補助作動装置により吹出し設定圧力以下で開動作する逃し弁機能とを有する。
逃し弁機能は、手動操作による開動作か、逃し弁設定圧高による自動開放によって、原子炉圧力容器2内の蒸気を圧力抑制プール4に放出するものである。更に、逃し安全弁5のうちいくつかは、冷却材喪失事故時の自動減圧系機能が組み込まれている。この自動減圧系機能は、残留熱除去系ポンプまたは高圧炉心注水系ポンプの運転時に、原子炉格納容器1の圧力高且つ原子炉水位低の信号が発生した場合に逃し安全弁5が自動で開動作し、原子炉圧力容器2内の圧力を低下させ、残留熱除去系ポンプまたは高圧炉心注水系ポンプを用いて炉心を十分に冷却するものである。
また、図15には逃し安全弁5の構成を示す。逃し安全弁5は、駆動ガス(例えば窒素ガス)及びスプリング作動式であり、原子炉格納容器1内の主蒸気配管3に設けられた管台(不図示)に取付けられ、弁出口10はフランジで逃し安全弁排気管6に接続されている。弁入口11の圧力がスプリング12、19の設定荷重を超えると、自動開放(安全機能)するようになっている。また、弁本体に取付けられた空気シリンダ13内のピストン14と、弁棒15とが引上げレバー16で連結されている。空気シリンダ13内へ駆動ガスが供給されるとピストン14が移動し、引上げレバー16が支点17回りに回動して、弁棒15の先端に設けられた弁体18が引上げられ、逃し安全弁5は開動作する。空気シリンダ13への駆動ガスの供給は、後述の逃し安全弁駆動装置25(図16)により行われる。
次に、逃し安全弁5の作動論理について説明する。図16は従来の逃し安全弁の駆動システムを示す。なお、弁の開閉状態は特記無い限り、自動減圧系作動信号A(I)、A(II)及び逃し弁機能用作動信号Bが発生していないプラントの通常運転状態とし、このとき逃し安全弁5は待機状態を示す。
図16に示すように、逃し安全弁5を事故または過渡状態が発生した際に開動作するため、高圧の窒素ガスを駆動ガスする自動減圧系用駆動ガス供給系21及び逃し弁機能用駆動ガス供給系22が駆動ガスを逃し安全弁5に供給する。また、これらの自動減圧系用駆動ガス供給系21及び逃し弁機能用駆動ガス供給系22では、機能喪失した場合でも安全上定められた期間及び回数は駆動ガスの供給が可能なように、自動減圧機能用のアキュムレータ23、逃し弁機能用のアキュムレータ24がそれぞれの駆動ガス供給系21、22に設けられている。
原子炉水位低及び原子炉格納容器(ドライウェル)圧力高の同時信号の発生により、非常用炉心冷却系ポンプ(残留熱除去系ポンプまたは高圧炉心注水系ポンプ)の起動状態において、自動減圧系作動信号A(I)、A(II)が発生する。この自動減圧系作動信号A(I)、A(II)に基づいて、逃し安全弁駆動装置25の2個の自動減圧機能用三方電磁弁26(I)、26(II)のうち1個が励磁されると、自動減圧系用駆動ガス供給系21またはアキュムレータ23から駆動ガスが、駆動ガス供給ライン28を経て逃し安全弁5へ供給され、この逃し安全弁5が開動作する。これにより、主蒸気配管3からの蒸気が矢印S1からS2のように圧力抑制プール4へ流れ、原子炉圧力容器2内の圧力が低下する。
なお、逃し安全弁5の駆動ガスは一般に窒素ガスであり、図示しない高圧窒素ガス供給系から自動減圧系用駆動ガス供給系21及び逃し弁機能用駆動ガス供給系22へ供給される。また、ローマ数字I、IIは安全区分の種別を示す。
一方、原子炉の圧力が上昇して、逃し弁機能用圧力計29により逃し弁設定圧高信号30が発生するか、または手動開放操作信号31の発生により、逃し弁機能用作動信号Bが発生する。この逃し弁機能用作動信号Bに基づいて、逃し安全弁駆動装置25の1個の逃し弁機能用三方電磁弁27が励磁される。すると、逃し弁機能用駆動ガス供給系22またはアキュムレータ24から駆動ガスが、駆動ガス供給ライン28を経て逃し安全弁5へ供給され、この逃し安全弁5が開動作する。これにより、上述と同様にして、主蒸気配管3内の蒸気が圧力抑制プール4へ流出し、原子炉圧力容器2内の圧力が低下する。
なお、図16中の符号32は原子炉格納容器側、符号33は原子炉建屋側をそれぞれ示し、符号34は格納容器隔離弁を示している。また、符号35は配管用の格納容器貫通部を示し、符号36はケーブル用の格納容器貫通部を示している。
特開平9−304584号公報
前述のように、それぞれ異なった安全区分に属する2個の自動減圧機能用電磁弁26(I)、26(II)のうちの1個の電磁弁が故障しても、自動減圧機能用電磁弁としての動作は可能である。しかし、近年では原子力プラントの稼働率を向上させるために、プラント運転中のメンテナンス(即ちオンラインメンテナンス)を実施する場合がある。この場合、現状の構成では、例えばオンラインメンテナンスで電源系の1つの安全区分を停止したときには、残った安全区分が1区分のみとなるため、1つの系または機器が作動不良に陥っても他の系または機器が作動して安全性を確保する単一故障の基準を満たせない恐れがある。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、安全区分毎のオンラインメンテナンスに対応可能となって、原子力プラントの稼働率を向上させることができる逃し安全弁の駆動システムを提供することにある。
本発明は、原子力プラントの主蒸気系に設けられた逃し安全弁を、事故または過渡状態が発生した際に、逃し安全弁駆動装置により駆動ガスを供給することで開動作して、原子炉の加圧を防護する逃し安全弁の駆動システムであって、前記逃し安全弁駆動装置は、3つの安全区分のそれぞれに属する自動減圧系作動信号のうち1以上の自動減圧系作動信号または逃し弁機能用作動信号により、駆動ガスを前記逃し安全弁に供給することでこの逃し安全弁を開動作させ、何れの自動減圧系作動信号及び逃し弁機能用作動信号も発生していない場合には、駆動ガスを前記逃し安全弁に供給させずこの逃し安全弁を閉動作状態とするように構成され、前記逃し安全弁駆動装置を構成する電磁弁は、駆動ガス供給系側ポートと逃し安全弁側ポートと原子炉格納容器側ポートとを備え、通常の非励磁時には、前記駆動ガス供給系側ポートを閉状態とし且つ前記逃し安全弁側ポート及び前記原子炉格納容器側ポートを開状態とし、1以上の自動減圧系作動信号または逃し弁機能用作動信号による励磁時には、前記原子炉格納容器側ポートを閉状態とし且つ前記駆動ガス供給系側ポート及び前記逃し安全弁側ポートを開状態とするよう構成され、前記逃し安全弁駆動装置は、前記電磁弁の通常の非励磁時にこの電磁弁からリークした駆動ガスを原子炉格納容器内に放出して、リークした駆動ガスによる前記逃し安全弁の誤作動を防止する誤作動防止配管を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、逃し安全弁駆動装置は、3つの安全区分のそれぞれに属する3つの自動減圧系作動信号のうち1以上の自動減圧系作動信号または逃し弁機能用作動信号によって逃し安全弁を開動作可能に構成されたので、安全区分毎のオンラインメンテナンス時にも冗長性が確保されて、単一故障の基準を満たすことができる。このため、安全区分毎のオンラインメンテナンスに対応可能となって、原子力プラントの稼働率を向上させることができる。
本発明に係る逃し安全弁の駆動システムにおける第1の実施の形態を示すシステム構成図。 図1の逃し安全弁駆動装置の非励磁状態を示す概略断面図。 図2の逃し安全弁駆動装置の励磁状態を示す概略断面図。 本発明に係る逃し安全弁の駆動システムにおける第2の実施の形態を示すシステム構成図。 図4の逃し安全弁の駆動システムにおける変形形態を示すシステム構成図。 本発明に係る逃し安全弁の駆動システムにおける第3の実施の形態を示すシステム構成図。 本発明に係る逃し安全弁の駆動システムにおける第4の実施の形態を示すシステム構成図。 本発明に係る逃し安全弁の駆動システムにおける第5の実施の形態を示すシステム構成図。 図8の逃し安全弁の駆動システムにおける変形形態を示すシステム構成図。 本発明に係る逃し安全弁の駆動システムにおける第6の実施の形態を示すシステム構成図。 図10の逃し安全弁の駆動システムにおける変形形態を示すシステム構成図。 図10の逃し安全弁の駆動システムにおける他の変形形態を示すシステム構成図。 従来の原子炉格納容器を示す構成図。 図1の圧力抑制プールを示す断面図。 図13の逃し安全弁を示す断面図。 従来の逃し安全弁の駆動システムを示すシステム構成図。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。但し、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。例えば、以下の各実施形態では沸騰水型原子力炉に適用する場合を述べるが、沸騰水型原子炉以外の原子力プラントについても同様に適用することができる。
〔A〕第1の実施の形態(図1〜図3)
図1は、本発明に係る逃し安全弁の駆動システムにおける第1の実施形態を示すシステム構成図である。この第1の実施の形態において、前述の背景技術と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
図1に示すように、本実施の形態における逃し安全弁の駆動システム40は、原子力発電プラントにおける主蒸気系の主蒸気配管3に設けられた逃し安全弁5を、事故または過渡状態が発生した際に、逃し安全弁駆動装置41により駆動ガス供給ライン28を経て駆動ガスを供給することで開動作して、原子炉の加圧を防護するシステムである。
逃し安全弁駆動装置41は、自動減圧系用駆動ガス供給系21及び逃し弁機能用駆動ガス供給系22と駆動ガス供給ライン28との間に設置されて、自動減圧系用駆動ガス供給系21または逃し弁機能用駆動ガス供給系22からの駆動ガスを上述のように駆動ガス供給ライン28を経て逃し安全弁5へ供給して、この逃し安全弁5を開動作させる。更に、この逃し安全弁駆動装置41は、3つの安全区分I、II、IIIのそれぞれに属する3個の自動減圧機能用三方電磁弁42(I)、42(II)、42(III)と、1個の逃し弁機能用三方電磁弁43とが直列接続されて構成される。尚、安全区分I、II、IIIは一例を示したもので、実設計上の安全区分の記号と相違する場合もある。
逃し弁機能用三方電磁弁43は、非励磁時には逃し弁機能用駆動ガス供給系22側ポートが閉状態にあり、原子炉格納容器1側ポート及び駆動ガス供給ライン28側ポートが開状態にある。また、逃し弁機能用三方電磁弁43は、励磁時には、原子炉格納容器1側ポートが閉状態になり、逃し弁機能用駆動ガス供給系22側ポート及び駆動ガス供給ライン28側ポートが開状態になる。この逃し弁機能用三方電磁弁43は、逃し弁機能用作動信号Bの入力により励磁されて、上述のように逃し弁機能用駆動ガス供給系22側ポートを開状態とする。
自動減圧機能用三方電磁弁42(I)、42(II)、42(III)は、非励磁時には、自動減圧系用駆動ガス供給系21側ポートが閉状態にあり、原子炉格納容器1側ポート及び駆動ガス供給ライン28側ポートが開状態にある。また、自動減圧機能用三方電磁弁42(I)、42(II)、42(III)は、励磁時には、原子炉格納容器1側ポートが閉状態になり、自動減圧系用駆動ガス供給系21側ポート及び駆動ガス供給ライン28側ポートが開状態になる。
自動減圧機能用三方電磁弁42(I)は、対応する安全区分Iに属する自動減圧系作動信号A(I)により励磁されて、上述のように自動減圧系用駆動ガス供給系21側ポートを開状態とする。また、自動減圧機能用三方電磁弁42(II)は、対応する安全区分IIに属する自動減圧系作動信号A(II)により励磁されて、上述のように自動減圧系用駆動ガス供給系21側ポートを開状態とする。更に、自動減圧機能用三方電磁弁42(III)は、対応する安全区分IIIに属する自動減圧系作動信号A(III)により励磁されて、上述のように自動減圧系用駆動ガス供給系21側ポートを開状態とする。
このように、各安全区分I、II、IIIに属する自動減圧機能用三方電磁弁42(I)、42(II)、42(III)は、物理的および電気的に独立した構成になっている。従って、例えば電源系のオンラインメンテナンスによって1つの安全区分が停止した場合、残りの2つの安全区分が作動状態にあることで冗長性が確保され、このとき残りの2つの安全区分に単一故障が生じた場合にも、逃し安全弁駆動装置41の機能が損なわれることがない。
具体的には、逃し安全弁駆動装置41は、3つの安全区分I、II、IIIのそれぞれに属する3つの自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)のうち1つの自動減圧系作動信号により、自動減圧機能用三方電磁弁42(I)、42(II)、42(III)はいずれかが励磁されて、それらの自動減圧系用駆動ガス供給系21側ポートが開状態になる。これにより、自動減圧系用駆動ガス供給系21からの駆動ガスが駆動ガス供給ライン28を経て逃し安全弁5へ供給されて、この逃し安全弁5が開動作する。また、逃し安全弁駆動装置41は、逃し弁機能用作動信号Bにより逃し弁機能用三方電磁弁43が励磁されて、その逃し弁機能用駆動ガス供給系22側ポートが開状態になり、逃し弁機能用駆動ガス供給系22からの駆動ガスを駆動ガス供給ライン28を経て逃し安全弁5へ供給して、この逃し安全弁5を開動作させる。
更に逃し安全弁駆動装置41は、いずれの自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)及び逃し弁機能用作動信号Bも発生していない場合には、自動減圧機能用三方電磁弁42(I)、42(II)、42(III)及び逃し弁機能用三方電磁弁43が非励磁状態に維持される。これにより、これらの三方電磁弁の自動減圧系用駆動ガス供給系21側ポート及び逃し弁機能用駆動ガス供給系22側ポートが閉状態に維持され、自動減圧系用駆動ガス供給系21及び逃し弁機能用駆動ガス供給系22からの駆動ガスが逃し安全弁5へ供給されず、この逃し安全弁5が閉動作状態に保持される。
また、逃し安全弁駆動装置41は、一端が原子炉格納容器1内に開放された誤作動防止配管44を備える。この誤作動防止配管44は、自動減圧系用三方電磁弁42(I)、42(II)、42(III)及び逃し弁機能用三方電磁弁43の全てが非励磁状態にあって、それらの自動減圧系用駆動ガス供給系21側ポート及び逃し弁機能用駆動ガス供給系22側ポートが閉状態にあるときに、これらの三方電磁弁からリークした駆動ガスを原子炉格納容器1内に放出して、リークした駆動ガスが駆動ガス供給ライン28内を加圧して、逃し安全弁5を誤作動(開動作)させないようにするものである。
ここで、本実施の形態の逃し安全弁駆動装置41は、図2及び図3に示すように、自動減圧機能用三方電磁弁42(I)、42(II)及び42(III)と逃し弁機能用三方電磁弁43とが組み込まれて一体に構成されている。
即ち、図2に示すように、自動減圧機能用三方電磁弁42(I)、42(II)、42(III)及び逃し弁機能用三方電磁弁43は通常、非励磁状態にある。このとき、自動減圧機能用三方電磁弁42(I)、42(II)、42(III)の各弁体45と逃し弁機能用三方電磁弁43の弁体46は、自動減圧系用駆動ガス供給系21側ポート、逃し弁機能用駆動ガス供給系22側ポートをそれぞれ閉状態としている。このため、自動減圧系用駆動ガス供給系21及び逃し弁機能用駆動ガス供給系22から駆動ガス供給ライン28へ駆動ガスが供給されず、逃し安全弁5は閉動作状態となっている。図2及び図3のドット表示された部分が、駆動ガスで満たされた範囲を示す。
万一、自動減圧機能用三方電磁弁42(I)、42(II)、42(III)の弁体45、または逃し弁機能用三方電磁弁43の弁体46から漏洩(リーク)があっても、誤作動防止配管44から駆動ガスが原子炉格納容器1内へ流出するため、駆動ガス供給ライン28が加圧されて逃し安全弁5が誤動作(開動作)することはない。
一方、自動減圧機能用三方電磁弁42(I)、42(II)、42(III)と逃し弁機能用三方電磁弁43のどれか1つが励磁されると、図3に示すように、励磁された自動減圧機能用三方電磁弁42(I)、42(II)、42(III)の弁体45、または逃し弁機能用三方電磁弁43の弁体46が移動して、自動減圧系用駆動ガス供給系21側ポート、または逃し弁機能用駆動ガス供給系22側ポートが開状態になる。このとき、誤作動防止配管44が閉鎖されるため、自動減圧系用駆動ガス供給系21または逃し弁機能用駆動ガス供給系22からの駆動ガスが駆動ガス供給ライン28へ供給されて、逃し安全弁5が開動作する。
図3は、自動減圧機能用三方電磁弁42(I)が励磁された状態を示しており、この場合、この自動減圧機能用三方電磁弁42(I)の弁体45が移動することにより、駆動ガス供給ライン28へ駆動ガスが供給されて、逃し安全弁5が開動作する。なお、自動減圧機能用三方電磁弁42(I)、42(II)、42(III)の動作と、逃し弁機能用三方電磁弁43の動作とは相互に阻害しあうことはない。
以上のように構成されたことから、本実施の形態によれば次の効果(1)を奏する。
(1)逃し安全弁の駆動システム40における逃し安全弁駆動装置41は、3つの安全区分I、II、IIIのそれぞれに属する3つの自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)のうち1以上の自動減圧系作動信号または逃し弁機能用作動信号Bによって逃し安全弁5を開動作可能に構成されている。このため、安全区分I、II、III毎のオンラインメンテナンス時にも冗長性が確保されて、単一故障の基準を満たすことができ、逃し安全弁の駆動システム40の信頼性を向上させることができる。このように逃し安全弁の駆動システム40が、安全区分I、II、III毎の例えば電源系のオンラインメンテナンスに対応可能になるので、原子力発電プラントの定期検査における原子炉停止期間を短縮でき、プラント稼働率を向上させることができる。
[B]第2の実施の形態(図4、図5)
図4は、本発明に係る逃し安全弁の駆動システムにおける第2の実施の形態を示すシステム構成図である。この第2の実施の形態において、背景技術および第1の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態における逃し安全弁の駆動システム50は、原子力発電プラントにおける主蒸気系の主蒸気配管3に設けられた逃し安全弁5を、事故または過渡状態が発生した際に、自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51により駆動ガス供給ライン28を経て駆動ガスを供給することで開動作させて、原子炉の加圧を保護するシステムである。
自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51は、自動減圧系用駆動ガス供給系21と駆動ガス供給ライン28との間に設置されて、自動減圧系用駆動ガス供給系21からの駆動ガスを上述のように駆動ガス供給ライン28を経て逃し安全弁5へ供給して、この逃し安全弁5を開動作させる。この自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51は、4つの安全区分I、II、III、IVのそれぞれに2個ずつ属する合計8個の自動減圧機能用電磁弁、即ち電磁弁52(I)、52(II)、52(III)、52(IV)を備えた回路からなる。
電磁弁52(I)は、この電磁弁に対応する安全区分Iに属する自動減圧系作動信号A(I)により開操作され、この自動減圧系作動信号A(I)が存在しない状態では閉操作される。また、電磁弁52(II)は、この電磁弁に対応する安全区分IIに属する自動減圧系作動信号A(II)により開操作され、この自動減圧系作動信号A(II)が存在しない状態では閉操作される。更に、電磁弁52(III)は、この電磁弁に対応する安全区分IIIに属する自動減圧系作動信号A(III)により開操作され、この自動減圧系作動信号A(III)が存在しない状態では閉操作される。また、電磁弁52(IV)は、この電磁弁に対応する安全区分IVに属する自動減圧系作動信号A(IV)により開操作され、この自動減圧系作動信号A(IV)が存在しない状態では閉操作される。
このように、各安全区分I、II、III、IVに属する電磁弁52(I)、52(II)、52(III)、52(IV)は物理的および電気的に独立して構成される。従って、例えば電源系のオンラインメンテナンスによって、1つの安全区分が停止した場合、残りの3つの安全区分が作動状態にあるので冗長性が確保され、このとき残り3つの安全区分の1つに単一故障が生じた場合にも、自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51の機能が損なわれることがない。
具体的には、自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51は、電磁弁52(I)、52(II)、52(III)及び52(IV)を2−out−of−4のロジックで操作する。つまり、自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51は、4つの安全区分I、II、III、IVのそれぞれに属する4つの自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)、A(IV)のうち2以上の自動減圧系作動信号により、直列接続された上流側及び下流側の電磁弁52(I)〜52(IV)が開操作されて、自動減圧系用駆動ガス供給系21からの駆動ガスを駆動ガス供給ライン28を経て逃し安全弁5へ供給させ、この逃し安全弁5を開動作させ、また、1以下の自動減圧系作動信号では、直列接続された上流側または下流側の電磁弁52(I)〜52(IV)が閉操作されて、自動減圧系用駆動ガス供給系21からの駆動ガスを逃し安全弁5へ供給させず、この逃し安全弁5を閉動作状態に保持する。
本実施の形態では、電磁弁52(I)、52(II)、52(III)、52(IV)は、領域αと領域βに1個ずつ設けられる。領域αでは、上流側の電磁弁52(I)と電磁弁52(III)とが並列接続され、これらの電磁弁52(I)と電磁弁52(III)のそれぞれに、下流側の電磁弁52(II)と電磁弁52(IV)が直列接続されている。また、領域βでは、上流側の電磁弁52(I)と電磁弁52(II)とが並列接続され、これらの電磁弁52(I)と電磁弁52(II)のそれぞれに、下流側の電磁弁52(III)と電磁弁52(IV)が直列接続されている。
例えば、自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51に自動減圧系作動信号A(I)及びA(III)が入力されたとき、領域βにおいて直列接続された電磁弁52(I)及び52(III)が開操作されて、自動減圧系用駆動ガス供給系21の駆動ガスが、自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51及び駆動ガス供給ライン28を経て逃し安全弁5へ供給され、この逃し安全弁5が開動作する。
図5は、図4の逃し安全弁の駆動システム50における変形形態を示すシステム構成図である。この変形形態の自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置53は、図4の自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51と同様に機能するが、4個の自動減圧機能用電磁弁、即ち電磁弁54(I+II)、54(III+IV)、54(I+IV)及び54(II+III)からなる。例えば、自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置53は、並列接続された上流側の電磁弁54(I+II)と電磁弁54(I+IV)のうち、電磁弁54(I+II)に下流側の電磁弁54(III+IV)が直列接続され、電磁弁54(I+IV)に下流側の電磁弁54(II+III)が直列接続されて構成されている。
これらの電磁弁54(I+II)、54(III+IV)、54(I+IV)、54(II+III)は、それぞれ、2つの安全区分から給電されるソレノイドを備え、いずれかの安全区分I〜IVに属する自動減圧系作動信号A(I)〜A(IV)が入力されれば励磁されて開操作される。例えば、電磁弁54(I+II)は、安全区分Iと安全区分IIから給電されるソレノイドを備え、自動減圧系作動信号A(I)またはA(II)により励磁されて開操作される。
以上のように構成されたことから、本実施の形態によれば、次の効果(2)及び(3)を奏する。
(2)逃し安全弁の駆動システム50における自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51、53は、4つの安全区分I、II、III、IVのそれぞれに属する4つの自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)、A(IV)のうち2以上の自動減圧系作動信号により、直列接続された上流側及び下流側の電磁弁(例えば電磁弁52(I)と52(III))が開操作されて逃し安全弁5を開動作可能に構成されている。このため、安全区分I、II、III、IV毎のオンラインメンテナンス時にも冗長性が確保されて、単一故障の基準を満たすことができ、逃し安全弁の駆動システム50における信頼性を向上させることができる。このように逃し安全弁の駆動システム50が、安全区分I、II、III、IV毎のオンラインメンテナンスに対応可能になるので、原子力発電プラントの定期検査における原子炉停止期間を短縮でき、プラント稼働率を向上させることができる。
(3)4つの安全区分I、II、III、IVのそれぞれに属する4つの自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)、A(IV)のうち1以下の自動減圧系作動信号では、直列接続された上流側または下流側の電磁弁が閉操作状態とされ、逃し安全弁5を閉動作状態に維持するよう構成されている。このため、自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)、A(IV)のいずれか1つが誤って発生した場合には逃し安全弁5が開動作せず、従って逃し安全弁5の誤作動を防止できる。
[C]第3の実施の形態(図6)
図6は、本発明に係る逃し安全弁の駆動システムにおける第3の実施の形態を示すシステム構成図である。この第3の実施の形態において、背景技術、第1及び第2の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態における逃し安全弁の駆動システム60が前記第2の実施の形態の逃し安全弁の駆動システム50と異なる点は、駆動ガス供給ライン28における自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51の下流側に、原子炉格納容器1内に開放する誤作動防止配管61が接続された点である。この誤作動防止配管61は、自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51を構成する電磁弁52(I)、52(II)、52(III)、52(IV)の閉操作時に、これらの電磁弁からリークした駆動ガスを原子炉格納容器1内へ放出することで、リークした駆動ガスによる駆動ガス供給ライン28の加圧を防止して、逃し安全弁5の誤作動による開動作を防止するものである。
つまり、自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51における電磁弁52(I)、52(II)、52(III)、52(IV)は通常時閉状態であるが、僅かな隙間から駆動ガスの微小な漏れ(リーク)が発生する可能性がある。この漏れによって駆動ガス供給ライン28が加圧されて逃し安全弁5が誤作動(開動作)しないように、常時開の誤作動防止配管61が、自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51の下流側で、且つ逃し安全弁5の上流側の駆動ガス供給ライン28に接続される。この誤作動防止配管61には、逃し安全弁5の作動中に誤作動防止配管61から駆動ガスがリークすることを抑制するために、必要に応じてオリフィス62が配設されて、駆動ガスの上述のリーク量が絞られる。
従って、本実施の形態によれば、前記第2の実施の形態の効果(2)及び(3)と同様な効果を奏するほか、次の効果(4)を奏する。
(4)駆動ガス供給ライン28における自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51の下流側に、原子炉格納容器1内に開放する誤作動防止配管61が配設されたので、自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51を構成する電磁弁52(I)、52(II)、52(III)、52(IV)から駆動ガスのリークがあったときに、このリークした駆動ガスによる逃し安全弁5の誤作動(開動作)を防止することができる。
[D]第4の実施の形態(図7)
図7は、本発明に係る逃し安全弁の駆動システムにおける第4の実施の形態を示すシステム構成図である。この第4の実施の形態において、背景技術、第1〜第3の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態における逃し安全弁の駆動システム70が前記第3の実施の形態の逃し安全弁の駆動システム60と異なる点は、誤作動防止配管61にオリフィス62に代えて、直列接続された電磁弁72(I+II)及び72(III+IV)を備えなる自動減圧機能用開動作保証装置71が配設された点である。
この自動減圧機能用開動作保証装置71は、1/4のロジックで誤作動防止配管61を閉鎖させる。つまり、自動減圧機能用開動作保証装置71の電磁弁72(I+II)は、4つの自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)、A(IV)のうち、自動減圧系作動信号A(I)とA(II)のいずれか1つの作動信号により閉操作されて、誤作動防止配管61を閉鎖し、また、電磁弁72(III+IV)は、自動減圧系作動信号A(III)とA(IV)のいずれか1つの作動信号により閉操作されて、誤作動防止配管61を閉鎖する。
自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51は、自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)、A(IV)のうちの2以上の自動減圧系作動信号により自動減圧系用駆動ガス供給系21からの駆動ガスを駆動ガス供給ライン28を経て逃し安全弁5へ供給するが、このとき自動減圧機能用開動作保証装置71の電磁弁72(I+II)または電磁弁72(III+IV)のいずれかが閉操作されて誤作動防止配管61を閉鎖する。これにより、駆動ガス供給ライン28を流れる駆動ガスが誤作動防止配管61を経て原子炉格納容器1内へ流出することが防止されるので、自動減圧系用駆動ガス供給系21のアキュムレータ23の容量を増大させることなく、逃し安全弁5の開動作が保証される。
以上のように構成されたので、本実施の形態によれば、前記第2及び第3の実施の形態の効果(2)〜(4)と同様な効果を奏するほか、次の効果(5)を奏する。
(5)駆動ガス供給ライン28に接続された誤作動防止配管61には、4つの自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)、A(IV)のいずれか1つの作動信号により誤作動防止配管61を閉鎖する自動減圧機能用開動作保証装置71が配設されている。このため、自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51の作動により自動減圧系用駆動ガス供給系21の駆動ガスを、自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51及び駆動ガス供給28を経て逃し安全弁5へ供給するときに、駆動ガス供給ライン28から誤作動防止配管61を経て駆動ガスが流出することを防止でき、この結果、逃し安全弁5の開動作を保証できる。
[E]第5の実施の形態(図8、図9)
図8は、本発明に係る逃し安全弁の駆動システムにおける第5の実施の形態を示すシステム構成図である。図9は、図8の逃し安全弁の駆動システムにおける変形形態を示すシステム構成図である。この第5の実施の形態において、背景技術及び第1〜第3の実施の形態と同様なについては、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態の逃し安全弁の駆動システム80が前記第3の実施の形態の逃し安全弁の駆動システム60と異なる点は、誤作動防止配管61にオリフィス62に代えて、2個ずつ合計8個の電磁弁82(I)、82(II)、82(III)、82(IV)を備えなる自動減圧機能用開動作保証装置81(図8)、または6個の電磁弁84(I)、84(II)、84(III)、84(IV)、84(I+IV)及び84(II+III)を備えなる自動減圧機能用開動作保証装置83(図9)が配設された点である。
これらの自動減圧機能用開動作保証装置81及び83は、2−out−of−4のロジックで作動、つまり、4つの自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)、A(IV)のうち1以上の自動減圧系作動信号では誤作動防止配管61を原子炉格納容器1内に開放状態に維持し、2以上の自動減圧系作動信号により誤作動防止配管61を閉鎖するのである。
図8に示す自動減圧機能用開動作保証装置81は、電磁弁82(I)と電磁弁82(II)が並列接続され、この電磁弁82(I)に直列接続された電磁弁82(IV)に、並列接続された電磁弁82(II)と電磁弁82(III)が直列接続され、更に、電磁弁82(II)に直列接続された電磁弁82(III)に、並列接続された電磁弁82(I)と電磁弁82(IV)が直列接続されて構成される。
ここで、電磁弁82(I)は、自動減圧系作動信号A(I)により閉操作され、この自動減圧系作動信号A(I)が存在しないときには開操作される。また、電磁弁82(II)は、自動減圧系作動信号A(II)により閉操作され、この自動減圧系作動信号A(II)が存在しないときには開操作される。更に、電磁弁82(III)は、自動減圧系作動信号A(III)により閉操作され、この自動減圧系作動信号A(III)が存在しないときには開操作される。また、電磁弁82(IV)は、自動減圧系作動信号A(IV)により閉操作され、この自動減圧系作動信号A(IV)が存在しないときには開操作される。
この自動減圧機能用開動作保証装置81は、例えば自動減圧系作動信号A(I)による電磁弁82(I)の閉操作のみでは、誤作動防止配管61を開放状態に維持する。また、自動減圧機能用開動作保証装置81は、例えば自動減圧系作動信号A(I)及びA(III)による電磁弁82(I)及び82(III)の閉操作によって誤作動防止配管61を閉鎖する。2以上の自動減圧系作動信号が発生したときには、自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51が自動減圧系用駆動ガス供給系21の駆動ガスを駆動ガス供給ライン28を経て逃し安全弁5へ供給するので、このとき誤作動防止配管61が閉鎖されることで、駆動ガスによる逃し安全弁5の開動作が保証される。
また、図9に示す自動減圧機能用開動作保証装置83は、電磁弁84(I+IV)と電磁弁84(II+III)が並列接続され、この電磁弁84(I+IV)に、並列接続された電磁弁84(II)と電磁弁84(III)が直列接続され、また、電磁弁84(II+III)に、並列接続された電磁弁84(I)と電磁弁84(IV)が直列接続されて構成される。
ここで、電磁弁84(I)、84(II)、84(III)、84(IV)は、それぞれ、自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)、A(IV)により閉操作され、自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)、A(IV)が存在しない場合に開操作される。また、電磁弁84(I+IV)は、自動減圧系作動信号A(I)またはA(IV)により閉操作され、自動減圧系作動信号A(I)及びA(IV)が存在しないときに開操作される。更に、電磁弁84(II+III)は、自動減圧系作動信号A(II)またはA(III)により閉操作され、これらの自動減圧系作動信号A(II)及びA(III)が存在しないときに開操作される。
この自動減圧機能用開動作保証装置83でも、例えば自動減圧系作動信号A(I)による電磁弁84(I)と電磁弁84(I+IV)の閉操作では、誤作動防止配管61は開放状態に維持される。また、自動減圧系作動信号A(I)及びA(III)により電磁弁84(I)、84(III)、84(I+IV)及び84(II+III)が閉操作されることで、誤作動防止配管61は閉鎖状態になり、自動減圧系用駆動ガス供給系21からの駆動ガスが、誤作動防止配管61から流出することなく逃し安全弁5へ供給されて、この逃し安全弁5の開動作が保証される。
以上のように構成されたことから、本実施の形態によれば、前記第2及び第3の実施の形態の効果(2)〜(4)と同様な効果を奏するほか、次の効果(6)〜(8)を奏する。
(6)駆動ガス供給ライン28に接続される誤作動防止配管61には、4つの自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)、A(IV)のうち1以下の自動減圧系作動信号では誤作動防止配管61を開放状態に維持し、2以上の自動減圧系作動信号により誤作動防止配管61を閉鎖する自動減圧機能用開動作保証装置81または83が配設されている。このため、自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51の作動により自動減圧系用駆動ガス供給系21の駆動ガスを自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51及び駆動ガス供給ライン28を経て逃し安全弁5へ供給するときに、駆動ガス供給ライン28から誤作動防止配管61を経て駆動ガスが流出することを防止でき、この結果逃し安全弁5の開動作を保証できる。
(7)自動減圧機能用開動作保証装置81または83は、自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)、A(IV)のうち1以下の自動減圧系作動信号では誤作動防止配管61を開放状態に維持することから、自動減圧系作動信号A(I)〜A(IV)が誤って発生した場合に誤作動防止配管61を閉鎖させることがないので、自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置51の機能と相俟って、自動減圧系作動信号A(I)〜A(IV)が誤発生したことによる逃し安全弁5の誤作動(開動作)を防止できる。
(8)自動減圧機能用開動作保証装置81または83は、自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)、A(IV)のうち2以上の自動減圧系作動信号により誤作動防止配管61を閉鎖するので、安全区分I、II、III、IV毎のオンラインメンテナンス時にも冗長性が確保されて、単一故障の基準を満たすことができる。従って、自動減圧機能用開動作保証装置81または83、ひいては逃し安全弁の駆動システム80の信頼性を向上させることができる。
[F]第6の実施の形態(図10〜図12)
図10は、本発明に係る逃し安全弁の駆動システムにおける第6の実施の形態を示すシステム構成図である。また、図11は、図10の逃し安全弁の駆動システムにおける変形形態を示すシステム構成図である。更に、図12は、図10の逃し安全弁の駆動システムにおける他の変形形態を示すシステム構成図である。この第6の実施の形態において、背景技術及び第1〜第5の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態の逃し安全弁の駆動システム90(図10)、91(図11)、92(図12)が前記第4及び第5の実施の形態と異なる点は、自動減圧機能用開動作保証装置81(図10)、83(図11)、71(図12)が配設された誤作動防止配管61に、駆動ガスを逃し安全弁5に供給してこの逃し安全弁5を開動作させるための逃し弁機能用駆動ガス供給系22が、逃し弁機能用三方電磁弁43を介して接続された点である。
図10、図11に示す逃し安全弁の駆動システム90、91では、逃し弁機能用三方電磁弁43は、誤作動防止配管61における自動減圧機能用開動作保証装置81、83の下流側に接続される。また、図12に示す逃し安全弁の駆動システム92では、逃し弁機能用三方電磁弁43は、誤作動防止配管61における自動減圧機能用開動作保証装置71の上流側に接続される。但し、逃し安全弁の駆動システム90、91において、逃し安全弁の駆動システム92と同様に、逃し弁機能用三方電磁弁43が誤作動防止配管61における自動減圧機能用開動作保証装置81、83の上流側に接続されてもよい。
これらの逃し安全弁の駆動システム90、91、92において、逃し弁機能用三方電磁弁43は、逃し弁機能用作動信号Bが発生していない非励磁状態では、逃し弁機能用駆動ガス供給系22側ポートが閉状態にあり、駆動ガス供給ライン28側ポート及び原子炉格納容器1側ポートが開状態になっている。従って、このとき逃し安全弁5は、駆動ガス供給ライン28、誤作動防止配管61、自動減圧機能用開動作保証装置81(83、71)を経て原子炉格納容器1内に開放されている。
また、逃し弁機能用三方電磁弁43は、逃し弁機能用作動信号Bが発生して励磁状態になると、原子炉格納容器1側ポートが閉状態になり、逃し弁機能用駆動ガス供給系22側ポート及び駆動ガス供給ライン28側ポートが開状態になる。このときには、自動減圧系作動信号A(I)、A(II)、A(III)及びA(IV)が発生していないので、自動減圧機能用開動作保証装置81、83及び71は誤作動防止配管61を開放状態としている。従って、この逃し弁機能用三方電磁弁43の励磁時には、逃し弁機能用駆動ガス供給系22内の駆動ガスが逃し弁機能用三方電磁弁43、自動減圧機能用開動作保証装置81(83、71)、誤作動防止配管61及び駆動ガス供給ライン28を経て逃し安全弁5へ供給されて、この逃し安全弁5が開動作される。
以上のように構成されたことから、本実施の形態によれば、前記第2〜第5の実施の形態の効果(2)〜(8)と同様な効果を奏するほか、次の効果(9)を奏する。
(9)自動減圧機能用開動作保証装置81、83または71が配設された誤作動防止配管61に、逃し弁機能用三方電磁弁43を介して逃し弁機能用駆動ガス供給系22が接続されたので、この逃し弁機能用駆動ガス供給系22により逃し安全弁5を開動作させる系統を誤作動防止配管61を利用して構成できる。この結果、逃し安全弁の駆動システム90、91、92のシステム構成を簡素化でき、低コスト化できる。
5 逃し安全弁
21 自動減圧系用駆動ガス供給系
22 逃し弁機能用駆動ガス供給系
28 駆動ガス供給ライン
40 逃し安全弁の駆動システム
41 逃し安全弁駆動装置
42(I)、42(II)、42(III) 自動減圧機能用三方電磁弁
43 逃し弁機能用三方電磁弁
44 誤作動防止配管
50 逃し安全弁の駆動システム
51 自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置
52(I)、52(II)、52(III)、52(IV) 電磁弁
53 自動減圧機能用逃し安全弁駆動装置
60 逃し安全弁の駆動システム
61 誤作動防止配管
70 逃し安全弁の駆動システム
71 自動減圧機能用開動作保証装置
72(I+II)、72(III+IV) 電磁弁
80 逃し安全弁の駆動システム
81、83 自動減圧機能用開動作保証装置
90、91、92 逃し安全弁の駆動システム
A(I)、A(II)、A(III)、A(IV) 自動減圧系作動信号
B 逃し弁機能用作動信号

Claims (2)

  1. 原子力プラントの主蒸気系に設けられた逃し安全弁を、事故または過渡状態が発生した際に、逃し安全弁駆動装置により駆動ガスを供給することで開動作して、原子炉の加圧を防護する逃し安全弁の駆動システムであって、
    前記逃し安全弁駆動装置は、3つの安全区分のそれぞれに属する自動減圧系作動信号のうち1以上の自動減圧系作動信号または逃し弁機能用作動信号により、駆動ガスを前記逃し安全弁に供給することでこの逃し安全弁を開動作させ、何れの自動減圧系作動信号及び逃し弁機能用作動信号も発生していない場合には、駆動ガスを前記逃し安全弁に供給させずこの逃し安全弁を閉動作状態とするように構成され
    前記逃し安全弁駆動装置を構成する電磁弁は、駆動ガス供給系側ポートと逃し安全弁側ポートと原子炉格納容器側ポートとを備え、通常の非励磁時には、前記駆動ガス供給系側ポートを閉状態とし且つ前記逃し安全弁側ポート及び前記原子炉格納容器側ポートを開状態とし、1以上の自動減圧系作動信号または逃し弁機能用作動信号による励磁時には、前記原子炉格納容器側ポートを閉状態とし且つ前記駆動ガス供給系側ポート及び前記逃し安全弁側ポートを開状態とするよう構成され、
    前記逃し安全弁駆動装置は、前記電磁弁の通常の非励磁時にこの電磁弁からリークした駆動ガスを原子炉格納容器内に放出して、リークした駆動ガスによる前記逃し安全弁の誤作動を防止する誤作動防止配管を備えたことを特徴とする逃し安全弁の駆動システム。
  2. 前記逃し安全弁駆動装置は、3つの安全区分のそれぞれに属する3個の自動減圧機能用三方電磁弁と、1個の逃し弁機能用三方電磁弁とを備え、
    前記各自動減圧機能用三方電磁弁が、それぞれに対応する安全区分に属する自動減圧系作動信号により励磁され、前記逃し弁機能用三方電磁弁が逃し弁機能用作動信号により励磁されてなり、
    1以上の自動減圧系作動信号または逃し弁機能用作動信号により、前記自動減圧機能用三方電磁弁または前記逃し弁機能用三方電磁弁が励磁され、駆動ガスを前記逃し安全弁に供給することでこの逃し安全弁を開動作させ、
    何れの自動減圧系作動信号及び逃し弁機能用作動信号も発生していない場合には、前記自動減圧機能用三方電磁弁及び前記逃し弁機能用三方電磁弁が励磁されず、駆動ガスを前記逃し安全弁に供給させないでこの逃し安全弁を閉動作状態とするよう構成されたことを特徴とする請求項1に記載の逃し安全弁の駆動システム。
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